JP7792425B2 - 二次電池用材料、活物質、電解液及び二次電池 - Google Patents

二次電池用材料、活物質、電解液及び二次電池

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Description

本発明は、二次電池用材料、該二次電池用材料を含む活物質、該活物質を含む電解液及び該電解液を含む二次電池に関する。
再生可能エネルギーによる設備容量の増加に伴い、系統電力安定化のために大型の二次電池(蓄電池)の導入が進められている。大型の二次電池として期待されるレドックスフロー電池の電解液には水系と非水系があるが、安全性及びコストの面で水系電解液が優れている。そのため、活物質には水への高い溶解度が求められ、且つ高いエネルギー密度を達成するために適切な酸化還元電位を有することが望まれる。
また、現在主流のレドックスフロー電池にはバナジウムが活物質として用いられている。しかしながら、バナジウムの使用には資源的制約があり、価格の変動が課題となっている(非特許文献1、2)。そのため、活物質には資源的に豊富な材料を用いることが望まれる。
Jan Winsberg al., Angew. Chem. Int. Ed. 2017, 56, 686-711 P. Leung et al., Journal of Power Sources 360 (2017) 243-283
本発明は、資源的制約が少なく、且つ、エネルギー密度とサイクル特性の向上を可能とする二次電池用材料、及び当該二次電池用材料を含む活物質、電解液並びに二次電池の提供を目的とする。
本実施形態に係る二次電池用材料は、分子内にフェニレンジアミン構造を有する有機化合物を少なくとも1つ含む。
本発明によれば、資源的制約が少なく、且つ、エネルギー密度とサイクル特性の向上を可能とする二次電池用材料、及び当該二次電池用材料を含む活物質、電解液並びに二次電池を実現できる。
実施例2で作製したレドックスフロー電池1が示す充放電曲線図である。 実施例3で作製したレドックスフロー電池2が示す充放電曲線図である。 実施例4で作製したレドックスフロー電池3が示す充放電曲線図である。 実施例5で作製したレドックスフロー電池4が示す充放電曲線図である。 実施例6で作製したレドックスフロー電池5が示す充放電曲線図である。 実施例7で作製したレドックスフロー電池6が示す充放電曲線図である。 実施例8で作製したレドックスフロー電池7が示す充放電曲線図である。 実施例9で作製したレドックスフロー電池8が示す充放電曲線図である。 実施例10で作製したレドックスフロー電池9が示す充放電曲線図である。 実施例11で作製したレドックスフロー電池10が示す充放電曲線図である。 実施例12で作製したレドックスフロー電池11が示す充放電曲線図である。 実施例13で作製したレドックスフロー電池12が示す充放電曲線図である。 実施例14で作製したレドックスフロー電池13が示す充放電曲線図である。 実施例15で作製したレドックスフロー電池14が示す充放電曲線図である。
以下、本発明について詳細に説明する。本明細書においては実施例等を含めて、特に断りの無い限り「部」及び「%」は、いずれも質量基準である。
<二次電池用材料>
本実施形態に係る二次電池用材料は、分子内にフェニレンジアミン構造を有する有機化合物を少なくとも1つ含む。ここで、フェニレンジアミン構造とは、RN-Ph-NR骨格を有するジアミン構造であり、フェニル(Ph)基に結合されている2つのアミノ基(RN-及びRN-)は、第1級アミノ基、第2級アミノ基、第3級アミノ基のいずれであってもよく、o位、m位、p位のいずれの配置関係であってもよく、RN-のR及びRは互いに結合して環を形成していてもよく、RN-のR及びRは互いに結合して環を形成していてもよい。また、RまたはRが、RまたはRと結合して環を形成してもよい。このような有機化合物を二次電池用材料、好ましくはレドックスフロー電池用電解液の活物質、特に水系電解液の活物質として使用することにより、レドックスフロー電池のエネルギー密度とサイクル特性を向上させることができる。
分子内にフェニレンジアミン構造を有する有機化合物は、下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物からなる群から選択されることが好ましく、式(1)で表される化合物であることがより好ましい。
ここで、二次電池用材料における「二次電池」とは、充電と放電を行うことにより繰り返し使用できる電池を指す。充電は外部電源から電池に電流を流し、電気エネルギーを化学エネルギーに変換し、放電は充電の時とは逆方向に電流を流し外部に電力を供給することができる。
上記式(1)で表される化合物中、R~R10は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、メルカプト基、シアノ基、ハロゲン基、アリール基、スルホン基、カルボキシル基、カルボニル基、スルホニル基又はヘテロアリール基で表される。
また、上記式(2)で表される化合物中、R11~R24は、それぞれ独立に、水素原子、スルホン基、アルキル基、アリール基又はカルボニル基を表す。
上記式(1)及び式(2)中、アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、t-ブチル基等が挙げられる。
上記式(1)中、アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、t-ブトキシ基等が挙げられる。
上記式(1)中、アミノ基としては、例えば、アミノ基(-NH)、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジエチルアミノ基等が挙げられる。
上記式(1)中、ハロゲン基としては、例えば、フッ素基、塩素基、臭素基、ヨウ素基等が挙げられる。
上記式(1)及び式(2)中、上記アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
上記式(1)及び式(2)中、カルボニル基としては、例えば、アセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基等が挙げられる。
上記式(1)中、スルホニル基としては、例えば、メタンスルホニル基、p-トルエンスルホニル基、o-ニトロベンゼンスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基等が挙げられる。
上記式(1)中、ヘテロアリール基としては、例えば、フリル基、チエニル基、ピロリル基、ピリジル基等、ヘテロ原子を環構成要素に含む複素環等が挙げられる。
上記式(1)で表される化合物及び式(2)で表される化合物が、ヒドロキシ基、スルホン基、カルボキシル基等の酸性基をそれぞれ有する場合、これらの酸性基はそれぞれ遊離酸であっても、塩を形成していてもよい。
上記酸性基が塩を形成する場合、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、テトラメチルアンモニウム塩等のアンモニウム塩等であってもよく、式(1)で表される化合物及び式(2)で表される化合物が、上記酸性基をそれぞれ複数有する場合、それらは、全て遊離酸、全て塩、一部が遊離酸で一部が塩であってもよい。また、上記酸性基において複数の塩が存在する場合、それらの塩は同じ種類の塩であってもよく、異なる種類の塩であってもよい。
上記式(1)で表される化合物中、R~Rのうち少なくとも1つがスルホン基又はその塩であることが好ましく、R~Rのうち少なくとも2つがスルホン基又はその塩であることがより好ましい。また、R~Rのうち、少なくとも1つがアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基、及びカルボキシル基からなる群から選択され、少なくとも1つがスルホン基又はその塩であることが好ましく、少なくとも1つがアルキル基、アルコキシ基及びハロゲン基からなる群から選択され、少なくとも2つがスルホン基又はその塩であることがより好ましく、少なくとも1つがメチル基、メトキシ基及び塩素基からなる群から選択され、少なくとも2つがスルホン基またはその塩であることがより好ましく、少なくとも1つがメチル基、2つがスルホン基またはその塩であることがより一層好ましく、少なくとも2つがアルキル基、少なくとも1つがスルホン基又はその塩であることがさらに好ましく、少なくとも2つがメチル基、少なくとも2つがスルホン基又はその塩であることが特に好ましい。R~Rにおいて、スルホン基が塩である場合、スルホン基はスルホン基のアンモニウム塩であることが好ましく、スルホン酸アンモニウム基(-SONH)であることが特に好ましい。また、R~Rのうち、Rがアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基又はカルボキシル基であることが好ましく、アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン基であることが好ましく、メチル基、メトキシ基又は塩素基であることがさらに好ましく、メチル基であることが特に好ましい。さらに、上記式(1)で表される化合物中、R及びR10のうち少なくとも1つは水素原子であることが好ましく、R及びR10のそれぞれが水素原子であることがより好ましい。R及びR10のうち一方が水素原子である場合、他方はアルキル基であることが好ましく、メチル基であることがより好ましい。R~R10のうち少なくとも1つがアルキル基、R~Rのうち少なくとも1つがスルホン基又はその塩であることが好ましく、R~R10のうち少なくとも1つがメチル基で、R~Rのうち少なくとも2つがスルホン基又はその塩であることがより好ましい。
上記式(1)で表される化合物として、R~R10の好ましい組み合わせとしては、R~Rのいずれか2つがスルホン基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rがメチル基であり、R及びR~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rがメトキシ基であり、R及びR~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;R~Rのいずれか2つがメチル基、いずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;R及びRがそれぞれメチル基であり、R~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rが塩素原子であり、R及びR~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rがカルボキシル基であり、R及びR~Rのいずれか1つがスルホ基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;およびR~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10の一方がメチル基で他方が水素原子である組み合わせ等が挙げられる。これらの中でも、R~Rのいずれか2つがスルホン基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rがメチル基であり、R及びR~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rがメトキシ基であり、R及びR~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;R~Rのいずれか2つがメチル基、いずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;R及びRがそれぞれメチル基であり、R~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rが塩素原子であり、R及びR~Rのいずれか2つがスルホン酸アンモニウム基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ;Rがカルボキシル基であり、R及びR~Rのいずれか1つがスルホ基、他が水素原子であり、R及びR10がそれぞれ水素原子である組み合わせ等であることがより好ましい。
上記式(1)で表される化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組合せて用いてもよい。2種以上を組合せて用いる場合は任意の割合で併用することができる。
上記式(2)で表される化合物中、R17~R24のうち少なくとも1つがスルホン基又はその塩であることが好ましい。R17~R24において、スルホン基が塩である場合、スルホン基はスルホン基のアンモニウム塩であることが好ましく、スルホン酸アンモニウム塩(-SONH)であることが特に好ましい。また、R11~R15はいずれも水素原子であることが好ましい。
上記式(2)で表される化合物としては、式(2)におけるR17~R24のうち少なくとも1つがスルホン基又はその塩であり、それ以外が全て水素原子であり、且つR11~R15はいずれも水素原子である化合物が好ましく、R20がスルホン基であることがより好ましい。
上記式(2)で表される化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組合せて用いてもよい。2種以上を組合せて用いる場合は任意の割合で併用することができる。
有機化合物が上記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物からなる群から選択される場合、このような有機化合物を、いずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を組合せて用いてもよい。また、上記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物から2種以上を組合せて用いる場合は任意の割合で併用することができる。
上記式(1)で表される化合物及び式(2)で表される化合物は、互変異性体、立体異性体、光学異性体等の異性体である場合があり、各々任意の異性体であってもよく、或いは、異なる異性体の混合物であってもよい。
上記式(1)で表される化合物及び式(2)で表される化合物の水への溶解度は、0.1mol/L以上5mol/L以下の範囲であることが好ましく、その下限値は0.2mol/Lであることがより好ましく、その上限値は3mol/Lであることがより好ましい。上記溶解度は、上記式(1)で表される化合物又は式(2)で表される化合物を含む水に、酸又はアルカリを添加してサンプル水溶液を調整し、上記式(1)で表される化合物又は式(2)で表される化合物が最大量溶解した場合の値(mol/L)を表す。具体的には、調整したサンプル水溶液の吸光度を測定し、最大吸収波長の吸光度について作成した検量線から算出して得られた値を溶解度として表す。
<活物質>
本実施形態に係る活物質は、上述の有機化合物を少なくとも1つ含む。このような活物質を電解液、好ましくはレドックスフロー電池用電解液、より好ましくはレドックスフロー電池用水系電解液に含ませることにより、レドックスフロー電池のエネルギー密度とサイクル特性を向上させることができる。活物質として、上述の二次電池用材料のうち、いずれか1つが含まれていてもよく、2種以上が含まれていてもよい。
活物質は酸化還元活物質であることが好ましく、酸化還元活物質としてレドックスフロー電池用電解液に含まれることがより好ましい。また、活物質は正極用電解液及び負極用電解液活物質の両方に含まれていてもよく、いずれか一方に含まれていてもよい。
<電解液>
本実施形態に係る電解液は、上述の活物質を含んでいる。本実施形態に係る活物質は、レドックスフロー電池のエネルギー密度とサイクル特性の向上を可能とするため、レドックスフロー電池用電解液であることが好ましい。電解液中、上述の活物質は、1種単独で含まれていてもよく、2種以上が含まれていてもよい。2種以上の活物質を組合せて用いる場合は、これらは任意の割合で配合することができる。電解液中に含まれる活物質の濃度は、0.1mol/L以上5mol/L以下の範囲であることが好ましく、その下限値は0.2mol/Lであることがより好ましく、その上限値は3mol/Lであることがより好ましい。
電解液は水を含む水系電解液であってもよい。電解液が水を含む場合、水は、例えばイオン交換水、ミリポア水等を用いることが可能であり、ミリポア水であることが好ましい。
電解液中における水の含有量は任意で設定可能であるが、1質量%以上99質量%以下であることが好ましく、5質量%以上90質量%以下であることがさらに好ましく、10質量%以上80質量%以下であることが特に好ましい。
電解液は、さらに消泡剤を含んでいてもよい。消泡剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等、或いは各種市販の消泡剤が挙げられる。これらの中でも、消泡剤はアルコール類であることが好ましく、エタノールであることがより好ましい。電解液中の消泡剤の含有量は特に限定されるものではないが、電解液中に含まれる水の量に対し、0.1質量%以上10質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上8質量%以下であることがより好ましい。
電解液は、さらにpH緩衝剤を含んでいてもよい。pH緩衝剤は、2以上13以下のpKaを有する有機酸塩又は無機酸塩であることが好ましい。このようなpH緩衝剤として、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸アンモニウム、ギ酸リチウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸アンモニウム、リン酸三リチウム、リン酸二水素リチウム、リン酸三ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸三アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、酢酸、リン酸、ギ酸、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、アスパラギン、グルタミン、アルギニン、リシン等が挙げられる。これらの中でも、pH緩衝剤は、塩化アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、ギ酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、グリシンであることが好ましく、酢酸アンモニウムであることが特に好ましい。これらpH緩衝剤は、1種単独で用いてもよく、あるいは、2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上を組み合わせる場合は、これらは任意の割合で配合することができる。
電解液は、任意の電解質をさらに含んでいてもよい。電解質としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸リチウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸、塩酸等が挙げられ、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウムであることが好ましい。
電解液の調整方法としては、例えば、水等を含む溶液に酸化又は還元状態にある活物質を溶解させる方法や、活物質が溶解した溶液を電解で価数を調整する方法等が挙げられる。
<二次電池>
本実施形態に係る二次電池は、上述の電解液を含んでおり、レドックスフロー電池であることが好ましい。二次電池は、正極用電解液、負極用電解液、正極、負極及び隔膜を含むことが好ましく、正極用電解液と負極用電解液とが同じ電解液であってもよく、異なる電解液であってもよい。正極用電解液と負極用電解液とが同じ電解液である場合、両方の電解液が上述の電解液であることが好ましく、正極用電解液と負極用電解液とが異なる電解液である場合、正極用電解液と負極用電解液において、活物質が異なる上述の電解液がそれぞれ含まれていてもよく、上述の電解液が一方の電解液であり、上述の電解液とは異なる他の電解液が他方の電解液であってもよい。後者の場合、本実施形態に係る電解液が正極用電解液であることが好ましい。
負極用電解液が上述の電解液、すなわち上述の有機化合物を活物質として含む電解液とは異なる他の電解液である場合、このような負極用電解液は、負極として機能する活物質が溶解した電解液であれば特に限定されるものではないが、活物質として、例えば、アントラキノン骨格を有する化合物、ナフトキノン骨格を有する化合物、ベンゾキノン骨格を有する化合物、フェナジン骨格を有する化合物、ビオロゲン骨格を有する化合物、バナジウム、クロム、亜鉛等を含むことが可能であり、アントラキノン骨格を有する化合物、フェナジン骨格を有する化合物、又は亜鉛を含むことが好ましく、亜鉛を含むことが特に好ましい。ここで、「亜鉛」とは、負極電解液に溶解した2価の亜鉛イオンを示す。負極用電解液の活物質である亜鉛イオンは充電の際に2価から0価に還元され、放電の際に0価から2価に酸化される。負極電解液中に「亜鉛イオン」として存在する具体的な化合物としては、例えば、硫酸亜鉛、酢酸亜鉛、ギ酸亜鉛、塩化亜鉛、臭化亜鉛、水酸化亜鉛等の亜鉛化合物が挙げられ、酢酸亜鉛、水酸化亜鉛、又は塩化亜鉛が好ましい。負極用電解液中に含まれる亜鉛化合物の含有量は、亜鉛イオンのモル濃度換算として、0.1M以上5.0M以下の範囲であることが好ましく、0.4M以上3.0M以下の範囲であることがより好ましい。
また、このような負極用電解液は、上述した活物質以外に、水、消泡剤、pH緩衝剤、電解質等が任意に含まれていてもよい。このような水、消泡剤、pH緩衝剤及び電解質としては、本実施形態に係る電解液で述べた水、消泡剤、pH緩衝剤及び電解質と同様の物質が含まれていてもよい。
正極用電解液が活物質として上述の有機化合物を含み、負極用電解液が活物質として上述の亜鉛イオンを含む場合、有機化合物の酸化還元電位と亜鉛イオンの酸化還元電位の差は特に限定されるものではないが、0.8V以上、2.1V以下であることが好ましく、1.0V以上2.1V以下であることがより好ましい。
正極及び負極は、いずれも電極として機能するものであれば任意に選択して用いることができるが、例えば、カーボンフェルト、カーボンペーパー、カーボンクロスであることが好ましく、カーボンフェルトであることがより好ましい。また、負極用電解液が亜鉛を含む場合、負極にさらに亜鉛板を使用してもよい。
隔膜は、電極間の隔膜として機能するものであれば任意に選択して用いることができるが、例えば、イオン交換膜、多孔質膜等であることが好ましく、イオン交換膜であることがより好ましい。イオン交換膜として、例えば、Nafion(登録商標)等が挙げられる。
二次電池は、必要に応じて、集電板、容器、シール剤、ねじ、双極板等をさらに含んでいてもよい。
本発明の二次電池用材料は、有機化合物として合成可能であるため資源的制約が少なく、また、二次電池、特にレドックスフロー電池における電解液の活物質として使用される場合、二次電池のエネルギー密度が高く、サイクル特性も良好である。特に、水系電解液を用いたレドックスフロー電池として高いエネルギー密度を得ることを可能とするため、有機溶剤等を用いた電解液と比較し、安全性が高く、レドックスフロー電池の作製時や電解液交換時等における取り扱い性やメンテナンス性に優れる。また、本発明の二次電池用材料は、水への溶解性に優れるため、水系電解液中における高濃度化も可能であり、高いエネルギー密度を得ることが可能となる。
以上の実施形態に基づき、本発明は以下の[1]~[17]に関するものである。
[1]
分子内にフェニレンジアミン構造を有する有機化合物を少なくとも1つ含むことを特徴とする二次電池用材料。
[2]
前記有機化合物が、下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物からなる群から選択される上記[1]に記載の二次電池用材料。
(式(1)中、R~R10は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、メルカプト基、シアノ基、ハロゲン基、アリール基、スルホン基、カルボキシル基、カルボニル基、スルホニル基又はヘテロアリール基で表し、式(2)中、R11~R24は、それぞれ独立に、水素原子、スルホン基、アルキル基、アリール基又はカルボニル基を表す。)
[3]
上記式(1)中、R~Rのうち少なくとも1つがスルホン基又はその塩である上記[1]又は[2]に記載の二次電池用材料。
[4]
上記式(1)中、R~Rのうち少なくとも2つがスルホン基又はその塩である、上記[3]に記載の二次電池用材料。
[5]
上記[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の二次電池用材料を少なくとも1つ含む活物質。
[6]
前記活物質が酸化還元活物質である、上記[5]に記載の活物質。
[7]
上記[5]又は[6]に記載の活物質を含む電解液。
[8]
上記電解液が、レドックスフロー電池用電解液である、上記[7]に記載の電解液。
[9]
さらにpH緩衝剤を含む、上記[7]又は[8]に記載の電解液。
[10]
前記pH緩衝剤が、2以上13以下のpKaを有する有機酸塩又は無機酸塩である、上記[9]に記載の電解液。
[11]
上記[7]乃至[10]のいずれか1つに記載の電解液を備える二次電池。
[12]
前記二次電池がレドックスフロー電池である、上記[11]に記載の二次電池。
[13]
前記電解液が正極用電解液である、上記[11]又は[12]に記載の二次電池。
[14]
さらに、負極用電解液、正極、負極及び隔膜を含む、上記[13]に記載の二次電池。
[15]
前記負極用電解液が亜鉛イオンを含む、上記[14]に記載の二次電池。
[16]
前記有機化合物の酸化還元電位と前記亜鉛イオンの酸化還元電位との差が、0.8V以上、2.1V以下である、上記[15]に記載の二次電池。
[17]
前記隔膜がイオン交換膜である、上記[14]乃至[16]のいずれか1つに記載の二次電池。
以下、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。また、特に言及がない限り、室温とは20℃±5℃の範囲内であるとする。
[合成例1]
2,3-ジクロロキノキサリン25.2部とo-フェニレンジアミン13.7部をN,Nジメチルホルムアミド(DMF)500部に溶解し120℃まで加熱した。120℃を維持して3時間攪拌後、室温まで放冷し、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(I)で表される化合物を含むウェットケーキ50部を得た。このウェットケーキにアセトン200部を加え30分攪拌し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキをさらに80℃で1日乾燥させることにより、下記式(I)で表される化合物23.4部を得た。
[合成例2]
上記合成例1で得られた化合物(I)2.5部を10℃以下まで冷却した15%発煙硫酸30部に30分かけて加え、投入終了後15℃以下で5時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷水100部中に滴下し、20℃以下で30分攪拌した後、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(II)で表される化合物を含むウェットケーキ10部を得た。このウェットケーキにイソプロパノール100部を加え30分攪拌し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキをさらに80℃で1日乾燥させることにより、下記式(II)で表される化合物が含まれるスルホン化混合物3.8部を得た。
[実施例1]
上記合成例2において得られた式(II)で表される化合物の水に対する溶解度を吸光度から算出した。吸光度の測定には紫外可視分光光度計(「UV-1700」、島津製作所社製)を使用した。濃度既知のサンプル溶液を標準緩衝液(富士フイルム和光純薬社製、中性リン酸塩pH標準液、pH6.86(25℃))を用いて調整し、上記の紫外可視分光光度計で波長領域300nm~550nmとして最大吸収波長の吸光度を測定した。得られた吸光度と濃度から検量線を作成した。続いて、電解質(6Nアンモニア水)が含まれる水溶液を用いてサンプルの飽和溶液を調整し、上記の標準緩衝液を用いて希釈した。最大吸収波長の吸光度を測定し、検量線から溶解度(%)を算出した。また、溶液の密度を1.0g/cmと仮定して、溶解度(mol/L)を算出した。その結果を表1に示す。
[合成例3]
1,2-フェニレンジアミン17.6部と、2,5-ジヒドロキシ-1,4-ベンゾキノン25部を水3000部中で攪拌しながら5時間30分加熱還流させた後、室温まで冷却してさらに一晩攪拌した。得られた懸濁液からろ過分離によって黒色のウェットケーキを得て、水で洗浄した。このウェットケーキを80℃で減圧乾燥させることにより下記式(III)で表される化合物0.163モルが含まれるウェットケーキ103.2部を得た。
[合成例4]
上記合成例3で得られた化合物(III)が0.0808モル含まれるウェットケーキ51.2部と、1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ-7-エン36.6部をジメチルホルムアミド410部に溶解させ、1,3-プロパンスルトン30.2部を加えてから120℃まで昇温して3時間攪拌した。その後室温まで冷却し、過剰量の28%アンモニア水を加えて30分間攪拌した。得られた反応液をアセトン3.0Lに注ぎ込み、析出した固体をろ過分離することでウェットケーキを得た。これを水70部に溶解させてから25%水酸化ナトリウム水溶液10部を加えた後、エタノール1.5Lに注ぎ入れ、析出した固体をろ過分離して赤色のウェットケーキを得た。このウェットケーキを80℃で減圧乾燥させることにより、下記式(IV)で表される化合物34.8部を得た。
[実施例2]
上記式(II)で表される化合物を濃度が0.1mol/Lになるように、リン酸二水素アンモニウム(富士フイルム和光純薬社製(特級))水溶液(1.0mol/L)に溶解し、pHが8.5になるようにアンモニア水を添加し、正極用電解液1を作製した。一方、上記式(IV)で表される化合物を濃度が0.1(mol/L)になるように、リン酸二水素アンモニウム(富士フイルム和光純薬社製(特級))水溶液(1.0mol/L)に溶解し、pHが8.5になるようにアンモニア水を添加し、負極用電解液1を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた50mm×10mmの穴に上記のカーボンフェルトを入れ、集電板/正極/隔膜/負極/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液1及び負極用電解液1をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池1を作製した。
ガス循環精製装置(UNICO社製、「MF-100」)を備えたグローブボックス(UNICO社製、「UL-1300A」)の中に、上記レドックスフロー電池1を入れ、酸素濃度が1ppm以下の条件で電気化学測定を実施した。
レドックスフロー電池1の正極用電解液1及び負極用電解液1を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液1及び負極用電解液1の液量はそれぞれ6ml、7mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.3V、下限電圧0.4Vとして充放電試験を行った。図1にレドックスフロー電池1の10サイクルまでの充放電曲線を示す。表2に示されるように、10サイクル目のクーロン効率は100%、電圧効率は83%、エネルギー密度は0.98Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。また、表5に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は0.65V、エネルギー密度は1.00Wh/Lであった。
表2及び図1に示されるように、実施例2で作製したレドックスフロー電池1は、高いエネルギー密度と良好なサイクル特性を有していることがわかる。
[実施例3]
上記式(II)で表される化合物を濃度が0.1mol/Lになるように、酢酸アンモニウム(純正化学社製、特級)水溶液(1.0mol/L)に溶解し、pHが5.9になるようにアンモニア水を添加し、正極用電解液2を作製した。一方、塩化亜鉛(東京化成工業社製、純度>98.0%)を濃度が1.0(mol/L)になるように、酢酸アンモニウム(純正化学社製、特級)水溶液(1.0mol/L)に溶解し、負極用電解液2を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた穴に上記のカーボンフェルトを入れた。負極側の電極には集電板と電極の間に亜鉛板(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、10mm×50mm×0.25mm、99.9%)を挟み、セルは集電板/正極/隔膜/負極/亜鉛板/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液2及び負極用電解液2をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池2を作製した。
レドックスフロー電池2の正極用電解液2及び負極用電解液2を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液2及び負極用電解液2の液量はいずれも6mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.7V、下限電圧0.5Vとして充放電試験を行った。図2にレドックスフロー電池2の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表3に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.23V、クーロン効率は100%、電圧効率は91%、エネルギー密度は2.53Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。また、表6に示されるように、1サイクル目と5サイクル目の平均放電電圧はそれぞれ1.24V、1.23Vであり、サイクルごとの平均放電電圧の変化はほとんどなかった。
表3及び図2に示されるように、実施例3で作製したレドックスフロー電池2は、高いエネルギー密度と良好なサイクル特性を有していることがわかる。
[合成例5]
2,3-ジクロロキノキサリン13.0部と3,4-ジアミノトルエン8.00部をDMF130部に溶解し、80℃まで加熱した。80℃を維持して6時間攪拌後、室温まで放冷し、反応液を水300部に攪拌しながら注ぎ込んだ。析出物を減圧下にてろ過分離し、メタノール及びアセトンで洗浄することで、式(V)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキを80℃で2時間減圧乾燥させることにより、下記式(V)で表される化合物9.82部を得た。
[合成例6]
上記合成例5で得られた式(V)で表される化合物10.0部を、0℃に冷却した15%発煙硫酸120部に30分かけて加え、0℃で30分攪拌した。室温まで30分かけて徐々に昇温し、そのまま室温で18時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷500部中に攪拌しながら滴下し、そのまま室温で30分攪拌した。析出物を減圧下にてろ過分離し、冷水及び酢酸で洗浄することで、下記式(VI)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキを15%アンモニア水30部に加え、得られた水溶液をアセトン500部に注ぎ込んだ。析出物を減圧下にてろ過分離し、アセトン及びエタノールで洗浄した。得られたウェットケーキを80℃で6時間減圧乾燥させる事で、下記式(VI)で表される化合物を含むスルホン化混合物3.40部を得た。
[実施例4]
上記式(VI)で表される化合物を濃度が0.1mol/L、酢酸アンモニウム(純正化学社製、特級)を濃度が0.5mol/L、酢酸(純正化学社製、特級)を濃度が0.5mol/Lになるようにそれぞれ水に溶解し、正極用電解液3を作製した。一方、酢酸亜鉛(富士フイルム和光純薬社製、純度99.9%)を濃度が0.2mol/L、酢酸アンモニウム(純正化学社製、特級)を濃度が0.5mol/L、酢酸(純正化学社製、特級)を濃度が0.5mol/Lになるようにそれぞれ水に溶解し、負極用電解液3を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた穴に上記のカーボンフェルトを入れた。負極側の電極には集電板と電極の間に亜鉛板(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、10mm×50mm×0.25mm、99.9%)を挟み、セルは集電板/正極/隔膜/負極/亜鉛板/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液3及び負極用電解液3をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池3を作製した。
レドックスフロー電池3の正極用電解液3及び負極用電解液3を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液3及び負極用電解液3の液量はいずれも6mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧2.1V、下限電圧0.5Vとして充放電試験を行った。図3にレドックスフロー電池3の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表4に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.22V、クーロン効率は100%、電圧効率は84%、エネルギー密度は1.68Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。また、表6に示されるように、1サイクル目と5サイクル目の平均放電電圧はそれぞれ1.24V、1.22Vであり、サイクルごとの平均放電電圧の変化はほとんどなかった。
表4及び図3に示されるように、実施例4で作製したレドックスフロー電池3は、高いエネルギー密度と良好なサイクル特性を有していることがわかる。
[実施例5]
上記式(II)で表される化合物の濃度が0.1mol/Lになるように、ギ酸アンモニウム(純正化学社製、特級)水溶液(1.0mol/L)に溶解し、さらにpHが5になるようにアンモニア水を添加し、正極用電解液4を作製した。一方、塩化亜鉛(東京化成工業社製、純度>98.0%)の濃度が1.0(mol/L)になるように、ギ酸アンモニウム(純正化学社製、特級)水溶液(1.0mol/L)に溶解し、負極用電解液4を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた穴に上記のカーボンフェルトを入れた。負極側の電極には集電板と電極の間に亜鉛板(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、10mm×50mm×0.25mm、99.9%)を挟み、セルは集電板/正極/隔膜/負極/亜鉛板/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液4及び負極用電解液4をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池4を作製した。
レドックスフロー電池4の正極用電解液4及び負極用電解液4を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液4及び負極用電解液4の液量はいずれも6mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.7V、下限電圧0.5Vとして充放電試験を行った。図4にレドックスフロー電池4の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表5に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.28V、エネルギー密度は2.64Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。また、表6に示されるように、1サイクル目と5サイクル目の平均放電電圧はそれぞれ1.28Vであり、サイクルごとの平均放電電圧の変化はなかった。さらに、クーロン効率は100%、電圧効率は91%であった。
[実施例6]
下記式(VII)で表される化合物(5-アミノ-2-[(p-アミノフェニル)アミノ]ベンゼンスルホン酸(富士フイルム和光純薬社製)を濃度が0.1mol/Lになるように、水酸化ナトリウム(純正化学社製、特級)水溶液(3.0mol/L)に溶解し、正極用電解液5を作製した。一方、酢酸亜鉛(富士フイルム和光純薬工業社製、99.9%)を濃度が0.1(mol/L)になるように、水酸化ナトリウム(純正化学社製、特級)水溶液(3.0mol/L)に溶解し、負極用電解液5を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた穴に上記のカーボンフェルトを入れた。負極側の電極には集電板と電極の間に亜鉛板(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、10mm×50mm×0.25mm、99.9%)を挟み、セルは集電板/正極/隔膜/負極/亜鉛板/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液5及び負極用電解液5をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池5を作製した。
レドックスフロー電池5の正極用電解液5及び負極用電解液5を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液5及び負極用電解液5の液量はいずれも6mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.5V、下限電圧0.5Vとし充放電試験を行った。図5にレドックスフロー電池5の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表5に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.04Vエネルギー密度は1.23Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。また、クーロン効率は90%、電圧効率は83%であった。
[実施例7]
実施例2と同様の操作を行い、正極用電解液1、負極用電解液1及びレドックスフロー電池1を作製し、これらをそれぞれ正極用電解液6、負極用電解液6及びレドックスフロー電池6とした。レドックスフロー電池6の正極用電解液6及び負極用電解液6を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液6及び負極用電解液6の液量はそれぞれ6ml、7mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.3V、下限電圧0.4Vとして充放電試験を行った。図6にレドックスフロー電池6の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表5に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は0.65V、エネルギー密度は1.00Wh/Lであった。
表5及び図4~6に示されるように、活物質として亜鉛イオンを含有する負極電解液を用いて作製したレドックスフロー電池4、5は、より高いエネルギー密度とより高いサイクル特性を示した。
[実施例8]
実施例3においてpH緩衝剤として使用されている酢酸アンモニウムを塩化アンモニウムに変更し、さらにグリシンを加える以外は実施例3と同様にして、レドックスフロー電池7を作製した。また、レドックスフロー電池7を用い、実施例3と同様の操作で充放電試験を行った。図7にレドックスフロー電池7の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表6に示されるように、1サイクル目と5サイクル目の平均放電電圧はそれぞれ1.35Vであり、良好なサイクル特性が得られ、サイクルごとの平均放電電圧の変化はなかった。
[実施例9]
実施例3においてpH緩衝剤として使用されている酢酸アンモニウムを硫酸アンモニウムに変更する以外は実施例3と同様にして、レドックスフロー電池8を作製した。また、レドックスフロー電池8を用い、実施例3と同様の操作で充放電試験を行った。図8にレドックスフロー電池8の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表6に示されるように、1サイクル目と5サイクル目の平均放電電圧はそれぞれ1.41V、1.35Vであり、サイクルごとに平均放電電圧の若干の低下が観察された。
表6及び図2~4、7、8に示されるように、使用するpH緩衝剤の種類によってはサイクルごとの平均放電電圧が変化することが観察された。特に、実施例3~5、8で作製したレドックスフロー電池2~4、7は、サイクルごとに平均放電電圧の差がないかほとんどなく、より優れたサイクル特性を示した。
[合成例7]
2,3-ジクロロキノキサリン14.6部と3,4-ジアミノアニソール9.67部を1-ブタノール140部に溶解し還流した。還流を維持して6時間攪拌後、室温まで放冷し、エタノール80部を加え、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(VIII)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをメタノール、エタノール、アセトンで洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを70℃で1.5時間加熱減圧乾燥させ、15.5時間減圧乾燥させることにより、下記式(VIII)で表される化合物16.5部を得た。
[合成例8]
上記合成例7で得られた化合物(VIII)10.0部を10℃以下まで冷却した15%発煙硫酸125部に30分かけて加え、投入終了後15℃以下で25時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷水250部中に滴下し、20℃以下で30分攪拌した後、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(IX)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキを酢酸で洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを15%アンモニア水100部で中和して塩基性水溶液を得た。この水溶液をアセトン550部に滴下し、析出物を減圧下にてろ過分離することでウェットケーキを得た。このウェットケーキにエタノール160部を加え30分攪拌し、析出物を減圧下にてろ過分離することでウェットケーキを得た。この操作を2度繰り返し、得られたウェットケーキをエタノール、アセトンで洗浄した。このウェットケーキを80℃で5時間減圧乾燥させることにより、下記式(IX)で表される化合物を含むスルホン化混合物14.0部を得た。
[合成例9]
3,4-ジアミノトルエン12.1部を4M塩酸80部に溶解し還流した。還流を維持して3時間攪拌後、室温まで放冷し、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(X)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキを水で洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを80℃で8時間加熱減圧乾燥させることにより、下記式(X)で表されるキノキサリン化合物17.3部を得た。
[合成例10]
上記合成例9で得られたキノキサリン化合物10.6部とDMF0.4部を1,2-ジクロロエタン63部に溶解し還流した。塩化チオニル17.1部を加え、還流を維持して4時間攪拌後、10℃以下まで氷冷し、水を加えて反応を停止した。クロロホルムにより反応物を抽出し、さらに溶媒を減圧下留去することで得られた固体を1日減圧乾燥させ、下記式(XI)で表されるキノキサリン化合物9.40部を得た。
[合成例11]
上記合成例10で得られたキノキサリン化合物9.40部と3,4-ジアミノトルエン5.13部を1-ブタノール70部に溶解し還流した。還流を維持して6時間攪拌後、室温まで放冷し、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XI)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをエタノールで洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを80℃で1時間加熱減圧乾燥させ、さらに15.5時間減圧乾燥させることにより、下記式(XII)で表される化合物7.40部を得た。
[合成例12]
上記合成例11で得られた化合物(XII)7.00部を10℃以下まで冷却した15%発煙硫酸90部に30分かけて加え、投入終了後15℃以下で2時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷水200部中に滴下し、20℃以下で30分攪拌した後、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XIII)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキを酢酸で洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを15%アンモニア水で中和し、減圧下にてろ過分離することで塩基性水溶液を得た。この水溶液の溶媒を減圧下留去することで得た固体を逆相カラムクロマトグラフィーにより分離した。得られた溶液の溶媒を減圧下留去し、下記式(XIII)で表される化合物を含むスルホン化混合物2.40部を得た。
[合成例13]
2,3-ジクロロキノキサリン5.99部と3,4-ジメチル-o-フェニレンジアミン4.10部を1-ブタノール12部に溶解し還流した。還流を維持して3時間攪拌後、室温まで放冷し、メタノール5部を加え、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XIV)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをメタノール、水で洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを80℃で4日間加熱乾燥させることにより、下記式(XIV)で表される化合物4.00部を得た。
[合成例14]
上記合成例13で得られた化合物(XIV)3.80部を10℃以下まで冷却した15%発煙硫酸40部に10分かけて加え、投入終了後25℃以下で2.5時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷水200部中に滴下し、20℃以下で3日間攪拌した後、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XV)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをイソプロパノール(IPA)40部で二度洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを15%アンモニア水14部で中和して塩基性水溶液を得た。この水溶液をアセトン160部に滴下し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得たウェットケーキをアセトンで洗浄した。このウェットケーキを80℃で18時間加熱乾燥させることにより、下記式(XV)で表される化合物を含むスルホン化混合物1.92部を得た。
[合成例15]
2,3-ジクロロキノキサリン8.72部と4-クロロ-o-フェニレンジアミン6.25部を1-ブタノール28部に溶解し還流した。還流を維持して2時間攪拌後、室温まで放冷し、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XVI)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをメタノール、水で洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを80℃で1日間加熱乾燥させることにより、下記式(XVI)で表される化合物9.35部を得た。
[合成例16]
上記合成例15で得られた化合物(XVI)2.00部を10℃以下まで冷却した15%発煙硫酸50部に10分かけて加え、投入終了後50℃以下で7時間攪拌した。反応液を放冷後、氷水300部中に滴下し、20℃以下で4時間攪拌した後、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XVII)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをIPA80部で二度洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを15%アンモニア水20部で中和して塩基性水溶液を得た。この水溶液をアセトン200部に滴下し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得たウェットケーキをアセトン40部で二度洗浄した。このウェットケーキを80℃で1日加熱乾燥させることにより、下記式(XVII)で表される化合物を含むスルホン化混合物1.97部を得た。
[合成例17]
2,3-ジクロロキノキサリン25.0部と3,4-ジアミノ安息香酸19.1部をDMF260部に溶解し140℃で攪拌した。2時間攪拌後、室温まで放冷し、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XVIII)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをDMF、アセトンで洗浄し、析出物を減圧下にてろ過分離することで得られたウェットケーキを80℃で1日間加熱乾燥させることにより、下記式(XVIII)で表される化合物14.5部を得た。
[合成例18]
上記合成例17で得られた化合物(XVIII)4.00部を10℃以下まで冷却した15%発煙硫酸120部に10分かけて加え、投入終了後45℃以下で30時間攪拌した。反応液を放冷後、氷水300部中に滴下し、20℃以下で6時間攪拌した後、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XIX)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキをIPA、水で洗浄し、析出物を80℃で1日間加熱乾燥させることにより、下記式(XIX)で表される化合物を含むスルホン化混合物3.53部を得た。
[合成例19]
2,3-ジクロロキノキサリン19.9部とN-メチル-1,2-フェニレンジアミン二塩酸塩19.1部を1-ペンタノール100部に溶解し還流した。還流を維持して10時間攪拌後、室温まで放冷し、析出物を減圧下にてろ過分離した後にエタノールで洗浄することで下記式(XX)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキを水:エタノール=9:1の混合溶媒に懸濁させ、10分間超音波処理した後に減圧下にてろ過分離することでウェットケーキを得た。この操作を三度繰り返して得られたウェットケーキをエタノールで洗浄した後、18時間減圧乾燥させた。得られた固体を2M塩酸に懸濁させ、20分間超音波処理した後に減圧下にてろ過分離することでウェットケーキを得た。この操作を二度繰り返して得られたウェットケーキを80℃で4時間加熱減圧乾燥させることにより、下記式(XX)で表される化合物4.47部を得た。
[合成例20]
上記合成例19で得られた化合物(XX)3.00部を10℃以下まで冷却した15%発煙硫酸60部に10分かけて加え、投入終了後45℃以下で1日間攪拌した。反応液を放冷後、氷水145部中に滴下し、20℃以下で2時間攪拌した後、析出物を減圧下にてろ過分離することで下記式(XXI)で表される化合物を含むウェットケーキを得た。このウェットケーキを25%アンモニア水で中和して塩基性水溶液とし、逆相カラムクロマトグラフィーにより分離した。得られた溶液の溶媒を減圧下留去し、下記式(XXI)で表される化合物を含むスルホン化混合物0.72部を得た。
[実施例10]
上記式(IX)で表される化合物を、濃度が0.1mol/Lになるようにギ酸アンモニウム(純正化学社製、特級)水溶液(1.0mol/L)に溶解し、正極用電解液9を作製した。一方、酢酸亜鉛(富士フイルム和光純薬工業社製、99.9%)を、濃度が1.0(mol/L)になるようにギ酸アンモニウム(純正化学社製、特級)水溶液(1.0mol/L)に溶解し、負極用電解液9を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた穴に上記のカーボンフェルトを入れた。負極側の電極には集電板と電極の間に亜鉛板(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、10mm×50mm×0.25mm、99.9%)を挟み、セルは集電板/正極/隔膜/負極/亜鉛板/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液9及び負極用電解液9をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池9を作製した。
レドックスフロー電池9の正極用電解液9及び負極用電解液9を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液9及び負極用電解液9の液量はいずれも6mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.7V、下限電圧0.5Vとして充放電試験を行った。図9にレドックスフロー電池9の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表7に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.16V、クーロン効率は100%、電圧効率は85%、エネルギー密度は1.76Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。
[実施例11]
実施例10において正極活物質として使用されている式(IX)で表される化合物を上記式(XIII)で表される化合物に変更する以外は実施例10と同様にして、レドックスフロー電池10を作製した。また、レドックスフロー電池10を用い、実施例10と同様の操作で充放電試験を行った。図10にレドックスフロー電池10の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表7に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.22V、クーロン効率は100%、電圧効率は89%、エネルギー密度は2.53Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。
[実施例12]
実施例10において正極活物質として使用されている式(IX)で表される化合物を上記式(XV)で表される化合物に変更し、濃度が0.05mol/Lになるように正極用電解液を作製する以外は実施例10と同様にして、レドックスフロー電池11を作製した。また、レドックスフロー電池11を用い、実施例10と同様の操作で充放電試験を行った。図11にレドックスフロー電池11の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表7に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.13V、クーロン効率は100%、電圧効率は84%、エネルギー密度は0.85Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。
[実施例13]
実施例10において正極活物質として使用されている式(IX)で表される化合物を上記式(XVII)で表される化合物に変更する以外は実施例10と同様にして、レドックスフロー電池12を作製した。また、レドックスフロー電池12を用い、充放電試験の上限電圧を1.8Vに変更する以外は実施例10と同様の操作で充放電試験を行った。図12にレドックスフロー電池12の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表7に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.28V、クーロン効率は100%、電圧効率は87%、エネルギー密度は3.12Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。
[実施例14]
上記式(XIX)で表される化合物を濃度が0.1mol/Lになるようにリン酸二水素アンモニウム(富士フイルム和光純薬社製(特級))水溶液(0.5mol/L)に溶解し、pHが9になるようにアンモニア水を添加し、正極用電解液13を作製した。一方、上記式(IV)で表される化合物を濃度が0.1(mol/L)になるようにリン酸二水素アンモニウム(富士フイルム和光純薬社製(特級))水溶液(0.5mol/L)に溶解し、pHが9になるようにアンモニア水を添加し、負極用電解液13を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた50mm×10mmの穴に上記のカーボンフェルトを入れ、集電板/正電極/隔膜/負電極/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液13及び負極用電解液13をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池13を作製した。
ガス循環精製装置(UNICO社製、「MF-100」)を備えたグローブボックス(UNICO社製、「UL-1300A」)の中に、上記レドックスフロー電池13を入れ、酸素濃度が1ppm以下の条件で電気化学測定を実施した。
レドックスフロー電池13の正極用電解液13及び負極用電解液13を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液13及び負極用電解液13の液量はそれぞれ6ml、7mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.2V、下限電圧0.3Vとして充放電試験を行った。図13にレドックスフロー電池13の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表7に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は0.63V、クーロン効率は100%、電圧効率は82%、エネルギー密度は0.99Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。
[実施例15]
上記式(XXI)で表されるフロフラビン化合物を濃度が0.1mol/L、酢酸アンモニウム(純正化学社製、特級)を濃度が0.4mol/L、酢酸(純正化学社製、特級)を濃度が0.4mol/Lになるようにそれぞれ水に溶解し、正極用電解液14を作製した。一方、酢酸亜鉛(富士フイルム和光純薬社製、純度99.9%)を濃度が0.2mol/L、酢酸アンモニウム(純正化学社製、特級)を濃度が1.0mol/Lになるようにそれぞれ水に溶解し、負極用電解液14を作製した。
隔膜としてイオン交換膜(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、「Nafion(登録商標)NRE-212」)、正極側及び負極側の電極としてカーボンフェルト(東洋紡社製、「AAF304ZS」、10mm×50mm×4mm)をそれぞれ用い、シリコン製ガスケット(80mm×30mm×3mm)の中央部に空けた穴に上記のカーボンフェルトを入れた。負極側の電極には集電板と電極の間に亜鉛板(シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製、10mm×50mm×0.25mm、99.9%)を挟み、セルは集電板/正電極/隔膜/負電極/亜鉛板/集電板の順になるよう組合せた。電解液として、各バイアル瓶に、作製した正極用電解液14及び負極用電解液14をそれぞれ入れ、ペリスタポンプでセル内部にて、隔膜を隔て各電解液を充填させることで、レドックスフロー電池14を作製した。
ガス循環精製装置(UNICO社製、「MF-100」)を備えたグローブボックス(UNICO社製、「UL-1300A」)の中に、上記レドックスフロー電池14を入れ、酸素濃度が1ppm以下の条件で電気化学測定を実施した。
レドックスフロー電池14の正極用電解液14及び負極用電解液14を、該電池外部に配管接続したペリスタポンプで循環させ、マルチ電気化学計測システム(北斗電工社製、「HZ-Pro」)にて試験を行った。正極用電解液14及び負極用電解液14の液量はいずれも6mlとし、105mAの一定電流で、上限電圧1.65V、下限電圧1.0Vとして充放電試験を行った。図14にレドックスフロー電池14の5サイクルまでの充放電曲線を示す。表7に示されるように、5サイクル目の平均放電電圧は1.39V、クーロン効率は81%、電圧効率は86%、エネルギー密度は0.22Wh/Lであり、エネルギー密度が高く、良好なサイクル特性が得られた。
表7及び図9~14に示されるように、実施例10~15で作製したレドックスフロー電池9~14は、高いエネルギー密度と良好なサイクル特性を有していることがわかる。
本発明の二次電池用材料を含む電解液及びそれを用いたレドックスフロー電池は、高いエネルギー密度が得られ、かつ、良好なサイクル特性を提供し得る。また、電解液が水系電解液であるため、有機溶剤系電解液と比べ、安全かつ取り扱いが容易であり、広範な用途への応用も可能となる。

Claims (15)

  1. 記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物からなる群から選択される有機化合物を少なくとも1つ含むことを特徴とするレドックスフロー二次電池用材料。
    (式(1)中、R~R10は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、メルカプト基、シアノ基、ハロゲン基、アリール基、スルホン基、カルボキシル基、カルボニル基、スルホニル基又はヘテロアリール基で表し、式(2)中、R11~R24は、それぞれ独立に、水素原子、スルホン基、アルキル基、アリール基又はカルボニル基を表す。)
  2. 上記式(1)中、R~Rのうち少なくとも1つがスルホン基又はその塩である請求項に記載のレドックスフロー二次電池用材料。
  3. 上記式(1)中、R~Rのうち少なくとも2つがスルホン基又はその塩である、請求項に記載のレドックスフロー二次電池用材料。
  4. 請求項1に記載のレドックスフロー二次電池用材料を少なくとも1つ含む活物質。
  5. 前記活物質が酸化還元活物質である、請求項に記載の活物質。
  6. 請求項又はに記載の活物質を含む電解液。
  7. 上記電解液が、レドックスフロー電池用電解液である、請求項に記載の電解液。
  8. さらにpH緩衝剤を含む、請求項に記載の電解液。
  9. 前記pH緩衝剤が、2以上13以下のpKaを有する有機酸塩又は無機酸塩である、請求項に記載の電解液。
  10. 請求項に記載の電解液を備えるレドックスフロー二次電池。
  11. 前記電解液が正極用電解液である、請求項10に記載のレドックスフロー二次電池。
  12. さらに、負極用電解液、正極、負極及び隔膜を含む、請求項11に記載のレドックスフロー二次電池。
  13. 前記負極用電解液が亜鉛イオンを含む、請求項12に記載のレドックスフロー二次電池。
  14. 前記有機化合物の酸化還元電位と前記亜鉛イオンの酸化還元電位との差が、0.8V以上、2.1V以下である、請求項13に記載のレドックスフロー二次電池。
  15. 前記隔膜がイオン交換膜である、請求項12に記載のレドックスフロー二次電池。
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