以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[清掃管理システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る清掃管理システム1は、管理サーバー2と管理者端末3とリーダー端末4と作業員端末5とを含む。管理サーバー2、管理者端末3、リーダー端末4、及び作業員端末5は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。清掃管理システム1は、一又は複数の清掃対象を含む施設に導入される。前記施設は、商業ビル、オフィスビル、宿泊施設、ショッピングモール、公共施設などの種々の施設である。前記清掃対象は、前記施設内における清掃作業を要する所定の場所(清掃作業領域)である。本実施形態では、前記施設の一例として、ビルを挙げ、前記清掃対象の一例として、部屋、トイレを挙げる。前記清掃対象は、本発明の作業対象の一例である。
前記ビル内で清掃作業を行う作業員は、自身に割り当てられた一又は複数の清掃対象の清掃作業を行う。また、作業員は、清掃対象を清掃する際に、清掃対象に対して消耗品を補充する補充作業を行う。例えば、作業員は、トレイを清掃する際に必要に応じてトイレットペーパー、ゴミ袋、洗剤などを補充する。なお、本実施形態では、作業員が清掃作業を行う際に補充作業を行う場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されず、作業員が補充作業のみを行う場合にも適用可能である。すなわち、本発明の補充作業は、清掃作業に含まれなくてもよい。また、作業員は、清掃対象の清掃作業及び補充作業が完了すると、清掃対象に対する作業内容(作業実績)を作業員端末5に登録する。例えば、作業員は、清掃対象ごとに、清掃作業が完了すると不具合に関する情報、消耗品の補充数量などを作業員端末5に登録する。
複数の作業員を管理する役割を担うリーダー(清掃リーダー)は、各作業員に清掃対象を割り当てたり、各作業員に清掃に関する特別指示(詳細は後述する)を行ったり、各作業員の清掃作業の点検を行ったりする。リーダーは、複数人であってもよい。また、ビルの管理者は、清掃対象の清掃の要否、清掃対象に対する特別指示などを登録して、日ごとの清掃指示書を作成する。
管理サーバー2は、管理者、リーダー、作業員による各種端末における操作を受け付けてビルの清掃作業を管理する。また、管理サーバー2は、作業員の勤怠管理を行う。また、管理サーバー2は、清掃作業に関する各種情報を管理者、リーダー、作業員に提示する。管理サーバー2は、ビル内に設置されてもよいし、ビル外に設置されてもよい。
管理者は管理者端末3を操作し、リーダーはリーダー端末4を操作し、作業員は作業員端末5を操作する。例えば、管理者は、管理サーバー2から提供されて管理者端末3に表示される操作画面(操作ページ)において各種登録操作を行なって前記清掃指示書を作成する。リーダーは、管理サーバー2から提供されてリーダー端末4に表示される操作画面において、各作業員に清掃対象を割り当てる操作を行ったり、清掃に関する特別指示を登録したり、清掃作業の点検を行ったりする。作業員は、管理サーバー2から提供されて作業員端末5に表示される操作画面において、清掃対象、清掃順序、消耗品の必要補充数量、及び特別指示を確認したり、清掃作業の完了報告を行ったりする。各作業員は、個別に作業員端末5を所持しながら清掃作業を行う。
清掃管理システム1には、一又は複数の管理者端末3と、一又は複数のリーダー端末4と、一又は複数の作業員端末5とが含まれる。
本実施形態では、管理サーバー2単体が本発明に係る消耗品管理システムに相当するが、本発明に係る消耗品管理システムは、管理サーバー2、管理者端末3、リーダー端末4、及び作業員端末5のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、管理サーバー2、管理者端末3、リーダー端末4、及び作業員端末5の構成要素が協働して後述する清掃管理処理(図16参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る消耗品管理システムとして捉えることが可能である。例えば、管理サーバー2、リーダー端末4、及び作業員端末5が本発明に係る消耗品管理システムを構成してもよい。
[管理サーバー2]
図2に示されるように、管理サーバー2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーである。なお、管理サーバー2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、管理サーバー2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。管理サーバー2は、各種施設に対して清掃管理サービスを提供し、清掃管理サービスサイトを運営する。
通信I/F24は、管理サーバー2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理者端末3、リーダー端末4、作業員端末5などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、作業員情報D1、清掃対象情報D2、割当情報D3、補充履歴情報D4、在庫情報D5などのデータが記憶される。
作業員情報D1には、各作業員に関する情報が含まれる。図3は、作業員情報D1の一例を示す図である。図3に示すように、作業員情報D1には、作業員ごとに、「ID」、「作業員名」、「作業実績」、「作業能力レベル」などの情報が含まれる。前記IDは、作業員の識別情報であり、前記作業員名は、作業員の名前である。前記作業実績は、作業員が過去に清掃作業を行った部屋の数、清掃回数の合計数(実績数)などである。作業員情報D1に、パスワードが含まれてもよい。前記ID及び前記パスワードは、前記清掃管理サービスサイトへのログイン情報として利用される。
前記作業能力レベルは、作業員の清掃作業の能力のレベル(作業スキル)を示す情報である。なお、作業能力レベル「5」は作業能力が最も高く、作業能力レベル「1」は作業能力が最も低いことを表している。制御部21は、作業員が過去に担当した清掃対象の数(前記作業実績)、清掃作業のやり直し指示に応じて作業員が再度清掃作業を行った回数、作業員の経験値情報(経験年数など)などの情報に基づいて、当該作業員の作業能力レベルを算出する。例えば、制御部21は、前記作業能力レベルを5段階で評価して作業員情報D1に登録する。制御部21は、各作業員の清掃実績に応じて作業員情報D1を適宜更新する。
清掃対象情報D2には、清掃対象に関する情報が含まれる。図4は、清掃対象情報D2の一例を示す図である。図4に示すように、清掃対象情報D2には、清掃対象ごとに、「消耗品種別」などの情報が含まれる。前記清掃対象は、清掃場所であり、ここではビルB1内の部屋、トイレなどが登録される。前記消耗品種別は、清掃対象に補充される消耗品の種別を示す情報である。例えば、前記消耗品種別には、トイレットペーパー、ゴミ袋、洗剤、消毒液などが含まれる。
他の実施形態として、清掃対象情報D2に、清掃指示(特別指示)に関する情報が含まれてもよい。前記特別指示は、例えば、特定の清掃対象について、汚れが酷い場合、備品の搬入又は交換作業を伴う場合など、作業員に通知を要する情報である。例えば、ビルB1の管理者は、管理者端末3に表示される清掃指示ページ(不図示)において、清掃対象を選択して前記特別指示を入力する操作を行う。制御部21は、管理者端末3における入力操作に基づいて、清掃対象情報D2に前記特別指示を登録する。
他の実施形態として、清掃対象情報D2に、清掃対象を使用する予定に関する情報(使用予定情報)が含まれてもよい。例えば、特定の清掃対象(例えば会議室)について、会議予定(予約情報)が登録されている場合に、使用開始日時、使用終了日時などの情報が登録されてもよい。例えば、会議室の使用者は、自身の操作端末(不図示)において、予約情報を登録する操作を行う。制御部21は、前記操作端末における登録操作に基づいて、清掃対象情報D2に前記使用予定情報を登録する。
割当情報D3には、作業員ごと割り当てられた清掃対象の情報が含まれる。図5は、割当情報D3の一例を示す図である。図5に示すように、割当情報D3には、清掃対象ごとに、作業員及び清掃順序の情報が関連付けられて登録される。制御部21は、割当処理(詳細は後述する)を実行すると、清掃対象ごとに、作業員と清掃順序とを登録する。なお、一つの前記清掃対象に複数の作業員が登録されてもよい。制御部21は、前記割当処理とともに、清掃順序を決定する処理を実行する。
補充履歴情報D4には、消耗品の補充数量の実績情報が含まれる。図6は、補充履歴情報D4の一例を示す図である。図6に示すように、補充履歴情報D4には、清掃対象ごとに、過去の清掃作業において消耗品を補充した補充数量の情報が日付けに関連付けられて登録される。例えば、作業員は、作業員端末5に表示される作業ページ(図11参照)において、補充した消耗品の数量を入力する操作を行う。制御部21は、作業員端末5における入力操作に基づいて、補充履歴情報D4に前記補充数量を登録する。
なお、図6は、特定の消耗品(例えばトイレットペーパー)に対応する補充履歴情報D4を示している。記憶部22には、消耗品ごとに補充履歴情報D4が記憶される。
在庫情報D5には、消耗品の在庫数量の情報が含まれる。図7は、在庫情報D5の一例を示す図である。図7に示すように、在庫情報D5には、消耗品ごとに、在庫数量の情報が関連付けられて登録される。制御部21は、前記補充作業による補充数量の入力操作に基づいて前記在庫数量を更新する。
なお、他の実施形態として、作業員情報D1、清掃対象情報D2、割当情報D3、補充履歴情報D4、在庫情報D5の一部又は全部が、管理サーバー2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されてもよい。この場合、管理サーバー2の制御部21は、前記他のサーバーから前記情報を取得して、後述の清掃管理処理(図16参照)などの各処理を実行してもよい。
また、記憶部22には、管理者端末3などに表示される清掃指示ページ(不図示)、清掃日報ページP1(図13参照)、及び統計情報ページP2(図14参照)、リーダー端末4などに表示される清掃管理ページ(図8参照)、作業員端末5などに表示される清掃管理ページ(図9、図15参照)、作業一覧ページ(図10、図12参照)、及び作業ページ(図11参照)などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。なお、本実施形態において、管理サーバー2の制御部21は、前記各種のウェブページを生成してそのウェブページの情報を管理者端末3、リーダー端末4、及び作業員端末5に送信することにより、管理者端末3、リーダー端末4、及び作業員端末5のそれぞれに前記各種のウェブページを表示させることが可能である。また、他の実施形態として、管理サーバー2の制御部21は、管理者端末3、リーダー端末4、及び作業員端末5のそれぞれに前記各種のウェブページを表示するために必要なデータを送信することにより、管理者端末3の制御部31、リーダー端末4の制御部41、及び作業員端末5の制御部51のそれぞれに前記各種のウェブページの表示を実行させてもよい。
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の清掃管理処理(図16参照)を実行させるための清掃管理プログラム(本発明の消耗品管理プログラムの一例)などの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記清掃管理プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、管理サーバー2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバー2を制御する。
具体的には、制御部21は、図2に示すように、割当処理部211、受付処理部212、取得処理部213、管理処理部214、予測処理部215、提示処理部216などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記清掃管理プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記清掃管理プログラムは、複数のプロセッサーを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
割当処理部211は、作業員に対して当該作業員が担当する清掃対象を割り当てる割当処理を実行する。具体的には、割当処理部211は、清掃対象の清掃難易度と作業員の作業能力レベルとに基づいて割当処理を実行する。例えば、割当処理部211は、清掃難易度が高い清掃対象を作業能力レベルが高い作業員に優先的に割り当てる。
例えば、割当処理部211は、第1作業員の作業能力レベルが第2作業員の作業能力レベルよりも高く、かつ第1清掃対象の清掃難易度が第2清掃対象の清掃難易度よりも高い場合に、第1作業員に第1清掃対象を割り当て、第2作業員に第2清掃対象を割り当てる。これにより、清掃難易度が高い清掃対象について、作業時間を短縮することができ、また清掃不備などの問題なく清掃作業を完了させることができる。
また、割当処理部211は、清掃対象の清掃難易度と作業員の作業能力レベルとに応じた作業時間に基づいて前記割当処理を実行してもよい。例えば、清掃難易度が高い清掃対象を作業能力レベルが低い作業員が担当した場合、作業時間が長くなる。前記作業時間が所定時間以上となる場合には、割当処理部211は、より作業能力レベルが高い作業員に前記清掃対象を割り当てる。このように、一つの清掃対象の作業時間に対して上限時間を設定してもよい。
ここで、複数の作業員がそれぞれ複数の清掃対象を清掃作業する場合、各作業員が同じ又は近い時刻に清掃作業を完了することが望ましい。そこで、割当処理部211は、第1作業員が担当する一又は複数の清掃対象の全ての清掃作業に要する第1合計作業時間と、第2作業員が担当する一又は複数の清掃対象の全ての清掃作業に要する第2合計作業時間との差が所定時間以内になるように、第1作業員及び第2作業員に対する前記割当処理を実行してもよい。
また、制御部21は、清掃対象の清掃難易度を予め設定してもよい。具体的には、制御部21は、清掃対象の広さ、清掃対象のグレード、清掃対象に備え付ける備品の数、特別指示の数など、清掃対象の状況に対応する3段階の清掃難易度を予め設定する。また、制御部21は、作業員の過去の清掃回数、再清掃回数、経験値情報(経験年数など)など作業員の作業能力に対応する5段階の作業能力レベルを予め設定する。制御部21は、作業員ごとに作業能力レベルを算出して作業員情報D1(図3参照)に登録する。
また、制御部21は、複数の清掃対象の清掃順序を決定する。具体的には、制御部21は、複数の清掃対象の位置関係に基づいて清掃順序を決定する。例えば、制御部21は、移動距離が最短となる最短ルートに基づいて清掃順序を決定する。また例えば、制御部21は、複数の清掃対象のそれぞれの清掃難易度に基づいて複数の清掃対象の清掃順序を決定してもよい。また例えば、制御部21は、前記使用予定情報、清掃要否、清掃難易度、清掃範囲(広さなど)、種別(グレードなど)、備品の数、要求情報(特別指示など)の少なくともいずれかの情報に基づいて、複数の清掃対象の清掃順序を決定してもよい。
ところで、制御部21は、各種情報を管理者端末3、リーダー端末4、及び作業員端末5に提示する。例えば、制御部21は、管理者が清掃指示書を作成する場合に管理者端末3に清掃指示ページ(不図示)を表示させる。また例えば、制御部21は、清掃指示書が作成された場合にリーダー端末4に清掃管理ページ(図8参照)を表示させる。図8に示す清掃管理ページには、清掃対象の詳細情報を表示させる選択ボタンK1、作業員に清掃対象を割り当てる割当処理を実行する選択ボタンK2、登録された特別指示の情報を表示させる選択ボタンK3、清掃完了の報告内容を表示させる選択ボタンK4、忘れ物の登録情報を表示させる選択ボタンK5などが表示される。また、選択ボタンK1,K3,K4,K5には、それぞれに対応する件数(登録件数)が表示され、また当該件数が適宜更新される。
ここで、リーダーは、登録された18室の清掃対象を作業員に割り当てる割当処理を実行する場合に、リーダー端末4に表示された清掃管理ページ(図8参照)において選択ボタンK2を押下する。選択ボタンK2が押下されると、制御部21は、リーダー端末4に清掃割当ページ(不図示)を表示させる。リーダーが清掃割当ページにおいて割当操作を行うと、割当処理部211は前記割当処理を実行する。なお、リーダーは、清掃割当ページにおいて、手動により各作業員に清掃対象を割り当てたり、自動で割り当てられた清掃対象を手動で変更したりする操作を行うことが可能である。
また、制御部21は、前記割当処理が実行された場合に各作業員端末5に清掃管理ページを表示させる。図9は、作業員A1の作業員端末5に表示される清掃管理ページの一例を示している。図9に示す清掃管理ページには、作業員A1が担当する5室の清掃対象に関する情報が表示される。作業員A1が作業員端末5に表示された清掃管理ページの選択ボタンK51を押下すると、制御部21は、作業員端末5に作業一覧ページ(図10参照)を表示させる。図10に示す作業一覧ページには、作業員A1に割り当てられた5室の清掃対象の情報が表示される。
制御部21は、複数の清掃対象の清掃順序を作業員に通知する。例えば図10に示すように、制御部21は、作業員A1に割り当てた5室の情報を、決定した清掃順序に従って作業員端末5に表示させる。ここでは、制御部21は、1番目の1F-1の情報を作業一覧ページの最上位に表示させ、2番目以降の清掃対象の情報を下方に向かって順番に表示させる。
また、制御部21は、前記清掃順序を表す清掃ルートを作業員端末5に表示させてもよい。例えば図10に示す作業一覧ページにおいて作業員A1が「マップ」の文字を押下すると、制御部21は、地図ページ(不図示)を表示させ、地図上に前記清掃対象と前記清掃順序を表す清掃ルートとを表示させる。
また、制御部21は、複数の清掃対象の清掃順序と、各清掃対象の清掃を開始すべき開始予定時刻とを作業員端末5に表示させてもよい。例えば図10に示すように、制御部21は、清掃対象に対応する選択ボタンK52(アイコン)に清掃対象情報(部屋名など)と当該清掃対象の清掃開始時刻とを並べて表示させる。制御部21は、各清掃対象の清掃時間を清掃難易度、作業能力レベルなどに基づいて予測して前記清掃開始時刻を設定してもよい。
作業員A1は、清掃作業を開始する場合に作業一覧ページ(図10参照)において1番目の清掃対象の選択ボタンK52を選択する。制御部21は、選択された清掃対象の作業ページ(図11参照)を作業員端末5に表示させる。ここでは、制御部21は、1F-1の作業ページを作業員端末5に表示させる。作業員A1は作業ページにおいて清掃内容を確認して清掃作業を行う。
制御部21は、図11に示す作業ページにおいて、消耗品の補充数量を入力するための入力欄K53を表示させる。図11に示す例では、制御部21は、トイレットペーパーを入力する入力欄K53と、ゴミ袋を入力する入力欄K53とを表示させている。作業員A1は、1F-1を清掃する際にトイレットペーパーが不足していることを確認すると、トイレットペーパーを補充する。
受付処理部212は、作業対象に対して消耗品を補充する補充作業を行う作業員から前記消耗品の補充数量の入力操作を受け付ける。例えば、作業員A1は、1F-1を清掃してトイレットペーパーを補充すると、作業員端末5に表示された作業ページ(図11参照)の入力欄K53にトイレットペーパーの補充数量を入力する。また例えば、作業員A1は、1F-1を清掃してゴミ袋を補充すると、作業ページ(図11参照)の入力欄K53にゴミ袋の補充数量を入力する。なお、入力欄K53は、空欄に数字を入力可能な態様であってもよいし、予め表示された0~9の数字を選択可能な態様であってもよい。受付処理部212は、作業員端末5に対する作業員の前記入力操作を受け付ける。
作業員A1は1F-1の清掃作業及び補充作業を終えると、図11に示す作業ページにおいて「清掃完了」を押下する。作業員A1が「清掃完了」を押下すると、制御部21は、作業員端末5を介して清掃完了報告を受け付け、リーダー端末4に清掃完了報告を送信する。また、制御部21は、リーダー端末4に表示される清掃管理ページ(図8参照)の選択ボタンK1の表示欄を更新する。例えば、制御部21は、「未清掃」の数を「17室」に更新し、「インスぺ前」の数を「1室」に更新する。なお、「インスぺ前」は、作業員が清掃対象の清掃作業を完了後、リーダーが清掃対象を点検(インスペクション)する前の状態を示す略語である。なお、制御部21は、同様に、作業員A1の作業員端末5に表示される清掃管理ページ(図9参照)の「未清掃」の数を「4室」に更新し、「インスぺ前」の数を「1室」に更新する。
リーダーは、例えば1F-1の清掃完了報告を受け取ると、1F-1の点検(清掃チェック)を行う。点検により清掃作業の問題点(不備など)が見つからなかった場合には、リーダーは、リーダー端末4において清掃完了(「OK」)を入力する。制御部21は、リーダー端末4の清掃管理ページ(図8参照)及び作業員端末5の清掃管理ページ(図9参照)において、「インスぺ前」の数を「0室」に更新し、「清掃完了」の数を「1室」に更新する。
一方、清掃チェックにより清掃作業の問題点(不備など)が見つかった場合には、リーダーは、リーダー端末4において清掃作業のやり直し指示(再清掃指示)を入力する。前記再清掃指示には、問題点に関するコメントが含まれる。制御部21は、1F-1を担当する作業員A1の作業員端末5に再清掃指示を出力する。作業員A1は、前記再清掃指示を受け取ると1F-1の清掃をやり直して再び清掃完了報告を入力する。このようにして、リーダーは、リーダー端末4を利用して各作業員に清掃対象を割り当てて各作業員の清掃作業を管理し、各作業員は、作業員端末5を利用して、自身に割り当てられた清掃対象の清掃作業を行う。
また、1F-1の清掃が完了すると、制御部21は、図12の作業一覧ページに示すように、1F-1の情報を削除し、残りの4室の情報(選択ボタンK52)を繰り上げる。また、制御部21は、作業一覧ページにおいて清掃開始時刻を補正する。例えば1F-1の清掃が予想より5分早く完了した場合、制御部21は、作業一覧ページにおいて、各清掃開始時刻を5分早める。一方、例えば1F-1の清掃が予想より5分遅く完了した場合には、制御部21は、作業一覧ページにおいて、各清掃開始時刻を5分遅くする。作業員A1は、1F-1の清掃が完了すると、作業一覧ページ(図12参照)において2番目の清掃対象(1F-2)の選択ボタンK52を選択する。作業員A1は1F-2の作業ページにおいて清掃内容を確認して清掃作業及び補充作業を行う。
以上のように、制御部21は、作業員に対して複数の清掃対象を割り当て、割り当てた複数の清掃対象の清掃順序を決定し、決定した複数の清掃対象の清掃順序を作業員に通知する。作業員は、前記清掃順序に従って複数の清掃対象を順に清掃していく。この構成によれば、各作業員に適した複数の清掃対象が割り当てられ、また各作業員が複数の清掃対象を効率的に清掃作業することが可能になる清掃順序が決定される。よって、清掃対象の清掃作業の効率を向上させることが可能となる。
受付処理部212は、複数の作業対象のそれぞれについて、作業員から消耗品の補充作業が終了するごとに、前記消耗品の補充数量の入力操作を受け付ける。
受付処理部212が作業員から前記消耗品の補充数量の入力操作を受け付けると、取得処理部213は、前記入力操作に基づいて、前記作業対象に対する消耗品の補充数量を取得する。図11に示す例では、受付処理部212は、1F-1(清掃対象)に対するトイレットペーパーの補充数量「2」と、ゴミ袋の補充数量「1」とを取得する。このように、取得処理部213は、作業員A1が自身の作業員端末5(本発明の携帯端末の一例)に作業対象に対する消耗品の補充数量を入力した場合に、前記補充数量を取得する。なお、作業員端末5に搭載されたカメラ(不図示)により補充作業後の消耗品を撮影した場合に、制御部21が画像解析して補充数量を取得してもよい。
また、取得処理部213は、取得した前記補充数量の情報を補充履歴情報D4(図6参照)に登録する。例えば、作業員A1が2022年2月1日に1F-1を清掃してトイレットペーパーを2個補充した場合、取得処理部213は、1F-1の2022年2月1日に関連付けて「2」を登録する(図6参照)。取得処理部213は、各作業員の入力操作に応じて前記補充数量を取得するごとに、当該補充数量を補充履歴情報D4に登録する。
管理処理部214は、取得処理部213により取得される作業対象に対する消耗品の補充数量に基づいて、消耗品の在庫情報を管理する。具体的には、管理処理部214は、取得処理部213により取得される前記補充数量に基づいて、消耗品の在庫数量を更新する。例えば、管理処理部214は、在庫情報D5(図7参照)の在庫数量を、前記補充数量だけ減算した数量に更新する。
また、管理処理部214は、清掃内容を記録した報告書(清掃日報)を作成する。図13には、所定日(2022年2月1日)の清掃日報ページP1の一例を示している。清掃日報ページP1には、清掃対象ごとに、清掃状況、作業員、清掃時間、不具合報告、消耗品の補充数量などの情報が表示される。管理処理部214は、清掃日報ページP1において、取得処理部213により取得される作業対象に対する消耗品の補充数量を表示させる。この構成によれば、各作業員が作業員端末5において清掃内容(補充数量など)を入力することにより(図11参照)、清掃日報を自動的に作成することができる。
例えば、管理処理部214は、管理者端末3に清掃日報ページP1(図13参照)を表示させる。ビルB1の管理者は、清掃日報ページP1を参照して、清掃内容を把握することができる。また、管理者は、清掃日報ページP1を参照して、消耗品の補充数量を把握することができる。なお、管理者は、清掃日報ページP1において、出力種類(「日報」、「月報」、「年報」など)、対象年月日を変更することもできる。清掃日報ページP1は、リーダー端末4及び作業員端末5に表示可能であってもよい。
また、管理処理部214は、所定期間における消耗品の補充数量の変化を示す統計情報を出力する。図14には、前記統計情報を示す統計情報ページP2の一例を示している。統計情報ページP2には、日ごとの消耗品の補充数量の変化を示すグラフが表示される。管理処理部214は、補充履歴情報D4(図6参照)に基づいて日ごとの前記補充数量を算出して前記グラフを作成する。また、管理処理部214は、統計情報ページP2に、現在庫数量、必要発注数量、発注予定日などの情報を表示させる。
例えば、管理処理部214は、管理者端末3に統計情報ページP2を表示させる。ビルB1の管理者は、統計情報ページP2を参照して、消耗品の使用傾向などを把握することができる。また、管理者は、統計情報ページP2を参照して、消耗品の必要発注数量、発注予定日などを把握することができる。なお、管理者は、統計情報ページP2において、出力単位(「日」、「月」、「年」など)、消耗品の種別(「トイレットペーパー」、「ゴミ袋」、「洗剤」、「消毒液」など)を変更することもできる。統計情報ページP2は、リーダー端末4及び作業員端末5に表示可能であってもよい。
ところで、作業員は、清掃作業を開始する際に、所定数量の消耗品をワゴン、台車などに載せて清掃対象に向かう。この場合に、作業員が複数の清掃対象を順に清掃作業を行っている途中にワゴン内の消耗品が無くなってしまうことが考えられる。このような事態が生じると、作業員は例えば消耗品をストックしている倉庫に消耗品を取りに行かなければならなくなるため、清掃時間が長くなり清掃効率が低下してしまう。
そこで、本実施形態に係る管理サーバー2は上述の事態を回避する構成を備えてもよい。具体的には、予測処理部215は、作業対象に対して補充すべき消耗品の必要補充数量を予測する。例えば、予測処理部215は、所定期間における消耗品の補充数量の変化を示す統計情報(図14参照)に基づいて、作業対象に対する必要補充数量を予測する。すなわち、予測処理部215は、過去の清掃作業の実績に基づいて、対象日(清掃日当日)の消耗品の補充数量を予測する。例えば、予測処理部215は、補充履歴情報D4(図6参照)に基づいて、対象日の全ての清掃対象に補充すべき消耗品の補充数量の合計を予測する。例えば、作業員A1が1F-1~1F-5の5室の清掃を開始する際に、予測処理部215は、当該5室に対して過去に消耗品を補充した補充数量に基づいて、当該5室で必要になると予測される補充数量の合計を算出する。
他の実施形態として、予測処理部215は、日にち情報、時季情報、及び作業対象を含むエリアのイベント情報の少なくともいずれかに基づいて、作業対象に対する必要補充数量を予測してもよい。例えば、予測処理部215は、過去の所定月の同日の日にち(例えば、「過去の数年の同月の1日」、「過去の数量の同月の31日」など)のトイレットペーパーの補充数量の平均値を、当日の必要補充数量として予測する。また例えば、予測処理部215は、過去の同一時季(季節、シーズンなど)のトイレットペーパーの補充数量を、当日の必要補充数量として予測する。また例えば、予測処理部215は、ビルB1の周辺地域におけるイベント(コンサート、祭典、集会など)の来訪者数に基づいて必要補充数量を予測する。
予測処理部215は、日にち情報、時季情報、及び作業対象を含むエリアのイベント情報の少なくともいずれかに基づいて予測される来訪者数、混雑状況などに基づいて、前記必要補充数量を予測してもよい。また、予測処理部215は、清掃対象の場所(フロア(1階、低層階、高層階など)、出入口付近か否かなど)に基づいて清掃対象の使用頻度を算出し、使用頻度に基づいて前記必要補充数量を予測してもよい。
提示処理部216は、予測処理部215により予測される前記必要補充数量を作業員に提示する。また、提示処理部216は、作業員が消耗品の補充作業を開始する際に前記必要補充数量を提示する。例えば、提示処理部216は、作業員A1の作業員端末5に表示される清掃管理ページ(図15参照)に前記必要補充数量を表示させる。提示処理部216は、清掃管理ページにおいて、作業員A1が担当する5室全てにおいて必要と予測される消耗品の前記必要補充数量を示す消耗品準備リスト情報R1を表示させる。作業員A1は、清掃作業を開始する前に消耗品準備リスト情報R1を確認して、消耗品を前記必要補充数量分用意してワゴンに載せる。作業員A1は、準備が完了すると完了ボタンB51(図15参照)を押下して、清掃作業を開始する。
他の実施形態として、予測処理部215は、清掃対象ごとに前記必要補充数量を予測し、提示処理部216は、清掃対象ごとに前記必要補充数量を提示してもよい。
これにより、作業員が清掃途中に倉庫に消耗品を取りに行く事態を回避することができるため、清掃効率を向上させることができる。
[管理者端末3]
図2に示されるように、管理者端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。管理者端末3は、例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
通信I/F34は、管理者端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理サーバー2、リーダー端末4、作業員端末5などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って管理サーバー2などの外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、管理サーバー2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理者端末3を制御する。
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、管理サーバー2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を管理サーバー2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、管理者端末3は、制御部31によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバー2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、管理者端末3では、清掃管理システム1で提供される清掃管理サービスの清掃管理サービスサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部31が、管理サーバー2から前記清掃管理サービスサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部33に前記清掃管理サービスサイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、管理者端末3に管理サーバー2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、管理者端末3の利用者(管理者)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部33に前記清掃管理サービスサイトのウェブページが表示される。
例えば、ビルB1の管理者は、前記清掃管理サービスを利用する際に、管理者端末3に表示された前記清掃管理サービスサイトのログインページ(不図示)にログイン情報(ID、パスワード)を入力する。前記ログイン情報が認証されると、制御部31は、管理者端末3に管理者用の各種ウェブページ(例えば清掃指示ページ(不図示)、清掃日報ページP1(図13参照)、統計情報ページP2(図14参照)など)を表示させる。
[リーダー端末4]
図2に示されるように、リーダー端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、及び通信I/F44などを備える。リーダー端末4は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
通信I/F44は、リーダー端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理サーバー2、管理者端末3、作業員端末5などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部43は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部42は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部42には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って管理サーバー2などの外部装置との間で通信処理を制御部41に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、管理サーバー2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりリーダー端末4を制御する。
具体的に、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。ブラウザ処理部411は、管理サーバー2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部43に表示させ、操作表示部43に対する操作を管理サーバー2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、リーダー端末4は、制御部41によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバー2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、リーダー端末4では、清掃管理システム1で提供される清掃管理サービスの清掃管理サービスサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部41が、管理サーバー2から前記清掃管理サービスサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部43に前記清掃管理サービスサイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、リーダー端末4に管理サーバー2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、リーダー端末4の利用者(清掃リーダー)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部43に前記清掃管理サービスサイトのウェブページが表示される。
例えば、ビルB1の清掃を管理するリーダーは、前記清掃管理サービスを利用する際に、リーダー端末4に表示された前記清掃管理サービスサイトのログインページ(不図示)にログイン情報(ID、パスワード)を入力する。前記ログイン情報が認証されると、制御部41は、リーダー端末4にリーダー用の各種ウェブページ(例えば清掃管理ページ(図8参照)など)を表示させる。
[作業員端末5]
図2に示されるように、作業員端末5は、制御部51、記憶部52、操作表示部53、及び通信I/F54などを備える。作業員端末5は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。なお、作業員端末5は、リーダー端末4と同一の機能をさらに備えてもよいし、リーダー端末4と同一の情報処理装置であってもよい。作業員端末5は、本発明の携帯端末の一例である。
通信I/F54は、作業員端末5を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理サーバー2、管理者端末3、リーダー端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部53は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部52は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部52には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って管理サーバー2などの外部装置との間で通信処理を制御部51に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、管理サーバー2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部51は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部51は、前記ROM又は記憶部52に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより作業員端末5を制御する。
具体的に、制御部51は、記憶部52に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部511として機能する。ブラウザ処理部511は、管理サーバー2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部53に表示させ、操作表示部53に対する操作を管理サーバー2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、作業員端末5は、制御部51によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバー2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部51に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、作業員端末5では、清掃管理システム1で提供される清掃管理サービスの清掃管理サービスサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部51が、管理サーバー2から前記清掃管理サービスサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部53に前記清掃管理サービスサイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、作業員端末5に管理サーバー2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、作業員端末5の利用者(作業員)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部53に前記清掃管理サービスサイトのウェブページが表示される。
例えば、ビルB1の清掃を行う作業員は、前記清掃管理サービスを利用する際に、作業員端末5に表示された前記清掃管理サービスサイトのログインページ(不図示)にログイン情報(ID、パスワード)を入力する。前記ログイン情報が認証されると、制御部51は、作業員端末5に作業員用の各種ウェブページ(例えば清掃管理ページ(図9、図15参照)、作業一覧ページ(図10、図12参照)、作業ページ(図11参照)など)を表示させる。
[清掃管理処理]
以下、図16を参照しつつ、清掃管理システム1において実行される清掃管理処理について説明する。具体的に、本実施形態では、管理サーバー2の制御部21によって前記清掃管理処理が実行される。
なお、本発明は、前記清掃管理処理に含まれる一又は複数のステップを実行する清掃管理方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記清掃管理処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記清掃管理処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21が前記清掃管理処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、一又は複数のプロセッサーが当該清掃管理処理における各ステップを分散して実行する清掃管理方法も他の実施形態として考えられる。前記清掃管理方法は、本発明の消耗品管理方法の一例である。
先ず、ステップS1において、制御部21は、作業員からログイン操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、作業員A1は、自身に割り当てられた清掃対象の清掃作業を開始する際に、作業員端末5に表示された前記清掃管理サービスサイトのログインページにログイン情報(ID、パスワード)を入力する。制御部21は、作業員端末5において前記ログイン情報を入力する操作を受け付けた場合に、前記ログイン操作を受け付けたと判定する。制御部21は、前記ログイン操作を受け付けると(S1:Yes)、処理をステップS2に移行させる。制御部21は、前記ログイン操作を受け付けるまで待機する(S1:No)。
ステップS2において、制御部21は、作業員に関連付けられた清掃対象を取得する。例えば、制御部21は、前記ログイン情報に含まれるID(作業員ID)に基づいて、作業員A1に割り当てられた清掃対象(図5参照)を取得する。
次にステップS3において、制御部21は、作業対象に対して補充すべき消耗品の必要補充数量を予測する。例えば、制御部21は、作業員A1に割り当てられた複数の清掃対象1F-1~1F-5に対する必要補充数量を、統計情報(図14参照)に基づいて予測する。制御部21は、日にち情報、時季情報、及び作業対象を含むエリアのイベント情報の少なくともいずれかに基づいて、前記必要補充数量を予測してもよい。
また、制御部21は、予測した前記必要補充数量を作業員に提示する。例えば、制御部21は、作業員A1の作業員端末5に表示される清掃管理ページ(図15参照)に前記必要補充数量を表示させる。
次にステップS4において、制御部21は、作業者から準備完了操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、作業員A1は、清掃作業を開始する前に消耗品準備リスト情報R1(図15参照)を確認して、消耗品を用意してワゴンに載せる。作業員A1は、準備が完了すると完了ボタンB51(図15参照)を押下する。制御部21は、作業員端末5において完了ボタンB51を押下する操作を受け付けた場合に、前記準備完了操作を受け付けたと判定する。制御部21は、前記準備完了操作を受け付けると(S4:Yes)、作業員端末5に作業一覧ページ(図10参照)を表示させて、処理をステップS5に移行させる。制御部21は、前記準備完了操作を受け付けるまで待機する(S4:No)。なお、前記清掃管理処理において、ステップS3及びS4の処理が省略されてもよい。
ステップS5において、制御部21は、作業者から清掃開始操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、作業員A1は、作業員端末5に表示された作業一覧ページにおいて第1順位の清掃対象(ここでは1F-1)を選択する(図10参照)。制御部21は、作業員端末5において清掃対象に対応する選択ボタンK52(アイコン)を押下する操作を受け付けた場合に、前記清掃開始操作を受け付けたと判定する。制御部21は、前記清掃開始操作を受け付けると(S5:Yes)、作業ページ(図11参照)を作業員端末5に表示させて、処理をステップS6に移行させる。制御部21は、前記清掃開始操作を受け付けるまで待機する(S5:No)。
作業員A1は、1F-1の清掃作業を行い、作業内容を作業ページ(図11参照)に入力する。
ステップS6において、制御部21は、清掃対象に対応する消耗品の補充数量を取得したか否かを判定する。例えば、作業員A1は、清掃対象の1F-1において、清掃作業を行い、さらにトイレットペーパーを補充した場合に、補充数量を作業ページ(図11参照)に入力する。制御部21は、前記補充数量の入力操作を受け付けると前記補充数量を取得する。制御部21は、前記補充数量を取得すると(S6:Yes)、処理をステップS7に移行させる。一方、制御部21は、前記補充数量を取得しない場合、すなわち消耗品を補充する必要がない場合(S6:No)、処理をステップS8に移行させる。例えば、1F-1のトイレットペーパーが不足していない場合、作業員A1は、作業ページにおいて、入力欄K53に「0」を入力する、又は、補充不要のチェック欄(不図示)を選択する。
ステップS7において、制御部21は、前記補充数量を登録する。例えば、制御部21は、作業員A1が1F-1において補充したトイレットペーパーの補充数量の情報を、清掃日に関連付けて補充履歴情報D4(図6参照)に登録する。
ステップS8において、制御部21は、作業員から清掃完了操作を受け付けたか否かを判定する。例えば作業員A1は、1F-1において清掃作業を終えると、図11に示す作業ページにおいて「清掃完了」を押下する。作業員A1が「清掃完了」を押下すると、制御部21は前記清掃完了操作を受け付ける。制御部21は、清掃完了操作を受け付けると(S8:Yes)、処理をステップS9に移行させる。一方、制御部21は、前記清掃完了操作を受け付けない場合(S8:No)、処理をステップS6に移行させる。制御部21は、複数の消耗品に対応する前記補充数量の入力操作を受け付ける。
ステップS9において、制御部21は、清掃完了情報を清掃対象に関連付けて登録する。例えば、制御部21は、作業員A1から1F-1の清掃完了操作を受け付けると、清掃完了情報を1F-1に関連付けて登録する。
また、制御部21は、1F-1の清掃完了操作を受け付けると、リーダーに点検を依頼する。例えば制御部21は、リーダー端末4に表示される清掃管理ページ(図8参照)の選択ボタンK1の表示欄において、「未清掃」の数を「17室」に更新し、「インスぺ前」の数を「1室」に更新する。
次にステップS10において、制御部21は、全ての清掃対象について清掃が完了したか否かを判定する。例えば、制御部21は、作業員A1に割り当てられた5室の清掃対象(図5参照)について清掃作業が完了すると(S10:Yes)、処理をステップS11に移行させる。一方、作業員A1に割り当てられた5室の清掃対象について清掃作業が完了していない場合には(S10:No)、制御部21は、処理をステップS5に移行させる。ステップS5に移行すると、制御部21は、作業員A1による次の清掃対象の清掃作業の開始操作を受け付ける(図12参照)。
ステップS11において、制御部21は、清掃内容を記録した報告書(清掃日報)を作成する。また、制御部21は、管理者端末3に清掃日報ページP1(図13参照)を表示させる。また、制御部21は、管理者端末3に所定期間における消耗品の補充数量の変化を示す統計情報に対応する統計情報ページP2(図13参照)を表示させる。制御部21は、ステップS11の後、前記清掃管理処理を終了する。なお、制御部21は、管理者からの要求に応じて、清掃日報ページP1及び統計情報ページP2を管理者端末3に表示させてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る清掃管理システム1は、作業対象に対して消耗品を補充する補充作業を行う作業員から前記消耗品の補充数量の入力操作を受け付け、受け付けられる前記入力操作に基づいて、前記作業対象に対する消耗品の補充数量を取得し、取得される前記作業対象に対する消耗品の補充数量に基づいて、前記消耗品の在庫情報を管理する。
上記構成によれば、作業員が作業員端末5において清掃対象に対する消耗品の補充数量を入力することにより(図11参照)、当該清掃対象に対応する補充数量を管理することができる。また、複数の清掃対象のそれぞれについて、前記補充数量を管理することができる。また、清掃作業の作業日ごとに前記消耗品の補充数量を管理することができる。また、清掃対象に対応する補充数量を含む清掃日報(図13参照)を自動的に作成することができる。また、過去の清掃作業における消耗品の補充数量の統計情報を作成して提示することができる。
また、上記構成によれば、作業員の作業報告の入力漏れ、入力ミスを防ぐことができる。これにより、消耗品の在庫管理を適切に行うことができる。また、消耗品を適切なタイミングで発注することができる。
上述の実施形態では、前記施設の一例として、ビルを挙げたが、他の実施形態として、前記施設は宿泊施設であってもよい。前記施設が宿泊施設の場合、前記清掃対象には、例えば客室が含まれる。作業員は、自身に割り当てられた複数の客室について、決定された順に清掃作業を行う。また、作業員は、各客室において消耗品の補充作業を行う。前記消耗品には、トイレットペーパー、ゴミ袋、洗剤の他、アメニティグッズ(歯ブラシ、シャンプー、スリッパなど)が含まれてもよい。
本実施形態に係る清掃管理システム1において、管理者端末3がリーダー端末4の機能を備え、リーダー端末4が省略されてもよい。また、リーダー端末4が管理者端末3の機能を備え、管理者端末3が省略されてもよい。また、清掃管理システム1において、管理サーバー2が管理者端末3及びリーダー端末4の機能を備え、管理者端末3及びリーダー端末4が省略されてもよい。