JP7513250B2 - 発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置 - Google Patents
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Description
LEDドライバ回路130は、ダイオードD31及びコンデンサC31が接続されると共に内部電源回路131aを有するドライバ制御IC131と、コンバータ回路132を有している。
コンバータ回路132は、スイッチング素子Q31と、抵抗R31,R33と、コンデンサC32と、転流ダイオードD32と、インダクタL31を有している。抵抗R33は、放電用抵抗である。
また、PFC回路120を備えて力率改善をしているため、商用電源50の電源変動があっても、LEDユニット200Pでの「ちらつき」を防止している。
図1Aを参照して、本発明の第1の実施形態に係る、発光ダイオード点灯回路、及び、この発光ダイオード点灯回路と発光ダイオードユニットを有する発光ダイオード照明装置について説明する。
本実施形態に係る発光ダイオード照明装置(LED照明装置)10は、発光ダイオード点灯回路(LED点灯回路)100と、発光ダイオードユニット(LEDユニット)200を有している。
LED点灯回路100は、全波整流回路110と、力率改善回路(PFC(Power Factor Correction)回路)120と、発光ダイオードドライバ回路(LEDドライバ回路)130と、外部電源140と、絶縁型の信号伝達素子150を有している。即ち、このLED点灯回路100は、昇圧コンバータとしても機能するPFC回路120と、降圧コンバータとしても機能するLEDドライバ回路130を有する、2コンバータ方式の点灯回路である。なお、本実施形態では、全波整流回路110とPFC回路120とにより、直流電圧供給部が構成されている。
PFC回路120には、PFC電圧をチャージするコンデンサC21が接続されている。
LEDユニット200は、直列接続された複数の発光ダイオード(LED)201を有している。これらLED201は、プリント基板(図示省略)に実装されて、発光ダイオード回路(LED回路)210を構成している。複数のLED201が実装されたプリント基板は、筐体(図示省略)内に備えられている。LED回路210は、その一端(高電圧側端子)がLED点灯回路100の高電圧側の出力端子102aに接続され、その他端(低電圧側端子)がLED点灯回路100の低電圧側の出力端子102bに接続される。
LED点灯回路100及びLEDユニット200の動作を、次に示す動作状態ごとに説明する。
(A) 起動時
(B) 定常点灯時
(C) 消灯時
(D) 定常点灯時において、電源スイッチSWをオフにした後、直ちにオンに戻した時
なお、以下の動作説明においては、図1Aと共に、起動電流が流れる経路を示す図1Bも使用して説明を行う。
外部電源140から出力された直流電圧(例えば、15V)は、ダイオードD31を介してLEDドライバ回路130のドライバ制御IC131に入力される。このため、電源スイッチSWをオフからオンにした当初には、ドライバ制御IC131とDC/DCコンバータIC301の回路電流(起動電流)が、図1Bにおいて実線の矢印で示す経路に沿い流れる。即ち、外部電源140→ダイオードD31→ドライバ制御IC131の外部電源入力端子Vin→ドライバ制御IC131の内部電源回路131a→インダクタL31→DC/DCコンバータIC301のドレイン端子Dr及び電源入力端子HVin→インダクタL32→負荷抵抗R32及びコンデンサC34→接地電位部GNDという経路に沿い、ドライバ制御IC131とDC/DCコンバータIC301の回路電流が瞬間的に流れる。
駆動状態になったドライバ制御IC131は、スイッチング素子Q31のオンオフ動作を行う。この場合、ドライバ制御IC131は、信号伝達素子150から入力される調光指示信号αにより指示された調光度に応じて、スイッチング素子Q31のオンオフ動作(デューティー比)を制御する。
オン状態になっている電源スイッチSWをオフにして、LEDユニット200を消灯させる際の動作を説明する。
定常点灯をするために電源スイッチSWがオン状態になっているときに、電源スイッチSWをオフにした後、直ちにオンに戻した時の動作を説明する。
図2を参照して、本発明の第2の実施形態に係る、LED点灯回路、及び、このLED点灯回路とLEDユニットを有するLED照明装置について説明する。
第2の実施形態では、LEDドライバ回路130のコンバータ回路132に組み込んだDC/DCコンバータ部300に、新たな構成であるサーミスタTh31を備えている。つまり、負荷抵抗R32と直列にサーミスタTh31を接続している。サーミスタTh31は、NTC(Negative-Temperature-Coefficient)サーミスタであり、温度上昇に伴い抵抗値が下がるタイプのものである。なお、予め決めた定常温度において、オン状態になっている電源スイッチSWをオフにした際に、PFC回路120のコンデンサC21及びコンバータ回路132のコンデンサC32から流出する放電電流が、負荷抵抗R32及びサーミスタTh31をスムーズに流れるように、負荷抵抗R32及びサーミスタTh31の抵抗値が設定されている。
他の部分の構成は、第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同様な構成部分には、第1の実施形態で用いていたのと同じ符号を付して重複する説明は省略する。
オン状態になっている電源スイッチSWをオフにすると、PFC回路120のコンデンサC21に充電されていた電荷による放電電流も、コンバータ回路132のコンデンサC32に充電されていた電荷による放電電流も、前述したようにDC/DCコンバータIC301に流入し、更に、負荷抵抗R32及びサーミスタTh31を通って接地電位部GNDに流れ込む。
Claims (5)
- 第1直流電圧を出力する直流電圧供給部と、前記第1直流電圧を降圧して第2直流電圧を出力する電源回路と、複数の発光ダイオードを直列接続した発光ダイオード回路に所定電流に調整した直流電流を出力する発光ダイオードドライバ回路と、を有する発光ダイオード点灯回路であって、
前記発光ダイオードドライバ回路は、
前記発光ダイオード回路に対して高電圧側に配置され、オンオフ動作することにより前記直流電圧供給部から出力された前記第1直流電圧を所定電圧に調整して前記発光ダイオード回路に出力するスイッチング素子と、
前記第2直流電圧によって駆動され、調光指示信号により指示された調光度に応じて前記スイッチング素子のオンオフ動作を制御するドライバ制御回路と、
DC/DCコンバータICとこのDC/DCコンバータICの出力端子に接続されたインピーダンス素子を備え、前記DC/DCコンバータICが、前記スイッチング素子に対して低電圧側に配置され前記発光ダイオード回路の高電圧側の端子に接続される第1端子と、前記発光ダイオード回路の低電圧側の端子に前記インピーダンス素子を介して接続される第2端子と、を備えるDC/DCコンバータ部と
を有することを特徴とする発光ダイオード点灯回路。 - 前記インピーダンス素子は、温度上昇に伴い抵抗値が下がるサーミスタを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード点灯回路。 - 前記直流電圧供給部は、
商用電源から入力された交流電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路と、
前記整流電圧を平滑化した直流電圧を出力すると共に、力率改善動作を行う力率改善回路と
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の発光ダイオード点灯回路。 - 前記発光ダイオード回路に前記スイッチング素子を介した電流のみを流す
請求項1~3のいずれか1項に記載の発光ダイオード点灯回路。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の発光ダイオード点灯回路と、
前記発光ダイオード回路を有する発光ダイオードユニットと
を有することを特徴とする発光ダイオード照明装置。
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