JP7486183B2 - 端末装置、属性設定支援方法およびプログラム - Google Patents

端末装置、属性設定支援方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、端末装置、属性設定支援方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、撮影した画像を入力し、入力した画像からプリント注文で使用する画像を選択し、選択された画像のプリント商品を選択し、注文内容を確定した後に確定したプリント注文を選択するプリント注文システムが開示されている。このプリント注文システムでは、プリント注文の確認が認識された後、確認されたプリント注文情報を、ネットワークを介して送信する。特に注文内容が入力されるプレゼン注文確認画面の画像選択ボタンがクリックされると、プレゼン商品選択画面が開き、選択された商品のサムネイル画像が表示されて選択がなされる。
特開2005-222454号公報
特許文献1では、選択される商品の画像データの属性を変更(例えば、共有と非共有との間での変更、保護と非保護との間での変更)するよう設定することは想定されていない。しかし、仮に画像データの属性を変更することを想定したとしても、対象となる商品の画像データのサムネイル画像を一つ一つ閲覧しながら属性を変更することになり、属性を変更するためのユーザ操作が煩雑になってしまい操作性だけでなく変更の効率性が低下する。
ここで、例えば美容室等の店舗において、店員(例えば美容師)による来店顧客のヘアアレンジの施術中にヘアアレンジの過程等の様子を店舗カメラで撮影することを想定する。撮影されたカメラ映像は、例えば店舗と顧客との間で共有されたり、共有が解除されたり、カメラ映像のデータが保護されたり、保護が解除されたり、いわゆるカメラ映像のデータの属性が変更されることがある。データの属性が2種類ある場合、属性を変更するためのユーザ操作を行わせるために、次のようなことが考えられる。第1の方法は考えられる全ての選択肢に係る操作アイコンを画面上に表示させる方法であり、例えば第1の属性から第2の属性に変更するための第1の操作アイコン、および、第2の属性から第1の属性に変更するための第2の操作アイコンの両方を表示する。また、第2の方法は上述した第1の方法と違って操作アイコンは1つだけで属性を逆転するように変更させる方法である。
しかしながら、上述した第1の方法では属性の全種類(例えば2種類)に対応した選択肢に係る全ての操作アイコン(例えば上述した第1の操作アイコンおよび第2の操作アイコン)を画面上に表示させる必要があるので、画面に占める表示面積が増大して画面設計が難しくなる可能性がある。なお、複数のカメラ映像のそれぞれの属性情報が同一の場合、上述した第1の操作アイコンあるいは第2の操作アイコンのいずれか一方だけが表示されれば足りるので、他方の操作アイコンが表示されることでユーザの操作時に混乱を招くことにもなりかねない。また、上述した第2の方法では異なる属性を有する複数のカメラ映像が混在する場合、属性を変更するためのユーザ操作があったとしても各カメラ映像の属性が同様に異なる属性を有するので、ユーザ操作の結果が分かり難いことがある。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、煩雑なユーザ操作をさせることなく、店舗内で撮影された複数のカメラ映像等のデータの属性の変更等の設定を効率的に行う端末装置、属性設定支援方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本開示は、n(n:2以上の整数)個のデータのファイルアイコンを有するファイルリストを表示するディスプレイと、前記ファイルリスト中の少なくとも1個のファイルアイコンの選択操作を受け付ける操作部と、前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すデータが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのデータの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示するプロセッサと、を備える、端末装置を提供する。
また、本開示は、端末装置により実行される属性設定支援方法であって、n(n:2以上の整数)個のデータのファイルアイコンを有するファイルリストをディスプレイに表示し、前記ファイルリスト中の少なくとも1個のファイルアイコンの選択操作を受け付け、前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すデータが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのデータの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示する、属性設定支援方法を提供する。
また、本開示は、端末装置により実行される複数のファイルの属性設定支援方法であって、1台以上の店舗カメラにより撮像された顧客映像を示すn(n:2以上の整数)個のカメラ映像データのファイルアイコンを有するファイルリストをディスプレイに表示し、前記ファイルリスト中の少なくとも1個のカメラ映像のファイルアイコンの選択操作を受け付け、前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すカメラ映像データが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのカメラ映像データの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示する、属性設定支援方法を提供する。
また、本開示は、コンピュータである端末装置に、n(n:2以上の整数)個のデータのファイルアイコンを有するファイルリストをディスプレイに表示する処理と、前記ファイルリスト中の少なくとも1個のファイルアイコンの選択操作を受け付ける処理と、前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すデータが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのデータの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示する処理と、を実行させるための、プログラムを提供する。
本開示によれば、煩雑なユーザ操作をさせることなく、店舗内で撮影された複数のカメラ映像等のデータの属性の変更等の設定を効率的に行うことができる。
ネットワークカメラシステムの機能概要の第1ユースケースを示す図 図1のネットワークカメラシステムの動作手順例を示す図 図1のネットワークカメラシステムの動作手順例を示す図 ネットワークカメラシステムの機能概要の第2ユースケースを示す図 図4のネットワークカメラシステムの動作手順例を示す図 実施の形態1に係るネットワークカメラシステムの全体構成例を模式的に示す図 実施の形態1に係る店舗カメラおよびホームカメラの内部構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る店舗端末および顧客端末の内部構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る管理サーバの内部構成例を示すブロック図 管理サーバに録画される、顧客Xに紐づく各種のデータおよび属性の一例を示す図 店舗端末に表示される録画リスト画面の一例を示す図 第1の属性設定手順に基づく店舗端末の画面遷移例を示す図 第2の属性設定手順に基づく店舗端末の画面遷移例を示す図 実施の形態1に係る店舗端末の動作手順例を示すフローチャート 実施の形態2に係るネットワークカメラシステムの全体構成例を模式的に示す図 第1の2画面表示手順に基づく顧客端末の画面遷移例を示す図 第2の2画面表示手順に基づく顧客端末の画面遷移例を示す図 実施の形態2に係るネットワークカメラシステムの第1の動作手順例を示すシーケンス図 実施の形態2に係るネットワークカメラシステムの第2の動作手順例を示すシーケンス図 実施の形態2に係るネットワークカメラシステムの第3の動作手順例を示すシーケンス図 実施の形態2に係るネットワークカメラシステムの第4の動作手順例を示すシーケンス図
(実施の形態1に係る経緯)
ここで、例えば美容室等の店舗において、店員(例えば美容師)による来店顧客のヘアアレンジの施術中にヘアアレンジの過程等の様子を店舗カメラで撮影することを想定する。撮影されたカメラ映像は、例えば店舗と顧客との間で共有されたり、共有が解除されたり、カメラ映像のデータが保護されたり、保護が解除されたり、いわゆるカメラ映像のデータの属性が変更されることがある。データの属性が2種類ある場合、属性を変更するためのユーザ操作を行わせるために、次のようなことが考えられる。第1の方法は考えられる全ての選択肢に係る操作アイコンを画面上に表示させる方法であり、例えば第1の属性から第2の属性に変更するための第1の操作アイコン、および、第2の属性から第1の属性に変更するための第2の操作アイコンの両方を表示する。また、第2の方法は上述した第1の方法と違って操作アイコンは1つだけで属性を逆転するように変更させる方法である。
しかしながら、上述した第1の方法では属性の全種類(例えば2種類)に対応した選択肢に係る全ての操作アイコン(例えば上述した第1の操作アイコンおよび第2の操作アイコン)を画面上に表示させる必要があるので、画面に占める表示面積が増大して画面設計が難しくなる可能性がある。なお、複数のカメラ映像のそれぞれの属性情報が同一の場合、上述した第1の操作アイコンあるいは第2の操作アイコンのいずれか一方だけが表示されれば足りるので、他方の操作アイコンが表示されることでユーザの操作時に混乱を招くことにもなりかねない。また、上述した第2の方法では異なる属性を有する複数のカメラ映像が混在する場合、属性を変更するためのユーザ操作があったとしても各カメラ映像の属性が同様に異なる属性を有するので、ユーザ操作の結果が分かり難いことがある。
そこで、以下の実施の形態1では、煩雑なユーザ操作をさせることなく、店舗内で撮影された複数のカメラ映像の属性の変更等の設定を効率的に行う端末装置、属性設定支援方法およびプログラムの例を説明する。
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る端末装置、属性設定支援方法およびプログラムを具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
先ず、実施の形態に係るネットワークカメラシステムの機能概要を2つのユースケースを参照して説明する(図1および図4参照)。以下、ネットワークカメラシステムが設置される店舗として美容室を例示するが、美容室に限定されず、例えば着物の着付け教室、理容室でもよい。
(ネットワークカメラシステムの機能概要:第1ユースケース)
図1は、ネットワークカメラシステムの機能概要の第1ユースケースを示す図である。図1のネットワークカメラシステムは、店舗BS(例えば美容室)に設置された少なくとも1台の店舗カメラMP1および店舗端末P1と、管理サーバS1と、顧客CS1(例えばAAAさん)の顧客端末CP1とを少なくとも有する。店舗端末および顧客端末は端末の一例である。顧客端末CP1は、顧客CS1の自宅CH1内あるいは自宅CH1外で使用されてよい。
ネットワークカメラシステムの第1ユースケースでは、美容室に設置された店舗カメラMP1により、店舗BS(例えば美容室)に来店した顧客CS1が店員SF1(例えば美容師)による後ろ髪の施術(例えばヘアアレンジ)中の様子が撮像される。なお、以降の説明では、後ろ髪に施術される処理はヘアアレンジに限らず、ヘアセットであってもよい。この撮像された映像(以下、「カメラ映像」と称する)は、店舗カメラMP1から無線で店舗端末P1に送られ、店舗端末P1においてリアルタイム視聴が可能となる。また、カメラ映像は、店舗カメラMP1から管理サーバS1に送られて管理サーバS1において記録(つまり録画)される。さらに、管理サーバS1に録画されたカメラ映像が店員SF1の操作により顧客端末CP1との間で共有されると、顧客CS1は、自宅CH1に帰宅した後、自らの顧客端末CP1(例えばスマートフォン)で、共有されたカメラ映像をダウンロードして視聴(再生)もしくはストリーミング再生できる。これにより、顧客CS1は、自身でヘアアレンジを行うためにカメラ映像を視聴することで店舗BSでのヘアアレンジの復習を行えるので、顧客CS1自身によるヘアアレンジの利便性が向上する。
図2および図3は、図1のネットワークカメラシステムの動作手順例を示す図である。図2において、顧客CS1は自宅CH1を出発して目的の店舗BS(例えば美容室)に来店する(Step U1)。店員SF1が顧客CS1を出迎える。店舗BS(例えば美容室)には、図1のネットワークカメラシステムを構成する店舗カメラMP1および店舗端末P1が設置されている。
顧客CS1が初めて来店した場合、店員SF1によるネットワークカメラシステムのサービス内容(上述した第1ユースケース参照)の紹介がなされる。顧客CS1は、このサービスを受けることに同意した場合に、ネットワークカメラシステムの顧客端末CP1向けの専用アプリケーション(以下、「顧客端末アプリ」と称する)を自身の顧客端末CP1にインストールする。このインストールの際に、顧客CS1は自身の氏名等の個人情報を入力してユーザ登録を済ませる(Step U2)。
顧客CS1のヘアアレンジの施術が店員SF1により実際に開始されると、店舗カメラMP1は、店員SF1による電源ONを経て、顧客CS1の後ろ髪のヘアアレンジの様子を映すカメラ映像の撮像を開始する。店員SF1(例えば店員SF1の指FG1)により店舗カメラMP1のカメラボタン16(図7参照)が押下されると、店舗カメラMP1は、撮像されている現在のカメラ映像(いわゆるライブ映像)のデータを店舗端末P1および管理サーバS1のそれぞれに配信する(Step U3)。店舗端末P1が顧客CS1の近くに配置されれば、顧客CS1は、店舗端末P1に表示されたライブ映像をリアルタイムに視聴することができる。
図3において、顧客CS1は、顧客端末CP1にインストールされた顧客端末アプリへの自身の操作に基づいて顧客端末CP1に表示された認証コード(認証情報の一例)を、店舗カメラMP1のレンズに向かってにかざす(Step U4)。認証コードは、例えばQRコード(登録商標)である。これは、店舗カメラMP1により撮像されているカメラ映像のデータをどの人物と紐付けするかを特定するために行われる。これにより、店舗カメラMP1は、撮像されているカメラ映像(いわゆるライブ映像)のデータを顧客CS1に紐付けて管理サーバS1に配信できる。管理サーバS1は、店舗BS(例えば美容室)の店舗カメラMP1と店舗カメラMP1から配信されたカメラ映像のデータと顧客CS1とを紐付けて記録(録画)できる。
ヘアアレンジの施術が終了した後、店員SF1は、店舗カメラMP1のカメラボタン16を押下する(Step U5)。これにより、店舗カメラMP1は、カメラ映像(いわゆるライブ映像)の店舗端末P1および管理サーバS1のそれぞれへの配信を停止する。店員SF1は、店舗カメラMP1により撮像されたカメラ映像を顧客CS1の顧客端末CP1との間で共有するために、該当するカメラ映像を選択する操作(いわゆる共有操作)を指FG1で行う(Step U5)。なお、顧客CS1は店舗BSへの会計を済ませて顧客端末CP1を所持して自宅CH1に向かって帰宅する。
顧客CS1は、自宅CH1に帰宅した後、顧客端末CP1にインストールされた顧客端末アプリを操作する。顧客端末CP1は、顧客CS1の操作に基づいて、店員SF1により共有操作がなされた共有映像のリストを表示する(Step U6)。顧客端末CP1は、顧客CS1の操作(例えば指FG2での操作)により、選択されたカメラ映像(いわゆる共有映像)を再生する(Step U6)。これにより、顧客CS1は、自身が気になったヘアアレンジのカメラ映像を簡易に視聴できる。
(ネットワークカメラシステムの機能概要:第2ユースケース)
図4は、ネットワークカメラシステムの機能概要の第2ユースケースを示す図である。図4のネットワークカメラシステムは、管理サーバS1と、顧客CS1(例えばAAAさん)の自宅CH1に設置されたホームカメラMH1および顧客端末CP1とを少なくとも有する。なお、ネットワークカメラシステムは、店舗BS(例えば美容室)に設置された少なくとも1台の店舗カメラMP1および店舗端末P1(図1参照)をさらに有する構成としてもよい。
ネットワークカメラシステムの第2ユースケースでは、顧客CS1の自宅CH1にホームカメラMH1が設置されることで、顧客CS1が自身でヘアアレンジを行う間の様子がホームカメラMH1により撮像される。つまり、この撮像されたカメラ映像は、ホームカメラMH1から無線で顧客端末CP1に送られ、顧客端末CP1においてリアルタイム視聴が可能となる上に、顧客端末CP1において保存することも可能である。また、詳細は後述するが、顧客端末CP1は、店舗BS(例えば美容室)の店舗カメラMP1により撮像されたカメラ映像と、ホームカメラMH1により撮像されているカメラ映像(つまりライブ映像)とを並べて表示することができる。これにより、顧客CS1は、過去に店舗BSで施術されたヘアアレンジの様子と、現在自身で行っているヘアアレンジの様子とを見比べることができ、店舗BSで施術されたヘアアレンジの再現性を高めることができる。
図5は、図4のネットワークカメラシステムの動作手順例を示す図である。図5において、顧客CS1は、ネットワークカメラシステムのサービス内容(上述した第2ユースケース参照)を確認し、このサービスを受けることに同意した場合に、ネットワークカメラシステムの顧客端末CP1向けの専用アプリケーション(顧客端末アプリ)を自身の顧客端末CP1にインストールする。このインストールの際に、顧客CS1は自身の氏名等の個人情報を入力してユーザ登録を済ませる(Step V1)。顧客CS1により顧客端末アプリがインストールされた後、ホームカメラMH1は、顧客CS1による電源ONを経て、顧客CS1の自身による後ろ髪のヘアアレンジの様子を映すカメラ映像の撮像を開始する。
ホームカメラMH1により撮像されている現在のカメラ映像(いわゆるライブ映像)のデータは、顧客CS1の顧客端末CP1への操作により、ホームカメラMH1から顧客端末CP1に配信される(Step V2)。顧客端末CP1は、ホームカメラMH1から配信されているライブ映像のデータを表示することができる。これにより、顧客CS1は、現在自身で行っている後ろ髪のヘアアレンジの様子を簡易に把握できる。なお、このライブ映像のデータは、顧客端末CP1のメモリ22に記憶(録画)されてもよいし、さらに、ホームカメラMH1から管理サーバS1に配信されて管理サーバS1において記録(録画)されてもよい。顧客端末CP1にライブ映像のデータが録画されることで、顧客CS1は、顧客端末CP1の操作により、例えば過去の自身で行ったヘアアレンジの様子を映すカメラ映像を簡易に視聴できる。また、顧客端末CP1は、顧客CS1の顧客端末アプリへの操作により、過去に店舗BS(例えば美容室)の店舗カメラMP1により撮像されたカメラ映像(いわゆる共有映像)と、ホームカメラMH1により撮像されているカメラ映像(つまりライブ映像)とを並べて表示する(Step V2)。これにより、顧客CS1は、過去に店舗BSで施術されたヘアアレンジの様子と、現在自身で行っているヘアアレンジの様子とを見比べることができ、店舗BSで施術されたヘアアレンジの再現性を高めることができる。
(実施の形態1)
次に、実施の形態1に係るネットワークカメラシステム100の構成および動作を順に説明する。図6は、実施の形態1に係るネットワークカメラシステム100の全体構成例を模式的に示す図である。ネットワークカメラシステム100は、1台以上の店舗カメラMP1,MP2,…と、1台以上の店舗端末P1,P2,…と、無線ルータC1と、管理サーバS1と、基地局BST1と、無線ルータC2と、ホームカメラMH1と、顧客端末CP1とを少なくとも含む。
ネットワークカメラシステム100では、店舗BS(例えば美容室)内に設置された1台以上の店舗カメラMP1,MP2,…のそれぞれは、担当の店員(例えば美容師)によって施される来店顧客のヘアアレンジの施術中の後ろ姿を撮像する。この撮像されている映像(いわゆるライブ映像)は、それぞれの店舗カメラ(例えば店舗カメラMP1)から、配信先として決定された店舗端末(例えば店舗端末P1)に配信される。また、ネットワークカメラシステム100では、上述した第1ユースケースのステップStep U5の処理に関する店舗端末の動作手順を主に説明する。
なお、図6の説明を簡易化するため、美容室は1店舗分、顧客は1人のみ例示しているが、店舗は複数でもよく、同様に顧客も複数でもよい。
店舗BSには、少なくとも1台以上の店舗カメラMP1,MP2,…と、少なくとも1台以上の店舗端末P1,P2,…と、無線ルータC1と、が設置される。
複数の店舗カメラMP1,…のそれぞれは、例えばパン回転およびチルト回転のうち少なくとも一方によって姿勢(言い換えると、内蔵されるレンズの光軸方向)を変更可能であり、かつズーム処理によってズーム倍率を変更可能なPTZ(Pan Tilt Zoom)カメラである。なお、複数の店舗カメラMP1,…のそれぞれは、PTZカメラに限定されず、画角が固定となる固定カメラであっても構わない。複数の店舗カメラMP1,…のそれぞれは、店舗BSに来店したそれぞれの顧客の背後に配置され、ヘアアレンジの施術中の顧客の後ろ姿(後頭部)を撮像し、撮像されているカメラ映像のデータを、無線ルータC1を介して複数の店舗端末P1,…のうちいずれか1台の店舗端末に配信したり、無線ルータC1を介して管理サーバS1に配信したりする。なお、複数の店舗カメラMP1,…のそれぞれは、店舗BS内に配置されたキャスタに取り付けられて店舗BS内を移動可能であってもよい。なお、複数の店舗カメラMP1,…のうち少なくとも一部は、例えば美容師の頭もしくは胸元等の身体に装着可能なカメラでもよい。
複数の店舗端末P1,…のそれぞれは、店舗BSの店員(例えば美容師)が携帯可能な通信端末(例えばスマートフォンもしくはタブレット端末)であり、店員により操作される。複数の店舗端末P1,…のそれぞれは、無線ルータC1を介して複数の店舗カメラMP1,…のそれぞれとの間で無線通信可能に接続され、店舗カメラMP1,…のうちいずれかから配信されたカメラ映像のデータを受信して表示操作部23(図8参照)に表示する。なお、ここでいう無線通信は、例えば無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信規格に準じて提供される通信方式である。
無線ルータC1は、店舗BS内の店舗カメラおよび店舗端末とネットワークNWとの間のデータの送受信を中継する。無線ルータC1は、店舗BS内において、複数の店舗カメラMP1,…のそれぞれと複数の店舗端末P1,…のそれぞれとの間のデータの送受信を中継する。なお、図6に示す店舗BS内に設置された無線ルータC1の台数は1台であるが、例えば2台以上であってもよい。
管理サーバS1は、ネットワークNWを介して、店舗BS内の無線ルータC1および顧客の自宅CH1内の無線ルータC2のそれぞれとの間で、データの送受信を行う。管理サーバS1は、ネットワークカメラシステム100のサービスを提供するために、ユーザ登録がなされたユーザ(例えば顧客CS1)のアカウント情報、および、店舗登録がなされた店舗(例えば店舗BS)のアカウント情報を保存している。また、管理サーバS1は、店舗(例えば店舗BS)内の店舗カメラ(例えば店舗カメラMP1)により撮像されたカメラ映像(例えばライブ映像)のデータを記録(録画)したり、その録画されたカメラ映像のデータを顧客端末(例えば顧客端末CP1)に配信したりする。
基地局BST1は、ネットワークNWと顧客の自宅(例えば自宅CH1)内の無線ルータ(例えば無線ルータC2)との間のデータの送受信を中継する。
無線ルータC2は、顧客の自宅(例えば自宅CH1)内のホームカメラMH1および顧客端末CP1とネットワークNWとの間のデータの送受信を中継する。無線ルータC2は、顧客の自宅CH1内において、ホームカメラMH1と顧客端末CP1との間のデータの送受信を中継する。なお、図6に示す自宅CH1内に設置された無線ルータC2の台数は1台であるが、例えば2台以上であってもよい。
ホームカメラMH1は、例えばパン回転およびチルト回転のうち少なくとも一方によって姿勢(言い換えると、内蔵されるレンズの光軸方向)を変更可能であり、かつズーム処理によってズーム倍率を変更可能なPTZカメラである。なお、ホームカメラMH1は、PTZカメラに限定されず、画角が固定となる固定カメラであっても構わない。ホームカメラMH1は、自宅CH1内の顧客CS1の背後に配置され、ヘアアレンジを自身で行う顧客の後ろ姿(後頭部)を撮像し、撮像されているカメラ映像のデータを、無線ルータC2を介して顧客端末CP1に配信する。なお、ホームカメラMH1は、自宅CH1内に配置されたキャスタに取り付けられて自宅CH1内を移動可能であってもよい
顧客端末CP1は、顧客CS1が携帯可能な通信端末(例えばスマートフォンもしくはタブレット端末)であり、顧客により所持かつ操作される。顧客端末CP1は、無線ルータC2を介してホームカメラMH1との間で無線通信可能に接続され、ホームカメラMH1から配信されたカメラ映像のデータを受信して表示操作部23(図8参照)に表示する。
図7は、実施の形態1に係る店舗カメラMP1,MP2,…およびホームカメラMH1の内部構成例を示すブロック図である。なお、複数の店舗カメラMP1,MP2,…およびホームカメラMH1のそれぞれは同一の構成を有するため、ここでは店舗カメラMP1を例示して説明する。したがって、図7の説明において、店舗カメラMP1は店舗カメラMP2あるいはホームカメラMH1に読み替えてもよいが、ホームカメラMH1はカメラボタン16の構成を省略してもよい。また、店舗カメラMP1をホームカメラMH1に読み替える場合には、無線ルータC1を無線ルータC2に読み替え、店舗端末を顧客端末に読み替えるものとする。
店舗カメラMP1は、無線LAN通信IF10Aと、無線LANコントローラ10Bと、プロセッサ11と、メモリ12と、撮像部13と、音声BUS14Aと、音声入出力コントローラ14Bと、ビデオメモリコントローラ15Aと、ビデオメモリ15Bと、カメラボタン16と、LED(Light Emission Diode)17と、充電池18と、マイクMK1と、スピーカSP1とを含む。なお、図7~図9の説明において、インターフェースを「IF」と略記している。
無線LAN通信IF10Aは、店舗カメラMP1が備えるアンテナANT1と接続され、無線ルータC1との間で無線LANによる通信を行い、無線ルータC1を介して管理サーバS1あるいは複数の店舗端末P1,…のそれぞれとの間でデータの送受信を実行する。
無線LANコントローラ10Bは、プロセッサ11、音声BUS14Aおよびビデオメモリコントローラ15Aのそれぞれと無線LAN通信IF10Aとの間のデータの入出力に関する制御を実行する。無線LANコントローラ10Bは、プロセッサ11から出力された指令、音声BUS14Aを介して入力された音声データ、および、ビデオメモリコントローラ15Aからの映像データを無線LAN通信IF10Aに送る。また、無線LANコントローラ10Bは、複数の店舗端末P1,…のそれぞれから送信された指令をプロセッサ11に送る。
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成され、メモリ12と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ11は、メモリ12に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、撮像部13により撮像されたカメラ映像の配信あるいは録画に関する各種の処理を実行する。
メモリ12は、例えばプロセッサ11の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、プロセッサ11の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)とを有する。RAMには、プロセッサ11により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ11の動作を規定するプログラムが書き込まれている。また、メモリ12は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)もしくはSSD(Solid State Drive)等のストレージを有してもよい。メモリ12は、例えば撮像部13により撮像されたカメラ映像を配信する配信先として事前に登録された1台以上の店舗端末P1,…のそれぞれの識別情報を有する登録端末リストを記憶する。
撮像部13は、少なくともレンズ(図示略)とイメージセンサ(図示略)とを有して構成される。イメージセンサは、例えばCCD(Charged Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子であり、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換する。撮像部13は、プロセッサ11から出力された指令に基づいて、撮像を開始するとともに、撮像されたカメラ映像のデータをビデオメモリコントローラ15Aに送る。
音声BUS14Aは、プロセッサ11、音声入出力コントローラ14B、および、ビデオメモリコントローラ15Aのそれぞれとの間で音声データの入出力を行う。
音声入出力コントローラ14Bは、プロセッサ11から出力された指令に基づいて、マイクMK1により収音された音声データを音声BUS14Aを介してプロセッサ11に送ったり、音声BUS14Aを介して入力された音声データをスピーカSP1から出力させたりする。
ビデオメモリコントローラ15Aは、プロセッサ11から出力された指令に基づいて、撮像部13により撮像されたカメラ映像のデータおよびマイクMK1により収音された音声データをビデオメモリ15Bに送る。
ビデオメモリ15Bは、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ、SDカード等の記憶媒体であって、撮像部13により撮像されたカメラ映像とマイクMK1により収音された音声データとを記録(録画)する。
カメラボタン16は、店舗カメラMP1の筐体外表面に少なくとも2個以上設けられ、店員による操作(押下)を受け付ける。複数のカメラボタン16のそれぞれは、例えばカメラ映像の配信開始もしくは配信終了、カメラ映像の録画開始もしくは録画停止、カメラ映像の録画の一時停止もしくは再開、静止画の撮像等の店員操作による指示を受け付ける。複数のカメラボタン16のそれぞれは、店員操作に基づいて、対応する処理の要求(指令)をプロセッサ11に送る。
LED17は、1色以上の色の光を発光可能な1個以上のLEDにより構成され、プロセッサ11から出力された指令に基づいて、所定の色のLEDを点灯させる。例えば、LED17は、店舗カメラMP1が現在いずれか1台の店舗端末にカメラ映像の配信中である場合には青色、店舗カメラMP1が通常動作中(つまり、カメラ映像の配信を行っていない)の場合には緑色等に点灯する。
充電池18は、外部の商用電源から供給される電荷を蓄積可能なバッテリ(例えば電池)であり、店舗カメラMP1に電源を供給する。なお、充電池18は、脱着可能な構成であってもよい。充電池18は、外部の商用電源から電源の供給を直接得てもよいし、外部の商用電源から切り離された状態において店舗カメラMP1に電源を供給可能であってもよい。
マイクMK1は、店舗カメラMP1の周囲の音声(例えばヘアアレンジの施術中の店員の声)を収音して音声信号に変換し、変換後の音声信号(音声データ)を音声入出力コントローラ14Bに出力する。マイクMK1により収音された音声データは、音声入出力コントローラ14Bに送られ、音声BUS14Aおよびビデオメモリコントローラ15Aを経由してビデオメモリ15Bに出力されて記憶されたり、音声BUS14Aから無線LANコントローラ10Bおよび無線LAN通信IF10Aを経由して店舗端末に送信されたりする。
スピーカSP1は、音声入出力コントローラ14Bからの音声データを音響的に出力する。
なお、図7には図示していないが、店舗カメラMP1は、撮像部13をパン回転およびチルト回転が可能に支持し、プロセッサ11からの指令に基づいて店舗カメラMP1のパン制御、チルト制御あるいはズーム制御を実現可能な駆動部(図示略)を備えてもよい。
図8は、実施の形態1に係る店舗端末P1,P2,…および顧客端末CP1の内部構成例を示すブロック図である。なお、複数の店舗端末P1,P2,…および顧客端末CP1のそれぞれは同一の構成を有するコンピュータであるため、ここでは店舗端末P1を例示して説明する。したがって、図8の説明において、店舗端末P1は店舗端末P2あるいは顧客端末CP1に読み替えてもよい。また、店舗端末P1を顧客端末CP1に読み替える場合には、無線ルータC1を無線ルータC2に読み替え、店舗カメラをホームカメラに読み替え、店舗端末アプリを顧客端末アプリに読み替えるものとする。
店舗端末P1は、無線LAN通信IF20Aと、無線LANコントローラ20Bと、プロセッサ21と、メモリ22と、表示操作部23と、BUS24Aと、音声入出力コントローラ24Bと、充電池25と、公衆回線通信IF26Aと、公衆回線コントローラ26Bと、マイクMK2と、スピーカSP2とを含む。なお、公衆回線通信IF26Aおよび公衆回線コントローラ26Bは、店舗端末P1,P2,…のそれぞれの構成として省略されてよい。
無線LAN通信IF20Aは、店舗端末P1が備えるアンテナANT2と接続され、無線ルータC1との間で無線LANによる通信を行い、無線ルータC1を介して管理サーバS1あるいは複数の店舗カメラMP1,MP2,…のそれぞれとの間でデータの送受信を実行する。
無線LANコントローラ20Bは、プロセッサ21とBUS24Aと無線LAN通信IF20Aとの間のデータの入出力に関する制御を実行する。無線LANコントローラ20Bは、いずれか1台の店舗カメラから配信されたカメラ映像(つまり音声データおよび映像データ)をBUS24Aに送る。また、無線LANコントローラ20Bは、プロセッサ21から出力された指令(例えばカメラ映像の配信要求)を、無線LAN通信IF20Aを介して店舗カメラに送信する。
プロセッサ21は、例えばCPU、DSPまたはFPGAを用いて構成され、メモリ22と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ21は、メモリ22に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。ここでいう各部は、OS(Operating System)処理部21Aおよびアプリケーション処理部21Bを含む。プロセッサ21は、OS処理部21Aおよびアプリケーション処理部21Bのそれぞれにより、カメラ映像の配信を要求する機能、店舗カメラから配信されたカメラ映像を表示操作部23に表示する機能等を実現する。
OS処理部21Aは、店舗端末P1で行う各種の処理に関する基本的なオペレーションに関する処理ならびに制御を実行する。
アプリケーション処理部21Bは、ネットワークカメラシステム100の店舗端末P1向けの専用アプリケーション(以下、「店舗端末アプリ」と称する)を含む各種のアプリケーションの処理を実行する。
メモリ22は、例えばプロセッサ21の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMと、プロセッサ21の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROMとを有する。RAMには、プロセッサ21により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ21の動作を規定するプログラムが書き込まれている。また、メモリ22は、フラッシュメモリ、HDDもしくはSSD等のストレージを有してもよい。メモリ22は、例えばカメラ映像の配信先として事前に登録された1台以上の店舗カメラMP1,MP2,…のそれぞれの識別情報を有する登録カメラリストを記憶する。
表示操作部23(ディスプレイあるいは操作部の一例)は、例えば店員もしくは顧客の操作を受け付けたり、プロセッサ21により生成されたデータを表示したりするタッチパネルを用いて構成され、いわゆるユーザインターフェースを形成する。表示操作部23は、店舗端末アプリもしくは顧客端末アプリの起動中にプロセッサ21によって生成される各種の画面を表示する。また、表示操作部23は、表示された各種の画面に対する店員もしくは顧客の操作を受け付けて入力信号を生成してプロセッサ21に送る。
BUS24Aは、無線LANコントローラ20Bおよびプロセッサ21のそれぞれとの間で音声データおよび映像データの入出力を行い、音声入出力コントローラ24Bとの間で音声データの入出力を行う。また、BUS24Aは、撮像部29が設けられている場合に、撮像部29により撮像された映像データを入力してプロセッサ21に送ってもよい。
音声入出力コントローラ24Bは、プロセッサ21から出力された指令に基づいて、マイクMK2により収音された音声データをBUS24Aを介してプロセッサ21に送ったり、BUS24Aを介して入力された音声データをスピーカSP2から出力させたりする。
充電池25は、外部の商用電源から供給される電荷を蓄積可能なバッテリ(例えば電池)であり、店舗端末P1に電源を供給する。なお、充電池25は、脱着可能な構成であってもよい。充電池25は、外部の商用電源から電源の供給を直接得てもよいし、外部の商用電源から切り離された状態において店舗端末P1に電源を供給可能であってもよい。
公衆回線通信IF26Aは、顧客端末CP1が備えるアンテナANT3と接続され、基地局BST1との間で公衆回線を用いた無線通信を行い、ネットワークNWとの間でデータの送受信を実行する。例えば、公衆回線通信IF26Aは、管理サーバS1から送られた認証コード(例えばQRコード(登録商標))もしくは管理サーバS1に録画された過去のカメラ映像のデータを、アンテナANT3を介して受信して公衆回線コントローラ26Bに送る。
公衆回線コントローラ26Bは、プロセッサ21とBUS24Aと公衆回線通信IF26Aとの間のデータの入出力に関する制御を実行する。公衆回線コントローラ26Bは、公衆回線通信IF26Aから送られた認証コード(例えばQRコード(登録商標))もしくは管理サーバS1に録画された過去のカメラ映像のデータを取得してプロセッサ21に送る。
マイクMK2は、顧客端末CP1を使用する顧客CS1の発した音声を収音して音声信号に変換し、変換後の音声信号(音声データ)を音声入出力コントローラ24Bに出力する。マイクMK2により収音された音声データは、音声入出力コントローラ24Bに送られ、BUS24Aを経由してプロセッサ21に入力される。プロセッサ21は、この入力された音声データに音声認識処理を行い、音声認識処理結果に応じたカメラ映像の出力に関する各種の処理を実行する。ここで、音声認識処理結果に応じたカメラ映像の出力に関する各種の処理は、例えば顧客端末CP1に保存された、過去に録画されたカメラ映像の再生、一時停止、一定時間早送り、一定時間巻戻しである。これにより、たとえ顧客CS1がヘアアレンジを自身で行って両手が塞がっても、顧客端末CP1に自身の音声を入力させることで、簡単にカメラ映像の出力操作を行えて利便性が向上する。
スピーカSP2は、音声入出力コントローラ24Bからの音声データを音響的に出力する。
図9は、実施の形態1に係る管理サーバS1の内部構成例を示すブロック図である。管理サーバS1は、インターネット回線通信IF30Aと、インターネット回線コントローラ30Bと、プロセッサ31と、メモリ32と、BUS33と、HDD34と、電源部35とを含む。
インターネット回線通信IF30Aは、ネットワークNWとの間で通信を行い、それぞれの店舗内の店舗端末および店舗カメラとそれぞれの顧客の顧客端末との間でデータの送受信を実行する。
インターネット回線コントローラ30Bは、プロセッサ31およびBUS33とインターネット回線通信IF30Aとの間のデータの入出力に関する制御を実行する。インターネット回線コントローラ30Bは、プロセッサ31から出力された指令、BUS33を介して入力された音声データおよび映像データをインターネット回線通信IF30Aに送る。また、インターネット回線コントローラ30Bは、それぞれの店舗内の店舗端末および店舗カメラ、あるいは、それぞれの顧客の顧客端末から送信された指令をプロセッサ31に送り、それぞれの店舗カメラあるいはそれぞれの顧客のホームカメラから送信された音声データおよび映像データをBUS33に送る。
プロセッサ31は、例えばCPU、DSPまたはFPGAを用いて構成され、メモリ32と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ31は、メモリ32に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、それぞれの店舗内の店舗端末および店舗カメラ、あるいは、それぞれの顧客の顧客端末およびホームカメラから配信された各種のデータ(例えばカメラ映像のデータ)の配信あるいは録画に関する各種の処理を実行する。
OS処理部31Aは、管理サーバS1で行う各種の処理に関する基本的なオペレーションに関する処理ならびに制御を実行する。
アカウント管理制御部31Bは、ネットワークカメラシステム100のサービス提供に先立って予めユーザ登録がなされたユーザ(例えば顧客CS1)のアカウント情報、および、予め店舗登録がなされた店舗(例えば店舗BS)のアカウント情報を制御および管理する。ユーザのアカウント情報ならびに店舗のアカウント情報はHDD34もしくはメモリ32に保存される。
映像データ管理制御部31Cは、それぞれの店舗カメラあるいはそれぞれの顧客のホームカメラからのカメラ映像の記録(録画)を制御および管理し、さらに、それぞれの店舗端末あるいはそれぞれの顧客の顧客端末への録画されたカメラ映像の配信を制御および管理する。
メモリ32は、例えばプロセッサ31の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMと、プロセッサ31の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROMとを有する。RAMには、プロセッサ31により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ31の動作を規定するプログラムが書き込まれている。
BUS33は、インターネット回線コントローラ30Bおよびプロセッサ31のそれぞれとの間で音声データおよび映像データの入出力を行い、また、HDD34との間でも音声データおよび映像データの入出力を行う。
HDD34は、BUS33を介して入力されたカメラ映像のデータ(具体的には、映像データおよび音声データ)を記録(録画)する。このカメラ映像のデータは、例えば、それぞれの店舗内の店舗カメラあるいはそれぞれの顧客のホームカメラから配信されたカメラ映像(静止画を含む)のデータである。HDD34に録画されたカメラ映像のデータは属性情報ATTを有する(図10参照)。属性情報ATTについては、図10を参照して後述する。また、HDD34の代わりに、フラッシュメモリ、もしくは、SSD等のストレージが設けられてもよい。
電源部35は、管理サーバS1の各部に必要な電力を供給する。電源部35は、例えば外部の商用電源から供給される電力を管理サーバS1の各部に供給する。
図10は、管理サーバS1に録画される、顧客Xに紐づく各種のデータおよび属性の一例を示す図である。管理サーバS1に録画されるカメラ映像のデータには、どのユーザ(つまり店舗に来店した顧客)を撮像したものであるかを示す顧客情報が紐付けされている。紐付けの処理は、それぞれの店舗内の店舗カメラ、あるいは、それぞれの顧客の自宅内のホームカメラにより行われる。なお、図10の説明を簡易化するために、「カメラ映像のデータ」を単に「映像」と図示し、「静止画のデータ」を単に「静止画」と図示している。
図10に示すように、例えば顧客Xのデータ(つまり顧客Xに紐づくデータ)は、映像MMV1、映像MMV2、映像MMV3、映像MMV4、静止画SSN1、静止画SSN2、静止画SSN3を少なくとも含む構成としている。ここで、データの属性情報ATTは、データの取り扱いに関する補足的な情報であり、例えば「共有」および「保護」のそれぞれの有無を示す情報により構成されている。データの属性情報ATTの設定は、それぞれの店舗内の店舗端末、あるいは、それぞれの顧客の顧客端末により行われる。なお、データの属性情報ATTは、「共有」および「保護」の有無を示す情報に限定されなくてもよい。
具体的には、映像MMV1の属性情報ATTでは、「共有」がON、「保護」がOFFと設定されている。同様に、映像MMV2~MMV4ならびに静止画SSN1~SSN3のそれぞれも属性情報ATTを有している。
「共有」とは、それぞれの店舗内の店舗カメラにより撮像された映像を、管理サーバS1を介して、その映像に紐づく顧客の顧客端末との間で共有することである。したがって、共有が設定されることで、顧客は、映像に紐づく自身の顧客端末において、共有の対象となった店舗カメラにより撮像された映像を視聴可能となる。
「保護」とは、それぞれの店舗内の店舗カメラにより撮像された映像を、保護する(言い換えると、削除されない)ための設定を行うことである。したがって、保護が設定されることで、店舗の店員もしくは顧客は、自身が削除されて欲しくない映像を保護できるようになる。
次に、実施の形態1に係るネットワークカメラシステム100において、店舗端末(例えば店舗端末P1)による複数のカメラ映像のデータファイルを一括して共有するよう設定するための動作手順について、図11~図14を参照して説明する。
図11は、店舗端末P1に表示される録画リスト画面WD1の一例を示す図である。録画リスト画面WD1は、店舗端末アプリが起動している店舗端末P1(例えばプロセッサ21)において店員の操作により表示され、管理サーバS1に録画された複数のカメラ映像(静止画を含む)のそれぞれのデータファイルを示すアイコンの一覧を表示する。図11~図13の説明において、顧客CS1の氏名は「AAA」としている。なお、図11の説明において、店舗端末を顧客端末に、店舗カメラをホームカメラにそれぞれ読み替えてもよい。
図11の録画リスト画面WD1は、例えばアイコンSM1,SM2,SM3,SM4,SM5,SM6,SM7,SM8,SM9,SM10,SM11,SM12の計12個のアイコンと、メインメニューバーMB1と、サブメニューバーSMB1とを表示する。例えばアイコンSM1,SM2,SM4,SM6,SM7,SM9,SM10はカメラ映像のデータファイルに対応し、アイコンSM3,SM5,SM8,SM11,SM12は静止画のデータファイルに対応している。
メインメニューバーMB1は、店舗端末P1にインストールされた店舗端末アプリにおいて主に使用される複数のメニューのそれぞれを示すアイコン(例えばホームアイコンIC11、カメラアイコンIC12、録画リストアイコンIC13、共通メニューアイコンIC14)を有する。なお、メインメニューバーMB1は、店舗端末アプリの画面に限らず、顧客端末アプリの画面でも表示される。ホームアイコンIC11、カメラアイコンIC12、録画リストアイコンIC13、および、共通メニューアイコンIC14のうちいずれか一つが店員の操作により押下されると、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、その押下を検知し、押下されたアイコンに対応する処理を実行する。
ホームアイコンIC11は、店舗端末P1にインストールされた店舗端末アプリの基本画面(例えば初期画面)の表示を指示するために配置されている。カメラアイコンIC12は、店舗カメラ(例えば店舗カメラMP1)から店舗端末P1へのカメラ映像の配信要求を指示するために配置されている。録画リストアイコンIC13は、図11に示す録画リスト画面WD1の表示を指示するために配置されている。共通メニューアイコンIC14は、ホームアイコンIC11、カメラアイコンIC12、および、録画リストアイコンIC13のそれぞれに対応する機能以外のメニューの表示を指示するために配置されている。
店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、録画リスト画面WD1に表示されるそれぞれのカメラ映像のアイコンに、対応するアイコンのカメラ映像のデータの取り扱い(例えば、属性情報ATT)の変更を指示するためのチェックボックスCKBを重畳して表示する。また、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、例えば属性情報ATTとして「共有」がONに設定されている場合、「共有」がONに設定されていることを示すインジケータASHをその対応するカメラ映像のアイコンに重畳して表示する。なお、インジケータASHは、「保護」、もしくは「共有」および「保護」の両方の設定の有無を示してもよい。
サブメニューバーSMB1は、録画リスト画面WD1に表示されたそれぞれのアイコンに対応するカメラ映像のデータの取り扱い(管理)に関する指示を示すアイコンを表示する。サブメニューバーSMB1は、顧客共有アイコンSIC1と、ダウンロードアイコンSIC2と、削除アイコンSIC3と、その他アイコンSIC4とを有する。顧客共有アイコンSIC1は、チェックボックスCKBに選択状態が表示された複数のアイコンのそれぞれに対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTの「共有」への設定を指示するために配置される。ダウンロードアイコンSIC2は、チェックボックスCKBに選択状態が表示された少なくとも1つのアイコンに対応するカメラ映像のデータの店舗端末P1へのダウンロードを指示するために配置される。削除アイコンSIC3は、チェックボックスCKBに選択状態が表示された少なくとも1つのアイコンに対応するカメラ映像のデータの管理サーバS1からの削除を指示するために配置される。その他アイコンSIC4は、チェックボックスCKBに選択状態が表示された少なくとも1つのアイコンに対応するカメラ映像のデータへの処理(共有、ダウンロード、削除を除く)を指示するために配置される。
また、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、店員の操作により選択される複数のアイコンのそれぞれのチェックボックスCKBのうち第1番目のチェックボックスCKBが選択された時、その第1番目のチェックボックスCKBのアイコンに対応するカメラ映像のデータが有する属性情報ATTに基づいて、顧客共有アイコンSIC1および共有解除アイコンSIC5のうちいずれか一つをサブメニューバーSMB1に配置するように表示する。共有解除アイコンSIC5は、チェックボックスCKBに選択状態が表示された複数のアイコンのそれぞれに対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTの「共有」の解除を指示するために配置される。
これにより、店舗端末P1は、店員の操作(例えば複数のカメラ映像の属性情報ATTの「共有」あるいは「共有解除」への一括変更)を受けた際に、最初に選択されたカメラ映像のアイコンの属性情報に合わせて、その操作に対応したアイコンを選択的に表示でき、店員の操作の効率性を高めることができる。また、店舗端末P1は、例えば最初に選択されたカメラ映像の属性情報ATTが「共有」であった場合に、敢えて必要の無い「共有」を指示するためのアイコンの表示を省略できるので、店員に操作の混乱を生じさせないように配慮でき、店員の操作の利便性を向上できる。
なお図11に示すように、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、サブメニューバーSMB1に含まれる各アイコンの内容(意味)を示す補足情報SPP1,SPP2,SPP3,SPP4,SPP5を各アイコンの下側に表示してもよい。補足情報SPP1は、顧客共有アイコンSIC1の意味を示す。補足情報SPP2は、ダウンロードアイコンSIC2の意味を示す。補足情報SPP3は、削除アイコンSIC3の意味を示す。補足情報SPP4は、その他アイコンSIC4の意味を示す。補足情報SPP5は、共有解除アイコンSIC5の意味を示す。これにより、店員は、サブメニューバーSMB1に含まれる各アイコンの意味を簡易に把握できて、操作の利便性を向上できる。
図12は、第1の属性設定手順に基づく店舗端末P1の画面遷移例を示す図である。第1の属性設定手順では、選択される予定の複数のアイコンのうち第1番目に選択されるアイコンSM3に対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTが「共有」されていない場合に、アイコンSM3を含む複数のアイコンのそれぞれに対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTが一括して「共有」に変更される例を説明する。
図12の録画リスト画面WD1において、店員の指FG1の操作により、選択される予定の複数のアイコンのうち第1番目のアイコンSM3が選択されると、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、アイコンSM3のチェックボックスCKBに選択状態を示すマークを表示する(Step G1)。
第1番目のアイコンSM3に対応するカメラ映像のデータは「共有」の設定がされていない。店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、店員の指FG1の操作により第1番目のアイコンSM3が選択されたことを検知すると、第1番目のアイコンSM3に対応するカメラ映像のデータの属性情報ATT(つまり「非共有」)に基づいて、「共有」に変更するための顧客共有アイコンSIC1をサブメニューバーSMB1に配置するように表示する(Step G2)。店員の指FG1の操作により、第1番目のアイコンSM3に続けて第2番目のアイコンSM5が選択される(Step G2)。
店員の指FG1の操作により、第2番目のアイコンSM5に続けて第3番目のアイコンSM7が選択される(Step G3)。
店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、店員の指FG1の操作によりステップStep G2の時点でサブメニューバーSMB1に表示された顧客共有アイコンSIC1が選択されたことを検知すると(Step G4)、選択された全てのアイコン(例えばアイコンSM3,SM5,SM7)のそれぞれに対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTを、「共有」ONとなるように設定する(Step G5)。また、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、ステップStep G4で顧客共有アイコンSIC1の押下に基づく処理結果のメッセージMSG1(例えば「選択した画像を共有しました」という旨のメッセージ)を表示する(Step G5)。
図13は、第2の属性設定手順に基づく店舗端末P1の画面遷移例を示す図である。第2の属性設定手順では、選択される予定の複数のアイコンのうち第1番目に選択されるアイコンSM2に対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTが「共有」に設定されている場合に、アイコンSM2を含む複数のアイコンのそれぞれに対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTが一括して「共有」が解除されるように変更される例を説明する。
図13の録画リスト画面WD1において、店員の指FG1の操作により、選択される予定の複数のアイコンのうち第1番目のアイコンSM2が選択される(Step J1)。第1番目のアイコンSM2に対応するカメラ映像のデータは「共有」の設定がされている。
店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、店員の指FG1の操作により第1番目のアイコンSM2が選択されたことを検知すると、アイコンSM2のチェックボックスCKBに選択状態を示すマークを表示する(Step J2)。また、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、店員の指FG1の操作により第1番目のアイコンSM2が選択されたことを検知すると、第1番目のアイコンSM2に対応するカメラ映像のデータの属性情報ATT(つまり「共有」)に基づいて、「非共有」(つまり、「共有」が解除された状態)に変更するための共有解除アイコンSIC5をサブメニューバーSMB1に配置するように表示する(Step J2)。店員の指FG1の操作により、第1番目のアイコンSM2に続けて第2番目のアイコンSM8が選択される(StepG2)。
店員の指FG1の操作により、第2番目のアイコンSM8に続けて第3番目のアイコンSM7が選択される(Step J3)。
店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、店員の指FG1の操作によりステップStep J2の時点でサブメニューバーSMB1に表示された共有解除アイコンSIC5が選択されたことを検知すると(Step J4)、選択された全てのアイコン(例えばアイコンSM2,SM8,SM7)のそれぞれに対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTを、「共有」を解除するように設定する(Step J5)。また、店舗端末P1(例えばプロセッサ21)は、ステップStep J4で共有解除アイコンSIC5の押下に基づく処理結果のメッセージMSG2(例えば「選択した画像の共有を解除しました」という旨のメッセージ)を表示する(Step J5)。
次に、実施の形態1に係るネットワークカメラシステム100の店舗端末P1における属性情報ATTの変更の動作手順例について、図14を参照して説明する。図14は、実施の形態1に係る店舗端末P1の動作手順例を示すフローチャートである。図14に示す動作手順は、主に店舗端末P1のプロセッサ21により実行される。また、図14の説明では、変更の設定がなされるカメラ映像のデータの属性として「共有」を例示するが、属性は「保護」を例示してもよい。
図14において、プロセッサ21は、店員の操作(例えば録画リストアイコンIC13の押下)がなされたことを検知すると、録画リスト画面WD1(図11参照)を表示操作部23に表示する(St1)。上述したように、録画リスト画面WD1に表示されるアイコンは、管理サーバS1において既に録画されたカメラ映像のデータファイルを示す。
プロセッサ21は、録画ファイル(つまり録画されたカメラ映像のアイコン)が店員の操作によりタップ(押下)されたか否かを判定する(St2)。録画されたカメラ映像のアイコンがタップされたと判定されていない場合には(St2、NO)、プロセッサ21の処理はステップSt8に進む。
一方、プロセッサ21は、録画されたカメラ映像のアイコンがタップされたと判定した場合には(St2、YES)、タップされたカメラ映像のアイコンのチェックボックスCKBがOFF(言い換えると、選択状態を示すマークが表示されていない)であるか否かを判定する(St3)。プロセッサ21は、タップされたカメラ映像のアイコンのチェックボックスCKBがOFFでないと判定した場合には(St3、NO)、タップされたカメラ映像のアイコンのチェックボックスCKB内のマーク(つまり選択状態を示すマーク)をOFF(つまりマークの表示を解除)する(St4)。ステップSt4の後、プロセッサ21の処理はステップSt10に進む。
プロセッサ21は、タップされたカメラ映像のアイコンのチェックボックスCKBがOFFであると判定した場合には(St3、YES)、タップされたアイコンに対応するチェックボックスCKBの中で選択状態を示すマークが既に表示されたチェックボックスCKBが存在するかを判定する(St5)。このステップSt5は、タップされたアイコンが第1番目に選択されたカメラ映像のアイコンであるか否かを判定するために設けられている。選択状態を示すマークが表示されたチェックボックスCKBが存在すると判定された場合には(St5、YES)、プロセッサ21の処理はステップSt9に進む。
一方、プロセッサ21は、選択状態を示すマークが表示されたチェックボックスCKBが未だ存在しないと判定した場合には(St5、NO)、そのタップされたアイコン(言い換えると、第1番目に選択されたアイコン)に対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTが「共有」に設定されているか否かを判定する(St6)。
プロセッサ21は、タップされたアイコン(言い換えると、第1番目に選択されたアイコン)に対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTが「共有」に設定されていると判定した場合には(St6、YES)、録画リスト画面WD1のサブメニューバーSMB1に共有解除アイコンSIC5を配置するように表示する(St7、図13参照)。
一方、プロセッサ21は、タップされたアイコン(言い換えると、第1番目に選択されたアイコン)に対応するカメラ映像のデータの属性情報ATTが「共有」に設定されていないと判定した場合には(St6、NO)、録画リスト画面WD1のサブメニューバーSMB1に顧客共有アイコンSIC1を配置するように表示する(St8、図12参照)。
ステップSt7,St8の後、あるいはステップSt5において選択状態を示すマークが表示されたチェックボックスCKBが存在すると判定された場合には(St5、YES)、プロセッサ21は、ステップSt2においてタップされたアイコンのチェックボックスCKBに選択状態を示すマークを表示する(St9)。
ステップSt9の後、あるいはステップSt2において録画されたカメラ映像のアイコンがタップされていないと判定された場合には(St2、NO)、プロセッサ21は、店員の操作により、サブメニューバーSMB1に表示された顧客共有アイコンSIC1がタップされたか否かを判定する(St10)。
プロセッサ21は、顧客共有アイコンSIC1のタップが検知されたと判定した場合には(St10、YES)、ステップSt2でタップされた全てのファイル(つまり、ステップSt2を複数回経由してタップされた全てのカメラ映像のアイコン)のデータの属性情報ATTを一括して「共有」ONに変更する(St11)。プロセッサ21は、ステップSt11で属性情報ATTを一括変更した旨のメッセージMSG1(例えば図12参照)を表示する(St12)。
一方、プロセッサ21は、顧客共有アイコンSIC1のタップが検知されていないと判定した場合には(St10、NO)、店員の操作により、サブメニューバーSMB1に表示された共有解除アイコンSIC5がタップされたか否かを判定する(St13)。共有解除アイコンSIC5のタップが検知されていない場合には(St13、NO)、プロセッサ21の処理はステップSt2に戻る。
一方、プロセッサ21は、共有解除アイコンSIC5のタップが検知されたと判定した場合には(St13、YES)、ステップSt2でタップされた全てのファイル(つまり、ステップSt2を複数回経由してタップされた全てのカメラ映像のアイコン)のデータの属性情報ATTを一括して「共有」OFFに変更する(St14)。プロセッサ21は、ステップSt14で属性情報ATTを一括変更した旨のメッセージMSG2(例えば図13参照)を表示する(St15)。
以上により、実施の形態1に係るネットワークカメラシステム100では、端末装置(例えば店舗端末P1)は、n(n:2以上の整数)個のデータのファイルアイコン(アイコンの一例)を有するファイルリストを表示するディスプレイ(例えば表示操作部23)を有する。端末装置(例えば店舗端末P1)は、ファイルリスト中の少なくとも1個のデータのファイルアイコンの選択操作を受け付ける操作部(例えば表示操作部23)を有する。端末装置(例えば店舗端末P1)は、n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、第1番目のファイルアイコンが示すデータが有する属性に基づいて、m個のファイルアイコンが示すそれぞれのデータの属性を一括変更するための属性変更アイコン(例えば顧客共有アイコンSIC1もしくは共有解除アイコンSIC5)を表示操作部23に表示するプロセッサ21を有する。
これにより、端末装置(例えば店舗端末P1)は、煩雑なユーザ操作(つまり店員の操作)をさせることなく、店舗BS内で撮影された複数のカメラ映像等のデータの属性情報ATTの変更等の設定を効率的に行うことができる。したがって、端末装置は、店員の操作(例えば複数のカメラ映像の属性情報ATTの「共有」あるいは「共有解除」への一括変更)を受けた際に、最初に店員が選択したデータのアイコンの属性情報と一致させるように、その選択されたアイコンの属性を変更するように属性変更アイコンを表示できる。
また、n個のデータのそれぞれは、1台以上のカメラ(例えば店舗カメラ)により撮像されたカメラ映像である。これにより、端末装置(例えば店舗端末P1)は、1台以上のカメラ(例えば店舗カメラMP1)により撮像されたn個のカメラ映像のうち選択されるm個のカメラ映像それぞれのデータの属性を一括変更する際に、第1番目にユーザ(例えば店員)により最初に選択されたカメラ映像の属性を優先して効率的に変更できる。
また、カメラ映像は、1台以上の店舗カメラにより撮像された、対象者(例えば顧客CS1)の後方からのヘアアレンジの施術中の様子を示す映像である。これにより、端末装置(例えば店舗端末P1)は、1台以上の店舗カメラ(例えば店舗カメラMP1)により撮像されたn個のヘアアレンジ中の様子を映すカメラ映像のうち選択されるm個のカメラ映像それぞれのデータの属性を一括変更する際に、第1番目にユーザ(例えば店員)により最初に選択されたヘアアレンジのカメラ映像の属性を優先して効率的に変更できる。
また、店舗端末のプロセッサ21は、属性変更アイコンの選択に応じて、選択されたm個のファイルアイコンが示すそれぞれのカメラ映像の属性を一括変更する。これにより、店舗端末は、店員による複数のカメラ映像のデータの属性情報を一括変更する際の操作効率性を高めることができる。
また、属性は、店舗カメラにより撮像されたカメラ映像のファイルを顧客が所持する端末(例えば顧客端末CP1)に共有するか否かを示す。これにより、店舗端末は、店舗カメラにより撮像された複数のカメラ映像のそれぞれのデータを顧客端末CP1との間で簡易に共有することができ、店員の操作性を向上できる。
また、属性は、店舗カメラにより撮像されたカメラ映像のファイルを保護するか否かを示す。これにより、店舗端末は、店舗カメラにより撮像された複数のカメラ映像のそれぞれのデータを一斉に保護するように設定を簡易に変更することができ、店員の操作性を向上できる。
また、店舗端末のプロセッサ21は、属性変更アイコンの周囲に、属性変更アイコンを説明する補足情報(例えば図11参照)を表示する。これにより、例えば店舗端末の操作に不慣れな店員でも、複数のカメラ映像のデータのそれぞれの属性情報ATTの一括変更を簡易に行える。
また、属性は、店舗カメラにより撮像されたカメラ映像のファイルが有する3つ以上の異なる状態を示す。これにより、例えば「共有」、「保護」の有無のように2つの異なる状態しか有さない属性情報ATTに限定されず、店舗端末は、3つ以上の異なる状態を有する属性情報ATTの一括変更を、複数のカメラ映像のデータのそれぞれに対して簡易に行うことができる。
また、複数のファイルの属性設定支援方法は、端末装置により実行され、1台以上の店舗カメラにより撮像された顧客映像を示すn(n:2以上の整数)個のカメラ映像データのファイルアイコンを有するファイルリストをディスプレイ(例えば表示操作部23)に表示し、ファイルリスト中の少なくとも1個のカメラ映像のファイルアイコンの選択操作を受け付け、n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、第1番目のファイルアイコンが示すカメラ映像データが有する属性に基づいて、m個のファイルアイコンが示すそれぞれのカメラ映像データの属性を一括変更するための属性変更アイコンをディスプレイに表示する。これにより、端末装置(例えば店舗端末P1)は、煩雑なユーザ操作(つまり店員の操作)をさせることなく、店舗BS内で撮影された複数のカメラ映像等のデータの属性情報ATTの変更等の設定を効率的に行うことができる。したがって、端末装置は、店員の操作(例えば複数のカメラ映像の属性情報ATTの「共有」あるいは「共有解除」への一括変更)を受けた際に、最初に店員が選択したデータのアイコンの属性情報と一致させるように、その選択されたアイコンの属性を変更するように属性変更アイコンを表示できる。
(実施の形態2に至る経緯)
特開2019-91315号公報は、対象者は自宅で美容師から施されたメイクと同様のメイクを自身に施す場合に携帯端末を操作して管理サーバにアクセスし、メイク時の撮像画像と撮像時刻およびその近傍の時刻の音声に相当する文字列を取得して携帯端末に表示させる技術を開示している。
ここで、例えば美容室等の店舗において、店員(例えば美容師)による対象者(例えば来店顧客)のヘアアレンジの施術中にヘアアレンジの過程等の様子を店舗カメラで撮影することを想定する。特開2019-91315号公報の構成によれば、例えば対象者がヘアアレンジを自身で行う場合、過去に美容室で美容師が施術した様子を映す映像を携帯端末に表示させることは可能であると推定できる。
しかしながら、過去に美容室で美容師が施術した様子を映す映像あるいは他のソースから得られた映像(例えばインターネット上で公開されているお手本映像)と、現在自身で施しているヘアアレンジの様子を映すライブ映像とを同時に携帯端末で表示することはできない。このため、両者の違いを確認しながら自身でヘアアレンジを施すことができず、対象者によるヘアアレンジの効率化を図ることが困難であった。
そこで、以下の実施の形態2では、ユーザ自身によるヘアアレンジの施術を効率的に支援するネットワークカメラシステムおよび複数画面表示方法の例を説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200の構成および動作を順に説明する。図15は、実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200の全体構成例を模式的に示す図である。ネットワークカメラシステム200は、1台以上の店舗カメラMP1,MP2,…と、1台以上の店舗端末P1,P2,…と、無線ルータC1と、管理サーバS1と、基地局BST1と、無線ルータC2と、ホームカメラMH1と、顧客端末CP1と、映像配信サーバYT1とを少なくとも含む。なお、映像配信サーバYT1の構成は実施の形態2において省略されてもよい。
図15のネットワークカメラシステム200の説明において、図6のネットワークカメラシステム100の説明と重複する内容の説明は簡略化あるいは省略し、異なる内容について説明する。
ネットワークカメラシステム200でも、ネットワークカメラシステム100と同様に、店舗BS(例えば美容室)内に設置された1台以上の店舗カメラMP1,MP2,…のそれぞれは、担当の店員(例えば美容師)によって施される来店顧客のヘアアレンジの施術中の後ろ姿を撮像する。この撮像されている映像(いわゆるライブ映像)は、それぞれの店舗カメラ(例えば店舗カメラMP1)から、配信先として決定された店舗端末(例えば店舗端末P1)に配信される。また、ネットワークカメラシステム200では、上述した第2ユースケースのステップStep V2の処理に関する顧客端末およびホームカメラの動作手順を主に説明する。
映像配信サーバYT1は、ネットワークNWおよび無線ルータC1を介して、顧客CS1の自宅CH1内に位置する顧客端末CP1との間で映像データの配信に関するデータの送受信を行う。映像配信サーバYT1は、例えばYoutube(登録商標)、Instagram(登録商標)等のSNS(Social Network Service)サービスを提供する映像データを配信するサーバ装置である。
図16は、第1の2画面表示手順に基づく顧客端末CP1の画面遷移例を示す図である。図16の説明において、図16中の重複した要素には同一の符号を付与して説明を簡略化あるいは省略する。カメラ映像視聴画面WD11は、顧客端末アプリが起動している顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)において顧客CS1の操作により表示され、ホームカメラMH1により撮像されているカメラ映像(つまりライブ映像)を表示する。顧客端末CP1は、ライブ映像をカメラ映像視聴画面WD11に表示している間、表示されているカメラ映像がライブ映像であることを示すインジケータIND1(図16および図17参照)をカメラ映像視聴画面WD11に重畳して表示する。
図16のカメラ映像視聴画面WD11は、例えばメインメニューバーMB11と、静止画アイコンIC15と、録画アイコンIC16と、2画面アイコンIC17とを表示する。メインメニューバーMB11は、顧客端末CP1にインストールされた顧客端末アプリにおいて主に使用される複数のメニューのそれぞれを示すアイコン(例えばホームアイコンIC11、カメラアイコンIC12、録画リストアイコンIC13、共通メニューアイコンIC14)を有する。ホームアイコンIC11、カメラアイコンIC12、録画リストアイコンIC13、および、共通メニューアイコンIC14のうちいずれか一つが顧客CS1の操作により押下されると、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、その押下を検知し、押下されたアイコンに対応する処理を実行する。また、ホームアイコンIC11、カメラアイコンIC12、録画リストアイコンIC13、および、共通メニューアイコンIC14は図11を参照して説明した内容と同一であるため、ここでの説明は割愛する。
静止画アイコンIC15は、カメラ映像視聴画面WD11に現在表示されているライブ映像の静止画(スナップショット)のデータの顧客端末CP1(例えばメモリ22)への保存を指示するために配置されている。録画アイコンIC16は、ホームカメラMH1で撮像されているライブ映像(言い換えると、カメラ映像視聴画面WD11に現在表示されているライブ映像)のデータをホームカメラMH1から管理サーバS1に送って管理サーバS1で記録(録画)を開始させるために配置されている。2画面アイコンIC17は、1画面の表示形態を有するカメラ映像視聴画面WD11から、2画面の表示形態を有するカメラ映像視聴画面(例えばカメラ映像視聴画面WD12,WD13)への切り替えを指示するために配置されている。
顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、顧客CS1の操作により2画面アイコンIC17が押下(タップ)されたことを検知すると、2画面構成のカメラ映像視聴画面WD12aあるいはカメラ映像視聴画面WD12bを表示操作部23に表示する。カメラ映像視聴画面WD12aは、例えばカメラ映像視聴画面WD11を1/2に縮小したライブ映像視聴画面DV1と、参考カメラ映像選択画面DV2とを有する。また、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、ライブ映像視聴画面DV1において、ライブ映像MV1を視聴可能に出力するとともに、2画面アイコンIC17がタップされたことを示す2画面アイコンタップ済アイコンIC17rと1画面構成のカメラ映像視聴画面WD11に戻すための解除アイコンCN1とを表示する。
顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、参考カメラ映像選択画面DV2において、ライブ映像視聴画面DV1とペアとなって表示される参考カメラ映像の選択用に、例えばタブTAB1に対応した複数の参考カメラ映像候補のリストを表示する。タブTAB1は、店舗(例えば美容室A)で撮像されて共有(実施の形態1参照)の設定がなされた過去のカメラ映像のデータのリスト(例えば図11参照)を表示する。例えば参考カメラ映像選択画面DV2のアイコンSM1が顧客CS1の操作により選択されると、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、アイコンSM1に対応する過去のカメラ映像のデータの配信を管理サーバS1に要求し、その管理サーバS1から配信されたカメラ映像のデータを受信して、参考カメラ映像選択画面DV2をその受信された映像MV2のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV4に切り替えて表示する。
また、カメラ映像視聴画面WD12bは、例えばカメラ映像視聴画面WD11を1/2に縮小したライブ映像視聴画面DV1と、参考カメラ映像選択画面DV3とを有してもよい。顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、参考カメラ映像選択画面DV3として、ライブ映像視聴画面DV1とペアとなって表示される参考カメラ映像の選択用に、例えばタブTAB2に対応した参考カメラ映像の指定画面を表示する。タブTAB2は、Web動画(例えばYoutube(登録商標)あるいはInstagram(登録商標)等のSNS動画配信サービスの映像)のURL入力欄FLD1あるいは過去のアクセス履歴HST1を表示する。顧客CS1の操作により、URL入力欄FLD1にURLの文字列が入力、あるいは過去のアクセス履歴HST1の中からいずれかのヘアアレンジに関する参考カメラ映像が指定されると、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、入力あるいは指定された過去のカメラ映像のデータの配信を映像配信サーバYT1に要求し、その映像配信サーバYT1から配信された映像のデータを受信して、参考カメラ映像選択画面DV2をその受信された映像MV2のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV4に切り替えて表示する。
図17は、第2の2画面表示手順に基づく顧客端末CP1の画面遷移例を示す図である。図17の説明において、図16あるいは図17中の重複した要素には同一の符号を付与して説明を簡略化あるいは省略する。
顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、顧客CS1の操作により2画面アイコンIC17が押下(タップ)されたことを検知すると、2画面構成のカメラ映像視聴画面WD12cを表示操作部23に表示してもよい。カメラ映像視聴画面WD12cは、例えばカメラ映像視聴画面WD11を1/2に縮小したライブ映像視聴画面DV1と、参考カメラ映像選択画面DV5とを有する。カメラ映像視聴画面WD12cの参考カメラ映像選択画面DV5には、顧客端末CP1が備えるインカメラ(例えば図8の撮像部29が複数のカメラデバイスにより構成されている場合に、物理的に表示操作部23が形成された面と同一面を画角として撮像可能なカメラデバイス)のライブ映像の表示を指示するためのインカメラアイコンINCM1が配置されている。
顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、参考カメラ映像選択画面DV5において、ライブ映像視聴画面DV1とペアとなって表示される参考カメラ映像の選択用に、例えばタブTAB3に対応した複数の参考カメラ映像候補のリストを表示する。タブTAB3は、顧客端末CP1に既に保存されている過去のカメラ映像(例えば管理サーバS1に記録(録画)されているカメラ映像が顧客CS1の操作によって予め顧客端末CP1にダウンロードされた映像)のデータのリストを表示する。例えば参考カメラ映像選択画面DV5のいずれかのアイコンが顧客CS1の操作により選択されると、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、その選択されたアイコンに対応する過去のカメラ映像のデータをメモリ22から読み出し、参考カメラ映像選択画面DV5をその読み出されたカメラ映像MV3のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV4に切り替えて表示する。
また、参考カメラ映像選択画面DV5のインカメラアイコンINCM1が顧客CS1の操作により選択されると、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、その選択されたインカメラアイコンINCM1の押下に基づいて撮像部29により撮像されている正面視ライブ映像(つまり顧客CS1の正面視を画角として捉えた映像)のデータをメモリ22から読み出し、参考カメラ映像選択画面DV5をその読み出された正面視ライブ映像MV4のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV6に切り替えて表示する。
次に、実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200の顧客端末CP1およびホームカメラMH1の動作手順例について、図18~図21を参照して説明する。図18は、実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200の第1の動作手順例を示すシーケンス図である。図18の説明は、図17の参考カメラ映像選択画面DV5に表示された複数の参考カメラ映像候補のリストの中からいずれかの1つのアイコンが顧客CS1の操作により選択された時の動作手順に対応している。
図18において、顧客CS1の操作により、顧客端末アプリが起動している顧客端末CP1の表示操作部23に表示されているカメラアイコンIC12(図17参照)がタップされたことがプロセッサ21により検知される(St21)。プロセッサ21は、カメラアイコンIC12のタップを検知すると、ホームカメラMH1により撮像されているカメラ映像(つまりライブ映像MV1)のデータの配信の開始要求(映像開始要求)を生成してホームカメラMH1に送る(St22)。また、プロセッサ21は、カメラアイコンIC12のタップの検知に応じて、カメラ映像視聴画面WD11(図17参照)を表示操作部23に表示する(St23)。
ホームカメラMH1(例えばプロセッサ11)は、ステップSt22において顧客端末CP1から送信された映像開始要求を受信すると、撮像部13により撮像されているカメラ映像(つまりライブ映像MV1)の顧客端末CP1への配信を開始すると判定する(St24)。ホームカメラMH1(例えばプロセッサ11)は、ステップSt24での判定にしたがい、ライブ映像MV1のデータを顧客端末CP1に配信する(St25)。顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、ステップSt25で配信されたライブ映像MV1のデータを表示操作部23に表示する(図17参照)。ライブ映像MV1の表示は、顧客CS1によりカメラ映像視聴画面WD11の表示終了の操作がなされるまで継続される。
顧客CS1の操作により、ステップSt23で表示されたカメラ映像視聴画面WD11の2画面アイコンIC17(図17参照)がタップされたことがプロセッサ21により検知される(St26)。プロセッサ21は、2画面アイコンIC17のタップを検知すると、2画面構成のカメラ映像視聴画面(例えばカメラ映像視聴画面WD12c)を表示操作部23に表示する(St27)。上述したように、カメラ映像視聴画面WD12cの左側に、カメラ映像視聴画面WD11を1/2に縮小したライブ映像視聴画面DV1が配置される。なお、上述したステップSt21からステップSt27までの各処理は、ネットワークカメラシステム200の顧客端末CP1およびホームカメラMH1の動作手順として共通に実行される(図18~図21参照)。
顧客CS1の操作により、ステップSt27で表示されたカメラ映像視聴画面WD12cのタブTAB3(図17参照)がタップされたことがプロセッサ21により検知される(St28)。プロセッサ21は、タブTAB3のタップを検知すると、顧客端末CP1に既に保存されている過去のカメラ映像(例えば管理サーバS1に記録(録画)されているカメラ映像が顧客CS1の操作によって予め顧客端末CP1にダウンロードされた映像)のデータのリスト(言い換えると、録画映像リスト)を表示操作部23に表示する(St29、図17参照)。
顧客CS1の操作により、ステップSt29で表示された過去のカメラ映像の一覧を示す録画映像リストからいずれか1つの録画映像(カメラ映像)のアイコンがタップされたことがプロセッサ21により検知される(St30)。プロセッサ21は、いずれか1つの録画映像(カメラ映像)のアイコンのタップを検知すると、タップされたアイコンに対応するカメラ映像のデータをメモリ22から読み出し、参考カメラ映像選択画面DV5をその読み出されたカメラ映像MV3のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV4に切り替えて表示する(St31)。これにより、顧客端末CP1は、画面左側にライブ映像MV1を視聴可能に表示したライブ映像視聴画面DV1と、画面右側に参考カメラ映像視聴画面DV4とにより構成される2画面構成のカメラ映像視聴画面WD13を表示できる。
図19は、実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200の第2の動作手順例を示すシーケンス図である。図19の説明は、図17の参考カメラ映像選択画面DV5に表示されたインカメラアイコンINCM1が顧客CS1の操作により選択された時の動作手順に対応している。また、上述したようにステップSt21~St27の各処理は図18と同一であるため、これらの各処理の説明は省略する。
図19において、顧客CS1の操作により、ステップSt27で表示されたカメラ映像視聴画面WD12cのタブTAB3(図17参照)がタップされたことがプロセッサ21により検知される(St28)。プロセッサ21は、タブTAB3のタップを検知すると、顧客端末CP1に既に保存されている過去のカメラ映像(例えば管理サーバS1に記録(録画)されているカメラ映像が顧客CS1の操作によって予め顧客端末CP1にダウンロードされた映像)のデータのリスト(言い換えると、録画映像リスト)およびインカメラアイコンINCM1を表示操作部23に表示する(St41、図17参照)。
顧客CS1の操作により、ステップSt41で表示されたインカメラアイコンICNM1がタップされたことがプロセッサ21により検知される(St42)。プロセッサ21は、インカメラアイコンINCM1のタップを検知すると、インカメラアイコンINCM1のタップに基づいて撮像部29により撮像されている正面視ライブ映像(つまり顧客CS1の正面視を画角として捉えた映像)のデータをメモリ22から読み出し、参考カメラ映像選択画面DV5をその読み出された正面視ライブ映像MV4のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV6に切り替えて表示する(St43)。これにより、顧客端末CP1は、画面左側にライブ映像MV1を視聴可能に表示したライブ映像視聴画面DV1と、画面右側に参考カメラ映像視聴画面DV6とにより構成される2画面構成のカメラ映像視聴画面WD14を表示できる。
図20は、実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200の第3の動作手順例を示すシーケンス図である。図20の説明は、図16の参考カメラ映像選択画面DV2に表示された過去に録画された複数のカメラ映像(例えば、美容室Aで撮像されて共有(実施の形態1参照)の設定がなされた過去のカメラ映像)のデータのリストからいずれかのカメラ映像のアイコンが顧客CS1の操作により選択された時の動作手順に対応している。また、上述したようにステップSt21~St27の各処理は図18と同一であるため、これらの各処理の説明は省略する。
図20において、顧客CS1の操作により、ステップSt27で表示されたカメラ映像視聴画面WD12aのタブTAB1(図16の「美容室A」参照)がタップされたことがプロセッサ21により検知される(St51)。プロセッサ21は、タブTAB1のタップを検知すると、タブTAB1に対応する美容室(例えば美容室A)で過去に撮像されて管理サーバS1に録画された複数のカメラ映像のリスト(つまり録画映像リスト)の送信を管理サーバS1に要求する(St52)。
管理サーバS1(例えばプロセッサ31)は、ステップSt52での顧客端末CP1からの要求に応じて対応する録画映像リストを生成し(St53)、顧客端末CP1に送る(St54)。顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、ステップSt54で管理サーバS1から送信された録画映像リストを参考カメラ映像選択画面DV2に表示する。
顧客CS1の操作により、参考カメラ映像選択画面DV2に表示された録画映像リスト(図16参照)の中からいずれかのカメラ映像のアイコンがタップされる(St55)。プロセッサ21は、いずれかのカメラ映像のアイコンのタップを検知すると、タップされたアイコンに対応するカメラ映像のデータの送信を管理サーバS1に要求する(St56)。
管理サーバS1(例えばプロセッサ31)は、ステップSt56での顧客端末CP1からの要求に応じて対応するカメラ映像のデータをHDD34から読み出して顧客端末CP1への送信を開始する(St57)。管理サーバS1(例えばプロセッサ31)は、ステップSt57で開始されたカメラ映像のデータの送信を、顧客端末CP1からの送信終了の要求を受信するまで送信(配信)を継続する(St58)。
顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、ステップSt57あるいはステップSt58で管理サーバS1から送信されたカメラ映像のデータを受信して再生を開始する(St59)。さらに、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、参考カメラ映像選択画面DV2を、管理サーバS1から送信されたカメラ映像のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV4に切り替えて表示する(St60)。これにより、顧客端末CP1は、画面左側にライブ映像MV1を視聴可能に表示したライブ映像視聴画面DV1と、画面右側に管理サーバS1から提供された過去のカメラ映像が映る参考カメラ映像視聴画面DV4とにより構成される2画面構成のカメラ映像視聴画面WD13を表示できる。
図21は、実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200の第4の動作手順例を示すシーケンス図である。図21の説明は、図16の参考カメラ映像選択画面DV3に表示されたSNS動画配信サービスの映像の配信要求が顧客CS1の操作により選択された時の動作手順に対応している。また、上述したようにステップSt21~St27の各処理は図18と同一であるため、これらの各処理の説明は省略する。
図21において、顧客CS1の操作により、ステップSt27で表示されたカメラ映像視聴画面WD12bのタブTAB2(図16の「Web」参照)がタップされたことがプロセッサ21により検知される(St61)。プロセッサ21は、タブTAB2のタップを検知すると、タブTAB2に対応する参考カメラ映像の指定画面を表示操作部23に表示する。具体的には、プロセッサ21は、参考カメラ映像の指定画面として、SNS動画配信サービスの映像のURL入力欄FLD1を表示する(St62)。なお、SNS動画配信サービスのアプリケーション機能によって顧客端末CP1のクリップボード(例えばメモリ22のRAM)にURLの文字列が記憶されている場合にはその文字列をURL入力欄FLD1に表示してもよい(St63)。さらに、プロセッサ21は、参考カメラ映像の指定画面として、ステップSt62もしくはステップSt63に加え、メモリ22に保存されている過去の視聴履歴のデータを読み出して表示する(St64)。
顧客CS1の操作により、ステップSt62,St63,St64で表示されたURL入力欄FLD1もしくは過去の視聴履歴のうちいずれかが入力あるいは選択されたことがプロセッサ21により検知される(St65)。プロセッサ21は、URL入力欄FLD1もしくは過去の視聴履歴のうちいずれかの入力あるいは選択を検知すると、URLあるいは過去の視聴履歴(例えば映像配信サーバYT1から配信された映像の閲覧用URL)にアクセスして配信映像の送信を映像配信サーバYT1に要求する(St66)。
映像配信サーバYT1は、ステップSt66での顧客端末CP1からの要求に応じて対応する配信映像のデータの送信を開始する(St67)。映像配信サーバYT1は、ステップSt67で開始された配信映像のデータの送信を、顧客端末CP1からの送信終了の要求を受信するまで送信(配信)を継続する(St68)。
顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、ステップSt67あるいはステップSt68で映像配信サーバYT1から送信された配信映像のデータを受信して再生を開始する(St69)。さらに、顧客端末CP1(例えばプロセッサ21)は、参考カメラ映像選択画面DV3を、映像配信サーバYT1から送信された配信映像のデータを再生した参考カメラ映像視聴画面DV4に切り替えて表示する(St70)。これにより、顧客端末CP1は、画面左側にライブ映像MV1を視聴可能に表示したライブ映像視聴画面DV1と、画面右側に映像配信サーバYT1から提供された配信映像が映る参考カメラ映像視聴画面DV4とにより構成される2画面構成のカメラ映像視聴画面WD13を表示できる。
以上により、実施の形態2に係るネットワークカメラシステム200では、ホームカメラMH1は、ヘアアレンジの施術を行う対象者(例えば顧客CS1)の自宅CH1に設置され、対象者によるヘアアレンジ中の後ろ姿を撮像可能である。端末装置(例えば顧客端末CP1)は、ホームカメラMH1との間で通信可能に接続され、対象者の操作を受け付ける。顧客端末CP1は、ホームカメラMH1により撮像されて配信されているライブ映像を表示可能なディスプレイ(例えば表示操作部23)を備え、複数のカメラ映像を分割表示するための対象者による第1の操作(例えば2画面アイコンIC17のタップ)に応じて、ライブ映像を示す第1の画面(例えばライブ映像視聴画面DV1)をディスプレイに表示する。また、顧客端末CP1は、ヘアアレンジの参考カメラ映像を表示するための対象者による第2の操作(例えば参考カメラ映像の表示を指定するための操作)に応じて、参考カメラ映像を示す第2の画面(例えば参考カメラ映像視聴画面DV4)をディスプレイの第1の画面とは異なる位置に表示する。
これにより、ネットワークカメラシステム200によれば、顧客端末CP1は、現在自身で行っているヘアアレンジの様子を映すライブ映像とヘアアレンジの参考となるカメラ映像との両方を2画面構成で表示できる。したがって、顧客は、顧客端末CP1を見ながら、現在の自身によるヘアアレンジのライブ映像と参考用のヘアアレンジのカメラ映像とを見比べることができるのでヘアアレンジの再現性を高めることができる。つまり、ネットワークカメラシステム200によれば、顧客端末CP1は、ユーザ(例えば顧客CS1)自身によるヘアアレンジの施術を効率的に支援できる。
また、参考カメラ映像は、店舗に設置された店舗カメラ(例えば店舗カメラMP1)により対象者がヘアアレンジの施術を受けた間に撮像され、かつ、顧客端末CP1へのデータ共有の属性が設定されたカメラ映像あるいは静止画である。これにより、顧客CS1は、現在の自身によるヘアアレンジのライブ映像と過去に美容室で施術してもらえた時のカメラ映像とを見比べることができるので、美容室で施術してもらえたヘアアレンジの再現性を高めることができる。
また、参考カメラ映像は、顧客端末CP1から少なくとも1つの映像配信サーバYT1へのアクセスに基づいて映像配信サーバYT1から配信された映像あるいは静止画である。これにより、顧客CS1は、現在の自身によるヘアアレンジのライブ映像と例えば自身が気に入っている第三者が提供しているような参考用の映像とを見比べることができるので、自身が気に入っている第三者が行うヘアアレンジの再現性を高めることができる。
また、参考カメラ映像は、顧客端末CP1が備えるメモリ22に保存された映像あるいは静止画である。これにより、顧客CS1は、現在の自身によるヘアアレンジのライブ映像と例えば自身が気に入って顧客端末CP1に保存した映像とを見比べることができるので、自身の気に入っているヘアアレンジの再現性を高めることができる。
また、顧客端末CP1は、対象者の正面視の姿を撮像する撮像部29をさらに備える。参考カメラ映像は、撮像部29により撮像された、対象者の正面視の姿を映すインカメラ映像あるいは静止画である。これにより、顧客CS1は、自らの背面の姿を映すライブ映像と自らの正面の姿を映すインカメラ映像もしくは静止画とを見比べることができるので、正面と背面の両方から自身の気に入ったヘアアレンジの完成度を高めることができる。
また、顧客端末CP1は、以前に顧客端末CP1からアクセスされた映像配信サーバへのアクセス先情報をメモリ22に保存する。顧客端末CP1は、顧客CS1から第2の操作(例えば顧客CS1が参考カメラ映像として視聴したいSNS等の配信映像を指定する操作)を受け付ける前に、アクセス先情報をメモリ22から取得して表示したアクセス先入力欄(例えばURL入力欄FLD1)を含む参考カメラ映像選択画面DV3を第2の画面と同じ位置に表示する。これにより、顧客CS1は、自身が参考カメラ映像として視聴したいSNS等の配信映像のアクセス先を入力する手間をかけずに、簡易に参考カメラ映像の指定を行える。
また、顧客端末CP1は、対象者(例えば顧客CS1)の発する声を収音するマイクMK2を備え、マイクMK2により収音された対象者の音声に基づいて、第2の画面に表示された参考カメラ映像の出力に関する操作を検知し、操作に対応する処理を実行する。ここでいう参考カメラ映像の出力に関する操作には、参考カメラ映像の再生、一時停止、一定時間早送り、一定時間巻き戻し、再生再開等の操作が含まれる。これにより、顧客CS1は、ヘアアレンジ中は自らの両手を顧客端末CP1の操作に使用することが難しいことがあるため、そのような場合でも顧客端末CP1の操作を音声で簡易に指示できて、顧客端末CP1の操作に関する利便性を向上できる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、煩雑なユーザ操作をさせることなく、店舗内で撮影された複数のカメラ映像の属性の変更等の設定を効率的に行う端末装置、属性設定支援方法およびプログラムとして有用である。
11,21,31 プロセッサ
12,22,32 メモリ
13、29 撮像部
16 カメラボタン
23 表示操作部
100,200 ネットワークカメラシステム
C1、C2 無線ルータ
MK1、MK2 マイク
MP1,MP2 店舗カメラ
NW ネットワーク
P1,P2 店舗端末
CP1 顧客端末
S1 管理サーバ

Claims (11)

  1. n(n:2以上の整数)個のデータのファイルアイコンを有するファイルリストを表示するディスプレイと、
    前記ファイルリスト中の少なくとも1個のファイルアイコンの選択操作を受け付ける操作部と、
    前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すデータが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのデータの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示するプロセッサと、を備える、
    端末装置。
  2. 前記n個のデータのそれぞれは、1台以上のカメラにより撮像されたカメラ映像である、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記カメラ映像は、前記1台以上の店舗カメラにより撮像された、対象者の後方からのヘアアレンジの施術中の様子を示す映像である、
    請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記属性変更アイコンの選択に応じて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのカメラ映像の属性を一括変更する、
    請求項1に記載の端末装置。
  5. 前記属性は、前記店舗カメラにより撮像されたカメラ映像のファイルを前記対象者が所持する端末に共有するか否かを示す、
    請求項3に記載の端末装置。
  6. 前記属性は、前記店舗カメラにより撮像されたカメラ映像のファイルを保護するか否かを示す、
    請求項3に記載の端末装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記属性変更アイコンの周囲に、前記属性変更アイコンを説明する補足情報を表示する、
    請求項1に記載の端末装置。
  8. 前記属性は、前記店舗カメラにより撮像されたカメラ映像のファイルが有する3つ以上の異なる状態を示す、
    請求項3に記載の端末装置。
  9. 端末装置により実行される属性設定支援方法であって、
    n(n:2以上の整数)個のデータのファイルアイコンを有するファイルリストをディスプレイに表示し、
    前記ファイルリスト中の少なくとも1個のファイルアイコンの選択操作を受け付け、
    前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すデータが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのデータの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示する、
    属性設定支援方法。
  10. 端末装置により実行される複数のファイルの属性設定支援方法であって、
    1台以上の店舗カメラにより撮像された顧客映像を示すn(n:2以上の整数)個のカメラ映像データのファイルアイコンを有するファイルリストをディスプレイに表示し、
    前記ファイルリスト中の少なくとも1個のカメラ映像のファイルアイコンの選択操作を受け付け、
    前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すカメラ映像データが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのカメラ映像データの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示する、
    属性設定支援方法。
  11. コンピュータである端末装置に、
    n(n:2以上の整数)個のデータのファイルアイコンを有するファイルリストをディスプレイに表示する処理と、
    前記ファイルリスト中の少なくとも1個のファイルアイコンの選択操作を受け付ける処理と、
    前記n個のファイルアイコンの中から選択されるm(m:2≦m≦nを満たす整数)個のファイルアイコンのうち第1番目のファイルアイコンが選択された時、前記第1番目のファイルアイコンが示すデータが有する属性に基づいて、前記m個のファイルアイコンが示すそれぞれのデータの属性を一括変更するための属性変更アイコンを前記ディスプレイに表示する処理と、を実行させるための、
    プログラム。
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