JP7487243B2 - インターロック構造 - Google Patents

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Description

本発明は、インターロック構造に関する。
従来、ハイブリッド車や電気自動車等の車両には、駆動用モータや駆動用バッテリ等が搭載されている。これらの車両では、駆動用モータや駆動用バッテリ等の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)やパワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)等の各種の電装機器が設けられている。
また、前記車両では、駆動用モータを駆動するために、供給電圧が、数百ボルト以上(例えば500V以上)に昇圧されている。従って、ECUやPCU等の電装機器には、高電圧が掛かるものとされている。そのため、ECUやPCU等の電装機器(高電圧機器とも称する)を保守点検する場合には、高電圧機器との接触を回避するために高電圧の電力を遮断する必要がある。そこで、高電圧機器には、高電圧の電力を遮断するためのインターロック装置(構造)が設けられている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2013-66337号公報 特開2005-294215公報
ところで、上述した特許文献1に記載のインターロック装置(構造)は、一対の端子部と、絶縁部材と、を有し、絶縁部材上において、一対の端子部を、締結部材を締結したときに電気的に導通状態にする一方、前記締結部材を取り外したときに電気的に遮断状態にするものとされている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載のインターロック装置は、一対の端子部と、絶縁部材を必要とするので、絶縁部材を搭載するための無駄なスペースが必要となる問題がある。また、一つのインターロックを構成するために、2つの端子部、2本の電線、及び絶縁部材を必要とするので、コストが高く付く問題がある。また、一対の端子部から一対の電線を配索するためのスペースが必要となる問題もある。さらには、例えば、端子部が水に濡れた状態で締結部材(ボルト)を外すと、一対の端子部間が水でショートし、締結部材が外れていることを検知できないという懸念がある。
また、上述した特許文献2に記載のインターロック装置は、導電性の上蓋と、前記上蓋と筐体(ケース)との間に設けられた絶縁部材と、前記上蓋と前記絶縁部材との間に設けられる端子と、前記上蓋を前記筐体に固定するための導電性の固定部材と、を有するものとされている。上述した特許文献2に記載のインターロック装置は、前記固定部材により前記上蓋が前記筐体に固定されると、前記端子と前記筐体とが電気的に接続状態となり、前記固定部材により前記上蓋が前記筐体に固定されないと、前記端子と前記筐体とが電気的に非接続状態となるように構成されている。
しかしながら、上述した特許文献2に記載のインターロック装置は、絶縁材料を必要とするため、コストが高く付く問題があった。また、上述した特許文献2に記載のインターロック装置は、上蓋と筐体との間に端子を挟み込んで固定するものとされており、上蓋と筐体との間に端子の厚み分の隙間が形成されている。そのため、上述した特許文献2に記載のインターロック装置では、筐体のシール性能が担保できない問題があった。そのため、上述した特許文献2に記載のインターロック装置は、屋外で使用する機器に利用することが困難であった。
そこで、本発明は、省スペースで設置することを可能とし、安価で提供可能なインターロック構造を提供することを目的とする。また、本発明は、シール性を向上可能なインターロック構造を提供することを目的とする。
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明のインターロック構造は、電装機器を収容する導電性のケースと、前記電装機器を制御する制御部と、前記ケースに開口された開口部を閉塞する導電性の蓋部と、前記ケースに前記蓋部を締結する締結部材と、前記蓋部及び前記締結部材の間に配されると共に、前記蓋部が前記ケースに締結されることで前記蓋部と導通する端子部と、一端側が前記端子部と接続されると共に、他端側が前記電装機器に接続される接続線と、前記接続線の導通の有無を検知する検知部と、を備え、前記ケースは、内外を連通させる導入部を有し、前記接続線は、前記導入部を介して前記端子部及び前記電装機器が接続されており、前記蓋部及び前記電装機器の間には、所定の電圧が印加されており、前記検知部が、前記接続線が非導通状態であることを検知することを条件として、前記制御部が、前記電装機器への通電を遮断する制御を行うこと、を特徴とするものである。
上述したインターロック構造は、検知部により、接続線が非導通状態であることを検知することで、制御部が、電装機器への通電を遮断する制御を行うものとされている。ここで、端子部が蓋部に締結されている状態では、接続線に所定の電圧(例えば、3.3V)が印加されているので、接続線が導通状態とされている。一方、端子部が蓋部から取り外されると、接続線が非導通状態となり、制御部によって電装機器への通電が遮断されるものとされている。すなわち、上述したインターロック構造は、1つの端子部と、1本の接続線と、を用いることにより、簡素に構成することができる。そのため、上述したインターロック構造は、安価で導入することが可能である。また、上述したインターロック構造は、蓋部の取り外しに伴って、即座に電装機器への通電を遮断できるので、通電状態の電装機器への接触を回避させることができる。
また、上述したインターロック構造は、端子部が蓋部の外部側(ケースとは反対側)に締結されるので、ケースと蓋部との間のシール性を向上させることができる。従って、上述したインターロック構造は、屋外での使用に耐え得るものとすることができる。そのため、上述したインターロック構造によれば、車両等での配置の汎用性向上が期待できる。また、上述したインターロック構造は、ケースの導入部を介して端子部と電装機器とが接続されるので、ケースに形成されている貫通孔を導入部として利用することができる。そのため、上述したインターロック構造は、ケースに別途追加工を施すことなく、接続線を導入部を介してケースの外部に引き出すことができ、コストの増大を抑制できる。また、導入部にシールが設けられている場合は、当該シールをそのまま利用できるので、シールに要するコスト低減効果も期待できる。また、上述したインターロック構造は、使用するケースも追加工することなく使用できるので、設置スペースも少なくすることができる。
(2)上述した本発明のインターロック構造は、前記電装機器が、前記制御部を含むと共に、前記制御部が、前記ケースに収容されており、前記接続線の一端側が前記制御部に接続されているとよい。
上述したインターロック構造は、かかる構成とすることにより、制御部も含めて一体的に電装機器をケースに収容できる。これにより、上述したインターロック構造は、電装機器を配置するスペースを小型化できる。
(3)上述した本発明のインターロック構造は、前記蓋部と前記ケースとの間に配された第一シール部と、前記導入部に配された第二シール部と、を備えるとよい。
上述したインターロック構造は、かかる構成とすることにより、ケース内に水等の異物が侵入することを抑制できる。これにより、上述したインターロック構造は、屋外での使用に耐え得るものとすることができる。そのため、上述したインターロック構造によればシール性向上、及び車両等での配置の汎用性向上が期待できる。なお、第一シール部や第二シール部には、ゴムシールやグロメットなどの各種のシール部材を用いることができる。
(4)上述した本発明のインターロック構造は、前記電装機器が、高電圧部品であるとよい。
上述したインターロック構造は、電装機器が高電圧部品であっても好ましく利用することができる。ここで、高電圧部品には、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に搭載されるECU、PCU、駆動用バッテリ等が挙げられる。
(5)上述した本発明のインターロック構造は、前記電装機器に電力を入力するためのコネクタが接続されており、前記コネクタは、接続部が前記導入部を介して外部に露出されており、前記接続線の一端側が、前記接続部を介して前記電装機器に接続されているとよい。
上述したインターロック構造は、かかる構成とすることにより、ケース内の電装機器における電力入力用(例えば、低電圧電力入力用)のコネクタを利用して、インターロック構造を動作させるための接続線を配索できる。そのため、上述したインターロック構造は、ケースを加工する必要がないので、コスト低減効果が期待できる。また、上述したインターロック構造は、従来のケースをそのまま利用できるので、電装機器の配置の汎用性向上が期待できる。
(6)上述した本発明のインターロック構造は、前記接続線が、前記電装機器に電力を入力する入力線を分岐させて形成されているとよい。
上述したインターロック構造は、かかる構成とすることにより、電装機器やケースを加工することなく、接続線をケースの外部に引き出すことができる。そのため、上述したインターロック構造は、コストの増大を抑制できると共に、設置スペースも少なくすることができる。また、上述したインターロック構造は、入力線(例えば、低電圧電力入力線)を分岐させて接続線を引き出すことができるので、ケースと接続線との間のシール性を低下させることがない。
(7)上述した本発明のインターロック構造は、前記端子部が、前記締結部材と共締め可能であるとよい。
上述したインターロック構造は、かかる構成とすることにより、締結部材の取り外しに伴って、確実に電装機器に供給される電力を遮断することができる。また、上述したインターロック構造は、簡単で安価な構成でインターロックを作動させることができる。ここで、端子部や締結部材には、共締め可能な各種の部材を用いることができる。例えば、端子部は、締結部材(例えば、ボルト)によって共締めが容易な丸型端子やU字型端子等が好ましく利用できる。
本発明は、省スペースで設置することを可能とし、安価で提供可能なインターロック構造を提供することができる。また、本発明は、シール性を向上可能なインターロック構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るインターロック構造の外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインターロック構造の正面図である。 本発明の一実施形態に係るインターロック構造の一部分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインターロック構造の配線図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るインターロック構造の説明図であり、(b)は、本発明の変形例に係るインターロック構造の説明図である。
以下、本発明の実施形態に係るインターロック構造1について、図1~図5を参照しつつ説明する。なお、本実施形態は、ハイブリッド車や電気自動車等のECU40を収容するケース10にインターロック構造1が搭載されている場合を例として説明する。また、本実施形態では、電装機器20が、高電圧部品である端子台20に相当し、ECU40が、インターロック構造1の制御部40として機能する場合を例として説明する。
図1~図3に示すように、インターロック構造1は、電装機器20(端子台20とも称する)を収容するケース10と、電装機器20を制御するECU40(制御部40とも称する)と、蓋部30と、蓋部30のボルト33(締結部材33とも称する)と、を備えている。また、インターロック構造1は、前記の他、端子部50と、端子部50に接続される接続線51と、接続線51の導通の有無を検知する検知部45等を備えている。
図1~図3に示すように、ケース10は、金属製の素材で形成されており、矩形状に形成されている。ケース10は、図示を省略するが車両におけるボデーにアースされている。本実施形態では、車両のボデー側がマイナスアースされているものとして説明する。ケース10の下方側には、端子台20が収容されており、端子台20の上方側には、ECU40が収容されている。
また、ケース10には、図5(a)に示すように、導入部14A(後述の変形例に係る導入部14Bと併せて導入部14とも称する)が開口形成されている。導入部14Aは、開口を通じて、ケース10内外を連通させており、後述するコネクタ41をケース10の外部に露出させるためのものとされている。すなわち、本実施形態では、導入部14Aの開口に、コネクタ41が挿通されており、コネクタ41の一端側が、ケース10から突出している。また、詳細は後述するが、コネクタ41は、シール機能を有しており、導入部14Aにおける第二シール部15を形成している。
また、ケース10には、図3に示すように、端子台20の端子と対向する側に一対の開口部11,11が開口形成されている。また、ケース10には、開口部11,11の周囲に蓋部30を固定するための複数のネジ穴12が形成されている。
開口部11は、ケース10内に収容された端子台20やECU40の保守点検用に開口されている。従って、保守点検の作業者は、開口部11を通じて、ケース10の内部にアクセスすることが可能である。開口部11は、横方向が長手となるように矩形状に形成されており、一対の開口部11,11が横方向に並ぶように形成されている。また、開口部11,11の前面には、蓋部30が設けられている。
蓋部30は、開口部11,11の周囲を取り囲む大きさに形成されている。蓋部30には、開口部11,11と対向するように一対の隆起部31,31が突出形成されている。蓋部30には、ケース10のネジ穴12と対向するように複数の固定孔32が形成されている。蓋部30は、固定孔32にボルト33(締結部材33とも称する)を挿通し、ボルト33をネジ穴12に螺合させることにより、ケース10に固定することができる。蓋部30は、ケース10に固定することにより、開口部11,11を閉塞する。また、蓋部30は、導電性の金属等で形成されており、ケース10に固定することにより、ケース10を通じて車両のボデー(マイナス側)にアースされる。
また、蓋部30と開口部11,11との間には、第一シール部13(図5(a)参照)が設けられており、蓋部30をケース10に取り付けた際に蓋部30とケース10との間を封止するものとされている。なお、図3では、第一シール部13が省略されていることに留意されたい。第一シール部13には、例えば、Oリングやグロメット等のゴムや樹脂等で形成されたシール部材が用いられる。
ここで、上述したケース10、蓋部30、第一シール部13、及び導入部14Aは、従来から使用されているものを使用することができる。すなわち、ケース10、蓋部30、第一シール部13、及び導入部14Aは、ケース10に新たに追加工を施すことなく利用できる。
図1~図3に示すように、端子台20(電装機器20とも称する)は、各種の電装機器を接続する端子を有している。また、端子台20には、電流センサ(図示せず)が一体的に設けられており、当該電流センサの一端側に端子台20が接続されている。また、前記電流センサの他端側に、ECU40が接続されている。また、端子台20は、通電時に高電圧(例えば、500V以上の電圧)が掛かるものとされている。すなわち、端子台20は、高電圧部品に相当する。端子台20は、図4に示すように、ECU40が接続されている。また、端子台20の低電圧系統(例えば、電流センサ)におけるマイナス側の端子がケース10を通じて、車両のボデー(図示せず)にアースされている。なお、端子台20における低電圧系統のケース10へのアースは、ECU40を介して行うようにしてもよい。また、図4におけるアース線は、端子台20における低電圧系統に係るものであり、端子台20における高電圧系統は、ボデーにアースされていないことに留意されたい。
ECU40は、例えば、駆動用バッテリ等に入出力される電力の制御やPCU等の制御を行うものとされている。また、ECU40は、電流センサの値を見て端子台20への出力を制御するものとされている。ECU40は、上記に加えて、インターロック構造1の制御も行うものとされている。すなわち、ECU40は、駆動用バッテリ等の電力制御と兼ねてインターロック構造1の制御を行うものとされている。また、ECU40は、本実施形態では、後述する検知部45も内蔵している。ECU40は、上述した端子台20と同様に高電圧が掛かるものとされている。従って、ECU40も高電圧部品に相当する。また、ECU40は、本実施形態では、端子台20と同様にケース10の内部に収容されている。すなわち、本実施形態では、ECU40が、電装機器40を構成している。
ECU40は、上述のように端子台20の電源センサに接続されている。また、ECU40は、後述する低電圧系統におけるマイナス側の端子(図示せず)がケース10に接続されている。従って、ECU40は、低電圧系統におけるマイナス側が、ケース10を通じて、車両のボデー(図示せず)にアースされている。なお、図4におけるアース線は、ECU40における低電圧系統に係るものであり、ECU40における高電圧系統は、ボデーにアースされていないことに留意されたい。
また、ECU40には、コネクタ41が接続されている。コネクタ41は、ECU40を動作させるための低電圧系統(例えば、12V)の電力を入力する電源系コネクタを備えると共に、PCUからの制御信号(低電圧)を入力するための入力コネクタを備えている。本実施形態では、コネクタ41は、高電圧電力を入力するための高電圧コネクタを兼ね備えるものとされている。なお、コネクタ41は、高電圧コネクタを兼ね備えるものだけではなく、別途に高電圧コネクタを備えていてもよい。コネクタ41は、ケース10の導入部14Aから外部に向けて突出(露出)している。また、コネクタ41には、上述したようにシール機能を有するものが用いられている。従って、コネクタ41は、導入部14Aにおける第二シール部15(図5(a)参照)を構成する。
第二シール部15は、例えば、コネクタ41の外周に配されたゴムや樹脂等のシール部材によって形成されている。第二シール部15は、導入部14Aから水等の異物が侵入することを抑制することができる。なお、第二シール部15は、シール機能を有するコネクタ41を用いるものだけではなく、シール機能を有しないコネクタ41に別途、Oリングやグロメット等のシール部材を設けて形成してもよい。
コネクタ41には、ECU40に低電圧電力や高電圧電力を入力するための入力線43としてのケーブルが接続部42を介して接続される。コネクタ41の接続部42には、入力線43におけるプラス側が接続されている。従って、ECU40は、入力線43から供給される低電圧電力によって動作すると共に、高電圧電力の入出力制御を行うものとされている。
また、ECU40には、検知部45が設けられている。検知部45の詳細、及びECU40による制御の詳細は後述する。
図1~図3に示すように、端子部50には、導通可能な丸型端子が用いられている。端子部50は、接続線51の一端側に接続されている。端子部50は、蓋部30及びボルト33(締結部材33)の間に配されている。本実施形態では、単一の端子部50が、複数のボルト33のうちの1つのボルト33と蓋部30との間に配されている。また、端子部50は、ボルト33と蓋部30とを共締めによってケース10に締結される。これにより、端子部50は、蓋部30と導通するものとされている。言い換えると、端子部50は、ボルト33を蓋部30から取り外すことにより、蓋部30との導通が遮断されて非導通状態とされる。なお、端子部50は、丸型端子だけではなく、各種の端子(例えば、U字状端子)を用いることができる。
接続線51は、一端側が端子部50に接続されており、他端側が、ケーブル側コネクタ44を介してECU40(電装機器40)に接続されている(図4参照)。接続線51は、導入部14Aを介して端子部50とECU40とを接続するものとされている。図5(a)に示すように、本実施形態では、接続線51の他端側がコネクタ41を介してECU40に接続されている。また、接続線51は、本実施形態では、ECU40に低電圧電力を入力する入力線43を分岐させて形成されている。そのため、コネクタ41は、特別な加工を施すことなく使用できる。
図4は、本発明のインターロック構造1の配線図である。図4に示すように、接続線51には、電圧(例えば、3.3V)が印加されている。そのため、端子部50が、蓋部30(ケース10)に導通している状態では、接続線51に電流が流れるものとされている。なお、図4においては、理解が容易なように接続線51の途中に電源(電池)を記載しているが、電源は、各種の位置に配することができる。ここで、電源は、入力線43に供給されている電力の一部を取り出すものやECU40から取り出すものなど、各種の方法で取得できる。このように、電源を入力線43やECU40から取得すれば、別途に電源を設置することなく従来の電源が利用できる。そのため、電源を設けるスペースの削減が可能である。
検知部45は、上述したようにECU40に設けられている。検知部45は、接続線51に流れる電流の有無、すなわち、接続線51の導通の有無を検知できる。検知部45は、接続線51の導通状態を検知し、ECU40に検知信号を送るものとされている。
以上が、本発明の一実施形態に係るインターロック構造1の構成であり、次にECU40(制御部40)におけるインターロックの制御について、以下に詳説する。
図4に示すように、インターロック構造1は、蓋部30がボルト33によってケース10に締結されている状態では、端子部50がケース10と導通状態となる。また、接続線51には、所定の電圧(例えば、3.3V)が印加されているので、接続線51が導通状態とされる。検知部45が、接続線51の導通状態を検知している間は、ECU40は、蓋部30によって、開口部11,11が閉塞されている状態であると判断し、端子台20に対して電力供給を可能とする制御を行う。また、ECU40は、ECU40に接続された各種の電装品(例えば、インバータ、モータ[MG:モータジェネレータとも称する]、駆動用バッテリ)に対する電力供給を可能とする制御を行う。
ここで、ECU40や端子台20に高電圧の電力が供給されている状態で、作業者が蓋部30を取り外した場合、すなわち、作業者が、ボルト33を緩めたり、取り外したりした場合は、端子部50と蓋部30(ケース10)との導通が遮断され、接続線51が非導通状態となる。接続線51が非導通状態となると、検知部45が、接続線51が非導通状態であることを検知し、検知信号をECU40に送信する。ECU40は、当該検知信号を受けると、ECU40に接続された電装品への高電圧電力の通電を遮断する制御を行う。また、このとき、ECU40自体への高電圧の電力供給も遮断する制御を行う。このように、本発明のインターロック構造1では、端子台20(電装機器20)及びECU40(電装機器40)に通電されている状態(高電圧が掛かっている状態)で作業者が誤って蓋部30を取り外した場合であっても、端子台20及びECU40への電力供給が遮断される。
なお、本実施形態では、端子部50が、ボルト33(締結部材33)と共締めによって蓋部30に固定されている。従って、本発明のインターロック構造1は、ボルト33の取り外しに伴って、確実に電装機器20,40に供給される電力を遮断することができる。
以上が、本発明のインターロック構造1に係るインターロックの制御であり、次に本発明のインターロック構造1における作用効果について、以下に説明する。
上述したように本発明のインターロック構造1は、端子部50が蓋部30から取り外されると、接続線51が非導通状態となり、ECU40(制御部40)によって端子台20(ECU40を含む)への高電圧電力の通電が遮断されるものとされている。すなわち、上述したインターロック構造1は、1つの端子部50と、1本の接続線51と、を用いることにより、簡素に構成することができる。そのため、上述したインターロック構造1は、安価で導入することが可能である。また、上述したインターロック構造1は、蓋部30の取り外しに伴って、即座に電装機器20,40への通電を遮断できるので、通電状態の電装機器20,40への接触を回避させることができる。
また、本発明のインターロック構造1は、端子部50が蓋部30の外部側(ケース10とは反対側)に締結されるので、ケース10と蓋部30との間のシール性を向上させることができる。従って、上述したインターロック構造1は、屋外での使用に耐え得るものとすることができる。そのため、上述したインターロック構造1によれば、シール性の向上、及び車両等での配置の汎用性向上が期待できる。
また、本発明のインターロック構造1は、ケース10の導入部14Aを介して端子部50とECU40(電装機器40)とが接続されるので、ケース10に形成されている貫通孔を導入部14Aとして利用することができる。そのため、上述したインターロック構造1は、ケース10に別途追加工を施すことなく、接続線51を導入部14Aを介してケース10の外部に引き出すことができるので、コストの増大を抑制できる。また、本実施形態のように、本発明のインターロック構造1は、ECU40を電装機器20に含めることができ、接続線51の一端側をECU40に接続することができる。かかる構成とすることにより、上述したインターロック構造1は、ECU40も含めて一体的に電装機器20をケース10に収容できる。これにより、上述したインターロック構造1は、電装機器20,40を配置するスペースを小型化できる。
また、導入部14Aにシール(第二シール部15)が設けられている場合は、当該シールをそのまま利用できるので、シールに要するコスト低減効果も期待できる。また、上述したインターロック構造1は、使用するケース10も追加工することなく使用できるので、設置スペースも少なくすることができる。
また、上述したインターロック構造1は、蓋部30とケース10との間に配された第一シール部13と、導入部14Aに配された第二シール部15と、を備えたものとされている。従って、上述したインターロック構造1は、ケース10内に水等の異物が侵入することを抑制できる。これにより、上述したインターロック構造1は、屋外での使用に耐え得るものとすることができる。そのため、上述したインターロック構造1によれば、シール性の向上、及び車両等での配置の汎用性向上が期待できる。
また、本発明のインターロック構造1は、ECU40(電装機器40)に電力を入力するためのコネクタ41が接続されており、コネクタ41は、接続部42が導入部14Aを介して外部に露出されている。また、本発明のインターロック構造1は、接続線51の一端側が、接続部42を介してECU40に接続されている。かかる構成とすることにより、上述したインターロック構造1は、ケース10内のECU40における低電圧系統の電力入力用のコネクタ41を利用して、インターロック構造1を動作させるための接続線51を配索できる。そのため、上述したインターロック構造1は、ケース10を加工する必要がないので、コスト低減効果が期待できる。また、上述したインターロック構造1は、従来のケース10をそのまま利用できるので、電装機器20,40の配置の汎用性向上が期待できる。
また、本発明のインターロック構造1は、接続線51が、電装機器20,40に低電圧系統の電力を入力する入力線43を分岐させて形成されている。かかる構成とすることにより、上述したインターロック構造1は、電装機器20,40やケース10を加工することなく、接続線51をケース10の外部に引き出すことができる。そのため、上述したインターロック構造1は、コストの増大を抑制できると共に、設置スペースも少なくすることができる。また、上述したインターロック構造1は、入力線43を分岐させて接続線51を引き出すことができるので、ケース10と接続線51との間のシール性を低下させることがない。
以上が、本発明の一実施形態に係るインターロック構造1の構成及び作用効果であり、次に、本発明のインターロック構造1の変形例について、図5(b)を参照しながら、説明する。変形例に係るインターロック構造1では、入力線43がコネクタ41を介さずにECU40(制御部40)に接続されている以外の構成は、上述した実施形態と同様であるので、上述した実施形態と同様の構成や部材に関する説明は省略する。なお、上述した実施形態と同じ部材については、同一の符号を付していることに留意されたい。
≪変形例≫
図示のように、本発明の変形例に係るインターロック構造1は、接続線51の他端側(端子部50とは反対側)が、コネクタ41を介さずに、直接、ECU40(制御部40)に接続されている。
変形例に係る導入部14B(導入部14とも称する)は、入力線43を挿通できる程度の大きさに開口されている。なお、導入部14Bは、入力線43を挿通するための開口をそのまま利用することができるので、従来のケース10をそのまま利用することができる。導入部14Bには、入力線43が挿通されている。また、変形例における導入部14Bには、第二シール部15としてのグロメット16が設けられている。グロメット16(第二シール部15とも称する)は、入力線43と、導入部14Bとの間の隙間をシールするものとされている。従って、グロメット16は、導入部14Bから水等の異物が侵入することを抑制することができる。
以上が、本発明のインターロック構造1の変形例に係る構成であるが、本発明のインターロック構造1は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、様々な変形を行うことができる。
本実施形態では、電装機器が、端子台20やECU40であるものを例示したが、電装機器には、各種のものが利用できる。例えば、電装機器が、ハイブリッド車や電気自動車等の駆動用バッテリであってもよい。また、ケース10は、収容する電装機器の大きさ・形状・個数に応じて適宜の大きさや形状のものとすることができる。また、ケース10の開口部11,11や蓋部30の形状・大きさ・個数等は、収容する電装機器等に応じて各種の形状・大きさ・個数のものを採用できる。また、本実施形態では、蓋部30に隆起部31,31が設けられているが、隆起部31,31は、収容する電装機器の形状等に応じて適宜設ければよく、隆起部31,31を設けない構成とすることもできる。
また、本実施形態では、ケース10が、マイナスアースされている場合を例示したが、本発明のインターロック構造1は、ケース10がプラスアースされているものにも利用できる。かかる場合は、形成される回路のプラスマイナスを反転させた構成とすればよい。また、本実施形態では、検知部45が、ECU40に含まれる構成を例示したが、検知部45が単独で設けられていてもよい。また、検知部45は、接続線51の導通状態を検知できる範囲で、各種の位置に配することができる。また、本実施形態では、ECU40によって、電装機器20,40への通電を遮断する制御を行うものとしたが、本発明のインターロック構造1は、ECU40によって制御されるものだけではなく、別途設けられた各種の制御機器(例えば、HEVシステム全体を制御するためのHEV ECU)によって制御することも可能である。また、本実施形態では、端子部50が単一である場合を例示したが、端子部50は、使用する場所やコスト等に応じて、複数設けられていてもよい。
また、ケース10の導入部14A,14Bの形状・大きさ・個数は、ケース10に収容する電装機器の形状・大きさ・個数等に応じて、各種の形状・大きさ・個数等のものを採用できる。また、接続線51に印加する電圧は、接続線51の導通状態を検知可能な範囲で適宜変更することができる。なお、接続線51に印加する電圧は、作業者への影響やECU40の消費電力を抑えるため、低電圧(例えば、5V未満)とすることが望ましい。
本実施形態では、ECU40が、ケース10に収容されている構成を例示したが、本発明はこれには限定されない。例えば、ECU40がケース10とは異なるケースに収容されているものやケース10にECU40が収容され、端子台20が異なるケースに収容されているものであってもよい。また、本実施形態では、接続線51の一端側(端子部50と反対側)がECU40に接続されている構成を例示したが、接続線51の一端側は、検知部45が接続線51における導通状態及び非導通状態を検知できるものであれば、各種の電装機器に接続することが可能である。
本実施形態では、蓋部30とケース10との間に第一シール部13が配されており、導入部14に第二シール部15が配されているが、第一シール部13や第二シール部15は、必要に応じて設ければよい。例えば、上述したインターロック構造1は、第一シール部13及び第二シール部15のいずれか一方のみが配された構成や、第一シール部13及び第二シール部15の双方を有しない構成など各種の構成を採用できる。
本実施形態では、電装機器20,40が、高電圧部品である場合について例示したが、本発明のインターロック構造1は、高電圧部品であるか否かを問わず、各種の機器に利用することができる。
本実施形態では、ECU40に電力を入力するためのコネクタ41が接続されており、当該コネクタ41の接続部42を介して接続線51がECU40に接続されているが、本発明のインターロック構造1は、これには限定されない。例えば、変形例に係るインターロック構造1のように、接続線51の一端側がコネクタ41を介さずに直接ECU40に接続されていてもよい。
本実施形態では、接続線51が、ECU40に低電圧系統の電力を入力する入力線43を分岐させて形成されているが、本発明のインターロック構造1は、これには限定されない。例えば、接続線51は、ECU40に高電圧系統の電力を入力する入力線43を分岐させて形成してもよい。また、例えば、接続線51が、入力線43とは、別途に設けられていてもよい。また、接続線51は、コネクタ41を利用して入力線43を分岐させるものや、コネクタ41を加工して形成するものなど、各種の方法で形成することができる。
本実施形態では、端子部50が、ボルト33(締結部材33)と共締め可能であるものを例示したが、これに限定されるものではなく、上述したインターロック構造1は、端子部50として各種の端子部材を用いることができる。また、締結部材33は、ボルト33に限定されるものではなく、各種の締結部材を利用することができる。例えば、締結部材33が固定ピンで形成されていてもよい。
以上が、本発明に係るインターロック構造1の各種の実施形態や変形例であるが、本発明は上述した実施形態や変形例において例示したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲でその教示及び精神から他の実施形態があり得ることは当業者に容易に理解できよう。
本発明のインターロック構造は、各種の電装機器(特に高電圧機器)に利用することができる。本発明のインターロック構造は、各種の車両(特にハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車)におけるECUやPCU等の電装機器に好ましく利用することができる。
1 :インターロック構造
10 :ケース
11 :開口部
13 :第一シール部
14 :導入部
14A:導入部
14B:導入部
15 :第二シール部
20 :端子台(高電圧部品、電装機器)
30 :蓋部
40 :ECU(制御部、電装機器)
41 :コネクタ
42 :接続部
43 :入力線
45 :検知部
50 :端子部
51 :接続線

Claims (2)

  1. 電装機器を収容する導電性のケースと、
    前記電装機器を制御する制御部と、
    前記ケースに開口された開口部を閉塞すると共に、前記開口部の閉塞状態において前記ケースに接触する導電性の蓋部と、
    前記ケースに前記蓋部を締結する締結部材と、
    前記蓋部及び前記締結部材の間に配されると共に、前記蓋部が前記ケースに締結されることで前記蓋部と導通する端子部と、
    一端側が前記端子部と接続されると共に、他端側が前記電装機器に接続される接続線と、
    前記接続線の導通の有無を検知する検知部と、
    を備え、
    前記ケースは、内外を連通させる導入部を有し、
    前記接続線は、前記導入部を介して前記端子部及び前記電装機器が接続されており、
    前記蓋部及び前記電装機器の間には、所定の電圧が印加されており、
    前記検知部が、前記接続線が非導通状態であることを検知することを条件として、前記制御部が、前記電装機器への通電を遮断する制御を行うこと、を特徴とするインターロック構造。
  2. 前記蓋部と前記ケースとの間に配された第一シール部と、
    前記導入部に配された第二シール部と、を備えること、を特徴とする請求項1に記載のインターロック構造。
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