JP7776751B2 - 空調システム - Google Patents

空調システム

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Description

本開示は、機器間通信において、通信速度を切り換えて情報の送受信を行う空調システムに関する。
空調システムの機器間通信において、通信速度を切り換えて情報の送受信を行う場合がある。例えば、特許文献1(特開2017-200122号公報)には、低速の通信速度に対応した低速通信装置と、高速の通信速度に対応した高速通信装置とが混在する通信ネットワークにおける通信方法が開示されている。
具体的には、低速通信装置間、または高速通信装置と低速通信装置との間では低速通信が行われ、高速通信装置間では低速通信を前提としつつも、高速通信装置が高速通信を行いたい場合に高速通信に切り換えられる。
高速通信装置が高速通信に切り換わると、所定期間は高速通信装置間で速度切換通知を送信することなく通信を行うことができる。
しかしながら、上記特許文献1では、通信装置を備えた空調装置の運転状況に応じて通信速度を切り換える点について何ら検討されていない。それゆえ、高速通信を要しない運転の場合であっても高速通信が行われ、無駄に電力を消費する可能性がある。そのため、消費電力を抑制する、という課題がある。
第1観点の空調システムは、第1機能部と、第2機能部と、第1機能部を制御する第1制御部と、第2機能部を制御する第2制御部とを備える。第1制御部と第2制御部とは近距離無線通信を行う。近距離無線通信の通信速度は、第1速度および第1速度よりも速い第2速度のいずれかに切換可能である。第1機能部の運転状況に応じて、第1制御部により通信速度が切り換えられる。
この空調システムでは、第1機能部の運転状況に応じて通信速度の切換が行われるので、電力消費の大きい高速通信への切換を選択的に行うことも可能となり、消費電力を抑えることができる。
第2観点の空調システムは、第1観点の空調システムであって、第1機能部および第2機能部が運転を停止しているとき、近距離無線通信は第1速度で行われる。第1機能部が運転を開始すると、第1制御部は第2制御部に対して通信速度を第1速度から第2速度へ切り換えるように指示する。
この空調システムでは、第1機能部が運転を開始するタイミングで通信速度を第1速度よりも速い第2速度に切り換えることによって、運転に必要な情報を適時に利用して運転を最適に行うことができる。一方、第1機能部および第2機能部が運転を停止しているときは、第2速度よりも遅い第1速度で通信が行われているので、消費電力の低減に寄与する。
第3観点の空調システムは、第2観点の空調システムであって、第2制御部が第1制御部から通信速度を第2速度へ切り換える指示を受けて第2速度へ切り換えた後も、第2機能部は運転停止を継続する。
この空調システムでは、第2機能部が起動することなく、第1制御部と第2制御部との間で情報の送受信を行うことができる。
第4観点の空調システムは、第1観点から第3観点のいずれか1つの空調システムであって、第1制御部および第2制御部が、所定時間ごとに通信速度を切り換える。
この空調システムでは、第1機能部が定期的に第2機能部の情報を取得する必要がある場合に、情報取得のタイミングに合わせて通信速度を第1速度(低速)から第2速度(高速)へ切り換えることによって、運転に必要な情報を適時に利用して運転を最適に行うことができる。
第5観点の空調システムは、第1観点から第4観点のいずれか1つの空調システムであって、第1制御部に指示を送信する第1端末をさらに備える。
この空調システムでは、例えば、空調機(第1機能部)の制御部(第1制御部)とリモコン(第1端末)とが近距離無線通信を行う場合、リモコンから空調機の制御部への運転開始指示をトリガーとして、空調機の制御部が他の機器(第2機能部)の制御部(第2制御部)に対して通信速度を第2速度(高速)に切り換えるように指示する、という構成が可能となる。
第6観点の空調システムは、第5観点の空調システムであって、第1端末が、第1制御部と近距離無線通信を行い、第1速度で指示を送信する。
この空調システムでは、例えば、運転開始指示や運転停止指示などの「指示」程度の情報に関しては、第2速度よりも遅い第1速度で送信することによって、消費電力の低減が図られる。
第7観点の空調システムは、第5観点の空調システムであって、第1制御部と第1端末とのペアリングが第1速度で行われる。
第8観点の空調システムは、第5観点から第7観点のいずれか1つの空調システムであって、第1制御部が、第1機能部に関するデータを取得し、第1端末に第2速度でデータを送信する。
この空調システムでは、例えば、空調室内機(第1機能部)の制御部(第1制御部)とリモコン(第1端末)とが近距離無線通信を行う場合、空調室内機の制御部からリモコンへのデータ送信状態が運転の最適化に影響するので、第2速度(高速)でデータを速く送信することが好ましい。
第9観点の空調システムは、第1観点から第8観点のいずれか1つの空調システムであって、第1機能部が空調機である。
空調システムの概略構成図である。 空調システムの概略ブロック図である。 空調システムにおける通信を説明するためのシーケンスチャートである。 リモコンから空調機に運転開始指示または運転停止指示が送信された時点以降の空調システムにおける通信を説明するためのシーケンスチャートである。 リモコンから空調機に運転開始指示が送信された時点以降の空調機の通信動作のフローチャートである。 リモコンから空調機に運転開始指示が送信された時点以降のセンシング機器の通信動作のフローチャートである。 リモコンから空調機にデータ要求が送信されたときの空調システムにおける通信を説明するためのシーケンスチャートである。
(1)空調システム1の概要
図1は、空調システム1の概略構成図である。図1において、空調システム1は、空調機100と、センシング機器200と、加湿機300を備えている。
空調機100は、室内ユニット101と室外ユニット102とが配管によって接続されている。空調機100は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用して、室内ユニット101が据え付けられている空調対象空間の冷房または暖房を行う。
センシング機器200は、所定の計測を行う。センシング機器200は、例えば、温度、湿度、放射温度、風量、風向、空気質(例えばCO2濃度)、照度、輝度、及び色温度の少なくとも1つを計測する。
また、センシング機器200は、人検知センサ等のデジタル信号タイプのセンシング機器であってもよい。また、センシング機器200は、設置式ではなく、人が携帯するスマートフォンやウェアラブル機器に内蔵されているセンシング機器(位置情報や生体情報を計測するセンシング機器)であってもよい。
また、センシング機器200は、複数のセンシング機器であってもよく、その場合、全て同種のセンシング機器である必要はなく、互いに異なる種類のセンシング機器であってもよい。本実施形態では、センシング機器200は、空調対象空間の温度を検出するセンサユニットである。
センシング機器200は、温度計測を行い、近距離通信によって空調機100に計測データを送信する。
加湿機300は、近距離通信によって空調機100との間で情報の送受信を行う。加湿機300は、主に、湿度データを空調機100に送信する。空調機100は、加湿機300からの湿度データに基づいて、加湿機300の運転を行うか否かを判断する。
本実施形態では、空調機100とセンシング機器200および加湿機300とは、Bluetooth(登録商標)規格を用いて通信を行う。
近距離無線通信はNFC(Near Field Communiation)もあるが、基板上のアンテナがBLE(Bluetooth Low Energy)に比べて大きく設置上の課題があるため、本実施形態では配置の自由度が高いBLEを用いる。
(2)詳細構成
図2は、空調システム1の概略ブロック図である。
(2-1)空調機100
空調機100は、CPU110、受信部120、送信部130、およびメモリ140を有している。また、空調機100は、リモコン50をさらに有している。但し、リモコン50に替えて、スマートフォンが使用されてもよい。
本実施形態では、空調機100とリモコン50とは、Bluetooth(登録商標)規格を用いて通信を行う。
CPU110は、メモリ140に記憶されているプログラムを読み出して実行し、所定の処理を行う。また、CPU110は、プログラムに従って、演算結果をメモリ140に書き込む。
受信部120は、センシング機器200および加湿機300から送信されてくる各種信号を受信する。受信部120は、例えば、センシング機器200からのデータD、および加湿機300からのデータMDを受信する。
送信部130は、必要に応じて、センシング機器200および加湿機300に各種信号を送信する。
メモリ140は、各種情報を記憶する。メモリ140に記憶される情報には、センシング機器200からのデータD、および加湿機300からのデータMDが含まれる。
(2-2)センシング機器200
センシング機器200は、センサ機能と通信機能とを有している。センシング機器200は、CPU210、受信部220、送信部230、メモリ240、センサモジュール250、および電池260を有している。
CPU210は、メモリ240に記憶されているプログラムを読み出して実行し、所定の処理を行う。また、CPU210は、プログラムに従って、演算結果をメモリ240に書き込む。
受信部220は、空調機100が送信する各種信号を受信する。受信部220が受信した情報は、メモリ240に記憶される。
送信部230は、空調機100に各種信号を送信する。具体的には、送信部230は、メモリ240に記憶されているデータDを送信する。
メモリ240は、各種情報を記憶する。メモリ240に記憶される情報には、データDおよび空調機100からの受信情報が含まれる。
センサモジュール250は、所定の計測を行う。本実施形態では、センサモジュール250は、図示しないサーミスタを用いて、空調対象空間の空気の温度を計測する。
電池260は、センシング機器200の駆動に用いられる。センシング機器200は、電力系統には接続されていないので、電力系統からの電力供給を必要とするセンシング機器に比べ、設置場所の選択の自由度が高く、設置も容易である。
(2-3)加湿機300
加湿機300は、図1に示すように、水の供給を受けた加湿フィルタ301に空気を通過させ、その通過する空気に対して水分を供給する方式を採用している。加湿フィルタ301は、モータ370によって回転しながら水トレー303の水と接触することによって、通気面に水が供給される。加湿フィルタ301の回転が止まると、加湿は行われない。
水トレー303では、タンク305から水の供給を受けることによって、加湿フィルタ301に供給される水の補充が行われる。タンク305の水は、利用者によって補給される。
図2に示すように、加湿機300は、CPU310、受信部320、送信部330、メモリ340、湿度センサ350、タンク水量センサ360およびモータ370を有している。
CPU310は、メモリ340に記憶されているプログラムを読み出して実行し、所定の処理を行う。例えば、CPU310は、モータ370を動作させることにより加湿機300に加湿動作を行わせ、或いは、モータ370を停止させることにより加湿機300に加湿動作を停止させる。また、CPU310は、プログラムに従って、演算結果をメモリ340に書き込む。
受信部320は、空調機100が送信する各種信号を受信する。受信部320が受信した情報は、メモリ340に記憶される。
送信部330は、空調機100に各種信号を送信する。具体的には、送信部330は、湿度データ、タンク水量を送信する。
メモリ340は、各種情報を記憶する。メモリ340に記憶される情報には、制御プログラム、湿度情報、空調機100からの受信情報が含まれる。
湿度センサ350は湿度データをCPU310に提供す、タンク水量センサ360は、タンクの残水量をCPU310に提供する。
(3)空調システム1の通信動作
図3は、空調システム1における通信を説明するためのシーケンスチャートである。図3において、矢印は信号の送信方向を示している。また、実線の矢印は低速通信を示し、破線の矢印は高速通信を示している。
(3-1)ペアリング処理
空調機100が空調対象空間に据え付けられて電源が投入され、リモコン50に電池が装着されると、リモコン50はペアリング要求を低速通信で空調機100に送信する。空調機100のCPU110は、リモコン50のペアリング要求に応答し、空調機100とリモコン50とのペアリング処理が低速通信で行われる。
また、センシング機器200の電源が初めて投入されると、センシング機器200のCPU210は、送信部230を介してペアリング要求を低速通信で空調機100に送信する。空調機100のCPU110は、センシング機器200のペアリング要求に応答し、空調機100とセンシング機器200とのペアリング処理が低速通信で行われる。
また、加湿機300の電源が初めて投入されると、加湿機300のCPU310は、送信部330を介してペアリング要求を低速通信で空調機100に送信する。空調機100のCPU110は、加湿機300のペアリング要求に応答し、空調機100と加湿機300とのペアリング処理が低速通信で行われる。
以上のように、ペアリング処理は低速通信で行われ、消費電力の低減が図られている。
(3-2)データの送受信
また、空調機100とリモコン50とのペアリング処理が完了した後、リモコン50は空調機100にデータを低速通信で要求する。一方、空調機100のCPU110は、受信部120を介してリモコン50からデータの要求を受信すると、メモリ140に記憶されているデータを、送信部130を介して送信する。リモコン50が空調機100に要求するデータは、温度、湿度、電気代などが含まれる。通常、空調機100からリモコン50へのデータ送信は、低速通信で行われる。
また、空調機100とセンシング機器200とのペアリング処理が完了した後、センシング機器200は計測を開始する。本実施形態では、センシング機器200のセンサモジュール250は温度センサモジュールであって、所定のタイミングで温度の計測を行い、計測値はメモリ240にデータDとして記憶されている。
空調機100のCPU110は、送信部130を介してセンシング機器200にデータDを低速通信で要求する。センシング機器200のCPU210は、受信部220を介して空調機100からデータDの送信要求を受信すると、送信部230を介してデータDを低速通信で送信する。空調機100のCPU110は、受信部120がセンシング機器200からデータDを受信すると、データDをメモリ140に記憶させる。
また、空調機100と加湿機300とのペアリング処理が完了した後、加湿機300のCPU310は、湿度センサ350を介して湿度の計測を開始する。また、CPU310は、湿度センサ350の計測値、加湿機300の運転時間、タンク水量センサ360の計測値を、データMDとしてメモリ340に記憶させる。
空調機100のCPU110は、送信部130を介して加湿機300にデータMDを低速通信で要求する。加湿機300のCPU310は、受信部320を介して空調機100からデータMDの送信要求を受信すると、送信部330を介してデータMDを低速通信で送信する。空調機100のCPU110は、受信部120が加湿機300からデータMDを受信すると、データMDをメモリ140に記憶させる。
(3-3)通信速度の切換
図4は、リモコン50から空調機100に運転開始指示または運転停止指示が送信された時点以降の空調システム1における通信を説明するためのシーケンスチャートである。図4において、矢印は信号の送信方向を示している。実線の矢印は低速通信を示し、破線の矢印は高速通信を示している。
(3-3-1)空調機100の通信動作
また、図5は、リモコン50から空調機100に運転開始指示が送信された時点以降の空調機100の通信動作のフローチャートである。以下、図4および図5を参照しながら、その動作について説明する。
(ステップS1)
ステップS1において、空調機100のCPU110は、リモコン50からの運転開始指示の有無を判定する。
CPU110は、リモコン50からの運転開始指示が有るときはステップS2に進み、リモコン50からの運転開始指示がないときはステップS7へ進む。
(ステップS2)
ステップS2において、CPU110は、送信部130を介してセンシング機器200および加湿機300に、通信速度を高速へ切り換えるように指示する。
(ステップS3)
ステップS3において、CPU110は、送信部130を介して高速通信で、センシング機器200および加湿機300にデータを要求する。CPU110は、センシング機器200にデータDを要求し、加湿機300にデータMDを要求する。
(ステップS4)
ステップS4において、CPU110は、受信部120を介して、センシング機器200および加湿機300からデータを受信する。CPU110は、センシング機器200からはデータDを受信し、加湿機300からはデータMDを受信する。
(ステップS5)
ステップS5において、空調機100のCPU110は、リモコン50からの運転停止指示の有無を判定する。リモコン50からの運転停止指示が有るときは、ステップS6に進む。リモコン50からの運転停止指示がないときは、ステップS3へ戻る。
(ステップS6)
ステップS6において、CPU110は、送信部130を介してセンシング機器200および加湿機300に、通信速度を低速へ切り換えるように指示する。
(ステップS7)
ステップS7において、CPU110は、送信部130を介して低速通信で、センシング機器200および加湿機300にデータを要求する。CPU110は、センシング機器200にデータDを要求し、加湿機300にデータMDを要求する。
(ステップS8)
ステップS8において、CPU110は、受信部120を介して、センシング機器200および加湿機300からデータを受信する。CPU110は、センシング機器200からはデータDを受信し、加湿機300からはデータMDを受信する。
(ステップS9)
ステップS9において、CPU110は、電源がオフされたか否かを判定する。CPU110は、電源がオフされたと判定したときは制御を終了し、電源がオフされていないと判定ときはステップS1へ戻る。
以上のように、CPU110は、リモコン50からの運転開始指示をトリガーにして、センシング機器200および加湿機300に対して、通信速度を高速に切り換えるように指示する。
また、CPU110は、リモコン50からの運転停止指示をトリガーにして、センシング機器200および加湿機300に対して、通信速度を低速に切り換えるように指示する。
(3-3-2)センシング機器200の通信動作
図5では、空調機100のCPU110側から視た通信動作を説明したので、ここでは、センシング機器200のCPU210側から視た通信動作を説明する。
また、図6は、リモコン50から空調機100に運転開始指示が送信された時点以降のセンシング機器200の通信動作のフローチャートである。以下、図4および図6を参照しながら、その動作について説明する。
(ステップS11)
ステップS11において、センシング機器200のCPU210は、空調機100から通信速度を高速へ切り換える指示が有るか否かを判定する。
CPU210は、通信速度を高速へ切り換える指示が有るときはステップS12に進み、通信速度を高速へ切り換える指示がないときはステップS17へ進む。
(ステップS12)
ステップS12において、CPU210は、通信速度を高速へ切り換える。
(ステップS13)
ステップS13において、CPU210は、空調機100からデータの送信要求が有るか否かを判定する。
CPU210は、データの送信要求が有るときはステップS14に進み、データの送信要求がないときは、引き続きデータの送信要求の有無を判定する。
(ステップS14)
ステップS14において、CPU210は、送信部230を介して、データを高速通信で送信する。送信されるデータは、データDである。
(ステップS15)
ステップS15において、センシング機器200のCPU210は、空調機100から通信速度を低速へ切り換える指示が有るか否かを判定する。
CPU210は、通信速度を低速へ切り換える指示が有るときはステップS16に進み、通信速度を低速へ切り換える指示がないときはステップS13へ進む。
(ステップS16)
ステップS16において、CPU210は、通信速度を低速へ切り換える。
(ステップS17)
ステップS17において、CPU210は、空調機100からデータの送信要求が有るか否かを判定する。
CPU210は、データの送信要求が有るときはステップS18に進み、データの送信要求がないときは、ステップS11へ戻る。
(ステップS18)
ステップS18において、CPU210は、送信部230を介して、データを低速通信で送信する。送信されるデータは、データDである。
(ステップS19)
ステップS19において、CPU210は、電源がオフされたか否かを判定する。CPU210は、電源がオフされたと判定ときは制御を終了し、電源がオフされていないと判定ときはステップS11へ戻る。
以上のように、センシング機器200のCPU210は、空調機100からの通信速度を高速に切り換える指示をトリガーにして、通信速度を高速に切り換える。
また、CPU210は、空調機100からの通信速度を低速に切り換える指示をトリガーにして、通信速度を低速に切り換える。
また、センシング機器200は、起動することなく、空調機100からの指示に応じて、通信速度を高速または低速に切り換えて、空調機100と通信を行う。
(3-3-3)加湿機300の通信動作
加湿機300の通信動作も、図6と同様のフローで動作する。したがって、加湿機300のCPU310は、空調機100からの通信速度を高速に切り換える指示をトリガーにして、通信速度を高速に切り換える。
また、CPU310は、空調機100からの通信速度を低速に切り換える指示をトリガーにして、通信速度を低速に切り換える。
また、加湿機300は、起動することなく、空調機100からの指示に応じて、通信速度を高速または低速に切り換えて、空調機100と通信を行う。
(4)特徴
(4-1)
この空調システム1では、空調機100が運転開始のとき、空調機100、センシング機器200および加湿機300は通信速度を低速から高速へ切り換える。
また、空調機100が運転を停止しているときは、センシング機器200および加湿機300との通信は低速で行われている。
このように、電力消費の大きい高速通信への切換を選択的に行うことも可能となり、消費電力を抑えることができる。
(4-2)
空調システム1では、運転停止中のセンシング機器200のCPU210および加湿機300のCPU310が、空調機100のCPU110から通信速度を高速へ切り換える指示を受けて高速へ切り換えた後も、センシング機器200および加湿機300は起動することなく運転停止を継続する。
(4-3)
空調システム1では、リモコン50から空調機100のCPU110への運転開始指示をトリガーとして、空調機100のCPU110がセンシング機器200のCPU210および加湿機300のCPU310に対して通信速度を高速に切り換えるように指示する。
(4-4)
空調システム1では、リモコン50が、空調機100のCPU110に低速で運転開始または運転停止の指示を送信する。リモコン50からの「指示」程度の情報に関しては、それが低速で送信されることによって、消費電力の低減が図られる。
(4-5)
空調機100とリモコン50とのペアリングは低速で行われる。
(5)変形例
(5-1)
上記実施形態では、リモコン50から空調機100への運転開始指示をトリガーにして通信速度が高速に切り換えられ、リモコン50から空調機100への運転停止指示をトリガーにして通信速度が低速に切り換えられているが、これに限定されない。
例えば、空調機100とセンシング機器200および加湿機300との間で、所定時間ごとに通信速度が切り換えられてもよい。これによって、空調機100が定期的にセンシング機器200および加湿機300からデータDおよびデータMDを取得する必要がある場合に、情報取得のタイミングに合わせて通信速度が低速から高速へ切り換えられる。これによって、運転に必要な情報を適時に利用して運転を最適に行うことができる。
さらに、空調機100の運転状況に応じて、空調機100とセンシング機器200および加湿機300との通信速度を切り換えるようにしてもよい。
例えば、空調機100が運転中であったとしても、空調機100がサーモオフ時には、センシング機器200および加湿機300に対して通信速度を低速に切り換えるようにしてもよい。
また、同様にサーモオン時に、空調機100がセンシング機器200および加湿機300に対して通信速度を高速に切り換えるようにしてもよい。
(用語の説明)
ここで、「サーモオフ」および「サーモオン」について説明する。例えば、室外ユニットに室内ユニットが接続されている場合、室内温度制御は、室内ユニットの設定温度に対して許容範囲を設定する。
ここで、サーモオフとは、空調運転を行っているとき、室内温度と設定温度の差が許容範囲になった場合、つまり室内温度が設定温度に近づいた場合に、空調運転を休止することである。
また、サーモオンとは、サーモオフの状態から、室内温度と設定温度の差が許容範囲から外れた場合、つまり室内温度と設定温度との差が開いた場合に、空調運転を再開することである。
本変形例の場合は、室外ユニットに1台の室内ユニットが接続されている。サーモオフは、空調運転を行っているとき、室内温度と設定温度の差が許容範囲になった場合に、圧縮機を停止させて室内ユニットが空調運転を休止することである。また、サーモオンは、サーモオフの状態から、室内温度と設定温度の差が許容範囲から外れた場合に、圧縮機を再起動させて当該室内ユニットの空調運転を再開することである。
(5-2)
図7は、リモコン50から空調機100にデータ要求が送信されたときの空調システムにおける通信を説明するためのシーケンスチャートである。
リモコン50から空調機100へデータを要求した場合の空調機100からリモコン50への通信速度については、例えば、空調機100のCPU110が、空調機100が取得したデータをリモコン50に高速通信で送信してもよい。
当該データは、センシング機器200からのデータDまたは加湿機300からのデータMDを含む。もちろん、全てのデータを高速通信で送信する必要はなく、一部のデータのみを高速通信で送信してもよい。高速通信で送信した方が望ましいデータとしては、位置情報や生体情報のセンシング情報などが考えられる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 空調システム
50 リモコン(第1端末)
100 空調機(第1機能部)
110 CPU(第1制御部)
200 センシング機器(第2機能部)
210 CPU(第2制御部)
特開2017-200122号公報

Claims (9)

  1. 第1機能部(100)と、
    第2機能部(200)と、
    前記第1機能部(100)を制御する第1制御部(110)と、
    前記第2機能部(200)を制御する第2制御部(210)と、
    を備え、
    前記第1制御部(110)と前記第2制御部(210)とは近距離無線通信を行い、
    前記近距離無線通信の通信速度は、第1速度および前記第1速度よりも速い第2速度のいずれかに切換可能であり、
    前記第1機能部(100)の運転状況に応じて、前記第1制御部(110)により前記通信速度が切り換えられる、
    空調システム。
  2. 前記第1機能部(100)および前記第2機能部(200)が運転を停止しているとき、前記近距離無線通信は前記第1速度で行われ、
    前記第1機能部(100)が運転を開始すると、前記第1制御部(110)は前記第2制御部(210)に対して前記通信速度を前記第1速度から前記第2速度へ切り換えるように指示する、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記第2制御部(210)が前記第1制御部(110)から前記通信速度を前記第2速度へ切り換える指示を受けて前記第2速度へ切り換えた後も、前記第2機能部(200)は運転停止を継続する、
    請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記第1制御部(110)および前記第2制御部(210)は、所定時間ごとに前記通信速度を切り換える、
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の空調システム。
  5. 前記第1制御部(110)に指示を送信する第1端末(50)をさらに備える、
    請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の空調システム。
  6. 前記第1端末(50)は、前記第1制御部(110)と近距離無線通信を行い、
    前記第1速度で前記指示を送信する、
    請求項5に記載の空調システム。
  7. 前記第1制御部(110)と前記第1端末(50)とのペアリングは、前記第1速度で行われる、
    請求項5に記載の空調システム。
  8. 前記第1制御部(110)は、前記第1機能部(100)に関するデータを取得し、
    前記第1端末(50)に前記第2速度で前記データを送信する、
    請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の空調システム。
  9. 前記第1機能部(100)は、空調機である、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の空調システム。
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