JP7588043B2 - 中性子検出器、これを備える個人被ばく線量計および中性子照射量モニタ、並びに中性子検出方法 - Google Patents

中性子検出器、これを備える個人被ばく線量計および中性子照射量モニタ、並びに中性子検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、中性子検出器、これを備える個人被ばく線量計および中性子照射量モニタ、並びに中性子検出方法に関する。特には、低エネルギー中性子の入射に基づく反跳陽子、アルファ線、トリトンを高感度で検出することができる反転型の中性子検出器、これを備える個人被ばく線量計および中性子照射量モニタ、並びに中性子検出方法に関する。
原子力分野、産業分野、並びに医療分野等の様々な分野において、中性子の検出並びに定量が行われている。例えば、原子力分野においては、原子力施設における作業員の中性子線量の被ばく監視の目的で、持ち運び可能な小型の電子式個人線量計が用いられている。
従来、半導体式検出素子を備える中性子個人被ばく線量計が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に開示された中性子個人被ばく線量計は、中性子が突入すると陽子が飛び出してくるラジエータを半導体検出素子の直前に配置して相対的に高いエネルギーの中性子に反応した出力信号を該検出素子から取り出す第1の検出器と、半導体検出素子に濃縮10B(ボロン10)をコーティングし、その直前にラジエータを配置し、さらにそれを中性子減速材で囲むことによって相対的に低いエネルギーの中性子に反応した出力信号を検出素子から取り出す第2の検出器とを備える。
特許文献1に記載の線量計では、約400μm程度の標準的な厚みのSi半導体ダイオードから構成されるポリエチレンラジエータセンサを第1の検出器の検出素子として用いていた。図8は、従来型の検出器の概念的な断面構造を示す図である。図8を参照すると、検出器100は、Si半導体層102の一方の面に形成された陽極101と、他方に形成された陰極104から構成される。陰極104の周囲には、SiO膜105が形成され、陰極104とSiO膜105には、保護層108が積層されている。Si半導体層102は、P型不純物領域102aとN型不純物領域102bから構成され、陽極101は二層101a、bからなる。陽極101には、Agペースト106により電極107が接続される。ラジエータ110は、陰極104に対向して設けられる。そして、陰極104と、電極107は、筐体Pに設けられた端子S、Gに接続される。この状態でラジエータ110に、中性子nが入射すると、H(n,n’)反応により中性子が、ラジエータを構成するポリエチレン等のH原子に衝突し、中性子とHの運動量交換が起きる。そして、ほぼ同じエネルギーを持つ陽子が反跳され、この反跳陽子が、図8中の陰極104から素子中に入射する。入射した陽子は空乏層内でSi原子に衝突し、Siを電離させ、これによって発生する電荷が検出可能となる。
検出素子中に、陽子と同時にガンマ線などの放射線が入射する場合があり、ガンマ線によるSiの電離電荷も同様に検出される。中性子検出を目的とする場合、このガンマ線に起因する電荷は誤検出となる。従来、誤検出を回避するために、電荷量の計数に関しては、一定のエネルギー閾値1100keVを設定し、この閾値に対応する強度以上のパルス数を中性子線量として計測していた。しかし、閾値以下の中性子は測定量から漏れてしまうため、低エネルギーの中性子のみに感度を持つ10Bをコーティングした第2のSi半導体ダイオードから構成されるボロンラジエータセンサを用いて、低エネルギーの中性子線量を計測していた。
特公平6-016112号公報
中性子の測定現場では、安全衛生管理上の観点から、0.5MeV~1MeVのエネルギー領域での中性子測定の要請が強い。しかし、ガンマ線の誤検出を回避するためのポリエチレンラジエータセンサ素子の閾値は、1MeVより大きく、ボロンラジエータセンサの感度は低エネルギー側から0.5MeV~1MeVにかけて低下する問題があった。0.5MeV~1MeV近傍の領域で十分な感度が得られる半導体式の中性子検出器が求められる。
本発明者らは、鋭意検討の結果、半導体素子を薄化し、かつ中性子の入射面を従来技術とは逆側に設けることに想到し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一実施形態によれば、中性子検出器であって、Si半導体層と、当該Si半導体層の一方の主面に形成された第1電極と、前記Si半導体層の他方の主面に形成された第2電極とを備え、前記Si半導体層に、前記第2電極に接するP型不純物領域と、前記第1電極に接するN型不純物領域とが形成された第1の検出素子部と、前記第1電極に対向して設けられるラジエータとを備える。
前記中性子検出器において、前記Si半導体層の厚さが、100μm以下であることが好ましい。
前記中性子検出器において、前記第1電極が、AlとTiの積層体を含み、Tiが前記Si半導体層に接して設けられることが好ましい。
前記中性子検出器が、0.5MeV~1MeVの中性子を検出するために用いられることが好ましい。
前記中性子検出器において、前記ラジエータが、10BまたはLiを含有する化合物、および/または水素原子を含有する高分子化合物を含むことが好ましい。
前記中性子検出器において、前記ラジエータが、10BまたはLiを含有する化合物を含み、前記ラジエータを介して、前記第1の検出素子部と反対側に、第2の検出素子部をさらに含み、前記ラジエータの第1および第2の主面に、前記第1および第2の検出素子部の第1電極が対向して配置されることが好ましい。
本発明は、また別の実施形態によれば、前述のいずれか1項に記載の中性子検出器を備える個人被ばく線量計に関する。
本発明は、さらにまた別の実施形態によれば、前述のいずれか1項に記載の中性子検出器を備える中性子照射量モニタに関する。
本発明は、さらにまた別の実施形態によれば、前述のいずれか1項に記載の中性子検出器を用いた中性子検出方法であって、前記N型不純物領域に形成される空乏層に、前記第1電極側から、中性子入射に基づく荷電粒子を入射させる工程と、前記空乏層で発生する電荷を検出する工程とを含む方法に関する。
本発明に係る中性子検出器によれば、ガンマ線の影響をほとんど受けることなく、個人被ばく管理にとって重要な、運動エネルギーが約0.025eV以上程度の熱中性子から、運動エネルギーが約15MeVまでの中性子までの範囲を測定することができる。とりわけ、0.5MeV~1MeVの比較的低エネルギーの中性子を高感度で検出することができる。さらにこの中性子検出器を備える中性子線量計、中性子照射量モニタを提供することができる。これらは原子力施設、加速器施設における安全を確保し、航空機および宇宙船の乗員の被ばく管理にも用いることができる。また、医療現場において、線量評価に用いることで、より確度の高い治療を可能にすることができる。
図1は、本発明の一実施形態による反転型中性子検出器の構造を示す概念的な断面図である。 図2は、本発明の一実施形態によるサンドイッチ型中性子検出器の構造を示す概念的な断面図である。 図3は、本発明の一実施形態による個人被ばく線量計の機能ブロック図を示す。 図4は、本発明の一実施形態による中性子照射量モニタの機能ブロック図を示す。 図5は、実施例1および比較例1による中性子検出器を用いて測定したガンマ線のエネルギースペクトルを示す。 図6は、図5に示すエネルギースペクトルに基づいて算出された、中性子検出器の素子部の厚さと、エネルギー閾値との関係を示す。 図7は、実施例2および比較例2による中性子検出器を用いて測定した中性子のエネルギースペクトルを示す。 図8は、従来型の中性子検出器の構造を示す概念的な断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。
[1]反転型中性子検出器
本発明は第1実施形態によれば、中性子検出器に関する。図1は、中性子検出器の概念的な断面図である。図1を参照すると、中性子検出器10は、検出素子部と、ラジエータ8を備える。なお、本実施形態に係る中性子検出器は、従来技術による中性子検出器と比較して、中性子入射面が検出素子部の反対側に位置する。そのため、本明細書において、本実施形態に係る中性子検出器を、「反転型中性子検出器」とも指称する。
検出素子部は、シリコン(Si)半導体層2と、当該Si半導体層2の一方の主面に形成された第1電極1と、前記Si半導体層2の他方の主面に形成された第2電極4とを備える。Si半導体層2には、前記第2電極4に接するP型不純物領域2aと、前記第1電極1に接するN型不純物領域2bとが形成され、第2電極4には、導電性接合材6を介して第3電極7が接続される。第1電極1とにはプラス印加端子Sが接続され、第2電極4には、第3電極7を介してマイナス印加端子Gが接続される。プラス印加端子Sと、マイナス印加端子Gには、任意選択的に図示しない電圧印加部が接続される。
第1電極1は、Si半導体層2の一方の主面に形成され、検出素子部の一方の主面を構成して、中性子に基づく荷電粒子の入射面として機能する。本明細書において、中性子に基づく荷電粒子とは、中性子に起因してラジエータを構成する化合物における反応で生成する荷電粒子をいい、主として、陽子、アルファ線、トリトンをいうものとする。なお、トリトンは、「H」あるいは「t」と表記する場合がある。中性子はそのまま測定できないため、検出素子部中でこれらの荷電粒子の電荷を検出する。
第1電極1はダイオードの陽極であって、金属電極であってよい。1種類の金属からなる単層構造であってもよく、2種類以上の異なる組成の金属薄層が積層された多層構造であってもよい。1層構造の場合、第1電極1は、例えば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銀(Ag)から選択することができ、リーク電流の小さいTiが好ましい。第1電極1の厚さは、0.01μm~5.0μm程度であってよく、0.05μm~2μm程度であることが好ましい。1層構造の電極では、後述する多層構造の電極と比較して、リーク電流が大きくなる場合があるが、リーク電流がノイズとして検出されない場合には1層構造とすることができる。例えば、高エネルギー領域の反跳陽子を検出するための検出素子部には、1層構造の第1電極1を用いることができる。
図1は、2層構造の第1電極1を例示している。このとき、中性子に基づく荷電粒子の入射面がAl電極1aであり、Si半導体層に接する面がTi電極1bであることが好ましい。Si半導体層にTi電極1bが接することで、電気的に良好な接触を保ち、リーク電流を小さくするためである。また、Al電極1aによりTi電極1bを被覆することで、Ti電極bが空気中で酸化されるのを防止することができる。Al電極1aに代えて、もしくはAl電極1aに加えて、Au電極を表面電極として用いることもできる。なお、後述する導電性接合材6としてはんだ材を用いる場合には、Au電極を備えることが必要である。Al電極1aの厚さは、0.01μm~5.0μmであってよく、0.05μm~2μm程度であることが好ましい。Ti電極1bの厚さは、0.01μm~5.0μmであってよく、0.05μm~2μm程度であることが好ましい。第1電極が、3層以上の金属電極から構成される場合、各電極の厚さを、上記Al電極1a、Ti電極1bの好ましい厚さと同程度とすることができる。
Si半導体層2は、シリコン(Si)結晶から構成される半導体層であってよい。例えばチョクラルスキー(Czochralski:Cz)法で製造した単結晶であってもよく、フローティングゾーン(Floating Zone:FZ)法で製造した単結晶であってもよく、基板上にエピタキシャル成長させて製造したエピタキシャル薄膜であってもよく、特には限定されない。Si半導体層2の厚さは、100μm以下、好ましくは60μm以下とすることができ、40μm程度とすることが好ましい。また、少なくとも1μm以上であり、5μm以上であることが好ましく、30μm以上であることがさらに好ましい。Si半導体層2の主面の形状および寸法は、特には限定されるものではないが、1辺の長さが0.5cm~3cm程度の矩形であってよく、例えば、1cm程度の正方形であってよい。Si半導体層2の主面の形状および寸法は、用途によっては、4インチ、5インチ、6インチ、または8インチといったウエハサイズとすることもできる。
第2電極4はダイオードの陰極であって、Si半導体層2の他方の主面に接して形成される。第2電極4もまた金属電極であってよく、例えば、Al電極であってよい。その厚さは、0.1μm~5μm程度であってよく、0.5μm~2μm程度であることが好ましい。第2電極4の周囲には、絶縁膜5を設けることができる。絶縁膜5は、SiOからなるものであってよい。
Si半導体層2は、PN接合を備えるものであればよい。より具体的には、第2電極4に接する領域には、P型不純物領域2aを設ける。P型不純物領域2aは、不純物として13族元素、例えばボロン(B)をドープした層から構成することができる。不純物のドープ量が、1×1016/cm以上のP層を構成するP型不純物領域であることが好ましく、1×1017/cm~1×1019/cmとすることがさらに好ましい。P層の厚さは、6μm~8μmとすることができるが、特定の厚さには限定されないSi半導体層2の他の領域は、N型不純物領域2bであってよく、N型不純物領域2bは、不純物として15族元素、例えばごく低濃度のリン(P)をドープした層とすることが好ましい。不純物(P)のドープ量は、例えば、1×1013/cm以下とすることが好ましく、1×1012/cm~5×1012/cmとすることがさらに好ましい。
Si半導体層2において、P型不純物領域2aに接する領域であるPN接合界面の領域には空乏層(図示せず)が形成される。空乏層は、第1電極1と第2電極4の間に逆方向電圧を印加することにより拡張することができる。中性子検出器10の稼働時には、空乏層幅を、Si半導体層2の厚さ方向の領域全体、すなわち第1電極1近傍にまで拡張して用いることができる。空乏層幅は、印加電圧に依存して増減することができる。詳細な条件は後述する。
第3電極7は第2電極4に導電性接合材6により結合される。導電性接合材6は、Agペースト等の貴金属粒子を含む接合材や、はんだ材を用いることができる。第3電極7もまた金属電極であってよく、金(Au)めっきを形成した銅(Cu)、Alであってよい。その厚さは、特には限定されない。なお、図示はしないが、第3電極、導電性接合材が存在せず、第2電極が直接端子に結合される態様であってもよい。第3電極7は検出素子部を支持する基板として存在してもよい。
第1電極1はプラス端子Sに接続される。第2電極4は、第3電極7を介してマイナス端子Gに接続される。これらの端子間には、中性子検出器10の稼働時にダイオードの逆方向バイアスを印加可能に構成することができる。しかし、端子間に電圧を印加しなくても空乏層が形成されており、検出は可能である。
図示する中性子検出器10においては、第1電極1と、第2電極4との間に、好ましくはP層と、i層とを備え、N層は備えていない。しかし、任意選択的に、第1電極1に接して、例えば0.1μm~20μm、好ましくは0.5μm~3.0μm、さらに好ましくは1μm~2μm程度の薄いN層を設けてもよい。N層の厚さは、検出対象となる荷電粒子の種類によっても異なり、アルファ線検出の目的では、特に、1μm~3μm程度とすることが好ましい。この場合のN層は、アンチモン(Sb)をドープした領域であってよく、不純物(Sb)のドープ量は、1×1016/cm~1×1019/cmとすることができる。
検出素子部は、通常のPiN型もしくはPN型ダイオードの製法により製造することができる。例えば、通常の方法で製造したSi半導体層2に、第2電極4を形成し、N型領域を薄化し、あるいは必要に応じてN型領域を除去し、さらにSi半導体層2を所望の厚さにまで薄化する。薄化したSi半導体層2に、第1電極1を形成する。任意選択的に、第2電極4に導電性接合材6を用いて第3電極7を接合することができる。
ラジエータ8は、検出素子部の第1電極1に対向して設けられる。ラジエータ8は第1電極1に接触していても接触していなくてもよいが、ラジエータ8に入射した中性子に由来する荷電粒子を第1電極1に入射することが可能な位置関係にて設けることができればよい。したがって、ラジエータ8は、例えば、第1電極1の表面に平行に設けることができ、後述する筐体によって支持される態様にて設けることができる。ラジエータ8と第1電極1との距離は、5mm以内程度とすることができ、例えば、1mm~2mm程度とすることができるが、これらには限定されない。
ラジエータ8は、入射する中性子を荷電粒子に変換する物質を用いることができる。入射する中性子を反跳陽子に変換するラジエータとしては、水素原子(H)を含有する高分子化合物を用いることができ、ポリエチレン、ポリプロピレン等の有機高分子化合物であってよいが、これらには限定されない。反跳陽子を発生させるラジエータの厚さは、例えば、1mm程度であってよい。入射する中性子をアルファ線およびトリトンに変換するラジエータとしては、ボロン(10B)またはリチウム(Li)を含有する化合物を用いることができる。このような化合物としては、LiF、BN、BC等を用いることができるが、これらには限定されない。アルファ線もしくはトリトンを発生させるラジエータの厚さは、例えば、0.01μm~100μmであってよく、0.03μm~10μm程度であることが好ましい。
1つの検出素子部に対向して、反跳陽子を発生させるラジエータと、アルファ線およびトリトンを発生させるラジエータの両方を配置することもできる。この場合、例えば、2種のラジエータが重ならない態様にて、好ましくは2種のラジエータが同一平面上に位置する態様にて配置することができる。反跳陽子を発生させるラジエータと、アルファ線およびトリトンを発生させるラジエータの両方を配置することにより、1つの検出素子部に、反跳陽子、アルファ線、およびトリトンを入射させることが可能となり、これら全ての電荷を検出することが可能になる。
中性子検出器は、任意選択的に、第1電極1と第2電極4との間に電圧を印加する電圧印加部を備えていてもよい。電圧印加部は、通常の直流電源を用いることができ、電池などの小型電源を用いることができるが、電源の方式は特には限定されない。
次に、本実施形態による中性子検出器10の使用方法および作用について説明する。本実施形態による中性子検出器10は、任意選択的に適切な筐体P内に収納し、荷電粒子の検出のための検出回路を接続する。
使用時には、中性子検出器10には逆方向バイアスの電圧を印加し、空乏層を伸長させた状態とすることができる。電圧は、10V以下とすることができ、例えば、1V~8V、好ましくは1V~5V、さらに好ましくは1V~3Vとすることができる。電圧を印加しなくてもPN接合により空乏層が形成されるため、0Vであっても実施することができる。また、好適な印加電圧は、Si半導体層2の厚さによって異なる場合がある。空乏層幅は印加電圧によって調節することができ、電荷収集率の観点から、第1電極1に接する面まで空乏層化することが有利である。上記の電圧範囲とすることで、Si半導体層2をP型不純物領域2a以外において全空乏化し、電荷収集率を向上させることができる。
中性子が入射すると、中性子nによってラジエータ8において生成された反跳陽子、または、アルファ線およびトリトン等の荷電粒子は、ガンマ線から生成された電子等とともにSi半導体層2内に入射する。これにより、荷電粒子と空乏層内のSiとが相互作用する。本実施形態に係る検出素子部では、発生した電荷を検出する。このとき、入射する荷電粒子は、Siとの相互作用により、走行距離にしたがって一定の割合でエネルギーを失っていく。エネルギーが完全に吸収されるまでに走行する距離をRp(飛程)という。Rpは荷電粒子の種類によって異なり、また入射する荷電粒子のエネルギーが大きいほど大きくなる。1MeV程度のエネルギーを有する中性子から生成される陽子のSiに対するRpは、約15μmである。したがって、上記の好ましい厚さのSi半導体層2を備える検出素子部における検出感度は、従来の数百μmの厚さのSi半導体層を備える検出素子と大きく変化しない。一方、1MeV程度のエネルギーを有するガンマ線のSiに対するRpは10μm~10μm程度である。そのため、検出素子部を薄く構成することで、全エネルギー域で、検出素子部を透過するガンマ線の確率が増加し、高エネルギー側のガンマ線から透過率が100%に近接していく。このため、検出素子部を上記の好ましい範囲にまで薄く構成することで、より低エネルギー域からの中性子を、ガンマ線の影響なく検出することができる。ガンマ線の影響を低減することで、空乏層外でガンマ線が電荷を発生させた場合に、発生した電荷が空乏層を押し広げるファンネリング効果を防止することができる。
また、本実施形態においては、中性子の入射に基づく荷電粒子である、反跳陽子、アルファ線および/またはトリトンが、第1電極1側から入射する構成とすることで、荷電粒子が直接空乏層に入射することができる。従来の構成では、空乏層にまで届かず、P型不純物領域に留まった荷電粒子がその場で消失して検出されない場合があった。本実施形態による中性子検出器はP型不純物領域の影響を受けることがなく有感領域である空乏層に荷電粒子を入射させ、中性子検出の感度を向上することができる。
[2]サンドイッチ型中性子検出器
本発明は、第2実施形態によれば、ラジエータを介して、少なくとも2つの検出素子部を配置してなり、前記ラジエータの第1および第2の主面に、前記少なくとも2つの検出素子部の第1電極が対向して配置される中性子検出器に関する。本実施形態に係る中性子検出器は、少なくとも2つの検出素子部が、ラジエータを挟み込むように配置される。そのため、本明細書において、本実施形態に係る中性子検出器を、「サンドイッチ型中性子検出器」とも指称する。
図2は本実施形態による、サンドイッチ型中性子検出器を例示する断面図である。図2においては、サンドイッチ型中性子検出器20は、第1の検出素子部9aと、第2の検出素子部9bが、ラジエータ11を介して、第1電極1どうしが対向する態様で対照に配置される。第1の検出素子部9a、第2の検出素子部9bの構成は、第1実施形態の検出素子部と同じであってよい。2つの検出素子部9a、9bは同一の構成を持つものであることが好ましい。
ラジエータ11は、中性子をアルファ線とトリトンに変換して、2つの検出素子部9a、9bの第1電極1に入射させる。ラジエータ11は、10BまたはLiを含有する化合物、例えば、LiF、BN、BC等から構成された薄板状のラジエータを用いることができる。ラジエータ11の厚さは、例えば、0.01μm~100μmであってよく、0.03μm~10μm程度であることが好ましい。
ラジエータ11と、第1の検出素子部9aおよび第2の検出素子部9bの第1電極1とは、それらの主面の全てが、略平行になる位置関係にて設置されることが好ましい。また、ラジエータ11と、2つの検出素子部9a、9bの各第1電極1とは、接触していてもよく、離間していてもよい。離間する態様の場合、その距離は、5mm以内程度とすることができ、例えば、1mm~2mm程度とすることがさらに好ましい。なお、図2は、本発明を説明するための概念図であり、各部材の寸法および各部材間の距離は、図示のとおりではない。
次に、第2実施形態によるサンドイッチ型中性子検出器20の使用方法、すなわち、サンドイッチ型中性子検出器20を用いた中性子の検出方法について説明する。サンドイッチ型中性子検出器20もまた、適切な筐体P内に設置される。第1実施形態の中性子検出器と同様に、第1の検出素子部9a、第2の検出素子部9bに必要に応じて逆方向バイアスを印加して、空乏層を拡張した状態とすることができる。印加電圧の範囲は第1実施形態と同様であってよく、第1の検出素子部9aへの印加電圧と、第2の検出素子部9bへの印加電圧は同じとする。入射した中性子により、ラジエータ11ではアルファ線およびトリトンが発生する。ラジエータ11において発生するアルファ線、トリトンは、必ず反対の方向へ飛行するため、1/2の確率で第1の検出素子部9a、第2の検出素子部9bのいずれかに入射する。入射したこれらの荷電粒子は、第1実施形態において説明したメカニズムにより、各検出素子部で計数され、中性子を定量することが可能になる。
なお、図示するサンドイッチ型中性子検出器20においては、1枚のラジエータ11を介して、第1の検出素子部9aと第2の検出素子部9bの2つを対向させた装置を例示したが、1枚のラジエータを介して、3以上の検出素子部を対向させて設けることもできる。すなわち、ラジエータの第1および第2の主面に、それぞれ、1または2以上の検出素子部を設けてもよい。
第2実施形態によるサンドイッチ型中性子検出器20を用いると、ラジエータ11を挟んで少なくとも第1および第2の検出素子部9a、9bを配置することで、いずれの方向に飛行したアルファ線、トリトンも検出素子部9a、9bに入射させることができる。このため、ラジエータの一方の面のみに検出素子部を設けた態様においては、ラジエータに対し、検出素子部とは反対方向に飛行して、検出素子部に入射することがなかったアルファ線およびトリトンを検出することができる。そして、従来と比較して2倍の感度を得ることができ、第1および第2の検出素子部9a、9bの信号出力を同時計数(coincidence)することにより、ノイズを低減することができる。第2実施形態によるサンドイッチ型中性子検出器20は、特に、1MeV以下の中性子の測定において有利に用いることができる。
[3]個人被ばく線量計
本発明は、第3実施形態によれば、個人被ばく線量計であって、第1実施形態による反転型中性子検出器または第2実施形態によるサンドイッチ型中性子検出器を備える個人被ばく線量計に関する。より詳細には、個人被ばく線量計は、約400keV~15MeVの高速中性子を検出する第1の検出系と、約0.025eV~1MeVの熱中性子を検出する第2の検出系とを備える。その中で、少なくとも第2の検出系において、第1実施形態による反転型中性子検出器または第2実施形態によるサンドイッチ型中性子検出器を備えることが好ましい。
図3は本実施形態による、個人被ばく線量計を例示する機能ブロック図である。個人被ばく線量計は、ラジエータ30を備える反転型の中性子検出器31と、プリアンプ34aと、波形調整アンプ35aと、波高弁別器(ディスクリミネータ)36aと、カウンタ37aから構成される第1の検出系と、ラジエータ32を備える反転型の中性子検出器33と、プリアンプ34bと、波形調整アンプ35bと、波高弁別器36bと、カウンタ37bから構成される第2の検出系と、演算装置38と、表示装置39とを備える。
第1の検出系において、中性子検出器31は図1に示す反転型の中性子検出器10もしくは図8に示す従来型の中性子検出器110であってよい。ラジエータ30は第1実施形態において説明したラジエータであってよい。第1の検出系では、ラジエータ30の前方より突入した中性子がH(n,n’)反応を起こすことによってラジエータ30から反跳された陽子(プロトン)を中性子検出器31により検出して応答出力を出すことにより、約100keV以上の高速中性子にだけ応答することができる。第2の検出系において、中性子検出器33は第1実施形態による反転型の中性子検出器または第2実施形態によるサンドイッチ型中性子検出器である。
第1の検出系の中性子検出器31からの出力はプリアンプ34aと、波形調整アンプ35aを介して波高弁別器36aに入力される。波高弁別器36aでは、ある一定のディスクリミネートレベル以下の不要成分が除去され、中性子に起因する所望の成分のみ取り出される。取り出された成分は、次いでカウンタ37aに入力される。第2の検出系の中性子検出器33からの出力も同様にプリアンプ34bと、波形調整アンプ35bを介して波高弁別器36bに入力される。そして、波高弁別器36bでディスクリミネートレベル以下の不要成分が除去される。本発明の第1実施形態による反転型かつ薄型の中性子検出器10を用いることで、ディスクリミネートレベルは、従来技術による1.1MeV程度から、0.4MeV程度まで低減することができる。すなわち、従来技術と比較して、閾値を大きく下げることができる。しかしながら、ディスクリミネートレベルは波高弁別器36bで設定可能であり、特定の値には限定されない。次いで、中性子に起因する所望の成分が取り出されてカウンタ37bに入力される。演算装置38ではこれらの出力の特性が、国際放射線防護委員会の与える線量当量換算曲線に近似した特性になるように演算が行われ、表示器39において直読可能に表示される。これらの電子回路を含めた全計測系は可搬型の筐体(図示せず)内に収納され、個人被ばく線量計を構成する。
本実施形態による個人被ばく線量計は、熱中性子から15MeVまでの運動エネルギーを有する中性子までを測定することができる。とりわけ、0.5MeV~1MeV程度の比較的低エネルギーの中性子を高感度で検出することができるため、有利である。
[4]中性子照射量モニタ
本発明は、第4実施形態によれば、中性子照射量モニタ(fluence monitor)であって、第1実施形態による反転型中性子検出器を備える中性子照射量モニタに関する。より詳細には、中性子照射量モニタは、ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy:BNCT)において、主に医療機関内において、人体に照射される中性子ビームの照射量をオンサイトで監視するために用いられる。本実施形態により監視・検出対象となる中性子ビームは、主として熱中性子であり、計数対象となる荷電粒子は主としてアルファ線およびトリトンである。
図4は本実施形態による、中性子照射量モニタを例示する機能ブロック図である。中性子照射量モニタは、BNCT装置40内部に設けられる中性子検出器41と、プリアンプ43と、電源46に接続された波形処理プロセッサ44と、演算・表示装置35とを備える。中性子検出器41と、プリアンプ43とは、同軸ケーブル42により接続し、BNCT装置40が設置される放射線管理区域とは離間した場所、例えば、BNCT装置40の遠隔制御室にて、検出結果を計数、演算、表示可能に構成することができる。中性子検出器41は、第1実施形態による中性子検出器10を用いることが好ましく、ラジエータとしては、10BまたはLiを含有する化合物を用いることができる。
中性子検出器41は、BNCT装置40内の中性子ビームが発射される中性子ターゲット(図示せず)近傍に設置され、人体(図示せず)に中性子nが照射される際に、散乱する一部の中性子nが中性子検出器41に入射可能に構成される。BNCT装置40において、人体に照射される中性子量と、散乱する中性子量との相関関係は既知である。このため、散乱する一部の中性子量を測定することで、相関関係に基づく中性子ビームの照射量のモニタリングが可能となる。中性子検出器41からの出力はプリアンプ43を介して波形処理プロセッサ44に入力される。次いで、コンピュータ等であってよい演算・表示装置45に入力され、検出結果を、リアルタイムで所望の形式で表示可能に構成することができる。
本実施形態による中性子照射量モニタによれば、治療において照射される中性子量をリアルタイムで検知、計測することができるため、治療中の照射中性子量を制御することが可能になる。また、中性子照射量の減少を常時監視することや、中性子発生の異常を早期に検知することが可能となり、ホウ素中性子捕捉療法において、精確な中性子照射量の情報を提供することができる。
以下に、本発明の実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。しかし、本発明は、以下の実施例の範囲に限定されるものではない。
[実施例1、比較例1]
図1に示す構造を備える実施例1の中性子検出器を製造した。Si半導体層2の厚さは、40μmとし、第1電極1として、Si半導体層2に接して厚さ0.1μmのTi薄膜を設け、最表面には厚さ0.5μmのAl薄膜を設けた。第2電極4としては、厚さ1μmのAl薄膜を設け、第2電極4の周囲には厚さ1μmのSiO絶縁膜を設けた。ラジエータは、ポリエチレンを用いた。ガンマ線源として60Coを用いて、ガンマ線検出信号のエネルギースペクトルを得た。印加電圧は3Vの逆方向電圧とした。
図8に示す構造を備える比較例1の中性子検出器を製造した。Si半導体層102の厚さは380μmとし、第2電極104を中性子に基づく荷電粒子およびγ線の入射面とした。電極材料の構成は実施例1と同様にした。ガンマ線源、印加電圧は、実施例1と同じ条件とした。
実施例1、比較例1の装置を用いた測定結果を図5に示す。図5から、Si半導体層の厚さを380μmから、40μmにすると、スペクトル波形が低エネルギー側にシフトすることが確認できた。従来、中性子の検出において、ガンマ線検出信号の影響による誤検出を防ぐために、ガンマ線の影響が少ない高エネルギー領域に閾値を設定して中性子を検出していた。これに対し、40μm程度の薄型の中性子検出器を用いることにより、閾値を低減することができることが確認された。
30μmの厚さのSi半導体層を備える中性子検出器についても図5と同様にガンマ線検出信号のエネルギースペクトルを測定した(結果は図示せず)。この結果と図5に基づき、ガンマ線の混入率を5%以下に設定した場合の閾値とSi半導体層厚さの相関性を求めた。結果を図6に示す。図6中の横軸に示す「厚さ」は、図1に示すSi半導体層2の厚さである。図6の相関性より、エネルギー閾値を0.5MeV以下にするためには、中性子検出器のSi半導体層の厚さは、60μm以下とすると特に好ましいことが確認できた。
実施例1、比較例1の中性子検出器を用いてエネルギーが565keVと1200keVの中性子の検出感度を比較したところ、以下の表1に示す結果が得られた。実施例1の中性子検出器を用いることで従来は得られなかった565keVの熱中性子が測定できるようになった。また、1200keVにおいて、従来より10倍高い検出感度が得られた。
Figure 0007588043000001
[実施例2、比較例2]
ラジエータとして、厚さが0.05μmのLiF板を用いた以外は実施例1と同様にして実施例2の中性子検出器を製造した。同様に、ラジエータとして、厚さが0.05μmのLiF板を用いた以外は比較例1と同様にして比較例2の中性子検出器を製造した。
実施例2、比較例2の各中性子検出器に、第1電極と第2電極間に8Vの逆方向電圧を印加した状態で、熱中性子を入射し、電荷をカウントした。結果を図7に示す。図7より、実施例2、比較例2の両装置ともに、チャンネル2.4付近に、トリトンのピークが確認できた。図中、チャンネル0.6付近の一点鎖線は、ディスクリミネートレベルを示す。実施例3の装置によりエネルギー分解能が向上し、チャンネル1.4付近にアルファ線の明確なピークが確認できた。
本発明による中性子検出器は、原子力分野、産業分野、並びに医療分野等において用いることができる。より具体的には、原子力、加速器、並びに航空宇宙分野においては、電子式個人線量計に適用することができる。医療分野では、ホウ素中性子捕捉療法において、人体に照射する中性子照射量モニタに適用することができる
1 第1電極、1a Al電極、1b Ti電極
2 Si半導体層、2a P型不純物領域、2b N型不純物領域
4 第2電極、6 導電性接合材、7 第3電極、8、11 ラジエータ
9a 第1の検出素子部、9b 第2の検出素子部
n 中性子、P 筐体、S、G 端子、
10 反転型中性子検出器
20 サンドイッチ型中性子検出器

Claims (9)

  1. Si半導体層と、当該Si半導体層の一方の主面に形成された第1電極と、前記Si半導体層の他方の主面に形成された第2電極とを備え、前記Si半導体層に、前記第2電極に接するP型不純物領域と、前記第1電極に接するN型不純物領域とが形成された第1の検出素子部と、
    前記第1電極に対向して設けられるラジエータと
    を備える、中性子検出器。
  2. 前記Si半導体層の厚さが、100μm以下である請求項1に記載の中性子検出器。
  3. 前記第1電極が、AlとTiの積層体を含み、Tiが前記Si半導体層に接して設けられる、請求項1または2に記載の中性子検出器。
  4. 0.5MeV~1MeVの中性子を検出するための、請求項1~3のいずれか1項に記載の中性子検出器。
  5. 前記ラジエータが、10BまたはLiを含有する化合物、および/または水素原子を含有する高分子化合物を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の中性子検出器。
  6. 前記ラジエータが、10BまたはLiを含有する化合物を含み、
    前記ラジエータを介して、前記第1の検出素子部と反対側に、第2の検出素子部をさらに含み、
    前記ラジエータの第1および第2の主面に、前記第1および第2の検出素子部の第1電極が対向して配置される、請求項1~5のいずれか1項に記載の中性子検出器。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の中性子検出器を備える個人被ばく線量計。
  8. 請求項1~5のいずれか1項に記載の中性子検出器を備える中性子照射量モニタ。
  9. 請求項1~6のいずれか1項に記載の中性子検出器を用いた中性子検出方法であって、
    前記N型不純物領域に形成される空乏層に、前記第1電極側から、中性子入射に基づく荷電粒子を入射させる工程と、
    前記空乏層で発生する電荷を検出する工程と
    を含む、方法。
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