JP7486246B1 - 抗力型タービン装置、前記抗力型タービン装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、並びに、前記抗力型タービン装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機 - Google Patents

抗力型タービン装置、前記抗力型タービン装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、並びに、前記抗力型タービン装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機 Download PDF

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Abstract

【課題】装置性能の低下を抑制しつつ、装置強度の確保を容易に実現することを可能とする抗力型タービン装置を提供する。【解決手段】抗力型タービン装置1Aは、支持軸3と、支持軸3の軸方向に対して所定の間隔を空けて配置されて、支持軸3に固定される複数の支持部材4と、隣り合う支持部材4の間に支持軸3の回転中心軸O1に対して対称的に一対配置されて、支持部材4により支持される複数の受圧部材5とを備える。受圧部材5は、曲面状に形成された外側壁面部50と、曲面状又は平面状に形成された1又は複数の内側壁面部51、52とを有する。支持部材4は、平面視における形状として、外側壁面部50に沿って曲線状に形成されて、外側端53から離れるほど外側壁面部50から径方向外側に突出した長手方向突出量が大きく設定された曲線外形部40と、内側壁面部51、52に沿って直線状に形成された直線外形部41とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、抗力型タービン装置、前記抗力型タービン装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、並びに、前記抗力型タービン装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機に関する。
従来から、抗力型タービン装置を用いた回転装置や発電機が知られている。例えば、抗力型風力発電機として、特許文献1には、横断面がC字状(円弧状)の複数のブレードを有するサボニウス型風車が開示されている。また、特許文献2には、横断面がJ字状の複数のブレードを有するバッハ型風車が開示されている。
特開2004-183640号公報 特開平6-323237号公報
特許文献1及び特許文献2に開示された抗力型風力発電機では、受圧部材を支持する支持部材(特許文献1の風車ローター、特許文献2の端板)は、円板状、すなわち、支持部材の平面視における形状として、円形状に形成されている。受圧部材の端部に支持部材が存在することで、受圧部材が回転したときに、受圧部材の端部(翼端)まで揚力が発生し、受圧部材の端部における渦の発生が抑制されるので、装置性能が向上することが知られている。
しかしながら、円板状に形成された支持部材は、受圧部材から突出した部分の突出量や面積が大きく、受圧部材からのオーバーハングが大きくなる。そのため、受圧部材からのオーバーハングに応じて、支持部材4の流体抵抗と慣性モーメントが大きくなることから、装置性能を低下させる要因になり得るとともに、装置強度を確保するための対策が必要となっていた。
そこで、本発明は、装置性能の低下を抑制しつつ、装置強度の確保を容易に実現することを可能とする抗力型タービン装置、前記抗力型タービン装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、並びに、前記抗力型タービン装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような問題を解決するものであって、本発明の一実施形態に係る抗力型タービン装置は、
回転可能に軸支される支持軸と、
前記支持軸の軸方向に対して所定の間隔を空けて配置されて、少なくとも1つが前記支持軸に固定される複数の支持部材と、
隣り合う前記支持部材の間に前記支持軸の回転中心軸に対して対称的に一対配置されて、前記支持部材により支持される複数の受圧部材とを備え、
複数の前記受圧部材の各々は、
前記軸方向に垂直な平面視において、外側端と、前記回転中心軸に対して前記外側端の反対側で前記外側端よりも前記支持軸の径方向内側に配置される内側端との間に延設される壁面部として、
前記外側端と、前記外側端に対して前記受圧部材が流体圧を受けて前記支持軸が回転するときの進行方向側かつ前記回転中心軸寄りに配置される外側境界部との間に延設されて、前記径方向外側に膨出する曲面状に形成された外側壁面部と、
前記外側境界部と、前記外側境界部に対して前記進行方向側に配置される前記内側端との間に延設されて、前記径方向外側に膨出する曲面状又は平面状に形成された1又は複数の内側壁面部とを有し、
複数の前記支持部材の各々は、前記平面視における形状として、
一対の前記受圧部材の長手方向外側に対して前記外側壁面部に沿って曲線状にそれぞれ形成されて、前記外側端から離れるほど前記外側壁面部から前記径方向外側に突出した突出量が大きく設定された一対の曲線外形部と、
一対の前記受圧部材の短手方向外側に対して前記内側壁面部に沿って一対の前記曲線外形部同士を結ぶように直線状にそれぞれ形成されて、前記内側壁面部から前記短手方向外側に突出した一対の直線外形部とを有する。
本発明の一実施形態に係る風力回転装置、水力回転装置又は潮力回転装置は、前記抗力型タービン装置を用いたものである。本発明の一実施形態に係る風力発電機、水力発電機又は潮力発電機は、前記抗力型タービン装置を用いたものである。
本発明の一実施形態に係る抗力型タービン装置によれば、支持部材の曲線外形部が、平面視において、受圧部材の長手方向外側に対して外側壁面部に沿って曲線状に形成されて、外側端から離れるほど外側壁面部から径方向外側に突出した突出量が大きく設定されている。支持部材において、外側端付近に発生する揚力のベクトルは、支持部材の長手方向の成分となるため、外側端付近の突出量を大きくしたとしても回転軸を回転させるための回転力の増加に与える影響は小さい。一方、外側端付近の突出量を大きくした場合、支持部材の流体抵抗と慣性モーメントが大きくなるため、装置性能が低下してしまう。したがって、曲線外形部の突出量が外側端から離れるほど大きく設定されていることにより、外側端付近の突出量を少なくしながら曲線外形部の突出量を確保することで、装置性能の低下を抑制することができる。
また、支持部材の直線外形部は、平面視において、受圧部材の短手方向外側に対して内側壁面部に沿って曲線外形部同士を結ぶように直線状に形成されて、内側壁面部から短手方向外側に突出している。これにより、直線外形部の突出量は、支持部材の平面視における形状が円形状に形成されたときよりも小さくなるため、内側壁面部からのオーバーハングが低減されるので、装置強度の確保を容易に実現することができる。
第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの一例を示す全体斜視図である。 第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの一例を示す部分分解斜視図である。 第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの一例を示す横断面図である。 第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの配置例と各パラメータを示す概要図である。 第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの配置例と各パラメータを示す概要図である。 曲線外形部40における長手方向突出量の基準値P1を変化させたときの出力係数Cpのシミュレーション結果を示すグラフである。 直線外形部41における短手方向突出量の基準値P2を変化させたときの出力係数Cpのシミュレーション結果を示すグラフである。 第2の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bの一例を示す全体斜視図である。 第2の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bの一例を示す横断面図である。 第2の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bの配置例と各パラメータを示す概要図である。 第2の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bの配置例と各パラメータを示す概要図である。 第3の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Cの一例を示す全体斜視図である。 第3の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Cの一例を示す横断面図である。 支持部材4の形状の変更及び補助支持部材6の有無による出力係数Cpのシミュレーション結果の比較を示すグラフである。 第4の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Dの一例を示す全体斜視図である。
以下に本発明の具体的な実施形態を示す。実施形態はあくまで一例であり、この例に限定されるものではない。なお、以下の実施形態では、抗力型タービン装置の適用例の1つとして、抗力型タービン装置を用いた垂直軸抗力型風力発電機1(1A~1D)について説明する。また、実施形態の説明において、「平行」とは、完全に平行な場合だけでなく、垂直軸抗力型風力発電機1の機能が損なわれない程度のずれを許容した略平行な場合も含む。同様に、「垂直」とは、完全に垂直な場合でだけでなく、垂直軸抗力型風力発電機1の機能が損なわれない程度のずれを許容した略垂直な場合も含む。さらに、実施形態の説明において、「円弧」とは、完全に真円状の円弧である場合だけでなく、垂直軸抗力型風力発電機1の機能が損なわれない程度のずれを許容した略円弧である場合も含む。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの一例を示す全体斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの一例を示す部分分解斜視図である。図3は、第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの一例を示す横断面図である。
垂直軸抗力型風力発電機1Aは、設置面(不図示)に設置される支持筐体2と、支持筐体2に回転可能に軸支される支持軸3と、支持軸3の軸方向Daに対して所定の間隔L1を空けて配置されて、少なくとも1つが支持軸3に固定される複数の支持部材4と、複数の支持部材4の間に配置されて、複数の支持部材4により支持される複数の受圧部材5とを備える。垂直軸抗力型風力発電機1Aは、受圧部材5が所定の方向から流れる風(空気流)による風圧(流体圧)を受けることで、支持軸3が進行方向Dt(本実施形態では、時計回り(図3参照))に回転するものであり、抗力型の風力タービンとして機能する。
垂直軸抗力型風力発電機1Aの各構成部材(支持筐体2、支持軸3、支持部材4、受圧部材5)は、例えば、アルミニウム、ステンレス、チタニウム、鉄鋼等の金属材料(合金を含む)、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂材料、ポリカーボネイトや塩化ビニル等の樹脂材料、又は、これらの複合材料を用いて製作される。なお、各構成部材は、上記のような各種の材料を適宜組み合わせて製作されてもよく、例えば、構成部材毎に異なる材料を用いて製作されてもよいし、構成部材の一部又は全てが、共通の材料を用いて製作されてもよい。
本実施形態では、垂直軸抗力型風力発電機1Aは、図1に示すように、複数の支持部材4として、3つの支持部材4を備える。また、垂直軸抗力型風力発電機1Aは、複数の受圧部材5として、3つの支持部材4の各間、すなわち、隣り合う支持部材4の間に、支持軸3の回転中心軸O1に対して対称的に一対配置される複数の受圧部材5を備える。すなわち、全体では4つの受圧部材5を備える。
支持筐体2は、支持軸3と同軸状に配置される円筒状の筐体である。支持筐体2は、その上部に、支持軸3を軸支するとともに、支持軸3が回転する際の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電ユニット20を備える。なお、支持筐体2は、支持軸3の下端側だけを支持するものでもよいし、支持軸3の下端側に加えて支持軸3の上端側(支持軸3の上端でもよいし、支持軸3の上端に連結されたシャフト部材でもよい)をさらに支持するものでもよい。また、支持筐体2は、トラス状の筐体としてもよい。
発電ユニット20は、例えば、アウターロータ型の発電機で構成される。なお、発電ユニット20は、インナーロータ型の発電機で構成されてもよい。また、支持軸3と、発電ユニット20とは、直接連結されてもよいし、増速機を介して連結されてもよい。
支持軸3は、円筒状又は円柱状のシャフト部材で構成され、回転中心軸O1を中心に発電ユニット20により軸支される。なお、支持軸3は、1本のシャフト部材で構成されてもよいし、間隔L1と同程度の長さを有する複数本(本実施形態では、2本)のシャフト部材を連結することで構成されてもよい。
複数の支持部材4の各々は、板状であり、例えば、平板材でそれぞれ構成される。本実施形態では、支持部材4は、支持軸3がその中央付近を貫通するようにして、支持軸3に対して任意の固定方法(溶接、接着、ねじ固定、圧入、リベット、ピン結合、継手等)により固定される。その際、支持部材4は、例えば、リング状又はフランジ状に形成された連結固定部材(不図示)を介して支持軸3に固定される。また、支持部材4は、上記のような任意の固定方法により受圧部材5に固定されて、受圧部材5を支持する。
なお、複数の支持部材4のうち、少なくとも1つの支持部材4が支持軸3に固定されていればよい。例えば、支持軸3の両端に配置された支持部材4(図1の例では、下から1つ目及び3つ目の支持部材4)が、連結固定部材を介して支持軸3に固定されていてもよい。その際、両端の間に配置された中間の支持部材4の一部又は全て(図1の例では、下から2つ目の支持部材4)は、連結固定部材を介して支持軸3に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。支持軸3に固定されていない中間の支持部材4は、受圧部材5同士を軸方向Daに連結するとともに、受圧部材5を補強する連結補強部材として機能し、例えば、支持軸3が支持部材4に形成された貫通孔を通過するようにしてもよいし、支持軸3と支持部材4の貫通孔との間の隙間を塞ぐように、例えば、ゴム等の弾性材料でリング状に形成された連結弾性部材が配置されていてもよい。
支持部材4は、軸方向Daに垂直な平面視(図3参照)における形状(平面視形状)として、一対の受圧部材5がそれぞれ有する外側壁面部50(詳細は後述)に沿って曲線状に形成された一対の曲線外形部40と、一対の受圧部材5がそれぞれ有する内側壁面部51、52(詳細は後述)に沿って一対の曲線外形部40同士を結ぶように直線状に形成された一対の直線外形部41とを備える。したがって、支持部材4は、平面視において、平行に配置された2つの直線部分と、それら2つの直線部分の両端を曲線状に接続する2つの曲線部分とで形成される。
一対の受圧部材5の長手方向は、平面視において、直線外形部41が形成する直線に対して平行な方向と定義する。一対の受圧部材5の短手方向は、平面視において、直線外形部41が形成する直線に対して垂直な方向と定義する。
曲線外形部40は、平面視において、一対の受圧部材5の長手方向外側Dlに対してそれぞれ配置される。曲線外形部40は、平面視において、外側壁面部50から支持軸3の径方向外側Dr1に突出している。
直線外形部41は、平面視において、一対の受圧部材5の短手方向外側Dsに対してそれぞれ配置される。直線外形部41は、平面視において、内側壁面部51、52から短手方向外側Dsに突出している。
一対の受圧部材5の各々は、隣り合う支持部材4の間を軸方向Daに沿って、かつ、支持軸3の径方向Dr1,Dr2に離間した状態で支持軸3の周囲に配置される。受圧部材5は、軸方向Daに垂直な平面視(図3参照)において、外側端53と、回転中心軸O1に対して外側端53の反対側で外側端53よりも径方向内側Dr2に配置される内側端54との間に延設される壁面部50~52を有する。
受圧部材5は、壁面部50~52として、外側端53と外側境界部55との間に延設されて、径方向外側Dr1に膨出する曲面状に形成された外側壁面部50と、外側境界部55と内側端54との間に延設されて、径方向外側Dr1に膨出する曲面状又は平面状に形成された1又は複数の内側壁面部51、52とを有する。その際、外側境界部55は、外側端53に対して受圧部材5の進行方向側Dtかつ回転中心軸O1寄りに配置される。また、内側端54は、外側境界部55に対して受圧部材5の進行方向側Dtに配置される。
本実施形態では、受圧部材5は、壁面部50~52として、外側端53寄りに配置される外側壁面部50と、内側端54寄りに配置される第2の内側壁面部52と、外側壁面部50及び第2の内側壁面部52の間に配置される第1の内側壁面部51とを有する。また、受圧部材5は、外側壁面部50及び第1の内側壁面部51の境界部分に配置される外側境界部55と、第1の内側壁面部51及び第2の内側壁面部52の境界部分に配置される内側境界部56とを有する。その際、内側境界部56は、外側境界部55に対して受圧部材5の進行方向側Dtかつ回転中心軸O1寄りに配置される。
外側壁面部50は、外側端53と外側境界部55との間に延設されて、径方向外側Dr1に膨出する曲面状に形成された外側壁面部である。外側壁面部50は、風の流れを阻害しない曲面状であり、例えば、平面視形状が円弧、楕円弧、その他の曲線等となる曲面状である。本実施形態では、外側壁面部50は、単一の曲率を有する円弧の曲面状に形成されている。なお、外側壁面部50が円弧の曲面状である場合、その円弧の中心角は、例えば、75度から135度の範囲が好ましく、さらに、90度から120度の範囲がより好ましい。
第1の内側壁面部51は、外側境界部55と内側境界部56との間に延設されて、径方向外側Dr1に膨出する曲面状又は平面状に形成された内側壁面部である。第1の内側壁面部51は、例えば、曲面状として、平面視形状が円弧、楕円弧、その他の曲線等となる任意の曲面状に形成される。また、第1の内側壁面部51は、図3に示すように、平面視形状が直線となる平面状に形成される。なお、外側壁面部50の平面視形状が円弧の曲面状である場合、第1の内側壁面部51は、その外側壁面部50の外側境界部55側の端部から延長された接線上に配置される平面状とし、外側境界部55は、その外側壁面部50(円弧又は楕円弧)と、その第1の内側壁面部51(円弧又は楕円弧に対する接線)との境界に位置するようにしてもよい。これにより、外側壁面部50から第1の内側壁面部51に向かう風の流れを円滑にすることができる。
第2の内側壁面部52は、内側境界部56と内側端54との間に延設されて、径方向外側Dr1に膨出する曲面状又は平面状に形成された内側壁面部である。第2の内側壁面部52は、例えば、曲面状として、平面視形状が円弧、楕円弧、その他の曲線等となる曲面状に形成される。また、第2の内側壁面部52は、図3に示すように、平面視形状が直線となる平面状に形成される。
本実施形態では、第1の内側壁面部51及び第2の内側壁面部52は、平面視形状が直線の平面上に形成されて、内側端54が、平面視において、第1の内側壁面部51の延長線に対して進行方向側Dtに配置されている。これにより、第1の内側壁面部51と第2の内側壁面部52とは、支持軸3側に鈍角を形成する。なお、外側壁面部50と、第1の内側壁面部51とについても、平面視において、外側境界部55を介して径方向外側Dr1に凸状となるように配置されることで、外側壁面部50と、第1の内側壁面部51とは、支持軸3側に鈍角を形成するようにしてもよい。
外側境界部55及び内側境界部56は、湾曲状又は屈曲状に形成される。なお、外側境界部55及び内側境界部56の形状は、同一でもよいし、異なっていてもよい。また、外側境界部55が湾曲状とする場合には、外側壁面部50又は第1の内側壁面部51と同一の曲面状として形成されてもよいし、内側境界部56が湾曲状とする場合には、第1の内側壁面部51と同一の曲面状として形成されてもよい。
壁面部50~52は、各部分(外側壁面部50、外側境界部55、第1の内側壁面部51、内側境界部56及び第2の内側壁面部52)のうち隣接する各部分の一部又は全体が一体的に形成されてもよいし、複数の部品を接合することで形成されてもよい。例えば、壁面部50~52の全体(外側壁面部50、外側境界部55、第1の内側壁面部51、内側境界部56及び第2の内側壁面部52)が一体的に形成される場合には、平板状の金属板や樹脂板等に対して、各部分に相当する範囲に曲げ加工を施すことで受圧部材5が製作されるようにすればよい。これにより、壁面部50~52に継ぎ目や留め具がなくなるため、受圧部材5の流体抵抗を低減することができる。本実施形態では、受圧部材5は、図3に示すように、壁面部50~52の全体が一体的にそれぞれ形成されたものである。
また、壁面部50~52が、別々の部品として形成される場合には、外側境界部55及び内側境界部56で分割されたような3つの部品で構成されてもよいし、第1の内側壁面部51の中間付近で分割されたような2つの部品で構成されてもよい。各部品が、上記のような任意の固定方法による固定部を介して固定することで受圧部材5が製作されるようにすればよい。
一対の受圧部材5は、支持軸3の径方向Dr1,Dr2に離間した状態で支持軸3の周囲にて180度ずらした状態で対称的に配置される。そのため、一方の受圧部材5の第1の内側壁面部51と、他方の受圧部材5の第2の内側壁面部52とが対向する位置に配置されるとともに、受圧部材5の内側境界部56と支持軸3の外周面との間に、間隙がそれぞれ形成される。その際、受圧部材5は、第1の内側壁面部51と、第2の内側壁面部52とは、内側境界部56を介して径方向外側Dr1に凸状となるように配置されることで、平面視における一対の受圧部材5同士の間隔として、内側端54側では相対的に狭く、内側境界部56側では相対的に広くなるように配置される。したがって、一対の受圧部材5は、支持軸3側に近づくほど一対の受圧部材5同士の間隔が広くなる。
また、一対の受圧部材5が対称的に配置される際、一方の受圧部材5の内側端54は、平面視において、他方の受圧部材5の外側端53と支持軸3の回転中心軸O1とを結ぶ線に対して進行方向側Dtに配置されるのが好ましく、他方の受圧部材5の外側端53と内側境界部56とを結ぶ線に対して進行方向側Dtに配置されるのがより好ましい。これにより、一対の受圧部材5の間に形成される通路の幅を適切に設定することができる。
図4及び図5は、第1の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aの配置例と各パラメータを示す概要図である。なお、図5では、支持軸3の図示を省略している。
支持軸3の軸方向Daに垂直な平面視において、垂直軸抗力型風力発電機1Aの各部の配置や形状を特定するためのパラメータを以下のように定義する。なお、各パラメータは、各部の寸法に相当するため、正の値を取り得るものである。
D:回転中心軸O1を中心とする外側端53の外接円の直径(外側端直径)、
d:支持軸3の直径(支持軸直径)、
R1:回転中心軸O1を中心とする外側端53の外接円の半径(=D/2)、
R2:回転中心軸O1を中心とする曲線外形部40の外接円の半径
R3:外側壁面部50の曲率半径、
R4:曲線外形部40の曲率半径、
s:一方の受圧部材5の第1の内側壁面部51と、他方の受圧部材5の内側端54との最短距離(第1の最短距離)、
t:受圧部材5と、支持軸3の外周面との最短距離(第2の最短距離)、
θ:第1の内側壁面部51と第2の内側壁面部52とがなす角度
Px:曲線外形部40の外側壁面部50からの長手方向突出量(変数)
Py:直線外形部41の内側壁面部51、52からの短手方向突出量(変数)
P1:外側端53から曲線外形部40までの突出量(長手方向突出量の基準値)
P2:外側端53から仮想円弧42までの突出量(短手方向突出量の基準値)
P3:直線外形部41の内側端54からの短手方向突出量
P4:直線外形部41の内側境界部56からの短手方向突出量
曲線外形部40は、平面視形状が単一の曲率半径R4を有する円弧となる曲面状に形成されている。曲線外形部40における曲率半径R4は、外側端53の外接円の半径R1よりも小さく設定されている。その際、曲線外形部40の曲率半径R4は、外側壁面部50の曲率半径R3よりも大きく設定されているのが好ましい。
曲線外形部40が外側壁面部50から径方向外側Dr1に突出した長手方向突出量Pxは、受圧部材5の外側端53から離れるほど大きく設定されている。すなわち、曲線外形部40が外側端53から径方向外側Dr1に突出したときの突出量P1が最小であり、外側端53から離れるほど曲線外形部40の長手方向突出量Pxが大きくなるように設定されている。外側端53から曲線外形部40までの突出量P1を、長手方向突出量の基準値P1と定義する。
直線外形部41は、外側壁面部50と同心状に設定された仮想円弧42の接線上に形成されている。仮想円弧42の接線は、外側端53の近傍で曲線外形部40と交差するように引かれる。直線外形部41と曲線外形部40とは、平面視において、滑らかな曲線状で結ばれるのが好ましく、例えば、外側壁面部50の曲率半径R3よりも小さく設定された曲率半径を有する円弧状に結ばれるようにすればよい。
直線外形部41が内側壁面部51、52から短手方向外側Dsに突出した短手方向突出量Pyは、内側境界部56から離れて内側端54に近づくほど大きく設定されている。すなわち、直線外形部41が内側境界部56から短手方向外側Dsに突出した短手方向突出量P4は、直線外形部41が内側端54から短手方向外側に突出した短手方向突出量P3よりも小さく設定されている。外側壁面部50と同心状に設定された仮想円弧42の接線上に直線外形部41が形成された場合において、外側端53から仮想円弧42までの突出量P2を、短手方向突出量の基準値P2と定義する。
図6は、曲線外形部40における長手方向突出量の基準値P1を変化させたときの出力係数Cpのシミュレーション結果を示すグラフである。図7は、直線外形部41における短手方向突出量の基準値P2を変化させたときの出力係数Cpのシミュレーション結果を示すグラフである。
垂直軸抗力型風力発電機1Aの出力係数Cpは、以下のように定義する。
Cp=P/(0.5×ρ×U×D)
ただし、
Pは、垂直軸抗力型風力発電機1Aの高さ方向の単位幅あたりの出力、
ρは、空気密度、
Uは、風速である。
垂直軸抗力型風力発電機1Aの周速比λは、以下のように定義する。
λ=V/U
ただし、Vは、外側端53の回転速度(周速)である。
図6及び図7に示す出力係数Cpのグラフは、周速比λが0.6である場合の出力係数Cpをシミュレーションによりそれぞれ算出したものである。シミュレーションの実施条件として、外側端直径D、支持軸直径d及び曲率半径R3の比率(D:d:R3)が、
D=1、d/D=0.07、R/D=0.20
を満たす場合において、基準値P1、P2をそれぞれ変化させたときの出力係数Cpを算出したものである。
図6に示すグラフは、横軸に外側端直径Dに対する長手方向突出量の基準値P1の比率を取り、縦軸に出力係数Cpを取ったものである。モデルM1~M3は、外側端直径Dに対する短手方向突出量の基準値P2の比率を、「14%」、「20%」、「30%」にそれぞれ設定したものである。
図6が示すように、曲線外形部40が外側端53から径方向外側Dr1に突出した長手方向突出量の基準値P1は、短手方向突出量の基準値P2に違いがあったとしても、外側端直径Dに対する長手方向突出量の基準値P1の比率が5%を超えると、出力係数Cpが低下するとともに、その比率が3%未満では、出力係数Cpが低下する可能性があることが分かった。したがって、外側端直径Dに対する長手方向突出量の基準値P1の比率は、3%以上5%以下に設定されているのが好ましい。
図7に示すグラフは、横軸に外側端直径Dに対する短手方向突出量の基準値P2の比率を取り、縦軸に出力係数Cpを取ったものである。モデルM4~M6は、外側端直径Dに対する長手方向突出量の基準値P1の比率を、「0」、「3%」、「5%」にそれぞれ設定したものである。
図7に示すように、直線外形部41が内側壁面部51、52から短手方向外側Dsに突出した短手方向突出量の基準値P2は、長手方向突出量の基準値P1に違いがあったとしても、外側端直径Dに対する短手方向突出量の基準値P2の比率が15%程度まで出力係数Cpの上昇割合(傾き)が高く、その比率が15%を超えても出力係数Cpがさらに上昇することが分かった。したがって、外側端直径Dに対する短手方向突出量の基準値P2の比率は、10%以上20%以下に設定されているのが好ましい。
上記の構成を有する垂直軸抗力型風力発電機1Aは、所定の方向(風上)からの風を風下側の受圧部材5の外側壁面部50で受けると、風下側の受圧部材5には、進行方向側Dtに回転させるように回転力(抗力)が作用する。
そして、その風が、風下側の受圧部材5の外側壁面部50に沿って一対の受圧部材5の間に流れ込むと、風下側の受圧部材5の第1の内側壁面部51と風上側の受圧部材5の第2の内側壁面部52との間、風上側及び風下側の受圧部材5の内側境界部56と支持軸3の外周面との間、風下側の受圧部材5の第2の内側壁面部52と風上側の受圧部材5の第1の内側壁面部51との間を順に通過し、その後、風上側の受圧部材5の外側壁面部50に沿って流れ出る。また、風上側の受圧部材5が、風上からの風を直接受けることで、その受圧部材5の外側壁面部50及び第1の内側壁面部51を風下方向(進行方向反対側)に押圧するような回転力が発生する。一方、一対の受圧部材5の間に流れ込んだ風が風上側の受圧部材5の外側壁面部50に沿って流れ出るときに、その風を風上側の受圧部材5の外側壁面部50が受けることで、その受圧部材5の外側壁面部50を風上方向(進行方向側Dt)に押圧するような回転力が発生するため、進行方向反対側に作用する回転力の一部が、進行方向側Dtに作用する回転力により相殺される。
また、垂直軸抗力型風力発電機1Aのアジマス角が、特定の範囲を満たす場合、受圧部材5のうち、主に外側壁面部50や第1の内側壁面部51に揚力(負圧)が発生し、受圧部材5を進行方向側Dtに押圧する回転力として寄与することが知られている。その際、支持部材4が、受圧部材5の壁面部50~52に対して径方向外側Dr1又は短手方向外側Dsに突出していることで、受圧部材5の軸方向Daの端部(翼端)まで揚力が発生するとともに、受圧部材5の軸方向Daの端部における渦の発生を抑制することができる。これにより、受圧部材5を進行方向側Dtに押圧する回転力をより増加することができる。
このようにして、風下側の受圧部材5に対して進行方向側Dtに回転させるような回転力が作用し、その回転力(回転エネルギー)が支持部材4を介して支持軸3に伝達されて、支持軸3が回転される。そして、一対の受圧部材5は、風下側と風上側とを交互に入れ替えながら、一連の動作を繰り返し行うことで、支持軸3が連続的に回転されて、支持軸3に連結された発電ユニット20にて発電運転が行われる。
以上のように、本実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Aによれば、支持部材4が、受圧部材5の壁面部50~52に対して径方向外側Dr1又は短手方向外側Dsに突出しているので、受圧部材5の軸方向Daの端部(翼端)まで揚力が発生するとともに、受圧部材5の軸方向Daの端部における渦の発生を抑制する。これにより、受圧部材5が、より強い力で進行方向側Dtに押圧されることで、支持軸3を回転させるための回転力が増加するので、装置性能を向上することができる。なお、装置性能の向上効果は、後述する図14からも理解することができる。
そして、支持部材4の曲線外形部40は、平面視において、受圧部材5の長手方向外側Dlに対して外側壁面部50に沿って曲線状に形成されて、外側端53から離れるほど外側壁面部50から径方向外側Dr1に突出した突出量Pxが大きく設定されている。外側壁面部50や第1の内側壁面部51に発生する揚力のベクトルは、外側壁面部50や第1の内側壁面部51に直交するように発生するが、外側端53付近では、径方向外側Dr1に向けて発生する。そのため、外側端53付近の突出量P1を大きくしたとしても支持軸3を回転させるための回転力の増加に与える影響は小さい。一方、外側端53付近の突出量P1を大きくした場合、支持部材4の流体抵抗と慣性モーメントが大きくなるため、装置性能が低下してしまう。そして、外側端53から離れた位置の外側壁面部50や第1の内側壁面部51では、揚力のベクトルは、外側端53に比べて進行方向Dt側に向けて発生するため、支持軸3を回転させるための回転力の増加に与える影響は大きい。したがって、曲線外形部40の突出量Pxが外側端53から離れるほど大きく設定されていることにより、外側端53付近の突出量P1を少なくしながら曲線外形部40の突出量を確保することで、装置性能の低下を抑制することができる。
また、支持部材4の直線外形部41は、平面視において、受圧部材5の短手方向外側Dsに対して内側壁面部51、52に沿って曲線外形部40同士を結ぶように直線状に形成されて、内側壁面部51、52から短手方向外側Dsに突出している。これにより、直線外形部41の突出量Pyは、支持部材4の平面視における形状が円形状に形成されたときよりも小さくなるため、内側壁面部51、52からのオーバーハングが低減されるので、装置強度の確保を容易に実現することができる。
さらに、支持部材4の直線外形部41は、平行な直線状に形成されるので、例えば、垂直軸抗力型風力発電機1Aの製作時や搬送時に、直線外形部41を仮置面として横置きしたり、複数の垂直軸抗力型風力発電機1Aがそれぞれ有する支持部材4の直線外形部41同士を対向させることで縦積みしたりすることができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bの一例を示す全体斜視図である。図9は、第2の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bの一例を示す横断面図である。
本実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bは、支持部材4の平面視形状を変更した点で第1の実施形態と相違し、その他の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。以下では、本実施形態の特徴を中心に説明する。
図10及び図11は、第2の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bの配置例と各パラメータを示す概要図である。なお、図11では、支持軸3の図示を省略している。
支持軸3の軸方向Daに垂直な平面視において、垂直軸抗力型風力発電機1Bの各部の配置や形状を特定するためのパラメータを以下のように定義する。ここでは、第1の実施形態と相違するパラメータについてのみ記載する。なお、各パラメータは、各部の寸法に相当するため、正の値を取り得るものである。
R5:曲線外形部40の第1の曲率半径(=R2)、
R6:曲線外形部40の第2の曲率半径
曲線外形部40は、平面視形状が複数の曲率半径R5、R6をそれぞれ有する複数の円弧となる曲面状に形成されている。曲線外形部40における複数の曲率半径R5、R6は、外側端53から離れるほど小さく設定されている。本実施形態では、曲線外形部40は、複数の曲率半径をそれぞれ有する複数の円弧として、第1の曲率半径R5を有する円弧と、第1の曲率半径R5よりも小さな第2の曲率半径R6を有する円弧とが接続された曲面状に形成されている。なお、複数の曲率半径R5、R6は、本実施形態のように、2つである場合に限られず、3つ以上でもよい。また、複数の曲率半径R5、R6は、外側端53から離れるほど大きく設定されていてもよい。
その際、複数の曲率半径R5、R6は、回転中心軸O1を中心とする外側端53の外接円の半径R1よりも大きな曲率半径R5と、外側端53の外接円の半径R1よりも小さな曲率半径R6とを含むのが好ましい。本実施形態では、第1の曲率半径R5は、外側端53の外接円の半径R1よりも大きく、曲線外形部40の外接円の半径R2に等しい。また、第2の曲率半径R6は、外側端53の外接円の半径R1よりも小さく、外側壁面部50の曲率半径R3よりも大きい。
以上のように、本実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Bによれば、第1の実施形態と同様に、装置性能の低下を抑制しつつ、装置強度の確保を容易に実現することができる。
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Cの一例を示す全体斜視図である。図13は、第3の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Cの一例を示す横断面図である。
本実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Cは、複数の支持部材4として、軸方向Daの両端に配置された一対の支持部材4を備えるとともに、一対の支持部材4の間に所定の間隔L1を空けて配置された、少なくとも1つの補助支持部材6をさらに備える点で第1の実施形態と相違し、その他の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態では、垂直軸抗力型風力発電機1Cは、図12に示すように、1つの補助支持部材6を備える。以下では、本実施形態の特徴を中心に説明する。
補助支持部材6は、一対の支持部材4とともに、その間に配置される受圧部材5を支持する。補助支持部材6は、支持部材4と平面視形状が異なり、平面視における面積が支持部材4よりも小さい外形を有する。補助支持部材6の材料、製作方法、固定方法等は、支持部材4と同様に構成される。
補助支持部材6は、平面視形状として、補助支持部材6が外側壁面部50から径方向外側Dr1に突出した長手方向突出量が支持部材4よりも大きくならないように設定されるとともに、補助支持部材6が内側壁面部51、52から短手方向外側Dsに突出した短手方向突出量が支持部材4よりも小さく設定された外形部を有する。例えば、補助支持部材6の長手方向突出量は、支持部材4の曲線外形部40が外側端53から径方向外側Dr1に突出したときの突出量P1と同程度に設定されるともに、外側端53から離れても大きく設定されず、突出量P1と同程度に設定される。なお、補助支持部材6の長手方向突出量は、支持部材4の長手方向突出量Pxよりも小さく設定されていてもよい。
本実施形態では、補助支持部材6は、平面視形状として、外側壁面部50に沿って形成された一対の外側壁面外形部60と、第1の内側壁面部51に沿って形成された一対の第1の内側壁面外形部61と、第2の内側壁面部52に沿って形成された一対の第2の内側壁面外形部62と、一対の外側壁面外形部60と一対の第2の内側壁面外形部62とをそれぞれを結ぶように形成された一対の直線外形部63とを備える。なお、補助支持部材6の平面視形状は上記の例に限られず、適宜変更してもよい。その際、補助支持部材6の外形は、平面視において、支持部材4の外形の一部と重なっていてもよいし、支持部材4の外形よりも小さくてもよい。
図14は、支持部材4の形状の変更及び補助支持部材6の有無による出力係数Cpのシミュレーション結果の比較を示すグラフである。図14は、比較例となる垂直軸抗力型風力発電機9と、第1の実施形態に含まれる第1の実施例に係る垂直軸抗力型風力発電機1A-1(2つの支持部材4)と、第1の実施形態に含まれる第2の実施例に係る垂直軸抗力型風力発電機1A-2(3つの支持部材4)と、第3の実施形態に含まれる第3の実施例に係る垂直軸抗力型風力発電機1C-3(2つの支持部材4、1つの補助支持部材6)とに対する出力係数Cp(縦軸左側)をそれぞれ示すものである。また、比較例となる垂直軸抗力型風力発電機9の出力係数Cpを基準としたときの他の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-1、1A-2、1C-3の出力係数Cpの比率(縦軸右側)をそれぞれ示すものである。なお、比較例となる垂直軸抗力型風力発電機9は、平面視の面積が支持部材4よりも小さく、長手方向突出量が一定に設定された2つの支持部材を備える。その他の構成(例えば、受圧部材5の形状や配置等)については、比較例となる垂直軸抗力型風力発電機9と、第1乃至第3の実施例に係る垂直軸抗力型風力発電機1A-1、1A-2、1C-3との間で共通している。
第1の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-1は、比較例となる垂直軸抗力型風力発電機9に対して、両端に配置された支持部材4の形状を、長手方向突出量及び短手方向突出量が大きくなるように変更したものである。支持部材4の形状変更により、第1の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-1は、比較例となる垂直軸抗力型風力発電機9に比べて出力係数Pが20%程度向上することが分かった。
第2の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-2は、第1の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-1に対して、両端の間に配置された中間の支持部材4を追加したものである。中間の支持部材4の追加により、第2の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-2は、第1の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-1に比べて出力係数Pは殆ど変化しないことが分かった。
第3の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1C-3は、第2の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-2に対して、両端の間に配置された中間の支持部材4の形状を、長手方向突出量及び短手方向突出量が小さくなるように補助支持部材6に変更したものである。支持部材4から補助支持部材6への変更により、第3の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1C-3は、第2の実施例の垂直軸抗力型風力発電機1A-2に比べて出力係数Pは殆ど変化しないことが分かった。したがって、両端の間に配置された中間の補助支持部材6の形状は、装置性能の低下に影響しないため、装置の軽量化や積雪の防止の観点から極力小さくすることが好ましい。
以上のように、本実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Cによれば、一対の支持部材4の間に配置された補助支持部材6が、外側壁面部50及び内側壁面部51、52に沿うように形成されるので、平面視における補助支持部材6の面積を小さくすることができる。そのため、装置の軽量化を図ることができるとともに、第1の実施形態と同様に、装置性能の低下を抑制しつつ、装置強度の確保を容易に実現することができる。
(第4の実施形態)
図15は、第4の実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Dの一例を示す全体斜視図である。
本実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Dは、支持軸3、複数の支持部材4(本実施形態では、3つ)及び複数の受圧部材5(本実施形態では、4つ(二対))を1つの抗力型タービンユニット10として、複数の抗力型タービンユニット10を備えることで、タンデム構造を有する点で第1の実施形態と相違し、その他の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。以下では、本実施形態の特徴を中心に説明する。
支持軸3は、複数の抗力型タービンユニット10がそれぞれ備える支持軸3が同軸上に配置されたときに隣接される支持軸3同士を着脱可能に連結する連結機構部30を備える。また、支持部材4は、複数の抗力型タービンユニット10がそれぞれ備える支持軸3が同軸上に配置されたときに隣接される支持部材4同士を着脱可能に連結する連結機構部43を備える。支持軸3の連結機構部30及び支持部材4の連結機構部43は、例えば、任意の連結方法(ねじ固定、リベット、ピン結合、継手等)により支持軸3同士又は支持部材4同士を連結するものであり、例えば、工具により着脱可能とするものでもよいし、工具が不要なワンタッチで着脱可能とするものでもよい。なお、支持軸3の連結機構部30及び支持部材4の連結機構部43の一方は省略されてもよい。
なお、本実施形態では、垂直軸抗力型風力発電機1Dは、図15に示すように、2組の抗力型タービンユニット10を備える場合について説明するが、抗力型タービンユニット10の組数は、3組以上でもよい。また、複数の抗力型タービンユニット10が、支持軸3の連結機構部30及び支持部材4の連結機構部43の少なくと一方を介して連結されたとき、複数の抗力型タービンユニット10がそれぞれ備える受圧部材5は、図15に示すように、同一の向きに配置されるようにしてもよいし、異なる向きに配置されてもよく、その場合、例えば、90度ずつずらすようにしてもよいし、螺旋状にずらすようにしてもよい。また、抗力型タービンユニット10を構成する支持部材4及び受圧部材5の数は適宜変更してもよい。例えば、抗力型タービンユニット10を、2つの支持部材4と、2つ(一対)の受圧部材5とで構成するようにしてもよい。さらに、支持部材4及び受圧部材5の少なくとも一方の数が異なるような複数種類の抗力型タービンユニット10を連結するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る垂直軸抗力型風力発電機1Dによれば、複数の抗力型タービンユニット10が連結することで、1つの垂直軸抗力型風力発電機1Dが構成されるので、抗力型タービンユニット10のユニット数に応じて、垂直軸抗力型風力発電機1Dとしての発電出力を変更することができる。
(他の実施形態)
上記のように、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、複数の支持部材4として、3つの支持部材4を備える場合について説明したが、支持部材4の数は、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
上記実施形態では、受圧部材5が、回転中心軸O1を中心として時計回りに回転する場合について説明したが、反時計回りに回転するようにしてもよく、その場合には、支持部材4及び受圧部材5の形状を反転させればよい。
上記実施形態では、複数の受圧部材5は、図3、図9等に示すような形状である場合について説明したが、受圧部材5の形状は、適宜変更してもよい。例えば、受圧部材5の形状は、サボニウス型風車で用いられるような横断面がC字状(円弧状)でもよいし、バッハ型風車で用いられるような横断面がJ字状でもよい。その場合には、支持部材4の形状についても適宜変更すればよい。
上記実施形態では、支持部材4は、例えば、平板材で構成される場合について説明したが、支持部材4は、その一部を貫通するような任意の形状の貫通孔を備えるものでもよい。貫通孔の数は、複数でもよく、その場合には、支持軸3に対して対称的に配置されるようにすればよい。これにより、装置の軽量化を図るとともに、支持部材4への積雪を小さくすることができ、積雪による破損の防止を図ることができる。
上記実施形態では、支持軸3(回転中心軸O1)を、設置面に対して垂直(鉛直)に配置した、すなわち、鉛直方向に対して平行に配置したものとして説明したが、鉛直方向に対して斜めに配置してもよいし、鉛直方向に対して直角に、すなわち、水平方向に配置してもよい。
上記実施形態では、抗力型タービン装置の適用例の1つとして、抗力型タービン装置を用いた垂直軸抗力型風力発電機1A~1Dについて説明したが、支持軸3を発電ユニット20に連結することに代えて、支持軸3をポンプ等の回転機械に連結することにより、抗力型タービン装置を用いた風力回転装置としてもよい。
上記実施形態では、抗力型タービン装置の適用例の1つとして、抗力型タービン装置を用いた垂直軸抗力型風力発電機1A~1Dについて説明したが、エネルギー源として、風(空気流)を用いることに代えて、水流、波、潮流等を用いることにより、抗力型タービン装置を用いた水力発電機又は潮力発電機としてもよいし、さらに支持軸3を発電ユニット20に連結することに代えて、支持軸3をポンプ等の回転機械に連結することにより、抗力型タービン装置を用いた水力回転装置又は潮力回転装置としてもよい。
1A~1D…垂直軸抗力型風力発電機(抗力型タービン装置)、
2…支持筐体、3…支持軸、4…支持部材、5…受圧部材、6…補助支持部材、
10…抗力型タービンユニット、20…発電ユニット、30…連結機構部、
40…曲線外形部、41…直線外形部、43…連結機構部、50~52…壁面部、
50…外側壁面部、51…第1の内側壁面部、52…第2の内側壁面部、
53…外側端、54…内側端、55…外側境界部、56…内側境界部、
60…外側壁面外形部、61…第1の内側壁面外形部、
62…第2の内側壁面外形部、63…直線外形部

Claims (10)

  1. 回転可能に軸支される支持軸と、
    前記支持軸の軸方向に対して所定の間隔を空けて配置されて、少なくとも1つが前記支持軸に固定される複数の支持部材と、
    隣り合う前記支持部材の間に前記支持軸の回転中心軸に対して対称的に一対配置されて、前記支持部材により支持される複数の受圧部材とを備え、
    複数の前記受圧部材の各々は、
    前記軸方向に垂直な平面視において、外側端と、前記回転中心軸に対して前記外側端の反対側で前記外側端よりも前記支持軸の径方向内側に配置される内側端との間に延設される壁面部として、
    前記外側端と、前記外側端に対して前記受圧部材が流体圧を受けて前記支持軸が回転するときの進行方向側かつ前記回転中心軸寄りに配置される外側境界部との間に延設されて、前記径方向外側に膨出する曲面状に形成された外側壁面部と、
    前記外側境界部と、前記外側境界部に対して前記進行方向側に配置される前記内側端との間に延設されて、前記径方向外側に膨出する曲面状又は平面状に形成された1又は複数の内側壁面部とを有し、
    複数の前記支持部材の各々は、前記平面視における形状として、
    一対の前記受圧部材の長手方向外側に対して前記外側壁面部に沿って曲線状にそれぞれ形成されて、前記外側端から離れるほど前記外側壁面部から前記径方向外側に突出した長手方向突出量が大きく設定された一対の曲線外形部と、
    一対の前記受圧部材の短手方向外側に対して前記内側壁面部に沿って一対の前記曲線外形部同士を結ぶように直線状にそれぞれ形成されて、前記内側壁面部から前記短手方向外側に突出した一対の直線外形部とを有する、
    抗力型タービン装置。
  2. 複数の前記支持部材は、
    前記軸方向の両端に配置された一対の前記支持部材であり、
    一対の前記支持部材の間に所定の間隔を空けて配置されて、前記受圧部材を支持する、少なくとも1つの補助支持部材をさらに備え、
    前記補助支持部材は、前記平面視における形状として、
    前記外側壁面部から前記径方向外側に突出した長手方向突出量が前記支持部材よりも大きくならないように設定されるとともに、
    前記内側壁面部から前記短手方向外側に突出した短手方向突出量が前記支持部材よりも小さく設定された外形部を有する、
    請求項1に記載の抗力型タービン装置。
  3. 一対の前記曲線外形部の各々は、
    前記平面視の形状が単一の曲率半径を有する円弧となる曲面状に形成されており、
    前記曲率半径は、
    前記回転中心軸を中心とする前記外側端の外接円の半径よりも小さく設定された、
    請求項1に記載の抗力型タービン装置。
  4. 一対の前記曲線外形部の各々は、
    前記平面視の形状が複数の曲率半径をそれぞれ有する複数の円弧となる曲面状に形成されて、
    複数の前記曲率半径は、
    前記外側端から離れるほど小さく設定されるとともに、
    前記回転中心軸を中心とする前記外側端の外接円の半径よりも大きな曲率半径と、前記外接円の半径よりも小さな曲率半径とを含む、
    請求項1に記載の抗力型タービン装置。
  5. 前記長手方向突出量は、
    前記外側端から前記曲線外形部までの突出量を、前記長手方向突出量の基準値(P1)と定義したとき、
    前記回転中心軸を中心とする前記外側端の外接円の直径(D)に対する前記長手方向突出量の基準値(P1)の比率が3%以上5%以下に設定されており、
    一対の前記直線外形部の各々が前記内側壁面部から前記短手方向外側に突出した短手方向突出量は、
    前記外側壁面部と同心状に設定された仮想円弧の接線上に前記直線外形部が形成された場合において、前記外側端から前記仮想円弧までの突出量を、前記短手方向突出量の基準値(P2)と定義したとき、
    前記直径(D)に対する前記短手方向突出量の基準値(P2)の比率が10%以上20%以下に設定された、
    請求項1に記載の抗力型タービン装置。
  6. 前記内側壁面部は、
    前記外側境界部と、前記外側境界部に対して前記進行方向側かつ前記回転中心軸寄りに配置される内側境界部との間に延設されて、平面状に形成された第1の内側壁面部と、
    前記内側境界部と、前記第1の内側壁面部の延長線に対して前記進行方向側に配置される前記内側端との間に延設されて、平面状に形成された第2の内側壁面部とを有する、
    請求項1に記載の抗力型タービン装置。
  7. 一対の前記直線外形部の各々が前記内側境界部から前記短手方向外側に突出した短手方向突出量(P4)は、
    一対の前記直線外形部の各々が前記内側端から前記短手方向外側に突出した短手方向突出量(P3)よりも小さく設定された、
    請求項6に記載の抗力型タービン装置。
  8. 前記支持軸、複数の前記支持部材及び複数の前記受圧部材を1つの抗力型タービンユニットとして、複数の前記抗力型タービンユニットを備え、
    前記支持部材及び前記支持軸の少なくとも一方は、
    複数の前記抗力型タービンユニットがそれぞれ備える前記支持軸が同軸上に配置されたときに隣接される前記支持部材同士及び前記支持軸同士の少なくとも一方を着脱可能に連結する連結機構部を備える、
    請求項1に記載の抗力型タービン装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の抗力型タービン装置を用いた、
    風力回転装置、水力回転装置又は潮力回転装置。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の抗力型タービン装置を用いた、
    風力発電機、水力発電機又は潮力発電機。
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