JP7508089B2 - 容器減容装置 - Google Patents
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Description
載置部を有する容器投入部と、
前記載置部とは物理的に分離して設けられ、空容器を減容する減容部と、
前記載置部とは物理的に分離して設けられ、前記載置部から前記減容部へ至る経路を形成する案内部と、
前記載置部と前記案内部との間に設けられた内扉と、
前記載置部の減容部側端部と、前記案内部の載置部側端部との間の隙間に、異物が挟まっているか否かを判定する判定部とを備え、
前記内扉は、
水平方向における前記減容部側の向きに回動することで閉状態から開状態へと移動可能であり、
前記閉状態において、少なくとも前記減容部側から見て前記載置部と前記案内部の間の隙間を遮蔽し、前記容器投入部側に前記案内部を露出させないように構成され、
前記判定部により異物が挟まっていると判定された場合に、前記容器投入部側に、前記案内部の一部を露出させるように駆動部により回動する
ことを特徴とする。
なお、本発明の実施形態に係る容器減容装置として、例えば、空容器回収装置を説明する。
本実施形態の空容器回収装置100は、待機時、物品投入部(容器投入部)の外扉が閉状態であり、物品投入部と収容部の間に開閉自在に設けられた内扉が閉状態である。物品回収時に、物品投入部の外扉が開状態となり、制御部(判別部)により、物品投入部の載置部へ載置された物が回収対象物の物品(例えば、PETボトル等の樹脂製の空容器)であるか否かが判別される。回収対象物の物品(空容器)であると判別された場合、外扉が閉状態となり、物品投入部と収容部の間に設けられた内扉が開状態となり、収容部により容器が回収される。本実施形態では、空容器回収装置が減容機構を備え、減容機構により容器を減容することで、規定容量の収容部にて多量の減容された空容器を回収可能である。
また、空容器回収装置100の装置本体部100Bは、容器収容部140を載置した引出し100Cを有し、正面側には引出用取手100eや、鍵孔100rが設けられており、鍵を鍵孔100rに差込み施解錠可能に構成されている。
尚、キャップ用通路72は、キャップと、キャップよりも小さなものを仕分けする機構を有してもよい。具体的には、キャップ用通路72が分岐されて、分岐部に網の目状の部材にて、飲み残し吸い殻、雨水等は別経路で排出、蓄積し、キャップのみキャップ収容部145へ収まるようにしてもよい。
この案内部としての規制部材60,61は、容器投入部に設けられた載置部とは物理的に分離して設けられており、載置部116から減容部120へ至る経路を形成している。
一方の回転軸に設けられた圧縮ローラの外周部が、他方の回転軸に設けられた圧縮ローラの間に配置されており、当該他方の回転軸に設けられた当該圧縮ローラの間に設けられたスペーサに対して所定の距離だけ離れた位置に配置されている。
操作者は、空容器回収装置100の上部の外装カバー100Kを開けた状態で、飛散防止部78の把持部78d(取っ手)を把持して、飛散防止部78を開状態とする。なお、外装カバー100Kは扉開閉式であってもよいし、それ以外のカバー部材であってもよい。
図4、図5は外扉111が閉状態で内扉112が閉状態の空容器回収装置の一例を示す図である。図6、図7は、外扉111が開状態で内扉112が閉状態の空容器回収装置100の一例を示す図である。図8、図9は、外扉111が閉状態で内扉112が開状態の空容器回収装置の一例を示す概念図である。なお、図8、図9では、外扉を図示していない。
また、載置部116は、載置面の表面に表面処理が施され凹凸部が形成されており、投入された物品が載置部に貼りつくことを防止する構造を有する。容器減容装置が空容器回収装置である場合、容器が濡れていたとしても、容器表面と載置部の凹凸形状の表面との接触面積が比較的小さいので濡れによる表面張力が小さくなり、容器が容器収容部140側へ容易に移動する。すなわち、濡れている容器が容器収容部側へ落ちないといった不具合を防ぐことができる。
内扉112は、載置部116と減容部120との間の通路71に設けられている。内扉駆動部6は、内扉112を開閉自在に駆動する。この内扉112には、図6に示すように、空容器の載置状態を案内する載置案内部112Dが設けられている。載置案内部112Dは、露出され装置本体部から視認可能な位置に設けられている。載置案内部112Dは、物品(PETボトルなどの空容器等)を規定の向き、規定の位置(例えば、350ml、500ml、2000mlなど)に載置するように情報として案内表示されている。この載置案内部112Dは、内扉112の表面に設けられた凹部、凸部、ステッカー、LED表示部、LCDなどであってもよい。
また、容器減容装置は、撮像部などの検出センサにより、載置案内部112Dにより示された載置位置に、正しく物品が載置されているかを判定するための判定手段を備えていてもよい。また、撮像処理や光学センサなどの検知部により、載置向き及び位置が正しくない場合は、報知などを行うこともできる。
扇形状の外扉用支持部S111には、内扉112の回転軸C112が貫通する孔部S111hが設けられている。
すなわち、空容器回収装置100は、外扉111に設けられた第1の制限部K111と、内扉112に設けられた第2の制限部K112を有するので、機械的に簡単な構造で、外扉111と内扉112それぞれの開閉状態に応じて、各扉の開閉動作を制限することができる。
詳細には、本実施形態では、空容器回収装置100は、外扉111が開状態の場合、内扉112が閉状態のまま、開状態となることを制限するように構成されている。すなわち、外扉111が開口状態で、投入された物が載置部116に載置された時には、内扉112は閉状態であり、開状態とはならず、載置部116に載置された物が、回収対象物、又は非回収対象物であるに関わらず、装置本体部100B内の容器収容部140にそれを収容しないように構成されている。すなわち、この状態では、内扉112に物品(回収対象物、又は非回収物)が当接した状態であり、内扉112は載置部の一部を兼ねる構造となっている。
本実施形態では、規制手段(規制部40)は、載置部116における内扉112側の縁部116aに凸部41(40)、及び/又は載置部116の側壁部116W(側面カバー)における内扉側の部分116Waに凸部42(40)を有する。
すなわち、内扉112が閉状態の場合であっても、載置部116の縁部116aと内扉112の端面112aとを所定間隔Lsをあけて維持することができ、残留液体を、載置部116と内扉112の隙間から排出することができる。
なお、凸部42(40)は内扉112側に設けられていてもよい。
また、載置部116の縁部116aと、内扉112の端面とを非接着状態に維持可能な手段としては、例えば、以下の構成を挙げることができる。例えば、内扉112と載置部116が接する面の表面は、液体が付着し難い撥水性を有していてもよし、また、上記凸部42(40)の表面が撥水性を有していてもよい。また、凸部42(40)の代わりに、内扉112と載置部116が接する面の表面は、液体が付着し難い撥水性を有していてもよい。凸部42(40)の代わりに上記表面が撥水性を有する場合、この撥水性を有する表面が規制手段である。上記表面の撥水性は、例えば、ロータス効果を有する微細な凹凸構造の表面を形成することで得られてもよいし、フッ素樹脂、シリコン樹脂、又はシリコンオイル等の撥水性材料を表面に塗布し、撥水性膜を形成することで得られてもよい。
すなわち、本発明の実施形態では、上述したように、外扉111が開状態の場合、内扉112が閉状態で、第1の制限部K111により、第2の制限部K112の移動が制限されるので、内扉112が閉状態のまま維持され、開状態にはならない。
すなわち、規制部40が設けられているので、載置部116の縁部116aと内扉112の端面112aとを所定間隔Lsをあけて維持した内扉閉状態から、内扉112を容易に開状態とすることができる。
例えば、外扉111の閉状態から開状態への移動を禁止可能な禁止手段として、外扉用のソレノイドの可動ピン(プランジャ)が、第1の制限部K111に設けられた孔部に係合可能に構成されていてもよく、第1の制限部K111の閉状態を維持し、開状態への動きを禁止する場合には、その孔部に可動ピンを係合し、動きを禁止しない場合には、可動ピンを非係合状態とするように、制御部により制御が行われる構成となっている。すなわち、禁止手段は、簡単な構造で、第1の制限部K111の閉状態から開状態への動きを禁止することができる。
また、内扉112の閉状態から開状態への移動を禁止可能な禁止手段として、内扉用のソレノイドの可動ピン(プランジャ)が、第2の制限部K112に設けられた孔部に係合可能に構成されていてもよく、第2の制限部K112の閉状態を維持し、開状態への動きを禁止する場合には、その孔部に可動ピンを係合し、動きを禁止しない場合には、可動ピンを非係合状態とするように、制御部により制御が行われる構成となっている。すなわち、禁止手段は、簡単な構造で、第2の制限部K112の閉状態から開状態への動きを禁止することができる。
図10(a)、図10(b)に示すように、本実施形態では、規制手段(規制部40)は、内扉112の端面112aにおける載置部116の縁部116aに当接する部分に凸部43(40)を有し、及び/又は内扉112の端面112aにおける載置部116の側壁部116W(側壁カバー)に当接する部分116Waに、凸部44(40)を有していてもよい。内扉112が閉状態の場合であっても、載置部116の縁部116aと内扉112の端面112aとを所定間隔Lsをあけて維持することができ、残留液体を、載置部116と内扉112の隙間から排出することができる。
空容器を減容する減容部120は、載置部116よりも下方に位置し、載置部116とは物理的に分離して設けられている。
案内部(規制部材60,61又はボトルガイドともいう)は、載置部116とは物理的に分離して設けられ、載置部116から減容部120へ至る経路を形成している。詳細には、載置部116と案内部(規制部材60)の間には隙間65が形成されている。
内扉112(シャッター)は、載置部116と案内部(規制部材60,61)との間に設けられており、回転軸C112を回転中心として回動可能に構成されている。
また、内扉112の先端112c(下端)は、内扉112が閉状態で、案内部(規制部材60)の載置部側端部60cの近傍に位置するように構成されており、載置部116と案内部(規制部材60)の間の隙間65を遮蔽するように構成されている。
なお、内扉112は、上述した実施形態に限られるものではなく、少なくとも減容部120側から見て隙間65を内扉112が遮蔽するように構成されていればよく、減容時に減容部120から弾け飛ぶ破片等の異物が隙間65に詰まる(挟まる)ことを防止することができる。
なお、上述した実施形態では、内扉112の先端112c(下端)がL字形状に形成されていたが、この実施形態に限られるものではなく、例えば内扉112が、減容部120からの破片等の異物が隙間65に詰まる(挟まる)ことを防げる程度の厚さとなるように形成されていてもよい。
内扉112が閉状態で、内扉112の先端112c(下端)の屈曲部分が、載置部116の載置面と、減容部側端部116cの間に位置するように、内扉112が構成されている。図11に示すように、内扉112が閉状態で、内扉112の先端112c(下端)の屈曲部分は、載置部116の載置面よりも下方且つ隙間65の上方に位置し、案内部の載置部側端部60c及び載置部116の減容部側端部116cと接触せずに隙間65を遮蔽する。この場合、減容部120側からも、載置部116の載置面側からも、隙間65への異物の侵入は発生し難い。
また、規制部材60の端部60cが下位置から、上位置である初期位置(図11に示した位置)に回動するように規制部材60を付勢するバネなどの付勢手段(不図示)を有する。
例えば、操作者が載置部116側から手や清掃用具等で、隙間65に挟まった異物を取り除く。また、案内部(規制部材60)の端部60c(先端)を上下動させることで、異物を隙間65から取り出してもよい。また、異物を、案内部(規制部材60)の下方に設けられた通路67を通って容器収容部140へ移動させてもよい。
空容器回収装置100は、制御部1(CPU)、記憶部2、表示操作部3、送受信部4、外扉駆動部5、内扉駆動部6、計量部7、金属センサ8、光センサ9、扉位置センサ10、扉ロック部11、減容駆動部15等を有する。各構成要素は、信号線等により電気的に接続されている。
制御部1は、判定部101等を有する。判定部101は、例えば、計量部7による計量結果に基づいて、隙間65に異物が挟まって(詰まって)いるか否かを判断する。
また、計量部7は、容器投入部110の載置部116に載置された容器内の飲み残し等を検出することで、回収可否を判断するセンサとして利用される。また、計量部7は、回収可と判断した容器の重量値を積算することで、容器収容部140に収容されている総重量を特定することも可能に構成されている。この機能により、容器収容部140に計量部を設ける必要がなく、大きな容量の容器収容部140を確保することができ、かつ計量部7自体を小さくすることができる。計量する対象が比較的小さいため、大きな計量部7を設ける必要がない。
制御部1は、容器投入部の載置部に載置された透光性の空容器を透過して受光した光を、光センサ9で検出し、その光センサ9からの検出信号に基づいて、回収対象の空容器であるか否かを判別する。
一方、本発明の実施形態に係る容器減容装置は、装置の投入口にあたる載置部に回収要否を判定するセンサ類が設けられているため、装置内に回収対象物を取り込む必要がない構成となっている。よって、排出口を設ける必要がなく、小型の容器減容装置を提供することができる。
詳細には、制御部1は、例えば計量部7により異常値が出力されている場合に、隙間65に異物が詰まって(挟まって)いると判別する。
制御部1は、隙間65に異物が詰まって(挟まって)いると判別した場合に、ステップST3の処理に進み、それ以外の場合に、ステップST2の処理に進む。
詳細には、初期状態では、外扉111が閉状態、内扉112が閉状態となっている。
空容器の投入開始を示すボタン等が操作された場合、制御部1は、外扉を開状態とする。容器投入部から投入された空容器が載置部に載置され、計量部により載置部に載置された空容器の質量が計量される。光センサや金属センサ、計量部などからの信号に基づいて、回収対象の空容器であると制御部1が判別した場合に、内扉112を開状態とする。
空容器が、載置部から案内部(規制部材60,61)を通って減容部120に移動し、減容部120により、空容器が減容され、減容部120の下方に配置された容器収容部140に収容される。
詳細には、ステップST4において、制御部1は、メンテナンスを促す画面を表示部に表示する処理を行い(図15を参照)。そして、メンテナンスモードに移行する(ステップST5)。
図15に示す例では、タッチパネル等の表示操作部3により、「シャッター(内扉112)の隙間を少し広げて破片ゴミを取り除いてください」等の画像が表示されている。また、表示操作部3には、メンテナンスの完了時に操作される完了ボタン301が操作可能に表示されている。
図12に示すように、内扉112(シャッター)が半開状態の場合、容器投入部側から隙間65や案内部としての規制部材60の端部60cが露出した状態となる。
また、例えば、操作者(ユーザ等)が、規制部材60の先端部を下方に押圧して下方に移動させ、隙間の間隔を大きくすることで、破片等の異物を取り除く。
また、押圧を中止すると、バネ等の付勢手段の付勢により、規制部材60の先端部が初期の位置(押圧前の位置)に移動する。
また、上述した押圧及び非押圧を複数回繰り返すことで、破片等の異物を取り除いてもよい。
なお、上述した清掃は、操作者が手動にて行ったが、容器減容装置に規制部材60の端部60c(載置部側端部)を上下動させるモータ等の駆動部を設け、駆動部の規制部材60に対する駆動により、破片等の異物を取り除いてもよい。
例えば、異物が隙間65に詰まって(挟まって)いることを検出した場合、制御部1は、まず、自動的に内扉駆動部6により内扉112(シャッター)を数回動かして(開閉させて)異物を排除する「自動排除動作」を行ってもよい。この際、容器減容装置が規制部材60の端部60c(載置部側端部)を上下動させる駆動部を備えていれば、この駆動部により規制部材60の端部60c(載置部側端部)を上下動させることも「自動排除動作」に含めて行ってもよい。そして「自動排除動作」の後、それでも詰まりが解消されない場合、制御部1は、図14のフローチャートのステップST3~ST4に示すように報知して手動での清掃を促してもよい。
[技術分野]
本発明は、容器減容装置に関する。
[背景技術]
空容器を回収する空容器減容回収機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この空容器減容回収機は、空容器を圧縮ローラに挟んで押し潰すことで減容し、収容する。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2005-153019号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、例えば特許文献1に記載の空容器減容回収機において、投入された空容器が圧縮ローラへ至るまでの経路に、圧縮ローラにより押し潰された空容器の破片等の異物が詰まっている場合、投入された空容器が正常に圧縮ローラへ移動しない等の不具合が生じる虞がある。
[課題を解決するための手段]
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、載置部116を有する容器投入部110と、載置部116とは物理的に分離して設けられ、空容器を減容する減容部120と、載置部116とは物理的に分離して設けられ、載置部116から減容部120へ至る経路を形成する案内部(規制部材60又はボトルガイド)と、載置部116と案内部(規制部材60)との間に設けられた内扉112(シャッター)とを備え、内扉112は、閉状態において、少なくとも減容部側から見て載置部116と案内部(規制部材60)の間の隙間65を遮蔽するように構成されている容器減容装置としての空容器回収装置100である。
また、上述した隙間65に異物が詰まらないように構成されているので、内扉の開閉動作の異物が隙間に詰まることによる不具合を防ぐ、容器減容装置を提供することができる。
また、上述した隙間65に異物が詰まらないように構成されているので、空容器が載置部116から案内部(規制部材60,61)へ支障なく移動する、容器減容装置を提供することができる。
なお、隙間65に破片等の異物が詰まったことを検知した場合に、規制部材60の可動部分が離脱方向に移動する、又は離脱方向と逆方向に交互に移動することで、隙間65の異物を容易に取り除くことが可能な容器減容装置を提供することができる。
また、本実施形態では、容器減容装置は、規制部材60の端部60cが離脱方向に移動した場合に、異物を容器収容部(収容部)等へ移動可能な通路67を、隙間65の下方に有する。
すなわち、簡単な構成で、隙間65から取り除かれた異物が自重により、通路67を通って容器収容部140へ移動することが可能な容器減容装置(空容器回収装置100)を提供することができる。
本実施形態では、容器減容装置は、規制部材60の端部60cが下位置から、上位置である初期位置(図11に示した位置)に回動するように規制部材60を付勢するバネなどの付勢手段(不図示)を有する。この付勢手段は、例えば回転軸60d又はその近傍に設けられていている。
内扉112は、水平方向における減容部側の向きに回動することで閉状態から開状態へと移動可能である。内扉112は、閉状態で、容器投入部側に案内部(規制部材60)を露出させないように構成されている。
判定部101により異物が隙間65に挟まって(詰まって)いると判定された場合、容器投入部側に、案内部の一部を露出させるように駆動部により内扉112が回動する。
詳細には、内扉112が開く方向に駆動部により僅かに回動し、容器投入部側から、隙間65及び案内部(規制部材60)の先端(容器投入部側の先端)を露出するように、制御部1が制御する。
詳細には、例えば空容器等の物品が載置部116に載置されていない場合、計量部7による計量結果を示す信号が制御部1に入力され、制御部1は、計量結果が異常値であるとき、異物が隙間65に挟まって(詰まって)いると判定する。
具体的には、判定部101は、計量結果を示す信号が0(ゼロ)を中心とする誤差の範囲を超える場合に、異物が隙間65に挟まって(詰まって)いると判定する。また、判定部101は、センサ等により物品(空容器等)が載置部116に載置されていない状態から載置されている状態となったことを検知した時、計量部7による計量値に変動が生じない又は変動が規定範囲より小さい場合に、異物が隙間65に挟まって(詰まって)いると判定してもよい。
なお、例えばカメラ等の撮像部を容器投入部110に設け、隙間65を撮像して得られた画像に基づいて異物が隙間65に挟まって(詰まって)いると判定してもよい。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
101…判定部
110…容器投入部(物品投入部)
111…外扉
112…内扉
116…載置部
120…減容部(減容機構)
140…容器収容部(収容部)
100…空容器回収装置(容器減容装置又は物品回収装置ともいう)
Claims (6)
- 載置部を有する容器投入部と、
前記載置部とは物理的に分離して設けられ、空容器を減容する減容部と、
前記載置部とは物理的に分離して設けられ、前記載置部から前記減容部へ至る経路を形成する案内部と、
前記載置部と前記案内部との間に設けられた内扉と、
前記載置部の減容部側端部と、前記案内部の載置部側端部との間の隙間に、異物が挟まっているか否かを判定する判定部とを備え、
前記内扉は、
水平方向における前記減容部側の向きに回動することで閉状態から開状態へと移動可能であり、
前記閉状態において、少なくとも前記減容部側から見て前記載置部と前記案内部の間の隙間を遮蔽し、前記容器投入部側に前記案内部を露出させないように構成され、
前記判定部により異物が挟まっていると判定された場合に、前記容器投入部側に、前記案内部の一部を露出させるように駆動部により回動する
ことを特徴とする容器減容装置。 - 前記載置部に載置された物品を計量する計量部を有し、
前記判定部は、前記計量部による計量結果に基づいて、前記隙間に、異物が挟まっているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の容器減容装置。 - 前記載置部の減容部側端部と、前記案内部の載置部側端部との間に隙間が設けられており、
前記内扉の先端は、閉状態で、前記案内部の載置部側端部の近傍に位置する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器減容装置。 - 前記内扉の先端は、閉状態で、前記案内部の載置部側端部よりも前記減容部側に位置することを特徴とする請求項3に記載の容器減容装置。
- 前記案内部は、少なくとも前記載置部側の端部が前記載置部に対して離脱方向に移動可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の容器減容装置。 - 前記案内部は、板状に形成され、前記減容部側の端部が回転軸によって支持され、前記回転軸を中心として上下方向に回動可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の容器減容装置。
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