JP7490152B2 - 開閉器 - Google Patents

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Description

本開示は、電磁力によりアークを引き伸ばして消弧させる開閉器に関する。
従来、電磁力によりアークを引き伸ばして消弧させる開閉器が知られている。例えば、特許文献1には、箱状のケースと、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に接触および離隔可能な可動接点を有する可動接触子と、各接点の周囲に磁界を発生させる磁石と、磁束を誘導するヨークとを備える開閉器が開示されている。固定接触子、可動接触子、磁石およびヨークは、ケースの内部に収容されている。ここでは、ケースの高さ方向、幅方向、奥行方向を基準にして、開閉器の各構成要素を説明する。
可動接触子は、固定接触子の下方に配置されていて固定接触子に対して高さ方向に移動可能である。磁石は、幅方向に可動接触子と離隔して配置されている。ヨークは、主ヨークと補助ヨークとを含んでいる。主ヨークは、磁石のうち可動接触子とは反対側を向く面から奥行方向に延びた後に、磁石および可動接触子の奥行方向に沿った両側に位置するまで幅方向に延びている。補助ヨークは、可動接触子と磁石との間に配置されている。
特許文献1に開示された開閉器では、主ヨークにより、ケースの内部に閉磁路が形成されるため、可動接点が固定接点から離隔したときに可動接点と固定接点との間に発生するアークを各接点から離れる方向に引き伸ばすことができる。また、特許文献1に開示された開閉器では、可動接触子と磁石との間に配置された補助ヨークにより、各接点に向けて磁束が誘導されて、各接点の周囲の磁束密度を高めることができるため、アークを迅速に駆動させることができる。
特開2021-051978号公報
特許文献1に開示された開閉器では、主ヨークによりアークを各接点から離れる方向に引き伸ばすことができるものの、磁石の磁極面と補助ヨークとの間に空隙または絶縁物が存在するため、補助ヨークによってアークを引き伸ばすように磁束を誘導する効果は不十分であった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、従来よりもアークを長く引き伸ばすことができる開閉器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる開閉器は、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に接触可能な可動接点を有し、固定接触子に対して第1の方向に移動可能に配置された可動接触子と、第1の方向と直交する第2の方向に可動接触子と離隔して配置されて、可動接触子の方を向く第1の磁極面と可動接触子とは反対側を向く第2の磁極面とを有する磁界発生部材と、を備える。また、本開示にかかる開閉器は、第2の磁極面に接続されて第2の磁極面から第1の方向および第2の方向の両方と直交する第3の方向に延びて磁界発生部材および可動接触子のそれぞれよりも第3の方向の一方と他方とに張り出す第1の接続部と、第1の接続部の第3の方向に沿った両端部から第2の方向に延びて磁界発生部材および可動接触子の第3の方向に沿った両側に配置された一対のアーム部とを有する主ヨークと、第1の磁極面に直接接続された補助ヨークと、を備える。補助ヨークは、第1の磁極面に直接接続された第2の接続部と、第2の接続部の第3の方向に沿った両端部から第3の方向に第1の磁極面よりも延びるとともに第2の接続部から離れるにつれて可動接触子の方に近付くように延びる一対の延伸部とを有する。
本開示にかかる開閉器では、従来よりもアークを長く引き伸ばすことができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる開閉器を示した斜視図 実施の形態1にかかる開閉器を示した平面図 図2に示されたIII-III線に沿った断面図 比較例にかかる開閉器の効果を説明するための平面図 実施の形態1にかかる開閉器の効果を説明するための平面図 実施の形態2にかかる開閉器を示した平面図 図6に示されたVII-VII線に沿った断面図 実施の形態2にかかる開閉器の効果を説明するための平面図 実施の形態3にかかる開閉器を示した斜視図 実施の形態3にかかる開閉器を示した平面図 図10に示されたXI-XI線に沿った断面図 実施の形態4にかかる開閉器を示した斜視図 実施の形態4にかかる開閉器を示した平面図 図13に示されたXIV-XIV線に沿った断面図 実施の形態4における補助ヨークを示した平面図 実施の形態4における補助ヨークを示した正面図 実施の形態4における補助ヨークを示した斜視図 実施の形態5にかかる開閉器を示した斜視図 実施の形態5にかかる開閉器を示した平面図 図19に示されたXX-XX線に沿った断面図 実施の形態6にかかる開閉器を示した平面図 実施の形態7にかかる開閉器を示した平面図 実施の形態8にかかる開閉器を示した平面図
以下に、実施の形態にかかる開閉器を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる開閉器1を示した斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる開閉器1を示した平面図である。図3は、図2に示されたIII-III線に沿った断面図である。図2では、固定接点21を2点鎖線で図示している。図1に示すように、開閉器1は、2つの固定接触子2と、1つの可動接触子3と、2つの磁石4と、2つの主ヨーク5と、2つの補助ヨーク6とを備える。可動接触子3は、固定接触子2に対して1方向に移動可能に配置されている。
以下、開閉器1の各構成要素について方向を説明するときには、可動接触子3が移動する方向をX軸方向、X軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向およびY軸方向の両方と直交する方向をZ軸方向とする。また、X軸方向の+向きを上方、X軸方向の-向きを下方とする。X軸方向の+向きは、X軸の-側から+側への向きであり、X軸方向の-向きは、X軸の+側から-側への向きである。また、Y軸方向の+向きを右方、Y軸方向の-向きを左方とする。Y軸方向の+向きは、Y軸の-側から+側への向きであり、Y軸方向の-向きは、Y軸の+側から-側への向きである。また、Z軸方向の+向きを前方、Z軸方向の-向きを後方とする。Z軸方向の+向きは、Z軸の-側から+側への向きであり、Z軸方向の-向きは、Z軸の+側から-側への向きである。本実施の形態では、X軸方向が第1の方向であり、Y軸方向が第2の方向であり、Z軸方向が第3の方向である。
2つの固定接触子2は、Y軸方向に互いに間隔を空けて配置されている。各固定接触子2と可動接触子3とは、X軸方向に沿って設けられている。各固定接触子2は、1つの固定接点21と、可動接触子3の方を向く固定側第1の面22と、可動接触子3とは反対側を向く固定側第2の面23と、1つの端子ネジ24とを有している。以下、2つの固定接触子2を区別する場合には、第1の固定接触子2a、第2の固定接触子2bと称する。また、2つの固定接点21を区別する場合には、第1の固定接点21a、第2の固定接点21bと称する。
固定接触子2の外形は、特に制限されないが、本実施の形態では直径の異なる円がX軸方向に沿って連なった形状であって、かつ、可動接触子3に向かうにつれて縮径する形状である。固定接点21は、固定側第1の面22に設けられている。第1の固定接点21aと第2の固定接点21bとは、Y軸方向に沿って互いに間隔を空けて設けられている。端子ネジ24は、固定側第2の面23に開口するネジ穴に捩じ込まれている。端子ネジ24は、図示しない外部端子を接続するためのネジである。
可動接触子3は、固定接触子2に対してX軸方向に移動可能に配置されている。可動接触子3は、固定接触子2の下方に配置されている。可動接触子3の形状は、特に制限されないが、本実施の形態ではZ軸方向よりもY軸方向に長い概ね直方体状である。可動接触子3は、各固定接触子2の固定接点21に接触および離隔可能な2つの可動接点31と、固定接触子2の方を向く可動側第1の面32と、固定接触子2とは反対側を向く可動側第2の面33とを有している。可動接点31は、可動側第1の面32に設けられている。可動接触子3の中心には、X軸方向に貫通する貫通孔34が形成されている。貫通孔34は、可動側第1の面32から可動側第2の面33にかけて可動接触子3を貫通している。貫通孔34には、図示しないシャフトが挿通される。以下、2つの可動接点31を区別する場合には、第1の可動接点31a、第2の可動接点31bと称する。
図2に示すように、2つの可動接点31は、Y軸方向に互いに間隔を空けて設けられている。ここで、可動接触子3の中心である貫通孔34を通ってZ軸方向に沿って延びる仮想直線を第1の中心線C1とする。また、可動接触子3の中心である貫通孔34を通ってY軸方向に沿って延びる仮想直線を第2の中心線C2とする。第1の可動接点31aは、第1の中心線C1を挟んで可動接触子3の一方となる左方に配置されている。第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとは、Y軸方向かつZ軸方向における位置が一致する。第1の可動接点31aは、第1の固定接点21aに接触および離隔可能である。第2の可動接点31bは、第1の中心線C1を挟んで可動接触子3の他方となる右方に配置されている。第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとは、Y軸方向かつZ軸方向における位置が一致する。第2の可動接点31bは、第2の固定接点21bに接触および離隔可能である。
なお、固定接点21は、固定接触子2と別体で形成されて固定接触子2に接続されてもよいし、固定接触子2と一体に形成されてもよい。また、可動接点31は、可動接触子3と別体で形成されて可動接触子3に接続されてもよいし、可動接触子3と一体に形成されてもよい。
2つの磁石4は、可動接触子3を間に挟んでY軸方向に互いに間隔を空けて配置されている。以下、2つの磁石4を区別する場合には、第1の磁石4a、第2の磁石4bと称する。各磁石4は、Y軸方向に可動接触子3と離隔して配置されていて、可動接点31と固定接点21との周囲に磁界を発生させる磁界発生手段となる。磁石4は、永久磁石であり、主ヨーク5および補助ヨーク6を磁力で吸着している。磁石4には、例えば、フェライト磁石、ネオジム磁石が使用される。磁石4は、直方体状に形成されている。
各磁石4は、可動接触子3の方を向く第1の磁極面41と、可動接触子3とは反対側を向く第2の磁極面42とを有している。各磁石4の第1の磁極面41の極性は、互いに同極となっている。第1の磁極面41の極性は、本実施の形態ではN極である。各磁石4の第2の磁極面42の極性は、互いに同極となっている。第2の磁極面42の極性は、本実施の形態ではS極である。
主ヨーク5は、各磁石4の第2の磁極面42に1つずつ直接接続されている磁性体である。以下、2つの主ヨーク5を区別する場合には、第1の主ヨーク5a、第2の主ヨーク5bと称する。主ヨーク5には、電磁軟鉄、電気亜鉛めっき鋼板などの磁性材料が使用される。各主ヨーク5は、第2の磁極面42に直接接続されて第2の磁極面42からZ軸方向に延びて磁石4および可動接触子3のそれぞれよりもZ軸方向の一方と他方とに張り出す第1の接続部51を有している。また、各主ヨーク5は、第1の接続部51のZ軸方向に沿った両端部からY軸方向に延びて磁石4および可動接触子3のZ軸方向に沿った両側に配置された一対のアーム部52を有している。
第1の接続部51は、磁石4、補助ヨーク6および可動接触子3よりもZ軸方向に幅広な板状に形成されている。第1の接続部51は、磁石4、補助ヨーク6および可動接触子3とX軸方向かつZ軸方向で重なる位置に配置されている。
アーム部52は、第1の接続部51と同じ板厚を持った板状に形成されている。アーム部52は、磁石4、補助ヨーク6および可動接触子3とX軸方向かつY軸方向で重なる位置で、磁石4、補助ヨーク6および可動接触子3とZ軸方向に離隔して配置されている。第1の主ヨーク5aのアーム部52は、第1の磁石4a、後記する第1の補助ヨーク6a、可動接触子3のうち第1の中心線C1よりも左方の部分とX軸方向かつY軸方向で重なる位置に設けられている。第2の主ヨーク5bのアーム部52は、第2の磁石4b、後記する第2の補助ヨーク6b、可動接触子3のうち第1の中心線C1よりも右方の部分とX軸方向かつY軸方向で重なる位置に設けられている。第1の主ヨーク5aのアーム部52と第2の主ヨーク5bのアーム部52とは、Z軸方向における位置が一致している。第1の主ヨーク5aのアーム部52の先端部と第2の主ヨーク5bのアーム部52の先端部との間には、隙間が設けられている。
補助ヨーク6は、各磁石4の第1の磁極面41に1つずつ直接接続されている磁性体である。以下、2つの補助ヨーク6を区別する場合には、第1の補助ヨーク6a、第2の補助ヨーク6bと称する。補助ヨーク6には、電磁軟鉄、電気亜鉛めっき鋼板などの磁性材料が使用される。補助ヨーク6は、磁石4と可動接触子3との間に配置されている。補助ヨーク6は、可動接触子3とY軸方向に離隔して配置されている。各補助ヨーク6は、第1の磁極面41よりもZ軸方向に幅広な板状に形成されている。主ヨーク5の板厚と補助ヨーク6の板厚とは、本実施の形態では同じである。
各補助ヨーク6は、第1の磁極面41に直接接続される第2の接続部61を有している。また、各補助ヨーク6は、第2の接続部61のZ軸方向に沿った両端部からZ軸方向に第1の磁極面41よりも延びるとともに第2の接続部61から離れるにつれて可動接触子3の方に近付くように延びる一対の延伸部62を有している。各延伸部62は、第1の磁極面41よりもZ軸方向の一方と他方とに張り出している。各延伸部62は、第1の磁極面41からアーム部52に向かうにつれて可動接触子3の方に近付くように曲線状に延びている。なお、各延伸部62は、第1の磁極面41からアーム部52に向かうにつれて可動接触子3の方に近付くように直線状に延びてもよい。
図3に示すように、開閉器1は、ケース7を備える。ケース7は、固定接触子2、可動接触子3、磁石4、主ヨーク5、補助ヨーク6を収容する樹脂製または金属製の部材である。図示は省略するが、可動接触子3の下方には、可動接触子3を移動させるために必要なシャフト、ばね、コイルなどの部材が配置されていて、ケース7は、シャフトなども収容する中空の箱状に形成される。
コイルに通電しない非通電状態では、ばねのばね力により可動接触子3が固定接触子2から離れる方向に付勢されて、各可動接点31が各固定接点21から離隔し、各可動接点31と各固定接点21とが電気的に遮断される。一方で、コイルに通電した通電状態では、コイルから発生する磁力により可動接触子3がばねのばね力に抗して固定接触子2に向かって移動して、各可動接点31が各固定接点21に接触し、各可動接点31と各固定接点21とが電気的に導通する。そして、導通状態から遮断状態へと移行して、各可動接点31が各固定接点21から離隔すると、各可動接点31と各固定接点21との間には回路条件に応じて高温のアーク放電が発生する。以下、アーク放電をアークと称する。
次に、図4および図5を参照して、本実施の形態にかかる開閉器1の効果について説明する。図4は、比較例にかかる開閉器1Eの効果を説明するための平面図である。図5は、実施の形態1にかかる開閉器1の効果を説明するための平面図である。図5に示される本実施の形態にかかる開閉器1が補助ヨーク6を備えるのに対して、図4に示される比較例にかかる開閉器1Eは補助ヨーク6を備えていない。図4および図5に示される矢印Y1は磁束が流れる方向、矢印Y2は可動接触子3を流れる電流の方向、矢印Y3はアークの駆動方向をそれぞれ示している。
また、図4および図5には、アークが消弧されるアーク消弧空間8を楕円状の破線で模式的に図示している。アーク消弧空間8とは、可動接触子3とアーム部52との間に存在する空間であって、当該空間までアークを引き伸ばせばアークを消弧させることができる空間を指す。アーク消弧空間8は、可動接触子3と第1の主ヨーク5aの各アーム部52との間に1つずつ存在するとともに、可動接触子3と第2の主ヨーク5bの各アーム部52との間に1つずつ存在する。
ここでは、可動接触子3を流れる電流の方向が第1の磁石4aの方から第2の磁石4bの方に向かってY軸方向に沿う方向であって、かつ、各磁石4の第1の磁極面41の極性が同極のN極である場合を想定する。このような場合には、開閉器1,1Eのいずれも、磁石4から発生した磁束が可動接触子3の方に向かった後に主ヨーク5の方に向かって流れて、第1の磁石4aにより発生した磁界と第2の磁石4bにより発生した磁界とが第1の中心線C1を境にして線対称となる。そして、アークには、矢印Y3方向のローレンツ力が作用するため、アークは、矢印Y3方向に沿って駆動される。詳しくは、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークは、可動接触子3に対して左方かつ前方に駆動される。一方、第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークは、可動接触子3に対して右方かつ前方に駆動される。
図4に示される比較例にかかる開閉器1Eでは、補助ヨーク6を備える本実施の形態にかかる開閉器1に比べて、磁石4から発生した磁束が短い経路で閉じる。そのため、アーク消弧空間8の磁束密度が低下し、アークを長く引き伸ばす効果が低下する。
この点、図5に示される本実施の形態では、開閉器1が磁石4の第1の磁極面41に直接接続された補助ヨーク6を備えることにより、比較例にかかる開閉器1Eに比べて、アーク消弧空間8まで誘導される磁束が増えて、アーク消弧空間8の磁束密度を高めることができる。そのため、従来よりもアークを長く引き伸ばすことができる。これにより、アークを消弧させる性能を高めて、開閉器1の回路電流の遮断性能を高めることができる。
また、本実施の形態では、補助ヨーク6は、第1の磁極面41に直接接続された第2の接続部61と、第2の接続部61のZ軸方向に沿った両端部からZ軸方向に第1の磁極面41よりも延びるとともに第2の接続部61から離れるにつれて可動接触子3の方に近付くように延びる一対の延伸部62とを有する。これにより、アーク消弧空間8まで誘導される磁束がより一層増えて、アーク消弧空間8の磁束密度をより一層高めることができる。そのため、従来よりもアークを長く引き伸ばすことができる。
また、本実施の形態では、開閉器1が磁石4と可動接触子3との間に配置された補助ヨーク6を備えることにより、可動接点31と固定接点21とに向けて磁束を誘導して、可動接点31および固定接点21の周囲の磁束密度を高めて、アークを可動接点31と固定接点21とから離れる方向に迅速に駆動させることができる。
なお、可動接触子3を流れる電流の方向Y2が図4および図5に示される方向とは逆方向の場合、すなわち第2の磁石4bの方から第1の磁石4aの方に向かってY軸方向に沿う方向である場合には、矢印Y3で示したアークの駆動方向は図示の例と第2の中心線C2を境にして線対称になる。詳しくは、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークは、可動接触子3に対して左方かつ後方に駆動される。一方、第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークは、可動接触子3に対して右方かつ後方に駆動される。したがって、可動接触子3を流れる電流の方向Y2によらず、従来よりもアークを長く引き伸ばすことができる。
なお、磁界発生手段は、本実施の形態では磁石4であったが、磁界を発生させることができれば特に制限されない。磁界発生手段は、例えば、コイルでもよい。また、各磁石4の第1の磁極面41の極性は、本実施の形態ではN極であったが、S極でもよい。
本実施の形態では、第2の接続部61と一対の延伸部62とを有する補助ヨーク6を用いたが、一対の延伸部62が省略された補助ヨーク6を用いてもよい。一対の延伸部62を省略する場合には、補助ヨーク6はZ軸方向に沿って直線状に延びることになる。一対の延伸部62を省略する場合には、補助ヨーク6は、第1の磁極面41よりもZ軸方向の一方と他方とに張り出してもよいし張り出さなくてもよい。
実施の形態2.
次に、図6から図8を参照して、実施の形態2にかかる開閉器1Aについて説明する。図6は、実施の形態2にかかる開閉器1Aを示した平面図である。図7は、図6に示されたVII-VII線に沿った断面図である。図8は、実施の形態2にかかる開閉器1Aの効果を説明するための平面図である。本実施の形態では、各磁石4の第1の磁極面41の極性が互いに異極となっている点および各磁石4の第2の磁極面42の極性が互いに異極となっている点が前記した実施の形態1と相違する。なお、実施の形態2では、前記した実施の形態1と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、第1の磁石4aの第1の磁極面41の極性は、本実施の形態ではN極である。第2の磁石4bの第1の磁極面41の極性は、本実施の形態ではS極である。第1の磁石4aの第2の磁極面42の極性は、本実施の形態ではS極である。第2の磁石4bの第2の磁極面42の極性は、本実施の形態ではN極である。図6および図7に示すように、固定接触子2などの構成は、実施の形態1と同様である。
図8に示すように、第2の磁石4bから発生した磁束の流れは、図5に示される実施の形態1の磁束の流れとは逆向きになっている。第2の磁石4bから発生した磁束は、図8では図示していないが第1の接続部51を通った後に各アーム部52の方に向かって流れる。そして、第2の磁石4bから発生した磁束は、各アーム部52から可動接触子3の方に向かった後に第2の磁石4bの方に向かって流れる。第1の磁石4aから発生した磁束の一部は、可動接触子3の延伸方向に沿うように第2の磁石4bの方に向かって流れる。
第1の磁石4aにより発生した磁界は、第2の中心線C2を境にして線対称となる。第2の磁石4bにより発生した磁界は、第2の中心線C2を境にして線対称となる。そして、アークには、矢印Y3方向のローレンツ力が作用するため、アークは、矢印Y3方向に沿って駆動される。詳しくは、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークは、可動接触子3に対して左方かつ前方に駆動される。一方、第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークは、可動接触子3に対して右方かつ後方に駆動される。
本実施の形態でも、前記した実施の形態1と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態では、各磁石4の第1の磁極面41が互いに異極となることにより、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークと、第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークとがY軸方向かつZ軸方向で互いに逆向きに駆動される。そのため、2つのアークが繋がって短絡することを抑制できるため、アークを消弧させる性能を高めて、開閉器1Aの回路電流の遮断性能を高めることができる。
実施の形態3.
次に、図9から図11を参照して、実施の形態3にかかる開閉器1Bについて説明する。図9は、実施の形態3にかかる開閉器1Bを示した斜視図である。図10は、実施の形態3にかかる開閉器1Bを示した平面図である。図11は、図10に示されたXI-XI線に沿った断面図である。本実施の形態では、主ヨーク5の板厚T1と補助ヨーク6の板厚T2とが互いに異なっている点が前記した実施の形態1と相違する。なお、実施の形態3では、前記した実施の形態1と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図9から図11に示すように、補助ヨーク6の板厚T2は、主ヨーク5の板厚T1よりも薄い。X軸方向と直交する方向で切ったときの延伸部62の断面積は、X軸方向と直交する方向で切ったときのアーム部52の断面積よりも小さい。
本実施の形態では、補助ヨーク6の板厚T2が主ヨーク5の板厚T1よりも薄いことにより、補助ヨーク6が磁気飽和しやすくなる。そのため、磁石4から発生した磁束が補助ヨーク6を経由して可動接点31および固定接点21の方に漏れやすくなり、可動接点31および固定接点21の周囲の磁束密度を高めることができる。これにより、アークをより一層迅速に駆動させることができる。
なお、本実施の形態では、補助ヨーク6の全体に亘って補助ヨーク6の板厚T2を主ヨーク5の板厚T1よりも薄くしたが、少なくとも延伸部62の板厚がアーム部52の板厚よりも薄ければよい。補助ヨーク6の断面積を主ヨーク5の断面積よりも小さくすれば補助ヨーク6の磁気飽和を発生させやすくでき、その一例として本実施の形態では補助ヨーク6の板厚T2を主ヨーク5の板厚T1よりも薄くする構成を示した。補助ヨーク6の断面積を主ヨーク5の断面積よりも小さくする構成としては、本実施の形態のように主ヨーク5の板厚T1と補助ヨーク6の板厚T2とを変える構成の他に、例えば、X軸方向に沿う主ヨーク5の長さとX軸方向に沿う補助ヨーク6の長さとを変える構成、補助ヨーク6に切り欠きを入れる構成が挙げられる。補助ヨーク6の断面積を主ヨーク5の断面積よりも小さくする場合には、少なくとも延伸部62の断面積がアーム部52の断面積よりも小さければよい。
実施の形態4.
次に、図12から図17を参照して、実施の形態4にかかる開閉器1Cについて説明する。図12は、実施の形態4にかかる開閉器1Cを示した斜視図である。図13は、実施の形態4にかかる開閉器1Cを示した平面図である。図14は、図13に示されたXIV-XIV線に沿った断面図である。図15は、実施の形態4における補助ヨーク6を示した平面図である。図16は、実施の形態4における補助ヨーク6を示した正面図である。図17は、実施の形態4における補助ヨーク6を示した斜視図である。本実施の形態では、補助ヨーク6に孔61aを形成した点が前記した実施の形態3と相違する。なお、実施の形態4では、前記した実施の形態1,3と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図12および図14に示すように、補助ヨーク6の第2の接続部61には、Y軸方向に貫通する複数の孔61aが形成されている。図14に示すように、孔61aは、第1の磁極面41の面内方向に沿って形成されている。図16および図17に示すように、孔61aは、X軸方向よりもZ軸方向に長い長孔である。複数の孔61aは、X軸方向に互いに間隔を空けて設けられている。なお、複数の孔61aは、Z軸方向よりもX軸方向に長い長孔であってZ軸方向に互いに間隔を空けて設けられてもよいし、円形状、四角形状、三角形状などの孔であってX軸方向かつZ軸方向に互いに間隔を空けて設けられてもよい。
本実施の形態では、図12に示すように、補助ヨーク6の第2の接続部61には、Y軸方向に貫通する複数の孔61aが形成されていることにより、磁石4から発生した磁束が補助ヨーク6を経由して可動接点31および固定接点21の方に漏れやすくなり、可動接点31および固定接点21の周囲の磁束密度を高めることができる。これにより、アークをより一層迅速に駆動させることができる。
なお、本実施の形態では、図13および図15に示すように補助ヨーク6の板厚T2を主ヨーク5の板厚T1よりも薄くした上で、図16および図17に示すように補助ヨーク6の第2の接続部61に孔61aを形成する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、補助ヨーク6の板厚T2を主ヨーク5の板厚T1と同じにして補助ヨーク6の第2の接続部61に孔61aを形成してもよい。このようにしても、アークをより一層迅速に駆動させる効果を得ることができる。
実施の形態5.
次に、図18から図20を参照して、実施の形態5にかかる開閉器1Dについて説明する。図18は、実施の形態5にかかる開閉器1Dを示した斜視図である。図19は、実施の形態5にかかる開閉器1Dを示した平面図である。図20は、図19に示されたXX-XX線に沿った断面図である。本実施の形態では、可動接触子3と各補助ヨーク6との間に絶縁部材9を設けた点が前記した実施の形態4と相違する。なお、実施の形態5では、前記した実施の形態1,3,4と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図18および図19に示すように、絶縁部材9は、可動接触子3の周囲を囲うように設けられている。絶縁部材9は、可動接触子3と各補助ヨーク6および各アーム部52との間に設けられている。絶縁部材9は、可動接触子3と各補助ヨーク6および各アーム部52との間を仕切っている。絶縁部材9は、可動接触子3と各補助ヨーク6および各アーム部52との間を熱的に絶縁する。絶縁部材9の形状は、本実施の形態では円筒であるが、少なくとも可動接触子3と補助ヨーク6との間を熱的に絶縁可能であれば特に制限されない。例えば、絶縁部材9の形状は、四角筒でもよい。絶縁部材9の材料は、例えば、セラミックなどの無機絶縁材料でもよいし、合成樹脂材などの有機絶縁材料でもよい。
図20に示される可動接点31と固定接点21との間にアークが発生すると、アークは、電磁力により引き伸ばされるが、アークの駆動状況によっては補助ヨーク6に接触する可能性がある。アークが補助ヨーク6に接触すると、高温のアークの熱が補助ヨーク6を介して磁石4に伝わり、磁石4が熱減磁して磁石4の磁力性能が低下することがある。また、補助ヨーク6の導電性が高い場合には、アークが補助ヨーク6に接触した状態が継続してしまい、補助ヨーク6が熱的に損耗することがある。
この点、本実施の形態では、可動接触子3と補助ヨーク6との間には、可動接触子3と補助ヨーク6との間を熱的に絶縁する絶縁部材9が設けられることにより、アークと補助ヨーク6との接触を防止することができる。そのため、熱減磁による磁石4の磁力性能の低下を防ぐとともに、補助ヨーク6の熱的な損耗を防ぐことができる。また、本実施の形態では、絶縁部材9が可動接触子3とアーム部52との間にも設けられていることにより、アークとアーム部52との接触を防止することができるため、アーム部52の熱的な損耗を防ぐことができる。
実施の形態6.
次に、図21を参照して、実施の形態6にかかる開閉器1Fについて説明する。図21は、実施の形態6にかかる開閉器1Fを示した平面図である。本実施の形態では、可動接点31の中心P1とY軸方向における位置が一致するまで補助ヨーク6の延伸部62を延ばした点が前記した実施の形態1から5と相違する。なお、実施の形態6では、前記した実施の形態1から5と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図21に示すように、可動接点31のY軸方向における中心を可動接点31の中心P1としたときに、補助ヨーク6の延伸部62は、可動接点31の中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びている。可動接点31の中心P1とは、可動接触子3の延伸方向における可動接点31の中心である。すなわち、可動接点31の中心P1とは、図21のY軸方向における可動接点31の中心である。以下、可動接点31の中心P1を通ってZ軸方向に沿って延びる仮想直線を第3の中心線C3とする。第1の補助ヨーク6aの延伸部62は、2つの可動接点31のうちY軸方向で近い方の第1の可動接点31aの中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びている。第1の補助ヨーク6aの延伸部62の先端62aは、第1の可動接点31aの中心P1を通る第3の中心線C3まで達している。第2の補助ヨーク6bの延伸部62は、2つの可動接点31のうちY軸方向で近い方の第2の可動接点31bの中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びている。第2の補助ヨーク6bの延伸部62の先端62aは、第2の可動接点31bの中心P1を通る第3の中心線C3まで達している。
補助ヨーク6の延伸部62は、第2の接続部61から離れるにつれてY軸方向で可動接触子3の方に近付くように延びている。補助ヨーク6の延伸部62は、第2の接続部61から離れるにつれてZ軸方向で可動接触子3から遠ざかるように延びている。補助ヨーク6の延伸部62の先端62aは、Z軸方向において、延伸部62の中で最も可動接触子3から離れた位置にある。図21に示されるように補助ヨーク6の延伸部62は、絶縁部材9に沿った形状となる。図21に示される絶縁部材9の形状は円筒であるため、補助ヨーク6の延伸部62の形状は絶縁部材9に沿った円弧となる。補助ヨーク6の延伸部62の形状は、絶縁部材9の形状によって適宜変更される。例えば、絶縁部材9の形状が四角筒、楕円筒などである場合には、補助ヨーク6の延伸部62の形状はY軸方向に沿った直線状となる。
図21に示される可動接点31と固定接点21との間にアークが発生すると、アークは、電磁力により補助ヨーク6の延伸部62の先端62aに向かって引き伸ばされる。この引き伸ばされるアークの長さを長くするためには、第1の中心線C1に向かうように補助ヨーク6の延伸部62を延ばす必要がある。しかし、補助ヨーク6の延伸部62の先端62aがY軸方向において可動接点31の中心P1を超えるまで補助ヨーク6の延伸部62を延ばすと、すなわち補助ヨーク6の延伸部62の先端62aが第1の中心線C1に近いほど、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークと、第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークとが接触しやすくなる。これにより、2つのアークが1つに統合されることでアーク抵抗が低減し、アークを消弧させる性能が低下することがある。
この点、本実施の形態では、補助ヨーク6の延伸部62は、可動接点31の中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びていることにより、アークを十分に引き伸ばす性能を確保しながら、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークと第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークとが接触することを低減させてアークを消弧させる性能の低下を抑制することができる。
実施の形態7.
次に、図22を参照して、実施の形態7にかかる開閉器1Gについて説明する。図22は、実施の形態7にかかる開閉器1Gを示した平面図である。本実施の形態では、絶縁部材9のうちY軸方向において補助ヨーク6の延伸部62と可動接触子3の中心P2との間に位置する部分に分離壁63を設けた点が前記した実施の形態6と相違する。なお、実施の形態7では、前記した実施の形態1から6と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図22に示すように、開閉器1Gは、Y軸方向およびZ軸方向において、可動接触子3、可動接点31、固定接触子2および固定接点21と、磁石4、主ヨーク5および補助ヨーク6との間を仕切る絶縁部材9を備えている。絶縁部材9は、可動接触子3、可動接点31、固定接触子2および固定接点21と、磁石4、主ヨーク5および補助ヨーク6との間を電気的、熱的および空間的に仕切っている。可動接触子3のY軸方向における中心を可動接触子3の中心P2としたときに、絶縁部材9のうちY軸方向において延伸部62と可動接触子3の中心P2との間に位置する部分には、分離壁63が設けられている。分離壁63は、Y軸方向において延伸部62の先端62aと一致する位置、または、Y軸方向において可動接触子3の中心P2よりも延伸部62の先端62aに寄った位置にあることが好ましい。可動接触子3の中心P2とは、可動接触子3の延伸方向における可動接触子3の中心である。すなわち、可動接触子3の中心P2とは、図22のY軸方向における可動接触子3の中心である。
可動接触子3の中心P2と可動接点31の中心P1とは、Z軸方向における位置が一致している。可動接触子3の中心P2と可動接点31の中心P1とは、Y軸方向における位置がずれている。可動接触子3の中心P2は、Y軸方向において、2つの可動接点31の中心P1の間に位置する。詳しくは、可動接触子3の中心P2は、Y軸方向において、2つの可動接点31の中心P1の中間に位置する。可動接触子3の中心P2は、Y軸方向において、可動接点31の中心P1よりも磁石4、第1の接続部51および第2の接続部61から離れた位置にある。第1の中心線C1は、可動接触子3の中心P2を通ってZ軸方向に沿って延びる仮想直線である。
分離壁63は、絶縁部材9から可動接触子3の方に向かってZ軸方向に延びている。分離壁63の数は、本実施の形態では4つであるが、少なくとも1つあればよい。4つの分離壁63を区別する場合には、第1の分離壁63a、第2の分離壁63b、第3の分離壁63c、第4の分離壁63dと称する。分離壁63は、Y軸方向において、補助ヨーク6の延伸部62と可動接触子3の中心P2との間に設けられている。換言すると、分離壁63は、Y軸方向において、補助ヨーク6の延伸部62と第1の中心線C1との間に設けられている。分離壁63は、Y軸方向において、各延伸部62と第1の中心線C1との間に1つずつ設けられている。
分離壁63は、Y軸方向において、第1の補助ヨーク6aの一方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの一方の延伸部62との間に2つ設けられている。第1の補助ヨーク6aの一方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの一方の延伸部62との間には、第1の分離壁63aと第2の分離壁63bとが設けられている。第1の分離壁63aと第2の分離壁63bとは、Y軸方向に互いに離隔して配置されている。第1の分離壁63aと第2の分離壁63bとは、本実施の形態では互いに独立して形成されているが、一体化されていてもよい。換言すると、第1の補助ヨーク6aの一方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの一方の延伸部62との間に1つの分離壁63を設けて、この分離壁63が、Y軸方向に互いに離隔するとともに可動接触子3の方に向かってZ軸方向に延びる2つの壁部を備えていてもよい。
分離壁63は、Y軸方向において、第1の補助ヨーク6aの他方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの他方の延伸部62との間に2つ設けられている。第1の補助ヨーク6aの他方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの他方の延伸部62との間には、第3の分離壁63cと第4の分離壁63dとが設けられている。第3の分離壁63cと第4の分離壁63dとは、Y軸方向に互いに離隔して配置されている。第3の分離壁63cと第4の分離壁63dとは、本実施の形態では互いに独立して形成されているが、一体化されていてもよい。換言すると、第1の補助ヨーク6aの他方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの他方の延伸部62との間に1つの分離壁63を設けて、この分離壁63が、Y軸方向に互いに離隔するとともに可動接触子3の方に向かってZ軸方向に延びる2つの壁部を備えていてもよい。なお、図22の例では、補助ヨーク6の延伸部62は、可動接点31の中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びているが、可動接点31の中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びていなくてもよい。
図22に示される可動接点31と固定接点21との間にアークが発生すると、アークは、電磁力により補助ヨーク6の延伸部62の先端62aに向かって引き伸ばされる。しかし、前記した実施の形態6で説明したように、補助ヨーク6の延伸部62の先端62aが第1の中心線C1に近いほど、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークと、第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークとが接触しやすくなる。これにより、2つのアークが1つに統合されることでアーク抵抗が低減し、アークを消弧させる性能が低下することがある。
この点、本実施の形態では、絶縁部材9のうちY軸方向において延伸部62と可動接触子3の中心P2との間に位置する部分には、絶縁部材9から可動接触子3の方に向かってZ軸方向に延びる分離壁63が設けられていることにより、第1の補助ヨーク6aの延伸部62の先端62aの近くまで引き伸ばされたアークと第2の補助ヨーク6bの延伸部62の先端62aの近くまで引き伸ばされたアークとが互いに分離された状態となる。この状態で、図22では図示しないアーク消弧空間8までアークを引き伸ばした状態を維持することが可能となるため、アークを迅速に消弧させることができる。
実施の形態8.
次に、図23を参照して、実施の形態8にかかる開閉器1Hについて説明する。図23は、実施の形態8にかかる開閉器1Hを示した平面図である。本実施の形態では、絶縁部材9のうちY軸方向において可動接触子3の中心P2と一致する部分に絶縁壁64を設けた点が前記した実施の形態6,7と相違する。なお、実施の形態8では、前記した実施の形態1から7と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図23に示すように、開閉器1Hは、Y軸方向およびZ軸方向において、可動接触子3、可動接点31、固定接触子2および固定接点21と、磁石4、主ヨーク5および補助ヨーク6との間を仕切る絶縁部材9を備えている。絶縁部材9は、可動接触子3、可動接点31、固定接触子2および固定接点21と、磁石4、主ヨーク5および補助ヨーク6との間を電気的、熱的および空間的に仕切っている。可動接触子3のY軸方向における中心を可動接触子3の中心P2としたときに、絶縁部材9のうちY軸方向において可動接触子3の中心P2と一致する部分には、絶縁壁64が設けられている。
絶縁壁64は、絶縁部材9から可動接触子3の方に向かってZ軸方向に延びている。絶縁壁64の数は、本実施の形態では2つであるが、少なくとも1つあればよい。2つの絶縁壁64を区別する場合には、第1の絶縁壁64a、第2の絶縁壁64bと称する。絶縁壁64は、可動接触子3の中心P2とY軸方向における位置が一致する。換言すると、絶縁壁64は、第1の中心線C1とY軸方向における位置が一致する。絶縁壁64は、可動接触子3のZ軸方向の一方と他方とに1つずつ設けられている。
絶縁壁64は、Y軸方向において、第1の補助ヨーク6aの一方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの一方の延伸部62との間に1つ設けられている。第1の補助ヨーク6aの一方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの一方の延伸部62との間には、第1の絶縁壁64aが設けられている。絶縁壁64は、Y軸方向において、第1の補助ヨーク6aの他方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの他方の延伸部62との間に1つ設けられている。第1の補助ヨーク6aの他方の延伸部62と第2の補助ヨーク6bの他方の延伸部62との間には、第2の絶縁壁64bが設けられている。2つの絶縁壁64は、可動接触子3の中心P2を挟んでZ軸方向で対称となる位置に設けられている。なお、図23の例では、補助ヨーク6の延伸部62は、可動接点31の中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びているが、可動接点31の中心P1とY軸方向における位置が一致するまで延びていなくてもよい。
図23に示される可動接点31と固定接点21との間にアークが発生すると、アークは、電磁力により補助ヨーク6の延伸部62の先端62aに向かって引き伸ばされる。しかし、前記した実施の形態6で説明したように、補助ヨーク6の延伸部62の先端62aが第1の中心線C1に近いほど、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークと、第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークとが接触しやすくなる。これにより、2つのアークが1つに統合されることでアーク抵抗が低減し、アークを消弧させる性能が低下することがある。
この点、本実施の形態では、絶縁部材9のうちY軸方向において可動接触子3の中心P2と一致する部分には、絶縁部材9から可動接触子3の方に向かってZ軸方向に延びる絶縁壁64が設けられている。これにより、補助ヨーク6の延伸部62の先端62aまでアークが引き伸ばされた場合でも、第1の補助ヨーク6aの延伸部62の先端62aまで引き伸ばされたアークと第2の補助ヨーク6bの延伸部62の先端62aまで引き伸ばされたアークとの間に絶縁壁64が位置することになる。そのため、第1の補助ヨーク6aの延伸部62の先端62aまで引き伸ばされたアークと第2の補助ヨーク6bの延伸部62の先端62aまで引き伸ばされたアークとが互いに分離された状態となる。この状態で、図23では図示しないアーク消弧空間8までアークを引き伸ばした状態を維持することが可能となるため、アークを迅速に消弧させることができる。
なお、前記した実施の形態7では、第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークと第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークとを分離した状態かつ補助ヨーク6の延伸部62の先端62aの近くまで引き伸ばした状態で維持することが可能である。一方、本実施の形態では、絶縁壁64がZ軸方向におけるアークの移動を妨げない位置にあるためアークが補助ヨーク6の延伸部62を超えた位置まで伸びる可能性はあるものの、前記した実施の形態7よりも簡易な構成で第1の可動接点31aと第1の固定接点21aとの間に発生したアークと第2の可動接点31bと第2の固定接点21bとの間に発生したアークとを分離した状態で維持できる。前記した実施の形態7,8のどちらの構成を採用するか、あるいは、前記した実施の形態7,8の両方の構成を併用するかは、製品に求められる性能、絶縁部材9の形状などを考慮して適宜選択すればよい。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。前記した各実施の形態においては、固定接点21と可動接点31とを2つずつ備えた2点接触構造であったが、固定接点21と可動接点31とを1つずつ備えた1点接触構造であってもよい。1点接触構造の場合には、磁石4、主ヨーク5および補助ヨーク6も1つずつ設けられることになる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H 開閉器、2 固定接触子、2a 第1の固定接触子、2b 第2の固定接触子、3 可動接触子、4 磁石、4a 第1の磁石、4b 第2の磁石、5 主ヨーク、5a 第1の主ヨーク、5b 第2の主ヨーク、6 補助ヨーク、6a 第1の補助ヨーク、6b 第2の補助ヨーク、7 ケース、8 アーク消弧空間、9 絶縁部材、21 固定接点、21a 第1の固定接点、21b 第2の固定接点、22 固定側第1の面、23 固定側第2の面、24 端子ネジ、31 可動接点、31a 第1の可動接点、31b 第2の可動接点、32 可動側第1の面、33 可動側第2の面、34 貫通孔、41 第1の磁極面、42 第2の磁極面、51 第1の接続部、52 アーム部、61 第2の接続部、61a 孔、62 延伸部、62a 先端、63 分離壁、63a 第1の分離壁、63b 第2の分離壁、63c 第3の分離壁、63d 第4の分離壁、64 絶縁壁、64a 第1の絶縁壁、64b 第2の絶縁壁、C1 第1の中心線、C2 第2の中心線、C3 第3の中心線、P1,P2 中心、T1,T2 板厚。

Claims (9)

  1. 固定接点を有する固定接触子と、
    前記固定接点に接触可能な可動接点を有し、前記固定接触子に対して第1の方向に移動可能に配置された可動接触子と、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に前記可動接触子と離隔して配置されて、前記可動接触子の方を向く第1の磁極面と前記可動接触子とは反対側を向く第2の磁極面とを有する磁界発生部材と、
    前記第2の磁極面に接続されて前記第2の磁極面から前記第1の方向および前記第2の方向の両方と直交する第3の方向に延びて前記磁界発生部材および前記可動接触子のそれぞれよりも前記第3の方向の一方と他方とに張り出す第1の接続部と、前記第1の接続部の前記第3の方向に沿った両端部から前記第2の方向に延びて前記磁界発生部材および前記可動接触子の前記第3の方向に沿った両側に配置された一対のアーム部とを有する主ヨークと、
    前記第1の磁極面に直接接続された補助ヨークと、
    を備え
    前記補助ヨークは、前記第1の磁極面に直接接続された第2の接続部と、前記第2の接続部の前記第3の方向に沿った両端部から前記第3の方向に前記第1の磁極面よりも延びるとともに前記第2の接続部から離れるにつれて前記可動接触子の方に近付くように延びる一対の延伸部とを有することを特徴とする開閉器。
  2. 前記延伸部の断面積は、前記アーム部の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の開閉器。
  3. 前記補助ヨークの板厚は、前記主ヨークの板厚より薄いことを特徴とする請求項に記載の開閉器。
  4. 前記第2の接続部には、前記第2の方向に貫通する孔が形成されていることを特徴とする請求項に記載の開閉器。
  5. 前記固定接触子は、前記第2の方向に互いに間隔を空けて2つ配置されており、
    前記可動接触子は、各前記固定接触子の前記固定接点に接触可能な2つの前記可動接点を有し、
    前記磁界発生部材は、前記可動接触子を間に挟んで前記第2の方向に互いに間隔を空けて2つ配置されており、
    前記主ヨークは、各前記磁界発生部材の前記第2の磁極面に1つずつ接続されており、
    前記補助ヨークは、各前記磁界発生部材の前記第1の磁極面に1つずつ接続されていることを特徴とする請求項に記載の開閉器。
  6. 前記可動接点の前記第2の方向における中心を前記可動接点の中心としたときに、前記延伸部は、前記可動接点の中心と前記第2の方向における位置が一致するまで延びていることを特徴とする請求項に記載の開閉器。
  7. 前記第2の方向および前記第3の方向において、前記可動接触子、前記可動接点、前記固定接触子および前記固定接点と、前記磁界発生部材、前記主ヨークおよび前記補助ヨークとの間を仕切る絶縁部材を備えることを特徴とする請求項に記載の開閉器。
  8. 前記可動接触子の前記第2の方向における中心を前記可動接触子の中心としたときに、前記絶縁部材のうち前記第2の方向において前記延伸部と前記可動接触子の中心との間に位置する部分には、前記絶縁部材から前記可動接触子の方に向かって前記第3の方向に延びる少なくとも1つの分離壁が設けられていることを特徴とする請求項に記載の開閉器。
  9. 前記可動接触子の前記第2の方向における中心を前記可動接触子の中心としたときに、前記絶縁部材のうち前記第2の方向において前記可動接触子の中心と一致する部分には、前記絶縁部材から前記可動接触子の方に向かって前記第3の方向に延びる少なくとも1つの絶縁壁が設けられていることを特徴とする請求項またはに記載の開閉器。
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