JP7744595B2 - 分離方法 - Google Patents

分離方法

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JP7744595B2 JP2023135708A JP2023135708A JP7744595B2 JP 7744595 B2 JP7744595 B2 JP 7744595B2 JP 2023135708 A JP2023135708 A JP 2023135708A JP 2023135708 A JP2023135708 A JP 2023135708A JP 7744595 B2 JP7744595 B2 JP 7744595B2
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Description

本開示は、分離方法に関する。
フルオロカーボンの分離方法として、フルオロカーボンの混合物を蒸留する方法が知られている。特許文献1には、2,3,3,3-テトラフルオロプロペンおよびヘキサフルオロプロペンを含む混合物と、抽出溶剤とを混合して抽出用混合物を得た後、かかる抽出用混合物を蒸留して、ヘキサフルオロプロペンを主成分とする留出物と、2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含む缶出物とを得ることが記載されている。
特開2018-002602号公報
特許文献1に記載の蒸留法では、沸点の近い化合物や、共沸する化合物の分離が困難であり、フルオロカーボン、例えば、二重結合の有無が異なるフルオロカーボンを分離する際、十分に分離できないという不具合が生じ得ることを見出した。
本開示における課題は、フルオロカーボンを分離する新たな方法を提供することにある。
本開示は、以下の態様を含む。
[1]
二重結合を1つ以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
前記フルオロカーボンAと前記フルオロカーボンBの組成比が前記第1の混合物とは異なる第2の混合物を分離することを含み、
前記分離は、前記第1の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材とを接触させることにより実施される、フルオロカーボンの分離方法。
[2]
前記第1の混合物と、前記金属有機構造体を含む吸着材との接触は、-10℃以上80℃以下の温度で実施される、[1]に記載の分離方法。
[3]
前記nは2以上3以下である[1]または[2]に記載の分離方法。
[4]
前記mは1以上3以下である[1]~[3]のいずれか1つに記載の分離方法。
[5]
前記フルオロカーボンAが、R1234yfを含む、[1]~[4]のいずれか1つに記載の分離方法。
[6]
前記フルオロカーボンBが、R134a、R143、R143a、R32及びR125から選ばれる1又は2以上を含む、[1]~[5]のいずれか1つに記載の分離方法。
[7]
前記金属有機構造体は、金属イオンを含む、[1]~[6]のいずれか1つに記載の分離方法。
[8]
前記金属有機構造体は、1種又は2種以上の有機配位子を含み、前記有機配位子は、金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含む、[1]~[7]のいずれか1つに記載の分離方法。
[9]
前記金属有機構造体は、金属イオンと1種又は2種以上の有機配位子とを含み、前記有機配位子は前記金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含む、[1]~[8]のいずれか1つに記載の分離方法。
[10]
前記金属有機構造体は、配位不飽和な金属イオンからなるオープンメタルサイトを有する[1]~[9]のいずれか1つに記載の分離方法。
[11]
前記金属有機構造体を含む吸着材は、樹脂をさらに含む、[1]~[10]のいずれか1つに記載の分離方法。
[12]
前記金属有機構造体を含む吸着材は、粉末状、粒状、フレーク状又はペレット状である、[1]~[11]のいずれか1つに記載の分離方法。
[13]
前記第1の混合物は、フルオロカーボンの共沸混合物又は擬共沸混合物である、[1]~[12]のいずれか1つに記載の分離方法。
[14]
前記分離した第2の混合物と、前記金属有機構造体を含む吸着材とを接触させることをさらに含む、[1]~[13]のいずれか1つに記載の分離方法。
[15]
前記分離した第2の混合物を精製することをさらに含む、[1]~[14]のいずれか1つに記載の分離方法。
[16]
前記第1の混合物と前記金属有機構造体を含む吸着材とを接触させた後、
前記金属有機構造体を含む吸着材から、該金属有機構造体を含む吸着材に吸着された前記フルオロカーボンAを脱離させることをさらに含む、[1]~[15]のいずれか1つに記載の分離方法。
[17]
[1]~[16]のいずれか1つに記載の分離方法を実施する、フルオロカーボン精製システム。
[18]
二重結合を1つ以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
前記フルオロカーボンAの濃度が、前記第1の混合物よりも低減されている第3の混合物を分離することを含み、
前記分離は、前記第1の混合物と、吸着材とを接触させることにより実施される、フルオロカーボンの分離方法。
[19]
前記第1の混合物と吸着材との接触は、-10℃以上80℃以下の温度で実施される、[18]に記載の分離方法。
[20]
前記nは2以上3以下である[18]または[19]に記載の分離方法。
[21]
前記mは1以上3以下である[18]~[20]のいずれか1つに記載の分離方法。
[22]
前記フルオロカーボンAが、R1234yfを含む、[18]~[21]のいずれか1つに記載の分離方法。
[23]
前記フルオロカーボンBが、R134a、R143、R143a、R32及びR125から選ばれる1又は2以上を含む、[18]~[22]のいずれか1つに記載の分離方法。
[24]
前記吸着材は、多孔体を含む、[18]~[23]のいずれか1つに記載の分離方法。
[25]
前記吸着材は有機金属構造体を含む、[18]~[24]のいずれか1つに記載の分離方法。
[26]
前記金属有機構造体は、金属イオンを含む、[25]に記載の分離方法。
[27]
前記金属有機構造体は、1種又は2種以上の有機配位子を含み、前記有機配位子は、金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含む、[25]に記載の分離方法。
[28]
前記金属有機構造体は、金属イオンと1種又は2種以上の有機配位子とを含み、前記有機配位子は前記金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含む、[25]に記載の分離方法。
[29]
前記金属有機構造体は、配位不飽和な金属イオンからなるオープンメタルサイトを有する、[25]に記載の分離方法。
[30]
前記吸着材は、樹脂をさらに含む、[18]~[29]のいずれか1つに記載の分離方法。
[31]
前記吸着材は、粉末状、粒状、フレーク状又はペレット状である、[18]~[30]のいずれか1つに記載の分離方法。
[32]
前記第1の混合物は、フルオロカーボンの共沸混合物又は擬共沸混合物である、[18]~[31]のいずれか1つに記載の分離方法。
[33]
前記分離した第3の混合物と、吸着材とを接触させることをさらに含む、[18]~[32]のいずれか1つに記載の分離方法。
[34]
前記分離した第3の混合物を精製することをさらに含む、[18]~[33]のいずれか1つに記載の分離方法。
[35]
前記第1の混合物と前記吸着材接触させた後、
前記吸着材から、該吸着材に吸着された前記フルオロカーボンAを脱離させることをさらに含む、[18]~[34]のいずれか1つに記載の分離方法。
[36]
[18]~[35]のいずれか1つに記載の分離方法を実施する、フルオロカーボン精製システム。
[37] 金属有機構造体と、二重結合を1つ以上有する炭素数nのフルオロカーボンAとを含み、
前記金属有機構造体は、配位不飽和な金属イオンからなるオープンメタルサイトを有する、複合材料。
本開示によれば、フルオロカーボンを分離する新たな方法を提供し得る。
図1は、本開示の1つの実施形態におけるフルオロカーボン精製システムを表す概略図である。 図2は、本開示の別の実施形態におけるフルオロカーボン精製システムを示す概略図である。 図3は、実施例1及び比較例1の吸着破過曲線を示す。
(第1実施形態:第1の分離方法)
本開示の第1の分離方法は、
二重結合を1以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
上記フルオロカーボンAと上記フルオロカーボンBの組成比が上記第1の混合物とは異なる第2の混合物を分離することを含み、
上記分離は、上記第1の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材とを接触させることにより実施される。
本開示の第1の分離方法によれば、金属有機構造体を含む吸着材と、2種以上のフルオロカーボンガスを含む第1の混合物とを接触させることで、二重結合を有するフルオロカーボンガス又は二重結合を有しないフルオロカーボンガスの一方の割合が低減された第2の混合物を分離することができる。本開示は、特定の理論に限定して解釈されるべきではないが、金属有機構造体の細孔構造により、二重結合を有するフルオロカーボンA又は二重結合を有しないフルオロカーボンBと金属有機構造体との間の吸着挙動を制御することができ、組成比が異なる混合物が得られると考えられる。なお、上記第2の混合物には、フルオロカーボンA又はフルオロカーボンBのいずれか一方を含まない場合も含まれ得る。
一の態様において、第1の分離方法は、
二重結合を1以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
上記フルオロカーボンAの濃度が上記第1の混合物より低減された第2の混合物を分離することを含み、
上記分離は、上記第1の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材とを接触させることにより実施される。
別の態様において、第1の分離方法は、
二重結合を1以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
上記フルオロカーボンBの濃度が上記第1の混合物より低減された第2の混合物を分離することを含み、
上記分離は、上記第1の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材とを接触させることにより実施される。
(第1の混合物)
上記第1の混合物は、二重結合を1以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む。なお、本実施形態において、フルオロカーボンA又はフルオロカーボンBを吸着質ともいう。
フルオロカーボンAにおいて、二重結合の個数は、1以上であり、好ましくは1以上5以下、より好ましくは1以上3以下、さらに好ましくは1以上2以下であり得る。
上記フルオロカーボンAの炭素数nは、好ましくは2以上10以下、より好ましくは2以上5以下、さらに好ましくは2以上3以下である。
上記フルオロカーボンAの沸点は、例えば-80℃以上-20℃以下であってよく、さらに-60℃以上-30℃以下であってよい。一の態様において、上記第1の混合物中、炭素数nのフルオロカーボンは、ガス(気体)として存在する。
上記フルオロカーボンAとしては、ハイドロクロロフルオロオレフィン、ハイドロフルオロオレフィンが挙げられる。
上記ハイドロフルオロオレフィンとしては、1,1-ジフルオロエチレン、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン、1,3,3,3-テトラフルオロプロペン、ヘキサフルオロプロペン、1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブテン等が挙げられる。上記フルオロカーボンAとしては、ハイドロフルオロカーボンが好ましく、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(R1234yf)がより好ましい。
上記ハイドロクロロフルオロオレフィンとしては、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン、1-クロロ-2,3,3,3-テトラフルオロプロペン等が挙げられる。
上記フルオロカーボンAは、1種又は2種以上の化合物を含んでいてよい。
上記第1の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度は、第1の混合物の全体において、例えば0.0001モル%以上90モル%以下であってよく、さらに0.0001モル%以上20モル%以下であってよい。
上記フルオロカーボンBの炭素数mは、好ましくは1以上10以下、より好ましくは1以上5以下、さらに好ましくは1以上3以下である。
上記フルオロカーボンAの炭素数と上記フルオロカーボンBの炭素数との差は、例えば0以上5以下であってよく、さらに0以上3以下であってよく、とりわけ0以上1以下であってもよい。本開示の分離方法によれば、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの炭素数が近い場合であっても、組成比が異なる第2の混合物を分離できる。
上記フルオロカーボンBの沸点は、例えば-80℃以上-20℃以下であってよく、さらに-60℃以上-30℃以下であってよい。一の態様において、上記第1の混合物中、炭素数nのフルオロカーボンは、ガス(気体)として存在する。
上記フルオロカーボンAの沸点と上記フルオロカーボンBの沸点との差は、例えば0℃以上20℃以下であってよく、さらに0℃以上10℃以下であってよい。本開示の分離方法によれば、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの沸点が近い場合であっても、組成比が異なる第2の混合物を分離できる。
上記フルオロカーボンBとしては、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボンが挙げられる。
上記ハイドロフルオロカーボンとしては、ジフルオロメタン、1,1-ジフルオロエタン、1,2-ジフルオロエタン、1,1,1-トリフルオロエタン、1,1,2-トリフルオロエタン、1,1,1,2-テトラフルオロエタン、1,1,2,2-テトラフルオロエタン、ペンタフルオロエタン等が挙げられる。
上記ハイドロクロロフルオロカーボンとしては、クロロジフルオロメタン、クロロトリフルオロエタン等が挙げられる。
上記フルオロカーボンBとしては、ハイドロフルオロカーボンが好ましく、1,1,1,2-テトラフルオロエタン(R134a)、1,1,1-トリフルオロエタン(R143a)及び1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタン(R125)から選ばれる1又は2以上がより好ましい。
上記フルオロカーボンBは、1種又は2種以上の化合物を含んでいてよい。
上記第1の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度は、第1の混合物の全体において、例えば0.0001モル%以上90モル%以下であってよく、さらに0.0001モル%以上20モル%以下であってよい。
第1の組成物における、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの組成比(A/(A+B)×100)をCとすると、Cは、モル基準で、例えば0.0001以上90以下、より好ましくは0.0001以上50以下、さらに好ましくは0.0001以上20以下であり得る。
上記第1の混合物は、フルオロカーボンの共沸混合物または擬共沸混合物であってよい。本開示の分離方法によれば、共沸混合物または擬共沸混合物であっても、特定の炭素数のフルオロカーボンを分離し得る。かかる共沸混合物または擬共沸混合物としては、例えば、分離対象のフルオロカーボン(本実施形態において、フルオロカーボンA又はフルオロカーボンB)の沸点と、それ以外のフルオロカーボンの沸点との差が、1気圧(1,013hPa)において、1℃以上20℃以下、さらに3℃以上18℃以下である混合物が挙げられる。
一の態様において、フルオロカーボンAは2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(R1234yf)であり得、フルオロカーボンBは1,1,1,2-テトラフルオロエタン(R134a)、1,1,1-トリフルオロエタン(R143a)及び1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタン(R125)から選ばれる1又は2以上であり得る。
上記第1の混合物は、フルオロカーボンA及びフルオロカーボンB以外に、他の化合物を含んでいてもよい。かかる他の化合物の沸点は、例えば-100℃以下であってよく、-150℃以下であってよい。一の態様において、かかる他の化合物は、気体(ガス)として上記第1の混合物に含まれる。
上記他の化合物としては、窒素、酸素、二酸化炭素、水等が挙げられる。
(吸着材)
上記吸着材は、金属有機構造体(PCP:Porous Coordination Polymer、または、MOF:Metal-Organic Framework)を含む。以下、本実施形態において、金属有機構造体を含む吸着材を、単に吸着材ともいう。
上記金属有機構造体は、代表的には、規則的に連続した3次元骨格を有する有機無機複合構造体であり得る。金属有機構造体は、金属イオンと、1種または2種以上の有機配位子とを含むことが好ましい。有機配位子は、代表的には、金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含むことが好ましい。有機配位子が金属イオンに配位することで、規則性が高く、3次元的に連続した構造(例えば、ネットワーク構造)が形成され、金属イオンおよび有機配位子の間に細孔が形成される。かかる3次元構造において、金属イオンの種類と有機配位子を組み合わせることで、金属有機構造体の有効細孔径や柔軟性、金属有機構造体と吸着質との相互作用を制御できる。
また、金属有機構造体は、吸着質の吸着と脱着を繰り返した後でも吸着量(最大吸着量)が低下せず、繰り返し耐久性が高い。さらに、金属有機構造体は、温度(熱)や湿度の影響を受けにくく、高温高湿下で長時間保存した場合であっても、吸着量が低下せず、高温高湿耐久性が高い。
金属有機構造体の細孔構造により、二重結合を有するフルオロカーボンA又は二重結合を有しないフルオロカーボンBと金属有機構造体との間の吸着挙動を制御することができ、第1の混合物におけるフルオロカーボンA及びフルオロカーボンBの組成比を変化させることが可能になると考えられる。
上記金属イオンは、特に限定されないが、例えば、Ia族、IIa族、IIIa族、IVa~VIII族、Ib~VIb族からなる群から選択される金属のイオンである。かかる金属は、好ましくは、Mg、Ca、Sr、Ba、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Ro、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、TI、Si、Ge、Sn、Pb、As、Sb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、En、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、およびYbからなる群より選択される1種または2種以上であり得、より好ましくは、Zn、Cu、Ti、Co、Mn、Ni、Al、Ca、ZrおよびMgからなる群より選択される1種または2種以上であり得る。
具体的には、かかる金属イオンは、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+、Sc3+、Y3+、Ln3+、Ti4+、Zr4+、Hf4+、V4+、V3+、V2+、Nb3+、Ta3+、Cr3+、Mo3+、W3+、Mn3+、Mn2+、Re3+、Re2+、Fe3+、Fe2+、Ru3+、Ru2+、Os3+、Os2+、Co3+、Co2+、Rh2+、Rh、Ir2+、Ir、Ni2+、Ni、Pd2+、Pd、Pt2+、Pt、Cu2+、Cu、Ag、Au、Zn2+、Cd2+、Hg2+、Al3+、Ga3+、ln3+、TI3+、Si4+、Si2+、Ge4+、Ge2+、Sn4+、Sn2+、Pb4+、Pb2+、As5+、As3+、As、Sb5+、Sb3+、Sb、Bi5+、Bi3+、Bi、La3+、Ce3+、Pr3+、Nd3+、Pm3+、Sm3+、En3+、Gd3+、Tb3+、Dy3+、Ho3+、Er3+、Tm3+およびYb3+からなる群より選択される1種または2種以上であり得、より好ましくは、Cr3+、Zn2+、Cu2+、Cu+、Ti4+、Ti3+、Co3+、Co2+、Mn3+、Mn2+、Fe3+、Fe2+、Ni2+、Ni、Al3+、Ca2+、Zr4+およびMg2+からなる群より選択される1種または2種以上であり得る。
上記金属イオンは、1種のみであっても2種以上であってもよい。好ましくは、上記金属イオンは1種である。
好ましい態様において、上記金属イオンは、Feイオン、Cuイオン、Niイオン、Mgイオン、Coイオン、Crイオン、Zrイオン及びZnイオンから選ばれる1種又は2種以上であり、好ましくはFe2+、Fe3+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Co2+、Cr3+及びZn2+から選ばれる1種又は2種以上である。
上記有機配位子は、金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含むものであれば特に限定されない。上記配位結合は、例えば、金属イオンと配位結合を形成しうる官能基により形成される。
上記配位結合を形成することができる官能基としては、例えば、-COOH、-CSH、-NO、-B(OH)、-SOH、-Si(OH)、-Ge(OH)、-Sn(OH)、-Si(SH)、-Ge(SH)、-Sn(SH)、-POH、-AsOH、-AsOH、-P(SH)、-As(SH)、-CH(RSH)、-C(RSH)、-CH(RNH、-C(RNH、-CH(ROH)、-C(ROH)、-CH(RCN)、および-C(RCN)が挙げられる。上記式中、Rは、単結合、炭素数1~5のアルキレン基(例えば、メチレン、エチレン、n-プロピレン、i-プロピレン、n-ブチレン、i-ブチレン、tert-ブチレンまたはn-ペンチレン基)、炭素数6~14の2価の芳香族基(例えば、例えばフェニレン)、または上記アルキレン基と芳香族基の組み合わせ(例えば、-フェニレン-アルキレン-フェニレン-)である。また、上記配位結合を形成することができる官能基は、複素環中に含まれるヘテロ原子(例えば、N、O、S、B、P、Si、Al)であってよく、好ましくは複素環中に含まれる窒素原子であってもよい。
好ましい態様において、上記配位結合を形成することができる官能基は、-COOHおよび複素環に含まれる窒素原子等であり得る。
上記有機配位子は、好ましくは、二座以上となるように上記官能基を有する。かかる有機配位子において、官能基以外の部分は、有機配位子が金属イオンと配位結合を形成できる限り、限定されない。
一の態様において、上記有機配位子は、飽和もしくは不飽和の脂肪族化合物または芳香族化合物に由来する。また、上記配位子は、かかる脂肪族化合物と芳香族化合物が結合した化合物(以下、「脂肪族芳香族化合物」ともいう)に由来していてもよい。
上記脂肪族化合物または脂肪族芳香族化合物の脂肪族部分は、直鎖、分枝鎖、または環状であってもよい。脂肪族部分は、環状である場合、複数の環を有していてもよい。上記脂肪族化合物または脂肪族芳香族化合物の脂肪族部分は、好ましくは1~15個の炭素原子を有し、より好ましくは1~10個の炭素原子、例えば1、2、3、4、5、6、7、8、9または10個の炭素原子を有する。好ましい態様において、上記脂肪族部分は、メタン、アダマンタン、アセチレン、エチレンまたはブタジエンに由来する。
上記芳香族化合物または芳香族脂肪族化合物の芳香族部分は、1個以上の環、例えば2、3、4または5個の環を有していてもよい。これらの環は、縮合していても、縮合していなくてもよい。上記芳香族化合物または脂肪族芳香族化合物の芳香族部分は、好ましくは1、2、または3個、より好ましくは1または2個の環を有する。また、上記化合物の各環は、環中に少なくとも1種のヘテロ原子、例えばN、O、S、B、P、Si、Al、好ましくはN、OまたはSを有していてもよい。芳香族化合物または芳香族脂肪族化合物の芳香族部分は、炭素数6の環を1または2個含むことが好ましい。芳香族部分は、2個である場合、かかる2個の環は縮合していても、縮合していなくてもよい。好ましい態様において、かかる芳香族部分は、ベンゼン、ナフタレン、ビフェニル、ビピリジルまたはピリジルに由来する。
一の態様において、上記有機配位子は、ジカルボン酸、トリカルボン酸またはテトラカルボン酸に由来する。
上記ジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、マレイン酸、1,4-ブタンジカルボン酸、1,4-ブテンジカルボン酸、4-オキソピラン-2,6-ジカルボン酸、1,6-ヘキサンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、1,8-ヘプタデカンジカルボン酸、1,9-ヘプタデカンジカルボン酸、ヘプタデカンジカルボン酸、アセチレンジカルボン酸、1,2-ベンゼンジカルボン酸、1,3-ベンゼンジカルボン酸、2,3-ピリジンジカルボン酸、ピリジン-2,3-ジカルボン酸、1,3-ブタジエン-1,4-ジカルボン酸、1,4-ベンゼンジカルボン酸、p-ベンゼンジカルボン酸、イミダゾール-2,4-ジカルボン酸、2-メチルキノリン-3,4-ジカルボン酸、キノリン-2,4-ジカルボン酸、キノキサリン-2,3-ジカルボン酸、6-クロロキノキサリン-2,3-ジカルボン酸、4,4’-ジアミノフェニルメタン-3,3’-ジカルボン酸、キノリン-3,4-ジカルボン酸、7-クロロ-4-ヒドロキシキノリン-2,8-ジカルボン酸、ジイミドジカルボン酸、ピリジン-2,6-ジカルボン酸、2-メチルイミダゾール-4,5-ジカルボン酸、チオフェン-3,4-ジカルボン酸、2-イソプロピルイミダゾール-4,5-ジカルボン酸、テトラハイドロピラン-4,4-ジカルボン酸、ペリレン-3,9-ジカルボン酸、ペリレンジカルボン酸、プルリオールE200-ジカルボン酸、3,6-ジオキサオクタンジカルボン酸、3,5-シクロヘキサジエン-1,2-ジカルボン酸、オクタンジカルボン酸、ペンタン-3,3-ジカルボン酸、4,4’-ジアミノ-1,1’-ビフェニル-3,3’-ジカルボン酸、4,4’-ジアミノビフェニル-3,3’-ジカルボン酸、ベンジジン-3,3’-ジカルボン酸、1,4-ビス(フェニルアミノ)ベンゼン-2,5-ジカルボン酸、1,1’-ビナフチルジカルボン酸、7-クロロ-8-メチルキノリン-2,3-ジカルボン酸、1-アニリノ-アントラキノン-2,4’-ジカルボン酸、ポリテトラヒドロフラン250-ジカルボン酸、1,4-ビス(カルボキシメチル)ピペラジン-2,3-ジカルボン酸、7-クロロキノリン-3,8-ジカルボン酸、1-(4-カルボキシ)フェニル-3-(4-クロロ)フェニルピラゾリン-4,5-ジカルボン酸、1,4,5,6,7,7-ヘキサクロロ-5-ノルボルネン-2,3-ジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン酸、1,3-ジベンジル-2-オキソイミダゾリジン-4,5-ジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、ナフタレン-1,8-ジカルボン酸、2-ベンゾイルベンゼン-1,3-ジカルボン酸、1,3-ジベンジル-2-オキソイミダゾリデン-4,5-cis-ジカルボン酸、2,2’-ビキノリン-4,4’-ジカルボン酸、ピリジン-3,4-ジカルボン酸、3,6,9-トリオキサウンデカンジカルボン酸、ヒドロキシベンゾフェノンジカルボン酸、プルリオールE300-ジカルボン酸、プルリオールE400-ジカルボン酸、プルリオールE600-ジカルボン酸、ピラゾール-3,4-ジカルボン酸、2,3-ピラジンジカルボン酸、5,6-ジメチル-2,3-ピラジンジカルボン酸、4,4’-ジアミノ(ジフェニルエーテル)ジイミドジカルボン酸、4,4’-ジアミノジフェニルメタンジイミドジカルボン酸、4,4’-ジアミノ(ジフェニルスルホン)ジイミドジカルボン酸、1,4-ナフタレンジカルボン酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、1,3-アダマンタンジカルボン酸、1,8-ナフタレンジカルボン酸、2,3-ナフタレンジカルボン酸、8-メトキシ-2,3-ナフタレンジカルボン酸、8-ニトロ-2,3-ナフタレンジカルボン酸、8-スルホ-2,3-ナフタレンジカルボン酸、アントラセン-2,3-ジカルボン酸、2’,3’-ジフェニル-p-ターフェニル-4,4”-ジカルボン酸、(ジフェニルエーテル)-4,4’-ジカルボン酸、イミダゾール-4,5-ジカルボン酸、4(1H)-オキオチオクロメン-2,8-ジカルボン酸、5-tert-ブチル-1,3-ベンゼンジカルボン酸、7,8-キノリンジカルボン酸、4,5-イミダゾールジカルボン酸、4-シクロヘキセン-1,2-ジカルボン酸、ヘキサトリアコンタンジカルボン酸、テトラデドカンジカルボン酸、1,7-ヘプタンジカルボン酸、5-ヒドロキシ-1,3-ベンゼンジカルボン酸、2,5-ジヒドロキシ-1,4-ベンゼンジカルボン酸、ピラジン-2,3-ジカルボン酸、フラン-2,5-ジカルボン酸、1-ノネン-6,9-ジカルボン酸、エイコセンジカルボン酸、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ビフェニルジカルボン酸、4,4’-ジヒドロキシジフェニルメタン-3,3’-ジカルボン酸、1-アミノ-4-メチル-9,10-ジオキソ-9,10-ジヒドロアントラセン-2,3-ジカルボン酸、2,5-ピリジンジカルボン酸、シクロヘキセン-2,3-ジカルボン酸、2,9-ジクロロフルオルビン-4,11-ジカルボン酸、7-クロロ-3-メチルキノリン-6,8-ジカルボン酸、2,4-ジクロロベンゾフェノン-2’,5’-ジカルボン酸、1,3-ベンゼンジカルボン酸、2,6-ピリジンジカルボン酸、1-メチルピロール-3,4-ジカルボン酸、1-ベンジル-1H-ピロール-3,4-ジカルボン酸、アントラキノン-1,5-ジカルボン酸、3,5-ピラゾールジカルボン酸、2-ニトロベンゼン-1,4-ジカルボン酸、ヘプタン-1,7-ジカルボン酸、シクロブタン-1,1-ジカルボン酸、1,14-テトラデドカンジカルボン酸、5,6-デヒドロノルボルナン-2,3-ジカルボン酸、5-エチル-2,3-ピリジンジカルボン酸、およびカンファージカルボン酸が挙げられる。
上記トリカルボン酸としては、例えば、2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボン酸、7-クロロ-2,3,8-キノリントリカルボン酸、1,2,3-、1,2,4-ベンゼントリカルボン酸、1,2,4-ブタントリカルボン酸、2-ホスフォノ-1,2,4-ブタントリカルボン酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸、4,4’,4”-(1,3,5-ベンゼントリイル)トリス安息香酸、1-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボン酸、4,5-ジヒドロ-4,5-ジオキソ-1H-ピロロ[2,3-F]キノリン-2,7,9-トリカルボン酸、5-アセチル-3-アミノ-6-メチルベンゼン-1,2,4-トリカルボン酸、3-アミノ-5-ベンゾイル-6-メチルベンゼン-1,2,4-トリカルボン酸、1,2,3-プロパントリカルボン酸、およびオーリントリカルボン酸が挙げられる。
上記テトラカルボン酸としては、1,1-ジオキシドペリロ[1,12-BCD]チオフェン-3,4,9,10-テトラカルボン酸、ペリレン-3,4,9,10-テトラカルボン酸または(ペリレン-1,12-スルホン)-3,4,9,10-テトラカルボン酸などのペリレンテトラカルボン酸、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸またはメソ-1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸などのブタンテトラカルボン酸、デカン-2,4,6,8-テトラカルボン酸、1,4,7,10,13,16-ヘキサオキサシクロオクタデカン-2,3,11,13-テトラカルボン酸、1,2,4,5-ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,11,12-ドデカンテトラカルボン酸、1,2,5,6-ヘキサンテトラカルボン酸、1,2,7,8-オクタンテトラカルボン酸、1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸、1,2,9,10-デカンテトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸、テトラヒドロフランテトラカルボン酸、およびシクロペンタン-1,2,3,4-テトラカルボン酸などのシクロペンタンテトラカルボン酸が挙げられる。
一の態様において、上記有機配位子は、環ヘテロ原子により配位結合を形成することができる複素環に由来する。かかる複素環としては、以下の複素環が挙げられる。該複素環は、非置換であっても置換されていてもよい。
一の態様において、有機配位子は、ジアゾール、トリアゾール等のアゾールに由来し、好ましくはトリアゾールに由来する。
好ましい態様において、上記有機配位子は、ポリカルボン酸に由来する有機配位子およびアゾールに由来する有機配位子を含み、好ましくは、芳香族ポリカルボン酸に由来する有機配位子を含む。
好ましい態様において、上記有機配位子は、1,4-ベンゼンジカルボン酸、1,2-ベンゼンジカルボン酸、マレイン酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸、4,4’,4”-(1,3,5-ベンゼントリイル)トリス安息香酸、2,5-ジヒドロキシ-1,4-ベンゼンジカルボン酸、シュウ酸、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ビフェニルジカルボン酸、2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボン酸、4,4’-ビピリジン、トリアゾール、イミダゾール、3,3’-ビピラゾール、ベンゾイミダゾール、および3,5-ピリジンジカルボン酸から選択される。より好ましい態様において、上記有機配位子は、1,4-ベンゼンジカルボン酸、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ビフェニルジカルボン酸、2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボン酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸及び2,5-ジヒドロキシ-1,4-ベンゼンジカルボン酸から選択される。
上記の有機配位子は、1種のみであっても、2種以上であってもよい。
なお、本開示において「化合物に由来する」ことには、化合物そのものであることに加え、かかる化合物の一部がプロトン化した形態のものや、完全にプロトン化した形態のものであることが含まれる。
上記金属有機構造体は、配位不飽和な金属イオンからなるオープンメタルサイト(Open Metal Site)を有することが好ましい。Open Metal Siteは、金属有機構造体に含まれる金属が、配位不飽和の状態となっており、任意の分子が配位可能となっているサイトを意味する。Open Metal Siteの有無は、金属イオン及び有機配位子の種類に依存しない。
Open Metal Siteを有する金属有機構造体としては、HKUST-1、MIL-100(Fe)、MIL-101(Cr)、MOF-74(Ni)、MOF-74(Mg)、MOF-74(Co)、MOF-74(Cu)、Mg(dobpdc)及びUTSA-16(Zn)が挙げられる。
上記金属有機構造体は、金属イオンと有機配位子を接触させることにより製造しうる。
かかる金属イオンと有機配位子の接触は、溶媒の存在下で実施してよい。上記溶媒としては、水、エタノール、ジメチルホルムアミド、トルエン、メタノール、クロロベンゼン、ジエチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、水、過酸化水素、メチルアミン、水酸化ナトリウム溶液、N-メチルピロリドンエーテル、アセトニトリル、塩化ベンジル、トリエチルアミン、もしくはエチレングリコール、またはこれらの混合物であり得る。
上記金属イオンと有機配位子の接触は、加圧下で実施してもよく、常圧下で実施してもよい。また、かかる接触を実施する際の温度は、例えば、10~200℃であってよく、10~150℃であってよい。また、かかる接触を実施する際、撹拌を行ってもよい。
上記有効細孔径は、例えば0.30nm以上5.00nm以下、好ましくは0.4nm以上4.00nm以下、さらに好ましくは1.00nm以上2.50nm以下である。一の態様において、上記多孔体の有効細孔径は、例えば0.30nm以上、好ましくは0.4nm以上、さらに好ましくは1.00nm以上であり、例えば5.00nm以下、好ましくは4.00nm以下、さらに好ましくは2.00nm以下である。
上記有効細孔径は、金属有機構造体等の多孔体と吸着質とを接触させた場合において、該吸着質の吸着の程度と分子径とから決定される多孔体の細孔径であり、具体的には、Horvath-Kawazoe法を用い、窒素吸着等温線の相対圧を有効細孔径に換算することにより求めることができる。換算式としては、J.Chem.Eng.Jpn.,1983,16,6,470-475に記載の計算式を用いてよく、換算式中のパラメータ値としては、カーボンと窒素の組合せに基づく値を使用してよい。
上記金属有機構造体の比表面積は、例えば40m/g以上、好ましくは100m/g以上、より好ましくは300m/g以上であることができ、例えば3,000m/g以下であってよく、2,000m/g以下であってよい。上記金属有機構造体の比表面積は、窒素ガスの吸着等温線から、BET法を用いて算出される。
上記金属有機構造体における、フルオロカーボンA又はフルオロカーボンBの平衡吸着量は、温度298K、圧力0.4PaG~1MPaG(ゲージ圧)の範囲で測定した場合、例えば、1g/10g以上であってよく、100g/10g以下であってよい。
上記吸着材における金属有機構造体の含有率は、例えば50質量%以上100質量%以下、好ましくは70質量%以上100質量%以下、さらに好ましくは90質量%以上100質量%以下である。
上記吸着材は、上記金属有機構造体の他に、樹脂を含んでいてもよい。かかる樹脂としては、樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン樹脂、ビニルエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリカーボネート樹脂およびポリスルホン樹脂等が挙げられる。
上記吸着材は、乳化剤、消泡剤、界面活性剤、レベリング剤、増粘剤、粘弾性調整剤、消泡剤、湿潤剤、分散剤、防腐剤、可塑剤、浸透剤、香料、殺菌剤、殺ダニ剤、防かび剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、染料、顔料等の添加剤を含んでいてもよい。また、前記吸着材は、粉末状、粒状、フレーク状又はペレット状であってよい。
(第1の混合物と吸着材との接触)
上記第1の混合物と上記吸着材とを接触させることにより、フルオロカーボンA又はフルオロカーボンBが吸着材に含まれる金属有機構造体に吸着され得、第1の混合物から、上記フルオロカーボンAと上記フルオロカーボンBの組成比が上記第1の混合物とは異なる第2の混合物を分離することができる。一の態様において、第1の混合物と吸着材との接触の際、第1の混合物は、ガス(気体)として接触させることが好ましい。
上記第1の混合物と上記吸着材との接触は、例えば、バッチ法またはカラム法により実施してよい。バッチ法は、密閉可能な容器に吸着材と第1の混合物とを入れ、所定温度および所定圧力の条件下で、一定時間静置することにより、第1の混合物と吸着材とを接触させる方法である。また、カラム法は、吸着材を容器(カラム)に充填し、第1の混合物を該容器(カラム)内に流すことにより、第1の混合物と吸着材とを接触させる方法である。
一の態様において、上記接触の際の温度は、例えば0℃以上100℃以下であってよく、さらに0℃以上50℃以下であってよい。別の態様において、上記接触の際の温度は、例えば、10℃以上50℃以下であってよく、15℃以上50℃以下であってよく、15℃以上30℃以下であってよい。また、上記接触の際の圧力(ゲージ圧)は、0MPaG以上2MPaG以下であってよく、0.2MPaG以上1.5MPaG以下であってよい。接触の際の圧力が上記範囲にあることで、吸着質が吸着媒に吸着されやすくなり分離効率が向上しうるとともに、吸着媒の細孔構造を保持しうる。
上記接触をカラム法により実施する場合、上記第1の混合物の線速度は、0.01cm/秒以上100cm/秒以下であってよく、0.05cm/秒以上10cm/秒以下であってよい。
(第2の混合物)
上記第2の混合物は、上記フルオロカーボンA及び上記フルオロカーボンBから選ばれる1以上を含み、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの組成比が、上記第1の混合物とは異なる。上記第2の混合物は、好ましくは、上記フルオロカーボンA及び上記フルオロカーボンBを含む。
上記第2の混合物における、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの組成比(A/(A+B)×100)をCとすると、Cは、モル基準で、例えば0.0001以上10以下、より好ましくは0.0001以上5以下、さらに好ましくは0.0001以上1以下であり得る。
上記第2の混合物におけるフルオロカーボンAのモル濃度CA2は、第2の混合物の全体において、例えば0.0001モル%以上1モル%以下であってよく、さらに0.0001モル%以上0.01モル%以下であってよい。
(吸着材の再生)
本開示の分離方法は、上記第1の混合物と上記吸着材とを接触させた後、上記吸着材から、該吸着材に吸着されたフルオロカーボンA又はフルオロカーボンBを脱離させることをさらに含み得る。上記吸着材から、吸着されたフルオロカーボンA又はフルオロカーボンBを脱離することにより、吸着能が回復し得、吸着材を再生し得る。また、これにより、フルオロカーボンA又はフルオロカーボンBを回収することもできる。
一の態様において、吸着材から脱離されるフルオロカーボンは、フルオロカーボンAであり得る。別の態様において、吸着材から脱離されるフルオロカーボンは、フルオロカーボンBであり得る。
上記フルオロカーボンA又はフルオロカーボンBの脱離は、減圧、昇温、空気及び窒素のフローもしくは加熱した空気及び加熱した窒素のフロー等により実施され得る。
上記脱離の際の圧力(ゲージ圧)は、好ましくは0.1MPaG以下、より好ましくは0MPaG以下、さらに好ましくは-0.10MPaG以下であり得る。また、上記脱離の際の温度は、好ましくは15~200℃、より好ましくは50~180℃、さらに好ましくは100~150℃であり得る。
(第2の混合物と吸着材との接触)
本開示の分離方法は、上記分離した第2の混合物と、上記吸着材とを接触させることをさらに含み得る。かかる操作により、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの組成比が第2の混合物とは異なる新たな混合物が得られ得る。一の態様において、第2の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度が、第1の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度より低減されている場合、新たな混合物におけるフルオロカーボンAの濃度は、第2の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度より低減されていることが好ましい。別の態様において、第2の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度が、第1の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度より低減されている場合、新たな混合物におけるフルオロカーボンBの濃度は、第2の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度より低減されていることが好ましい。
吸着材と混合物との接触回数は特に限定されず、好ましくは1~5回、より好ましくは1~3回であり得る。本開示において、1回目の接触は、第1の混合物と吸着材との接触に該当し、m回目の吸着材の接触とは、m-1回目の吸着材との接触により得られた混合物と、吸着材との接触に該当する(ただし、mは2以上の整数)。本実施形態において、2回目以降の接触において用いられる吸着材は金属有機構造体を含む吸着材であるが、これに限定されず、第2実施形態において説明する、多孔体を含む吸着材であってもよい。また、2回以上の接触において、用いる吸着材は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
上記第m-1回目の接触により得られた混合物と、吸着材とを接触させる操作及び条件は、第1の混合物と、吸着材とを接触させる操作及び条件と同様に実施できる。
(精製)
本開示の分離方法は、分離された第2の混合物を精製することをさらに含んでいてもよい。かかる精製は、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの組成比が第2の混合物とは異なる新たな混合物を得ることを含み得る。一の態様において、第2の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度が、第1の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度より低減されている場合、新たな混合物におけるフルオロカーボンAの濃度は、第2の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度より低減されていることが好ましい。別の態様において、第2の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度が、第1の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度より低減されている場合、新たな混合物におけるフルオロカーボンBの濃度は、第2の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度より低減されていることが好ましい。
精製の回数は特に限定されず、好ましくは1~5回、より好ましくは1~3回であり得る。本開示において、n回目の精製とは、n-1回の精製により得られた第n-1の新たな混合物を精製する操作を意味する(ただし、nは2以上の整数)。
一態様において、上記精製は、蒸留または精留により実施することができる。かかる蒸留は、一般に使用される蒸留塔、例えば、充填塔または棚段塔を用いて実施してよい。蒸留塔の塔頂部より、精製物が留出物として留出され、残部が蒸留塔の塔底部より、缶出物として留出される。蒸留塔の理論段数は、例えば1~100段であってよい。蒸留または精留の際の圧力(ゲージ圧)は、0MPaG以上5MPaG以下であってよい。また、蒸留塔の塔頂部の温度は、例えば-60℃以上100℃以下であってよく、蒸留塔の塔底部の温度は、例えば50℃以上200℃以下であってよい。蒸留の際、抽出溶剤を共存させてもよい。
上記留出物を再度蒸留する操作(2回以上の蒸留をする操作)を行うことで、精留を実施できる。
本実施形態では、第2の混合物を精製しているが、本開示はこれに限定されない。例えば、第1の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材とを接触する前に、第1の混合物を精製してもよい。すなわち、上記操作により精製した混合物を、金属有機構造体を含む吸着材と接触させてもよい。
(システム)
上記第1の分離方法を実施する、フルオロカーボン精製システム(以下、単に「システム」ともいう)も本開示の技術的範囲に含まれる。
上記システムは、好ましくは、
金属有機構造体を含む吸着材を備え、
上記金属有機構造体を含む吸着材は、二重結合を1以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
上記フルオロカーボンAと上記フルオロカーボンBの組成比が上記第1の混合物とは異なる第2の混合物を分離し得る。
図1に、本実施形態におけるシステムの一例として、2段式のシステムを模式的に示して説明する。
図1のシステムでは、ガスタンク1に上記第1の混合物が貯留される。第1の混合物は、圧力調整器2aおよびマスフローコントローラー3aを通じて、1段階目の分離モジュール4aに供給される。一態様において、分離モジュール4aに供給される第1の混合物の背圧は、圧力調整器2aにより加圧制御され得るが、かかる態様に限定されない。圧力調整器2aは省略することも可能である。
分離モジュール4aは、金属有機構造体を含む吸着材10aを備えており、第1の混合物は、かかる金属有機構造体を含む吸着材10aに供給される。
2段式の分離装置では、金属有機構造体を含む吸着材10aと接触後、マスフローメーター5によって第2の混合物の流量を計測し、圧力調整器2bおよびマスフローコントローラー3bを通じて、2段階目の分離モジュール4bに供給される。一態様において、2段階目の分離モジュール4bに供給される第2の混合物の背圧は、圧力調整器2bにより加圧制御され得るが、かかる態様に限定されない。圧力調整器2bは省略することも可能である。
2段階目の分離モジュール4bは、金属有機構造体を含む吸着材10bを備えており、第2の混合物は、かかる金属有機構造体を含む吸着材10bに供給される。
第2の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材10bとの接触により分離された新たな混合物は、圧力調整器2cを通じ、ガス組成分析計8bでガス組成を分析した後、回収配管9に回収される。一態様において、マスフローメーターを用い、金属有機構造体を含む吸着材10bをと接触させて分離した新たな混合物の流量を測定してよい。また、一態様において、ガス組成分析計8aは、省略可能である。
本実施形態では、2段式の分離装置について説明したが、これに限定されず、適宜変更を加えることが可能であり、例えば、1段式、3段式または4段式以上の分離装置としてもよい。
p段式の場合(pは、3以上)、p-1段目の分離モジュールにおいて、吸着材と接触させて分離した第p-1の混合物を、圧力調整器、マスフローコントローラーを通じて分離モジュールに供給し、該分離モジュールに含まれる吸着材と接触させて、さらに新たな第pの混合物を分離してよい。第pの混合物を、必要に応じ実施され得るガス組成分析の後、回収することで、p段目の分離を実施することができる。
(複合材料)
金属有機構造体と、上記フルオロカーボンA又は上記フルオロカーボンBとを含む複合材料も、本開示の技術的範囲に包含される。かかる複合材料において、金属有機構造体は、Open Metal Siteを有することが好ましい。一の態様において、上記複合材料は、金属有機構造体と、上記フルオロカーボンAとを含むことが好ましい。別の態様において、上記複合材料は、金属有機構造体と、上記フルオロカーボンBとを含むことが好ましい。
上記複合材料において、フルオロカーボンA又はフルオロカーボンBの含有量は、金属有機構造体100質量部に対して、例えば0.1質量部以上100質量部以下、好ましくは1質量部以上50質量部以下である。
上記複合材料は、上記フルオロカーボンおよび多孔質有機塩の他に、樹脂を含んでいてもよい。かかる樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン樹脂、ビニルエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリカーボネート樹脂およびポリスルホン樹脂等が挙げられる。
上記複合材料は、乳化剤、消泡剤、界面活性剤、レベリング剤、増粘剤、粘弾性調整剤、消泡剤、湿潤剤、分散剤、防腐剤、可塑剤、浸透剤、香料、殺菌剤、殺ダニ剤、防かび剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、染料、顔料等の添加剤を含んでいてもよい。
(第2実施形態:第2の分離方法)
本開示の第2の分離方法は、
二重結合を1以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
前記フルオロカーボンAの濃度が前記第1の混合物よりも低減されている第3の混合物を分離することを含み、
前記分離は、前記第1の混合物と、吸着材とを接触させることにより実施される。
本開示の第1の分離方法によれば、吸着材と、2種以上のフルオロカーボンガスを含む第1の混合物とを接触させることで、二重結合を有するフルオロカーボンガスの割合が低減された第3の混合物を分離することができる。本開示は、特定の理論に限定して解釈されるべきではないが、吸着材により、二重結合を有するフルオロカーボンAが吸着され得、二重結合を有するフルオロカーボンAが低減された第3の混合物が得られると考えられる。なお、上記第3の混合物には、フルオロカーボンAを含まない場合も含まれ得る。
上記第1の混合物、フルオロカーボンA及びフルオロカーボンBは、第1実施形態における第1の混合物、フルオロカーボンA及びフルオロカーボンBと同意義である。
上記フルオロカーボンAの炭素数nは、好ましくは2以上10以下、より好ましくは2以上5以下、さらに好ましくは2以上3以下である。
上記フルオロカーボンAとしては、ハイドロフルオロオレフィンが好ましく、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(R1234yf)がより好ましい。
上記フルオロカーボンAは、1種又は2種以上の化合物を含んでいてよい。
上記第1の混合物におけるフルオロカーボンAの濃度CA1は、第1の混合物の全体において、例えば0.0001モル%以上90モル%以下であってよく、さらに0.0001モル%以上20モル%以下であってよい。
上記フルオロカーボンBとしては、ハイドロフルオロカーボンが好ましく、1,1,1,2-テトラフルオロエタン(R134a)、1,1,1-トリフルオロエタン(R143a)及び1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタン(R125)から選ばれる1又は2以上がより好ましい。
上記フルオロカーボンBは、1種又は2種以上の化合物を含んでいてよい。
上記第1の混合物におけるフルオロカーボンBの濃度は、第1の混合物の全体において、例えば0.0001モル%以上90モル%以下であってよく、さらに0.0001モル%以上20モル%以下であってよい。
上記第1の混合物は、フルオロカーボンA及びフルオロカーボンB以外に、他の化合物を含んでいてもよい。かかる他の化合物の沸点は、例えば-100℃以下であってよく、-150℃以下であってよい。一の態様において、かかる他の化合物は、気体(ガス)として上記第1の混合物に含まれる。
上記他の化合物としては、窒素、酸素、二酸化炭素、水等が挙げられる。
(吸着材)
上記吸着材(以下、本実施形態において、「第2の吸着材」ともいう)は、二重結合を有する炭素数nのフルオロカーボンAを吸着し得る。代表的には、上記第2の吸着材は、二重結合を有するフルオロカーボンAを吸着し、二重結合を有しないフルオロカーボンBを吸着しない。そのため、第1の混合物と、第2の吸着材とを接触させることで、第1の混合物から、フルオロカーボンAが低減された第3の混合物を分離し得る。
上記第2の吸着材は、吸着媒として、細孔を有する多孔体を含むことが好ましい。かかる細孔に炭素数nのフルオロカーボンが吸着されることで、上記第1の混合物から炭素数nのフルオロカーボンを分離しうる。
上記多孔体の有効細孔径は、例えば0.30nm以上5.00nm以下、好ましくは0.4nm以上4.00nm以下、さらに好ましくは1.00nm以上2.50nm以下である。一の態様において、上記多孔体の有効細孔径は、例えば0.30nm以上、好ましくは0.40nm以上、さらに好ましくは1.00nm以上であり、例えば5.00nm以下、好ましくは4.00nm以下、さらに好ましくは2.00nm以下である。
上記多孔体の比表面積は、例えば40m/g以上、好ましくは100m/g以上、より好ましくは300m/g以上であることができ、例えば3,000m/g以下であってよく、2,000m/g以下であってよい。上記多孔体の比表面積は、窒素ガスの吸着等温線から、BET法を用いて算出される。
上記多孔体における、炭素数nのフルオロカーボンの平衡吸着量は、温度298K、圧力0.4PaG~1MPaG(ゲージ圧)の範囲で測定した場合、例えば、1g/10g以上であってよく、100g/10g以下であってよい。
上記多孔体は、粉末状(粒子状)、膜状、粒状、成型体(ペレット状等)等であってよく、成型体であることが好ましく、ペレット状であることがさらに好ましい。ペレットは、円柱状でも球状でもよい。円柱状の場合、該円柱の半径は1.6mm以上6mm以下であることが好ましく、該円柱の厚みは2mm以上6mm以下であることが好ましい。球状の場合、真球でないものも含み、該球の半径は4mm以上12mm以下であることが好ましい。
上記多孔体は、例えば、ゼオライト、活性炭、シリカゲルおよび金属有機構造体(PCP:Porous Coordination Polymer、または、MOF:Metal-Organic Framework)からなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、代表的には、金属有機構造体を含む。
上記金属有機構造体は、第1実施形態における金属有機構造体と同意義である。
上記第2の吸着材における多孔体の含有率は、例えば50質量%以上100質量%以下、好ましくは70質量%以上100質量%以下、さらに好ましくは90質量%以上100質量%以下である。
第2の吸着材は、上記多孔体の他に、樹脂を含んでいてもよい。かかる樹脂としては、樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン樹脂、ビニルエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリカーボネート樹脂およびポリスルホン樹脂等が挙げられる。
上記第2の吸着材は、乳化剤、消泡剤、界面活性剤、レベリング剤、増粘剤、粘弾性調整剤、消泡剤、湿潤剤、分散剤、防腐剤、可塑剤、浸透剤、香料、殺菌剤、殺ダニ剤、防かび剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、染料、顔料等の添加剤を含んでいてもよい。また、前記第2の吸着材は、粉末状、粒状、フレーク状、または、ペレット状であってよい。
(第1の混合物と第2の吸着材との接触)
上記第1の混合物と上記第2の吸着材とを接触させることにより、第1の混合物に含まれるフルオロカーボンAが吸着材に吸着され得、第1の混合物から、フルオロカーボンAの濃度が低減された第3の混合物を分離することができる。一の態様において、かかる第1の混合物と第2の吸着材の接触の際、第1の混合物は、ガス(気体)として接触させることが好ましい。
第1の混合物と第2の吸着材との接触は、例えば、バッチ法またはカラム法により実施してよい。バッチ法は、密閉可能な容器に第2の吸着材と第1の混合物とを入れ、所定温度および所定圧力の条件下で、一定時間静置することにより、第1の混合物と第2の吸着材とを接触させる方法である。また、カラム法は、第2の吸着材を容器(カラム)に充填し、第1の混合物を該容器(カラム)内に流すことにより、第1の混合物と第2の吸着材とを接触させる方法である。
一の態様において、上記接触の際の温度は、例えば0℃以上100℃以下であってよく、さらに0℃以上50℃以下であってよい。別の態様において、上記接触の際の温度は、例えば、10℃以上50℃以下であってよく、15℃以上50℃以下であってよく、15℃以上30℃以下であってよい。また、上記接触の際の圧力(ゲージ圧)は、0MPaG以上2MPaG以下であってよく、0.2MPaG以上1.5MPaG以下であってよい。接触の際の圧力が上記範囲にあることで、吸着質が吸着媒に吸着されやすくなり分離効率が向上しうるとともに、吸着媒の細孔構造を保持しうる。
上記接触をカラム法により実施する場合、上記第1の混合物の線速度は、0.01cm/秒以上100cm/秒以下であってよく、0.05cm/秒以上10cm/秒以下であってよい。
(第3の混合物)
上記第3の混合物は、上記フルオロカーボンBを少なくとも含み、フルオロカーボンAの濃度が、上記第1の混合物より低減されている。上記第3の混合物は、好ましくは、フルオロカーボンA及び上記フルオロカーボンBを含む。
上記第3の混合物における、フルオロカーボンAとフルオロカーボンBの組成比(A/(A+B)×100)をCとすると、Cは、モル基準で、例えば0.0001以上10以下、より好ましくは0.0001以上5以下、さらに好ましくは0.0001以上1以下であり得る。
上記第3の混合物におけるフルオロカーボンAのモル濃度CA3は、第3の混合物の全体において、例えば0.0001モル%以上1モル%以下であってよく、さらに0.0001モル%以上0.01モル%以下であってよい。
(吸着材の再生)
本開示の分離方法は、上記第1の混合物と上記第2の吸着材とを接触させた後、上記第2の吸着材から、該第2の吸着材に吸着されたフルオロカーボンAを脱離させることをさらに含み得る。上記第2の吸着材から、吸着されたフルオロカーボンAを脱離することにより、吸着能が回復し得、第2の吸着材を再生し得る。また、これにより、フルオロカーボンAを回収することもできる。上記フルオロカーボンAの脱離は、減圧、昇温、空気及び窒素のフローもしくは加熱した空気及び加熱した窒素のフロー等により実施され得る。
上記脱離の際の圧力(ゲージ圧)は、好ましくは0.1MPaG以下、より好ましくは0MPaG以下、さらに好ましくは-0.1MPaG以下であり得る。また、上記脱離の際の温度は、好ましくは15~200℃、より好ましくは50~180℃、さらに好ましくは100~150℃であり得る。
(第3の混合物と第2の吸着材との接触)
本開示の分離方法は、上記分離した第3の混合物と、上記第2の吸着材とを接触させることをさらに含み得る。かかる操作により、フルオロカーボンAの濃度がさらに低減された新たな混合物が得られ得る。
第2の吸着材と混合物との接触回数は特に限定されず、好ましくは1~5回、より好ましくは1~3回であり得る。2回以上の接触において、用いる第2の吸着材は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
上記第m-1回目の接触により得られた混合物と、吸着材とを接触させる操作及び条件は、第1の混合物と、吸着材とを接触させる操作及び条件と同様に実施できる。
(精製)
本開示の分離方法は、分離された第3の混合物を精製することをさらに含んでいてもよい。かかる精製は、フルオロカーボンAの濃度が第2の混合物よりもさらに低減された新たな混合物を得ることを含み得る。
精製の回数は特に限定されず、好ましくは1~5回、より好ましくは1~3回であり得る。本開示において、n回目の精製とは、n-1回の精製により得られた第n-1の新たな混合物を精製する操作を意味する(ただし、nは2以上の整数)。
一態様において、上記精製は、蒸留または精留により実施することができる。かかる蒸留は、一般に使用される蒸留塔、例えば、充填塔または棚段塔を用いて実施してよい。蒸留塔の塔頂部より、精製物が留出物として留出され、残部が蒸留塔の塔底部より、缶出物として留出される。蒸留塔の理論段数は、例えば1~100段であってよい。蒸留または精留の際の圧力(ゲージ圧)は、0MPaG以上5MPaG以下であってよい。また、蒸留塔の塔頂部の温度は、例えば-60℃以上100℃以下であってよく、蒸留塔の塔底部の温度は、例えば50℃以上200℃以下であってよい。蒸留の際、抽出溶剤を共存させてもよい。
上記留出物を再度蒸留する操作(2回以上の蒸留をする操作)を行うことで、精留を実施できる。
本実施形態では、第3の混合物を精製しているが、本開示はこれに限定されない。例えば、第1の混合物と、吸着材とを接触する前に、第1の混合物を精製してもよい。すなわち、上記操作により精製した混合物を、吸着材と接触させてもよい。
(システム)
上記第2の分離方法を実施する、フルオロカーボン精製システムも本開示の技術的範囲に含まれる。
上記システムは、好ましくは、
吸着材を備え、
上記吸着材は、二重結合を1以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
上記フルオロカーボンAと上記フルオロカーボンBの組成比が上記第1の混合物とは異なる第3の混合物を分離し得る。
図2に、本実施形態におけるシステムの一例として、2段式のシステムを模式的に示して説明する。
図2のシステムでは、ガスタンク1に上記第1の混合物が貯留される。第1の混合物は、圧力調整器2aおよびマスフローコントローラー3aを通じて、1段階目の分離モジュール4cに供給される。一態様において、分離モジュール4cに供給される第1の混合物の背圧は、圧力調整器2aにより加圧制御され得るが、かかる態様に限定されない。圧力調整器2aは省略することも可能である。
分離モジュール4cは、吸着材11aを備えており、第1の混合物は、かかる吸着材11aに供給される。
2段式の分離装置では、吸着材11aと接触後、マスフローメーター5によって第3の混合物の流量を計測し、圧力調整器2bおよびマスフローコントローラー3bを通じて、2段階目の分離モジュール4bに供給される。一態様において、2段階目の分離モジュール4bに供給される第3の混合物の背圧は、圧力調整器2bにより加圧制御され得るが、かかる態様に限定されない。圧力調整器2bは省略することも可能である。
2段階目の分離モジュール4dは、吸着材11bを備えており、第3の混合物は、かかる吸着材11bに供給される。
第3の混合物と、吸着材11bとの接触により分離された新たな混合物は、圧力調整器2cを通じ、ガス組成分析計8bでガス組成を分析した後、回収配管9に回収される。一態様において、マスフローメーターを用い、吸着材11bと接触させて分離した新たな混合物の流量を測定してよい。また、一態様において、ガス組成分析計8aは、省略可能である。
本実施形態では、2段式の分離装置について説明したが、これに限定されず、適宜変更を加えることが可能であり、例えば、1段式、3段式または4段式以上の分離装置としてもよい。
p段式の場合(pは、3以上)、p-1段目の分離モジュールにおいて、吸着材と接触させて分離した第p-1の混合物を、圧力調整器、マスフローコントローラーを通じて分離モジュールに供給し、該分離モジュールに含まれる吸着材と接触させて、さらに新たな第pの混合物を分離してよい。第pの混合物を、必要に応じ実施され得るガス組成分析の後、回収することで、p段目の分離を実施することができる。
(第3実施形態:複合材料)
金属有機構造体と、上記フルオロカーボンAとを含む複合材料も、本開示の技術的範囲に包含される。金属有機構造体及びフルオロカーボンAは、第1実施形態における金属有機構造体及びフルオロカーボンAと同意義である。
かかる複合材料において、上記金属有機構造体は、好ましくは、金属イオンと、1種又は2種以上の有機配位子とを含むことが好ましい。上記金属イオンとしては、Feイオン、Cuイオン、Niイオン、Mgイオン、Coイオン、Crイオン、Zrイオン及びZnイオンから選ばれる1種又は2種以上であり、好ましくはFe2+、Fe3+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Co2+、Cr3+及びZn2+から選ばれる1種又は2種以上がより好ましい。上記有機配位子としては、1,4-ベンゼンジカルボン酸、1,2-ベンゼンジカルボン酸、マレイン酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸、4,4’,4”-(1,3,5-ベンゼントリイル)トリス安息香酸、2,5-ジヒドロキシ-1,4-ベンゼンジカルボン酸、シュウ酸、4,4‘-ジヒドロキシ-3,3’-ビフェニルジカルボン酸、2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボン酸、4,4’-ビピリジン、トリアゾール、イミダゾール、3,3’-ビピラゾール、ベンゾイミダゾール、および3,5-ピリジンジカルボン酸から選択されることが好ましく、1,4-ベンゼンジカルボン酸、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ビフェニルジカルボン酸、2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパントリカルボン酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸及び2,5-ジヒドロキシ-1,4-ベンゼンジカルボン酸から選択されることがより好ましい。
上記金属有機構造体は、Open Metal Siteを有することが好ましい。
上記複合材料において、フルオロカーボンAの含有量は、金属有機構造体100質量部に対して、例えば1質量部以上100質量部以下、好ましくは10質量部以上50質量部以下である。
上記複合材料は、上記フルオロカーボンおよび多孔質有機塩の他に、樹脂を含んでいてもよい。かかる樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン樹脂、ビニルエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリカーボネート樹脂およびポリスルホン樹脂等が挙げられる。
上記複合材料は、乳化剤、消泡剤、界面活性剤、レベリング剤、増粘剤、粘弾性調整剤、消泡剤、湿潤剤、分散剤、防腐剤、可塑剤、浸透剤、香料、殺菌剤、殺ダニ剤、防かび剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、染料、顔料等の添加剤を含んでいてもよい。
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例1、比較例1
吸着材として、表1に示すHKUST-1(Atomis社製)、CALF-20(Atomis社製)を用いた。用いる吸着材の前処理として、130℃で、2h真空処理を行った。
(混合ガスの吸着破過測定)
R1234yf/R134a=10mol%/90mol%混合ガスを表1の吸着剤を充填した吸着塔へ、全圧0.4MPaG、温度298K、線速度0.4cm/秒で流通させ、吸着塔出口のR1234yf濃度を計測した。R1234yfの濃度変化を示した吸着破過曲線を図3に示す。吸着破過曲線から得られたR1234yf吸着量(吸着剤1g当たりの量)を表1中にガスA吸着量として示した。
1 ガスタンク
2a、2b、2c 圧力調整器
3a、3b マスフローコントローラー
4a、4b、4c、4d 分離モジュール
5 マスフローメーター
7 減圧昇圧機
8a、8b ガス組成分析計
9 回収配管
10a、10b 金属有機構造体を含む吸着材
11a、11b 吸着材

Claims (29)

  1. 二重結合を1つ以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
    前記フルオロカーボンAと前記フルオロカーボンBの組成比が前記第1の混合物とは異なる第2の混合物を分離することを含み、
    前記分離は、前記第1の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材とを接触させることにより実施され、
    前記nは、2以上3以下であり、前記mは、1以上10以下であり、
    前記金属有機構造体は、HKUST-1、MIL-100(Fe)、MIL-101(Cr)、MOF-74(Ni)、MOF-74(Mg)、MOF-74(Co)、MOF-74(Cu)、Mg (dobpdc)及びUTSA-16(Zn)から選ばれる1種以上を含む、フルオロカーボンの分離方法。
  2. 前記第1の混合物と、前記金属有機構造体を含む吸着材との接触は、-10℃以上80℃以下の温度で実施される、請求項1に記載の分離方法。
  3. 前記mは1以上3以下である請求項1に記載の分離方法。
  4. 前記フルオロカーボンAが、R1234yfを含む、請求項1に記載の分離方法。
  5. 前記フルオロカーボンBが、R134a、R143、R143a、R32及びR125から選ばれる1又は2以上を含む、請求項1に記載の分離方法。
  6. 前記金属有機構造体は、1種又は2種以上の有機配位子を含み、前記有機配位子は、前記金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含む、請求項1に記載の分離方法。
  7. 前記金属有機構造体は、配位不飽和な金属イオンからなるオープンメタルサイトを有する、請求項1に記載の分離方法。
  8. 前記金属有機構造体を含む吸着材は、樹脂をさらに含む、請求項1に記載の分離方法。
  9. 前記金属有機構造体を含む吸着材は、粉末状、粒状、フレーク状又はペレット状である、請求項1に記載の分離方法。
  10. 前記第1の混合物は、フルオロカーボンの共沸混合物又は擬共沸混合物である、請求項1に記載の分離方法。
  11. 前記分離した第2の混合物と、別の吸着材とを接触させることをさらに含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の分離方法。
  12. 前記分離した第2の混合物を精製することをさらに含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の分離方法。
  13. 前記第1の混合物と前記金属有機構造体を含む吸着材とを接触させた後、
    前記金属有機構造体を含む吸着材から、該金属有機構造体を含む吸着材に吸着された前記フルオロカーボンAを脱離させることをさらに含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の分離方法。
  14. 請求項1~8のいずれか1項に記載の分離方法を実施する、フルオロカーボン精製システム。
  15. 二重結合を1つ以上有する炭素数nのフルオロカーボンAと、二重結合を有しない炭素数mのフルオロカーボンBとを含む第1の混合物から、
    前記フルオロカーボンAの濃度が、前記第1の混合物よりも低減されている第3の混合物を分離することを含み、
    前記分離は、前記第1の混合物と、金属有機構造体を含む吸着材とを接触させることにより実施され、
    前記nは、2以上3以下であり、前記mは、1以上10以下であり、
    前記金属有機構造体は、HKUST-1、MIL-100(Fe)、MIL-101(Cr)、MOF-74(Ni)、MOF-74(Mg)、MOF-74(Co)、MOF-74(Cu)、Mg (dobpdc)及びUTSA-16(Zn)から選ばれる1種以上を含む、フルオロカーボンの分離方法。
  16. 前記第1の混合物と吸着材との接触は、-10℃以上80℃以下の温度で実施される、請求項15に記載の分離方法。
  17. 前記mは1以上3以下である請求項15に記載の分離方法。
  18. 前記フルオロカーボンAが、R1234yfを含む、請求項15に記載の分離方法。
  19. 前記フルオロカーボンBが、R134a、R143、R143a、R32及びR125から選ばれる1又は2以上を含む、請求項15に記載の分離方法。
  20. 前記金属有機構造体は、1種又は2種以上の有機配位子を含み、前記有機配位子は、前記金属イオンに配位結合しうる基を1分子中に2個以上含む、請求項15に記載の分離方法。
  21. 前記金属有機構造体は、配位不飽和な金属イオンからなるオープンメタルサイトを有する、請求項15に記載の分離方法。
  22. 前記吸着材は、樹脂をさらに含む、請求項15に記載の分離方法。
  23. 前記吸着材は、粉末状、粒状、フレーク状又はペレット状である、請求項15に記載の分離方法。
  24. 前記第1の混合物は、フルオロカーボンの共沸混合物又は擬共沸混合物である、請求項15に記載の分離方法。
  25. 前記分離した第3の混合物と、別の吸着材とを接触させることをさらに含む、請求項15~24のいずれか1項に記載の分離方法。
  26. 前記分離した第3の混合物を精製することをさらに含む、請求項15~24のいずれか1項に記載の分離方法。
  27. 前記第1の混合物と前記吸着材とを接触させた後、
    前記吸着材から、前記吸着材に吸着された前記フルオロカーボンAを脱離させることをさらに含む、請求項15~24のいずれか1項に記載の分離方法。
  28. 請求項15~24のいずれか1項に記載の分離方法を実施する、フルオロカーボン精製システム。
  29. 金属有機構造体と、二重結合を1つ以上有する炭素数nのフルオロカーボンAとを含み、
    前記金属有機構造体は、HKUST-1、MIL-100(Fe)、MIL-101(Cr)、MOF-74(Cu)、Mg (dobpdc)及びUTSA-16(Zn)から選ばれる1種以上を含み
    前記nは、以上10以下であり、
    前記フルオロカーボンAの沸点は、-80℃以上-20℃以下である、複合材料。
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