JP7495492B2 - データ伝送方法 - Google Patents

Description

本出願は、無線通信技術の分野に関するが、無線通信技術の分野に限定されず、特にデータ伝送方法、装置及び通信機器に関する。

電気電子技術者協会は、次世代の主流のＷｉ－Ｆｉ技術を研究するための研究グループ（ＳＧ、Ｓｔｕｄｙ Ｇｒｏｕｐ）を設立し、研究の範囲は、３２０ＭＨｚ帯域幅のＷｉ－Ｆｉ伝送、複数の周波数帯域を用いた集約及び協同技術などであり、提案されたビジョンは、既存のＩＥＥＥ８０２．１１ａｘと比較して速度とスループットを少なくとも４倍向上させることである。新しい技術の主な適用シナリオは、ビデオ伝送、拡張現実（ＡＲ、Ａｕｇｍｅｎｔｅｄ Ｒｅａｌｉｔｙ）、および仮想現実（ＶＲ、Ｖｉｒｔｕａｌ Ｒｅａｌｉｔｙ）などである。ここで、複数の周波数帯域の集約及び協同技術とは、Ｗｉ－Ｆｉデバイスが、２．４ＧＨｚ、５．８ＧＨｚ、及び６－７ＧＨなどの異なる周波数帯域で、または同じ周波数帯域での異なる帯域幅で同時に通信することを指す。

これに鑑みて、本開示の実施例は、データ伝送方法、装置及び通信機器を提供する。

本開示の実施例の第１の態様によれば、データ伝送方法を提供し、前記データ伝送方法は、第１の通信端末に適用され、前記方法は、
同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームを生成するステップであって、複数の前記第１のデータフレームは、同じ通信識別子（ＴＩＤ、Ｔｒａｆｆｉｃ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）を含み、同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、複数の伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであるステップと、
複数の前記伝送接続を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するステップと、を含む。

本開示の実施例の第２の態様によれば、データ伝送方法を提供し、前記データ伝送方法は、第２の通信端末に適用され、前記方法は、
複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を有する複数の第１のデータフレームを受信するステップであって、複数の前記第１のデータフレームは、同じタイプのデータコンテンツに基づいて生成され、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、各伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであるステップを含む。

本開示の実施例の第３の態様によれば、データ伝送装置を提供し、前記データ伝送装置は、第１の通信端末に適用され、前記装置は、生成モジュールと第１の送信モジュールとを含み、
前記生成モジュールは、同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームを生成するように構成され、複数の前記第１のデータフレームは、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を含み、同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、複数の伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであり、
前記第１の送信モジュールは、複数の前記伝送接続を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するように構成される。

本開示の実施例の第４の態様によれば、データ伝送装置を提供し、前記データ伝送装置、第２の通信端末に適用され、前記装置は、第２の受信モジュールを含み、
前記第２の受信モジュールは、複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を有する複数の第１のデータフレームを受信するように構成され、複数の前記第１のデータフレームは、同じタイプのデータコンテンツに基づいて生成され、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、各伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じである。

本開示の実施例の第５の態様によれば、通信機器を提供し、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能である実行可能なプログラムと、を含み、前記プロセッサが前記実行可能なプログラムを実行している場合、第１の態様又は第２の態様に記載のデータ伝送方法のステップが実行される。

本開示の実施例によって提供されるデータ伝送方法、装置及び通信機器は、同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームを生成し、複数の前記第１のデータフレームは、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を含み、同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、複数の伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであることと、複数の前記伝送接続を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信することとを含む。このように、同じタイプのデータコンテンツに基づく第１のデータフレームは同じＴＩＤを有し、ひいては、同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームは、複数の伝送接続で伝送される場合、同じアクセスメディア優先度を有する。これにより、各伝送接続が、同じアクセスメディア優先度の第１のデータフレームを伝送するときに、所望のサービス品質（ＱｏＳ、Ｑｕａｌｉｔｙ ｏｆ Ｓｅｒｖｉｃｅ）を満たすことができ、異なるタイプのデータコンテンツの実際のＱｏＳが不安定になるという現象を減少させる。同時に、複数の伝送接続を使用することにより、伝送効率が向上する。

なお、前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、例示的かつ説明的なものにすぎず、本開示の実施例を限定できない。

ここの図面は、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本発明に適合した実施例を示し、明細書と共に本発明の実施例の原理を説明するために使用される。
例示的な一実施例に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。 例示的な一実施例に係るＭＡＣフレームの概略構成図である。 例示的な一実施例に係るハイスループット制御ドメインの模式図である。 例示的な一実施例に係るハイスループット制御中間サブドメインの模式図である。 例示的な一実施例に係る別のデータ伝送方法の概略フローチャートである。 例示的な一実施例に係る独立したマルチ接続集約伝送の模式図である。 例示的な一実施例に係る同時マルチ接続集約伝送の模式図である。 例示的な一実施例に係るデータ伝送装置のブロック図である。 例示的な一実施例に係る別のデータ伝送装置のブロック図である。 例示的な一実施例に係るデータ伝送の装置のためのブロック図である。

ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を添付の図面に示す。以下の説明が添付の図面を参照する場合、特に断らない限り、異なる図面における同じ数字は、同じまたは類似の要素を示す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本発明に一致するすべての実施形態を表すわけではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されるような本発明のいくつかの態様と一致する装置および方法の単なる例である。

本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を限定することを意図していない。本開示の実施例および添付の特許請求の範囲で使用される単数形の「１種類」、「前記」および「該」は、文脈で他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「および／または」とは、１つまたは複数の関連する列挙された項目の任意のまたはすべての可能な組み合わせを含むことを指す。

なお、本開示の実施例において、第１、第２、第３等の用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報はこれらの用語に限定すべきではない。これらの用語は、単に同じ種類の情報を互いに区別するために使用される。例えば、本開示の実施例範囲から逸脱しない限り、第１の情報は第２の情報と呼ぶこともでき、同様に、第２の情報は第１の情報と呼ぶこともできる。文脈によっては、ここで使用される単語「すれば」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答して」として解釈することができる。

本開示の実施例に係る実行主体は、無線通信ネットワーク、特にＷｉ-ＦｉネットワークのＩＥＥＥ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ／ｎ／ａｃの規格の下で、および次世代のＷｉ－ＦｉネットワークにおけるＩＥＥＥ８０２．１１ｂｅの規格の下でのネットワークデバイスを含むが、これらに限定されない。ここで、ネットワークデバイスには、Ｗｉ－Ｆｉルーターなどの無線（ＡＰ、Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ）アクセスポイントデバイス、無線局（ＳＴＡ、Ｓｔａｔｉｏｎ）、ユーザ端末、ユーザノード、モバイル端末又はタブレットなどが含まれるが、これらに限定されない。

本開示の実施例の一適用シナリオは、データフレーム伝送のサービス品質（ＱｏＳ、Ｑｕａｌｉｔｙ ｏｆ Ｓｅｒｖｉｃｅ）を確保するために、異なる上位層データに基づくデータフレームに対して異なるアクセスメディアの優先度を定義する必要があるということである。複数の周波数帯域の集約及び協同技術データ通信について、現在、アクセスメディアの優先度が異なるデータフレームを定義する方法はない。

図１に示すように、この例示的な実施例は、データ伝送方法を提供し、データ伝送方法は、無線通信の第１の通信端末に適用可能であり、上記データ伝送方法は、
同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームを生成しステップ１０１であって、複数の第１のデータフレームは同じＴＩＤを含み、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームは、複数の伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであるステップ１０１と、
複数の伝送接続を使用して、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを送信するステップ１０２と、を含む。

ここで、無線通信は、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂｅなどの規格を用いたＷｉ－Ｆｉ通信であってもよく、第１の通信端末と第２の通信端末は、Ｗｉ－Ｆｉ通信における無線局（ＳＴＡ、Ｓｔａｔｉｏｎ）と無線アクセスポイント（ＡＰ、Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ）などであってもよい。第１のデータフレームは、複数の伝送接続でそれぞれ伝送されるデータフレームであってもよい。第１のデータフレームは、メディアアクセス制御プロトコルデータフレーム（ＭＰＤＵ、Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｕｎｉｔ）又は集約メディアアクセス制御プロトコルデータフレーム（Ａ－ＭＰＤＵ、Ａｇｇｒｅｇａｔｉｏｎ Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｕｎｉｔ）などであってもよい。

ここで、各伝送接続はそれぞれ１つの伝送周波数帯域を占有し、複数の伝送接続は複数の伝送周波数帯域を占有し、ここで、伝送周波数帯域は、２．４ＧＨｚ、５．８ＧＨｚ及び６－７ＧＨｚなどの複数のＷｉ－Ｆｉ動作周波数帯域であってもよいし、伝送周波数帯域が占有する帯域幅の周波数範囲であってもよい。ここで、各伝送周波数帯域が占有する帯域幅の周波数範囲は、同じＷｉ－Ｆｉ動作周波数帯域に属してもよいし、異なるＷｉ－Ｆｉ動作周波数帯域に属してもよい。第１のデータフレームは複数であってもよく、複数の第１のデータフレームは、複数の伝送接続でそれぞれ伝送でき、ここで、複数の第１のデータフレームは、２つ以上のデータフレームであってもよい。

ＳＴＡなどの第１の通信端末は、ＭＡＣ層において、特定のフレーム構造に従って上位層のデータコンテンツをデータフレームにカプセル化して、物理層コンバージェンスプロトコル（ＰＬＣＰ、Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｌａｙｅｒ Ｃｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）サブ層を介して処理してから、ポート物理層（ＰＨＹ）を介して送信する。

ここで、同じタイプのデータコンテンツは、同じタイプを有するデータコンテンツであってもよい。例えば、高いリアルタイム伝送が必要なデータコンテンツを１つのカテゴリに分類し、高い信頼性が必要なデータコンテンツを１つのカテゴリに分類することができる。同じデータコンテンツタイプに基づいて生成された第１のデータフレームに同じＴＩＤを設定することができる。

データコンテンツに対応するタイプは、音声データ、ビデオデータ又は他のデータタイプを含んでもよい。他のデータタイプには、超高信頼性および超低遅延通信（ＵＲＬＬＣ、Ｕｌｔｒａ Ｒｅｌｉａｂｌｅ ＆ Ｌｏｗ Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）ＵＲＬＬＣサービスデータなどが含まれるが、これに限定されない。

データコンテンツＷｉ－Ｆｉマルチメディアは、異なる上位層データのデータコンテンツタイプのデータフレームに対して、様々なアクセスメディア優先度キューを定義し、アクセスメディア優先度は、音声優先度、ビデオ優先度、ベストエフォート（Ｂｅｓｔ Ｅｆｆｏｒｔ）優先度、及びバックグラウンド（Ｂａｃｋ Ｇｒｏｕｎｄ）優先度などを含んでもよい。データコンテンツタイプによってアクセスメディア優先度が異なり、高いリアルタイム伝送が必要なデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、音声優先度にすることができ、大量のデータのデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、ビデオ優先度にすることができ、高い信頼性が必要なデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、ベストエフォート優先度にすることができ、通常の伝送に必要なデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、バックグラウンド優先度にすることができる。データフレームを送信する場合、データフレームのアクセスメディア優先度キューに基づいて送信する。例えば、アクセスメディア優先度が高いデータフレームが最初に送信される。

ここで、ＭＡＣ層において上位層データがデータフレームにカプセル化される場合、データフレームにトラフィック識別子（ＴＩＤ）を設定することができる。同じデータコンテンツタイプに基づくデータフレームは同じＴＩＤで設定することができ、異なるデータコンテンツタイプのデータフレームは異なるＴＩＤを有する。異なるＴＩＤは、異なるアクセスメディア優先度を表すことができる。このように、同じデータコンテンツタイプのデータフレームは同じアクセスメディア優先度を有する。

ＭＡＣフレームヘッダーの所定の位置にＴＩＤを設定することができ、例えば、ＭＡＣフレームヘッダーの予約ビットにＴＩＤを設定することができる。ＴＩＤは３ビットを占有することができ、異なる値で異なるＴＩＤを表し、さらに異なるアクセスメディア優先度を表すことができる。

第１の通信端末は、第１のデータフレームを送信するとき、先に第１のデータフレームのＴＩＤを読み取り、次に第１のデータフレームのアクセスメディア優先度を決定することができる。第１のデータフレームを、送信のためにアクセスメディア優先送信キューに配置することができる。第１の通信端末は、各送信キューのアクセスメディア優先度に基づいて、アクセスメディア優先度の降順で送信することができる。

第１のデータフレームは、複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信され、第２の通信端末によって受信されることができる。第２の通信端末は、Ｗｉ－Ｆｉ通信におけるＳＴＡ、ＡＰなどであってもよい。ここで、複数の伝送接続の周波数帯域カバレッジエリアは異なり、複数の伝送接続は同時にデータフレームを伝送することができ、さらにデータフレームの伝送速度を向上させ、データフレームの伝送効率を向上させることができる。

このように、同じタイプのデータコンテンツに基づく第１のデータフレームは同じＴＩＤを有し、ひいては、同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームは、複数の伝送接続で伝送される場合、同じアクセスメディア優先度を有する。これにより、各伝送接続が同じアクセスメディア優先度の第１のデータフレームを伝送するときに、所望のＱｏＳを満たすことができ、異なるタイプのデータコンテンツの実際のＱｏＳが不安定になるという現象を減少させる。同時に、複数の伝送接続を使用することにより、伝送効率が向上する。

一実施例では、複数の伝送接続を使用して、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを送信するステップは、
伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、第１のデータフレームを送信するステップを含む。

第１の伝送接続の周波数帯域は第２の伝送接続の周波数帯域とは異なっている。

異なる伝送接続の通信負荷は異なる。第１の通信端末が複数の伝送接続のうちの１つの伝送接続で第１のデータフレームを伝送するとき、この伝送接続の通信状况などが第１のデータフレームの伝送要件を満たさなくなった場合、第１のデータフレームを複数の伝送接続のうちの別の伝送接続に変換して送信することができる。第１のデータフレームは、伝送接続を変換するとき、ＴＩＤが変更されない。

伝送接続の切り替え条件は、第１の伝送接続の通信状况に応じて設定することができ、例示的に、第１の伝送接続が外部から干渉された場合、第１のデータフレームを、第１の伝送接続を使用して伝送することから、第２の伝送接続を使用して伝送することに変換することができる。

物理アクセス制御マルチリンク論理エンティティ（ＭＡＣ ＭＬＬＥ、Ｍｕｌｔｉ－Ｌｉｎｋ Ｌｏｇｉｃ Ｅｎｔｉｔｙ）によって、第１のデータフレームの伝送接続を変換することができ、第１の伝送接続における第１のデータフレームのＴＩＤが維持され得る。

このように、第１のデータフレームの伝送接続が変換される場合、アクセスメディア優先度に基づいて、変換後の伝送接続を選択することができ、伝送接続が変換された後、この第１のデータフレームのアクセスメディア優先度を有しないことに起因する、同じタイプのデータコンテンツの実際のＱｏＳが不安定になるという現象を減少することができる。

一実施例では、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、第１のデータフレームを送信するステップの前に、この方法は、
第１の伝送接続を使用して、第２のデータフレームを送信するステップをさらに含み、
第２のデータフレームは、第２の伝送接続の周波数帯域を示す周波数帯域情報を含む。

ここで、第２のデータフレームは、第１のデータフレームの前に送信されたデータフレームである。第１のデータフレームと第２のデータフレームは、同じタイプのデータコンテンツに基づいて生成されたデータフレームであってもよい。第２のデータフレームは第２の伝送接続を含み、第２のデータフレームの後に第２の伝送接続を使用して後続のデータフレームを受信するように第２の通信端末に指示する。第２の通信端末は、第２のデータフレームが周波数帯域情報を含むことを受信した後、周波数帯域情報に基づいて第２の伝送接続の周波数帯域を決定し、第２の伝送接続で、第２のデータフレームの後に送信されたデータフレームを受信する。

第１のデータフレームの前に送信された第２のデータフレームに含まれる周波数帯域情報によって、データフレームを受信するために第２の伝送接続に切り替えるように第２の通信端末に指示する。このように、ユーザデバイスは、データフレームを受信するために第２の伝送接続に切り替える必要があることを事前に知ることができ、ユーザデバイスが切り替わらない、または時間内に切り替わらないことに起因するデータフレームの受信失敗を減らすことができる。

一実施例では、周波数帯域情報は、第２のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第１の所定の位置にある。

図２に示すようなＭＡＣ層のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインに所定の位置を設定することができる。

図３に示すように、周波数帯域情報は、ハイスループット（ＨＴ、Ｈｉｇｈ－Ｔｈｒｏｕｇｈｐｕｔ）制御中間（Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｍｉｄｄｌｅ）サブドメインに設定することができる。ここで、ＶＨＴは、非常に高いスループット（Ｖｅｒｙ Ｈｉｇｈ Ｔｈｒｏｕｇｈｐｕｔ）を表し、ＡＣは、アクセスカテゴリ（Ａｃｃｅｓｓ Ｃａｔｅｇｏｒｙ）を表す。

例示的に、図４に示すように、周波数帯域情報は、ＨＴ制御中間サブドメインにおけるＢ２５～Ｂ２８４予約ビットを使用して設定することができる。例えば、２ビットを使用して、切り替えられる周波数帯域、すなわち、第２の伝送接続の周波数情報を識別することができる。ここで、ＨＴ ＮＤＰは、ハイスループットデータパケット（Ｈｉｇｈ Ｔｈｒｏｕｇｈｐｕｔ Ｎｕｌｌ Ｄａｔａ Ｐａｃｋｅｔ）を表す。

一実施例では、伝送接続の切り替え条件が満たされていることは、
第１の伝送接続の負荷が負荷閾値よりも高いことと、
第１の伝送接続の通信品質が品質閾値よりも低いこととのうちの１つを含む。

ここで、第１の伝送接続の負荷が負荷閾値よりも高い場合、第１のデータフレームを、伝送のために第２の送信接続に変換してもよい。

第１の伝送接続の通信品質が品質閾値よりも低い場合、第１のデータフレームを、伝送のために第２の伝送接続に変換してもよい。ここで、通信品質は、通信信号の信号対雑音比などを含んでもよい。

一実施例では、伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、第１のデータフレームを送信するステップの前に、方法は、
第２の通信端末から送信された第３のデータフレーム又は管理フレームを受信するステップであって、第３のデータフレーム又は管理フレームには、マルチ伝送接続変換能力情報が含まれるステップをさらに含み、
伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、第１のデータフレームを送信するステップは、
マルチ伝送接続変換能力情報が、第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有することを示し、かつ伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、第１のデータフレームを送信するステップを含む。

第１の通信端末と第２の通信端末がマルチ伝送接続のデータ伝送を行う前に、第１の通信端末と第２の通信端末は、管理フレーム又はデータフレームに含まれるマルチ伝送接続変換能力情報に基づいて、相手がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有するか否かを互に決定することができる。相手がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有すると決定された後、マルチ伝送接続伝送を行い、及び／又はデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する。

例示的に、第１の通信端末は、マルチ伝送接続変換能力情報に基づいて、第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有しないと決定したとき、伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、第１の通信端末は、依然として第１の伝送接続によって第１のデータフレームを送信する。第１の通信端末は、第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有すると決定した場合、送信のために第１のデータフレームを第２の伝送接続に変換することができる。

具体的に、ＳＴＡは、プローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、又は認証要求フレームなどの管理フレームにマルチ伝送接続変換能力情報を含むことができ、ＡＰは、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション応答フレーム、または認証応答フレームなどの管理フレームにマルチ伝送接続変換能力情報を含むことができる。

一実施例では、第１のデータフレームは、フレームタイプ識別情報をさらに含み、
フレームタイプ識別情報は、第１のデータフレームが複数の伝送接続を使用して送信された集約データフレームであるか否かを示す。

ここで、フレームタイプ識別情報は、第１のデータフレームに含まれ得る。第２の通信端末は、第１のデータフレームを受信した後に、フレームタイプ識別情報に基づいて第１のデータフレームのタイプを決定する。第１のデータフレームが複数の伝送接続によって送信された集約データフレームである場合、この第１のデータフレームと、他の複数の伝送接続によって送信された集約データフレームとを組み合わせてデコードすることができる。

一実施例では、フレームタイプ識別情報は、第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第２の所定の位置にある。

例示的に、図４に示すように、ＨＴ制御中間サブドメインにおけるＢ２０とＢ２１との２ビットを使用して、フレームタイプ識別情報を設定することができる。ここで、ＨＴ制御中間サブドメインは、ＱｏＳドメインのＨＴにある。

一実施例では、ＴＩＤは、第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのサービス品質（ＱｏＳ）ドメインにおける第３の所定の位置にある。

図２に示すようなＭＡＣ層データフレームのＱｏＳドメインにＴＩＤを設定することができ、ここで、ＱｏＳドメインは、ＭＡＣ層データフレームのＭＡＣフレームヘッダーの位置にある。ここで、ＴＩＤは３ビットを占有することができる。

一実施例では、複数の伝送接続を使用して、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを送信するステップは、
独立したマルチ接続集約伝送を使用して、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを送信するステップと、
同時マルチ接続集約伝送を使用して、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを送信するステップとのうちの少なくとも１つを含む。

複数の伝送接続は、図６に示すような独立したマルチ接続集約伝送と図７に示すような同時マルチ接続集約伝送とを含む。

図６に示すように、独立したマルチ接続集約伝送を使用して第１のデータフレームを送信する場合、各伝送接続の第１のデータフレームは独立して伝送され、独立して伝送されるマルチ接続集約伝送で使用される複数の伝送接続は、時間領域においてそれぞれのスケジューリング要件に基づいて決定することができ、同期を維持する必要がない。

図７に示すように、同時マルチ接続集約伝送を使用して第１のデータフレームを送信する場合、各伝送接続間で第１のデータフレームを送信する際の同期伝送を実現することができる。各伝送接続における第１のデータフレームを送信する際の送受信時間を一致させることができる。

図５に示すように、この例示的な実施例は、データ伝送方法を提供し、データ伝送方法は無線通信の第２の通信端末に適用可能であり、
複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップ２０１であって、複数の第１のデータフレームは、同じタイプのデータコンテンツに基づいて生成され、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームは、各伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであるステップ２０１を含む。

ここで、無線通信は、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂｅなどの規格を用いたＷｉ－Ｆｉ通信であってもよく、第１の通信端末と第２の通信端末は、Ｗｉ－Ｆｉ通信におけるＳＴＡとＡＰなどであってもよい。第１のデータフレームは、複数の伝送接続でそれぞれ伝送されるデータフレームであってもよい。第１のデータフレームは、ＭＰＤＵ又はＡ－ＭＰＤＵなどであってもよい。

ここで、各伝送接続はそれぞれ１つの伝送周波数帯域を占有し、複数の伝送接続は複数の伝送周波数帯域を占有し、ここで、伝送周波数帯域は、２．４ＧＨｚ、５．８ＧＨｚ及び６－７ＧＨｚなどの複数のＷｉ－Ｆｉ動作周波数帯域であってもよいし、伝送周波数帯域が占有する帯域幅の周波数範囲であってもよい。ここで、各伝送周波数帯域が占有する帯域幅の周波数範囲は、同じＷｉ－Ｆｉ動作周波数帯域に属してもよいし、異なるＷｉ－Ｆｉ動作周波数帯域に属してもよい。第１のデータフレームは複数であってもよく、複数の第１のデータフレームは、複数の伝送接続でそれぞれ伝送されてもよく、ここで、複数の第１のデータフレームは、２つ以上のデータフレームであってもよい。

ＳＴＡなどの第１の通信端末は、ＭＡＣ層において、特定のフレーム構造に従って上位層のデータコンテンツをデータフレームにカプセル化して、ＰＬＣＰサブ層によって処理してから、ＰＨＹを介して送信する。

ここで、同じタイプのデータコンテンツは、同じタイプを有するデータコンテンツであってもよい。例えば、高いリアルタイム伝送が必要なデータコンテンツを１つのカテゴリに分類し、高い信頼性が必要なデータコンテンツを１つのカテゴリに分類することができる。同じデータコンテンツタイプに基づいて生成された第１のデータフレームに同じＴＩＤを設定することができる。

データコンテンツに対応するタイプは、音声データ、ビデオデータ又は他のデータタイプを含んでもよい。他のデータタイプには、ＵＲＬＬＣサービスデータなどが含まれるが、これに限定されない。

データコンテンツＷｉ－Ｆｉマルチメディアは、異なる上位層データのデータコンテンツタイプのデータフレームに対して、様々なアクセスメディア優先度キューを定義し、アクセスメディア優先度は、音声優先度、ビデオ優先度、ベストエフォート優先度、及びバックグラウンド優先度などを含んでもよい。データコンテンツタイプによってアクセスメディア優先度が異なり、高いリアルタイム伝送が必要なデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、音声優先度にすることができ、大量のデータのデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、ビデオ優先度にすることができ、高い信頼性が必要なデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、ベストエフォート優先度にすることができ、通常の伝送に必要なデータコンテンツのアクセスメディア優先度は、バックグラウンド優先度にすることができる。データフレームを送信する場合、データフレームのアクセスメディア優先度キューに基づいて送信する。例えば、アクセスメディア優先度が高いデータフレームが最初に送信される。

ここで、ＭＡＣ層において上位層データがデータフレームにカプセル化された場合、データフレームにトラフィック識別子（ＴＩＤ）を設定することができる。同じデータコンテンツタイプに基づくデータフレームは同じＴＩＤで設定することができ、異なるデータコンテンツタイプのデータフレームは異なるＴＩＤを有する。異なるＴＩＤは、異なるアクセスメディア優先度を表すことができる。このように、同じデータコンテンツタイプのデータフレームは同じアクセスメディア優先度を有する。

ＭＡＣフレームヘッダーの所定の位置にＴＩＤを設定することができ、例えば、ＭＡＣフレームヘッダーの予約ビットにＴＩＤを設定することができる。ＴＩＤは３ビットを占有することができ、異なる値で異なるＴＩＤを表し、さらに異なるアクセスメディア優先度を表すことができる。

第１の通信端末は、第１のデータフレームを送信するとき、先に第１のデータフレームのＴＩＤを読み取り、次に第１のデータフレームのアクセスメディア優先度を決定することができる。第１のデータフレームを、送信のためにアクセスメディア優先送信キューに配置することができる。第１の通信端末は、各送信キューのアクセスメディア優先度に基づいて、アクセスメディア優先度の降順で送信することができる。

第１のデータフレームは、複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信され、第２の通信端末によって受信されることができる。第２の通信端末は、Ｗｉ－Ｆｉ通信におけるＳＴＡ、ＡＰなどであってもよい。ここで、複数の伝送接続の周波数帯域カバレッジエリアは異なり、複数の伝送接続は同時にデータフレームを伝送することができ、さらにデータフレームの伝送速度を向上させ、データフレームの伝送効率を向上させることができる。

このように、同じタイプのデータコンテンツに基づく第１のデータフレームは同じＴＩＤを有し、ひいては、同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームは、複数の伝送接続で伝送される場合、同じアクセスメディア優先度を有する。これにより、各伝送接続が同じアクセスメディア優先度の第１のデータフレームを伝送するときに、所望のＱｏＳを満たすことができ、異なるタイプのデータコンテンツの実際のＱｏＳが不安定になるという現象を減少させる。同時に、複数の伝送接続を使用することにより、伝送効率が向上する。

一実施例では、複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップは、
複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続が第１のデータフレームを受信するステップであって、第１のデータフレームは、複数の伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用して送信されるように予め構成されているステップを含む。

第１の伝送接続の周波数帯域は第２の伝送接続の周波数帯域とは異なっている。

第１の伝送接続の周波数帯域は第２の伝送接続の周波数帯域とは異なっている。

異なる伝送接続の通信負荷は異なる。第１の通信端末が複数の伝送接続のうちの１つの伝送接続で第１のデータフレームを伝送するとき、この伝送接続の通信状况などが第１のデータフレームの伝送要件を満たさなくなった場合、第１のデータフレームを複数の伝送接続のうちの別の伝送接続に変換して送信することができる。第１のデータフレームは、伝送接続を変換するとき、ＴＩＤが変更されない。

伝送接続の切り替え条件を予め設定することができ、伝送接続の切り替え条件は、第１の伝送接続の通信状况に応じて設定することができ、例示的に、第１の伝送接続が外部から干渉された場合、第１のデータフレームを、第１の伝送接続を使用して伝送することから、第２の伝送接続を使用して伝送することに変換することができる。

物理アクセス制御ＭＡＣ ＭＬＬＥによって、第１のデータフレームの伝送接続を変換することができ、第１の伝送接続における第１のデータフレームのＴＩＤが維持され得る。

このように、第１のデータフレームの伝送接続が変換される場合、アクセスメディア優先度に基づいて、変換後の伝送接続を選択することができ、伝送接続が変換された後、この第１のデータフレームのアクセスメディア優先度を有しないことに起因する、同じタイプのデータコンテンツの実際のＱｏＳが不安定になるという現象を減少することができる。

一実施例では、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続が第１のデータフレームを受信するステップの前に、この方法は、
第１の伝送接続を使用して送信された第２のデータフレームを受信するステップをさらに含み、
第２のデータフレームは、第２の伝送接続の周波数帯域を示す周波数帯域情報を含む。

ここで、第２のデータフレームは、第１のデータフレームの前に送信されたデータフレームである。第１のデータフレームと第２のデータフレームは、同じタイプのデータコンテンツに基づいて生成されたデータフレームであってもよい。第２のデータフレームは第２の伝送接続を含み、第２のデータフレームの後に第２の伝送接続を使用して後続のデータフレームを受信するように第２の通信端末に指示する。第２の通信端末は、第２のデータフレームが周波数帯域情報を含むことを受信した後、周波数帯域情報に基づいて第２の伝送接続の周波数帯域を決定し、第２の伝送接続で、第２のデータフレームの後に送信されたデータフレームを受信する。

第１のデータフレームの前に送信された第２のデータフレームに含まれる周波数帯域情報によって、データフレームを受信するために第２の伝送接続に切り替えるように第２の通信端末に指示する。このように、ユーザデバイスは、データフレームを受信するために第２の伝送接続に切り替える必要があることを事前に知ることができ、ユーザデバイスが切り替わらない、または時間内に切り替わらないことに起因するデータフレームの受信失敗を減らすことができる。一実施例では、周波数帯域情報は、第２のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第１の所定の位置にある。

図２に示すようなＭＡＣ層のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインに所定の位置を設定することができる。

図３に示すように、周波数帯域情報は、ＨＴ制御中間サブドメインに設定することができる。

例示的に、図４に示すように、周波数帯域情報は、ＨＴ制御中間サブドメインにおけるＢ２５～Ｂ２８４予約ビットを使用して設定することができる。例えば、２ビットを使用して、切り替えられる周波数帯域、すなわち、第２の伝送接続の周波数情報を識別することができる。

一実施例では、第２の伝送接続がデータフレームを受信するステップの前に、該方法は、
第１の通信端末に管理フレーム又は第３のデータフレームを送信するステップであって、第１の通信端末に送信された管理フレーム又は第３のデータフレームには、マルチ伝送接続変換能力情報が含まれるステップをさらに含み、
マルチ伝送接続変換能力情報は、第２の通信端末が、データフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有するか否かを示す。

第２の通信端末から送信された第３のデータフレーム又は管理フレームを受信し、第３のデータフレーム又は管理フレームには、マルチ伝送接続変換能力情報が含まれ、
伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、第１のデータフレームを送信するステップは、
マルチ伝送接続変換能力情報が、第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有することを示し、かつ、伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、第１のデータフレームを送信するステップを含む。

第１の通信端末と第２の通信端末がマルチ伝送接続のデータ伝送を行う前に、第１の通信端末と第２の通信端末は、管理フレーム又はデータフレームに含まれるマルチ伝送接続変換能力情報に基づいて、相手がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有するか否かを互に決定することができる。相手がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有すると決定された後、マルチ伝送接続伝送を行い、及び／又はデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する。

例示的に、第１の通信端末は、マルチ伝送接続変換能力情報に基づいて、第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有しないと決定したとき、伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、第１の通信端末は、依然として第１の伝送接続によって第１のデータフレームを送信する。第１の通信端末は、第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有すると決定した場合、送信のために第１のデータフレームを第２の伝送接続に変換することができる。

具体的に、ＳＴＡは、プローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、又は認証要求フレームなどの管理フレームにマルチ伝送接続変換能力情報を含むことができ、ＡＰは、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション応答フレーム、または認証応答フレームなどの管理フレームにマルチ伝送接続変換能力情報を含むことができる。

一実施例では、この方法は、
第１のデータフレームに含まれるフレームタイプ識別情報を取得するステップと。
フレームタイプ識別情報が、第１のデータフレームが複数の伝送接続を使用して送信された集約データフレームであることを示している場合、受信された複数の第１のデータフレームを組み合わせてデコードするステップとをさらに含む。

ここで、第１のデータフレームにフレームタイプ識別情報が含まれ得る。第２の通信端末は、第１のデータフレームを受信した後に、フレームタイプ識別情報に基づいて第１のデータフレームのタイプを決定する。第１のデータフレームが複数の伝送接続によって送信された集約データフレームである場合、この第１のデータフレームと、他の複数の伝送接続によって送信された集約データフレームとを組み合わせてデコードすることができる。

一実施例では、フレームタイプ識別情報は、第１のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのサービス品質（ＱｏＳ）ドメインにおける第２の所定の位置にある。

例示的に、図４に示すように、ＱｏＳドメインのＨＴドメインのＨＴ制御中間サブドメインにおけるＢ２０とＢ２１との２ビットを使用して、フレームタイプ識別情報を設定することができる。

一実施例では、ＴＩＤは、第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第３の所定の位置にある。

図２に示すようなＭＡＣ層データフレームのＱｏＳドメインにＴＩＤを設定することができる。ここで、ＴＩＤは３ビットを占有することができる。

一実施例では、複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップは、
独立したマルチ接続集約伝送を使用して第１の通信端末によって送信された、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップと、
同時マルチ接続集約伝送を使用して第１の通信端末によって送信された、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップとのうちの少なくとも１つを含む。

独立したマルチ接続集約伝送を使用して、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを送信し、
同時マルチ接続集約伝送を使用して、同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを送信する。

複数の伝送接続は、図６に示すような独立したマルチ接続集約伝送と図７に示すような同時マルチ接続集約伝送とを含む。

図６に示すように、独立したマルチ接続集約伝送を使用して第１のデータフレームを送信する場合、各伝送接続の第１のデータフレームは独立して伝送され、独立して伝送されるマルチ接続集約伝送で使用される複数の伝送接続は、時間領域においてそれぞれのスケジューリング要件に基づいて決定することができ、同期を維持する必要がない。

図７に示すように、同時マルチ接続集約伝送を使用して第１のデータフレームを送信する場合、各伝送接続間で第１のデータフレームを送信する際の同期伝送を実現することができる。各伝送接続における第１のデータフレームを送信する際の送受信時間を一致させることができる。

上記の実施例のいずれかと組み合わせて、具体的な例を以下に提供する。

１、マルチ接続通信ＴＩＤの設定
デバイスまたはサイトによって実行されるマルチ伝送接続の伝送は、図６に示される独立したマルチ接続集約伝送と、図７に示される同時マルチ接続集約伝信とを含んでもよい。

サイトは上位層データを取得してＭＡＣ層で処理し、上位層で得られるデータコンテンツが同じであるため、アクセス伝送において同じアクセスメディア優先度が同じであり、この上位層データに基づく各データフレームにおけるＴＩＤを一致させることができる。具体的に、図２に示すように、データフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインにＴＩＤを設定することができ、ＴＩＤは３ビットを占有することができる。このように、この上位層データに基づくデータフレームは、各伝送接続でのアクセスメディア優先度が一致している。

送信されたデータフレームがマルチ接続集約データフレームであると識別するために、図４に示すように、ＨＴ制御中間サブドメインにおけるＢ２０とＢ２１との２つの予約ビットを使用してフレームタイプ識別情報を設定することができる。フレームタイプ識別情報は、このデータフレームがマルチ接続集約データフレームであることを示すことができる。ここで、ＨＴ制御中間サブドメインは、ＱｏＳドメインのＨＴにある。

２、マルチ接続でのＴＩＤの動的変換
（１）データ交換を行う前に、デバイスまたはサイトは、動的マルチ伝送接続変換をサポートする能力情報、すなわち、マルチ接続ＴＩＤ変換の能力情報値を管理フレームに含むことができ、具体的に、サイトは、プローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、または認証要求フレームに含むことができ、ＡＰ（Ａｃｃｅｓｓ ｐｏｉｎｔ）アクセスポイントは、ｂｅａｃｏｎビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション応答フレーム、または認証応答フレームに含むことができる。

（２）デバイスまたはサイトは、１つの伝送接続でデータを伝送し、伝送接続の通信負荷を考慮すると、この伝送接続の負荷が高すぎると、通信が混雑する可能性が高くなり、通信品質が低下するという問題がある。ＭＡＣ ＭＬＬＥは、伝送されるデータフレームを、ある伝送接続から別の伝送接続に変換することができ、データフレームは伝送接続の変換の前後で同じＴＩＤを使用する。

図４に示すように、ＨＴ制御中間サブドメインにおけるＢ２５～Ｂ２８が占有する４ビットを使用して、切り替えられる接続を識別して、次のデータフレームを伝送することができ、具体的には、２ビットを使用して、切り替えられる周波数帯域を識別することができる。

本発明の実施例は、無線通信の第１の通信端末に適用されるデータ伝送装置をさらに提供し、図８に示すように、前記データ伝送装置１００は、生成モジュール１１０と第１の送信モジュール１２０とを含み、ここで、
前記生成モジュール１１０は、同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームを生成するように構成され、ここで、複数の前記第１のデータフレームは、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を含み、ここで、同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、複数の伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであり、
前記第１の送信モジュール１２０は、複数の前記伝送接続を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するように構成される。

一実施例では、前記第１の送信モジュール１２０は、
伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信するように構成される第１の送信サブモジュール１２１を含む。

一実施例では、前記装置１００は、第２の送信モジュール１３０をさらに含み、
第２の送信モジュール１３０は、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信する前に、前記第１の伝送接続を使用して第２のデータフレームを送信するように構成され、
前記第２のデータフレームは、前記第２の伝送接続の周波数帯域を示す周波数帯域情報を含む。

一実施例では、前記周波数帯域情報は、前記第２のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第１の所定の位置にある。

一実施例では、前記伝送接続の切り替え条件が満たされていることは、
前記第１の伝送接続の負荷が負荷閾値よりも高いことと、
前記第１の伝送接続の通信品質が品質閾値よりも低いこととのうちの１つを含む。

一実施例では、前記装置１００は、
前記伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信する前に、第２の通信端末から送信された第３のデータフレーム又は管理フレームを受信するように構成される第１の受信モジュール１４０であって、前記第３のデータフレーム又は前記管理フレームには、マルチ伝送接続変換能力情報が含まれる第１の受信モジュール１４０をさらに含み、
前記第１の送信モジュール１２０は、
前記マルチ伝送接続変換能力情報が、前記第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有することを示し、かつ、伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信するように構成される第２の送信サブモジュール１２２を含む。

一実施例では、前記第１のデータフレームは、フレームタイプ識別情報をさらに含み、
前記フレームタイプ識別情報は、前記第１のデータフレームが複数の前記伝送接続を使用して送信された集約データフレームであるか否かを示す。

一実施例では、前記フレームタイプ識別情報は、前記第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第２の所定の位置にある。

一実施例では、前記ＴＩＤは、前記第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのサービス品質（ＱｏＳ）ドメインにおける第３の所定の位置にある。

一実施例では、前記第１の送信モジュール１２０は、
独立したマルチ接続集約伝送を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するように構成される第３の送信サブモジュール１２３と、
同時マルチ接続集約伝送を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するように構成される第４の送信サブモジュール１２４とのうちの少なくとも１つを含む。

本発明の実施例は、無線通信の第２の通信端末に適用されるデータ伝送装置をさらに提供し、図９に示すように、前記データ伝送装置２００は、第２の受信モジュール２１０を含み、ここで、
前記第２の受信モジュール２１０は、複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を有する複数の第１のデータフレームを受信するように構成され、ここで、複数の前記第１のデータフレームは、同じタイプのデータコンテンツに基づいて生成され、ここで、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、各伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じである。

一実施例では、前記第２の受信モジュール２１０は、
複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続によって第１のデータフレームを受信するように構成される第１の受信サブモジュール２１１であって、前記第１のデータフレームは、複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用して送信されるように予め構成されている第１の受信サブモジュール２１１を含む。

一実施例では、前記装置２００は、
前記複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続によって第１のデータフレームを受信する前に、前記第１の伝送接続を使用して送信された第２のデータフレームを受信するように構成される第３の受信モジュール２２０をさらに含み、
前記第２のデータフレームは、前記第２の伝送接続の周波数帯域を示す周波数帯域情報を含む。

一実施例では、前記周波数帯域情報は、前記第２のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第１の所定の位置にある。

一実施例では、前記装置２００は、
第２の伝送接続によってデータフレームを受信する前に、第１の通信端末に管理フレーム又は第３のデータフレームを送信するように構成される第３の送信モジュール２３０であって、前記第１の通信端末に送信された管理フレーム又は第３のデータフレームには、マルチ伝送接続変換能力情報が含まれる第３の送信モジュール２３０をさらに含み、
前記マルチ伝送接続変換能力情報は、前記第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有するか否かを示す。

一実施例では、前記装置２００は、
前記第１のデータフレームに含まれるフレームタイプ識別情報を取得するように構成される取得モジュール２４０と
前記フレームタイプ識別情報が、前記第１のデータフレームが複数の前記伝送接続を使用して送信された集約データフレームであることを示している場合、受信された複数の前記第１のデータフレームを組み合わせてデコードするように構成されるデコードモジュール２５０をさらに含む。

一実施例では、前記フレームタイプ識別情報は、前記第１のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのサービス品質（ＱｏＳ）ドメインにおける第２の所定の位置にある。

一実施例では、前記ＴＩＤは、前記第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第３の所定の位置にある。

一実施例では、前記受信モジュール２１０は、
独立したマルチ接続集約伝送を使用して前記第１の通信端末によって送信された、前記同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するように構成される第２の受信サブモジュール２１２と、
同時マルチ接続集約伝送を使用して前記第１の通信端末によって送信された、前記同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するように構成される第３の受信サブモジュール２１３とのうちの少なくとも１つを含む。

例示的な実施例では、生成モジュール１１０、第１の送信モジュール１２０、第２の送信モジュール１３０、第１の受信モジュール１４０、第２の受信モジュール２１０、第３の送信モジュール２２０、第３の送信モジュール２３０、取得モジュール２４０及びデコードモジュール２５０などは、前述の方法を実行するために１つまたは複数の中央処理装置（ＣＰＵ、Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、グラフィックプロセッサ（ＧＰＵ、Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、ベースバンドプロセッサ（ＢＰ、ｂａｓｅｂａｎｄ ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）、アプリケーション専用集積回路（ＡＳＩＣ、Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）、ＤＳＰ、プログラマブル論理デバイス（ＰＬＤ、Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ）、複雑なプログラマブル論理デバイス（ＣＰＬＤ、Ｃｏｍｐｌｅｘ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ、Ｆｉｅｌｄ－Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ（ＭＣＵ、Ｍｉｃｒｏ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ Ｕｎｉｔ）、マイクロプロセッサ（Ｍｉｃｒｏｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）、又は他の電子部品によって実現される。

図１０は、例示的な実施例に係るデータ伝送のための装置３０００のブロック図である。例えば、装置３０００は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。

図１０を参照し、装置３０００は、処理コンポーネント３００２、メモリ３００４、電源コンポーネント３００６、マルチメディアコンポーネント３００８、オーディオコンポーネント３０１０、入力／出力(Ｉ／Ｏ)インターフェース３０１２、センサコンポーネント３０１４、及び通信コンポーネント３０１６のうち１つ以上のコンポーネントを含んでもよい。

処理コンポーネント３００２は、一般的には装置３０００全体の操作、例えば、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作を制御する。処理コンポーネント３００２は、上記方法の全部または一部のステップを完成するために、命令を実行する１つまたは複数のプロセッサ３０２０を含んでもよい。なお、処理コンポーネント３００２は、処理コンポーネント３００２と他のコンポーネントとの間のインタラクションを容易にするように、１つまたは複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理コンポーネント３００２は、マルチメディアコンポーネント３００８と処理コンポーネント３００２との間のインタラクションを容易にするように、マルチメディアモジュールを含んでもよい。

メモリ３００４は、装置３０００の操作をサポートするように、様々な種類のデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置３０００で操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、及びビデオなどを含む。メモリ３００４は、スタティックランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラム可能な読み出し専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクのような、あらゆる種類の揮発性または不揮発性記憶装置又はそれらの組み合わせによって実現されてもよい。

電源コンポーネント３００６は、装置３０００の各種類のコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント３００６は、電源管理システムと、１つまたは複数の電源と、装置３０００のための電力の生成、管理及び配分に関連する他のコンポーネントとを含んでもよい。

マルチメディアコンポーネント３００８は、前記装置３０００とユーザの間に１つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(ＬＣＤ)とタッチパネル(ＴＰ)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを感知するように、１つまたは複数のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関する継続時間及び圧力も感知できる。一部の実施例において、マルチメディアコンポーネント３００８は、１つのフロントカメラ、及び／又はリアカメラを含む。装置３０００が、例えば撮影モード、ビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ、及び／又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる各フロントカメラとリアカメラは、１つの固定型の光レンズ系であってもよく、または焦点距離と光学ズーム機能を有してもよい。

オーディオコンポーネント３０１０は、オーディオ信号を出力及び／又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント３０１０は、１つのマイク(ＭＩＣ)を含み、装置３０００が、例えば呼出しモード、記録モード、音声認識モードなどの操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ３００４に記憶されるか、または通信コンポーネント３０１６を介して送信される。一部の実施例において、オーディオコンポーネント３０１０は、オーディオ信号を出力するための１つのスピーカーをさらに含む。

Ｉ／Ｏインターフェース３０１２は、処理コンポーネント３００２と周辺インターフェースモジュールの間にインターフェースを提供する。上記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、及びロックボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。

センサコンポーネント３０１４は、各方面の状態評価を装置３０００に提供するための１つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント３０１４は、装置３０００のオン／オフ状態、及び装置３０００のディスプレイとキーパッドのようなコンポーネントの相対的な位置決めを検出できる。センサコンポーネント３０１４は、さらに、装置３０００、或いは装置３０００の１つのコンポーネントの位置変化、ユーザと装置３０００とが接触しているか否か、装置３０００の方位、又は加速／減速、装置３０００の温度変化を検出できる。センサコンポーネント３０１４は、何れの物理的接触もない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサコンポーネント３０１４は、撮影アプリケーションに使用されるＣＭＯＳ、又はＣＣＤ図像センサのような光センサを含んでもよい。一部の実施例において、当該センサコンポーネント３０１４は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。

通信コンポーネント３０１６は、装置３０００と他の機器の間の有線又は無線通信を容易にするように構成される。装置３０００は、例えばＷｉＦｉ、２Ｇ、３Ｇ、或いはこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークにアクセスされてもよい。例示的な一実施例において、通信コンポーネント３０１６は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送関連情報を受信する。例示的な一実施例において、通信コンポーネント３０１６は、近距離通信を促進するように、近距離無線通信(ＮＦＣ)モジュールをさらに含む。例えば、ＮＦＣモジュールは、無線周波数認識（ＲＦＩＤ）技術、赤外線データ協会（ＩｒＤＡ）技術、超広帯域無線（ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（ＢＴ）技術、及び他の技術に基づいて、実現することができる。

例示的な一実施例において、装置３０００は、上記方法を実行するように、１つ又は複数の特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子部品によって具現化することができる。

例示的な一実施例において、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ３００４をさらに提供し、上記命令は、上記方法を実現するように装置３０００のプロセッサ３０２０によって実行できる。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＣＤ－ＲＯＭ、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスなどであってもよい。

当業者は、明細書を考慮して、ここに開示される発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本出願は、本発明の実施例のあらゆる変形、用途又は適応的な変化をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途又は適応的な変化は、本開示の一般的な原則に従い、本開示に開示されていない当技術分野における周知技術又は慣用されている技術手段を含む。明細書及び実施例は、単なる例示的なものと見なされ、本開示の真の範囲及び要旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。

なお、本開示は、以上に説明され図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲を逸脱せずに様々な修正及び変更を行うことができる。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。

Claims (15)

1. データ伝送方法であって、第１の通信端末に適用され、前記方法は、
   同じタイプのデータコンテンツに基づく複数の第１のデータフレームを生成するステップであって、複数の前記第１のデータフレームは、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を含み、同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、複数の伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであるステップと、
   複数の前記伝送接続を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するステップと、を含み、
   前記ＴＩＤは、前記第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのサービス品質（ＱｏＳ）ドメインにおける第３の所定の位置にあり、
   前記複数の前記伝送接続を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するステップは、
   伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信するステップを含む、
   ことを特徴とするデータ伝送方法。
2. 前記複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信するステップの前に、前記方法は、
   前記第１の伝送接続を使用して第２のデータフレームを送信するステップをさらに含み、
   前記第２のデータフレームは、前記第２の伝送接続の周波数帯域を示す周波数帯域情報を含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記周波数帯域情報は、前記第２のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第１の所定の位置にある、
   ことを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記伝送接続の切り替え条件が満たされていることは、
   前記第１の伝送接続の負荷が負荷閾値よりも高いことと、
   前記第１の伝送接続の通信品質が品質閾値よりも低いこととのうちの１つを含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信するステップの前に、前記方法は、
   第２の通信端末から送信された第３のデータフレーム又は管理フレームを受信するステップであって、前記第３のデータフレーム又は前記管理フレームには、マルチ伝送接続変換能力情報が含まれるステップをさらに含み、
   前記伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信するステップは、
   前記マルチ伝送接続変換能力情報が、前記第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有することを示し、かつ、伝送接続の切り替え条件が満たされている場合、予め構成された複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用する第１のデータフレームの送信を停止し、複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続を使用して、前記第１のデータフレームを送信するステップを含む、
   ことを特徴とする請求項１～４のいずれかに記載の方法。
6. 前記第１のデータフレームは、フレームタイプ識別情報をさらに含み、
   前記フレームタイプ識別情報は、前記第１のデータフレームが複数の前記伝送接続を使用して送信された集約データフレームであるか否かを示す、
   ことを特徴とする請求項１～４のいずれかに記載の方法。
7. 前記フレームタイプ識別情報は、前記第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第２の所定の位置にある、
   ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記複数の前記伝送接続を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するステップは、
   独立したマルチ接続集約伝送を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するステップと、
   同時マルチ接続集約伝送を使用して、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームを送信するステップとの少なくとも１つを含む、
   ことを特徴とする請求項１～４のいずれかに記載の方法。
9. データ伝送方法であって、第２の通信端末に適用され、前記方法は、
   複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、同じ通信識別子（ＴＩＤ）を有する複数の第１のデータフレームを受信するステップであって、複数の前記第１のデータフレームは、同じタイプのデータコンテンツに基づいて生成され、前記同じＴＩＤを有する複数の前記第１のデータフレームは、各伝送接続でのアクセスメディア優先度が同じであるステップを含み、
   前記ＴＩＤは、前記第１のデータフレームのＭＡＣフレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第３の所定の位置にあり、
   前記複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、前記同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップは、
   複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続によって第１のデータフレームを受信するステップであって、前記第１のデータフレームは、複数の前記伝送接続のうちの第１の伝送接続を使用して送信されるように予め構成されているステップを含む、
   ことを特徴とするデータ伝送方法。
10. 前記複数の前記伝送接続のうちの第２の伝送接続によって第１のデータフレームを受信するステップの前に、前記方法は、
    前記第１の伝送接続を使用して送信された第２のデータフレームを受信するステップをさらに含み、
    前記第２のデータフレームは、前記第２の伝送接続の周波数帯域を示す周波数帯域情報を含む、
    ことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 前記周波数帯域情報は、前記第２のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのＱｏＳドメインにおける第１の所定の位置にある、
    ことを特徴とする請求項１０に記載の方法。
12. 第２の伝送接続によって第１のデータフレームを受信するステップの前に、前記方法は、
    第１の通信端末に管理フレーム又は第３のデータフレームを送信するステップであって、前記第１の通信端末に送信された管理フレーム又は第３のデータフレームには、マルチ伝送接続変換能力情報が含まれるステップをさらに含み、
    前記マルチ伝送接続変換能力情報は、前記第２の通信端末がデータフレームを伝送するために伝送接続を変換する能力を有するか否かを示す、
    ことを特徴とする請求項９～１１のいずれかに記載の方法。
13. 前記第１のデータフレームに含まれるフレームタイプ識別情報を取得するステップと、
    前記フレームタイプ識別情報が、前記第１のデータフレームが複数の前記伝送接続を使用して送信された集約データフレームであることを示している場合、受信された複数の前記第１のデータフレームを組み合わせてデコードするステップと、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項９～１１のいずれかに記載の方法。
14. 前記フレームタイプ識別情報は、前記第１のデータフレームのメディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームヘッダーのサービス品質（ＱｏＳ）ドメインにおける第２の所定の位置にある、
    ことを特徴とする請求項１３に記載の方法。
15. 前記複数の伝送接続を使用して第１の通信端末によって送信された、前記同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップは、
    独立したマルチ接続集約伝送を使用して前記第１の通信端末によって送信された、前記同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップと、
    同時マルチ接続集約伝送を使用して前記第１の通信端末によって送信された、前記同じＴＩＤを有する複数の第１のデータフレームを受信するステップとの少なくとも１つを含む、
    ことを特徴とする請求項９～１１のいずれかに記載の方法。

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