JP7792012B2 - コンプレッサホイール及び遠心圧縮機 - Google Patents
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Description
ハブと、前記ハブの外面に設けられた少なくとも一つの翼と、を備えるコンプレッサホイールであって、
前記コンプレッサホイールの背面は、
前記コンプレッサホイールの径方向に沿って延在する平坦部であって、前記背面の外周端よりも前記コンプレッサホイールの軸方向における後端側に位置する平坦部と、
前記平坦部と前記背面の前記外周端とを接続する外側面と、を含み、
前記外側面は、前記背面の前記外周端よりも前記軸方向における前端側に向かって凹む軸方向凹部を有する。
前記コンプレッサホイールを備える。
図1は、一実施形態に係る遠心圧縮機1を備える過給機10の軸線LAに沿った概略断面図である。本開示に係る遠心圧縮機1は、例えば、自動車用、舶用又は産業用(例えば、陸上発電用)の過給機(ターボチャージャ)10などに搭載可能である。以下の各実施形態では、過給機(ターボチャージャ)10に搭載される遠心圧縮機1を例に挙げて説明するが、本開示に係る遠心圧縮機1は、過給機10に搭載されるものに限定されない。また、遠心圧縮機1の作動流体を空気に限定する必要はない。すなわち、本開示の遠心圧縮機1は、機械的動力(例えば、回転力)により作動流体を圧縮することが可能であればよく、遠心圧縮機1単体で構成しても、タービン11以外の機構や装置と複合して構成してもよい。
タービンロータ12は、略円錐台形状のハブ121と、ハブ121の外面に設けられた複数のタービン翼122と、を含む。タービンロータ12は、ハブ121が回転シャフト15の一端側に連結されているため、軸線LAを中心として回転シャフト15と一体的に回転可能に設けられている。タービンロータ12は、タービンロータ12の径方向における外側から導入される排ガスを、タービンロータ12の軸方向に沿ってタービンロータ12の前方側に導くように構成されている。
タービンハウジング13には、上記エンジンから排出された排ガスをタービンロータ12に導くためのタービンスクロール流路131と、タービンロータ12を通過した排ガスをタービンハウジング13の外部に排出するための排ガス排出流路132が形成されている。タービンスクロール流路131は、タービンロータ12の径方向における外側に設けられ、タービンロータ12の周方向に沿って延在する渦巻状の流路からなる。排ガス排出流路132は、タービンロータ12の軸方向(軸線LAの延在方向)に沿って延在している。
コンプレッサホイール2は、略円錐台形状のハブ21と、ハブ21の外面22に設けられた複数のコンプレッサ翼23と、を含む。複数のコンプレッサ翼23の夫々は、ハブ21の外面22から突出しており、軸線LA周りの周方向に互いに間隔を開けて配置されている。複数のコンプレッサ翼23のチップ側端(先端)24は、チップ側端24に対向するように凸状に湾曲するシュラウド面141との間に隙間(クリアランス)が形成されている。すなわち、コンプレッサホイール2は、チップ側端24を覆う環状部材を含まないようになっている。複数のコンプレッサ翼23は、複数の長翼23Aと、コンプレッサホイール2の軸方向において長翼23Aよりも短く形成された複数の短翼23Bと、を含んでいてもよい。
コンプレッサハウジング14は、上述したシュラウド面141を有する。コンプレッサハウジング14には、気体導入流路142と、ディフューザ流路143と、スクロール流路144が形成されている。
図3は、比較例に係る遠心圧縮機01の軸線LAに沿ったコンプレッサホイール02近傍の概略断面図である。図4は、一実施形態に係るコンプレッサホイール2(2A)の軸線LAに沿った概略断面図である。図5は、一実施形態に係るコンプレッサホイール2(2B)の軸線LAに沿った概略断面図である。幾つかの実施形態に係る遠心圧縮機1のコンプレッサホイール2は、図2、図4、図5に示されるように、外側面5が背面3の外周端31よりもコンプレッサホイール2の軸方向における前端側(前端面25側)に向かって凹む軸方向凹部6を有する。軸方向凹部6は、外側面5のうち、背面3の外周端31よりもコンプレッサホイール2の軸方向における前端側に位置する部分を意味する。
比較例に係る遠心圧縮機01のコンプレッサホイール02は、図3に示されるように、平坦部4と背面3の外周端31とを接続する外側面05が軸方向凹部6を有さない点において、本開示に係るコンプレッサホイール2とは異なるものである。外側面05は、コンプレッサホイール02の径方向における外側に向かうにつれて、コンプレッサホイール02の軸方向における平坦部4との間の距離が大きくなるとともに、傾斜が緩やかになっている。
幾つかの実施形態では、図4及び図5に示されるように、上述した外側面5は、コンプレッサホイール2の軸線LAに沿った断面において円弧状に延びる少なくとも1つの円弧部5Aと、軸線LAに沿った断面において直線状に延びる少なくとも1つの直線部5Bと、を含む。
幾つかの実施形態では、上述した第1円弧部51又は第2円弧部52の少なくとも一方は、軸方向凹部6において最も軸方向における前端側に位置する前方端50を含む。上記の構成によれば、不連続点を有さない第1円弧部51又は第2円弧部52に前方端50を設けることで、コンプレッサホイール2の回転時における前方端50近傍の応力集中を抑制できる。これにより、コンプレッサホイール2の回転時におけるコンプレッサホイール2の上記ボア部に係る応力を効果的に低減できる。
幾つかの実施形態では、図4に示されるように、上述した第1円弧部51の曲率半径R1は、第2円弧部52の曲率半径R2よりも小さい。図示される実施形態では、コンプレッサホイール2の軸線LAから背面3の外周端31までの距離(径方向距離)をD1と定義した場合において、曲率半径R1は、0.075×D1≦R1≦0.15×D1の条件を満たすように構成されている。また、曲率半径R2は、0.45×D1≦R2≦0.55×D1の条件を満たすように構成されている。
幾つかの実施形態では、図4及び図5に示されるように、上述した第1直線部53は、内周端531が外周端532よりも軸方向における前端側に位置するように傾斜している。図4に示されるように、上述した仮想面PL1と第1直線部53とがなす角度(短い方の角度)をθと定義する。図示される実施形態では、コンプレッサホイール2は、5°≦θ≦10°の条件を満たすように構成されている。
幾つかの実施形態では、図4に示されるように、コンプレッサホイール2の軸線LAから背面3の外周端31までの距離(径方向距離)をD1と定義し、軸線LAから軸方向凹部6において最も軸方向における前端側に位置する前方端50までの距離(径方向距離)をD2と定義した場合において、コンプレッサホイール2は、D2≧0.5D1の条件を満たすように構成された。
幾つかの実施形態では、図2に示されるように、コンプレッサホイール2の軸方向における前端側の端面(前端面)25から平坦部4までの距離(軸方向距離)をL1と定義し、コンプレッサホイール2の軸方向における背面3の外周端31から平坦部4までの距離(軸方向距離)をL2と定義した場合において、コンプレッサホイール2は、L2≧0.1L1の条件を満たすように構成された。
幾つかの実施形態では、図5に示されるように、コンプレッサホイール2(2B)の外側面5は、平坦部4の外周端41よりもコンプレッサホイール2の径方向における内側に凹む径方向凹部7を有する。径方向凹部7は、外側面5のうち、平坦部4の外周端41よりもコンプレッサホイール2の径方向における内側に位置する部分を意味する。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
ハブ(21)と、前記ハブ(21)の外面(22)に設けられた少なくとも一つの翼(コンプレッサ翼23)と、を備えるコンプレッサホイール(2)であって、
前記コンプレッサホイール(2)の背面(3)は、
前記コンプレッサホイール(2)の径方向に沿って延在する平坦部(4)であって、前記背面(3)の外周端(31)よりも前記コンプレッサホイール(2)の軸方向における後端側に位置する平坦部(4)と、
前記平坦部(4)と前記背面(3)の前記外周端(31)とを接続する外側面(5)と、を含み、
前記外側面(5)は、前記背面(3)の前記外周端(31)よりも前記軸方向における前端側に向かって凹む軸方向凹部(6)を有する。
前記外側面(5)は、
前記コンプレッサホイール(2)の軸線(LA)に沿った断面において円弧状に延びる少なくとも1つの円弧部(5A)と、
前記軸線(LA)に沿った断面において直線状に延びる少なくとも1つの直線部(5B)と、を含む。
前記少なくとも1つの円弧部(5A)は、
後側端(511)が前記平坦部(4)に接続され、前側端(512)が前記後側端(511)よりも前記軸方向における前記前端側に位置する第1円弧部(51)と、
内周端(521)が前記第1円弧部(51)の前記前側端(512)に接続され、前記内周端(521)から前記径方向における外側に延びる第2円弧部(52)と、を少なくとも含み、
前記少なくとも1つの直線部(5B)は、
内周端(531)が前記第2円弧部(52)の外周端(522)に接続され、前記内周端(531)から前記径方向における外側に直線状に延びる第1直線部(53)を少なくとも含む。
前記第1円弧部(51)又は前記第2円弧部(52)の少なくとも一方は、
前記軸方向凹部(6)において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端(50)を含む。
前記第1円弧部(51)の曲率半径(R1)は、前記第2円弧部(52)の曲率半径(R2)よりも小さい。
前記第1直線部(53)は、前記内周端(531)が外周端(532)よりも前記軸方向における前記前端側に位置するように傾斜している。
前記コンプレッサホイール(2)の軸線(LA)から前記背面(3)の前記外周端(31)までの距離をD1と定義し、前記軸線(LA)から前記軸方向凹部(6)において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端(50)までの距離をD2と定義した場合において、前記コンプレッサホイール(2)は、D2≧0.5D1の条件を満たすように構成された。
前記コンプレッサホイール(2)の前記軸方向における前記前端側の端面(25)から前記平坦部(4)までの距離をL1と定義し、前記軸方向における前記背面(3)の前記外周端(31)から前記平坦部(4)までの距離をL2と定義した場合において、前記コンプレッサホイール(2)は、L2≧0.1L1の条件を満たすように構成された。
前記外側面(5)は、前記平坦部(4)の外周端(41)よりも前記コンプレッサホイール(2)の前記径方向における内側に凹む径方向凹部(7)を有する。
上記1)から上記9)までの何れかに記載のコンプレッサホイール(2)を備える。
2,02 コンプレッサホイール
21 ハブ
23 コンプレッサ翼
3 背面
4 平坦部
5,05 外側面
6 軸方向凹部
7 径方向凹部
10 過給機
11 タービン
12 タービンロータ
13 タービンハウジング
14 コンプレッサハウジング
15 回転シャフト
16 軸受
17 軸受ハウジング
18 当接部
18A スリーブ
19 係止部材
21 ハブ
22 外面
23 コンプレッサ翼
23A 長翼
23B 短翼
24 チップ側端
25 前端面
26 貫通孔
31 外周端
40 平坦面
121 ハブ
122 タービン翼
131 スクロール流路
132 排ガス排出流路
141 シュラウド面
142 気体導入流路
143 ディフューザ流路
144 スクロール流路
LA 軸線
Claims (9)
- ハブと、前記ハブの外面に設けられた少なくとも一つの翼と、を備えるコンプレッサホイールであって、
前記コンプレッサホイールは金属材料により構成され、
前記コンプレッサホイールの背面は、
前記コンプレッサホイールの径方向に沿って延在する平坦部であって、前記背面の外周端よりも前記コンプレッサホイールの軸方向における後端側に位置する平坦部と、
前記平坦部と前記背面の前記外周端とを接続する外側面と、を含み、
前記外側面は、前記背面の前記外周端よりも前記軸方向における前端側に向かって凹む、前記コンプレッサホイールの周方向に沿って延在する環状の軸方向凹部を有し、
前記コンプレッサホイールの軸線から前記背面の前記外周端までの距離をD1と定義し、前記軸線から前記軸方向凹部において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端までの距離をD2と定義した場合において、前記コンプレッサホイールは、D2≧0.5D1の条件を満たすように構成された、
コンプレッサホイール。 - 前記外側面は、
前記コンプレッサホイールの軸線に沿った断面において円弧状に延びる少なくとも1つの円弧部と、
前記軸線に沿った断面において直線状に延びる少なくとも1つの直線部と、を含む、
請求項1に記載のコンプレッサホイール。 - 前記少なくとも1つの円弧部は、
後側端が前記平坦部に接続され、前側端が前記後側端よりも前記軸方向における前記前端側に位置する第1円弧部と、
内周端が前記第1円弧部の前記前側端に接続され、前記内周端から前記径方向における外側に延びる第2円弧部と、を少なくとも含み、
前記少なくとも1つの直線部は、
内周端が前記第2円弧部の外周端に接続され、前記内周端から前記径方向における外側に直線状に延びる第1直線部を少なくとも含む、
請求項2に記載のコンプレッサホイール。 - 前記第1円弧部又は前記第2円弧部の少なくとも一方は、
前記軸方向凹部において最も前記軸方向における前記前端側に位置する前方端を含む、
請求項3に記載のコンプレッサホイール。 - 前記第1円弧部の曲率半径は、前記第2円弧部の曲率半径よりも小さい、
請求項3又は4に記載のコンプレッサホイール。 - 前記第1直線部は、前記内周端が外周端よりも前記軸方向における前記前端側に位置するように傾斜している、
請求項3に記載のコンプレッサホイール。 - 前記コンプレッサホイールの前記軸方向における前記前端側の端面から前記平坦部までの距離をL1と定義し、前記軸方向における前記背面の前記外周端から前記平坦部までの距離をL2と定義した場合において、前記コンプレッサホイールは、L2≧0.1L1の条件を満たすように構成された、
請求項1乃至4、6の何れか1項に記載のコンプレッサホイール。 - 前記外側面は、前記平坦部の外周端よりも前記コンプレッサホイールの前記径方向における内側に凹む径方向凹部を有する、
請求項1乃至4、6の何れか1項に記載のコンプレッサホイール。 - 請求項1乃至4、6の何れか1項に記載のコンプレッサホイールを備える遠心圧縮機。
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