JP7545071B2 - 中空部材の製造方法 - Google Patents

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Description

本願は中空部材の製造方法を開示する。
特許文献1には、プレス金型を用いて直管の曲げ加工や断面加工(管長手方向と交差する断面の形状を変化させる加工)を行う技術が開示されている。特許文献1に開示された技術においては、直管に対して断面加工と曲げ加工とを同時に施すことで、加工後の中空部材において高い形状精度を確保している。特許文献1に開示された技術によれば、ハイドロフォーミング等のような複雑な工程を要することなく、管外側からのプレス加工のみで中空部材を得ることができ、中空部材の生産性を向上させることができる。
特許第6519984号公報
本発明者の新たな知見によると、特許文献1に開示されているように直管に対して断面加工と曲げ加工とを同時に行うことで曲部を有する中空部材を得ようとすると、特に当該曲部の曲げ半径が小さい場合に、当該曲部の表面に皺や座屈といった成形不良が生じ易い。
本願は上記課題を解決するための手段の一つとして、
曲部を有する曲管に対して、プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与することで、前記曲部の断面加工と前記曲部の曲げ半径を小さくする曲げ加工とを同時に施すこと、
を含む、中空部材の製造方法
を開示する。
本開示の製造方法においては、
前記プレス金型が上金型と下金型とを有してもよく、
前記上金型及び前記下金型の各々がプレス面を有してもよく、
前記上金型と前記下金型とで前記曲管を上下からプレスして、前記曲管の前記曲部に対して前記プレス面を押し付けることで、前記断面加工と前記曲げ加工とを同時に施してもよい。
本開示の製造方法は、
素管に対して、少なくとも曲げ加工を施すことで、前記曲部を有する前記曲管を得ること、
を含んでいてもよい。
本開示の製造方法は、
素管に対して、少なくとも曲げ加工と断面加工とを施すことで、前記曲部を有する前記曲管を得ること、
を含んでいてもよい。
本開示の製造方法において、前記素管に対して施す前記曲げ加工は、
プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与して前記曲管を得ること、
を含んでいてもよい。
本開示の製造方法において、前記素管に対して施す前記曲げ加工と前記断面加工とは、
プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与して前記曲管を得ること、
を含んでいてもよい。
本開示の製造方法においては、前記素管が直管であってもよい。
本開示の製造方法においては、前記断面加工及び曲げ加工が終了した時点で、前記中空部材の長手方向と直交する断面において、前記中空部材の外壁面に対して前記プレス金型の内壁面が傾斜を有し、前記中空部材の外壁面と前記プレス金型の内壁面との間に隙間が生じていてもよい。
本開示の製造方法においては、曲部を有する曲管をプレス加工して、当該曲部に対して断面加工を施しながら、当該曲部の曲げ半径を小さくすることで中空部材を得る。これにより、直管から1工程でプレス加工することで曲部を有する中空部材を得る場合よりも、曲部における成形不良を抑えることができる。
曲管10の長手形状の一例を説明するための概略図である。 中空部材100の長手形状の一例を説明するための概略図である。 曲管10の断面形状及び中空部材100の断面形状の一例を説明するための概略図である。(A)が図1のIIIA-IIIA矢視断面、(B)が図1のIIIB-IIIB矢視断面、(C)が図1のIIIC-IIIC矢視断面、(D)が図2のIIID-IIID矢視断面、(E)が図2のIIIE-IIIE矢視断面、(F)が図2のIIIF-IIIF矢視断面の形状を概略的に示している。 曲管10をプレス加工して中空部材100を得る工程の一例を説明するための概略図である。管長手方向に沿った断面の形状を示している。(A)が曲管10を金型20、30に当接させる前の状態、(B)が曲管10を金型20、30に当接させた直後の状態、(C)がプレス加工完了後の状態である。 曲管10をプレス加工して中空部材100を得る工程の一例を説明するための概略図である。(A)が図4(B)のVA-VA矢視断面、(B)が図4(B)のVB-VB矢視断面、(C)が図4(B)のVC-VC矢視断面、(D)が図4(C)のVD-VD矢視断面、(E)が図4(C)のVE-VE矢視断面、(F)が図4(C)のVF-VF矢視断面の形状を示している。 プレス加工におけるプレス金型に対する管の周方向への流動形態の一例を説明するための概略図である。 傾斜を有するプレス金型の形状の一例について説明するための概略図である。 素管1の形状の一例を説明するための概略図である。(A)が長手方向の形状、(B)が図8(A)のVIIIB-VIIIB矢視断面の形状を示している。 中空部材の製造方法のフローの一例を示す図である。 FEAの結果を示す図であって、比較例に係るプレス条件を説明するためのものである。 FEAの結果を示す図であって、比較例に係る中空部材の一例を示すものである。 FEAの結果を示す図であって、実施例に係るプレス条件を説明するためのものである。
図1~7に示されるように、中空部材100の製造方法は、曲部10aを有する曲管10に対して、プレス金型20、30を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与することで、曲部10aの断面加工と曲部10aの曲げ半径を小さくする曲げ加工とを同時に施すこと、を含む。
1.曲管(bent tube)
1.1 曲管の長手形状
図1に示されるように、曲管10は少なくとも一部に曲部10aを有する。「曲部」とは管長手形状において曲がった部分をいう。本願において、「曲管」とは、例えば、曲部における曲げRと管直径Dとから、R≦250Dなる関係を満たす形状を有するものであってよい。曲管10は曲部10aにおいて2次元的に曲がっていてもよいし、3次元的に曲がっていてもよい。図1には、曲管10が曲部10aにおいて紙面上下方向に曲がった形態を示したが、当該曲部10aにおいてさらに紙面奥手前方向に曲がっていてもよい。曲部10aにおける曲げ形状は特に限定されるものではない。例えば、曲管10は曲部10aにおいて湾曲していてもよい。尚、曲管10は曲部10aにおいて皺や座屈といった不連続面を実質的に有しないほうがよい。
曲部10aにおける曲げ半径R10(内側曲げ半径)は、特に限定されるものではなく、後述の曲げ半径R100よりも大きければよい。曲げ半径R10は、曲管10の材質、肉厚及び開口直径(円相当直径)、並びに、後述の曲げ半径R100等を考慮して適宜決定され得る。尚、曲部10aの長手方向における曲げ形状(稜線)は、一つの円弧のみから構成されてもよいし、複数の円弧が組み合わされて構成されてもよい。また、曲部10aにおいて、長手方向一端から他端に向かって曲率が連続的又は不連続的に変化していてもよい。
図1においては、曲管10が曲部10aを一つだけ有する形態を示したが、曲管10は曲げ半径R10が同一又は異なる複数の曲部10aを有していてもよい。複数の曲部10aの各々において後述のプレス加工を行う場合、一つの金型によって同時に当該プレス加工を行ってもよいし、複数の金型によって別々に当該プレス加工を行ってもよい。
曲管10は曲部10a以外に直管部を有していてもよい。「直管部」とは管長手形状において実質的に曲がりのない真っ直ぐな部分をいう。或いは、曲管10は一つ又は複数の曲部10aのみから構成されていてもよい。
曲管10は、その全体が完全な管状である必要はない。例えば、曲管10は、用途に応じて、一部に切り欠き、スリット、貫通孔、意図的な凹凸等を有していてもよい。これら、曲管10に設けられた切り欠き、スリット、貫通孔、凹凸等は、中空部材100において残っていてもよい。一方で、曲部10aにおけるプレス加工に際して形状精度を一層高める観点からは、曲部10aの断面形状が途切れのない環状であってもよい。
曲管10の長さは特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜決定され得る。ただし、曲管10の長さが極端に短いと、後述するさらなる曲げ工程を行うことが難しい場合がある。曲管10においては、開口直径(円相当直径)D10よりも管の長手方向一端から他端までの長さ(開口中心(図心)を連続的に結んだ線の長さ)L10のほうが長くてもよい。
1.2 曲管の断面形状
曲管10の断面形状(開口形状)は特に限定されるものではない。図3(A)、(B)及び(C)には曲管10の断面形状が円形状のものを示したが、円形状の他、楕円形状、偏平円形状、多角形状、丸みを帯びた多角形状、これら形状の組み合わせ等、種々の形状があり得る。曲管10の断面形状は、プレス金型20、30への挿入性等を考慮して適宜決定され得る。
曲管10の断面形状は、管長手方向一端から他端に向かって変化がなく同じ形状であってもよいし、管長手方向一端から他端に向かって連続的又は不連続的に変化していてもよい。尚、曲管10が曲部10aとともに直管部を有する場合、曲部10aと直管部とは互いに同じ断面形状を有していてもよいし、異なる断面形状を有していてもよい。また、曲管10が複数の曲部10aを有する場合、各々の曲部10aは互いに同じ断面形状を有していてもよいし、異なる断面形状を有していてもよい。
曲管10の厚み(肉厚)は、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜決定され得る。曲管10の厚みは部分毎に異なっていてもよい。
1.3 曲管の材質
曲管10の材質は、プレス加工が可能な材質であればよく、用途に応じて適宜決定され得る。例えば、鋼、鉄、アルミニウム、チタン、マグネシウム等の金属製としてもよい。本開示の製造方法は、JIS Z 2241:2011に準拠して室温で測定される引張強さが440MPa以上、590MPa以上又は780MPa以上の高張力鋼からなる高強度鋼管や、当該引張強さが980MPa以上の超高張力鋼からなる高強度鋼管に対しても適用可能である。
1.4 曲管を得る方法
曲管10を得る方法は特に限定されるものではない。例えば、図8(A)及び(B)に示されるような素管(starting material tube)1に対して、少なくとも曲げ加工を施すことで、曲部10aを有する曲管10を得てもよい。また、素管1に対して、少なくとも曲げ加工と断面加工とを施すことで、曲部10aを有する曲管10を得てもよい。
素管1から曲管10を得る場合、素管1の形状は特に限定されるものではない。例えば、図8(A)に示されるように、素管1は直管であってもよい。或いは、素管1は曲管10の曲部10aよりも曲げ半径の大きな曲部を有していてもよい。或いは、素管1は曲部と直管部との双方を有していてもよい。素管1の断面形状は特に限定されるものではなく、図8(B)に示されるような円形状の他、楕円形状、偏平円形状、多角形状、丸みを帯びた多角形状、これら形状の組み合わせ等、種々の形状があり得る。素管1の断面形状は、管長手方向一端から他端に向かって変化がなく同じ形状であってもよいし、管長手方向一端から他端に向かって連続的又は不連続的に変化していてもよい。
素管1の曲げ加工方法は特に限定されるものではない。例えば、素管1に対して管外側からプレス加工を施すことにより曲管10を得てもよい。すなわち、素管1に対して施す曲げ加工が、プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与して曲管10を得ることを含んでいてもよい。また、素管1に対してプレス金型を用いて断面加工を施してもよい。すなわち、素管1に対して施す曲げ加工と断面加工とは、プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与して曲管10を得ることを含んでいてもよい。いずれの場合も、素管1から曲管10を得るためのプレス金型(第1金型)と、後述する曲管10から中空部材100を得るためのプレス金型20、30(第2金型)とを使い分ければよい。具体的には、第1金型は、第2金型よりも、曲部を形成するためのプレス面の曲げ半径が大きいものとする。このように、金型を取り換えるだけで、素管1から曲管10へのプレス加工と、曲管10から中空部材100へのプレス加工とを同じプレス加工機を用いて行うこともできる。すなわち、曲管10の製造設備と中空部材100の製造設備とを共通化して生産性を向上させることができる。
また、素管1に対して、プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与して、曲げ加工と断面加工とを同時に施すことで、曲管10を得てもよい。これにより、曲管10とした場合の形状精度が一層向上する。
素管1に対して少なくとも曲げ加工を施して曲管10を得る場合において、実際に素管1に曲げ加工を施す前に、予め、実験やFEM解析等によって、座屈や皺が発生しない最小の曲げ半径(R10min)を確認してもよい。すなわち、素管1に曲げ加工を施す際、予め確認された最小の曲げ半径R10min以上の曲げ半径R10となるように曲げ加工を施すことで、曲管10における座屈や皺の発生を一層抑制できる。
尚、曲管10を得る方法は、上述したプレス金型を用いた管外側からのプレス加工法に限定されない。例えば、回転引き曲げ(パイプベンダー)、引張曲げ、押し付け曲げ、押し通し曲げ、ロール曲げ等の従来公知の曲げ加工を施すことによって曲管10を得てもよい。ただし、上述したように、製造設備を共通化して生産性を向上させる観点等からは、プレス金型を用いた管外側からのプレス加工法により素管1から曲管10を得ることが好ましい。
2.プレス金型
プレス金型は、曲部10aの断面加工と曲部10aの曲げ半径を小さくする曲げ加工とを同時に施すことが可能なものであればよい。プレス金型の材質は特に限定されるものではなく、金型として一般的な材質を採用可能である。プレス金型は複数の金型により構成されていてもよく、この場合、当該複数の金型を相対的に移動させることで、曲管10の管外側から管内側に向かって圧力を付与することができる。例えば、図4(A)に示されるように、プレス金型は、上金型20と下金型30とを有していてもよい。この場合、上金型20及び下金型30の各々がプレス面20a、30aを有するものとする。図4(B)及び(C)に示されるように、上金型20と下金型30とで曲管10を上下からプレスして、曲管10の曲部10aに対してプレス面20a、30aを押し付けることで、断面加工と曲げ加工とを同時に施すことができる。
プレス金型の形状は、中空部材100の形状と対応する。図4(A)~(C)及び図5(A)~(F)に示されるように、例えば、プレス金型が上金型20と下金型30とからなる場合、上金型20は、曲管10の上端部11aと対向する底部21と、曲管10の側部12と対向する側壁部22とを有していてもよく、下金型30は、曲管10の下端部11bと対向する底部31と、曲管10の側部12と対向する側壁部32とを有していてもよく、図5(D)~(F)及び図6(F)に示されるように、上金型20及び下金型30が閉じた状態で、中空部材100の全周が、底部21、31及び側壁部22、32によって囲まれるようにしてもよい。
本開示の製造方法においては、曲管10に対する断面加工及び曲げ加工が終了した時点で、中空部材100の長手方向と直交する断面において、中空部材100の外壁面に対してプレス金型の内壁面が傾斜を有し、中空部材100の外壁面とプレス金型の内壁面との間に隙間が生じていてもよい。例えば、中空部材100の長手方向と直交する断面において、プレス金型の内壁の一部が、中空部材100の外壁に対して外側に向かって凸となる部分を有していてもよい。図7に示されるように、プレス金型40による断面加工及び曲げ加工が終了し、中空部材100の全周がプレス金型40の内壁によって囲まれた状態にある場合について考える。この場合、図示されるように、中空部材100の長手方向と直交する断面において、中空部材100が曲率半径の小さい角部100xと曲率半径の大きい側部100y及び底部100zとを有していてもよく、プレス金型40の内壁は、中空部材100の側部100yの外壁に対して外側に向かって凸となる部分40aを有していてもよく、中空部材100の底部100zの外壁に対して外側に向かって凸となる部分40bを有していてもよく、中空部材100の角部100xの外壁に対して外側に向かって凸となる部分40cを有していてもよい。図7に示された部分40a~40cにおいては、中空部材100の長手方向と直交する断面において、中空部材100の外壁面に対してプレス金型の内壁面が傾斜しており、中空部材100の外壁面とプレス金型の内壁面との間に隙間が生じる。このように、中空部材100の長手方向と直交する断面において、中空部材100の外壁面に対してプレス金型の内壁面を傾斜させて、中空部材100の外壁面とプレス金型の内壁面との間に隙間を生じさせることで、中空部材100の壁面が内側に凹むことを抑制することができる。
本開示の製造方法においては、後述するように、プレス金型によるプレス加工によって、曲管10の曲部10aの曲げ半径R10を小さくする曲げ加工を施すことで、曲部100aを有する中空部材100を得る。ここで、プレス金型のプレス面の曲げ半径R(図4(A)参照)は、中空部材100の曲部100aの曲げ半径R100よりも小さくてもよい。
図4(B)及び図5(A)~(C)に示されるように曲管10が下向きに凸となる曲部10aを有する場合、上金型20及び下金型30の各々に曲管10を当接させた直後において、曲管10の曲部10aの長手方向一端部及び他端部の少なくとも2箇所を下金型30に当接させるとともに、曲管10の曲部10aの長手方向一端部及び他端部以外の部分の少なくとも1箇所を上金型20に当接させてもよい。このように、プレス金型を曲管10に当接させた直後において、曲管10の少なくとも3箇所をプレス金型に当接させることで、プレス加工時、プレス金型に対する曲管10の位置ずれ等が抑制される。
尚、図4(A)~(C)においては、曲管10の曲部10a及び中空部材100の曲部100aが下向きに凸となるようにプレス加工を施す形態を示したが、曲管10の曲部10a及び中空部材100の曲部100aが上向きに凸となるようにプレス加工を施してもよい。ただし、下向きに凸とする場合のほうが、曲管10を下金型30に載置及び位置決めし易く、プレス加工の作業性に優れるものと考えられる。また、プレス金型によるプレス方向は、図4(A)~(C)に示されるような上下方向には限られず、例えば水平方向であってもよい。ただし、作業性や生産性等を考慮した場合、プレス金型によるプレス方向を上下方向とするとよい。プレス金型を設置するプレス機としては公知のものを採用してよい。
3.断面加工
本開示の製造方法においては、プレス金型20、30を用いて管外側から管内側へと圧力を付与することにより、曲管10の曲部10aの断面形状を変化させる断面加工を施す。すなわち、プレス金型20、30のプレス面20a、30aを曲部10aに対して外側から押し付けることで、曲部10aにおいて管の周方向への材料流動を生じさせ、曲部10aの断面形状を変化させる。例えば、図5(A)~(F)に示されるように、断面加工によって、曲部10aの断面形状を、第1の形状(例えば、円形状等)から、第2の形状(例えば、楕円形状、多角形状、丸みを帯びた多角形状、又は、これら形状の組み合わせ等)へと変化させてもよい。
断面加工においては管外側から管内側へと圧力が付与される。すなわち、本開示の製造方法においては、ハイドロフォーミングのような管内側から管外側へと圧力を付与することはせず、管外側からのプレス加工のみで曲管10の曲部10aの断面形状を変化させる。尚、断面加工に際して、例えば管端部等において、管の内側に中子金型等を設置してもよい。これにより、管端部等における凹みや潰れ等をより抑制することができる。
本開示の製造方法においては、断面加工完了時、中空部材100の長手方向と直交する断面において、中空部材100の外壁とプレス金型との間に隙間が生じてもよいし、隙間が生じなくてもよい。
尚、本開示の製造方法において、曲げ加工が施されて曲部100aとなる部分以外の部分についての断面加工は任意である。曲部100aとともに直管部を有する中空部材100を得る場合、直管部について断面加工を施してもよいし、施さなくてもよい。直管部に断面加工を施す場合、曲部10aと直管部とで異なる断面加工を施してもよい。さらに、曲管10が複数の曲部10aを有する場合、一の曲部10aと他の曲部10aとで、同じ断面加工を施してもよいし、異なる断面加工を施してもよい。
4.曲げ加工
本開示の製造方法においては、プレス加工により、曲管10の曲部10aの曲げ半径R10を小さくする曲げ加工を施す。すなわち、プレス金型20、30のプレス面20a、30aを曲部10aに対して管外側から押し付けることで、曲部10aにおいて管の長手方向への材料流動を生じさせ、曲部10aの曲げ半径R10を小さくする。例えば、図1及び2に示されるように、曲げ加工によって、曲げ半径R10の曲部10aを、曲げ半径R100の曲部100aへと変化させる。
曲げ加工においても管外側から管内側へと圧力が付与される。すなわち、本開示の製造方法においては、ハイドロフォーミングのような管内側から管外側へと圧力を付与することはせず、管外側からのプレス加工のみで曲管10の曲部10aの曲げ半径を小さくする。
本開示の製造方法においては、曲げ加工完了時、中空部材100の長手方向において中空部材100の外壁とプレス金型との間に隙間が生じてもよいし、隙間が生じなくてもよい。
尚、本開示の製造方法において、曲部10a以外の部分についての曲げ加工は任意である。例えば、曲管10が直管部を有する場合、直管部に対して、皺や座屈が生じない範囲で緩やかな曲げ加工を施してもよい。
本開示の製造方法においては、上記の曲げ加工は上記の断面加工と同時に行われる。すなわち、プレス加工時、曲管10の曲部10aにおいて、管の周方向への材料流動と長手方向への材料流動とを同時に進行させることで、中空部材100において高い形状精度が確保される。プレス金型を用いた管の断面加工及び曲げ加工は、例えば、図6(A)~(F)に示されるような流れで行われる。図6(A)~(F)に示される形態は、図5(A)及び(D)に示される形態と対応しており、円形状の管断面を、丸みを帯びた矩形状の断面へと変化させる場合を示している。図6(A)~(F)に示されるように、上金型20及び下金型30の少なくとも一方に管を接触させ(図6(A))、上金型20及び下金型30を互いに近づけて、上金型20及び下金型30の内側に管の一部を流動させつつ挿入し、上金型20と下金型30との隙間で管を噛み込ませることなく成形を進行させ(図6(B)~(E))、上金型20及び下金型30を閉じることで管の断面加工及び曲げ加工を完了させることができる(図6(F))。尚、本開示の製造方法においては、断面加工と曲げ加工とが、ある時点において同時に進行していればよく、断面加工の開始及び完了のタイミングと、曲げ加工の開始及び完了のタイミングとは、厳密に同時である必要はない。
曲管10に対して上述したプレス加工を施して中空部材100を得る場合において、実際に曲管10にプレス加工を施す前に、予め、実験やFEM解析等によって、座屈や皺が発生しない最小の曲げ半径(R100min)を確認してもよい。すなわち、曲管10にプレス加工を施す際、予め確認された最小の曲げ半径R100min以上の曲げ半径R100となるように曲げ加工を施すことで、中空部材100における座屈や皺の発生を一層抑制できる。
5.中空部材(hollow shell part)
5.1 中空部材の長手形状
図2に示されるように、中空部材100は少なくとも一部に曲部100aを有する。上述の通り、中空部材100は、管がプレス加工されてなるものであることから、「加工管(press-formed tube)」と表現されるものであってもよい。中空部材100の長手方向は、プレス加工前の管の長手方向と対応し得る。中空部材100は曲部100aにおいて2次元的に曲げられていてもよいし、3次元的に曲げられていてもよい。例えば、図2においては、中空部材100が曲部100aにおいて紙面上下方向に曲げられた形態を示したが、当該曲部100aにおいてさらに紙面奥手前方向に曲げられていてもよい。曲部100aにおける曲げ形状は特に限定されるものではない。例えば、中空部材100は曲部100aにおいて湾曲していてもよい。上述したプレス金型20、30のプレス面の形状を変更することで、中空部材100の曲げ形状を容易に変更できる。
曲部100aにおける曲げ半径R100(内側曲げ半径)は、特に限定されるものではなく、上述の曲げ半径R10よりも小さければよい。尚、曲部100aの長手方向における曲げ形状(稜線)は、一つの円弧のみから構成されてもよいし、複数の円弧が組み合わされて構成されてもよい。また、曲部100aにおいて、長手方向一端から他端に向かって曲率が連続的又は不連続的に変化していてもよい。
図2においては、中空部材100が曲部100aを一つだけ有する形態を示したが、中空部材100は曲げ半径R100が同一又は異なる複数の曲部100aを有していてもよい。
中空部材100は曲部100a以外に直管部を有していてもよい。或いは、中空部材100は一つ又は複数の曲部100aのみから構成されていてもよい。
中空部材100は、その全体が完全な管状である必要はない。例えば、中空部材100は、一部に切り欠きやスリットを有していてもよい。また、中空部材100は、一部に貫通孔や意図的な凹凸を有していてもよい。
中空部材100の長さは特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜決定され得る。中空部材100の長さは、曲管10の長さと同じであっても異なっていてもよい。例えば、本開示の曲げ加工及び断面加工以外に、曲管10に対して開口直径(円相当直径)を拡大する工程等を経ることによって、中空部材100の長さが曲管10の長さよりも短くなっていてもよい。或いは、曲管10に対して管厚みを薄くしたり、管を縮径する工程等を経ることによって、中空部材100の長さが曲管10の長さよりも長くなっていてもよい。
5.2 中空部材の断面形状
中空部材100の断面形状(開口形状)は、特に限定されるものではない。図3(D)、(E)及び(F)には中空部材100の断面形状が多角形状又は楕円形状のものを示したが、これらの他、円形状、偏平円形状、丸みを帯びた多角形状、これら形状の組み合わせ等、種々の形状があり得る。中空部材100の断面形状は、その用途に応じて適宜決定され得る。上述したプレス金型20、30のプレス面の形状を変更することで、中空部材100の断面形状を容易に変更できる。
中空部材100の断面形状は、管長手方向一端から他端に向かって変化がなく同じ形状であってもよいし、図3(D)~(F)に示されるように管長手方向一端から他端に向かって連続的又は不連続的に変化していてもよい。また、中空部材100が曲部100aとともに直管部を有する場合、曲部100aと直管部とは互いに同じ断面形状を有していてもよいし、異なる断面形状を有していてもよい。また、中空部材100が複数の曲部100aを有する場合、各々の曲部100aは互いに同じ断面形状を有していてもよいし、異なる断面形状を有していてもよい。
中空部材100の厚み(肉厚)は、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜決定され得る。中空部材100の厚みは部分毎に異なっていてもよい。
以上の通り、本開示の中空部材100の製造方法においては、曲部10aを有する曲管10をプレス加工して、当該曲部10aに対して断面加工を施しながら、当該曲部10aの曲げ半径を小さくする。これにより、直管から1工程でプレス加工して曲部100aを有する中空部材100を得た場合よりも、曲部100aにおける成形不良を抑えることができる。
尚、本開示の製造方法は、例えば、テーパ管を製造する場合にも適用可能である。すなわち、本開示の製造方法による断面加工によって中空部材100としてのテーパ管を得てもよいし、或いは、中空部材100を得るための曲管10としてテーパ管を用いてもよい。
5.3 中空部材の用途の一例
本開示の製造方法により得られる中空部材100の用途は多岐に亘る。例えば、バンパービーム、サスペンションメンバー、サイドレール、トレーリングアーム、アッパーアーム、ピラー、トーションビーム、ドアインパクトビーム、インストルメントパネルビーム等の自動車の部品等である。
6.まとめ
以上の通り、本開示の方法は、予め曲げられた曲管10に対して、プレス金型を用いて曲げ加工と断面加工とを同時に施して、当該曲管10の曲部10aの断面形状を変化させつつ当該曲部10aの曲げ半径を小さくすることで、曲げ半径の小さな曲部100aを有する中空部材100を製造するものである。上述したように、本開示の方法は、上記のプレス金型を用いた曲げ加工及び断面加工とは別の工程として、事前に曲管10を準備する工程を備えるものであってもよい。例えば、図9に示されるように、素管1(上述の通り、直管であってもよい)に対して少なくとも曲げ加工(予曲げ)を施すことで曲部10aを有する曲管10を得てもよい。その後、得られた曲管10を、プレス金型の外部からプレス金型の内部に配置し、続いて、上記の曲げ加工と断面加工とを同時に施して、当該曲管10の曲部10aの断面形状を変化させつつ、当該曲部10aの曲げ半径を小さくすること(本成形)で、所定の曲部100aを有する中空部材100を得てもよい。本開示の方法のように、予め曲げられた曲管10に対してプレス金型を用いて曲げ加工と断面加工とを同時に施すことで、皺や座屈を抑制しつつ、曲げ半径の小さな曲部100aを有する中空部材100を製造できる。
以下、実施例を示しつつ本開示の中空部材の製造方法による効果についてさらに詳述する。
1.比較例
図10に示されるように、直管(980MPa級鋼管、φ38.1mm、厚み1.0mm、長さ600mm)に対してプレス金型を用いて断面加工と曲げ加工とを同時に施して、直管の断面形状を変化させつつ所定の曲げ半径で湾曲させることで、1工程の本成形のみで中空部材を得た。
実験の結果、上記の直管に対しては、曲げ半径700mm程度までは、皺や座屈なくプレス金型を用いた断面加工及び曲げ加工が可能であった。しかしながら、曲げ半径が700mmを下回ると、中空部材の表面において座屈変形が認められた。例えば、図11に示すFEM解析結果からも明らかなように、曲げ半径を570mmとした場合、中空部材の長手方向中央部(曲げ中央部)に座屈変形が生じてしまう。
2.実施例
図12に示されるように、比較例と同様の直管に対してプレス金型を用いて曲げ加工(予曲げ)を施すことで、曲げ半径700mmの湾曲管を得た後、当該湾曲管に対してプレス金型を用いて断面加工と曲げ加工とを同時に施す本成形を行い、湾曲部の曲げ半径を570mmにまで小さくした。得られた中空部材の曲部に皺や座屈は認められなかった。
以上の結果から、同一の直管を出発材とした場合でも、1工程でプレス加工を行うよりも、予曲げを行ったうえでプレス加工を行ったほうが、最終的に得られる中空部材の皺や座屈を抑制することができるといえる。尚、上記ではプレス加工によって予曲げを行う形態を示したが、プレス加工以外の方法(ハイドロフォーミング等)によって予曲げを行った場合でも、上記と同様に、その後のプレス加工によって曲部の皺や座屈を抑えつつ形状精度の高い中空部材が得られる。
3.補足
尚、比較例のように、直管に対してプレス加工を1度のみ施して、1工程で、曲げ半径の小さな曲部を有する中空部材を得る場合に、当該中空部材の曲部に皺や座屈といった成形不良が発生してしまう理由については、以下の通りと考えられる。すなわち、直管に対してプレス金型を用いて曲げ加工と断面加工とを同時に施そうとしても、プレス金型のプレス面の曲げ半径が小さ過ぎるため、管の長手方向中央部において、管の周方向に材料がうまく流動できずに内側に凹むような座屈変形が生じる(断面加工される前に曲げ加工のみが進行する)ためと考えられる。
これに対し、実施例に示されるように、直管ではなく、予め曲げられた曲管に対してプレス加工によって曲げ加工と断面加工とを同時に施すことで、上記の皺や座屈を抑制しつつ、曲げ半径の小さな曲部を有する中空部材を製造できる。すなわち、皺や座屈の発生が想定される曲げ半径が小さい曲げ加工の際、曲げ加工とともに断面加工を同時に施すことで、管の長手方向だけでなく周方向にも管材料を適切に流動させることができ、皺や座屈の発生を回避できる。
尚、本開示の方法は、例えば、素管から曲管を得て、当該曲管に対してさらに曲げ加工と断面加工とを行うといったように、曲げ工程を分割して行うものともいえる。ここで、一般には、冷間曲げの工程を分割しても効果は無いと考えられていた。しかしながら、本発明者の新たな知見及び当該知見に基づく推定によれば、曲げ工程を分割すると、後工程での曲げにおいては、前工程で曲げられた箇所とは別の箇所にも変形を分散させることができるものと考えられる。すなわち、曲げ加工時の変形箇所を分散させることで、最終的に得られる中空部材における座屈や皺の発生を抑制できるものと考えられる。従来においては、たとえ当業者であったとしても、このように曲げ工程を分割することによる効果を予測することは容易では無い。そもそも、本技術分野における当業者は、生産効率の観点から、工程数をできるだけ少なくしようとするのが通常である。
1 素管(starting material tube)
10 曲管(bent tube)
10a 曲部
11a 上端部
11b 下端部
12 側部
20 上金型(プレス金型)
21 底部
22 側壁部
30 下金型(プレス金型)
31 底部
32 側壁部
100 中空部材(hollow shell part)
100a 曲部

Claims (7)

  1. 素管に対して、座屈及び皺が発生しない最小の曲げ半径R 10min 以上の曲げ半径となるように、少なくとも曲げ加工を施すことで、曲部を有する曲管を得ること、及び
    前記曲部を有する前記曲管に対して、プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与することで、前記曲部の断面加工と前記曲部の曲げ半径を前記曲げ半径R 10min よりも小さくする曲げ加工とを同時に施すこと、
    を含む、中空部材の製造方法。
  2. 前記プレス金型が上金型と下金型とを有し、
    前記上金型及び前記下金型の各々がプレス面を有し、
    前記上金型と前記下金型とで前記曲管を上下からプレスして、前記曲管の前記曲部に対して前記プレス面を押し付けることで、前記断面加工と前記曲げ加工とを同時に施す、
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記素管に対して、少なくとも曲げ加工と断面加工とを施すことで、前記曲部を有する前記曲管を得ること、
    を含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記素管に対して施す前記曲げ加工は、
    プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与して前記曲管を得ること、
    を含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
  5. 前記素管に対して施す前記曲げ加工と前記断面加工とは、
    プレス金型を用いて管外側から管内側に向かって圧力を付与して前記曲管を得ること、
    を含む、請求項に記載の製造方法。
  6. 前記素管が直管である、
    請求項のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 前記断面加工及び曲げ加工が終了した時点で、前記中空部材の長手方向と直交する断面において、前記中空部材の外壁面に対して前記プレス金型の内壁面が傾斜を有し、前記中空部材の外壁面と前記プレス金型の内壁面との間に隙間が生じている、
    請求項1~のいずれか1項に記載の製造方法。
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