JP7489881B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、画像処理装置及びプログラムに関する。
従来、磁気共鳴画像等の医用画像の表示において、医用画像と、該医用画像における撮像断面の位置を表す画像とを対応付けて表示させる技術が知られている。医用画像における撮像断面の位置を表す画像は、一般に、インセット画像と呼ばれる。
ユーザは、このようなインセット画像に対して画像処理を施す場合がある。このため、表示対象の医用画像が複数存在する場合、複数の医用画像の各々に対応付けられた複数のインセット画像に対して個別に画像処理を施す必要があるため、作業の手間がかかる場合があった。
特開2007-020851号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、複数のインセット画像を編集する場合におけるユーザの作業負荷を低減することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る画像処理装置は、表示制御部と、選択部と、受付部と、画像処理部とを備える。表示制御部は、被検体から生じる磁気共鳴信号に基づいて生成された磁気共鳴画像と気共鳴画像に対応する被検体の撮像断面の位置を位置表示画像と、を対応付けて表示部に表示させる機能を有し、複数の磁気共鳴画像と複数の位置表示画像とを表示部に表示させる。選択部は、複数の位置表示画像から2つ以上の位置表示画像を選択する。受付部は、選択部によって選択された2つ以上の位置表示画像に対する画像処理を指示するユーザの操作を受け付ける。画像処理部は、選択部によって選択された2つ以上の位置表示画像に対して、受付部が受け付けた指示に対応する画像処理を行う
図1は、第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る位置決め画像の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る診断用画像の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る参照画像の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るインセット付き画像の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る仮想フィルム編集画面の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る選択対象の指定操作の一例を説明する図である。 図8は、第1の実施形態に係る画像処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、第2の実施形態に係る仮想フィルム編集画面の一例を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る画像処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、変形例1に係る仮想フィルム編集画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、画像処理装置及びプログラムの実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置100の一例を示すブロック図である。磁気共鳴イメージング装置100は、本実施形態における画像処理装置の一例である。
磁気共鳴イメージング装置100は、静磁場磁石101と、静磁場電源(非図示)と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源104と、寝台105と、寝台制御回路106と、送信コイル107と、送信回路108と、受信コイル109と、受信回路110と、シーケンス制御回路120と、計算機システム130とを備える。
なお、図1に示す構成は一例に過ぎない。例えば、シーケンス制御回路120および計算機システム130内の各部は、適宜統合若しくは分離して構成されてもよい。なお、磁気共鳴イメージング装置100に被検体P(例えば、人体)は含まれない。
図1に示すX軸、Y軸、およびZ軸は、磁気共鳴イメージング装置100に固有の装置座標系を構成する。例えば、Z軸方向は、傾斜磁場コイル103の円筒の軸方向に一致し、静磁場磁石101によって発生する静磁場の磁束に沿って設定される。また、Z軸方向は、寝台105の長手方向と同方向であり、寝台105上に載置された被検体Pの頭尾方向とも同方向となる。また、X軸方向は、Z軸方向に直交する水平方向に沿って設定される。Y軸方向は、Z軸方向に直交する鉛直方向に沿って設定される。なお、本実施形態において円という場合には、楕円を含むものとする。
静磁場磁石101は、中空の略円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、超伝導磁石等であり、静磁場電源から電流の供給を受けて励磁する。静磁場電源は、静磁場磁石101に電流を供給する。別の例として、静磁場磁石101は、永久磁石でも良く、この場合、磁気共鳴イメージング装置100は、静磁場電源を備えなくても良い。また、静磁場電源は、磁気共鳴イメージング装置100とは別に備えられても良い。
傾斜磁場コイル103は、中空の略円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するX、Y、及びZの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、傾斜磁場電源104から個別に電流の供給を受けて、X、Y、及びZの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。また、傾斜磁場電源104は、シーケンス制御回路120の制御の下、傾斜磁場コイル103に電流を供給する。
寝台105は、被検体Pが載置される天板105aを備え、寝台制御回路106による制御の下、天板105aを、患者などの被検体Pが載置された状態で、撮像口内へ挿入する。寝台制御回路106は、計算機システム130による制御の下、寝台105を駆動して天板105aを長手方向および上下方向に移動させる。
送信コイル107は、高周波磁場を印加することで、被検体Pの任意の領域を励起する。送信コイル107は、例えば被検体Pの全身を囲むホールボディ(Whole body)型のコイルである。送信コイル107は、送信回路108からRFパルスの供給を受けて、高周波磁場を発生し、該高周波磁場を被検体Pに印加する。送信回路108は、シーケンス制御回路120の制御の下、送信コイル107にRFパルスを供給する。
受信コイル109は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられる磁気共鳴信号(以下、MR(Magnetic Resonance)信号と称する)を受信する。受信コイル109は、MR信号を受信すると、受信したMR信号を受信回路110へ出力する。
なお、図1では、受信コイル109が、送信コイル107と別個に設けられる構成としたが、これは一例であり、当該構成に限定されるものではない。例えば、受信コイル109が送信コイル107と兼用される構成を採用しても良い。
受信回路110は、受信コイル109から出力されるアナログのMR信号をアナログ・デジタル(AD)変換して、MRデータを生成する。また、受信回路110は、生成したMRデータをシーケンス制御回路120へ送信する。なお、AD変換に関しては、受信コイル109内で行っても構わない。また、受信回路110はAD変換以外にも任意の信号処理を行うことが可能である。
シーケンス制御回路120は、計算機システム130から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源104、送信回路108および受信回路110を駆動することによって、被検体Pの撮像を行う。シーケンス情報は、撮像を行うための手順を定義した情報である。シーケンス情報には、例えば、傾斜磁場電源104が傾斜磁場コイル103に供給する電流の強さや電流を供給するタイミング、送信回路108が送信コイル107に供給するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、受信回路110がMR信号を検出するタイミング等が含まれる。シーケンス制御回路120は、プロセッサにより実現されるものとしても良いし、ソフトウェアとハードウェアとの混合によって実現されても良い。
シーケンス制御回路120は、傾斜磁場電源104、送信回路108及び受信回路110を駆動して被検体Pを撮像した結果として、受信回路110からMRデータを受信すると、受信したMRデータを計算機システム130へ転送する。
計算機システム130は、磁気共鳴イメージング装置100の全体制御や、MR画像の生成等を行う。図1に示すように、計算機システム130は、NW(ネットワーク)インタフェース131、記憶回路132、処理回路133、入力インタフェース134、およびディスプレイ135を備える。
NWインタフェース131は、シーケンス制御回路120および寝台制御回路106、と通信する。例えば、NWインタフェース131は、シーケンス情報をシーケンス制御回路120へ送信する。また、NWインタフェース131は、シーケンス制御回路120からMRデータを受信する。
記憶回路132は、NWインタフェース131によって受信されたMRデータ、後述の処理回路133によってk空間に配置されたk空間データ、および処理回路133によって生成された画像データ等を記憶する。記憶回路132は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、または光ディスク等である。また、記憶回路132は、磁気共鳴イメージング装置100外に設けられても良い。
入力インタフェース134は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける。入力インタフェース134は、例えば、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。入力インタフェースは処理回路133に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し処理回路133へと出力する。なお、本明細書において入力インタフェースはマウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、計算機システム130とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェースの例に含まれる。入力インタフェース134は、本実施形態における操作部の一例である。
ディスプレイ135は、処理回路133の制御の下、撮像条件の入力を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、処理回路133によって生成された磁気共鳴画像(MR画像)等を表示する。ディスプレイ135は、例えば、液晶表示器等の表示デバイスである。ディスプレイ135は、表示部の一例である。なお、ディスプレイ135は、磁気共鳴イメージング装置100外に設けられても良い。
本実施形態において、磁気共鳴画像は、位置決め画像と、診断用画像とを含む。位置決め画像は、位置決め画像は、ロケータ画像(Locator)またはスカウト像(Scout)とも呼ばれる。診断用画像は、ユーザが位置決め画像を用いて決定したFOV(Field Of View)およびスライス位置に基づいて撮像される。スライス位置とは、診断用画像における撮像断面の位置である。本実施形態においては、位置決め画像上で少なくともスライス位置が決定されることを、位置決めという。
なお、位置決め画像を親画像、該位置決め画像に基づいて撮像された診断用画像を子画像ともいう。以下、本実施形態において、単に「磁気共鳴画像」という場合には、診断用画像を指すものとする。
処理回路133は、磁気共鳴イメージング装置100の全体の制御を行う。より詳細には、処理回路133は、一例として、撮像処理機能133a、表示制御機能133b、受付機能133c、選択機能133d、及び画像処理機能133eを備える。撮像処理機能133aは、撮像処理部の一例である。表示制御機能133bは、表示制御部の一例である。受付機能133cは、受付部の一例である。選択機能133dは、選択部の一例である。画像処理機能133eは、画像処理部の一例である。
ここで、例えば、処理回路133の構成要素である撮像処理機能133a、表示制御機能133b、受付機能133c、選択機能133d、及び画像処理機能133eの各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路132に記憶されている。処理回路133は、プロセッサである。例えば、処理回路133は、プログラムを記憶回路132から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路133は、図1の処理回路133内に示された各機能を有することとなる。なお、図1においては単一のプロセッサにて表示制御機能133b、受付機能133c、選択機能133d、及び画像処理機能133eにて行われる処理機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路133を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。また、図1においては単一の記憶回路132が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、複数の記憶回路を分散して配置して、処理回路133は個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
上記説明では、「プロセッサ」が各機能に対応するプログラムを記憶回路から読み出して実行行する例を説明したが、実施形態はこれに限定されない。「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。一方、プロセッサがASICである場合、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
撮像処理機能133aは、磁気共鳴イメージング装置100の各部を制御して、磁気共鳴画像の撮像を実行する。例えば、撮像処理機能133aは、シーケンス情報の生成、MRデータの収集、k空間データの生成、および磁気共鳴画像の生成を実行する。磁気共鳴画像の生成は、k空間データにフーリエ変換などの再構成処理を施すことをいう。また、撮像処理機能133aは、再構成した磁気共鳴画像に対して各種の補正を実行しても良い。
本実施形態においては、撮像処理機能133aは、位置決め画像及び診断用画像を撮像する。
表示制御機能133bは、複数の診断用画像と、複数の診断用画像の各々における撮像断面の位置を表す複数のインセット画像と、を対応付けてディスプレイ135に表示させる。
インセット画像は、本実施形態における位置表示画像の一例である。また、診断用画像にインセット画像が重畳されて表示された画像を、インセット付き画像という。なお、インセット画像だけではなく、後述の参照画像も、位置表示画像の一例としても良い。
ここで、本実施形態における位置決め画像、診断用画像、参照画像、インセット画像、インセット付き画像の関係について、例を挙げて説明する。
図2は、第1の実施形態に係る位置決め画像9の一例を示す図である。また、図3は、第1の実施形態に係る診断用画像8a~8oの一例を示す図である。診断用画像8a~8oは、位置決め画像9に基づいて位置決めされた結果に基づいて撮像されている。位置決め画像9を親画像とする場合、診断用画像8a~8oは位置決め画像9の子画像である。以下、個々の診断用画像8a~8oを区別しない場合には、単に診断用画像8という。
図4は、第1の実施形態に係る参照画像91の一例を示す図である。参照画像91は、位置決め画像9に、参照ライン6a~6pが重畳された画像である。参照ライン6a~6pは、位置決め画像9を親画像として撮像された複数の診断用画像8の各々の撮像断面の位置を表す。以下、参照ライン6a~6pを特に区別しない場合には、単に参照ライン6という。
また、図5は、第1の実施形態に係るインセット付き画像7の一例を示す図である。図5に示すように、インセット付き画像7は、診断用画像8と、該診断用画像8の撮像断面の位置を示すインセット画像92とを含む。
インセット画像92は、診断用画像8よりも小さく、診断用画像8に重畳して表示される。また、インセット画像92は、位置決め画像9に、1本の参照ライン6が重畳された画像である。図4で説明した参照画像91には複数の診断用画像8の各々の撮像断面の位置を表す複数の参照ライン6a~6pが重畳して表示されたのに対して、インセット画像92には、1枚の診断用画像8に対応する1本の参照ライン6が表示される。インセット画像92が表示された画像領域は、インセットフレームという。
本実施形態の位置決め画像9、診断用画像8、参照画像91、及びインセット画像92は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠した医用画像である。各医用画像は、固有の画像識別子(Image Instance UID)によって特定可能である。また、参照画像91及びインセット画像92の付帯情報には、参照画像91及びインセット画像92に含まれる位置決め画像9の画像識別子が含まれる。また、インセット画像92の付帯情報には、インセット画像92に表示された参照ライン6に相当する撮像断面の位置を表す情報が含まれる。
また、図5では、説明のために1枚のインセット付き画像7を単独で図示したが、表示制御機能133bは、複数のインセット付き画像7が同時にディスプレイ135に表示させることができる。
本実施形態においては、複数のインセット付き画像7が表示される事例として、フィルミング処理を挙げる。フィルミング処理は、医用画像をフィルムに印刷するための画像処理及び印刷レイアウト調整処理を含む。本実施形態では、特に磁気共鳴画像をフィルムに印刷するためのフィルミング処理を例として説明する。
本実施形態における画像処理は、例えば、拡大、縮小、パン、輝度変更、回転、アノテーションの追加、ROI(Region Of Interest)の追加、フィルタ、ウィンドウ値(Window Level: WL)の変更、またはウィンドウ幅(Window Width: WW)の変更の少なくとも1つを含む。パンは、表示される画像範囲の移動である。なお、これらの処理内容は一例であり、画像処理の内容は特に限定されるものではない。
図6は、第1の実施形態に係る仮想フィルム編集画面50aの一例を示す図である。表示制御機能133bは、仮想フィルム編集画面50aを、ディスプレイ135に表示させる。
仮想フィルム編集画面50aは、仮想フィルム5と、エディットボックス(Edit Box)51a~51cとを含む。
仮想フィルム5上には、ユーザの操作に応じて、フィルムに印刷される複数のインセット付き画像7a~7kおよび参照画像91が配置される。以下、個々のインセット付き画像7a~7kを区別しない場合には、単にインセット付き画像7という。また、個々のインセット画像92a~92kを区別しない場合には、単にインセット画像92という。
なお、図6では、診断用画像8の符号の図示を省略しているが、図6に示す仮想フィルム編集画面50aにおいても図5と同様に、インセット付き画像7は、診断用画像8と、該診断用画像8の撮像断面の位置を示すインセット画像92とを含む。
本実施形態においては、仮想フィルム5上にインセット付き画像7を配置することを、仮想フィルム5にインセット付き画像7を登録する、という。なお、仮想フィルム5上には、インセット付き画像7だけではなく、参照画像91、またはインセットが付与されていない診断用画像8が登録されても良い。
図6に示す仮想フィルム5に登録されたインセット画像92a~92kは、インセット付き画像7a~7kの各々に含まれる診断用画像8の位置決めに使用された位置決め画像9に、インセット付き画像7a~7kの各々に含まれる診断用画像8の各々における撮像断面の位置が表示された画像である。
ユーザは、図6に示す仮想フィルム5上で、複数のインセット付き画像7a~7kに含まれる複数のインセット画像92a~92kに対して、画像処理の操作をすることができる。
エディットボックス51a~51cには、画像処理に用いられるパラメータ値がユーザによって入力可能である。本実施形態においては、エディットボックス51a~51cに入力可能なパラメータ値は数値とする。エディットボックス51aには、ウィンドウ値を入力可能である。また、エディットボックス51bには、ウィンドウ幅を入力可能である。エディットボックス51cには、拡大率を入力可能である。すなわち、各エディットボックス51a~51cに対応する画像処理の内容を定義するパラメータの値が、数値として設定可能である。
なお、図6に示すエディットボックス51a~51cの数およびパラメータの種類は一例であり、これらに限定されるものではない。以下、個々のエディットボックス51a~51cを特に区別しない場合には、単にエディットボックス51という。なお、図6において「Select inset frame」と書かれたチェックボックス54は、操作者によって複数のインセット画像92を一括して選択する機能の有効・無効を切り替えるためのチェックボックスである。当該チェックボックス54にチェックが入っている場合は、例えばマウスによるドラッグ操作により複数のインセット付き画像7が含まれる領域が選択されると、選択された領域に含まれる複数の診断用画像8は選択されずに複数のインセット画像92のみが選択される。当該チェックボックス54にチェックが入っていない場合は、例えばドラッグ操作により選択された領域に含まれる複数のインセット画像92は選択されずに複数の診断用画像8のみが選択される。
図1に戻り、受付機能133cは、入力インタフェース134を介して、ユーザによる各種の操作を受け付ける。例えば、受付機能133cは、仮想フィルム5上にインセット付き画像7を登録するユーザの操作を受け付ける。
また、受付機能133cは、ディスプレイ135に表示された複数のインセット画像92に含まれる複数のインセット画像92を選択対象として指定するユーザの操作を受け付ける。
図7は、第1の実施形態に係る選択対象の指定操作の一例を説明する図である。図7に示す例では、ディスプレイ135に表示された複数のインセット画像92a~92kのうち、複数のインセット画像92a~92gがユーザの操作によって、選択対象として指定されている。
なお、選択対象として指定されるインセット画像の枚数は特に限定されない。1枚のインセット画像92が選択対象として指定されても良いし、ディスプレイ135に表示された複数のインセット画像92a~92kの全てが選択対象として指定されても良い。また、インセット画像92だけではなく、参照画像91も併せて選択対象として指定されても良い。
受付機能133cは、受け付けたユーザの操作によって選択対象として指定された複数のインセット画像92を、後述の選択機能133dに通知する。
また、受付機能133cは、ユーザの操作に応じた画像処理を受け付ける。より詳細には、受付機能133cは、後述の選択機能133dによって選択された複数のインセット画像92に対する画像処理を指示するユーザの操作を受け付ける。
画像処理を指示するユーザの操作は、例えば、エディットボックス51にパラメータの値を入力する操作である。本実施形態においては、パラメータの値は、数値で設定される。受付機能133cは、ユーザによってパラメータの値として入力された少なくとも1つの数値に応じた画像処理を受け付ける。
また、画像処理を指示するユーザの操作は、ユーザによる入力インタフェース134の操作量に応じた画像処理を受け付ける。例えば、選択されたインセット画像92上でユーザがマウスの所定のボタンを押しながらマウスを移動させた場合、受付機能133cは、インセット画像92の拡大操作を受け付ける。拡大率は、該移動量に応じて決定される。なお、マウスの移動方向によって、ユーザによって指定される画像処理が異なっても良い。例えば、上方向への移動は拡大、下方向への移動は縮小を指示する操作であっても良い。また、例えば選択されたインセット画像92上でユーザが拡大操作時とは異なるマウスの所定のボタンを押しながらマウスを移動させた場合、受付機能133cは、移動方向に応じたパンの操作を受け付ける。なお、操作に応じたマウスのボタンの割り付けはユーザにより変更可能であっても良い。
また、受付機能133cは、ユーザによる操作の内容を、後述の画像処理機能133eに送出する。例えば、受付機能133cは、ユーザによってエディットボックス51に入力された画像処理のパラメータ値を、後述の画像処理機能133eに送出する。また、受付機能133cは、ユーザによる入力インタフェース134の操作量に応じた画像処理の内容を、後述の画像処理機能133eに送出する。
図1に戻り、選択機能133dは、ディスプレイ135に表示された複数のインセット画像92a~92kに含まれる複数のインセット画像92a~92gを選択する。本実施形態の選択機能133dは、ユーザによって選択対象として指定された複数のインセット画像92a~92gを選択する。複数のインセット画像92a~92kは、本実施形態における複数の第1の位置表示画像の一例である。また、インセット画像92a~92gは、本実施形態における複数の第2の位置表示画像の一例である。また、参照画像91が選択対象に含まれる場合には、選択機能133dは、参照画像91も選択する。
画像処理機能133eは、選択された複数のインセット画像92a~92g、または参照画像91に対して、ユーザの操作に基づく画像処理を一括で適用する。
例えば、図7に示した例では、ディスプレイ135に表示された複数のインセット画像92a~92kのうち、複数のインセット画像92a~92gがユーザの操作によって、選択対象として指定されている。この状態でユーザによって画像処理の操作が行われた場合、画像処理機能133eは、複数のインセット画像92a~92gに対して、該画像処理を一括で適用する。より具体的には、図7では、エディットボックス51cに“150.0%”の拡大率が、ユーザによって入力されている。
この場合、画像処理機能133eは、インセット画像92a~92gに対して、同時に、“150.0%”の拡大処理を施す。また、ここで、ディスプレイ135に表示されたインセット画像92a~92kのうち、選択されていないインセット画像92h~92k、及び参照画像91に対しては、画像処理機能133eは、“150.0%”の拡大処理を施さない。
なお、図6及び図7では、1シート分の仮想フィルム5が表示されているが、仮想フィルム編集画面50aは、複数のシート分の仮想フィルム5を含んでも良い。例えば、表示制御機能133bは、スクロール操作又はシート数の選択等のユーザの操作に応じて、表示対象のシートを変更しても良い。本実施形態においては、ユーザが選択対象として指定可能なインセット画像92は、仮想フィルム編集画面50a上に表示されているシートに登録されたインセット画像92である。仮に、ユーザが仮想フィルム編集画面50a上に表示されていていないシートに登録されたインセット画像92に対する画像処理を所望する場合、ユーザは、他のシートを表示させる操作を行う。受付機能133cが該操作を受け付けた場合、表示制御機能133bは、ユーザによって指定されたシートを表示させる。この場合は、図6及び図7で説明したように、ユーザは、新たに表示されたシートにおいて所望のインセット画像92を選択対象として指定し、指定されたインセット画像92に対する画像処理の操作を行うことができる。
なお、図7では複数のインセット画像92a~92gに対して一括で画像処理を施す場合について例示したが、ユーザは、個々のインセット画像92に対して個別に異なる画像処理を施す操作をしても良い。また、本実施形態においては、インセット画像92に対する画像処理について主に説明したが、ユーザは、インセット付き画像7に含まれる診断用画像8に対しても画像処理を施す操作をしても良い。例えば、複数の診断用画像8がユーザによって選択対象として指定されている場合、画像処理機能133eは、該複数の診断用画像8に対して一括して画像処理を施しても良い。
次に、以上のように構成された本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100で実行される画像処理の流れについて説明する。
図8は、第1の実施形態に係る画像処理の流れの一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理の前提として、位置決め画像9と、該位置決め画像9に基づく複数の診断用画像8とが撮像済みであるものとする。位置決め画像9及び診断用画像8は、例えば、記憶回路132に保存されている。
例えば、受付機能133cは、ユーザによるフィルミング処理を開始する操作を受け付けたか否かを判定する(S1)。受付機能133cは、フィルミング処理を開始する操作を受け付けていない場合(S1“No”)、S1の処理を繰り返す。
また、受付機能133cは、フィルミング処理を開始する操作を受け付けた場合(S1“Yes”)、表示制御機能133bに、フィルミング処理を開始する操作を受け付けたことを通知する。この場合、表示制御機能133bは、仮想フィルム編集画面50aをディスプレイ135に表示させる(S2)。
そして、受付機能133cは、仮想フィルム5への登録対象のインセット付き画像7を指定するユーザの操作を受け付けたか否かを判定する(S3)。受付機能133cは、登録対象のインセット付き画像7を指定するユーザの操作を受け付けていない場合(S3“No”)、S3の処理を繰り返す。
受付機能133cが登録対象のインセット付き画像7を指定するユーザの操作を受け付けた場合(S3“Yes”)、表示制御機能133bは、選択されたインセット付き画像7を仮想フィルムに登録する(S4)。なお、受付機能133cは、インセット付き画像7以外の医用画像を登録対象として指定しても良い。ここでは、図6及び図7に示したように、インセット付き画像7a~7k及び参照画像91が登録されたものとする。
そして、受付機能133cは、ユーザによる選択対象を指定する操作を受け付けたか否かを判定する(S5)。受付機能133cは、ユーザによる選択対象を指定する操作を受け付けていないと判定した場合(S5“No”)、S5の処理を繰り返す。ここでは、図7に示したように、インセット付き画像7a~7kに含まれるインセット画像92a~92kのうち、インセット画像92a~92gがユーザの操作によって、選択対象として指定されたものとする。この場合、受付機能133cは、ユーザによる選択対象を指定する操作を受け付けたと判定する(S5“Yes”)。
そして、選択機能133dは、ユーザによって選択対象として指定された医用画像を選択する(S6)。ここでは、選択機能133dは、選択対象として指定されたインセット画像92a~92gを選択する。
次に、受付機能133cは、ユーザによる画像処理の操作を受け付けたか否かを判定する(S7)。受付機能133cは、画像処理の操作を受け付けていない場合(S7“No”)、S7の処理を繰り返す。ここでは、図7に示したように、エディットボックス51cに“150.0%”の拡大率が、画像処理の操作として、ユーザによって入力されたものとする。
そして、画像処理機能133eは、選択された医用画像に、画像処理を一括で適用する(S8)。ここでは、画像処理機能133eは、選択されたインセット画像92a~92gに対して、“150.0%”の拡大処理を施す。
そして、受付機能133cは、ユーザによるフィルミング処理を終了する操作を受け付けたか否かを判定する(S9)。受付機能133cは、フィルミング処理を終了する操作を受け付けていない場合は(S9“No”)、S5の処理に戻る。また、受付機能133cがフィルミング処理を終了する操作を受け付けた場合(S9“Yes”)、このフローチャートの処理は終了する。
このように、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100は、選択された複数のインセット画像92に対して、画像処理を一括で適用する。このため、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100によれば、個々のインセット画像92に対してユーザが個別に画像処理の操作をしなくとも良いため、複数のインセット画像92を編集する場合におけるユーザの作業負荷を低減することができる。
また、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100は、ユーザによって選択対象として指定された複数のインセット画像92を選択し、選択された複数のインセット画像92に対して、画像処理を一括で適用する。このため、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100によれば、ユーザが任意の複数のインセット画像92を一括で画像処理することができる。これにより、ユーザが個々のインセット画像92に対して個別に画像処理をする場合と比較して、画像処理の結果の差異を低減することができる。
また、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100は、ユーザによって入力された少なくとも1つの数値に応じた画像処理を受け付ける。このため、ユーザは、異なるシートに含まれる複数のインセット画像92に対して画像処理をする場合において、同じ数値を入力すれば同じ内容の画像処理を実行することができ、目視や操作感に依存した作業を低減することができる。
また、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100は、ユーザによる入力インタフェース134の操作量に応じた画像処理を受け付ける。このため、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100によれば、ユーザの間隔的な操作に基づく画像処理を実行することも可能であり、かつ、選択された複数のインセット画像92に対して、該画像処理を一括で適用することができる。
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態では、ユーザが選択対象として手動で指定したインセット画像が、画像処理の一括適用対象として選択されていた。この第2の実施形態では、インセット画像の選択を自動で実行する。
本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100は、第1の実施形態と同様のハードウェア構成を備える。また、本実施形態の処理回路133は、第1の実施形態と同様に、撮像処理機能133a、表示制御機能133b、受付機能133c、選択機能133d、及び画像処理機能133eを備える。撮像処理機能133a、及び画像処理機能133eは、第1の実施形態と同様の機能を備える。
本実施形態の受付機能133cは、第1の実施形態と同様の機能に加え、ディスプレイ135に表示された複数のインセット画像92のうち、少なくとも1つのインセット画像92を指定するユーザの操作を受け付ける。
また、本実施形態の選択機能133dは、第1の実施形態と同様の機能に加え、ユーザによって指定されたインセット画像92に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像92を選択する。つまり、本実施形態においては、選択機能133dは、ユーザが手動で指定したインセット画像92そのものに加えて、指定されたインセット画像92と同じ位置決め画像9を含むインセット画像92を自動的に選択する。
また、本実施形態の選択機能133dは、仮想フィルム5に登録されたインセット画像92のうち、ユーザの選択時点においてディスプレイ135に表示されていないシートに含まれるインセット画像92も、ユーザによって指定されたインセット画像92に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むものであれば、選択する。ユーザの選択時点においてディスプレイ135に表示されていないシートに含まれるインセット画像92は、本実施形態におけるディスプレイ135に表示されていない複数のインセット画像92の一例である。すなわち、本実施形態の選択機能133dは、ユーザによって指定されたインセット画像92に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像92を、仮想フィルム5に登録されたインセット画像92のうち、ユーザの選択時点においてディスプレイ135に表示されているインセット画像92及び表示されていないインセット画像92の少なくとも一方の中から選択する。
図9は、第2の実施形態に係る仮想フィルム編集画面50bの一例を示す図である。
本実施形態の表示制御機能133bは仮想フィルム編集画面50bをディスプレイ135に表示させる。なお、拡大等の操作が画像に対するユーザ操作で可能な場合には仮想フィルム編集画面50bは、エディットボックス51を含まなくとも良い。
図9に示す例では、仮想フィルム編集画面50bは、2シート分の仮想フィルム5a,5bを含む。なお1シート目の仮想フィルム5aと2シート目の仮想フィルム5bとを特に区別しない場合、単に仮想フィルム5という。また、仮想フィルム編集画面50b上に2シート分の仮想フィルム5a,5bが同時に表示されなくとも良く、1シート分ずつ表示されても良い。
仮想フィルム編集画面50b上の仮想フィルム5a,5には、5つのシリーズ40a~40eに含まれる複数のインセット付き画像7と、参照画像91a~91eとが登録されている。シリーズは、複数の医用画像のセットを示す単位である。なお、一般に、1つの検査内に複数のシリーズが含まれ、1つのシリーズ内に複数の医用画像が含まれる。
シリーズ40a~40dは、同一の位置決め画像9に基づいて撮像された診断用画像8を含むインセット付き画像71を含む。また、シリーズ40a~40dに含まれる参照画像91a~91dは、同一の位置決め画像9に対して、各々のシリーズにおける撮像断面位置を示す複数の参照ライン6が重畳された画像である。
例えば、シリーズ40aに含まれるインセット付き画像71a~71gは、参照画像91aに記載された複数の参照ライン6の各々に対応する断面位置で撮像された診断用画像8を含む。また、インセット付き画像71a~71gは、参照画像91aと同一の位置決め画像9を含むインセット画像921a~921gを含む。インセット画像921a~921gは、それぞれ、インセット付き画像71a~71gに含まれる診断用画像8の撮像断面位置を示す1本の参照ライン6を含む。
また、シリーズ40eは、シリーズ40a~40dとは異なる位置決め画像9に基づいて撮像された診断用画像8を含むインセット付き画像71を含む。また、シリーズ40eは、シリーズ40a~40dに含まれる参照画像91a~91dとは異なる位置決め画像9に対して参照ライン6が重畳された参照画像91eを含む。
例えば、ユーザが、インセット画像921aを指定した上で、該インセット画像921aを拡大する画像処理の操作をした場合、選択機能133dは、インセット画像921aに含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像921を選択する。
図9に示す例では、インセット画像921aに含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像921とは、シリーズ40a~40dに含まれる全てのインセット画像921である。さらに、選択機能133dは、インセット画像921aに含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含む参照画像91a~91dも、選択する。
仮想フィルム編集画面50b複数のシート分の仮想フィルム5が含まれる場合、選択機能133dは、全てのシートに含まれるインセット画像921および参照画像91から、選択対象を特定する。例えば、図9に示すようにインセット画像921aに含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像921または参照画像91が複数のページに渡って登録されている場合においても、選択機能133dは、複数のページからこれらのインセット画像921または参照画像91を選択する。
選択機能133dは、仮想フィルム5に登録されたインセット画像921および参照画像91が、ユーザに指定されたインセット画像921aに含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むか否かを、各インセット画像921および各参照画像91の付帯情報に含まれる位置決め画像9の画像識別子に基づいて特定する。具体的に、選択機能133dは、ユーザに指定されたインセット画像921aに含まれる位置決め画像9の付帯情報に含まれる位置決め画像9の画像識別子と同一の位置決め画像9の画像識別子が付帯情報に含まれるインセット画像921および参照画像91を、選択する。
なお、シリーズ40eには、ユーザに指定されたインセット画像921aに含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像921または参照画像91が含まれないため、選択機能133dは、シリーズ40eのインセット画像921または参照画像91は選択しない。
また、ユーザによって参照画像91が指定された場合は、インセット画像921aが指定された場合と同様に、仮想フィルム5に登録されたインセット画像921および参照画像91から、画像処理の適用対象のインセット画像921および参照画像91を、選択する。画像処理の適用対象のインセット画像921および参照画像91は、ユーザによって指定された参照画像91の付帯情報に含まれる位置決め画像9の画像識別子と同一の位置決め画像9の画像識別子が付帯情報に含まれるインセット画像921および参照画像91である。
なお、本実施形態においては、選択機能133dは、ユーザによってインセット画像921aが指定された場合、インセット画像921および参照画像91の付帯情報のみを検索対象とし、仮想フィルム5に登録された診断用画像8の付帯情報は検索の対象から除外する。
図10は、第2の実施形態に係る画像処理の流れの一例を示すフローチャートである。S1のフィルミング処理の開始操作受け付けの判定処理から、S4の仮想フィルムの登録までは、図8で説明した第1の実施形態の処理と同様である。
また、受付機能133cは、インセット画像921または参照画像91を指定して画像処理をするユーザの操作を受け付けたか否かを判定する(S101)。受付機能133cは、インセット画像921または参照画像91を指定して画像処理をするユーザの操作を受け付けていないと判定した場合(S101“No”)、S101の処理を繰り返す。
受付機能133cがインセット画像921または参照画像91を指定して画像処理をするユーザの操作を受け付けたと判定した場合(S101“Yes”)、選択機能133dは、指定されたインセット画像921または参照画像91に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像921または参照画像91を選択する(S102)。
そして、画像処理機能133eは、選択機能133dによって選択されたインセット画像921または参照画像91に、ユーザの操作に基づく画像処理を一括で適用する(S8)。S9のフィルミング処理の終了の判定処理以降は、図8で説明した第1の実施形態の処理と同様である。
このように、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100は、ディスプレイ135に表示された複数のインセット画像921のうち、少なくとも1つのインセット画像921を指定するユーザの操作を受け付け、ユーザによって指定されたインセット画像921に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像921を選択する。このため、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、ユーザが個々のインセット画像921を手動で選択しなくとも、同じ位置決め画像9を含むインセット画像921に対して、同じ画像処理を統一して施すことができる。
一般に、ディスプレイ135上のインセット画像921の表示サイズは小さく、また、付帯情報が表示されないが、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100によれば、ユーザが同一の位置決め画像9を含むインセット画像921を目視で見つける作業をしなくとも、自動で画像処理対象のインセット画像921を選択することができる。
また、ユーザが手動で選択対象を指定する場合は、前提として、選択候補のインセット画像921がディスプレイ135に表示されている必要があるが、自動的にインセット画像921を選択する場合は、表示されていないシートに登録されているインセット画像921も選択することが可能となり、複数のシートに亘って画像処理対象のインセット画像921を選択することができる。
(変形例1)
上述の各実施形態においては、仮想フィルム5に登録済みのインセット画像92,921または参照画像91が一括の画像処理の対象であったが、新たに仮想フィルム5に登録済みのインセット画像92,921または参照画像91についても、一括の画像処理の対象としても良い。
図11は、変形例1に係る仮想フィルム編集画面50cの一例を示す図である。本変形例の仮想フィルム編集画面50cは、フィルムに印刷する複数の診断用画像8及びインセット画像92を編集可能な画面である。本変形例の表示制御機能133bは、仮想フィルム編集画面50cをディスプレイ135に表示させる。
より詳細には、本変形例の仮想フィルム編集画面50cは、仮想フィルム5cと、メインフレーム52と、登録候補画像の選択欄53とを含む。
登録候補画像の選択欄53には、例えば、複数の診断用画像8が、シリーズとスライス位置とで定義されたマトリックス状に配置されて表示される。ユーザは、登録候補画像の選択欄53に表示された複数の診断用画像8のうち1または複数の診断用画像8を選択した上で、登録ボタン501を押下することで、選択した複数の診断用画像8を仮想フィルム5cへの登録対象として指定することができる。
本変形例の受付機能133cは、仮想フィルム編集画面50c上の仮想フィルム5cに新たに登録されるインセット画像92に対する画像処理を指示するユーザの操作を受け付ける。
図11に示す例では、仮想フィルム5cには、登録候補画像の選択欄53から登録対象として指定された診断用画像8と該診断用画像8に対応するインセット画像92とを含むインセット付き画像7、及び登録候補画像の選択欄53から登録された診断用画像8に対応する参照画像91が登録される。
メインフレーム52は、仮想フィルム5cに登録された各種医用画像、または、新たに仮想フィルム5cに登録される医用画像をユーザが編集可能な画像領域である。
図11に示す例では、メインフレーム52には、登録候補画像の選択欄53から登録対象として指定された診断用画像8と該診断用画像8に対応するインセット画像92とを含むインセット付き画像7が表示されている。該インセット付き画像7は、新たに仮想フィルム5cに登録される医用画像である。なお、表示制御機能133bは、診断用画像8の付帯情報に含まれる診断用画像8の取得に用いられた位置決め画像9の画像識別子を参照し、当該画像識別子に対応するインセット画像92をディスプレイ135のメインフレーム52に表示させることで、インセット付き画像7を表示させる。
ユーザがメインフレーム52上に表示されたインセット画像92に対して画像処理の操作をした場合、本変形例の選択機能133dは、既に仮想フィルム5cに登録済みのインセット画像92または参照画像91のうち、新たに登録されるインセット画像92に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像92または参照画像91を選択する。
選択の手法は、例えば第2の実施形態と同様に、位置決め画像9の画像識別子による検索を採用することができる。また、仮想フィルム5cが複数シートを備える場合には、選択機能133dは、第2の実施形態と同様に、全てのシートから該当のインセット画像92または参照画像91を選択する。なお、選択の手法は第1の実施形態と同様にユーザが選択することとしても良い。
そして、本変形例の画像処理機能133eは、新たに登録されるインセット画像92、及び選択機能133dによって選択されたインセット画像92に対して、ユーザから受け付けた画像処理を一括で適用する。なお、メインフレーム52で行われた画像処理の操作を一括で適用するか否かをユーザが設定可能としてもよい。
なお、図11では新たに登録されるインセット画像92に対する画像処理を例としたが、新たに登録される参照画像91に対する画像処理の操作がされた場合も、同様に、既に仮想フィルム5cに登録済みのインセット画像92または参照画像91のうち、新たに登録されるインセット画像92に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像92または参照画像91に対して一括で画像処理がされても良い。
本変形例の磁気共鳴イメージング装置100によれば、新たに登録されるインセット画像92に対する画像処理を、既に仮想フィルム5cに登録済みのインセット画像92または参照画像91に一括で適用することができるため、上述の各実施形態の効果に加えて、ユーザが既に仮想フィルム5cに登録済みの個々のインセット画像92または参照画像91を1つ1つ編集する手間が低減される。
また、ユーザがメインフレーム52上に表示されたインセット画像92に対して画像処理の操作をした場合、該画像処理の適用対象を、新たに登録されるインセット画像92のみとするか、既に仮想フィルム5cに登録済みのインセット画像92または参照画像91にも一括で適用するかを、ユーザが選択可能であっても良い。
例えば、表示制御機能133bは、仮想フィルム編集画面50c上に、メインフレーム52上に表示されたインセット画像92に対して画像処理の操作を新たに登録されるインセット画像92のみとすることをユーザが指定可能な第1の操作部と、既に仮想フィルム5cに登録済みのインセット画像92または参照画像91にも一括で適用することをユーザが指定可能な第2の操作部とを表示しても良い。
(変形例2)
上述の第2の実施形態では、選択機能133dは、ユーザが画像処理の操作を行ったインセット画像92に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像92を選択するものとしたが、さらに、選択に条件を加えても良い。
本変形例の選択機能133dは、ユーザによって指定されたインセット画像92に含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像92のうち、規定の条件を満たさないものは選択しない。
例えば、規定の条件は、撮像断面の位置が、ユーザによって選択されたインセット画像92の撮像断面の位置から規定の距離以内にあることである。
撮像断面間の距離は、ユーザによって選択されたインセット画像92上の参照ライン6と、仮想フィルム5に登録されたインセット画像92上の参照ライン6のインセット画像92上の距離でも良いし、撮像された被検体Pの身体上の距離に換算された距離でも良い。例えば、選択機能133dは、各インセット画像92に対応する診断用画像8のプラン中心間の距離を、撮像断面間の距離としても良い。診断用画像8のプラン中心は、診断用画像8の撮像のための位置決めで設定された撮像範囲の中心である。また、選択機能133dは、各インセット画像92の付帯情報に登録された撮像断面の位置の情報に基づいて、撮像断面間の距離を算出しても良い。
また、規定の距離の長さは限定されるものではないが、例えば、診断用画像8に描出される撮像対象部位が変わる程度の長さとしても良い。また、規定の距離は、ユーザが変更可能であっても良い。
例えば、同一の位置決め画像9を含む複数のインセット画像92でも、互いの参照ライン6の位置が離れている場合、あるインセット画像92の拡大率を他のインセット画像92に適用すると、他のインセット画像92の参照ライン6がインセットフレーム外になり、表示されなくなる場合がある。選択機能133dが、撮像断面の位置が、ユーザによって選択されたインセット画像92の撮像断面の位置から規定の距離以内にあるインセット画像92のみを選択することにより、このような現象を低減することができる。
また、位置決め画像9の撮像範囲が広範囲である場合、位置決め画像9に位置決め画像9複数の撮像部位が含まれる場合がある。このような場合、ある部位への画像処理を、他の部位に適用することが適切ではない場合がある。このため、選択機能133dが、撮像断面の位置が、ユーザによって選択されたインセット画像92の撮像断面の位置から規定の距離以内にあるインセット画像92のみを選択することにより、画像処理の一括適用の対象を適切に制限することができる。
また、規定の条件は、画像処理の種類に応じて異なっても良い。例えば、拡大、縮小、パン、輝度変更、回転、アノテーションの追加、ROIの追加、フィルタ、ウィンドウ値の変更、またはウィンドウ幅の変更等の各画像処理ごとに、規定の条件をかけるか否かがユーザによって設定可能であっても良い。例えば、デフォルトの設定として拡大処理については上述のような規定の条件を設けるが、ウィンドウ値およびウィンドウ幅については規定の条件を設けないこととしてもよい。また、画像処理の種類ごとに、規定の条件として設定される撮像断面間の距離の長さが異なっても良い。
また、規定の条件は、上述の例に限定されない。例えば、撮像対象部位が同一であることが、規定の条件であっても良い。
(変形例3)
上述の各実施形態においては、磁気共鳴イメージング装置100でフィルミング処理が実行される例を説明したが、磁気共鳴イメージング装置100以外の情報処理装置でフィルミング処理が実行されても良い。
磁気共鳴イメージング装置100以外の情報処理装置は、例えば、ワークステーション、または医師用の端末等であるが、これらに限定されるものではない。本変形例においては、磁気共鳴イメージング装置100以外の情報処理装置が、画像処理装置の一例となる。
また、上述の各実施形態で説明した磁気共鳴イメージング装置100の機能が、クラウド環境または中央サーバ装置と、操作端末とに分かれて実現されても良い。
(変形例4)
上述の各実施形態においては、フィルミング処理を例として説明したが、上述の表示制御機能133b、受付機能133c、選択機能133d、及び画像処理機能133eの機能を、フィルミング処理以外に適用しても良い。例えば、上述の各機能は、医用画像に関わる各種のビューワ、またはエディタに適用可能である。
(変形例5)
上述の各実施形態においては、磁気共鳴イメージング装置100によって撮像される磁気共鳴画像を対象値したが、他のモダリティで撮像された医用画像に対して、上述の各実施形態を適用しても良い。
(変形例6)
上述の各実施形態においては、ユーザによって画像処理の操作が行われたインセット画像92,921と、ユーザによる操作または自動的な処理によって選択された他のインセット画像92,921とに対して、同一の画像処理が同時に適用される例を説明したが、適用タイミングはこれに限定されるものではない。
例えば、先にユーザが1つのインセット画像92,921に対して画像処理を行った後に、該画像処理が他のインセット画像92,921に適用されても良い。より具体的には、図9に示すインセット画像921aにおいて、ユーザが画像処理の操作を行ったとする。この場合、画像処理機能133eは、該画像処理が確定した後に、インセット画像921aに含まれる位置決め画像9と同一の位置決め画像9を含むインセット画像921または参照画像91に該画像処理を一括で適用しても良い。なお、画像処理の確定は、例えばディスプレイ135に表示される処理確定ボタン(不図示)を操作者が入力インタフェース134を用いて選択することで実現される。
なお、本明細書の上記の各実施形態において扱う各種データは、典型的にはデジタルデータである。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、複数のインセット画像を編集する場合におけるユーザの作業負荷を低減することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
5,5a~5c 仮想フィルム
6,6a~6p 参照ライン
7,7a~7k,71,71a~71g インセット付き画像
8,8a~8o 診断用画像
9 位置決め画像
50a~50c 仮想フィルム編集画面
51,51a~51c エディットボックス
52 メインフレーム
53 選択欄
91,91a~91e 参照画像
92,92a~92k,921,921a~921g インセット画像
100 磁気共鳴イメージング装置
130 計算機システム
132 記憶回路
133 処理回路
133a 撮像処理機能
133b 表示制御機能
133c 受付機能
133d 選択機能
133e 画像処理機能
135 ディスプレイ

Claims (13)

  1. 被検体から生じる磁気共鳴信号に基づいて生成された磁気共鳴画像と前記磁気共鳴画像に対応する前記被検体の撮像断面の位置を表す位置表示画像とを対応付けて表示部に表示させる表示制御部であって、複数の前記磁気共鳴画像と複数の前記位置表示画像とを前記表示部に表示させる前記表示制御部と、
    前記複数の前記位置表示画像から2つ以上の前記位置表示画像を選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された前記2つ以上の前記位置表示画像に対する画像処理を指示するユーザの操作を受け付ける受付部と、
    前記選択部によって選択された2つ以上の前記位置表示画像に対して、前記受付部が受け付けた指示に対応する前記画像処理を行う画像処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の前記位置表示画像の各々は、前記複数の前記磁気共鳴画像を生成するための位置決めに使用された位置決め画像に、前記複数の前記磁気共鳴画像の各々に対応する撮像断面の位置が表示された画像であることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置
  3. 記選択部は、前記ユーザによって選択された前記位置表示画像に対応する前記位置決め画像と同一の位置決め画像を含む位置表示画像を、前記表示部に表示された前記複数の前記位置表示画像及び前記表示部に表示されていない前記複数の前記位置表示画像の少なくとも一方の中から選択することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択部は、前記ユーザによって選択された前記位置表示画像に含まれる位置決め画像と同一の位置決め画像を含む位置表示画像のうち、規定の条件を満たさないものは選択しない、
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記規定の条件は、撮像断面の位置が、前記ユーザによって選択された前記位置表示画像の撮像断面の位置から規定の距離以内にあることである、
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記規定の条件は、前記画像処理の種類に応じて異なる、
    請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御部は、フィルムに印刷する前記複数の前記磁気共鳴画像及び前記複数の前記位置表示画像を編集可能な仮想フィルム編集画面を、前記表示部に表示させ、
    前記受付部は、前記仮想フィルム編集画面上の仮想フィルムに新たに登録される位置表示画像に対する画像処理を指示するユーザの操作を受け付け、
    前記選択部は、既に前記仮想フィルムに登録済みの前記複数の前記位置表示画像のうち、前記新たに登録される位置表示画像に含まれる位置決め画像と同一の位置決め画像を含む位置表示画像を選択し、
    前記画像処理部は、前記新たに登録される位置表示画像、及び前記選択部によって選択された前記位置表示画像に対して、前記画像処理を一括で適用する、
    請求項から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記受付部は、前記ユーザによって入力された少なくとも1つの数値に応じた前記画像処理を受け付ける、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記数値は、前記画像処理の内容を定義するパラメータの値である、
    請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記受付部は、前記ユーザの操作に応じた前記画像処理を受け付ける、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記受付部は、前記ユーザによる操作部の操作量に応じた前記画像処理を受け付ける、
    請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 記位置表示画像は当該位置表示画像に対応する記磁気共鳴画像よりも小さく、且つ当該位置表示画像に対応する記磁気共鳴画像に重畳して表示される、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 被検体から生じる磁気共鳴信号に基づいて生成された磁気共鳴画像と前記磁気共鳴画像に対応する前記被検体の撮像断面の位置を表す位置表示画像とを対応付けて表示部に表示させる処理であって、複数の前記磁気共鳴画像と複数の前記位置表示画像とを前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
    前記複数の前記位置表示画像から2つ以上の前記位置表示画像を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択された前記2つ以上前記位置表示画像に対する画像処理を指示するユーザの操作を受け付ける受付ステップと、
    前記選択ステップで選択された前記2つ以上の前記位置表示画像に対して、前記受付ステップで受け付けた指示に対応する前記画像処理を行う画像処理ステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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