JP7490743B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理システムに関する。
近年、AR(Augmented Reality:拡張現実)を用いて、現実空間に仮想的なオブジェクトを表示する技術が注目されている。今後AR技術が更に発展していくと、街中のあらゆる空間が情報(仮想的なオブジェクト)の置場となり、仮想的なオブジェクトを広告に用いるバーチャル広告等の市場が盛り上がることが予想される。仮想的なオブジェクトを広告として用いる場合、例えば、空間に対するユーザの注目度(空間が有する価値)に応じて、各空間に仮想的なオブジェクトを表示する料金(広告料金)を決定することが考えられる。空間に対するユーザの注目度は、例えば特許文献1に示されるゴーグル型表示装置等によって検出されるユーザの視線位置に基づいて推定することが考えられる。この場合、ユーザに頻繁に視認される方向の空間ほど、ユーザの注目度が高く且つ価値が高いと判断される。
特開2019-47911号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ユーザが視認する方向までは把握できるものの、ユーザが視認する方向の先、すなわち現実空間においてユーザがどこの領域に注目しているのかまでは把握することができない。このように、従来、ユーザがどこの領域(空間)に注目しており、どの空間の価値が高いのかを適切に把握することができていなかった。
本開示は上記実情に鑑みてなされたものであり、空間が有する価値を適切に把握することができる情報処理システムに関する。
本開示の一側面に係る情報処理システムは、現実空間のオブジェクトを3次元の仮想空間に表したデータであって、現実空間のオブジェクトの位置に対応する仮想空間上の位置においてオブジェクトの形状を表す空間構造データを記憶する記憶部と、ユーザの位置、及びユーザが視認する視認方向を取得するユーザ情報取得部と、記憶部から、ユーザ情報取得部が取得したユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データを取得する構造データ取得部と、構造データ取得部によって取得された空間構造データと、視認方向とが衝突する3次元の衝突領域を推定する衝突領域推定部と、衝突領域推定部が推定した衝突領域に基づいて、3次元の空間の各領域の注目度合いを示す3次元ヒートマップを生成するヒートマップ生成部と、を備える。
この情報処理システムでは、ユーザの位置、及び視認方向に基づいて、ユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データが取得される。そして、空間構造データと視認方向とが衝突する衝突領域が推定される。空間構造データは、現実空間のオブジェクトを3次元の仮想空間に表したデータであって、現実空間のオブジェクトの位置に対応する仮想空間上の位置においてオブジェクトの形状を表す。このように、現実空間のオブジェクトの位置及び形状に対応した空間構造データと、視認方向とが衝突する衝突領域が推定されることにより、ユーザの視認方向のみならず、ユーザの視認方向の先、言い換えれば、空間においてユーザが注目している領域が確実に把握される。そして、衝突領域に基づいて、3次元の空間の各領域の注目度合いを示す3次元ヒートマップが生成されることにより、空間においてユーザが注目している領域が視覚化され、各領域(空間)の注目度合いに応じた価値を適切に把握することができる。以上のように、この情報処理システムによれば、空間が有する価値を適切に把握することができる。
本開示によれば、空間が有する価値を適切に把握することができる。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概要を説明する図である。 図2は、本実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、ユーザの視認方向の推定方法について説明する図である。 図4は、3次元ヒートマップの一例について説明する図である。 図5は、空間構造データとユーザの視認方向との衝突領域について説明する図である。 図6は、本実施形態に係る情報処理システムが行う処理を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態に係る情報処理システムに含まれる位置測位サーバ、空間構造サーバ、及び通信端末のハードウェア構成を示す図である。 図8は、変形例に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 図9は、変形例に係る情報処理システムが行う処理を示すフローチャートである。 図10は、変形例に係る3次元ヒートマップの一例について説明する図である。 図11は、変形例に係る3次元ヒートマップの一例について説明する図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示の実施形態を詳細に説明する。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示される情報処理システム1は、3次元ヒートマップを生成するシステムである。3次元ヒートマップは、3次元の現実空間において区画された複数の区画領域のそれぞれ(3次元の空間の各領域)の注目度合いを示すマップである。3次元ヒートマップの詳細については後述する。情報処理システム1は、位置測位サーバ10と、空間構造サーバ30と、ユーザが携帯する通信端末(端末)50と、を備えている。
情報処理システム1では、通信端末50が撮像した撮像画像を位置測位サーバ10に送信する。図1に示される例では、通信端末50において撮像された撮像画像として、建物Bの画像(撮像画像)P1が示されている。位置測位サーバ10は、通信端末50において撮像された撮像画像に基づいてグローバル位置情報を取得し、グローバル位置情報を通信端末50に送信する。グローバル位置情報とは、どのデバイスでも利用できる共通の座標系で示される位置情報(絶対的な位置情報)である。グローバル位置情報には、例えば、位置、方向及び傾きの情報が含まれている。グローバル位置情報は、あらかじめ生成されて位置測位サーバ10に記憶されている。グローバル位置情報の詳細については後述する。
通信端末50は、位置測位サーバ10からグローバル位置情報を取得することにより、通信端末50の位置を推定する(取得する)。そして、通信端末50は、取得したグローバル位置情報を空間構造サーバ30に送信する。空間構造サーバ30は、グローバル位置情報に応じた空間構造データを取得し、グローバル位置情報に応じた空間構造データを通信端末50に送信する。空間構造データは、現実空間のオブジェクトを3次元の仮想空間に表したデータである(詳細は後述)。空間構造データは、あらかじめ生成されて空間構造サーバ30に記憶されている。
図1に示される例では、画像P1に表示された建物Bが現実空間のオブジェクトである。したがって、建物Bに対応する空間構造データDには、3次元の仮想空間に表された建物Bのオブジェクトの形状が表されている。
また、通信端末50は、撮像画像に基づいて、ユーザの視認方向を推定する(取得する)。ユーザの視認方向とは、現実空間においてユーザが視認する方向である。なお、図1及び図2に示される通信端末50の数は1台であるが、通信端末50の数は複数であってもよい。
そして、通信端末50は、空間構造サーバ30から空間構造データを取得し、空間構造データとユーザの視認方向とが衝突する衝突領域を推定することによって、3次元ヒートマップを生成する。
図1に示される例では、ユーザは、建物Bの正面における中央付近の方向を視認している(図3参照)。このため、ユーザから建物Bの正面における中央付近に向かう方向がユーザの視認方向となる。なお、視認方向の推定方法等、視認方向の詳細については後述する。
図1及び図3に示される例では、空間構造データとユーザの視認方向とが衝突する衝突領域は、建物Bの正面における中央付近となる。その結果、図4に示されるように、3次元の空間のうち建物Bの正面における中央において注目度合いが高い3次元ヒートマップ5Bが生成される。以上の処理により、情報処理システム1では、3次元ヒートマップが生成される。
ここで、図2を参照して、位置測位サーバ10、空間構造サーバ30、及び通信端末50の機能的な構成要素について説明する。位置測位サーバ10は、機能的な構成要素として、記憶部11と、測位部12と、を有している。
記憶部11は、マップデータ100を記憶している。マップデータ100では、予め取得された撮像画像に含まれる特徴点の特徴量(例えば、輝度方向ベクトル)と、特徴点に関連付けられた絶対的な位置情報であるグローバル位置情報とが対応付けられている。マップデータ100は、例えば、3Dポイントクラウドである。マップデータ100は、対象物を複数の異なる方向から同時に撮像可能なステレオカメラ(図示省略)等によって予め撮像され、大量の撮像画像に基づいて生成される。特徴点とは、画像中において際立って検出される点であって、例えば、他の領域と比べて輝度(強度)が大きい(又は小さい)点である。特徴点のグローバル位置情報とは、特徴点に関連付けて設定されたグローバル位置情報であって、画像中の特徴点が示す領域についての現実世界におけるグローバル位置情報である。なお、各特徴点に対するグローバル位置情報の関連付けは、従来から周知の方法によって行うことができる。
記憶部11は、マップデータ100の特徴点のグローバル位置情報として3次元の位置情報を記憶している。記憶部11は、特徴点の3次元のグローバル位置情報として、例えば、特徴点の緯度、経度及び高さを記憶している。なお、記憶部11は、マップデータ100についてグローバル位置情報に応じて一定の領域毎に分割された複数の分割マップデータを記憶していてもよい。
測位部12は、通信端末50において撮像された撮像画像と、記憶部11に記憶されているマップデータ100とに基づいて、通信端末50における撮像時の通信端末50のグローバル位置情報(3次元の位置情報)を推定する。具体的には、測位部12は、マップデータ100の特徴点と、通信端末50において撮像された撮像画像の特徴点とのマッチングを行い、撮像された撮像画像に対応するマップデータ100の領域を特定する。そして、測位部12は、特定した領域に係るマップデータ100の特徴点に関連付けられたグローバル位置情報に基づいて、撮像画像の撮像位置(すなわち、撮像時における通信端末50のグローバル位置情報)を推定する。測位部12は、測位結果を通信端末50に送信する。
なお、測位結果には、グローバル位置情報に加えて撮像画像から推定される方向(ロール、ピッチ、ヨーの3次元座標中の方向)に関する情報が含まれていてもよい。また、測位部12は、通信端末50において一定の周期で撮像された撮像画像に基づいてグローバル位置情報を取得してもよいし、通信端末50からの指示を受けたタイミングで撮像された撮像画像に基づいてグローバル位置情報を取得してもよい。
空間構造サーバ30は、通信端末50から送信されたグローバル位置情報に基づいて、グローバル位置情報に応じた空間構造データを特定する。そして、空間構造サーバ30は、特定した空間構造データを通信端末50に送信する。空間構造サーバ30は、記憶部31と、特定部32とを有する。記憶部31は、グローバル位置情報と空間構造データとが対応付けられたデータ300を記憶している。特定部32は、通信端末50から送信されたグローバル位置情報と、記憶部31に記憶されているデータ300とに基づいて、通信端末50のグローバル位置情報に応じた空間構造データを特定する。そして、特定部32は、特定した空間構造データを通信端末50に送信する。
通信端末50は、例えば、無線通信を行うよう構成された端末である。通信端末50は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、PC、ゴーグル型のウェアラブル機器等である。通信端末50は、3次元ヒートマップを生成し、3次元ヒートマップを記憶する。
通信端末50では、例えばアプリケーションが実行されると、実装されたカメラによる撮像が実施される。そして、通信端末50は、撮像された撮像画像に応じて位置測位サーバ10からグローバル位置情報を取得し、当該グローバル位置情報に基づいて、空間構造サーバ30、或いは通信端末50が有する記憶媒体から、空間構造データを取得する。そして、通信端末50は、端末のユーザの視認方向を推定し(取得し)、当該視認方向と空間構造データとが衝突する衝突領域を推定し、当該衝突領域に基づいて3次元ヒートマップを生成する。通信端末50は、記憶部51と、ユーザ情報取得部52と、構造データ取得部53と、衝突領域推定部54と、ヒートマップ生成部55と、を備えている。
記憶部51は、情報処理システム1で実施される種々の処理に用いられる情報を記憶している。具体的には、記憶部51は、通信端末50が有するカメラによって撮像された撮像画像、位置測位サーバ10から取得したグローバル位置情報、ユーザの視認方向の情報、及び3次元ヒートマップ等を記憶している。撮像画像は、例えば、3次元ヒートマップの生成のためのアプリケーションの実行が開始されたタイミングで、通信端末50のカメラによる撮像によって取得される。取得された撮像画像は、記憶部51に格納され、位置測位サーバ10によるグローバル位置情報の推定、ユーザの視認方向の推定等に用いられる。
ユーザ情報取得部52は、ユーザに関する情報を取得する。具体的には、ユーザ情報取得部52は、ユーザに関する情報として、ユーザの位置及び視認方向を取得する(推定する)。
本実施形態では、ユーザ情報取得部52は、撮像画像を位置測位サーバ10に送信し、位置測位サーバ10から撮像画像に対応するグローバル位置情報を取得し、該グローバル位置情報に基づいてユーザの位置を推定する。また、本実施形態では、ユーザ情報取得部52は、通信端末50のカメラが撮像した(以下、「通信端末50が撮像した」という)撮像画像を取得し、当該撮像画像に基づいて、視認方向を推定する。
視認方向の推定方法には、以下の3つの推定方法が含まれる。以下、当該3つの推定方法について、図3に示される例を用いて説明する。図3に示される通信端末50は、ゴーグル型のウェアラブル機器であって、ユーザに装着されている。ユーザは、現実空間において建物Bにおける右側中央付近を視認している。
1つ目の推定方法である第1推定方法は、撮像画像の領域に基づいた方法である。具体的には、ユーザ情報取得部52は、ユーザの位置から撮像画像の領域に至る方向を視認方向として推定する。図3に示される例では、ユーザ情報取得部52は、ユーザの位置から画像P1の領域(建物Bの正面における中央付近の領域)に至る方向を、視認方向として推定する。つまり、第1推定方法におけるユーザの視認方向は、点状の狭い領域ではなく、撮像画像の領域全体をユーザが捉えているものと仮定して推定される。
2つ目の推定方法である第2推定方法は、撮像画像の光学中心に対応する領域である光学中心領域に基づいた方法である。具体的には、ユーザ情報取得部52は、ユーザの位置から光学中心領域に至る方向を視認方向として推定する。図3に示される例では、ユーザ情報取得部52は、ユーザの位置から画像P1の光学中心領域Cに至る方向を視認方向として推定する。
3つ目の推定方法である第3推定方法は、ユーザの注視点に対応する領域に基づいた方法である。通信端末50が、例えばゴーグル型のウェアラブル機器等であって、ユーザの視線情報を取得可能に構成されている場合には、ユーザの注視点を特定することができる。その場合、ユーザ情報取得部52は、ユーザの位置からユーザの注視点に至る方向を視認方向として推定する。図3に示される例では、ユーザ情報取得部52は、ユーザの位置からユーザの注視点Sに至る方向を視認方向として推定する。以上のように、視認方向とは、通信端末50から得られる情報に基づいて、ユーザが視認していると推測される方向のことを意味する。
構造データ取得部53は、記憶部51から、ユーザ情報取得部52が推定した(取得した)ユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データを取得する。ここで、空間構造データについて詳細に説明する。空間構造データは、現実空間のオブジェクトを3次元の仮想空間に表したデータである。空間構造データは、現実空間のオブジェクトの位置に対応する仮想空間上の位置においてオブジェクトの形状を表すデータである。例えば、現実空間においてある屋外の場所に複数の建物(複数のオブジェクト)が存在するとする。その場合、当該屋外の場所(現実空間)に対応する仮想空間の構造データには、地面のオブジェクト、及び当該屋外の場所と同じ位置に配置された複数の建物のオブジェクトが表されている。また、例えば、現実空間のある屋内の場所に椅子が存在するとする。その場合、当該屋内の場所(現実空間)に対応する仮想空間の構造データには、当該屋内の場所と同じ位置に配置された壁のオブジェクト、床のオブジェクト、天井のオブジェクト、及び椅子のオブジェクトが表されている。つまり、空間構造データにおけるオブジェクトは、現実空間におけるオブジェクトとリンクしている。なお、空間構造データは、静的なオブジェクト(基本的に動かないオブジェクト)のみの形状を表すデータであってもよい。また、空間構造データのオブジェクトには、現実空間におけるオブジェクトとリンクしていないオブジェクトが含まれていてもよい。
構造データ取得部53は、ユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データが記憶部51に記憶されている場合には、記憶部51から当該空間構造データを取得する。一方、構造データ取得部53は、ユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データが記憶部51に記憶されていない場合には、空間構造サーバ30の記憶部31から空間構造データを取得する。
衝突領域推定部54は、構造データ取得部53によって取得された空間構造データと、ユーザの視認方向とが衝突する3次元の衝突領域を推定する。衝突領域とは、空間構造データに表された3次元の仮想空間において、現実空間のユーザ(すなわち、通信端末50)の位置に対応する位置にユーザ(通信端末50)が存在すると仮定した場合に、空間構造データと、ユーザの視認方向とが衝突する3次元の領域である。具体的には、衝突領域とは、当該仮想空間において、ユーザ(通信端末50)の位置から空間構造データのオブジェクトに向かって直線を引いた際に、当該直線と最初に交差する仮想空間のオブジェクトの領域を意味する。言い換えれば、衝突領域とは、当該仮想空間において、ユーザ(通信端末50)の位置から仮想空間の一のオブジェクトまで直線を引いた場合に、当該直線が他のオブジェクトによって遮られずに当該一のオブジェクトと交差する領域を意味する。
ここで、衝突領域の推定方法について、図5に示される具体例を用いて説明する。図5は、空間構造データに表された3次元の仮想空間D1と、通信端末50との位置関係を仮想的に表した平面図である。空間構造データには、仮想空間上の位置において複数のオブジェクトX1、オブジェクトX2、オブジェクトX3、及びオブジェクトX4の形状が表されている。各オブジェクトX1~X4は、現実空間の各オブジェクトが3次元の仮想空間D1に表されたオブジェクトである。
通信端末50は、各オブジェクトX1~X4に対応する現実空間における各オブジェクトを撮像しており、通信端末50と現実空間における各オブジェクトとの位置関係は、図5と同様となっている。通信端末50の撮像対象範囲5Aは、例えば、通信端末50のカメラの光学中心を頂点として各オブジェクトに向かって錐体状に広がっている。
衝突領域推定部54は、ユーザ情報取得部52によって推定されたユーザの位置、視認方向、及び通信端末50の画角等の内部パラメータに基づいて、現実空間の通信端末50の位置に対応する仮想空間D1の位置を推定する。そして、衝突領域推定部54は、視認方向に向かって、仮想空間D1の当該位置に通信端末50が位置していると仮定して、以下のように衝突領域を推定する。すなわち、衝突領域推定部54は、仮想空間D1において、空間構造データと、視認方向とが衝突する衝突領域を推定する。具体的には、衝突領域推定部54は、視認方向における原点から直線を引いた際に、当該直線と最初に交差する仮想空間D1のオブジェクトX1~X4の領域を衝突領域として推定する。
ここで、衝突領域は、視認方向の推定方法に応じて推定される。まず、衝突領域推定部54は、空間構造データと、第1推定方法によって推定された視認領域とが衝突する衝突領域を推定する。具体的には、衝突領域推定部54は、各オブジェクトX1~X4における通信端末50側の面と、撮像画像の領域とが重なる領域である衝突領域R1を推定する。
上記第1推定方法による衝突領域の推定に加えて(或いは、上記第1推定方法による衝突領域に推定に替えて)、衝突領域推定部54は、空間構造データと、第2推定方法によって推定された視認領域とが衝突する衝突領域を推定する。具体的には、衝突領域推定部54は、図5に示されるように、オブジェクトX1における通信端末50側の面と、光学中心領域Cとが重なる領域である衝突点(衝突領域)R2を推定する。
上記第1推定方法及び上記第2推定方法による衝突領域の推定に加えて(或いはこれらの推定方法による衝突領域の推定に替えて)、通信端末50がユーザの視線情報を取得可能に構成されている場合、衝突領域推定部54は、空間構造データと、第3推定方法によって推定された視認領域とが衝突する衝突領域を推定する。具体的には、衝突領域推定部54は、図5に示されるように、オブジェクトX4における通信端末50側の面と、ユーザの注視点Sとが重なる領域である衝突点(衝突領域)R3を推定する。
例えば、衝突領域R1は、当該仮想空間において、ユーザ(通信端末50)の位置から各オブジェクトX1~X4まで直線を引いた場合に、当該直線が他のオブジェクトによって遮られずに各オブジェクトX1~X4と交差する領域である。一方、図5に示される領域R4は、オブジェクトX4における通信端末50側の表面の領域であって、撮像対象範囲5Aに含まれているが、衝突領域とはならない。これは、ユーザの位置からオブジェクトX4まで直線を引いた場合に、当該直線が他のオブジェクトX3によって遮られるためである。以上のように、衝突領域推定部54は、各視認方向の推定方法に応じた衝突領域を推定する。
ヒートマップ生成部55は、衝突領域推定部54が推定した衝突領域に基づいて3次元ヒートマップを生成する。本実施形態の3次元ヒートマップは、通信端末50周辺の空間に対してユーザが何処をどれだけ注目しているのかが視覚化されたマップである。一例として、3次元ヒートマップでは、注目度合いが高い領域は赤く表示され、注目度合いが低い領域は青く表示される等、色等によって注目度合いが表現される。ここで、現実空間のオブジェクトと、現実空間におけるユーザの視認方向とが衝突する領域は、ユーザが注目している領域といえる。そこで、通信端末50では、現実空間のオブジェクトに対応する空間構造データと、ユーザの視認方向とが衝突する衝突領域を推定することによって、3次元ヒートマップを生成する。3次元ヒートマップは、空間構造データにおける仮想空間に対応する3次元の空間において区画された複数の区画領域のそれぞれの注目度合いを示す。ヒートマップ生成部55は、通信端末50から3次元ヒートマップを集約する処理を繰り返す。これにより、3次元ヒートマップを参照することによって、所定の3次元の空間に対する一又は複数のユーザの注目度合いが把握される。
ヒートマップ生成部55は、衝突領域が推定された環境に応じて注目度合いを重み付けして3次元ヒートマップを生成する。本実施形態では、ヒートマップ生成部55は、視認方向の推定方法に応じて注目度合いを重み付けする。
ユーザの視認方向の各推定方法の信頼度は、第3推定方法(撮像画像の領域に基づいた推定方法)、第2推定方法(撮像画像の光学中心領域に基づいた推定方法)、及び第1推定方法(ユーザの注視点に基づいた推定方法)の順に高いと一般的に考えられる。これは、ユーザが実際に視認している領域である可能性は、ユーザの注視点、光学中心領域、撮像画像の領域(光学中心領域も含むより広い領域)の順に高いと考えられるためである。ヒートマップ生成部55は、3次元ヒートマップにおいて、第2推定方法に基づいて推定された衝突領域に対応する区画領域について、第1推定方法に基づいて推定された衝突領域に対応する区画領域よりも注目度合いを重く(高く)重み付けする。また、ヒートマップ生成部55は、3次元ヒートマップにおいて、第3推定方法に基づいて推定された衝突領域に対応する区画領域について、第2推定方法に基づいて推定された衝突領域に対応する区画領域よりも注目度合いを重く(高く)重み付けする。
図4に示される3次元ヒートマップ5Bの例では、画像P1の領域に基づいた衝突領域及び光学中心領域Cに基づいた衝突点に加え、ユーザの注視点Sに基づいた衝突点が推定されている(図3参照)。したがって、ヒートマップ生成部55は、光学中心領域Cに基づいた衝突領域に対応する区画領域W2の注目度合いを、画像P1の領域に基づいた衝突領域に対応する区画領域W1の注目度合いよりも重く重み付けする。そして、ヒートマップ生成部55は、ユーザの注視点Sに基づいた衝突領域に対応する区画領域W3の注目度合いを、光学中心領域Cに基づいた衝突領域に対応する区画領域W2の注目度合いよりも重く重み付けする。このようにして、ヒートマップ生成部55は、3次元ヒートマップを生成する。
そして、ヒートマップ生成部55は、生成した3次元ヒートマップを、記憶部51に格納する。本実施形態では、ヒートマップ生成部55は、例えば、撮像画像が取得される度に3次元ヒートマップを生成し、記憶部51に3次元ヒートマップを格納する処理を繰り返すことにより、通信端末50周辺の空間に対する一又は複数のユーザの注目度合いが集約された3次元ヒートマップを随時更新する。そして、ヒートマップ生成部55は、例えば、アプリケーションの表示処理が実行されると、通信端末50の画面に3次元ヒートマップ5Bを表示する(図4参照)。
次に、本実施形態に係る情報処理システム1が行う処理、具体的には3次元ヒートマップの生成に係る処理について、図6を参照して説明する。図6は、情報処理システム1が行う処理を示すフローチャートである。
図6に示されるように、情報処理システム1では、通信端末50において、ユーザの位置、及びユーザが視認する視認方向が推定される(取得される)(ステップS11)。具体的には、通信端末50は、通信端末50が撮像した撮像画像を取得し、ユーザの位置から撮像画像の領域に至る方向、及びユーザの位置から撮像画像の光学中心領域に至る方向を視認方向として取得する。
続いて、通信端末50において、ステップS11で推定されたユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データを記憶部51が保有しているか否かが判定される(ステップS12)。記憶部51が空間構造データを保有していると判定された場合(ステップS12:YES)、通信端末50において、記憶部51から空間構造データがロードされる(ステップS13)。一方、ステップS11にて推定されたユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データを記憶部51が保有していないと判定された場合(ステップS12:NO)、通信端末50において、空間構造サーバ30から、空間構造データが取得される(ステップS14)。
続いて、通信端末50において、空間構造データと、視認方向とが衝突する3次元の衝突領域及び第1衝突点が推定される(ステップS15)。すなわち、まず、通信端末50は、通信端末50の記憶部51、或いは空間構造サーバ30の記憶部31から、ユーザ情報取得部52が取得した位置及び視認方向に対応する空間構造データを取得する。そして、通信端末50は、空間構造データと撮像画像の領域に基づいて推定された視認領域とが衝突する衝突領域、及び空間構造データと光学中心領域に基づいて推定された視認領域とが衝突する第1衝突点を推定する。
続いて、通信端末50において、ユーザの注視点が特定できるか否かが判定される(ステップS16)。例えば、通信端末50がユーザの注視点を特定可能に構成されたウェアラブル機器である場合等、ユーザの注視点が特定できると判定された場合(ステップS16:YES)、通信端末50において、第2衝突点が推定される(ステップS17)。第2衝突点は、空間構造データとユーザの注視点に基づいて推定された視認領域とが衝突する衝突領域である。一方、ユーザの注視点が特定できないと判定された場合(ステップS16:NO)、処理がS18に進む。
続いて、通信端末50において、3次元ヒートマップが生成される(ステップS18)。3次元ヒートマップは、ステップS17にて第2衝突点が推定された場合には、ステップS15にて推定された衝突領域及び第1衝突点、並びに当該第2衝突点に基づいて生成され、第2衝突点が推定されない場合には、衝突領域及び第1衝突点に基づいて生成される。最後に、通信端末50において、ステップS18にて生成された3次元ヒートマップが記憶される(ステップS19)。
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の作用効果について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム1では、現実空間のオブジェクトを3次元の仮想空間に表したデータであって、現実空間のオブジェクトの位置に対応する仮想空間上の位置においてオブジェクトの形状を表す空間構造データを記憶する記憶部51と、ユーザの位置、及びユーザが視認する視認方向を取得するユーザ情報取得部52と、記憶部51から、ユーザ情報取得部52が取得したユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データを取得する構造データ取得部53と、構造データ取得部53によって取得された空間構造データと、視認方向とが衝突する3次元の衝突領域を推定する衝突領域推定部54と、衝突領域推定部54が推定した衝突領域に基づいて、3次元の空間の各区画領域(3次元の空間の各領域)の注目度合いを示す3次元ヒートマップを生成するヒートマップ生成部55と、を備えている。
本実施形態に係る情報処理システム1では、ユーザの位置、及び視認方向に基づいて、ユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データが取得される。そして、空間構造データと視認方向とが衝突する衝突領域が推定される。空間構造データは、現実空間のオブジェクトを3次元の仮想空間に表したデータであって、現実空間のオブジェクトの位置に対応する仮想空間上の位置においてオブジェクトの形状を表す。このように、現実空間のオブジェクトの位置及び形状に対応した空間構造データと、視認方向とが衝突する衝突領域が推定されることにより、ユーザの視認方向のみならず、ユーザの視認方向の先、言い換えれば、空間においてユーザが注目している領域が確実に把握される。そして、衝突領域に基づいて、3次元の空間の各領域の注目度合いを示す3次元ヒートマップが生成されることにより、空間においてユーザが注目している領域が視覚化され、各領域(空間)の注目度合いに応じた価値を適切に把握することができる。以上のように、情報処理システム1によれば、空間が有する価値を適切に把握することができる。また、情報処理システム1では、予め記憶された空間構造データが用いられて衝突領域が推定されるので、処理負荷を軽減することができるという技術的効果を奏する。
ユーザ情報取得部52は、ユーザが携帯する通信端末50が撮像した撮像画像を取得し、ユーザの位置から撮像画像の光学中心に対応する領域に至る方向を視認方向として取得する。撮像画像の光学中心に対応する領域は、実際にユーザが視認する領域に対応する確率が高い。そのような当該領域が視認方向として特定されるため、ユーザの注目度合いを精度よく表した3次元ヒートマップを生成することができる。
特に、本実施形態では、ユーザ情報取得部52は、ユーザの位置から撮像画像の領域に至る方向、ユーザの位置から撮像画像の光学中心に対応する領域に至る方向、及びユーザの位置からユーザの注視点に至る方向を視認方向として取得する。これにより、ユーザの注目度合いをより一層精度よく表した3次元ヒートマップを生成することができる。
ヒートマップ生成部55は、衝突領域が推定された環境に応じて注目度合いを重み付けして3次元ヒートマップを生成する。これにより、ユーザの注目度合いがより適切に反映された3次元ヒートマップが生成されるため、信頼性をもってユーザの注目度合いを視覚化することができる。
特に、ヒートマップ生成部55は、視認方向の推定方法に応じて注目度合いを重み付けする。これにより、例えば、視認方向が撮像画像の光学中心である場合には、当該視認方向が実際のユーザの視点を表している確率が高いと判断して注目度合いの重み付けを重く重み付けする等、ユーザの視認方向の情報元の信頼度が反映されて3次元ヒートマップが生成される。その結果、信頼性を持ってユーザの注目度合いを視覚化することができる。
特に、本実施形態では、ヒートマップ生成部55は、3次元ヒートマップにおいて、光学中心領域に基づいた衝突領域に対応する区画領域の注目度合いを、撮像画像の領域に基づいた衝突領域に対応する複数の区画領域の注目度合いよりも重く重み付けする。そして、ヒートマップ生成部55は、ユーザの注視点に基づいた衝突領域に対応する区画領域の注目度合いを、光学中心領域に基づいた衝突領域に対応する区画領域の注目度合いよりも重く重み付けする。これにより、ユーザの視認方向の情報元の信頼度を確実に反映して3次元ヒートマップを生成することができる。
次に、情報処理システム1に含まれた位置測位サーバ10、空間構造サーバ30、及び通信端末50のハードウェア構成について、図7を参照して説明する。上述の位置測位サーバ10、空間構造サーバ30、及び通信端末50は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。位置測位サーバ10、空間構造サーバ30、及び通信端末50のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
位置測位サーバ10、空間構造サーバ30、及び通信端末50における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、位置測位サーバ10の測位部12等の制御機能はプロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。
例えば、位置測位サーバ10の測位部12等の制御機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CDROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、位置測位サーバ10、空間構造サーバ30、及び通信端末50は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
例えば、情報処理システム1は、位置測位サーバ10、空間構造サーバ30、及び通信端末50を含んで構成されているとして説明したが、これに限定されず、情報処理システム1の各機能が、通信端末50のみによって実現されてもよい。
また、本実施形態では、通信端末50が、記憶部51と、ユーザ情報取得部52と、構造データ取得部53と、衝突領域推定部54と、ヒートマップ生成部55と、を備えている構成を例示した。しかしながら、情報処理システム1では、例えば、サーバが各機能的構成要素を備えていてもよい。
図8に示される情報処理システム1は、ヒートマップサーバ7を更に備えている。ヒートマップサーバ7は、記憶部71と、ユーザ情報取得部72と、構造データ取得部73と、衝突領域推定部74と、ヒートマップ生成部75と、を備えている。記憶部71、ユーザ情報取得部72、構造データ取得部73、衝突領域推定部74、及びヒートマップ生成部75の基本的な機能的構成は、上記実施形態の記憶部51、ユーザ情報取得部52、構造データ取得部53、衝突領域推定部54、及びヒートマップ生成部55と同様である。以下、本変形例の各構成要素について、上記実施形態との異なる点について説明する。
記憶部71は、通信端末50が有する送信部56から取得したユーザの位置の情報、及びユーザの視認方向の情報、並びに3次元ヒートマップ等を記憶している。送信部56は、通信端末50の記憶部51に記憶されている各情報を外部に送信する機能的構成要素である。ユーザ情報取得部72は、通信端末50からユーザの位置及びユーザの視認方向を取得する。具体的には、ユーザ情報取得部72は、撮像画像の領域に基づいた視認方向、及び撮像画像の光学中心領域に基づいた視認方向を取得する。また、ユーザ情報取得部72は、通信端末50がユーザの注視点を特定可能に構成されている場合には、ユーザの注視点に基づいた視認方向も取得する。構造データ取得部73は、空間構造サーバ30から、ユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データを取得する。
衝突領域推定部74は、衝突範囲及び第1衝突点を推定する。また、衝突領域推定部74は、ユーザの注視点に基づいた視認方向をユーザ情報取得部52が取得している場合、第2衝突点も推定する。ヒートマップ生成部75は、生成した3次元ヒートマップを記憶部71に格納する。ヒートマップ生成部75は、例えば、通信端末50のアプリケーションの表示処理が実行されると、通信端末50に3次元ヒートマップを送信する。これにより、通信端末50の画面に3次元ヒートマップが表示される(図4参照)。
次に、本変形例に係る情報処理システム1が行う処理について、図9を参照して説明する。図9は、本変形例に係る情報処理システム1が行う処理を示すフローチャートである。
図9に示されるように、情報処理システム1では、ヒートマップサーバ7において、ユーザの位置、及びユーザが視認する視認方向が取得される(ステップS21)。具体的には、ヒートマップサーバ7は、通信端末50から、グローバル位置情報に基づいたユーザの位置、撮像画像の領域に基づいた視認方向、及び撮像画像の光学中心領域に基づいた視認方向を取得する。また、ヒートマップサーバ7は、通信端末50がユーザの注視点を特定可能に構成されている場合、通信端末50から、ユーザの注視点に基づいた視認方向も取得する。
続いて、ヒートマップサーバ7において、ステップS21にて取得されたユーザの位置及び視認方向に対応する空間構造データがロードされる(ステップS22)。続いて、ヒートマップサーバ7において、衝突領域及び第1衝突点が推定される(ステップS23)。また、ステップS21にてユーザの注視点に基づいた視認方向も取得されている場合、ヒートマップサーバ7において、第2衝突点も推定される。
続いて、ヒートマップサーバ7において、ステップS23にて推定された衝突領域、第1衝突点、及び第2衝突点(推定された場合に限る)に基づいて、3次元ヒートマップが生成される(ステップS24)。最後に、ヒートマップサーバ7において、ステップS24にて生成された3次元ヒートマップが記憶される(ステップS25)。以上説明した本変形例に係る情報処理システム1でも、上記実施形態と同様の効果が奏される。
また、上記実施形態では、ユーザ情報取得部52は、視認方向の推定方法に応じて3次元ヒートマップの区画領域に対する注目度合いを重み付けした。しかしながら、注目度合いの重み付けは、衝突領域が推定された環境に応じて実施されればよい。注目度合いの重み付けは、例えば、視認方向の推定方法による条件の代わりに、或いは、視認方向の推定方法に応じた条件とともに、他の条件によって実施されてもよい。
以下、注目度合いの重み付けの他の条件について説明する。ヒートマップ生成部55は、仮想空間においてユーザの位置と衝突領域との距離に応じて注目度合いを重み付けしてもよい。例えば、室内にある椅子が現実空間のオブジェクトであって、ユーザが当該椅子に注目している場合には、ユーザとオブジェクトである椅子との距離が近い方が、ユーザがオブジェクトである椅子に対する注目度が高いと一般的にいえる。そこで、例えば、ヒートマップ生成部55は、ユーザの位置と、衝突領域(第1衝突点及び第2衝突点を含む)との距離が近いほど、注目度合いを重く重み付けする。これにより、ユーザとユーザが注目する領域との位置関係に応じて3次元ヒートマップが生成されるため、信頼性を持ってユーザの注目度合いを視覚化することができる。
なお、仮想空間においてユーザの位置と衝突領域との距離に応じた注目度合いの重み付けは、上述した例に限られない。例えば、海から当該海が見える展望台までが現実空間のオブジェクトである場合、展望台にいるユーザにおいては、木々、建物等のユーザの近くにあるオブジェクトに対する注目度よりも、海に対する注目度の方が高いと一般的にいえる。このように、現実空間においてユーザの位置とオブジェクトとが遠いほどオブジェクトに対するユーザの注目度合いが高くなると想定される場合、ヒートマップ生成部55は、ユーザの位置と、衝突領域との距離が遠いほど、注目度合いを重く重み付けしてもよい。
また、ユーザ情報取得部52は、ユーザの識別情報を更に取得し、ヒートマップ生成部55は、当該識別情報に応じて注目度合いを重み付けしてもよい。その場合、ヒートマップ生成部55は、複数の通信端末50から3次元ヒートマップを集約するものとする。ユーザ情報取得部52は、通信端末50のユーザが利用している外部のSNSサービスのアカウント情報を取得する。アカウント情報には、ユーザのフォロワー(当該アカウントによる投稿を閲覧する他のユーザ)数が含まれている。ヒートマップ生成部55は、ユーザのフォロワー数に基づいて、各区画領域の注目度合いを重み付けする。
具体的には、ヒートマップ生成部55は、フォロワー数が多いユーザが注目する区画領域ほど注目度合いを重く重み付けする。つまり、本変形例では、社会的影響力の強いユーザが注目する領域ほど注目度合いが高くなって、3次元ヒートマップが生成される。これにより、ユーザのステータスが加味されて3次元ヒートマップが生成されるため、信頼性を持ってユーザの注目度合いを視覚化することができる。なお、ユーザの識別情報は、ユーザのアカウント情報に特に限定されるものではなく、例えば、ユーザの収入であってもよい。その場合、ヒートマップ生成部55は、例えば、高収入なユーザが注目する区画領域ほど注目度合いを重く重み付けする等、ユーザの収入に応じて注目度合いを重み付けしてもよい。また、ユーザの識別情報は、例えば、ユーザの職業の業種であってもよい。その場合、ヒートマップ生成部55は、例えば、当該業種に応じて注目度合いを重み付けしてもよい。
また、ユーザ情報取得部52は、ユーザの生体情報を更に取得し、ヒートマップ生成部55は、生体情報に応じて注目度合いを重み付けしてもよい。一例として、ユーザ情報取得部52は、ユーザの生体情報としてユーザの心拍数情報を取得する。心拍数情報は、衝突領域が推定された時のユーザの心拍数の情報である。ヒートマップ生成部55は、ユーザの心拍数情報に基づいて、各区画領域の注目度合いを重み付けする。具体的には、ヒートマップ生成部55は、衝突領域が推定された時のユーザの心拍数が高いほど注目度合いを重く重み付けする。つまり、本変形例では、ユーザの心拍数が高いほどユーザが高揚している、言い換えればユーザが衝突領域をより注目していると推定されて、3次元ヒートマップが生成される。これにより、ユーザの生体反応が加味されて3次元ヒートマップが生成されるため、信頼性を持ってユーザの注目度合いを視覚化することができる。なお、ユーザの生体情報は、ユーザの心拍数情報に限定されるものではなく、例えば、脳波、脈波等であってもよい。これらの生体情報を用いることによっても、ユーザの生体反応が加味されて3次元ヒートマップが生成され、また、空間を注目しているユーザの空間に対する集中度合い、ストレス状態等を取得することができる。
なお、ヒートマップ生成部55は、各区画領域の重み付けをせずに3次元ヒートマップを生成してもよい。また、上記実施形態では、ユーザの視認方向は、撮像画像の領域、撮像画像の光学中心領域、及びユーザの注視点のそれぞれに基づいて取得された。しかしながら、ユーザの視認方向は、撮像画像の領域、撮像画像の光学中心領域、及びユーザの注視点のいずれか1つ又は2つに基づいて取得されてもよく、また、例えば、他の方法によって取得されてもよい。
また、情報処理システム1は、出力部を更に備えていてもよい。出力部は、現実空間における位置情報の入力を受付け、3次元ヒートマップに基づいて、価値情報を特定し、特定した価値情報を出力する。価値情報は、位置情報に対応する領域の注目度合いに応じた価値に関する情報である。価値情報の一例としては、所定の領域にバーチャル広告を設置した場合にかかる広告の費用が挙げられる。これにより、簡易な方法で空間の価値を適切に把握することができる。
また、ヒートマップ生成部55は、衝突領域及び視認方向に基づいて、各領域について視認される方向毎の3次元ヒートマップを生成し、出力部は、現実空間において位置情報に対応する領域について視認される方向の情報である方向情報の入力を更に受付け、入力された位置情報及び方向情報に対応する3次元ヒートマップの情報に基づいて、価値情報を出力してもよい。例えば、交差点から離れた歩道から交差点付近の建物を見た場合の人の注目度合いと比較して、多くの人が立ち止まる交差点から当該建物を見た場合の人の注目度合いの方が高いと一般的にいえる。つまり、各区画領域に対する注目度合いは、方向に応じて異なってくる。そこで、本変形例におけるヒートマップ生成部55は、衝突領域及びユーザの視認方向に基づいて、各領域について視認される方向毎の3次元ヒートマップを生成する。
具体的には、ヒートマップ生成部55は、例えば、図10に示されるように、衝突領域及びユーザの視認方向に基づいて、区画領域W4について視認される方向(視認方向)Z1、及び区画領域W4について視認され且つ方向Z1とは異なる方向(視認方向)Z2それぞれの3次元ヒートマップ5Cを生成する。一例として、方向Z1は、南東の方位を示し、方向Z2は、北東の方位を示す。
出力部は、現実空間において区画領域W4に対応する領域の位置情報、及び当該領域について視認される方向として方向Z1の方向情報の入力を受付けた場合、入力された位置情報、及び方向Z1の方向情報に対応する3次元ヒートマップの情報に基づいて、方向Z1から見た場合(すなわち、南東の方向から見た場合)の区画領域W4の価値情報を出力する。
また、出力部は、現実空間において区画領域W4に対応する領域の位置情報、及び当該領域について視認される方向として方向Z2の方向情報の入力を受付けた場合、出力部は、入力された位置情報、及び方向Z2の方向情報に対応する3次元ヒートマップの情報に基づいて、方向Z2から見た場合(すなわち、北東の方向から見た場合)の区画領域W4の価値情報を出力する。これにより、当該空間が注目される方向毎の空間の価値を適切に把握することができる。特に、本変形例による情報処理システム1によれば、例えば、現実空間のある領域において、当該領域がより注目される方向に向けて当該領域にバーチャル広告を表示する等、効果的なバーチャル広告の表示を促すことができる。
なお、3次元ヒートマップにおける各領域において視認される方向と、方向情報の情報源であって位置情報に対応する領域について視認される方向とは、互いに異なるものであってもよい。例えば、ヒートマップ生成部55が、方向Z1及び方向Z2それぞれの3次元ヒートマップ5Cを生成し、出力部が、現実空間において区画領域W4に対応する領域の位置情報及び当該領域について視認される方向として方向Z3の方向情報の入力を受付けたとする。方向Z3は、方向Z1及び方向Z2とは異なる方向であって、一例として、東の方位を示す。その場合、ヒートマップ生成部55は、方向Z1及び方向Z2それぞれの3次元ヒートマップ5Cに基づいて、区画領域W4について視認される方向Z3の注目度合いを推定し、方向Z3の3次元ヒートマップを生成する処理である補間処理を実施する。補間処理の一例としては、すでに生成されており方向Z3の最近傍である方向Z1及び方向Z2の3次元ヒートマップ5Cに基づいた線形補間が挙げられる。なお、補間処理の方法は、線形補間に限られるものではない。そして、出力部は、方向Z3の方向情報に対応する3次元ヒートマップに基づいて、方向Z3から見た場合(すなわち、東の方向から見た場合)の区画領域W4の価値情報を出力する。
また、情報処理システム1は、3次元ヒートマップにおける各領域の注目度合いに基づいて、ユーザの視認エリアを推定する推定部を更に備えてもよい。ユーザの視認エリアは、例えば、現実空間においてユーザが視認している所定の領域である。これにより、ユーザの注視点等、ユーザの視線情報を取得可能に構成されたデバイス等を有していない端末においても、ユーザの視線を把握することができる。
また、記憶部51は、空間構造データについて、空間構造データに対応するオブジェクトを示すオブジェクト情報を記憶しており、ヒートマップ生成部55は、衝突領域及びオブジェクト情報に基づいて、衝突領域に対応するオブジェクトの注目度合いを示す3次元ヒートマップを生成してもよい。
図11に示される例では、記憶部51は、空間構造データについて、空間構造データに対応するオブジェクトH1を示すオブジェクト情報、及びオブジェクトH2を示すオブジェクト情報を記憶している。オブジェクトH1及びオブジェクトH2は、現実空間において美術館の展示室に展示されている絵画に対応するオブジェクトである。そして、ヒートマップ生成部55は、衝突領域及び各オブジェクト情報に基づいて、衝突領域に対応するオブジェクトH1及びオブジェクトH2の注目度合いを示す3次元ヒートマップ5Dを生成する。
具体的には、例えば、ヒートマップ生成部55は、まず、各区画領域の注目度合いを示す3次元ヒートマップを生成する。そして、ヒートマップ生成部55は、記憶部51が記憶しているオブジェクトH1のオブジェクト情報、オブジェクトH2のオブジェクト情報、及び衝突領域に基づいて、オブジェクトH1に対応する区画領域W5をオブジェクトH1として認識し、オブジェクトH2に対応する区画領域W6をオブジェクトH2として認識する。そして、ヒートマップ生成部55は、オブジェクトH1及びオブジェクトH2の注目度合いを示す3次元ヒートマップ5Dを生成する。これにより、3次元ヒートマップに基づいて、現実空間においてユーザが注目しているオブジェクトを把握することができる。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broad-band)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-Wide Band)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
通信端末は、当業者によって、移動通信端末、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した場合においては、その要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。
本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
1…情報処理システム、5B,5C,5D…3次元ヒートマップ、50…通信端末(端末)、51,71…記憶部、52,72…ユーザ情報取得部、53,73…構造データ取得部、54,74…衝突領域推定部、55,75…ヒートマップ生成部、C…光学中心領域(撮像画像の光学中心に対応する領域)、D…空間構造データ、D1…仮想空間、H1,H2…オブジェクト、P1…画像(撮像画像)、R1…衝突領域、R2,R3…衝突点(衝突領域)、W1,W2,W3,W4,W5,W6…区画領域(領域)、Z1,Z2…方向(視認方向)。

Claims (8)

  1. 現実空間のオブジェクトを3次元の仮想空間に表したデータであって、前記現実空間のオブジェクトの位置に対応する前記仮想空間上の位置において前記オブジェクトの形状を表す空間構造データを記憶する記憶部と、
    ユーザの位置、及び前記ユーザが視認する視認方向を取得するユーザ情報取得部と、
    前記記憶部から、前記ユーザ情報取得部が取得した前記ユーザの位置及び前記視認方向に対応する前記空間構造データを取得する構造データ取得部と、
    前記構造データ取得部によって取得された前記空間構造データと、前記視認方向とが衝突する3次元の衝突領域を推定する衝突領域推定部と、
    前記衝突領域推定部が推定した前記衝突領域に基づいて、3次元の空間の各領域の注目度合いを示す3次元ヒートマップを生成するヒートマップ生成部と、を備え、
    前記現実空間における位置情報の入力を受付け、前記3次元ヒートマップに基づいて、前記位置情報に対応する領域の注目度合いに応じた価値に関する情報である価値情報を特定し、特定した前記価値情報を出力する出力部を更に備え、
    前記ヒートマップ生成部は、前記衝突領域及び前記視認方向に基づいて、前記各領域について視認される方向毎の前記3次元ヒートマップを生成し、
    前記出力部は、前記現実空間において前記位置情報に対応する領域について視認される方向の情報である方向情報の入力を更に受付け、入力された前記位置情報及び前記方向情報に対応する前記3次元ヒートマップの情報に基づいて、前記価値情報を出力する、情報処理システム。
  2. 前記ユーザ情報取得部は、
    前記ユーザが携帯する端末が撮像した撮像画像を更に取得し、
    前記ユーザの位置から前記撮像画像の光学中心に対応する領域に至る方向を前記視認方向として取得する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記ヒートマップ生成部は、前記衝突領域が推定された環境に応じて前記注目度合いを重み付けして前記3次元ヒートマップを生成する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ヒートマップ生成部は、前記視認方向の推定方法に応じて前記注目度合いを重み付けする、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記ヒートマップ生成部は、前記仮想空間において前記ユーザの位置と前記衝突領域との距離に応じて前記注目度合いを重み付けする、請求項3又は4に記載の情報処理システム。
  6. 前記ユーザ情報取得部は、前記ユーザの識別情報を更に取得し、
    前記ヒートマップ生成部は、前記識別情報に応じて前記注目度合いを重み付けする、請求項3~5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記ユーザ情報取得部は、前記ユーザの生体情報を更に取得し、
    前記ヒートマップ生成部は、前記生体情報に応じて前記注目度合いを重み付けする、請求項3~6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記記憶部は、前記空間構造データについて、前記空間構造データに対応する前記オブジェクトを示すオブジェクト情報を記憶しており、
    前記ヒートマップ生成部は、前記衝突領域及び前記オブジェクト情報に基づいて、前記衝突領域に対応する前記オブジェクトの注目度合いを示す前記3次元ヒートマップを生成する、請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理システム。
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