JP7495997B2 - 香味吸引器 - Google Patents

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本開示は、香味吸引器に関する。
香味吸引器にスティック等の消費材を挿入した際、スティックの先端の刻みこぼれ等によって空気流路が塞がれることは、ユーザの吸い心地の障害となる。そのため、香味吸引器の収容部の底部で空気流路を確保することが望まれる。引用文献1では、香味吸引器の収容部の底部に、スティックの先端を保持するために当該スティックの中心部に向かって突出する突出部を設けている。
国際公開第2020/074612号
本開示は、空気流路が塞がれることを抑制し、収容部内で消費材と連通する空気流路を確保することができる香味吸引器を提供する。
本開示の第1の態様は、消費材を収容する収容部と、前記収容部内の接触面に配置され、前記接触面近傍に前記消費材の内部へ連通する第1空気流路を画定し、前記消費材と接触可能な凸部と、を有し、前記第1空気流路は、前記接触面の中心部の少なくとも一部を通る、香味吸引器である。
上記第1の態様では、収容部内の接触面中心の近傍に、消費材と接触可能な凸部によって、消費材の内部へ連通する第1空気流路が形成される。よって第1の態様によれば、凸部によって消費材を保持し得るとともに、 収容部内で消費材と連通する空気流路を確保することができる。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、前記第1空気流路は、前記消費材に連通する第1領域と、前記第1空気流路において前記第1領域の上流側に位置し、少なくとも一部が前記凸部によって前記第1領域と区画され、前記接触面上に射影した平面視において前記第1空気流路の進行方向に直交する幅方向の長さが前記第1領域よりも大きい第2領域と、を有する、香味吸引器である。
上記第2の態様によれば、収容部内の接触面近傍において、消費材と接触する接触部によって、第2領域と第1領域とを経て消費材の内部へ連通する、下流に向かって細くなる形状を備えた第1空気流路が形成される。上流側の幅広の第2領域は消費材の刻みこぼれの収容に好適であるとともに、先細り形状の第1空気流路によりユーザの吸い心地に好適な空気抵抗が得られる。よって第1の態様によれば、空気流路を確保するとともに好適な空気抵抗を実現することができる。
本開示の第3の態様は、上記第2の態様において、前記第1空気流路の前記第2領域は、前記接触面の対向する2つの端部上に形成される、香味吸引器である。
上記第3の態様では、第1空気流路の第2領域は、接触面の接触面の対向する2つの端部上に形成され、この2つの端部から接触面の中心部を通って下流の第1領域へ空気が流れる。この構成では、前記消費材の内部へ連通する下流の第1領域に対して、対向する方向に2つの上流の第2領域が存在する。よって上記第3の態様によれば、消費材に対して2つの対向する方向から空気が流入することにより、消費材に対して偏りなく空気を供給することができる。
本開示の第4の態様は、上記第2または第3の態様において、前記第1空気流路の前記第1領域は、対向する2つの凸部によって挟まれるように構成されている、香味吸引器である。
上記第4の態様では、接触面上に対向する2つの凸部が設けられ、2つの凸部の間に消費材に連通する第1領域が形成される。よって上記第4の態様によれば、2つの凸部によって消費材を安定的に保持することが可能となる。
本開示の第5の態様は、上記第2~第4の態様において、前記接触面において前記第2領域が形成される領域は、前記第1領域が形成される領域に対して傾斜している、香味吸引器である。
上記第5の態様では、第1空気流路の前記第2領域の下面は、傾斜している。この傾斜により、第2領域のためのより大きな空間が得られる。よって上記第5の態様によれば、大きな体積を有する上流の第2領域において、消費材の刻みこぼれの収容を適切に収容することができる。
本開示の第6の態様は、上記第1の態様において、前記凸部は、前記接触面の前記中心部を通る境界部を有し、前記凸部の前記境界部は、前記接触面近傍の空間を前記凸部と前記第1空気流路とに分割する、香味吸引器である。
上記第6の態様では、接触面近傍の空間が、接触面の中心近傍に設けられた凸部の境界により、凸部と第1空気流路とに二分される。よって上記第6の態様によれば、消費材の刻みこぼれを収容し得る大きな領域が得られ、空気流路が塞がれることが抑制されるとともに、十分な空気流路を確保することができる。
本開示の第7の態様は、上記第1~第6の態様において、前記接触面は、短手方向と、長手方向と、を有し、前記第1空気流路は、前記長手方向に沿って延在する、香味吸引器である。
上記第7の態様では、接触面の長手方向に沿って、接触面の中心部を通る第1空気流路が形成される。この構成では、外縁が限定された接触面直上の空間に、長い空気流路を形成することができる。よって上記第7の態様によれば、長い第1空気流路を通過する空気により、消費材の刻みこぼれが堆積して空気流離が塞がれることを抑制することができる。
本開示の第8の態様は、上記第1~第7の態様において、前記接触面は、前記収容部の底部に設けられている、香味吸引器である。
上記第8の態様によれば、収容部の底部の中心近傍において、消費材と接触可能な凸部によって、消費材の内部へ連通する第1空気流路が形成される。また、収容部に挿入される消費材の長手方向は、凸部に垂直である。よって第8の態様によれば、収容部の底部近傍に形成された第1空気流路から消費財の長手方向端部へ空気を供給するので、長手方向に沿って消費財内部全体から香味を取り出し、好適な香味を得ることができる。
本開示の第9の態様は、上記第8の態様において、前記収容部内に収容された前記消費材と前記収容部の内側面との間に、前記第1空気流路の上流側に位置して前記第1空気流路と連通する第2空気流路が形成される、香味吸引器である。
上記第9の態様によれば、収容部内で、消費材と収容部の内側面との間に下流の第1空気流路と連通する上流の第2空気流路が形成される。よって第9の態様によれば、収容部の側壁に上流の空気流路を設ける(いわゆるカウンターフロー構造)ことができるので、消費材の底面より下方に空気を取り込むためのさらなる流路を設ける(いわゆるボトムフロー構造)必要がなく、デバイス全体の小型化を図ることができる。
本開示の第10の態様は、上記第9の態様において、前記収容部の内側面は、収容された前記消費材の一部を押圧する押圧部と、非押圧部とを含み、前記第2空気流路は、前記収容部内に収容された前記消費材と前記非押圧部との間に形成される、香味吸引器である。
上記第10の態様によれば、収容部内で、消費材と非押圧部との間に下流の第1空気流路と連通する上流の第2空気流路が形成される。よって第10の態様によれば、簡素な構成により、収容部の側壁に上流の空気流路を形成することができる。
本開示の第11の態様は、上記第2の態様に係る上記第9または第10の態様において、前記第1空気流路と前記第2空気流路とは、前記第2領域において互いに連通している、香味吸引器である。
上記第11の態様によれば、収容部内で、第2空気流路、第2領域、第1領域を経て消費材の内部へ連通する空気流路が形成される。よって第11の態様によれば、収容部内で消費材を挿入することだけにより、消費材の内側面から底面を経て消費材へ連通する空気流路を確保することができる。
本開示の第12の態様は、上記第11の態様において、前記接触面の外縁は、対向する2つの円弧と、対向する2つの前記円弧の端部を連結する2つの直線と、から規定される形状として構成されており、前記第1空気流路の前記第2領域は、前記円弧と、前記凸部の外縁によって規定される、前記直線に垂直な方向に延在する線分と、によって区画される、香味吸引器である。
上記第12の態様では、消費材の内側面に形成された上流の第2空気流路が、接触面の円弧状端部付近に形成された第2領域へ連通し、この第2領域が接触面の中心部を通って下流の第1領域を介して消費材へ連通する。よって上記第2の態様によれば、収容部内に消費材を挿入するだけで、香味吸引器に好適な自然な流路が確保される。
本開示の第13の態様は、上記第1~第12の態様において、前記凸部は、少なくとも一部が前記消費材に接触する頂面を有し、下記(1)式を満たし、
A1>0.5×A2 (1)
但し、上記(1)式において、前記接触面上に射影した平面視において、A1は前記頂面の前記消費材に接触する部分の面積であり、A2は前記収容部に収容された状態の前記消費材の前記頂面と接触する端面の面積である、香味吸引器である。
上記第13の態様によれば、接触面上に射影した平面視において、凸部の頂面の消費材と接触する部分の面積が、消費材の端面の面積の半分よりも大きい。よって第13の態様によれば、凸部と消費材との接触面積を十分に確保することができ、凸部が消費材の先端を安定して保持することができる。
本開示の第14の態様は、上記第1~第13の態様において、前記凸部は、少なくとも一部が前記消費材に接触する頂面を有し、下記(2)式を満たし、
0.8×A2>A1 (2)
但し、上記(2)式において、前記接触面上に射影した平面視において、A1は前記頂面の前記消費材に接触する部分の面積であり、A2は前記収容部に収容された状態の前記消費材の前記頂面と接触する端面の面積である、香味吸引器である。
上記第14の態様によれば、接触面上に射影した平面視において、凸部の頂面の消費材と接触する部分の面積が、消費材の端面の面積の0.8倍よりも小さい。よって第14の態様によれば、消費材と連通する第1空気流路の第1領域を十分に確保することができる。
本開示に係る香味吸引器の概略正面図である。 本開示に係る香味吸引器の概略上面図である。 本開示に係る香味吸引器の概略底面図である。 消費材の概略側断面図である。 図1Bに示した矢視3-3における香味吸引器の断面図である。 チャンバの斜視図である。 図4Aに示す矢視4B-4Bにおけるチャンバの断面図である。 図4Bに示す矢視5A-5Aにおけるチャンバの断面図である。 図4Bに示す矢視5B-5Bにおけるチャンバの断面図である。 チャンバ及び加熱部の斜視図である。 チャンバ内の所望の位置に消費材が配置された状態の図5Bに示す断面図である。 底部材の上面図である。 底部材の斜視図である。 チャンバ内の空気流路を示す概略斜視図である。 底部材の第1変形例を示す上面図である。 底部材の第2変形例を示す上面図である。 底部材の第3変形例を示す上面図である。 底部材の第4変形例を示す、図9に示した矢視14-14における断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一の又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1Aは、本開示に係る香味吸引器100の概略正面図である。図1Bは、本開示に係る香味吸引器100の概略上面図である。図1Cは、本開示に係る香味吸引器100の概略底面図である。本明細書で説明する図面においては、説明の便宜のためにX-Y-Z直交座標系を付することがある。この座標系において、Z軸は鉛直上方を向いており、X-Y平面は香味吸引器100を水平方向に切断するように配置されており、Y軸は香味吸引器100の正面から裏面へ延出するように配置されている。Z軸は、後述する霧化部30のチャンバ50に収容される消費材の挿入方向、又は筒状の断熱部の軸方向ということもできる。また、X軸は、軸方向に直交する第1方向ということもでき、Y軸は、軸方向及び第1方向に直交する第2方向ということもできる。さらに、X軸方向を、消費財の挿入方向に直交する面の中の香味吸引器100の長手方向といい、Y軸方向を、消費財の挿入方向に直交する面の中の香味吸引器100の短手方向ということもできる。
本開示に係る香味吸引器100は、例えば、エアロゾル源を含んだ香味源を有するスティック型の消費材を加熱することで、香味を含むエアロゾルを生成するように構成される。
図1Aから図1Cに示されるように、香味吸引器100は、アウタハウジング101と、スライドカバー102と、スイッチ部103と、を有する。アウタハウジング101は、香味吸引器100の最外のハウジングを構成し、ユーザの手に収まるようなサイズを有する。ユーザが香味吸引器100を使用する際は、香味吸引器100を手で保持して、エアロゾルを吸引することができる。アウタハウジング101は、複数の部材を組み立てることによって構成されてもよい。アウタハウジング101は、例えばポリカーボネート、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)または複数種類のポリマーを含有するポリマーアロイ、あるいはアルミニウム等の金属で形成することができる。
アウタハウジング101は、消費材を受け入れるための図示しない開口を有し、スライドカバー102は、この開口を閉じるようにアウタハウジング101にスライド可能に取り付けられる。具体的には、スライドカバー102は、アウタハウジング101の上記開口を閉鎖する閉位置(図1A及び図1Bに示す位置)と、上記開口を開放する開位置との間を、アウタハウジング101の外表面に沿って移動可能に構成される。例えば、ユーザがスライドカバー102を手動で操作することにより、スライドカバー102を閉位置と開位置とに移動させることができる。これにより、スライドカバー102、香味吸引器100の内部への消費材のアクセスを許可または制限することができる。
スイッチ部103は、香味吸引器100の作動のオンとオフとを切り替えるために使用される。例えば、後述するように、ユーザは、消費材を香味吸引器100に挿入した状態でスイッチ部103を操作することで、加熱ユニット40に電源21から電力を供給し、消費材を燃焼させずに加熱することができる。なお、スイッチ部103は、アウタハウジング101の外部に設けられるスイッチであってもよいし、アウタハウジング101の内部に位置するスイッチであってもよい。スイッチがアウタハウジング101の内部に位置する場合、アウタハウジング101の表面のスイッチ部103を押下することで、間接的にスイッチが押下される。本開示では、スイッチ部103のスイッチがアウタハウジング101の内部に位置する例を説明する。
香味吸引器100はさらに、図示しない端子を有してもよい。端子は、香味吸引器100を例えば外部電源と接続するインターフェースであり得る。香味吸引器100が備える電源が充電式バッテリである場合は、端子に外部電源を接続することで、外部電源から電源に電流を流し、電源を充電することができる。また、端子にデータ送信ケーブルを接続することにより、香味吸引器100の作動に関連するデータを外部装置に送信できるようにしてもよい。
次に、本開示に係る香味吸引器100で使用される消費材について説明する。図2は、消費材110の概略側断面図である。本開示において、香味吸引器100と消費材110とにより喫煙システムが構成され得る。図2に示す例においては、消費材110は、喫煙可能物111と、筒状部材114と、中空フィルタ部116と、フィルタ部115と、を有する。喫煙可能物111は、第1の巻紙112によって巻装される。筒状部材114、中空フィルタ部116、及びフィルタ部115は、第1の巻紙112とは異なる第2の巻紙113によって巻装される。第2の巻紙113は、喫煙可能物111を巻装する第1の巻紙112の一部も巻装する。これにより、筒状部材114、中空フィルタ部116、及びフィルタ部115と喫煙可能物111とが連結される。ただし、第2の巻紙113が省略され、第1の巻紙112を用いて筒状部材114、中空フィルタ部116、及びフィルタ部115と喫煙可能物111とが連結されてもよい。第2の巻紙113のフィルタ部115側の端部近傍の外面には、ユーザの唇が第2の巻紙113からくっつきにくくするためのリップリリース剤117が塗布される。消費材110のリップリリース剤117が塗布される部分は、消費材110の吸口として機能する。
喫煙可能物111は、例えば刻み状、粒状等の形状を有するたばこ等の香味源と、エアロゾル源とを含み得る。また、喫煙可能物111を巻く第1の巻紙112は、通気性を有するシート部材であり得る。筒状部材114は、紙管又は中空フィルタであり得る。図2に示す例では、消費材110は、喫煙可能物111、筒状部材114、中空フィルタ部116、及びフィルタ部115を備えているが、消費材110の構成はこれに限られない。例えば、中空フィルタ部116が省略され、筒状部材114とフィルタ部115とが互いに隣接配置されてもよい。
次に、香味吸引器100の内部構造について説明する。図3は、図1Bに示した矢視3-3における香味吸引器100の断面図である。図3に示すように、香味吸引器100のアウタハウジング101の内側には、インナハウジング10が設けられる。インナハウジング10は、例えば、ポリカーボネート(PC)、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)樹脂やPEEKまたは複数種類のポリマーを含有するポリマーアロイ等、あるいは、アルミ等の金属で形成され得るが、インナハウジング10の材料は特に限定されない。インナハウジング10の内部空間には、電源部20と、霧化部30と、が設けられる。さらに、インナハウジング10の内部空間には、図示しない回路部が設けられる。
回路部は、例えばマイクロプロセッサ等を含み、電源部20から霧化部30への電力の供給を制御することができる。これにより、回路部は、霧化部30による消費材110の加熱を制御することができる。
電源部20は、回路部と電気的に接続される電源21を有する。電源21は、例えば、充電式バッテリ又は非充電式のバッテリであり得る。電源21は、回路部を介して、霧化部30と電気的に接続される。これにより、電源21は、消費材110を適切に加熱するように、霧化部30に電力を供給することができる。
霧化部30は、図3に示すように、消費材110の挿入方向(Z軸方向)に延びるチャンバ50と、チャンバ50の一部を囲う加熱部40と、断熱部32と、略筒状の挿入ガイド部材34と、を有する。チャンバ50は、消費材110を収容するように構成される。加熱部40は、チャンバ50の外周面に接触し、チャンバ50に収容された消費材110を加熱するように構成される。図3に示すように、チャンバ50の底部には、底部材36が設けられていてもよい。底部材36は、チャンバ50に挿入された消費材110を位置決めするストッパとして機能し得る。底部材36は、消費材110が当接する面に凹凸を有し、消費材110が当接する面と底部材36との間に空気流路が形成される。チャンバ50、加熱部40、底部材36についての詳細は後述する。チャンバ50は、本開示の収容部の一例である。
断熱部32は、全体として略筒状であり、チャンバ50を囲うように配置される。断熱部32は、例えばエアロゲルシートを含み得る。挿入ガイド部材34は、例えば、PEEK、PC、又はABS等の樹脂材料により形成され、閉位置にあるスライドカバー102とチャンバ50との間に設けられる。挿入ガイド部材34は、スライドカバー102が開位置にあるときに、香味吸引器100の外部と連通し、消費材110を挿入ガイド部材34に挿入することで、チャンバ50への消費材110の挿入を案内する。
次に、チャンバ50の構造について説明する。図4Aは、チャンバ50の斜視図である。図4Bは、図4Aに示す矢視4B-4Bにおけるチャンバ50の断面図である。図5Aは、図4Bに示す矢視5A-5Aにおけるチャンバ50の断面図である。図5Bは、図4Bに示す矢視5B-5Bにおけるチャンバ50の断面図である。図6は、チャンバ50及び加熱部40の斜視図である。図4A及び図4Bに示すように、チャンバ50は、消費材110が挿入される開口52と、消費材110を収容する筒状の側壁部60と、を含む筒状部材であり得る。チャンバ50は、消費材110を加熱するための収容空間68をその内部に有する。チャンバ50の開口52を画定する端部には、フランジ部52aが形成される。チャンバ50は、耐熱性を有し、且つ熱膨張率が小さい材料で形成されることが好ましく、例えば、ステンレス鋼等の金属、PEEK等の樹脂、ガラス、又はセラミック等で形成され得る。これにより、チャンバ50から消費材110へ効果的な加熱が可能になる。
図4B及び図5Bに示すように、側壁部60は、接触部62と、離間部66と、を含む。消費材110がチャンバ50内の所望の位置に配置されたとき、接触部62は、消費材110の一部と接触又は押圧し、離間部66は、消費材110から離間する。なお、本明細書において、「チャンバ50内の所望の位置」とは、消費材110が適切に加熱される位置、ユーザが喫煙するときの消費材110の位置、又は消費材110が後述する底部材36に接触する位置をいう。接触部62は、内面62aと、外面62bとを有する。離間部66は、内面66aと、外面66bとを有する。図6に示すように、加熱部40は、接触部62の外面62bに配置される。加熱部40は、接触部62の外面62bに隙間なく配置されることが好ましい。接触部62は、本開示の押圧部の一例である。また離間部66は、本開示の非押圧部の一例である。
図4A及び図5Bに示すように、接触部62の外面62bは平面である。接触部62の外面62bが平面であることにより、図6に示すように接触部62の外面62bに配置される加熱部40に帯状の電極48が接続されている場合に、帯状の電極48が撓むことを抑制することができる。図4B及び図5Bに示すように、接触部62の内面62aは平面である。また、図4B及び図5Bに示すように、接触部62の厚みは均一である。
図4A、図4B、及び図5Bに示すように、チャンバ50は、接触部62をチャンバ50の周方向に2つ有し、2つの接触部62は、互いに平行になるように対向する。2つの接触部62の内面62a間の少なくとも一部の距離は、チャンバ50に挿入される消費材110の接触部62間に配置される箇所の幅よりも小さいことが好ましい。
図5Bに示すように、離間部66の内面66aは、チャンバ50の長手方向(Z軸方向)に直交する面において、全体的に円弧状の断面を有し得る。また、離間部66は、接触部62と周方向において隣接するように配置される。
図4Bに示すように、チャンバ50は図3に示した底部材36が貫通してチャンバ50内部に配置されるように、その底部56に穴56aを有し得る。底部材36は、チャンバ50の底部56の内部に接着剤等により固定され得、消費材110を収容する収容部の底壁部を構成する。底部56に設けられる底部材36は、消費材110の端面の少なくとも一部を露出するように、チャンバ50に挿入された消費材110の一部を支持する。また、底部56は、露出した消費材110の端面が後述する空隙67(図7参照)と連通するように、消費材110の一部を支持し得る。底部材36は、消費材110が当接する面に凹凸を有し、例えば、PEEK等の樹脂材料、金属、ガラス、又はセラミック等で形成され得るがこれに限定されない。
図4A及び図4Bに示すように、チャンバ50は、開口52と側壁部60との間に筒状の非保持部54を有することが好ましい。消費材110がチャンバ50の所望の位置に位置決めされた状態において、非保持部54と消費材110との間に隙間が形成され得る。また、図4A及び図4Bに示すように、チャンバ50は、非保持部54の内面と接触部62の内面62aとを接続するテーパ面58aを備えた第1ガイド部58を有することが好ましい。
図6に示すように、加熱部40は、加熱要素42を有する。加熱要素42は、例えばヒーティングトラックであってもよい。加熱要素42は、チャンバ50の離間部66に接触せず、接触部62を加熱するように配置されることが好ましい。言い換えれば、加熱要素42は、接触部62の外面にのみ配置されることが好ましい。図6に示すように、加熱部40は、加熱要素42に加えて、加熱要素42の少なくとも一面を覆う電気絶縁部材44を有することが好ましい。本開示においては、電気絶縁部材44は加熱要素42の両面を覆う様に配置される。
図7は、チャンバ50内の所望の位置に消費材110が配置された状態の図5Bに示す断面図である。図7に示すように、消費材110がチャンバ50内の所望の位置に配置されると、消費材110はチャンバ50の接触部62と接触して押圧され得る。他方、消費材110と離間部66との間には、空隙67が形成される。空隙67は、チャンバ50の開口52と、チャンバ50内に位置づけられた消費材110の端面と底部材36との間の空気流路(後述する空気流路A1)と連通し得る。これにより、チャンバ50の開口52から流入した空気は、空隙67を通過して、消費材110の内部に流入することができる。言い換えれば、消費材110と離間部66との間に空気流路(後述する空気流路A2)が形成される。
次に、本開示における底部材36の構造、及び本開示の香味吸引器100における空気流路について詳細に説明する。図8は、底部材36の上面図である。図9は、底部材36の斜視図である。底部材36は、軸部36aと、平板部36bと、を有する。図3に示したように、軸部36aは、チャンバ50の穴56a(図4B参照)を通じてチャンバ50の外部に突出する。軸部36aの一端は、平板部36bの一方の面の略中央部と結合する。平板部36bは、図5Bに示したチャンバ50の断面において、チャンバ50の側壁部60の内面と平面視で略一致する形状を有する。具体的には、平板部36bは、軸部36aが結合される面と反対側の平面部81を有し、この平面部81は、一対の直線状部81aと、一対の直線状部81a間を接続する円弧状部81bとを有する。平面部81は、本開示の接触面の一例である。
平板部36bは、チャンバ50の内部に配置され、チャンバ50の底部56の内面に、例えば接着剤により固定され得る。なお、底部材36は、チャンバ50と一体に形成されてもよい。底部材36の平板部36bがチャンバ50の底部56に固定された状態において、平面部81はチャンバ50の開口52を向くように配置される。底部材36はさらに、一対の突条部83を平面部81上に有する。一対の突条部83は、それぞれ、平面部81の直線状部81aと略平行に延び、互いに離間するように配置される。一対の突条部83は、本開示の凸部の一例である。
図9に示す例では、一対の突条部83は、それぞれ直線状部81a上に配置され、その一部は円弧状部81b上にも配置される。一対の突条部83は、その延在方向の端面83aと、互いに向かい合う側面83bと、上面83cと、を有する。また、本開示では、一対の突条部83の側面83bは平坦であり、側面83b間には直線状の溝部85が形成される。この溝部85は、チャンバ50の収容空間68に向けて開口する。溝部85は、チャンバ50内の所望の位置に配置された消費材110の端面と連通する第1空気流路A1を画定する。この第1空気流路A1は、チャンバ50と底部材36で構成される収容部の底面に沿って延びる。第1空気流路A1は、溝部85によって画定される第1領域91と、円弧状部81bと端面83a及び溝部85とによって画定される第2領域92と、を有する。溝部85は、底部材36の平面部81の中心部を通るように形成されている。なお、本開示において平面部81の中心部とは、平面部81の中心近傍の領域をいうものとする。溝部85は、本開示の接触面の中心部の一例である。
具体的には、本開示において接触面の中心及び中心近傍は、以下のように定める。接触面が円形または略円形の場合、円の中心が接触面の中心である。接触面が円形でない場合、円形に準じて中心を定める。例えば、接触面が楕円形である場合には、楕円の長軸と短軸の交点を接触面の中心とする。また、接触面が本開示の平面部81のように長手方向と短手方向を有する場合、長手方向軸と短手方向軸との交点を接触面の中心とする。
以上のように接触面の外縁から規定される接触面の中心に対し、接触面の中心近傍を以下のように定める。接触面の内部に線分を配置することを考える。すなわち、接触面の外縁から任意の2点を取り、この2点を結ぶ線分を採る。このうち最長となる線分を基準長として採用する。例えば、接触面が本開示の平面部81のように長手方向と短手方向を有する場合、長手方向軸と短手方向軸から規定される対角線の長さを基準長とする。そして、基準長の1/6を半径εと定義し、接触面の中心の周りの半径εの円の内部を、接触面の中心近傍とする。
接触面の外形に応じて、上記のように定義された接触面の中心近傍は、接触面からはみ出る場合もあり得る。本開示において、「第1空気流路は、接触面の中心部の少なくとも一部を通る」とは、第1空気流路が上記のように定義された接触面の中心近傍と交差することを意味する。
本開示に係る底部材36において、第1空気流路A1を通過する空気の流れを阻害する阻害部を溝部85内に設けてもよい。
図10は、チャンバ50内の空気流路を示す概略斜視図である。図10は、チャンバ50内の所望の位置に消費材110が配置された状態を示している。図10に示すように消費材110の端面は底部材36の突条部83の上面83cと接触し、消費材110が位置決めされている。チャンバ50内には、消費材110の外部を通る第1空気流路A1及び第2空気流路A2と、消費材110の内部を通る第3空気流路A3とが形成される。突条部83の上面83cは、本開示の接触部の頂面の一例である。
図7に関連して説明したように、消費材110がチャンバ50内の所望の位置に配置されると、消費材110と離間部66との間には空隙67が形成され、消費材110と離間部66との間に第2空気流路A2が形成される。第2空気流路A2は、チャンバ50の開口52から底部材36の平面部81まで延びる。
チャンバ50の開口52から第2空気流路A2を通過して底部材36の平面部81付近に到達した空気は、第1空気流路A1の第2領域92を通過して第1領域91に流入する。第1空気流路A1の第1領域91を通過する空気は、ユーザのパフ動作に伴って消費材110の内部に入り込む。消費材110の内部に入り込んだ空気は、第3空気流路A3を通過して、消費材110内で生じた香味を含むエアロゾルを伴ってユーザの口内に到達することができる。
本開示では、底部材36の突条部83の上面83cが消費材110の端面を保持することによって消費材110が位置決めされているため、消費材110と底部材36の平面部81との間に空隙が形成されている。そのため、消費材110の端部が潰れて喫煙可能物111が消費材110からこぼれたとしても空隙内に収容されるため、第1空気流路A1が塞がれることを抑制し、空気流路を確保することができる。
特に本開示では、図8に示すように、第1空気流路A1の上流の第2領域92が下流の第1領域91に比べて幅が広く形成されている。幅広の第2領域92は、消費材110の刻みこぼれを収容するために好適である。一方、第2領域92から第1領域91にかけて先細り形状となる第1空気流路A1を空気が流れることで、香味吸引器のユーザの吸い心地にとって好適な空気抵抗が生じる。
なお本開示においては、突条部83の上面83cが、以下の式1を満たすことが好ましい。以下の式1において、A1は一対の突条部83の上面83cの消費材110の端部に接触する部分の面積の和であり、A2は前記収容部に収容された状態の消費材110の端面の面積である。
A1>0.5×A2 (式1)
上記式1を満たすことにより、突条部83の上面83cと消費材110の端面との接触面積を十分に確保することができ、消費材110が突条部83の上面83cにより安定して保持される。
さらに本開示においては、突条部83の上面83cが、以下の式2を満たすことが好ましい。
0.8×A2>A1 (式2)
上記式2を満たすことにより、消費材110へ連通する第1空気流路A1の第1領域91を十分に確保することができる。
以下、本開示の底部材36の変形例を説明する。図11は、底部材36の第1の変形例を示す上面図である。図12は、底部材36の第2の変形例を示す上面図である。図13は、底部材36の第3の変形例を示す上面図である。図14は、底部材36の第4の変形例を示す、図9に示した矢視14-14における断面図である。
図11に示す第1変形例に係る底部材36は、図8~図10に示した底部材と比べて突条部83の構成のみが異なる。図11に示すように、底部材36の平面部81には単一の突条部83が設けられ、突条部83の側面83bは、平面部81をX軸方向に略二等分する直線に沿って延在している。第1変形例に係る底部材36には、溝部85は存在せず、代わりに切り欠き125が形成されている。その結果として、第1変形例に係る第1空気流路A1の構成は、図8~10に示される第1空気流路A1と異なる。第1変形例に係る第1空気流路A1は、突条部83の端面83a及び側面83bによって画定される切り欠き125を通過する第1領域91と、円弧状部81bと端面83a及び切り欠き125とによって画定される第2領域92とを有する。なお、図11に示すように、第1変形例に係る第1空気流路A1の第2領域92は、図8~10に示される第2領域と略同一である。第1変形例に係る切り欠き125は、底部材36の平面部81の中心部を含むように形成されている。
図12に示す第2変形例に係る底部材36も、図8~図10に示した底部材と比べて突条部83の構成のみが異なる。図12に示すように、底部材36の平面部81には単一の突条部83が設けられ、突条部83の側面83bは、平面部81をX軸方向に略二等分する直線に沿って延在している。第2変形例に係る底部材36には、溝部85は存在せず、代わりに切り欠き127が形成されている。第2変形例の突条部83は延在方向の平坦な端面83a(図8及び図9参照)を有していない。突条部83の延在方向端部は、円弧状部81bに沿うように構成されている。すなわち、第2変形例に係る突条部83の側面83bは、底部材36直上の空間を、突条部83と切り欠き127とに分割する。その結果として、第2変形例に係る第1空気流路A1の構成は、図8~10に示される第1空気流路A1と異なる。第2変形例に係る第1空気流路A1は、上流の第2領域と下流の第1領域との組み合わせから構成されておらず、突条部83の側面83bにより画定される第1領域91のみから成る。第2変形例に係る突条部83の側面83bは、本開示の境界部の一例である。第2変形例に係る切り欠き127は、底部材36の平面部81の中心部を含むように形成されている。
図13に示す第3変形例に係る底部材36も、図8~図10に示した底部材と比べて突条部83の構成のみが異なる。図13に示すように、底部材36の平面部81には一対の突条部83が設けられるが、突条部83は延在方向の平坦な端面83a(図8及び図9参照)を有していない。突条部83の延在方向端部は、円弧状部81bに沿うように構成されている。また、図13に示すように、第2変形例に係る一対の突条部83の側面83bの間の距離は、図8における突条部の側面の間の距離よりも大きい。その結果として、第3変形例に係る第1空気流路A1の構成は、図8~10に示される第1空気流路A1と異なる。第3変形例に係る第1空気流路A1は、上流の第2領域と下流の第1領域との組み合わせから構成されておらず、一対の突条部83の側面83bと円弧状部81bとにより画定される溝部85を通る第1領域91のみから成る。第3変形例に係る溝部85も、図8に示された実施形態と同様に、底部材36の平面部81の中心部を通るように形成されている。
図14に示す第4変形例に係る底部材は、図8~図10に示した底部材と比べて突条部83の構成は同一であり、底部材36の上面(Z軸正方向側の面)のみが異なる。上述の通り、本開示の底部材36は、軸部36aと、平板部36bを有していた。図14に示す第4変形例に係る底部材36は、平板部36bに代えて、平板部36cと、傾斜部36dと、を備えている。平板部36cは、平板部36bにおいて上面に一対の突条部83が設けられる部分と同一である。傾斜部36dは、平板部36cの両端に接続され、上面がZ軸負方向側に傾斜している。言い換えると、第4変形例に係る底部材36は、図8及び図9に示した底部材36の平板部36bにおいて、第1空気流路A1の第2領域92が形成される領域の上面に、図14に示すような傾斜を設けた構成である。第4変形例に係る底部材36は、第1空気流路A1の上流の第2領域92が下流の第1領域91に比べて幅が広いだけでなく、下方に傾斜している。幅広かつ下方に傾斜した第2領域92は、消費材110の刻みこぼれを収容するために好適である。
本開示の実施形態においては、香味吸引器100のチャンバ50の底部56に固定された底部材36の平面部81に突条部83が設けられ、突条部83がチャンバ50に挿入されたスティック型の消費材110の鉛直下方端部を保持することにより、消費材110が位置決めされるとして説明した。しかしながら、本開示の消費材はスティック型に限られるものではなく、本開示の接触面は消費材の収容部の底面に限られるものではない。例えば、シート型の消費材を、チャンバの側面に設けられた接触部において保持することも可能である。
以上に本開示の実施形態を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状や材質であっても、本開示の作用・効果を奏する以上、本開示の技術的思想の範囲内である。例えば、本開示の香味吸引器100は、チャンバ50の開口52から流入した空気が消費材110の端面に供給される、いわゆるカウンターフロー式の空気流路を有するが、これに限らず、チャンバ50の底部56からチャンバ50内に空気が供給する、いわゆるボトムフロー式の空気流路を有してもよい。また、加熱要素42は、抵抗加熱型に限らず、誘導加熱型であってもよい。その場合、加熱要素42は、誘導加熱によってチャンバ50を加熱することができる。また、消費材110がサセプタを有する場合には、加熱要素42が誘導加熱によって消費材110のサセプタを加熱することができる。
10…インナハウジング
20…電源部
21…電源
30…霧化部
32…断熱部
34…挿入ガイド部材
36…底部材
36a…軸部
36b…平板部
36c…平板部
36d…傾斜部
40…加熱部
42…加熱要素
44…電気絶縁部材
48…電極
50…チャンバ
52…開口
52a…フランジ部
54…非保持部
56…底部
56a…穴
58…第1ガイド部
58a…テーパ面
60…側壁部
62…接触部
62a…内面
62b…外面
66…離間部
66a…内面
66b…外面
67…空隙
68…収容空間
81…平面部
81a…直線状部
81b…円弧状部
83…突条部
83a…端面
83b…側面
83c…上面
85…溝部
91…第1領域
92…第2領域
100…消費材
100…香味吸引器
101…アウタハウジング
102…スライドカバー
110…消費材
111…喫煙可能物
112…第1の巻紙
113…第2の巻紙
114…筒状部材
115…フィルタ部
116…中空フィルタ部
117…リップリリース剤
125…切り欠き
127…切り欠き
A1…第1空気流路
A2…第2空気流路
A3…第3空気流路

Claims (13)

  1. 消費材を収容する収容部と、
    前記収容部内の接触面に配置され、前記接触面近傍に前記消費材の内部へ連通する第1空気流路を画定し、前記消費材と接触可能な凸部と、
    を有し、
    前記第1空気流路は、前記接触面の中心近傍の少なくとも一部を通
    前記第1空気流路は、
    前記消費材に連通する第1領域と、
    前記第1空気流路において前記第1領域の上流側に位置し、少なくとも一部が前記凸部によって前記第1領域と区画され、前記接触面上に射影した平面視において前記第1空気流路の進行方向に直交する幅方向の長さが前記第1領域よりも大きい第2領域と、を有する、
    香味吸引器。
  2. 請求項に記載の香味吸引器であって、
    前記第1空気流路の前記第2領域は、前記接触面の対向する2つの端部上に形成される、
    香味吸引器。
  3. 請求項またはに記載の香味吸引器であって、
    前記第1空気流路の前記第1領域は、対向する2つの凸部によって挟まれるように構成されている、
    香味吸引器。
  4. 請求項いずれか一項に記載の香味吸引器であって、
    前記接触面において前記第2領域が形成される領域は、前記第1領域が形成される領域に対して傾斜している、
    香味吸引器。
  5. 請求項1に記載の香味吸引器であって、
    前記凸部は、前記接触面の前記中心近傍を通る境界部を有し、
    前記凸部の前記境界部は、前記接触面近傍の空間を前記凸部と前記第1空気流路とに分割する、
    香味吸引器。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の香味吸引器であって、
    前記接触面は、短手方向と、長手方向と、を有し、
    前記第1空気流路は、前記長手方向に沿って延在する、
    香味吸引器。
  7. 請求項1~のいずれか一項に記載の香味吸引器であって、
    前記接触面は、前記収容部の底部に設けられている、
    香味吸引器。
  8. 請求項に記載の香味吸引器であって、
    前記収容部内に収容された前記消費材と前記収容部の内側面との間に、前記第1空気流路の上流側に位置して前記第1空気流路と連通する第2空気流路が形成される、
    香味吸引器。
  9. 請求項に記載の香味吸引器であって、
    前記収容部の内側面は、収容された前記消費材の一部を押圧する押圧部と、非押圧部とを含み、
    前記第2空気流路は、前記収容部内に収容された前記消費材と前記非押圧部との間に形成される、
    香味吸引器。
  10. 求項またはに記載の香味吸引器であって、
    前記第1空気流路と前記第2空気流路とは、前記第2領域において互いに連通している、
    香味吸引器。
  11. 請求項10に記載の香味吸引器であって、
    前記接触面の外縁は、対向する2つの円弧と、対向する2つの前記円弧の端部を連結する2つの直線と、から規定される形状として構成されており、
    前記第1空気流路の前記第2領域は、前記円弧と、前記凸部の外縁によって規定される、前記直線に垂直な方向に延在する線分と、によって区画される、
    香味吸引器。
  12. 請求項1~11のいずれか一項に記載の香味吸引器であって、
    前記凸部は、少なくとも一部が前記消費材に接触する頂面を有し、
    下記(1)式を満たし、
    A1>0.5×A2 (1)
    但し、上記(1)式において、前記接触面上に射影した平面視において、A1は前記頂面の前記消費材に接触する部分の面積であり、A2は前記収容部に収容された状態の前記消費材の前記頂面と接触する端面の面積である、
    香味吸引器。
  13. 請求項1~12のいずれか一項に記載の香味吸引器であって、
    前記凸部は、少なくとも一部が前記消費材に接触する頂面を有し、
    下記(2)式を満たし、
    0.8×A2>A1 (2)
    但し、上記(2)式において、前記接触面上に射影した平面視において、A1は前記頂面の前記消費材に接触する部分の面積であり、A2は前記収容部に収容された状態の前記消費材の前記頂面と接触する端面の面積である、
    香味吸引器。
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