JP7598554B2 - 熱転写受像シート - Google Patents
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Description
また、白色顔料等を含む白色層を備える熱転写受像シートにおいては、白色顔料等によって、受容層の表面が粗面となり、光沢感が無くなるという問題点があった。
熱転写受像シートは、白色層と中間層との間に光沢付与層を備え、
光沢付与層が、透明なポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
中間層は、粒子及びバインダーを含む、熱転写受像シートである。
本開示の熱転写受像シートは、基材と、多孔質層と、白色層と、中間層と、受容層とを順に備え、白色層と中間層との間に光沢付与層を備える。本開示の熱転写受像シートは、任意の層間に接着層を更に備えてもよい。
白色層よりも光沢付与層が基材側に位置する場合、白色層に含まれる白色顔料によって受容層表面が粗面となり、印画物に光沢感を付与することが困難となる。本開示の熱転写受像シートのように、光沢付与層を白色層よりも受容層側に設け、更に光沢付与層を、後述するポリエチレンテレフタレートフィルムとすることにより、受容層表面が滑らかとなり、印画物に光沢感を付与できる。
また、熱転写受像シートは、多孔質層を備えることにより、印画時における受容層から基材側への熱の伝達を抑制し、画像の濃度に優れる印画物を製造できるが、その一方で、多孔質層を備える熱転写受像シートを印画物の製造に使用すると、得られた印画物にエンボスが発生する。本開示による熱転写受像シートは、多孔質層と受容層側との間に位置する中間層が粒子を含むことにより、エンボスが著しく抑制された印画物を製造できる。この理由は、中間層に含まれる粒子が、印画時に加わる熱を中間層内で分散し、多孔質層に加わる熱が面方向において均一に分散されるためであると考えられる。更に、本開示による熱転写受像シートは、耐熱性が高く、且つ熱変形しにくいポリエチレンテレフタレートフィルムが、多孔質層と受容層との間に位置することにより、エンボスがより抑制された印画物を製造できる。
基材は、熱転写時に加えられる熱エネルギー(例えば、サーマルヘッドによる熱)に耐え得る耐熱性を有し、基材上に設けられる受容層等を支持できる機械的強度を有する。
基材として、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙、上質紙、アート紙、コート紙、ノンコート紙、キャストコート紙、壁紙、セルロース繊維紙、合成樹脂内添紙、及び裏打用紙及び含浸紙(合成樹脂含浸紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙)等の紙基材やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、1,4-ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、テレフタル酸-シクロヘキサンジメタノール-エチレングリコール共重合体等のポリエステル、ナイロン6及びナイロン6,6等のポリアミド、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)及びポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール及びポリビニルピロリドン(PVP)等のビニル樹脂、ポリアクリレート、ポリメタクリレート及びポリメチルメタクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、ポリイミド及びポリエーテルイミド等のポリイミド、セロファン、セルロースアセテート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)及びセルロースアセテートブチレート(CAB)等のセルロース樹脂、ポリスチレン(PS)等のポリスチレン、ポリカーボネート、並びにアイオノマー樹脂等から構成されるフィルム(以下、単に「樹脂フィルム」という。)を使用できる。該樹脂フィルムは、延伸フィルムであっても、未延伸フィルムであってもよいが、強度という観点からは、一軸方向又は二軸方向に延伸された延伸フィルムを使用することが好ましい。
なお、本開示において、「(メタ)アクリル」には「アクリル」と「メタクリル」の両方が包含される。
また、本開示において、「(メタ)アクリレート」には「アクリレート」と「メタクリレート」の両方が包含される。
基材は、プリンタ内における搬送性や機械的強度の観点から、紙基材であることが好ましい。
これら積層体は、ドライラミネーション法、ウェットラミネーション法及びエクストリュージョン法等を利用することにより作製できる。
受容層は、熱転写シートが備える染料層から移行してくる昇華性染料を受容し、形成された画像を維持する層である。
なお、本明細書において、透明とは、可視光が十分透過すればよく、無色又は有色で透明なものも含まれる。
本明細書において、全光線透過率は、JIS K7361-1:1997に準拠して測定できる。
受容層に含まれる離型材としては、例えば、ポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素又はリン酸エステル界面活性材、シリコーンオイル、反応性シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、及び各種シリコーン樹脂等が挙げられる。上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いることができるが、変性シリコーンオイルが好ましい。変性シリコーンオイルとしてはアミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ-アラルキル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン等を好ましく、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ-アラルキル変性シリコーンが特に好ましい。
受容層の厚さを0.5μm以上とすることにより、受容層上に形成される画像の濃度及び熱転写受像シートの凹カール発生抑制性をより向上できる。受容層の厚さは、1.0μm以上がより好ましい。
受容層の厚さを20μm以下とすることにより、受容層の透明性を向上できる。受容層の厚さは、10μm以下がより好ましい。
白色層は、画像の鮮明度を向上させるための層である。白色層は、白色顔料と、バインダーとを含む。また、白色層に接着層としての機能を付与する場合には、従来公知の接着性を有するバインダーを使用しても、接着剤を含有させてもよい。
白色顔料の含有量を50質量%以上とすることにより、熱転写受像シートの白色性をより向上して、画像の鮮明度をより向上できる。白色顔料の含有量は、60質量%以上がより好ましく、65質量%以上が更に好ましい。
白色顔料の含有量を75質量%以下とすることにより、他の層との密着性を向上できる。白色顔料の含有量は、65質量%以下がより好ましく、60質量%以下が更に好ましい。
バインダーの含有量を25質量%以上とすることにより、他の層との密着性を向上でき、また白色顔料を白色層中に良好に分散できる。バインダーの含有量は、35質量%以上がより好ましく、40質量%以上が更に好ましい。
バインダーの含有量を50質量%以下とすることにより、白色層における白色顔料の含有量を確保でき、熱転写受像シートの白色性をより向上して、画像の鮮明度をより向上できる。バインダーの含有量は、40質量%以下がより好ましく、35質量%以下が更に好ましい。
白色層の厚さを0.5μm以上とすることにより、熱転写受像シートの白色性をより向上して、画像の鮮明度をより向上できる。
白色層の厚さを3.0μm以下とすることにより、白色層を形成する際に、塗膜の塗工を容易に行うことができ、熱転写受像シートの生産性を向上できる。
多孔質層は、基材と白色層との間に位置する層、即ち、光沢付与層及び中間層よりも基材側に位置する層である。本開示の熱転写受像シートが多孔質層を備えることにより、印画時における受容層から基材側への熱の伝達を抑制し、画像の濃度に優れる印画物を製造できる。また、本開示の熱転写受像シートは、多孔質層を備えることにより、熱転写受像シートのマルテンス硬さが低減されてクッション性が向上し、受容層上への保護層を転写する際に、未転写部の発生を抑制する、即ち、保護層転写性を向上できる。
なお、熱転写受像シートにおける熱伝達の確認は、熱転写受像シートの熱伝導率を測定することにより実施できる。
本明細書において、熱伝導率の測定は、JIS R2616:2001に記載の非定常熱線法に準拠して、熱伝導率計(京都電子工業(株)製、QTM-500)を用いて、熱転写受像シートの受容層側から実施できる。
本明細書において、マルテンス硬さの測定は、ISO 14577:2002に準拠して、硬度計(エフアイテック(株)製、FISCHERSCOPE H100VS)を用いて、熱転写受像シートの受容層側から実施できる。
多孔質フィルムを構成する樹脂材料としては、PE及びPP等のポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体及びエチレン-酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂、PET及びPBT等のポリエステル、スチレン樹脂、並びにポリアミド等が挙げられる。
上記した中でも、多孔質フィルムの状態で、フィルムの平滑性、断熱性及びクッション性が高い、PP及びPETがより好ましく、PPが更に好ましい。
また、一実施態様において、多孔質フィルムは、第1の樹脂材料と、第1の樹脂材料より高い融点を有する第2の樹脂材料を含む混合物をフィルム化することにより作製できる。
なお、上記方法により作製される多孔質フィルムに限定されるものではなく、市販されている多孔質フィルムを使用してもよい。
中空粒子は、樹脂材料等から構成される有機中空粒子であってもよく、ガラス等から構成される無機中空粒子であってもよい。中空粒子は、分散性に優れるという理由から、有機中空粒子が好ましい。
有機中空粒子を構成する樹脂材料としては、例えば、スチレン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド、イミド樹脂及びポリカーボネート等が挙げられる。
中空粒子は、発泡粒子であっても、非発泡粒子であってもよい。
一実施形態において、中空粒子は、エマルジョン重合を利用することによっても作製できる。
中空粒子として、市販されている中空粒子を使用してもよい。
光沢付与層は、受容層と白色層との間に位置する層である。光沢付与層は、熱転写受像シートを用いて得られる印画物に光沢感を付与するための層であり、透明なポリエチレンテレフタレートフィルムである。ポリエチレンテレフタレートフィルムは、耐熱性が高く、且つ熱変形しにくいため、ポリエチレンテレフタレートフィルムが多孔質層と受容層との間に位置することにより、印画物におけるエンボスをより抑制できる。
光沢付与層は、単層のポリエチレンテレフタレートフィルムであっても、複数のポリエチレンテレフタレートフィルムの積層フィルムであってもよい。
ポリエチレンテレフタレートは、テレフタル酸及びエチレングリコール以外のジカルボン酸化合物及びジオール化合物を重合成分として含んでもよいが、その構成割合は、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下が更に好ましい。
エチレングリコール以外のジオールとしては、例えば、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、ブタンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジエタノール、デカヒドロナフタレンジメタノール、デカヒドロナフタレンジエタノール、ノルボルナンジメタノール、ノルボルナンジエタノール、トリシクロデカンジメタノール、トリシクロデカンエタノール、テトラシクロドデカンジメタノール、テトラシクロドデカンジエタノール、デカリンジメタノール、デカリンジエタノール、5-メチロール-5-エチル-2-(1,1-ジメチル-2-ヒドロキシエチル)-1,3-ジオキサン、シクロヘキサンジオール、ビシクロヘキシル-4,4’-ジオール、2,2-ビス(4-ヒドロキシシクロヘキシルプロパン)、2,2-ビス(4-(2-ヒドロキシエトキシ)シクロヘキシル)プロパン、シクロペンタンジオール、3-メチル-1,2-シクロペンタジオール、4-シクロペンテン-1,3-ジオール、アダマンジオール、パラキシレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS及びスチレングリコールが挙げられる。ジオールは、これらを2種以上含んでもよい。
光沢付与層の厚さを10μm以上とすることにより、熱転写受像シートの光沢感をより向上できる。光沢付与層の厚さは、15μm以上がより好ましく、25μm以上が更に好ましい。
光沢付与層の厚さを100μm以下とすることにより、熱転写受像シートの白色性の低下を抑制でき、画像の鮮明度をより向上できる。光沢付与層の厚さは、35μm以下がより好ましく、25μm以下が更に好ましい。
中間層は、受容層と光沢付与層との間に位置する層である。中間層は、粒子と、粒子を分散させるバインダーとを含む。中間層が粒子を含むことにより、エンボスが著しく抑制された印画物を製造できる。この理由は、粒子が印画時に加わる熱を分散し、多孔質層に加わる熱が面方向に均一に分散されるためであると考えられる。具体的には、形成される画像の種類によって、受容層に局所的に熱が加わる場合があるところ、この熱を粒子が中間層内において分散させ、多孔質層に加わる熱が面方向で均一に分散されるためであると考えられる。
本明細書において、扁平粒子とは、略板状の粒子である。扁平粒子のアスペクト比(平均径/厚さ)は、1以上50以下が好ましく、1以上20以下がより好ましい。なお、アスペクト比は、板の厚さに対する板の面における平均径(平均径/厚さ)の比である。
上記平均径は、レーザー回折・散乱法により測定できる。また、扁平粒子の厚さは、測定対象となる粒子群から所定の数(好ましくは100個以上)の扁平粒子を抜き出し、電子顕微鏡を用いてそれらの厚さを計測することにより測定できる。
扁平粒子の厚さは、0.1μm以上5μm以下が好ましく、0.5μm以上1.5μm以下がより好ましい。
粒子の含有量を10質量%以上とすることにより、印画物におけるエンボスをより抑制できる。粒子の含有量は、30質量%以上がより好ましく、50質量%以上が更に好ましい。
粒子の含有量を70質量%以下とすることにより、他の層との密着性を向上できる。粒子の含有量は、60質量%以下がより好ましく、50質量%以下が更に好ましい。
バインダーの含有量を30質量%以上とすることにより、他の層との密着性を向上でき、また、扁平粒子を中間層中に良好に分散できる。バインダーの含有量は、40質量量%以上がより好ましく、50質量%以上が更に好ましい。
バインダーの含有量を90質量%以下とすることにより、中間層における扁平粒子の含有量を確保でき、印画物におけるエンボスをより抑制できる。バインダーの含有量は、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下が更に好ましい。
中間層に含まれる帯電防止材としては、例えば、アニオン性界面活性材、カチオン性界面活性材、非イオン性界面活性材、両性界面活性材等が挙げられる。
本開示の熱転写受像シートは、任意の層間に、接着層を備える。これにより、層間の密着性を向上できる。
接着層が白色層よりも受容層側に位置する場合、接着層に含まれる樹脂材料は透明性を有するものを用いる。
また、一実施形態において、接着層は、上記材料を含む樹脂組成物を溶融押出することにより形成できる。
熱転写受像シートは、白色層と中間層との間に光沢付与層を備え、
光沢付与層が、透明なポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
中間層は、粒子及びバインダーを含む、熱転写受像シートである。
基材として、厚さ190μmの両面レジンコート紙(三菱製紙(株)製)を準備した。
基材の一方の面に、下記組成の接着層用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ3.5μmの第1接着層を形成すると共に、第1接着層を介して、多孔質層として、厚さ36μmの多孔質ポリプロピレン(PP)フィルム(三井化学東セロ(株)製、SP-U)を積層した。
次いで、上記多孔質PPフィルム上に、下記組成の白色層用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ1.5μmの白色層を形成した。
次いで、上記白色層上に、接着層用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ3.5μmの第2接着層を形成すると共に、第2接着層を介して、光沢付与層として、厚さ25μmの透明なポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡(株)製、東洋紡エステル(登録商標)フィルム E500)を積層した。
次いで、上記PETフィルム上に、下記組成の中間層用塗工液1を塗布、乾燥し、厚さ1.0μmの中間層を形成した。
次いで、上記中間層上に、下記組成の受容層用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ4.0μm、の受容層を形成し、熱転写受像シートを得た。本実施例の熱転写受像シートの層構成を表1に示す。
・ポリオール化合物 30質量部
(三井化学(株)、タケラック(登録商標)A-969V)
・イソシアネート化合物 10質量部
(三井化学(株)製、タケネート(登録商標)A-5)
・酢酸エチル 60質量部
・ポリウレタン 12質量部
(東ソー(株)製、ニッポラン(登録商標)5199)
・酸化チタン 18質量部
(トーケムプロダクツ(株)製、TCA888)
・メチルエチルケトン(MEK) 150質量部
<中間層用塗工液1>
・ポリウレタン 15質量部
(東ソー(株)製、ニッポラン(登録商標)5199)
・シルバーパールマイカ顔料 15質量部
(メルク(株)製、イリオジン(登録商標)123 ブライトラスターサテン)
・MEK 150質量部
・塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体 60質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)C)
・エポキシ変性シリコーン樹脂 1.2質量部
(信越化学工業(株)製、X-22-3000T)
・メチルスチル変性シリコーン樹脂 0.6質量部
(信越化学工業(株)製、X-24-510)
・MEK 2.5質量部
・トルエン 2.5質量部
被覆粒子(シルバーパールマイカ顔料)をタルク(日本タルク工業(株)製、ミクロエース(登録商標)P-3)に変更したこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。本実施例の熱転写受像シートの層構成を表1に示す。
中間層用塗工液1に替えて、中間層用塗工液2を用いて中間層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
<中間層用塗工液2>
・ポリウレタン 15質量部
(東ソー(株)製、ニッポラン(登録商標)5199)
・シルバーパールマイカ顔料 7.5質量部
(メルク(株)製、イリオジン(登録商標)123 ブライトラスターサテン)
・タルク 7.5質量部
(日本タルク工業(株)製、ミクロエース(登録商標)P-3)
・MEK 150質量部
第2接着層、光沢付与層及び中間層を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。本比較例の熱転写受像シートの層構成を表1に示す。
多孔質層、白色層及び第2第接着層を形成せず、中間層用塗工液1に替えて、下記組成の中間層用塗工液3を用いて中間層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。
・ポリウレタン 30質量部
(東ソー(株)製、ニッポラン(登録商標)5199)
・MEK 150質量部
白色層を形成せず、中間層用塗工液1に替えて、中間層用塗工液3を用いて中間層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。本比較例の熱転写受像シートの層構成を表1に示す。
中間層用塗工液1に替えて、中間層用塗工液3を用いて中間層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。本比較例の熱転写受像シートの層構成を表1に示す。
多孔質層と第2接着層との間の白色層を、受容層と光沢付与層との間に形成したこと以外は、実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。本比較例の熱転写受像シートの層構成を表1に示す。
実施例及び比較例の熱転写受像シートと、昇華型熱転写プリンタ(大日本印刷(株)製、DS620)と、昇華性染料を含む染料層と、保護層とを備える該プリンタ用の純正リボンとを用意した。
20℃、30%RH環境にて、受容層に黒ベタ画像を印画し、印画物を得た。なお、プリンタは、グロスモードに設定し、黒ベタ画像の画像階調は、0/255階調とした。
得られた印画物の画像の濃度を光学濃度計(X-Rite社製、i1Pro2)により測定した。測定は以下の条件で行った。
(測定条件)
・Densityステータス:ステータスA
・測定照明条件:M0(ISO 13655-2009)
〔評価基準〕
5:OD値が2.0以上であった。
4:OD値が1.8以上2.0未満であった。
3:OD値が1.6以上1.8未満であった。
2:OD値が1.4以上1.6未満であった。
1:OD値が1.4未満であった。
実施例及び比較例の熱転写受像シートと、上記昇華型熱転写プリンタと、上記純正リボンとを用意した。
20℃、30%RH環境にて、受容層に白ベタ画像を印画し、その上から保護層を転写して、印画物を得た。なお、プリンタは、グロスモードに設定し、白ベタ画像の画像階調は、255/255階調とした。
得られた印画物の20度鏡面光沢度をJIS Z8741:1997に記載の20度鏡面光沢度測定方法に準拠して測定した。具体的には、光沢度計(日本電色(株)製、VG 7000)を用いて、受容層における20度鏡面光沢度を測定した。下記評価基準に基づいて光沢感を評価した。評価結果を表1に示す。
〔評価基準〕
5:20度鏡面光沢度が60以上であった。
4:20度鏡面光沢度が50以上60未満であった。
3:20度鏡面光沢度が40以上50未満であった。
2:20度鏡面光沢度が30以上40未満であった。
1:20度鏡面光沢度が20以上30未満であった。
実施例及び比較例の熱転写受像シートの白色度を、白色度計(日本電色工業(株)製、PF7000)を用いて測定した。下記の評価基準に基づいて白色性を評価した。評価結果を表1に示す。
〔評価基準〕
5:白色度が90.0以上であった。
4:白色度が87.5以上90.0未満であった。
3:白色度が85.0以上87.5未満であった。
2:白色度が82.5以上85.0未満であった。
1:白色度が82.5未満であった。
実施例及び比較例の熱転写受像シートと、上記昇華型熱転写プリンタと、上記純正リボンとを用意した。
20℃、30%RH環境にて、受容層に白黒画像(画面の左半分を白とし、画像の右半分を黒とした)を印画し、印画物を得た。なお、プリンタは、グロスモードに設定し、白ベタ画像の画像階調は255/255階調、黒ベタ画像の画像階調は0/255階調とした。
得られた印画物の白と黒の境界のエンボスの程度を目視にて確認した。下記の評価基準に基づいてエンボスを評価した。評価結果を表1に示す。
〔評価基準〕
5:エンボスが全く見られない。
4:エンボスが僅かに生じるが、ほとんど視認できず印画品質に影響しない。
3:エンボスが生じるが、視認しづらく印画品質に問題はない。
2:エンボスがやや目立ち、印画品質がやや低下する。
1:エンボスが目立ち、印画品質が低下する。
以下の評価基準に基づいて、総合評価を行った。その結果を表1に示す。
〔評価基準〕
OK:画像濃度評価、光沢感評価、白色性評価、及びエンボス評価において、全ての評価が4以上である。
NG:画像濃度評価、光沢感評価、白色性評価、及びエンボス評価において、少なくとも1つの評価が3以下である。
実施例及び比較例の熱転写受像シートと、上記昇華型熱転写プリンタと、上記純正リボンとを用意した。
20℃、30%RH環境にて、受容層に白ベタ画像を印画し、その上から保護層を転写して、印画物を得た。なお、プリンタは、グロスモードに設定し、白ベタ画像の画像階調は、255/255階調とした。
得られた印画物を目視により観察した。下記評価基準に基づいて保護層転写性を評価した。評価結果を表1に示す。
〔評価基準〕
5:保護層が転写されていない箇所は存在せず、高い保護層転写性を確認できた。
4:保護層が転写されていない箇所が局所的に存在するものの、目視では確認できないレベルであり、良好な保護層転写性を確認できた。
3:保護層が転写されていない箇所が存在するものの、印画品質に影響しないレベルであり、保護層転写性を確認できた。
2:保護層が転写されていない箇所が存在した。
1:保護層が全く転写されなかった。
Claims (4)
- 基材と、多孔質層と、白色層と、中間層と、受容層とを順に備える熱転写受像シートであって、
前記熱転写受像シートは、前記白色層と前記中間層との間に光沢付与層を備え、
前記光沢付与層は、厚さが15μm以上100μm以下の、透明なポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
前記中間層は、粒子及びバインダーを含む、熱転写受像シート。 - 前記粒子が扁平粒子である、請求項1に記載の熱転写受像シート。
- 前記粒子は、タルク及びマイカからなる群から選択される少なくとも1種の無機材料を含む、請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
- 前記粒子の含有量が、10質量%以上70質量%以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
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| US20080026940A1 (en) | 2006-07-31 | 2008-01-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Recording medium for thermal transfer printers |
| JP2009196322A (ja) | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Sony Corp | 熱転写受容シート及びその製造方法 |
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-
2020
- 2020-12-10 JP JP2020205116A patent/JP7598554B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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