JP7752829B2 - 水洗大便器 - Google Patents

水洗大便器

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JP7752829B2 JP2021161234A JP2021161234A JP7752829B2 JP 7752829 B2 JP7752829 B2 JP 7752829B2 JP 2021161234 A JP2021161234 A JP 2021161234A JP 2021161234 A JP2021161234 A JP 2021161234A JP 7752829 B2 JP7752829 B2 JP 7752829B2
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Description

本発明は、水洗大便器に係り、汚物の排出性能の低下を抑制した水洗大便器に関する。
例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載されているように、ボウル部と、ボウル部に吐水して旋回流を形成する吐水部と、ボウル部の下方に接続された排水配管と、を備えた水洗大便器が知られている。これらの水洗大便器においては、ボウル部が、汚物受け面とこの汚物受け面の下方に設けられ凹部である溜水部を備えている。
これらの水洗大便器においては、溜水部の前方側と排水管路の入口の接続部が上方に突出する凸曲面により形成され、さらに、溜水部の後方側と排水管路の入口の接続部が内側に突出する凸曲面により形成されている。これらの水洗大便器の溜水部の形状により、溜水部内に縦旋回流が形成され、この旋回流により重量系汚物を排水管路に排出するようになっている。
特に、ボウル部内の水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる、「洗い落とし式水洗大便器」の場合には、排水管路の入口付近に広がる汚物等に対して凹部内で旋回流が作用することに加えて、洗浄水による上方からの水圧が加わることにより、汚物を排水管路内に押し込むことができる作用が顕著になってくる。
特開2021-25225号公報 特開2020-7908号公報 特開2015-67954号公報
従来の水洗大便器において、特に、洗い落とし式の水洗大便器においては、ボウル部の下部に形成された溜水部に縦旋回流を形成するため、溜水部を小さく形成する必要がある。溜水部が小さくなると、ボウル部のうち汚物が付着する面積が大きくなるという問題が生じる。一方で、溜水部を従来よりも大きく形成すると、溜水部中心側への洗浄水の流れが形成されづらくなり、溜水部に汚物が散乱したまま洗浄が行われるため、汚物等と排水トラップ管路の前方側面又は排水トラップ管路の上流側の面との間に隙間が生じ、その隙間から洗浄水が流れる、いわゆる、「圧抜け現象」が生じ、汚物に対して水圧(面圧)がうまくかからず、汚物が排出できないという恐れがあった。
本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、溜水部を大きく形成しても、汚物付着を抑制し且つ洗浄性能の低下の抑制することができる水洗大便器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水により洗浄され汚物を排出する水洗大便器であって、汚物を受けるボウル部と、このボウル部に洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部と、ボウル部に接続されボウル部から下方へ延びる下降管路及びこの下降管路に接続され下降管路から上方へ延びる上昇管路を備えた排水トラップ管路と、を有し、下降管路はボウル部との接続部に形成された入口部及び上昇管路との接続部に形成された出口部を備え、上昇管路は下降管路との接続部に形成された入口部及び下流側に形成された出口部を備え、下降管路とボウル部の後方側の接続部から前方に延びる第1水平仮想線と、この第1水平仮想線よりも下方に位置し下降管路と上昇管路の接続部の頂部から前方に延びる第2水平仮想線と、下降管路の頂部から洗浄水の流線に沿って延びる第3仮想線を設定した場合、第1水平仮想線と第2水平仮想線の間に、第3仮想線から洗浄水の流線に対して直交する垂直断面の高さがその下流側よりも減少した減少部が形成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、下降管路とボウル部の後方側の接続部から前方に延びる第1水平仮想線と、この第1水平仮想線よりも下方に位置し下降管路と上昇管路の接続部の頂部から前方に延びる第2水平仮想線と、下降管路の頂部から洗浄水の流線に沿って延びる第3仮想線を設定した場合、第1水平仮想線と第2水平仮想線の間に、第3仮想線から洗浄水の流線に対して直交する垂直断面の高さがその下流側よりも減少した減少部が形成されているので、汚物を洗浄水で押し出す際に洗浄水が汚物の下を通って圧が逃げること(圧抜け現象)を防止することができるため、洗浄水の流れを有効活用して、洗浄性能の低下を抑制することができる。さらに、この減少部が下降管路の途中に設けられた場合にも、汚物が下降管路に侵入したあとに汚物の周りからの圧が逃げることを防止することができるため、つまりの原因を防ぎつつ洗浄性能の低下(洗浄水の流れを有効活用)することができる。
本発明において、好ましくは、減少部は、下降管路に接続されたボウル部の前方領域の底面又は下降管路の前方側の側面に設けられ、下降管路の中心側に向けて突出した第1円弧面により形成されている請求項1に記載の水洗大便器。
このように構成された本発明においては、減少部が、下降管路に接続されたボウル部の前方領域の底面又は下降管路の前方側の側面に設けられ、下降管路の中心側に向けて突出した第1円弧面により形成されているので、汚物を下降管路の中心に誘導しつつ汚物の下方から圧が逃げることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、第1円弧面の頂部が、第1水平仮想線と第2水平仮想線の間に設けられている。
このように構成された本発明においては、第1円弧面の頂部が第1水平仮想線と第2水平仮想線の間に設けられているので、第1円弧面の頂部において、汚物の周りから圧が逃げることを防止することができ、それにより、洗浄水の流れを有効活用して、洗浄性能の抑制を防止することができる。
本発明において、好ましくは、下降管路とボウル部の後方側の接続部は、ボウル部の中心側に突出した後方円弧部により形成されている。
このように構成された本発明においては、下降管路とボウル部の後方側の接続部がボウル部の中心側に突出した後方円弧部により形成されているので、汚物の後ろ側から洗浄水の圧が抜けることを防止することででき、これにより、洗浄水の流れを有効活用して洗浄性能の抑制を防止することができる。
本発明において、好ましくは、後方円弧部は、上記第1円弧面よりも上方に設けられている。
このように構成された本発明においては、後方円弧部が第1円弧面よりも上方に設けられているので、下降管路の垂直断面の高さが大きく減少することを抑制しつつ洗浄水の圧が抜けることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、ボウル部は、汚物受け面とこの汚物受け面の下方に設けられた溜水部を備え、この溜水部の底面には、ボウル部の中心側に向けて突出する第2円弧面が設けられている。
このように構成された本発明においては、溜水部の底面にボウル部の中心側に向けて突出する第2円弧面が設けられているので、汚物を第2円弧面から第1円弧面にスムーズに誘導することができる。
本発明において、好ましくは、第1円弧面と第2円弧面は連続して設けられており、第2円弧面の曲率半径よりも第1円弧面の曲率半径の方が大きく設定されている。
このように構成された本発明においては、第1円弧面と第2円弧面は連続して設けられており、第2円弧面の曲率半径よりも第1円弧面の曲率半径の方が大きく設定されているので、溜水部の第2円弧面に沿って流れる洗浄水の一部を第1円弧面で剥離させて、下降管路の中央側に洗浄水及び汚物を誘導することができ、面圧(水圧)を高めて、汚物を排出することができる。
本発明の水洗大便器によれば、溜水部を大きく形成しても、汚物付着を抑制し且つ洗浄性能の低下の抑制することができる。
本発明の実施形態による水洗大便器を示す平面図である。 図1のII-II線に沿って見た断面図である。 図2の凹部及び排水トラップ管路を拡大して示した拡大部分断面図である。 図2の凹部及び排水トラップ管路を拡大して示すと共に第1乃至第3仮想線を記載した拡大部分断面図である。 図3のA-A線に沿って見た断面図である。 図3のB-B線に沿って見た断面図である。 図3のC-C線に沿って見た断面図である。 図3のD-D線に沿って見た断面図である。 本発明の実施形態による水洗大便器における汚物と洗浄水の流れを示す概略図である。 従来の水洗大便器における汚物と洗浄水流れ及び圧抜け現象を示す概略図である。
以下、図面を参酌して、本発明の実施形態による水洗大便器について説明する。まず、図1及び図2により、本発明の実施形態による水洗大便器の基本構造を説明する。図1は本発明の実施形態による水洗大便器を示す平面図であり、図2は図1のII-II線に沿って見た断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態による水洗大便器1は、陶器製の便器本体2を備えている。水洗大便器1は、ボウル部内の水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる、「洗い落し式の水洗大便器」である。なお、本実施形態による水洗大便器はサイホン式の水洗大便器にも適用可能である。
水洗大便器1の便器本体2は、上流側から下流側に向かって、導水路4と、ボウル形状のボウル部6と、排水トラップ部8を備えている。なお、便器本体2の上面には便座(図示せず)及び便蓋(図示せず)等が設けられている。
さらに、水洗大便器1は、その後部側に、洗浄水を貯水して便器本体2へ給水する洗浄水源である貯水タンク10を備えている。なお、本実施形態では、洗浄水源として、貯水タンク10以外に、水道水の給水圧を直接利用した水道直圧式やフラッシュバルブ式のもの、ポンプの補圧を利用して洗浄水を供給するものを使用してもよい。
便器本体2の上流側には導水路4が設けられ、この導水路4により、貯水タンク10(図1参照)から供給された洗浄水がボウル部6に導かれるようになっている。ボウル部6は、汚物受け面12と、この汚物受け面12の上部に設けられたリム部14と、汚物受け面12とリム部14の間に設けられた棚部16、汚物受け面12の下方に設けられ溜水部を形成する凹部18を備えている。
さらに、ボウル部6を前方から見てリム部14の左側前方領域には、ボウル部6に洗浄水を吐水する第1リム吐水口20が設けられ、さらに、右側後方領域には、第2リム吐水口22が設けられている。
導水路4は、共通導水路24と、この共通導水路24から下流側に分岐した第1リム導水路26及び第2リム導水路28を備えている。共通導水路24の上流端には貯水タンク10から洗浄水を導く入口4aが形成されている。
また、第1リム導水路26の下流端には上述した第1リム吐水口20があり、洗浄水を第1リム吐水口20まで導くようになっている。同様に、第2リム導水路28の下流端には上述した第2リム吐水口28があり、洗浄水を第2リム吐水口28まで導くようになっている。
第1リム吐水口20からはその前方側の棚部16に向けて洗浄水が吐水され、第2リム吐水口22からは後方側の棚部16に向けて洗浄水が吐水され、これらの第1リム吐水口20及び第2リム吐水口22から洗浄水が同一方向に吐水されるので、ボウル部6に旋回流を形成するようになっている。
さらに、第1リム吐水口20から吐水された洗浄水は、旋回しながら、上述した凹部18内に流入する。第2リム吐水口22から吐水された洗浄水は、凹部18の周りを旋回した後に、凹部18の前方領域に流入し、これらの第1リム吐水口20から吐水された洗浄水と第2リム吐水口22から吐水された洗浄水が凹部18内で合流し、凹部18内で縦旋回流を形成するようになっている。
図2に示すように、ボウル部6の凹部18には、排水トラップ管路8が接続されている。この排水トラップ管路8は、凹部18から下方に延びる下降管路30とこの下降管路30の下流端に接続された上昇管路32を備えている。この上昇管路32の下流側は排出口(図示せず)まで延び、この排水口に外部にある排出配管(図示せず)が接続されている。
ここで、凹部18は貯留した溜水により溜水部を形成している。便器洗浄前には、溜水が凹部18内の封水水位WLまで溜まるようになっている。
次に、図3により、ボウル部6の凹部18及び排水トラップ管路8について詳細に説明する。図3は図2の凹部18及び排水トラップ管路8を拡大して示した拡大部分断面図である。
図3に示すように、凹部18の前方領域には、後方に向かってなだらかに下方に傾斜する底面34が設けられている。凹部18の後方領域には、円弧形状で前方に突出する後方円弧部36が設けられている。
まず、凹部18の底面34は、前方側であるP1からP2まで延びる大きな曲率半径R1(R1=200mm)を持つ円弧形状の第2円弧面である前方側円弧面34aと、この前方側円弧面34aから連続して後方側に形成された後方側であるP2からP3まで延びる小さな曲率半径R2(R2=30mm)を持つ円弧形状の第1円弧面である後方側円弧面34bを備えている。ここで、前方側円弧面34aの曲率半径R1は、180mm~230mmの範囲が好ましい。さらに、後方側円弧面34bの曲率半径R2は、20mm~40mmの範囲が好ましい。
ここで、曲率半径R1が小さすぎると、溜水部である凹部18の前方部の水平に近い部分の面積が拡大するため、汚物が乗り上げたままとなり排水トラップ管路8内に誘導され難くなり、一方、曲率半径R1が大きすぎると、溜水部である凹部18の体積が増加して洗浄時に汚物が拡散され易くなり排出性能が悪化し、さらに、凹部18の前方部で水平に近い部分がほとんど無くなってしまうため、縦旋回流形成力が弱くなり、排出性能が悪化する。
また、曲率半径R2が小さすぎると角張ってしまい、見栄えが悪化し、逆に曲率半径R2が大きすぎると、前方側円弧面34aと排水トラップ管路8の接続部がぼやけてしまい、本来の目的である圧抜け減少を抑制できなくなる。
凹部17の後方円弧部36は、曲率半径R3(R3=8mm)の円弧で形成されている。この曲率半径R3は、6mm~12mmの範囲が好ましい。この後部円弧部36はその下端位置がP4で示される位置である。ここで、曲率半径R3が大きすぎると、凹部18の後方と前方で大きな段ができ、後方の流れを前方まで十分に届けることができずに流れが乱れてしまい、縦旋回流形成力が弱まる問題があり、また、凹部18の前方と後方の高低差により見栄えも悪化する。
次に、下降管路30はその上流端である入口40を備え、本実施形態においては、この入口40は、ボウル部6の凹部18の後方円弧部36の下端位置P4と、凹部18の底面34の後方領域の下端位置P3とを結ぶ線によって決定される部分である。下降管路30はその下流端である出口42を備えている。
上昇管路32はその上流端である入口44を備え、さらに、その下流端である出口46(図2参照)を備えている。
次に、図4により、凹部18の底面34の後方領域34bと、下降管路30の入口40との位置関係について説明する。図4は凹部及び排水トラップ管路を拡大して示すと共に第1乃至第3仮想線を記載した拡大部分断面図である。
ここで、下降管路30と凹部18の後方円弧部36の接続部48である下端位置P4から前方に水平に延びる第1水平仮想線L1を引き、次に、第1水平仮想線L1よりも下方に位置し下降管路30と上昇管路32の接続部50の頂部50aから前方に水平に延びる第2水平仮想線L2を引き、さらに、下降管路30の頂部30aから下降管路30内を流れる洗浄水の流線F1(下降管路30の軸線でもある)に沿って延びる第3仮想線L3を引く。
図4に示されているように、上述した凹部18の底面34の後方側領域34bの頂部の位置P6は、上述した第1水平仮想線L1と第2水平仮想線L3の間に位置するようになっている。さらに、本実施形態では、後方側領域34b全体(P2からP3の領域)も、同様に、第1仮想線L1と第2仮想線L3の間に位置するようになっている。
ここで、図4に示されたX1は、上述した特許文献1乃至3に記載された従来の水洗大便器における後方側領域34bに相当する領域の断面形状を示し、X2は、同様に従来の水洗大便器における後方円弧部36に相当する断面形状を示している。
本実施形態における凹部18の底面34の後方側領域34bは、従来の水洗大便器よりも上方への突出量が大きくなっている。また、後方円弧部36の曲率半径R3も、従来の水洗大便器の曲率半径よりも小さな値となり、前方への突出量が大きくなっている。
次に、図3及び図5A乃至図5Dにより、下降管路30及びその下降管路30の入口40の付近の断面形状について説明する。図5Aは図3のA-A線に沿って見た断面図であり、図5Bは図3のB-B線に沿って見た断面図であり、図5Cは図3のC-C線に沿って見た断面図であり、図5Dは図3のD-D線に沿って見た断面図である。なお、図5A及び図Bの点線部分は、仮想線L3によって形成される仮想管路の部分を示している。
図3に示すA-A線、B―B線、C―C線、D―B線は、下降管路30内を流れる洗浄水の流線F1(下降管路30の軸線でもある)に対して直交する垂直断面を示すためのものである。
まず、図5Aには、凹部18の底面34の後方側円弧面34bの頂部の位置P6を通る垂直断面の断面形状が示されている。ここで、この垂直断面の高さはH1であり、後述する高さH2、H3、H4よりも小さな値となっている。
図5Bには、下降管路30の前方側の凹部18の底面34との接続部の位置P3を通る垂直断面の断面形状が示されている。ここで、この垂直断面の高さはH2である。
図5Cには、下降管路30の後方側の凹部18の後方円弧部36の下端の位置P4を通る垂直断面の断面形状が示されている。ここで、この垂直断面の高さはH3である。
図5Dには、下降管路30の入口40の下流側のP7を通る垂直断面の断面形状が示されている。ここで、この垂直断面の高さはH4ある。
ここで、各垂直断面の高さは、「H1<H2=H3=H4」の関係がある。なお、H2、H3、H4のそれぞれは、H1の値より大きければよく、それぞれが同じ値でなくてもよい。各垂直断面の形状は、高さが異なる以外略同一の略三角形状に形成されており、仮想管路と下降管路30の垂直断面の高さが変化し、外観形状が変化しないため、汚物などの詰まりの原因となる流路の最大横方向の変化などが抑えられている。言い換えれば、図5Aの断面積が仮想線L1からL2の間でもっとも小さく形成されている。
上述した本実施形態においては、凹部18の底面34の後方側円弧面34bの頂部の位置P6を通る垂直断面における高さH1が下流側に位置する他の垂直断面の高さよりも小さくなっており、このP6の位置が垂直断面の高さの減少部52を形成している。この減少部52(P6の位置)は、下降管路8の入口部40よりも上流側の凹部18の底面34に形成されている。
ここで、本実施形態においては、図4に示すように、頂部の位置P6は、仮想水平線L1と仮想水平線L2の高さを二等分した中央点よりも下方側に設けられていることが好ましい。減少部52が、仮想水平線L1と仮想水平線L2の中央点よりも下方に設けることにより、汚物Wが下降管路30に侵入した(または近くまで搬送された)あとに汚物Wの周りからの圧が逃げることを防止することができるため、つまりの圧抜け現象の原因を防ぎつつ洗浄性能の低下(洗浄水の流れを有効活用)をより一層行うことができる。
しかしながら、本実施形態においては、他の形態にも適用可能である。第3仮想線L3から洗浄水の流線に対して直交する垂直断面の高さがその下流側よりも小さな値となる減少部52は、上述した第1水平仮想線L1と第2水平仮想線L2の間に位置していれば、下降管路8の途中にあっても良い。
次に、図6A及び図6Bを参照して、上述した本発明の実施形態による水洗大便器1による作用を説明する。図6Aは本発明の実施形態による水洗大便器における汚物と洗浄水の流れを示す概略図であり、図6Bは従来の水洗大便器における汚物と洗浄水流れ及び圧抜け現象を示す概略図である。
まず、図6Bに示すように、従来の水洗大便器60においては、溜水部である凹部62を従来よりも大きく形成すると、溜水部62中心側への洗浄水の流れが形成されづらくなり、溜水部62に汚物が散乱したまま洗浄が行われるため、汚物W等と排水トラップ管路64の前方側面又は排水トラップ管路64の上流側の面との間に隙間Cが生じ、その隙間Cから洗浄水FWが流れる、いわゆる、「圧抜け現象」が生じ、汚物Wに対して水圧(面圧)PBがうまくかからず、汚物が排出できないという恐れがあった。
これに対し、図6Aに示すように、本実施形態による水洗大便器1によれば、下降管路30とボウル部8の後方側の接続部48(P4の位置)から前方に延びる第1水平仮想線L1と、この第1水平仮想線L2よりも下方に位置し下降管路30と上昇管路32の接続部50の頂部50aから前方に延びる第2水平仮想線L2と、下降管路30の頂部30aから洗浄水の流線F1に沿って延びる第3仮想線L3を設定した場合、第1水平仮想線L1と第2水平仮想線L2の間に、第3仮想線L3から洗浄水の流線F1に対して直交する垂直断面の高さHがその下流側よりも減少した減少部52が形成されているので、汚物Wを洗浄水で押し出す際に洗浄水が汚物の下を通って圧が逃げること(圧抜け現象)を防止することができ、汚物Wに大きな水圧(面圧)PAを作用させることができる。そのため、本実施形態による水洗大便器1によれば、洗浄水の流れを有効活用して、洗浄性能の低下を抑制することができる。さらに、この減少部52が下降管路30の途中に設けられた場合にも、汚物Wが下降管路30に侵入したあとに汚物Wの周りからの圧が逃げることを防止することができるため、つまりの原因を防ぎつつ洗浄性能の低下(洗浄水の流れを有効活用)することができる。
次に、本実施形態による水洗大便器1によれば、減少部52が、下降管路30に接続されたボウル部6の凹部18の前方領域の底面34又は下降管路30の前方側の側面に設けられ、下降管路30の中心側に向けて突出した第1円弧面である後方側円弧面34bが相当する)により形成されているので、汚物を下降管路30の中心に誘導しつつ汚物の下方から圧が逃げることを防止することができる。
次に、本実施形態による水洗大便器1によれば、第1円弧面である後方側円弧面34bの頂部が、第1水平仮想線L1と第2水平仮想線L2の間に設けられているので、後方側円弧面34bの頂部において、汚物の周りから圧が逃げることを防止することができ、それにより、洗浄水の流れを有効活用して、洗浄性能の抑制を防止することができる。
次に、本実施形態による水洗大便器1によれば、下降管路30とボウル部6の後方側の接続部48がボウル部6の中心側に突出した後方円弧部36により形成されているので、汚物Wの後ろ側から洗浄水の圧が抜けることを防止することででき、これにより、洗浄水の流れを有効活用して洗浄性能の抑制を防止することができる。
次に、本実施形態による水洗大便器1によれば、後方円弧部36が第1の円弧部である後方側円弧面34bよりも上方に設けられているので、下降管路30の垂直断面の高さが大きく減少することを抑制しつつ洗浄水の圧が抜けることを防止することができる。
次に、本実施形態による水洗大便器1によれば、溜水部である凹部18の底面34にボウル部6の中心側に向けて突出する第2円弧面である前方側円弧面34aが設けられているので、汚物Wを前方側円弧面34aから第1円弧面である後方側円弧面34bにスムーズに誘導することができる。
次に、本実施形態による水洗大便器1によれば、後方側円弧面34bと前方側円弧面34aは連続して設けられており、前方側円弧面34aの曲率半径R1よりも後方側円弧面34bの曲率半径R2の方が大きく設定されているので、溜水部である凹部14の前方側円弧面34aに沿って流れる洗浄水の一部を後方側円弧面34bで剥離させて、下降管路30の中央側に洗浄水及び汚物を誘導することができ、面圧(水圧)を高めて、汚物を排出することができる。
1 水洗大便器
2 便器本体
6 ボウル部
8 排水トラップ管路
18 凹部(溜水部)
30 下降管路
32 上昇管路
34 底面
34a 前方側円弧面(第2円弧面)
34b 後方側円弧面(第1円弧面)
40,44 入口
42,46 出口
48,50 接続部
50 減少部
L1 第1水平仮想線
L2 第2水平仮想線
L2 第3仮想線
F1 洗浄水の流線
H1~H4 垂直断面の高さ

Claims (4)

  1. 洗浄水により洗浄され汚物を排出する水洗大便器であって、
    汚物を受けるボウル部と、
    このボウル部に洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部と、
    上記ボウル部に接続されボウル部から下方へ延びる下降管路及びこの下降管路に接続され下降管路から上方へ延びる上昇管路を備えた排水トラップ管路と、を有し、
    上記下降管路は上記ボウル部との接続部に形成された入口部及び上記上昇管路との接続部に形成された出口部を備え、
    上記上昇管路は上記下降管路との接続部に形成された入口部及び下流側に形成された出口部を備え、
    上記下降管路と上記ボウル部の後方側の接続部は、上記ボウル部の中心側に突出した曲率半径が6mm~12mmの範囲の後方円弧部により形成され、
    上記下降管路と上記ボウル部の後方側の接続部の後方円弧部の下端位置から前方に延びる第1水平仮想線と、この第1水平仮想線よりも下方に位置し上記下降管路と上記上昇管路の接続部の頂部から前方に延びる第2水平仮想線と、上記下降管路の頂部の上端位置から上記下降管路の軸線に沿って延びる第3仮想線を設定した場合、上記第1水平仮想線と第2水平仮想線の間に、上記第3仮想線から上記下降管路の軸線に対して直交する垂直断面の高さがその下流側よりも減少した減少部が形成され、
    上記減少部は、上記下降管路に接続された上記ボウル部の前方領域の底面又は下降管路の前方側の側面に設けられ、上記下降管路の中心側に向けて突出した曲率半径が20mm~40mmの範囲の第1円弧面により形成されていることを特徴とする水洗大便器。
  2. 上記後方円弧部は、上記第1円弧面よりも上方に設けられている請求項に記載の水洗大便器。
  3. 前記ボウル部は、汚物受け面とこの汚物受け面の下方に設けられた溜水部を備え、この溜水部の底面には、上記ボウル部の中心側に向けて突出した曲率半径が180mm~230mmの第2円弧面が設けられている請求項1又は2に記載の水洗大便器。
  4. 上記第1円弧面と上記第2円弧面は連続して設けられており、上記第2円弧面の曲率半径よりも上記第1円弧面の曲率半径の方が小さく設定されている請求項に記載の水洗大便器。
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