JP7525631B2 - 状態判定装置及び状態判定方法 - Google Patents

状態判定装置及び状態判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7525631B2
JP7525631B2 JP2022555420A JP2022555420A JP7525631B2 JP 7525631 B2 JP7525631 B2 JP 7525631B2 JP 2022555420 A JP2022555420 A JP 2022555420A JP 2022555420 A JP2022555420 A JP 2022555420A JP 7525631 B2 JP7525631 B2 JP 7525631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
statistical
injection molding
data
molding machine
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022555420A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022075181A1 (ja
Inventor
淳史 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Publication of JPWO2022075181A1 publication Critical patent/JPWO2022075181A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7525631B2 publication Critical patent/JP7525631B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/768Detecting defective moulding conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2945/00Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
    • B29C2945/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2945/76003Measured parameter

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、射出成形機に係る状態判定装置及び状態判定方法に関し、特に射出成形機が成形する成形品の良否の判定を補助する状態判定装置及び状態判定方法に関する。
射出成形機による成形品の生産では、成形に係る判別条件を予め設定し、この判別条件を用いて成形された成形品に対して良否判別を行っている。例えば、成形品の材料である樹脂の製造ロットが切り換わると、射出シリンダ内の樹脂の可塑化状態が変動することにより、成形品の不良が生じることがある。また、スクリュ等の部品の摩耗や可動部へのグリス切れによっても成形品の不良が生じることがある。そこで、経時変化や環境変化によって変動する射出成形機に係る状態の判定は、成形サイクルにおける射出工程の射出時間やピーク圧力、計量工程の計量時間や計量位置等の特徴量の変化に基づいて行っている。
樹脂の可塑化状態が最適であった時の特徴量と比べて、特徴量に多少の差異が生じたとしても、その差異が著しいものでもない限り、必ずしも成形品に異常が生じるとは限らない。そこで、特徴量の判別条件には、許容範囲を設けるのが一般的である。例えば、特許文献1には、成形サイクル毎に検出した測定データの最大値及び最小値に基づき良否判定することが示されている。また、特許文献2~4には、時系列データより特徴量(例:射出時間、ピーク圧力、計量位置などの実績値/操業データ)を算出し、算出した特徴量に係る基準値、基準値との偏差、平均値、標準偏差、などの許容範囲に基づいて正常(良品)あるいは異常(不良品)を判定し、アラーム(製品に異常が発生した可能性)として報知することが示されている。
特開平02-106315号公報 特開平06-231327号公報 特開2002-079560号公報 特開2003-039519号公報
成形品の異常(不良)を引き起こす要因はさまざまであり、突発的な要因と、中長期的な要因がある。突発的な要因の例としては、センサの破損、可動部への異物の混入、生産材料への異物の混入、オペレータの操作ミスなどが挙げられる。一方、中長期的な要因の例としては、機構部材の摩耗、消耗、劣化(スクリュの摩耗、ベルトの消耗、可動部のグリス切れ、電装品の経年劣化、金型の摩耗など)や、生産環境の変化(生産材料(樹脂)の劣化、季節の変化、降雨等による湿度の変化、朝昼晩の気温変化など)などが挙げられる。例えば、朝昼晩の気温変化は射出シリンダを加熱する温度制御に影響し、射出シリンダ内の樹脂の可塑化状態が変動して成形品の不良につながることがある。
このように、機械を運転する条件(プログラム、射出速度などのパラメータ)が同一であっても、気温などの環境変動や経時変化の影響を受けて、測定データより算出される特徴量は変動してバラつく。従来、突発的・短期的な要因に係る異常については、成形サイクル毎に取得した測定値、または測定値より算出した特徴量や統計量に対して、予め決められた上限値/下限値等の閾値を設けて成形状態を判定することは可能であった。
しかしながら、長期的に緩やかに変化する成形状態を判定すること、時間をかけて少しずつ変化する状態の変化の兆候を把握し、将来的な状態の変化を予測すること、には十分な対応がとれていなかった。
即ち、機械が壊れる前に知らせること、成形品に不良が生じる前にその状態を知らせること、稼働率を向上させる予防保全が望まれている。
本発明による状態判定装置は、射出成形機の成形動作に係る時系列データ(例:圧力、電流、速度など)に基づいて、成形工程毎に時系列データの特徴量(該成形工程におけるピーク値など)を算出し、算出された複数の特徴量に統計関数を用いて統計量を算出する。続いて、算出した複数の統計量の変動に基づいて、射出成形機の成形状態を判定する。
そして、本発明の一態様は、射出成形機の状態を判定する状態判定装置であって、前記射出成形機に係る状態を示すデータとして所定の物理量に係るデータを取得するデータ取得部と、前記物理量に係るデータに基づいて、前記射出成形機の状態の特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出部と、前記特徴量を記憶する特徴量記憶部と、所定の特徴量から所定の統計量を算出するための統計関数を少なくとも含む統計条件を記憶する統計条件記憶部と、前記特徴量記憶部に記憶された前記特徴量に基づいて、前記統計条件記憶部に記憶された統計条件を参照して統計量を統計データとして算出する統計データ算出部と、前記統計データを記憶する統計データ記憶部と、前記統計データ記憶部に記憶された前記統計データの内で連続する複数の統計データの変動に基づいて、前記射出成形機の状態を判定する状態判定部と、を備えた状態判定装置である。
本発明の他の態様は、射出成形機の状態を判定する状態判定方法であって、前記射出成形機に係る状態を示すデータとして所定の物理量に係るデータを取得するステップと、前記物理量に係るデータに基づいて、前記射出成形機の状態の特徴を示す特徴量を算出するステップと、算出した前記特徴量に基づいて、所定の特徴量から所定の統計量を算出するための統計関数を少なくとも含む統計条件に従い統計量を統計データとして算出するステップと、算出した前記統計データの内で連続する複数の統計データの変動に基づいて、前記射出成形機の状態を判定するステップと、を実行する状態判定方法である。
本発明の一態様により、長期的に緩やかに変化する成形状態の判定が可能となり、さらに、将来的な状態の変化を予測することが可能となる。
一実施形態による状態判定装置の概略的なハードウェア構成図である。 射出成形機の概略構成図である。 第1実施形態による状態判定装置の概略的な機能ブロック図である。 1つの成形品を製造する成形サイクルの例を示す図である。 1つの時系列データから特徴量を算出する例を示す図である。 2つ以上の時系列データから特徴量を算出する例を示す図である。 統計条件の例を示す図である。 ショット毎の特徴量をプロットしたグラフを示す図である。 特徴量から算出された統計データをプロットしたグラフを示す図である。 統計データ記憶部に記憶される統計データの例を示す図である。 統計解析により射出成形機の状態を判定する場合の状態判定部の概略的な機能ブロック図である。 判定条件の例を示す図である。 機械学習により射出成形機の状態を判定する場合の状態判定部の概略的な機能ブロック図である。 学習モデルの例を示す図である。 統計条件の入力画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施形態による状態判定装置の要部を示す概略的なハードウェア構成図である。本実施形態による状態判定装置1は、例えば制御用プログラムに基づいて射出成形機4を制御する制御装置として実装することができる。また、本実施形態による状態判定装置1は、制御用プログラムに基づいて射出成形機4を制御する制御装置に併設されたパソコンや、有線/無線のネットワークを介して制御装置と接続されたパソコン、セルコンピュータ、フォグコンピュータ6、クラウドサーバ7等の上位装置に実装することができる。本実施形態では、状態判定装置1を、ネットワーク9を介して制御装置3と接続されたパソコンの上に実装した例を示す。
本実施形態による状態判定装置1が備えるCPU11は、状態判定装置1を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、バス22を介してROM12に格納されたシステム・プログラムを読み出し、該システム・プログラムに従って状態判定装置1全体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表示データ、及び外部から入力された各種データ等が一時的に格納される。
不揮発性メモリ14は、例えば図示しないバッテリでバックアップされたメモリやSSD(Solid State Drive)等で構成され、状態判定装置1の電源がオフされても記憶状態が保持される。不揮発性メモリ14には、インタフェース15を介して外部機器72から読み込まれたデータ、インタフェース18を介して入力装置71から入力されたデータ、ネットワーク9を介して射出成形機4から取得されたデータ等が記憶される。記憶されるデータには、例えば制御装置3により制御される射出成形機4に取り付けられた各種センサ5により検出された駆動部のモータ電流、電圧、トルク、位置、速度、加速度、金型内圧力、射出シリンダの温度、樹脂の流量、樹脂の流速、駆動部の振動や音等の物理量に係るデータが含まれていてよい。不揮発性メモリ14に記憶されたデータは、実行時/利用時にはRAM13に展開されてもよい。また、ROM12には、公知の解析プログラムなどの各種システム・プログラムがあらかじめ書き込まれている。
インタフェース15は、状態判定装置1のCPU11と外部記憶媒体等の外部機器72とを接続するためのインタフェースである。外部機器72側からは、例えばシステム・プログラムや射出成形機4の運転に係るプログラムやパラメータ等を読み込むことができる。また、状態判定装置1側で作成・編集したデータ等は、外部機器72を介して図示しないCFカードやUSBメモリ等の外部記憶媒体に記憶させることができる。
インタフェース20は、状態判定装置1のCPUと有線乃至無線のネットワーク9とを接続するためのインタフェースである。ネットワーク9は、例えばRS-485等のシリアル通信、Ethernet(登録商標)通信、光通信、無線LAN、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の技術を用いて通信をするものであってよい。ネットワーク9には、射出成形機4を制御する制御装置3やフォグコンピュータ6、クラウドサーバ7等が接続され、状態判定装置1との間で相互にデータのやり取りを行っている。
表示装置70には、メモリ上に読み込まれた各データ、プログラム等が実行された結果として得られたデータ等がインタフェース17を介して出力されて表示される。また、キーボードやポインティングデバイス等から構成される入力装置71は、オペレータによる操作に基づく指令,データ等をインタフェース18を介してCPU11に渡す。
図2は、射出成形機4の概略構成図である。射出成形機4は、主として型締ユニット401と射出ユニット402とから構成されている。型締ユニット401には、可動プラテン416と固定プラテン414が備えられている。また、可動プラテン416には可動側金型412が取り付けられており、固定プラテン414には固定側金型411が取り付けられている。一方、射出ユニット402は、射出シリンダ426と、射出シリンダ426に供給する樹脂材料を溜めるホッパ436と、射出シリンダ426の先端に設けられたノズル440とから構成されている。1つの成形品を製造する成形サイクルでは、型締ユニット401で、可動プラテン416の移動によって型閉じ・型締めの動作を行い、射出ユニット402で、ノズル440を固定側金型411に押し付けてから樹脂を金型内に射出する。これらの動作は制御装置3からの指令により制御される。
また、射出成形機4の各部にはセンサ5が取り付けられており、駆動部のモータ電流、電圧、トルク、位置、速度、加速度、金型内圧力、射出シリンダ426の温度、樹脂の流量、樹脂の流速、駆動部の振動や音等の物理量が検出されて制御装置3に送られる。制御装置3では、検出された各物理量が図示しないRAMや不揮発性メモリ等に記憶され、必要に応じてネットワーク9を介して状態判定装置1へ送信される。
図3は、本発明の第1実施形態による状態判定装置1が備える機能を概略的なブロック図として示したものである。本実施形態による状態判定装置1が備える各機能は、図1に示した状態判定装置1が備えるCPU11がシステム・プログラムを実行し、状態判定装置1の各部の動作を制御することにより実現される。
本実施形態の状態判定装置1は、データ取得部100、特徴量算出部110、統計データ算出部120、状態判定部140を備える。また、状態判定装置1のRAM13乃至不揮発性メモリ14には、データ取得部100が制御装置3等から取得したデータを記憶するための領域としての取得データ記憶部300、特徴量算出部110が算出した特徴量を記憶するための領域としての特徴量記憶部310、統計データ算出部120による統計データの算出における統計条件を予め記憶する統計条件記憶部320、統計データ算出部120が算出した統計データを記憶するための領域としての統計データ記憶部330が予め用意されている。
データ取得部100は、図1に示した状態判定装置1が備えるCPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理と、インタフェース15、18又は20による入力制御処理とが行われることで実現される。データ取得部100は、射出成形機4に取り付けられたセンサ5で検出された駆動部のモータ電流、電圧、トルク、位置、速度、加速度、金型内圧力、射出シリンダ426の温度、樹脂の流量、樹脂の流速、駆動部の振動や音等の物理量に係るデータを取得する。データ取得部100が取得する物理量に係るデータは、所定周期毎の物理量の値を示す、いわゆる時系列データであってよい。データ取得部100は、物理量に係るデータを取得する際に、その物理量が検出された際の生産数(ショット数)を併せて取得する。この生産数(ショット数)は、前回メンテナンスを行ってからの生産数(ショット数)であってよい。データ取得部100は、ネットワーク9を介して射出成形機4を制御する制御装置3から直接データを取得してもよい。データ取得部100は、外部機器72や、フォグコンピュータ6、クラウドサーバ7等が取得して記憶しているデータを取得してもよい。データ取得部100は、射出成形機4による1つの成形サイクルを構成する工程毎にそれぞれ物理量に係るデータを取得するようにしてもよい。図4は、1つの成形品を製造する成形サイクルを例示する図である。図4において、網掛け枠の工程である型閉じ工程、型開き工程、および、突き出し工程は、型締ユニット401の動作で行われる。また、白抜き枠の工程である射出工程、保圧工程、計量工程、減圧工程、および、冷却工程は、射出ユニット402の動作で行われる。データ取得部100は、これらの工程ごとに区別できるように物理量に係るデータを取得する。データ取得部100が取得した物理量に係るデータは、射出成形機4による生産数(ショット数)と関連付けて取得データ記憶部300に記憶される。
特徴量算出部110は、図1に示した状態判定装置1が備えるCPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理が行われることで実現される。特徴量算出部110は、データ取得部100が取得した射出成形機4の状態を示す物理量に係るデータに基づいて、射出成形機4の成形サイクルを構成する工程毎に、物理量に係るデータの特徴量(射出工程における射出時間、ピーク圧力、ピーク圧力到達位置、計量工程における計量圧力ピーク値、計量終了位置、型閉じ工程における型閉じ時間、型開き工程における型開き時間など)を算出する。特徴量算出部110が算出する特徴量は、射出成形機4の工程毎の状態の特徴を示す。図5は、射出工程における圧力の変化を示すグラフである。図5のt1は、射出工程の開始時点を示し、t3は射出工程の終了時点を示す。圧力は射出シリンダ内の樹脂を金型内に射出する動作に伴い上昇を始め、その後、所定の目標圧力P1になるように射出成形機4の制御装置3によって制御される。所定の目標圧力P1は、オペレータの操作に基づく指令として、オペレータが表示装置70に表示される操作画面を目視確認して入力装置71を操作して予め手動で設定される。図5に示すように、特徴量算出部110は、射出工程において取得された圧力を示す時系列データのピーク値を算出し、これを射出工程におけるピーク圧力の特徴量とする。図6は、射出工程における圧力の変化及びスクリュ位置の変化を示すグラフである。図6に示すように、特徴量算出部110は、射出工程におけるピーク圧力を算出した上で、該ピーク圧力に到達したピーク圧力到達時間t2におけるスクリュ位置を算出し、これを射出工程におけるピーク圧力到達位置の特徴量とする。このように、特徴量算出部110が算出する特徴量は、所定の工程における所定の物理量に係るデータに基づいて算出される場合や、所定の工程における複数の物理量に係るデータから算出される場合がある。特徴量算出部110が算出した特徴量は、射出成形機4による生産数(ショット数)と関連付けて特徴量記憶部310に記憶される。
統計データ算出部120は、図1に示した状態判定装置1が備えるCPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理が行われることで実現される。統計データ算出部120は、特徴量算出部110が算出した射出成形機4の状態の特徴を示す特徴量に基づいて、該特徴量の統計量である統計データを算出する。統計データ算出部120は、統計データを算出する際に、統計条件記憶部320に記憶された統計条件を参照する。
統計条件記憶部320に記憶された統計条件は、特徴量から統計量(例:平均値、分散など)を算出する条件を定める。図7は、統計条件記憶部320に記憶された統計条件の例である。図7に例示されるように、統計条件は特徴量と、該特徴量より統計量を算出するための統計関数とを関連付けたものである。統計条件は、図7に示すように、該特徴量が属する成形サイクルを構成する成形工程毎に定義されていてよい。また、統計条件は、図7に示すように、統計量を演算する際の特徴量の標本数を含んでいてよい。統計条件に含まれる統計関数は、例えば加重平均、算術平均、重み付き調和平均、調和平均、刈り込み平均、対数平均、二乗和平均平方根、最小値、最大値、中央値、加重中央値、最頻値等であってよい。この統計関数は、予め射出成形機4を試験動作させ、射出成形機4による成形品の成形状態と特徴量から算出される各統計量との間の相関性を分析しておき、その分析結果に基づいて適切なものを選択するとよい。例えば、射出成形機4による成形品の成形状態が変化していくにしたがって、所定の特徴量の最大値が変化していく場合には、該特徴量の統計量を算出する統計関数として最大値を選択するとよい。また、例えば、複数の特徴量の内に、特徴量の平均値から大きく外れている外れ値が含まれる場合には、外れ値の影響を受け難い加重中央値や最頻値等を統計関数として選択するとよい。また、例えば、射出成形機4による成形品の成形状態が変化していくにしたがって、所定の特徴量の値にばらつきが出てくる場合には、該特徴量の統計量を算出する統計関数として標準偏差を選択するとよい。なお、特徴量の値にばらつきが出る場合の統計関数としては、標準偏差に限定するものではなく、分散、平均偏差、変動係数等であってよい。このように、所定の特徴量に係る統計条件には、射出成形機4の状態の変化を判定するために有用な統計関数を選択することが望ましい。
統計条件は、図14に例示するように、オペレータが表示装置70に表示された操作画面から入力装置71を操作して手動で設定・更新できるようにしてもよい。図14は、オペレータが特徴量の射出時間より統計量を算出する統計関数として加重平均を選択し、特徴量のピーク圧力到達位置より統計量を算出する統計関数として標準偏差を選択した場合の表示例を示している。また、統計関数が統計量の算出に用いる標本数は、特徴量の射出時間が30ショット、特徴量のピーク圧力到達位置が10ショットであることを示している。標本数の決め方としては、射出工程における射出時間やピーク圧力到達位置のように少ないショット数で特徴量の値に変化が生じる場合は標本数として小さな値を選定し、型開き工程における型開き時間のように特徴量の値が成形サイクル毎に安定していて変化が小さかったり、射出シリンダの温度のように特徴量が多くのショット数を経て緩やかに変化する場合は標本数として90ショットなど大きな値を選定するとよい。このように、標本数は、特徴量が成形サイクル毎(ショット毎)に変化する具合に応じて異なるショット数を適宜選定するとよい。
統計データ算出部120は、統計条件記憶部320に記憶された統計条件を参照して、予め定めた所定のタイミングで特徴量記憶部310に記憶された特徴量に基づいて該特徴量の統計量である統計データを算出する。例えば、統計データ算出部120は、所定の成形サイクル毎(1ショット毎、10ショット毎、統計条件に設定された標本数毎など)に統計データを算出するようにしてよい。図8A,図8Bは、ピーク圧力到達位置の統計データの例を示している。図8Aはショット毎の特徴量をプロットしたグラフであり、図8Bは特徴量から算出された統計データをプロットしたグラフである。図7に例示するように、ピーク圧力到達位置の統計データを算出する統計条件(統計条件No.3)は、統計関数として標準偏差、標本数として10ショットが定められている。この時、統計データ算出部120は、ショット毎に算出されたピーク圧力到達位置の特徴量を10ショット毎に分けてそれぞれ標準偏差を算出し、その結果をピーク圧力到達位置の統計データとする。また、統計条件(統計条件No.3)には、特徴量が属する成形工程として射出工程が定められている。そこで、統計データ算出部120が統計データを算出するタイミングは、射出工程に重複しないように、すなわち射出工程を終えた後の工程である型開き工程や突き出し工程などにて統計データを算出するようにするとよい。(図4参照)このようにして算出した統計データを、統計データ算出部120は統計データ記憶部330に記憶する。なお、統計条件に定める統計関数を決定する際は、図8Aにプロットされる特徴量の散布状態をオペレータが目視確認して統計関数を適宜選定するとよい。
図9は、統計データ記憶部330に記憶される統計データの例を示している。図9において、1~nのカウント数は、統計データを算出した回数に対応するものである。すなわち、図9の例は、統計データの算出及び記憶をしてからn個の統計データが記憶されている。また、後に算出された統計データに大きなカウント数となるように各統計データが並べられている。このように、統計データ記憶部330には、統計データ算出部120が算出した統計データが、その算出順序、即ち算出の基となった物理量に係るデータが取得された時間順序が把握できるように記憶されていることが望ましい。統計データの順序が把握できるように記憶することで、連続した複数の統計データに対して所定の処理を実行することが可能となる。
状態判定部140は、図1に示した状態判定装置1が備えるCPU11がROM12から読み出したシステム・プログラムを実行し、主としてCPU11によるRAM13、不揮発性メモリ14を用いた演算処理が行われることで実現される。状態判定部140は、統計データ記憶部330に記憶された統計データの内で、連続する複数の統計データの変動に基づいて、射出成形機4の状態を判定する。状態判定部140は、例えば射出時間や計量時間、型閉じ時間、型開き時間のいずれかの直近の統計データ5個の変動がどのようになっているのかに応じて射出成形機4の状態を判定する。別の例では、状態判定部140は、計量圧力ピーク値、計量トルクピーク値、計量終了位置のいずれかの直近の統計データ5個の変動がどのようになっているのかに応じて射出成形機4の状態を判定する。
状態判定部140は、統計データ記憶部330に記憶された連続する複数の統計データに対して、統計的な解析を行うことで変動の判定をするようにしてもよい。図10は、統計的な解析を行う場合における、状態判定部140が備える機能を概略的なブロック図で示したものである。統計的な解析を行う状態判定部140は、統計解析部141及び判定条件記憶部142を備える。
統計解析部141は、判定条件記憶部142に記憶される判定条件に基づいて、連続した複数の統計データに対して統計的な解析を行う。図11は、判定条件記憶部142に記憶される判定条件の例を示している。判定条件は、判定する状態毎に、統計データの変動条件と、該条件を満たした場合の判定結果の組として定義できる。図11の例では、「成形工程に係る時間の状態」を判定する判定条件(判定条件No.1)には、「射出時間、計量時間、型閉じ時間、型開き時間のいずれか1つの直近の統計データ5個が連続して単調増加」という条件を満足する場合には、「成形時間異常」の状態と判定することが定義されている。このような判定条件が定義されている場合、統計解析部141は、新たに統計データが算出されるたびに、射出時間、計量時間、型閉じ時間、型開き時間のそれぞれについて直近の統計データを5個取得し、取得した統計データに含まれる統計データが単調増加しているのかを判定する。そして、射出時間、計量時間、型閉じ時間、型開き時間のいずれかが単調増加している場合、状態判定部140は、成形時間に異常があると判定する。図11の他の例では、「計量工程の状態」を判定する判定条件(判定条件No.3)には、「計量圧力ピーク値、計量トルクピーク値、計量終了位置のいずれか1つの直近の統計データ5個が合計10%上昇」という条件を満足する場合には、「計量異常」の状態と判定することが定義されている。このような判定条件が定義されている場合、統計解析部141は、新たに統計データが算出されるたびに、計量圧力ピーク値、計量トルクピーク値、計量終了位置のそれぞれについて直近の統計データを5個取得し、取得した統計データに含まれる統計データ間の増加量が合計で10%以上かを判定する。そして、計量圧力ピーク値、計量トルクピーク値、計量終了位置のいずれかが合計で10%以上増加している場合、状態判定部140は、計量工程に異常があると判定する。
状態判定部140による判定結果は、表示装置70に対して表示出力するようにしてよい。また、状態判定部140はその判定結果を、ネットワーク9を介して射出成形機4の制御装置3やフォグコンピュータ6やクラウドサーバ7等の上位装置に対して送信出力してもよい。更に、状態判定部140が異常であると判定した場合、射出成形機4の運転を停止、減速したり、射出成形機4の駆動部を駆動させる原動機の駆動トルクを制限したりするようにしてもよい。これにより、成形不良が増加する前に射出成形機4の運転を停止したり、射出成形機4の破損を防止する安全な待機状態とすることができる。
上記構成を備えた本実施形態による状態判定装置1は、長期的に緩やかに変化する成形状態の判定が可能となり、さらに、将来的な状態の変化を予測することが可能となる。例えば、センサ5に突発的な衝撃が加わったり、センサ5で検出される物理量にノイズが加わった場合、特徴量算出部110が算出する特徴量に外れ値が含まれることがある。この外れ値を含む特徴量に統計条件を用いて算出される統計データは、特徴量の外れ値の影響が低減された値、もしくは特徴量の外れ値が除去された値となるので、緩やかに変化する成形状態を精度良く判定できる。また、本実施形態による状態判定装置1では、複数の成形サイクルより得た統計量の変化状態を用いて判断することによって、時間をかけて少しずつ変化する成形状態の推移を把握することが可能となり、異常(アラーム)となる前に、異常の兆候を把握し、オペレータに異常の兆候を報知することを実現する。即ち、射出成形機が壊れる前に知らせること、成形品の不良が生じる前に知らせること、即ち、異常検知・予防保全を実現する。異常が生じて生産を停止する前に、異常の有無を把握することができるので、稼働率の向上、コスト削減、作業効率を改善する。例えば、スクリュや金型の摩耗が進んで成形不良が生じる前に、オペレータは異常の有無を把握することが可能となり、該当部材が壊れる前に保守部品を準備したり、該当部材を保守部品に交換する等の保守作業を実施することが可能となる。これにより、オペレータの経験と勘に頼った異常有無の判定ではなく、数値情報に基づいた安定した判定、再現性のある判定を実現する。
本実施形態による状態判定装置1の一変形例として、状態判定部140は、統計データ記憶部330に記憶された連続する複数の統計データに対して、機械学習の技術を用いて変動の判定をするようにしてもよい。図12は、機械学習の技術を用いた推定結果に基づいて変動の判定を行う場合の、状態判定部140が備える機能を概略的なブロック図で示したものである。機械学習による判定を行う状態判定部140は、推定部143及び学習モデル記憶部144を備える。
推定部143は、学習モデル記憶部144に記憶される学習モデルを用いて、連続する複数の統計データに基づく状態推定を行う。図13は、学習モデル記憶部144に記憶される学習モデルの例を示している。学習モデル記憶部144に記憶される学習モデルは、予め正常に稼働している射出成形機4と、異常を示した射出成形機4とからそれぞれ取得したデータに基づいて算出された統計データを用いて学習をしたものである。学習モデルは、例えば公知の教師あり学習により学習したものであってよい。この場合、機械学習のアルゴリズムとしては、多層パーセプトロン、回帰結合ニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク等の公知のものを用いることができる。ラベルデータの定義や状態の判定に用いる閾値は、状態判定の対象や、機械学習のアルゴリズムの種類などによって異なるため、予め試験動作を繰り返して適切な値を設定しておくとよい。例えば図13の例では、「成形工程に係る時間の状態推定用」の学習モデル(学習モデルNo.1)は、予め射出成形機4から取得した「射出時間、計量時間、型閉じ時間、型開き時間の直近の統計データ5個」を入力データ、成形品の製造に係る時間の正常値に対する増加分の割合(0~100%)を出力データ(ラベルデータ)とした教師データを用いて学習した学習モデルである。推定部143は、新たに統計データが算出されるたびに、射出時間、計量時間、型閉じ時間、型開き時間のそれぞれについて直近の連続した統計データを5個取得し、取得した統計データを上記した学習モデルに入力してその出力(異常度の推定値)を取得する。そして、推定された異常度がしきい値である10以上である場合、状態判定部140は、成形時間に異常があると判定する。図13の他の例では、「計量工程の状態推定用」の学習モデル(学習モデルNo.3)は、予め射出成形機4から取得した「計量圧力ピーク値、計量トルクピーク値の直近の統計データ10個、及び計量終了位置の直近の統計データ20個」を入力データ、成形品の重量の正常値からの乖離度を示すラベル(0~100%)を出力データ(ラベルデータ)とした教師データを用いて学習した学習モデルである。推定部143は、新たに統計データが算出されるたびに、計量圧力ピーク値、計量トルクピーク値の直近の連続する統計データ10個、及び計量終了位置の直近の連続した統計データ20個取得し、取得した統計データを上記した学習モデルに入力してその出力(異常度の推定値)を取得する。そして、推定された異常度がしきい値である30以上である場合、状態判定部140は、計量工程に異常があると判定する。このように、連続する複数の統計データの系列を入力データとして学習をした学習モデルは、複数の統計データ間の変動と、射出成形機4の状態(成形品の状態)との相関性を学習したモデルとなる。
学習モデルは、例えば公知の教師なし学習によるものであってよい。この場合、機械学習のアルゴリズムとしては、オートエンコーダ、k平均法等の公知のものを用いることができる。また、学習モデルは例えば公知の強化学習によるものであってよい。この場合、機械学習のアルゴリズムとしては、Q学習等の公知のものを用いることができる。
学習モデルは、圧縮した状態で学習モデル記憶部144に記憶しておき、推定処理時に解凍して使用するようにしてもよい。このようにすることで、状態判定装置の記憶メモリを効率的に使用でき、また、少ない記憶メモリ量で対応できるので、コスト削減のメリットがある。学習モデルは、暗号化して学習モデル記憶部144に記憶しておき、推定処理時に複合化して使用するようにしてもよい。このようにすることで、セキュリティや情報秘匿に強い状態判定装置1となる。
学習モデルは、学習データの種類、学習アルゴリズムの差異によって、異なる特徴を有する学習モデルを作ることができる。計算負荷(計算時間)や推定値の精度、時系列データに対するロバスト性(安定性、頑健性)、などの特徴や差異を考慮して、異なる学習モデルを用意して適宜使い分けてもよい。この場合、判定する状態に対して複数の異なる学習モデルを予め作成しておき、例えば状態判定装置1の計算負荷が高い場合は計算負荷の低い学習モデルを選択したり、推定値の精度が求められる場合には計算負荷は高くても推定精度が高い学習モデルを選択したりするなど、状況に合わせて適切な学習モデルを使い分けるようにすればよい。
このように、機械学習の技術を用いた状態判定装置1は、長期的に緩やかに変化する成形状態の判定が可能となり、さらに、将来的な状態の変化を予測することが可能となる。機械学習の技術を用いることにより、統計的な解析による方法とは異なり、予め統計データと状態の変化との相関性が学習モデルとして学習されるため、予め両者の関係を分析するコストを削減できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例のみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
例えば、複数の射出成形機4がネットワーク9を介して相互に接続されている場合、複数の射出成形機からデータを取得して其々の射出成形機の状態を1つの状態判定装置1で判定してもよいし、複数の射出成形機が備える其々の制御装置上に状態判定装置1を配置して、其々の射出成形機の状態を該射出成形機が備える其々の状態判定装置で判定してもよい。
1 状態判定装置
2 機械学習装置
3 制御装置
4 射出成形機
5 センサ
6 フォグコンピュータ
7 クラウドサーバ
9 ネットワーク
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 不揮発性メモリ
15,17,18,20 インタフェース
22 バス
70 表示装置
71 入力装置
72 外部機器
100 データ取得部
110 特徴量算出部
120 統計データ算出部
140 状態判定部
141 統計解析部
142 判定条件記憶部
143 推定部
144 学習モデル記憶部
300 取得データ記憶部
310 特徴量記憶部
320 統計条件記憶部
330 統計データ記憶部

Claims (11)

  1. 射出成形機の状態を判定する状態判定装置であって、
    前記射出成形機に係る状態を示すデータとして所定の物理量に係るデータを取得するデータ取得部と、
    前記物理量に係るデータに基づいて、前記射出成形機の状態の特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記特徴量を記憶する特徴量記憶部と、
    所定の特徴量から所定の統計量を算出するための統計関数を少なくとも含む統計条件を記憶する統計条件記憶部と、
    前記特徴量記憶部に記憶された前記特徴量に基づいて、前記統計条件記憶部に記憶された統計条件を参照して統計量を統計データとして算出する統計データ算出部と、
    前記統計データを記憶する統計データ記憶部と、
    前記統計データ記憶部に記憶された前記統計データの内で連続する複数の統計データの変動に基づいて、前記射出成形機の状態を判定する状態判定部と、
    を備えた状態判定装置。
  2. 前記状態判定部は、
    前記射出成形機の状態を判定するための判定条件を記憶した判定条件記憶部と、
    前記統計データ記憶部に記憶した連続する複数の統計データが、前記判定条件記憶部に記憶された判定条件を満足するか否かを統計的に解析する統計解析部と、
    を備え、
    前記統計解析部の解析結果に基づいて前記射出成形機の状態を判定する、
    請求項1に記載の状態判定装置。
  3. 前記判定条件は、連続する複数の統計データの単調増加する回数、単調減少する回数、上昇率、下降率のいずれか1つに係る条件を定義したものである、
    請求項2に記載の状態判定装置。
  4. 前記状態判定部は、
    前記統計データ算出部により算出された統計データの内で連続する複数の統計データと、該統計データが算出されたときの前記射出成形機の状態との相関性を学習した学習モデルを記憶した学習モデル記憶部と、
    前記統計データ記憶部に記憶した連続する複数の統計データに基づいて、前記学習モデルを用いた前記射出成形機の状態の推定をする推定部と、
    を備えた請求項1に記載の状態判定装置。
  5. 前記学習モデルは、教師あり学習、教師なし学習、及び強化学習のうち少なくとも1つの学習方法で学習したものである、
    請求項4に記載の状態判定装置。
  6. 前記統計関数は、分散、標準偏差、平均偏差、変動係数、加重平均、重み付き調和平均、刈り込み平均、二乗和平均平方根、最小値、最大値、最頻値、加重中央値のいずれかである、
    請求項1に記載の状態判定装置。
  7. 前記状態判定部による判定の結果は、表示装置に対して表示出力される、
    請求項1に記載の状態判定装置。
  8. 前記状態判定部が前記射出成形機の状態が異常であると判定した場合、前記射出成形機の運転を停止、減速、または前記射出成形機を駆動する原動機の駆動トルクを制限する信号のうち少なくともいずれかを出力する、
    請求項1に記載の状態判定装置。
  9. 前記データ取得部は、有線または無線のネットワークを介して接続され複数の射出成形機からデータを取得する、
    請求項1に記載の状態判定装置。
  10. 前記射出成形機と有線又は無線のネットワークを介して接続された上位装置上に実装されている、
    請求項1に記載の状態判定装置。
  11. 射出成形機の状態を判定する状態判定方法であって、
    前記射出成形機に係る状態を示すデータとして所定の物理量に係るデータを取得するステップと、
    前記物理量に係るデータに基づいて、前記射出成形機の状態の特徴を示す特徴量を算出するステップと、
    算出した前記特徴量に基づいて、所定の特徴量から所定の統計量を算出するための統計関数を少なくとも含む統計条件に従い統計量を統計データとして算出するステップと、
    算出した前記統計データの内で連続する複数の統計データの変動に基づいて、前記射出成形機の状態を判定するステップと、
    を実行する状態判定方法。
JP2022555420A 2020-10-05 2021-09-30 状態判定装置及び状態判定方法 Active JP7525631B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020168771 2020-10-05
JP2020168771 2020-10-05
PCT/JP2021/036167 WO2022075181A1 (ja) 2020-10-05 2021-09-30 状態判定装置及び状態判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022075181A1 JPWO2022075181A1 (ja) 2022-04-14
JP7525631B2 true JP7525631B2 (ja) 2024-07-30

Family

ID=81126853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022555420A Active JP7525631B2 (ja) 2020-10-05 2021-09-30 状態判定装置及び状態判定方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20240009905A1 (ja)
JP (1) JP7525631B2 (ja)
CN (1) CN116234651A (ja)
DE (1) DE112021005248T5 (ja)
WO (1) WO2022075181A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023209988A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 ファナック株式会社 判定装置および判定方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076454A (ja) 2010-09-07 2012-04-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機及び電力用半導体素子消耗度監視システム
JP2017207822A (ja) 2016-05-16 2017-11-24 ファナック株式会社 加工セル及び加工セル管理システム
JP2020128014A (ja) 2019-02-07 2020-08-27 ファナック株式会社 状態判定装置及び状態判定方法
JP2020142431A (ja) 2019-03-06 2020-09-10 ファナック株式会社 射出成形機の管理システム及び射出成形機の集中管理システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2862881B2 (ja) 1988-10-14 1999-03-03 ファナック株式会社 成形品の良否判別基準値自動設定方法及び装置
JPH06231327A (ja) 1993-01-28 1994-08-19 Konica Corp 成形不良自動判別装置
JP3546951B2 (ja) 2000-09-08 2004-07-28 住友重機械工業株式会社 射出成形機の製品良否判別方法
JP2003039519A (ja) 2001-05-25 2003-02-13 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機におけるモニタリング方法
US20080111264A1 (en) * 2006-11-15 2008-05-15 Husky Injection Molding Systems Ltd. Vibration Based Injection Molding Machine Damage Detection and Health Monitoring
JP6981113B2 (ja) * 2017-09-05 2021-12-15 オムロン株式会社 情報処理装置および情報処理方法
JP6893750B2 (ja) * 2018-09-14 2021-06-23 株式会社日本製鋼所 射出成形機、射出成形機の状態報知システム、射出成形機の状態報知方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076454A (ja) 2010-09-07 2012-04-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機及び電力用半導体素子消耗度監視システム
JP2017207822A (ja) 2016-05-16 2017-11-24 ファナック株式会社 加工セル及び加工セル管理システム
JP2020128014A (ja) 2019-02-07 2020-08-27 ファナック株式会社 状態判定装置及び状態判定方法
JP2020142431A (ja) 2019-03-06 2020-09-10 ファナック株式会社 射出成形機の管理システム及び射出成形機の集中管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022075181A1 (ja) 2022-04-14
CN116234651A (zh) 2023-06-06
WO2022075181A1 (ja) 2022-04-14
US20240009905A1 (en) 2024-01-11
DE112021005248T5 (de) 2023-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108688105B (zh) 状态判定装置
US11628609B2 (en) State determination device and method
US10981315B2 (en) State determination device
JP6975188B2 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
CN110920009B (zh) 状态判定装置以及状态判定方法
JP7010861B2 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
WO2022075224A1 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
JP7525631B2 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
JP7495513B2 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
JP7538234B2 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
JP7495514B2 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
JP7184997B2 (ja) 状態判定装置及び状態判定方法
WO2024089851A1 (ja) 判定装置及び判定方法
WO2024057461A1 (ja) 判定装置及び判定方法
WO2022085580A1 (ja) 成形条件設定装置及び成形条件設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7525631

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150