JP7490832B2 - 荷電粒子線装置および荷電粒子線装置の制御方法 - Google Patents
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Description
荷電粒子線で試料を走査して走査像を取得する荷電粒子線装置であって、
前記試料に対して前記荷電粒子線をパルス照射するためのパルス機構、および前記荷電粒子線を偏向させて前記荷電粒子線で前記試料を走査する偏向器を含む光学系と、
前記光学系を制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記走査像の1画素あたりの前記荷電粒子線の滞在時間をTとし、前記荷電粒子線のパルスの周期をtとした場合に、T=n×t(ただしnは自然数)を満たすように、前記光学系を制御し、
前記制御部は、
前記試料に対する前記荷電粒子線の照射量の指定を受け付け、
指定された前記照射量に基づいて、前記周期tに対する1周期において前記荷電粒子線を前記試料に照射する時間wの比w/tを決定し、
前記比w/tに基づいて、前記パルス機構を動作させる。
試料に対して荷電粒子線をパルス照射するためのパルス機構、および前記荷電粒子線を偏向させて前記荷電粒子線で前記試料を走査する偏向器を含む光学系を含み、前記荷電粒子線で前記試料を走査して走査像を取得する荷電粒子線装置の制御方法であって、
前記走査像の1画素あたりの前記荷電粒子線の滞在時間をTとし、前記荷電粒子線のパルスの周期をtとした場合に、T=n×t(ただしnは自然数)を満たすように、前記光学系を制御し、
前記試料に対する前記荷電粒子線の照射量の指定を受け付け、
指定された前記照射量に基づいて、前記周期tに対する1周期において前記荷電粒子線を前記試料に照射する時間wの比w/tを決定し、
前記比w/tに基づいて、前記パルス機構を動作させる。
1.1. 電子顕微鏡
まず、第1実施形態に係る電子顕微鏡について図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る電子顕微鏡100の構成を示す図である。
路70と、制御部80と、入力部90と、を含む。
出領域を有する暗視野STEM検出器である。電子検出器50では、例えば、試料Sで高角度に非弾性散乱された電子を検出する。電子検出器50で電子を検出することによって、高角散乱環状暗視野像(以下、HAADF-STEM像ともいう)を取得できる。
1.2.1. 原理
電子顕微鏡100では、電子線源10から放出された電子線は、照射レンズ系30で集束されて電子プローブを形成し、走査偏向器40で電子線を偏向させることによって電子プローブで試料Sを走査する。電子顕微鏡100では、電子プローブで試料Sをラスタースキャンする。このとき、ブランキング装置20で電子線のオンとオフを周期的に切り替えることによって、試料Sに対して電子線がパルス照射される。このように電子顕微鏡100では、パルス電子線を用いて、試料Sを走査する。
れる電子線の電流量(強度)IBを示す図である。図3は、図2に示すブランキング信号SBで静電偏向器22を動作させたときに、試料Sに照射される電子線を模式的に示す図である。
てしまい、電子線のオンとオフの切り替えに起因する明暗の縞が生じる。
電子顕微鏡100では、ユーザーが電子線の照射量を指定すると、制御部80は、指定された照射量となるように、ブランキング装置20を動作させる。
ザーが入力部90を介して照射量を入力すると、入力部90が入力された照射量の情報を出力する。制御部80は、入力部90が出力した照射量の情報を受け付ける。電子線の照射量は、1画素あたりの電子線の照射量であってもよいし、1つの走査像(1回の走査)あたりの電子線の照射量であってもよい。
電子顕微鏡100では、ユーザーが像取得時間を指定すると、制御部80は、指定された像取得時間となるように電子線の走査速度を変更する。像取得時間は、1枚の走査像を取得するためにかかる時間である。
ことでT=n×tを満たしてもよい。ここで、周期tを変更した場合、比w/tが変わるため、照射量が変わってしまう。したがって、周期tを変更しても比w/tが一定になるように電子線のオンの時間wを変更してもよい。これにより、周期tを変更したことによる照射量の変化が生じない。
電子顕微鏡100は、試料Sに対して電子線をパルス照射するためのブランキング装置20、および電子線を偏向させて電子線で試料Sを走査する走査偏向器40を含む照射光学系2と、照射光学系2を制御する制御部80と、を含む。また、制御部80は、走査像の1画素あたりの電子線の滞在時間をTとし、電子線のパルスの周期をtとした場合に、T=n×t(ただしnは自然数)を満たすように、照射光学系2を制御する。
2.1. 電子顕微鏡
次に、第2実施形態に係る電子顕微鏡について、図面を参照しながら説明する。図15は、第2実施形態に係る電子顕微鏡200の構成を示す図である。以下、第2実施形態に係る電子顕微鏡200において、第1実施形態に係る電子顕微鏡100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
光をパルス照射する。光源装置210は、例えば、タイミング信号発生装置212と、パルスレーザー発生装置214と、レーザー光学系216と、を含む。
電子顕微鏡200の動作は、電子線源10にレーザー光がパルス照射されることによって、電子線源10から電子線がパルスとして放出される点を除いて、上述した電子顕微鏡100の動作と同様でありその説明を省略する。
電子顕微鏡200では、電子線をパルス照射するためのパルス機構として、電子線源10に対して光をパルス照射する光源装置210を含み、電子線源10(エミッタ102)に光がパルス照射されることによって、電子線源10から電子線がパルスとして放出される。そのため、電子顕微鏡200では、試料Sに対して電子線をパルス照射できるため、電子顕微鏡100と同様の作用効果を奏することができる。
図17は、電子線源10と光源装置210の変形例を模式的に示す図である。上述した図16に示す例では、ミラー220は、第1アノード電極104と第2アノード電極106との間に配置されており、パルスレーザー光は第1アノード電極104と第2アノード
電極106との間を通ってエミッタ102に照射された。
上述した第1実施形態および第2実施形態では、本発明に係る荷電粒子線装置が走査透過電子顕微鏡(STEM)の場合について説明したが、本発明に係る荷電粒子線装置は、これに限定されない。例えば、本発明に係る荷電粒子線装置は、イオンビームで試料を走査して走査像を取得する集束イオンビーム装置であってもよい。また、例えば、本発明に係る荷電粒子線装置は、走査電子顕微鏡(SEM)、電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)、オージェマイクロプローブ装置(Auger)などであってもよい。
信号発生装置、214…パルスレーザー発生装置、216…レーザー光学系、220…ミラー
Claims (6)
- 荷電粒子線で試料を走査して走査像を取得する荷電粒子線装置であって、
前記試料に対して前記荷電粒子線をパルス照射するためのパルス機構、および前記荷電粒子線を偏向させて前記荷電粒子線で前記試料を走査する偏向器を含む光学系と、
前記光学系を制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記走査像の1画素あたりの前記荷電粒子線の滞在時間をTとし、前記荷電粒子線のパルスの周期をtとした場合に、T=n×t(ただしnは自然数)を満たすように、前記光学系を制御し、
前記制御部は、
前記試料に対する前記荷電粒子線の照射量の指定を受け付け、
指定された前記照射量に基づいて、前記周期tに対する1周期において前記荷電粒子線を前記試料に照射する時間wの比w/tを決定し、
前記比w/tに基づいて、前記パルス機構を動作させる、荷電粒子線装置。 - 請求項1において、
前記パルス機構は、前記荷電粒子線を偏向して遮断するブランキング装置を含む、荷電粒子線装置。 - 請求項1において、
前記光学系は、前記荷電粒子線を放出する荷電粒子線源を含み、
前記パルス機構は、前記荷電粒子線源に対して光をパルス照射する光源装置を含み、
前記荷電粒子線源に光がパルス照射されることによって、前記荷電粒子線源から前記荷電粒子線がパルスとして放出される、荷電粒子線装置。 - 請求項1において、
前記試料に前記荷電粒子線が照射されることによって前記試料で発生する信号を検出する検出器を含む、荷電粒子線装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項において、
前記制御部は、T=n×t(ただしnは2以上の整数)を満たすように、前記光学系を制御する、荷電粒子線装置。 - 試料に対して荷電粒子線をパルス照射するためのパルス機構、および前記荷電粒子線を偏向させて前記荷電粒子線で前記試料を走査する偏向器を含む光学系を含み、前記荷電粒子線で前記試料を走査して走査像を取得する荷電粒子線装置の制御方法であって、
前記走査像の1画素あたりの前記荷電粒子線の滞在時間をTとし、前記荷電粒子線のパルスの周期をtとした場合に、T=n×t(ただしnは自然数)を満たすように、前記光学系を制御し、
前記試料に対する前記荷電粒子線の照射量の指定を受け付け、
指定された前記照射量に基づいて、前記周期tに対する1周期において前記荷電粒子線を前記試料に照射する時間wの比w/tを決定し、
前記比w/tに基づいて、前記パルス機構を動作させる、荷電粒子線装置の制御方法。
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