JP7666159B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、排出された体液(以下、単に「体液」とも言う)を吸収体に誘導して吸収させる使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」とも言う)等の吸収性物品が広く知られている。
おむつには、例えば、パッケージへの収容、吸収体に圧搾溝、着用者の肌にフィットするためのギャザーなどによる皺ができる一方、おむつには、サイズ、模様などの情報が印刷され得る。
おむつの使用に際して、当該皺によって、おむつに印刷された情報が見えにくくなる可能性がある。このため、おむつに生じる皺を把握し、おむつに印刷された情報を視認しやすくする構造が必要である。
本発明の目的は、おむつの情報を使用者に視認しやすくすることができる吸収性物品を提供することにある。
本発明の一形態は、腹側から股下を介して背側に亘る長手方向と、長手方向と直交する幅方向と、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシートとバックシートとの間に介在する吸収体と、バックシートの非肌面側に接合されるカバーシートと、吸収体の一対の側縁部の長手方向に沿って設けられる一対のサイドシートと、吸収性物品を構成するシート部材に形成される皺と重なる領域のみ又は一部を含む領域の範囲に表示が形成された表示領域と、を備え、表示領域は、皺によって情報の一部又は全部が表示されず、皺が伸ばされることによって全ての情報が表示されることを特徴とするものである。
本発明によれば、使用者に対して、おむつの情報を適宜把握することができ、着用前に必要な情報、着用後に必要となる情報を得ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るおむつの一例の外観において、正面側から見た斜視図である。 図1に示すおむつの後面側から見た斜視図である。 図1および図2に示すおむつの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る、伸長状態のおむつをトップシート側から見た平面図である。 本発明の一実施形態に係る、非伸長状態のおむつをカバーシート側から見た平面図である。
本発明による吸収性物品の実施形態について、図1から図6を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではない。なお、本発明の特許請求の範囲、明細書または図面において、長手方向は、吸収性物品の着用者の腹側から股下を介して背側に亘る方向とする。また、幅方向は、長手方向と直交する方向とする。
先ず、本発明を展開型使い捨ておむつに応用した実施形態を以下に説明する。
<おむつの主な構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るおむつの一例の外観において、正面側から見た斜視図である。また、図2は、図1に示すおむつの一例の外観において、後面側から見た斜視図である。図1および図2に示すように、本実施形態に係るおむつ10は、展開型使い捨ておむつであり、前身頃領域10Fと、後身頃領域10Rと、これら前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rをつなぐ股下領域10Cとを有する。また、着用時に前身頃領域10Fと後身頃領域10Rとで着用者のウエストの部分を取り囲むウエスト周り開口部10Wが形成されている。同様に、前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rの下端部と股下領域10Cとで着用者の両脚の太股部分を取り囲む左右一対の脚周り開口部10Lが形成されている。後身頃領域10R側のウエスト周り開口部10Wの中央には、着用時にウエスト周りのフィット性を向上させるために弾性シート等の伸縮部材が幅方向(図2の左右方向)に配され、ウエストギャザーが形成される。本実施形態では、後身頃領域10Rには、後身頃領域10R側のウエスト周り開口部10Wの股下方向、かつ、伸縮部材が非伸長状態においてギャザー皺101a、102aが形成される位置を含む領域に表示領域が形成される。表示領域には、第1表示領域101および第2表示領域102が含まれる(後述する図5および図6を参照)。なお、詳細については後述する。
着用時に前身頃領域10Fは、着用者の腹側に位置し、後身頃領域10Rは着用者の背側に位置する。そして、着用時に股下領域10Cは、着用者の股下を覆い、左右一対の脚周り開口部10Lに、着用者の脚がそれぞれ通された形となる。したがって、脚周り開口部10Lは、着用者の両脚の付け根から太股あたりのいずれかに位置することとなる。
仮想線Pは、おむつ中央部において腹側から背側に向かって、股下部分を通って延びるものである。具体的には、仮想線Pは、例えば、おむつのウエスト側を上、股下側を下として定義すると、おむつ表面に沿って、かつ上下方向に延びると共に、股下部分を経由して、背側においても上下方向に延びるものである。
カバーシート11の背側の両端部に一対の第1係合部材であるファスニングテープ10Aと、ファスニングテープ10Aと係合し、カバーシート11の腹側の端辺と平行に延在している第2係合部材であるフロントパッチ10Bを更に備えている。
本実施形態では、おむつ10の外側に位置するカバーシート11の後身頃領域10Rの左右両端縁部には、着用時に前身頃領域10Fの左右両端縁部に重ね合わせてこれらをつなぎ、脚周り開口部10Lを形成し得る左右一対のファスニングテープ10Aが接着されている。ファスニングテープ10Aおよびフロントパッチシート10Bは、例えば、メカニカルファスナーなどの構造であり、このファスニングテープ10Aは、前身頃領域10Fのカバーシート11上に接着されたフロントパッチシート10Bに対して繰り返し剥離可能に接合される。
また、後述する第2表示領域102は、フロントパッチシート10Bの延在方向と略平行な線を含む模様または図形を表示し、フロントパッチシート10Bよりも股下側に位置する。これにより、フロントパッチシート10Bの位置を目立たせることができる。また、使用者がフロントパッチシート10Bの位置を容易に認識でき、ファスニングテープ10Aとフロントパッチシート10Bを係合しやすくすることができる。
さらに、本実施形態では、前身頃領域10Fには、フロントパッチシート10Bよりも股下側に位置し、フロントパッチシート10Bの下辺と略平行であり、第2表示領域102が形成される。この第2表示領域102には、直線や曲線などを含む模様または図形が形成される。第2表示領域102がフロントパッチシート10Bよりも股下側、かつ、フロントパッチシート10Bと略平行に位置しているため、使用者は、着用時にフロントパッチシート10Bの位置を認識しやすくすることができる。
図3は、図1および図2に示すおむつ10の模式的な分解斜視図であり、図4は、本発明の一実施形態に係る、伸長状態のおむつ10をトップシート14側から見た平面図である。図3の吸収体13および図4のおむつ10については、説明の便宜上、部分的に破断した状態をそれぞれ示している。
図3に示すように、おむつ10は、複数のシート部材に挟まれるように伸長状態で配置・固定されることでギャザーを形成する伸縮部材を備えている。本実施形態の複数のシート部材は、例えば、液透過性のトップシート14と、液不透過性のバックシート12と、トップシート14とバックシート12との間に介在する吸収体13と、バックシート12の非肌面側に接合されるカバーシート11と、吸収体13の一対の側縁部の長手方向に沿って設けられる一対のサイドシート15と、を備えている。また、本実施形態のおむつ10は、外側から順に、良好な手触りを得るために薄い不織布にて形成されるカバーシート11と、バックシート12と、吸収体13と、トップシート14と、一対のサイドシート15と、を重ねた積層構造を有しているものである。さらに、後述する本実施形態の吸収性物品であるおむつ10を構成するトップシート14およびバックシート12およびカバーシート11およびサイドシート15のうち2つのシートに挟まれるように伸長状態で配置・固定されることでギャザーを形成する伸縮部材を備えている。後述する第1表示領域は、伸縮部材の伸縮に伴い形成される皺と重なる領域のみ又は一部を含む領域とする範囲に表示が形成された領域である。これにより、使用者は、おむつを非伸長状態とすることで、第1表示領域の情報の表示を視認することができなくなり、おむつを伸長状態とすることで、第1表示領域の情報を表示し、視認することができる。
吸収体13には、肌面側から非肌面側又は非肌面側から肌面側に向かって圧搾溝が形成され、圧搾溝によって皺が形成され、情報の一部または全部が隠れる。本実施形態では、図4に示すように、吸収体13には、肌面側から非肌面側に向かって圧縮して形成された複数の凹部20(以下、圧搾溝とも言う)が形成される。すなわち、圧搾溝20一部において圧搾溝20が複数形成されている。図4に示すように、圧搾溝20が形成されることで、圧搾溝20において折れ曲がりやすくなって、おむつ10のフィット感を向上させることが可能となる。また、圧搾溝20が連続的に形成されることで、空気が腹側または背側に通り抜けることができるようになり、通気性を確保することが可能となる。加えて、排出された体液を、迅速に拡散させて、吸収体13を全体的に使用して効率よく吸収体13に吸収させることが可能となる。
なお、本発明において、複数の圧搾溝20とは、各々が物理的に連続していない複数の個別の圧搾溝20、に加えて、複数の構成単位としての圧搾溝20が重なりあって形成される物理的に連続したものをも包含する概念である。前記構成単位としては、直線、およびその途中に屈曲(角)を有しない連続した曲線などが挙げられるがこれらに限られない。また、本実施形態において、吸収体には、複数の圧搾溝等を設けない構成としてもよい。
例えば、トップシート14と吸収体13とが接する面には接着剤が塗布され、圧搾溝20は、吸収体13とトップシート14の積層体を圧搾することで設けられる。この圧搾は、例えば、エンボスロールによって行われる。これにより、圧搾溝20の底面から壁面にわたる圧搾溝20全体において、トップシート14と吸収体13が咬み合い、一体的に接合される。この構成により、トップシート14と吸収体13とを一体的に形成するので、トップシート14と吸収体13がしっかりと接合しトップシート14が剥がれにくく、排尿後で吸収体13が膨らんだ場合でも、トップシート14が溝に沿った状態になり、溝が維持される。
図2および図3に戻り、カバーシート11の股下領域10Cの左右両側には、それぞれ脚周り開口部10Lとなる一対の切欠き部11Nが形成されている。カバーシート11と一対のサイドシート15との間には、脚周りギャザー(レグギャザー)を形成するための一対の糸ゴム16がそれぞれ伸長状態で接着されている。本実施形態では、股下領域10Cの左右両側には、伸縮部材である糸ゴム16が非伸長状態においてギャザー皺101aが形成される位置を含む領域に第1表示領域101が形成される(後述する図5参照)。なお、詳細については後述する。
トップシート14は、液透過性を有する不織布などで構成される。バックシート12は、カバーシート11に接合され、吸収体13は、このバックシート12とトップシート14との間に配置され、この吸収体13を介してトップシート14がバックシート12に接合される。また、バックシート12のうち、後身頃領域10Rの上端部に対応する領域には、バックシート12の幅方向に沿って延び、着用者に対してウエスト周りに適度な着用感を与えるための弾性シート10Dが接合されている。なお、本発明では、おむつ10の長手方向に縦縞に圧搾溝を形成してもよい。さらに、トップシート14の肌面側には、第2表示領域が弾性シート10Dの周辺とフロントパッチシート10Bの周辺に形成されている。詳細については後述する。
本実施形態のバックシート12は、吸収体13と接する側に、図1および図2において破線で示されるように、体液によって濡れると呈色するインジケータ10Eが設けられている。インジケータ10Eは、長手方向に沿って股下領域10Cから前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rの一部にかけて、バックシート12と吸収体13に挟まれた位置に設けられている。本実施形態では、インジケータ10Eは、吸収体13に接する側にバックシート12の長手方向に帯状に2本設けられている。
また、インジケータ10Eは、水分を検出した際、色を変化させるなどし、吸収性物品の吸収体が十分に体液を吸収した時に、それを外部から視認できるようにするために、吸収性物品上に塗工された帯状の部分である。これは、水分と反応する材料や、水分と触れた後のpHの変化などによって反応する材料などからなるものである。
さらに、呈色とは、無色から有色に変わる「発色」は勿論のこと、色が変わる「変色」、有色から無色に変わる「消色」も含まれる。
トップシート14の下に位置する本実施形態の吸収体13は、主にパルプとSAPとからなる吸収性コア17を、ティシュや不織布等の被覆部材(コアラップ)18によって被覆したものである。吸収性コア17を被覆部材18により包むことで形成される継ぎ目は、例えば、図3に示すように、吸収体13の上面であって長手方向に延びるように形成される。本実施形態の吸収体13は、前身頃、股下、後身頃に亘るように、細長い形状をしている。なお、本実施形態に係るおむつ10では、被覆部材18で包まれた吸収体13を用いているが、本発明に係る吸収性物品は、被覆部材18で包まれていない吸収性コア17を用いてもよい。
本実施形態では、吸収体13には複数の圧搾溝20が形成され、複数の圧搾溝20は全体として格子模様を形成している。具体的には、複数の圧搾溝20は、図3および図4に示すように、吸収体13の表面に斜め格子状に延びて形成されている。仮想線Pの吸収体13上での位置は、図4に示すように、前身頃部分上端から後身頃部分下端に向かって延びるものとなっており、仮想線Pは、吸収体13が細長い形状である場合、長手方向に延びるものである。複数の圧搾溝20はそれぞれ、この仮想線Pに対して左右に傾斜して延びている。本実施形態では、吸収体13には複数の圧搾溝20が全体として格子模様を形成しているとしたが、これに限らず、吸収体13には、長手方向に縦縞に複数の圧搾溝20が形成されているようにしてもよい。これにより、体液を長手方向に分散させることができる。本実施形態では、吸収体13に形成された格子模様のおむつ10の非肌面側の皺を避けるために、吸収体13の複数の圧搾溝20で囲まれた領域に情報などを表示するようにしてもよい。これにより、使用者に対して情報などを視認しやすくすることができる。
本実施形態におけるトップシート14の幅方向の左右両側縁部には、立体ギャザーを形成する疎水性の一対のサイドシート15が備えられている。一対のサイドシート15は、着用時に吸収体13の左右両側縁部に沿って起立し、排出された体液の横漏れを防止するための部材である。一対のサイドシート15の外側端縁部には、カバーシート11の一対の切欠き部11Nと同様の形状に切欠き部15Nが形成されている。一対のサイドシート15のそれぞれには、その内側端縁部を吸収体13側に折り返して把持させる形で立体ギャザー伸縮部材としての糸ゴム19が伸長状態で配置される。一対のサイドシート15は、糸ゴム19が収縮した際に、着用者の肌当接方向に向かって立ち上がる。立体ギャザーは従来の使い捨ておむつに用いられている公知の構成を採用することができる。例えば、撥水性シートの層間に伸長状態の立体ギャザー伸縮部材を挟み込んで固定することにより、形成することができる。
<第1表示領域および第2表示領域>
図5は、本発明の一実施形態に係る、非伸長状態のおむつ10をカバーシート11側から見た平面図であり、非伸長状態で皺をそれぞれ含む第1表示領域101および第2表示領域102の一例を説明するための図である。
第1表示領域101は、着用させる前に不要な情報が表示されている。本実施形態では、第1表示領域は、例えば、おむつのサイズ情報「M」、ブランド情報やメーカー情報「ABCD」を表示する。これにより、使用者は、着用者が着用しているおむつのサイズ、ブランドおよびメーカー名を把握することができ、購入する際の情報を得ることができる。なお、本実施形態では、サイズ情報などの情報は、バックシートの非肌面側に印刷し、表示するようにしているが、これに限らず、カバーシートなどの外観から認識可能なシートに印刷するようにしてもよい。
第1表示領域101は、皺によって情報の一部または全部が表示されず、皺が延ばされることによって全ての情報が表示される。本実施形態では、第1表示領域101は、圧搾溝によって生じる皺または窪みと重なる領域とする範囲に表示が形成され、メーカー情報「ABCD」の一部または全部が隠れる領域である。非伸長状態では、第1表示領域101は、バックシート12に形成されており、吸収体13に形成された圧搾溝20によって、メーカー情報「ABCD」の一部が隠れている。これにより、着用者におむつを着用させる前には、使用者にとって不要な情報を視認させないことができる。一方、使用者が本実施形態では、第1表示領域101は、バックシート12に形成するようにしたが、これに限られることなく、吸収体13に形成される圧搾溝20が、非肌面側から肌面側に向かって圧搾溝20が形成される場合には、バックシート12に第1表示領域101を設けると、第1表示領域101が圧搾溝20に落ち込み、認識することが困難となるため、カバーシート11に形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1表示領域101は、圧搾溝によって生じる皺または窪みと重なる領域とする範囲に表示が形成され、体液によって濡れると呈色するインジケータ10Eの一部または全部が隠れる領域である。非伸長状態では、第1表示領域101は、バックシート12に形成されており、吸収体13に形成された圧搾溝20によって、インジケータ10Eの一部が隠れている。これにより、着用者におむつを着用させる前には、使用者にとって不要な情報を視認させないことができる。
本実施形態では、インジケータ10Eの幅は、圧搾溝によって生じる皺または窪みによって一部または全部が隠れる幅であればよく、好ましくは、一部が隠れる幅である。これにより、インジケータ10Eは、空気中の水分と接触する機会を減少することから、使用前に呈色してしまうことを防止する効果を高くすることができる。
なお、本実施形態では、インジケータ10Eを2本設けているが、これに限られることなく、1本でもよく、または3本以上でもよい。
さらに、本実施形態では、第1表示領域101は、伸縮部材である糸ゴム16および弾性シート10Dの収縮に伴い形成されるギャザー皺101aと重なる領域に表示を形成する。第1表示領域101は、例えば、非肌面側のウエスト周りに形成されるギャザーや脚周りに形成されるギャザーなどによる皺を含む領域およびそれらの周辺の領域に表示を形成する。本実施形態では、図5に示すように、ウエスト周りギャザーの中央に第1表示領域101を形成する。このとき、第1表示領域101にあるサイズ情報「M」の表示は、一部が見えるが、使用者が表示として認識することができない程度の表示である。
そして、第1表示領域101は、伸縮部材が伸長状態のときに表示される。すなわち、第1表示領域101は、図2に示すように、伸縮部材である糸ゴム16および弾性シート10Dが伸長状態のときに表示される。これにより、第1表示領域101にあるサイズ情報「M」の表示は、使用者に対して認識させることができる。なお、本実施形態では、第1表示領域101の表示は、伸縮部材が収縮しているときに表示の一部を見えるとしたが、これに限らず、伸縮部材が収縮しているときには、完全に表示を見えないようにしてもよい。
第2表示領域102には、着用させる前に必要な情報が表示されている。本実施形態では、第2表示領域は、おむつの向きの情報「まえ」や「うしろ」、「ひだり」や「みぎ」、テープの位置情報を示すように模様や図形などを表示する。これにより、使用者は、着用者に着用させる際に、おむつの前後を把握することができる。なお、本実施形態では、おむつの前後の情報などの情報は、第1表示領域と同様にバックシートに印刷し、表示するようにしているが、これに限らず、着用させる際に、認識可能なシートであればよく、カバーシートなどに印刷するようにしてもよい。
本実施形態では、第2表示領域102は、第1表示領域と重ならない領域とする範囲に表示が形成された領域であり、フロントパッチシート10Bの下辺と略平行な線を含む模様または図形を表示する。これにより、フロントパッチシート10Bの位置を使用者に視認しやすくすることができ、着用時にファスニングテープ10Aをフロントパッチシート10Bに容易に係合しやすくすることができる。なお、本実施形態では、第2表示領域102は、模様または図形としたが、文字のみや文字と図形などの組み合わせを表示するようにしてもよい。これにより、第2表示領域102の表示は、フロントパッチシート10Bの位置を使用者に対して視認しやすくすることができる。
また、本実施形態では、第2表示領域102にフロントパッチシート10Bの下辺と略平行な線を含む模様または図形を表示するとしたが、これに限らず、文字などを形成するようにしてもよい。そして、上述のように、非伸長状態のおむつにおいて、第2表示領域102では、表示の一部が見えていることによって、使用者に何かの表示があると把握させ、使用者が折り皺102aを伸長状態にして表示を認識しようとする。これにより、第2表示領域102に表示される模様が表示され、使用者に対してフロントパッチシート10Bの位置を視認しやすくすることができる。なお、本実施形態では、第2表示領域102に模様を表示したが、これに限らず、着用させる際に必要な情報であればよく、おむつの前後の情報「まえ」や「うしろ」の表示でもよい。
表示領域は、パッケージの収容に伴い形成される折り皺と重なる領域に表示を形成する。おむつ10は、折りたたまれてパッケージに収容されることが一般的であり、第1表示領域101および第2表示領域102は、この折りたたまれる際に形成される折り皺を含む領域に表示を形成する。また、第1表示領域101および第2表示領域102は、折り皺が伸びるときに表示される。これにより、第1表示領域101および第2表示領域にある表示は、使用者に対して認識させることができる。
このように、使用者に対して、おむつの情報を適宜把握することができ、着用後に必要となる情報を得ることが可能となる。
<その他>
本発明は、上述した実施形態や、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記実施形態またはその変形例に係るおむつの構造は、上述したような展開型に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に規定された構成を含む吸収性物品でありさえすれば、どのような構成であってもよい。例えば、パンツ型の使い捨ておむつや吸収パッド等であっても本発明を適用可能である。
加えて、上記実施形態またはその変形例は、乳幼児向けのおむつに限らず、成人向けのおむつなど、各種吸収性物品に適用可能である。
また、上記実施形態では、バックシート12の肌面側にインジケータ10Eが設けられているが、これに限られることはなく、吸収体13の非肌面側にインジケータ10Eが設けてもよい。
10 おむつ(吸収性物品)
10A ファスニングテープ
10B フロントパッチシート
10F 前身頃領域
10R 後身頃領域
10C 股下領域
10W ウエスト周り開口部
10L 脚周り開口部
10E インジケータ
11 カバーシート
12 バックシート
13 吸収体
14 トップシート
15 サイドシート
16 糸ゴム(伸縮部材)
20 複数の圧搾溝
10D 弾性シート(伸縮部材)
101 第1表示領域
101a ギャザー皺
102 第2表示領域
102a 折り皺

Claims (6)

  1. 腹側から股下を介して背側に亘る長手方向と、前記長手方向と直交する幅方向と、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に介在する吸収体と、前記バックシートの非肌面側に接合されるカバーシートと、前記吸収体の一対の側縁部の前記長手方向に沿って設けられる一対のサイドシートと、吸収性物品を構成するシート部材に形成される皺と重なる領域のみ又は一部を含む領域の範囲に表示が形成された表示領域と、を備え、
    前記表示領域は、前記皺によって情報の一部又は全部が表示されず、前記皺が伸ばされることによって全ての情報が表示される第1表示領域と、該第1表示領域と重ならない領域とする範囲に常時情報が表示されている第2表示領域とを含んで成り、
    前記第1表示領域と前記第2表示領域には、互いに異なった情報が表示され、前記第1表示領域には、着用させる前に不要な情報が表示され、前記第2表示領域には、着用させる前に必要な情報が表示されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記吸収体には、肌面側から非肌面側又は非肌面側から肌面側に向かって圧搾溝が形成され、前記圧搾溝によって前記皺が形成され、前記情報の一部又は全部が隠れることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第1表示領域は、前記圧搾溝によって生じる前記皺と重なる領域とする範囲に表示が形成され、前記情報の一部又は全部が隠れる領域であることを特徴とする請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収性物品は、複数の前記シート部材に挟まれるように伸長状態で配置・固定されることでギャザーを形成する伸縮部材をさらに備え、前記第1表示領域は、前記伸縮部材の収縮に伴い形成される前記皺と重なる領域のみ又は一部を含む領域とする範囲に表示が形成された領域であることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  5. 前記表示領域が形成される前記シート部材は、前記バックシートであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記第1表示領域は、液体によって濡れると呈色するインジケータの少なくとも一部が隠れる領域であることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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