JP7653409B2 - 固体撮像素子、撮像装置および固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

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Description

本技術は、固体撮像素子に関する。詳しくは、カラム毎にAD(Analog to Digital)変換を行う固体撮像素子、撮像装置および固体撮像素子の制御方法に関する。
従来より、固体撮像素子においては、画素を微細化する目的で、画素アレイ部の外部にカラムごとにADCを配置して、1行ずつ順に画素信号を読み出すカラムADC(Analog to Digital Converter)方式が用いられている。このカラムADC方式において、1行ずつ順に露光を開始するローリングシャッター方式により露光を行うと、ローリングシャッター歪みが生じるおそれがある。そこで、全画素で同時に露光を開始するグローバルシャッター方式を実現するために、電荷保持部と、その電荷保持部へ電荷を転送する転送トランジスタとを画素内に追加した固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2019-169668号公報
上述の従来技術では、全画素の露光終了時に、画素のそれぞれが露光量に応じた電荷を電荷保持部に保持し、カラム毎のADCが、その電荷量に応じた信号を順に読み出すことにより、グローバルシャッター方式の実現を図っている。しかしながら、上述の固体撮像素子では、光電変換素子から電荷保持部へ漏れた光により、望ましくない映像のアーチファクトを引き起こすことがある。この現象に対する耐性は、PLS(Parasitic Light Sensitivity)耐性と呼ばれる。上述の固体撮像素子では、電荷保持部をメタル配線等の遮光レイヤでシールドする対策が行われているが、光電変換素子の電荷を転送トランジスタを経由して電荷保持部へ転送する必要がある。このため、電荷保持部を光電変換素子の隣に配置せざるを得ず、光電変換素子から電荷保持部への光漏れを防止することが困難である。。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、全画素で同時に露光を行う固体撮像素子において、PLS耐性を向上することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、光電変換素子と、前段電荷保持領域と、前段電荷保持領域と容量の異なる後段電荷保持領域と、上記光電変換素子から上記前段電荷保持領域および上記後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送トランジスタと、上記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送トランジスタと、上記後段電荷保持領域から上記浮遊拡散領域へ上記電荷が転送された後に上記前段電荷保持領域に残留した電荷を上記前段電荷保持領域を介して上記浮遊拡散領域拡散領域へ転送する中間転送トランジスタと、前記光電変換素子から前記後段電荷保持領域への電荷の漏出を防止する遮光壁とを具備する固体撮像素子、および、その制御方法である。これにより、高照度のときの画素信号と低照度のときの画素信号とが生成されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記前段電荷保持領域および上記後段電荷保持領域のそれぞれは、極性が同一の不純物拡散領域であり、上記前段電荷保持領域と上記後段電荷保持領域との間には、上記前段電荷保持領域および上記後段電荷保持領域の両方と極性の異なる所定の不純物拡散領域が配置されてもよい。
また、この第1の側面において、上記前段電荷保持領域および上記後段電荷保持領域は、同一の不純物拡散領域内に形成されてもよい。これにより、不純物拡散領域が削減されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記不純物拡散領域のうち上記前段電荷保持領域および上記後段電荷保持領域の間の領域の不純物濃度は、当該領域の周囲と異なってもよい。これにより、ポテンシャルバリアが高くなるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記前段電荷保持領域と上記後段電荷保持領域との間のポテンシャルバリアの高さを調整する調整トランジスタをさらに具備してもよい。これにより、ポテンシャルバリアの高さが調整されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記前段転送トランジスタ、上記後段転送トランジスタおよび上記中間転送トランジスタのそれぞれをオン状態およびオフ状態のいずれかに制御する垂直走査回路をさらに具備し、上記垂直走査回路は、上記後段転送トランジスタをオフ状態にしつつ、上記前段転送トランジスタおよび上記中間転送トランジスタをオン状態にして上記前段電荷保持領域および上記後段電荷保持領域へ電荷を転送させ、上記前段転送トランジスタおよび上記中間転送トランジスタをオフ状態にしつつ、上記後段転送トランジスタをオン状態にして上記後段電荷保持領域から上記浮遊拡散領域へ電荷を転送させ、上記中間転送トランジスタおよび上記後段転送トランジスタをオン状態にして上記前段電荷保持領域から上記浮遊拡散領域へ電荷を転送させてもよい。これにより、前段電荷保持領域および光電電荷保持領域のそれぞれから順に電荷が転送されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記後段電荷保持領域の電荷量に応じた第1の画素信号と上記前段電荷保持領域の電荷量に応じた第2の画素信号とのうち上記第1の画素信号を所定の閾値と比較し、比較結果に基づいて上記第1および第2の画素信号のいずれかを選択する処理を行う信号処理回路をさらに具備してもよい。これにより、低照度信号のPLSが低減するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光電変換素子は、所定の半導体基板の両面のうち配線された表面に形成されてもよい。これにより、表面照射型の固体撮像素子において、画質が向上するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光電変換素子は、所定の半導体基板の両面のうち配線された表面に対する裏面に形成されてもよい。これにより、裏面照射型の固体撮像素子において、画質が向上するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光電変換素子は、第1および第2の光電変換素子を含み、上記前段電荷保持領域は、第1および第2の前段電荷保持領域を含み、上記後段電荷保持領域は、第1および第2の後段電荷保持領域を含み、上記前段転送トランジスタは、第1および第2の前段転送トランジスタを含み、上記中間転送トランジスタは、第1および第2の中間転送トランジスタを含み、上記後段転送トランジスタは、第1および第2の後段転送トランジスタを含むものであってもよい。これにより、複数の画素が浮遊拡散領域を共有する固体撮像素子において画質が向上するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記光電変換素子から電荷を排出する電荷排出トランジスタと、上記浮遊拡散層を初期化するリセットトランジスタと、上記浮遊拡散領域に転送された電荷の量に応じた信号を増幅する増幅トランジスタと、所定の選択信号に従って上記増幅された信号を画素信号として出力する選択トランジスタとをさらに具備してもよい。これにより、行単位で画素信号が読み出されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、光電変換素子と、前段電荷保持領域と、前段電荷保持領域と容量の異なる後段電荷保持領域と、上記光電変換素子から上記前段電荷保持領域および上記後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送トランジスタと、上記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送トランジスタと、上記後段電荷保持領域から上記浮遊拡散領域へ上記電荷が転送された後に上記前段電荷保持領域に残留した電荷を上記前段電荷保持領域を介して上記浮遊拡散領域へ転送する中間転送トランジスタと、上記光電変換素子から上記後段電荷保持領域への電荷の漏出を防止する遮光壁と、上記浮遊拡散領域に転送された電荷の量に応じた画素信号を処理する信号処理回路とを具備する撮像装置である。これにより、高照度のときの画素信号と低照度のときの画素信号とが処理されるという作用をもたらす。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における画素の断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における画素のポテンシャル図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における画素内の素子のレイアウトの一例を示す平面図である。 本技術の第1の実施の形態におけるA-B線に沿って切断した断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるC-D線に沿って切断した断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるE-F線に沿って切断した断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における負荷MOS回路ブロックおよびカラム信号処理回路の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子のグローバルシャッター動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における照度が低いときのSTリセットまでのポテンシャル図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における照度が低いときの電荷保持領域の分離までのポテンシャル図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における照度が高いときのSTリセットまでのポテンシャル図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における照度が高いときの電荷保持領域の分離までのポテンシャル図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における照度が低いときの一行を読み出す動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における照度が低いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における照度が高いときの一行を読み出す動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における照度が高いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態の第1の変形例におけるA-B線に沿って切断した断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態の第1の変形例におけるC-D線に沿って切断した断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態の第1の変形例におけるE-F線に沿って切断した断面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素ブロックの一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素ブロック内の素子のレイアウトの一例を示す平面図である。 本技術の第2の実施の形態における画素の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における画素の断面図の一例である。 本技術の第2の実施の形態における画素のポテンシャル図の一例である。 本技術の第3の実施の形態における画素の一構成例を示す回路図である。 本技術の第3の実施の形態における画素の断面図の一例である。 本技術の第3の実施の形態における画素のポテンシャル図の一例である。 本技術の第3の実施の形態における固体撮像素子のグローバルシャッター動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第3の実施の形態における照度が低いときの一行を読み出す動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第3の実施の形態における照度が低いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。 本技術の第3の実施の形態における照度が高いときの一行を読み出す動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第3の実施の形態における照度が高いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(一対の電荷保持領域に電荷を転送する例)
2.第2の実施の形態(浮遊拡散領域を共有し、一対の電荷保持領域に電荷を転送する例)
3.第3の実施の形態(ポテンシャルバリアの高さを調整し、一対の電荷保持領域に電荷を転送する例)
4.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データを撮像する装置であり、撮像レンズ110、固体撮像素子200、記録部120および撮像制御部130を備える。撮像装置100としては、デジタルカメラや、撮像機能を持つ電子装置(スマートフォンやパーソナルコンピュータなど)が想定される。
固体撮像素子200は、撮像制御部130の制御に従って、画像データを撮像するものである。この固体撮像素子200は、画像データを信号線209を介して記録部120に供給する。
撮像レンズ110は、光を集光して固体撮像素子200に導くものである。撮像制御部130は、固体撮像素子200を制御して画像データを撮像させるものである。この撮像制御部130は、例えば、垂直同期信号VSYNCを含む撮像制御信号を固体撮像素子200に信号線139を介して供給する。記録部120は、画像データを記録するものである。
ここで、垂直同期信号VSYNCは、撮像のタイミングを示す信号であり、一定の周波数(60ヘルツなど)の周期信号が垂直同期信号VSYNCとして用いられる。
なお、撮像装置100は、画像データを記録しているが、その画像データを撮像装置100の外部に送信してもよい。この場合には、画像データを送信するための外部インターフェースがさらに設けられる。もしくは、撮像装置100は、さらに画像データを表示してもよい。この場合には表示部がさらに設けられる。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、垂直走査回路211、画素アレイ部212、タイミング制御回路213、DAC(Digital to Analog Converter)214、負荷MOS回路ブロック250、カラム信号処理回路260を備える。画素アレイ部212には、二次元格子状に複数の画素220が配列される。
以下、水平方向に配列された画素220の集合を「行」と称し、行に垂直な方向に配列された画素220の集合を「列」と称する。
タイミング制御回路213は、撮像制御部130からの垂直同期信号VSYNCに同期して垂直走査回路211、DAC214、カラム信号処理回路260のそれぞれの動作タイミングを制御するものである。
DAC214は、DA(Digital to Analog)変換により、時間の経過に伴って変動するアナログの参照信号を生成するものである。例えば、のこぎり波状のランプ信号が参照信号として用いられる。DAC214は、生成した参照信号をカラム信号処理回路260に供給する。
垂直走査回路211は、行を順に選択して駆動し、アナログの画素信号を出力させるものである。画素220は、入射光を光電変換してアナログの画素信号を生成するものである。この画素220は、負荷MOS回路ブロック250を介して、カラム信号処理回路260に画素信号を供給する。
負荷MOS回路ブロック250には、定電流を供給するMOSトランジスタが列ごとに設けられる。
カラム信号処理回路260は、列ごとに、画素信号に対してAD変換処理やHDR(High-Dynamic-Range)合成などの信号処理を実行するものである。このカラム信号処理回路260は、処理後の信号からなる画像データを記録部120に供給する。なお、カラム信号処理回路260は、特許請求の範囲に記載の信号処理回路の一例である。
[画素の構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における画素220の一構成例を示す回路図である。この画素220は、電荷排出トランジスタ221と、光電変換素子222と、転送トランジスタ223、225および227と、電荷保持領域224および226と、浮遊拡散領域228とを備える。さらに、画素220は、リセットトランジスタ231、増幅トランジスタ232および選択トランジスタ233を備える。
電荷保持領域224および226の容量は異なるものとする。例えば、電荷保持領域224の容量は、電荷保持領域226よりも大きい。なお、電荷保持領域224は、特許請求の範囲に記載の前段電荷保持領域の一例であり、電荷保持領域226は、特許請求の範囲に記載の後段電荷保持領域の一例である。
転送トランジスタ223、225および227は、光電変換素子222と浮遊拡散領域228との間において直列に接続されている。また、転送トランジスタ223および225の接続ノードと、接地ノードとの間に電荷保持領域224が挿入され、転送トランジスタ225および227の接続ノードと、接地ノードとの間に電荷保持領域226が挿入される。
電荷排出トランジスタ221は、垂直走査回路211からの制御信号OFGに従って、光電変換素子222から電荷を排出するものである。この動作を以下、「PD(Photo Diode)リセット」と称する。
ここで、垂直走査回路211は、全画素について露光開始時に転送トランジスタ223をオフ状態にし、露光終了時に転送トランジスタ225および227とリセットトランジスタ231とをオン状態にする。これにより、電荷保持領域224および226と浮遊拡散領域228とが初期化される。この動作を以下、「ST(STorage)リセット」と称する。STリセットの直後に垂直走査回路211は、転送トランジスタ227およびリセットトランジスタ231をオフ状態にし、転送トランジスタ223および225をオン状態にする。これにより、光電変換素子222から電荷保持領域224および226へ電荷が転送される。
光電変換素子222から電荷保持領域224および226へ電荷が転送された直後に垂直走査回路211は、転送トランジスタ223および225をオフ状態にする。これにより、電荷保持領域224と電荷保持領域226とが分離される。この分離後に、垂直走査回路211は、転送トランジスタ227をオン状態にする。これにより、電荷保持領域226から浮遊拡散領域228へ電荷が転送され、電荷保持領域226の電荷量に応じたアナログの画素信号がAD変換される。そして、垂直走査回路211は、転送トランジスタ225および227をオン状態にする。これにより、電荷保持領域224および226の電荷量に応じたアナログの画素信号がAD変換される。
光電変換素子222は、入射光に対する光電変換により電荷(電子など)を生成するものである。
転送トランジスタ223は、垂直走査回路211からの転送信号TX1に従って、光電変換素子222から電荷保持領域224および226へ電荷を転送するものである。なお、転送トランジスタ223は、特許請求の範囲に記載の前段転送トランジスタの一例である。
転送トランジスタ225は、垂直走査回路211からの転送信号TX2に従って、電荷保持領域224から電荷保持領域226へ電荷を転送するものである。前述したように、垂直走査回路211は、電荷保持領域226から浮遊拡散領域228へ電荷を転送させた後に、転送トランジスタ225および227をオン状態にする。このため、電荷保持領域224に残留した電荷は、電荷保持領域226とオン状態の転送トランジスタ227とを介して、浮遊拡散領域228へ転送される。なお、転送トランジスタ225は、特許請求の範囲に記載の中間転送トランジスタの一例である。
転送トランジスタ227は、垂直走査回路211からの転送信号TGに従って、電荷保持領域226から浮遊拡散領域228へ電荷を転送するものである。なお、転送トランジスタ227は、特許請求の範囲に記載の後段転送トランジスタの一例である。
リセットトランジスタ231は、垂直走査回路211からのリセット信号RSTに従って、浮遊拡散領域228から電荷を引き抜いて初期化するものである。垂直走査回路211は、転送トランジスタ225および227をオフ状態にしつつ、リセットトランジスタ231をオン状態にすることにより、浮遊拡散領域228のみを初期化することができる。この動作を以下、「FD(Floating Diffusion)リセット」と称する。
増幅トランジスタ232は、浮遊拡散領域228の電荷量に応じたアナログ信号を増幅するものである。選択トランジスタ233は、垂直走査回路211からの選択信号SELに従って、増幅されたアナログ信号を画素信号として、垂直信号線239へ出力するものである。
図4は、本技術の第1の実施の形態における画素220の断面図の一例である。n型半導体基板310に、p型不純物を拡散したp型半導体基板320が積層される。このp型半導体基板320の表面には、n層331、335および336と、p層337、338および339とが形成される。また、p層337、338および339の下部には、n型不純物の拡散領域であるn層332、333および334が形成される。これらのp層337、338および339は、ピンニング層として機能し、シリコン界面において原子間の未完全な結合をホールで満たして暗電流を改善し、界面ポテンシャルを固定する役割を果たす。
また、p型半導体基板320の表面において、n層331とp層337とを跨ぐ領域に、酸化膜を介してゲート電極341が設けられる。p層337とp層338とを跨ぐ領域には、酸化膜を介してゲート電極342が設けられる。p層338とp層339とを跨ぐ領域には、酸化膜を介してゲート電極343が設けられる。p層339とn層335とを跨ぐ領域には、酸化膜を介してゲート電極344が設けられる。n層335とn層336とを跨ぐ領域には、酸化膜を介してゲート電極345が設けられる。
ゲート電極341、342、343、344および345には、それぞれ制御信号OFG、転送信号TX1、転送信号TX2および転送信号TGおよびリセット信号RSTが入力される。また、n層331および336は、電源電圧VDDのノードに接続される。
層331、p型半導体基板320、p層337およびゲート電極341は、電荷排出トランジスタ221として機能する。同様に、ゲート電極342、343、344および345のそれぞれは、その下部の半導体領域とともに、転送トランジスタ223、転送トランジスタ225、転送トランジスタ227およびリセットトランジスタ231として機能する。
n層332は、光電変換素子222として機能する。n層333および334は、電荷保持領域224および226として機能する。同図に例示するように、n層333(電荷保持領域224)とn層334(電荷保持領域226)との間の領域321は、それらと極性の異なるp型不純物の拡散領域(言い換えれば、p型半導体基板320)である。
電荷排出トランジスタ221などのそれぞれのトランジスタのゲートへの印可電圧レベルや、その制御タイミングは、独立に設定することができる。特定のトランジスタをオンする場合、垂直走査回路211は、そのトランジスタのゲートに正電圧を印可し、ゲート下のポテンシャルを下げる。また、トランジスタをオフする際に垂直走査回路211は、当該トランジスタにグランドあるいは負電圧を印可する。ゲート印可電圧が負の場合、ホールがゲート下の電界に引き寄せて、シリコン界面に集まり、前述のピンニング層と同様の効果が得られる。
図5は、本技術の第1の実施の形態における画素220のポテンシャル図の一例である。同図の実線は、電荷排出トランジスタ221と、転送トランジスタ223、225および227と、リセットトランジスタ231とがオフ状態のときのポテンシャルを示す。また、細かい点線は、電荷排出トランジスタ221および転送トランジスタ223のそれぞれがオン状態のときのポテンシャルを示す。一点鎖線は、転送トランジスタ225がオン状態のときのポテンシャルを示す。荒い点線は、転送トランジスタ227がオン状態のときのポテンシャルを示す。また、同図のST1は、電荷保持領域224を示し、同図のST2は、電荷保持領域226を示す。FDは、浮遊拡散領域228を示す。
同図に例示するように、転送トランジスタ223がオフ状態のときに、光電変換素子222と、電荷保持領域224との間にポテンシャルバリアが生じる。また、転送トランジスタ225がオフ状態のときに、電荷保持領域224と電荷保持領域226との間にポテンシャルバリアが生じ、転送トランジスタ227がオフ状態のときに、電荷保持領域226と浮遊拡散領域228との間にポテンシャルバリアが生じる。図4に例示したように、n型の電荷保持領域224とn型の電荷保持領域226との間に、p型の領域321があるため、このn-p-n構造により、図5に例示するように、電荷保持領域224と電荷保持領域226との間にポテンシャルバリアが形成される。
また、電荷保持領域224(ST1)と電荷保持領域226(ST2)とのポテンシャルは、次の2つ条件を満たすように設計される。第1の条件は、光電変換素子222からST1およびST2へ電荷を転送する際のST2のポテンシャルがST1のより低くなることである。第2の条件は、光電変換素子222からST1およびST2へ電荷転送後の電荷保持中、ST1とST2との間にポテンシャルバリアがあることである。これらの2つの条件は、製造時のST1やST2のポテンシャルを形成するウェルの不純物濃度の調整により満たすことができる。あるいは、2つの条件は、ST1やST2上、または、周辺に配置されたトランジスタやポリシリコンのゲートに印可する電圧レベルやタイミングの調整により満たすことができる。もしくは、不純物濃度の調整と、電圧レベルやタイミングの調整との両方により、それらの条件を満たすことができる。
また、ST2単独で保持可能な電荷量をQhとすると、このQhは、2つ目の条件のポテンシャルバリアの高さとST2の容量との積に比例する値となる。
光電変換素子222からST1およびST2へ転送する電荷の量がQh以下になるほど照度が低い場合、1つ目の条件により、転送時の電荷が全てST1を通過してST2に移動する。このため、ST1は空となる。そして、2つ目の条件により、ST2に入ってきた電荷がポテンシャル障壁によりST2に残ったまま保持される。また、電荷の保持中にST1で生じた光漏れによる光電変換があってもポテンシャルバリアによって、ST1の電荷は、そのST1に残ったままで、ST2に入って来ない。一方、光電変換素子222からST1およびST2へ転送する電荷の量がQhより大きくなるほど照度が高い場合、その電荷はST1およびST2の両方に分配され、保持される。
図6は、本技術の第1の実施の形態における画素220内の素子のレイアウトの一例を示す平面図である。以下、光軸をZ軸とし、Z軸に垂直な所定の軸をX軸とする。X軸およびZ軸に垂直な軸をY軸とする。同図は、光軸(Z軸)方向から見たレイアウトである。
同図に例示するように、光電変換素子222の周囲に、電荷排出トランジスタ221と転送トランジスタ223、225および227と、トランジスタ配置領域230とが配置される。トランジスタ配置領域230には、リセットトランジスタ231、増幅トランジスタ232および選択トランジスタ233が配置される。
図7は、本技術の第1の実施の形態における図6のA-B線に沿って切断した断面図の一例である。p型半導体基板320の両面のうち、配線層414の形成される面を表面として、光電変換素子222および電荷保持領域224(ST1)は、表面に形成される。このように表面に光電変換素子222を形成した固体撮像素子200は、一般に表面照射型の固体撮像素子と呼ばれる。
光電変換素子222の上部は、開口され、電荷保持領域224(ST1)の上部は、配線層414のメタルで平面遮光されている。画素220の周囲には、DTI(Deep Trench Isolation)により遮光壁411および412が形成される。また、光電変換素子222とST1との間には、電荷転送チャネル413を形成する必要があるため、遮光壁が置けなく、入射光415のような光線がST1へ漏れこむ可能性がある。この漏出した光により、望ましくない映像のアーチファクトが引き起こされる。この現象に対する耐性は、PLS耐性と呼ばれる。
図8は、本技術の第1の実施の形態における図6のC-D線に沿って切断した断面図の一例である。電荷保持領域226(ST2)の上部もメタルにより遮光される。また、電荷保持領域224(ST1)と異なり、光電変換素子222とST2との間には遮光壁416が形成される。これにより、光電変換素子222からST2への電荷の漏出を防止することができ、ST2のPLS耐性をST1よりも強くすることができる。
図9は、本技術の第1の実施の形態における図6のE-F線に沿って切断した断面図の一例である。画素220の周囲には、遮光壁417が形成され、電荷保持領域224(ST1)および電荷保持領域226(ST2)の上部は、配線層414のメタルにより遮光される。
なお、図7乃至図9において、記載の便宜上、光電変換素子222の上部にあるカラーフィルタやオンチップレンズは省略されている。
[カラム信号処理回路の構成例]
図10は、本技術の第1の実施の形態における負荷MOS回路ブロック250およびカラム信号処理回路260の一構成例を示すブロック図である。
負荷MOS回路ブロック250には、列ごとに垂直信号線239が配線される。列数をI(Iは、整数)とすると、I本の垂直信号線239が配線される。また、垂直信号線239のそれぞれには、一定の電流を供給する負荷MOSトランジスタ251が接続される。
カラム信号処理回路260には、複数のADC261とデジタル信号処理部262とが配置される。ADC261は、列ごとに配置される。列数をIとすると、I個のADC261が配置される。
ADC261は、DAC214からの参照信号(ランプ信号Rmpなど)を用いて、対応する列からのアナログの画素信号をデジタル信号に変換するものである。このADC261は、デジタル信号をデジタル信号処理部262に供給する。
デジタル信号処理部262は、列ごとのデジタル信号のそれぞれに対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理やHDR合成処理などの所定の信号処理を行うものである。デジタル信号処理部262は、処理後のデジタル信号からなる画像データを記録部120に供給する。
[固体撮像素子の動作例]
図11は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200のグローバルシャッター動作の一例を示すタイミングチャートである。垂直走査回路211は、露光開始直前のタイミングT0から、露光開始のタイミングT1までに亘って、全画素へ制御信号OFGを供給し、電荷排出トランジスタ221をオン状態にしてPDリセットを行う。以下、行数をN(Nは整数)とし、n(nは、1乃至Nの整数)行目の画素への制御信号をOFG_[n]とする。リセット信号RSTと、転送信号TX1、TX2およびTGとについても同様である。
タイミングT1乃至T2の露光期間において、全画素の光電変換素子222が光電変換を行う。このように全画素を同時に露光させる制御は、グローバルシャッター方式と呼ばれる。入射光の照度により、生じる電荷量が変動する。露光終了のタイミングT2において、垂直走査回路211は、リセット信号RSTと転送信号TX2およびTG信号とにより、全画素のリセットトランジスタ231と転送トランジスタ225および227とをオン状態にする。これにより、全画素の電荷保持領域224および226と浮遊拡散領域228とがリセット(STリセット)される。
そして、垂直走査回路211は、タイミングT3において、転送信号TX2により全画素の転送トランジスタ225をオフ状態にし、その直後のタイミングT4において、転送信号TGにより全画素の転送トランジスタ227をオフ状態にする。垂直走査回路211は、タイミングT4の直後のタイミングT5において、リセット信号RSTにより全画素のリセットトランジスタ231をオフ状態にする。このように、垂直走査回路211は、転送トランジスタ225、転送トランジスタ227、リセットトランジスタ231の順でオフ状態にする。この制御により、電荷保持領域224(ST1)から浮遊拡散領域228へ向けてポテンシャルが低くなっていく状態を保つことができ、全画素のST1およびST2を完全にリセットすることができる。
垂直走査回路211は、STリセット直後のタイミングT6において、転送信号TX1およびTX2により全画素の転送トランジスタ223および225をオン状態にして光電変換素子222の電荷を電荷保持領域224および226へ転送させる。このとき、光電変換素子222のポテンシャルが、電荷保持領域224(ST1)より高く、ST1のポテンシャルが電荷保持領域226(ST2)より高くなるものとする。このポテンシャルの大小関係は、製造時のインプラ濃度の調整や、転送トランジスタ223および225のゲートに印可するオン電圧レベルの調整により実現される。
そして、垂直走査回路211は、タイミングT7において、転送信号TX1により全画素の転送トランジスタ223をオフ状態にし、その直後のタイミングT8において、転送信号TX2により全画素の転送トランジスタ225をオフ状態にする。このように、転送トランジスタ223、転送トランジスタ225の順でオフ状態にすることにより、ST2にある低照度の電荷がST1に逆流せずに済む。低照度の場合、電荷がST2のみで保持される。一方、高照度の場合、電荷はST1とST2との両方で保持される。
図12は、本技術の第1の実施の形態における照度が低いときのSTリセットまでのポテンシャル図の一例である。同図におけるaは、PDリセットの際のポテンシャル図の一例であり、同図におけるbは、露光蓄積中のポテンシャル図の一例である。同図におけるcは、STリセットの際のポテンシャル図の一例である。
同図におけるaに例示するように、垂直走査回路211は、転送トランジスタ223、225および227とリセットトランジスタ231とをオフ状態にしつつ、電荷排出トランジスタ221のみをオン状態にすることにより、PDリセットを行う。そして、同図におけるbに例示するように、垂直走査回路211は、電荷排出トランジスタ221をオフ状態にすることにより、露光蓄積を実行させる。続いて、同図におけるcに例示するように、垂直走査回路211は、転送トランジスタ225および227とリセットトランジスタ231とをオン状態にしてSTリセットを行う。
図13は、本技術の第1の実施の形態における照度が低いときの電荷保持領域の分離までのポテンシャル図の一例である。同図におけるaは、電荷保持領域224および226への電荷転送の際のポテンシャル図の一例である。同図におけるbは、電荷保持領域224が電荷保持領域226と分離されたときのポテンシャル図の一例である。
同図におけるaに例示するように、垂直走査回路211は、転送トランジスタ227およびリセットトランジスタ231がオフ状態のままで、転送トランジスタ223および225をオン状態にする。これにより、光電変換素子222から、電荷保持領域224および226へ電荷が転送される。低照度の場合、電荷は、ST2のみで保持される。
そして、同図におけるbに例示するように、垂直走査回路211は、転送トランジスタ223および225をオフ状態にすることにより、電荷保持領域224と電荷保持領域226とを分離する。
図14は、本技術の第1の実施の形態における照度が高いときのSTリセットまでのポテンシャル図の一例である。同図におけるaは、PDリセットの際のポテンシャル図の一例であり、同図におけるbは、露光蓄積中のポテンシャル図の一例である。同図におけるcは、STリセットの際のポテンシャル図の一例である。これらのポテンシャル図は、電荷量が異なる点以外は、図12に例示したものと同様である。
図15は、本技術の第1の実施の形態における照度が高いときの電荷保持領域の分離までのポテンシャル図の一例である。同図におけるaは、電荷保持領域224および226への電荷転送の際のポテンシャル図の一例である。同図におけるbは、電荷保持領域224が電荷保持領域226と分離されたときのポテンシャル図の一例である。これらのポテンシャル図は、電荷量が異なる点以外は、図13に例示したものと同様である。図15に例示するように、高照度の場合、電荷はST1とST2との両方で保持される。
図16は、本技術の第1の実施の形態における照度が低いときの一行を読み出す動作の一例を示すタイミングチャートである。同図の読出し動作は、図11に例示したグローバルシャッターの後に、行ごとに順に実行される。
例えば、タイミングT11やT16などにおいて、水平同期信号XHSがタイミング制御回路213によりカラム信号処理回路260へ供給される。垂直走査回路211は、水平同期信号XHSに同期して選択信号SELを供給する。例えば、タイミングT11からT16までの期間内に1行目を選択する際には、選択信号SEL_[1]が供給される。
垂直走査回路211は、タイミングT11において、リセット信号RSTをパルス期間に亘って供給してリセットトランジスタ231をオン状態にし、FDリセットを行わせる。タイミングT12までの期間において、FDリセット時のリセットレベルが増幅トランジスタ232および選択トランジスタ233を介して垂直信号線239へ出力され、カラム信号処理回路260によりAD変換される。このリセットレベルは、P相レベルとも呼ばれる。AD変換後のP相レベルをVpとする。
そして、垂直走査回路211は、タイミングT12において、転送信号TGをパルス期間に亘って供給して転送トランジスタ227をオン状態にし、電荷保持領域226(ST2)の電荷を浮遊拡散領域228へ転送させる。電荷保持領域224(ST1)および電荷保持領域226(ST2)の電荷は、光電変換により生成された信号電荷であり、この信号電荷量に応じた信号レベルは、D相レベルと呼ばれる。タイミングT13までの期間において、このD相レベルは、カラム信号処理回路260によりAD変換される。1回目のAD変換後のD相レベルをVd1とする。
続いて、垂直走査回路211は、タイミングT13において、転送信号TGおよびTX2を供給して転送トランジスタ225および227をオン状態にし、電荷保持領域224(ST1)の電荷を浮遊拡散領域228へ転送させる。また、垂直走査回路211は、タイミングT14において、転送トランジスタ225をオフ状態にし、その直後のタイミングT15において転送トランジスタ227をオフ状態にする。転送トランジスタ225、227の順でオフ状態にすることにより、ST2のポテンシャルを浮遊拡散領域228より高く維持し、ST1の信号電荷を浮遊拡散領域228へ完全転送することができる。
タイミングT13までの期間において、D相レベルは、カラム信号処理回路260によりAD変換される。2回目のAD変換後のD相レベルをVd2とする。2回目において、電荷保持領域224から浮遊拡散領域228へ転送された電荷は、1回目に電荷保持領域226から転送された電荷に加算される。このため、2回目のD相レベルは、電荷保持領域224および226のそれぞれに保持されていた電荷量を加算した値に応じたレベルとなる。
カラム信号処理回路260は、CDS処理において次の演算を行う。CDS処理により、浮遊拡散領域228のリセットノイズや、回路のノイズ・オフセットをキャンセルすることができる。
Δ1=Vd1-Vp
Δ2=Vd2-Vp
カラム信号処理回路260は、差分Δ1と所定の閾値Δthとを比較し、差分Δ1が閾値Δth以下であるか否かを判断する。ここで、閾値Δthは、ST2が単独で安全に保持することができる電荷量であり、ST2の容量と、ST1およびST2間のポテンシャルバリアと、浮遊拡散領域228の電荷電圧変換効率との積に比例する。
同図に例示するように差分Δ1が閾値Δth以下である場合、カラム信号処理回路260は、照度が比較的低いと判断し、差分Δ1を最終的な画素信号として出力する。一方、差分Δ1が閾値Δthより大きい場合、カラム信号処理回路260は、照度が比較的高いと判断し、差分Δ2を最終的な画素信号として出力する。
このように、低照度の画素では、差分Δ1を出力し、高照度の画素では差分Δ2を出力することにより、低照度信号のPLSを低減することができる。
また、ST2は開口された光電変換素子222との間隔をST1より広く確保できるため、漏れ光が届きにくい。さらに、ST2がフルレンジの信号電荷の内の一部のみを受ければよいため、ST2の容量は小さくて済む。この両効果によって、ST2に発生する光漏れは効果的に抑制することができる。
ここで、画像データでは、一般に低照度信号に発生するアーチファクトが特に目立ちやすい。その理由として、高照度の信号に伴い、光ショットノイズを多く含むようになり、アーチファクトがあっても光ショットノイズに埋もれて目立ちにくいことが考えられる。固体撮像素子200では、上述したように光漏れが受けにくいST2にアーチファクトの目立ちやすい低照度の電荷信号を保持することで光漏れの影響を軽減させている。
図17は、本技術の第1の実施の形態における照度が低いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。照度が低い場合、1回目のD相レベルが読み出される際において、同図に例示するように、ST1には信号電荷が残っていない。2回目のD相レベルの読出しの際のポテンシャル図は、1回目と同様である。
図18は、本技術の第1の実施の形態における照度が高いときの一行を読み出す動作のの一例を示すタイミングチャートである。同図の読出し制御は、図16に例示した制御と同様である。同図に例示するように、照度が高い場合は差分Δ1が閾値Δthより大きくなる。カラム信号処理回路260は、この場合に、差分Δ2を最終的な画素信号として出力する。
図19は、本技術の第1の実施の形態における照度が高いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。同図におけるaは、1回目のD相レベルの読出しの際のポテンシャル図の一例であり、同図におけるbは、2回目のD相レベルの読出しの際のポテンシャル図の一例である。
同図におけるaに例示するように、照度が高い場合、1回目のD相レベルが読み出される際において、ST1に信号レベルが残留している。同図におけるbに例示するように、ST1に残った信号電荷は浮遊拡散領域228へ転送され、1回目の電荷量と加算されて2回目のD相レベルとして読み出される。
図20は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、HDR画像を生成するための所定のアプリケーションが実行されたときに開始される。
固体撮像素子200内の垂直走査回路211は、全画素についてPDリセットし(ステップS901)、露光蓄積させる(ステップS902)。露光終了後に垂直走査回路211は、全画素についてSTリセットし(ステップS903)、電荷保持領域224および226へ電荷を転送させる(ステップS904)。垂直走査回路211は、電荷保持領域224および226を分離する(ステップS905)。
垂直走査回路211は、行を選択し、カラム信号処理回路260は、カラム毎に差分Δ1およびΔ2をCDS処理により演算する(ステップS906)。カラム信号処理回路260は、カラム毎に差分Δ1が閾値以下であるか否かを判断する(ステップS907)。差分Δ1が閾値以下である場合(ステップS907:Yes)、カラム信号処理回路260は、差分Δ1を選択し、画素信号として出力する(ステップS908)。一方、差分Δ1が閾値より大きい場合(ステップS907:No)、カラム信号処理回路260は、差分Δ2を選択し、画素信号として出力する(ステップS909)。なお、ステップS906乃至S909の処理は、選択された行において、カラム毎に実行されるが、同図においては記載の便宜上、1つのカラム以外の処理は省略されている。
ステップS908またはS909の後に、固体撮像素子200は、全行の読出しが完了したか否かを判断する(ステップS910)。全行の読出しが完了していない場合(ステップS910:No)、固体撮像素子200は、ステップS906以降を繰り返し実行する。全行の読出しが完了した場合(ステップS910:Yes)、固体撮像素子200は、HDR画像の生成のための動作を終了する。
なお、複数枚のHDR画像を連続して生成する場合には、ステップS901乃至S910の処理が垂直同期信号に同期して繰り返し実行される。
このように、本技術の第1の実施の形態では、光電変換素子222から後段の電荷保持領域226への電荷の漏出が遮光壁により防止されるため、PLS耐性が向上する。また、転送トランジスタ223が電荷保持領域224おおよび226に電荷を転送し、転送トランジスタ225および227が、それぞれに保持された電荷を順に浮遊拡散領域228に転送する。これにより、カラム信号処理回路260は、画素ごとに、低照度の信号と高照度の信号とのいずれかを出力し、低照度信号のPLSを低減して画質を向上させることができる。
[第1の変形例]
上述の第1の実施の形態では、表面照射型の固体撮像素子200を用いていたが、表面照射型では、配線層414を避けて光電変換素子222に入射光を導く必要があり、感度が不足するおそれがある。この第1の実施の形態の第1の変形例の固体撮像素子200は、裏面照射型である点において第1の実施の形態と異なる。
第1の実施の形態の第1の変形例の固体撮像素子200のZ軸方向から見たレイアウトは、図6に例示した第1の実施の形態と同様である。
図21は、本技術の第1の実施の形態の第1の変形例におけるA-B線に沿って切断した断面図の一例である。同図に例示するように、p型半導体基板320の両面のうち、配線層414が形成された面を表面として、表面に対する裏面に光電変換素子222が形成される。裏面において、電荷保持領域224(ST1)の上部は、メタル421により遮光されている。また、画素220の周囲には、DTIにより遮光壁411および412が形成される。同図に例示したように、裏面に光電変換素子222を形成した固体撮像素子200は、裏面照射型の固体撮像素子と呼ばれる。
図22は、本技術の第1の実施の形態の第1の変形例におけるC-D線に沿って切断した断面図の一例である。裏面において、電荷保持領域226(ST2)の上部は、メタル421により遮光されている。また、光電変換素子222とST2との間には遮光壁416が形成される。ST2の周囲の遮光壁416および412は、配線層414からZ軸方向に沿って延伸し、p型半導体基板320を貫通してメタル421に接続される。これにより、ST2の遮光耐性を強くすることができる。
図23は、本技術の第1の実施の形態の第1の変形例におけるE-F線に沿って切断した断面図の一例である。画素220の周囲には、遮光壁417が形成され、裏面において電荷保持領域224(ST1)および電荷保持領域226(ST2)の上部はメタル421により遮光される。
このように本技術の第1の実施の形態の変形例では、基板上の配線層414が形成される表面に対する裏面に光電変換素子222が形成されるため、配線層414を避けて入射光を導く必要がなくなり、表面照射型と比較して感度を向上させることができる。
[第2の変形例]
上述の第1の実施の形態では、画素ごとに、浮遊拡散領域228を配置していたが、この構成では、画素アレイ部212の回路規模を削減することが困難である。この第1の実施の形態の第2の変形例の固体撮像素子200は、複数の画素が浮遊拡散領域228を共有する点において第1の実施の形態と異なる。
図24は、本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素ブロック240の一構成例を示す回路図である。この第1の実施の形態の第2の変形例では、画素アレイ部212において、複数の画素ブロック240が配列される。画素ブロック240のそれぞれは、電荷排出トランジスタ221および241と、光電変換素子222および242と、転送トランジスタ223、225、227、243、245および247とを備える。さらに画素ブロック240は、電荷保持領域224、226、244および246と、浮遊拡散領域228と、リセットトランジスタ231、増幅トランジスタ232および選択トランジスタ233を備える。
第2の実施の形態において、電荷排出トランジスタ221と、光電変換素子222と、転送トランジスタ223、225および227と、電荷保持領域224および226と、浮遊拡散領域228との接続構成は、第1の実施の形態と同様である。電荷排出トランジスタ241と、光電変換素子242と、転送トランジスタ243、245および247と、電荷保持領域244および246との接続構成は、第1の実施の形態の対応する素子と同様である。リセットトランジスタ231、増幅トランジスタ232および選択トランジスタ233の接続構成は、第1の実施の形態と同様である。
また、第2の実施の形態の転送トランジスタ243、245および247は、電荷排出トランジスタ241および光電変換素子242の接続ノードと浮遊拡散領域228との間に直列に接続される。同図に例示した構成により、画素ブロック240は、2つの画素として機能し、これらの画素は、1つの浮遊拡散領域228を共有する。このように複数の画素が1つの浮遊拡散領域228を共有するため、共有しない第1の実施の形態と比較して、画素当たりの素子数を削減し、画素アレイ部212の回路規模を削減することができる。
なお、光電変換素子221および241は、特許請求の範囲に記載の第1および第2の光電変換素子の一例である。転送トランジスタ223および243は、特許請求の範囲に記載の第1および第2の前段転送トランジスタの一例である。転送トランジスタ225および245は、特許請求の範囲に記載の第1および第2の中間転送トランジスタの一例である。転送トランジスタ227および247は、特許請求の範囲に記載の第1および第2の後段転送トランジスタの一例である。電荷保持領域224および244は、特許請求の範囲に記載の第1および第2の前段電荷保持領域の一例である。電荷保持領域226および246は、特許請求の範囲に記載の第1および第2の後段電荷保持領域の一例である。
図25は、本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素ブロック240内の素子のレイアウトの一例を示す平面図である。同図に例示するように、左側に、電荷排出トランジスタ221と、光電変換素子222と、転送トランジスタ223、225および227とが第1の実施の形態と同様のレイアウトで配置される。電荷排出トランジスタ241と、光電変換素子242と、転送トランジスタ243、245および247とは、右側において、左側と左右対称なレイアウトで配置される。転送トランジスタ227および247の間に浮遊拡散領域228が配置され、光電変換素子222および242の間にトランジスタ配置領域230が配置される。
なお、図24および25では、浮遊拡散領域228を共有する画素数を2画素としているが、3画素以上の複数の画素が浮遊拡散領域228を共有する構成とすることもできる。また、第1の実施の形態の第2の変形例に、第1の実施の形態の第1の変形例を適用することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態の第2の変形例では、複数の画素が1つの浮遊拡散領域228を共有するため、共有しない場合と比較して画素当たりの素子数を削減することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、独立した2つのn層のそれぞれを電荷保持領域224および226として設けていたが、画素ごとに2つのn層が必要であるため、画素220の面積が大きくなり、微細化が困難となる。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、1つのn層内に電荷荷保持領域224および226が形成される点において第1の実施の形態と異なる。
図26は、本技術の第2の実施の形態における画素220の一構成例を示す回路図である。この第2の実施の形態の画素220は、転送トランジスタ223および225が同一のn層を共有する点において第1の実施の形態と異なる。そのn層に電荷保持領域224および226が形成される。
図27は、本技術の第2の実施の形態における画素220の断面図の一例である。この第2の実施の形態の画素220において、n層334およびp層339は形成されず、n層333およびp層338の上部にゲート電極342および343が形成される。n層333において、ゲート電極342および343の間の隙間の下部の領域321の左側が電荷保持領域224(ST1)として用いられ、右側が電荷保持領域226(ST2)として用いられる。このように、ST1およびST2は、同一のn層333内に形成される。これにより、ST1およびST2のために独立した2つのn層を設ける場合と比較して、n層が1つ不要となるため、画素220の面積を削減することができる。
領域321は、ゲート電極342および343のそれぞれの直下の領域と比較して、ゲート電極からの電解が弱くなる。このため、転送トランジスタ223および225がオフ状態のときには、領域321のポテンシャルが、ゲート電極直下の領域よりも高くなり、ST1とST2との間の領域321においてポテンシャルバリアが生じる。
さらに、製造時において、領域321の不純物のインプラ濃度を調整することでポテンシャルバリアを調整することも可能である。この場合、例えば、領域321の不純物濃度は、その周囲よりも薄い濃度に調整される。
図28は、本技術の第2の実施の形態における画素220のポテンシャル図の一例である。同図は、電荷排出トランジスタ221と、転送トランジスタ223、225および227と、リセットトランジスタ231とがオフ状態のときのポテンシャルを示す。同図に例示するように、ST1およびST2は、同一のn層333内に形成されるため、オフ状態のときの、それらの間のポテンシャルバリアは、第1の実施の形態よりも低くなる。
なお、第2の実施の形態に、第1の実施の形態の第1の変形例や第2の変形例を適用することができる。
このように、本技術の第2の実施の形態では、電荷保持領域224および電荷保持領域226を同一のn層333内に形成するため、独立した2つのn層を設ける場合と比較して、n層を削減することができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、電荷保持領域224および電荷保持領域226を同一のn層333内に形成していたが、この構成では、それらの間のポテンシャルバリアの高さが不足するおそれがある。この第3の実施の形態の固体撮像素子200は、ポテンシャルバリアの高さを調整するトランジスタを設けた点において第2の実施の形態と異なる。
図29は、本技術の第3の実施の形態における画素220の一構成例を示す回路図である。この第3の実施の形態の画素220は、調整トランジスタ229をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
調整トランジスタ229は、垂直走査回路211からの制御信号TXcに従って、電荷保持領域224と電荷保持領域226との間のポテンシャルバリアを調整するものである。
図30は、本技術の第3の実施の形態における画素220の断面図の一例である。第3の実施の形態の画素220は、ゲート電極346がさらに設けられる点において第2の実施の形態と異なる。
また、第2の実施の形態と同様に、n層333のうち、ゲート電極342の直下の領域が電荷保持領域224(ST1)として用いられ、ゲート電極343の直下の領域が電荷保持領域226(ST2)として用いられる。
ゲート電極346は、ゲート電極342とゲート電極343との間(言い換えれば、ポテンシャルバリアの直上)に配置され、制御信号TXcが入力される。このゲート電極346と、その下部の半導体領域とは、調整トランジスタ229として機能する。
垂直走査回路211は、調整トランジスタ229のゲートに正電圧を印可し、ゲート下のポテンシャルを下げる。また、オフする際に垂直走査回路211は、調整トランジスタ229にグランドあるいは負電圧を印可する。垂直走査回路211は、調整トランジスタ229のゲートに印可する電圧の調整により、ポテンシャルバリアを調整することができる。オフ時(ST1などへの電荷保持のとき)に調整トランジスタ229のゲートに印可する電圧を、その両側の転送トランジスタ223および225よりも低く設定すると、その直下のポテンシャルバリアが周辺より高くなる。
図31は、本技術の第2の実施の形態における画素220のポテンシャル図の一例である。同図は、電荷排出トランジスタ221と、転送トランジスタ223、225および227と、調整トランジスタ229と、リセットトランジスタ231とがオフ状態のときのポテンシャルを示す。同図に例示するように、調整トランジスタ229の追加により、ポテンシャルバリアを第2の実施の形態と比較して高くすることができる。
図32は、本技術の第3の実施の形態における固体撮像素子のグローバルシャッター動作の一例を示すタイミングチャートである。第3の実施の形態において、PDリセットおよび露光蓄積の制御は、第1および第2の実施の形態と同様である。垂直走査回路211は、タイミングT2において、リセット信号RSTと転送信号TX2およびTG信号と制御信号TXcとにより、全画素のリセットトランジスタ231と転送トランジスタ225および227と調整トランジスタ229とをオン状態にする。これにより、STリセットが行われる。
また、垂直走査回路211は、タイミングT3において、制御信号TXcにより調整トランジスタ229をオフ状態にし、タイミングT4において、転送信号TX2により転送トランジスタ225をオフ状態にする。
そして、垂直走査回路211は、タイミングT5において、転送信号TGにより転送トランジスタ227をオフ状態にし、タイミングT6において、リセット信号RSTによりリセットトランジスタ231をオフ状態にする。
続いて、垂直走査回路211は、STリセット直後のタイミングT7において、転送信号TX1およびTX2と制御信号TXcとにより全画素の転送トランジスタ223および227と調整トランジスタ229とをオン状態にして電荷を転送させる。
そして、垂直走査回路211は、タイミングT8において、転送信号TX1により転送トランジスタ223をオフ状態にし、その直後のタイミングT9において、制御信号TXcにより調整トランジスタ229をオフ状態にする。垂直走査回路211は、その直後のタイミングT10において、転送信号TX2により転送トランジスタ225をオフ状態にする。
図33は、本技術の第3の実施の形態における照度が低いときの一行を読み出す動作のの一例を示すタイミングチャートである。タイミングT23の直前までの制御は、第1および第2の実施の形態と同様である。
垂直走査回路211は、タイミングT23において、転送信号TGおよびTX2と制御信号TXcとを供給して転送トランジスタ225および227と調整トランジスタ229とをオン状態にし、電荷を浮遊拡散領域228へ転送させる。また、垂直走査回路211は、タイミングT24において制御信号TXcにより調整トランジスタ229をオフ状態にし、その直後のタイミングT25において転送信号TX2により転送トランジスタ225をオフ状態にする。垂直走査回路211は、その直後のタイミングT26において、転送信号TGにより転送トランジスタ227をオフ状態にする。
図34は、本技術の第3の実施の形態における照度が低いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。照度が低い場合、1回目のD相レベルが読み出される際において、同図に例示するように、ST1には信号電荷が残っていない。2回目のD相レベルの読出しの際のポテンシャル図は、1回目と同様である。
図35は、本技術の第3の実施の形態における照度が高いときの一行を読み出す動作の一例を示すタイミングチャートである。同図の読出し制御は、図33に例示した制御と同様である。
図36は、本技術の第3の実施の形態における照度が高いときの読出しの際のポテンシャル図の一例である。同図におけるaは、1回目のD相レベルの読出しの際のポテンシャル図の一例であり、同図におけるbは、2回目のD相レベルの読出しの際のポテンシャル図の一例である。
なお、第3の実施の形態に、第1の実施の形態の第1の変形例や第2の変形例を適用することができる。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、ポテンシャルバリアの高さを調整するトランジスタを設けたため、ポテンシャルバリアの高さの不足を解消することができる。
<4.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図37は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図37に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図37の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図38は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図38では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図38には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、PLS耐性を向上させて、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)光電変換素子と、
前段電荷保持領域と、
前段電荷保持領域と容量の異なる後段電荷保持領域と、
前記光電変換素子から前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送トランジスタと、
前記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送トランジスタと、
前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ前記電荷が転送された後に前記前段電荷保持領域に残留した電荷を前記前段電荷保持領域を介して前記浮遊拡散領域へ転送する中間転送トランジスタと、
前記光電変換素子から前記後段電荷保持領域への電荷の漏出を防止する遮光壁
を具備する固体撮像素子。
(2)前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域のそれぞれは、極性が同一の不純物拡散領域であり、
前記前段電荷保持領域と前記後段電荷保持領域との間には、前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域の両方と極性の異なる所定の不純物拡散領域が配置される
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域は、同一の不純物拡散領域内に形成される
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(4)前記不純物拡散領域のうち前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域の間の領域の不純物濃度は、当該領域の周囲と異なる
前記(3)記載の固体撮像素子。
(5)前記前段電荷保持領域と前記後段電荷保持領域との間のポテンシャルバリアの高さを調整する調整トランジスタをさらに具備する
前記(3)記載の固体撮像素子。
(6)前記前段転送トランジスタ、前記後段転送トランジスタおよび前記中間転送トランジスタのそれぞれをオン状態およびオフ状態のいずれかに制御する垂直走査回路をさらに具備し、
前記垂直走査回路は、前記後段転送トランジスタをオフ状態にしつつ、前記前段転送トランジスタおよび前記中間転送トランジスタをオン状態にして前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域へ電荷を転送させ、前記前段転送トランジスタおよび前記中間転送トランジスタをオフ状態にしつつ、前記後段転送トランジスタをオン状態にして前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ電荷を転送させ、前記中間転送トランジスタおよび前記後段転送トランジスタをオン状態にして前記前段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ電荷を転送させる
前記(1)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記後段電荷保持領域の電荷量に応じた第1の画素信号と前記前段電荷保持領域の電荷量に応じた第2の画素信号とのうち前記第1の画素信号を所定の閾値と比較し、比較結果に基づいて前記第1および第2の画素信号のいずれかを選択する処理を行う信号処理回路をさらに具備する
前記(1)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)前記光電変換素子は、所定の半導体基板の両面のうち配線された表面に形成される
前記(1)から(7)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(9)前記光電変換素子は、所定の半導体基板の両面のうち配線された表面に対する裏面に形成される
前記(1)から(7)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(10)前記光電変換素子は、第1および第2の光電変換素子を含み、
前記前段電荷保持領域は、第1および第2の前段電荷保持領域を含み、
前記後段電荷保持領域は、第1および第2の後段電荷保持領域を含み、
前記前段転送トランジスタは、第1および第2の前段転送トランジスタを含み、
前記中間転送トランジスタは、第1および第2の中間転送トランジスタを含み、
前記後段転送トランジスタは、第1および第2の後段転送トランジスタを含む
前記(1)から(9)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(11)前記光電変換素子から電荷を排出する電荷排出トランジスタと、
前記浮遊拡散領域を初期化するリセットトランジスタと、
前記浮遊拡散領域に転送された電荷の量に応じた信号を増幅する増幅トランジスタと、
所定の選択信号に従って前記増幅された信号を画素信号として出力する選択トランジスタと
をさらに具備する前記(1)から(10)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(12)光電変換素子と、
前段電荷保持領域と、
前段電荷保持領域と容量の異なる後段電荷保持領域と、
前記光電変換素子から前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送トランジスタと、
前記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送トランジスタと、
前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ前記電荷が転送された後に前記前段電荷保持領域に残留した電荷を前記前段電荷保持領域を介して前記浮遊拡散領域へ転送する中間転送トランジスタと、
前記光電変換素子から前記後段電荷保持領域への電荷の漏出を防止する遮光壁と、
前記浮遊拡散領域に転送された電荷の量に応じた画素信号を処理する信号処理回路と
を具備する撮像装置。
(13)光電変換素子から容量の異なる前段電荷保持領域および後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送手順と、
前記光電変換素子への電荷の漏出が遮光壁により防止された前記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送手順と、
前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ前記電荷が転送された後に前記前段電荷保持領域に残留した電荷を前記前段電荷保持領域を介して前記浮遊拡散領域へ転送する中間転送手順と
を具備する固体撮像素子の制御方法。
100 撮像装置
110 撮像レンズ
120 記録部
130 撮像制御部
200 固体撮像素子
211 垂直走査回路
212 画素アレイ部
213 タイミング制御回路
214 DAC
220 画素
221、241 電荷排出トランジスタ
222、242 光電変換素子
223、225、227、243、245、247 転送トランジスタ
224、226、244、246 電荷保持領域
228 浮遊拡散領域
229 調整トランジスタ
230 トランジスタ配置領域
231 リセットトランジスタ
232 増幅トランジスタ
233 選択トランジスタ
240 画素ブロック
250 負荷MOS回路ブロック
251 負荷MOSトランジスタ
260 カラム信号処理回路
261 ADC
262 デジタル信号処理部
310 n型半導体基板
320 p型半導体基板
331、335、336 n
332、333、334 n層
337~339 p
341~346 ゲート電極
411、412、416、417 遮光壁
413 電荷転送チャネル
414 配線層
421 メタル
12031 撮像部

Claims (13)

  1. 光電変換素子と、
    前段電荷保持領域と、
    前段電荷保持領域と容量の異なる後段電荷保持領域と、
    前記光電変換素子から前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送トランジスタと、
    前記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送トランジスタと、
    前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ前記電荷が転送された後に前記前段電荷保持領域に残留した電荷を前記前段電荷保持領域を介して前記浮遊拡散領域へ転送する中間転送トランジスタと、
    前記光電変換素子から前記後段電荷保持領域への電荷の漏出を防止する遮光壁と
    を具備し、
    前記遮光壁は、前記光電変換素子と前記後段電荷保持領域との間に配置される
    固体撮像素子。
  2. 前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域のそれぞれは、極性が同一の不純物拡散領域であり、
    前記前段電荷保持領域と前記後段電荷保持領域との間には、前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域の両方と極性の異なる所定の不純物拡散領域が配置される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域は、同一の不純物拡散領域内に形成される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 前記不純物拡散領域のうち前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域の間の領域の不純物濃度は、当該領域の周囲と異なる
    請求項3記載の固体撮像素子。
  5. 前記前段電荷保持領域と前記後段電荷保持領域との間のポテンシャルバリアの高さを調整する調整トランジスタをさらに具備する
    請求項3記載の固体撮像素子。
  6. 前記前段転送トランジスタ、前記後段転送トランジスタおよび前記中間転送トランジスタのそれぞれをオン状態およびオフ状態のいずれかに制御する垂直走査回路をさらに具備し、
    前記垂直走査回路は、前記後段転送トランジスタをオフ状態にしつつ、前記前段転送トランジスタおよび前記中間転送トランジスタをオン状態にして前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域へ電荷を転送させ、前記前段転送トランジスタおよび前記中間転送トランジスタをオフ状態にしつつ、前記後段転送トランジスタをオン状態にして前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ電荷を転送させ、前記中間転送トランジスタおよび前記後段転送トランジスタをオン状態にして前記前段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ電荷を転送させる
    請求項1記載の固体撮像素子。
  7. 前記後段電荷保持領域から転送された電荷量に応じた第1の画素信号と前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域から転送された電荷量に応じた第2の画素信号とのうち前記第1の画素信号を所定の閾値と比較し、比較結果に基づいて前記第1および第2の画素信号のいずれかを選択する処理を行う信号処理回路をさらに具備する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  8. 前記光電変換素子は、所定の半導体基板の両面のうち配線された表面に形成される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  9. 前記光電変換素子は、所定の半導体基板の両面のうち配線された表面に対する裏面に形成される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  10. 前記光電変換素子は、第1および第2の光電変換素子を含み、
    前記前段電荷保持領域は、第1および第2の前段電荷保持領域を含み、
    前記後段電荷保持領域は、第1および第2の後段電荷保持領域を含み、
    前記前段転送トランジスタは、第1および第2の前段転送トランジスタを含み、
    前記中間転送トランジスタは、第1および第2の中間転送トランジスタを含み、
    前記後段転送トランジスタは、第1および第2の後段転送トランジスタを含む
    請求項1記載の固体撮像素子。
  11. 前記光電変換素子から電荷を排出する電荷排出トランジスタと、
    前記浮遊拡散領域を初期化するリセットトランジスタと、
    前記浮遊拡散領域に転送された電荷の量に応じた信号を増幅する増幅トランジスタと、
    所定の選択信号に従って前記増幅された信号を画素信号として出力する選択トランジスタと
    をさらに具備する請求項1記載の固体撮像素子。
  12. 光電変換素子と、
    前段電荷保持領域と、
    前段電荷保持領域と容量の異なる後段電荷保持領域と、
    前記光電変換素子から前記前段電荷保持領域および前記後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送トランジスタと、
    前記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送トランジスタと、
    前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ前記電荷が転送された後に前記前段電荷保持領域に残留した電荷を前記前段電荷保持領域を介して前記浮遊拡散領域へ転送する中間転送トランジスタと、
    前記光電変換素子から前記後段電荷保持領域への電荷の漏出を防止する遮光壁と
    前記浮遊拡散領域に転送された電荷の量に応じた画素信号を処理する信号処理回路と
    を具備し、
    前記遮光壁は、前記光電変換素子と前記後段電荷保持領域との間に配置される
    撮像装置。
  13. 光電変換素子から容量の異なる前段電荷保持領域および後段電荷保持領域へ電荷を転送する前段転送手順と、
    前記光電変換素子への電荷の漏出が遮光壁により防止された前記後段電荷保持領域から浮遊拡散領域へ電荷を転送する後段転送手順と、
    前記後段電荷保持領域から前記浮遊拡散領域へ前記電荷が転送された後に前記前段電荷保持領域に残留した電荷を前記前段電荷保持領域を介して前記浮遊拡散領域へ転送する中間転送手順と
    を具備し、
    前記遮光壁は、前記光電変換素子と前記後段電荷保持領域との間に配置される
    固体撮像素子の制御方法。
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