JP7555899B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、クライアントコンピュータ側で画像データを準備せず、ユーザが指定した宛先のみをファックス装置に通知し、ファックス装置側で原稿を読み取って生成した画像データを指定された宛先にファックス送信する機能も知られていた(特許文献1)。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について説明する。図1は、本実施形態における画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。情報処理装置の一例であるタブレット型端末101は、無線ネットワークルーター(無線アクセスポイント)102を介してMFP103と通信する。MFP103は、画像処理装置の一例である。タブレット型端末101と無線ネットワークルーター102とは無線LAN(Local Area Network)で接続されている。MFP103と無線ネットワークルーター102とは有線LANで接続されている。また、MFP103は、公衆回線網(PSTN)にも接続されている。なお、タブレット型端末101とMFP103との通信経路は上述したものに限らない。例えば、タブレット型端末101と無線ネットワークルーター102とが有線LANで接続されていても良い。また、MFP103と無線ネットワークルーター102とが無線LANで接続されていても良い。更に、タブレット型端末101とMFP103とが同一ネットワークに接続されていても良い。即ち、タブレット型端末101とMFP103とがネットワークを介して通信可能な構成であればどのような構成であっても良い。
RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用い
られる。なお、MFP103は1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213又はHDD214)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のRAM又はHDDを協働させてフローチャートに示す各処理を実行するようにすることもできる。
HDD214は、画像データや各種プログラムを記憶する。また、HDD214は、MFP103の各種設定データの記憶領域としても使用される。操作部I/F215は、操作部220と制御部210とを接続する。操作部220には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボード等が備えられており、ユーザによる操作、入力、指示を受け付ける受付部としての役割を担う。
スキャナI/F217は、スキャナ222と制御部210とを接続する。スキャナ222は、原稿を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に入力する。
モデムI/F218は、モデム223と制御部210とを接続する。モデム223は、PSTNに接続され、外部のファックス装置(図示せず)との間における画像データのファックス通信を実行する。ネットワークI/F219は、制御部210(MFP103)を有線LANに接続する。MFP103は、ネットワークI/F219を用いて外部装置と通信し、画像データや各種情報を送受信することができる。
本実施形態において、タブレット型端末101から送信される画像データは、Protocol Stack部304に保持されたネットワークプロトコルに従い、ネットワークI/F219を介して受信される。受信した画像データは、Image File部303によって格納される。Image File部303は、RAM213やHDD214に格納された画像データを管理するソフトウェアモジュールである。
OS(Operating System)部308は、各モジュールやタスクを調整し、MFP103のソフトウェア全体を管理する。OS部308には、Device Driver部307が組み合わされている。Device Driver部307は、スキャナ222やモデム223等のハードウェアデバイスを制御する。
操作部I/F413は、操作部420と制御部410とを接続する。操作部420には、タッチパネル機能を有する液晶表示部が備えられており、ユーザによる操作、入力、指示等を受け付ける受付部としての役割を担う。ネットワークI/F414は、制御部410(タブレット型端末101)を無線LANに接続する。タブレット型端末101は、ネットワークI/F414を用いて外部装置に画像データや情報を送信したり、各種情報を受信したりすることができる。
タブレット型端末101でファックス送信アプリケーションを起動すると、図5に示す操作画面が表示される。設定欄501は、ファックス送信を実行させるMFPを選択設定する欄である。設定欄501にタッチすると、タブレット型端末101が周囲にあるMFPを検索し、見つかったMFPが一覧表示される。ユーザは、表示されたMFPからファックス送信を実行させるMFPを選択することができる。
設定欄502は、ファックス送信の宛先となる電話番号(ファックス番号)を設定する欄である。ユーザは、タブレット型端末101に表示されるソフトキーボードを用いて電話番号を入力しても良いし、タブレット型端末101に記憶されているアドレス帳を参照して電話番号を選択しても良い。
設定欄503は、MFP103のスキャナ222を用いて実行するスキャン処理(読取処理)の詳細設定を行う欄である。設定欄503をタッチすると、解像度や画質、原稿サイズ等の読取パラメータを指定するための画面が表示され、この画面を介してユーザからスキャン設定を受け付ける。なお、設定欄503により設定されたスキャン処理の詳細設定は、スキャン処理開始前であればMFP103の操作部220によりユーザが変更することができる。
ファックス送信キー504は、MFP103に対してファックス送信の実行を指示するためのキーである。設定欄501乃至503の設定が済んだ後にファックス送信キー504が押下されると、タブレット型端末101とMFP103との通信が開始される。
S604では、タブレット型端末101が、MFP103にスキャンの実行を指示する
スキャンコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、スキャナ222の使用状況に関わらず、S605でOKをタブレット型端末101に応答する。S606では、タブレット型端末101が、MFP103にジョブ終了のためのコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、S607でOKをタブレット型端末に応答し、S608で当該受信ジョブを原稿スキャン待ちファックス送信ジョブとして保存する。なお、スキャンコマンドを含むファックス送信ジョブのことを、原稿読取送信ジョブという。
ここで、S610で表示される画面では、ユーザ名をキーにして表示するジョブリストの絞り込みを行うことも可能となっている。MFP103は、S611でユーザからジョブリストの絞り込み指示を受け付けた場合、S612で絞り込み結果を反映した原稿スキャン待ちファックス送信ジョブのリスト表示を行う。
S617でユーザによるスキャン実行指示があると、S618でMFP103は、スキャナ222を用いた原稿のスキャン処理を行う。スキャン処理は、図5の設定欄503に設定された内容に従うが、S616で表示するスキャン設定画面で設定内容が変更された場合は変更後の設定に従うものとする。S619でMFP103は、S618で実行したスキャン処理によって得られた画像データをファックス送信する。このファックス送信の宛先は、図5の設定欄502に設定された電話番号である。なお、S618及びS619における処理は、確認画面とスキャン設定画面とを介して受け付けた指示に応じてジョブを処理する実行処理の一例である。
以上のようにして、タブレット型端末101で設定された内容に従って、MFP103で原稿をスキャンし、得られた画像データをファックス送信する処理が行われる。以下、この処理を第1の送信処理と称する。第1の送信処理では、MFP103によるスキャンで得られた画像データのみをファックス送信する。これに対し、タブレット型端末101側で用意した画像データをMFP103からファックス送信する第2の送信処理を次に説明する。
図7の操作画面において、ユーザが操作キー701を押下すると、現在表示されている画像データに対して実行する機能を選択する画面が表示される。この画面には、メール送信アプリケーションや印刷アプリケーション等の他に、上述したファックス送信アプリケーションが選択候補として表示される。ユーザがファックス送信アプリケーションを選択すると、図8の操作画面に切り替わる。
S905では、タブレット型端末101が、MFP103に画像コマンドを送信する。画像コマンドには、MFP103からファックス送信すべき画像データが含まれる。この画像データは、図7の操作画面に表示されていたものである。画像コマンドを受けたMFP103は、S906でOKをタブレット型端末101に応答する。S907では、タブレット型端末101が、MFP103にジョブ終了のためのコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、S908でOKをタブレット型端末101に応答する。S909では、MFP103が、タブレット型端末101から受信した画像データをファックス送信する。このファックス送信の宛先は、設定欄802に設定された電話番号である。第2の送信処理では、MFP103側でのスキャン処理が実行されない。このため、第1の送信処理とは異なり、ユーザによるMFP103の操作を待つ必要はない。
以上のようにして、タブレット型端末101で設定された内容に従って、タブレット型端末101からMFP103に送信した画像データをMFP103からファックス送信する処理(第2の送信処理)が行われる。次に第3の送信処理について説明する。
S1005では、タブレット型端末101が、MFP103に画像コマンドを送信する。画像コマンドには、MFP103からファックス送信すべき画像データが含まれる。この画像データは、図7の操作画面に表示されていたものである。画像データを受けたMFP103は、S1006でOKをタブレット型端末101に応答する。S1007では、タブレット型端末101が、MFP103にスキャンの実行を指示するスキャンコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、スキャナ222の使用状態に関わらず、S1008でOKをタブレット型端末101に応答する。S1009では、タブレット型端末101が、MFP103にジョブ終了のためのコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、S1010でOKをタブレット型端末101に応答し、S1011で当該受信ジョブを原稿スキャン待ちファックス送信ジョブとして保存する。
第3の送信処理では、S1017で表示する送信設定内容の確認画面において宛先電話番号等の送信設定内容の他に、上述のS1005でタブレット型端末101から画像コマンドにより受信した画像データのプレビューを行うことが可能となっている。MFP103は、S1018でユーザによるプレビュー指示を受け付けた場合、S1019で操作部220の表示部に当該画像データのプレビュー表示を行う。
次に、MFP103は、S1020でユーザから送信設定内容に間違いが無い旨の操作指示を受け付けると、S1021で操作部220の表示部に当該ジョブに係るスキャン設定画面を表示し、ユーザの操作指示を受け付ける。S1022でユーザによるスキャン実行指示があると、S1023でMFP103は、スキャナ222を用いた原稿のスキャン処理を行う。スキャン処理は、図8の設定欄803に設定された内容に従うが、S1021で表示するスキャン設定画面で設定内容が変更された場合は変更後の設定に従うものとする。
以上のようにして、タブレット型端末101で設定された内容に従って、タブレット型端末101からMFP103に送信した画像データとMFP103によるスキャン処理で得られた画像データとがマージされ、MFP103からファックス送信する処理が行われる。第3の送信処理は、例えば、タブレット型端末101で生成した送付状ページと、MFP103で本文原稿をスキャンして得られる画像データとを1回の通信でファックス送信したい場合に利用される。即ち、第3の送信処理により、タブレット型端末101で生成した画像データとMFP103で生成する画像データとをまとめて送信する際の手間を大幅に軽減することができる。
S1101では、Job Controller部302が、図6のS602乃至S607、図9のS903乃至S908及び図10のS1003乃至S1010で説明したシーケンスでタブレット型端末101からファックス送信ジョブを受信する。S1102では、Job Controller部302が、タブレット型端末101からの指示の内容を判定する。より具体的に説明すると、Job Controller部302は、画像コマンドを受信し、かつ、スキャンコマンドを受信していない場合は、タブレット型端末101から送信された画像データのみをファックス送信すること(第2の送信処理)が指示されたと判定し、S1103へ進む。S1103では、Fax部305が、タブレット型端末101から送信された画像データをファックス送信し処理を終了する。
一方、Job Controller部302は、スキャンコマンドを受信している場合は、MFP103によるスキャン処理で得られた画像データをファックス送信すること(第1の送信処理又は第3の送信処理)が指示されたと判定し、S1104に進む。S1104では、Job Controller部302が、当該ファックス送信ジョブを原稿スキャン待ちファックス送信ジョブとして保存し処理を終了する。
S1201では、Job Controller部302が、ユーザから原稿スキャン待ちファックス送信ジョブのリスト表示指示があるまで待機する。Job Controller部302は、ユーザから原稿スキャン待ちファックス送信ジョブのリスト表示指示を受け付けると、S1202へ進み、原稿スキャン待ちファックス送信ジョブの有無を判定する。ここで、原稿スキャン待ちファックス送信ジョブがある場合は、S1203へ進む。一方、そうでない場合は、UI部301が、S1214で操作部220の表示部に原稿スキャン待ちファックス送信ジョブが無い旨を表示して処理を終了する。
S1203では、UI部301が、操作部220の表示部に原稿スキャン待ちファックス送信ジョブのリスト画面を表示する。図13(a)に原稿スキャン待ちファックス送信ジョブのリスト表示画面の一例を示す。図13(a)の画面ではユーザ名をキーにして表示するジョブリストの絞り込みを行うことも可能となっている。ユーザ名の選択はボタン1301を押下することで表示されるユーザ選択画面(図示せず)で行う。図13(b)に絞り込み結果を反映した表示画面の一例を示す。ユーザは、図13(a)又は図13(b)の表示画面において任意のジョブを選択し、読取設定ボタン(ボタン1302)を押下することにより、前記選択したジョブに係る原稿スキャン処理の開始をMFP103に指示する。
S1206では、UI部301が、ユーザからの送信設定確認指示があるまで待機する。UI部301は、ユーザからの送信設定確認指示があると、S1207で指示内容を判定し、送信設定に間違いが無い旨の指示であった場合はS1208へ進む。一方、そうでない場合、UI部301は、S1203へ戻り、原稿スキャン待ちジョブのリスト画面を再度表示する。
S1211では、Job Controller部302が、当該ジョブに関して画像コマンドを受信しているか否か、即ち、第3の送信処理か否かを判定する。画像コマンドを受信している場合は、S1212へ進み、そうでない場合はS1213へ進む。S1212では、Job Controller部302が、受信した画像データとスキャン処理で得られた画像データとのマージ処理を実行する。S1213では、Fax部305が、ファックス送信を実行する。
これにより、複数のユーザが画像処理装置を共有で使用する場合であっても、他のユーザによる画像処理システムの使用状況によらず確実に原稿読取送信ジョブを実行でき、かつ、ほぼ同時の複数のジョブ投入に起因する原稿の誤送信を防止できる。
次に、本発明の実施形態2について説明する。上述した実施形態1では、第1の送信処理及び第3の送信処理を行う際に、MFP103の操作部220の表示部に原稿スキャン待ちファックス送信ジョブのリスト画面を表示する。そして、ユーザによるジョブ選択指示及び送信設定確認指示をもって、保存された原稿スキャン待ちファックス送信ジョブの中から処理実行すべきジョブを決定する実施形態について説明した。実施形態2では、ジョブを一意に特定するための識別コード(以下、タグコードと称する)を用いて、処理実行すべきジョブを決定するようにした点が実施形態1と異なる。なお、ここでいうタグコードは、ジョブを一意に識別可能とする識別情報の一例である。以下、第1の送信処理を例にして説明する。
図14は、タブレット型端末101に表示されるファックス送信アプリケーションの操作画面の一例を示す図である。設定欄1401、1402、1404は、それぞれ実施形態1の図5で説明した設定欄501、502、503と同様である。ファックス送信キー1405は、図5で説明したファックス送信キー504と同様である。図14の操作画面を図5の操作画面と比較すると、設定欄1403が追加されていることが分かる。設定欄1403では、ジョブを特定するためのタグコードを設定する。設定欄1401乃至1404の設定が済んだ後にファックス送信キー1405が押下されると、タブレット型端末101とMFP103との通信が開始される。
S1504でMFP103は、OKをタブレット型端末101に応答する。S1505では、タブレット型端末101が、MFP103にスキャンの実行を指示するスキャンコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、スキャナ222の使用状況に関わらず、S1506でOKをタブレット型端末101に応答する。S1507では、タブレット型端末101が、MFP103にジョブ終了のためのコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、S1508でOKをタブレット型端末101に応答し、S1509で当該受信ジョブを原稿スキャン待ちファックス送信ジョブとして保存する。より具体的に説明すると、MFP103は、タグコードを用いて受信ジョブを識別可能に保存する。
S1514でユーザによるスキャン実行指示があると、S1515でMFP103は、スキャナ222を用いた原稿のスキャン処理を行う。スキャン処理は、図14の設定欄1404に設定された内容に従うが、S1513で表示するスキャン設定画面で設定内容が変更された場合は変更後の設定に従うものとする。S1516でMFP103は、S1515で実行したスキャン処理によって得られた画像データをファックス送信する。このファックス送信の宛先は、図14の設定欄1402に設定された電話番号である。
図16は、タグコードが重複する原稿スキャン待ちファックス送信ジョブが存在する場合のタブレット型端末とMFP103とにおける処理の一例を示すシーケンス図である。S1601でタブレット型端末101は、図14の操作画面を介してユーザからの設定を受け付ける。ここでの例では、設定欄1403でタグコードとして「0001」が設定されるものとする。S1602では、タブレット型端末101が、MFP103にジョブ生成のためのコマンドを送信する。ここで、ジョブ生成コマンドには設定欄1403で設定されたタグコード「0001」が属性情報として付加されるものとする。このコマンドを受けたMFP103は、S1603で当該コマンドに付加されたタグコードと重複するタ
グコードが設定された原稿スキャン待ちファックス送信ジョブが保存されているか否かを確認する。ここでは、重複するタグコード「0001」が設定されたジョブが存在する場合を例に説明するため、S1604でMFP103は、NG(タグコード重複エラー)をタブレット型端末101に応答する。これにより、タグコードが重複してしまうことを抑止することができる。なお、S1604における処理は、タグコード重複エラーを通知する通知処理の一例である。
S1608でMFP103は、OKをタブレット型端末101に応答する。S1609では、タブレット型端末101が、MFP103にスキャンの実行を指示するスキャンコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、スキャナ222の使用状況に関わらず、S1610でOKをタブレット型端末101に応答する。S1611では、タブレット型端末101が、MFP103にジョブ終了のためのコマンドを送信する。このコマンドを受けたMFP103は、S1612でOKをタブレット型端末に応答し、S1613で当該受信ジョブを原稿スキャン待ちファックス送信ジョブとして保存する。
S1614乃至S1620のシーケンスは、S1616において前記変更後のタグコード「0002」を入力する点以外は図15のS1510乃至S1516のシーケンスと同様であるため説明は省略する。
S1701では、Job Controller部302が、タブレット型端末101からジョブ生成コマンドを受信する。S1702では、Job Controller部302が、当該ジョブ生成コマンドに付加されたタグコードとタグコードが重複する原稿スキャン待ちファックス送信ジョブがあるか否かを判定する。ここで、重複するタグコードが設定されたジョブが存在する場合は、S1703へ進み、Job Controller部302は、タブレット型端末101へタグコード重複エラーを応答して処理を終了する。一方、重複するタグコードが設定されたジョブが存在しない場合は、S1704へ進む。S1704では、Job Controller部302が、タブレット型端末101から送信される後続コマンドを受け付ける。ここで、Job Controller部302は、後続コマンドを受信するとS1705へ進み、ジョブ終了コマンドを受信したか否かを判定する。Job Controller部302は、ジョブ終了コマンドを受信している場合はS1706へ進み、そうでない場合はS1704へ戻り、再度後続コマンドを受け付ける。
S1706では、Job Controller部302が、タブレット型端末101からの指示の内容を判定する。より具体的に説明すると、Job Controller部302は、画像コマンドを受信し、かつ、スキャンコマンドを受信していない場合は、タブレット型端末101から送信された画像データのみをファックス送信することが指示されたと判定し、S1707へ進む。S1707では、Fax部305が、画像コマンドで受信した画像データのファックス送信を実行して処理を終了する。一方、スキャンコマンドを受信している場合は、S1708へ進み、Job Controller部302が、当該ジョブを原稿スキャン待ちファックス送信ジョブとして保存する。
S1801で、Job Controller部302は、ユーザによるタグコードの入力画面表示指示があるまで待機する。Job Controller部302は、ユーザによるタグコードの入力画面表示指示があると、S1802へ進み、原稿スキャン待ちファックス送信ジョブの有無を判定する。ここで、Job Controller部302は、原稿スキャン待ちファックス送信ジョブがある場合は、S1803へ進む。一方、そうでない場合は、UI部301が、S1813で操作部220の表示部に原稿スキャン待ちファックス送信ジョブが無い旨を表示して処理を終了する。S1803では、UI部301が、操作部220の表示部にタグコード入力画面を表示する。図19(a)にタグコード入力画面の一例を示す。
S1814では、UI部301が、入力されたタグコードとタグコードが一致するジョブが無い旨のエラーメッセージを操作部220の表示部に表示して処理を終了する。S1807では、UI部301が、操作部220の表示部に入力されたタグコードとタグコードが一致するジョブが見つかった旨のメッセージを表示した後、当該ジョブに係るスキャン設定画面を表示する。図19(b)及び図19(c)に、タグコードが一致するジョブが無い場合、タグコードが一致するジョブがある場合のそれぞれの場合における表示画面の一例を示す。以降、S1807乃至S1812の処理は、図12のS1208乃至S1213と同様であるため説明は省略する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (9)
- 操作部と、
保存手段と、
ジョブが実行されることにより、原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、
前記ジョブを前記保存手段に保存させるためのコマンドとコード情報を通信端末から受信する受信手段と、
前記ジョブを実行する実行手段とを有し、
前記受信したコード情報が前記保存手段に保存されている別のジョブのコード情報と重複する場合は、前記保存手段が前記ジョブを保存せず、
前記受信したコード情報が前記保存手段に保存されている別のジョブのコード情報と重複しない場合は、前記保存手段は前記ジョブを保存し、前記実行手段は、前記操作部が前記ジョブのコード情報をユーザから受け付けるまでは、前記ジョブを実行せず、前記操作部が前記ジョブのコード情報を前記ユーザから受け付けたことによって前記ジョブの実行が可能になることを特徴とする画像処理装置。 - 前記操作部が前記コード情報を前記ユーザから受け付けたことによって前記ジョブの設定画面を前記操作部が表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記操作部が前記コード情報を前記ユーザから受け付けたことによって前記コード情報に対応する前記ジョブの設定画面を前記操作部が表示し、前記操作部が前記ユーザから実行指示を受け付けたことによって前記実行手段は前記ジョブを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記コード情報は前記ジョブを一意に特定するための情報であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記ジョブが実行されることによって生成された画像データは、前記操作部が前記コード情報を受け付ける前に前記通信端末で設定された送信先に送信されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記ジョブは、前記受信手段が前記通信端末からジョブを生成するための指示を受信したことに基づいて生成されたジョブであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記実行手段は、前記通信端末で設定された読取設定を用いて前記ジョブを実行することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 保存工程と、
ジョブが実行されることにより、原稿を読み取って画像データを生成する読取工程と、
前記ジョブを前記保存工程で保存させるコマンドとコード情報を通信端末から受信する受信工程と、
前記ジョブを実行する実行工程とを有し、
前記受信したコード情報が前記保存工程で保存されている別のジョブのコード情報と重複する場合は、前記保存工程で前記ジョブは保存されず、
前記受信したコード情報が前記保存工程で保存されている別のジョブのコード情報と重複しない場合は、前記保存工程で前記ジョブが保存され、前記実行工程では、操作部が前記ジョブのコード情報をユーザから受け付けるまでは、前記ジョブを実行せず、前記操作部が前記ジョブのコード情報を前記ユーザから受け付けたことによって前記ジョブの実行が可能になることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (2)
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