JP7693183B2 - 四層型化粧料 - Google Patents

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本発明は、四層型化粧料に関する。本発明によれば、四層型の化粧料を得ることができる。
2層分離している2層型化粧料又は3層に分離している3層型化粧料は、使用時に振とうして、混合して用いるものであり、化粧水、美容液、又はメーク落としなどがある。例えば、2層型化粧料は特許文献1及び2に開示されており、3層型化粧料は特許文献3及び4に記載されている。
特開2019-112451号公報 特開2016-124817号公報 特開2020-023463号公報 特開2020-023462号公報
しかしながら、四層型化粧料は報告されていなかった。本発明の目的は、四層型化粧料を提供することである。
本発明者は、四層型化粧料について、鋭意研究した結果、驚くべきことに、(1)1,2-ヘキサンジオール、(2)特定の保湿剤、及び/又は塩、(3)シリコーン油に非溶解性の油分、(4)特定のシリコーン油、(5)非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤、及び(6)水を用いることにより、四層型化粧料を得ることができることを見出した。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
従って、本発明は、
[1](A)1,2-ヘキサンジオール、(B)ポリエチレングリコール、骨格が糖のポリエチレングリコールエーテル、ポリプロピレングリコール、骨格が糖のポリプロピレングリコールエーテル、及びグリコシルトレハロースからなる群から選択される少なくとも1種以上の保湿剤、及び/又は塩、(C)シリコーン油に非溶解性の油分、(D)動粘度が5mm/s以上のシリコーン油、(E)非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤、及び(F)水、を含む四層型化粧料、及び
[2]前記塩が、無機塩、有機塩、又はアミノ酸塩である、[1]に記載の四層型化粧料、
に関する。
本発明の四層型化粧料によれば、安定した界面を有する四層型化粧料を提供することができる。本発明の四層型化粧料は、特定の成分に加えて、一般に用いられる化粧料成分を用いることができる。従って、本発明の四層型化粧料は、様々な化粧料(例えば、メーク落とし、化粧水、美容液、マッサージオイル、ヘアオイル、入浴剤、又はドライシャンプー)に適用することができるものである。
本発明の四層型化粧料は、(A)1,2-ヘキサンジオール(以下、成分Aと称することがある)、(B)ポリエチレングリコール、骨格が糖のポリエチレングリコールエーテル、ポリプロピレングリコール、骨格が糖のポリプロピレングリコールエーテル、及びグリコシルトレハロースからなる群から選択される少なくとも1種以上の保湿剤(以下、成分B1と称することがある)、及び/又は塩(以下、成分B2と称することがある)、(C)シリコーン油に非溶解性の油分(以下、成分Cと称することがある)、(D)動粘度が5mm/s以上のシリコーン油(以下、成分Dと称することがある)、(E)非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤(以下、成分Eと称することがある)、及び(F)水(以下、成分Fと称することがある)、を含む。
《1,2-ヘキサンジオール(成分A)》
本発明の四層型化粧料は、1,2-ヘキサンジオールを含む。1,2-ヘキサンジオールは、化学式C14で表されるグリコールである。
四層型化粧料における1,2-ヘキサンジオールの含有量は、四層構造が得られる限りにおいて特に限定されるものではないが、例えば0.6~19.0重量%含むことができ、好ましくは0.7~18.0重量%であり、より好ましくは0.8~17.0重量%であり、更に好ましくは0.9~16.0重量%であり、最も好ましくは1.0~15.0重量%である。1,2-ヘキサンジオールの含有量が少なすぎるか又は多すぎる場合、四層を形成せずに、三層となることがある。1,2-ヘキサンジオールを添加することによって、速やかに4層に分離し、安定した界面を有する四層型化粧料を得ることができる。
《成分B》
本発明の四層型化粧料は、ポリエチレングリコール、骨格が糖のポリエチレングリコールエーテル、ポリプロピレングリコール、骨格が糖のポリプロピレングリコールエーテル、及びグリコシルトレハロースからなる群から選択される少なくとも1種以上の保湿剤、及び/又は塩を含む。
前記保湿剤、又は塩を含むことによって、四層型化粧料を得ることができるが、保湿剤及び塩の両方を含むことによって、更に安定した四層化粧料を得ることができる。
《保湿剤(成分B1)》
前記保湿剤は、ポリエチレングリコール、骨格が糖のポリエチレングリコールエーテル、ポリプロピレングリコール、骨格が糖のポリプロピレングリコールエーテル、若しくはグリコシルトレハロース、又はそれらの2つ以上の組み合わせである。
ポリエチレングリコールは、下記式(1):
で表される高分子化合物である。
ポリプロピレングリコールは下記式(2):
で表される高分子化合物である。
前記骨格が糖のポリエチレングリコールエーテルは特に限定されないが、例えばメチルグルコースのポリエチレングリコールエーテルが挙げられる。メチルグルコースのポリエチレングリコールエーテルは、下記式(3):
で表される高分子化合物である。メチルグルコースのポリエチレングルコースエーテルとしては、市販されているメチルグレセスー10(マクビオブライドMG10E;日油株式会社)、又はメチルグレセスー20(マクビオブライドMG20E;日油株式外社)を用いることができる。
前記骨格が糖のポリプロピレングリコールエーテルは特に限定されないが、例えばメチルグルコースのポリプロピレングリコールエーテルが挙げられる。メチルグルコースのポリプロピレングリコールエーテルは、下記式(4):
で表される高分子化合物である。メチルグルコースのポリプロピレングルコースエーテルとしては、市販されているPPG-10メチルグルコース(マクビオブライドMG10P;日油株式会社)、又はPPG-20メチルグルコース(マクビオブライドMG20P;日油株式外社)を用いることができる。
グリコシルトレハロースは下記式(5):
で表される化合物である。グルコシルトレハロースとしては、市販されているトルナーレ(株式会社林原)を用いることができる。
保湿剤の分子量は限定されるものではなく、例えばポリエチレングリコールの場合、エチレングリコールの繰り返し単位を2つ以上有していればよい。従って、分子量(重量平均分子量)の下限は、例えば150Mw以上であり、好ましくは200Mw以上であり、更に好ましくは300Mw以上である。上限は特に限定されないが、例えば100,000Mw以下である。
《塩(成分B2)》
前記塩としては、無機塩、有機塩、及びアミノ酸塩が挙げられる。無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、又はリン酸水素三ナトリウムなどが挙げられる。有機塩としては、クエン酸ナトリウム、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、乳酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム(EDTA-2Na)、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、又はピロリドンカルボン酸ナトリウムなどが挙げられる。アミノ酸の塩としては、アスパラギン酸ナトリウム、アスパラギン酸マグネシウム、ジヒドロキシプロピルアルギニン塩酸塩、リジン塩酸塩又はグルタミン酸ナトリウムなどが挙げられる。
保湿剤の含有量は、特に限定されるものではないが、下限は1.2重量%であり、好ましくは1.4重量%であり、更に好ましくは1.6重量%であり、更に好ましくは1.8重量%であり、最も好ましくは2.0重量%である。上限は、特に限定されるものではないが、35.0重量%であり、好ましくは25重量%であり、より好ましくは20重量%であり、更に好ましくは15重量%である。前記上限及び下限は、適宜組み合わせることができる。
塩の含有量は、特に限定されるものではないが、下限は1.2重量%であり、好ましくは1.4重量%であり、更に好ましくは1.6重量%であり、更に好ましくは1.8重量%であり、最も好ましくは2.0重量%である。上限は、特に限定されるものではないが、20.0重量%であり、好ましくは18.0重量%であり、より好ましくは15.0重量%であり、更に好ましくは10.0重量%である。前記上限及び下限は、適宜組み合わせることができる。
また、前記保湿剤及び塩は、それぞれ単独で添加しても四層化粧料を調製することができるが、保湿剤及び塩の両方を含んでも四層化粧料を調製することができる。保湿剤及び塩を含む場合、塩の下限は、例えば0.1重量%であり、好ましくは0.2重量%であり、より好ましくは0.3重量%であり、更に好ましくは0.4重量%であり、最も好ましくは0.5重量%である。保湿剤及び塩を含む場合、保湿剤の下限は、例えば0.1重量%であり、好ましくは0.2重量%であり、より好ましくは0.3重量%であり、更に好ましくは0.4重量%であり、更に好ましくは0.5重量%であり、更に好ましくは0.6重量%であり、更に好ましくは0.7重量%であり、更に好ましくは0.8重量%であり、更に好ましくは0.9重量%であり、最も好ましくは1.0重量%である。保湿剤及び塩を含む場合、保湿剤及び塩の含有量の上限は特に限定されない。
《シリコーン油に非溶解性の油分(成分C)》
本発明の四層型化粧料に用いる油分は、シリコーン油に非溶解性の油分である限りにおいて、特に限定されるものではなく、エステル油、エーテル油、脂肪族アルコール、動植物油、又は精油を挙げることができる。
植物油としては、例えば、アボガド油、トウモロコシ油、パーシック油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、シナモン油、アーモンド油、大豆油、大豆胚芽油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、ミッドオレイックひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿実油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エゴマ油、ボラージ油、米糠油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、及び藻類油、並びにそれらの分別油、硬化油、及びエステル交換油を挙げることができるが、ホホバ油、マカダミアンナッツ油、椿油、山茶花油、ヒマワリ油、菜種油、アーモンド油、又はアボガド油が好ましい。
エステル油としては、トリイソステアリン酸グリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸プロパンジオール、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、オクタカプリル酸ポリグリセリル-6、又は乳酸オクチルドデシルが挙げられる。
本命明細書において「シリコーン油に非溶解性の油分」とは、実質的にシリコーン油に溶解しない油分であり、具体的には、油分のシリコーン油への溶解量が、20重量%以下であり、好ましくは10重量%以下であり、更に好ましくは5重量%以下である。シリコーン油に溶解性であるか、又は非溶解性であるかは、具体的には以下のように特定することができる。例えば100gのシリコーン油に、試験される油分を撹拌しながら、少量ずつ添加する。全く溶解しない油分は、すぐに混濁し、放置すると2層に分離する。一定量溶解する油分は、少量添加した時点では、シリコーン油に溶解し、透明となるが、溶解しない量に達すると混濁する。混濁した時点の油分の添加量と、シリコーン油100gから、試験された油分の溶解量を計算することができる。なお、「溶解量が20重量%である」とは、シリコーン油100gに対して、油分が20g溶解したことを意味する。
前記溶解試験に用いるシリコーン油は、特に限定されるものではないが、成分(D)のシリコーン油を挙げることができ、具体的には動粘度が5mm/s以上のシリコーン油を用いることができるが、例えば動粘度が6.0mm/sのシリコーン油を用いてもよい。
四層型化粧料における成分(C)の含有量は、四層構造が得られる限りにおいて特に限定されるものではないが、例えば1.5~60重量%含むことができ、好ましくは2~50重量%であり、より好ましくは2.5~45重量%であり、最も好ましくは5~40重量%である。成分(C)は、四層のうちの1つの層を形成する主要な成分であり、他の層との比率を勘案して、前記の任意の範囲で適宜使用することができる。本発明の多層型化粧料は、成分(C)の量を調製することにより、様々な化粧料として用いることができる。
《動粘度が5mm/s以上のシリコーン油(成分D)》
本発明に用いる成分(D)は、動粘度が5mm/s以上のシリコーン油である。動粘度が5mm/s以上である限りにおいて、特に限定されるものではないが、好ましくは6mm/s以上である。動粘度の上限は、特に限定されないが、好ましくは、1000mm/s以下であり、より好ましくは500mm/s以下である。
本発明に用いる成分(D)の平均分子量は、特に限定されるものではないが、下限は好ましくは500以上であり、より好ましくは600以上であり、更に好ましくは700以上である。平均分子量の上限は、限定されるものではないが、50000以下であり、より好ましくは20000以下である。
具体的なシリコーン油としては、ジメチルポリシロキサンを挙げることができる。本発明の成分(D)として使用するシリコーン油は、本発明の効果が得られる限りにおいて、他のシリコーン油と混合して用いることができる。
四層型化粧料における成分(D)の含有量は、四層構造が得られる限りにおいて特に限定されるものではないが、例えば1.5~60重量%含むことができ、好ましくは2~50重量%であり、より好ましくは2.5~45重量%であり、最も好ましくは5~40重量%である。成分(C)は、四層のうちの1つの層を形成する主要な成分であり、他の層との比率を勘案して、前記の任意の範囲で適宜使用することができる。本発明の多層型化粧料は、成分(C)の量を調製することにより、様々な化粧料として用いることができる。
《非イオン性界面活性剤及び/又は陰イオン性界面活性剤(成分E)》
本発明の四層型化粧料に用いる非イオン性界面活性剤は、四層構造が得られる限りにおいて限定されるものではなく、例えばエステル型、エーテル型、エステルエーテル型、又はアルカノールアミド型、の非イオン性界面活性剤を1種又は2種以上混合して用いることができるが、好ましくはエステル型非イオン性界面活性剤、エステルエーテル型非イオン性界面活性剤、又はアルカノールアミド型である。
エステル型の非イオン性界面活性剤としては、イソステアリン酸PEG-8、イソステアリン酸PEG-10、イソステアリン酸PEG-12、ジイソステアリン酸PEG-8、ジイソステアリン酸PEG-10、ジイソステアリン酸PEG-12、トリイソステアリン酸PEG-8、トリイソステアリン酸PEG-10、又はトリイソステアリン酸PEG-12を挙げることができる。
エステルエーテル型非イオン性界面活性剤としては、イソステアリン酸PEG-8グリセリル、イソステアリン酸PEG-10グリセリル、イソステアリン酸PEG-12グリセリル、ジイソステアリン酸PEG-8グリセリル、ジイソステアリン酸PEG-10グリセリル、ジイソステアリン酸PEG-12グリセリル、トリイソステアリン酸PEG-8グリセリル、トリイソステアリン酸PEG-10グリセリル、又はトリイソステアリン酸PEG-12グリセリルを挙げることができる。
アルカノールアミド型非イオン性界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸モノエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、イソステアリン酸ジエタノールアミド、パーム核油ジエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド又はパルミチン酸モノエタノールアミドを挙げることができる。
陰イオン性界面活性剤としては、本発明の効果が得られる限りにおいて、特に限定されるものではないが、ジ(C12-15)パレス-2リン酸、ジ(C12-15)パレス-4リン酸、ジ(C12-15)パレス-6リン酸、トリ(C12-15)パレス-2リン酸、トリ(C12-15)パレス-8リン酸を挙げることができる。
四層型化粧料における非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤の含有量は、四層構造が得られる限りにおいて特に限定されるものではないが、例えば0.1~40重量%含むことができ、好ましくは0.5~37.5重量%であり、最も好ましくは1~35重量%である。非イオン性界面活性剤は、四層のうちの1層を形成する主要な成分である。四層化粧料においては、非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤を単独で含んでもよいが、非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤を一緒に含んでもよい。また1種の非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤を含んでもよく、2種以上の非イオン性界面活性剤及び/又は陰イオン性界面活性剤を含んでもよい。
《水(成分F)》
本発明の多層型化粧料は、水(例えば、イオン交換水)を含む。多層型化粧料における水の含有量は、多層構造が得られる限りにおいて特に限定されるものではないが、例えば5~70重量%含むことができ、好ましくは8~65重量%であり、より好ましくは10~60重量%であり、最も好ましくは14~56重量%である。水は、四層のうちの1つの層を形成する主要な成分であり、他の層との比率を勘案して、前記の任意の範囲で適宜使用することができる。
《作用》
本発明の四層型化粧料において、四層が形成される理由は、完全に解明されているわけではないが、以下のように推論することができる。しかしながら、本発明は以下の説明によって限定されるものではない。
本発明の四層型化粧料において、四層を形成する主な成分は、シリコーン油に非溶解性の油分(成分C)シリコーン油(成D)、非イオン性界面活性剤及び/又は陰イオン性界面活性剤(成分E)、及び水(成分F)であると考えられる。これらの四層の界面を安定化すること及び速やかに4層に分離させるために、1,2-ヘキサンジオール(成分A)と、特定の保湿剤(成分B1)及び/又は塩(成分B2)とが作用しており、更に、水相部と油相部から主に界面活性剤を含む相を独立相として析出させていると推定される。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
《実施例1~2》
本実施例では成分(A):1,2-ヘキサンジオール(KMO-6)、成分(B1)として、ポリエチレングリコール(PEG6000)、成分(B2)として塩化ナトリウム(食塩)、成分(C)として、精製ホホバ油、成分(D)として、シリコーン油(KF-96A-6)、成分(F)の非イオン性界面活性剤として、ジイソステアリン酸PEG-8(EMALEX 400diisEX)、ジイソステアリン酸PEG-12(EMALEX 600diisEX)、及びイソステアリン酸PEG-10(EMALEX PEIS-10EX)、並びに成分(F)の水を表1に示した組成(重量%)で混合し、化粧料基材を作製した。1日経過後、及び1週間経過後の四層形成の結果を表1に示す。
《比較例1~5》
本比較例では、成分(C)~(F)を含むが、成分(B)を含まない(比較例1、4、及び5)、成分(A)及び(B1)を含まない(比較例2)、又は成分(A)及び(B)を含まない(比較例3)化粧料基材を、表1の組成で混合した。1日経過後、及び1週間経過後の四層形成の結果を表1に示す。
《参考例1》
本参考例では、成分(A)及び(B1)を含まない化粧料基材(成分(B2)を含む)を、表1の組成で混合した。1日経過後、及び1週間経過後の四層形成の結果を表1に示す。
「層の透明性」は◎、○、△、及び×の4段階で評価した。
◎:層が透明
○:層がわずか濁っているがほぼ透明
△:層がかなり濁っている
×:層が著しく濁っている
Figure 0007693183000006
表1に示すように、成分(A)~(F)までを含む実施例1及び2の化粧料は、1日後に四層を形成した。成分(A)を含まないが成分(B2)を含む参考例1は、1日後は3層であったが、1週間後に4層を形成した。成分(B)、成分(A)及び(B1)、又は成分(A)及び(B)を含まない比較例1~4は、2層又は3層を形成したが、4層は形成できなかった。
以降の実施例では、1日後に4層を形成できるように、成分(A)を含むように化粧基材の組成を用いた。
《実施例3~8》
本実施例では、成分(B1)として、食塩、塩化カリウム、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA-Na)、硫酸マグネシウム、グルタミン酸ナトリウム、又はアスコルビン酸リン酸ナトリウムを用いて、表2に示した組成(重量%)で混合し、化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表2に示す。
Figure 0007693183000007
いずれの塩を用いた化粧料基材も4層を形成した。
《実施例9~16》
本実施例では、成分(B2)として、PEG6000、PEG400、PEG1000、PEG4000、PEG20000、グルコースのポリエチレングリコールエーテル(マクビオブライドMG-10、及びマクビオブライドMG-20)又はグリコシルトレハロース(トルナーレ)の保湿剤を用いて、表3に示した組成(重量%)で混合し、化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表3に示す。
Figure 0007693183000008
いずれの保湿剤を用いた化粧料基材も4層を形成した。
《実施例17~30》
本実施例では、成分(C)として、精製ホホバ油、精製マカダミアナッツ油、精製椿油、精製山茶花油、ハイオレイクヒマワリ油、菜種油、アーモンド油、アボガド油、オクタカプリル酸ポリグリセリル-6(サラコスHG-8)、乳酸オクチルドデシル(コスモール13)、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン(サラコス6318V)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(サラコス5418V)、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル(サラコスWO6)を用いて、表4に示した組成(重量%)で混合し、化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表4に示す。
Figure 0007693183000009
表4に示すように、シリコーン油に非溶解の油分を用いることにより、化粧料基材は4層を形成した。なお、シリコーン油に対する成分(C)の溶解性試験は以下のように行った。ジメチルポリシロキサン(KF-96A-6)(100g)に成分(A)候補の油脂を少量ずつ添加し、撹拌した。全く溶解しない油脂は少量の添加で濁り、放置すると2層に分離した。一部溶解する油脂は、少量を添加して撹拌した場合、透明となるが、一定の量を超えて溶解できなくなると混濁する。混濁した時点での添加量から、ジメチルポリシロキサン(KF-96A-6)100gに対する溶解率を計算した。ジメチルポリシロキサン(KF-96A-6)への溶解率が20重量%以下の油脂を「溶解しない(×)」と判定し、ジメチルポリシロキサン(KF-96A-6)への溶解率が20重量%を超える油脂を「溶解する(○)」と判定した。
《実施例31~38》
本実施例では、成分(E)として、ジイソステアリン酸PEG-12(EMALEX 600diisEX)、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル(EMALEX GWIS-320)、ジイソステアリン酸PEG-10グリセリル(EMALEX GWIS-210EX)、イソステアリン酸PEG-8グリセリル(EMALEX GWIS-108)、イソステアリン酸PEG-15グリセリル(EMALEX GWIS-115)、トリイソステアリン酸PEG-10グリセリル(EMALEX GWIS-310)、トリイソステアリン酸PEG-10水添ヒマシ油(EMALEX RWIS-310)、トリイソステアリン酸PEG-20水添ヒマシ油(EMALEX RWIS-320)、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(NIKKOL GO-430)、イソステアリン酸PEG-10(EMALEX PEIS-10EX)、ポリオキシエチレンアルキル(12~15)エーテルリン酸(NIKKOL TDP-2)、ポリオキシエチレンアルキル(12~15)エーテルリン酸(NIKKOL DDP-2)を用いて、表5に示した組成(重量%)で混合し、化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表5に示す。
Figure 0007693183000010
表5に示すように、非イオン性界面活性剤を用いた化粧料基材は4層を形成した。
《実施例39~43》
本実施例では、成分(A)の1,2-ヘキサンジオール(KMO-6)を1~15重量%含む化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表6に示す。
Figure 0007693183000011
表6に示すように、1,2-ヘキサンジオールを1~15重量%含む化粧料基材は、4層を形成した。
《実施例44~56》
本実施例では、成分(B1)の塩化ナトリウム(食塩)を0.5~15重量%、成分(B2)のメチルグルコースのポリエチレングリコールエーテル(メチルグルセス-10)を1~20重量%含む化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表7に示す。
Figure 0007693183000012
表7に示すように、成分(成分B1)を0.5~15重量%含む化粧料基材は4層を形成した。また、成分(B2)を1~20重量%含む化粧料基材4層を形成した。
《実施例57~60》
本実施例では、ジメチルポリシロキサンKF-96A-6(動粘度6mm/s)、KF-96A-20(動粘度20mm/s)、KF-96-100(動粘度100mm/s)を用い、表8に示した組成で混合し、化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表8に示す。
《比較例6~8》
本実施例では、成分(D)に代えて、ジメチルポリシロキサンKF-96L-1.5cs(動粘度1.5mm/s)、シクロペンタシロキサン(KF-995)、スクワラン(シュガースクワラン)を用い、表8に示した組成で混合し、化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表8に示す。
Figure 0007693183000013
表8に示すように、動粘度が5mm/s以上のシリコーン油を用いた化粧料基材は4層を形成したが、KF-96L-1.5cs(動粘度1.5mm/s)、シクロペンタシロキサン、又はスクワランを用いた化粧料基材は4層を形成できなかった。
《実施例61~71》
本実施例では、成分(C)の精製ホホバ油を5~40重量%、成分(D)のジメチルポリシロキサンKF-96A-6を5~40重量%含む化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表9に示す。
Figure 0007693183000014
表9に示すように、いずれの化粧料基材も4層を形成した。
《実施例72~80》
本実施例では、成分(E)の非イオン性界面活性剤を1~35重量%含む化粧料基材を作製した。1日経過後の四層形成の結果を表10に示す。
Figure 0007693183000015
表10に示すように、いずれの化粧料基材も4層を形成した。
《実施例81》
本実施例では、四層のメーク落としを調製した。原料と組成を表11に示す。なお、成分(E)として、陰イオン性界面活性剤のジ(C12-15)パレス-2リン酸を使用した。
Figure 0007693183000016
調製したメーク落としは、4層を形成した。
《実施例81》
実施例では、四層のヘアオイルを調製した。原料と組成を表12に示す。
Figure 0007693183000017
調製したヘアオイルは、4層を形成した。
本発明の四層型化粧料は、メーク落とし、化粧水、美容液、マッサージオイル、ヘアオイル、入浴剤、又はドライシャンプーに用いることができる

Claims (3)

  1. (A)1,2-ヘキサンジオール、
    (B)ポリエチレングリコール、骨格が糖のポリエチレングリコールエーテル、ポリプロピレングリコール、及び骨格が糖のポリプロピレングリコールエーテルからなる群から選択される少なくとも1種以上の保湿剤、
    (C)シリコーン油に非溶解性の油分、
    (D)動粘度が5mm/s以上のシリコーン油、
    (E)非イオン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤、及び
    (F)水、
    を含む四層型化粧料。
  2. 塩を更に含む、請求項1に記載の四層型化粧料。
  3. 前記塩が、無機塩、有機塩、又はアミノ酸塩である、請求項2に記載の四層型化粧料。


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