JP7490431B2 - 階層的縮退行列生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モデルベース開発に関連する数値解析技術に関する。その中でも特に、数値解析技術に関する。なお、モデルベース開発の対象には、燃料噴射弁などの制御装置が含まれる。
現在、システム、コンポーネントの開発では、モデルベース開発が用いられることがある。モデルベース開発では、数値解析のコストを抑えるため、モデルの縮退がなされることがある。縮退に関する従来技術として、非特許文献1がある。非特許文献1には、システム行列を残存領域の縮退システム行列を生成する過程において、以下の処理を実行している。自由度を除去する内部領域の逆行列と前記隣接領域および境界領域と前記内部領域との連結剛性の積により求められる静的モードと内部領域における固有モードを用いて、自由度を残存させる残存領域にシステム行列を縮退させている。
有限要素法固有値解析-大規模並列計算手法,矢川元基,青山裕司(2001年10月),P102-P106
非特許文献1では、縮退を行うために、部分構造に分解する。この際、各部分構造の自由度が大規模であると、膨大な計算時間と大量のコンピュータ資源を要する。例えば、静的モードの演算を行う場合、内部領域の逆行列計算が必要となることがわかる。処理対象である全体構造のモデルの自由度が大規模な場合には、大規模行列の逆行列が必要となる。このため、膨大な計算時間と大量のコンピュータ資源、例えばコンピュータのメモリなどが必要となる。
上記の課題を解決するために、本発明は、物理的物体の数値解析を行うための階層的な縮退行列を生成する階層的縮退行列生成装置において、前記物理的物体の特性を示す物理的物体データを記憶する記憶部と、前記物理的物体データのモデルに対して、階層的縮退行列を生成する演算部を有し、前記演算部が、コンピュータである前記階層的縮退行列生成装置の演算負荷および使用可能なメモリ領域を示す情報を用いて、階層レベルを示す分割の回数を特定し、前記物理的物体データのモデルの全体構造を、複数の部分構造へ特定された前記分割の回数分割し、分割された複数の部分構造のそれぞれにおける固有モードおよび静的モードを用いて、前記縮退行列を算出する階層的縮退行列生成装置である。
また、本発明には、階層的縮退行列生成装置の機能を実行させるためのプログラム、このプログラムを格納した媒体も含まれる。さらに、本発明には、階層的縮退行列生成装置を用いた縮退行列の生成方法も含まれる。
本発明によれば、モデルの縮退において、計算時間やコンピュータ資源の利用の増加を抑止することが可能になる。
Craig-Bampton法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施例における縮退システム行列の生成を示すフローチャートである。 境界領域を含む全体構造を階層的に分割し、階層的に結合する過程の処理を例示するフローチャート図である。 例示する実施形態の説明のために、例として全体構造を4分割した場合の上記縮退システム行列の各部分構造の分割する過程を示す模式図である。 例示する実施形態の説明のために、例として全体構造を4分割した場合の上記縮退システム行列の各部分構造の結合する過程を示す模式図である。 本発明の一実施例における階層的縮退行列生成装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施例における階層的縮退行列生成装置のハードウエア構成図である。
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。なお、本欄で説明する処理は、後述するように、図6に示されるいわゆるコンピュータで実行される。
まず、本実施例の従来技術であるCraig-Bampton法について、説明する。
[従来手法の説明]
図1は、Craig-Bampton法を説明するフローチャートである。Craig-Bampton法では、以下のとおり、境界領域の自由度に全体構造を縮約させている。まず、ステップ101において、物理的物体の情報が記載されたデータである物理的物体データの読み込みを行う。次に、自由度を残存させる境界領域の読み込みを行う。次に、ステップ103において、ステップ101、102で読み込んだデータを用いて、全体構造のシステム行列を生成する。次に、ステップ104において、生成されたシステム行列について、境界領域の自由を固定した場合の固有モードを演算する。次に、ステップ104において、システム行列に対して、除去される内部領域の逆行列と内部領域と保持される境界領域との連結剛性行列との積である静的モードを演算する。次に、ステップ106において、縮約行列を生成する変換行列を作成する。そして、ステップ108において、作成された変換行列をコンピュータの外部記憶領域に保存する。また、ステップ107において、変換行列に対して、縮退システム行列を演算する。そして、ステップ109において、縮退システム行列を保存する。
ここで、上述したステップのうち、本実施例の課題である計算時間やコンピュータ資源の利用の増加に関するステップ101~103について説明する。まず、ステップ101により、物理的物体データがコンピュータのメモリに格納される、また、ステップ102により、物理的物体データが内部領域iと境界領域bに分類される。次に、ステップ103により、物理的物体データをもとに質量行列M、剛性行列K、減衰行列D、荷重ベクトルFのシステム行列が生成される。このシステム行列は、数1に示すように、全体構造の運動方程式で表現される。自由度を残存する領域を定義し、縮退計算を実施する。
Figure 0007490431000001
また、自由度を残存させる境界領域の変位ubと内部領域の変位uiは、以下の数2のように表すことができる。
Figure 0007490431000002
さらに、静的モード行列Gibは、数3のように除去される内部領域の逆行列と内部領域と保持される境界領域との連結剛性行列との積により表されるとベクトルである。
また、固有モード行列Φiは数4の固有値計算によって得られた固有モードである。
Figure 0007490431000003
Figure 0007490431000004
これより、変換行列Tは、数5で表され、縮退されたシステム行列は、数6、数7、数8で演算されるが生成される。
Figure 0007490431000005
Figure 0007490431000006
Figure 0007490431000007
Figure 0007490431000008
このようにして、内部領域の変位は境界領域の変位と固有モードの線形和によって表現され、運動方程式の次元が固有モードの数と、境界領域の自由度との和に縮約される。
しかし、上述の処理では、全部分構造の自由度が大規模となった場合、膨大な演算と、コンピュータのメモリ容量や外部記憶容量などのコンピュータ資源を大量に要することになる。ここで、運動方程式の次元を縮約する場合、数3で示すように内部領域の逆行列計算が必要である。このため、上述のとおり、全体構造の自由度が大規模な場合、大規模行列の逆行列が必要となる。このため、膨大な計算時間と大量のコンピュータ資源を要することになる。
加えて、全体構造から縮退行列を生成する過程および、縮退行列の計算結果から全体構造の応答(例えば変位)を復元する過程において、全システム行列と縮退システム行列を相互に変換する行列(変換行列)が必要となる。この変換行列のサイズは、全体構造の自由度と境界領域との積となる。また、変換行列は非零が少ない。このため、全部分構造の自由度が大規模となった場合、数百万自由度を超えることがある。従って、これらの変換行列を用いた計算には、大量のコンピュータ資源と膨大な演算とが必要となる。
[階層的縮退行列の生成手法]
以下、これらの課題を解決する本実施例での階層的縮退行列の生成手法について、説明する。具体的には、図2~図4、図6、図7を用いて、階層的に処理対象である全体構造を部分構造に分割し、階層的に縮退システム行列を生成する過程について説明する。全体構造とは、物理的物体データのモデルを示すものであり、図4の階層レベル0で示される。
まず、図6に、縮退システム行列を生成する階層的縮退行列生成装置600について、説明する。図6は、階層的縮退行列生成装置600の機能ブロック図である。階層的縮退行列生成装置600は、演算部61、記憶部62、表示部63、通信部64、入力部65およびバスなどの接続部66で構成される。そして、演算部61は、階層的に縮退システム行列を生成する処理を実行する。このために、演算部61は、データ読込部611、境界領域読込部612、M,K,D,F行列作成部613、固有モード数読込部614、静的モード読込部615および縮退システム行列生成部616を有する。これら各部は、記憶部62に記憶された縮退システム行列生成プログラム601に従って演算する。なお、記憶部62には、物理的物体データ602、固有モード603、静的モード604および縮退システム行列605も格納されている。これらの内容は、後述する。なお、記憶部62に格納される各種情報の少なくとも一部を、通信部64を介して接続される他の記憶装置に格納してもよい。
また、表示部63は、演算部61の処理結果や入力部65を介して入力された情報などを表示する。通信部64は、インターネットなどのネットワークを介して、他の装置、例えば、コンピュータと接続する機能を有する。入力部65は、利用者からの入力を受け付ける機能を有する。そして、接続部66は、上述した各部を接続する機能を有する。
ここで、図7を用いて、階層的縮退行列生成装置600のハードウエア構成を説明する。階層的縮退行列生成装置600は、いわゆるコンピュータで実現される。そして、階層的縮退行列生成装置600のハードウエアは、CPU6110、記憶装置620、ディスプレイ631、ディスプレイコントローラ632、ネットワークインターフェース641、キーボード651、マウス652およびI/Oインターフェース653で構成される。
これらは、図6の機能ブロック図で示す各部と、以下の関係にある。
CPU6110 演算部61
記憶装置620 記憶部62
ディスプレイ631、ディスプレイコントローラ632 表示部63
ネットワークインターフェース641 通信部64
キーボード651、マウス652、I/Oインターフェース653 入力部65
そして、記憶装置620は、図6に示す各種情報を格納し、CPU6110からのアクセスを受け付けるRAM623、ROM624を有する。さらに、記憶装置620は、HDD621、DVD/CD622といった記憶媒体とこれへのアクセスを制御するディスクコントローラ625を有する。また、記憶媒体に縮退システム行列生成プログラム601や他の各種情報を記憶している。そして、記憶装置620は、縮退システム行列生成プログラム601を、ROM610に展開する。また、RAM608はワーキングエリアとして用いられる。
これを受けて、CPU6110はメモリにアクセスし、縮退システム行列生成プログラム601に従った処理を実行する。この処理の詳細は、図2~5を用いて、後述する。
また、ディスプレイ631は、ディスプレイコントローラ632の制御の下、各種情報を表示する。さらに、ネットワークインターフェース641は、ネットワークを介して他の装置などと接続される。
またさらに、キーボード651、マウス652が利用者からの入力を受け付ける。そして、I/Oインターフェース653が、入力された内容を、CPU6110などに通知する。
次に、図2は、境界領域を含む全体構造を階層的に分割し、階層的に縮退システム行列を生成する一例の方法を例示するフローチャート200である。以下、図2用いて、縮退システム行列を生成する処理の全体像を説明する。なお、以下のフローチャートの説明では、図6の機能ブロック図も利用する。
まず、ステップ101において、データ読込部611が、物理的物体データの読み込みを行う。データ読込部611は、記憶部62に記憶された物理的物体データ602を読み込む。この物理的物体データ602は、モデル開発の対象となる物理的物体の特性を示すモデルである。そして、物理的物体データには、制御装置・コンポーネントの制御上の特性が含まれる。なお、このステップは、図1のステップ101と同様の処理である。このことは、ステップ102および103でも同様である。
次に、ステップ102において、境界領域読込部612は、自由度を残存させる境界領域の読み込みを行う。つまり、物理的物体データを内部領域iと境界領域bに分解することを意味する。また、内部領域iは他のモデルとの非接触部であり、境界領域bは他のモデルとの接触部分である。
次に、ステップ103において、M,K,D,F行列作成部613は、ステップ101、102の結果を用いて、全体構造のシステム行列を生成する。この結果、上述のとおり、質量行列M、剛性行列K、減衰行列D、荷重ベクトルFのシステム行列が生成される。
次に、ステップ201において、固有モード数読込部614は、記憶部62に記憶された固有モード数603を読み込む。
次に、ステップ202において、静的モード読込部615は、静的モードの固有モード数(静的モード604)を読み込む。
そして、ステップ300において、縮退システム行列生成部では、固有モード数603および静的モード604を用いて、階層的に縮退システム行列を生成する。このステップ303の詳細を、図3を用いて説明する。
図3は、ステップ300の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップ301において、縮退システム行列生成部616は、物理的物体データに対応する全体構造を、部分構造に分割する。この分割を行うために、縮退システム行列生成部616は、階層レベル、つまり、分割の回数を特定する。この特定のために、部分構造の自由度がコンピュータの演算負荷や使用可能なメモリ領域などの情報が用いられる。このことにより、適切な分割数で演算することができ、演算量やメモリ使用量を削減することができる。
ここで、本ステップでの分割の具体的な例を、図4を用いて説明する。
本例では、物理的物体データを4つの部分構造に分割した場合を示す。縮退システム行列生成部616は、階層レベル2として、4つの部分構造A、B、C、およびDに分割する。なお、以下、各分割構造側の階層を上階層、分割された側の階層を下階層とする。つまり、図4の例では階層レベル0が最上階層で、階層レベル2が最下階層である。なお、ここでの部分構造の分割は、階層レベル0から階層レベル1および2へ一括して行ってもよいし、階層レベル1への分割、次いで階層レベル2への分割と段階的に実行してもよい。一括して分割することで、処理速度を向上できる。また、段階的に分割することで、負荷の平準化がなされる。
次に、ステップ302において、縮退システム行列生成部616は、各階層レベル部分領域について、領域判定を行う。つまり、各部分構造の部位について、内部領域、境界領域、隣接領域のいずれであるかを判定する。ここで、内部領域とは、自由度が除去される部位を指す。また、境界領域とは、自由度を残存させる部位を指す。さらに、隣接領域とは、部分構造間の隣接する部位を指す。
図4の例では、階層レベル2の隣接領域として、部分構造Aと部分構造Bとの隣接領域2と、部分構造Cと部分構造Dの隣接領域6を特定する。また、内部領域として、部分構造Aの内部領域1と、部分構造Bの内部領域3と、部分構造Cの内部領域5と、部分構造Dの内部領域7を特定する。さらに、境界領域として、部分構造Dにおける境界領域8を特定する。そして、縮退システム行列生成部616はこれらの情報を、記憶部62に記憶する。
また、縮退システム行列生成部616は、階層レベル1の隣接領域として、部分構造ABと部分構造CDとの隣接領域4を特定する。また、縮退システム行列生成部616は、境界領域として、境界領域8を特定する。そして、縮退システム行列生成部616は、これらの情報も、記憶部62に記憶する。最後に、縮退システム行列生成部616は、階層レベル0の境界領域として、部分構造ABCDの境界領域8の情報を特定する。この情報も、縮退システム行列生成部616は、記憶部62に記憶する。
次に、ステップ303において、縮退システム行列生成部616は、全体構造に対する質量行列M、剛性行列Kを、数9および数10に従って生成する。ここで、各部分構造は、部分構造A、部分構造B、部分構造C、部分構造Dのいずれに属している。そして、数9および数10における右下の添え字は、全体構造の行列の番号を示す。また、右上の添え字は、属する部分構造を示す。
Figure 0007490431000009
Figure 0007490431000010
また、縮退システム行列生成部616は、各部分構造の部分構造のシステム行列を演算する。ここで、縮退システム行列生成部616は、物理的物体を有限個に分割し、その際の節点と要素を取得する。そして、縮退システム行列生成部616は、数値解析で使用されるシステム行列が与えられた材料物性値を用いて、重ね合わせの原理に基づいて、部分構造のシステム行列を演算する。なお、材料物性値については、その他の特性を用いてもよい。具体的には、縮退システム行列生成部616は、部分構造Aのシステム行列を、数11および数12に従って演算する。
Figure 0007490431000011
Figure 0007490431000012
そして、ステップ308において、縮退システム行列生成部616は、各部分構造に対する縮退計算を実行する。例えば、部分構造Aは、ステップ203において、内部領域1と本階層の上階層における部分構造Bとの隣接領域2とに分類されている。そこで、縮退システム行列生成部616は、隣接領域2と内部領域1に対し、隣接領域2の自由度のみとする縮退計算を実施する。
以下、ステップ308の詳細について、部分構造Aを例に、ステップ304~307に分けて説明する。
まず、ステップ304において、縮退システム行列生成部616は、各部分構造の隣接面および境界面の静的モードを演算する。具体的には、縮退システム行列生成部616は、部分構造Aの上階層における隣接領域2のシステム行列となるように、隣接領域および境界領域の静的モードを演算する。そして、ステップ305において、縮退システム行列生成部616は、演算された静的モードを、記憶部62に記憶する。
次に、ステップ306において、縮退システム行列生成部616は、内部領域の固有モードを演算する。この際、縮退システム行列生成部616は、部分構造Aの内部領域について、上述のとおり固有値分解をすることで、固有モードを演算する。そして、ステップ307おいて、縮退システム行列生成部616は、演算された固有モードを記憶部62に記憶する。
そして、縮退システム行列生成部616は、数13を用いて、部分構造Aにおける縮退行列を演算し、数14、数15を算出する。
Figure 0007490431000013
Figure 0007490431000014
Figure 0007490431000015
縮退システム行列生成部616は、部分構造B、C、Dも同様の手順により、構造の縮退システム行列を算出する。
部分構造Bの場合、縮退システム行列生成部616は、縮退システム行列として数16、数17を算出する。また、部分構造Bにおいては、内部領域3と階層レベル1における隣接領域2、および階層レベル0における隣接領域4を有している。このため、縮退システム行列生成部616は、階層レベル1における隣接領域2、および階層レベル0における隣接領域4のみとなるように自由度を縮約する。そして、縮退システム行列生成部616は、変換行列として、数18を算出する。また、縮退システム行列生成部616は、数18を用いて、部分構造Bにおける縮退行列を計算して、数19、数20を算出する。
Figure 0007490431000016
Figure 0007490431000017
Figure 0007490431000018
Figure 0007490431000019
Figure 0007490431000020
また、部分構造Cの場合、縮退システム行列生成部616は、システム行列として、数21、数22を算出する。また、部分構造Cにおいては、内部領域5と階層レベル1における部分構造Cと部分構造Dの隣接領域6、および階層レベル0における隣接領域4を有している。このため、縮退システム行列生成部616は、階層レベル1および階層レベル0における隣接領域6、隣接領域4のみとなるように自由度を縮約する。そして、縮退システム行列生成部616は、変換行列として数23を算出する。さらに、縮退システム行列生成部616は、数23を用いて、部分構造Cにおける縮退行列を計算し、数24、数25を算出する。
Figure 0007490431000021
Figure 0007490431000022
Figure 0007490431000023
Figure 0007490431000024
Figure 0007490431000025
さらに、部分構造Dの場合、縮退システム行列生成部616は、システム行列として、数26、数27を算出する。また、部分構造Dにおいては、内部領域7と階層レベル1における隣接領域6、および境界領域8を有している。このため、縮退システム行列生成部616は、上階層における階層レベル1における隣接領域6、および境界領域8のみとなるように自由度を縮約する。そして、縮退システム行列生成部616は、変換行列として、数28を算出する。さらに、縮退システム行列生成部616は、数28を用いて、部分構造Dにおける縮退行列を計算し、数29、数30を算出する。
Figure 0007490431000026
Figure 0007490431000027
Figure 0007490431000028
Figure 0007490431000029
Figure 0007490431000030
なお、部分構造B、C、Dに対する演算においても、縮退システム行列生成部616は、ステップ304およびステップ305を実行する。
以上示したように、分割した各部分構造おいて、隣接領域および境界領域のみの自由度とすることができる。全体構造は、各部分構造に分割されているために、コンピュータ資源と演算量を削減することができる。部分構造の計算を複数のプロセッサ(CPU6110)に分割して計算する場合には、以下のとおり実行する。境界領域と隣接領域の和と部分構造の自由度との積がなるべく等しくなるように分割方法を決定する。このことで、各CPU6110の演算による負荷およびコンピュータ資源が分散され、各プロセッサの演算に要する時間を同等にでき、各CPUが処理を待つ時間を減らすことができる。
[部分構造の結合手法]
続いて、図3、図5を用いて、本実施例における各部分構造から全体構造への結合方法について説明する。本実施例では、各部分構造において、隣接領域の自由度が残存しているため、物理座標系での結合が可能となる。
全体構造への結合方法は、図3のステップ315で実行される。まず、ステップ315中のステップ309において、縮退システム行列生成部616は、各部分構造における隣接面の質量行列、行列の組み立て(結合)を実行する。具体的には、縮退システム行列生成部616は、重ね合わせの原理を用いる。例えば、図5の部分構造Aと部分構造Bを結合する場合、以下の処理を実行する。縮退システム行列生成部616は、部分構造Aと部分構造Bにおける縮退された質量行列と縮退された剛性行列の結合を、数32、数33に従って実行する。
なお、ステップ309を実行するために、ステップ310において、縮退システム行列生成部616は、記憶部62から部分構造Aと部分構造Bの縮約システム行列の読込を行う。本縮約システム行列は、数31で示される。
Figure 0007490431000031
Figure 0007490431000032
Figure 0007490431000033
次に、ステップ311において、縮退システム行列生成部616は、静的縮退行列を演算する。ここで、ステップ309で結合された部分構造を部分構造ABとする。部分構造ABは、階層レベル0での隣接領域4を有した状態で結合されている。このため、階層レベル0では、部分構造AとBは隣接領域4で結合されていることになる。そこで、縮退システム行列生成部616は、前段階として階層レベル0での隣接領域4のみの自由度となるように自由度を縮約し、数33に示す次階層の隣接面および境界面の静的縮退変換行列を算出する。そして、ステップ312において、縮退システム行列生成部616は、算出された静的縮退変換行列で特定される静的モードを、記憶部62に記憶する。
次に、ステップ313において、縮退システム行列生成部616は、これら変換行列を用いて、縮退質量行列と縮退剛性行列を計算し、数34、数35を算出する。つまり、縮退システム行列生成部616は、次階層の隣接面および境界面を固定した固有値を計算する。そして、ステップ314において、縮退システム行列生成部616は、計算された固有値を、記憶部62に記憶する。
Figure 0007490431000034
Figure 0007490431000035
次に、図5に示す部分構造Cと部分構造Dの結合する例を説明する。ステップ309において、縮退システム行列生成部616は、部分構造Cと部分構造Dにおける縮退された質量行列と縮退された剛性行列の結合を行う。ここでも、縮退システム行列生成部616は、重ね合わせの原理を用い、数36、数37に従って結合を実行する。
Figure 0007490431000036
Figure 0007490431000037
次に、ステップ311において、縮退システム行列生成部616は、静的縮退行列を演算する。ここで、結合された部分構造を部分構造CDとする。部分構造CDは、上解析での隣接領域4と境界領域8を有して結合されている。そこで、縮退システム行列生成部616は、隣接領域4と、全体構造の縮退システム行列生成のために境界領域8のみの自由度となるように縮退し、数38に示す変換行列を算出する。
そして、ステップ313において、縮退システム行列生成部616は、これら変換行列を用いて、縮退質量行列と縮退剛性行列を計算し、数39、数40を算出する。
Figure 0007490431000038
Figure 0007490431000039
Figure 0007490431000040
続いて、図5に示す部分構造ABと部分構造CDの結合する例を説明する。ステップ309において、縮退システム行列生成部616は、部分構造ABと部分構造CDにおける縮退された質量行列と縮退された剛性行列の結合を行う。ここでも、縮退システム行列生成部616は、重ね合わせの原理を用い、数41、数42に従って結合を実行する。
Figure 0007490431000041
Figure 0007490431000042
次に、ステップ311において、縮退システム行列生成部616は、静的縮退行列を演算する。ここで、結合された部分構造を部分構造ABCDとする。部分構造ABCDは、全体構造の縮退システム行列生成に必要な境界領域8を有している。そこで、縮退システム行列生成部616は、境界領域8のみの自由度となるように縮退し、数43に示す変換行列を算出する。つまり、ステップ315においては、縮退システム行列生成部616は、下階層から上階層の順に、各部分構造を縮退および結合することで変換行列を算出している。
また、ステップ313において、縮退システム行列生成部616は、変換行列を用いて、縮退質量行列と縮退剛性行列を計算し、数44、数45を算出する。
Figure 0007490431000043
Figure 0007490431000044
Figure 0007490431000045
以上でステップ315からステップ316に遷移する。ステップ316において、縮退システム行列生成部616は、結合段階での階層レベルが0より大きいかを判定する。すなわち、縮退システム行列生成部616は、各部分構造が結合されたかを判定する。大きい場合は、ステップ315つまりステップ309に戻る。このことで、ステップ315が、階層レベルが0、つまり境界領域の自由度になるまで繰り返され、順次結合される。
ここで、ステップ316の判定で階層レベルが0となった段階で生成されたシステム行列の次元は、境界領域の自由度と縮退された箇所の固有値の数の和となる縮退システム行列が生成されている。
しかし、境界領域の自由度が非常に多い場合には、システム行列の規模も大きくなる。加えて、全変位への復元のために利用される変換行列を保持するために必要なメモリは、全体構造の自由度と境界領域自由度の積となる。そのため、全体構造の自由度と境界領域の自由度が多い場合、大量のメモリが必要となる。
これを解決するため、ステップ317の処理を実行する。ステップ317において、縮退システム行列生成部616は、残存領域の固有モードを計算する。具体的には、縮退システム行列生成部616は、数46および数47に従った演算を実行する。ここで、接触部の変位を数46の固有値解析により得られる固有モード{Φ8}で表す。そして、固有ベクトル{Φ8}を用いて接触部の変位を表すと、数47で表現できる。
Figure 0007490431000046
Figure 0007490431000047
さらに縮退された内部領域iの変位は、数48の固有値解析により得られる固有モード{Φi}で表すと、縮退された内部領域iと境界領域8との連結剛性行列は零となるため、縮退された内部領域iの変位は、数49となる。
Figure 0007490431000048
Figure 0007490431000049
従って、縮退システム行列生成部616は、各部分構造から全体構造を変換する変換行列として、数50から数54で表す変換行列を算出する。このように、接触部の変位を固有ベクトルにより、表すことで、全変位の復元のために利用、保持される変換行列の次元を低減することができ、コンピュータ資源の削減と演算回数を低減することができる。
Figure 0007490431000050
Figure 0007490431000051
Figure 0007490431000052
Figure 0007490431000053
Figure 0007490431000054
次に、ステップ318において、縮退システム行列生成部616は、数54の変換行列を用いて、数55から数58で示される縮退システム行列を、最終出力として算出する。
なお、得られる縮退システム行列の次元は、数46における境界領域での固有ベクトルの数と数48における残存領域における固有ベクトルの数によって決定される。よって、境界領域における固有ベクトルの数と残存領域の固有ベクトルを必要な計算精度に合わせて変更すれば、システム行列の自由度を柔軟に変更することができる。
Figure 0007490431000055
Figure 0007490431000056
Figure 0007490431000057
Figure 0007490431000058
また境界領域の変換行列を計算する場合において、コンピュータ資源を勘案し、境界領域の全境界領域を保持せずに一部のみとすることで、数48で計算する固有ベクトル計算の演算量とメモリ消費量をコントロールすることができる。
なお、本実施例では階層を2階層として、部分構造の分割数を4とした場合の計算例を例示したが、これに限らず階層レベルを増やした場合あるいは、減らした場合でも得られる作用効果は変わらない。また、全体構造をいくつに分割するかには依存しない。
また、上述の処理の概略を、図7に示すハードウエア構成上での処理として説明する。静的モード、固有モード、およびシステム行列は、HDD621に格納されている。このため、ステップ300においては、CPU6110は、部分構造を接続する際に再び呼び出し、RAM623に格納する。そして、CPU6110では、これらを演算に用いる。これらの呼び出しと書き出しは、全体構造の縮退システム行列が生成されるまで繰り返し行われ、階層レベルに1加えた回数分だけ行われる。
ここで、CPU611は複数存在してもよい。この場合、複数のCPU6110のそれぞれは、分割された部分構造に対して、静的モードと固有モードを演算することで、一度にRAM623に格納される容量を低減することができる。また、CPU6110による固有モードと静的モードを演算は、各CPU6110で分割して行われるため、1つのCPU6110あたりの演算量が低減し、高速で実行することができる。
さらに、ネットワークインターフェース641を介して接続される他の階層的縮退行列生成装置600(コンピュータ)と連携して、上述した各処理を実行してもよい。この場合、各階層的縮退行列生成装置600でデータを共有し、それぞれが有する複数のCPU6110での演算を可能とする。複数のCPU6110は、上記システム行列を生成するステップ300を実行し、分割された部分構造の固有モードと、静的モードを演算する。そして、CPU6110は、一旦自身のRAM6238に演算結果を格納する。そして、CPU6110は、自身のHDD621や外部記憶装置にその結果を記憶する。
以上、本実施例で例示したシミュレーション環境は一例であり、本発明は、多数のほかの汎用または専用のシミュレーションシステム環境や構成を用いても動作可能である。つまり、本発明は実施例の記載の環境に限定されるものではない。
61…演算部、611…データ読込部、612…境界領域読込部、613…M,K,D,F行列作成部、614…固有モード数読込部、615…静的モード読込部、616…縮退システム行列生成部、62…記憶部、601…縮退システム行列生成プログラム、602…物理的物体データ、603…固有モード、604…静的モード、605…縮退システム行列、63…表示部、64…通信部、65入力部、66…接続部

Claims (10)

  1. 物理的物体の数値解析を行うための階層的な縮退行列を生成する階層的縮退行列生成装置において、
    前記物理的物体の特性を示す物理的物体データを記憶する記憶部と、
    前記物理的物体データのモデルに対して、階層的縮退行列を生成する演算部を有し、
    前記演算部が、
    コンピュータである前記階層的縮退行列生成装置の演算負荷および使用可能なメモリ領域を示す情報を用いて、階層レベルを示す分割の回数を特定し、
    前記物理的物体データのモデルの全体構造を、複数の部分構造へ特定された前記分割の回数分割し、
    分割された複数の部分構造のそれぞれにおける固有モードおよび静的モードを用いて、前記縮退行列を算出することを特徴とする階層的縮退行列生成装置。
  2. 請求項1に記載の階層的縮退行列生成装置において、
    前記演算部は、
    分割された複数の部分構造のそれぞれについて、自由度が除去される内部領域、自由度を残存させる境界領域、部分構造間の隣接する隣接領域に分類し、
    前記内部領域の固有モードを演算し、
    前記隣接領域および前記境界領域の静的モードを演算し、
    前記内部領域の固有モードおよび前記隣接領域および前記境界領域の静的モードを用いて、前記縮退行列を算出することを特徴とする階層的縮退行列生成装置。
  3. 請求項2に記載の階層的縮退行列生成装置において、
    前記演算部は、
    前記全体構造を、段階的に複数の部分構造へ分割し、
    前記縮退行列を、前記階層レベルの下階層から上階層の順に前記部分構造のそれぞれを縮退および結合することで算出することを特徴とする階層的縮退行列生成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の階層的縮退行列生成装置において、
    前記演算部は、前記複数の部分構造への分割を、段階的に実行することを特徴とする階層的縮退行列生成装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の階層的縮退行列生成装置において、
    前記演算部は、前記複数の部分構造への分割を、一括で実行することを特徴とする階層的縮退行列生成装置。
  6. コンピュータを、物理的物体の数値解析を行うための階層的な縮退行列を生成する階層的縮退行列生成装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータは、前記物理的物体の特性を示す物理的物体データを記憶する記憶部を有し、
    前記コンピュータに、
    前記階層的縮退行列生成装置の演算負荷および使用可能なメモリ領域を示す情報を用いて、階層レベルを示す分割の回数を特定するステップと、
    前記物理的物体データのモデルの全体構造を、複数の部分構造へ特定された前記分割の回数分割するステップと、
    分割された複数の部分構造のそれぞれにおける固有モードおよび静的モードを用いて、前記縮退行列を算出するステップとを実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    分割された複数の部分構造のそれぞれについて、自由度が除去される内部領域、自由度を残存させる境界領域、部分構造間の隣接する隣接領域に分類するステップと、
    前記内部領域の固有モードを演算するステップと、
    前記隣接領域および前記境界領域の静的モードを演算するステップと、
    前記内部領域の固有モードおよび前記隣接領域および前記境界領域の静的モードを用いて、前記縮退行列を算出するステップとを実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記全体構造を、段階的に複数の部分構造へ分割するステップと、
    前記縮退行列を、前記階層レベルの下階層から上階層の順に前記部分構造のそれぞれを縮退および結合することで算出するステップとを実行させるためのプログラム。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載のプログラムであって、
    前記コンピュータに、前記複数の部分構造への分割を、段階的に実行するステップを実行させるためのプログラム。
  10. 請求項6乃至8のいずれかに記載のプログラムであって、
    前記コンピュータに、前記複数の部分構造への分割を、一括で実行するステップを実行させるためのプログラム。
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