以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、フェンス1を道路側から見た斜視図である。図2は、フェンス1を住宅側から見た斜視図である。
フェンス1は、住宅の敷地と道路との境界に設置されて平面視L字状に形成される。本実施形態においては、フェンス1の正面側及び側面側に配置される格子部材27は、延びる方向は異なるが、格子部材27が延びる方向を、長手方向又は横方向という。
フェンス1は、図1に示すように、支柱10と支柱10に支持されたフェンス本体20とを有している。フェンス本体20は、上桟21と下桟22と縦桟23、24、25とを有しており、これらにより長方形状に構成されている。支柱10の上端部は、上桟21の住宅側の部分に固定されており、支柱10の下端部近傍の部分は、下桟22の住宅側の部分に固定されている。
縦桟23と縦桟25との間、縦桟25と縦桟24との間、及び、縦桟25と縦桟25との間には、それぞれ格子部材27が設けられている。格子部材27の長手方向における端部は、縦桟23、24、25に固定されている。
また、フェンス1は、天面笠木31と、側面笠木41とを有している。天面笠木31は、アルミ製のベース部材35にネジ311(図42参照)によって固定されることにより、ベース部材35を介して、上桟21に固定されている(例えば、図42参照)。側面笠木41は、アルミ製の側面側ベース部材45にネジ411(図32参照)によって固定されることにより、側面側ベース部材45を介して、縦桟23又は縦桟24に固定されている。
図32は、フェンス1の側面笠木41に住宅側カバー部材471と道路側カバー部材472とを取り付ける様子を示す説明図である。図42は、フェンス1のベース部材35に照明部材315が取り付けられた様子を示す断面図である。
フェンス本体20及び支柱10は、平面視において、天面笠木31の幅方向の範囲内に収まっており、天面笠木31よりも住宅側及び道路側に突出していない。また、フェンス本体20及び支柱10は、側方視(上桟21の長手方向に一致する方向視)において、側面笠木41の幅方向の範囲内に収まっており、側面笠木41よりも住宅側及び道路側に突出していない。
天面笠木31は、アルミニウム材料により構成されており、図42に示すように、下側に開口するコの字形状に形成されている。ベース部材35は、コの字形状の天面笠木31の内側に水平に配置されるベース部板状部351と、ベース部板状部351の幅方向の中央位置において、ベース部板状部351の長手方向に延びる中央フィン352と、ベース部板状部351の側縁部の近傍のそれぞれにおいて側縁部に沿ってベース部板状部351の長手方向に延びる一対のサイドフィン353と、ベース部板状部351から下側へ延び、上桟21に固定されるベース部被固定部354と、を有している。
上桟21は、上桟21の長手方向に直交する方向で切った断面形状が、正方形状に近い長方形状を有して道路側に位置する中空の第1中空部211と、第1中空部211よりも上下方向における長さが長く、上桟21の長手方向に直交する方向で切った断面形状が、長方形状を有する第2中空部212とを有している。
側面笠木41は、アルミニウム材料により構成されており、図32に示すように、格子部材27に向かって開口するコの字形状に形成されている。側面側ベース部材45は、コの字形状の側面笠木41の内側に垂直に配置されるベース部板状部451と、上下方向におけるベース部板状部451の中央位置において、ベース部板状部451の長手方向に延びる中央フィン452と、ベース部板状部451の側縁部の近傍のそれぞれにおいて側縁部に沿ってベース部板状部451の長手方向に延びる一対のサイドフィン453と、ベース部板状部451から格子部材27に向かって延び、縦桟23又は縦桟24に固定されるベース部被固定部454と、を有している。縦桟23、24は、縦桟23、24の長手方向に直交する方向で切った断面形状が、側面笠木41の方向に開口するコの字形状に形成されている。
側面側ベース部材45のベース部板状部451には、長孔4511(図31等参照)が形成されており、長孔4511をネジ458(図30等参照)が貫通することによって、縦桟23、24に側面側ベース部材45のベース部板状部451が固定されている。図30は、フェンス1の縦桟23に側面側ベース部材45を固定する様子を示す断面図である。図31は、フェンス1の縦桟23に側面側ベース部材45を固定するネジ458を貫通する長孔4511を示す拡大断面図である。
以下天面笠木31、側面笠木41についてのフェンス1の各部の構成について、詳細に説明する。
天面笠木31の端部と側面笠木41の端部とは、図1~図3等に示すように、角部Cにおいて対向している。角部Cにおいて、天面笠木31の延びる方向に対して45°の角度をなす斜面と、側面笠木41の延びる方向に対して45°の角度をなす斜面とが当接することにより、天面笠木31と、側面笠木41とが直交している。図3は、フェンス1の角部Cを示す側面図である。
天面笠木31の端部には、図4に示すように、天面側樹脂部品32が設けられている。天面側樹脂部品32は、図4、図6、図8に示すように、天面笠木31の長手方向に平行に延びて天面笠木31にネジ止めにより固定される被固定部321と、側面側樹脂部品42に対向する板状の対向板部322とを有している。被固定部321は、対向板部322に一体成形されて接続されており、対向板部322から横方向に延びて形成されている。図4は、フェンス1の角部Cを示す分解斜視図である。図6は、フェンス1の角部Cの天面側樹脂部品32を示す斜視図である。図8は、フェンス1の角部Cの側面側樹脂部品42が側面笠木41にネジ止めされた様子を示す側面図である。
対向板部322の周縁部には、対向板部322の中央部に対して、被固定部321が延びる方向に窪んだ凹部323が形成されている。また、被固定部321に対向する対向板部322の部分には、図9に示すように、それぞれ長方形状の貫通孔325が形成されている。貫通孔325を通してネジ326を挿入し、被固定部321をネジ326により天面笠木31に固定可能である。また、対向板部322には、長方形状の貫通孔325の長手方向に平行に延びて開口する切り欠き324が形成されている。図9は、フェンス1の角部Cの天面側樹脂部品32が天面笠木31にネジ止めされる様子を示す説明図である。
側面笠木41の端部には、図4に示すように、側面側樹脂部品42が設けられている。側面側樹脂部品42は、図4、図5に示すように、側面笠木41の長手方向に平行に延びて側面笠木41にネジ止めにより固定される被固定部421と、天面側樹脂部品32に対向する板状の対向板部422とを有している。被固定部421は、対向板部422に一体成形されて接続されており、対向板部422から下方向に延びて形成されている。図5は、フェンス1の角部Cの側面側樹脂部品42を示す斜視図である。
対向板部422の周縁部には、対向板部422の中央部に対して、被固定部421が延びる方向とは反対の方向に、より詳細には、凹部323の方向に突出する凸部423が形成されている。また、被固定部421に対向する対向板部422の部分には、それぞれ長方形状の貫通孔425が形成されている。貫通孔425を通して図示しないネジを挿入し、被固定部421を図示しないネジにより側面笠木41に固定可能である。
また、対向板部422の中央には、長方形状の貫通孔425の長手方向に平行に延びて開口するL字形状の切り欠き424が形成されている。切り欠き424には、図13に示すように、上桟21の一部が挿入され、切り欠き424の周囲の側面側樹脂部品42の部分が上桟21に当接することにより、上桟21に対する側面側樹脂部品42及び側面笠木41の位置決めが行われるように構成されている。図13は、フェンス1の角部Cの側面側樹脂部品42が上桟21に当て付けられて当接している様子を示す斜視図である。
対向板部322は、被固定部321が延びる方向に対して45°の角度をなしており、対向板部422は、被固定部421が延びる方向に対して45°の角度をなしている。当該角度をなす頂点から、天面側樹脂部品32、側面側樹脂部品42を天面笠木31、側面笠木41に固定するネジ326、426の軸心までの、被固定部321、被固定部421がそれぞれ延びる方向における距離は、天面側樹脂部品32と側面側樹脂部品42とでは異なる。
具体的には、図10~図12に示すように、当該角度をなす頂点から、天面側樹脂部品32を天面笠木31に固定するネジ326の軸心までの、被固定部321が延びる方向における距離L1と、当該角度をなす頂点から、左側の側面笠木41に設けられる側面側樹脂部品42を側面笠木41に固定するネジ426の軸心までの、被固定部421が延びる方向における距離L2と、当該角度をなす頂点から、右側の側面笠木41に設けられる側面側樹脂部品42を側面笠木41に固定するネジ426の軸心までの、被固定部421が延びる方向における距離L3と、は異なる。このため、天面笠木31、左側の側面笠木41、右側の側面笠木41を、誤って他の場所に取り付けてしまうことができないように構成されている。図10は、フェンス1の角部Cの天面側樹脂部品32が天面笠木31にネジ止めされた様子を示す側面図である。図11は、フェンス1の角部Cの左側の側面側樹脂部品42が左側の側面笠木41にネジ止めされた様子を示す側面図である。図12は、フェンス1の角部Cの右側の側面側樹脂部品42が右側の側面笠木41にネジ止めされた様子を示す側面図である。
天面笠木31は、一方の天面笠木31の直線状の部分と、他方の天面笠木31の直線状の部分とが対向するコーナー部Rを有している。一方の天面笠木31の直線状の部分と、他方の天面笠木31の直線状の部分とは、図1~図2、図14等に示すように、コーナー部Rにおいて、天面笠木31の延びる方向に対して45°の角度をなす斜面同士が当接することにより、一方の天面笠木31の直線状の部分と、他方の天面笠木31の直線状の部分とが直交している。図14は、フェンス1のコーナー部Rを示す斜視図である。
一方の天面笠木31の端部には、図15、図17に示すように、天面側樹脂部品62が設けられている。天面側樹脂部品62は、天面笠木31の長手方向に平行に延びて天面笠木31にネジ止めにより固定される被固定部621と、他方の天面側樹脂部品62に対向するコの字形状の対向部622とを有している。被固定部621は、対向部622に一体成形されて接続されており、対向部622から横方向に延びて形成されている。対向部622の周縁部には、図17に示すように、対向部622の中央部に対して、被固定部621が延びる方向と同じ方向に、より詳細には、天面側樹脂部品52の凸部523から離れる方向に窪んだ凹部623が形成されている。図15は、フェンス1のコーナー部Rを示す分解斜視図である。図17は、フェンス1の他方の天面笠木31の端部に他方の天面側樹脂部品62が固定された様子を示す斜視図である。
他方の天面笠木31の端部には、図15、図16に示すように、天面側樹脂部品52が設けられている。天面側樹脂部品52は、天面笠木31の長手方向に平行に延びて天面笠木31にネジ止めにより固定される被固定部521と、一方の天面側樹脂部品62に対向するコの字形状の対向部522とを有している。被固定部521は、対向部522に一体成形されて接続されており、対向部522から横方向に延びて形成されている。対向部522の周縁部には、図16に示すように、対向部522の中央部に対して、被固定部521が延びる方向とは反対の方向に突出する凸部523が形成されている。図16は、フェンス1の一方の天面笠木31の端部に一方の天面側樹脂部品52が固定された様子を示す斜視図である。
天面側樹脂部品52の被固定部521は、天面笠木31に形成された切り欠き364に天面側樹脂部品52の対向部522が嵌まり位置決めされた状態で、図18に示すように、下側からネジ526によりネジ止めされて、天面笠木31に固定されている。天面側樹脂部品62の被固定部621は、天面笠木31に形成された切り欠き364に天面側樹脂部品62の対向部622が嵌まり位置決めされた状態で、図18、図19に示すように、下側からネジ626によりネジ止めされて、天面笠木31に固定されている。図18は、フェンス1のコーナー部Rにおいて天面側樹脂部品62と天面側樹脂部品52との間に僅かに隙間Sが生じた様子を示す平面図である。図19は、フェンス1のコーナー部Rの天面側樹脂部品62が天面笠木31にネジ止めされた様子を示す底面図である。
コーナー部Rの下側には、図21に示すように、樹脂製のコーナー部下側被覆部材36が設けられている。コーナー部Rの下側においては、図20に示すように、上桟21に固定されるベース部材35は矩形に形成されているため、一方のベース部材35の端部と他方のベース部材35の端部との間には、下側がベース部材35の存在しない部分がある。コーナー部下側被覆部材36は、この部分を塞ぐように設けられている。図20は、フェンス1のコーナー部の下側を示す下方斜視図である。
コーナー部下側被覆部材36は、図21、図22、図25等に示すように、平面視でL字形状を有している。コーナー部下側被覆部材36は、コーナー部下側被覆部材36の上面361から天面笠木31に向かって上側に延びるとともに側縁に沿ってそれぞれ延びるフィン362を有している。一対のフィン362の角部の位置、即ち、平面視でL字形状の内側の側縁の直角部と外側の側縁の直角部とを結ぶ仮想線上の位置には、下側へ窪んだ切欠き364が形成されており、この位置は、コーナー部Rにおける天面笠木31の一方の直線状部分と他方の直線状部分との当接する位置に対向する位置である。ここで、説明の便宜上、天面笠木31の直線状部分とは、天面笠木31の長手方向に延びている部分を意味しており、従って、天面笠木31は、直線状部分と当該直線状部分の両端部とを有している。また、直線状部分の一部を直線状部分の部分と定義する。切欠き364には、図23、図24に示すように、対向部522、対向部622が係合する。図21は、フェンス1のコーナー部Rを示す分解斜視図である。図22は、フェンス1のコーナー部Rのコーナー部下側被覆部材36を示す斜視図である。図23は、フェンス1のコーナー部Rから一方の天面笠木31が取り外された様子を示す斜視図である。図25は、フェンス1のコーナー部Rから天面笠木31が取り外された様子を示す斜視図である。
一対のフィン362の間には、図24に示すように、後述の照明部材315に電気を供給するための導線37が配置される。これにより、導線37が天面笠木31とベース部材35との間に挟まれてしまうことを回避する。L字形状のコーナー部下側被覆部材36の両端部であって、一対のフィン362の中央の位置には、図22等に示すように、それぞれ被係合部としてのスリット365が形成されている。スリット365には、図25に示すように、ベース部材35の位置決め凸部としての中央フィン352が差し込まれた状態で嵌合している。また、図23~図25に示すように、L字形状のコーナー部下側被覆部材36の角の内側の部分(スリット365を境界として、一対のフィン362のうちのL字形状の角の内側に位置しているフィン362が設けられている側の部分)が、ベース部材35の中央フィン352(図42参照)と一方のサイドフィン353(図42参照)との間に載置される。また、図23~図25に示すように、L字形状のコーナー部下側被覆部材36の角の外側の部分(スリット365を境界として、一対のフィン362のうちのL字形状の角の外側に位置しているフィン362が設けられている側の部分)が、ベース部材35の中央フィン352(図42参照)と他方のサイドフィン353(図42参照)との間に載置される。これにより、コーナー部下側被覆部材36は、ベース部材35に対してネジ等により固定されておらず、一方の天面笠木31の端部と他方の天面笠木31の端部とに跨るように載置されているだけであるが、ベース部材35に対して高い精度で位置決めされており、施工性の向上が図られている。図24は、フェンス1のコーナー部Rに導線37が配置され他方の天面笠木31が取り外された様子を示す斜視図である。
天面笠木31は、一方の天面笠木31の直線状の部分と、他方の天面笠木31の直線状の部分とが対向する接続部L(図33等参照)を有している。一方の天面笠木31の直線状の部分と、他方の天面笠木31の直線状の部分とは、図1~図2、図33等に示すように、接続部Lにおいて、天面笠木31の延びる方向に対して直交する端面同士が当接することにより、一方の天面笠木31の直線状の部分と、他方の天面笠木31の直線状の部分とが一直線状に接続されている。図33は、フェンス1の天面笠木31の接続部Lを示す斜視図である。
接続部Lには、図34に示すように、樹脂製のベース連結部材38が設けられている。ベース連結部材38は、一直線状に接続される、天面笠木31の一方の直線状部分が固定される一方側のベース部材35と、天面笠木31の他方の直線状部分が固定される他方側のベース部材35とに跨るように、当該一方側のベース部材35の端部と、他方側のベース部材35の端部とをかけ渡して載置されているだけであり、ネジ等によるベース部材35の端部への固定はされていない。図34は、フェンス1の天面笠木31の接続部Lを示す分解斜視図である。
ベース連結部材38は、図36、図37に示すように、一対の連結部板状部381と、一対の連結部板状部381の上側において一対の連結部板状部381を連結し、下側へ開口するコの字形状に形成された被挟持部382と、一対の連結部板状部381の間の空間において一対の連結部板状部381を接続する板状部間接続部383と、を有している。連結部板状部381の幅方向における中央位置には、連結部板状部381の上面から上側へ延びとともに、連結部板状部381の長手方向の一端部から他端部に至るまで延びる板状部フィン385が、連結部板状部381と一体成形されて設けられている。図36は、フェンス1の天面笠木31の接続部Lのベース連結部材38を示す上方斜視図である。図37は、フェンス1の天面笠木31の接続部Lのベース連結部材38を示す下方斜視図である。
図35に示すように、一対の連結部板状部381の一方がベース部材35の中央フィン352(図42参照)と一方のサイドフィン353(図42参照)との間に載置され、一対の連結部板状部381の他方がベース部材35の中央フィン352と他方のサイドフィン353との間に載置される。また、図33に示すように、被挟持部382は、天面笠木31の一方の直線状部分の端部と、天面笠木31の他方の直線状部分の端部とに挟持される。従って、ベース連結部材38は、天面笠木31、ベース部材35、のいずれに対しても、ネジ止めされておらず固定されていない。連結部板状部381の中央部には、連結部板状部381を貫通する貫通孔387が形成されている。図35は、フェンス1の天面笠木31の接続部Lにおける、天面笠木31を取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。
ベース部材35の長手方向における端部には、図41に示すように、小口が形成されており、当該小口には、ベース部材35の端部を取り囲む樹脂製の小口覆い部材39が設けられている。小口覆い部材39は、コの字形状の板状に形成された覆い本体部391を備え、覆い本体部391の端部には、貫通孔392が形成されている。貫通孔392と、ベース部材35の小口の近傍に形成された貫通孔3511とをネジが貫通することにより、小口覆い部材39は、ベース部材35に固定される。図41は、フェンス1のベース部材35の端部に小口覆い部材を取り付ける前の状態を示す斜視図である。
また、小口覆い部材39は、ベース部材35の小口に挿入される挿入部394を有する。挿入部394は、コの字形状の小口覆い部材39の中央部分の端部寄りに設けられて板状に形成されている。小口覆い部材39をベース部材35の小口に固定する際には、貫通孔392が形成された小口覆い部材39の両端部をベース部材35の下側となるように、且つ、挿入部394がベース部材35の上側となるように、ベース部材35の小口に対して、小口覆い部材39は挿入されて固定される。
ベース部材35は、図26に示すように、金具であるブラケット213によって上桟21に固定されている。ブラケット213は、図28に示すように、水平方向に延びる水平部2131と、垂直方向に延びる垂直部2132と、垂直部2132の下端から上側へ折り曲げられたフック部2133と、がこの順で一体に接続されて構成されている。図26は、フェンス1の上桟21にベース部材35が固定された様子を示す断面図である。図28は、フェンス1の上桟21にベース部材35を固定するブラケット213を示す斜視図である。
また、ブラケット213は、ベース部材35に設けられた仮止め部としてのネジ214に係止される被仮止め部を有している。被仮止め部は、垂直部2132に接続されている水平部2131の端部に形成された孔部としての長孔状切り欠き部2134と、長孔状切り欠き部2134に連通し、垂直部2132の上端部に形成された長方形状の広孔部としての大切り欠き部2135と、が形成されたブラケット213の部分により構成されている。
大切り欠き部2135においては、ネジ214の頭部を通過させることが可能であるが、長孔状切り欠き部2134においては、ネジ214の頭部を通過させることができず、ネジ214の軸部を通過させることが可能である。このため、ベース部材35に仮止めしたネジ214の頭部を大切り欠き部2135に通過させ、ネジ214の軸部を長孔状切り欠き部2134に位置させることにより、ネジ214にブラケット213を仮止めすることが可能である。
水平部2131は、ベース部板状部351にネジ214によって固定される。フック部2133は、上桟21の第2中空部212の下端部に係止される。また、ベース部材35のベース部被固定部354がネジ215によって第1中空部211の側部に固定される。これらにより、ベース部材35は上桟21に固定されている。ネジ215によって第1中空部211に固定されるベース部被固定部354の部分は、図29に示すように、その周囲の部分よりも厚肉の厚肉部3541により構成されている。これにより、ベース部被固定部354の部分の強度が高められている。
図42に示すように、ベース部材35のベース部板状部351には、照明部材315が設けられている。天面笠木31の下側には、天面笠木31の下側に向かって開口する下側空間316が形成されている。照明部材315は、下側空間316におけるベース部板状部351の下面における、住宅側の部分と道路側の部分とのそれぞれに設けられており、LED等により構成されている。照明部材315には、導線37(図24等参照)を介して図示しない電源に電気的に接続されており、導線37を介して電気が供給される。
導線37は、天面笠木31においては、図43において二点鎖線の丸で示すように、天面笠木31とベース部材35との間であって、中央フィン352と他方のサイドフィン353との間に配置される。また、側面笠木41においては、図44において二点鎖線の丸で示すように、側面笠木41と側面側ベース部材45との間であって、中央フィン452と他方のサイドフィン453との間に配置される。図43は、フェンス1の天面笠木31とベース部材35との間の導線37を配置させる空間を示す断面図である。図44は、フェンス1の側面笠木41と側面側ベース部材45との間の導線37を配置させる空間を示す断面図である。
側面笠木41には、側面笠木41の縦桟23、24側を覆うカバー部材が設けられている。図32に示すように、カバー部材は、それぞれアルミ製の住宅側カバー部材471と道路側カバー部材472とを有している。住宅側カバー部材471は、カバー板状部4711と、カバー板状部4711の中央部にカバー板状部4711と一体成形させて接続された一対のカバー係止爪4712とを有している。道路側カバー部材472は、カバー板状部4721と、カバー板状部4721の住宅側寄りの部分にカバー板状部4721と一体成形させて接続された一対のカバー係止爪4722とを有している。
側面側ベース部材45の縦桟側(図32における右側)であって住宅側には、カバー係止爪4712が係合可能な爪受け部456が設けられている。カバー係止爪4712が爪受け部456に係合することにより、住宅側カバー部材471は、側面側ベース部材45に固定される。また、側面側ベース部材45の縦桟側(図32における右側)であって道路側には、カバー係止爪4722が係合可能な爪受け部457が設けられている。カバー係止爪4722が爪受け部457に係合することにより、道路側カバー部材472は、側面側ベース部材45に固定される。
側面笠木41の下端部には、図39に示すように、下側及び縦桟23、24の方向へ開口する開口部414が形成されており、開口部414には、図38に示すように、開口部414を塞ぐ樹脂製の下端部カバー部材413が設けられている。下端部カバー部材413は、カバー部延出部4131と、カバー部材当接部4132と、カバー部板状部4133とを有している。カバー部延出部4131は、カバー部板状部4133から上側へ延びて、側面笠木41の、縦桟23、24の方向へ開口する開口部414を覆うように構成されている。図38は、フェンス1の側面笠木41の下端部を示す斜視図である。図39は、フェンス1の側面笠木41の下端部において、下端部カバー部材413を取り付ける前の状態を示す斜視図である。
カバー部材当接部4132は、カバー部板状部4133の周縁部により構成されており、住宅側カバー部材471の下端部、道路側カバー部材472の下端部、にそれぞれ当接することにより、住宅側カバー部材471、道路側カバー部材472が側面側ベース部材45から下側へ抜け落ちてしまうことを防止する。また、カバー部板状部4133には、図40に示すように、貫通孔4134が形成されている。貫通孔4134には、照明部材315に電気を供給するための導線37が通されている。図40は、フェンス1の側面笠木41の下端部の下端部カバー部材413に導線37を貫通させた状態を示す斜視図である。
次に、フェンス1に天面笠木31及び側面笠木41を施工するフェンスの施工方法について説明する。
先ず、側面側ベース部材45の縦桟23、24へ固定する工程を行う。側面側ベース部材45を縦桟23、24に対向する位置に配置させて、側面側ベース部材45の長孔4511に対向する位置において小桟である格子部材27を縦桟23、24に固定しているネジを取り外す工程を行う。そして、側面側ベース部材45の長孔4511(図31等参照)を、取り外したネジが螺合していたネジ穴に対向させて、取り外したネジよりも長いネジ458を長孔4511に貫通させて、図31に示すように、側面側ベース部材45を縦桟23、24及び格子部材27の一端部に固定する固定工程を行う。
次に、ベース部材35の細部の加工を行う工程を行う。具体的には、ベース部材35の端部のカットを行うことにより、ベース部材35の端部の小口を形成する。また、ブラケット213を仮固定及び固定するためのネジ214を取り付けるための孔をベース部材35に形成する。また、照明部材315を取り付けるための取付部材を、ベース部材35に固定する。
次に、ベース部材35を上桟21に固定する工程を行う。先ず、ベース部材35にブラケット213を仮固定及び固定するためのネジ214を取り付ける。次に、図27に示す状態から、ベース部材35に仮止めしたネジ214の頭部を、ブラケット213の大切り欠き部2135に通過させ、ネジ214の軸部を長孔状切り欠き部2134に位置させることにより、ネジ214が仮止めされたベース部材35にブラケット213を仮止め(仮固定)する仮固定工程を行う。図27は、フェンス1の上桟21にベース部材35が固定される前に、ブラケット213が仮固定される様子を示す断面図である。
次に、図27に示すように、ブラケット213のフック部2133を、上桟21の第2中空部212の下端部に係止させる係止工程を行う。そして、上桟21に対してフック部2133を上側へ押し付けながら、垂直部2132を上桟21に押し付けて、ネジ214を締め込んでゆき、ブラケット213をベース部材35の、ベース部板状部351に固定させる本固定工程を行う。次に、図29に示すように、ベース部材35のベース部被固定部354の厚肉部3541を、ネジ215によって第1中空部211の側部に固定させる。次に、照明部材315を、ベース部材35に取り付けた取付部材に嵌合させて固定させる。図29は、フェンス1の上桟21にベース部材35を固定するネジ215の部分を示す拡大断面図である。
次に、図41示すように、ベース部材35の端部への小口覆い部材39の取付を行う。具体的には、貫通孔392が形成された小口覆い部材39の両端部をベース部材35の下側となるように、且つ、挿入部394がベース部材35の上側となるように、ベース部材35の小口に対して、小口覆い部材39は挿入される。そして、貫通孔392と、ベース部材35の小口の近傍に形成された貫通孔3511とをネジが貫通することにより、小口覆い部材39は、ベース部材35に固定される。
次に、図35等に示すように、ベース部材35の上にベース連結部材38を載置する仮置きの工程を行う。具体的には、一直線状に接続される、天面笠木31の一方の直線状部分が固定されるベース部材35と、天面笠木31の他方の直線状部分が固定されるベース部材35とが異なるベース部材35である場合には(図1におけるB部の場合)、当該一方側のベース部材35の端部と、当該他方側のベース部材35の端部とをかけ渡すようにしてベース連結部材38をベース部材35の端部のベース部板状部351の上に載置する。この際、一対の連結部板状部381のそれぞれは、中央フィン352とサイドフィン353との間のベース部板状部351の上に載置される。
また、一直線状に接続される、天面笠木31の一方の直線状部分が固定されるベース部材35と、天面笠木31の他方の直線状部分が固定されるベース部材35とが同一のベース部である場合には(図1におけるA部の場合)、ベース連結部材38の補強接続部分としての板状部間接続部383を切除する切除工程を行い、一対の連結部板状部381の間に中央フィン352を挿入可能な状態とする。そして、一対の連結部板状部381の間に中央フィン352を挿入し、一対の連結部板状部381のそれぞれを、中央フィン352とサイドフィン353との間のベース部板状部351の上に載置させることにより、ベース連結部材38をベース部板状部351の上に載置するベース連結部材載置工程を行う。
また、図25に示すように、コーナー部Rにおいてコーナー部下側被覆部材36を載置する仮置きの工程を行う。具体的には、コーナー部下側被覆部材36のスリット365に、ベース部材35の位置決め凸部としての中央フィン352が差し込まれた状態として、図23~図25に示すように、L字形状のコーナー部下側被覆部材36の角の内側の部分(スリット365を境界として、一対のフィン362のうちのL字形状の角の内側に位置しているフィン362が設けられている側の部分)が、ベース部材35の中央フィン352(図42参照)と一方のサイドフィン353(図42参照)との間に載置される。また、図23~図25に示すように、L字形状のコーナー部下側被覆部材36の角の外側の部分(スリット365を境界として、一対のフィン362のうちのL字形状の角の外側に位置しているフィン362が設けられている側の部分)が、ベース部材35の中央フィン352(図42参照)と他方のサイドフィン353(図42参照)との間に載置される。これにより、一方のベース部材35の端部と他方のベース部材35の端部とに跨るようにして、コーナー部下側被覆部材36を、これら端部に載置する。
次に導線37を配線して取り回しをする工程を行う。具体的には、導線37を、天面笠木31においては、図43において二点鎖線の丸で示す、天面笠木31とベース部材35との間の空間に配線する。そして、導線37と照明部材315とを電気的に接続する。また、導線37を、側面笠木41においては、図44において二点鎖線の丸で示す、側面笠木41と側面側ベース部材45との間の空間に配線する。
次に、側面笠木41の取り付けを行う。具体的には、図13に示すように、側面側樹脂部品42の切り欠き424(図5参照)に上桟21の端部を挿入し、切り欠き424の周囲の側面側樹脂部品42の部分を上桟21に当接させる。これにより、上桟21に対して側面側樹脂部品42及び側面笠木41の上下方向における位置が高い精度で決まり、上桟21に対する側面側樹脂部品42及び側面笠木41の位置決めが行われる。また、下端部カバー部材413を、側面笠木41の下端部の開口部414を塞ぐようにして取り付けて、ネジにより側面笠木41の下端部に固定する。そして、側面笠木41を側面側ベース部材45に対してネジ411(図32等参照)により固定して、側面笠木41が側面側ベース部材45に取り付けられる。
次に、天面笠木31の取り付けを行う。具体的には、天面笠木31をカットして所定の長さとし、ベース部材35の上に載置する。この際、一方の天面笠木31の端部と他方の天面笠木31の端部とによって、図33に示すように、ベース連結部材38の被挟持部382を挟持した状態として天面笠木31をベース部材35に載置する。次に、図42に示すように、ネジ311によりベース部材35に天面笠木31を固定する固定工程を行う。
次に、側面笠木41に、住宅側カバー部材471、道路側カバー部材472を取り付ける工程を行う。具体的には、図32に示すように、住宅側カバー部材471のカバー係止爪4712を爪受け部456に挿入してゆき、係合させることにより、住宅側カバー部材471を側面側ベース部材45に固定する。道路側カバー部材472のカバー係止爪4722を爪受け部457に挿入してゆき、係合させることにより、道路側カバー部材472を側面側ベース部材45に固定する。以上の工程を経て、天面笠木31、及び、側面笠木41を有するフェンス1が完成する。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態においては、角部Cには、天面笠木31の端部に設けられた天面側樹脂部品32と、側面笠木41の上端部に設けられ天面側樹脂部品32と対向する側面側樹脂部品42と、が設けられている。これにより、角部Cにおける天面笠木31、側面笠木41の外部への樹脂部品の露出を少なくすることが可能となる。また、角部Cにおける形材小口を、天面側樹脂部品32、側面側樹脂部品42により保護することが可能となる。
また、本実施形態においては、側面側樹脂部品42は凸部423を有し、天面側樹脂部品32は、凸部423が嵌合する凹部323を有している。これにより、形材公差により、天面側樹脂部品32と側面側樹脂部品42との間に、図7に示すように、多少隙間Sが開いてしまっても、隙間Sを目立たなくすることが可能となる。また、凸部423の形状を一部水平にすることにより、公差の吸収を容易にすることができる。図7は、フェンス1の角部Cにおいて天面側樹脂部品32と側面側樹脂部品42との間に僅かに隙間Sが生じた様子を示す側面図である。
また、本実施形態においては、天面側樹脂部品32は、ネジ止めにより天面笠木31に固定されている。これにより、角部Cにおける天面笠木31の鋭利部が露出してしまうこと防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、天面側樹脂部品32、側面側樹脂部品42におけるネジ止めの位置は、角部ごとに異なる。これにより、天面側樹脂部品32の天面笠木31への工場組付け時に、誤組を防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、側面側樹脂部品42に対向する天面側樹脂部品32の部分には、ネジ326を挿入する貫通孔325が形成されている。これにより、天面側樹脂部品32の天面笠木31へのネジ止めが可能となる。
また、本実施形態においては、側面側樹脂部品42は、ネジ止めにより側面笠木41に固定されている。これにより、角部Cにおける側面笠木41の鋭利部が露出してしまうこと防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、天面側樹脂部品32に対向する側面側樹脂部品42の部分には、ネジ426を挿入する貫通孔425が形成されている。これにより、側面側樹脂部品42の天面笠木31へのネジ止めが可能となる。
また、本実施形態においては、側面側樹脂部品42は、上桟21の端部に当接されている。これにより、側面笠木41の角部Cに公差の影響を与えること無く側面笠木41を組付けることが可能となる。
また、本実施形態においては、コーナー部Rには、樹脂部品52と、樹脂部品52と対向する他方の樹脂部品62と、が設けられている。これにより、樹脂部品52、62の凸部523と凹部623とが組み合うことで、コーナー部Rにおける天面笠木31の外部への樹脂部品52、62の露出を少なくすることが可能となる。また、コーナー部Rにおける形材小口を、天面側樹脂部品52、62により保護することが可能となる。
また、本実施形態においては、一方の天面側樹脂部品52は、他方の樹脂部品62に向かって突出する凸部523を有し、他方の樹脂部品62は、凸部523が嵌合する凹部623を有する。これにより、形材公差により、天面側樹脂部品52と天面側樹脂部品62との間に、図18に示すように、多少隙間Sが開いてしまっても、隙間Sから光が漏れることを防止し、隙間Sを目立たなくすることが可能となる。
また、本実施形態においては、天面側樹脂部品52、62は、ネジ止めにより天面笠木31に固定されている。これにより、コーナー部Rにおける天面笠木31の鋭利部が露出してしまうこと防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、コーナー部Rには、コーナー部下側被覆部材36が設けられている。これにより、コーナー部Rにおける内部構造を隠すことが可能となる。
また、本実施形態においては、天面笠木31に対向するコーナー部下側被覆部材36の上面には、天面笠木31に向かって延びるフィン362が設けられている。これにより、フィン362間に導線37を配線することで、導線37挟み込みを防止することが可能である。
また、本実施形態においては、コーナー部Rにおける一方の天面笠木31の端部と他方の天面笠木31の端部との当接する位置に対向するフィン362には、切欠き364が形成されている。これにより、天面側樹脂部品52、62と切欠き364とが嵌合することで位置調整が可能となり位置決めされる。
また、本実施形態においては、ベース部材35は、位置決め凸部としての中央フィン352を有し、コーナー部下側被覆部材36には中央フィン352が係合する被係合部としてのスリット365が形成されている。これにより、スリット365をフィン352に係合させることで、L字形状のコーナー部下側被覆部材36の角の内側の部分(スリット365を境界として、一対のフィン362のうちのL字形状の角の内側に位置しているフィン362が設けられている側の部分)が、ベース部材35の中央フィン352(図42参照)と一方のサイドフィン353(図42参照)との間に載置される。また、L字形状のコーナー部下側被覆部材36の角の外側の部分(スリット365を境界として、一対のフィン362のうちのL字形状の角の外側に位置しているフィン362が設けられている側の部分)が、ベース部材35の中央フィン352(図42参照)と他方のサイドフィン353(図42参照)との間に載置される。このため、ベース部材35に対するコーナー部下側被覆部材36の位置合わせが容易となる。また、フェンス1の組立中、組立後に、コーナー部下側被覆部材36が大きく動いてしまうことを防止できる。
また、本実施形態においては、上桟21に係止され且つベース部材35に固定されることにより上桟21にベース部材35を固定するブラケット213を備える。これにより、ベース部材35が固定される上桟21の部分の肉厚が薄くても、ブラケット213により上桟21へのベース部材35の固定が可能となる。
また、本実施形態においては、ブラケット213は、ベース部材35に設けられた仮止め部としてのネジ214に係止される被仮止め部(長孔状切り欠き部2134、大切り欠き部2135)を有する。これにより、ブラケット213を固定するネジ214を締めこむ際にブラケット213が落下してしまうことを防止可能である。
また、本実施形態においては、上桟21とベース部材35とは、ネジ止めにより固定され、ベース部材35にネジ215によってネジ止めされる上桟21の部分は、厚肉部3541により構成される。これにより、上桟21の全体の肉厚が薄くても、一定方向においては強度向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態においては、ベース部材35の端部には、小口が形成され、ベース部材35の端部を取り囲む小口覆い部材39が設けられている。これにより、小口の近傍の狭い空間で形材小口を覆い隠すことが可能となる。
また、本実施形態においては、小口覆い部材39は、小口に挿入される挿入部を有する。これにより、小口覆い部材39を小口に挿入することで、容易に小口を覆い隠すことが可能となる。
また、本実施形態においては、フェンスの施工方法は、上桟21に係止され且つベース部材35に固定されることにより上桟21にベース部材35を固定するブラケット213を、ベース部材35に仮固定する仮固定工程と、仮固定したブラケット213を上桟21に係止させる係止工程と、ベース部材35にブラケット213を固定する本固定工程と、を有する。これにより、ブラケット213を固定するネジ214を締めこむ際に、ブラケット213が落下してしまうことを防止可能である。
また、本実施形態においては、側面笠木41には、側面笠木41の縦桟23、24側を覆うカバー部材としての住宅側カバー部材471、道路側カバー部材472が、係合されて設けられている。これにより、側面笠木41の意匠性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態においては、住宅側係合部としてのカバー係止爪4712と道路側係合部としてのカバー係止爪4722とは、形状が異なり、カバー係止爪4712は、道路側被係合部としての爪受け部457に対して係合不能であり、道路側係合部としてのカバー係止爪4722は住宅側被係合部としての爪受け部456に対して係合不能である。これにより、誤って、住宅側カバー部材471を道路側に、また、道路側カバー部材472を住宅側に、組み付けてしまうことを防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、側面笠木41の下端部には、下側へ開口する開口部414が形成され、開口部414には、開口部414を塞ぐ下端部カバー部材413が設けられている。これにより、下端部カバー部材413で小口隠しをすることが可能となる。
また、本実施形態においては、下端部カバー部材413は、上側へ延びて側面笠木41の小桟側を覆うカバー部延出部4131を有する。これにより、側面笠木カバーとしての住宅側カバー部材471、道路側カバー部材472を取り付けた際にカバーしきれない部分を、下端部カバー部材413で小口隠しに加えてカバーすることが可能となる。
また、本実施形態においては、下端部カバー部材413には、導線37を通すための貫通孔4134が形成されている。これにより、電源ケーブルである導線37の側面笠木41の外部への露出を少なくすることが可能となる。
また、本実施形態においては、下端部カバー部材413は、住宅側カバー部材471及び道路側カバー部材472の下端部に当接するカバー部材当接部4132を有する。これにより、住宅側カバー部材471、道路側カバー部材472が重力により落ちてしまうことを防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、フェンスの施工方法は、格子部材27を縦桟23、24に固定するためのネジを外す工程と、ネジ458により、側面側ベース部材45を格子部材27及び縦桟23、24に固定する固定工程と、を有する。これにより、縦桟23、24が、肉厚が薄い形材により構成されている場合であっても、側面側ベース部材45を固定することが可能となる。
また、本実施形態においては、固定工程では、ネジ458は、側面側ベース部材45に形成された長孔4511に貫通する。これにより、寸法の違いに関わらず、孔加工を同じにできることによる生産性向上を図ることが可能となり、同じ部品で異なる寸法に対応できることによるコスト削減を図ることが可能となる。
また、本実施形態においては、接続部L(B)には、一方側ベース部材35の端部と他方側ベース部材35の端部とに跨るように載置された状態で天面笠木31に対して固定されたベース連結部材38が設けられている。
また、本実施形態においては、フェンスの施工方法は、天面笠木31は、接続部L(B)を有し、接続部Lにおいて、一方側ベース部材35の端部と他方側ベース部材35の端部とに跨るようにベース連結部材38を載置するベース連結部材載置工程と、ベース連結部材38の一部を、一方の天面笠木31の端部と他方の天面笠木31の端部とで挟んだ状態で、一方の天面笠木31を一方側ベース部材35に固定し、他方の天面笠木31を他方側ベース部材35に固定する固定工程と、を有する。
これにより、天面笠木31の取付けは、上方からベース部材35に乗せるだけで組立を行うことが可能となる。更に、ベース連結部材38をネジ止めしていないことにより、公差をベース連結部材38において微調整する事が可能となる。
また、本実施形態においては、フェンスの施工方法では、位置決め凸部としての中央フィン352に対向する位置に配置する接続部L(A)に配置されるベース連結部材38において、ベース連結部材載置工程の前に補強接続部分としての板状部間接続部383を切除する切除工程を行う。これにより、接続部L(A)に配置されるベース連結部材38と接続部L(B)に配置されるベース連結部材38とを共通化して、部品種類を減らすことが可能となることによるコスト削減を図り、生産性向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態においては、天面笠木31の下側には、照明部材315が設けられている。これにより、天面笠木31の内部の照明部材315により、下方向のみを照らすことが可能となる。このため、植栽およびフェンス1を照らすことが可能となる。
また、本実施形態においては、天面笠木31の下側には、天面笠木31の下側に向かって開口する下側空間316が形成され、照明部材315は、下側空間316に配置されている。これにより、植栽およびフェンス1を照らすことが可能となる。
また、本実施形態においては、照明部材315へ電気を供給する導線37は、天面笠木31とベース部材35との間に配置される。これにより、天面笠木31をベース部材35から取り外すことで、導線37にアクセスすることが可能となるため、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態においては、照明部材315へ電気を供給する導線37は、側面笠木41と側面側ベース部材45との間に配置される。これにより、側面笠木41を側面側ベース部材45から取り外すことで、導線37にアクセスすることが可能となるため、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態においては、天面笠木31に対向するベース部材35の面には、天面笠木31に向かって延びるサイドフィン353が設けられている。これにより天面笠木31においてサイドフィン353の内側に導線37を配線することで挟み込みを防止出来る。
また、本実施形態においては、側面笠木41に対向する側面側ベース部材45の面には、側面笠木41に向かって延びるサイドフィン453が設けられている。これにより側面笠木41においてサイドフィン453の内側に導線37を配線することで挟み込みを防止出来る。
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。例えば、本実施形態においては、側面側樹脂部品42は凸部423を有し、天面側樹脂部品32は、凸部423が嵌合する凹部323を有していたが、この構成に限定されない。例えば、天面側樹脂部品が凸部を有し、側面側樹脂部品が、凸部が嵌合する凹部を有している構成であってもよい。
また、例えば、天面笠木、ベース部材、上桟の構成は、本実施形態における天面笠木31、ベース部材35、上桟21の構成に限定されない。例えば、図45に示すようにベース部材215Aと上桟21とが、別々の部品ではなく、一体で構成された1つの部品であってもよい。また、例えば、図46に示すように、ベース部材と一体の1つの部品とされた天面笠木215Bに、更に上桟21が一体とされて、天面笠木31、ベース部材35、及び、上桟21の全体で1つの部品として一体に構成されてもよい。また、例えば、図47に示すように、ボルト217Cが、上桟21C及びベース部被固定部354Cを貫通して、上桟21Cに対してベース部材35Cを固定するように構成してもよい。このように構成することにより、ブラケット213やネジ215を不要とすることが可能となる。図45は、フェンス1の変形例の、ベース部材35と上桟21とが一体で構成されている様子を示す断面図である。図46は、フェンス1の変形例の、天面笠木31、ベース部材35、及び、上桟21が一体で構成されている様子を示す断面図である。図47は、フェンス1の変形例においてベース部材35と上桟21とがボルトによって互いに固定されている様子を示す断面図である。