JP7754397B2 - 電子錠取付構造、サムターン装置、電子錠取付方法、及び電子錠取外し方法 - Google Patents

電子錠取付構造、サムターン装置、電子錠取付方法、及び電子錠取外し方法

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JP7754397B2 JP2021020334A JP2021020334A JP7754397B2 JP 7754397 B2 JP7754397 B2 JP 7754397B2 JP 2021020334 A JP2021020334 A JP 2021020334A JP 2021020334 A JP2021020334 A JP 2021020334A JP 7754397 B2 JP7754397 B2 JP 7754397B2
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Description

本開示は、電子錠取付構造、サムターン装置、電子錠取付方法、及び電子錠取外し方法に関する。
扉のサムターンを回転動作させることにより、自動で扉を施錠又は開錠できる錠開閉装置(電子錠)が知られている。特許文献1には、サムターンのつまみを挟持可能なサムターンホルダを備え、つまみを挟持した状態でサムターンホルダを回転駆動させることでサムターンを操作する、所謂後付けタイプの電子錠が記載されている。
特許第6060471号公報
しかし、特許文献1などに記載される従来の後付けタイプの電子錠は、サムターンホルダによりサムターンのつまみを挟持する状態を維持するために、電子錠の筐体を扉の主面などサムターンの周囲に固定する必要がある。電子錠を扉に固定する手法としては、主に両面テープが用いられる。このため、電子錠を扉から取り外したり位置の微調整を行いにくい、また、取り外したときに扉にテープの跡が残り見映えが悪い、などの問題があった。
本開示は、後付けタイプの電子錠を扉のサムターンに容易に脱着可能であり、かつ電子錠をサムターン装置に強固に取り付け可能な電子錠取付構造、サムターン装置、電子錠取付方法、及び電子錠取外し方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係る電子錠取付構造は、電子錠に設けられる電子錠側係合部と、サムターン装置に設けられ、前記電子錠側係合部の移動によって前記電子錠側係合部と係合するサムターン側係合部と、を備え、前記電子錠が前記サムターン装置に取り付けられた状態において、前記電子錠側係合部と前記サムターン側係合部とが相対移動可能であり、前記サムターン装置を複数種の箱錠と連結可能とするために前記サムターン装置のサムターン軸側に設けられるアタッチメントを備える。
本開示によれば、後付けタイプの電子錠を扉のサムターンに容易に脱着可能であり、かつ電子錠をサムターン装置に強固に取り付け可能な電子錠取付構造、サムターン装置、電子錠取付方法、及び電子錠取外し方法を提供することができる。
電子錠の扉への設置状態の一例を示す平面図 電子錠の背面側を示す斜視図 第1実施形態に係る電子錠取付構造のうちサムターン装置を示す斜視図 サムターン装置の背面側の平面図 第1実施形態における電子錠の取り付け方法を説明する図 第1実施形態におけるロック部の動作を説明する模式図 第1実施形態において台座がサムターン装置に取り付けられている状態を示す側面図 第1実施形態において台座がサムターン装置に取り付けられている状態を示す背面側斜視図 図8から台座を透明化した背面側斜視図 台座がサムターン装置に取り付けられている状態を示す下面図 図7中のA-A断面図 サムターン装置のアタッチメントのバリエーションを示す図 第2実施形態に係る電子錠取付構造のサムターン装置を背面側から視た分解斜視図 第2実施形態に係る電子錠取付構造の台座を背面側から視た平面図 第2実施形態における電子錠の取り付け方法を説明する図 第2実施形態において台座がサムターン装置に取り付けられている状態を示す背面側斜視図 第3実施形態に係る電子錠取付構造を背面側から視た分解斜視図 電子錠取付構造のサムターン装置を背面側から視た平面図 第3実施形態に係る電子錠取付構造のサムターン装置を前面側から視た分解斜視図 第3実施形態において台座がサムターン装置に取り付けられている状態を示す背面側斜視図 第3実施形態におけるロック部の動作を説明する模式図 第3実施形態において台座がサムターン装置に取り付けられている状態を示す断面図
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
なお、以下の説明において、x方向、y方向、z方向は互いに垂直な方向である。x方向は電子錠1の長手方向である。y方向は、電子錠1の短手方向である。z方向は、サムターン連結部9の回転軸の延在方向である。また、図1の例では、電子錠1を扉40に設置したときには、x方向が鉛直方向であり、y方向及びz方向が水平方向である。また、x方向及びy方向が扉40の電子錠1を設置する面40Aの延在方向である。以下の説明では、x負方向側を「上側」、x正方向側を「下側」と表記する場合がある。z正方向側を「表側」や「前側」、z負方向側を「裏側」や「背面側」、「後側」などと表記する場合がある。
[第1実施形態]
図1~図12を参照して第1実施形態を説明する。
<電子錠の概略構成>
まず図1、図2を参照して、電子錠1の概略構成について説明する。図1は、電子錠1の扉40への設置状態の一例を示す平面図である。図2は、電子錠1の背面側を示す斜視図である。
図1に示すように、電子錠1は、既設の扉40の室内側の面40Aに設けられるサムターン41に後付けされるものである。サムターン41は、扉40の開錠及び施錠を操作するための要素であり、例えばz正方向側の端面に設けられるツマミ部42をユーザが回転操作することによって開錠や施錠を行うことができる。周知のサムターン41は、例えば円錐台形状であり、ツマミ部42は、その円形の端面において、回転軸4を通り、かつ、端面の円形状の直径に沿って延在するよう形成される。
電子錠1は、このような本来手動で操作するサムターン41を自動で回転操作するための装置である。
図2に示すように、電子錠1は、筐体2の裏側の面の下側約半分が切り取られた略矩形状の外観をしている。裏側の面の切り取られた部分には、扉40のサムターン41のツマミ部42に係合するサムターンホルダ5が設けられている。
サムターンホルダ5は、電子錠1の筐体2の内部に設けられるモータなどの動力源(図示せず)によって、図1に示す回転軸4まわりに回転駆動される。サムターンホルダ5は、例えば図2に示すように略円柱状に形成され、z負方向側の端面には、回転中心を通り、かつ、直径方向に延在する溝部51が形成されている。溝部51は、サムターン41のツマミ部42が挿入できる幅で形成される。電子錠1は、サムターンホルダ5の溝部51にサムターン41のツマミ部42が篏合された状態で、図1に示すように扉40の室内側の面40Aに設置される。そして、モータなどの駆動源によりサムターンホルダ5を回転駆動させることによって、溝部51に篏合されているサムターン41を回転操作する。
電子錠1の筐体2の表側の面には、サムターンホルダ5の反対側の位置に、ユーザが手動により操作可能なノブ3が設けられている。ノブ3は、例えば図1に示すようにノブ3の回転軸に直交する円形面3Aと、この円形面3Aの中央部に設けられた略半月状のツマミ部3Bとを有している。ノブ3には、回転軸4を介してサムターンホルダ5が固定され、ノブ3とともにサムターンホルダ5とが回転する。ユーザはノブ3を操作することによってサムターン41を手動でも回転操作することができる。
電子錠1は、スマートフォンや制御盤等のコントローラ(図示せず)から無線または有線により操作指示を受けて対応する動作(施錠、開錠等)を行うようになっている。無線の方式としては、Bluetooth(登録商標)やWiFi(登録商標)等が用いられる。
従来の後付けタイプの電子錠1では、図1に示すような扉40への設置時には、サムターンホルダ5によりサムターン41のツマミ部42を挟持する状態を維持するために、電子錠1の筐体2を扉40の面40Aなどサムターン41の周囲に固定する必要がある。電子錠1を扉40に固定する従来手法としては、主に両面テープが用いられる。例えば筐体2の背面2Aが扉40の面40Aと接触するため、この背面2Aに両面テープを貼付して、扉40に接着していた。このため、電子錠1を扉40から取り外したり位置の微調整を行いにくい、また、取り外したときに扉40にテープの跡が残り見映えが悪い、などの問題があった。
第1実施形態に係る電子錠取付構造10は、このような従来の電子錠1の設置時の問題を解決するためのものである。
<電子錠取付構造10の概要>
図2に加えて図3、図4を参照して、電子錠取付構造10の構成について説明する。図2は、上述のとおり電子錠1の背面側を示す斜視図であって、さらに第1実施形態に係る電子錠取付構造10の台座20を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係る電子錠取付構造10のうちサムターン装置30を示す斜視図である。
図2、図3に示すように、電子錠取付構造10は、台座20とサムターン装置30とを備える。台座20は、電子錠1の背面側に設置される部材である。電子錠1は扉40に接触しない状態で台座20を介して固定可能となる。サムターン装置30は、既存のサムターン41と同様の機能を有し、サムターン41と置き換えて扉40に設置して使用される。サムターン装置30は、電子錠取付構造10に含まれる専用品である。
第1実施形態の電子錠取付構造10では、電子錠1が取り付けられた台座20を、扉40に取り付けられたサムターン装置30に対して、このサムターン装置30が取り付けられる面40Aの延在方向に沿った所定の一方向(例えばx負方向側(上側)からx正方向側(下側)へ向かう鉛直下方)にスライド移動させる。これにより、台座20をサムターン装置30に係合させ、この結果、電子錠1がサムターン装置30に取り付けられる。
台座20は、図2に示すように、電子錠1の筐体2のうちサムターンホルダ5の周囲の背面2Aから窪んでいる部分の外周を覆い、かつ、背面2Aも覆うように、電子錠1に取り付けられる。台座20は、z負方向側の端部に配置され、x方向及びy方向に延在する板状の背板部21と、背板部21の下部に設けられ、背板部21からx正方向側に突出する一対の側板部23、24と、一対の側板部23、24の下端部同士を接続するよう形成される底板部25とを有する。側板部23は背板部21のy負方向側の端部に沿って、側板部24は背板部21のy正方向側の端部に沿って、略同一の厚さで形成される。側板部23の端面23A及び側板部24の端面24A(図7など参照)は、電子錠1の筐体2の背面上部側の凸部2Bの下端面2Cと篏合するように形成される。
背板部21の上部にはねじ挿通孔29が設けられる。台座20が電子錠1の背面側に篏合した状態で、ねじ挿通孔29を介してz負方向側からねじ2Eが挿入されて、電子錠1の筐体2の背面2Aに設けられるネジ穴2Dに螺合されることによって、台座20が電子錠1と一体的に固定される。
背板部21の下部には、下端部から上方に窪んで開口部26が形成されている。開口部26の形状は、サムターン装置30の外形(図2の例では四角形状)と同様に形成され、サムターン装置30を篏合可能に形成される。底板部25のz負方向側の部分は、この開口部26にサムターン装置30を挿入可能とするためz正方向側へ凹んで形成されている(図10参照)。開口部26は、一対の側面26A、26Bと、これらの側面26A、26Bの上端を結ぶ上端面26Cと、により区画されている。
一対の側面26A、26Bには、x方向に沿って筋部27A、27Bが形成されている。筋部27A、27Bは、側面26A、26Bから開口部26の中心側に突出して形成されている。この筋部27A、27Bは、「電子錠側係合部」として機能する。また、筋部27A、27Bには、ロック用凹部28が設けられている。ロック用凹部28は、z方向からみたときに、x正方向側(下方側)にy方向に沿う底辺を有し、筋部27のy方向の突出端部側が上部となり基端部側が下部となる斜辺とを有する三角形状となるように、筋部27の一部を窪むよう形成されている。なお、本実施形態では、図2に図示されないほうの筋部27Aにロック用凹部28が形成されるが、図示の便宜上、図2では他方の筋部27Bに形成されるよう図示している。なお、ロック用凹部28の機能の詳細については後述する。
図3に示すように、サムターン装置30は、既存のサムターン41と置き換えて扉40の箱錠50に取り付けられる。サムターン装置30は、既存のサムターン41と同様に、本体31と、ツマミ部32とを有し、ツマミ部32を回転操作することによって箱錠50を操作して、扉40の開錠及び施錠を行うことができる。
サムターン装置30は、既存のサムターン41とは異なり、本体31が四角柱形状に形成され、z正方向側に面してツマミ部32が設けられる前面31Eと、z負方向側に面して扉40の面40Aと接触する裏面31Fと、y負方向側に面する側面31Aと、y正方向側に面する側面31Bと、x負方向側に面する上面31Cと、x正方向側に面する下面31Dとを有する。側面31A、31Bには、x方向に沿って溝部33A、33Bが形成されている。溝部33A、33Bは、側面31A、31Bから本体31の内部側に凹んで形成されている。この溝部33A、33Bは、「サムターン側係合部」として機能する。
また、サムターン装置30には、z方向を軸線方向とするネジ挿通孔37が設けられている。ネジ挿通孔37は、既存のサムターン41を箱錠50に取り付けるための箱錠50側のネジ穴43や挿通孔44などと同軸上の位置に配置される。ネジ挿通孔37は、本体31の前面31Eと裏面31Fとの間を貫通して設けられる。サムターン装置30は、既存のサムターン41を箱錠50に取り付けるためのネジ45がネジ挿通孔37に挿通されてネジ穴43と螺合することによって、扉40の箱錠50に設置される。
なお、図3の例では、ネジ挿通孔37は本体31に2個設けられる。2つのネジ挿通孔37の配置は、例えば図3に例示するように、四角形状の本体31の前面31Eにおいて、2つの対角線で区切った4つの領域のうち対向する2つの領域(側面31Aを含む領域と側面31Bを含む領域)に配置される(図4も参照)。このようなネジ挿通孔37の配置により、サムターン装置30の裏面31Fの全体が扉40とほぼ均等な力で接触するように設置できる。
図4は、サムターン装置30の背面側の平面図である。図4に示すように、サムターン装置30は、ロック部34を備える。ロック部34は、y方向に延在して形成され、y方向に沿って本体31に対して相対移動可能に設置される。ロック部34のy正方向側端部にはコイルバネ34Cが取り付けられる。ロック部34は、コイルバネ34Cによりy負方向側に付勢されている。ロック部34のy負方向側の端部には傾斜面34Aが形成されている。傾斜面34Aは、法線方向が斜め上方(x負方向側かつy負方向側)を向くよう形成されている。
傾斜面34Aを含むロック部34の先端部分は、コイルバネ34Cの付勢力によって本体31の内部から溝部33Aに突き出されて配置されている。また、ロック部34は、操作部34Bを備える。操作部34Bは、ロック部34のy方向に延在する基部からx正方向側に延び、本体31の下面31Dに設けられるガイド孔35から一部が突出している。ガイド孔35は、操作部34Bの突出部分のy方向寸法より大きく形成され、これにより操作部34Bをガイド孔35に沿ってy方向に移動可能となっている。ユーザが操作部34Bをy方向に操作することによって、ロック部34をy方向に移動させることができ、これにより、溝部33Aに突出している傾斜面34Aを溝部33Aに進退自在となっている。
<電子錠の取り付け、取り外し手順>
図5は、第1実施形態における電子錠1の取り付け方法を説明する図である。図5に示すように、第1実施形態の電子錠取付構造10では、まずは電子錠1に台座20を取り付け、扉40にサムターン装置30を取り付ける。次に、台座20の筋部27A、27Bを、上方からサムターン装置30の溝部33A、33Bと篏合可能な位置に位置合わせさせる(位置合わせステップ)。そして、この位置合わせした状態から台座20を筋部27A、27B及び溝部33A、33Bの延在方向の下方に向けてスライド移動させることによって、筋部27A、27Bを溝部33A、33Bに係合させ(係合ステップ)、台座20をサムターン装置30に連結させる。さらに、サムターン装置30のロック部34が台座20のロック用凹部28に篏合されて、台座20を上方に移動不能となるように固定されることによって、筋部27A、27Bと溝部33A、33Bとの係合状態が保持される(係合保持ステップ)。この結果、台座20とサムターン装置30とが連結固定され、これにより電子錠1が扉40のサムターン装置30に取り付けられる。
図6は、第1実施形態におけるロック部34の動作を説明する模式図である。図6は、ロック部34による台座20の固定の過程を(A)、(B)、(C)の三段階で示している。まず図6(A)に示すように、台座20の筋部27Aがサムターン装置30の溝部33Aに篏合しながら下方に移動し、筋部27Aの下端角部27A1がロック部34の傾斜面34Aに突き当たる。
下端角部27A1が傾斜面34Aと当接した状態で、さらに台座20が下方に移動するよう外力が加えられると、傾斜面34Aから受ける押圧力によってロック部34がy正方向側に押され、やがて図6(B)に示すように、コイルバネ34Cの付勢力に抗してロック部34がy正方向側に移動する。これにより、傾斜面34Aが本体31内部に退避するので、筋部27Aはロック部34よりさらにx正方向側へ移動可能となる。
図6(C)に示すように、筋部27Aに設けられるロック用凹部28が傾斜面34Aと対向する位置まで台座20が下がると、ロック部34は筋部27Aから受ける押圧力が無くなるので、コイルバネ34Cの付勢力によって再び溝部33A内へ進出し、ロック部34の先端部がロック用凹部28に係合する。このとき、ロック部34の下端のx正方向側に向く面と、ロック用凹部の最下部のx負方向側に向く面とが対向配置された状態となるので、台座20はロック部34によって上方への抜き出しを防止され、サムターン装置30に固定される。
つまり第1実施形態では、サムターン装置30のロック部34と、台座20のロック用凹部28とが、「電子錠側係合部とサムターン側係合部との係合状態を保持するロック機構」として機能する。
なお、第1実施形態の電子錠取付構造10では、サムターン装置30にロック部34を設け、台座20にロック用凹部28を設ける構成を例示したが、台座20側にロック部34を設け、サムターン装置30側にロック用凹部28を設ける構成としてもよい。また、ロック部34とロック用凹部28とを係合させる構成以外のロック機構を適用してもよい。
図7は、第1実施形態において台座20がサムターン装置30に取り付けられている状態を示す側面図である。図7に示すように、取り付け状態では、サムターン装置30は台座20の内部に完全に収容される。
図8は、第1実施形態において台座20がサムターン装置30に取り付けられている状態を示す背面側斜視図である。図8に示すように、台座20がサムターン装置30に取り付けられた状態では、台座20のz負方向側の端面と、サムターン装置30の裏面31Fとが面一となる。
図9は、図8から台座20を透明化した背面側斜視図である。図9に示すように、台座20がサムターン装置30に取り付けられている状態では、サムターン装置30のツマミ部32が、電子錠1のサムターンホルダ5の溝部51に篏合されており、これにより電子錠1がサムターン装置30を操作可能に連結されている。
なお、図9などに示す例では、サムターン装置30の本体31の裏面31Fが開口されている構成が図示されているが、裏面31Fに形成される開口部を蓋などの部材で塞ぐ構成(図12(A)参照)でもよい。また、図9などに示す例では、電子錠1の筐体2とサムターンホルダ5とがなす隙間にワイヤなどで形成される線状部材が設置されている。この線状部材は、サムターンホルダ5をサムターン装置30に組み付ける際に、サムターンホルダ5の溝部51がサムターン装置30のツマミ部32に対してずれないようにサムターンホルダ5の回転を固定するための要素である。この線状部材は、サムターンホルダ5がサムターン装置30に組み付けられた後に取り外される。
図10は、台座20がサムターン装置30に取り付けられている状態を示す下面図である。図10に示すように、台座20の筋部27A、27Bが、サムターン装置30の溝部33A、33Bにそれぞれ係合されている。
図11は、図7中のA-A断面図である。図11に示すように、台座20がサムターン装置30に取り付けられている状態では、サムターン装置30のロック部34が矢印Aで示すようにy負方向側に付勢されて突出しており、台座20のロック用凹部28に係止されている。これによりサムターン装置30に対する台座20の上方への相対移動が規制されている。
この状態から台座20をサムターン装置30から離脱させる場合には、まずロック部34の操作部34Bが矢印Bで示すようにy正方向側に移動操作されて、矢印Cで示すようにロック部34全体もy正方向側に移動して、傾斜面34Aがサムターン装置30の内部側に退避される。これにより、ロック部34がロック用凹部28から外れて、筋部27A、27Bと溝部33A、33Bとの係合状態が解除され(係合解除ステップ)、台座20をサムターン装置30から上方へ移動可能となる。この状態で矢印Dで示すように台座20を上方に移動させることによって、筋部27A、27Bを溝部33A、33Bから離脱させ(離脱ステップ)、この結果、サムターン装置30から台座20(及び電子錠1)を取り外すことができる。
図12は、サムターン装置30のアタッチメントのバリエーションを示す図である。図12には(A)、(B)、(C)、(D)に示すように4種類のアタッチメント36A、36B、36C、36Dが例示されている。図12に示すように、サムターン装置30はさまざまなアタッチメント36A~36Dを本体31の裏面31F側に取り付け可能である。上述のように、サムターン装置30は、既存のサムターン41と置き換えて扉40の箱錠50に連結される。この箱錠50の連結部分の形状は、箱錠50を製造するメーカーによって異なる。そこで本実施形態のサムターン装置30は、箱錠50の連結部分の形状に応じて、適切なアタッチメント36A~36Dを本体31に取り付けることによって、多種の箱錠50に取り付け可能となるよう構成される。これにより、本実施形態に係る電子錠取付構造10は、さまざまはメーカーの箱錠50に適用可能となり、汎用性を向上できる。
なお、第1実施形態の電子錠取付構造10では、電子錠1が取り付けられた台座20を、扉40に取り付けられたサムターン装置30に対して、鉛直下方にスライド移動させることによって電子錠1をサムターン装置30に取り付ける構成を例示したが、スライド移動の方向は鉛直下方に限られない。少なくとも、スライド方向は、サムターン装置30が取り付けられる面40Aの延在方向に沿った所定の一方向であればよい。例えば、台座220を水平方向(y方向)にスライド移動させてサムターン装置30に係合させる構成でもよい。
このように、第1実施形態に係る電子錠取付構造10は、電子錠1に取り付けられる台座20に設けられる筋部27A、27B(電子錠側係合部)と、サムターン装置30に設けられ、筋部27A、27Bの移動によって筋部27A、27Bと係合する溝部33A、33B(サムターン側係合部)と、を備える。筋部27A、27Bと溝部33A、33Bとが係合することにより、電子錠1が台座20を介してサムターン装置30に取り付けられる。このとき、電子錠1がサムターン装置30に取り付けられた状態において、筋部27A、27Bと溝部33A、33Bとが相対移動可能である。
この構成により、電子錠1は従来のように扉40の表面に接着などにより取り付けられるのではなく、サムターン装置30に取り付けられる。また、台座20の筋部27A、27Bとサムターン装置30の溝部33A、33Bとの係合により取り付けられる。さらに、電子錠1がサムターン装置30に取り付けられた状態において、筋部27A、27Bと溝部33A、33Bとが相対移動可能である。したがって、従来の接着などによる取付手法に比べて、電子錠1の取り付けも取外しも容易にできる。また、溝部33A、33Bが取り付け位置のガイドとしても機能するので、より確実に所望の位置に電子錠1を取り付けることが可能となる。したがって、後付けタイプの電子錠1を扉40のサムターン装置30に容易に脱着可能となる。さらに、台座20の筋部27A、27Bがサムターン装置30の溝部33A、33Bと係合しているため、外力が加わっても外れにくく、電子錠1をサムターン装置30に強固に取り付け可能である。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、筋部27A、27B(電子錠側係合部)を溝部33A、33B(サムターン側係合部)に係合させるための「移動」とは、所定の一方向(例えば鉛直下方向)へのスライド移動である。この構成により、サムターン装置30の溝部33A、33Bに筋部27A、27Bの位置を合わせれば、上から台座20を差し込むという簡易な操作だけで電子錠1をサムターン装置30に取り付けることができる。また、電子錠1がサムターン装置30に取り付けられた状態から、台座20を上に抜き取るという簡易な操作だけで電子錠1をサムターン装置30から取り外すことができる。したがって、電子錠1とサムターン装置30との脱着をさらに簡易にできる。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、筋部27A、27B(電子錠側係合部)は、電子錠1の背面側に設置される台座20に設けられる。この構成により、電子錠1にサムターン装置30との係合構造を直接設ける必要がないので、元々サムターン装置30との係合が考慮されていない既存の後付けタイプの電子錠でも台座20を取り付けることによってサムターン装置30に取り付け可能となる。したがって、既存の後付けタイプの電子錠を適用することができ、汎用性を向上できる。
なお、第1実施形態では台座20と電子錠1とが別体の構成を例示したが、台座20と電子錠1とは一体でもよい。この場合、「筋部27A、27B(電子錠側係合部)は電子錠1に設けられる」とも表現できる。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、筋部27A、27B(電子錠側係合部)と溝部33A、33B(サムターン側係合部)との係合状態を保持するロック機構としてのロック部34及びロック用凹部28を備える。この構成により、台座20のサムターン装置30からの抜け出しを規制できるので、電子錠1のサムターン装置30への取り付けをより強固にできる。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、サムターン装置30の扉40への設置時の水平方向(y方向)の幅は、30mmから100mmであるのが好ましい。30mm未満であると、サムターン装置30に係合された電子錠1(台座20)がガタついてしまう虞がある。100mmを超えると、サムターン装置30が扉40の枠と干渉してしまう虞がある。
[第2実施形態]
図13~図16を参照して第2実施形態を説明する。図13は、第2実施形態に係る電子錠取付構造10Aのサムターン装置70を背面側から視た分解斜視図である。図14は、第2実施形態に係る電子錠取付構造10Aの台座60を背面側から視た平面図である。図15は、第2実施形態における電子錠1の取り付け方法を説明する図である。図16は、第2実施形態において台座60がサムターン装置70に取り付けられている状態を示す背面側斜視図である。
<電子錠取付構造10Aの概要>
第2実施形態に係る電子錠取付構造10Aは、電子錠1が取り付けられた台座60を、扉40に取り付けられたサムターン装置70に対して係合させる点では第1実施形態と共通する。しかし、第2実施形態に係る電子錠取付構造10Aは、台座60とサムターン装置70との係合構成が第1実施形態とは異なる。より詳細には、第2実施形態に係る電子錠取付構造10Aでは、台座60が回転軸4の軸まわりの回転移動によって、サムターン装置70と係合する。
図13に示すように、サムターン装置70は、既存のサムターン41と同様に、本体71と、ツマミ部72とを有し、ツマミ部72を回転操作することによって箱錠50を操作して、扉40の開錠及び施錠を行うことができる。
本体71は、略円柱状に形成され、ツマミ部72の回転軸まわりに配置される周面71Aを有する。周面71Aには、周方向に沿って略等間隔に複数(図13の例では4個)の篏合溝73が形成されている。篏合溝73は、周面71Aから本体71の内部側に凹んで形成されている。この篏合溝73は「サムターン側係合部」として機能する。
篏合溝73は、ツマミ部72の回転軸の軸線方向(z方向)に沿って延在する軸方向溝73Aと、周面71Aの周方向に沿って延在する周方向溝73Bとを有する。軸方向溝73Aは、周面71Aのz正方向側の端部からz負方向側の端部までのz方向の全域に亘って形成されている。周方向溝73Bは、周面71Aのz正方向側の端部から所定幅の範囲で形成されている。軸方向溝73Aのz正方向側の端部は、周方向溝73Bの一方の端部と繋がっている。つまり篏合溝73は、本体71の径方向外側から視たときに、略L字状に形成されている。軸方向溝73Aは、本体71の周方向の幅が、後述する台座60の凸部67の幅より大きく形成されている。周方向溝73Bは、本体71の軸方向の幅が、後述する台座60の凸部67の厚さより大きく形成されている。
図14に示すように、台座60は、第1実施形態の背板部21、側板部23、24、底板部25と同様の背板部61、側板部63、64、及び底板部65を有する。台座60の背板部61の下部には、円形状の開口部66が形成されている。開口部66の形状は、サムターン装置70の外形と同様に形成され、サムターン装置70を篏合可能に形成される。円形状の開口部66には、周面の周方向に沿って略等間隔に複数(図14の例では4個)の凸部67が形成されている。凸部67は、開口部66の周面上から中心側に突出して形成されている。この凸部67は、「電子錠側係合部」として機能する。
<電子錠1の取り付け、取り外し手順>
図15に示すように、第2実施形態の電子錠取付構造10Aでは、電子錠1に台座60を取り付け、扉40にサムターン装置70を取り付ける。そして、台座60の凸部67を扉40の前方側(z正方向側)からサムターン装置70の篏合溝73の軸方向溝73Aに篏合させた状態で、図15に矢印Aで示すように、台座60を軸方向溝73Aの延在方向にスライド移動させる。さらに、台座60の凸部67がサムターン装置70の背面側端部に到達すると、図15に矢印Bで示すように、台座60をサムターン軸まわりに回転させ、台座60の凸部67が篏合溝73の周方向溝73Bに沿って周面71Aの周方向に沿って回転移動する。そして、台座60の凸部67が周方向溝73Bの端部に到達すると、台座60がサムターン装置70に連結した状態となる。
このとき、台座60の凸部67は、篏合溝73の周方向溝73Bによって軸方向のうちz正方向側への移動が規制され、かつ、扉40の面40Aによってz負方向側の移動も規制される。
つまり第2実施形態では、篏合溝73の周方向溝73Bと、台座60の凸部67とが、「電子錠側係合部とサムターン側係合部との係合状態を保持するロック機構」として機能する。
なお、第2実施形態の電子錠取付構造10Aでは、サムターン装置70に周方向溝73Bを設け、台座60に凸部67を設ける構成を例示したが、台座60側に周方向溝73Bを設け、サムターン装置70側に凸部67を設ける構成としてもよい。また、周方向溝73Bと凸部67とを係合させる構成以外のロック機構を適用してもよい。
図16に示すように、台座60がサムターン装置70に取り付けられた状態では、台座60のz負方向側の端面と、サムターン装置70のz負方向側の端面とが面一となる。
なお、図16などに示す例では、サムターン装置70の本体71のz負方向側の裏面が開口されている構成が図示されているが、裏面に形成される開口部を蓋などの部材で塞ぐ構成でもよい。
なお、図16に示す取付状態から台座60をサムターン装置70から離脱させる場合には、まず図15に示した矢印Bとは反対方向に台座60を回転させ、台座60の凸部67を篏合溝73の周方向溝73Bに沿って周面71Aの周方向に沿って回転移動させる。そして、台座60の凸部67が周方向溝73Bの端部に到達すると、図15に示した矢印Aとは反対方向に台座60をスライド移動させ、台座60の凸部67を篏合溝73の軸方向溝73Aに沿ってz正方向側へ移動させる。そして、台座60の凸部67がサムターン装置70の前面側端部に到達すると、台座60がサムターン装置70から離脱する。
なお、第2実施形態では台座60と電子錠1とが別体の構成を例示したが、台座60と電子錠1とは一体でもよい。この場合、「凸部67(電子錠側係合部)は電子錠1に設けられる」とも表現できる。
[第3実施形態]
図17~図22を参照して第3実施形態を説明する。図17は、第3実施形態に係る電子錠取付構造10Bを背面側から視た分解斜視図である。図18は、電子錠取付構造10Bのサムターン装置90を背面側から視た平面図である。図19は、第3実施形態に係る電子錠取付構造10Bのサムターン装置90を前面側から視た分解斜視図である。図20は、第3実施形態において台座80がサムターン装置90に取り付けられている状態を示す背面側斜視図である。図21は、第3実施形態におけるロック部94Aの動作を説明する模式図である。図22は、第3実施形態において台座80がサムターン装置90に取り付けられている状態を示す断面図である。
<電子錠取付構造10Bの概要>
第3実施形態に係る電子錠取付構造10Bは、電子錠1が取り付けられた台座80を、扉40に取り付けられたサムターン装置90に対して係合させる点では第1、第2実施形態と共通する。しかし、第3実施形態に係る電子錠取付構造10Bは、台座80とサムターン装置90との係合構成が第1、第2実施形態とは異なる。より詳細には、台座80を扉40との対向方向(z方向)にスライド移動させることによって、台座80をサムターン装置90に係合させる。
図17、図19に示すように、サムターン装置90は、既存のサムターン41と同様に、本体91と、ツマミ部92とを有し、ツマミ部92を回転操作することによって箱錠50を操作して、扉40の開錠及び施錠を行うことができる。
本体91は、第1実施形態と同様に四角柱形状に形成され、z正方向側に面してツマミ部92が設けられる前面91Eと、z負方向側に面して扉40の面40Aと接触する裏面91Fと、y負方向側に面する側面91Aと、y正方向側に面する側面91Bと、x負方向側に面する上面91Cと、x正方向側に面する下面91Dとを有する。図17~図19に示すように、側面91A、91Bと、下面91Dには、z方向に沿って溝部93A、93B、93Dが形成されている。溝部93A、93B、93Dは、側面91A、91B、及び下面91Dから本体91の内部側に凹んで形成されている。この溝部93A、93B、93Dは、「サムターン側係合部」として機能する。
なお、本体91の上面91Cにも同様の溝部を設けてもよい。
図17に示すように、台座80は、第1実施形態の背板部21、側板部23、24、底板部25と同様の背板部81、側板部83、84、及び底板部85を有する。台座80の背板部81の下部には、四角形状の開口部86が形成されている。開口部86の形状は、サムターン装置90の外形と同様に形成され、サムターン装置90を篏合可能に形成される。四角形状の開口部86には、四辺のうち、サムターン装置90の側面91A、91B、及び下面91Dと対向する三辺にそれぞれ凸部87A、87B、87Dが形成されている。凸部87A、87B、87Dは、開口部86の周面上から中心側に突出して形成されている。これらの凸部87A、87B、87Dは、「電子錠側係合部」として機能する。
また、開口部86には、凸部87A、87Bと隣接して溝部88A、88Bが設けられる。溝部88A、88Bは、開口部86の周面から外側に凹んで形成される。溝部88A、88Bは、開口部86のz負方向側の端部からz正方向側に延在して形成される。溝部88A、88Bには、台座80がサムターン装置90に篏合する際に、後述するサムターン装置90のロック部94A、94Bの先端部94A4、94B4が進入する。
また、図17~図19に示すように、サムターン装置90はロック部94A、94Bを備える。ロック部94A、94Bは、本体91の内部から溝部93A、93Bに突き出されて配置されている。
ロック部94A、94Bは、本体91のz方向の厚みに対して薄い板厚の板材である。本体91の側面91A、91Bのz方向の略中央の位置には、x方向に延在する孔部95A、95Bが形成されている。孔部95A、95Bは、溝部93A、93Bと略直交する。孔部95A、95Bのz方向の幅は、ロック部94A、94Bのz方向の厚さより大きく、ロック部94A、94Bが孔部95A、95Bに進退可能に挿入されている。
図18、図19に示すように、ロック部94Aは、回転部94A1と、この回転部94A1からx正方向側に延びる直線状のアーム部94A2と、アーム部94A2の先端から略直交方向(y正方向側)に延びる先端部94A4とを有する。アーム部94A2のz正方向側の面には、y正方向側に進むほどz負方向側に遷移するよう傾斜面94A3が形成されている。回転部94A1は、本体91の内部において、図示しないz方向に延在する回転軸に軸支されて、さらに、先端部94A4が本体91の外側に進出する方向(図18では反時計回り)に付勢されている。これにより、ロック部94Aは、外力を受けない通常状態では、先端部94A4が側面91Aよりも外側(y正方向側)に突出し、かつ、アーム部94A2及び傾斜面94A3の一部が溝部93Aに進出するように設置される。
同様に、ロック部94Bは、回転部94B1と、この回転部94B1からx負方向側に延びる直線状のアーム部94B2と、アーム部94A2の先端から略直交方向(y負方向側)に延びる先端部94B4とを有する。アーム部94B2のz正方向側の面には、y負方向側に進むほどz負方向側に遷移するよう傾斜面94B3が形成されている。回転部94B1は、本体91の内部において、図示しないz方向に延在する回転軸に軸支されて、さらに、先端部94B4が本体91の外側に進出する方向(図18では反時計回り)に付勢されている。これにより、ロック部94Bは、外力を受けない通常状態では、先端部94B4が側面91Bよりも外側(y負方向側)に突出し、かつ、アーム部94B2及び傾斜面94B3の一部が溝部93Bに進出するように設置される。
<電子錠の取り付け、取り外し手順>
図17に示すように、第3実施形態の電子錠取付構造10Bでは、電子錠1に台座80を取り付け、扉40の箱錠50にサムターン装置90を取り付ける。そして、台座80の凸部87A、87B、87Dを前方側(z正方向側)からサムターン装置90の溝部93A、93B、93Dに篏合させた状態で、台座80を溝部93A、93B、93Dの延在方向に沿って扉40側(図17に矢印で示すz負方向側)に向けてスライド移動させることによって、台座80をサムターン装置90に連結させる。さらに、最終的に、サムターン装置90のロック部94A、94Bが台座80を前方側(離脱側)に移動不能となるように固定することによって、台座80とサムターン装置90とが連結固定され、これにより電子錠1が扉40のサムターン装置90に取り付けられる。
図21は、ロック部94A、94Bによる台座80の固定の過程を(A)、(B)、(C)の三段階で示している。また、図21では、一対のロック部94A、94Bのうち一方のロック部94Aのみを例示しているが、他方のロック部94Bの動作も同様である。
まず図21(A)に示すように、台座80の凸部87Aがサムターン装置90の溝部93Aに篏合しながら扉40に接近する方向(z負方向)に移動し、凸部87Aの先端角部87A1がロック部94Aの傾斜面94A3に突き当たる。
先端角部87A1が傾斜面94A3と当接した状態で、さらに台座80が扉40に接近する方向に移動するよう外力が加えられると、傾斜面94A3から受ける押圧力によってロック部94Aがy負方向側に押され、やがて図21(B)に示すように、回転部94A1が受ける付勢力に抗してロック部94Aがy負方向側に移動する。これにより、傾斜面94A3が本体91内部に退避するので、凸部87Aはロック部94Aよりさらに扉40側へ移動可能となる。
図21(C)に示すように、凸部87Aのz正方向側の端部(進行方向の後端)がロック部94Aより扉40側となる位置まで台座80が移動すると、ロック部94Aは凸部87Aから受ける押圧力が無くなるので、回転部94A1が受ける付勢力によって再び溝部93A内へ進出する。このとき、ロック部94Aのz負方向側に向く面と、凸部87Aのz正方向側に向く面とが対向配置された状態となるので、台座80はロック部94Aによってz正方向(離脱方向)への抜き出しを防止され、サムターン装置90に固定される。
つまり第3実施形態では、サムターン装置90のロック部94A、94Bと、台座80の凸部87A、87Bとが、「電子錠側係合部とサムターン側係合部との係合状態を保持するロック機構」として機能する。
なお、第3実施形態の電子錠取付構造10Bでは、サムターン装置90にロック部94A、94Bを設け、台座80に凸部87A、87Bを設ける構成を例示したが、台座80側にロック部94A、94Bを設け、サムターン装置90側に凸部87A、87Bを設ける構成としてもよい。また、ロック部94A、94Bと凸部87A、87Bとを係合させる構成以外のロック機構を適用してもよい。
図20に示すように、台座80がサムターン装置90に取り付けられた状態では、台座80のz負方向側の端面と、サムターン装置90の裏面91Fとが面一となる。
なお、図20などに示す例では、サムターン装置90の本体91の裏面91Fが開口されている構成が図示されているが、裏面91Fに形成される開口部を蓋などの部材で塞ぐ構成でもよい。
また、図22に示すように、台座80がサムターン装置90に取り付けられた状態では、台座80の凸部87A、87Bが、サムターン装置90のロック部94A、94Bよりも扉40側(図22の紙面手前側)に配置されている。この状態から台座80をサムターン装置90から離脱させる場合には、ロック部94A、94Bを本体91の内部に移動させて、台座80の凸部87A、87Bを溝部93A、93Bから抜き出し可能とする必要がある。
このようなロック部94A、94Bの操作を可能とするために、第3実施形態では台座80の背板部81のy正方向側の側面及びy負方向側の側面から開口部86までを貫通する貫通孔89A、89Bが設けられている。貫通孔89A、89Bは、溝部93A、93Bの底面のうちロック部94A、94Bの先端部94A4、94B4の位置に開口されている。
第3実施形態において、図20に示す状態から台座80をサムターン装置90から離脱させる場合には、貫通孔89A、89Bから棒材などを挿入して、この棒材によりロック部94A、94Bの先端部94A4、94B4を押圧して、ロック部94A、94Bを本体91の内部に移動させる。これにより、台座80の凸部87A、87Bとロック部94A、94Bとの係合状態が解除され、台座80をサムターン装置90からz正方向側へ移動可能となる。この状態で台座80をz正方向側(図17に示した矢印と反対側)に移動させることによって、サムターン装置90から台座80(及び電子錠1)を取り外すことができる。
また、第3実施形態では台座80と電子錠1とが別体の構成を例示したが、台座80と電子錠1とは一体でもよい。この場合、「凸部87A、87B、87D(電子錠側係合部)は電子錠1に設けられる」とも表現できる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
1…電子錠、10、10A、10B…電子錠取付構造、20、60、80…台座、27A、27B…筋部(電子錠側係合部)、30、70、90…サムターン装置、33A、33B…溝部(サムターン側係合部)、36A、36B、36C、36D…アタッチメント、67…凸部(電子錠側係合部、ロック機構)、73…篏合溝(サムターン側係合部)、73B…周方向溝(ロック機構)、87A、87B…凸部(電子錠側係合部、ロック機構)、93A、93B…溝部(サムターン側係合部)、94A、94B…ロック部(ロック機構)

Claims (10)

  1. 電子錠に設けられる電子錠側係合部と、
    サムターン装置に設けられ、前記電子錠側係合部の移動によって前記電子錠側係合部と係合するサムターン側係合部と、
    を備え、
    前記電子錠が前記サムターン装置に取り付けられた状態において、前記電子錠側係合部と前記サムターン側係合部とが相対移動可能であり、
    前記サムターン装置を複数種の箱錠と連結可能とするために前記サムターン装置のサムターン軸側に設けられるアタッチメントを備える、
    電子錠取付構造。
  2. 電子錠に設けられる電子錠側係合部と、
    前記電子錠の背面側に設置される台座に設けられる開口部と、
    前記開口部に嵌合可能に同様の形状に形成された外形を有するサムターン装置に設けられ、前記電子錠側係合部の移動によって前記電子錠側係合部と係合するサムターン側係合部と、
    を備え、
    前記電子錠が前記サムターン装置に取り付けられた状態において、前記電子錠側係合部と前記サムターン側係合部とが相対移動可能である、
    電子錠取付構造。
  3. 前記移動が、所定の一方向のスライド移動である、
    請求項1又は2に記載の電子錠取付構造。
  4. 前記移動が、サムターン軸の軸まわりの回転移動である、
    請求項1又は2に記載の電子錠取付構造。
  5. 前記電子錠側係合部は、前記電子錠の背面側に設置される台座に設けられる、
    請求項1~のいずれか1項に記載の電子錠取付構造。
  6. 前記電子錠側係合部と前記サムターン側係合部との係合状態を保持するロック機構を備える、
    請求項1~のいずれか1項に記載の電子錠取付構造。
  7. 前記サムターン装置の扉への設置時の水平方向の幅は30mmから100mmである、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の電子錠取付構造。
  8. 電子錠に設けられる電子錠側係合部の移動によって前記電子錠側係合部と係合するサムターン側係合部を備え、
    前記電子錠側係合部と前記サムターン側係合部とが係合することにより、前記電子錠を取り付け可能であり、
    さらに、複数種の箱錠と連結可能とするためにサムターン軸側に設けられるアタッチメントを備える、
    サムターン装置。
  9. 電子錠をサムターン装置に取り付ける電子錠取付方法であって、
    前記サムターン装置を複数種の箱錠と連結可能とするために前記サムターン装置のサムターン軸側に設けられるアタッチメントのうちの適切なアタッチメントが取り付けられ、且つ、既存のサムターンと置き換えて扉の箱錠に連結された前記サムターン装置において、
    前記電子錠に設けられる電子錠側係合部を、前記サムターン装置に設けられるサムターン側係合部と係合可能な位置に位置合わせする位置合わせステップと、
    前記電子錠側係合部を移動させて前記サムターン側係合部と係合させる係合ステップと、
    前記サムターン装置に設けられるロック機構により、前記電子錠側係合部と前記サムターン側係合部との係合状態を保持する係合保持ステップと、
    を含む電子錠取付方法。
  10. 請求項9に記載された電子錠取付方法によって前記サムターン装置に取り付けられた前記電子錠を前記サムターン装置から取り外す電子錠取外し方法であって、
    前記ロック機構が操作されて、前記電子錠側係合部と前記サムターン側係合部との係合状態が解除される係合解除ステップと、
    前記電子錠側係合部を移動させて前記サムターン側係合部から離脱させる離脱ステップと、
    を含む電子錠取外し方法。
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