JP7513848B2 - 車載制御装置及び製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、車載制御装置及びその製造方法に関する。
回路基板に明けた孔にダイキャスト製のベースに設けた突起を通し、分解組立の容易化のためにクリップを突起に挿し込んで簡易に回路基板をベースに固定した制御装置が知られている(特許文献1)。
自動車の分野では、搭乗者や荷物のためのスペースを広く確保するためにエンジンルームの狭小化が進み、エンジンルームに搭載する制御装置には、高い防水性能が要求される。また、近年のトレンドから制御装置に使用される電子部品にはBGA(Ball Grid Array)パッケージが適用される場合も多く、平坦性を保った状態で回路基板をベースに強固に固定することが重要である。
しかし、特許文献1の制御装置では、回路基板をクリップでベースに簡易に固定する構造であるため、回路基板の固定構造に堅牢性を欠く。
本発明の目的は、回路基板の固定構造の防水性及び堅牢性を両立し、なおかつ回路基板の反りを抑制することができる車載制御装置及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ベースと、前記ベースに固定されたカバーと、前記ベース及び前記カバーに収容された回路基板と、前記回路基板に実装された電子部品とを含み、前記ベースは、鋼板材製であり、板状の本体部と、前記本体部の表裏の一方が窪んで他方側に突き出したU字型断面の有底の筒部と、前記筒部の周面に設けられたネジ部とを含んで構成され、前記回路基板は、前記筒部のネジ部にねじ込んだ締結部材により前記ベースに締結されている車載制御装置を提供する。
本発明によれば、回路基板の固定構造の防水性及び堅牢性を両立し、なおかつ回路基板の反りを抑制することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
-車載制御装置-
図1は本発明の第1実施形態に係る車載制御装置のカバー側から見た斜視図、図2は展開図である。
-車載制御装置-
図1は本発明の第1実施形態に係る車載制御装置のカバー側から見た斜視図、図2は展開図である。
図1及び図2に示した車載制御装置1(以下、制御装置1と略記する)は、コンピュータの一種であり、自動車の構造物に取り付けられて車載されるECU(Electronic Control Unit)である。以下の各実施形態で説明する制御装置1は、例えば自動車のエンジンルームに搭載されるが、自動車のエンジンルーム以外の箇所にも搭載され得る。制御装置1は、ベース10、カバー20、回路基板30(図2)及び電子部品40を含んで構成されている。以下にこれら構成要素について説明する。
-ベース-
ベース10は、車載制御装置1の基部構造体であり、汎用の鋼板材(熱間圧延鋼板又は冷間圧延鋼板)からなっている。具体的には、ベース10は全体に正方形や長方形等の矩形状の板状の部材であり、外壁面には複数の放熱フィン(不図示)が設けられている。特に本実施形態において、ベース10はアルミ板材からなっており、メッキ等のコーティング加工は施されていない。ベース10には、カバー20に固定するためのフランジF1が外周部に備わっている。図2に示したように、ベース10の四隅付近には、上方に(カバー20側に)突出した雄ネジ11がそれぞれ備わっている。また、フランジF1におけるベース10の四隅には、それぞれネジ孔12が備わっている。
ベース10は、車載制御装置1の基部構造体であり、汎用の鋼板材(熱間圧延鋼板又は冷間圧延鋼板)からなっている。具体的には、ベース10は全体に正方形や長方形等の矩形状の板状の部材であり、外壁面には複数の放熱フィン(不図示)が設けられている。特に本実施形態において、ベース10はアルミ板材からなっており、メッキ等のコーティング加工は施されていない。ベース10には、カバー20に固定するためのフランジF1が外周部に備わっている。図2に示したように、ベース10の四隅付近には、上方に(カバー20側に)突出した雄ネジ11がそれぞれ備わっている。また、フランジF1におけるベース10の四隅には、それぞれネジ孔12が備わっている。
-カバー-
カバー20は、ベース10と反対側(図1のZ方向)に凸のドーム状に形成され、ベース10と共に制御装置1の筐体を構成するものである。このカバー20は、ベース10に固定するためのフランジF2を外周部に有しており、このフランジF2をベース10のフランジF1に重ね、複数(本実施形態では4つ)のネジ5で締結することによってベース10に固定されている。各ネジ5は、フランジF2のカバー20の四隅に明けられた通し孔22(図2)を介し、ベース10のネジ孔12にねじ込まれる。これにより、カバー20は、ベース10と締結され、ベース10と共に回路基板30を包囲し保護する。本実施形態において、カバー20の材質には、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ナイロン)等の樹脂が採用してあり、カバー20の軽量化が図られている。但し、アルミや鉄等を主成分とする金属でカバー20を構成しても良い。
カバー20は、ベース10と反対側(図1のZ方向)に凸のドーム状に形成され、ベース10と共に制御装置1の筐体を構成するものである。このカバー20は、ベース10に固定するためのフランジF2を外周部に有しており、このフランジF2をベース10のフランジF1に重ね、複数(本実施形態では4つ)のネジ5で締結することによってベース10に固定されている。各ネジ5は、フランジF2のカバー20の四隅に明けられた通し孔22(図2)を介し、ベース10のネジ孔12にねじ込まれる。これにより、カバー20は、ベース10と締結され、ベース10と共に回路基板30を包囲し保護する。本実施形態において、カバー20の材質には、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ナイロン)等の樹脂が採用してあり、カバー20の軽量化が図られている。但し、アルミや鉄等を主成分とする金属でカバー20を構成しても良い。
また、ベース10のフランジF1とカバー20のフランジF2との間にはシール9が挟み込まれており、ベース10とカバー20との間の防水性や気密性が高められている。シール9には、例えば、シリコン系、エポキシ系若しくはウレタン系等の材料で構成された接着剤、又はゴム系の材料で構成されたOリングが使用できる。接着性のシール9を用いた場合には、ベース10のフランジF1とカバー20のフランジF2とは、ネジ5による締結と共にシール9による接着で強固に固定され、防水性や気密性が確保される。
本実施形態において、制御装置1は、ブラケット23により自動車の構造物(例えば自動車側のブラケット)に取り付けられている。本実施形態では、ブラケット23がカバー20と一体に成型されているが、ベース10にブラケット23を形成した構成であっても良い。ベース10にブラケット23を形成する場合、例えば鋼板材からベース10をプレス成型する際にブラケット23を併せて形成することができる。本例において、ブラケット23は、カバー20の長手方向(図1のY方向)の両端に設けられている。これらブラケット23は、カバー20からベース10の側(図1中の-Z方向)にベース10を越えて延びる脚部23aと、脚部23aの先端からXY平面に沿って折れ曲がったフランジ部23bとでL字型に形成されている。各フランジ部23bが複数(本実施形態では各2つ)の取り付けネジ(不図示)で自動車の構造物に締結される。
-回路基板/電子部品-
回路基板30は、ベース10及びカバー20に収容されている。この回路基板30には、電子部品40及びコネクタ49が実装されている。この回路基板30は、四隅に通し孔31(図2)を備えており、これら通し孔31にベース10の上記雄ネジ11を通し、雄ネジ11にナット6(図2)を締め込むことにより、ベース10に固定されている。本実施形態では、回路基板30とベース10との間にマイラーシート8(図2)が介在させてあり、回路基板30とベース10とを電気的に絶縁している。マイラーシート8は、例えばポリエステルからなる絶縁フィルム又は絶縁シートである。回路基板30とベース10との間にシール用途の接着剤等を挟み込む構造(後述するサンドウィッチ構造)は採用されていない)。
回路基板30は、ベース10及びカバー20に収容されている。この回路基板30には、電子部品40及びコネクタ49が実装されている。この回路基板30は、四隅に通し孔31(図2)を備えており、これら通し孔31にベース10の上記雄ネジ11を通し、雄ネジ11にナット6(図2)を締め込むことにより、ベース10に固定されている。本実施形態では、回路基板30とベース10との間にマイラーシート8(図2)が介在させてあり、回路基板30とベース10とを電気的に絶縁している。マイラーシート8は、例えばポリエステルからなる絶縁フィルム又は絶縁シートである。回路基板30とベース10との間にシール用途の接着剤等を挟み込む構造(後述するサンドウィッチ構造)は採用されていない)。
コネクタ49は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)やPA(ポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂で形成されている。このコネクタ49は、銅を主成分とする金属で構成されたコネクタ端子を複数有しており、自動車側の通信相手機器から延びるハーネスの先端のコネクタ(不図示)に連結される。コネクタ端子は、接続相手との間で電圧や電流を授受するための端子であり、回路基板30に形成された回路と半田付けやプレスフィット等で接続されている。コネクタ49は、ベース10及びカバー20で構成された筐体から露出しているが、コネクタ49とベース10及びカバー20との間にも上記のシール9が介在している。これにより、コネクタ49の周囲についても、シール9でシールすることにより防水性が確保してある。
電子部品40は、全てを図示してはいないが、BGA(Ball grid array)パッケージやQFN(Quad flat no lead package)パッケージ等の種々の電子部品が含まれ得る。
-雄ネジ-
図3は図2中のIII部の拡大図、図4は雄ネジの中心軸を含む平面で切断した断面図である。図5は雄ネジの形成方法の説明用の半製品状態の雄ネジの斜視図、図6はその断面図である。これらの図において、説明済みの要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図3は図2中のIII部の拡大図、図4は雄ネジの中心軸を含む平面で切断した断面図である。図5は雄ネジの形成方法の説明用の半製品状態の雄ネジの斜視図、図6はその断面図である。これらの図において、説明済みの要素には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
ベース10は、本体部13、円筒部14及びネジ部15を含んで構成されている。前述した通りベース10は鋼板材製であり、本体部13、円筒部14及びネジ部15は同一の一枚の鋼板材を素材とする一体構造物である。
本体部13はベース10の本体であり、円筒部14及びネジ部15を除くベース10の大部分を占める板状の部分である。この本体部13の表裏の一方(本例では回路基板30と反対側の外壁面)が窪んで他方側(回路基板30側)に突き出したU字型断面の部分が円筒部14であり、この円筒部14はカップ状の穴のない非貫通の有底部位である。円筒部14は複数(本実施形態では4つ)設けられており、ベース10の本体部13の四隅付近にそれぞれ設けられている。
ネジ部15は、締結部材をねじ込んで回路基板30をベース10に締結するための要素であり、各円筒部14の周面に備わっている。本実施形態の場合、ネジ部15は各円筒部14の外周面に備えられており、円筒部14は前述した雄ネジ11を構成している。本実施形態において、雄ネジ11のネジ部15にねじ込む締結部材には、図2で説明したナット6が用いられる。ナット6は規格品である。従って、円筒部14の高さ(本体部13に重ねた回路基板30からの突出量)は、ナット6の厚み程度が必要である。また、図6に示した円筒部14のU字型の断面は、ナット6を固定するネジ部15を形成するのに十分な板厚が確保されている。本実施形態において、円筒部14のU字型の断面は全体にオリジナルの鋼板材の板厚(例えば1.5mm)程度である。
ベース10は、上記形状の本体部13と複数の円筒部14とを有する形状に鋼板材をプレス成型した後、円筒部14の外周面をダイス加工して雄ネジ11を形成する。このとき、プレス加工により形成される円筒部14の外周面は、本体部13に近い根元部分の直径X(図6)と本体部13から遠い先端部分の直径Y(図6)の差が0.1mm以下となるようにする。ここで、形成する雄ネジ11はM3又はM4程度、つまり呼び径3mm-4mm程度のねじが好適である。そして、雄ネジ11を持つベース10を製作したら、ベース10の上にマイラーシート8を重ね、更に通し孔31(図2)にそれぞれ雄ネジ11を通して回路基板30を置き、各雄ネジ11にそれぞれナット6を締め込む。このようにして円筒部14のネジ部15(雄ネジ11)にねじ込んだ締結部材(ナット6)により回路基板30をベース10に締結する。更にベース10やコネクタ49の所定位置にシール9を配置し、カバー20をベース10に装着して制御装置1が製造される。
なお、シール9の設置の順序は上記に限らず、回路基板30を設置する前にシール9を設置しても良い。また、シール9をベース10の外周領域のシール部とコネクタ周りのシール部に分割し、ベース10の外周領域のシール部をベース10の上に設置した後、回路基板30を固定し、更にコネクタ周りのシール部を設置するようにしても良い。
-効果-
(1)一般的に、板状のベースに回路基板を固定する場合、ベースに下穴を明け、下穴に雌ネジを持つプレスフィットファスナーを圧入し、回路基板に通したネジをプレスフィットファスナーにねじ込む構造が採用されることが多い。この場合、下穴とプレスフィットファスナーとの間には微細な隙間が生じ、制御装置をエンジンルームに搭載することを考慮すると防水性を欠く。そのため、回路基板の外周を囲うようにしてシールを兼ねた接着剤をベースに塗布し、この接着剤をベースとカバーとで挟み込むサンドウィッチ構造が一般に採られる。しかし、サンドウィッチ構造は、防水性こそ高いものの回路基板の反りの抑制が困難で平坦度のバラつきによりFGが不安定であり、反りの許容性に乏しいBGAパッケージを搭載した回路基板の固定には不向きである。
(1)一般的に、板状のベースに回路基板を固定する場合、ベースに下穴を明け、下穴に雌ネジを持つプレスフィットファスナーを圧入し、回路基板に通したネジをプレスフィットファスナーにねじ込む構造が採用されることが多い。この場合、下穴とプレスフィットファスナーとの間には微細な隙間が生じ、制御装置をエンジンルームに搭載することを考慮すると防水性を欠く。そのため、回路基板の外周を囲うようにしてシールを兼ねた接着剤をベースに塗布し、この接着剤をベースとカバーとで挟み込むサンドウィッチ構造が一般に採られる。しかし、サンドウィッチ構造は、防水性こそ高いものの回路基板の反りの抑制が困難で平坦度のバラつきによりFGが不安定であり、反りの許容性に乏しいBGAパッケージを搭載した回路基板の固定には不向きである。
それに対し、本実施形態では、制御装置1のベース10が、U字型断面の非貫通の円筒部14にネジ部15を設けた雄ネジ11と板状の本体部13との一体構造物として一枚の汎用鋼板材からなっている。雄ネジ11がベース10の本体部13と同一素材で形成された非貫通構造であり、雄ネジ11及びナット6によるベース10及び回路基板30の締結部は、ベース10を通過して回路基板30に至る水の通り道のない遮水構造である。そのため締結部のシールが不要であり、接着剤を挟み込むサンドウィッチ構造を採用せずに済むため、ベース10に締結する際の回路基板30の反りを抑えることができ、BGAパッケージの適用にも好適な回路基板30の平坦性を確保することができる。また、ネジによる締結構造であるため、回路基板30の固定構造の堅牢性も高い。従って、回路基板30の固定構造の防水性及び堅牢性を両立し、なおかつ回路基板30の反りを抑制することができる。回路基板30の反りが抑えられることから、FG(Frame Ground)の安定性も向上する。
加えて、入手が容易な汎用の鋼板材を用いることで、ベース10を低廉に製作することができ、制御装置1の製造コストを削減することができる。
更には、仮にベース10をダイキャスト製とすると、鋳型内の湯流れ性を確保する目的でリブ等の不要な部位をベース10に設けざるを得ない場合がある。この点に関しても、本実施形態ではベース10を鋼板材で製作することで、ダイキャストを採用する場合に生じるリブのような駄肉が不要となる。この点も軽量化や低廉化に貢献し得る。
(2)自動車のエンジンルームは狭小化傾向にあることから、エンジンルームに搭載する制御装置には、レイアウトの自由度を高めるために高塩害耐久化が要求される。仮にベース10をダイキャスト製にした場合、ダイキャスト材の特性から十分な塩害耐久性が確保できない。
その点、本実施形態では、制御装置1のベース10が高純度のアルミ鋼板製であるため、高い塩害耐久性が確保できる。
加えて、アルミ鋼板の材料の特性上、ベース10を軽量化でき、制御装置1の軽量化、ひいては制御装置1を搭載する自動車の燃費向上にも貢献し得る。
但し、要求される塩害耐久性の程度によっては、鉄や銅等の他の材料を採用しても良いし、それら他の材料でベース10を製作しメッキ等のコーティング加工をして塩害耐久性を高めても良い。
(3)円筒部14はネジ部15を外周面に持つ雄ネジ11であるため、回路基板30に向かって突出する格好になる。この場合、制御装置1の組立時に雄ネジ11が位置決めピンの役割を果たし、通し孔31に雄ネジ11を通すようにして回路基板30をベース10に置くだけで回路基板30を適正な位置に配置することができる。
(4)円筒部14の外周面は、本体部13に近い根元部分と本体部13から遠い先端部分とで直径の差が0.1mm以下であるため、M3,M4程度の規格品のナット6を締め込むのに十分な品質のネジ部15を形成することがでる。この点も回路基板30の固定構造の安定化に貢献する。
<第2実施形態>
図7は本発明の第2実施形態に係る車載制御装置の展開図、図8は図7中のVIII部の拡大図、図9は雌ネジの中心軸を含む平面で切断した断面図である。図10は雌ネジの形成方法の説明用の半製品状態の雌ネジの斜視図、図11はその断面図である。これら図7-図11は第1実施形態の図2-図6に対応している。図7-図11において、第1実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図7は本発明の第2実施形態に係る車載制御装置の展開図、図8は図7中のVIII部の拡大図、図9は雌ネジの中心軸を含む平面で切断した断面図である。図10は雌ネジの形成方法の説明用の半製品状態の雌ネジの斜視図、図11はその断面図である。これら図7-図11は第1実施形態の図2-図6に対応している。図7-図11において、第1実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態が第1実施形態と相違する点は、円筒部14が回路基板30と反対側に突出しネジ部15を内周面に備えて雌ネジ16を構成しており、ベース10に回路基板30を締結する締結部材がネジ(雄ネジ)7である点である。
本実施形態において、ベース10は、本体部13と複数の円筒部14とを有する形状に鋼板材をプレス成型した後、円筒部14の内周面にタップを用いてネジ部15をタップ加工して雌ネジ16を形成する。プレス加工により形成される円筒部14の内周面は、本体部13に近い根元部分の直径X(図11)と本体部13から遠い先端部分の直径Y(図11)の差が0.1mm以下となるようにする。雌ネジ16はM3又はM4程度、つまり呼び径3mm-4mm程度のねじである。この雌ネジ16を持つベース10を製作したら、ベース10の上にマイラーシート8、シール9、回路基板30を重ね、回路基板30の各通し孔31(図7)を介してネジ7を雌ネジ16に締め込む。このようにして円筒部14のネジ部15(雌ネジ16)にねじ込んだ締結部材(ネジ7)により回路基板30をベース10に締結し、更にカバー20をベース10に装着して制御装置1が製造される。
その他の点において、本実施形態は第1実施形態と同様である。
本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。また、円筒部14は鋼板材の表裏の一方が窪んで他方側に突出する形状であるため、内周面にネジ部15を設ければ雌ネジ16を構成することができる。従って、円筒部14の突出方向を適宜変更すれば、締結部材としてナットを用いるかネジを用いるかに応じて円筒部14を雄ネジ11のみならず雌ネジ16にもすることができる。
<第3実施形態>
図12は本発明の第3実施形態に係る車載制御装置のベースに設けられた雌ネジの拡大図、図13は雌ネジの中心軸を含む平面で切断した断面図であり、第2実施形態の図8及び図9に対応している。図14は雌ネジの分解図である。図12-図14において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図12は本発明の第3実施形態に係る車載制御装置のベースに設けられた雌ネジの拡大図、図13は雌ネジの中心軸を含む平面で切断した断面図であり、第2実施形態の図8及び図9に対応している。図14は雌ネジの分解図である。図12-図14において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態が第1実施形態と相違する点は、円筒部14が、ネジ部15としてインサートナット17を内周面に取り付けて雌ネジ16を構成しており、ベース10に回路基板30を締結する締結部材がネジ7である点である。第2実施形態では、円筒部14の内周面をタップ加工して雌ネジ16を構成する場合を例示したが、本実施形態では、例えばセルフタッピングタイプのインサートナット17を円筒部14の内面側にねじ込むことにより雌ネジ16を構成する。
その他の点において、本実施形態は第2実施形態と同様である。
本実施形態のような方法でも雌ネジ16を構成することができ、第2実施形態と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
図15は本発明の第4実施形態に係る車載制御装置のベースに設けられた雄ネジの拡大図、図16は図15に示した雄ネジを用いた締結構造の一例の断面図である。図17は図15に示した雄ネジを用いた締結構造の他の例の断面図、図18は図15に示した雄ネジを用いた締結構造の更に他の例の断面図である。図15-図17において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図15は本発明の第4実施形態に係る車載制御装置のベースに設けられた雄ネジの拡大図、図16は図15に示した雄ネジを用いた締結構造の一例の断面図である。図17は図15に示した雄ネジを用いた締結構造の他の例の断面図、図18は図15に示した雄ネジを用いた締結構造の更に他の例の断面図である。図15-図17において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態が第1実施形態と相違する第1の点は、ベース10が直接又は締結部材(本実施形態ではナット6)を介して回路基板30の配線パターンと接触しており、回路基板30とベース10とが電気的に接続している点である。
本実施形態では、回路基板30の通し孔31にFG用の電極パッドEPが設けられている。電極パッドEPには回路基板30の配線パターンのグラウンド端子(不図示)が接続している。電極パッドEPは例えば銅製のリング形状である。
図16に例示した電極パッドEPは、外周側に開口するU字型の断面形状をしており、通し孔31に装着すると表裏両面から回路基板30を抱え込む。そのため、回路基板30とナット6との間、回路基板30とベース10(本例ではベース10の台座部18)との間の双方に電極パッドEPが介在し、配線パターンである電極パッドEPが、直接ベース10に接触すると共にナット6を介してベース10に接触する。
図17に例示した電極パッドEPは、ワッシャ状(平板のリング状)の形状をしており、雄ネジ11に被せられて回路基板30とナット6との間に介在している。同図に示した電極パッドEPは、回路基板30と台座部18との間には介在せず、ナット6を経由するルートでのみベース10(雄ネジ11)に電気的に接続する。
図18に例示した電極パッドEPも、図17の例と同じくワッシャ状(平板のリング状)の形状をしており、雄ネジ11に被せられてベース10と回路基板30との間に介在している。図18に示した電極パッドEPは、回路基板30とナット6との間には介在せず、ベース10(台座部18)に直接ルートでのみ電気的に接続する。
このように回路基板30の配線パターンをベース10とナット6との間に挟み込む構造とすることで、ナット6の締結力によって信頼性の高い安定したFGを確保することができる。
また、本実施形態が第1実施形態と相違する第2の点は、ベース10が本体部13から回路基板30に向かって段差状に突出した台座部18を含み、この台座部18に円筒部14が設けられている点である。つまり、回路基板30は、台座部18と締結部材であるナット6との間に挟み込まれている。従って、回路基板30とベース10の本体部13との間には台座部18が介在し、台座部18により確保されるギャップGだけ回路基板30が本体部13と離反している。
台座部18は、円筒部14と同心の円盤状の形状をしており、円筒部14等と共用の鋼板材を素材としてプレス加工により円筒部14等と共に成型される。台座部18の厚さも、円筒部14や本体部13と同じく使用する鋼板材の板厚(例えば1.5mm)程度である。本本体部13から回路基板30側に台座部18が突出し、この台座部18の地中央から更に円筒部14(雄ネジ11)が突出した構成である。台座部18の回路基板30との対向面は平滑であり、この平滑な面で回路基板30が受けられる。
このように台座部18を設けて回路基板30とベース10との間にギャップGを確保することで、回路基板30のベース10との対向面に電子部品40を実装しても、その電子部品40とベース10との接触を防止して電気的ショートを回避することができる。これにより、回路基板30の表裏両面に電子部品40を実装することができる。
なお、本実施形態において、上記以外の構成は第1実施形態と同様である。また、回路基板30の配線パターンをベース10とナット6との間に挟み込む構造と、ベース10に台座部18を設けて回路基板30との間にギャップGを確保する構成の双方を適用した例を説明したが、この限りではない。例えば、回路基板30のベース10との対向面に電子部品40を実装しない場合、ギャップGは必ずしも必要なく、この場合には台座部18は省略可能である。反対に、雄ネジ11とナット6による締結力をFGに利用する必要がない場合には、回路基板30の配線パターンをベース10とナット6との間に挟み込む構造は省略可能である。
<第5実施形態>
図19は本発明の第5実施形態に係る車載制御装置のベースに設けられた雌ネジの拡大図、図20は図19に示した雌ネジを用いた締結構造の一例の断面図である。図21は図19に示した雌ネジを用いた締結構造の他の例の断面図、図22は図19に示した雌ネジを用いた締結構造の更に他の例の断面図である。図19-図22において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図19は本発明の第5実施形態に係る車載制御装置のベースに設けられた雌ネジの拡大図、図20は図19に示した雌ネジを用いた締結構造の一例の断面図である。図21は図19に示した雌ネジを用いた締結構造の他の例の断面図、図22は図19に示した雌ネジを用いた締結構造の更に他の例の断面図である。図19-図22において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、第4実施形態の雄ネジ11及びナット6を、第2実施形態と同様の雌ネジ16及びネジ7に置き換えた構成例である。つまり、ベース10が直接又は締結部材(本実施形態ではネジ7)を介して回路基板30の配線パターンと接触しており、回路基板30とベース10とが電気的に接続している。また、ベース10が本体部13から回路基板30に向かって突出した台座部18を設け、この台座部18の中央部に雌ネジ16が形成してある。図20の例は第4実施形態の図16の構成例、図21の構成例は第4実施形態の図17の構成例、図22の構成例は第4実施形態の図18の構成例に対応している。
その他の構成は第4実施形態と同様である。但し、第4実施形態と同様、回路基板30の配線パターンをベース10とネジ7との間に挟み込む構造と、ベース10に台座部18を設けて回路基板30との間にギャップGを確保する構成の双方が必ずしも必須である訳ではなく、一方を適宜省略可能である。また、第2実施形態と同様の雌ネジ16を適用した場合を例示したが、第3実施形態と同様の雌ネジ16(インサートナット17を用いた構成)を適用しても良い。
本実施形態においても、第4実施形態と同様の効果が得られる。
<第6実施形態>
図23は本発明の第6実施形態に係る車載制御装置の要部の断面図である。同図において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図23は本発明の第6実施形態に係る車載制御装置の要部の断面図である。同図において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態が第1実施形態と異なる点は、ベース10及びカバー20のフランジF1,F2の対向面に、互いに対向しフランジF1,F2に沿って延びる溝S1,S2が設けられている点である。図23では溝S1,S2の断面を曲線的な形状とした場合を例示したが、直線を組み合わせた角のある断面形状としても良い。ベース10及びカバー20の互いのフランジF1,F2の間には、これらフランジF1,F2に沿って延びるシール9が介在している。本実施形態のシール9の断面形状はフランジF1,F2の溝S1,S2の断面形状に応じており、ベース10及びカバー20の互いの溝S1,S2は、フランジF1,F2の間に介在するシール9で満たされている。このシール9は、例えば防水接着機能を有するものであり、フランジF1,F2の対向面に塗布されている。
その他の点について、本実施形態は例えば第4実施形態と同様の構成である。但し、第4実施形態以外の実施形態にも本実施形態の構成は適用可能である。
本実施形態によれば、説明済みの実施形態と同様の効果に加え、ベース10及びカバー20の互いのフランジF1,F2に溝S1,S2を設けることで制御装置1の内部と外部との沿面距離を延長することができる。そして、溝S1,S2を満たすようにしてフランジF1,F2の間にシール9を充填することで、防水性能も向上する。
なお、フランジF1,F2の間のシール構造は、図23に示した形状に限られず、公知のシール構造を適用することができる。
<第7実施形態>
図24は本発明の第7実施形態に係る車載制御装置の第1構成例におけるBGAパッケージのレイアウトを表す図、図25は本発明の第7実施形態に係る車載制御装置の第2構成例におけるBGAパッケージのレイアウトを表す図である。図24の第1構成例はベース10と回路基板30を雄ネジ11とナット6とで締結した例、図25の第2構成例はベース10と回路基板30を雌ネジ16とネジ7とで締結した例である。図24及び図25において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図24は本発明の第7実施形態に係る車載制御装置の第1構成例におけるBGAパッケージのレイアウトを表す図、図25は本発明の第7実施形態に係る車載制御装置の第2構成例におけるBGAパッケージのレイアウトを表す図である。図24の第1構成例はベース10と回路基板30を雄ネジ11とナット6とで締結した例、図25の第2構成例はベース10と回路基板30を雌ネジ16とネジ7とで締結した例である。図24及び図25において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
前述した通り、円筒部14(雄ネジ11又は雌ネジ16)及び締結部材(ナット6又はネジ7)によるベース10と回路基板30との締結部は、回路基板30の外縁に沿って複数(図24及び図25の例では四隅に計4カ所)設けられている。そして、本実施形態の制御装置1は、電子部品40の1つとして、複数の締結部で囲われた領域の中央に配置したBGAパッケージ41を含んでいる。図24及び図25では、回路基板30の四隅の4カ所の締結部(つまりナット6又はネジ7の配置された箇所)を頂点とする四角形の2本の対角線(二点鎖線)が交差する位置Pに重なるようにBGAパッケージ41が配置されている。もしくは、締結部よりも上述の交差する位置Pに近い箇所にBGAパッケージ41が配置されている。
その他の点について、本実施形態は例えば第4実施形態と同様の構成である。但し、第4実施形態以外の実施形態にも本実施形態の構成は適用可能である。
本実施形態によれば、説明済みの実施形態と同様の効果に加え、BGAパッケージ41の半田部分の接続信頼性を向上させることができる。具体的には、制御装置1に振動や衝撃が加わったり、温度変化によりベース10やカバー20が膨張又は収縮したりして、ナット6又はネジ7によってリジッドに固定された部位には応力集中が発生する可能性がある。このような場合でも、本実施形態では各締結部とBGAパッケージ41との距離が可及的に確保されていることから、各締結部に生じる応力集中のBGAパッケージ41への影響の伝わりを抑えることができる。
<第8実施形態>
図26は本発明の第8実施形態に係る車載制御装置を自動車の構造物に取り付ける様子を表す斜視図、図27は図26に示した斜視図の要部断面図、図28は図26に示した車載制御装置が自動車の構造物に装着された状態を表す要部断面図である。図26-図28において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図26は本発明の第8実施形態に係る車載制御装置を自動車の構造物に取り付ける様子を表す斜視図、図27は図26に示した斜視図の要部断面図、図28は図26に示した車載制御装置が自動車の構造物に装着された状態を表す要部断面図である。図26-図28において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態が第1実施形態と相違する点は、雄ネジ11を構成する円筒部14の内周部が、自動車の構造物(本例では自動車側ブラケットBKT)に設けたガイドピンGPを挿入するガイドホールを兼ねている点である。
その他の点について、本実施形態は例えば第1実施形態と同様の構成である。但し、第1実施形態以外の実施形態(円筒部14が雌ネジ16を構成する実施形態を除く)にも本実施形態の構成は適用可能である。
本実施形態によれば、説明済みの実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施形態では、制御装置1を自動車に搭載する際、円筒部14の内側の円柱状の空間に自動車側ブラケットBKTに設けたガイドピンGPを挿入し、自動車側ブラケットBKTに対して制御装置1を容易に位置決めすることができる。そのため、制御装置1を自動車の構造物に取り付けるためのブラケット23の通し孔23c(図26)を、制御装置1と自動車の構造物とを締結するネジ(不図示)に対して余裕のある大きなサイズに設定することができ、制御装置1の装着作業を容易化できる。
<第9実施形態>
図29は本発明の第9実施形態に係る車載制御装置を自動車の構造物に取り付ける様子を表す斜視図、図30は図29に示した斜視図の要部断面図、図31は図29に示した車載制御装置が自動車の構造物に装着された状態を表す要部断面図である。図29-図31は第8実施形態の図26-図28に対応している。図29-図31において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
図29は本発明の第9実施形態に係る車載制御装置を自動車の構造物に取り付ける様子を表す斜視図、図30は図29に示した斜視図の要部断面図、図31は図29に示した車載制御装置が自動車の構造物に装着された状態を表す要部断面図である。図29-図31は第8実施形態の図26-図28に対応している。図29-図31において、説明済みの実施形態と同様の又は対応する部分には既出図面と同符号を付して説明を省略する。
本実施形態が第2実施形態と相違する点は、雌ネジ16を構成する円筒部14の外周部が、自動車の構造物(本例では自動車側ブラケットBKT)に設けたガイドホールGHを兼ねている点である。
その他の点について、本実施形態は例えば第2実施形態と同様の構成である。但し、第2実施形態以外の実施形態(円筒部14が雄ネジ11を構成する実施形態を除く)にも本実施形態の構成は適用可能である。例えば、第2実施形態と同様の雌ネジ16を適用した場合を例示したが、第3実施形態と同様の雌ネジ16(インサートナット17を用いた構成)を適用しても良い。
本実施形態においても、説明済みの実施形態と同様の効果が得られる。また、制御装置1を自動車に搭載する際、自動車側ブラケットBKTに設けたガイドホールGHに円筒部14を挿し込むことで、自動車側ブラケットBKTに対して制御装置1を容易に位置決めすることができる。従って、第8実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第10実施形態>
本実施形態では、ベースに形成した筒部の変形例を説明する。第1実施形態から第9実施形態では円筒形状の筒部(円筒部14)を例に挙げて説明したが、筒部の形状としては図32-図34に示したように例えば十字形状の筒部24を適用することができる。図32は、ベース10のプレス成型により成形した半製品状態の十字形状の筒部24を示している。筒部24は本体部の表裏の一方が窪んで他方側に突き出したU字型断面であり、非貫通の有底部位である。図33は、筒部24の十字形状の外周面にダイス加工によりネジ部15を形成した例を表している。図34は、台座18を備えた十字形状の筒部24を用いて回路基板30を固定した例である。回路基板30を台座18とナット6で挟み込み、筒部24のネジ部15にナット6を締め込むことで基板30が固定されている。
本実施形態では、ベースに形成した筒部の変形例を説明する。第1実施形態から第9実施形態では円筒形状の筒部(円筒部14)を例に挙げて説明したが、筒部の形状としては図32-図34に示したように例えば十字形状の筒部24を適用することができる。図32は、ベース10のプレス成型により成形した半製品状態の十字形状の筒部24を示している。筒部24は本体部の表裏の一方が窪んで他方側に突き出したU字型断面であり、非貫通の有底部位である。図33は、筒部24の十字形状の外周面にダイス加工によりネジ部15を形成した例を表している。図34は、台座18を備えた十字形状の筒部24を用いて回路基板30を固定した例である。回路基板30を台座18とナット6で挟み込み、筒部24のネジ部15にナット6を締め込むことで基板30が固定されている。
このように、ベースに設ける筒部の形状としては、プレス成型で成形でき、かつダイス加工やタップ加工によりネジ部が形成できれば、円筒形や十字形状に限らず他の形状を採用することもできる。
1…車載制御装置、6…ナット(締結部材)、7…ネジ(締結部材)、9…シール、10…ベース、11…雄ネジ、13…本体部、14…円筒部(筒部)、15…ネジ部、16…雌ネジ、17…インサートナット、18…台座部、20…カバー、24…筒部、30…回路基板、40…電子部品、41…BGAパッケージ(電子部品)、EP…電極パッド(配線パターン)、F1,F2…フランジ、GH…ガイドホール、GP…ガイドピン、P…点(締結部で囲われた領域の中央)、S1,S2…溝、X…円筒部の根元部分の直径、Y…円筒部の先端部分の直径
Claims (13)
- ベースと、
前記ベースに固定されたカバーと、
前記ベース及び前記カバーに収容された回路基板と、
前記回路基板に実装された電子部品とを含み、
前記ベースは、鋼板材製であり、板状の本体部と、前記本体部の表裏の一方が窪んで他方側に突き出したU字型断面の有底の筒部と、前記筒部の周面に設けられたネジ部とを含んで構成され、
前記回路基板は、前記筒部のネジ部にねじ込んだ締結部材により前記ベースに締結されている
車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記鋼板材は、アルミ板材である車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記筒部は、前記ネジ部を外周面に持つ雄ネジを構成し、
前記締結部材は、ナットである
車載制御装置。 - 請求項3の車載制御装置において、
前記筒部の内周部は、自動車の構造物に設けたガイドピンを挿入するガイドホールを兼ねる車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記筒部の周面の直径は、前記本体部に近い根元部分と前記本体部から遠い先端部分の差が0.1mm以下である車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記筒部は、前記ネジ部を内周面に持つ雌ネジを構成し、
前記締結部材は、ネジである
車載制御装置。 - 請求項6の車載制御装置において、
前記筒部の外周部は、自動車の構造物に設けたガイドホールに挿入するガイドピンを兼ねる車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記筒部は、前記ネジ部としてインサートナットを内周面に取り付けて雌ネジを構成し、
前記締結部材は、ネジである
車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記ベースは、直接又は前記締結部材を介して前記回路基板の配線パターンと接触し、前記回路基板と電気的に接続する車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記ベースは、前記本体部から前記回路基板に向かって段差状に突出した台座部を含み、
前記筒部は、前記台座部に設けられており、
前記回路基板は、前記台座部と前記締結部材との間に挟み込まれ、前記ベースの本体部との間に前記台座部が介在し前記本体部と離反している
車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記ベース及び前記カバーは、互いを締結するためのフランジを外周部に有しており、
前記ベース及び前記カバーの前記フランジには、互いに対向し前記フランジに沿って延びる溝が設けられており、
前記ベース及び前記カバーの互いのフランジの間には前記フランジに沿って延びるシールが介在し、前記ベース及び前記カバーの互いの溝が前記シールで満たされている
車載制御装置。 - 請求項1の車載制御装置において、
前記筒部及び前記締結部材による前記ベースと前記回路基板との締結部は、前記回路基板の外縁に沿って複数設けられており、
前記電子部品は、複数の前記締結部で囲われた領域の中央に配置したBGAパッケージを含んでいる
車載制御装置。 - ベースと、
前記ベースに固定されたカバーと、
前記ベース及び前記カバーに収容された回路基板と、
前記回路基板に実装された電子部品と
を含む車載制御装置の製造方法であって、
前記ベースを、板状の本体部と、前記本体部の表裏の一方が窪んで他方側に突き出したU字型断面の有底の筒部とを有する形状に鋼板材をプレス成型した後、前記筒部の周面にダイス加工又はタップ加工によりネジ部を形成し、
前記回路基板を、前記筒部のネジ部にねじ込んだ締結部材により前記ベースに締結する
車載制御装置の製造方法。
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