JP7497128B2 - 給電装置 - Google Patents

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本発明は、スライドドアに搭載された各種機器にワイヤーハーネスを介して電源を供給する給電装置に関するものである。
従来、スライドドアに対する給電装置として、ワイヤーハーネスにおいて車体からスライドドアへと渡される渡り部分をスライドドアの開閉に追随させる給電装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この給電装置では、スライドドアの開閉時、特にドア開放時に渡り部分がスムーズに反転してスライドドアの動きに追随できるように、ドア側ユニットにおける渡り部分の支持構造に各種工夫が凝らされている。
特開2017-192258号公報
しかしながら、上記のようなドア側ユニットを備えた給電装置では、ワイヤーハーネスの渡り部分がスライドドアの動きにスムーズに追随できる反面、ドア側ユニットが大型化しがちで搭乗者の目に留まり易くなってしまう。このような状態は、車室内の見映えの上から望ましいものではない。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、ワイヤーハーネスの渡り部分をスライドドアの動きにスムーズに追随させるとともに、ドア側ユニットを搭乗者の目に留まり難くすることができる給電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、給電装置は、自動車の車体からスライドドアへと渡される渡り部分を有し、前記車体の搭載電源から前記スライドドアの搭載機器へと電力を供給する給電用のワイヤーハーネスと、前記渡り部分を、車体側で支持する車体側ユニットと、前記渡り部分を、ドア側で支持するドア側ユニットと、を備え、前記ドア側ユニットが、前記渡り部分を支持する筒状のロータ本体、当該ロータ本体の中心軸と交差して前記スライドドアに沿う軸方向に延びる回動軸、及び、当該回動軸から横枝状に突出した少なくとも1つの凸部、を有するロータと、前記スライドドアに固定され、所定の環状内壁面で前記回動軸及び前記凸部を前記回動軸の軸回りに囲うように前記ロータを保持するロータ保持部と、を備え、前記環状内壁面が、ドア開方向の前側に形成され、ドア全閉時に前記渡り部分を前記ドア開方向の前側に向かわせる第1姿勢の前記ロータにおける前記回動軸を受け入れる第1凹面と、前記ドア側で且つ前記第1凹面よりも前記ドア開方向の後側に形成され、ドア開放時に前記渡り部分を前記第1姿勢のときよりも前記車体側へと傾ける第2姿勢、及びドア全開時に前記ドア開方向の後側へと前記渡り部分を向かわせる第3姿勢、の相互間を回動する前記ロータの回動中心として前記回動軸を受け入れる第2凹面と、前記ドア側で前記第1凹面と前記第2凹面の間に位置し、前記ドア開放時には、先ず前記第1姿勢から前記第2姿勢へと回動する前記ロータの回動中心として前記凸部の先端部を受け入れ、次に前記回動軸を回動中心として前記ロータが前記第2姿勢から前記第3姿勢へと回動する際に前記凸部の先端部を脱出させる第3凹面と、を備えていることを特徴とする。
上記の給電装置によれば、ワイヤーハーネスの渡り部分をスライドドアの動きにスムーズに追随させるとともに、ドア側ユニットを搭乗者の目に留まり難くすることができる。
第1実施形態に係る給電装置を自動車における上方から見て模式的に示す斜視図である。 図1に示されている給電装置の、スライドドアの開閉に応じた動きを示す模式図である。 図1及び図2に示されているドア側ユニットを示す分解斜視図である。 図3に示されているロータを、回動軸の軸方向について、自動車における上方から見た平面視で示す平面図である。 図3に示されているロータ保持部においてロータを軸支する軸支構造を、ロータの回動軸と交差する断面で示す図である。 図5に示されている軸支構造における、図2に示されているスライドドアの開閉に応じたロータの動きを示す模式図である。 第2実施形態におけるロータを、図4と同様に、回動軸の軸方向について、自動車における上方から見た平面視で示す平面図である。 図7に示されているロータの上側回動軸及び一対の凸部が、全閉状態の第1姿勢で環状内壁面の内側に収まっている様子を、ロータの回動軸と交差する断面で示す図である。 第1実施形態において凸部の先端部と上側回動軸の中心とが、ロータ本体の中心軸に対する直交軸の軸線上に並んで配置されていることで得られる、第2実施形態よりも有利な効果について説明する模式図である。 第3実施形態におけるロータを、図4と同様に、回動軸の軸方向について、自動車における上方から見た平面視で示す平面図である。 図7に示されているロータの上側回動軸及び凸部が内側に収まる環状内壁面を、ロータの回動軸と交差する断面で示す図である。 図11に示されている環状内壁面の内側における、スライドドアの開閉に応じたロータの動きを示す模式図である。
以下、給電装置の一実施形態について説明する。まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る給電装置を自動車における上方から見て模式的に示す斜視図である。
図1には、スライドドアDR1が、全閉位置にあるときの給電装置1が示されている。この給電装置1は、スライドドアDR1を有する自動車C1に搭載されて、車体C11に対してスライド移動可能に取り付けられたスライドドアDR1に搭載された各種機器に電力を供給する装置である。図1における左右方向が自動車C1の前後方向D11に相当し、図中左側が前方に相当し、図中右側が後方に相当する。給電装置1は、給電用のワイヤーハーネス11と、車体側ユニット12と、ドア側ユニット13と、を備えている。
ワイヤーハーネス11は、自動車C1の車体C11からスライドドアDR1へと渡される渡り部分11aを有し、車体C11の搭載電源からスライドドアDR1の搭載機器への電力供給を担っている。渡り部分11aは、複数本の電線111が屈曲可能な保護チューブであるコルゲートチューブ112の内側に通された構造を有している。電線111は、電源側構造物である車体C11、及び、電力供給対象の機器が搭載された機器側構造物である、車体C11に対して相対移動可能に取り付けられたスライドドアDR1、に亘って配策される。この電線111の中途部分がコルゲートチューブ112の内側に通されて渡り部分11aが構成されている。車体側ユニット12は渡り部分11aを車体C11の側で支持する部材であり、具体的には、コルゲートチューブ112の車体C11の側の端部を支持している。この端部開口から延出した電線111は、車体側ユニット12の内部を通って車体C11の搭載電源へと配策されて接続されている。他方、ドア側ユニット13は渡り部分11aをスライドドアDR1の側で支持する部材であり、具体的には、コルゲートチューブ112のスライドドアDR1の側の端部を支持している。この端部開口から延出した電線111は、ドア側ユニット13の内部を通ってスライドドアDR1の搭載機器へと配策されて接続されている。
車体側ユニット12は、コルゲートチューブ112の車体C11の側の端部を支持するとともに内側に電線111を通すように筒状に形成されている。車体側ユニット12は、コルゲートチューブ112の一端部等を収める溝状の車体側プロテクタ121と、その溝開口を覆うプロテクタ蓋部122と、を備えている。車体側プロテクタ121にプロテクタ蓋部122が被せられることで、コルゲートチューブ112の車体C11の側の端部開口を延出した電線111を電源の側の出口まで案内する筒が形成される。このような筒状の車体側ユニット12が車体C11に固定される。
ドア側ユニット13は、ロータ131及びロータ保持部132を備えている。ロータ131は、回動可能に設けられて渡り部分11aを支持する筒状の部位である。ロータ保持部132は、スライドドアDR1に固定され、ロータ131の一端を回動可能となるように軸支する。このロータ保持部132には、電線111を次のように案内するドア側案内筒132cが設けられている。即ち、ドア側案内筒132cは、コルゲートチューブ112のスライドドアDR1の側の端部開口を延出し、更に筒状のロータ131の内部を通過した電線111を、スライドドアDR1の搭載機器の側の出口まで案内する。このドア側案内筒132cは、スライドドアDR1に沿って延出するように自動車C1の上方へと突出して形成されている。
図2は、図1に示されている給電装置の、スライドドアの開閉に応じた動きを示す模式図である。この図2における左右方向が自動車C1の前後方向D11に相当し、図2において左側から右側に向かう方向がスライドドアDR1を開くドア開方向D12に相当する。また、図中左側が自動車C1の前方及びドア開方向D12の後側に相当し、図中右側が自動車C1の前方及びドア開方向D12の前側に相当する。
給電装置1では、スライドドアDR1の開閉に応じ、ロータ131が回動することでワイヤーハーネス11における渡り部分11aがスライドドアDR1の動きに追随する。スライドドアDR1が全閉位置にある全閉状態(A)では、渡り部分11aはドア側ユニット13を出てドア開方向D12の前側へと車体C11に沿って略伸び切った状態で延出する。このときには、ロータ131は、渡り部分11aをドア開方向D12の前側へと向かわせる第1姿勢となる。
全閉状態(A)のスライドドアDR1が自動車C1の後方側の全開位置へとドア開方向D12にスライド移動するときには、まず、ドア開放時の初期状態(B)で、渡り部分11aはロータ131が上記の第1姿勢にあるときよりも車体側へと傾けられる。ロータ131はこの初期状態(B)で渡り部分11aを車体側へと傾ける第2姿勢となる。この初期状態(B)の後、スライドドアDR1がドア開方向D12に更にスライド移動すると、渡り部分11aはスライドドアDR1に引っ張られ、移動途中でU字状に曲げられながらドア開方向D12の後側へと向かうように反転する。ロータ131は渡り部分11aにおけるこの動きに追随して反転する。反転後の渡り部分11aは、スライドドアDR1がドア開方向D12に進むにつれてU字状の形状からドア開方向D12の前側へと引っ張られて延ばされて行く。このとき、ロータ131は、反転に続いて車体側からドア側へと更に回動して行き、スライドドアDR1が全開位置に達する前の段階でドア側への回動限界に達する。このロータ131が回動限界に達した回動終了状態(C)では、ロータ131の姿勢は、ドア開方向D12の後側へと渡り部分11aを向かわせる第3姿勢となっている。この後は、スライドドアDR1が全開位置に達するまで回動終了状態(C)のまま、即ち、ロータ131が上記の第3姿勢に固定された状態のまま渡り部分11aがドア開方向D12の前側へと引っ張られて延ばされて行くこととなる。
以上に説明したドア開放時とは逆にスライドドアDR1が全開位置から全閉位置へとスライド移動するドア閉鎖時には、ドア側ユニット13の状態は、回動終了状態(C)から初期状態(B)を経て全閉状態(A)へと変遷する。ロータ131は、回動終了状態(C)での第3姿勢から初期状態(B)での第2姿勢を経て全閉状態(A)での第1姿勢に至る。
図3は、図1及び図2に示されているドア側ユニットを示す分解斜視図である。
この図3に示されているように、ドア側ユニット13は、保持部本体132aと保持部カバー132bとを有するロータ保持部132が、ロータ131を回動可能に保持する構造となっている。保持部本体132aは、本体側軸受部132a-1と案内筒用溝突起132a-2とを有している。保持部カバー132bは、カバー側軸受部132b-1と案内筒用溝カバー132b-2とを有している。本体側軸受部132a-1とカバー側軸受部132b-1とが組み合わされてロータ131の軸支構造が形成され、案内筒用溝突起132a-2と案内筒用溝カバー132b-2とが組み合わされ、図1に示されているドア側案内筒132cが形成される。
ロータ131は、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aを支持する四角筒状のロータ本体131a、及び、ロータ本体131aの中心軸131a-1と交差してスライドドアに沿う軸方向D13に延びる回動軸131b、を有している。ロータ本体131aは、渡り部分11aにおけるコルゲートチューブ112のドア側端部を保持する。回動軸131bは、自動車C1における上方へと延びる上側回動軸131b-1と下方へと延びる下側回動軸131b-2とを有しており、両者は同軸状に上下それぞれの方向へと延びている。四角筒状のロータ本体131aは、車体側ユニット12に向かって一端が開口し、他端は軸方向D13からの平面視で半円形をなすように閉塞された形状を有している。上側回動軸131b-1は、ロータ本体131aの閉塞端の半円よりも若干小径の円筒となっている。コルゲートチューブ112のドア側端部を出た電線111は、ロータ本体131の内部から上側回動軸131b-1の内部を通り、ロータ保持部132におけるドア側案内筒132cを抜けてスライドドアDR1の搭載機器へと配策される。他方、下側回動軸131b-2は、上側回動軸131b-1と同軸で、上側回動軸131b-1よりも小径の円筒状の突起となっている。
ここで、ロータ131には、更に、回動軸131bにおける上側回動軸131b-1から横枝状に突出した凸部131cが次のように設けられている。
図4は、図3に示されているロータを、回動軸の軸方向について、自動車における上方から見た平面視で示す平面図である。
この図4の平面図に示されているように、ロータ131における凸部131cは、回動軸131bにおける円筒状の上側回動軸131b-1の外周面から一対が突出するように形成されている。これら一対の凸部131cは、回動軸131bの軸方向D13からの平面視で、ロータ本体131aの中心軸131a-1を挟んで線対称となるように設けられている。また、各凸部131cは、上記の平面視で三角形状に突出した部位となっている。そして、上記の平面視において、一対の凸部131cそれぞれにおいて三角形の頂点に当たる先端部131c-1が、回動軸131bの中心131b-3とともに、上記の中心軸131a-1に対する直交軸131a-2の軸線上に並んで配置されている。
他方、図3に示されているロータ保持部132では、保持部本体132aの本体側軸受部132a-1と保持部カバー132bのカバー側軸受部132b-1とが組み合わされて、次のようなロータ131の軸支構造が形成されている。
図5は、図3に示されているロータ保持部においてロータを軸支する軸支構造を、ロータの回動軸と交差する断面で示す図である。また、図6は、図5に示されている軸支構造における、図2に示されているスライドドアの開閉に応じたロータの動きを示す模式図である。図6には、図2に示されている全閉状態(A)、初期状態(B)、及び回動終了状態(C)それぞれにおけるロータ131の姿勢(第1姿勢、第2姿勢、及び第3姿勢)が、回動軸131bの上側回動軸131b-1について示されている。図6では、ロータ131のこれら3つの姿勢が並べられて示されている。
まず、本体側軸受部132a-1とカバー側軸受部132b-1とで形成される軸支構造は、上側回動軸131b-1を保持する環状内壁面133と、下側回動軸131b-12を保持するガイド溝134と、を有する構造となっている。このとき、環状内壁面133が本体側軸受部132a-1とカバー側軸受部132b-1とが組み合わされた構造となっている。他方、ガイド溝134は、図3にも示されているように、本体側軸受部132a-1のみに形成されている。
本実施形態では、環状内壁面133が、上側回動軸131b-1及び一対の凸部131cを回動軸131bの軸回りに囲うようにしてロータ131を保持する。この環状内壁面133の各所に上側回動軸131b-1及び一対の凸部131cを当接させることで、図2及び図6に示されているロータ131の動きが案内される。ガイド溝134は、下側回動軸131b-2が嵌め込まれ、ロータ131が移動するときに下側回動軸131b-2が内部を通過する案内溝となっている。
環状内壁面133は、第1凹面133a、第2凹面133b、第3凹面133c、第1姿勢用ストッパ面133d、第3姿勢用ストッパ面133e、ドア側ガイド面133f、及び車体側ガイド面133g、を有しいている。第1凹面133aは、環状内壁面133におけるドア開方向D12の前側に、上側回動軸131b-1の外周面の一部が当接するように受け入れる円弧状の凹面として形成されている。この第1凹面133aは、図6の全閉状態(A)(ドア全閉時)で渡り部分11aを、矢印D14で示されているように、ドア開方向D12の前側に向かわせる第1姿勢のロータ131における上側回動軸131b-1を受け入れる。
第2凹面133bは、環状内壁面133におけるドア側で且つ第1凹面133aよりもドア開方向D12の後側に、上側回動軸131b-1の外周面の一部が当接するように受け入れる円弧状の凹面として形成されている。この第2凹面133bは、初期状態(B)におけるロータ131の第2姿勢、及び回動終了状態(C)におけるロータ131の第3姿勢の相互間を回動するロータ131の回動中心として上側回動軸131b-1を受け入れる。上述したように、初期状態(B)におけるロータ131の第2姿勢は、ドア開放時の初期段階で渡り部分11aを全閉状態(A)の第1姿勢のときよりも車体側へと傾けて矢印D16方向に向かわせる姿勢である。また、回動終了状態(C)におけるロータ131の第3姿勢は、ドア全開時に、矢印D17で示されているように、ドア開方向D12の後側へと渡り部分11aを向かわせる姿勢である。ドア開放時には、第2凹面133bに上側回動軸131b-1が受け入れられた初期状態(B)の第2姿勢から、回動終了状態(C)の第3姿勢へとロータ131が矢印D15方向に回動する。
第3凹面133cは、環状内壁面133におけるドア側で第1凹面133aと第2凹面133bの間に位置するように設けられている。ドア開放時には、その初期において全閉状態(A)の第1姿勢から初期状態(B)の第2姿勢へと回動するロータ131の回動中心として、一対の凸部131cのうちのドア側の凸部131cの先端部131c-1を受け入れる。本実施形態では、第3凹面133cは、平面視で三角形状に突出した凸部131cの先端部131c-1を受け入れるようにV字状に形成されている。第3凹面133cは、凸部131cにおける三角形の頂点となる先端部131c-1をV字の底で受入れ、この先端部131c-1を回動中心としてロータ131が矢印D18方向に回動する。このときの回動に伴って下側回動軸131b-2がガイド溝134に沿って移動する。また、第3凹面133cは、V字における第1凹面133aの側の斜面の傾きが緩く、この第1凹面133aの側に広がった形状となっている。このような形状により、上側回動軸131b-1を回動中心としたロータ131の、初期状態(B)の第2姿勢から回動終了状態(C)の第3姿勢への回動の初期に、ドア側の凸部131cの先端部131c-1が矢印D19方向へとスムーズに脱出する。
また、第3凹面133cは、第2凹面133bの側で当該第2凹面133bと繋がった、当該第2凹面133bよりも深いV字状の凹面となっている。そして、第1凹面133aから第2凹面133bへと上側回動軸131b-1が移動してロータ131が全閉状態(A)の第1姿勢から初期状態(B)の第2姿勢へと回動する際には、環状内壁面133の内側で次のような動きが起こる。即ち、このようなロータ131の回動時には、上側回動軸131b-1が第2凹面133bに当接するとともに、第3凹面133cの内側の凸部131cが、第3凹面133cの最深部133c-1から第2凹面133bへと至る面部分133c-2に当接する。上側回動軸131b-1と凸部131cとの2箇所での当接により回動軸131b、延いてはロータ131の移動が止まることとなる。
また、この第3凹面133cは、第1凹面133aに上側回動軸131b-1が受け入れられる際に凸部131cを受入れることで次のようなストッパとしての役割も担っている。即ち、第3凹面133cは、第1凹面133aの上側回動軸131b-1を回動中心としてロータ131が回動しないように内側の凸部131cと干渉して回動を止めるストッパとなっている。更に、本実施形態では、第1凹面133aの上側回動軸131b-1の回動を止めるために、環状内壁面133に次のような第1姿勢用ストッパ面133dも設けられている。
第1姿勢用ストッパ面133dは、環状内壁面133において第1凹面133aを挟んで第3凹面133cと反対側となる位置に設けられている。そして、第1姿勢用ストッパ面133dは、ロータ131が全閉状態(A)で第1姿勢となった際には、一対の凸部131cのうち第3凹面133cと反対側、即ち車体側の凸部131cが当接する面部分となっている。この第1姿勢用ストッパ面133dは、三角形状の凸部131cの側面が当接する斜面となっており、ここでの当接により、第3凹面133cのストッパ機能とも相まって全閉状態(A)でのロータ131の第1姿勢が維持される。
第3姿勢用ストッパ面133eは、環状内壁面133において第2凹面133bにおけるドア開方向D12の後側に隣接して設けられた斜面である。そして、第3姿勢用ストッパ面133eは、ロータ131が初期状態(B)の第2姿勢から回動して回動終了状態(C)の第3姿勢に達した際に凸部131cが当接してロータ131の回動を止めるように形成されている。このときに第3姿勢用ストッパ面133eに当接する凸部131cは、全閉状態(A)の第1姿勢で車体側に位置する凸部131cである。
ドア側ガイド面133fは、環状内壁面133において、第3凹面133cにおける第1凹面133aの側の端部から当該第1凹面133aへと向かう面部分である。このドア側ガイド面133fは、第2凹面133bの上側回動軸131b-1を回動中心としたロータ131の回動を、ドア側で凸部131cの先端部131c-1になぞらせることで案内する曲面部分となっている。
車体側ガイド面133gは、環状内壁面133において、初期状態(B)の第2姿勢から回動終了状態(C)の第3姿勢へのロータの回動方向(矢印D15方向)について第1凹面133aから第2凹面133bへと至る面部分の一部として形成されている。本実施形態では、初期状態(B)の第2姿勢において、第1姿勢用ストッパ面133dから上記の回動方向(矢印D15方向)に所定距離だけ離れた部位に車体側の凸部131cの先端部131c-1が当接する。車体側ガイド面133gは、この当接位置から第3姿勢用ストッパ面133eに至るまでの曲面部分となっている。そして、第2姿勢から第3姿勢への回動時には、この車体側ガイド面133gを先端部131c-1がなぞりつつ凸部131cが矢印D20方向に第3姿勢用ストッパ面133eまで移動する。このように、車体側ガイド面133gは、第2凹面133bの上側回動軸131b-1を回動中心としたロータ131の回動を、車体側で凸部131cの先端部131c-1になぞらせることで案内する曲面部分となっている。
以上に説明した環状内壁面133の内部における上側回動軸131b-1及び一対の凸部131cの移動に伴うロータ131の動きについてまとめる。
まず、図2及び図6に示されている全閉状態(A)では、上側回動軸131b-1が第1凹面133aに受け入れられるとともにドア側の凸部131cが第3凹面133cに受け入れられている。また、このときには、車体側の凸部131cが第1姿勢用ストッパ面133dに当接している。これら各部の受入れ及び当接により、全閉状態(A)では、ロータ131が第1姿勢に設定されている。
次に、スライドドアDR1がドア開方向D12に開かれるときの初期状態(B)では、第3凹面133cの凸部131cの先端部131c-1を回動中心として、上側回動軸131b-1が第1凹面133aから第2凹面133bへと回動する。このときの回動は、上側回動軸131b-1が第2凹面133bに当接するとともに、第3凹面133cの凸部131cが、第3凹面133cの最深部133c-1から第2凹面133bに至る面部分133c-2に当接することで止まる。この回動により、ロータ131が第2姿勢に設定される。また、このときには、車体側の凸部131cの先端部131c-1が、車体側ガイド面133gの端部に当接する。
スライドドアDR1が初期状態(B)から更に開かれると、第2凹面133bの上側回動軸131b-1を回動中心として、ロータ131が矢印D15の回動方向に回動する。このときの回動は、全閉状態(A)及び初期状態(B)で車体側に位置する凸部131cが第3姿勢用ストッパ面133eに当接することで止まる。この回動により、ロータ131が回動終了状態(C)の第3姿勢に設定される。また、このときには、ドア側の凸部131cの先端部131c-1がドア側ガイド面133fをなぞるとともに車体側の凸部131cの先端部131c-1が車体側ガイド面133gなぞることでロータ131の回動が案内される。本実施形態では、スライドドアDR1が全閉状態に達する前の段階でロータ131が回動終了状態(C)の第3姿勢となり、以降はロータ131が第3姿勢に固定されたままスライドドアDR1が進み全開状態に至る。
逆に、スライドドアDR1が閉じられるときには、環状内壁面133の内部において、ここまでに説明した動きとは逆向きの動きが起こる。即ち、ロータ131は、回動終了状態(C)の第3姿勢から初期状態(B)の第2姿勢を経て全閉状態(A)の第1姿勢に戻ることとなる。
以上に説明した第1実施形態の給電装置1によれば、ドア開放時の初期状態(B)で、凸部131cの先端部131c-1を回動中心としたロータ131の第2姿勢への回動により、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aが車体側へと傾けられる。この傾けにより、その後の上側回動軸131b-1を回動中心とした反転を伴うロータ131の第3姿勢への回動へとスムーズに移行し、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aがスライドドアDR1の動きにスムーズに追随できる。そして、このようなロータ131の一連の動きが、上側回動軸131b-1及び凸部131cを内側に収める環状内壁面133の第1凹面133a、第2凹面133b、及び第3凹面133c、というロータ保持部132のコンパクトな構成によって実現されている。このロータ保持部132のコンパクト化によって、ドア側ユニット13を小型化して搭乗者の目に留まり難くすることができる。このように、上記の給電装置1によれば、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aをスライドドアDR1の動きにスムーズに追随させるとともに、ドア側ユニット13を搭乗者の目に留まり難くすることができる。
ここで、本実施形態では、第3凹面133cと第1凹面133aの間に、第2凹面133bの上側回動軸131b-1を回動中心としたロータ131の回動を案内するドア側ガイド面133fが設けられている。この構成によれば、ドア側ガイド面133fの回動案内により、回動中のがたつき等が抑えられてロータ131が第2姿勢と第3姿勢の相互間でスムーズに回動するので、渡り部分11aをスライドドアDR1の動きに一層スムーズに追随させることができる。
また、本実施形態では、上側回動軸131b-1が円筒状で、第1凹面133a及び第2凹面133bの両方が、軸方向D13からの平面視で円弧状の凹面となっている。この構成によれば、第1凹面133a及び第2凹面133bに受け入れられる上側回動軸131b-1の姿勢を安定させることができる。
また、本実施形態では、凸部131cが軸方向D13からの平面視で三角形状に突出した部位であり、ロータ131は、第3凹面133cに受け入れられた凸部131cにおける三角形の頂点を回動中心として回動する。この構成によれば、凸部131cの先端部131c-1、即ち、凸部131cにおける三角形の頂点を受入れる第3凹面133cも三角形に対応したV字状の簡略形状にできる。この第3凹面133cの簡略化により、当該第3凹面133cを環状内壁面133に備えるロータ保持部132の加工コスト等を低減することができる。
また、本実施形態では、第3凹面133cは、第1凹面133aの上側回動軸131b-1を回動中心としてロータ131が回動しないように凸部131cと干渉して回動を止めるストッパとなっている。この構成によれば、第1凹面133aに上側回動軸131b-1が受け入れられるロータ131の第1姿勢を、ストッパとしての第3凹面133cと凸部131cとの干渉によって安定させることができる。
また、本実施形態では、第1凹面133aから第2凹面133bへと上側回動軸131b-1が移動する際には、次のようにして上側回動軸131b-1の移動が止まる。即ち、この移動の際には、上側回動軸131b-1が第2凹面133bに当接するとともに、凸部131cが、第3凹面133cの最深部133c-1から第2凹面133bへと至る面部分133c-2に当接することで上側回動軸131b-1の移動が止まる。この構成によれば、第1姿勢から第2姿勢へのロータ131の到達を、上側回動軸131b-1と第2凹面133bの当接、及び凸部131cと第3凹面133cの面部分133c-2の当接、という2箇所での当接により安定させることができる。
また、本実施形態では、凸部131cは、上側回動軸131b-1の軸方向D13からの平面視で、ロータ本体131aの中心軸131a-1を挟んで線対称となるように一対が設けられている。この構成によれば、自動車C1の前方から後方に開く本実施形態のスライドドアDR1とは逆に、後方から前方に開くスライドドアの給電装置についても、本実施形態のロータ131を共通に用いることができる。このようなロータ131の共通化により、給電装置1の部品コストを低減させることができる。
また、本実施形態では、環状内壁面133には、ロータ131が回動して第3姿勢に達した際に、第1姿勢で車体側に位置する凸部131cが当接してロータ131の回動を止める第3姿勢用ストッパ面133eが設けられている。この構成によれば、車体側の凸部131cを第3姿勢用ストッパ面133eに当接させて回動を止めることで第3姿勢のロータ131を安定させることができる。
また、本実施形態では、環状内壁面133には、ロータ131が第1姿勢となった際に、第1姿勢で車体側に位置する凸部131cが当接することで第1姿勢が維持されるように第1姿勢用ストッパ面133dが設けられている。この構成によれば、車体側の凸部131cを第1姿勢用ストッパ面133dに当接させて回動を止めることで第1姿勢のロータ131を安定させることができる。
また、本実施形態では、第1凹面133aから第2凹面133bへと至る面部分の一部が、第2凹面133bの上側回動軸131b-1を回動中心としたロータ131の回動を案内する車体側ガイド面133gとなっている。この構成によれば、車体側ガイド面133gの回動案内により、回動中のがたつき等が抑えられてロータ131が第2姿勢と第3姿勢の相互間でスムーズに回動するので、渡り部分11aをスライドドアDR1の動きに一層スムーズに追随させることができる。
また、本実施形態では、凸部131cの先端部131c-1と上側回動軸131b-1の中心とが、ロータ本体131aの中心軸131a-1に対する直交軸131a-2の軸線上に並んで配置されている。凸部131cと上側回動軸131b-1とのこのような配置により、ドア側ユニット13の更なる小型化という効果を得ることができるが、この効果について説明する前に、本実施形態の変形例としての第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、ロータにおける凸部と上側回動軸との位置関係が上述の第1実施形態と異なっている。以下では、この第2実施形態について、第1実施形態との相違点に注目して説明を行う。
図7は、第2実施形態におけるロータを、図4と同様に、回動軸の軸方向について、自動車における上方から見た平面視で示す平面図である。また、図8は、図7に示されているロータの上側回動軸及び一対の凸部が、全閉状態の第1姿勢で環状内壁面の内側に収まっている様子を、ロータの回動軸と交差する断面で示す図である。
これらの図7及び図8では、図4及び図5に示されている第1実施形態の構成要素と同等な構成要素に図4及び図5と同じ符号が付されており、以下では、これら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。この点は、第2実施形態の説明において後で参照する図9についても同様である。また、以下では、第1実施形態についての説明で参照した図1~図6に示されている各種構成要素について、第2実施形態の説明の中で必要に応じて参照する。
図7の平面図に示されているように、第2実施形態のロータ231では、回動軸131bにおける上側回動軸131b-1から横枝状に突出した一対の凸部231cが、次のように設けられている。即ち、本実施形態では、回動軸131bの軸方向D13からの平面視において、凸部231cの先端部231c-1が、ロータ本体131aの中心軸131a-1に直交して回動軸131bの中心131b-3を通る直交軸131a-2からずれて配置されている。本実施形態では、凸部231cの先端部231c-1は、直交軸131a-2からロータ本体131aの開口側に若干ずれた位置に配置されている。
また、このロータ231の上側回動軸131b-1及び一対の凸部231cを内側に収める環状内壁面233は、図8に示されているように、上側回動軸131b-1を受け入れる第1凹面233aを除いて第1実施形態と略同等の構造を有している。即ち、環状内壁面233は、第1凹面233a以外は、第1実施形態と略同等の第2凹面133b、第3凹面133c、第1姿勢用ストッパ面133d、第3姿勢用ストッパ面133e、ドア側ガイド面133f、及び車体側ガイド面133g、を有しいている。また、この環状内壁面233の下方には、不図示の下側回動軸を案内するガイド溝134が設けられている。
他方、本実施形態における第1凹面233aは、矩形状の窪み233a-1と、第1姿勢用ストッパ面133dに連続する車体側の面部分233a-2と、を有している。窪み233a-1は、全閉状態(A)でロータ231が第1姿勢になったときに、上側回動軸131b-1と干渉せず、この上側回動軸131b-1の外周面との間に間隙が開くように矩形状に窪んだ形状となっている。車体側の面部分233a-2は、上側回動軸131b-1の外周面において車体側の凸部231cの根元に連なる部分が当接する部位である。ロータ231が第1姿勢になったときには、車体側の凸部231cが第1姿勢用ストッパ面133dに当接するとともに、上側回動軸131b-1が、その外周面の一部が車体側の面部分233a-2に当接するように第1凹面233aに受け入れられる。
このようなロータ231及び環状内壁面233を有する第2実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。即ち、この第2実施形態によっても、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aをスライドドアDR1の動きにスムーズに追随させるとともに、ドア側ユニット23を搭乗者の目に留まり難くすることができる。
ここで、本実施形態では、上述のように、凸部231cの先端部231c-1が、ロータ本体131aの中心軸131a-1に直交して回動軸131bの中心131b-3を通る直交軸131a-2からずれて配置されている。これに対し、上述の第1実施形態では、図4に示されているように、凸部131cの先端部131c-1と上側回動軸131b-1の中心とが、ロータ本体131aの中心軸131a-1に対する直交軸131a-2の軸線上に並んで配置されている。第1実施形態では、凸部131cの先端部131c-1と上側回動軸131b-1の中心とのこのような位置関係により、第2実施形態に対し、以下に説明するような有利な効果が得られることとなっている。
図9は、第1実施形態において凸部の先端部と上側回動軸の中心とが、ロータ本体の中心軸に対する直交軸の軸線上に並んで配置されていることで得られる、第2実施形態よりも有利な効果について説明する模式図である。
第1実施形態で得られる、第2実施形態よりも有利な効果は、全閉状態(A)から初期状態(B)への移行時に発揮される。図9では、比較のために、上段に第2実施形態における全閉状態(A)から初期状態(B)へと移行する様子が示され、下段に第1実施形態における全閉状態(A)から初期状態(B)へと移行する様子が示されている。
まず、第2実施形態では、全閉状態(A)から初期状態(B)への移行時におけるロータ231の回動軸131bの中心131b-3の、回動方向D21の移動が、次のような位置で行われる。即ち、回動中心としての凸部231cの先端部231c-1と回動軸131bの中心131b-3とのずれにより、先端部231c-1を中心とした円C21における、ドア開方向D12の後側にずれた側方寄りの位置で中心131b-3の移動が行われる。
これに対し第1実施形態では、凸部131cの先端部131c-1と上側回動軸131b-1の中心とが軸線上に並んでいることにより、ロータ131の回動軸131bの中心131b-3の回動方向D22の移動は次のような位置で行われる。即ち、第1実施形態では、先端部131c-1を中心とした円C11における、車体側で凸部131cの先端部131c-1と略対面する位置で中心131b-3の移動が行われる。
第2実施形態では、回動軸131bの中心131b-3の移動が円C21における側方寄りの位置で行われることから、スライドドアDR1に対する直交方向D23について、中心131b-3の移動距離L21がやや長めとなる。
他方、第1実施形態では、回動軸131bの中心131b-3の移動が円C11の中心に対する車体側の対面位置で行われることから、回動角度が第2実施形態と略同じでも直交方向D23についての中心131b-3の移動距離L11は短く抑えられる。上述の第1実施形態では、このような移動距離の抑制を見込むことで、ロータ保持部132、延いてはドア側ユニット13を更に小型化して搭乗者の目に一層留まり難くすることができる。
以上で第2実施形態の説明、及び、第1実施形態で得られる第2実施形態よりも有利な効果についての説明を終了し、次に第3実施形態について説明を行う。この第3実施形態は、ロータにおける凸部の数が、上述の第1実施形態と異なっている。以下では、この第3実施形態について、第1実施形態との相違点に注目して説明を行う。
図10は、第3実施形態におけるロータを、図4と同様に、回動軸の軸方向について、自動車における上方から見た平面視で示す平面図である。また、図11は、図7に示されているロータの上側回動軸及び凸部が内側に収まる環状内壁面を、ロータの回動軸と交差する断面で示す図である。
これらの図10及び図11では、図4及び図5に示されている第1実施形態の構成要素と同等な構成要素に図4及び図5と同じ符号が付されており、以下では、これら同等な構成要素についての重複説明を割愛する。この点は、第3実施形態の説明において後で参照する図12についても同様である。また、以下では、第1実施形態についての説明で参照した図1~図6に示されている各種構成要素について、第3実施形態の説明の中で必要に応じて参照する。
図10の平面図に示されているように、第3実施形態のロータ331は、回動軸131bの上側回動軸131b-1から凸部131cが1つだけ横枝状に突出している点を除いて、第1実施形態と同等な構造を有している。即ち、第3実施形態でも、軸方向D13からの平面視において、凸部131cの先端部131c-1と上側回動軸131b-1の中心131b-3とが、ロータ本体131aの中心軸131a-1に直交する直交軸131a-2の軸線上に並んでいる。
そして、図11に示されている環状内壁面333は、図5に示されている第1実施形態の環状内壁面133の構造を生かしつつ、凸部131cが1つだけの第3実施形態のロータ331に応じた形状となっている。まず、本実施形態の環状内壁面333は、第1実施形態と同等な第1凹面133a、第3凹面133c、及びドア側ガイド面133f、を有している。また、第1凹面133aと略対面する位置に、半周以上の円弧状に形成された第2凹面333bが設けられ、第1凹面133aと第2凹面333bとの間の車体側に、第3姿勢用ストッパ面333eと車体側ガイド面333gが設けられている。尚、本実施形態では、第1実施形態における第1姿勢用ストッパ面133dに対応する構造は設けられていない。第3姿勢用ストッパ面333eは、第2凹面333bに対し、ドア開方向D12の前側に隣接して設けられ、上記のロータ331が回動して第2姿勢から第3姿勢へと移行する際に、上記の1つの凸部131cが当接することでロータ331の回動を止める。車体側ガイド面333gは、第2姿勢から第3姿勢への移行時に、ドア側ガイド面133fとともに凸部131cの先端部131c-1になぞらせることでロータ331の回動を案内する曲面部分である。また、環状内壁面333の下方には、不図示の下側回動軸を案内するガイド溝134が設けられている。
図12は、図11に示されている環状内壁面の内側における、スライドドアの開閉に応じたロータの動きを示す模式図である。図12には、全閉状態(A)、初期状態(B)、及び回動終了状態(C)それぞれにおけるロータ331の姿勢(第1姿勢、第2姿勢、及び第3姿勢)が、回動軸131bの上側回動軸131b-1及び1つの凸部131cについて示されている。図12では、ロータ331のこれら3つの姿勢が並べられて示されている。
まず、全閉状態(A)では、上側回動軸131b-1が第1凹面133aに受け入れられるとともに凸部131cが第3凹面133cに受け入れられている。これら各部の受入れにより、全閉状態(A)では、ロータ331が、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aを、矢印D14で示されているように、ドア開方向D12の前側に向かわせる第1姿勢に設定される。
次に、スライドドアDR1がドア開方向D12に開かれるときの初期状態(B)では、第3凹面133cの凸部131cの先端部131c-1を回動中心として、上側回動軸131b-1が第2凹面333bへと矢印D18方向に回動する。この回動により、ロータ331が、渡り部分11aを全閉状態(A)の第1姿勢のときよりも車体側へと傾けて矢印D16方向に向かわせる第2姿勢に設定される。
スライドドアDR1が初期状態(B)から更に開かれると、第2凹面333bの上側回動軸131b-1を回動中心として、ロータ331が矢印D15の回動方向に回動する。このときの回動は、全閉状態(A)及び初期状態(B)で第3凹面133cに収まっている凸部131cが矢印D24に移動して第3姿勢用ストッパ面333eに当接することで止まる。この回動により、ロータ331が、回動終了状態(C)で、ドア開方向D12の後側へと渡り部分11aを矢印D17方向に向かわせる第3姿勢に設定される。
逆に、スライドドアDR1が閉じられるときには、環状内壁面333の内部において、ここまでに説明した動きとは逆向きの動きが起こる。即ち、ロータ331は、回動終了状態(C)の第3姿勢から初期状態(B)の第2姿勢を経て全閉状態(A)の第1姿勢に戻ることとなる。
以上に説明したロータ331及び環状内壁面333を有する第3実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。即ち、この第3実施形態によっても、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aをスライドドアDR1の動きにスムーズに追随させるとともに、ドア側ユニット33を搭乗者の目に留まり難くすることができる。
尚、以上に説明した第1~第3実施形態は給電装置の代表的な形態を示したに過ぎず、給電装置は、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、給電装置は、その骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第1~第3実施形態では、給電装置の一例として、ロータ131,231,331における上下一対の回動軸をロータ保持部132で軸支するとともに、上側回動軸131b-1が電線111の通り道となった給電装置1が例示されている。しかしながら、給電装置はこれに限るものではない。給電装置は、例えば、中実な1本の回動軸を有するロータをロータ保持部で軸支し、電線の通り道は別途に設けた構造等であってもよく、具体的な軸支構造や電線の配策構造等は、任意の構造を採用し得るものである。
また、上述の第1~第3実施形態では、環状内壁面の一例として、上側回動軸131b-1を回動中心としたロータ131,231,331の回動を案内するドア側ガイド面133fが設けられた環状内壁面133,233,333が例示されている。しかしながら、環状内壁面は、これに限るものではなく、上記のようなドア側ガイド面を特には設けない壁面構造としてもよい。ただし、ドア側ガイド面133fを設けることで、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aをスライドドアDR1の動きに一層スムーズに追随させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1~第3実施形態では、ロータにおける回動軸の一例として、上側回動軸131b-1及び下側回動軸131b-2の何れもが円筒状に形成された、即ち円柱状の回動軸131bが例示されている。また、環状内壁面の一例として、第1凹面133a及び第2凹面133b,333bの両方が円弧状の凹面となった環状内壁面133,333や、第2凹面133bのみが円弧状の凹面となった環状内壁面233が例示されている。しかしながら、ロータにおける回動軸や環状内壁面は上述の形態に限るものではない。ロータの回動軸は、円柱状、楕円筒状、楕円柱状、多角形筒状、多角形柱状等、回動の軸となり得るものであればその具体的な形状等を問うものではない。また、環状内壁面は、第1凹面のみが円弧状の凹面となったものや、第1凹面及び第2凹面の何れもが円弧状の凹面とはなっていないものであてもよい。ただし、回動軸131bを円柱状又は円筒状とし、少なくとも第2凹面133b,333bを円弧状の凹面とすることで、ロータ131,231,331の回動を安定させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1~第3実施形態では、ロータの一例として、三角形状に突出した凸部131c,231cを有し、当該凸部131c,231cにおける三角形の頂点を回動中心として回動するロータ131,231,331が例示されている。しかしながら、ロータはこれに限るものではなく、回動軸から横枝状に突出するものであれば凸部の具体的な形状は任意に設定し得るものである。ただし、三角形状の凸部131c,231cと、その頂点を回動中心としたロータ構造を採用することで、凸部131c,231cを受け入れる第3凹面133cを簡略形状にしてロータ保持部132の加工コスト等を低減することができる点は上述した通りである。
また、上述の第1~第3実施形態では、環状内壁面の一例として、第3凹面133cが、第1姿勢のときに凸部131c,231cと干渉してロータ131,231,331の回動を止めるストッパとなった環状内壁面133,233,333が例示されている。しかしながら、環状内壁面は、これに限るものではなく、第3凹面には如何なるストッパ機能も持たさないこととしてもよい。ただし、第3凹面133cに第1姿勢のときのストッパの役割を担わせることで、ロータの第1姿勢を安定させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1~第3実施形態では、環状内壁面の一例として、第1姿勢から第2姿勢への移動時に、第3凹面133cの面部分133c-2がストッパの役割を果たす環状内壁面133,233,333が例示されている。しかしながら、環状内壁面は、これに限るものではなく、第1姿勢から第2姿勢への移動時に第3凹面が如何なるストッパの役割も果たさないこととしてもよい。ただし、第1姿勢から第2姿勢への移動時に第3凹面133cがストッパの役割を果たすことで、第2姿勢へのロータ131,231,331の到達を安定させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、ロータの一例として、ロータ本体131aの中心軸131a-1を挟んで線対称となる一対の凸部131c,231cが設けられたロータ131,231が例示されている。しかしながら、ロータは、これに限るものではなく、第3実施形態のように凸部131cが1つだけ設けられたものであってもよい。ただし、線対称となった一対の凸部131c,231cを設けることで、ロータ131,231の共通化により部品コストを低減させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1~第3実施形態では、環状内壁面の一例として、第3姿勢用ストッパ面133e,333eが設けられた環状内壁面133,233,333が例示されている。しかしながら、環状内壁面は、これに限るものではなく、ロータが第3姿勢に達した時のための如何なるストッパも設けないこととしてもよい。ただし、第3姿勢用ストッパ面133e,333eを設けることで、第3姿勢のロータ131,231,331を安定させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第2実施形態では、環状内壁面の一例として、第1姿勢用ストッパ面133dが設けられた環状内壁面133,233が例示されている。しかしながら、環状内壁面は、これに限るものではく、第3実施形態のように、第1姿勢となったロータの回動を規制する如何なるストッパも設けないこととしてもよい。ただし、第1姿勢用ストッパ面133dを設けることで、第1姿勢のロータ131,233を安定させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1~第3実施形態では、環状内壁面の一例として、上側回動軸131b-1を回動中心としたロータ131,231,331の回動を案内する車体側ガイド面133g,333gが設けられた環状内壁面133,233,333が例示されている。しかしながら、環状内壁面は、これに限るものではなく、上記のような車体側ガイド面を特には設けない壁面構造としてもよい。ただし、車体側ガイド面133g,333gを設けることで、ワイヤーハーネス11の渡り部分11aをスライドドアDR1の動きに一層スムーズに追随させることができる点は上述した通りである。
また、上述の第1及び第3実施形態では、ロータの一例として、凸部131cの先端部131c-1と、回動軸131の中心131b-3とが1本の軸線上に並んだロータ131,331が例示されている。しかしながら、ロータは、これに限るものではなく、第2実施形態のように、凸部231cの先端部231c-1と、回動軸131の中心131b-3がずれて配置されたものであってもよい。ただし、凸部131cの先端部131c-1と回動軸131の中心131b-3とを1本の軸線上に並べて配置することで、ドア側ユニット13,23を更に小型化して搭乗者の目に一層留まり難くすることができる点は上述した通りである。
1 給電装置
11 ワイヤーハーネス
11a 渡り部分
12 車体側ユニット
13,23,33 ドア側ユニット
111 電線
112 コルゲートチューブ
121 車体側プロテクタ
122 プロテクタ蓋部
131,231,331 ロータ
131a ロータ本体
131a-1 中心軸
131a-2 直交軸
131b 回動軸
131b-1 上側回動軸
131b-2 下側回動軸
131b-3 中心
131c,231c 凸部
131c-1,231c-1 先端部
132 ロータ保持部
132a 保持部本体
132a-1 本体側軸受部
132a-2 案内筒用溝突起
132b 保持部カバー
132b-1 カバー側軸受部
132b-2 案内筒用溝カバー
132c ドア側案内筒
133,233,333 環状内壁面
133a,233a 第1凹面
133b,333b 第2凹面
133c 第3凹面
133c-1 最深部
133c-2,233a-2 面部分
133d 第1姿勢用ストッパ面
133e,333e 第3姿勢用ストッパ面
133f ドア側ガイド面
133g,333g 車体側ガイド面
134 ガイド溝
233a-1 窪み
C1 自動車
C11 車体
C21 円
DR1 スライドドア
D11 前後方向
D12 ドア開方向
D13 軸方向
D14,D15,D16,D17,D18,D19,D20 矢印
D21,D22 回動方向
D23 直交方向
L11,L21 移動距離

Claims (11)

  1. 自動車の車体からスライドドアへと渡される渡り部分を有し、前記車体の搭載電源から前記スライドドアの搭載機器へと電力を供給する給電用のワイヤーハーネスと、
    前記渡り部分を、車体側で支持する車体側ユニットと、
    前記渡り部分を、ドア側で支持するドア側ユニットと、を備え、
    前記ドア側ユニットが、
    前記渡り部分を支持する筒状のロータ本体、当該ロータ本体の中心軸と交差して前記スライドドアに沿う軸方向に延びる回動軸、及び、当該回動軸から横枝状に突出した少なくとも1つの凸部、を有するロータと、
    前記スライドドアに固定され、所定の環状内壁面で前記回動軸及び前記凸部を前記回動軸の軸回りに囲うように前記ロータを保持するロータ保持部と、を備え、
    前記環状内壁面が、
    ドア開方向の前側に形成され、ドア全閉時に前記渡り部分を前記ドア開方向の前側に向かわせる第1姿勢の前記ロータにおける前記回動軸を受け入れる第1凹面と、
    前記ドア側で且つ前記第1凹面よりも前記ドア開方向の後側に形成され、ドア開放時に前記渡り部分を前記第1姿勢のときよりも前記車体側へと傾ける第2姿勢、及びドア全開時に前記ドア開方向の後側へと前記渡り部分を向かわせる第3姿勢、の相互間を回動する前記ロータの回動中心として前記回動軸を受け入れる第2凹面と、
    前記ドア側で前記第1凹面と前記第2凹面の間に位置し、前記ドア開放時には、先ず前記第1姿勢から前記第2姿勢へと回動する前記ロータの回動中心として前記凸部の先端部を受け入れ、次に前記回動軸を回動中心として前記ロータが前記第2姿勢から前記第3姿勢へと回動する際に前記凸部の先端部を脱出させる第3凹面と、
    を備えていることを特徴とする給電装置。
  2. 前記環状内壁面において、前記第3凹面における前記第1凹面の側の端部から当該第1凹面へと向かう面部分は、前記第2凹面の前記回動軸を回動中心とした前記ロータの回動を、前記ドア側で前記凸部の前記先端部になぞらせることで案内するドア側ガイド面となっていることを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記回動軸は、円柱状又は円筒状に形成されており、
    前記第1凹面及び前記第2凹面のうち少なくとも前記第2凹面が、前記回動軸の軸方向からの平面視で、前記回動軸を、外周面の一部が当接するように受け入れる円弧状の凹面となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給電装置。
  4. 前記凸部が、前記回動軸の軸方向からの平面視で、三角形状に突出した部位であり、
    前記ロータは、前記第3凹面に受け入れられた前記凸部における三角形の頂点を回動中心として回動することを特徴とする請求項1~3のうち何れか一項に記載の給電装置。
  5. 前記第3凹面は、前記第1凹面に前記回動軸が受け入れられる際に前記凸部を受入れることで、前記第1凹面の前記回動軸を回動中心として前記ロータが回動しないように前記凸部と干渉して回動を止めるストッパとなっていることを特徴とする請求項1~4のうち何れか一項に記載の給電装置。
  6. 前記第3凹面は、前記第2凹面の側で当該第2凹面と繋がった、当該第2凹面よりも深い凹面となっており、
    前記第1凹面から前記第2凹面へと前記回動軸が移動する際には、当該回動軸が前記第2凹面に当接するとともに、前記凸部が、前記第3凹面において最深部から前記第2凹面へと至る面部分に当接することで、前記回動軸の移動が止まることを特徴とする請求項1~5のうち何れか一項に記載の給電装置。
  7. 前記凸部は、前記回動軸の軸方向からの平面視で、前記ロータ本体の前記中心軸を挟んで線対称となるように一対が設けられていることを特徴とする請求項1~6のうち何れか一項に記載の給電装置。
  8. 前記環状内壁面には、前記第2凹面に受け入れられた前記回動軸を回動中心として前記ロータが回動して前記第3姿勢に達した際に、一対の前記凸部のうち前記第1姿勢で前記車体側に位置する凸部が当接して前記ロータの回動を止めるように、前記第2凹面における前記ドア開方向の後側に隣接して第3姿勢用ストッパ面が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の給電装置。
  9. 前記環状内壁面には、前記ロータが前記第1姿勢となった際に、一対の前記凸部のうち前記第1姿勢で前記車体側に位置する凸部が当接することで前記第1姿勢が維持されるように、前記第1凹面を挟んで前記第3凹面と反対側となる位置に第1姿勢用ストッパ面が設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の給電装置。
  10. 前記環状内壁面において、前記第2姿勢から前記第3姿勢への前記ロータの回動方向について前記第1凹面から前記第2凹面へと至る面部分の少なくとも一部が、前記第2凹面の前記回動軸を回動中心とした前記ロータの回動を、前記車体側で前記凸部の先端部になぞらせることで案内する車体側ガイド面となっていることを特徴とする請求項7~9のうち何れか一項に記載の給電装置。
  11. 前記回動軸の軸方向からの平面視において、前記凸部の前記先端部と、前記回動軸の中心とが、前記ロータ本体の前記中心軸に対する直交軸上に並んで配置されていることを特徴とする請求項1~10のうち何れか一項に記載の給電装置。
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