本発明のモジュールロック金具、太陽光発電設備、及び太陽電池モジュール施工方法の一実施形態について、以下、図面を参照して説明する。先ず、第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る太陽光発電設備を示す図である。
本実施形態の太陽光発電設備1は、2枚の太陽電池モジュール110が隣り合って配列されたアレイ構造の設備である。この太陽光発電設備1は、設置場所として、傾斜屋根の一種であるハゼ式折板屋根A11に、2枚の太陽電池モジュール110がモジュール設置構造120によって直付け設置されたものである。このモジュール設置構造120は、6個のハゼ掴み121と、6個のモジュールロック金具122と、4個の端部押え金具123と、2個の境界押え金具124と、を備えている。
図2は、図1に示されているモジュール設置構造を、ハゼ式折板屋根における傾斜方向と交差する交差方向から見た平面図である。また、図3は、図1に示されているモジュール設置構造における一のハゼ掴みを、図2中の矢印V11方向から見た平面図である。
モジュール設置構造120におけるハゼ掴み121は、ハゼ式折板屋根A11におけるハゼA111に配列されて取り付けられた金具である。このハゼ掴み121は、一対の腕部121aでハゼA111を左右両側から挟み、腕部121aを貫通するボルト121bで締め付けることでハゼA111に固定される。図1に示されているように、本実施形態のモジュール設置構造120では、1枚の太陽電池モジュール110につき、4つのハゼ掴み121が設置される。即ち、長方形状で短辺110aがハゼ式折板屋根A11における傾斜方向D11に沿って配置される太陽電池モジュール110の、軒側及び棟側の長辺110bそれぞれについて2つずつハゼ掴み121が設置される。
そして、モジュールロック金具122は、各ハゼ掴み121の上面と太陽電池モジュール110との間に1つずつ配置され、ハゼ式折板屋根A11の傾斜に沿った横滑り等の移動を規制する金具である。
ここで、モジュールロック金具122の説明に先立って、先ず、太陽電池モジュール110の構成について説明する。本実施形態の太陽電池モジュール110は、長方形平板状のモジュール本体111、及び、当該モジュール本体111の外周を保持する長方形枠状の金属枠112、を有する。そして、この金属枠112が、連結部112a、側板部112b、及び裏板部112c、を有している。連結部112aは、モジュール本体111の外周に連結される部位である。側板部112bは、モジュール本体111と交差する方向について連結部112aからモジュール本体111の受光面111aとは反対の裏面111bの側へと直角に延出する部位である。そして、裏板部112cは、側板部112bにおける連結部112aとは反対側の端縁からモジュール本体111の裏面111bに沿ってモジュール本体111の中央側へと直角に延出した部位である。
モジュールロック金具122は、ハゼ掴み121の上面と、太陽電池モジュール110の軒側及び棟側それぞれの金属枠112における裏板部112cと、の間に設置される。そして、モジュールロック金具122は、モジュール本体111に沿うとともに金属枠112と交差する規制方向D12への太陽電池モジュール110の移動を規制する。本実施形態では、この規制方向D12は、ハゼ式折板屋根A11の傾斜方向D11と一致し、この規制方向D12への移動規制によって、太陽電池モジュール110におけるハゼ式折板屋根A11の傾斜に沿った横滑り等の移動が規制される。
図4は、図1~図3に示されているモジュールロック金具を示す三面図である。
この図4に示されているように、モジュールロック金具122は、板金加工によって形成された金具であり、本体金具122aと、規制突起122bと、を備えている。
本体金具122aは、長方形平板における4周の端縁でリブが下方に折り下げられて扁平な開放箱状に形成された板金部分である。モジュールロック金具122は、この本体金具122aがハゼ掴み121の上面に被せられるようにして当該上面に載置される。更に、本体金具122aは、太陽電池モジュール110の金属枠112における裏板部112cに面着するように配置される。また、本体金具122aには、1つの取付け孔122a-1、及び一対の係止片122a-2が設けられている。取付け孔122a-1は、本体金具122aの中央に設けられて、端部押え金具123や境界押え金具124を介してモジュールロック金具122を太陽電池モジュール110の金属枠112やハゼ掴み121に固定するための貫通孔である。係止片122a-2は、本体金具122aにおける取付け孔122a-1の近傍に、当該取付け孔122a-1を長手方向D13に挟んで一対が短冊状に切り下げられて設けられ、更に各短冊の中央に係止舌片122a-3が切起こされた部位である。これら一対の係止片122a-2が、ハゼ掴み121の上面における不図示の挿入孔に差し入れられ、当該上面の裏面に係止舌片122a-3が係止することで、モジュールロック金具122がハゼ掴み121の上面に仮固定される。
規制突起122bは、本体金具122aから切起こされて突出した部位であり、本実施形態では、本体金具122aの中央の取付け孔122a-1を、本体金具122aの長手方向D13に挟むように一対が設けられている。また、本実施形態では、各規制突起122bは、その突出端縁が中央の取付け孔122a-1側に向かうように内向き傾斜状に形成されている。そして、この規制突起122bが、図2及び図3に示されているように、太陽電池モジュール110の金属枠112の裏板部112cにおける側板部112bとは反対側の内側端縁112c-1に当接するようにハゼ掴み121と裏板部112cとの間に設置される。このとき、内向き傾斜状となった規制突起122bと本体金具122aの上面との間に裏板部112cの内側端縁112c-1が詳細については後述するように差し込まれて、規制突起122bがこの内側端縁112c-1に当接することとなる。
また、規制突起122bは、図2に示されているように、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて一対が設けられている。軒側及び棟側それぞれの端部では、これら一対の規制突起122bのうちの一方のみが内側端縁112c-1に当接し、境界部では、一対の規制突起122bの両方が対応する内側端縁112c-1に当接する。
端部押え金具123は、モジュールロック金具122の規制突起122bによって太陽電池モジュールの110移動が規制された状態で、本体金具122aとの間に金属枠112を挟持するように当該本体金具122aとともに設置場所に固定される。ここにいう設置場所とはハゼ式折板屋根A11であり、本実施形態では、上述したハゼ掴み121を介して固定されることとなる。より具体的には、端部押え金具123は、上記のように移動が規制された太陽電池モジュール110の軒側及び棟側の長辺110bそれぞれを、モジュールロック金具122とともにハゼ掴み121に固定するための金具となっている。端部押え金具123は、図2に示されているように、側面視で略L型に形成された板金加工部品であり、太陽電池モジュール110の長辺110bにおける金属枠112に被せられるように配置される。そして、受光面111a側、即ち上方からボルト123aが端部押え金具123と、モジュールロック金具122における取付け孔122a-1を貫通して取り付けられ、ハゼ掴み121側で不図示のナットが締め込まれる。これにより、軒側及び棟側の端部において、太陽電池モジュール110の長辺110bがハゼ掴み121の上面に固定される。
境界押え金具124は、2枚の太陽電池モジュール110の境界部に配置される平板状の部品である。境界押え金具124は、移動が規制された各太陽電池モジュール110における長辺110bの金属枠112を、本体金具122aとの間に挟持するように当該本体金具122aとともにハゼ掴み121に固定される。具体的には、境界押え金具124は、2枚の太陽電池モジュール110それぞれの長辺110bの金属枠112における連結部112aの上に載置される。そして、上方からボルト124aが境界押え金具124とモジュールロック金具122の取付け孔122a-1を貫通して取り付けられ、ハゼ掴み121側で不図示のナットが締め込まれる。これにより、境界部において、2枚の太陽電池モジュール110それぞれの長辺110bがハゼ掴み121の上面に固定される。
モジュール設置構造120では、端部押え金具123を介した軒側及び棟側での端部固定と、境界押え金具124を介した境界部での端部固定と、によって2枚の太陽電池モジュール110が、図1に示されている6個のハゼ掴み121に固定される。そして、これらの固定により、2枚の太陽電池モジュール110がハゼ式折板屋根A11に固定されて、太陽光発電設備1が構築される。
この太陽光発電設備1では、太陽電池モジュール110のハゼ式折板屋根A11への設置が次のようなモジュール施工方法によって行われる。
図5は、図1~図3に示されている太陽光発電設備において、太陽電池モジュールを設置場所としてのハゼ式折板屋根に設置するモジュール施工方法を示す模式図である。
この図5に示されているモジュール施工方法は、2枚の太陽電池モジュール110をハゼ式折板屋根A11に設置する施工方法であり、軒側施工工程S11、中間部施工工程S12、及び棟側施工工程S13、を備えている。
軒側施工工程S11は、軒側の1枚の太陽電池モジュール110における軒側の長辺110bをハゼ掴み121に固定する工程である。この軒側施工工程S11は、金具配置工程S111と、軒側モジュール配置工程S112と、軒側モジュール固定工程S113と、を備えている。
金具配置工程S111は、設置場所であるハゼ式折板屋根A11に、6個のハゼ掴み121を介して6個のモジュールロック金具122を配置する工程である。この段階では、各モジュールロック金具122は、各ハゼ掴み121の上面に、特に傾斜方向D11についてある程度移動可能な自由度を以て仮固定される。
軒側モジュール配置工程S112は、上記のように仮固定されたモジュールロック金具122を介して、軒側の太陽電池モジュール110をハゼ式折板屋根A11に配置する工程である。即ち、軒側モジュール配置工程S112では、棟側の規制突起122bから内側端縁112c-1を離しつつ裏板部112cを本体金具122aの上に載置する工程となっている。
軒側モジュール固定工程S113は、上記のように配置された軒側の太陽電池モジュール110における軒側の長辺110bを、モジュールロック金具122を介して規制方向D11の移動を規制しつつハゼ式折板屋根A11に固定する工程である。即ち、本実施形態では、太陽電池モジュール110を棟側方向D14に移動させて棟側の規制突起122bに内側端縁112c-1を当接させることで太陽電池モジュール110の規制方向D11の移動を規制する。本実施形態では、太陽電池モジュール110の移動による規制突起122bへの内側端縁112c-1の当接は、端部押え金具123及びモジュールロック金具122の本体金具122aにボルト123aを貫通させてハゼ掴み121に固定することで行われる。ボルト123aの貫通によって端部押え金具123が棟側方向D14に僅かに動く。そして、そのように動く端部押え金具123が太陽電池モジュール110における軒側の長辺110bを押して裏板部112cの内側端縁112c-1を規制突起122bに当接させることとなる。このとき、モジュールロック金具122も、内側端縁112c-1によって規制突起122bが押されることにより、ハゼ掴み121に対する仮固定の自由度の範囲内で棟側方向D14に僅かに動くが、それ以上の移動は規制されることとなる。軒側モジュール固定工程S113では、このようにして規制突起122bによって太陽電池モジュール110の移動を規制しつつ当該太陽電池モジュール110の長辺110bを本体金具122aとともにハゼ掴み121に固定する。
軒側施工工程S11における一連の工程によって軒側の太陽電池モジュール110の軒側の長辺110bが固定されると、続いて中間部施工工程S12が行われる。中間部施工工程S12は、棟側の太陽電池モジュール110を更に配置して2枚の太陽電池モジュール110の境界部をハゼ掴み121に固定する工程である。この中間部施工工程S12は、軒側当接工程S121と、棟側モジュール配置工程S122と、棟側モジュール固定工程S123と、を備えている。
軒側当接工程S121では、上記のように軒側の長辺110bが固定された軒側の太陽電池モジュール110について、今度は、棟側の長辺110bが載置されている境界部のモジュールロック金具122との位置合わせが行われる。即ち、この棟側の長辺110bにおける裏板部112cの内側端縁112c-1と、境界部のモジュールロック金具122における軒側の規制突起122bとの当接が行われる。ここで、上記の軒側施工工程S11の終了時点では、境界部のモジュールロック金具122は、ハゼ掴み121に対してある程度の自由度を持って仮固定されており、この自由度の範囲内で、傾斜方向D11の軒側へと自重で若干下がった状態にある。この状態では、軒側の太陽電池モジュール110の棟側の長辺110bにおける裏板部112cの内側端縁112c-1から、軒側の規制突起122bは軒側に若干離れた状態にある。軒側当接工程S121では、作業者が境界部のモジュールロック金具122を上記の自由度の範囲内で棟側方向D14に押すことで、内側端縁112c-1と規制突起122bとの当接が行われる。
棟側モジュール配置工程S122は、軒側の太陽電池モジュール110との位置合わせが行われた境界部のモジュールロック金具122を介して、今度は、棟側の太陽電池モジュール110をハゼ式折板屋根A11に配置する工程である。即ち、棟側モジュール配置工程S122では、境界部のモジュールロック金具122における棟側の規制突起122bから内側端縁112c-1を離しつつ裏板部112cを本体金具122aの上に載置する工程となっている。
棟側モジュール固定工程S123は、上記のように配置された棟側の太陽電池モジュール110における軒側の長辺110bを、境界部のモジュールロック金具122を介して規制方向D11の移動を規制しつつハゼ式折板屋根A11に固定する工程である。即ち、本実施形態では、太陽電池モジュール110を棟側方向D14に移動させて棟側の規制突起122bに内側端縁112c-1を当接させることで太陽電池モジュール110の規制方向D11の移動を規制する。本実施形態では、太陽電池モジュール110の移動による規制突起122bへの内側端縁112c-1の当接は、境界押え金具124及びモジュールロック金具122の本体金具122aにボルト124aを貫通させてハゼ掴み121に固定することで行われる。境界押え金具124は、2枚の太陽電池モジュール110の長辺110bの境界部に進入する進入片を有しており、両者間をその幅に応じた距離で離隔するように構成されている。境界押え金具124が、境界部に進入片を差し入れつつ配置され、ボルト124aによって貫通される。すると、進入片の差し入れとボルト124aの貫通によって太陽電池モジュール110における軒側の長辺110bが押されて裏板部112cの内側端縁112c-1が規制突起122bに当接されることとなる。このとき、モジュールロック金具122も、内側端縁112c-1によって規制突起122bが押されることにより、ハゼ掴み121に対する仮固定の自由度の範囲内で棟側方向D14に僅かに動くが、それ以上の移動は規制されることとなる。棟側モジュール固定工程S123では、このようにして規制突起122bによって太陽電池モジュール110の移動を規制しつつ当該太陽電池モジュール110の長辺110bを本体金具122aとともにハゼ掴み121に固定する。
中間部施工工程S12における一連の工程によって2枚の太陽電池モジュール110の境界部の長辺110bが固定されると、続いて棟側施工工程S13が行われる。棟側施工工程S13は、棟側の太陽電池モジュール110の棟側の長辺110bをハゼ掴み121に固定する工程である。この棟側施工工程S13は、棟側当接工程S131と、棟側モジュール固定工程S132と、を備えている。
棟側当接工程S131では、上記のように境界部において軒側の長辺110bが固定された軒側の太陽電池モジュール110について、今度は、棟側の長辺110bが載置されている棟側のモジュールロック金具122との位置合わせが行われる。即ち、この棟側の長辺110bにおける裏板部112cの内側端縁112c-1と、棟側のモジュールロック金具122における軒側の規制突起122bとの当接が行われる。ここで、上記の中間部施工工程S12の終了時点では、棟側のモジュールロック金具122は、ハゼ掴み121に対してある程度の自由度を持って仮固定されており、この自由度の範囲内で、傾斜方向D11の軒側へと自重で若干下がった状態にある。この状態では、軒側の太陽電池モジュール110の棟側の長辺110bにおける裏板部112cの内側端縁112c-1から、軒側の規制突起122bは軒側に若干離れた状態にある。棟側当接工程S131では、作業者が棟側のモジュールロック金具122を上記の自由度の範囲内で棟側方向D14に押すことで、内側端縁112c-1と規制突起122bとの当接が行われる。
棟側モジュール固定工程S132は、上記のように位置合わせされた棟側のモジュールロック金具122を介して、棟側の太陽電池モジュール110における棟側の長辺110bをハゼ式折板屋根A11に固定する工程である。即ち、本実施形態では、この棟側の固定が、端部押え金具123及びモジュールロック金具122の本体金具122aにボルト123aを貫通させてハゼ掴み121に固定することで行われる。ここで、上述の中間部施工工程S12において、棟側の太陽電池モジュール110は、境界部、即ち軒側の長辺110bが固定されている。このため、棟側モジュール固定工程S132では、上記のように位置合わせされた棟側のモジュールロック金具122を介して、棟側の太陽電池モジュール110における棟側の長辺110bがハゼ掴み121に固定されるだけとなる。棟側モジュール固定工程S132では、端部押え金具123が、太陽電池モジュール110における棟側の長辺110bに被せられ、ボルト123aが貫通されて棟側の長辺110bがハゼ掴み121に固定される。
この棟施工工程S13を含む一連の工程によって2枚の太陽電池モジュール110がハゼ式折板屋根A11に固定されて、図1~図3に示されている太陽光発電設備1が完成する。
次に、第1実施形態で示されたモジュールロック金具122の変形例について以下に説明する。
図6は、第1実施形態で示されたモジュールロック金具の変形例を、図4と同様の三面図で示す図である。尚、この図6では、図4に示されている構成要素と同等な構成要素については図4と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
この図4に示されているように、変形例のモジュールロック金具122’は、規制突起122b’の形状が、第1実施形態と異なっており、この相違に伴って、本体金具122a’における各種の切欠きの形状も異なったものとなっている。
本変形例では、第1実施形態において規制突起122bが内向き傾斜状に形成されていたのに対し、本体金具122a’から略直角に切起こされて規制突起122b’が形成されている。この略直角の規制突起122b’が、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて一対が設けられている。そして、本体金具122a’では、この略直角の切起こしに要する曲げ代等を確保するために第1実施形態よりも広めの切欠きが設けられることとなり、中央部における係止片122a-2のための切欠きと繋がった状態になっている。この変形例のモジュールロック金具122’を用いても、図5を参照して説明したモジュール施工方法の実施は可能であり、図1~図3に示されている太陽光発電設備1の設置が可能であることは言うまでもない。
以上に説明した第1実施形態及び変形例のモジュールロック金具122,122’及び太陽光発電設備1によれば、次のような効果を奏することができる。即ち、本実施形態及び変形例では、太陽電池モジュール110の金属枠112が有する裏板部112cの内側端縁112c-1に本体金具122aから突出した規制突起122bが当接される。この当接により、規制方向D11への太陽電池モジュール110の移動が規制される。ここにいう規制方向D11が、モジュール本体111に沿うとともに、その外周を保持する金属枠112と交差する方向であるので、例えば設置時や設置後の太陽電池モジュール110の横滑り等といった不用意な移動を抑制することができる。
また、図1~図5に示されている第1実施形態では、モジュールロック金具122に内向き傾斜状の規制突起122bが設けられている。この構成によれば、規制方向D11への太陽電池モジュール110の移動規制に加え、内向き傾斜状の規制突起122bが金属枠112の内側端縁112c-1を抱持することで、太陽電池モジュール110の上方への抜けを抑えることができる。他方、図6に示されている変形例では、モジュールロック金具122’に、略直角に切起こされて規制突起122b’が形成されている。この構成によれば、規制方向D11への太陽電池モジュール110の移動規制に加え、規制突起122b’への内側端縁112c-1の当接作業が容易であることから施工性を向上させることができる。
ここで、本実施形態及び変形例では、一対の規制突起122bが、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、当該2枚の太陽電池モジュール110が互いに離れる方向へと移動することを規制する。この構成によれば、本体金具122aに設けられた一対の規制突起122bの相互間に、2枚の太陽電池モジュール110それぞれの金属枠112における裏板部112cが、各内側端縁112c-1に各規制突起122bが当接した状態で収められる。これにより、太陽電池モジュール110の設置時に、2枚の太陽電池モジュール110それぞれが互いに離れる方向へ横滑りする等といった不用意な移動を一層良好に抑制することができる。
また、本実施形態及び変形例では、規制突起122bによって太陽電池モジュール110の移動が規制された状態で、本体金具122aとの間に金属枠112を挟持するように当該本体金具122aとともにハゼ掴み121に固定される押え金具が備えられている。本実施形態では、この押え金具として、上述のように端部押え金具123及び境界押え金具124が設けられている。この構成によれば、上記の押え金具を用いることで、本体金具122aの固定による、太陽電池モジュール110の設置時における移動規制の維持と、太陽電池モジュール110の固定とを一緒に行うことができる。即ち、太陽電池モジュール110の移動規制が維持された良好な作業性の下で太陽電池モジュール110の固定を行うことができる。
また、図5を参照して説明した実施形態のモジュール施工方法によれば、上述した実施形態のモジュールロック金具122,122’を用いて太陽電池モジュール110の移動を規制しつつ太陽電池モジュール110の固定が行われる。これにより、設置時の太陽電池モジュール110の横滑り等といった不用意な移動を抑制することができる。また、太陽電池モジュール110の固定に用いられたモジュールロック金具122,122’が、設置後にも太陽電池モジュール110の移動を規制することから、設置後においても太陽電池モジュール110の不用意な移動を抑制することができる。
また、軒側モジュール固定工程S113,棟側モジュール固定工程S123は、端部押え金具123及び境界押え金具124の固定を介して規制突起122bに内側端縁112c-1を当接させる工程となっている。この構成によれば、端部押え金具123及び境界押え金具124の固定を利用して、太陽電池モジュール110の固定と移動規制とを一緒に行うことができるので効率的である。
次に、第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る太陽光発電設備を示す図である。尚、図7では、図1~図6に示されている第1実施形態の構成要素と同等な構成要素については、図1~図6と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を省略する。
本実施形態の太陽光発電設備2も、2枚の太陽電池モジュール110が隣り合って配列されたアレイ構造の設備である。ただし、この太陽光発電設備2は、上述の第1実施形態とは異なり、傾斜方向D11に傾斜したスレート屋根A21を設置場所としている。太陽光発電設備2は、当該スレート屋根A21に、2枚の太陽電池モジュール110がモジュール設置構造220によって直付け設置されたものである。本実施形態のモジュール設置構造220は、6個のスレート金具221及び6個のモジュールロック金具222を備えており、更に第1実施形態と同様に、4個の端部押え金具123及び2個の境界押え金具124も備えている。
図8は、図7に示されているモジュール設置構造における一のスレート金具を、図7中の矢印V21方向から見た平面図である。
モジュール設置構造220におけるスレート金具221は、スレート屋根A21の上に載置されて取り付けられた矩形ブロック状の金具である。スレート金具221には、太陽電池モジュール110を固定するボルト123a,124aが捩じ込まれるネジ受け部221aが設けられている。太陽電池モジュール110は、上述の第1実施形態と同様に長辺110bが固定されることとなるが、スレート金具221が用いられることや、モジュールロック金具222の形状等を除いて、その基本的な固定構造も第1実施形態と同様である。即ち、太陽電池モジュール110における軒側あるいは棟側の長辺110bが、この長辺110bの直下に配置されたスレート金具221、モジュールロック金具222、端部押え金具123、及びボルト123aによって固定される。また、2枚の太陽電池モジュール110の境界部で隣り合う一対の長辺110bが、境界部の直下に配置されたスレート金具221、モジュールロック金具122、境界押え金具124、及びボルト124aによって固定される。
図9は、図7及び図8に示されているモジュールロック金具を示す三面図である。
この図9に示されているように、モジュールロック金具222は、板金加工によって形成された金具であり、本体金具222aと、規制突起222bと、を備えている。
本体金具222aは、長方形平板に形成された板金部分である。モジュールロック金具222は、この本体金具222aがスレート金具221の上面に載置される。本体金具222aには、その中央に1つの取付け孔222a-1が設けられており、取付け用のボルト123a,124aは、この取付け孔222a-1を貫通してスレート金具221におけるネジ受け部221aに捩じ込まれる。また、本体金具222aにおける一対の長辺それぞれから帯板状の側板が直角に折起こされ、更に各側板の上縁の一部から外側に向かって直角に曲げられて、太陽電池モジュール110の金属枠112を支持する支持板部222a-2が形成されている。太陽電池モジュール110の長辺110bは、当該長辺110bにおける金属枠112が支持板部222a-2と端部押え金具123や境界押え金具124との間に挟まれた状態でボルト123a,124aによって固定される。
規制突起222bは、本体金具222aの長辺から折起こされた上記の側板の上縁から更に突出して形成された部位である。本実施形態では、一の側板について長手方向D13の両端部それぞれに規制突起222bが1つずつ、合計で4つの規制突起222bが設けられている。各規制突起222bは、突出端側が側板における長手方向D13の中央側へと曲がり、側板の上縁との間が、金属枠112の裏板部112cにおける内側端縁112c-1を受け入れて当接する凹部222b-1となった鉤型形状を有している。このように形成された規制突起222bは、各々の凹部222b-1が互いに向き合う対をなしており、本実施形態では、このような規制突起222bが二対設けられることとなっている。そして、各対において互いに向き合う凹部222b-1の相互間の間隔が、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔となるように、各対の規制突起222bが形成されている。
本実施形態では、このモジュールロック金具222を用いて規制方向D12の移動を規制しつつ太陽電池モジュール110がスレート屋根A21に設置される。この設置に係るモジュール施工方法は、図5を参照して説明した第1実施形態のモジュールロック金具122を用いたモジュール施工方法と同じであり、ここでは説明を割愛する。
次に、第2実施形態で示されたモジュールロック金具222の変形例について以下に説明する。
図10は、第2実施形態で示されたモジュールロック金具の変形例を、図9と同様の三面図で示す図である。尚、この図10では、図9に示されている構成要素と同等な構成要素については図9と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
この図9に示されているように、変形例のモジュールロック金具222’は、規制突起222b’の形状が、第2実施形態と異なっている。
本変形例では、第2実施形態において規制突起222bが鉤型形状に形成されていたのに対し、規制突起222b’が側板の上縁から長方形状に真っ直ぐに延在して形成されている。この変形例のモジュールロック金具222’を用いても、図5を参照して説明したモジュール施工方法の実施は可能であり、図7及び図8に示されている太陽光発電設備2の設置が可能であることは言うまでもない。このように真っ直ぐな規制突起222b’が、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて二対設けられている。
以上に説明した第2実施形態及び変形例のモジュールロック金具222,222’及び太陽光発電設備2によっても、上述の第1実施形態及び変形例と同様に、設置時又は設置後において太陽電池モジュール110の不用意な移動を抑制することができる。また、第2実施形態によれば、規制突起222bが鉤型形状に形成されていることで太陽電池モジュール110の上方への抜けを抑えることができる。他方、変形例によれば、規制突起222bが真っ直ぐに形成されていることで太陽電池モジュール110の施工性を向上させることができる。
次に、第3実施形態について説明する。
図11は、本発明の第3実施形態に係る太陽光発電設備を示す図である。尚、図11では、図1~図6に示されている第1実施形態の構成要素と同等な構成要素については、図1~図6と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を省略する。
本実施形態の太陽光発電設備3も、2枚の太陽電池モジュール110が隣り合って配列されたアレイ構造の設備である。ただし、この太陽光発電設備3は、上述の第1実施形態と異なり、ハゼ無しで傾斜方向D11に傾斜した折板屋根A31を設置場所としている。太陽光発電設備3は、当該折板屋根A31に、2枚の太陽電池モジュール110がモジュール設置構造320によって直付け設置されたものである。本実施形態のモジュール設置構造320は、6個の接着式取付け金具321及び6個のモジュールロック金具322を備えており、更に第1実施形態と同様に、4個の端部押え金具123及び2個の境界押え金具124も備えている。
図12は、図11に示されているモジュール設置構造における一の接着式取付け金具を、図11中の矢印V31方向から見た平面図である。
モジュール設置構造320における接着式取付け金具321は、折板屋根A31における台形頂部の平面の上に接着されて取り付けられた押出成形の矩形レール状の金具である。接着式取付け金具321は、折板屋根A31に接着される帯板状の接着部321a、太陽電池モジュール110の金属枠112を支持する帯板状の支持部321b、及び内側にモジュールロック金具322を収める溝部321c、を備えている。太陽電池モジュール110は、上述の第1実施形態と同様に長辺110bが固定されることとなるが、接着式取付け金具321が用いられることや、モジュールロック金具322の形状等を除いて、その基本的な固定構造も第1実施形態と同様である。即ち、太陽電池モジュール110における軒側あるいは棟側の長辺110bが、この長辺110bの直下に配置された接着式取付け金具321、モジュールロック金具322、端部押え金具123、及びボルト123aによって固定される。また、2枚の太陽電池モジュール110の境界部で隣り合う一対の長辺110bが、境界部の直下に配置された接着式取付け金具321、モジュールロック金具322、境界押え金具124、及びボルト124aによって固定される。
図13は、図11及び図12に示されているモジュールロック金具を示す三面図である。
この図13に示されているように、モジュールロック金具322は、板金加工によって形成された金具であり、本体金具322aと、規制突起322bと、を備えている。
本体金具322aは、中央に取付け用のボルト123a,124aが捩じ込まれるナット部分322a-1が形成された断面L字状に形成された板金部分である。モジュールロック金具322は、この本体金具322aが接着式取付け金具321における溝部321cの中に収められる。取付け用のボルト123a,124aは、この本体金具322aのナット部分322a-1に捩じ込まれる。また、断面L字状の本体金具322aにおける側板の上縁における長手方向D13の両端部に規制突起322bが形成されている。
規制突起322bは、本体金具322aにおける上記の側板の上縁から更に突出して形成された部位である。本実施形態では、側板における長手方向D13の両端部それぞれに規制突起322bが1つずつ設けられている。各規制突起322bは、突出端側が側板における長手方向D13の中央側へと曲がり、側板の上縁との間が、金属枠112の裏板部112cにおける内側端縁112c-1を受け入れて当接する凹部322b-1となった鉤型形状を有している。そして、互いに向き合う凹部322b-1の相互間の間隔が、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔となるように、一対の規制突起322bが形成されている。
本実施形態では、このモジュールロック金具322を用いて規制方向D12の移動を規制しつつ太陽電池モジュール110が折板屋根A31に設置される。この設置に係るモジュール施工方法は、図5を参照して説明した第1実施形態のモジュールロック金具122を用いたモジュール施工方法と同じであり、ここでは説明を割愛する。
次に、第3実施形態で示されたモジュールロック金具322の変形例について以下に説明する。
図14は、第3実施形態で示されたモジュールロック金具の変形例を、図13と同様の三面図で示す図である。尚、この図14では、図13に示されている構成要素と同等な構成要素については図13と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
この図14に示されているように、変形例のモジュールロック金具322’は、規制突起322b’の形状が、第3実施形態と異なったものとなっている。
本変形例では、第3実施形態において規制突起322bが鉤型形状に形成されていたのに対し、規制突起322b’が側板の上縁から長方形状に真っ直ぐに延在して形成されている。この変形例のモジュールロック金具322’を用いても、図5を参照して説明したモジュール施工方法の実施は可能であり、図11及び図12に示されている太陽光発電設備3の設置が可能であることは言うまでもない。
以上に説明した第3実施形態及び変形例のモジュールロック金具322,322’及び太陽光発電設備3によっても、上述の第1実施形態及び変形例と同様に、設置時又は設置後において太陽電池モジュール110の不用意な移動を抑制することができる。また、第3実施形態によれば、規制突起322bが鉤型形状に形成されていることで太陽電池モジュール110の上方への抜けを抑えることができる。他方、変形例によれば、規制突起322bが真っ直ぐに形成されていることで太陽電池モジュール110の施工性を向上させることができる。
次に、第4実施形態について説明する。この第4実施形態も上述の第3実施形態の変形例となっている。そこで、この第4実施形態については、第3実施形態との相違点に注目した説明を行う。
図15は、本発明の第4実施形態に係る太陽光発電設備を示す図であり、図16は、図15に示されているモジュール設置構造における一の接着式取付け金具を、図15中の矢印V41方向から見た平面図である。また、図17は、図15及び図16に示されているモジュールロック金具を示す三面図である。尚、図15~図17では、図11~図13に示されている第3実施形態の構成要素と同等な構成要素については、図11~図13と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を省略する。
本実施形態の太陽光発電設備4も、傾斜方向D11に傾斜した折板屋根A31に2枚の太陽電池モジュール110が、接着式取付け金具321及びモジュールロック金具422を備えるモジュール設置構造420によって固定されたものとなっている。そして、本実施形態でも、接着部321aが折板屋根A31に接着され支持部321bが太陽電池モジュール110の金属枠112を支持する接着式取付け金具321の溝部321cの内側に、モジュールロック金具422が収められる。そして、太陽電池モジュール110は、このモジュールロック金具422で規制方向D12の移動が規制された状態で、端部押え金具123、境界押え金具124、及びボルト123a,124aによって各長辺110bが固定される。
本実施形態のモジュールロック金具422は、帯板状の本体金具422aの、長手方向D13の両端部が折起こされて一対の規制突起422bが形成された板金部品である。本体金具422aは、接着式取付け金具321の溝部321cの内側に収められるとともに、その長手方向D13の中央に取付け用のボルト123a,124aが捩じ込まれるナット部分422a-1が形成されている。
一対の規制突起422bは、各先端部が互いに近づく方向に傾斜するように折り曲げられており、太陽電池モジュール110の金属枠112の裏板部112cを内側端縁112c-1の側から抱え込むようにして内側端縁112c-1に当接する部位となっている。また、一対の規制突起422bは、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて設けられている。
本実施形態では、このモジュールロック金具422を用いて規制方向D12の移動を規制しつつ太陽電池モジュール110が折板屋根A31に設置される。この設置に係るモジュール施工方法は、図5を参照して説明した第1実施形態のモジュールロック金具122を用いたモジュール施工方法と同じであり、ここでは説明を割愛する。
次に、第4実施形態で示されたモジュールロック金具422の変形例について以下に説明する。
図18は、第4実施形態で示されたモジュールロック金具の変形例を、図17と同様の三面図で示す図である。尚、この図18では、図17に示されている構成要素と同等な構成要素については図17と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
この図18に示されているように、変形例のモジュールロック金具422’は、規制突起422b’の形状が、第4実施形態と異なったものとなっている。
本変形例では、第4実施形態において規制突起422bの先端部が折り曲げられて形成されていたのに対し、規制突起422b’が本体金具322aの両端部から真っ直ぐに折起こされて形成されている。この規制突起422b’が、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて一対設けられている。この変形例のモジュールロック金具422’を用いても、図5を参照して説明したモジュール施工方法の実施は可能であり、図15及び図16に示されている太陽光発電設備4の設置が可能であることは言うまでもない。
以上に説明した第4実施形態及び変形例のモジュールロック金具422,422’及び太陽光発電設備4によっても、上述の第1実施形態及び変形例と同様に、設置時又は設置後において太陽電池モジュール110の不用意な移動を抑制することができる。また、第2実施形態によれば、規制突起422bの先端部が折り曲げられて形成されていることで太陽電池モジュール110の上方への抜けを抑えることができる。他方、変形例によれば、規制突起422bが真っ直ぐに折起こされて形成されていることで太陽電池モジュール110の施工性を向上させることができる。
次に、第5実施形態について説明する。この第5実施形態は、ここまでに説明した第1~第4実施形態の何れもが屋根を設置場所として太陽電池モジュール110が設置されるものであったのに対し、野立ての架台を設置場所としたものになっている。
図19は、本発明の第5実施形態に係る太陽光発電設備を示す図であり、図20は、図19に示されているモジュール設置構造における一のモジュールロック金具による固定箇所を、図19中の矢印V51方向から見た平面図である。尚、図19及び図20では、図1~図3に示されている第1実施形態の構成要素と同等な構成要素については、図1~図3と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を省略する。
本実施形態の太陽光発電設備5は、上述したように野立ての架台A51を設置場所として、その上部に2枚の太陽電池モジュール110が隣り合って配列されたアレイ構造の設備である。架台A51の上部は、傾斜方向D11に傾斜して延在する矩形パイプ状の縦桟A511と、この縦桟A511の上面に交差配置された横桟A512と、で格子状に形成されている。横桟A512の上面には、太陽電池モジュール110を固定するための固定溝A512aが、横桟A512の長手方向に延在して設けられている。太陽電池モジュール110は、この横桟A512の固定溝A512aに回り止めされた状態で収まる回り止めナット521及びモジュールロック金具522を備えたモジュール設置構造520によって長辺110bが横桟A512に固定される。また、このモジュール設置構造520には、上述の第1実施形態と同様に、端部押え金具123、境界押え金具124、及びボルト123a,124aも備えられている。太陽電池モジュール110は、本実施形態のモジュールロック金具522で規制方向D12の移動が規制された状態で、端部押え金具123、境界押え金具124、及びボルト123a,124aによって各長辺110bが固定される。
図21は、図19及び図20に示されているモジュールロック金具を示す三面図である。
モジュールロック金具522は、板金加工によって形成された金具であり、本体金具522aと、規制突起522bと、を備えている。
本体金具522aは、長方形平板における4周の端縁でリブが下方に折り下げられて扁平な開放箱状に形成された板金部分である。モジュールロック金具522は、この本体金具522aが横桟A512における固定溝A512aの開口に被せられるようにして横桟A512の上面に載置される。ここで、本実施形態では、横桟A512の上面に、固定溝A512aにおける一対の開口縁がリブ状に突出している。本体金具522aにおける一対の側板には、本体金具522aが横桟A512の上面に載置されるときに固定溝A512aにおける一対の開口縁を内側に収める切欠き522a-2が形成されている。図19に示されているように、この切欠き522a-2に固定溝A512aにおける一対の開口縁が収められることで、モジュールロック金具522が横桟A512に位置決めされた状態で載置されることとなる。また、本体金具522aには、取付け用のボルト123a,124aが貫通する矩形孔状の開口部522a-1が中央に設けられている。端部押え金具123や境界押え金具124を介して太陽電池モジュール110の金属枠112を横桟A512に固定する際にはボルト123a,124aがこの開口部522a-1を通過し、固定溝A512aの内部の回り止めナット521に捩じ込まれる。
規制突起522bは、本体金具522aから切起こされて突出した部位であり、本実施形態では、本体金具522aの中央の開口部522a-1を、本体金具522aの長手方向D13に挟むように一対が設けられている。また、本実施形態では、各規制突起522bは、その突出端縁が中央の開口部522a-1側に向かうように内向き傾斜状に形成されている。そして、この規制突起522bが、図19に示されているように、太陽電池モジュール110の金属枠112の裏板部112cにおける内側端縁112c-1に当接するように横桟A512と裏板部112cとの間に設置される。そして、この規制突起522bが、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて一対設けられている。このとき、内向き傾斜状となった規制突起522bと本体金具522aの上面との間に裏板部112cの内側端縁112c-1が差し込まれて、規制突起522bがこの内側端縁112c-1に当接することとなる。
次に、第5実施形態で示されたモジュールロック金具522の変形例について以下に説明する。
図22は、第5実施形態で示されたモジュールロック金具の変形例を、図21と同様の三面図で示す図である。尚、この図22では、図21に示されている構成要素と同等な構成要素については図21と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
この図22に示されているように、変形例のモジュールロック金具522’は、規制突起522b’の形状が、第5実施形態と異なったものとなっている。
本変形例では、第5実施形態において規制突起522bの先端部が内向き傾斜状に形成されていたのに対し、規制突起522b’が本体金具522a’の両端部から真っ直ぐに折起こされて形成されている。このような折起こしのために、本体金具522a’に設けられる切欠きの形状も第5実施形態とは異なった若干大きなものとなっている。規制突起522b’が、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて一対設けられている。この変形例のモジュールロック金具522’を用いても、図5を参照して説明したモジュール施工方法の実施は可能であり、図19及び図20に示されている太陽光発電設備5の設置が可能であることは言うまでもない。
以上に説明した第5実施形態及び変形例のモジュールロック金具522,522’及び太陽光発電設備5によっても、上述の第1実施形態及び変形例と同様に、設置時又は設置後において太陽電池モジュール110の不用意な移動を抑制することができる。また、第2実施形態によれば、規制突起522bが内向き傾斜状に形成されていることで太陽電池モジュール110の上方への抜けを抑えることができる。他方、変形例によれば、規制突起522bが真っ直ぐに折起こされて形成されていることで太陽電池モジュール110の施工性を向上させることができる。
次に、第6実施形態について説明する。この第6実施形態も、上述の第5実施形態と同様に、野立ての架台の上部を太陽電池モジュール110の設置場所としたものである。他方、ここまでに説明した第1~第5実施形態の何れにおいても、モジュールロック金具が、太陽電池モジュール110の設置時に一緒に取り付けられる部品であるのに対し、第6実施形態では、太陽電池モジュール110の設置後に補強部品として後付けされる。
図23は、本発明の第6実施形態に係る太陽光発電設備を示す図であり、図24は、図23に示されている太陽光発電設備を、モジュールロック金具による補強箇所が見えるように図23中の矢印V61で示されている裏面側から見た裏面図である。
本実施形態の太陽光発電設備6は、上述したように野立ての架台A61を設置場所として、その上部に複数枚の太陽電池モジュール110が隣り合って配列されたアレイ構造の設備である。架台A61の上部は、傾斜方向D11に傾斜して延在する矩形パイプ状の縦桟A611と、この縦桟A611の上面に交差配置された横桟A612と、で格子状に形成されている。太陽電池モジュール110は、横桟A612の上面に載置され、第1実施形態と同様の端部押え金具123、境界押え金具124、及びボルト123a,124aを有するモジュール設置構造620によって各長辺110bが横桟A612の上面に固定される。
ここで、本実施形態のモジュール設置構造620には、上記のように野立ての架台A61の上部に複数枚の太陽電池モジュール110が固定された既設の太陽光発電設備6に対し、後付けで補強するためのモジュールロック金具621が複数箇所に設けられている。各モジュールロック金具621は、隣り合う2枚の太陽電池モジュール110の短辺110aどうしの境界に取り付けられ、これらの短辺110aどうしが互いに離れないように締結する。この締結により、各モジュールロック金具621は、上記の短辺110aどうしが互いに離れる方向を規制方向D62とし、当該規制方向D62についての太陽電池モジュール110の移動を規制することで太陽電池モジュール110の固定状態を補強する。
図25は、図23及び図24に示されているモジュールロック金具を示す三面図である。
この図25に示されているように、モジュールロック金具621は、板金加工によって形成された金具であり、本体金具621aと、規制突起621bと、を備えている。
本体金具621aは、長方形板状の板金部位であり、その長手方向D63の両端部それぞれが折起こされて一対の規制突起621bが形成されている。一対の規制突起621bは、本体金具621aの各端部で互いに近づく方向に傾斜した内向き傾斜状に折起こされるとともに、その中途から先端に掛けて互いに離れる方向に傾斜した外向き傾斜状に折り曲げられて形成されている。そして、一対の規制突起621bが、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて設けられている。
図26は、図25に示されているモジュールロック金具が、隣り合う2枚の太陽電池モジュールの短辺どうしの境界に取り付けられる様子を示す模式図である。
この図26に示されているように、本実施形態のモジュールロック金具621は、隣り合う2枚の太陽電池モジュール110の短辺110aどうしの境界に、モジュール本体111の受光面111aとは反対の裏面111bの側から取り付けられる。尚、本実施形態では、この短辺110aどうしの境界にも、上述した境界押え金具124が取り付けられている。モジュールロック金具621は、一方の短辺110aにおける金属枠112の裏板部112cの内側端縁112c-1に一方の規制突起621bの根元部分を係止させた状態で、図中の矢印D64方向に回動させて取り付けられる。この回動によって、もう一方の規制突起621bが、もう一方の短辺110aにおける内側端縁112c-1に係止することとなる。このとき、本実施形態では、規制突起621bにおいて外向き傾斜状に折り曲げられた先端部分が、内側端縁112c-1を規制突起621bの根元部分へとスムーズに案内する役割を果たす。このようにして取り付けられたモジュールロック金具621は、短辺110aどうしが互いに離れる規制方向D62について太陽電池モジュール110の移動を規制することで、既設の太陽光発電設備6における太陽電池モジュール110の固定状態を補強する。
次に、第6実施形態で示されたモジュールロック金具621の変形例として、第7~第9の3つの実施形態について以下に説明する。先ず、第1変形例としての第7実施形態について説明する。
図27は、第6実施形態で示されたモジュールロック金具の第1変形例である第7実施形態を、図25と同様の三面図で示す図である。尚、この図27では、図25に示されている構成要素と同等な構成要素については図25と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。
この図22に示されているように、第7実施形態のモジュールロック金具721は、本体金具721aに切欠き721a-1が設けられている点が、第6実施形態と異なったものとなっている。この切欠き721a-1は、モジュールロック金具721が、既設の太陽光発電設備に後付け設置される際に次のような働きをする。
図28は、図27に示されている第7実施形態のモジュールロック金具が、既設の太陽光発電設備に後付け設置される様子を示す模式図である。尚、この図28では、図23及び図24に示されている構成要素と同等な構成要素には図23及び図24と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を省略する。また、図28では、図を見易くするために、太陽電池モジュール110におけるモジュール本体111について一部の図示が省略されている。
本実施形態では、モジュールロック金具721の取付け位置及び取付け方法が、上述した第6実施形態と異なっている。第6実施形態では、図23及び図24に示されているように、架台A61における横桟A612を避けた位置にモジュールロック金具721が取り付けられる。これに対し、本実施形態のモジュールロック金具721は、図28に示されているように、横桟A612の上面と、太陽電池モジュール110の金属枠112における裏板部112cの裏面と、の間に差し入れられるように取り付けられる。
先ず、本実施形態における太陽光発電設備7では、境界押え金具124及びボルト124aによる固定を緩めることで横桟A612との太陽電池モジュール110の間に間隙を空けることが可能となっている。モジュールロック金具721は、上記の固定が緩められた状態で、一対の規制突起621bを各太陽電池モジュール110の金属枠112における裏板部112cの内側端縁112c-1に当接させつつ上記の間隙へと差し入れられる。このとき、モジュールロック金具721が間隙へと差し入れられる際にボルト124aと干渉しないように、本体金具721aにおいて、このボルト124aを避ける位置に切欠き721a-1が設けられている。
次に、第6実施形態で示されたモジュールロック金具621の第2変形例としての第8実施形態について説明する。この第8実施形態は、図27及び図28を参照して説明した第7実施形態の変形例ともなっている。
図29は、第6実施形態で示されたモジュールロック金具の第2変形例である第8実施形態を、図27と同様の三面図で示す図である。また、図30は、図29に示されている第8実施形態のモジュールロック金具が、既設の太陽光発電設備に後付け設置される様子を、図28と同様の斜視図で示した模式図である。尚、図29及び図30では、図27及び図28に示されている構成要素と同等な構成要素には図27及び図28と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を省略する。また、図30では、図28と同様に、図を見易くするために、太陽電池モジュール110におけるモジュール本体111について一部の図示が省略されている。
図29に示されているように、第8実施形態のモジュールロック金具821は、一対の規制突起821bの形状が第7実施形態と異なっている。本実施形態では、一対の規制突起821bが、切欠き721a-1付きの本体金具721aから真っ直ぐに折起こされた直線状の形状を有している。これら一対の規制突起821bが、2枚の太陽電池モジュール110の境界部において、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが収まるのに十分な間隔を開けて一対が設けられている。そして、太陽光発電設備8に対し、モジュールロック金具821を用いて補強する際には、図30に示されているように、先ず、境界押え金具124及びボルト124aによる固定が緩められる。その状態で、各規制突起821bを各太陽電池モジュール110の金属枠112における内側端縁112c-1に当接させつつ、太陽電池モジュール110の金属枠112と横桟A612との間隙へとモジュールロック金具821が差し入れられる。このとき、本体金具721aの切欠き721a-1の内側にボルト124aが収まるように、モジュールロック金具821が差し入れられて、ボルト124aとの干渉が回避される。
次に、第6実施形態で示されたモジュールロック金具621の第3変形例としての第9実施形態について説明する。
図31は、第6実施形態で示されたモジュールロック金具の第3変形例である第9実施形態を示す三面図である。また、図32は、図30に示されている第9実施形態のモジュールロック金具が、既設の太陽光発電設備に後付け設置される様子を示す模式図である。尚、図32では、図23及び図24に示されている構成要素と同等な構成要素には図23及び図24と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素についての重複説明を省略する。また、図32では、図を見易くするために、太陽電池モジュール110におけるモジュール本体111について一部の図示が省略されている。
図31に示されているように、第9実施形態のモジュールロック金具921は、長方形平板状で切欠き921a-1が設けられた本体金具921aと、この本体金具921aから切起こされた二対の規制突起921bと、を備えている。各対の規制突起921bは、本体金具921aにおける周縁から離れた位置で、切欠き921a-1を相互間に挟むように設けられている。また、各規制突起921bは、本体金具921aの長辺に沿って延在する長方形平板状の舌片として形成されている。そして、各対の規制突起921bの間隔は、隣り合う2つの金属枠112の裏板部112cが挟まれるのに十分な間隔となっている。
そして、太陽光発電設備9に対し、モジュールロック金具821を用いて補強する際には、図32に示されているように、先ず、境界押え金具124及びボルト124aによる固定が緩められる。その状態で、各規制突起921bを各太陽電池モジュール110の金属枠112における内側端縁112c-1に当接させつつ、太陽電池モジュール110の金属枠112と横桟A612との間隙へとモジュールロック金具921が差し入れられる。このとき、本体金具921aの切欠き921a-1の内側にボルト124aが収まるように、モジュールロック金具921が差し入れられて、ボルト124aとの干渉が回避される。
以上、図23~図32を参照して説明した第6~第9実施形態のモジュールロック金具621,・・・,922及び太陽光発電設備6,・・・,9によれば、設置後の太陽電池モジュール110の不用意な移動を抑制することができる。
これらの実施形態では、一対の規制突起621b,・・・,921bが、2枚の太陽電池モジュール110それぞれが互いに離れる方向へと移動することを規制することで、これら2枚の太陽電池モジュール110の固定状態を補強する。この構成によれば、一対の規制突起621b,・・・,921bの相互間に、既設の2枚の太陽電池モジュール110それぞれの金属枠112における裏板部112cが収められる。これにより、既設の2枚の太陽電池モジュール110の固定状態が補強される。そして、例えば経年劣化による横滑り等で2枚の太陽電池モジュール110が互いに離れてしまう等といった設置後の太陽電池モジュール110おける不用意な移動を一層良好に抑制することができる。
また、第6実施形態によれば、下方側に支持物がないモジュールロック金具621の規制突起621bが内向き傾斜状に折起こされて形成されていることで、太陽電池モジュール110からのモジュールロック金具621の下方への脱落を抑えることができる。他方、第7実施形態によれば、下方側が横桟A612で支持されるモジュールロック金具721の規制突起721bが内向き傾斜状に折起こされて形成されていることで、太陽電池モジュール110の上方への抜けを抑えることができる。
また、第8及び第9実施形態によれば、規制突起821b,921bが真っ直ぐに折起こされて形成されていることで、太陽電池モジュール110の施工性を向上させることができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。係る変形によってもなお本発明のモジュールロック金具、太陽光発電設備、及び太陽電池モジュール施工方法の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した第1~第5実施形態及び変形例では、本発明にいう太陽光発電設備及びモジュール施工方法の一例として、太陽電池モジュール110が2枚配列された太陽光発電設備1,・・・,5及びその施工方法が例示されている。また、上述した第6~第9実施形態では、本発明にいう太陽光発電設備の一例として、太陽電池モジュール110が、数を特定しない複数枚配列された太陽光発電設備6,・・・,9が例示されている。しかしながら、本発明にいう太陽光発電設備及びモジュール施工方法は、これらに限るものではなく、太陽電池モジュールの施工枚数は1枚であってもよく、もちろん複数枚であってもよい。太陽電池モジュールの施工枚数は、設置場所や、発電条件等に応じて適宜に設定し得るものである。
また、上述した第1~第4実施形態及び変形例では、本発明にいう太陽光発電設備の一例として、太陽電池モジュール110が屋根に直付け設置される太陽光発電設備1,・・・,4が例示されている。また、上述した第5実施形態とその変形例、及び第6~第9実施形態では、本発明にいう太陽光発電設備の一例として、太陽電池モジュール110が野立ての架台A51,A61に設置される太陽光発電設備5,・・・,9が例示されている。しかしながら、本発明にいう太陽光発電設備は、これらに限るものではなく、太陽電池モジュール、屋根に設けられた架台を介して当該屋根に間接設置されるもの等であってもよい。
また、上述した第1~第9実施形態では、本発明にいうモジュールロック金具の一例として、規制突起122b,・・・,921bが一対又は二対設けられたモジュールロック金具122,・・・,921が例示されている。しかしながら、本発明にいうモジュールロック金具は、これらに限るものではなく、規制突起が1つだけ設けられるものであってもよい。ただし、規制突起122b,・・・,921bを少なくとも一対設けることで、2枚の太陽電池モジュール110の不用意な移動を一層良好に抑制することができる点は上述した通りである。尚、対をなすように規制突起を設けるに当たっては、その対数は一対や二対に限るものでもなく、三対以上設けることとしてもよい。
また、上述した第5~第9実施形態では、本発明にいう太陽光発電設備の一例として、野立ての架台A51,A61の横桟A512,A612の上に、太陽電池モジュール110が横置きされた太陽光発電設備5,・・・,9が例示されている。ここにいう横置きとは、短辺110aが横桟A512,A612と交差するように太陽電池モジュール110が配置される置き方をいう。そして、第5実施形態では、2枚の太陽電池モジュール110における長辺110bどうしの境界部にモジュールロック金具522が取り付けられている。また、第6~第9実施形態では、2枚の太陽電池モジュール110における短辺110aどうしの境界部にモジュールロック金具622,・・・,922が取り付けられている。しかしながら、野立ての架台に対する太陽電池モジュールの置き方や、モジュールロック金具の取付け場所はこれらに限るものではない。野立ての架台に対する太陽電池モジュールの置き方は、例えば、横桟の上に、長辺が横桟と交差するように太陽電池モジュールが配置される縦置きであってもよい。そして、この横桟上に縦置きされた2枚の太陽電池モジュールにおける長辺どうしの境界部にモジュールロック金具が取り付けられることとしてもよい。あるいは、横桟ではなく縦桟の上に太陽電池モジュールが横置きされ、2枚の太陽電池モジュールにおける長辺どうしの境界部にモジュールロック金具が取り付けられることとしてもよい。また、縦桟の上に太陽電池モジュールが縦置きされ、2枚の太陽電池モジュールにおける短辺どうしの境界部にモジュールロック金具が取り付けられることとしてもよい。このように、野立ての架台に対する太陽電池モジュールの置き方や、置かれた太陽電池モジュールに対するモジュールロック金具の取付け場所は適宜に設定し得るものである。