JP7486568B1 - 表示装置および表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】静止画の表示時において、輝度の低下を抑えながら表示パネルの劣化を防止すること。【解決手段】本発明における表示装置は、第1の色信号に応じて第1の色で発光する第1のサブピクセル、および第2の色信号に応じて第2の色で発光する第2のサブピクセルを含む表示パネルと、前記第1の色信号および前記第2の色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定する判定部と、前記静止画の判定がなされた場合に、前記第1の色信号および前記第2の色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御する第1の制御部と、前記第1の色信号のうち前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記輝度閾値を超えない前記第2の色信号を増加させる第2の制御部とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、表示装置および表示制御方法に関する。
近年、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode)を用いた表示装置が広く用いられるようになった。OLEDは自己発光可能であることから、高コントラスト、広視野角、高応答速度、低消費電力などの多くの利点を有している。一方、OLEDの表示パネルは長時間の高輝度表示によって劣化するという側面も有している。
特許文献1に記載の表示装置は、長時間表示されるロゴを静止画として検出し、ロゴの輝度を低減することにより、表示パネルの劣化防止を図っている。
韓国特許出願公開第10-2017-0037783号公報
しかしながら、静止画の輝度を低くすると、不自然な印象をユーザに与えてしまう。
本発明は、静止画の表示時において、輝度の低下を抑えながら表示パネルの劣化を防止することを目的とする。
本発明の一観点によれば、第1の色信号に応じて第1の色で発光する第1のサブピクセル、および第2の色信号に応じて第2の色で発光する第2のサブピクセルを含む表示パネルと、前記第1の色信号および前記第2の色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定する判定部と、前記静止画の判定がなされた場合に、前記第1の色信号および前記第2の色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御する第1の制御部と、前記第1の色信号のうち前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記輝度閾値を超えない前記第2の色信号を増加させる第2の制御部とを備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセル、白色信号に応じて白色光を発光する白色サブピクセルを含む表示パネルと、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定する判定部と、前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号、白色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御する第1の制御部と、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の色信号を増加させる第2の制御部とを備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセルを含む表示パネルと、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定する判定部と、前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御する第1の制御部と、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の2つの色信号を増加させる第2の制御部とを備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、第1の色信号に応じて第1の色で発光する第1のサブピクセル、および第2の色信号に応じて第2の色で発光する第2のサブピクセルを含む表示パネルを含む表示装置の表示制御方法であって、前記第1の色信号および前記第2の色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定するステップと、前記静止画の判定がなされた場合に、前記第1の色信号および前記第2の色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御するステップと、前記第1の色信号のうち前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記輝度閾値を超えない前記第2の色信号を増加させるステップとを備えることを特徴とする表示制御方法が提供される。
本発明の他の一観点によれば、赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセル、白色信号に応じて白色光を発光する白色サブピクセルを含む表示パネルの表示制御方法であって、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定するステップと、前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号、白色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御するステップと、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の色信号を増加させるステップとを備えることを特徴とする表示制御方法が提供される。
本発明の他の一観点によれば、赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセルを含む表示パネルの表示制御方法であって、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定するステップと、前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御するステップと、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の2つの色信号を増加させるステップとを備えることを特徴とする表示制御方法が提供される。
本発明によれば、静止画表示時の輝度低下を抑えながら表示パネルの劣化を抑制することができる。
第1実施形態に係る表示装置のブロック図である。 第1実施形態に係る画素およびサブピクセルの配列図である。 第1実施形態に係るサブピクセルの回路構成を示す回路図である。 第1実施形態に係る画像処理部のブロック図である。 第1実施形態に係る静止画判定部のブロック図である。 第1実施形態に係る第1輝度制御部のブロック図である。 第1実施形態に係る第2輝度制御部のブロック図である。 サブピクセルのOLEDの劣化の一例を示すグラフである。 各色のデータに対する輝度の一例を示すグラフである。 第1実施形態に係る第2輝度制御部における輝度補償の一例を示す図である。 第1実施形態に係る画像処理部における輝度制御の一例を示す模式図である。 第1実施形態に係る画像処理部における輝度制御の他の例を示す模式図である。 第1実施形態に係る表示装置における静止画表示時の色度図である。 第1実施形態に係る表示装置の輝度制御を示す模式図である。 第1実施形態に係る表示装置における静止画表示時の動作を示す。 従来例に係る表示装置における静止画表示時の動作を示す。 第2実施形態に係る表示装置のブロック図である。 第3実施形態に係る表示装置のブロック図である。 第4実施形態に係る静止画判定部のブロック図である。 第5実施形態に係る画像処理部における輝度制御の一例を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。各図面を通じて共通する機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略または簡略化することがある。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る表示装置のブロック図である。本実施形態に係る表示装置は、入力された画像データに基づいて、表示部に画像を表示する装置である。表示装置は、例えば、有機発光ダイオード(OLED)を発光素子として用いたOLEDディスプレイであり得る。また、本実施形態の表示装置の用途は、例えば、コンピュータの画像出力装置、テレビジョン受像機、スマートフォン、ゲーム機等であり得るが、特に限定されない。
図1に示されるように、表示装置は、画像処理部1、タイミングコントローラ2、データドライバ3、ゲートドライバ4および表示パネル5を備える。表示パネル5は、行列状に配列された複数の画素50を備え、画像を表示する表示部として機能する。
画像処理部1は、タイミングコントローラ2の前段に設けられている。画像処理部1は、外部のホストシステムからRGBデータを受信し、表示パネル5のRGBWデータを生成する。画像処理部1は、画像データRGBWをタイミングコントローラ2に出力する。なお、ホストシステムと表示装置は一体の装置であってもよい。
タイミングコントローラ2は、画像データを表示パネル5に供給するタイミングを制御する。タイミングコントローラ2は、メインクロック信号MCLK、水平同期信号Hsync、垂直同期信号Vsync、データイネーブル信号DEを含む各種タイミング信号をホストシステムから受信する。タイミングコントローラ2は、RGBWデータに応じたデータ信号dataおよびデータ制御信号DCSを生成し、データドライバ3に出力する。また、タイミングコントローラ2は、ゲート制御信号GCSを生成し、ゲートドライバ4に出力する。
データドライバ3は、複数のデータラインDL1~DLmを介して表示パネル5に接続されている。データドライバ3は、データ制御信号DCSに基づいて、データ信号dataをデジタル信号からアナログ信号に変換する。データドライバ3は、複数のデータラインDL1~DLmを介して表示パネル5の複数の画素50にデータ信号を供給する。
ゲートドライバ4は、複数のゲートラインGL1~GLnを介して表示パネル5に接続されている。ゲートドライバ4は、ゲート制御信号GCSに基づいてゲート信号を生成する。ゲートドライバ4は、複数のゲートラインGL1~GLnを順にスキャンし、表示パネル5の複数の画素にゲート信号を供給する。
画像処理部1、タイミングコントローラ2、データドライバ3、ゲートドライバ4の各々は、1または複数の半導体集積回路によって構成され得る。また、画像処理部1、タイミングコントローラ2、データドライバ3、ゲートドライバ4のうちの一部または全部は、1つの半導体集積回路として一体に構成されてもよい。
表示パネル5は、アレイ状に配置された複数の画素を含む。表示パネル5は、データドライバ3から供給されるデータ信号およびゲートドライバ4から供給されるゲート信号に基づいて画像を表示する。
図2は、第1実施形態に係る画素50およびサブピクセル51、52、53、54の配列図である。複数の画素50の各々は、赤色(R)の光を発するRサブピクセル51、緑色(G)の光を発するGサブピクセル52、青色(B)の光を発するBサブピクセル53、および白色(W)の光を発するWサブピクセル54を含む。サブピクセル51、52、53、54はゲートドライバ4から供給されるゲート信号によりアクティブになる。サブピクセル51、52、53、54の輝度は、データドライバ3から供給されるデータ信号に応じて制御される。サブピクセル51、52、53、54は所定の輝度比で発光し、赤色の光、緑色の光および青色の光が混色する。これにより画素50は種々の色で発光することができる。
本実施形態の表示装置は、RGBWの4色表示に対応する画素構成を有している。サブピクセル51、52、53、54の各色は、OLEDと発光面の間に設けられたカラーフィルタの透過率の波長依存性に応じて規定され得る。具体的には、Rサブピクセル51は、白色のOLED上に赤色のカラーフィルタを配することにより構成され、Gサブピクセル52は、白色のOLED上に緑色のカラーフィルタを配することにより構成され、青色のBサブピクセル53は、白色のOLED上に青色のカラーフィルタを配することにより構成され得る。また、白色のWサブピクセル54は、白色のOLED上に透明のカラーフィルタを配するか、あるいはカラーフィルタを配しないことにより構成され得る。
図3は、第1実施形態に係るRサブピクセル51の回路構成を示す回路図である。図3には複数の画素50のうち、任意の画素50に含まれるRサブピクセル51、Rサブピクセル51に接続されるデータラインDL、Rサブピクセル51に接続されるゲートラインGLが図示されている。なお、図3にはRサブピクセル51の構成のみが図示されているが、サブピクセル52、53、54も同様の構成を有する。
Rサブピクセル51は、スイッチトランジスタM1、駆動トランジスタM2、ストレージキャパシタCおよびダイオードDを備える。ダイオードDは、表示装置の発光素子であり、例えばOLEDである。スイッチトランジスタM1および駆動トランジスタM2は、例えば薄膜トランジスタ(TFT)である。本実施形態において、スイッチトランジスタM1および駆動トランジスタM2は、nチャネル型である。しかしながら、スイッチトランジスタM1および駆動トランジスタM2は、pチャネル型であってもよい。駆動トランジスタM2がpチャネル型である場合、Rサブピクセル51の回路構成は、図3とは異なる場合がある。
ダイオードDのカソードは、VSSを電位とする電位線に接続されている。ダイオードDのアノードは、駆動トランジスタM2のソースに接続されている。ストレージキャパシタCの一方の電極は、駆動トランジスタM2のソースに接続されている。ストレージキャパシタCの他方の電極は、VSSを電位とする電位線に接続されている。駆動トランジスタM2のドレインは、VDDを電位とする電位線に接続されている。駆動トランジスタM2のゲートは、スイッチトランジスタM1のソースに接続されている。
スイッチトランジスタM1のドレインは、データラインDLに接続されている。スイッチトランジスタM1のドレインには、データドライバ3によって、データラインDLを介してデータ信号が供給される。スイッチトランジスタM1のゲートは、ゲートラインGLに接続されている。スイッチトランジスタのゲートには、ゲートドライバ4によって、ゲートラインGLを介してゲート信号が供給される。スイッチトランジスタM1は、ゲートに入力されるゲート信号に応じてオンまたはオフに制御される。
スイッチトランジスタM1がオンになる時、データ信号は、スイッチトランジスタM1を介して駆動トランジスタM2のゲートおよびストレージキャパシタCの一方の電極に供給される。駆動トランジスタM2は、ゲートに入力されるデータ信号に応じてオンまたはオフに制御される。駆動トランジスタM2がオンになる時、データ信号に基づく電流がダイオードDに流れる。ダイオードDは、駆動トランジスタM2を介して流れる電流に応じた輝度で発光する。
スイッチトランジスタM1がオンになると、ストレージキャパシタCはデータ信号に応じた電圧に充電される。スイッチトランジスタM1がオフになる時、ストレージキャパシタCは、1フレームの間、駆動トランジスタM2のソースに対するゲート電圧を一定に保持する。これにより、ダイオードDは、1フレームの間、一定の輝度で発光することができる。このようにして、ダイオードDは、サブピクセル51に入力されるデータ信号に応じた輝度で発光する。
図4は、第1実施形態に係る画像処理部1のブロック図である。画像処理部1は、RGBW変換部11、静止画判定部12、第1輝度制御部13、第2輝度制御部14を備える。
RGBW変換部11は、RGBデータに基づきRGBWデータを生成する。RGBデータは、赤色、緑色および青色の輝度値を示す。RGBの階調は、それぞれ8ビット(0~255階調)のデータであり得る。以下、RGBデータのうち、赤色のデータをRデータ、緑色のデータをGデータ、青色のデータをBデータとそれぞれ称する。各色のデータの組み合わせにより、所望の色が表現される。RGBW変換部11は、入力されたRGBデータと同じ色が表示されるようにRGBWデータを生成する。白色は、赤色、緑色、青色の成分を含む。そこで、入力されたRGBデータのうちの一部を白色で代替することにより、RGBWデータを生成することができる。RGBWデータのうち白色のデータをWデータと称する。
静止画判定部12は、RGBWデータのフレーム間の差分を算出し、静止画を判定する。具体的には、静止画判定部12は、所定期間におけるフレーム間の差分の積算値が閾値以下である場合に、RGBWデータが静止画であると判定する。
RGBWデータが静止画であると判定された場合、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14はRGBWデータの各色のデータ(輝度値)を制御する。第1輝度制御部13は、各色のデータを閾値以下に制御する。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少した輝度を補償する。これにより、静止画における輝度低下が回避若しくは軽減される。
なお、RGBW変換部11、静止画判定部12、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14の機能は、デジタル信号処理回路、プログラマブルロジックアレイにより実現されてもよく、汎用プロセッサおよびプログラムによって実現されてもよい。
図5は、静止画判定部12の詳細を示すブロック図である。静止画判定部12は、カウンタ121、フレームメモリ122、減算器123、加算器124、判定部125、輝度推定部126を備える。
フレームメモリ122には、RGBW変換部11からRGBWデータが入力される。フレームメモリ122は、RGBWデータをフレーム毎に保存する。フレームメモリ122は、入力されたRGBWデータに対して1フレーム遅延されたRGBWデータを減算器123に出力する。
減算器123は、フレームメモリ122から出力された1フレーム前のRGBWデータと現在のRGBWデータとの差分を算出する。ここで差分は絶対値で表され得る。フレーム間の差分は、画素50毎に算出されてもよく、複数の画素50を有するブロック単位で算出されてもよい。
カウンタ121は、差分の積算値が所定値以下である場合、RGBWデータの1フレーム毎にカウント値をカウントアップする。一方、RGBWデータに動画が含まれ、差分が所定値を超えると、カウンタ121はリセットされる。
加算器124には、減算器123からの差分が入力される。フレーム間の差分が所定値よりも大きい場合、加算器124はリセットされる。フレーム間の差分が所定値以下になると、加算器124は差分を積算する。
判定部125は、差分が所定値以下となってから所定期間が経過後、差分の積算値と閾値とを比較し、静止画の判定を行う。所定期間はカウンタ121のカウント値によって定められる。例えばフレームレートが60fpsである場合、7200フレーム分のカウント値は2分間に相当する。RGBWデータにおいて輝度変化の小さい状態が所定時間続いた後、判定部125は静止画の判定を行う。差分の積算値が所定の閾値よりも大きい場合、判定部125は、Enable信号をローレベルに維持する。一方、静止画が所定時間継続し、差分の積算値が閾値以下である場合、判定部125は、ハイレベルのEnable信号を出力する。
輝度推定部126は、RGBWデータの各色のデータに基づく表示パネル5上の輝度を推定する。表示パネル5における輝度は、表示パネル5の平均輝度(APL:Average Picture Level)、表示パネル5の種類、表示色などにより異なり得る。輝度推定部126は、フレームメモリ122におけるRGBWデータ、表示パネル5の平均輝度、表示パネル5の種類、表示色に基づき、表示パネル5上における各色の輝度推定値を算出する。輝度推定値は、各色の最大輝度に対する割合(0~100%)で表され得る。また、HDR(High Dynamic Range)モードにおいては、SDR(Standard Dynamic Range)モードに比べて輝度推定値が高くなり得る。
図6は、第1輝度制御部13の詳細を示すブロック図である。第1輝度制御部13は、カウンタ131、閾値制御部132、データ分離部133、比較器134、減算器135、マルチプレクサ136、137を備える。比較器134、減算器135、マルチプレクサ136、137はRGBWデータから分離された各色データに対して独立に処理を実行し得る。以下の説明において、RGBWデータは分離後の各色データの意味を含み得る。
データ分離部133には、RGBW変換部11から静止画判定部12を介してRGBWデータが入力される。データ分離部133は、RGBWデータをRデータ、Gデータ、BデータおよびWデータの各色データに分離する。分離された各色データは、比較器134、減算器135、マルチプレクサ136に出力される。
マルチプレクサ136は第1の入力ノード、第2の入力ノード、出力ノード、コントロールノードを備える。第1の入力ノードには、閾値制御部132から輝度閾値Thが入力され、第2の入力ノードにはデータ分離部133からRGBWデータが入力される。コントロールノードには比較器134からの比較結果が入力される。比較器134は、輝度閾値ThとRGBWデータとを比較し、比較結果をマルチプレクサ136のコントロールノードに出力する。RGBWデータが輝度閾値Th以下である場合には、マルチプレクサ136の第2の入力ノードが選択され、RGBWデータがそのまま出力ノードから出力される。一方、RGBWデータが輝度閾値Thを超える場合には、マルチプレクサ136の第1の入力ノードが選択され、輝度閾値Thが出力ノードから出力される。これにより、静止画表示時における輝度を制限し、表示パネル5の劣化を防止することが可能となる。
減算器135は、RGBWデータから輝度閾値Thを減算した値をRGBW不足値として出力する。RGBW不足値は輝度閾値Thによって低減された輝度分を表している。
マルチプレクサ137は、マルチプレクサ136と同様に構成され、第1の入力ノード、第2の入力ノード、出力ノード、コントロールノードを備える。第1の入力ノードには、減算器135からRGBW不足値が入力され、第2の入力ノードには“0”のデータが入力される。コントロールノードには比較器134からの比較結果が入力される。RGBWデータが輝度閾値Th以下である場合には、マルチプレクサ137の第2の入力ノードが選択され、RGBW不足値として“0”が出力ノードから出力される。一方、RGBWデータが輝度閾値Thを超える場合には、マルチプレクサ137の第1の入力ノードが選択され、減算器135によって算出されたRGBW不足値が出力ノードから出力される。RGBW不足値は後述する第2輝度制御部14において輝度補償に用いられる。
カウンタ131には、Enable信号、RGBWデータが入力される。カウンタ131は、Enable信号がアクティブ(ハイレベル)になった後、RGBWデータの1フレーム毎にフレームカウント値をカウントアップする。フレームカウント値は、静止画の開始フレームを後段の処理において特定するために用いられる。
閾値制御部132には、輝度推定値、フレームカウント値に応じて、RGBWデータの輝度閾値Thを設定する。閾値制御部132は、静止画の開始フレームにおいては輝度閾値Thを初期値に設定し、時間の経過とともに輝度閾値Thを次第に低下させる。例えば、輝度閾値Thの初期値は255であり、所定のフレーム数毎に輝度閾値が1ずつ減算され得る。これにより、静止画表示時において、輝度または彩度の急激な低下を防ぎ、自然な輝度制御が可能となる。また、閾値制御部132には、輝度推定値が入力される。上述したように、表示パネル5の種類、表示モード(HDR、SDR)、色などの要因に応じて、輝度推定値は異なり得る。閾値制御部132は、輝度推定値に応じて最適な輝度閾値Thを設定することが可能である。
図7は、第2輝度制御部14の詳細を示すブロック図である。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13において低減されたRGBW不足値を補償する。第2輝度制御部14は、Wテーブル141、Rテーブル142、Gテーブル143、Bテーブル144、マルチプレクサ145、加算器146を備える。
Wテーブル141は、RGBW不足値のうちのW不足値に対応するRGBの各色の補償値を予め定めたルックアップテーブルである。すなわち、Wテーブル141はW不足値に対応するR補償値、G補償値、B補償値を出力し得る。Rテーブル142はRGBW不足値のうちのR不足値に相当するW補償値を予め定めたルックアップテーブルである。Gテーブル143はRGBW不足値のうちのG不足値に相当するW補償値を予め定めたルックアップテーブルである。Bテーブル144はRGBW不足値のうちのB不足値に相当するW補償値を予め定めたルックアップテーブルである。なお、Wテーブル141、Rテーブル142、Gテーブル143、Bテーブル144に代えて、予め定められたアルゴリズムまたは計算式に従って補償値が算出されてもよい。
マルチプレクサ145は、Rテーブル142、Gテーブル143、Bテーブル144のW補償値のうち最も大きいW補償値を出力する。加算器146は第1輝度制御部13から出力されたRGBWデータにW補償値、RGB補償値を加算し、輝度補償後のRGBWデータを出力する。これにより、輝度の低下を抑えながら、表示パネル5の劣化を防止することが可能となる。
図8は、サブピクセルのOLEDの劣化を示すグラフであって、横軸は時間を表し、縦軸は輝度を表している。ここでは、一例として赤色のOLEDの輝度変化を示す。図8において、R255、R224、R192、R160、R128、R96、R64、R32で示されたグラフは、8ビットのRデータの値「255」、「224」、「192」、「160」、「128」、「96」、「64」、「32」の輝度変化をそれぞれ示している。「0」のRデータは最大輝度の0%に対応し、「255」のRデータは最大輝度の100%に対応する。図7に示すように、Rデータが「192」以下である場合、1000時間後においても輝度低下は少なく、劣化はさほど生じていない。一方、Rデータが「224」を超えると、1000時間後における輝度低下が大きくなり、劣化が確認され得る。従って、OLEDの劣化を最小限に抑えるためには、第1輝度制御部13における輝度閾値Thは、図8の例においては最大輝度の約70%に設定され得る。
図9は、各色のデータに対する輝度の一例を示すグラフである。横軸はRGBWの各色のデータ(0~255)を表し、縦軸は表示パネル5上における輝度を表している。各色のデータがサブピクセル同じである場合、表示パネル5上における各色の輝度は明るい順にW、G、R、Bとなることが確認できる。従って、RGBW不足値の輝度補償においては、Wデータを用いることが効果的である。
図10は第2輝度制御部14における輝度補償の一例を示す図であって、RGBWの各色の不足値に対する補償値を示している。図10において、各色の不足値および補償値は、表示パネル5上における輝度として表されている。図10(a)はW不足値に対応するW補償値、R補償値、G補償値、B補償値を示している。図10(b)はR不足値に対応するW補償値、R補償値、G補償値、B補償値を示している。図10(c)はG補償値に対応するW補償値、R補償値、G補償値、B補償値を示している。図10(d)はB補償値に対応するW補償値、R補償値、G補償値、B補償値を示している。
図10(a)において、第1輝度制御部13がWサブピクセル54の輝度を10cd/m減少させた場合、第2輝度制御部14は、Rサブピクセル51の輝度を2cd/m、Gサブピクセル52の輝度を7cd/m、Bサブピクセル53の輝度を1cd/m増加させる。このように、Wサブピクセル54の輝度の減少は、Rサブピクセル51、Gサブピクセル52、Bサブピクセル53の輝度の増加により補償される。また、図9に示されるように、各色のデータの値(階調値)が同じである場合、各色の輝度は明るい順にG、R、Bである。この比率は、G、R、Bサブピクセルを用いて白色を表示するときの輝度の比を表している。従って、Wサブピクセル54の輝度の減少分をG、R、Bの輝度の比率で補償することが好ましい。第1輝度制御部13がWサブピクセル54の輝度を20cd/mだけ減少させた場合、第2輝度制御部14は、Rサブピクセル51の輝度を4cd/m、Gサブピクセル52の輝度を14cd/m、Bサブピクセル53の輝度を2cd/m増加させる。第1輝度制御部13がWサブピクセル54の輝度を30cd/mだけ減少させた場合、第2輝度制御部14は、Rサブピクセル51の輝度を6cd/m、Gサブピクセル52の輝度を21cd/m、Bサブピクセル53の輝度を3cd/m増加させる。
図10(b)において、第1輝度制御部13がRサブピクセル51の輝度を2cd/m減少させた場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を2cd/m増加させる。このように、Rサブピクセル51の輝度の減少は、Wサブピクセル54の輝度の増加により補償される。図9に示されるように、各色のデータの階調が同じである場合、Wの輝度はG、Bの輝度よりも高く、Wサブピクセル54の発光効率は他の色のサブピクセルの発光効率よりも高い。このため、消費電力を抑えながら輝度補償を行うことができる。第1輝度制御部13がRサブピクセル51の輝度を4cd/m減少させた場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を4cd/m増加させる。第1輝度制御部13がRサブピクセル51の輝度を6cd/m減少させる場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を6cd/m増加させる。
図10(c)において、第1輝度制御部13がGサブピクセル52の輝度を7cd/m減少させた場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を7cd/m増加させる。第1輝度制御部13がGサブピクセル52の輝度を14cd/m減少させる場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を14cd/m増加させる。第1輝度制御部13がGサブピクセル52の輝度を21cd/m減少させる場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を21cd/m増加させる。
図10(d)において、第1輝度制御部13がBサブピクセル53の輝度を1cd/m減少させた場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を1cd/m増加させる。第1輝度制御部13がBサブピクセル53の輝度を2cd/m減少させる場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を2cd/m増加させる。第1輝度制御部13がBサブピクセル53の輝度を3cd/m減少させる場合、第2輝度制御部14は、Wサブピクセル54の輝度を3cd/m増加させる。
図11は、本実施形態に係る画像処理部1における輝度制御の一例を示す模式図である。縦軸はRサブピクセル51、Gサブピクセル52、Bサブピクセル53、Wサブピクセル54の輝度比を表しており、輝度比はRGBWデータのそれぞれの0~100%の値として示されている。また、Wサブピクセル54の色度はRデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(100%)の混合色に相当するものとする。「入力RGB[%]」はRGBW変換部11に入力されるRGBデータで表している。「W算出[%]」はRGBW変換部11におけるWデータの算出を表している。「変換後RGBW[%]」は、RGBW変換部11によって変換されたRGBWデータを表している。「第1輝度制御後RGBW[%]」は、第1輝度制御部13によって輝度閾値に制限されたRGBWデータを表している。「第2輝度制御後RGBW[%]」は、第2輝度制御部14によって輝度補償がなされたRGBWデータを表している。なお、ケース1~ケース4のいずれにおいても、静止画判定部12において静止画の判定がなされたと仮定する。また、第1輝度制御部13における輝度閾値は最大輝度の70%であるとする。
ケース1において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(40%)、Bデータ(60%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」の欄に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(40%)、Gデータ(40%)、Bデータ(40%)をWデータ(40%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(40%)、Rデータ(60%)、Gデータ(0%)、Bデータ(20%)となる。「変換後RGBW[%]」における破線内の数値は、RGBデータにおいてWデータに変換された値を示している。例えば、変換前のRデータ(100%)のうちの40%がWデータに変換され、残余の60%が変換後のRデータ(60%)となる。
「変換後RGBW[%]」のそれぞれは輝度閾値以下であるため、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御は行われない。したがって、「変換後RGBW[%]」がそのまま「第1輝度制御後RGBW[%]」および「第2輝度制御後RGBW[%]」として出力される。
ケース2において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(100%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(100%)をWデータ(100%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(100%)、Rデータ(0%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。
「変換後RGBW[%]」におけるWデータ(100%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース2において、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Wデータ(100%)をWデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(0%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。「第1輝度制御後RGBW[%]」における破線内の数値は、第1輝度制御部13によって減少した値を示している。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したWデータ(30%)をRデータ(30%)、Gデータ(30%)、Bデータ(30%)で補償する。「第2輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(30%)、Gデータ(30%)、Bデータ(30%)となる。
ケース3において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(80%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(80%)、Gデータ(80%)、Bデータ(80%)をWデータ(80%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(80%)、Rデータ(20%)、Gデータ(20%)、Bデータ(0%)となる。
「変換後RGBW[%]」におけるWデータ(80%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース3において、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Wデータ(80%)をWデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(20%)、Gデータ(20%)、Bデータ(0%)となる。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したWデータ(10%)をRデータ(10%)、Gデータ(10%)、Bデータ(10%)で補償する。「第2輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(30%)、Gデータ(30%)、Bデータ(10%)となる。
ケース4において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(100%)をWデータ(100%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(0%)、Rデータ(100%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。
「変換後RGBW[%]」におけるRデータ(100%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース4において、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Rデータ(100%)をRデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(0%)、Rデータ(70%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したRデータ(30%)をWデータ(6%)で補償する。「第2輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(6%)、Rデータ(70%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。Rデータ30%はWデータ6%と同じ輝度である。
図12は、本実施形態に係る画像処理部1における輝度制御の他の例を示す模式図である。図12において、Wサブピクセル54の色度は黄色を帯びており、Wサブピクセル54の発光色はRデータ(100%)、Gデータ(80%)、Bデータ(50%)の混合色に相当するものとする。
ケース1において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(40%)、Bデータ(50%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(50%)、Gデータ(40%)、Bデータ(25%)をWデータ(50%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(50%)、Rデータ(50%)、Gデータ(0%)、Bデータ(25%)となる。
「変換後RGBW[%]」のそれぞれは輝度閾値以下であるため、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御は行われない。したがって、「変換後RGBW[%]」がそのまま「第1輝度制御後RGBW[%]」および「第2輝度制御後RGBW[%]」として出力される。
ケース2において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(100%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(100%)、Gデータ(80%)、Bデータ(50%)をWデータ(100%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(100%)、Rデータ(0%)、Gデータ(20%)、Bデータ(50%)となる。
「変換後RGBW[%]」におけるWデータ(100%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース2において、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Wデータ(100%)をWデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(0%)、Gデータ(20%)、Bデータ(50%)となる。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したWデータ(30%)をRデータ(30%)、Gデータ(24%)、Bデータ(15%)で補償する。「第2輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(30%)、Gデータ(44%)、Bデータ(65%)となる。
ケース3において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(40%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(80%)、Gデータ(64%)、Bデータ(40%)をWデータ(80%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(80%)、Rデータ(20%)、Gデータ(36%)、Bデータ(0%)となる。
「変換後RGBW[%]」におけるWデータ(80%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース3において、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Wデータ(80%)をWデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(20%)、Gデータ(36%)、Bデータ(0%)となる。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したWデータ(10%)をRデータ(10%)、Gデータ(8%)、Bデータ(5%)を用いて補償する。「第2輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(70%)、Rデータ(30%)、Gデータ(44%)、Bデータ(5%)となる。
ケース4において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)がRGBW変換部11に入力されている。「W算出[%]」に示されるように、RGBW変換部11は入力されたRGBデータのうちのRデータ(100%)、Gデータ(100%)、Bデータ(100%)をWデータ(100%)に変換する。「変換後RGBW[%]」は、Wデータ(0%)、Rデータ(100%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。
「変換後RGBW[%]」におけるRデータ(100%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース4において、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Rデータ(100%)をRデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(0%)、Rデータ(70%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したRデータ(30%)をWデータ(6%)、Gデータ(1.2%)、Bデータ(3%)を用いて補償する。「第2輝度制御後RGBW[%]」は、Wデータ(6%)、Rデータ(70%)、Gデータ(1.2%)、Bデータ(3%)となる。Rデータ30%は、Wデータ6%とGデータ1.2%とBデータ3%の合計と同じ輝度である。
図13は、本実施形態に係る表示装置における静止画表示時の色度図である。図13において、R、G、Bによって囲まれた三角形は輝度制御前の色度図を表し、R’、G’、B’によって囲まれた三角形は輝度制御後の色度図を表している。RGBデータの不足値がWデータによって補償された場合、色度図は小さくなり、彩度は低くなるが、色相の変化は少ない。このため、静止画表示時においては、色相の変化を抑えながら、輝度低下を低減することができる。
図14は、本実施形態に係る表示装置の輝度制御を示す模式図であって、所定時間経過後における静止画表示時の輝度比(0~100%)を表している。
静止画に含まれるGデータが最大値(100%)である場合、従来例においては、表示パネルの劣化防止のため、静止画の輝度は時間経過とともに低下し、Gデータは例えば70%まで低下する。輝度の減少は補償されず、静止画表示時の輝度減少が目立ってしまう。本実施形態のケース1においては、Gデータは輝度閾値(70%)に低下するが、輝度減少(30%)はWサブピクセル54の輝度増加(Gデータ30%相当の輝度)によって補償される。このため、静止画表示時の輝度低下を抑えながら表示パネルの劣化を防止することができる。なお、Wデータの増加分は必ずしも減少分に一致すること要せず、例えば減少分(30%)のうちの一部(20%)がWデータの増加分として補償されてもよい。この場合においても、従来例と比較して、静止画表示時の輝度低下が抑えられ、上述の効果を奏することが可能である。
ケース2において、ケース1におけるGデータ(70%)のうちの一部(20%)がさらにWデータに置換されている。すなわち、輝度制御後のGデータの輝度比は50%であり、Wデータの輝度比は50%である。ケース1に比べて、静止画におけるWデータの比率が高くなっている。Wサブピクセル54の発光効率はRGBのサブピクセル51~53の発光効率よりも高い。このため、Wサブピクセルの比率を高くすることにより、消費電流を低減することが可能となる。なお、静止画におけるWデータの比率は所望の消費電流低減量に応じて適宜変更可能である。
図15は、本実施形態に係る表示装置における静止画表示時の動作を示す。図15(a)~図15(e)は、静止画の表示が開始してから所定時間(1分)毎の静止画のXYZ表色系における色度図、輝度および表示画面を表している。静止画の表示開始直後(図15(a))において、静止画の判定はされず、また、第1輝度制御部13、第2輝度制御部14における輝度制御は行われない。静止画の表示開始から1分後(図15(b))において、静止画判定部12によって静止画の判定がなされるが、輝度閾値は初期値に設定されたままなので、第1輝度制御部13、第2輝度制御部14による輝度制御は行われない。このため、色度図、輝度および表示画面の変化はない。静止画の表示開始から2分後(図15(c))において、輝度閾値は低下し、第1輝度制御部13によってRGBWデータの上限が輝度閾値に制限される。第2輝度制御部14は、輝度閾値を超えて制限された不足値をWデータを用いて補償し、輝度は一定に保たれる。Wデータが不足値の輝度補償に用いられることにより、色度図は小さくなり、彩度は低下するが、色相の変化は少ない。静止画の表示開始から3分後(図15(d))において、輝度閾値はさらに低下するが、輝度補償量は増えるため、輝度は一定に保たれる。輝度補償に用いられるWデータが増えるため、色度図はさらに小さくなり、彩度は低下するが、色相の変化は依然として少ない。静止画の表示開始から4分後(図15(e))において、表示装置は静止画に代えてブラックアウトまたはスクリーンセーバの画面を表示する。これにより、表示パネル5の劣化をさらに有効に防止することができる。
図16は、従来例に係る表示装置における静止画表示時の動作を示す。図16(a)~図16(e)は、静止画の表示が開始してから所定時間(1分)毎の静止画のXYZ表色系における色度図、輝度および表示画面を表している。静止画の表示開始直後(図16(a))において、静止画の判定はされず、輝度制御は行われない。静止画の表示開始から1分後(図16(b))において、静止画の判定がなされるが、輝度閾値は初期値に設定されたままなので、輝度制御は行われない。このため、色度図、輝度および表示画面の変化はない。静止画の表示開始から2分後(図16(c))において、輝度閾値は低下し、RGBWデータの上限が輝度閾値に制限される。RGBデータの上限が輝度閾値に制限されることにより、輝度は低下する。また、輝度補償にWデータが用いられないため彩度の変化は少ない。静止画の表示開始から3分後(図16(d))において、輝度閾値はさらに低下し、輝度はさらに低下する。また、輝度補償にWデータが用いられないため、彩度の変化は依然として少ない。静止画の表示開始から4分後(図16(e))において、表示装置は静止画に代えてブラックアウトまたはスクリーンセーバの画面を表示する。従来例に係る表示装置は、静止画表示時に次第に輝度を低下させ、長時間の表示パネルの高輝度表示を回避している。これにより、従来例に係る表示装置は、長時間の高輝度表示による表示パネルの劣化を低減するが、輝度低下により不自然な印象をユーザに与えてしまう。
以上に述べたように、本実施形態に係る表示装置は、Wデータ、Rデータ、Gデータ、Bデータを輝度閾値以下に制御することにより、表示パネルの高輝度表示を回避し、表示パネルの劣化を防止することができる。また、Rデータ、Gデータ、Bデータの減少をWデータが補償し、Wデータの減少をRデータ、Gデータ、Bデータが補償することにより、輝度の低下を抑えることができる。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態に係る表示装置について説明する。本実施形態に係る表示装置は、RGBW変換部11、静止画判定部12、第1輝度制御部13、第2輝度制御部14がタイミングコントローラ2に設けられている点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図17は、本実施形態に係る表示装置のブロック図である。第1実施形態の画像処理部1内に設けられていたRGBW変換部11、静止画判定部12、第1輝度制御部13、第2輝度制御部14は、タイミングコントローラ2に設けられている。RGBW変換部11、静止画判定部12、第1輝度制御部13、第2輝度制御部14の構成および動作は第1実施形態と同様である。すなわち、RGBW変換部11は画像処理部1からのRGBデータをRGBWデータに変換し、静止画判定部12はRGBWデータのフレーム間の差分に基づき静止画を判定する。また、第1輝度制御部13は、各色のデータを閾値以下に制御し、第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少した輝度を補償する。これにより、静止画における輝度低下を回避若しくは軽減することができる。
[第3実施形態]
続いて、第3実施形態に係る表示装置について説明する。本実施形態に係る表示装置は、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14がタイミングコントローラ2とデータドライバ3との間に設けられる点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図18は、本実施形態に係る表示装置のブロック図である。タイミングコントローラ2は、RGBW変換部11、静止画判定部12を含む。また、タイミングコントローラ2とデータドライバ3との間には、制御部6が設けられる。制御部6は、第1輝度制御部13、第2輝度制御部14、レジスタ部15を含む。
第1輝度制御部13には、タイミングコントローラ2からデータ信号dataおよびデータ制御信号DCSが入力される。第1輝度制御部13および第2輝度制御部14は、データ制御信号DCSに基づき、データ信号dataの輝度制御を行う。
レジスタ部15には、タイミングコントローラ2からゲート制御信号GCSが入力される。レジスタ部15は、ゲート制御信号GCSを記録し、所定期間経過後にゲート制御信号GCSを出力する。所定期間は、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御の処理時間によって定められる。レジスタ部15は、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14の処理時間によるデータドライバ3へのデータ信号dataおよびデータ制御信号DCSの入力の遅延を補償する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、静止画における輝度低下を回避若しくは軽減することができる。
[第4実施形態]
続いて、第4実施形態に係る表示装置について説明する。本実施形態に係る表示装置は、データライン単位で静止画の判定を行う点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図19は、静止画判定部12のブロック図である。静止画判定部12は、ラインメモリ127、フレームメモリ128をさらに含む。
ラインメモリ127は、データラインDLに対応する複数のラインメモリを含む。ラインメモリ127は、判定部125から出力されるEnable信号を対応するゲートラインGLごとに保存する。
フレームメモリ128は、ラインメモリ127からそれぞれのデータラインDLに対応するEnable信号が入力される。フレームメモリ128は、1フレーム内のEnable信号がハイレベルである領域とEnable信号がローレベルである領域とをフレームにマッピングし保存する。フレームメモリ128は、マッピングされたフレーム毎にEnable信号を出力する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を有する表示装置が提供される。また、本実施形態において、データラインDL単位で静止画の判定を行うため、より効果的な輝度制御を行うことができる。
[第5実施形態]
続いて、第5実施形態に係る表示装置について説明する。本実施形態に係る表示装置は、Wサブピクセル54を含まない点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図20は、本実施形態に係る画像処理部1における輝度制御の一例を示す模式図である。図20において、RGBデータのそれぞれは0~100%の値として示されている。「入力RGB[%]」は第1輝度制御部13に入力されるRGBデータを表している。「第1輝度制御後RGB[%]」は第1輝度制御部13によって輝度閾値に制限されたRGBデータを表している。「第2輝度制御後RGB[%]」は、第2輝度制御部14によって輝度補償がなされたRGBデータを表している。なお、ケース1~ケース4のいずれにおいても、静止画判定部12において静止画の判定がなされたと仮定する。また、第1輝度制御部13におけるRデータの輝度閾値は最大輝度の70%であり、Gデータの輝度閾値は最大輝度の90%であり、Bデータの輝度閾値は最大輝度の70%であるとする。
ケース1において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(70%)、Gデータ(40%)、Bデータ(50%)が第1輝度制御部13に入力されている。「入力RGB[%]」のそれぞれは輝度閾値以下であるため、第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御は行われない。したがって、「入力RGB[%]」がそのまま「第1輝度制御後RGB[%]」および「第2輝度制御後RGB[%]」として出力される。
ケース2において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(100%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)が第1輝度制御部13に入力されている。「入力RGB[%]」におけるRデータ(100%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース2において第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Rデータ(100%)をRデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGB[%]」は、Rデータ(70%)、Gデータ(0%)、Bデータ(0%)となる。「第1輝度制御後RGB[%]」における破線内の数値は、第1輝度制御部13によって減少した値を示している。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したRデータ(30%)をGデータ(7.5%)、Bデータ(7.5%)で補償する。「第2輝度制御後RGB[%]」は、Rデータ(70%)、Gデータ(7.5%)、Bデータ(7.5%)となる。Rデータ30%は、Gデータ7.5%とBデータ7.5%の合計と同じ輝度である。
ケース3において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(0%)、Gデータ(100%)、Bデータ(0%)が第1輝度制御部13に入力されている。「入力RGB[%]」におけるGデータ(100%)は輝度閾値の90%よりも大きい。このため、ケース3において第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Gデータ(100%)をGデータ(90%)に制限する。「第1輝度制御後RGB[%]」は、Rデータ(0%)、Gデータ(90%)、Bデータ(0%)となる。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したGデータ(10%)をRデータ(23.3%)、Bデータ(23.3%)で補償する。「第2輝度制御後RGB[%]」は、Rデータ(23.3%)、Gデータ(90%)、Bデータ(23.3%)となる。Gデータ10%は、Rデータ23.3%とBデータ23.3%の合計と同じ輝度である。
ケース4において、「入力RGB[%]」に示されるように、Rデータ(0%)、Gデータ(0%)、Bデータ(100%)が第1輝度制御部13に入力されている。「入力RGB[%]」におけるBデータ(100%)は輝度閾値の70%よりも大きい。このため、ケース4において第1輝度制御部13および第2輝度制御部14による輝度制御を行う。第1輝度制御部13は、Bデータ(100%)をBデータ(70%)に制限する。「第1輝度制御後RGB[%]」は、Rデータ(0%)、Gデータ(0%)、Bデータ(70%)となる。第2輝度制御部14は、第1輝度制御部13によって減少したBデータ(30%)をRデータ(3.3%)、Gデータ(3.3%)で補償する。「第2輝度制御後RGB[%]」は、Rデータ(3.3%)、Gデータ(3.3%)、Bデータ(70%)となる。Bデータ30%は、Rデータ3.3%とGデータ3.3%の合計と同じ輝度である。
本実施形態においても、Rデータ、Gデータ、Bデータを輝度閾値以下に制御することにより、静止画表示時における表示パネルの劣化を防止することができる。また、Rデータ、Gデータ、Bデータのうち1つの減少を他の2つが補償することにより、静止画表示時における輝度の低下を抑えることができる。また、本実施形態において、Wのサブピクセル54を用いないため、画素50の回路構成を単純にすることができる。
なお、上述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像処理部
11 RGBW変換部
12 静止画判定部
13 第1輝度制御部
14 第2輝度制御部
5 表示パネル
50 画素
51 Rサブピクセル
52 Gサブピクセル
53 Bサブピクセル
54 Wサブピクセル

Claims (21)

  1. 第1の色信号に応じて第1の色で発光する第1のサブピクセル、および第2の色信号に応じて第2の色で発光する第2のサブピクセルを含む表示パネルと、
    前記第1の色信号および前記第2の色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定する判定部と、
    前記静止画の判定がなされた場合に、前記第1の色信号および前記第2の色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御する第1の制御部と、
    前記第1の色信号のうち前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記輝度閾値を超えない前記第2の色信号を増加させる第2の制御部とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第2の制御部は、前記信号成分に対応する補償値を前記第2の色信号に加算することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記補償値は、前記信号成分の前記表示パネルにおける輝度に応じた値であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記画像信号はさらに第3の色信号を含み、
    前記表示パネルは、前記第3の色信号に応じて第3の色で発光する第3のサブピクセルをさらに含み、
    前記第1の制御部は、前記静止画の判定がなされた場合に、前記第3の色信号を前記輝度閾値以下に制御し、
    前記第2の制御部は、前記補償値を所定の比率で前記第2の色信号および前記第3の色信号のそれぞれに加算する請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記輝度閾値は、前記静止画の判定がなされてから時間の経過とともに低下することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記輝度閾値の初期値は、前記画像信号の100%のレベルに相当することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記静止画の判定がなされてから所定時間が経過した後、前記静止画に代えてブラックアウトまたはスクリーンセーバの画像を前記表示パネルに表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記輝度閾値は、前記画像信号の平均輝度および前記表示パネルの特性の少なくともいずれかに応じた値であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記判定部は、複数フレームに亘って前記差分の積算値を算出し、前記積算値が所定値を超えた場合に、前記画像信号を静止画と判定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  10. 前記判定部は、画素ブロック毎に静止画の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  11. 前記第1の色信号および前記第2の色信号に応じたデータ電圧を前記第1のサブピクセルおよび前記第2のサブピクセルにそれぞれ印加するための複数のデータラインと、
    前記第1のサブピクセルおよび前記第2のサブピクセルをアクティブにするための複数のゲートラインと、
    前記複数のデータラインに前記データ電圧を供給するデータ駆動部と、
    前記複数のゲートラインを順にスキャンするゲート駆動部と、
    前記データ駆動部および前記ゲート駆動部の動作タイミングを制御するタイミングコントローラとをさらに備え、
    前記判定部、前記第1の制御部、前記第2の制御部は前記タイミングコントローラの前段に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  12. 前記第1の色信号および前記第2の色信号に応じたデータ電圧を前記第1のサブピクセルおよび前記第2のサブピクセルにそれぞれ印加するための複数のデータラインと、
    前記第1のサブピクセルおよび前記第2のサブピクセルをアクティブにするための複数のゲートラインと、
    前記複数のデータラインに前記データ電圧を供給するデータ駆動部と、
    前記複数のゲートラインを順にスキャンするゲート駆動部と、
    前記データ駆動部および前記ゲート駆動部の動作タイミングを制御するタイミングコントローラとをさらに備え、
    前記判定部、前記第1の制御部、前記第2の制御部は前記タイミングコントローラに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  13. 前記第1の色信号および前記第2の色信号に応じたデータ電圧を前記第1のサブピクセルおよび前記第2のサブピクセルにそれぞれ印加するための複数のデータラインと、
    前記第1のサブピクセルおよび前記第2のサブピクセルをアクティブにするための複数のゲートラインと、
    前記複数のデータラインに前記データ電圧を供給するデータ駆動部と、
    前記複数のゲートラインを順にスキャンするゲート駆動部と、
    前記データ駆動部および前記ゲート駆動部の動作タイミングを制御するタイミングコントローラとをさらに備え、
    前記判定部は前記タイミングコントローラに設けられ、
    前記第1の制御部および前記第2の制御部は、前記タイミングコントローラと前記データ駆動部との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  14. 赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセル、白色信号に応じて白色光を発光する白色サブピクセルを含む表示パネルと、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定する判定部と、
    前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号、白色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御する第1の制御部と、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の色信号を増加させる第2の制御部とを備えることを特徴とする表示装置。
  15. 前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のいずれかが前記輝度閾値を超える場合、前記第2の制御部は、低減された前記信号成分に対応する補償値を前記白色信号に加算することを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記白色信号が前記輝度閾値を超える場合、前記第2の制御部は、低減された前記信号成分に対応する補償値を所定の比率で前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号に加算することを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
  17. 赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセルを含む表示パネルと、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定する判定部と、
    前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御する第1の制御部と、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の2つの色信号を増加させる第2の制御部とを備えることを特徴とする表示装置。
  18. 前記第2の制御部は、低減された前記信号成分に対応する補償値を所定の比率で前記2つの色信号に加算することを特徴とする請求項17に記載の表示装置。
  19. 第1の色信号に応じて第1の色で発光する第1のサブピクセル、および第2の色信号に応じて第2の色で発光する第2のサブピクセルを含む表示パネルを含む表示装置の表示制御方法であって、
    前記第1の色信号および前記第2の色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定するステップと、
    前記静止画の判定がなされた場合に、前記第1の色信号および前記第2の色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御するステップと、
    前記第1の色信号のうち前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記輝度閾値を超えない前記第2の色信号を増加させるステップとを備えることを特徴とする表示制御方法。
  20. 赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセル、白色信号に応じて白色光を発光する白色サブピクセルを含む表示パネルの表示制御方法であって、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定するステップと、
    前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号、白色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御するステップと、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号、前記白色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の色信号を増加させるステップとを備えることを特徴とする表示制御方法。
  21. 赤色信号に応じて赤色光を発光する赤色サブピクセル、緑色信号に応じて緑色光を発光する緑色サブピクセル、青色信号に応じて青色光を発光する青色サブピクセルを含む表示パネルの表示制御方法であって、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号を含む画像信号の複数フレーム間における差分に基づき、前記画像信号を静止画と判定するステップと、
    前記静止画の判定がなされた場合に、赤色信号、緑色信号、青色信号をそれぞれ所定の輝度閾値以下に制御するステップと、
    前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のいずれかにおいて前記輝度閾値を超える信号成分が低減された場合、前記赤色信号、前記緑色信号、前記青色信号のうち、前記輝度閾値を超えない他の2つの色信号を増加させるステップとを備えることを特徴とする表示制御方法。
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