JP7497093B1 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラに動物が写っているようにすることで、動画を視聴することによる興趣の向上を図ることが可能な情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】対象物が相互に移動可能な複数のエリア毎に設けられ当該エリアを撮影するカメラから撮影中の動画を受け付ける動画受付部と、前記動画受付部が受け付けた前記動画をユーザ端末に送信する送信部と、前記対象物の前記エリア間の移動を検出する検出装置の検出結果を受け付ける検出受付部と、前記検出装置の検出結果から、移動した前記対象物が人であるか又は動物であるかを判定する判定部と、前記エリア毎の動物に応じて、送信する前記カメラの前記動画を切り替える切替部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、動物園内にカメラを備え、カメラで撮影された動画をインターネットを介して視聴可能にする動画像配信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-77854号公報
ところで、動物園内に設置されたカメラで動物の様子をリアルタイムに配信する場合であっても、動物は移動することが通常であり、カメラに写っていない場合も多く、動画を視聴しても興趣の低下をもたらすおそれがあった。
そこで、本願発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、カメラに動物が写っているようにすることで、動画を視聴することによる興趣の向上を図ることが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の態様の情報処理装置は、対象物が相互に移動可能な複数のエリア毎に設けられ当該エリアを撮影するカメラから撮影中の動画を受け付ける動画受付部と、前記動画受付部が受け付けた前記動画をユーザ端末に送信する送信部と、前記対象物の前記エリア間の移動を検出する検出装置の検出結果を受け付ける検出受付部と、前記検出装置の検出結果から、移動した前記対象物が人であるか又は動物であるかを判定する判定部と、前記エリア毎の動物に応じて、送信する前記カメラの前記動画を切り替える切替部と、を備える。
第1の態様の情報処理装置によれば、カメラに動物が写っているようにすることで、動画を視聴することによる興趣の向上を図ることが可能となる。
また、第2の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置であって、前記切替部は、前記エリア間を移動した前記動物の数から、滞在している当該動物の数が多い方のエリアのカメラの動画に切り替える。
第2の態様の情報処理装置によれば、動物の数が多い方のエリアのカメラの動画を送信することが可能となる。
また、第3の態様の情報処理装置は、第1の態様又は第2の態様の情報処理装置であって、前記切替部は、予め定められた動画が撮影された場合は、当該動画を撮影したカメラの動画の送信を中止する。
第3の態様の情報処理装置によれば、送信に相応しくない動画を視聴者に見せないようにすることが可能となる。
また、第4の態様の情報処理装置は、第1の態様から第3の態様の情報処理装置のいずれか1の態様であって、前記検出装置は、前記エリアの境目の天井側に設置された少なくとも前記対象物までの距離を測定可能な装置であり、前記判定部は、天井側から前記対象物までの距離によって、当該対象物が人であるか又は動物であるかを判定する。
第4の態様の情報処理装置によれば、対象物までの距離を測定するだけの簡易な方法で、対象物を判別することが可能となる。
また、第5の態様の情報処理装置は、第1の態様から第3の態様の情報処理装置のいずれか1の態様であって、前記動物には、当該動物を識別可能な識別装置が装着されており、前記検出装置は、前記エリアの境目に設置され、前記識別装置を読み取り可能な読み取り装置であり、前記判定部は、前記検出装置の検出結果に基づいて、当該対象物が人であるか又は動物であるかを判定する。
第5の態様の情報処理装置によれば、識別装置を読み取るだけで、対象物を判別することが可能となる。
また、第6の態様の情報処理装置は、第5の態様の情報処理装置であって、前記識別装置には、少なくとも当該識別装置が装着された前記動物の説明が記憶されており、前記説明を前記ユーザ端末の表示装置に表示可能な表示制御部を備える。
第6の態様の情報処理装置によれば、視聴者の興趣を向上させることが可能となる。
また、第7の態様の情報処理装置は、第1の態様から第6の態様の情報処理装置のいずれか1の態様であって、同一の撮影範囲を異なる設置位置から撮影する複数の前記カメラから受け付けた動画のうち、隣り合う前記設置位置の複数の前記カメラにより撮影された前記動画を構成するフレームの画像同士を合成して1つの合成動画を生成する合成部を備え、前記送信部は、前記合成した動画をユーザ端末に送信する。
第7の態様の情報処理装置によれば、1つのカメラで撮影されている動画に比べ、広大なエリアを1つの動画で視聴することが可能となる。また、カメラを切り替えることなく、様々な角度から撮影された動物を視聴することが可能となる。
また、第8の態様の情報処理装置は、第1の態様から第7の態様の情報処理装置のいずれか1の態様であって、複数の前記エリアは、動物園の屋外展示エリア及び飼育舎の少なくとも1つを含む。
第8の態様の情報処理装置によれば、動物園の様々な場所を視聴することが可能となる。また、動物が、動物園の来園者からは見ることができない飼育舎に居る場合も視聴することが可能となる。
また、第9の態様のプログラムは、コンピュータを、対象物が相互に移動可能な複数のエリア毎に設けられ当該エリアを撮影するカメラから撮影中の動画を受け付ける動画受付部と、前記動画受付部が受け付けた前記動画をユーザ端末に送信する送信部と、前記対象物の前記エリア間の移動を検出する検出装置の検出結果を受け付ける検出受付部と、前記検出装置で検出結果から、移動した前記対象物が人であるか又は動物であるかを判定する判定部と、前記エリア毎の動物に応じて、送信する前記カメラの前記動画を切り替える切替部と、して機能させる。
第9の態様のプログラムによれば、カメラに動物が写っているようにすることで、動画を視聴することによる興趣の向上を図ることが可能となる。
本発明によれば、カメラに動物が写っているようにすることで、動画を視聴することによる興趣の向上を図ることが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るカメラの配置を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の機能構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る対象物の判定を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係るサーバ装置による操作受け付け処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る動物園のウェブサイトの一例であり、カメラ毎の動画へのリンクの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る動物の説明を表示した一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る動物の説明を表示した一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るカメラの配置を、動物園を上方から見た状態で説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係るユーザ端末で合成動画を表示している一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1を用いて、本実施の形態に係る情報処理システム10の一例を説明する。
図1は、本実施の形態に係る情報処理システム10の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る情報処理システム10は、ネットワークNに接続されるサーバ装置100と、動画を視聴するユーザが使用し、ネットワークNと接続されるユーザ端末200と、管理者が使用し、ネットワークNと接続される管理者端末300と、ネットワークNと接続されるカメラ400と、対象物TのエリアA間の移動を検出する検出装置500と、を備えている。このネットワークNには、例えば、ローカル5G(5th Generation Mobile Communication System:第5世代移動通信システム)、LAN(=Local Area Network)、WAN(=Wide Area Network)、インターネット等が適用される。ここで、本実施形態では、サーバ装置100は、情報処理装置の一例である。また、ユーザ端末200と、カメラ400とを、複数台備えている。
ユーザ端末200は、ユーザが動物園の動画を視聴する際に使用する装置であり、本実施形態では、ユーザが所有するスマートフォン型やタブレット型の端末装置である。
管理者端末300は、動物園内の管理人室などに設置され、情報処理システム10の管理者が使用する装置である。管理者端末300は、基本的には一般的なコンピュータにより構成される。なお、管理者端末300は、サーバ装置100が兼ねてもよい。
カメラ400は、図2に示すように、複数のエリアA毎に設けられる。かかる複数のエリアAは、カメラ400の撮影の対象物Tの一例である動物T1や、飼育員T2などの人が、相互に移動可能なエリアAであり、例えば、屋外展示エリアA1と、当該屋外展示エリアA1との境目に設置される出入り口Gを通して出入り可能な飼育舎A2である。なお、複数のエリアAは、屋外展示エリアA1と飼育舎A2に限定されず、出入り口Gなどで仕切られていないエリア、例えば、屋外展示エリアA1の左側のエリアと、右側のエリアなどであってもよい。そして、カメラ400は、エリアAを撮影する。すなわち、当該エリアAに居る動物T1や飼育員T2を撮影する。
また、カメラ400により撮影されているリアルタイム動画は、サーバ装置100にネットワークNを介して送信されている。そして、ユーザ端末200からの操作に応じて、サーバ装置100からリアルタイム動画が送信されることで、ユーザがユーザ端末200を用いて、動物園内のリアルタイム動画を視聴することが可能となる。また、カメラ400は、動物園内の複数箇所に設置され、ユーザが動物園内の見たいエリアに設置されているカメラ400を選択して、当該カメラ400の動画を視聴可能にすることが望ましい。
また、カメラ400は、地表面と水平方向から撮影対象を撮影してもよい。すなわち、動物園の見学者が自らの目で見る角度の動画を撮影可能にしてもよい。この場合には、カメラ400の地表面からの高さは人の目の高さ程度であることが望ましい。なお、カメラ400は地表面と水平方向から撮影対象を撮影するものに限定されず、動物園の見学者が自らの目では見ることができない角度の動画を撮影するようにしてもよい。
また、カメラ400は、動物園内の動物が展示されているエリアAに向けて設置され、動物園の来園者が通る通路や観客席など、動物園の来園者が写るエリアに向けて設置されないことが望ましい。動物園の来園者が写るエリアがカメラの撮影範囲内に入ってしまう場合は、ユーザ端末200に送信される動画には、人の顔を画像認識し、当該顔をぼかす処理などを施すことが望ましい。
検出装置500は、動物T1や飼育員T2などの対象物TのエリアA間の移動を検出する装置である。本実施形態では、例えば、図2に示すように、エリアAの境目の天井側に設置された少なくとも対象物Tまでの距離を測定可能な3Dセンサーカメラなどにより構成される。ここで、エリアAの境目は、屋外展示エリアA1と飼育舎A2との出入り口Gなどが含まれる。
(サーバ装置100)
図3は、本実施の形態に係るサーバ装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施の形態に係るサーバ装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、記憶部104、及び通信インタフェース105、を備えている。各構成は、バス106を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU101は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU101は、ROM102又は記憶部104からプログラムを読み出し、RAM103を作業領域としてプログラムを実行する。CPU101は、ROM102又は記憶部104に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM102又は記憶部104には、プログラムが格納されている。
ROM102は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM103は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。記憶部104は、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
ここで、本実施の形態における記憶部104に記憶される情報としては、例えば、カメラ400が撮影した動画や、検出装置500から送信されてきた検出結果、エリアA毎の動物の数などがある。
通信インタフェース105は、ネットワークNに接続されており、サーバ装置100をユーザ端末200や、管理者端末300、カメラ400などの他の機器と通信を行う。
次に、サーバ装置100が実現する機能構成について説明する。
図4は、サーバ装置100のCPU101の機能構成の例を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバ装置100は、機能構成として、動画受付部110、送信部111、検出受付部112、判定部113及び切替部114を有する。各機能構成は、CPU101がROM102又は記憶部104に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
(動画受付部110)
動画受付部110は、カメラ400から撮影中の動画を受け付ける。すなわち、カメラ400で撮影されているリアルタイム動画を受け付ける。
(送信部111)
送信部111は、動画受付部110が受け付けたリアルタイムの動画をユーザ端末200に送信する。すなわち、サーバ装置100にアクセスしてきたユーザ端末200のリクエストに応じて、カメラ400が撮影中のリアルタイム動画をユーザ端末200に送信して、ユーザ端末200で再生させる。
(検出受付部112)
検出受付部112は、対象物のエリアA(A1,A2)間の移動を検出する検出装置500の検出結果を受け付ける。
(判定部113)
判定部113は、検出装置500の検出結果から、エリアA(A1,A2)間を移動した対象物Tが飼育員T2であるか又は動物T1であるかを判定する。
次に、図5を用いて、検出装置500の検出と対象物Tの判定について説明する。検出装置500の一例である3Dセンサーカメラは、対象物TのエリアA(A1,A2)間の移動を検出する。より具体的には、図5に示すように、エリアAの境目の天井側に設置され、少なくとも対象物Tまでの距離を測定可能な装置である。すなわち、対象物Tが飼育員T2である場合の距離のしきい値、動物T1である場合の距離のしきい値を予め設定しておき、3Dセンサーカメラからの距離に応じて、エリアA(A1,A2)間を移動した対象物Tが飼育員T2であるか動物T1であるかを判定可能としている。例えば、150cm以上の場合は、対象物Tが飼育員T2であると判定し、150cm未満の場合は動物T1であると判定する。ここで、かかるしきい値は、エリアAに居る動物毎に変更してもよい。例えば、飼育員T2よりも大きい動物T1を展示しているエリアAの場合は、180cm以上の場合は、対象物Tが動物T1であると判定し、180cm未満の場合は飼育員T2であると判定する。
また、3Dセンサーカメラは、対象物TがどちらのエリアAから移動してきたかについても検出しておき、移動先のエリアAを判定している。なお、対象物TがどちらのエリアAから移動してきたかは、3Dセンサーカメラ以外のセンサーを用いて検出してもよい。
次に、図6を用いてサーバ装置100の作用について説明する。図6は、サーバ装置100による操作受け付け処理の流れの一例を示すフローチャートである。CPU101がROM102又は記憶部104からプログラムを読み出して、展開して実行することにより、当該処理が行なわれる。また、本フローチャートの前提として、サーバ装置100は、カメラから動画を受け付けている(動画受付部110)。また、本フローチャートの前提として、サーバ装置100は、ユーザがユーザ端末200を用いて動物園のウェブサイトにアクセスし、当該ユーザ端末200からの動画選択操作を受け付けている。図7は、ユーザ端末200のディスプレイに表示された動物園のウェブサイトの一例である。図7に示すように、動物園のウェブサイトでは、展示エリア毎に、「映像1」、「映像2」、「映像3」という動画へのリンクLが表示されている。すなわち、例えば、ライオンの展示エリアの動画の「映像1」、レッサーパンダの展示エリアの動画の「映像2」などがそれぞれ設定されている。そして、ユーザが、希望する動画へのリンクLを選択することで、動画が選択され、当該展示エリアに設置されているカメラ400が撮影しているリアルタイム動画がユーザ端末200に送信され(送信部111)、当該リアルタイム動画を視聴可能としている。なお、展示エリア毎の動画へのリンクLは、図7に「映像1」などと表示するものに限定されず、他の表示、例えば、「チャンネル1(Ch.1)」、「チャンネル2(Ch.2)」、「チャンネル3(Ch.3)」などの表示であってもよい。
ステップS100において、サーバ装置100のCPU101(検出受付部112)により、検出装置500が対象物TのエリアA(A1,A2)間の移動を検出したか判定される。検出装置500が対象物TのエリアA(A1,A2)間の移動を検出したと判定された場合は、次のステップS101に進む。一方、対象物TのエリアA(A1,A2)間の移動を検出したと判定されない場合は、処理を終了する。
ステップS101において、サーバ装置100のCPU101(判定部113)により、ステップS100で検出された対象物Tが動物T1であるか判定される。動物T1であると判定された場合は、次のステップS102進む。一方、動物T1であると判定されない場合は、処理を終了する。
ステップS102において、サーバ装置100のCPU101により、エリアA毎の動物T1の数が計数される。具体的には、記憶部104に記憶されるエリアA毎の動物T1の数について、動物T1の移動先のエリアAの動物T1の数を「+1」し、移動元のエリアAの動物T1の数を「-1」する。なお、ここで、前提として、管理者端末300などを用いて、初期値として、例えば、飼育舎A2に「5」匹の動物T1が居ることが入力されている。そして、次のステップS103に進む。
ステップS103において、サーバ装置100のCPU101(切替部114)により、エリアA毎の動物T1の数の比較、具体的には、屋外展示エリアA1に居る動物T1の数と、飼育舎A2に居る動物T1の数の比較が行われる。そして、次のステップS104に進む。
ステップS104において、ステップS103において行われた比較の結果が、屋外展示エリアA1の方が多い場合は、ステップS105に進み、屋外展示エリアA1の方が多くなかった場合は、ステップS106に進む処理が行われる。なお、エリアA間の数が同じ場合は、予め定められたエリアA、例えば、屋外展示エリアA1のカメラ400の動画がユーザ端末200に送信されるように設定されていてもよい。
ステップS105において、サーバ装置100のCPU101(切替部114)により、屋外展示エリアA1のカメラ400Aの動画に切り替える処理が行われる。ここで、動画を切り替える処理には、切り替える前と同じカメラ400の動画を送信する場合も含む。そして、処理を終了する。
ステップS106において、サーバ装置100のCPU101(切替部114)により、飼育舎A2のカメラ400Bの動画に切り替える処理が行われる。そして、処理を終了する。
本実施の形態によれば、いつでも動画に動物が写っているようにすることができ、動画を視聴することによる興趣の向上を図ることができる。また、どこに居ても動物園に行ったかのような体験をさせることができる。また、飼育舎A2などの動物園に行っても見ることができないエリアなども視聴することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
また、動物T1に、当該動物T1を識別可能な識別装置を装着させて、当該識別装置を読み取ることにより、対象物Tが飼育員T2であるか動物T1であるかを識別してもよい。
具体的には、まず、動物T1に、当該動物T1を識別可能な識別装置が装着されている。ここで、識別装置は、動物愛護管理法にもとづき犬や猫などに装着されるマイクロチップなどが含まれる。また、検出装置500は、エリアAの境目に設置されており、識別装置を読み取る。また、判定部113は、検出装置500の検出結果に基づいて、対象物Tが飼育員T2であるか動物T1であるかを判定する。
また、識別装置には、少なくとも当該識別装置が装着された動物T1の説明が記憶されており、サーバ装置100のCPU101の機能構成には、当該動物T1の説明をユーザ端末200のディスプレイなどの表示装置に表示可能な表示制御部を備えてもよい。
かかる動物T1の説明を表示する構成について、図8及び図9を用いて説明する。図8に示すように、「今いる動物一覧」として、当該エリアAに居る動物T1の一覧を表示してもよい。そして、ユーザがユーザ端末200のタッチパネルなどの入力装置を用いて、「今いる動物一覧」の「名前」を選択すると、図9に示すように、当該動物T1を示す矢印Yと、当該動物T1の説明、例えば、名前、性別、年齢などの動物T1の説明を表示してもよい。なお、上述したように、かかる動物T1の説明は、当該動物T1に装着されている識別装置に記憶されているが、サーバ装置100などに記憶されていてもよい。
また、上述した実施の形態では、エリアA毎の動物T1の数に応じてカメラ400の動画を切り替えているが、動物の数ではなく、特定の動物に応じて切り替えるようにしてもよい。例えば、同一種類の動物の中で特定の動物が有名になり、当該有名な動物が居るエリアAのカメラ400の動画に切り替えるようにしてもよい。特定の動物であるかは、上述したマイクロチップなどの識別装置を用いて判定してもよいし、他の動物と識別する画像認識を用いて判定してもよい。また、カメラ400で追尾していてもよい。
また、検出装置500は、上述した3Dセンサーカメラに限定されず、熱感知センサーであってもよい。熱感知センサーでは、天井からの距離による対象物Tの高さでは判断できない動物T1であっても、体温などから飼育員T2と判定可能とすることが可能となる。また、検出装置500として、3Dセンサーカメラに加えて、熱感知センサーなどの他のセンサーを備えてもよい。複数のセンサーにより動物T1と飼育員T2とを判定することで、精度を向上させることが可能となる。
また、例えば、上述した実施の形態は、動画は、エリアAを1つのカメラ400で撮影されている動画であるが、これに限定されない。隣り合う複数のカメラ400で撮影されている動画を合成して、1つの大きな解像度となる合成動画を生成し、当該合成動画をユーザ端末200に送信してもよい。
具体的には、図10に示すように、複数のカメラ400を、同一のエリアAを異なる設置位置から撮影するように設置する。図10は、エリアAを上方から見た状態を示す図である。図10に示す例では、動物園の特定の屋外展示エリアA1を囲む位置に、複数(本例では6個)のカメラ400を設置している。
また、サーバ装置100に、機能構成として、同一の撮影範囲を異なる設置位置から撮影する複数のカメラ400から受け付けた動画のうち、隣り合う設置位置の複数のカメラ400により撮影された動画を構成するフレームの画像同士を合成して1つの合成動画を生成する合成部を備える。すなわち、隣り合う設置位置のカメラ400の動画を合成し、横方向に長い合成動画を生成する。
図11は、ユーザ端末200で合成動画を表示している一例である。図11では、カメラ400のうち、カメラ400A~カメラ400Dの動画から横方向に長い合成動画を生成し、カメラ400Bとカメラ400Cとの動画を跨ぐ範囲の動画を視聴している状態を示している。また、図11に示すように、合成動画のうち、ユーザが視聴したい部分がディスプレイに表示されるように、縦又は横方向にスクロール(図11中の矢印)可能としている。なお、動画の合成については既存の技術を使用するため説明を省略する。また、カメラ400は、複数のカメラ400で撮影できない死角がないように設置することが望ましいが、死角があることを排除するものではない。また、動画の合成は、複数のカメラ400から送信されてきた動画を全て合成する場合に限定されず、サーバ装置100の合成の処理を軽くするために、ユーザが視聴している範囲の動画のみ、すなわち、図11に示す例では、カメラ400Bとカメラ400Cとの動画のみを合成するようにしてもよい。
送信部111は、合成部が合成した動画をユーザ端末200に送信する。
これにより、1つのカメラで撮影されている動画に比べ、広大なエリアを1つの動画で視聴することが可能となる。また、カメラ400の撮影範囲を跨ぐ範囲の動画を1つの動画で視聴することが可能となる。また、カメラ400を切り替えることなく、様々な角度から撮影された動物などを視聴することが可能となる。
また、カメラ400だけではなく、カメラ400の他に又はカメラ400に加え、マイクを動物園内に設置し、動物園内の音もユーザ端末200に送信することで、より臨場感のある動画を視聴することができるようにしてもよい。
また、切替部114は、予め定められた動画が撮影された場合は、当該動画を撮影したカメラ400の動画のユーザ端末200への送信を中止するようにしてもよい。例えば、動物がけんかをしている動画など、配信に相応しくない動画が撮影された場合は、当該カメラ400の動画の送信を中止し、他のカメラ400の動画を送信するようにしてもよい。予め定められた動画であるかは、例えば、血の色を表す赤色が予め定められた面積以上に撮影された場合や、動物が予め定められた行動をしたことを認識したこと、などによりCPU101が判定する。また、動画の送信を中止する場合に限定されず、配信に相応しくない部分を画像認識し、当該部分をぼかす処理などを施す処理を行ってもよい。
また、本実施形態の情報処理システム10は、動物園にカメラ400を設置する場合に限定されず、他の場所、例えば、公園などにカメラ400を設置してもよい。
上記実施形態では、プログラムがROM102又は記憶部104に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークNを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
10 情報処理システム
100 サーバ装置
400 カメラ
500 検出装置
T 対象物
T1 動物
T2 飼育員

Claims (9)

  1. 対象物が相互に移動可能な複数のエリア毎に設けられ当該エリアを撮影するカメラから撮影中の動画を受け付ける動画受付部と、
    前記動画受付部が受け付けた前記動画をユーザ端末に送信する送信部と、
    前記対象物の前記エリア間の移動を検出する検出装置の検出結果を受け付ける検出受付部と、
    前記検出装置の検出結果から、移動した前記対象物が人であるか又は動物であるかを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果による前記エリア毎の動物の数に応じて、送信する前記カメラの前記動画を切り替える切替部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記切替部は、前記エリア間を移動した前記動物の数から、滞在している当該動物の数が多い方のエリアのカメラの動画に切り替える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記切替部は、予め定められた動画が撮影された場合は、当該動画を撮影したカメラの動画の送信を中止する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出装置は、前記エリアの境目の天井側に設置された少なくとも前記対象物までの距離を測定可能な装置であり、
    前記判定部は、天井側から前記対象物までの距離によって、当該対象物が人であるか又は動物であるかを判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記動物には、当該動物を識別可能な識別装置が装着されており、
    前記検出装置は、前記エリアの境目に設置され、前記識別装置を読み取り可能な読み取り装置であり、
    前記判定部は、前記検出装置の検出結果に基づいて、当該対象物が人であるか又は動物であるかを判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記識別装置には、少なくとも当該識別装置が装着された前記動物の説明が記憶されており、
    前記説明を前記ユーザ端末の表示装置に表示可能な表示制御部を備える請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 同一の撮影範囲を異なる設置位置から撮影する複数の前記カメラから受け付けた動画のうち、隣り合う前記設置位置の複数の前記カメラにより撮影された前記動画を構成するフレームの画像同士を合成して1つの合成動画を生成する合成部を備え、
    前記送信部は、前記合成した動画をユーザ端末に送信する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 複数の前記エリアは、動物園の屋外展示エリア及び飼育舎の少なくとも1つを含む請求項1に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    対象物が相互に移動可能な複数のエリア毎に設けられ当該エリアを撮影するカメラから撮影中の動画を受け付ける動画受付部と、
    前記動画受付部が受け付けた前記動画をユーザ端末に送信する送信部と、
    前記対象物の前記エリア間の移動を検出する検出装置の検出結果を受け付ける検出受付部と、
    前記検出装置で検出結果から、移動した前記対象物が人であるか又は動物であるかを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果による前記エリア毎の動物の数に応じて、送信する前記カメラの前記動画を切り替える切替部と、して機能させるためのプログラム。
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