JP7544623B2 - 形状測定機の校正方法 - Google Patents
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Description
校正の第1、第2のステップは、機器導入時の初期校正や年に1回の定期校正時、使用環境が大幅に変化した場合等に実行する校正である。図2を用いて本ステップを説明する。図2(a)は、三次元測定機100に搭載される回転テーブル180の部分のみを取り上げた斜視図であり、図2(b)は三次元測定機100が備えるプローブ192を用いて、第1、第2の基準球SR1、SR2の中心の軌跡222、224からそれぞれの軌跡の中心位置Ω1、Ω2を求める様子を示す模式斜視図である。図2(c)は、第1、第2の基準球SR1、SR2の詳細を示す図である。
三次元測定機100の直交する3軸(X、Y、Z軸)の原点復帰を完了したら、三次元測定機100に搭載した回転テーブル180の初期校正を実行する。回転テーブル180の初期校正においては、回転テーブル180上の2か所に、いずれも事前の測定または製作設計値などにより直径が既知の第1、第2の基準球SR1、SR2を上端部に有する校正治具12、14を取り外し可能に固定して取り付ける。校正治具12には、回転テーブル180の上面からの高さがZ1となるように、直径φDR1の基準球SR1が取り付けられる。同様に、校正治具14には、回転テーブル180の上面からの高さがZ2となるように、直径φDR2の基準球SR2が取り付けられる。
測定プローブ22の直径と基準球SR1、SR2の直径φDR1、φDR2を既知とすることで、これにより後述する人手を介さない自動測定が可能になり、測定の効率化が図られる。なお、上記校正の第1、第2のステップは、予めプログラミングすることにより、自動測定が可能である。校正の第2のステップが終了したら、第1、第2の基準球SR1、SR2は回転テーブル180から取り外される。これにより、ワークWの三次元測定を支障なく実行することが可能になる。
以降の校正ステップでは、第3の基準球SR3を使用する。第3の基準球SR3の設置は手動に頼らざるを得ないが、第3の基準球SR3を用いた位置測定に関しては自動測定と手動測定の両方法が可能である。第3の基準球SR3は、第1の基準球SR1と同一であってもよいが、その直径φdR3(=φD)は事前の測定または製作設計値などにより、既知である。初めに、校正の第2のステップに連続して行う、第3の基準球SR3の初期位置測定について説明する。
三次元測定機100の少なくとも1軸について原点復帰させると、回転テーブル180の原点復帰した軸に関する成分が不明となる。例えば、測定終了直後の原点復帰前の回転テーブル180の中心位置O(a1,YR0,ZR0)をX軸原点復帰すると、回転テーブル180の中心位置のX座標はa1とは異なる値になる。ただし、原点復帰や環境変化による中心座標の変化は、自動測定時にプローブを近接及び当接が不可能になるほどにはずれることはない。
X=XR0+LCOS(θ-θ0)、Y=YR0+LSIN(θ-θ0)、Z=Z1
と表すことができる。
XR1=(X2+X3)/2、YR1=(Y2+Y3)/2、ZR1=(Z2+Z3)/2
となり、これらの値を制御・演算装置210に記憶し、以後のワークWの測定に用いる。なお、回転テーブル180の中心から偏心した位置に基準球SR3を設置すれば、回転テーブル180の回転対称位置で基準球SR3を測定するだけでよい。つまり、周方向位置2か所だけの測定で済むようになる。またこの測定では、基準球SR3を倣い測定することが基準球SR3の中心を求める際にばらつきを抑えられるので望ましい。
手動校正では測定プローブ22が第3の基準球SR3に接近するのを目視等で確認できるので、測定プローブ22が接触式プローブの場合には、オペレータがジョイスティックを用いてプローブ22を操作し、第3の基準球SR3の表面へ測定プローブ22の表面を当接させる。測定プローブ22が光学式等の非接触式プローブの場合には、目視でプローブ22を第3の基準球SR3の表面に近接させる。
また、3点以上の測定であれば回転対称位置を正確に求める必要もないので、熟練者であれば自動校正と同程度の測定時間で実行できる。測定プローブ22を第3の基準球SR3に当接させた以後の測定および回転テーブル180の中心位置Oの演算は、上記実施例と同様に行われる。
XR1=XR0+(X2-X1)、YR1=YR0+(Y2-Y1)、ZR1=ZR0+(Z2-Z1)
回転テーブル180の回転軸ARは、上述と同様の理由で初期校正時と同一ベクトルである。これらの測定及び演算値を制御・演算装置210に記憶し、以後、ワークWの三次元測定を実行する。
Claims (7)
- 定盤とこの定盤に対して直動可能な少なくとも1軸を備えた移動体と、前記定盤に対して回転自在な回転テーブルとを含む形状測定機の校正方法において、
前記移動体の原点復帰により原点位置を設定する初期設定の第1のステップと、
前記移動体の原点位置の初期値に対応する前記回転テーブルの中心位置の初期値および前記回転テーブルの回転軸を求め記憶する初期設定の第2のステップと、
前記移動体を駆動後に前記移動体の少なくとも1軸を原点に復帰させる原点復帰の第3のステップと、
前記移動体の原点復帰に応じて前記回転テーブルの中心位置を更新する第4のステップを備え、
前記第4のステップは、前記回転テーブルを回転駆動して前記回転テーブルの少なくとも2つの周方向位置で、前記回転テーブル表面近傍に配設された直径既知の基準球の中心位置を求めるステップと、
前記基準球についての少なくとも2点の中心位置から前記回転テーブルの中心位置を求め、前記第2のステップで記憶された回転テーブルの中心位置の初期値を更新するステップを含む、ことを特徴とする形状測定機の校正方法。 - 前記移動体は互いに直交する3軸方向に移動自在な(X、Y、Z)移動体であり、前記回転テーブルは、前記(X、Y、Z)移動体が備える3軸の内の1軸またはこれら3軸のいずれとも異なる1軸周りに回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の形状測定機の校正方法。
- 前記第2のステップ実行後であって前記第3のステップ実行前に、直径既知の前記基準球を前記回転テーブル表面の近傍に配設するとともにその中心位置の初期値を求めて記憶し、
前記第4のステップ実行時に、前記回転テーブルを駆動して回転対称にある2つの周方向位置において前記基準球の中心位置を求め、その際記憶された前記基準球の中心位置の初期値に基づいて測定プローブを接近させ配置して前記基準球の中心位置を求め、求めた2つの中心位置に基づいて前記回転テーブルの新たな中心位置を求め、前記第2のステップで求めた回転テーブルの中心位置を新たな中心位置で更新し記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の形状測定機の校正方法。 - 前記第2のステップ実行後であって前記第3のステップ実行前に、直径既知の前記基準球を前記回転テーブル表面の近傍に配設するとともにその中心位置の初期値を求めて記憶し、
前記第4のステップ実行時に、前記回転テーブルを駆動して異なる3つ以上の周方向位置において前記基準球の中心位置を求め、その際記憶された前記基準球の中心位置の初期値に基づいて測定プローブを接近させ配置して前記基準球の中心位置を求め、前記基準球の求めた3つ以上の中心位置に基づいて前記回転テーブルの新たな中心位置を求め、前記第2のステップで求めた回転テーブルの中心位置をこの新たな中心位置で更新することを特徴とする請求項1または2に記載の形状測定機の校正方法。 - 前記第3のステップ実行後に、直径既知の前記基準球を前記回転テーブル表面の近傍に配設し、
前記第4のステップ実行時に、前記回転テーブルを駆動して回転対称にある2つの周方向位置において前記基準球の中心位置を求め、求めた2つの中心位置から前記回転テーブルの新たな中心位置を求め、前記第2のステップで求めた回転テーブルの中心位置を新たな中心位置で更新することを特徴とする請求項1または2に記載の形状測定機の校正方法。 - 前記第4のステップ実行後に前記基準球を前記回転テーブルから取り外すことを特徴とする請求項1、2、4のいずれか1項に記載の形状測定機の校正方法。
- 前記第2のステップは、前記基準球を前記回転テーブルに配設し、この回転テーブルの周方向の基準位置で前記基準球の中心位置の初期値を測定し記憶することを含み、
前記第4のステップは、前記回転テーブルの周方向少なくとも異なる2点の代わりに前記回転テーブルの周方向の基準位置1点で前記基準球の中心位置を新たに求め、
前記第2のステップで求めた回転テーブルの中心位置をこの新たな中心位置で更新するものである、ことを特徴とする請求項1または2に記載の形状測定機の校正方法。
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