JP7507676B2 - 土留構造及び土留構造の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、封止部材を備える土留構造及びそれを用いた土留構造の構築方法に関する。
従来、構造物の基礎を構築するための立坑、地中に構築される集水井、斜面の擁壁などの土留構造は、地盤を堰き止めるために、例えば波付き鋼板で構成された土留部材(ライナープレートとも称する)を設置し、複数の土留部材を接続して環状又は馬蹄形(U字形)に土留構造を形成して構成される。
土留構造を用いた立坑を構築する際、土留構造を構成するために立坑を掘り下げていく度に、上から下へと立坑の壁面に沿って複数の土留部材を連結していく。土留部材の端縁は、フランジ部によって囲まれており、複数の連結孔が形成されている。土留構造は、例えば、地盤面を浅く掘り下げて形成した掘削穴の内壁面を覆うように複数の土留部材を環状に連結して構成された最上段の環状体を形成する。その後、設置した土留部材の下方にさらに土留部材を連結し、地盤面をさらに掘り下げながら掘削穴の掘削内壁面を覆うようにして順次連結していく。土留部材の連結は、連結金具により行われる。連結金具は、一方の端部にフランジ部の孔に挿入される差込み部が形成され、他方の端部にフランジ部を挟んで保持する挟持部を備える(例えば、特許文献1参照)。
地盤に形成された掘削穴と土留構造との間は、空間が形成されている。土留構造のある所定の区間が構築された後に、モルタル等の充填材が隙間に注入され、隙間は埋められる。
特開2020-2634号公報
しかし、特許文献1に開示された土留構造は、土留部材のフランジ部を突き合わせ連結金具により連結される。そのため、掘削穴の内壁面と土留構造との間の空間から連結孔に連通する隙間が生じる場合があり、空間に充填材を充填した際に隙間を通じて連結孔から土留構造の内側に充填材が漏れ出すという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、充填材が連結孔を通じて土留構造の内側に漏れ出すのを抑制する土留構造及び土留構造の構築方法を提供するものである。
本発明に係る土留構造は、端縁にフランジ部が形成されている複数の土留部材と、前記複数の土留部材のそれぞれの前記フランジ部を重ねた状態で連結する連結金具と、前記フランジ部に形成された連結孔に挿通される筒状部を備え、前記筒状部の内側に前記連結金具が挿通される封止部材と、を備え、前記連結金具は、連結金具本体と、前記連結金具本体を構成する部材の一端を前記連結金具本体の一方面側に折り曲げることにより形成された差込み部と、前記連結金具本体を構成する部材の他端を、前記一方面側にU字状に折り曲げることにより形成された挟持部と、を備え、前記差込み部は、隣接して位置する前記複数の土留部材のそれぞれに形成された前記連結孔に挿通された前記封止部材の前記筒状部の内側に挿通され、前記挟持部は、隣接して位置する前記複数の土留部材のそれぞれの前記フランジ部を重ねた状態で挟持し、前記封止部材の前記筒状部は、前記複数の土留部材の前記フランジ部の前記連結孔の内側に位置し、前記フランジ部を重ねた状態で生じる当該フランジ部の間の隙間を塞ぐものである。
本発明に係る土留構造の構築方法は、端縁にフランジ部が形成されている複数の土留部材のそれぞれの前記フランジ部を重ねた状態にして連結金具で連結して形成される土留構造の構築方法であって、前記複数の土留部材のうち既に固定されている第1土留部材の前記フランジ部に第2土留部材の前記フランジ部を重ね、前記フランジ部に形成された連結孔の位置を合わせた状態で仮固定を行う仮止め工程と、前記仮止め工程の後に、前記フランジ部に形成されている前記連結孔に筒状部を備える封止部材を挿入する封止部材設置工程と、前記封止部材の前記筒状部の内側に前記連結金具を挿通する、挿通工程と、を備えるものである。
本発明によれば、土留構造と掘削穴との間の空間に充填したモルタル等の充填材が、連結孔から土留構造の内側に漏れ出すのを抑制することができる。
実施の形態1に係る土留構造100の斜視図である。 実施の形態1に係る土留構造100の平面図(a)及び側面図(b)である。 実施の形態1に係る土留構造100を構成する土留部材50の一例の斜視図である。 図2(b)のB部を拡大した模式図である。 実施の形態1に係る土留構造100の上下方向連結部82の拡大斜視図である。 実施の形態1に係る土留構造100の土留部材50を連結する連結金具20の斜視図である。 図6の連結金具20の上面図である。 図6の連結金具20の側面図である。 図6の連結金具20の底面図である。 実施の形態1に係る封止部材10の断面図である。 実施の形態1に係る土留構造100に取り付けられた封止部材10及び連結金具20の斜視図である。 実施の形態1に係る土留構造100の封止部材10及び連結金具20の設置箇所の断面図である。 実施の形態2に係る封止部材210の側面図である。 実施の形態2に係る封止部材210を土留部材50に取り付けた状態の斜視図である。
以下、実施の形態に係る土留構造及び土留構造の構築方法について図面を参照しながら説明する。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば、上、下、左、右、前、後、表及び裏等)を適宜用いるが、それらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向及び向きを限定するものではない。
実施の形態1.
(土留構造100)
図1は、実施の形態1に係る土留構造100の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る土留構造100の平面図(a)及び側面図(b)である。図3は、実施の形態1に係る土留構造100を構成する土留部材50の一例の斜視図である。図1~図3を用いて土留構造100について説明する。土留構造100は、例えば構造物の基礎を構築するための立坑又は地中に構築される集水井等の土木構造物であって、地盤92を掘削して形成された縦穴90に構築されるものである。
土留構造100は、まず地盤92を浅く掘削して形成された縦穴90に環状体70Aを設置し、その後縦穴90を掘り進めるごとに環状体70Aの下方に他の環状体70Bを形成し、下方に伸ばすようにして構築されるものである。環状体70A及び環状体70Bは、複数の土留部材50の長手方向の端縁に形成されている縦フランジ部53同士を突き合わせて形成された周方向連結部81に連結部材を取り付けて連結する。連結部材は、例えばボルト及びナット、又はフランジを挟みこんで連結するクリップ状の連結金具20などが用いられる。
図3に示されるように、土留部材50は、波付き部50aの端縁に、下フランジ部51a、上フランジ部51b、縦フランジ部53a及び53bと、を備える。下フランジ部51a及び上フランジ部51bのそれぞれは、z方向に垂直な面を有し、その先端縁56がθ方向に沿って延びる。縦フランジ部53a及び53bは、θ方向に垂直な面を有し、その先端縁がz方向に沿って延びる。なお、下フランジ部51aと上フランジ部51bとをまとめて横フランジ部51と称する。また、縦フランジ部53a及び53bをまとめて、縦フランジ部53と表示する場合がある。さらに、横フランジ部51と縦フランジ部53とをまとめて、フランジ部と称する場合がある。また、θ方向を第1方向と称し、z方向を第2方向とも称する。
図3において波付き部50aは、サインカーブ状に形成されているが、断面形状が矩形波状に形成されていても良いし、その他の形状に構成されていても良い。特に波付き部50aがサインカーブ状に形成されているものはライナープレートと呼ばれる場合がある。
土留部材50の上フランジ部51bには、連結孔55が複数形成されている。複数の連結孔55は、上フランジ部51bをz方向に貫通し、θ方向に等間隔に設けられている。下フランジ部51aも上フランジ部51bと同様に連結孔55が複数形成されている。実施の形態1においては、下フランジ部51a及び上フランジ部51bにそれぞれ10個の連結孔55が形成されている。土留部材50の下フランジ部51aは、他の土留部材50の上フランジ部51bと突き合わされ、連結孔55の位置が合うように調整される。複数の連結孔55の間隔は、等ピッチになるように配置されており、下フランジ部51aと上フランジ部51bとは、互いの連結孔55の位置を合わせた状態で連結部材60が挿通されることにより連結される。
土留部材50のθ方向の両端には縦フランジ部53が形成されており、それぞれ連結孔54が形成されている。連結孔54は、波付き部50aの形状に合わせて設けられており、土留部材50が縦穴90に設置された状態で内側からボルトを挿通することができるように構成されている。土留部材50は、縦フランジ部53aを他の土留部材の縦フランジ部53bと突き合わせた状態で、連結孔54に連結部材60を挿通させることにより連結される。
図4は、図2(b)のB部を拡大した模式図である。図4において環状体70Aの下方に環状体70Bを構築する方法について説明する。上部の構造に環状体70Aが固定された後、環状体70Aを構成する土留部材50Aの下端に形成された下フランジ部51aに、土留部材50Bの上端に形成された上フランジ部51bが突き合わされる。土留部材50Aの下フランジ部51aに形成されている連結孔55と土留部材50Bの上フランジ部51bの連結孔55とは、位置を合わせて仮固定される。また、土留構造100の周方向(θ方向)において土留部材50Bに隣り合って土留部材50Cが配置されており、土留部材50Cの上フランジ部51bも土留部材50Aの下フランジ部51aに突き合わされ、連結孔55の位置を合わせて仮固定される。さらに、土留部材50Bの縦フランジ部53aと土留部材50Cの縦フランジ部53bとは、θ方向に突き合わされて仮固定される。実施の形態1において、土留部材50Aの下方に土留部材50B及び50Cを仮固定する際には、治具又は工具を用いて仮固定する。なお、上側に位置する土留部材50Aを第1土留部材と呼ぶ場合がある。また、第1土留部材の下方に接続される土留部材50B及び50Cを第2土留部材と呼ぶ場合がある。
環状体70Aの土留部材50Aの周方向に隣り合って土留部材50B及び土留部材50Cが連結されている。土留部材50Aの下方に仮固定された土留部材50Bは、環状体70Aを構成する土留部材50Cにも仮固定される。また、土留部材50Aの下方に仮固定された土留部材50Cは、環状体70Aを構成する土留部材50Bにも仮固定される。環状体70Aの下方に仮固定された土留部材50B及び50Cは、ボルト及びナット又は連結金具20などの連結部材を用いて、上下方向及び周方向に連結される。
なお、環状体70Aと環状体70Bとは、上下方向に連結されており、環状体70Aの周方向連結部81と、環状体70Aの下方に連結されている環状体70Bの周方向連結部81は、土留構造100の周方向(図2(a)のθ方向)にずれて配置されている。つまり、環状体70Bの周方向連結部81は、環状体70Aを構成する複数の土留部材50の中間部の下方に接続されている。土留構造100は、各環状体70ごとに周方向連結部81をずらして配置されていることにより、周方向における各部分における強度及び剛性が平均化するように構成されている。ただし、上下に配置されている複数の土留部材50をθ方向にずらす量は、θ方向の長さの半分に限定されず、横フランジ部51に設けられた複数の連結孔55のピッチの分だけずらすこともできる。例えば、図3の土留部材50は、横フランジ部51に10個の連結孔55が形成されているが、上の土留部材50Aに対し下の土留部材50の連結孔55を1~5ピッチ分ずらして接続しても良い。
[土留部材50]
図3に示されている土留部材50の波付き部50aは、長手方向に垂直な断面においてサインカーブ状の波形が付されている。図3に示される土留部材50は、サインカーブ状の波形が付されており、地山側からの土圧による荷重に対抗することができる。波付き部50aは、波形が付されていることにより、単純な平板状の断面形状に形成されるよりもr方向に掛かる荷重に対する強度及び剛性が高い。
図5は、実施の形態1に係る土留構造100の上下方向連結部82の拡大斜視図である。図5は、説明のため土留部材50の一部の構成を周方向の一箇所で切断した断面(ハッチング部分)で示している。土留部材50のz方向の両端部は、横フランジ部51が形成されている。横フランジ部51は、z方向に対し垂直に形成され、平坦な部分に連結孔55(図3参照)が設けられている。横フランジ部51は、r方向及びθ方向に平行であり連結金具20が取り付けられる程度の面を有している。特に、横フランジ部51の先端部58は、連結金具20の挟持部23(図6~9を参照)が嵌る程度の厚さ及び大きさの平面を有する。
また、土留部材50の縦フランジ部53の連結孔54(図3参照)及び横フランジ部51の連結孔55は、封止部材10が嵌め込まれる。封止部材10は、連結部材を取り付ける前又は同時に連結孔54及び55に取り付けられる。
[連結金具20]
図6は、実施の形態1に係る土留構造100の土留部材50を連結する連結金具20の斜視図である。図7は、図6の連結金具20の上面図である。図8は、図6の連結金具20の側面図である。図9は、図6の連結金具20の底面図である。図6~図9に示されるx方向及びy方向により形成される平面は、連結金具20の連結金具本体22に沿った平面であり、z方向は、x方向及びy方向に垂直方向を示している。また、x方向は、挟持部23の幅方向に一致しており、連結金具20が横フランジ部51に取り付けられた状態において土留構造100のθ方向と略一致する。実施の形態1において、連結金具20は、板金を折り曲げて形成された金具である。連結金具20は、エンボス加工により形成された凸部26を備える連結金具本体22と、連結金具本体22のy方向の一方の端部からz方向逆向きに向かって折り曲げられた差込み部25と、連結金具本体22のy方向の他方の端部からz方向逆向きに向かって折り曲げられた挟持部23と、を備える。換言すると、連結金具20は、部材の一端を連結金具本体22の一方面側に折り曲げることにより形成された差込み部と、連結金具本体22を構成する部材の他端を、一方面側にU字状に折り曲げることにより形成された挟持部23と、を備える。
連結金具20は、差込み部25が土留部材50の横フランジ部51に形成された連結孔55に差し込まれ、挟持部23が横フランジ部51の先端部58を挟持することにより2つの土留部材50を連結するものである。
図7及び図9に示される様に、連結金具本体22の挟持部23が形成されている挟持側端部22aの端縁22cは、x軸に平行に形成されている。連結金具本体22は、y方向に対し傾斜して延びている。連結金具本体22のy方向の端縁22dは、z方向逆向きに延びる差込み部25に接続されている。差込み部25が接続されている端縁22dは、x軸に対し傾斜している。
差込み部25は、連結金具本体22の端縁22dからz方向に延び、その先端でL字に折り曲げられ先端部21aが形成されている。先端部21aは、上面21bがy方向に沿って延びている。先端部21aの上面21bは、連結金具本体22からz方向にずれた位置において連結金具本体22の板面と略平行に形成されている。または、先端部21aの上面21bは、連結金具本体22の板面と平行ではなく、先端部21aがz方向に向かうように傾斜していても良い。このように構成されることにより、連結される2つの土留部材50の横フランジ部51の一方の面側に連結金具本体22が配置され、他方の面側に先端部21aが配置され、2つの横フランジ部51を先端部21aと連結金具本体22との間に保持することができる。
図7に示されるように、連結金具本体22の差込み部25が形成されている差込み側端部22bは、挟持部23が形成されている側の挟持側端部22aよりも幅が狭く形成されており、横フランジ部51の連結孔55に差し込める程度の幅に形成されている。つまり、先端部21aは、2つの土留部材50の横フランジ部51の連結孔55に挿通自在になっている。また、差込み側端部22bは、エンボス加工が施され凸部26が形成されていることにより、剛性が向上している。
一方、挟持部23が形成されている挟持側端部22aは、挟持部23が2つの土留部材50の横フランジ部51を挟んで保持できるように、幅が広く形成されている。
[封止部材10]
図10は、実施の形態1に係る封止部材10の断面図である。封止部材10は、連結孔55に挿入できるように形成された筒状部11と、筒状部11の中心軸方向の一方の端部に筒状部11の外周面14から突出するように形成された鍔部12と、を備える。筒状部11の外周面14は、封止材料13により構成されている。外周面14は、土留部材50の連結孔55に挿入できる程度の外径寸法Dで形成されている。
実施の形態1に係る封止部材10は、金属材料で構成された芯材15の表面に封止材料13を成形して構成されている。封止材料13は、例えば樹脂などの伸縮性の高い弾性材料、又は水などの液体を吸収して膨張する膨張性を有する材料で構成される。
封止材料13が弾性材料である場合、封止部材10の外径寸法Dは、連結孔55の内径と同じに設定されるか、又は連結孔55の内径よりも大きく設定される。このように構成されることにより、封止材料13は、連結孔55の内周面に当接し、突き合わされたフランジ部の間に生ずる隙間94(図12参照)を塞ぐことができる。
封止材料13が膨張性を有する材料で構成される場合、封止部材10の外径寸法Dは、連結孔55の内径よりも小さく形成されても良い。このように構成されることにより、封止部材10は、連結孔55への挿入が容易になる。膨張性の材料で構成された封止材料13は、例えば縦穴90と土留構造100との間の空間に充填される充填材に含まれる水分を吸収して膨張する。膨張した封止材料13は、連結孔55の内周面に当接し、突き合わされたフランジ部の間に生ずる隙間94(図12参照)を塞ぐことができる。
実施の形態1に係る封止部材10は、上記のように2種類の材料で構成されているものに限定されるものではない。例えば、上記の封止材料13を構成する弾性材料のみ、膨張性を有する材料のみで構成されていても良い。
また、実施の形態1に係る封止部材10は、金属材料のみで構成されていても良い。この場合、外径寸法Dは、連結孔55よりも大きく形成される。そして、封止部材10の筒状部11が連結孔55に圧入されることにより連結孔55の内周面に当接し、突き合わされたフランジ部の間に生ずる隙間94(図12参照)を塞ぐことができる。
鍔部12の外径寸法D1は、少なくとも連結孔55の内径寸法よりも大きく形成されている。このように構成されることにより、鍔部12は、土留部材50の下フランジ部51aの面に引っかかり、連結孔55から脱落することがない。これにより、連結金具20を取り付ける際に封止部材10が連結孔55から脱落するのを抑制し、連結金具20の取り付け作業が容易になる。
[封止部材10及び連結金具20の取付状態]
図11は、実施の形態1に係る土留構造100に取り付けられた封止部材10及び連結金具20の斜視図である。土留部材50のフランジ部に形成された連結孔55には、封止部材10が嵌め込まれている。そして、封止部材10の筒状部11の内側に連結金具20の差込み部21が挿通されている。封止部材10の筒状部11は、内側に連結金具20を挿通できるように構成されている。例えば、封止部材10の筒状部11の内径は、連結金具20の幅寸法よりも大きく形成されている。
実施の形態1においては、封止部材10の筒状部11の長さ、即ち、鍔部12の下面から筒状部11の下端面までの長さは、横フランジ部51を2枚重ねた厚さとほぼ等しく形成されている。ただし、筒状部11の長さは、これに限定されるものではなく、少なくとも、横フランジ部51の一枚の厚さよりは長く形成されていれば、重ね合わせた横フランジ部51の間に生じる隙間94(図12参照)の出口を塞ぐことが可能となる。また、筒状部11の長さは、長すぎると連結金具20の取り付けを阻害するため、望ましくは、連結金具本体22の下面22eから差込み部21の上面21bまでの距離と同じ、又は短く形成されるとよい。
なお、上記において、横フランジ部51における封止部材10及び連結金具20の取り付け状態を説明したが、この封止部材10及び連結金具20の取り付け状態は、縦フランジ部53においても同様である。
[封止部材10の作用]
図12は、実施の形態1に係る土留構造100の封止部材10及び連結金具20の設置箇所の断面図である。実施の形態1に係る土留構造100は、複数の土留部材50により構成され、ある所定の区間が完成したところで土留構造100と縦穴90との間の空間93にモルタル等の充填材が充填される。この時、図12に示すように、土留部材50の横フランジ部51を重ねた部分に隙間94が生じる場合がある。
土留部材50は、空間93に充填材を注入したときに、充填材から図12の矢印(r方向逆向き)の方向に力を受ける。特に、充填材を注入する過程においては、重力の影響により、下方から充填材が溜まるため、まず下側の土留部材50が内側に押されるように荷重を受けるため下側に位置する土留部材50が上側の土留部材50に対し若干傾く。この状態で、隙間94の部分に充填材が達すると、液状の充填材が隙間94から連結孔55に達する。
図12に示される状態においては、横フランジ部51の先端部58は、連結金具20の挟持部23により挟持されるため、隙間が生じにくい。しかし、横フランジ部51の先端部58よりも外側に位置する連結孔55は、横フランジ部51の間に生じる隙間94が先端部58と比較して大きくなりやすい箇所であり、連結孔55から充填材が流出し易い。
実施の形態1においては、封止部材10は、連結孔55の内側面に当接するように配置されている。従って、封止部材10は、隙間94が連結孔55と空間93とを連通したとしても、液状の充填材が土留構造100の内側に流出しないように隙間94の出口となる連結孔55の内側面を塞ぐことができる。
封止部材10は、連結金具20が筒状部11の内側に挿通されており、連結金具本体22が上方に位置し、差込み部21の先端部21aが下方に位置するため、連結孔55から外れない。従って、充填材の圧力や土留部材50に加わった衝撃等により、封止部材10が連結孔55から外れることなく、隙間94を確実に塞ぐことができる。
なお、封止部材10は、連結金具20に対してだけでなく、ボルト及びナットなどの連結部材に対しても用いることができる。この場合であっても、封止部材10は、連結孔55に連通する隙間94の出口を塞ぐことができる。従って、土留構造100において、土留部材50の連結に複数種類の連結部材を用いても封止部材10を用いることができる。
[土留構造100の構築方法]
封止部材10を用いて複数の土留部材50を連結して構築される土留構造100は、端縁に横フランジ部51が形成されている複数の土留部材50のそれぞれの横フランジ部51を重ねた状態にして連結金具20で連結して形成されるものであり、その土留構造100は、以下の手順で構築される。
まず、複数の土留部材50のうち既に固定されている土留部材50の横フランジ部51に土留部材50の横フランジ部51を重ね、横フランジ部51に形成された連結孔55の位置を合わせた状態で仮固定を行う。この工程を仮止め工程と称する。仮固定は、ボルト及びナット又は治具等を用いて行う。
仮止め工程の後に、横フランジ部51に形成されている連結孔55に筒状部11を備える封止部材10を挿入する。この工程を封止部材設置工程と称する。
また、封止部材10の筒状部11の内側に連結金具20を挿通する。この工程を挿通工程と称する。
その後、連結金具20は、挟持部23の当接部23bと連結金具本体22の下面22eとの間に下フランジ部51a及び上フランジ部51bとを進入させるように、ハンマー等の工具を用いてはめ込まれる。
なお、上記の封止部材設置工程は、連結金具20をあらかじめ封止部材10の筒状部11に挿通させた状態でも実施することができる。つまり、挿通工程は、封止部材設置工程の前に行われる。そして、封止部材設置工程は、封止部材10を連結孔55に挿入するとともに、連結金具20の差込み部21を連結孔55に挿入する。
上記のようにあらかじめ連結金具20の差込み部21に封止部材10を取り付けておくことにより、土留構造100を構築する現場において部品の管理も容易になり、作業も減少するという利点がある。特に、ボルト及びナットと連結金具20とを併用する土留構造100においては、比較的隙間94が生じやすい連結金具20の設置箇所に確実に封止部材10を設置することができ、作業の効率が向上する。
上記においては、主に横フランジ部51に封止部材10及び連結金具20を設置する工程について説明したが、封止部材10及び連結金具20は、縦フランジ部53にも同様な工程で取り付けることができる。また、封止部材10は、縦フランジ部53の連結孔54においても同様に隙間94を塞ぐことができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る土留構造200及び封止部材210について説明する。実施の形態2に係る土留構造200は、実施の形態1の土留構造100に対し封止部材10の構造を変更したものである。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13は、実施の形態2に係る封止部材210の側面図である。封止部材210は、連結孔55に挿入できるように形成された筒状部211と、筒状部211の中心軸方向の一方の端部に筒状部211の外周面14から突出するように形成された鍔部12と、を備える。実施の形態2に係る封止部材210は、筒状部211の外周面14に封止材料13を備えておらず、例えば金属材料から構成されている。筒状部211の外周面14は、土留部材50の連結孔55に挿入できる程度の外径寸法Dで形成されている。
実施の形態2に係る封止部材210は、筒状部211の軸方向長さhは、土留部材50のフランジ部51を重ねた厚さよりも長く形成されている。また、筒状部211の先端部216は、筒状部211の軸方向に向かって伸びる切り欠き217が形成されている。切り欠き217は、筒状部211の先端から所定の長さだけ切り込まれている。切り欠き217は、封止部材210の筒状部211を土留部材50の連結孔55に挿通されたときに、連結孔55から突出するように構成されている。
図14は、実施の形態2に係る封止部材210を土留部材50に取り付けた状態の斜視図である。図14において、封止部材210は、土留部材50の連結孔55に下方から挿入される。封止部材210の鍔部12がフランジ部51に当接した状態で、連結孔55から突出している筒状部211の先端部216は筒状部211の外側に折り曲げられる。折り曲げられた先端部216と鍔部12とは、重ねられた土留部材50のフランジ部51a及び51bを挟みこむように位置しているため、封止部材210は連結孔55から外れないように固定される。折り曲げられた先端部216により形成された筒状部211の外側に延びてフランジ部51aの表面に当接している部分を第2鍔部219と呼ぶ。
封止部材210は、連結孔55に固定され、筒状部211のうち切り欠き217が形成されていない部分218の外周面がフランジ部51a及び51bの間の隙間を塞ぐ。これにより、封止部材210は、実施の形態1に係る封止部材10と同様に、液状の充填材が土留構造200の内側に流出するのを抑制する。
実施の形態2において、封止部材210は、先端部216を外側に折り曲げて連結孔55に固定したが、この形態に限定されるものではない。例えば、先端部216に切り欠き217が形成されていなくても、筒状部211の先端部216を工具等によって塑性変形させて、連結孔55から抜けないようにしても良い。このとき、先端部216は、フランジ部51の表面に当接するように押し広げられて、鍔部12と同様にフランジ部51の表面に引っ掛かり、連結孔55から抜けないようになる。
なお、実施の形態2においても、封止部材210は、筒状部211の内側に連結金具20が挿通するように構成されている。
封止部材210を用いた土留構造200の構築方法は、土留部材50の仮止め工程の後に、フランジ部51に形成されている連結孔55に筒状部211を備える封止部材210を挿入する封止部材設置工程を行う。そして、封止部材設置工程の後に、封止部材210の先端部216を変形させて第2鍔部219を形成する封止部材固定工程が行われる。
封止部材固定工程の後に、封止部材210の筒状部211の内側に連結金具20を挿通する挿通工程が行われ、土留部材50が連結される。以上の工程を各連結孔55にて行うことにより、土留構造200は構築される。封止部材210を用いた土留構造200の構築方法によれば、簡易な作業で封止部材210が外れないように設置できるため、連結金具20を挿通する作業において封止部材210が外れることがなく、作業の効率化が図れる。また、封止部材210の鍔部12及び第2鍔部219は、一方が連結金具本体22に押さえられ、他方が差込み部21の先端部21aに押さえられるため、連結金具20によりフランジ部51を挟み込む力が強くなり、土留部材50の接続が強固になるという利点がある。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、各変形例同士を組み合わせることもでき、また別の公知の技術と組み合わせることも可能である。さらに、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 封止部材、11 筒状部、12 鍔部、13 封止材料、13b 先端部、14 外周面、15 芯材、20 連結金具、21 差込み部、21a 先端部、21b 上面、22 連結金具本体、22a 挟持側端部、22b 差込み側端部、22c 端縁、22d 端縁、22e 下面、23 挟持部、23b 当接部、25 差込み部、26 凸部、50 土留部材、50A 土留部材、50B 土留部材、50C 土留部材、50a 波付き部、51 横フランジ部、51a 下フランジ部、51b 上フランジ部、53 縦フランジ部、53a 縦フランジ部、53b 縦フランジ部、54 連結孔、55 連結孔、56 先端縁、58 先端部、60 連結部材、70 環状体、70A 環状体、70B 環状体、81 周方向連結部、82 上下方向連結部、90 縦穴、92 地盤、93 空間、94 隙間、100 土留構造、200 土留構造、210 封止部材、211 筒状部、216 先端部、217 切り欠き、218 部分、219 第2鍔部、D 外径寸法、D1 外径寸法。

Claims (11)

  1. 端縁にフランジ部が形成されている複数の土留部材と、
    前記複数の土留部材のそれぞれの前記フランジ部を重ねた状態で連結する連結金具と、
    前記フランジ部に形成された連結孔に挿通される筒状部を備え、前記筒状部の内側に前記連結金具が挿通される封止部材と、を備え、
    前記連結金具は、
    連結金具本体と、
    前記連結金具本体を構成する部材の一端を前記連結金具本体の一方面側に折り曲げることにより形成された差込み部と、
    前記連結金具本体を構成する部材の他端を、前記一方面側にU字状に折り曲げることにより形成された挟持部と、を備え、
    前記差込み部は、
    隣接して位置する前記複数の土留部材のそれぞれに形成された前記連結孔に挿通された前記封止部材の前記筒状部の内側に挿通され、
    前記挟持部は、
    隣接して位置する前記複数の土留部材のそれぞれの前記フランジ部を重ねた状態で挟持し、
    前記封止部材の前記筒状部は、
    前記複数の土留部材の前記フランジ部の前記連結孔の内側に位置し、前記フランジ部を重ねた状態で生じる当該フランジ部の間の隙間を塞ぐ、土留構造。
  2. 前記封止部材の前記筒状部は、
    中心軸方向の長さ寸法が前記複数の土留部材の前記フランジ部の厚さ寸法よりも大きく形成されている、請求項1に記載の土留構造。
  3. 前記封止部材は、
    前記筒状部の中心軸方向の一方の端部に、前記筒状部の外周面から突出して形成される鍔部を備える、請求項1又は請求項2に記載の土留構造。
  4. 前記封止部材は、
    少なくとも前記筒状部の外周面が弾性を有する封止材料で構成される、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の土留構造。
  5. 前記封止部材は、
    少なくとも前記筒状部の外周面が膨張性を有する封止材料で構成され、
    前記封止材料は、
    液体を吸収して膨張する、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の土留構造。
  6. 前記封止部材は、
    金属材料の表面に前記封止材料を成形して構成される、請求項4又は請求項5に記載の土留構造。
  7. 前記封止部材は、
    前記鍔部と前記筒状部の先端部を変形させて形成された第2鍔部との間に、重ねた状態の前記フランジ部が配置される、請求項3に記載の土留構造。
  8. 前記封止部材の前記筒状部の先端部は、
    切り欠きが形成されている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の土留構造。
  9. 端縁にフランジ部が形成されている複数の土留部材のそれぞれの前記フランジ部を重ねた状態にして連結金具で連結して形成される土留構造の構築方法であって、
    前記複数の土留部材のうち既に固定されている第1土留部材の前記フランジ部に第2土留部材の前記フランジ部を重ね、前記フランジ部に形成された連結孔の位置を合わせた状態で仮固定を行う仮止め工程と、
    前記仮止め工程の後に、前記フランジ部に形成されている前記連結孔に筒状部を備える封止部材を挿入する封止部材設置工程と、
    前記封止部材の前記筒状部の内側に前記連結金具を挿通する、挿通工程と、を備える、土留構造の構築方法。
  10. 前記挿通工程は、
    前記封止部材設置工程の前に行われ、
    前記封止部材設置工程は、
    前記封止部材を前記連結孔に挿入するとともに、前記連結金具の差込み部を前記連結孔に挿入する、請求項9に記載の土留構造の構築方法。
  11. 前記封止部材設置工程の後に、前記封止部材の先端部を変形させて第2鍔部を形成する封止部材固定工程を備える、請求項10に記載の土留構造の構築方法。
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