JP7792012B2 - コンプレッサホイール及び遠心圧縮機 - Google Patents

コンプレッサホイール及び遠心圧縮機

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Description

本開示は、コンプレッサホイール、該コンプレッサホイールを備える遠心圧縮機に関する。
従来、自動車用エンジンなどのエンジン(内燃機関)の出力を向上させる技術として、エンジンが吸い込む吸気を圧縮し、密度を高くして酸素を多く含んだ吸気をエンジンに供給するターボチャージャ(過給機)が多用されている。
ターボチャージャは、例えば、回転シャフトの一端側に設けられる遠心圧縮機と、回転シャフトの他端側に設けられるタービンと、を備える。エンジンから送られた排ガスのエネルギによりタービンロータを回転させ、タービンロータの回転に連動して回転する遠心圧縮機のコンプレッサホイールを回転させて吸気を圧縮し、エンジンに供給するように構成されている。
上記コンプレッサホイールには、コンプレッサホイールの径方向に沿って延びて、スリーブ等の他部材が少なくとも一部に当接する平坦部と、平坦部と背面の外周端とを接続する外側面とにより構成される背面を有するものがある。一般的なコンプレッサホイールでは、上記外側面は、コンプレッサホイールの径方向における外側に向かうにつれて、コンプレッサホイールの軸方向における平坦部との間の距離が大きくなるとともに、傾斜が緩やかになっている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開2019/130405号公報
エンジンに送られる吸気の圧縮にはコンプレッサホイールの翼形状が重要な役割を果たすが、上記翼形状はコンプレッサホイールの回転時にコンプレッサホイールに生じる応力により制約を受ける。上述したコンプレッサホイールの背面形状では、コンプレッサホイールの回転時に生じる騒音への影響を防止するために必要とする応力範囲まで、コンプレッサホイールの回転時にコンプレッサホイールに生じる応力を低減できないことがある。また、上述したコンプレッサホイールの背面形状では、コンプレッサホイールの慣性モーメントが大きなものとなる傾向があるため、遠心圧縮機や該遠心圧縮機を備えるターボチャージャの過渡応答特性の悪化を招く虞がある。
上述の事情に鑑みて、本開示の少なくとも一実施形態は、コンプレッサホイールの回転時にコンプレッサホイールに生じる応力を低減でき、コンプレッサホイールの慣性モーメントを低減できるコンプレッサホイール及び遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本開示の少なくとも一実施形態に係るコンプレッサホイールは、
ハブと、前記ハブの外面に設けられた少なくとも一つの翼と、を備えるコンプレッサホイールであって、
前記コンプレッサホイールの背面は、
前記コンプレッサホイールの径方向に沿って延在する平坦部であって、前記背面の外周端よりも前記コンプレッサホイールの軸方向における後端側に位置する平坦部と、
前記平坦部と前記背面の前記外周端とを接続する外側面と、を含み、
前記外側面は、前記背面の前記外周端よりも前記軸方向における前端側に向かって凹む軸方向凹部を有する。
本開示の少なくとも一実施形態に係る遠心圧縮機は、
前記コンプレッサホイールを備える。
本開示の少なくとも一実施形態によれば、コンプレッサホイールの回転時にコンプレッサホイールに生じる応力を低減でき、コンプレッサホイールの慣性モーメントを低減できるコンプレッサホイール及び遠心圧縮機が提供される。
一実施形態に係る遠心圧縮機を備える過給機の軸線に沿った概略断面図である。 一実施形態に係る遠心圧縮機の軸線に沿ったコンプレッサホイール近傍の概略断面図である。 比較例に係る遠心圧縮機の軸線に沿ったコンプレッサホイール近傍の概略断面図である。 一実施形態に係るコンプレッサホイールの軸線に沿った概略断面図である。 一実施形態に係るコンプレッサホイールの軸線に沿った概略断面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(過給機、遠心圧縮機)
図1は、一実施形態に係る遠心圧縮機1を備える過給機10の軸線LAに沿った概略断面図である。本開示に係る遠心圧縮機1は、例えば、自動車用、舶用又は産業用(例えば、陸上発電用)の過給機(ターボチャージャ)10などに搭載可能である。以下の各実施形態では、過給機(ターボチャージャ)10に搭載される遠心圧縮機1を例に挙げて説明するが、本開示に係る遠心圧縮機1は、過給機10に搭載されるものに限定されない。また、遠心圧縮機1の作動流体を空気に限定する必要はない。すなわち、本開示の遠心圧縮機1は、機械的動力(例えば、回転力)により作動流体を圧縮することが可能であればよく、遠心圧縮機1単体で構成しても、タービン11以外の機構や装置と複合して構成してもよい。
幾つかの実施形態に係る過給機10は、図1に示されるように、不図示のエンジン(内燃機関)から排出された排ガスのエネルギにより駆動し、流体(例えば、空気)を圧縮するように構成されている。過給機10は、上記エンジンから排出された排ガスで駆動されるタービン11と、タービン11に同軸で連結し、回転とともに圧縮した空気を上記エンジンに供給するための遠心圧縮機1と、を備える。
タービン11は、タービンロータ12と、タービンロータ12を回転可能に収容するように構成されたタービンハウジング13と、を備える。遠心圧縮機1は、コンプレッサホイール(インペラ)2と、コンプレッサホイール2を回転可能に収容するように構成されたコンプレッサハウジング14と、を備える。
過給機10は、図1に示されるように、コンプレッサホイール2が一端側に連結され、他端側にタービンロータ12が連結される回転シャフト15と、コンプレッサホイール2とタービンロータ12の間において回転シャフト15を回転可能に支持するように構成された軸受16と、をさらに備える。また、過給機10は、コンプレッサハウジング14とタービンハウジング13の間に配置され、軸受16を収容するように構成された軸受ハウジング17をさらに備えていてもよい。
タービン11は、上記エンジンから排出された排ガスのエネルギによりタービンロータ12を回転させるように構成されている。コンプレッサホイール2は、回転シャフト15を介してタービンロータ12と同軸上に連結されているため、タービンロータ12の回転に連動してコンプレッサホイール2の軸線LA回りに回転駆動する。遠心圧縮機1は、コンプレッサホイール2を軸線LA回りに回転駆動させることにより、コンプレッサハウジング14の内部に空気(給気、気体)を吸入し、該空気を圧縮し、圧縮された空気を上記エンジンに送るように構成されている。遠心圧縮機1から上記エンジンに送られた圧縮空気は、上記エンジンにおける燃焼に供されるようになっている。上記エンジンにおける燃焼により生じた排ガスは、上記エンジンからタービン11に送られ、タービンロータ12を回転させるようになっている。
以下、コンプレッサホイール2の軸線LAが延在する方向をコンプレッサホイール2(遠心圧縮機1)の軸方向と定義し、軸線LAに直交する方向をコンプレッサホイール2(遠心圧縮機1)の径方向と定義し、軸線LA回りの周方向をコンプレッサホイール2(遠心圧縮機1)の周方向と定義する。コンプレッサホイール2の軸方向において、コンプレッサホイール2の背面3に対して、ハブ21の外面22が位置する側を前端側と定義し、前端側とは反対側を後端側と定義する。
(タービンロータ)
タービンロータ12は、略円錐台形状のハブ121と、ハブ121の外面に設けられた複数のタービン翼122と、を含む。タービンロータ12は、ハブ121が回転シャフト15の一端側に連結されているため、軸線LAを中心として回転シャフト15と一体的に回転可能に設けられている。タービンロータ12は、タービンロータ12の径方向における外側から導入される排ガスを、タービンロータ12の軸方向に沿ってタービンロータ12の前方側に導くように構成されている。
(タービンハウジング)
タービンハウジング13には、上記エンジンから排出された排ガスをタービンロータ12に導くためのタービンスクロール流路131と、タービンロータ12を通過した排ガスをタービンハウジング13の外部に排出するための排ガス排出流路132が形成されている。タービンスクロール流路131は、タービンロータ12の径方向における外側に設けられ、タービンロータ12の周方向に沿って延在する渦巻状の流路からなる。排ガス排出流路132は、タービンロータ12の軸方向(軸線LAの延在方向)に沿って延在している。
上記エンジンから排出された排ガスは、タービンスクロール流路131を介してタービンロータ12に導かれ、タービンロータ12を回転駆動させる。タービンロータ12を回転駆動させた排ガスは、排ガス排出流路132を介してタービンハウジング13の外部に排出される。
(コンプレッサホイール)
コンプレッサホイール2は、略円錐台形状のハブ21と、ハブ21の外面22に設けられた複数のコンプレッサ翼23と、を含む。複数のコンプレッサ翼23の夫々は、ハブ21の外面22から突出しており、軸線LA周りの周方向に互いに間隔を開けて配置されている。複数のコンプレッサ翼23のチップ側端(先端)24は、チップ側端24に対向するように凸状に湾曲するシュラウド面141との間に隙間(クリアランス)が形成されている。すなわち、コンプレッサホイール2は、チップ側端24を覆う環状部材を含まないようになっている。複数のコンプレッサ翼23は、複数の長翼23Aと、コンプレッサホイール2の軸方向において長翼23Aよりも短く形成された複数の短翼23Bと、を含んでいてもよい。
コンプレッサホイール2は、ハブ21が回転シャフト15の一端側に連結されているため、軸線LAを中心として回転シャフト15と一体的に回転可能に設けられている。コンプレッサホイール2は、コンプレッサホイール2の軸方向に沿って導入される空気をコンプレッサホイール2の径方向における外側に導くように構成されている。図示される実施形態では、コンプレッサホイール2は、金属材料(具体的には、アルミニウム又はアルミニウム合金)により構成されている。
(コンプレッサハウジング)
コンプレッサハウジング14は、上述したシュラウド面141を有する。コンプレッサハウジング14には、気体導入流路142と、ディフューザ流路143と、スクロール流路144が形成されている。
気体導入流路142は、コンプレッサハウジング14の外部から空気(気体)を取り込み、取り込んだ空気をコンプレッサホイール2に導くための流路である。気体導入流路142は、コンプレッサホイール2よりもコンプレッサホイール2の軸方向における一方側(先端側)に設けられ、コンプレッサホイール2の軸方向に沿って延在している。コンプレッサホイール2を回転駆動させることで、気体導入流路142にコンプレッサハウジング14の外部から空気が取り込まれ、取り込まれた空気が気体導入流路142を流れてコンプレッサホイール2に導かれる。
スクロール流路144は、コンプレッサホイール2の径方向における外側に設けられ、コンプレッサホイール2の周方向に沿って延在する渦巻状の流路からなる。ディフューザ流路143は、コンプレッサホイール2を通過してコンプレッサホイール2により圧縮された空気を、スクロール流路144に導くための流路である。ディフューザ流路143は、コンプレッサホイール2の径方向において、スクロール流路144とコンプレッサホイール2の間に設けられ、その下流端部(外周端部)がスクロール流路144と連通している。コンプレッサホイール2により圧縮された圧縮空気(圧縮気体)は、ディフューザ流路143に流入し、ディフューザ流路143をコンプレッサホイール2の径方向における外側に向かって流れてスクロール流路144に導かれる。
図2は、一実施形態に係る遠心圧縮機1の軸線LAに沿ったコンプレッサホイール2近傍の概略断面図である。コンプレッサホイール2は、図2に示されるように、ハブ21の軸方向における前端側の端面である前端面25と、ハブ21の軸方向における後端側の端面である背面3と、を有する。前端面25は、コンプレッサホイール2の径方向に沿って延在する。背面3は、コンプレッサホイール2の径方向に沿って延在する平坦部4と、平坦部4と背面3の外周端31とを接続する外側面5と、を含む。外側面5は、平坦部4よりも軸方向における後端側に突出する部分を有していない。平坦部4は、コンプレッサホイール2の周方向における少なくとも一部にコンプレッサホイール2の径方向に沿って延在する平坦面40を含む。なお、平坦面40は、完全に凹凸を有さない平坦である場合に限定されるものではなく、平坦面40の形成時における公差や加工精度による凹凸を有していてもよい。平坦部4は、平坦面40に設けられる溝部であって、コンプレッサホイール2の周方向に沿って延在する円弧状又は環状の溝部(不図示)を含んでいてもよい。また、平坦部4は、平坦面40に設けられる溝部であって、コンプレッサホイール2の径方向に沿って延在する少なくとも1つの放射状の溝部(不図示)を含んでいてもよい。
図2に示される実施形態では、コンプレッサホイール2には、前端面25から平坦部4までに亘りコンプレッサホイール2の軸方向に沿って延在し、回転シャフト15が挿通される貫通孔26が形成されている。遠心圧縮機1は、コンプレッサホイール2の平坦部4に当接する当接部18と、コンプレッサホイール2よりも前端側において回転シャフト15に係止される係止部材19であって、当接部18と係止部材19との間にコンプレッサホイール2を挟持する係止部材19と、を備える。
当接部18は、コンプレッサホイール2以外の部材の一部であり、貫通孔26よりも径方向における外側に突出し、平坦部4の少なくとも一部に当接するようになっている。図示される実施形態では、遠心圧縮機1は、回転シャフト15が挿通される筒状のスリーブ18Aを備え、当接部18は、平坦部4の少なくとも一部に当接するスリーブ18Aの前端側の端面を含む。スリーブ18Aは、回転シャフト15等の他部材によりコンプレッサホイール2の軸方向における後端側への移動が抑制されている。なお、当接部18は、回転シャフト15の一部であってもよい。
図2に示される実施形態では、係止部材19は、回転シャフト15のコンプレッサホイール2よりも前端側の外面に形成されたネジ部151に螺合するネジ部191が内面に形成された環状のナット部材を含む。コンプレッサホイール2は、当接部18を平坦部4に当接させた状態で、ネジ部151にネジ部191を螺合させることで、当接部18と係止部材19との間にコンプレッサホイール2を挟持できる。これにより、コンプレッサホイール2は、回転シャフト15に連結される。
(軸方向凹部)
図3は、比較例に係る遠心圧縮機01の軸線LAに沿ったコンプレッサホイール02近傍の概略断面図である。図4は、一実施形態に係るコンプレッサホイール2(2A)の軸線LAに沿った概略断面図である。図5は、一実施形態に係るコンプレッサホイール2(2B)の軸線LAに沿った概略断面図である。幾つかの実施形態に係る遠心圧縮機1のコンプレッサホイール2は、図2、図4、図5に示されるように、外側面5が背面3の外周端31よりもコンプレッサホイール2の軸方向における前端側(前端面25側)に向かって凹む軸方向凹部6を有する。軸方向凹部6は、外側面5のうち、背面3の外周端31よりもコンプレッサホイール2の軸方向における前端側に位置する部分を意味する。
(比較例に係る遠心圧縮機)
比較例に係る遠心圧縮機01のコンプレッサホイール02は、図3に示されるように、平坦部4と背面3の外周端31とを接続する外側面05が軸方向凹部6を有さない点において、本開示に係るコンプレッサホイール2とは異なるものである。外側面05は、コンプレッサホイール02の径方向における外側に向かうにつれて、コンプレッサホイール02の軸方向における平坦部4との間の距離が大きくなるとともに、傾斜が緩やかになっている。
上記の構成によれば、軸方向凹部6を有するコンプレッサホイール2は、軸方向凹部6を有さないコンプレッサホイール02に比べて、軸方向凹部6が形成された領域分だけ質量を低減でき、軸方向凹部6が形成された軸方向範囲(軸方向における平坦部4と背面3の外周端31との間の範囲)においてコンプレッサホイール2に係る遠心力を低減できる。これにより、コンプレッサホイール2の回転時におけるコンプレッサホイール2のボア部(ハブ21の貫通孔26近傍)に係る応力を低減できる。また、軸方向凹部6を有するコンプレッサホイール2は、軸方向凹部6を有さないコンプレッサホイール02に比べて、軸方向凹部6が形成された領域分だけ質量を低減することで、コンプレッサホイール2の慣性モーメント(イナーシャ)が減少するため、遠心圧縮機1や該遠心圧縮機1を備える過給機(ターボチャージャ)10の過渡応答特性が改善される。
(外側面の形状)
幾つかの実施形態では、図4及び図5に示されるように、上述した外側面5は、コンプレッサホイール2の軸線LAに沿った断面において円弧状に延びる少なくとも1つの円弧部5Aと、軸線LAに沿った断面において直線状に延びる少なくとも1つの直線部5Bと、を含む。
上記の構成によれば、外側面5は、少なくとも1つの円弧部5Aと、少なくとも1つの直線部5Bと、を含むことで、外側面5を滑らかな形状とすることができる。外側面5を滑らかな形状とすることで、コンプレッサホイール2の回転時におけるコンプレッサホイール2の上記ボア部に係る応力を効果的に低減できる。
幾つかの実施形態では、図4及び図5に示されるように、上述した少なくとも1つの円弧部5Aは、第1円弧部51と、第2円弧部52と、を少なくとも含む。上述した少なくとも1つの直線部5Bは、第1直線部53を少なくとも含む。換言すると、上述した外側面5は、第1円弧部51と、第2円弧部52と、第1直線部53と、を少なくとも含む。
第1円弧部51は、後側端511が平坦部4の外周端41に接続され、前側端512が後側端511よりもコンプレッサホイール2の軸方向における前端側に位置している。第2円弧部52は、内周端521が第1円弧部51の前側端512に接続され、内周端521から径方向における外側に延在している。第1直線部53は、内周端531が第2円弧部52の外周端522に接続され、内周端531から径方向における外側に直線状に延在している。
図4に示される実施形態では、第1円弧部51は、コンプレッサホイール2の軸方向における前端側に向かう凹形状を有し、コンプレッサホイール2の軸方向における前端側に向かうにつれて、コンプレッサホイール2の径方向における軸線LAからの距離が大きくなる。前側端512は、後側端511よりもコンプレッサホイール2の径方向における外側に位置している。
図5に示される実施形態では、第1円弧部51は、コンプレッサホイール2の径方向における内側に向かう凹形状を有し、コンプレッサホイール2の軸方向における前端側に向かうにつれて、コンプレッサホイール2の径方向における軸線LAからの距離が小さくなる。前側端512は、後側端511よりもコンプレッサホイール2の径方向における内側に位置している。
第2円弧部52は、コンプレッサホイール2の軸方向における前端側に向かう凹形状を有する。図4、図5に示される実施形態では、外周端522は、内周端521よりもコンプレッサホイール2の軸方向における前端側に位置している。
上記の構成によれば、外側面5は、第1円弧部51、第2円弧部52及び第1直線部53を少なくとも含むことで、外側面5を複雑性が比較的低く、不連続点を有さない滑らかな形状とすることができる。外側面5を滑らかな形状とすることで、コンプレッサホイール2の回転時におけるコンプレッサホイール2の上記ボア部に係る応力を効果的に低減できる。また、外側面5は、第1円弧部51、第2円弧部52及び第1直線部53を少なくとも含むことで、コンプレッサホイール2の外側面5が形成された背面部が十分な強度を確保することができる。また、上記の構成によれば、外側面5は、第1円弧部51、第2円弧部52及び第1直線部53を含むことで、コンプレッサ翼23の振動特性が遠心圧縮機1又は該遠心圧縮機1を備える過給機10の運転に伴い変動することを抑制できる。
なお、図4及び図5に示される実施形態では、上述した少なくとも1つの直線部5Bは、背面3の外周端31から径方向における内側に向かって直線状に延在する第2直線部54をさらに含む。第2直線部54は、軸線LAに交差(図示例では、直交)する方向に沿って延在している。上述した少なくとも1つの円弧部5Aは、第1直線部53の外周端532と第2直線部54の内周端541とを繋ぐ第3円弧部55をさらに含む。換言すると、上述した外側面5は、コンプレッサホイール2の径方向における内側から順に、第1円弧部51と、第2円弧部52と、第1直線部53と、第3円弧部55と、第2直線部54と、を含む。第1円弧部51、第2円弧部52、第1直線部53、第3円弧部55及び第2直線部54の各々は、軸線LA回りの周方向に沿って延在する環状面を有する。
(軸方向凹部の前方端)
幾つかの実施形態では、上述した第1円弧部51又は第2円弧部52の少なくとも一方は、軸方向凹部6において最も軸方向における前端側に位置する前方端50を含む。上記の構成によれば、不連続点を有さない第1円弧部51又は第2円弧部52に前方端50を設けることで、コンプレッサホイール2の回転時における前方端50近傍の応力集中を抑制できる。これにより、コンプレッサホイール2の回転時におけるコンプレッサホイール2の上記ボア部に係る応力を効果的に低減できる。
図4及び図5に示される実施形態では、第2円弧部52及び第1直線部53が軸方向凹部6の少なくとも一部を形成している。図4及び図5に示されるように、軸線LAに直交して背面3の外周端31を通る仮想面をPL1とし、第1円弧部51又は第2円弧部52の仮想面PL1との交点をP1とする。軸方向凹部6は、外側面5における交点P1と第2直線部54の内周端541との間に形成されている。
図4及び図5に示される実施形態では、第2円弧部52が軸方向凹部6の前方端50を含む。第2円弧部52は、内周端521から前方端50までに亘る範囲において、コンプレッサホイール2の径方向における外側に向かうにつれて、コンプレッサホイール2の軸方向における平坦部4との間の距離が大きくなっている。第2円弧部52は、前方端50から外周端522までに亘る範囲において、コンプレッサホイール2の径方向における外側に向かうにつれて、コンプレッサホイール2の軸方向において平坦部4との間の距離が小さくなっている。
(第1円弧部及び第2円弧部の曲率半径)
幾つかの実施形態では、図4に示されるように、上述した第1円弧部51の曲率半径R1は、第2円弧部52の曲率半径R2よりも小さい。図示される実施形態では、コンプレッサホイール2の軸線LAから背面3の外周端31までの距離(径方向距離)をD1と定義した場合において、曲率半径R1は、0.075×D1≦R1≦0.15×D1の条件を満たすように構成されている。また、曲率半径R2は、0.45×D1≦R2≦0.55×D1の条件を満たすように構成されている。
上記の構成によれば、平坦部4に後側端511が接続される第1円弧部51の曲率半径R1を比較的小さなものとすることで、コンプレッサホイール2の回転時において平坦部4に係る応力を低減できる。また、第1円弧部51と第1直線部53とを繋ぐ第2円弧部52の曲率半径R2を比較的大きなものとすることで、外側面5の第1円弧部51、第2円弧部52及び第1直線部53を滑らかな形状とすることができる。
(第1直線部の傾斜)
幾つかの実施形態では、図4及び図5に示されるように、上述した第1直線部53は、内周端531が外周端532よりも軸方向における前端側に位置するように傾斜している。図4に示されるように、上述した仮想面PL1と第1直線部53とがなす角度(短い方の角度)をθと定義する。図示される実施形態では、コンプレッサホイール2は、5°≦θ≦10°の条件を満たすように構成されている。
上記の構成によれば、第1直線部53の内周端531が外周端532よりも前端側に位置するように第1直線部53を傾斜形状とすることで、第1直線部53の内周端531に接続される第2円弧部52の曲率半径R2を比較的大きなものとすることが容易となる。これにより、外側面5の第2円弧部52と第1直線部53を滑らかに接続できる。
(前方端の径方向位置)
幾つかの実施形態では、図4に示されるように、コンプレッサホイール2の軸線LAから背面3の外周端31までの距離(径方向距離)をD1と定義し、軸線LAから軸方向凹部6において最も軸方向における前端側に位置する前方端50までの距離(径方向距離)をD2と定義した場合において、コンプレッサホイール2は、D2≧0.5D1の条件を満たすように構成された。
上記の構成によれば、上記距離D2が大きい程、軸方向凹部6によるコンプレッサホイール2の慣性モーメントの低減効果が大きくなる。コンプレッサホイール2をD2≧0.5D1の条件を満たすように構成することで、コンプレッサホイール2の慣性モーメントを効果的に低減でき、これにより、遠心圧縮機1や該遠心圧縮機1を備える過給機(ターボチャージャ)10の過渡応答特性が改善される。なお、他の幾つかの実施形態では、図5に示されるように、コンプレッサホイール2は、D2≧0.5D1の条件を満たすように構成されていなくてもよい。
(背面の外周端の軸方向位置)
幾つかの実施形態では、図2に示されるように、コンプレッサホイール2の軸方向における前端側の端面(前端面)25から平坦部4までの距離(軸方向距離)をL1と定義し、コンプレッサホイール2の軸方向における背面3の外周端31から平坦部4までの距離(軸方向距離)をL2と定義した場合において、コンプレッサホイール2は、L2≧0.1L1の条件を満たすように構成された。
上記の構成によれば、上記距離L2が大きい程、コンプレッサホイール2の回転時において平坦部4に係る応力を低減できる。コンプレッサホイール2をL2≧0.1L1の条件を満たすように構成することで、コンプレッサホイール2の回転時において平坦部4に係る応力を効果的に低減できる。
(径方向凹部)
幾つかの実施形態では、図5に示されるように、コンプレッサホイール2(2B)の外側面5は、平坦部4の外周端41よりもコンプレッサホイール2の径方向における内側に凹む径方向凹部7を有する。径方向凹部7は、外側面5のうち、平坦部4の外周端41よりもコンプレッサホイール2の径方向における内側に位置する部分を意味する。
図5に示される実施形態では、第1円弧部51は、径方向凹部7において最も径方向における内側に位置する内方端を含む。第1円弧部51及び第2円弧部52が径方向凹部7の少なくとも一部を形成している。軸線LAに平行に延在して平坦部4の外周端41を通る仮想面をPL2とし、第2円弧部52の仮想面PL2との交点をP2とする。径方向凹部7は、外側面5における交点P2と平坦部4の外周端41との間に形成されている。外側面5における交点P1と交点P2との間には、軸方向凹部6及び径方向凹部7の両方が形成されている。
上記の構成によれば、径方向凹部7を有するコンプレッサホイール2Bは、径方向凹部7を有さないコンプレッサホイール2Aに比べて、径方向凹部7が形成された領域分だけ質量を低減でき、径方向凹部7が形成された軸方向範囲においてコンプレッサホイール2Bに係る遠心力を低減できる。これにより、コンプレッサホイール2Bの回転時におけるコンプレッサホイール2Bのボア部(ハブ21の貫通孔26近傍)に係る応力を低減できる。
幾つかの実施形態に係る遠心圧縮機1は、図1に示されるように、上述したコンプレッサホイール2を備える。この場合には、コンプレッサホイール2に軸方向凹部6や径方向凹部7を設けることで、コンプレッサホイール2の回転時にコンプレッサホイール2に生じる応力を低減でき、コンプレッサホイール2の慣性モーメントを低減できる。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
上述した幾つかの実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握されるものである。
1)本開示の少なくとも一実施形態に係るコンプレッサホイール(2)は、
ハブ(21)と、前記ハブ(21)の外面(22)に設けられた少なくとも一つの翼(コンプレッサ翼23)と、を備えるコンプレッサホイール(2)であって、
前記コンプレッサホイール(2)の背面(3)は、
前記コンプレッサホイール(2)の径方向に沿って延在する平坦部(4)であって、前記背面(3)の外周端(31)よりも前記コンプレッサホイール(2)の軸方向における後端側に位置する平坦部(4)と、
前記平坦部(4)と前記背面(3)の前記外周端(31)とを接続する外側面(5)と、を含み、
前記外側面(5)は、前記背面(3)の前記外周端(31)よりも前記軸方向における前端側に向かって凹む軸方向凹部(6)を有する。
上記1)の構成によれば、軸方向凹部(6)を有するコンプレッサホイール(2)は、軸方向凹部(6)を有さないコンプレッサホイール(02)に比べて、軸方向凹部(6)が形成された領域分だけ質量を低減でき、軸方向凹部(6)が形成された軸方向範囲においてコンプレッサホイール(2)に係る遠心力を低減できる。これにより、コンプレッサホイール(2)の回転時におけるコンプレッサホイール(2)のボア部(ハブ21の貫通孔26近傍)に係る応力を低減できる。また、軸方向凹部(6)を有するコンプレッサホイール(2)は、軸方向凹部(6)を有さないコンプレッサホイール(02)に比べて、軸方向凹部(6)が形成された領域分だけ質量を低減することで、コンプレッサホイール(2)の慣性モーメント(イナーシャ)が減少するため、遠心圧縮機(1)や該遠心圧縮機(1)を備えるターボチャージャ(10)の過渡応答特性が改善される。
2)幾つかの実施形態では、上記1)に記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記外側面(5)は、
前記コンプレッサホイール(2)の軸線(LA)に沿った断面において円弧状に延びる少なくとも1つの円弧部(5A)と、
前記軸線(LA)に沿った断面において直線状に延びる少なくとも1つの直線部(5B)と、を含む。
上記2)の構成によれば、外側面(5)は、少なくとも1つの円弧部(5A)と、少なくとも1つの直線部(5B)と、を含むことで、外側面(5)を滑らかな形状とすることができる。外側面(5)を滑らかな形状とすることで、コンプレッサホイール(2)の回転時におけるコンプレッサホイール(2)の上記ボア部に係る応力を効果的に低減できる。
3)幾つかの実施形態では、上記2)に記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記少なくとも1つの円弧部(5A)は、
後側端(511)が前記平坦部(4)に接続され、前側端(512)が前記後側端(511)よりも前記軸方向における前記前端側に位置する第1円弧部(51)と、
内周端(521)が前記第1円弧部(51)の前記前側端(512)に接続され、前記内周端(521)から前記径方向における外側に延びる第2円弧部(52)と、を少なくとも含み、
前記少なくとも1つの直線部(5B)は、
内周端(531)が前記第2円弧部(52)の外周端(522)に接続され、前記内周端(531)から前記径方向における外側に直線状に延びる第1直線部(53)を少なくとも含む。
上記3)の構成によれば、外側面(5)は、第1円弧部(51)、第2円弧部(52)及び第1直線部(53)を含むことで、外側面(5)を複雑性が比較的低く、不連続点を有さない滑らかな形状とすることができる。外側面(5)を滑らかな形状とすることで、コンプレッサホイール(2)の回転時におけるコンプレッサホイール(2)の上記ボア部に係る応力を効果的に低減できる。また、外側面(5)は、第1円弧部(51)、第2円弧部(52)及び第1直線部(53)を含むことで、コンプレッサホイール(2)の外側面(5)が形成された背面部が十分な強度を確保することができる。また、上記3)の構成によれば、外側面(5)は、第1円弧部(51)、第2円弧部(52)及び第1直線部(53)を含むことで、翼(コンプレッサ翼23)の振動特性が遠心圧縮機(1)又は該遠心圧縮機(1)を備える過給機(10)の運転に伴い変動することを抑制できる。
4)幾つかの実施形態では、上記3)に記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記第1円弧部(51)又は前記第2円弧部(52)の少なくとも一方は、
前記軸方向凹部(6)において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端(50)を含む。
上記4)の構成によれば、不連続点を有さない第1円弧部(51)又は第2円弧部(52)に前方端(50)を設けることで、コンプレッサホイール(2)の回転時における前方端(50)の応力集中を抑制できる。これにより、コンプレッサホイール(2)の回転時におけるコンプレッサホイール(2)の上記ボア部に係る応力を効果的に低減できる。
5)幾つかの実施形態では、上記3)又は4)に記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記第1円弧部(51)の曲率半径(R1)は、前記第2円弧部(52)の曲率半径(R2)よりも小さい。
上記5)の構成によれば、平坦部(4)に後側端(511)が接続される第1円弧部(51)の曲率半径(R1)を比較的小さなものとすることで、コンプレッサホイール(2)の回転時において平坦部(4)に係る応力を低減できる。また、第1円弧部(51)と第1直線部(53)とを繋ぐ第2円弧部(52)の曲率半径(R2)を比較的大きなものとすることで、外側面(5)の第1円弧部(51)、第2円弧部(52)及び第1直線部(53)を滑らかな形状とすることができる。
6)幾つかの実施形態では、上記3)から上記5)までの何れかに記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記第1直線部(53)は、前記内周端(531)が外周端(532)よりも前記軸方向における前記前端側に位置するように傾斜している。
上記6)の構成によれば、第1直線部(53)の内周端(531)が外周端(532)よりも前端側に位置するように第1直線部(53)を傾斜形状とすることで、第1直線部(53)の内周端(531)に接続される第2円弧部(52)の曲率半径(R2)を比較的大きなものとすることが容易となる。これにより、外側面(5)の第2円弧部(52)と第1直線部(53)を滑らかに接続できる。
7)幾つかの実施形態では、上記1)から上記6)までの何れかに記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記コンプレッサホイール(2)の軸線(LA)から前記背面(3)の前記外周端(31)までの距離をD1と定義し、前記軸線(LA)から前記軸方向凹部(6)において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端(50)までの距離をD2と定義した場合において、前記コンプレッサホイール(2)は、D2≧0.5D1の条件を満たすように構成された。
上記7)の構成によれば、上記距離D2が大きい程、軸方向凹部(6)によるコンプレッサホイール(2)の慣性モーメントの低減効果が大きくなる。コンプレッサホイール(2)をD2≧0.5D1の条件を満たすように構成することで、コンプレッサホイール(2)の慣性モーメントを効果的に低減でき、これにより、遠心圧縮機(1)や該遠心圧縮機(1)を備えるターボチャージャ(10)の過渡応答特性が改善される。
8)幾つかの実施形態では、上記1)から上記7)までの何れかに記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記コンプレッサホイール(2)の前記軸方向における前記前端側の端面(25)から前記平坦部(4)までの距離をL1と定義し、前記軸方向における前記背面(3)の前記外周端(31)から前記平坦部(4)までの距離をL2と定義した場合において、前記コンプレッサホイール(2)は、L2≧0.1L1の条件を満たすように構成された。
上記8)の構成によれば、上記距離L2が大きい程、コンプレッサホイール(2)の回転時において平坦部(4)に係る応力を低減できる。コンプレッサホイール(2)をL2≧0.1L1の条件を満たすように構成することで、コンプレッサホイール(2)の回転時において平坦部(4)に係る応力を効果的に低減できる。
9)幾つかの実施形態では、上記1)から上記8)までの何れかに記載のコンプレッサホイール(2)であって、
前記外側面(5)は、前記平坦部(4)の外周端(41)よりも前記コンプレッサホイール(2)の前記径方向における内側に凹む径方向凹部(7)を有する。
上記9)の構成によれば、径方向凹部(7)を有するコンプレッサホイール(2B)は、径方向凹部(7)を有さないコンプレッサホイール(2A)に比べて、径方向凹部(7)が形成された領域分だけ質量を低減でき、径方向凹部(7)が形成された軸方向範囲においてコンプレッサホイール(2B)に係る遠心力を低減できる。これにより、コンプレッサホイール(2B)の回転時におけるコンプレッサホイール(2B)のボア部(ハブ21の貫通孔26近傍)に係る応力を低減できる。
10)本開示の少なくとも一実施形態に係る遠心圧縮機(1)は、
上記1)から上記9)までの何れかに記載のコンプレッサホイール(2)を備える。
上記10)の構成によれば、コンプレッサホイール(2)に軸方向凹部(6)や径方向凹部(7)を設けることで、コンプレッサホイール(2)の回転時にコンプレッサホイール(2)に生じる応力を低減でき、コンプレッサホイール(2)の慣性モーメントを低減できる。
1,01 遠心圧縮機
2,02 コンプレッサホイール
21 ハブ
23 コンプレッサ翼
3 背面
4 平坦部
5,05 外側面
6 軸方向凹部
7 径方向凹部
10 過給機
11 タービン
12 タービンロータ
13 タービンハウジング
14 コンプレッサハウジング
15 回転シャフト
16 軸受
17 軸受ハウジング
18 当接部
18A スリーブ
19 係止部材
21 ハブ
22 外面
23 コンプレッサ翼
23A 長翼
23B 短翼
24 チップ側端
25 前端面
26 貫通孔
31 外周端
40 平坦面
121 ハブ
122 タービン翼
131 スクロール流路
132 排ガス排出流路
141 シュラウド面
142 気体導入流路
143 ディフューザ流路
144 スクロール流路
LA 軸線

Claims (9)

  1. ハブと、前記ハブの外面に設けられた少なくとも一つの翼と、を備えるコンプレッサホイールであって、
    前記コンプレッサホイールは金属材料により構成され、
    前記コンプレッサホイールの背面は、
    前記コンプレッサホイールの径方向に沿って延在する平坦部であって、前記背面の外周端よりも前記コンプレッサホイールの軸方向における後端側に位置する平坦部と、
    前記平坦部と前記背面の前記外周端とを接続する外側面と、を含み、
    前記外側面は、前記背面の前記外周端よりも前記軸方向における前端側に向かって凹む、前記コンプレッサホイールの周方向に沿って延在する環状の軸方向凹部を有し、
    前記コンプレッサホイールの軸線から前記背面の前記外周端までの距離をD1と定義し、前記軸線から前記軸方向凹部において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端までの距離をD2と定義した場合において、前記コンプレッサホイールは、D2≧0.5D1の条件を満たすように構成された、
    コンプレッサホイール。
  2. 前記外側面は、
    前記コンプレッサホイールの軸線に沿った断面において円弧状に延びる少なくとも1つの円弧部と、
    前記軸線に沿った断面において直線状に延びる少なくとも1つの直線部と、を含む、
    請求項1に記載のコンプレッサホイール。
  3. 前記少なくとも1つの円弧部は、
    後側端が前記平坦部に接続され、前側端が前記後側端よりも前記軸方向における前記前端側に位置する第1円弧部と、
    内周端が前記第1円弧部の前記前側端に接続され、前記内周端から前記径方向における外側に延びる第2円弧部と、を少なくとも含み、
    前記少なくとも1つの直線部は、
    内周端が前記第2円弧部の外周端に接続され、前記内周端から前記径方向における外側に直線状に延びる第1直線部を少なくとも含む、
    請求項2に記載のコンプレッサホイール。
  4. 前記第1円弧部又は前記第2円弧部の少なくとも一方は、
    前記軸方向凹部において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端を含む、
    請求項3に記載のコンプレッサホイール。
  5. 前記第1円弧部の曲率半径は、前記第2円弧部の曲率半径よりも小さい、
    請求項3又は4に記載のコンプレッサホイール。
  6. 前記第1直線部は、前記内周端が外周端よりも前記軸方向における前記前端側に位置するように傾斜している、
    請求項3に記載のコンプレッサホイール。
  7. 前記コンプレッサホイールの前記軸方向における前記前端側の端面から前記平坦部までの距離をL1と定義し、前記軸方向における前記背面の前記外周端から前記平坦部までの距離をL2と定義した場合において、前記コンプレッサホイールは、L2≧0.1L1の条件を満たすように構成された、
    請求項1乃至4、6の何れか1項に記載のコンプレッサホイール。
  8. 前記外側面は、前記平坦部の外周端よりも前記コンプレッサホイールの前記径方向における内側に凹む径方向凹部を有する、
    請求項1乃至4、6の何れか1項に記載のコンプレッサホイール。
  9. 請求項1乃至4、6の何れか1項に記載のコンプレッサホイールを備える遠心圧縮機。
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