JP7786471B2 - フィルムコンデンサ - Google Patents

フィルムコンデンサ

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Description

本発明は、フィルムコンデンサに関する。
コンデンサの1種として、可撓性のある樹脂フィルムを誘電体として用いながら、樹脂フィルムを挟んで互いに対向する第1および第2の対向電極を配置した構造のフィルムコンデンサがある。フィルムコンデンサは、例えば、誘電体としての樹脂フィルムを巻回してなる略円柱状の形態をなしており、当該円柱の互いに対向する第1および第2の端面上には、それぞれ、第1および第2の外部端子電極が形成されている。そして、前述した第1の対向電極は第1の外部端子電極と電気的に接続され、第2の対向電極は第2の外部端子電極と電気的に接続されている。
こうしたフィルムコンデンサに用いられる誘電体樹脂組成物として、各々が互いに反応する官能基を有する、少なくとも第1および第2の有機材料を含む2種類以上の有機材料を混合し、かつ互いに架橋させることによって、硬化物が得られるものであって、少なくとも前記第1の有機材料の直鎖方向の炭素繰り返し数が100以上であり、前記硬化物のガラス転移点が130℃以上であり、前記硬化物の絶縁破壊強度が350V/μm以上である、樹脂組成物が提案されている(特許文献1)。
国際公開第2010/101170号
一般的なフィルムコンデンサでは、電気的な弱点部の存在や、過電圧が加わることにより絶縁破壊が生じた際、瞬時に周囲の蒸着膜が飛散し絶縁性を回復することが知られている。
この自己回復機能により高い安全性を示すことから、近年、車載用途、太陽光発電用途等での需要が増大しており、特に、高温下、高電界強度下で長時間の連続使用が想定される用途における需要が増大している。
フィルムコンデンサは、蒸着電極が飛散することで絶縁回復をする性質上、絶縁破壊により、有効電極面積が減少し静電容量の低下を伴う。そのため、長時間の連続使用を想定した場合、使用環境下で高い耐圧性を示し、容量減少の小さいものが求められる。しかしながら、本発明者らの検討によれば、従来から知られる誘電体樹脂組成物を用いて形成されるフィルムコンデンサでは、高温下で長時間、電圧を印加し続けた場合における静電容量の減少が大きく、上記条件下での連続使用時間に制約があった。
本発明は、高温下、高電界強度下で長時間、電圧を印加し続けた場合でも容量減少が小さく、長時間の連続使用に耐え得るフィルムコンデンサの提供を目的とする。
本開示のフィルムコンデンサは、
互いに反対側に位置する第1面および第2面を有する誘電体樹脂フィルムと、
前記第1面上に配置された第1金属層と、
前記第2面上に配置された第2金属層と、を備え、
前記誘電体樹脂フィルムの厚さ方向の断面のエネルギー分散型X線分光法により観察される窒素原子のマッピング像において、全観察面積に対する、窒素原子の凝集領域の面積の割合が、35%以下である。
また、本開示のフィルムコンデンサは、
互いに反対側に位置する第1面および第2面を有する誘電体樹脂フィルムと、
前記第1面上に配置された第1金属層と、
前記第2面上に配置された第2金属層と、を備え、
前記誘電体樹脂フィルムの厚さ方向の断面のエネルギー分散型X線分光法により観察される窒素原子のマッピング像において、窒素原子の凝集領域の長径の平均値が、220nm以下である。
本発明によれば、高温下、高電界強度下で長時間電圧を印加し続けた場合でも容量減少が小さいフィルムコンデンサを提供できる。
図1は、本発明のフィルムコンデンサの一例を示す縦断面図である。 図2は、本発明のフィルムコンデンサの一例を示す縦断面図である。 図3は、本発明のフィルムコンデンサの一例を示す縦断面図である。 図4は、本発明のフィルムコンデンサの一例を示す縦断面図である。 図5(a)は、試験例3の誘電体樹脂フィルム断面における窒素原子のマッピング像である。図5(b)は、試験例5の誘電体樹脂フィルム断面における窒素原子のマッピング像である。図5(c)は、試験例11の誘電体樹脂フィルム断面における窒素原子のマッピング像である。
以下、本開示の一態様であるフィルムコンデンサについて詳述するが、本開示はかかる実施形態に限定されない。また、以下の実施形態のフィルムコンデンサおよび各構成要素の形状および配置等は、図示する例に限定されない。
(第1実施形態)
図1、図2、図3は、それぞれ、フィルムコンデンサの断面図である。図1に示すように、フィルムコンデンサ1は、誘電体樹脂フィルム20と、誘電体樹脂フィルム20に設けられる第1金属層31および第2金属層32とを備える。
一実施形態において、誘電体樹脂フィルム20は、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面のエネルギー分散型X線分光法により観察される窒素原子のマッピング像(以下、単に「断面像」ともいう)において、全観察面積に対する、窒素原子の凝集領域203の面積の割合が、35%以下である。上記窒素原子の凝集領域203は、断面像の観察領域における、窒素原子の凝集領域以外の領域(以下、「それ以外の領域」ともいう)204と比較して、窒素原子の濃度が高い領域と理解され得、代表的には、窒素原子を多く含む異相(代表的には、それ以外の領域204と異なる組成を有する相)が存在している領域、または、同相(代表的には、それ以外の領域204と同等の組成を有する相)であっても窒素原子が他の部分と比べて相対的に高濃度となっている領域と理解され得る。誘電体樹脂フィルム20の断面像における、全観察面積に対する窒素原子の凝集領域203の面積の割合が前記範囲にあることで、耐電圧性に優れる領域を形成しつつ、耐電圧性に劣る領域が例え生じたとしても均一に分散され得、外部からの電圧が印加された場合でも、耐電圧性に劣る領域への電圧の集中が抑制され得る結果、容量減少が小さく、長時間の連続使用に耐え得るようになると考えられる。
誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面像において、全観察面積に対する、窒素原子の凝集領域203の面積の割合は例えば20%以下、とりわけ15%以下であり、最小の面積割合については限定されない。誘電体樹脂フィルム20の断面における窒素原子の凝集領域203の面積の割合が小さいほど、耐電圧性に劣る領域がさらに均一に分散され得る。したがって、外部からの電圧が印加された場合でも、耐電圧性に劣る領域への電圧電流の集中がさらに抑制され得る結果、さらに容量減少が小さく、長時間の連続使用に耐え得るようになる。なお、窒素原子の凝集領域203の面積の割合は、0%以上であり、例えば0.1%以上であってもよい。この場合、誘電体樹脂フィルム20の滑り性を向上させることができる。
一実施形態において、誘電体樹脂フィルム20の断面像における窒素原子の凝集領域203の長径の平均値は220nm以下である。本実施形態における誘電体フィルムは、前記構成を有するため、耐電圧性に優れる領域を形成しつつ、耐電圧性に劣る領域が均一に分散され得、外部からの電圧が印加された場合でも、耐電圧性に劣る領域への電圧の集中が抑制され得る結果、容量減少が小さく、長時間の連続使用に耐え得るようになると考えられる。
誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面像における、窒素原子の凝集領域203の長径の平均値は、220nm以下であり、例えば200nm以下、更に160nm以下、とりわけ110nm以下であり得、例えば20nm以上、さらには40nm以上であり得る。窒素原子の凝集領域203の長径が小さいほど、耐電圧性に劣る領域がより均一に分散されやすくなり、誘電体フィルムに外部からの電圧が印加された場合でも、耐電圧性に劣る領域への電圧の集中がより抑制されやすくなる結果、さらに容量減少が小さく、長時間の連続使用に耐え得るようになると考えられる。
一実施形態において、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面像において、第1面201側の第1部分205における窒素原子の凝集領域203の面積割合と、第2面202側の第2部分206における窒素原子の凝集領域203の面積割合とは異なる。すなわち、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面像において、第1面201側と第2面202側の一方において、窒素原子の凝集領域203がより少なく存在する。窒素原子の凝集領域が少なく存在することで、応力を緩和する効果が大きくなり、第1領域が少なく存在する側の金属層と誘電体樹脂フィルム20の間の熱膨張係数の差に起因する静電容量の低下を抑制し得る。
好ましくは、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面像において、第1部分205における窒素原子の凝集領域203の面積割合は、第2部分206における窒素原子の凝集領域203の面積割合よりも小さい。誘電体樹脂フィルム20の第1面201上には第1金属層31が形成されるため、第1部分205において、窒素原子の凝集領域203の面積割合が小さいことで、第1金属層31と誘電体樹脂フィルム20の間の熱膨張率差に起因する静電容量の低下をより効果的に抑制し得る。
第1部分205は、図2に示すように、誘電体樹脂フィルム20の第1面202側の部分であり、例えば、第1面201から、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の中央までの部分であり得、さらに、第1面201から、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の1/3までの部分であり得、特に、第1面201から、誘電体樹脂フィルム20の中央方向に1,000nmまでの部分であり得る。また、第2部分206は、誘電体樹脂フィルム20の第2面202側の部分であり、例えば、第2面202から、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の中央までの部分であり得、さらに、第2面202から、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の1/3までの部分であり得、特に、第2面202から、誘電体樹脂フィルム20の中央方向に1,000nmまでの部分であり得る。第1部分と第2部分とは、重複してもよい。なお、図2には、第1領域および第2領域を図示していない。
誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面像における、窒素原子の凝集領域203の面積および窒素原子の凝集領域203の長径の平均値は、例えば走査透過型電子顕微鏡(以下、「STEM」と略称することがある)に付属しているエネルギー分散型X線分光法(以下、「EDX」と略称することがある)により測定できる。詳細には、誘電体樹脂フィルム20の厚さ方向の断面をSTEMにより観察して、EDXにより窒素原子の分布状態を測定し、得られる窒素原子のマッピング像において、明度の高い領域を窒素原子の凝集領域203として特定する。窒素原子の凝集領域203の長径は、窒素原子の凝集領域203の外周で区切られる線分のうち、最も長い線分とする。誘電体樹脂フィルム20あたり、5以上の窒素原子の凝集領域203について長径を測定し、その算術平均値を窒素原子の凝集領域203の長径の平均値とする。窒素原子の凝集領域203の外周は、窒素原子のマッピング像を二値化することなどにより特定してよい。
窒素原子の凝集領域203は、互いに独立していてもよく、連結していてもよく、代表的には、少なくとも一部が互いに独立し得る。窒素原子の凝集領域203の形状は、例えば、球状、略球状、長球状、扁球状等であり得る。また、窒素原子の凝集領域203とそれ以外の領域204と、物理的にまたは化学的に結合していてもよく、結合していなくともよく、代表的には化学的に結合し得、とりわけ共有結合により結合し得る。
誘電体樹脂フィルム20の厚さは、例えば1μm以上、とりわけ1.5μm以上であり得、例えば5μm以下、とりわけ4μm以下であり得る。
誘電体樹脂フィルム20は、第1有機材料と、第2有機材料との硬化物を含み、代表的には、第1有機材料と、第2有機材料との硬化物からなる。
上記第1有機材料は、エポキシ基を有する化合物であってもよい。エポキシ基は、前記第1有機材料において、代表的には、主鎖の末端に結合している。
上記第1有機材料は、直鎖状、分岐鎖状であってよく、代表的には直鎖状である。
上記第1有機材料としては、ポリビニルアセトアセタール等のポリビニルアセタール;フェノキシ樹脂等のポリヒドロキシポリエーテル;ポリエステルポリオール等であり得、とりわけポリヒドロキシポリエーテルであり得る。
上記フェノキシ樹脂は、ビスフェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノールC、ビスフェノールE、ビスフェノールF、ビスフェノールG等のビスフェノール化合物と、エピクロロヒドリンとの反応物であり得る。
上記第1有機材料の重量平均分子量は、例えば75,000未満、さらには70,000以下、とりわけ40,000以下であり得、例えば2,000以上、とりわけ5,000以上であり得る。上記第1有機材料の重量平均分子量が小さいほど、誘電体樹脂フィルム20の製造過程において、未硬化物の組成の均一性が良好になり、得られる誘電体樹脂フィルム20における窒素原子の凝集領域203を小さくできる。
本開示において、重量平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ(GPC)により測定することができ、ポリスチレンを標準試料とする換算値として特定できる。
上記第1有機材料としては、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
上記第2有機材料としては、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ポリイソシアネート;ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等の脂環式ポリイソシアネート;芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネートの変性体;芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネートの多量体等ポリイソシアネート等が挙げられる。上記第2有機材料としては、とりわけ芳香族ポリイソシアネが挙げられる。前記多量体としては、例えばウレトジオン体等の2量体;アダクト体、イソシアヌレート体、ビウレット体等の3量体;ポリメリックート、芳香族ポリイソシアネートの多量体およびそれらの混合物が挙げられる。
上記第2有機材料としては、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
上記第1有機材料と第2有機材料との質量比を[第1有機材料/第2有機材料]と表現すると、[第1有機材料/第2有機材料]は、例えば10/90以上、さらには20/80以上、とりわけ30/70以上、特に50/50以上であり得、例えば90/10以下、さらには80/20以下、とりわけ70/30以下であり得る。
また、上記第2有機材料に含まれるイソシアネート基と上記第1有機材料に含まれる水酸基のモル比を[NCO/OH]と表現すると、[NCO/OH]は、例えば0.9以上、さらには1以上、とりわけ1.1以上であり得、例えば2以下、さらには1.5以下、とりわけ1.3以下であり得る。
誘電体樹脂フィルム20は、第1有機材料または第2有機材料の未反応物を含んでいてもよい。この場合、誘電体樹脂フィルム20は、水酸基およびイソシアネート基の一方または両方を有していてもよい。誘電体樹脂フィルム20における水酸基またはイソシアネート基の存在は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)を用いて確認できる。
誘電体樹脂フィルム20は、その他の添加剤を含んでいてもよい。上記添加剤としては、相溶化剤やレベリング剤等が挙げられる。かかる相溶化剤としては、後述するTEGO(登録商標) VariPlus 1201TF(エボニック社製)などがある。
上記添加剤は、上記第1有機材料と第2有機材料との硬化物と物理的または化学的に結合していてもよく、結合していなくともよい。上記添加剤が、水酸基、エポキシ基、シラノール基、カルボキシ基等を有する場合、該添加剤は、上記第1有機材料と第2有機材料との硬化物と化学的に結合(共有結合)し得る。
その他の添加剤を含む場合、その他の添加剤の含有量は、第1有機材料と第2有機材料との硬化物100質量部に対して、例えば1質量部以上20質量部以下であってよく、一態様において、好ましくは1質量部以上15質量部以下、より好ましくは2質量部以上10質量部以下、さらに好ましくは3質量部以上5質量部以下であり得る。
また、誘電体樹脂フィルム20は、125℃において、電界強度257V/μmの条件で電圧を印加した場合において、1000時間後の静電容量の減少率が、例えば50%未満、代表的には45%以下、とりわけ10%以下であり得、理想的には0%以上であり、例えば1%以上であってよい。
また、誘電体樹脂フィルム20は、125℃において、電界強度229V/μmの条件で電圧を印加した場合において、1000時間後の静電容量の減少率が、例えば50%未満、代表的には45%以下、とりわけ10%以下であり得、理想的には0%以上であり、例えば1%以上であってよい。
静電容量の減少率は、電圧印加前の静電容量をC0、電圧印加後の静電容量をC1としたとき、以下の式で表され得る。
静電容量減少率(%)=(C-C)/C0×100
[誘電体樹脂フィルムの製造方法]
誘電体樹脂フィルム20は、
上記第1有機材料と上記第2有機材料と溶剤と必要に応じて用い得る添加剤とを混合して1次樹脂溶液を調製すること、
上記1次樹脂溶液に対し、上記第1有機材料と上記第2有機材料との反応速度を高めるための処理を行って、2次樹脂溶液を調製すること、
上記樹脂溶液を基材に塗工し塗膜を形成すること、
上記塗膜を乾燥し溶剤を除去して乾燥塗膜を形成すること、および
上記乾燥塗膜を加熱し硬化させて誘電体樹脂フィルム20を得ること
を含む製造方法により製造できる。
上記第1有機材料および上記第2有機材料としては、上述したものを用い得る。
上記溶剤としては、第1有機材料と第2有機材料とを溶解し得るものを用いることができ、例えば、メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトン溶剤;テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等のエーテル溶剤が挙げられる。上記溶剤は、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。上記溶剤は、とりわけケトン溶剤とエーテル溶剤とを含み得る。
上記溶剤におけるケトン溶剤の含有率は、例えば10質量%以上、さらに30質量%以上、とりわけ40質量%以上であり得、例えば90質量%以下、さらに70質量%以下、とりわけ60質量%以下であり得る。
上記添加剤としては、上述したものを用い得る。
上記1次又は2次樹脂溶液における第1有機材料と第2有機材料との合計の含有率は、例えば15質量%以上、25質量%以下であり得る。
第1有機材料と第2有機材料との反応速度を高めるための処理としては、1次樹脂溶液を比較的高温で長時間撹拌する処理、または、1次樹脂溶液に反応触媒を添加し撹拌する処理が挙げられる。これらの処理を、同時に行ってもよいが、代表的には、いずれかの処理が行われる。
上記比較的高温で長時間撹拌する際の温度は、例えば28℃以上、代表的には30℃以上であり得、例えば50℃以下、代表的には40℃以下、とりわけ35℃以下であり得る。上記撹拌する時間は、例えば5時間以上、代表的には7時間以上であり得、例えば20時間以下、代表的には15時間以下、とりわけ12時間以下であり得る。上記条件で1次樹脂溶液を撹拌することにより、第1有機材料と第2有機材料の反応速度を高め得る。
上記触媒としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエチレンジアミン等のアミン化合物;チタンテトラブトキシド、ジブチル錫オキシド、ジラウリン酸ジブチル錫、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、オクチル酸錫、ジブチル錫ジラウレート等の有機金属化合物;塩化鉄、塩化亜鉛等の無機化合物などが挙げられる。前記触媒を1次樹脂溶液に添加することにより、第1有機材料と第2有機材料の反応速度を高め得る。
上記2次樹脂溶液を塗工する前に、高圧ホモジナイズ処理、メカニカルホモジナイズ処理、超音波ホモジナイズ処理を行ってもよい。第1有機材料と第2有機材料の分散性がより高められ得る。
上記2次樹脂溶液を塗工する基材としては、樹脂基材が挙げられ、前記樹脂基材を構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂等が挙げられる。
上記2次樹脂溶液を基材に塗工する方法としては、例えば、リバースロールコート法、グラビアコート法、ロールコート法、ダイコート法、バーコート法等のロールコート法;カーテンコート法;スプレーコート法;ディップコート法等が挙げられる。
上記塗膜を乾燥する温度(乾燥温度)は、50℃以上150℃以下で適宜設定され得る。上記温度範囲で塗膜を乾燥することで、第1有機材料と第2有機材料の分散状態の均一性を保ったまま、乾燥塗膜を得ることができる。
上記乾燥塗膜を加熱し硬化させる温度(硬化温度)は、例えば100℃以上、さらに120℃以上、とりわけ140℃以上であり得、例えば170℃以下、さらに165℃以下、とりわけ160℃以下であり得る。上記温度範囲で乾燥塗膜を加熱することで、第1有機材料と第2有機材料の架橋反応が促進され、誘電体樹脂フィルム20を得ることができる。
特定の理論に拘束されないが、1次樹脂溶液を調製した後、第1有機材料と第2有機材料との反応速度を高めるための処理を行うことで、第1有機材料と第2有機材料との架橋反応が促進されやすくなると考えられる。また上記塗膜を乾燥させる際、特定の乾燥温度とすることで、一部の第1有機材料と第2有機材料が反応し得、第1有機材料と第2有機材料の分散状態が緩く固定されると考えられる。そして、その後の工程において第1有機材料と第2有機材料とを硬化させる際、第1有機材料の分子量が十分に小さければ、第1有機材料と第2有機材料の分散状態が適度に維持されたまま硬化反応が進む結果、第2有機材料由来の部位が凝集(偏析)しても、粗大化することなく分散状態が維持され、得られる誘電体樹脂フィルム20の断面において、長径の小さな窒素原子の凝集領域203を有することになると考えられる。
誘電体樹脂フィルム20は、互いに反対側に位置する第1面201および第2面202を有する。
第1金属層31は、第1面201上に配置され、好ましくは第1面201上に形成される。
ここで、面上とは、重力方向に規定される鉛直上方のような絶対的な一方向ではなく、当該面を境界とするフィルムコンデンサ1の外側と内側とのうち、外側に向かう方向を指す。したがって、「面上」とは面の向きによって定まる相対的な方向である。また、ある要素に対して「上」には、当該要素と接する直上の位置(on)だけではなく、当該要素とは離れた上方、すなわち当該要素上の他の物体を介した上側の位置や間隔を空けた上側の位置(above)も含む。
第1金属層31は、例えば、アルミニウム、チタン、亜鉛、マグネシウム、錫およびニッケルからなる群より選択される少なくとも1種である第1の金属を含み得、代表的には、アルミニウムを含み得る。
第1金属層31の厚さは、例えば、5nm以上、40nm以下であり得る。第1金属層31の厚さは、第1金属層31が設けられた誘電体樹脂フィルム20を厚さ方向に切断し、その切断面を電界放出型走査型電子顕微鏡(以下、「FE-SEM」と略称することがある)等の電子顕微鏡を用いて観察することにより測定できる。
第1金属層31は、蒸着により形成され得、前記第1の金属を含む金属箔を第1面201上に積層することにより形成されてもよい。
第2金属層32は、第2面202上に配置され、好ましくは第2面に対向する。すなわち、第2金属層32は、第2金属層32の一方の面が、第2面に向かい合うように配置される。
第2金属層32は、例えば、アルミニウム、チタン、亜鉛、マグネシウム、錫およびニッケルからなる群より選択される少なくとも1種である第2の金属を含み得、代表的には、アルミニウムを含み得る。
第2金属層32の厚さは、例えば、5nm以上、40nm以下であり得る。第2金属層32の厚さは、第2金属層32が設けられた誘電体樹脂フィルム20を厚さ方向に切断し、その切断面をFE-SEM等の電子顕微鏡を用いて観察することにより測定できる。
第2金属層32は、蒸着により形成してもよく、前記第2の金属を含む金属箔を第2面202上に積層することにより形成してもよい。また、図2に示すように、誘電体樹脂フィルム20aの第1面201a上に第1金属層31aを形成して積層フィルムユニット40aするとともに、1つの積層フィルムユニット40aと他の積層フィルムユニット40bとを、積層フィルムユニット40aの第2面202aと積層フィルムユニット40bの第1金属層31bとが対向するように積層して、積層フィルムユニット40bの第1金属層31bを積層フィルムユニット40aの第2金属層32aとしてもよい。なお、図2には、第1領域203および第2領域204を図示していない。
(第2実施形態)
図4は、フィルムコンデンサの断面図である。
図4に示すように、本実施形態のフィルムコンデンサ1Aは、巻回型のフィルムコンデンサであり、第1積層フィルムユニット41と第2積層フィルムユニット42とが積層された状態で巻回された積層フィルムユニットの積層体50と、積層体50の幅方向Wの両端部に接続された第1外部端子電極61および第2外部端子電極62と、を備えたフィルムコンデンサである。
第1積層フィルムユニット41は、第1誘電体樹脂フィルム21と、第1誘電体樹脂フィルム21の一方の面に設けられた第1金属層(対向電極)31Aとを備え、第2積層フィルムユニット42は、第2誘電体樹脂フィルム22と、第2誘電体樹脂フィルム22の一方の面に設けられた第2金属層(対向電極)32Aとを備えている。第1誘電体樹脂フィルム21を特許請求の範囲に記載される誘電体樹脂フィルムとした場合、第1金属層31Aは、特許請求の範囲に記載される第1金属層に該当し、第2金属層32Aは、特許請求の範囲に記載される第2金属層に該当する。また、第2誘電体樹脂フィルム21を特許請求の範囲に記載される誘電体樹脂フィルムとした場合、第2金属層32Aは、特許請求の範囲に記載される第1金属層に該当し、第1金属層31Aは、特許請求の範囲に記載される第2金属層に該当する。
第1金属層31Aと第2金属層32Aとは、第1誘電体樹脂フィルム21または第2誘電体樹脂フィルム22を挟んで互いに対向している。また、第1金属層31Aは、第1外部端子電極61と電気的に接続されており、第2金属層32Aは、第2外部端子電極62と電気的に接続されている。
第1金属層31Aは、第1誘電体樹脂フィルム21の一方の面において、第1誘電体樹脂フィルム21の一方側縁にまで届くが他方側縁にまで届かないように形成される。代表的には、第1金属層31Aは、第1金属層31Aが第1外部端子電極61と電気的に接続されている側の側縁にまで届くが、反対側の側縁にまで届かないように形成される。第2金属層32Aは、第2誘電体樹脂フィルム22の一方の面において、第2誘電体樹脂フィルム22の一方側縁にまで届かないが、他方側縁にまで届くように形成される。代表的には、第2金属層32Aは、第2金属層32Aが第2外部端子電極62と電気的に接続されている側の側縁にまで届くが、反対側の側縁にまで届かないように形成される。
積層フィルムユニットの積層体50において、第1積層フィルムユニット41および第2積層フィルムユニット42は、互いに幅方向にずらされて積層される。代表的には、第1積層フィルムユニット41は、第1の金属層31Aが第1誘電体樹脂フィルム21の側縁にまで届いている側の端部が露出するように積層され、第2の積層フィルムユニット42は、第2金属層32Aが第2誘電体樹脂フィルム22の側縁にまで届いている側の端部が露出するように積層される。このように第1積層フィルムユニット41および第2積層フィルムユニット42が積層され、巻回されることによって、積層フィルムユニットの積層体50となる。積層フィルムユニットの積層体50において、第1金属層31Aおよび第2金属層32Aは、端部で露出している。
図4では、第2誘電体樹脂フィルム22は、第1誘電体樹脂フィルム21の積層方向Tの外側に位置するように積層されて巻回されている。また、第1積層フィルムユニット41は、第1金属層31Aが設けられた面が積層方向Tの内側に向くように配置されて巻回され、第2積層フィルムユニット42は、第2金属層32Aが設けられた面が積層方向Tの内側に向くように配置されている。
積層フィルムユニットの積層体50の断面形状は、円形状、楕円形状または長円形状であり得、小型低背化の観点から、代表的には楕円形状、長円形状であり得る。断面形状が円形状の積層体50をプレスすることにより、断面形状が楕円形状または長円形状の積層体50とすることができる。また、フィルムコンデンサ1Aは、巻回軸をさらに備えていてもよい。巻回軸は、積層体50の中心軸線状に配置され、積層フィルムユニットを巻回する際の巻軸とし得る。
第1外部端子電極61は、第1金属層31Aの露出している端部と接触し、それによって、第1外部端子電極61と第1金属層31Aとが電気的に接続される。代表的には、第1金属層31Aは、第1外部端子電極61に対して幅方向Wに突出した状態で、第1外部端子電極61と接触している。第2外部端子電極62は、第2金属層32Aの露出している端部と接触し、それによって、第2外部端子電極62と第2金属層32Aとが電気的に接続される。代表的には、第2金属層32Aは、第2外部端子電極62に対して幅方向Wに突出した状態で、第2外部端子電極62と接触している。
第1誘電体樹脂フィルム21および第2誘電体樹脂フィルム22は、誘電体樹脂フィルム20と同じ構成を有する。第1誘電体樹脂フィルム21および第2誘電体樹脂フィルム22は、互いに異なる構成を有していてもよく、同一の構成を有していてもよく、代表的には同一の構成を有している。
第1誘電体樹脂フィルム21および第2誘電体樹脂フィルム22の厚さは、例えば1μm以上、とりわけ1.5μm以上であり得、例えば5μm以下、とりわけ4μm以下であり得る。
第1金属層31Aおよび第2金属層32Aは、例えば、アルミニウム、チタン、亜鉛、マグネシウム、錫およびニッケルからなる群より選択される少なくとも1種を含み得、代表的には、アルミニウムを含み得る。
第1金属層31Aおよび第2金属層32Aの厚さは、例えば、5nm以上、40nm以下であり得る。第1金属層31Aまたは第2金属層32Aの厚さは、第1積層フィルムユニット41または第2積層フィルムユニット42を厚さ方向に切断し、その切断面をFE-SEM等の電子顕微鏡を用いて観察することにより測定できる。
第1金属層31Aおよび第2金属層32Aは、それぞれ異なる構成を有していてもよく、同一の構成を有していてもよく、代表的には同一の構成を有している。
第1外部端子電極61および第2外部端子電極62は、例えば、亜鉛、アルミニウム、錫および亜鉛-アルミニウム合金からなる群より選択される少なくとも1種を含み得る。
第1外部端子電極61および第2外部端子電極62は、それぞれ異なる構成を有していてもよく、同一の構成を有していてもよく、代表的には同一の構成を有している。
[フィルムコンデンサの製造方法]
本開示によるフィルムコンデンサ1Aは、
第1誘電体樹脂フィルム21および第2誘電体樹脂フィルム22を製造すること、
第1誘電体樹脂フィルム21の少なくとも一方の面に第1金属層31Aを形成して、第1積層フィルムユニット41を製造するとともに、第2誘電体樹脂フィルム22の少なくとも一方の面上に第2金属層32を形成して、第2積層フィルムユニット42を製造すること、
第1積層フィルムユニット41および第2積層フィルムユニット42を積層し、代表的にはさらに巻回して、積層体50を製造すること、および、
積層体50の幅方向の両端部に第1外部端子電極61および第2外部端子電極62を形成すること、
を含む製造方法により製造され得る。
第1誘電体樹脂フィルム21および第2誘電体樹脂フィルム22は、誘電体樹脂フィルム20と同じ製造方法により製造され得る。
第1誘電体樹脂フィルム21の少なくとも一方の面上に第1金属層31Aを形成することにより第1積層フィルムユニット41を作成し、第2誘電体樹脂フィルム22の少なくとも一方の面上に第2金属層32Aを形成することにより、第2積層フィルムユニット42を作製する。第1金属層31Aおよび第2金属層32Aは、蒸着により形成され得る。本実施形態による巻回型のフィルムコンデンサを製造する場合、第1金属層31Aは、第1誘電体樹脂フィルム21の一方の面に形成され、幅方向において、第1積層フィルムユニット41の一方の側縁に届き、第1積層フィルムユニット41の他方の側縁に届かないように形成される。また、第2金属層32Aは、第2誘電体樹脂フィルム22の一方の面に形成され、幅方向において、第2積層フィルムユニット42の一方の側縁に届かず、第2積層フィルムユニットの42他方の側縁に届くように形成される。
第1積層フィルムユニット41および第2積層フィルムユニット42を積層し、代表的にはさらに巻回して、積層体50を製造する。本実施形態による巻回型のフィルムコンデンサ1Aを製造する場合、第1積層フィルムユニット41および第2積層フィルムユニット42を、幅方向に所定の距離だけずらした状態で積層した後、さらに巻回することにより積層体50(巻回体)を作製する。必要に応じて、巻回軸を用いてもよく、用いなくともよい。積層体50(巻回体)の断面形状は、円形状でもよく、断面形状が円形状の積層体を幅方向に垂直な方向から挟んで、断面形状が楕円形状または長円形状となるようにプレスしてもよい。
積層体50の幅方向の両端部に、第1金属層31Aまたは第2金属層32Aと接触するように第1外部端子電極61または第2外部端子電極62を形成する。第1外部端子電極61および第2外部端子電極62は、溶射により形成され得る。本実施形態による巻回型のフィルムコンデンサ1Aを製造する場合、積層体50の一方の端面に、第1金属層31Aと接触するように第1外部端子電極61を形成し、積層体50の他方の端面に、第2金属層32Aと接触するように第2外部端子電極62を形成する。
以上により、本開示のフィルムコンデンサが製造される。
図4では、フィルムコンデンサ1Aは、第1積層フィルムユニット41および第2積層フィルムユニット42が積層され巻回された、巻回型のフィルムコンデンサであるが、これに限定されず、第1積層フィルムユニット41および第2積層フィルムユニット42が積層された、積層型のフィルムコンデンサであってもよい。
その他の構成による効果は、第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1から第2実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
本開示は、以下を含む。
[1]互いに反対側に位置する第1面および第2面を有する誘電体樹脂フィルムと、
前記第1面上に配置された第1金属層と、
前記第2面上に配置された第2金属層と、を備え、
前記誘電体樹脂フィルムの厚さ方向の断面のエネルギー分散型X線分光法により観察される窒素原子のマッピング像において、全観察面積に対する窒素原子の凝集領域の面積の割合が、35%以下である、フィルムコンデンサ。
[2]全観察面積に対する、前記窒素原子の凝集領域の面積の割合が、20%以下である、[1]に記載のフィルムコンデンサ。
[3]全観察面積に対する、前記窒素原子の凝集領域の面積の割合が、15%以下である、[1]または[2]に記載のフィルムコンデンサ。
[4]互いに反対側に位置する第1面および第2面を有する誘電体樹脂フィルムと、
前記第1面上に配置された第1金属層と、
前記第2面上に配置された第2金属層と、を備え、
前記誘電体樹脂フィルムの厚さ方向の断面のエネルギー分散型X線分光法により観察される窒素原子のマッピング像において、窒素原子の凝集領域の長径の平均値は、220nm以下である、フィルムコンデンサ。
[5]前記窒素原子の凝集領域の長径の平均値は、110nm以下である、[4]に記載のフィルムコンデンサ。
[6]前記第1面側の第1部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合と、前記第2面側の第2部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合とは異なる、[1]~[5]のいずれか1つに記載のフィルムコンデンサ。
[7]前記第1部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合は、前記第2部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合よりも小さい、[1]~[6]のいずれか1つに記載のフィルムコンデンサ。
[8]前記誘電体樹脂フィルムは、1分子中に2以上の水酸基を有する第1有機材料と、1分子中に2以上のイソシアネート基を有する第2有機材料との硬化物を含む、[1]~[7]のいずれか1つに記載のフィルムコンデンサ。
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
試験例1
反応容器中に、第1有機材料としてのポリヒドロキシポリエーテル(ビスフェノールAとエピクロロヒドリンの反応物であるフェノキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)、重量平均分子量15,000を65質量部、第2有機材料としての4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を35質量部入れ、メチルエチルケトン(MEK)とテトラヒドロフラン(THF)とを質量比1:1で混合した混合溶剤400質量部と混合して、1次樹脂溶液を得た。次いで、1次樹脂溶液を30℃で10時間撹拌することにより、2次樹脂溶液を得た。
得られた樹脂溶液を、グラビアコーターを用い、ポリエチレンテレフタレート(PET)基材上に硬化後の厚さが3.5μmとなるように塗工して塗膜を得、乾燥炉で溶剤を乾燥させて、乾燥塗膜を得た。
得られた乾燥塗膜を硬化させ、誘電体樹脂フィルムを得た。得られた誘電体樹脂フィルムの乾燥面に、厚さが20nmになるようにアルミニウムを真空蒸着し、アルミニウム層を形成して、積層フィルムユニットを得た。
試験例2~6
第1有機材料としてのポリヒドロキシポリエーテルの重量平均分子量を表1に示す通りに変更したこと以外は、試験例1と同様にして、誘電体樹脂フィルムを得た。また、試験例1と同様にして、誘電体樹脂フィルムの乾燥面にアルミニウム層を形成し、積層フィルムユニットを得た。
試験例7
第1有機材料としてのポリヒドロキシポリエーテルの重量平均分子量を表1に示す通りに変更し、1次樹脂溶液を攪拌する時間を1時間に変更したこと以外は、試験例1と同様にして、誘電体樹脂フィルムを得た。また、試験例1と同様にして、誘電体樹脂フィルムの乾燥面にアルミニウム層を形成し、積層フィルムユニットを得た。
試験例8
第1有機材料としてのポリヒドロキシポリエーテルの重量平均分子量を表1に示す通りに変更し、配合量を61.8質量部へと変更した。また、相溶化剤として、TEGO(登録商標) VariPlus 1201TF(エボニック社製)を3.2質量部加え、それ以外は、試験例1と同様にして、誘電体樹脂フィルムを得た。また、試験例1と同様にして、誘電体樹脂フィルムの乾燥面にアルミニウム層を形成し、積層フィルムユニットを得た。
試験例9~11
表1に示すように、第1有機材料としてのポリヒドロキシポリエーテルの配合量を52~58.5質量部、相溶化剤としてのTEGO(登録商標) VariPlus 1201TF(エボニック社製)の配合量を6.5~13質量部に変更したこと以外は、試験例8と同様にして、誘電体樹脂フィルムを得た。また、試験例1と同様にして、誘電体樹脂フィルムの乾燥面にアルミニウム層を形成し、積層フィルムユニットを得た。
(静電容量減少率)
試験例1~11の積層フィルムユニットに対し、温度125℃の雰囲気下で、229V/μmまたは257V/μmの電圧を1000時間印加した。電圧印加中におけるフィルムの静電容量の推移を確認した。電圧印加前の静電容量をC0、電圧印加後の静電容量をC1とし、以下の式に基づいて静電容量減少率を算出した。
静電容量減少率(%)=(C-C)/C0×100
(フィルム内組成均一性の評価)
試験例1~11の誘電体樹脂フィルムを厚さ方向に切断し、その切断面をSTEMに付属しているEDX(STEM-EDX)により観察した。具体的には、試験例1~11の誘電体樹脂フィルムを、厚さ方向の断面を観察面とする切片に切り出し、STEM観察用試料支持膜上にピックアップした。次いで、STEM-EDXにより、窒素原子の分布状態を測定した。切片の切り出しにはウルトラミクロトームを用い、切片の狙い厚さを80~100nmとした。STEM-EDXの測定条件として、観察倍率を60,000倍、加速電圧を200kV、STEMプローブ径を約0.2nmφとし、EDX検出器としてシリコンドリフト検出器を用い、EDX積算時間を1時間とした。
図5はSTEM-EDX測定結果であり、観察倍率60,000倍、0.01μm/ピクセルのピクセルサイズおよび256×256の解像度で示した場合に各点(ピクセル)で得られる窒素由来の特性X線のカウント数を基に窒素原子の分布状態について表したものである。図中の明暗は、明度が高い点ほどカウント数が多く、窒素原子の濃度が高いことを表している。
具体的には、観察倍率60,000倍、0.01μm/ピクセルのピクセルサイズおよび256×256の解像度で示したSTEM-EDX像において、窒素由来の特性X線のカウント数が100counts以上となる点を窒素原子濃度が高い点とし、領域203のように連続した窒素濃度の高い点がみられる領域を窒素元素の凝集領域とし、各サンプルについて窒素凝集領域の面積割合、平均長径について算出した。なお、図5(c)に示したように、窒素凝集領域が見られないサンプルについては、窒素凝集領域の面積割合・平均長径をともに0と定義した。
試験例5の誘電体樹脂フィルム断面における窒素原子のマッピング像を図5に示す。図5において、明度と窒素原子の分布濃度とは相関しており、明度が高いほど、窒素原子の分布濃度が高いことを表す。
試験例1~11の誘電体樹脂フィルム断面における窒素原子のマッピング像に基づき、明度の高い窒素原子の凝集領域203とそれ以外の領域204の面積をそれぞれ測定し、窒素原子の凝集領域203の面積とそれ以外の領域204の面積の合計(全観察面積)に対する、窒素原子の凝集領域203の面積の割合を算出した。また、窒素原子の凝集領域203を5以上選択し、その長径を測定して、平均値を算出した。窒素原子の凝集領域203の長径は、各窒素原子の凝集領域203の外周で区切られる線分のうち、最も長い線分とした。
表1に記載の窒素原子の凝集領域の平均長径および面積は、(詳細条件)の条件で測定した値を示している。なお、図5(C)に示したように、窒素原子の凝集が全くみられない状態における第1領域の平均長径、面積割合については0とした。
結果を表1に示す。表1の試験例1~11のうち、本発明の比較例に該当するものに記号「*」を付して示し、それ以外は本発明の実施例に該当する。
試験例1~5および8~11は、本発明の実施例であり、窒素原子の凝集領域の面積とそれ以外の領域の面積の合計(全観察面積)に対する、窒素原子の凝集領域の面積の割合(表1において、「窒素凝集領域-面積割合」)が35%以下であるとともに、窒素原子の凝集領域の長径(表1において、「窒素凝集領域-平均長径」)の平均値が220nm以下であった。また、試験例1~5において、誘電体樹脂フィルムの乾燥面側の表面から深さ1,000nmの部分における、窒素原子の凝集領域の面積割合は、誘電体フィルムの他方の表面から深さ1,000nmの部分における、窒素原子の凝集領域の面積割合よりも小さかった。なお、窒素原子の凝集領域の面積割合を測定する深さに関してはフィルムの厚みによって変更することもできる。温度125℃において、1,000時間、電界強度229V/μmもしくは257V/μmの条件で電圧を印加した結果、その前後の静電容量の減少率が低下していた。
試験例6、7は、窒素原子の凝集領域の面積とそれ以外の領域の面積の合計(全観察面積)に対する、窒素原子の凝集領域の面積の割合(表1において、「窒素凝集領域-面積割合」)が35%を超えるとともに、窒素原子の凝集領域の長径の平均値が220nmを超える例であり、前記条件で電圧を印加した結果、その前後の静電容量の減少率が大きかった。
1 フィルムコンデンサ
20、20a、20b 誘電体樹脂フィルム
201、201a 第1面
202、202a 第2面
203 窒素原子の凝集領域
204 窒素原子の凝集領域以外の領域
205 第1部分
206 第2部分
21 第1誘電体樹脂フィルム
22 第2誘電体樹脂フィルム
31、31a、31b、31A 第1金属層
32、32a、32A 第2金属層
40、40a、40b 積層フィルムユニット
41 第1積層フィルムユニット
42 第2積層フィルムユニット
50 積層体
61 第1外部端子電極
62 第2外部端子電極
W 幅方向
T 積層方向

Claims (8)

  1. 互いに反対側に位置する第1面および第2面を有する誘電体樹脂フィルムと、
    前記第1面上に配置された第1金属層と、
    前記第2面上に配置された第2金属層と、を備え、
    前記誘電体樹脂フィルムの厚さ方向の断面のエネルギー分散型X線分光法により観察される窒素原子のマッピング像において、全観察面積に対する窒素原子の凝集領域の面積の割合が、0%以上30.2%以下である、フィルムコンデンサ。
  2. 全観察面積に対する、前記窒素原子の凝集領域の面積の割合が、20%以下である、請求項1に記載のフィルムコンデンサ。
  3. 全観察面積に対する、前記窒素原子の凝集領域の面積の割合が、15%以下である、請求項1または2に記載のフィルムコンデンサ。
  4. 互いに反対側に位置する第1面および第2面を有する誘電体樹脂フィルムと、
    前記第1面上に配置された第1金属層と、
    前記第2面上に配置された第2金属層と、を備え、
    前記誘電体樹脂フィルムの厚さ方向の断面のエネルギー分散型X線分光法により観察される窒素原子のマッピング像において、窒素原子の凝集領域の長径の平均値は、220nm以下である、フィルムコンデンサ。
  5. 前記窒素原子の凝集領域の長径の平均値は、110nm以下である、請求項4に記載のフィルムコンデンサ。
  6. 前記第1面側の第1部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合と、前記第2面側の第2部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合とは異なる、請求項1~2及び4~5のいずれか1項に記載のフィルムコンデンサ。
  7. 前記第1部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合は、前記第2部分における前記窒素原子の凝集領域の面積の割合よりも小さい、請求項に記載のフィルムコンデンサ。
  8. 前記誘電体樹脂フィルムは、1分子中に2以上の水酸基を有する第1有機材料と、1分子中に2以上のイソシアネート基を有する第2有機材料との硬化物を含む、請求項1~2及び4~5のいずれか1項に記載のフィルムコンデンサ。
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