本開示は、様々な修正及び代替を受けやすいが、その特定の実施例は、例として添付の図面に示され、ここで詳細に説明される。本明細書における特定の実施例に対する説明が本開示を開示された具体的な形態に限定することを意図するものではなく、逆に、本開示が本開示の精神及び範囲内に入るすべての修正、同等、及び置換を包含することを意図することは理解されたい。なお、いくつかの図面を通して、対応する符号は対応する部品を示す。
本開示の例について、添付の図面を参照してより十分に説明する。以下の説明は、本質的に単なる例示であり、本開示、適用又は用途を限定するものではない。
本開示が詳しくなり、その範囲を当業者に十分に伝えるように、例示的な実施例を提供する。特定の部品、デバイス、及び方法の例などの様々な特定の詳細を説明して、本開示の実施例に対する十分な理解を提供する。特定の詳細が必ずしも必要ではなく、例示的な実施例が多くの異なる形態で実施でき、それらが本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではないことは、当業者には明らかである。いくつかの例示的な実施例では、周知の過程、周知の構造、及び周知の技術は、詳細に記載されていない。
以下の順序に従って説明する。
1.問題の説明;
2.ユーザー機器の構成例;
3.ネットワーク側機器の構成例;
4.方法実施例;
5.適用例。
<1.問題の説明>
上記のように、RTTに基づいてHARQプロセスの数を決定することができる。ただし、HARQはストップアンドウェイトプロトコルであるため、時間に非常に敏感である。送信側と受信側の間のRTTが非常に大きい場合、HARQプロセスの数を無制限に増やすことはできない。この場合、HARQをオンすると、システムの信頼性は向上するが、システムの有効性は低下し、システムのパフォーマンスは低下する可能性がある。
この問題は、NTN(Non-terrestrial network、非地上ネットワーク)を含む無線通信システムにおいて特に著しいである。NTNでは、ネットワーク側機器は衛星機器にあり、ユーザー機器は地上にある場合があり、そのため、ユーザー機器とネットワーク側機器との間のRTTが非常に大きい。この場合、HARQプロセスを無制限にオンすると、システムのパフォーマンスが大幅に低下してしまう。
TA(Timing Advance、タイミングアドバンス)プロセスの主な機能は、ユーザー機器とネットワーク側機器との上りリンクの同期を保証し、すなわち、ユーザー機器によって送信された信号がネットワーク側機器で指定された時間に従ってネットワーク側機器に到達できることを保証することである。一般に、ユーザー機器とネットワーク側機器との距離が大きいほど、TAの値が大きくなり、つまり、ユーザー機器はより早く伝送を開始する必要があり、また、ユーザー機器とネットワーク側機器との距離が小さいほど、TAの値は小さくなる。ユーザー機器が1つ又は複数のサービングセルを有する場合、ユーザー機器の1つ又は複数のサービングセルは複数のTAGに分けられる。特定のTAGにおける各サービングセルについて、当該サービングセルとユーザー機器の間のTAの値は同じである。例えば、ユーザー機器が3つのサービングセルを有する場合、セル1とセル2がTAG1に属し、セル3がTAG2に属すると仮想すると、セル1とユーザー機器の間のTAの値はセル2とユーザー機器の間のTAの値に等しくなる。
これにより、TAの値は、ユーザー機器とネットワーク側機器との間のRTTを間接的に表すことができることが分かれる。したがって、本開示は、TAGの単位でHARQプロセスをオン又はオフすることで、HARQプロセスのオン及びオフ過程をより合理的にすることができる無線通信システムにおける電子機器、無線通信システムにおける電子機器によって実行される無線通信方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提出することが望ましい。
本開示による無線通信システムは、NTN及び/又はTN(Terrestrial network、地上ネットワーク)を含むことができる。NTN及びTNを含む無線通信システムでは、ユーザー機器は、NTN及び/又はTNに接続され得る。NTNにおけるセルを管理するネットワーク側機器は、NTN BS(Base Station、BS)と呼ばれ得、衛星機器又は地上機器に位置することができ、TNにおけるセルを管理するネットワーク側機器は、TN BSと呼ばれ得、地上機器に位置することができる。
本開示によるネットワーク側機器は、任意のタイプのTRP(Transmit and Receive Port、送信及び受信のポート)であってもよい。当該TRPは送受信機能を持つでき、例えば、ユーザー機器及び基地局装置から情報を受信することができ、ユーザー機器及び基地局装置に情報を送信することもできる。また、本開示に記載のネットワーク側機器は、eNBやgNB(第5世代通信システムにおける基地局)などの基地局装置であってもよい。
本開示によるユーザー機器は、携帯端末(例えば、スマートフォン、タブレットパーソナルコンピューター(PC)、ノートPC、携帯ゲーム端末、ポータブル/ドングルモバイルルーター、及びデジタル撮影装置など)、又は車載端末(カーナビゲーション装置など)であってもよい。ユーザー機器は、マシンツーマシン(M2M)通信を実行する端末(マシンタイプ通信(MTC)端末とも呼ばれる)として実現されることもできる。なお、ユーザー機器は、上記端末のそれぞれに搭載された無線通信モジュール(例えば、単一チップを含む集積回路モジュール)であってもよい。
<2.ユーザー機器の構成例>
図1は、本開示の実施例による電子機器100の構成例を示すブロック図である。ここでの電子機器100は、無線通信システムにおけるユーザー機器とすることができる。
図1に示すように、電子機器100は、通信部110、及び決定部120を含むことができる。
ここで、電子機器100の各部はいずれも処理回路に含まれてもよい。なお、電子機器100は、1つの処理回路を含んでもよいし、複数の処理回路を含んでもよい。さらに、処理回路は、様々な異なる機能及び/又は動作を実行するように、様々な個別の機能部を含んでもよい。なお、これらの機能部は、物理エンティティ又は論理エンティティであってもよく、異なる呼称の部は、同一の物理エンティティによって実現されてもよい。
本開示の実施例によれば、電子機器100は、通信部110によって、電子機器にサービングするネットワーク側機器からTAGに関する情報を受信することができる。
本開示の実施例によれば、決定部120は、受信したTAGに関する情報に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
このことから、本開示の実施例によれば、電子機器100は、TAGに関する情報に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスとは、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間の全部のHARQプロセスである。そうすると、電子機器100は、TAGの単位でHARQプロセスをオン/オフすることができる。さらに、TAGに関する情報は、ユーザー固有(UE-Specific)の情報であってもよく、つまり、TAGに関する情報は、電子機器100に対する情報である。そうすると、ネットワーク側機器からの情報により、特定のユーザー機器のHARQプロセスをオン/オフすることができる。要するに、本開示の実施例によれば、TAGの単位で特定のユーザー機器のHARQプロセスをオン/オフすることができる。従って、本開示の実施例によれば、HARQプロセスのオン及びオフは、より合理的になることができる。
本開示の実施例によれば、TAGに関する情報は、TAGに関するTAC(Timing Advance Command、タイミングアドバンスコマンド)を含んでもよい。
ここで、TACは、TAGにおけるすべてのセルに対するコマンドであってもよい。TACは、TAGの識別子を指示し得、この指示は、明示的な指示方式及び暗黙的な指示方式を含むことができる。例えば、8ビットでTACを表し、その中、前の2ビットは、TAGの識別子を指示し、最後の6ビットは、当該TAGにおける各セルとユーザー機器との間のTAの値を指示してもよい。また、例えば、11ビットでTACを表し、この11ビットのすべては、TAの値を指示してもよい。この場合、TACの対象となるTAGは、ユーザー機器が最初にアクセスしたセルが属するTAGである。
本開示の実施例によれば、決定部120は、受信したTACに応じて、TAの値を決定することができる。例えば、TACにおけるTAの値は、TAのオフセット値を指示し、決定部120は、TAのオフセット値に応じて新しいTAの値を決定することができ、つまり、TAの現在値をTAのオフセット値に加算することによって、TAの新しい値を決定することができる。即ち、N_TA_new=N_TA_old+N_TA_offsetである。ここで、N_TA_newは、TAの新しい値を表し、N_TA_oldは、当該TACを受信する前のTAの現在値を表し、N_TA_offsetは、当該TACに含まれるTAのオフセット値を表す。
本開示の実施例によれば、決定部120は、決定されたTAの値に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
本開示の実施例によれば、決定部120は、決定されたTAの値とTAの所定の閾値との関係に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。
本開示の実施例によれば、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きい場合、決定部120は、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定することができる。また、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きくない場合、決定部120は、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定することができる。
本開示の実施例によれば、TAの所定の閾値は、ネットワーク側機器と電子機器100との間で事前に約定された約定値であってもよい。選択的に、TAの所定の閾値は、ネットワーク側機器が電子機器100に対して設定された所定の閾値であってもよく、これにより、電子機器100は、ネットワーク側機器からTAの所定の閾値を受信することができる。
本開示の実施例によれば、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きい場合、電子機器100とネットワーク側機器との間の距離が大きいことを示す。この場合、HARQプロセスをオンすると、システムパフォーマンスが低下する可能性がある。従って、本開示の実施例によれば、この場合、HARQプロセスをオフすることができる。逆に、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きくない場合、電子機器100とネットワーク側機器との間の距離が小さいことを示す。この場合、HARQをオンすると、システムの有効性が向上することができる。このことから、本開示の実施例によれば、TAの所定の閾値を合理的に設定することで、HARQプロセスを合理的にオン又はオフすることができる。
一つのTAGにおける各セルと電子機器100との間のTAの値は、同じであるので、各セルと電子機器100との間の距離は、等しい又は近いである。したがって、本開示の実施形態によれば、TAGの単位でHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
上記のように、本開示の実施例によれば、電子機器100は、ネットワーク側機器からのTAGに対するTACに応じて当該TAGのTAの値を決定し、TAの値に応じて当該TAGにおけるすべてのセルとのHARQプロセスをオン又はオフすることができる。そうすると、ネットワーク側機器は、特定のTAGにおけるすべてのセルとのHARQプロセスをオン又はオフするように電子機器100に明示的に指示する必要がなく、電子機器100は、TAの値に応じて自体で決定するので、暗黙的な指示方式と見なすことができる。
図2は、本開示の実施例によるHARQプロセスをオン/オフするシグナリングフローチャートを示す。図2では、UEは、電子機器100によって実現され得、BSは、UEにサービスを提供するネットワーク側機器であり得る。図2に示すように、ステップS201において、BSは、TAGに対するTACをUEに送信する。次に、ステップS202において、UEは、受信されたTACに応じてTAの値を決定する。次に、ステップS203において、UEは、TAの値に応じて、TACの対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定する。次に、ステップS204において、BSは、下りリンクデータをUEに送信する。次に、ステップS205において、UEは、データを復号化する。ここで、BSが当該TACの対象となるTAGに属すると仮定すると、ステップS203において、UEが当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定した場合、UEは、フィードバックを実行しなく、ステップS203において、UEが当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定した場合、UEは、ステップS206において、ステップS205での復号化結果に応じて、ACK/NACKをBSにフィードバックする。したがって、UEは、TAGのTAの値に応じて、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
本開示の実施例によれば、TAGに関する情報は、HARQプロセスのオン又はオフに関する情報を含むTAGの構成情報を含んでもよい。さらに、例えば、RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)情報の上位層シグナリングにより、上記のTAGに関する情報をキャリーしてもよい。例えば、TAGの構成情報は、RRC情報における「TAG‐Config information element」情報要素であってもよい。
本開示の実施例によれば、ネットワーク側機器は、「TAG‐Config information element」情報要素における既存のフィールドを使用して、HARQプロセスをオン又はオフするように指示することができる。例えば、ネットワーク側機器は、「TAG‐Config information element」情報における「timeAlignmentTimer」フィールドの値を使用して、前記ユーザー機器と前記TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示することができる。本開示の実施例によれば、「TAG‐Config information element」」情報における「timeAlignmentTimer」フィールドの値は、TAタイマーを指示し、当該タイマーは、電子機器100が受信したTACを維持するために用いられ、当該フィールドの値は、TAの値の有効時間を指示するために用いられる。ユーザー機器と当該「TAG‐Config information element」情報の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定した場合、ネットワーク側機器は、「timeAlignmentTimer」フィールドの値を所定の値(好ましくは、「infinity」無限大)に設定することができ、ユーザー機器と当該「TAG‐Config information element」情報の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定した場合、ネットワーク側機器は、「timeAlignmentTimer」フィールドの値を、所定の値ではない値、即ちTAの値の有効時間に設定することができる。
本開示の実施例によれば、ネットワーク側機器は、ユーザー機器と「TAG‐Config information element」情報要素の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示するために、「TAG‐Config information element」情報要素に1つのフィールドを増加することができる。例えば、ネットワーク側機器は、「TAG‐Config information element」情報要素に1つの「HARQ_feedback_enable」フィールドを増加することができ、当該フィールドの値が「ON」である場合に、ユーザー機器と「TAG‐Config information element」情報要素の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすることを示し、当該フィールドの値が「OFF」である場合に、ユーザー機器と「TAG‐Config information element」情報要素の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすることを示す。
本開示の実施例によれば、決定部120は、TAGの構成情報におけるHARQプロセスのオン又はオフに関する情報に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。具体的に、決定部120は、TAGの構成情報におけるHARQプロセスのオン又はオフに関するフィールドの値に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
例えば、ネットワーク側機器が、「TAG‐Config information element」情報における「timeAlignmentTimer」フィールドの値を使用して、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示する場合に、決定部120は、「timeAlignmentTimer」フィールドの値を決定し、「timeAlignmentTimer」フィールドの値が所定の値(好ましくは、「infinity」無限大)である場合に、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定し、「timeAlignmentTimer」フィールドの値が所定の値(好ましくは、「infinity」無限大)ではない場合に、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定することができる。また、例えば、ネットワーク側機器が、「TAG‐Config information element」情報における「HARQ_feedback_enable」フィールドの値を使用して、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示する場合に、決定部120は、「HARQ_feedback_enable」フィールドの値を決定し、「HARQ_feedback_enable」フィールドの値が「ON」である場合に、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定し、「HARQ_feedback_enable」フィールドの値が「OFF」である場合に、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定することができる。
以上のように、本開示の実施例によれば、電子機器100は、TAGの構成情報におけるHARQプロセスのオン又はオフに関するフィールドの値に応じて、HARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。つまり、HARQプロセスをオン又はオフすることを決定する本体はネットワーク側機器であり、電子機器100は、ネットワーク側機器の指示に従ってHARQプロセスをオン又はオフすることができる。このような指示方式は、明示的な指示方式と見なすことができる。
図3は、本開示の実施例によるHARQプロセスをオン/オフするシグナリングフローチャートを示す。図3では、UEは、電子機器100によって実現され得、BSは、UEにサービスを提供するネットワーク側機器であり得る。図3に示すように、ステップS301において、BSは、TAGの構成情報をUEに送信する。次に、ステップS302において、UEは、TAGの構成情報に応じて、TAGの構成情報の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定する。次に、ステップS303において、BSは、下りリンクデータをUEに送信する。次に、ステップS304において、UEは、データを復号化する。ここで、BSがTAGの構成情報の対象となるTAGに属すると仮定すると、ステップS302において、UEが当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定した場合、UEは、フィードバックを実行しなく、ステップS302において、UEが当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定した場合、UEは、ステップS305において、ステップS304での復号化結果に応じて、ACK/NACKをBSにフィードバックする。したがって、UEは、TAGの構成情報に応じて、当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
本開示の実施例によれば、図1に示すように、電子機器100は、下りリンクデータに対するフィードバック情報を生成するためのフィードバック部130をさらに含むことができる。
本開示の実施例によれば、決定部120が電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定した場合に、TAGにおけるセルのネットワーク側機器からデータを受信した場合、フィードバック部130は、当該データに対してフィードバック情報を生成し、データを送信したネットワーク側機器にフィードバックすることができる。フィードバック情報は、ACK又はNACKを含む。なお、決定部120が電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定した場合に、TAGにおけるセルのネットワーク側機器からデータを受信した場合、フィードバック部130は、データを送信したネットワーク側機器にフィードバック情報をフィードバックしない。ここで、ネットワーク側機器から受信されたデータは、制御データ、及びサービスデータを含んでもよい。
本開示の実施例によれば、電子機器100は、通信部110によって、ネットワーク側機器から更新されたTAGに関する情報を受信することができ、決定部120は、更新されたTAGに関する情報に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフ又はオンすることができる。
例えば、TAGに関する情報がTACである場合に、電子機器100は、通信部110によってネットワーク側機器から更新されたTACを受信し、TAの値を再決定して、再決定されたTAの値に応じて電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフ又はオンすることを決定することができる。また、例えば、TAGに関する情報がTAGの構成情報である場合に、電子機器は、通信部110によってネットワーク側機器から更新されたTAGの構成情報を受信し、更新されたTAGの構成情報に応じて電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフ又はオンすることを決定することができる。
以上のように、本開示の実施例によれば、特定の電子機器100に対して、TAGの単位で、電子機器100と当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
本開示の実施例によれば、電子機器100は、さらに、ネットワーク側機器からの特定のHARQプロセスに関する情報に応じて、特定のHARQプロセスをオフ又はオンすることができる。
本開示の実施例によれば、電子機器100は、通信部110によってネットワーク側機器から特定のHARQプロセスに関する情報を受信することができる。ここで、特定のHARQプロセスに関する情報は、HARQプロセスの認識情報を含んでもよい。さらに、特定のHARQプロセスに関する情報は、さらに、当該HARQプロセスをオン又はオフするように指示する情報を含んでもよい。さらに、本開示の実施例によれば、決定部120は、受信した特定のHARQプロセスに関する情報に応じて、当該特定のHARQプロセスを認識することができる。なお、決定部120は、受信した特定のHARQプロセスに関する情報に応じて、当該特定のHARQプロセスをオフ又はオンすることを決定することができる。
本開示の実施例によれば、例えば、DCI(Downlink Control Information、下りリンク制御情報)の下位層シグナリングにより、特定のHARQプロセスに関する情報をキャリーすることができる。
以上のように、本開示の実施例によれば、TAGに関する情報に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間の全部のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。さらに、特定のHARQプロセスに関する情報に応じて、特定のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。
図4は、本開示の実施例によるHARQプロセスをオン/オフするシグナリングフローチャートを示す。図4では、UEは、電子機器100によって実現され得、BSは、UEにサービスを提供するネットワーク側機器であり得る。図4に示すように、ステップS401において、BSは、TACをUEに送信する。次に、ステップS402において、UEは、TACに応じてTAの値を決定する。次に、ステップS403において、UEは、TAの値に応じて、TACの対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定する。次に、ステップS404において、BSは、下りリンクデータをUEに送信する。次に、ステップS405において、UEは、データを復号化する。ここで、BSがTACの対象となるTAGに属すると仮定すると、ステップS406において、UEは、ステップS405での復号化結果に応じて、ACK/NACKをBSにフィードバックする。次に、ステップS407において、UEは、BSから特定のHARQプロセスに関する情報を受信し、当該情報は、特定のHARQプロセスをオフするように指示する。ステップS408において、BSは、特定のHARQプロセスに属するデータをUEに送信する。ステップS409において、UEはデータを復号化し、フィードバック情報をBSに送信しない。したがって、UEは、TACに応じてTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンし、特定のHARQプロセスに関する情報に応じて特定のHARQプロセスをオフすることができる。
図5は本開示の実施例によるHARQプロセスをオン/オフするシグナリングフローチャートを示す。図5では、UEは、電子機器100によって実現され得、BSは、UEにサービスを提供するネットワーク側機器であり得る。図5に示すように、ステップS501において、BSは、TACをUEに送信する。次に、ステップS502において、UEは、TACに応じてTAの値を決定する。次に、ステップS503において、UEは、TAの値に応じて、TACの対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定する。次に、ステップS504において、BSは、下りリンクデータをUEに送信する。次に、ステップS505において、UEは、データを復号化する。ここで、BSがTACの対象となるTAGに属すると仮定すると、UEは、フィードバック情報をBSに送信しない。次に、ステップS506において、UEは、BSから、特定のHARQプロセスに関する情報を受信し、当該情報は、特定のHARQプロセスをオンするように指示する。ステップS507において、BSは、特定のHARQプロセスに属するデータをUEに送信する。ステップS508において、UEは、データを復号化する。次に、ステップS509において、UEは、ステップS508での復号化結果に応じて、ACK/NACKをBSにフィードバックする。したがって、UEは、TACに応じてTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフし、特定のHARQプロセスに関する情報に応じて特定のHARQプロセスをオンすることができる。
図6は、本開示の実施例によるHARQプロセスをオン/オフするシグナリングフローチャートを示す。図6では、UEは、電子機器100によって実現され得、BSは、UEにサービスを提供するネットワーク側機器であり得る。図6に示すように、ステップS601において、BSは、TAGの構成情報をUEに送信する。次に、ステップS602において、UEは、TAGの構成情報に応じて、TAGの構成情報の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定する。次に、ステップS603において、BSは、下りリンクデータをUEに送信する。次に、ステップS604において、UEは、データを復号化する。ここで、BSがTAGの構成情報の対象となるTAGに属すると仮定すると、ステップS605において、UEは、ステップS604での復号化結果に応じて、ACK/NACKをBSにフィードバックする。次に、ステップS606において、UEは、BSから、特定のHARQプロセスに関する情報を受信し、当該情報は、特定のHARQプロセスをオフするように指示する。ステップS607において、BSは、特定のHARQプロセスに属するデータをUEに送信する。ステップS608において、UEは、データを復号化し、フィードバック情報をBSに送信しない。したがって、UEは、TAGの構成情報に応じてTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンし、特定のHARQプロセスに関する情報に応じて特定のHARQプロセスをオフすることができる。
図7は、本開示の実施例によるHARQプロセスをオン/オフするシグナリングフローチャートを示す。図7では、UEは、電子機器100によって実現され得、BSは、UEにサービスを提供するネットワーク側機器であり得る。図7に示すように、ステップS701において、BSは、TAGの構成情報をUEに送信する。次に、ステップS702において、UEは、TAGの構成情報に応じて、TAGの構成情報の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定する。次に、ステップS703において、BSは、下りリンクデータをUEに送信する。次に、ステップS704において、UEは、データを復号化する。ここで、BSがTAGの構成情報の対象となるTAGに属すると仮定すると、UEは、ACK/NACKをBSにフィードバックしない。次に、ステップS705において、UEは、BSから、特定のHARQプロセスに関する情報を受信し、この情報は、特定のHARQプロセスをオンするように指示する。ステップS706において、BSは、特定のHARQプロセスに属するデータをUEに送信する。ステップS707において、UEは、データを復号化する。次に、ステップS708において、UEは、フィードバック情報をBSに送信する。したがって、UEは、TAGの構成情報に応じてTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフし、特定のHARQプロセスに関する情報に応じて特定のHARQプロセスをオンすることができる。
本開示の実施例によれば、電子機器100は、1つ又は複数のサービングセルを有し、当該1つ又は複数のサービングセルは、1つ又は複数のTAGに分けられる。本開示の実施例によれば、電子機器100は、電子機器100のプライマリサービングセルのネットワーク側機器から各TAGに関する情報を受信することができる。
本開示の実施例によれば、例えば、プライマリサービングセルのネットワーク側機器は、電子機器100に対して1つ又は複数のサービングセルを配置し、当該1つ又は複数のサービングセルを複数のTAGに分け、そして、各セルが属するTAGの情報を電子機器100に送信することができる。これらのTAGの構成に関する情報は、RRC情報における「TAG‐Config information element」によりキャリーされ得る。
言い換えれば、本開示の実施例によれば、電子機器100は、プライマリサービングセルのネットワーク側機器から電子機器100の各TAGに関する情報を受信でき、電子機器100は、TAGごとに、当該TAGに関する情報に応じて、当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。ここで、プライマリサービングセルは、SPCell(Special Cell、特別なセル)であり、電子機器100のプライマリセル(Primary Cell、PCell)、即ち電子機器100が最初にアクセスしたセルを含んでもよく、電子機器100のプライマリセカンダリセル(Primary Secondary Cell、PSCell)、即ちセカンダリセルグループ(secondary cell group、SCG)におけるプライマリセルを含んでもよい。
例えば、電子機器100は、三つのサービングセルを備え、1つのプライマリセル、及び2つのセカンダリセル(Secondary Cell、SCell)を含み、それぞれは、PCell、SCell1及びSCell2である。なお、PCell及びSCell1はTAG1に属し、SCell2はTAG2に属する。この場合、電子機器100は、PCellのネットワーク側機器からTAG1に関する情報を受信して、TAG1におけるすべてのセル(PCell及びSCell1)との間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。なお、電子機器100は、PCellのネットワーク側機器からTAG2に関する情報を受信して、TAG2におけるすべてのセル(SCell2)との間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。
このことから、本開示の実施例によれば、電子機器100は、TAGに関する情報に応じて、電子機器100とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。そうすると、電子機器100は、TAGの単位でHARQプロセスをオン/オフすることができる。TAGに関する情報(例えば、TAC、又はTAGの構成情報)は、ユーザー固有(UE-Specific)の情報である。そうすると、ネットワーク側機器からの情報により、特定のユーザー機器のHARQプロセスをオン/オフすることができる。要するに、本開示の実施例によれば、TAGの単位で特定のユーザー機器のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。また、本開示の実施例によれば、ネットワーク側機器は、明示的な方式及び暗黙的な方式でHARQプロセスのオン又はオフを指示できる。また、電子機器100は、更新されたTAGに関する情報に応じて、HARQプロセスのオン又はオフを再決定することができる。なお、電子機器100は、さらに、ネットワーク側機器からの特定のHARQプロセスに関する情報に応じて、特定のHARQプロセスをオン又はオフすることができる。要するに、本開示の実施例によれば、HARQプロセスのオン及びオフは、より合理的になることができる。
<3.ネットワーク側機器の構成例>
図8は、本開示の実施例による無線通信システムにおけるネットワーク側機器として使用される電子機器800の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、電子機器800は、生成部810、及び通信部820を含むことができる。
ここで、電子機器800の各部はいずれも処理回路に含まれてもよい。なお、電子機器800は、1つの処理回路を含んでもよいし、複数の処理回路を含んでもよい。さらに、処理回路は、様々な異なる機能及び/又は動作を実行するように、様々な個別の機能部を含んでもよい。なお、これらの機能部は、物理エンティティ又は論理エンティティであってもよく、異なる呼称の部は、同一の物理エンティティによって実現されてもよい。
本開示の実施例によれば、生成部810は、電子機器800がサービングするユーザー機器のTAGに関する情報を生成することができる。ここで、ユーザー機器のTAGに関する情報は、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするようにユーザー機器に指示するために使用されることができる。
本開示の実施例によれば、電子機器800は、通信部820によってユーザー機器にTAGに関する情報を送信して、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするようにユーザー機器に指示することができる。
以上のように、本開示の実施例によれば、電子機器800は、ユーザー機器のTAGに関する情報を生成して、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするようにユーザー機器に指示することができる。そうすると、HARQプロセスのオン又はオフは、より合理的になることができる。
本開示の実施例によれば、生成部810によって生成されたTAGに関する情報は、TAGに関するTACを含んでもよく、TACは、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間の同じTAの値を指示する。
本開示の実施例によれば、生成部810は、TACにTAGの識別情報、及びTAを指示するための値、例えば、TAのオフセット値を含むことができる。さらに、生成部810は、TACにTAを指示するための値のみを含むことができる。この場合、当該TACは、ユーザー機器が最初にアクセスしたセルが属するTAGに対応する。
本開示の実施例によれば、TAGごとに、TAの所定の閾値を設定してもよいし、すべてのTAGに対して、統一のTAの所定の閾値を設定してもよい。ここで、電子機器800は、ユーザー機器との間で、いずれか1つのTAGのTAの所定の閾値を事前に約定することができる。さらに、電子機器800は、さらに、通信部820によってユーザー機器にいずれか1つのTAGのTAの所定の閾値を送信することができる。そうすると、ユーザー機器は、TACに応じてTAの値を決定し、TAの所定の閾値及びTAの値により、当該TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。
本開示の実施例によれば、電子機器800は、ユーザー機器の能力に応じて、TAの所定の閾値を決定することができる。本開示の実施例によれば、電子機器800は、通信部820によってユーザー機器からユーザー機器の能力情報を受信することができる。ここで、ユーザー機器の能力は、ユーザーカテゴリ、及びユーザー機器のデュアル接続能力を含んでもよい。
本開示の実施例によれば、電子機器800は、ユーザーカテゴリに応じて、ユーザー機器がサポートするレートを決定することができる。さらに、本開示の実施例によれば、ユーザー機器がサポートするレートが高い場合、電子機器800は、ユーザー機器がHARQプロセスをオフする可能性が大きくなるように、TAの所定の閾値を低く設定することができ、ユーザー機器がサポートするレートが低い場合、電子機器800は、ユーザー機器がHARQプロセスをオフする可能性が低くなるように、TAの所定の閾値を高く設定することができる。
本開示の実施例によれば、電子機器800は、さらに、ユーザー機器のデュアル接続能力に応じて、TAの所定の閾値を決定することができる。例えば、ユーザー機器は、デュアル接続能力を有する場合、2つのセル(例えば、TNにおけるセル、及びNTNにおけるセル)に接続され得、電子機器800は、ユーザー機器がHARQプロセスをオフする可能性が小さくなるように、TNにおけるセルが属するTAGのTAの所定の閾値を高く設定し、ユーザー機器がHARQプロセスをオフする可能性が大きくなるように、NTNにおけるセルが属するTAGのTAの所定の閾値を低く設定することができる。そうすると、高信頼性サービスの場合、HARQがオンされたTNにおけるセルによって伝送されることで信頼性を確保し、NTNにおけるセルのHARQをオフすることで高速伝送を実現することができる。
また、本開示の実施例によれば、電子機器800は、遅延に対するユーザー機器のサービスの感度に応じて、TAの所定の閾値を決定することができる。例えば、ユーザー機器のサービスが遅延に敏感である場合、電子機器800は、ユーザー機器がHARQプロセスをオフする可能性が大きくなるように、TAの所定の閾値を低く設定し、ユーザー機器のサービスが遅延に不敏感である場合、電子機器800は、ユーザー機器がHARQプロセスをオフする可能性が小さくなるように、TAの所定の閾値を高く設定することができる。
以上のように、電子機器800がTAの所定の閾値を設定する実施例は、非限定的な実施例によって説明されたが、本開示はそれに限定されない。電子機器800は、ユーザー能力、及び遅延に対するサービスの感度を総合的に考慮して、TAの所定の閾値を決定することもできる。
以上のように、電子機器800は、TACによってユーザー機器にTAの値を指示してもよいし、TAの所定の閾値を配置してもよく、これにより、ユーザー機器は、TAの値及びTAの所定の閾値に応じて、TAGに関するすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。そうすると、暗黙的な方式でユーザー機器に指示を提供することができる。つまり、HARQプロセスをオン又はオフすることを決定する本体は、ユーザー機器である。
本開示の実施例によれば、図8に示すように、電子機器800は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定するための決定部830をさらに含むことができる。なお、生成部810は、決定部830による決定結果に応じて、TAGに関する情報を生成することができる。
本開示の実施例によれば、決定部820は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間の同じTAの値に応じて、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。
ここで、電子機器800は、ユーザー機器から上りリンク情報を受信し、上りリンク情報に含まれるプリアンブル(preamble)及びSRS(Sounding Reference Signal、サウンディングリファレンス信号)などのパラメータに応じてTAの値を決定することができる。
本開示の実施例によれば、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間の同じTAの値がTAの所定の閾値よりも大きい場合、決定部820は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定することができる。さらに、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間の同じTAの値がTAの所定の閾値よりも大きくない場合、決定部820は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定することができる。ここで、電子機器800は、以上で説明された方式に従ってTAの所定の閾値を決定することができる。
本開示の実施例によれば、決定部830は、ユーザー機器の能力に応じてユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。ここで、ユーザー機器の能力は、ユーザーカテゴリ、及びユーザー機器のデュアル接続能力を含んでもよい。
本開示の実施例によれば、決定部830は、ユーザーカテゴリに応じて、ユーザー機器がサポートするレートを決定することができる。さらに、本開示の実施例によれば、特定のTAGに含まれるすべてのセルに対して、ユーザー機器がサポートするレートが高い場合、決定部830は、ユーザー機器とTAGに含まれるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定することができ、ユーザー機器がサポートするレートが低い場合、決定部830は、ユーザー機器とTAGに含まれるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定することができる。
本開示の実施例によれば、決定部830は、さらに、ユーザー機器のデュアル接続能力に応じて、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。例えば、ユーザー機器は、デュアル接続能力を有する場合、2つのセル(例えば、TNにおけるセル、及びNTNにおけるセル)に接続され得、決定部830は、ユーザー機器とTNにおけるセルとの間のHARQプロセスをオンし、ユーザー機器とNTNにおけるセルとの間のHARQプロセスをオフすることができる。そうすると、高信頼性サービスの場合、HARQがオンされたTNにおけるセルによって伝送されることで信頼性を確保し、NTNにおけるセルのHARQをオフすることで高速伝送を実現することができる。
また、本開示の実施例によれば、決定部830は、さらに、遅延に対するユーザー機器のサービスの感度に応じて、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。例えば、特定のTAGにおけるすべてのセルに対して、ユーザー機器のサービスが遅延に敏感である場合、決定部830は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定することができ、ユーザー機器のサービスが遅延に不敏感である場合、決定部830は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定することができる。
以上のように、電子機器800がユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定する実施例は、非限定的な実施例によって説明されたが、本開示はそれに限定されない。電子機器800は、TAの値、ユーザー能力、及び遅延に対するサービスの感度を総合的に考慮して、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができる。もちろん、電子機器800は、さらに、別のパラメータを考慮して、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することもできる。
本開示の実施例によれば、生成部810によって生成されたTAGに関する情報は、TAGの構成情報を含み得、TAGの構成情報は、HARQプロセスのオン又はオフに関する情報を含むことができる。
ここで、電子機器800は、例えば、RRC情報の上位層シグナリングによりTAGに関する情報をキャリーすることができる。TAGの構成情報は、TAG‐Config information element情報を含む。
本開示の実施例によれば、生成部810は、「TAG‐Config information element」情報要素内の既存のフィールドを使用してHARQプロセスのオン又はオフを指示することができる。例えば、生成部810は、「TAG‐Config information element」情報における「timeAlignmentTimer」フィールドの値を使用して、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示することができる。本開示の実施例によれば、ユーザー機器と当該「TAG‐Config information element」情報の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定した場合、生成部810は、「timeAlignmentTimer」フィールドの値を所定の値(好ましくは、「infinity」無限大)に設定することができ、ユーザー機器と当該「TAG‐Config information element」情報の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定した場合、生成部810は、「timeAlignmentTimer」フィールドの値を所定の値ではない値、即ち、TAの値の有効時間に設定することができる。
本開示の実施例によれば、生成部810は、ユーザー機器と前記TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示するために、TAG‐Config information element情報に、HARQプロセスのオン又はオフに関するフィールドを増加することができる。
例えば、生成部810は、「TAG‐Config information element」情報要素に1つの「HARQ_feedback_enable」フィールドを増加することができ、当該フィールドの値が「ON」である場合に、ユーザー機器と「TAG‐Config information element」情報要素の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすることを示し、当該フィールドの値が「OFF」である場合に、ユーザー機器と「TAG‐Config information element」情報要素の対象となるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすることを示す。
本開示の実施例によれば、電子機器800は、TAGに関する情報を更新することができる。例えば、生成部810は、ユーザー機器の前記TAGに関する情報を更新し、即ち、TAGに関する情報を再生成することができる。さらに、電子機器800は、通信部810によってユーザー機器に更新された情報を送信して、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフ又はオンするようにユーザー機器に指示することができる。例えば、あるTAGのTAの値が変化した場合、電子機器800の生成部810は、当該TAGのTACを再生成してユーザー機器に送信することができる。また、例えば、電子機器800は、元々オンにされたユーザー機器とあるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフする必要がある、又は元々オフされたユーザー機器とあるTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンする必要があると確定した場合に、生成部810は、TAGの構成情報を再生成してユーザー機器に送信することができる。
本開示の実施例によれば、決定部830は、さらに、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスのうちの特定のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することができ、これにより、生成部810は、さらに、特定のHARQプロセスに関する情報を生成して、特定のHARQプロセスをオン又はオフするようにユーザー機器に指示することができる。さらに、電子機器800は、通信部810によってユーザー機器に特定のHARQプロセスに関する情報を送信して、前記特定のHARQプロセスをオン又はオフするようにユーザー機器に指示することができる。例えば、決定部830が、特定のHARQプロセスのオン/オフ状態を変更する必要があると決定した場合、特定のHARQプロセスに関する情報をユーザー機器に送信して、当該特定のHARQプロセスのオン/オフ状態を変更するようにユーザー機器に指示することができる。
本開示の実施例によれば、電子機器800は、例えば、DCIの下位層シグナリングにより、特定のHARQプロセスに関する情報をキャリーすることができる。
本開示の実施例によれば、ユーザー機器は、1つ又は複数のサービングセルを有し、1つ又は複数のサービングセルは、1つ又は複数のTAGに分けられる。電子機器800は、ユーザー機器のプライマリサービングセルのネットワーク側機器である。さらに、電子機器800は、電子機器800が属するTAGに関する情報をユーザー機器に送信できるだけでなく、電子機器800が属するTAG以外のTAGに関する情報をユーザー機器に送信することもできる。
本開示の実施例による電子機器100は、ユーザー機器とすることができ、電子機器800は、ネットワーク側機器とすることができ、つまり、電子機器800は、電子機器100にサービスを提供することができるので、以上で説明された電子機器100についてのすべての実施例はここに適用可能である。
<4.方法実施例>
次に、本開示の実施例による無線通信システムにおけるユーザー機器としての電子機器100によって実行される無線通信方法について詳細に説明する。
図9は、本開示の実施例による無線通信システムにおけるユーザー機器としての電子機器100によって実行される無線通信方法を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップS910において、電子機器にサービングするネットワーク側機器から、タイミングアドバンスグループTAGに関する情報を受信する。
次に、ステップS920において、TAGに関する情報に応じて、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフする。
好ましくは、TAGに関する情報は、TAGに関するタイミングアドバンスコマンドTACを含み、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることは、TACに応じて、タイミングアドバンスTAの値を決定することと、TAの値に応じて、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることとを含む。
好ましくは、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることは、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きい場合、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすることと、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きくない場合、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすることとを含む。
好ましくは、TAの所定の閾値は、ネットワーク側機器と電子機器との間の約定値であり、又は、前記無線通信方法は、ネットワーク側機器からTAの所定の閾値を受信することをさらに含む。
好ましくは、TAGに関する情報は、TAGの構成情報を含み、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることは、TAGの構成情報におけるHARQプロセスのオン又はオフに関する情報に応じて、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを含む。
好ましくは、上位層シグナリングにより、TAGに関する情報がキャリーされる。
好ましくは、上位層シグナリングは、RRC情報を含み、TAGの構成情報は、TAG‐Config information element情報を含む。
好ましくは、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすることは、TAGにおけるセルのネットワーク側機器からデータを受信した場合、ネットワーク側機器にACK又はNACKをフィードバックすることを含み、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすることは、TAGにおけるセルのネットワーク側機器からデータを受信した場合、ネットワーク側機器にACK又はNACKをフィードバックしないことを含む。
好ましくは、データは、制御データ、及びサービスデータを含む。
好ましくは、無線通信方法は、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフした後に、更新されたTAGに関する情報をネットワーク側機器から受信することと、更新されたTAGに関する情報に応じて、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフ又はオンすることとをさらに含む。
好ましくは、無線通信方法は、電子機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフした後に、特定のHARQプロセスに関する情報をネットワーク側機器から受信することと、特定のHARQプロセスに関する情報に応じて、特定のHARQプロセスをオフ又はオンすることとをさらに含む。
好ましくは、下位層シグナリングにより、特定のHARQプロセスに関する情報がキャリーされる。
好ましくは、下位層シグナリングは、DCIを含む。
好ましくは、電子機器は、1つ又は複数のサービングセルを有し、1つ又は複数のサービングセルは、1つ又は複数のTAGに分けられ、無線通信方法は、電子機器のプライマリサービングセルのネットワーク側機器から、各TAGに関する情報を受信することをさらに含む。
本開示の実施例によれば、上記の方法を実行する本体は、本開示の実施例による電子機器100であり得るので、以上の電子機器100についてのすべての実施例はここに適用可能である。
次に、本開示の実施例による無線通信システムにおけるネットワーク側機器としての電子機器800によって実行される無線通信方法について詳細に説明する。
図10は、本開示の実施例による無線通信システムにおけるネットワーク側機器としての電子機器800によって実行される無線通信方法を示すフローチャートである。
図10に示すように、ステップS1010において、電子機器がサービングするユーザー機器のタイミングアドバンスグループTAGに関する情報を生成する。
次に、ステップS1020において、ユーザー機器にTAGに関する情報を送信して、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするようにユーザー機器に指示する。
好ましくは、TAGに関する情報は、TAGに関するタイミングアドバンスコマンドTACを含み、TACは、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間の同じタイミングアドバンスTAの値を指示する。
好ましくは、無線通信方法は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することと、決定の結果に応じて、TAGに関する情報を生成することとをさらに含む。
好ましくは、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することは、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間の同じタイミングアドバンスTAの値に応じて、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することを含む。
好ましくは、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することは、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きい場合、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフすると決定することと、TAの値がTAの所定の閾値よりも大きくない場合、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンすると決定することとを含む。
好ましくは、TAGに関する情報は、TAGの構成情報を含み、TAGの構成情報は、HARQプロセスのオン又はオフに関する情報を含む。
好ましくは、上位層シグナリングにより、TAGに関する情報がキャリーされる。
好ましくは、上位層シグナリングは、RRC情報を含み、TAGの構成情報は、TAG‐Config information element情報を含む。
好ましくは、TAG‐Config information element情報におけるtimeAlignmentTimerフィールドの値を使用して、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示する。
好ましくは、TAG‐Config information element情報に、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフするように指示するために、HARQプロセスのオン又はオフに関するフィールドを増加する。
好ましくは、無線通信方法は、ユーザー機器のTAGに関する情報を更新することと、更新された情報をユーザー機器に送信して、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフ又はオンするようにユーザー機器に指示することとをさらに含む。
好ましくは、無線通信方法は、ユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスのうちの特定のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定することと、ユーザー機器に特定のHARQプロセスに関する情報を送信して、特定のHARQプロセスをオン又はオフするようにユーザー機器に指示することとをさらに含む。
好ましくは、下位層シグナリングにより、特定のHARQプロセスに関する情報がキャリーされる。
好ましくは、下位層シグナリングは、DCIを含む。
好ましくは、ユーザー機器は、1つ又は複数のサービングセルを有し、1つ又は複数のサービングセルは、1つ又は複数のTAGに分けられ、電子機器は、ユーザー機器のプライマリサービングセルのネットワーク側機器である。
本開示の実施例によれば、上記の方法を実行する本体は、本開示の実施例による電子機器800であり得るので、以上の電子機器800についてのすべての実施例はここに適用可能である。
<5.適用例>
本開示の技術は様々なシナリオに適用可能である。具体的には、各シナリオにおいて、ユーザー機器は、1つ又は複数のサービングセルを有し、当該1つ又は複数のサービングセルは、1つ又は複数のTAGに分けられる。いくつかの実施例を非限定的に以下で説明する。
図11は、本開示の実施例による適用シナリオを示す概略図である。図11に示すように、NTN BSは、同時に領域A、領域B及び領域Cをカバーし得、TN BSは領域Cをカバーし得、UE#1は領域Aにあり、UE#2は領域Bにあり、UE#3は領域Cにある。図11に示すシナリオでは、UE#1はNTN BSに接続され、UE#2はNTN BSに接続され、UE#3は同時にNTN BS及びTN BSに接続される。つまり、UE#1は1つのサービングセル、即ち、NTN BSによってカバーされる領域Aを有し、UE#2は、1つのサービングセル、即ち、NTN BSによってカバーされる領域Bを有し、UE#3は、2つのサービングセル、即ち、NTN BSによってカバーされる領域C及びTN BSによってカバーされる領域Cを有する。
本開示の実施例によれば、UE#1は、NTN BSによってカバーされる領域Aを含む1つのTAG#1を有する。UE#1は、NTN BSから遠く離れており、伝送遅延が大きいので、NTN BSからの明示的又は暗黙的な指示に応じて、UE#1は、システム効率を提供するために、TAG#1に含まれるすべてのセルとの間のHARQをオフするように構成され得る。さらに、UE#2は、NTN BSによってカバーされる領域Bを含む1つのTAG#2を有する。ここで、UE#2は、あるデータ(例えば、温度、湿度など)のみを定期的に報告し、遅延に不敏感であるセンサーユーザーであると仮定される。したがって、NTN BSからの明示的又は暗黙的な指示に応じて、UE#2は、システムの信頼性を提供するために、TAG#2に含まれるすべてのセルとの間のHARQをオンするように構成され得る。さらに、UE#3は、NTN BSによってカバーされる領域Cを含むTAG#3と、TN BSによってカバーされる領域Cを含むTAG#4との2つのTAGを有し、TN BSによってカバーされる領域Cは、プライマリサービングセルであると仮定される。TN BSからの明示的又は暗黙的な指示に応じて、UE#3は、TAG#3に含まれるすべてのセルとの間のHARQをオフし、TAG#4に含まれるすべてのセルとの間のHARQをオンするように構成され得る。つまり、UE#3は、NTNセルからの下りリンクデータに対するACK/NACKをフィードバックしなく、TNセルからの下りリンクデータに対するACK/NACKをフィードバックする。
以上のように、NTN及びTNを含む無線通信システムでは、ユーザー機器は、TAGの単位でHARQプロセスを合理的にオン又はオフすることができる。
UEがCA(Carrier aggregation、キャリアアグリゲーション)をサポートするシナリオでは、UEに複数のサービングセルを配置することができる。例えば、UEには、静止衛星のRRH(Remote Radio Head、リモートラジオヘッド)からのサービングセルScell#1、及び地上基地局からのサービングセルPcellとサービングセルScell#2があると仮定され、これらのセルは、CA方式でUEにサービングし、Pcell及びScell#2は、TAG#1として記述される1つのTAGに属し、サービングセルScell#1は、TAG#2として記述される別の1つのTAGに属すると仮定される。地上基地局のサービングセルPcellのネットワーク側機器は、明示的又は暗黙的に、TAG#1内のすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンするようにUEに指示し、TAG#2内のすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフするようにUEに指示することができる。例えば、TAG#1について、フィールド「HARQ_feedback_enable」の値は「ON」であり、TAG#2について、フィールド「HARQ_feedback_enable」の値は「OFF」である。
UEがデュアル接続をサポートするシナリオでは、UEに複数のサービングセルグループを配置することができ、サービングセルグループのそれぞれには、複数のサービングセルを含む。例えば、UEは、静止衛星基地局からのサービングセルPScellとサービングセルScell#1、及び地上基地局からのサービングセルPcellとサービングセルScell#2によってデュアル接続で同時にサービングされ、PScellとScell#1はSCG(secondary cell group、セカンダリセルグループ)に属し、PcellとScell#2はMCG(master cell group、マスターセルグループ)に属する。ここで、PcellとScell#2がTAG#1として記述される1つのTAGに属し、PScellとScell#1がTAG#2として記述される別の1つのTAGに属すると仮定される。サービングセルPScellは、TAG#2内のすべてのセルとの間のHARQプロセスをオフするようにUEに明示的又は暗黙的に指示することができ、また、例えば、TAG#2に対するフィールド「HARQ_fedbocy_enable」の値は「OFF」である。サービングセルPcellは、TAG#1のすべてのセルとの間のHARQプロセスをオンするようにUEに明示的又は暗黙的に指示することができ、また、例えば、TAG#1に対するフィールド「HARQ_feedback_enable」の値は「ON」である。
本開示の適用シナリオは、以上で非限定的に記載された。当業者であれば、本開示は、ユーザー機器のサービングセルが1つ又は複数のTAGに分けられるすべてのシナリオに適用可能であることを理解すべきである。
ネットワーク側機器は、任意のタイプのTRPとして実現されることができる。当該TRPは、送受信機能を持つでき、例えば、ユーザー機器及び基地局装置から情報を受信することができ、ユーザー機器及び基地局装置に情報を送信することもできる。典型的な例では、TRPは、ユーザー機器にサービスを提供することができ、基地局装置によって制御される。また、TRPは、以下に説明する基地局装置と同様の構造を有してもよいし、基地局装置における情報の送受信に関する構造のみを有してもよい。
ネットワーク側機器は、マクロeNBやスモールeNBなどの任意のタイプの基地局装置として実現されることができ、任意のタイプのgNB(5Gシステムにおける基地局)として実現されることもできる。また、スモールeNBは、マクロセルより小さいセルをカバーできる、例えばピコeNB、マイクロeNB及びホーム(フェムト)eNBなどのeNBであってもよい。その代わりに、基地局は、例えばNodeB及び基地局トランシーバ(BTS)のような任意の他のタイプの基地局として実現されることができる。基地局は、無線通信を制御するように構成される主体(基地局装置とも呼ばれる)と、主体と異なる場所に設けられる1つ又は複数のリモート無線ヘッド(RRH)とを含むことができる。
ユーザー機器は、携帯端末(例えば、スマートフォン、タブレットパーソナルコンピューター(PC)、ノートPC、携帯ゲーム端末、ポータブル/ドングルモバイルルーター、及びデジタル撮影装置など)、又は車載端末(例えば、カーナビゲーション装置など)として実現されることができる。ユーザー機器は、マシンツーマシン(M2M)通信を実行する端末(マシンタイプ通信(MTC)端末とも呼ばれる)として実現されることもできる。なお、ユーザー機器は、上記ユーザー機器のそれぞれに搭載された無線通信モジュール(例えば、単一チップを含む集積回路モジュール)であってもよい。
<基地局についての適用例>
(第1の適用例)
図12は、本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第1の例を示すブロック図である。eNB1200は、1つ又は複数のアンテナ1210、及び基地局装置1220を含む。基地局装置1220と各アンテナ1210とは、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ1210のそれぞれには、単一又は複数のアンテナ素子(例えば、多入力多出力(MIMO)アンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、基地局装置1220の無線信号の送受信に使用される。図12に示すように、eNB1200は複数のアンテナ1210を含むことができる。例えば、複数のアンテナ1210は、eNB1200に使用される複数の周波数帯域と互換性があり得る。図12はeNB1200が複数のアンテナ1210を含む例を示したが、eNB1200は単一のアンテナ1210を含んでもよい。
基地局装置1220は、コントローラ1221、メモリ1222、ネットワークインターフェース1223、及び無線通信インターフェース1225を含むことができる。
コントローラ1221は、例えばCPU又はDSPであり、かつ、基地局装置1220の上位層の各種機能を動作させる。例えば、コントローラ1221は、無線通信インターフェース1225で処理された信号におけるデータに基づいてデータパケットを生成し、ネットワークインターフェース1223によって、生成されたパケットを伝送する。コントローラ1221は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドルして、バンドルパケットを生成し、生成されたバンドルパケットを伝送することができる。コントローラ1221は、無線リソース制御、無線ベアラ制御、モビリティ管理、受付制御、及びスケジューリングなどの制御を実行する論理機能を有することができる。これらの制御は、近くのeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されることができる。メモリ1222は、RAMとROMを含み、コントローラ1221によって実行されるプログラムや各種制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータ)を記憶する。
ネットワークインターフェース1223は、基地局装置1220をコアネットワーク1224に接続するための通信インターフェースである。コントローラ1221は、ネットワークインターフェース1223を介してコアネットワークノードや別のeNBと通信することができる。この場合、eNB1200とコアネットワークノードや他のeNBとは、論理インターフェース(例えば、S1インターフェース、X2インターフェース)を介して互いに接続される。ネットワークインターフェース1223は、有線通信インターフェースや無線バックホールライン用の無線通信インターフェースであってもよい。ネットワークインターフェース1223が無線通信インターフェースであれば、無線通信インターフェース1225によって使用される周波数帯域と比べて、ネットワークインターフェース1223はより高い周波数帯域を無線通信に使用することができる。
無線通信インターフェース1225は、任意のセルラー通信方式(例えば、長期的進化(LTE)及びLTE‐Advanced)をサポートし、アンテナ1210によって、eNB1200のセルに位置する端末への無線接続を提供する。無線通信インターフェース1225は、通常、例えばベースバンド(BB)プロセッサ1226とRF回路1227を含むことができる。BBプロセッサ1226は、例えば、符号化/復号化、変調/復調、多重化/逆多重化を実行することができ、レイヤー(例えば、L1、メディアアクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)、パケットデータアグリゲーションプロトコル(PDCP))の各タイプの信号処理を実行することができる。コントローラ1221の代わりに、BBプロセッサ1226は、上記した論理機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ1226は、通信制御プログラムを記憶するメモリであってもよく、或いは、プログラムを実行するように構成されるプロセッサと関連する回路を含むモジュールであってもよい。プログラムの更新は、BBプロセッサ1226の機能を変更させることができる。このモジュールは、基地局装置1220のスロットに挿入されるカード又はブレッドであってもよい。代わりに、このモジュールは、カード又はブレッドに搭載されるチップであってもよい。同時に、RF回路1227は、例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含み、アンテナ1210によって無線信号を送受信することができる。
図12に示すように、無線通信インターフェース1225は、複数のBBプロセッサ1226を含むことができる。例えば、複数のBBプロセッサ1226は、eNB1200に使用される複数の周波数帯域と互換性があり得る。図12に示すように、無線通信インターフェース1225は、複数のRF回路1227を含むことができる。例えば、複数のRF回路1227は、複数のアンテナ素子と互換性があり得る。図12は、無線通信インターフェース1225が複数のBBプロセッサ1226と複数のRF回路1227を含む例を示したが、無線通信インターフェース1225は、単一のBBプロセッサ1226又は単一のRF回路1227を含んでもよい。
(第2の適用例)
図13は、本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第2の例を示すブロック図である。eNB1330は、1つ又は複数のアンテナ1340と、基地局装置1350と、RRH1360とを含む。RRH1360と各アンテナ1340とは、RFケーブルを介して互いに接続されることができる。基地局装置1350とRRH1360とは、光ファイバケーブルのような高速回線を介して互いに接続されることができる。
アンテナ1340のそれぞれには、単一又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、RRH1360の無線信号の送受信に使用される。図13に示すように、eNB1330は、複数のアンテナ1340を含むことができる。例えば、複数のアンテナ1340はeNB1330に使用される複数の周波数帯域と互換性があり得る。図13はeNB1330が複数のアンテナ1340を含む例を示したが、eNB1330は単一のアンテナ1340を含んでもよい。
基地局装置1350は、コントローラ1351、メモリ1352、ネットワークインターフェース1353、無線通信インターフェース1355、及び接続インターフェース1357を含む。コントローラ1351、メモリ1352、ネットワークインターフェース1353は、図12を参照して説明したコントローラ1221、メモリ1222、ネットワークインターフェース1223と同様である。
無線通信インターフェース1355は、任意のセルラー通信方式(例えば、LTE及びLTE‐Advanced)をサポートし、RRH1360とアンテナ1340によって、RRH1360に対応するセクタに位置する端末への無線通信を提供する。無線通信インターフェース1355は、通常、例えばBBプロセッサ1356を含むことができる。BBプロセッサ1356が接続インターフェース1357を介してRRH1360のRF回路1364に接続されることの以外、BBプロセッサ1356は、図12を参照して説明したBBプロセッサ1426と同様である。図13に示すように、無線通信インターフェース1355は複数のBBプロセッサ1356を含むことができる。例えば、複数のBBプロセッサ1356は、eNB1330に使用される複数の周波数帯域と互換性があり得る。図13は無線通信インターフェース1355が複数のBBプロセッサ1356を含む例を示したが、無線通信インターフェース1355は単一のBBプロセッサ1356を含んでもよい。
接続インターフェース1357は、基地局装置1350(無線通信インターフェース1355)をRRH1360に接続するためのインターフェースである。接続インターフェース1357は、基地局装置1350(無線通信インターフェース1355)をRRH1360に接続するための上記した高速回線における通信用の通信モジュールであってもよい。
RRH1360は、接続インターフェース1361と無線通信インターフェース1363を含む。
接続インターフェース1361は、RRH1360(無線通信インターフェース1363)を基地局装置1350に接続するためのインターフェースである。接続インターフェース1361は、上記した高速回線における通信用の通信モジュールであってもよい。
無線通信インターフェース1363は、アンテナ1340を介して無線信号を送受信する。無線通信インターフェース1363は、通常、例えばRF回路1364を含むことができる。RF回路1364は、例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含み、アンテナ840によって無線信号を送受信することができる。図13に示すように、無線通信インターフェース1363は複数のRF回路1364を含むことができる。例えば、複数のRF回路1364は複数のアンテナ素子をサポートすることができる。図13は無線通信インターフェース1363が複数のRF回路1364を含む例を示したが、無線通信インターフェース1363は単一のRF回路1364を含んでもよい。
図12及び図13に示すeNB1200とeNB1330において、図8により説明された生成部810及び決定部830は、コントローラ1221及び/又はコントローラ1351によって実現されることができる。機能の少なくとも一部は、コントローラ1221とコントローラ1351によって実現されることもできる。例えば、コントローラ1221及び/又はコントローラ1351は、対応するメモリに記憶されているコマンドを実行することによって、TAGに関する情報の生成、及びユーザー機器とTAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定する機能を実行することができる。
<端末装置についての適用例>
(第1の適用例)
図14は、本開示の技術を適用できるスマートフォン1400の概略構成の例を示すブロック図である。スマートフォン1400は、プロセッサ1401、メモリ1402、記憶装置1403、外部接続インターフェース1404、撮影装置1406、センサー1407、マイク1408、入力装置1409、表示装置1410、スピーカ1411、無線通信インターフェース1412、1つ又は複数のアンテナスイッチ1415、1つ又は複数のアンテナ1416、バス1417、バッテリ1418、及び補助コントローラ1419を含む。
プロセッサ1401は、例えばCPU又はシステムオンチップ(SoC)であり、スマートフォン1400のアプリケーション層と他の層の機能を制御することができる。メモリ1402は、RAMとROMを含み、データとプロセッサ1401によって実行されるプログラムを記憶する。記憶装置1403は、例えば半導体メモリ、ハードディスクのような記憶媒体を含むことができる。外部接続インターフェース1404は、外部装置(例えば、メモリカード、ユニバーサルシリアルバス(USB)装置)をスマートフォン1400に接続するためのインターフェースである。
撮影装置1406は、イメージセンサー(例えば、電荷結合デバイス(CCD)、相補型金属酸化物半導体(CMOS))を含み、撮像画像を生成する。センサー1407は、例えば、測定センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー及び加速度センサーのような1組みのセンサーを含むことができる。マイク1408は、スマートフォン1400に入力された音をオーディオ信号に変換する。入力装置1409は、例えば表示装置1410のスクリーン上のタッチを検出するように構成されるタッチセンサー、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチを含み、ユーザーから入力された操作又は情報を受信する。表示装置1410は、スクリーン(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ)を含み、スマートフォン1400の出力画像を表示する。スピーカ1411は、スマートフォン1400から出力されたオーディオ信号を音に変換する。
無線通信インターフェース1412は、任意のセルラー通信方式(例えば、LTE及びLTE‐Advanced)をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インターフェース1412は、通常、例えばBBプロセッサ1413とRF回路1414を含むことができる。BBプロセッサ1413は、例えば、符号化/復号化、変調/復調、多重化/逆多重化を実行することができ、無線通信のための各種のタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路1414は、例えば、ミキサ、フィルタ、増幅器を含み、アンテナ1416によって無線信号を送受信することができる。無線通信インターフェース1412は、BBプロセッサ1413とRF回路1414が集積された1つのチップモジュールであってもよい。図14に示すように、無線通信インターフェース1412は、複数のBBプロセッサ1413と複数のRF回路1414を含むことができる。図14は、無線通信インターフェース1412が複数のBBプロセッサ1413と複数のRF回路1414を含む例を示したが、無線通信インターフェース1412は、単一のBBプロセッサ1413又は単一のRF回路1414を含んでもよい。
なお、セルラー通信方式の以外、無線通信インターフェース1412は、例えば、短距離無線通信方式、近接通信方式や無線ローカルネットワーク(LAN)方式などの別のタイプの無線通信方式をサポートすることができる。この場合、無線通信インターフェース1412は、各種の無線通信方式に対するBBプロセッサ1413とRF回路1414を含むことができる。
アンテナスイッチ1415のそれぞれは、無線通信インターフェース1412に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式に使用される回路)の間でアンテナ1416の接続先を切り替える。
アンテナ1416のそれぞれは、単一又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、無線通信インターフェース1412の無線信号の送受信に使用される。図14に示すように、スマートフォン1400は、複数のアンテナ1416を含むことができる。図14は、スマートフォン1400が複数のアンテナ1416を含む例を示したが、スマートフォン1400は、単一のアンテナ1416を含んでもよい。
なお、スマートフォン1400は、各種の無線通信方式に対するアンテナ1416を含むことができる。この場合、アンテナスイッチ1415は、スマートフォン1400の構成から省略されることができる。
バス1417は、プロセッサ1401、メモリ1402、記憶装置1403、外部接続インターフェース1404、撮影装置1406、センサー1407、マイク1408、入力装置1409、表示装置1410、スピーカ1411、無線通信インターフェース1412及び補助コントローラ1419を互いに接続する。バッテリ1418は、給電線を介して図14に示すスマートフォン1400の各ブロックに電力を供給し、給電線は図面において部分的に点線として示される。補助コントローラ1419は、例えばスリープモードでスマートフォン1400の最低限必要な機能を動作させる。
図14に示すスマートフォン1400では、図1により説明された決定部120及びフィードバック部130は、プロセッサ1401又は補助コントローラ1419によって実現されることができる。機能の少なくとも一部は、プロセッサ1401又は補助コントローラ1419によって実現されることもできる。例えば、プロセッサ1401又は補助コントローラ1419は、メモリ1402又は記憶装置1403に記憶されているコマンドを実行することによって、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定すること、及び下りリンクデータに対してACK/NACKをフィードバックする機能を実行する。
(第2の適用例)
図15は、本開示の技術を適用できるカーナビゲーション装置1520の概略構成の例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置1520は、プロセッサ1521、メモリ1522、グローバルポジショニングシステム(GPS)モジュール1524、センサー1525、データインターフェース1526、コンテンツプレーヤー1527、記憶媒体インターフェース1528、入力装置1529、表示装置1530、スピーカ1531、無線通信インターフェース1533、1つ又は複数のアンテナスイッチ1536、1つ又は複数のアンテナ1537、及びバッテリ1538を含む。
プロセッサ1521は、例えばCPU又はSoCであり、カーナビゲーション装置1520のナビゲーション機能と他の機能を制御することができる。メモリ1522は、RAMとROMを含み、データ及びプロセッサ1521によって実行されるプログラムを記憶する。
GPSモジュール1524は、GPS衛星から受信したGPS信号を使用してカーナビゲーション装置1520の位置(例えば、緯度、経度、高度)を測定する。センサー1525は、例えば、ジャイロセンサー、地磁気センサー及び気圧センサーなどの1組みのセンサーを含むことができる。データインターフェース1526は、図示しない端末を介して例えば車載ネットワーク1541に接続し、車両が生成したデータ(例えば、車速データ)を取得する。
コンテンツプレーヤー1527は、記憶媒体(例えば、CDとDVD)に記憶されているコンテンツを再生し、この記憶媒体は、記憶媒体インターフェース1528に挿入される。入力装置1529は、例えば表示装置1530のスクリーン上のタッチを検出するように構成されるタッチセンサー、ボタン又はスイッチを含み、ユーザーから入力された操作又は情報を受信する。表示装置1530は、例えばLCDやOLEDディスプレイのスクリーンを含み、ナビゲーション機能の画像又は再生されたコンテンツを表示する。スピーカ1531は、ナビゲーション機能の音又は再生されたコンテンツを出力する。
無線通信インターフェース1533は、任意のセルラー通信方式(例えば、LTE及びLTE‐Advanced)をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インターフェース1533は、通常、例えばBBプロセッサ1534とRF回路1535を含むことができる。BBプロセッサ1534は、例えば符号化/復号化、変調/復調、及び多重化/逆多重化を実行することができ、無線通信に使用される様々なタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路1535は、例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含み、アンテナ1537によって無線信号を送受信することができる。無線通信インターフェース1533は、BBプロセッサ1534とRF回路1535が集積された1つのチップモジュールであってもよい。図15に示すように、無線通信インターフェース1533は、複数のBBプロセッサ1534と複数のRF回路1535を含むことができる。図15は、無線通信インターフェース1533が複数のBBプロセッサ1534と複数のRF回路1535を含む例を示したが、無線通信インターフェース1533は、単一のBBプロセッサ1534又は単一のRF回路1535を含んでもよい。
なお、セルラー通信方式の以外、無線通信インターフェース1533は、例えば短距離無線通信方式、近接通信方式と無線LAN方式などの別のタイプの無線通信方式をサポートすることができる。この場合、無線通信インターフェース1533は、各種の無線通信方式に対して、BBプロセッサ1534とRF回路1535を含むことができる。
アンテナスイッチ1536のそれぞれは、無線通信インターフェース1533に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式に使用される回路)の間でアンテナ1537の接続先を切り替える。
アンテナ1537のそれぞれは、単一又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、無線通信インターフェース1533の無線信号の送受信に使用される。図15に示すように、カーナビゲーション装置1520は複数のアンテナ1537を含むことができる。図15は、カーナビゲーション装置1520が複数のアンテナ1537を含む例を示したが、カーナビゲーション装置1520は、単一のアンテナ1537を含んでもよい。
なお、カーナビゲーション装置1520は、各種の無線通信方式に対するアンテナ1537を含むことができる。この場合、アンテナスイッチ1536は、カーナビゲーション装置1520の構成から省略されることができる。
バッテリ1538は、給電線を介して図15に示すカーナビゲーション装置1520の各ブロックに電力を供給し、給電線は、図面において部分的に点線として示される。バッテリ1538は、車両から供給した電力を蓄積する。
図15に示すカーナビゲーション装置1520では、図1により説明された決定部120及びフィードバック部130は、プロセッサ1521によって実現されることができる。機能の少なくとも一部は、プロセッサ1521によって実現されることもできる。例えば、プロセッサ1521は、メモリ1522に記憶されているコマンドを実行することによって、TAGにおけるすべてのセルとの間のHARQプロセスをオン又はオフすることを決定すること、及び下りリンクデータに対してACK/NACKをフィードバックする機能を実行する。
本開示の技術は、カーナビゲーション装置1520、車載ネットワーク1541及び車両モジュール1542のうちの1つ又は複数のブロックを含む車載システム(又は車両)1540として実現されてもよい。車両モジュール1542は車両データ(例えば車速、エンジン速度、故障情報)を生成し、生成されたデータを車載ネットワーク1541に出力する。
以上、本開示の好ましい実施例について図面を参照しながら説明したが、本開示はもちろん、上記の例示に限定されるものではない。当業者であれば、添付の特許請求の範囲において、様々な修正及び変更が得られ、これらの修正及び変更も本開示の技術的範囲に含まれると理解されるべきである。
例えば、図示される機能ブロック図において点線ブロックで示される部は、いずれも、当該機能部が対応する装置で選択的なものであり、かつ、各選択的な機能部を適切な方式で組み合わせて必要な機能を実現することができることを示す。
例えば、以上の実施例では、1つの部に含まれる複数の機能は、個別の装置によって実現されることができる。その代わり、以上の実施例では、複数の部によって実現される複数の機能は、それぞれ、個別の装置によって実現されることができる。また、以上の機能のうち1つは、複数の部によって実現されることができる。そのような配置は、本開示の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
本明細書では、フローチャートに記載されているステップには、その順序で時系列に沿って実行される処理だけでなく、必ずしも時系列ではなく並列的又は独立して実行される処理も含まれる。また、時系列で処理されるステップでも、当該順序を入れ替えてもよいことは言うまでもない。
以上、図面を結合して本開示の実施例について詳細に説明したが、上記した実施形態は本開示を説明するためのものであり、本開示を限定するものではないと理解すべきである。当業者にとって、本開示の精神及び範囲から逸脱することがなく、上記した実施形態に対して様々な修正及び変更を行うことが可能である。そのため、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその等価物のみによって限定される。