JP7485252B2 - 光学フィルタ用ガラス、光学フィルタ、及び固体撮像素子 - Google Patents

光学フィルタ用ガラス、光学フィルタ、及び固体撮像素子 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルスチルカメラやカラービデオカメラ等の固体撮像素子の色補正フィルタ等に使用され、特に可視領域の光の透過性、及び近赤外域の光の吸収性に優れた光学フィルタ用ガラスおよび光学フィルタに関する。
デジタルスチルカメラ等に使用されるCCDやCMOSなどの固体撮像素子は、可視領域から1200nm付近の近赤外域にわたる分光感度を有している。したがって、固体撮像素子はそのままでは良好な色再現性を得ることができないので、赤外線を吸収する特定の物質が添加された近赤外線カットフィルタガラスを用いて固体撮像素子の視感度を補正している。この近赤外線カットフィルタガラスとしては、近赤外域の波長の光を選択的に吸収するように、リン酸ガラスにCu(銅)を添加した光学ガラスが開発され、使用されている。これらのガラスは、特許文献1に組成が開示されている。
日本国特開2010-008908号公報
リン酸ガラスは、ガラス原料を溶解する際の温度が1000℃以上と高く、可視領域の光(特に青色光)の透過率が低くなる傾向があった。理由としては、以下が考えられる。Cuを含有するリン酸ガラスにおいて、ガラス中のCu成分は、近赤外域の波長の光を吸収するCu2+(2価)と波長300nm~600nm付近の光に吸収特性を有するCu(1価)として存在することが知られている。ガラス原料を溶解する際の温度が高いと、ガラス中のCu成分の一部がCuとして残存する(Cu2+とならない)ことで、可視領域の光(特に青色光)の透過率が低くなる。また、ガラス原料を溶解する際の温度を低くすると、ガラス中に未溶解の異物が発生し可視領域の光の透過率が著しく低下する問題があった。
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、可視領域の光(特に青色光)の透過率を高く維持しつつ、近赤外域の光の透過率を低く抑えることができる光学フィルタ用ガラスおよび光学フィルタを提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、Cu及びMo(モリブデン)を含有するリン酸ガラスにより、従来の光学フィルタと比較して、可視領域の光の透過率を高く維持しつつ、近赤外域の光の透過率を低く抑えることができる光学フィルタ用ガラスおよび光学フィルタが得られることを見出した。
すなわち、本発明の光学フィルタ用ガラスは、P(リン)、Cu及びMoの各成分を含有し、実質的にF(フッ素)を含有しない。
また、本発明の光学フィルタ用ガラスの好ましい実施形態は、前記光学フィルタ用ガラスが、さらに酸化物基準の質量%表示で、MoOを0.01%~10%含む。
また、本発明の光学フィルタ用ガラスの好ましい実施形態は、前記光学フィルタ用ガラスが、さらに酸化物基準の質量%表示で、Pを40%以上含む。
また、本発明の光学フィルタ用ガラスの好ましい実施形態は、前記光学フィルタ用ガラスが、さらに酸化物基準の質量%表示で、Alを5%以上含む。
また、本発明の光学フィルタ用ガラスの好ましい実施形態は、前記光学フィルタ用ガラスが、さらに酸化物基準の質量%表示で、CuOを2.0%超含む。
また、本発明の光学フィルタ用ガラスの好ましい実施形態は、前記光学フィルタ用ガラスが、さらに酸化物基準の質量%表示で、
:40%~80%、
Al:5%~20%、
ΣRO:0.5%~20%(ROは、LiO、NaO、KO、RbO、及びCsOから選ばれる1つ以上の成分、ΣROは、ROの合計量)、
ΣR’O:0%~15%(R’Oは、CaO、MgO、BaO、SrO、及びZnOから選ばれる1つ以上の成分、ΣR’Oは、R’Oの合計量)、
CuO:2.0%~20%(ただし、2.0%を含まない)、
MoO:0.01%~10%、含む。
また、本発明の光学フィルタ用ガラスの好ましい実施形態は、前記光学フィルタ用ガラスが、さらに厚さ0.3mm換算で、
波長450nm~500nmの光の平均透過率が88.5%以上、
波長850nm~900nmの光の平均透過率が1.5%以下、
である。
また、本発明の光学フィルタ用ガラスの好ましい実施形態は、前記光学フィルタ用ガラスが、さらに波長450nm~500nmの光の平均透過率をA、波長350nm~波長400nmの光の平均透過率をBとした場合、平均透過率比A/Bが1.140~2.000である。
また、本発明の光学フィルタは、前記光学フィルタ用ガラスを備える。
本発明によれば、可視領域の光(特に青色光)の透過率を高く維持しつつ、近赤外域の光の透過率を低く抑えることができる光学フィルタ用ガラスおよび光学フィルタを提供できる。
例7(実施例)及び例1(比較例)における波長300nm~1200nmの光の透過率を示すグラフである。 例7(実施例)及び例1(比較例)における波長350nm~600nmの光の透過率を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
また、本願明細書において、範囲を示す「α~β」は、「α以上β以下」を意味する。
本実施形態のガラスを構成しうる各成分およびその好適な含有量について以下に説明する。本願明細書において、特記しない限り、各成分の含有量、および合計含有量は、酸化物基準の質量%表示とする。また、本実施形態のガラスの透過率は、ガラス表面の反射特性を含むものとする(すなわち、ガラスの内部透過率ではなく、ガラスの外部透過率である)。
は、ガラスを形成する主成分であり、近赤外線カット性を高めるための必須成分である。Pの含有量が40%以上であれば、その効果が十分得られ、80%以下であれば、ガラスが不安定になる、耐候性が低下する等の問題が生じにくい。そのため、好ましくは50%~80%であり、より好ましくは52%~78%であり、さらに好ましくは54%~77%であり、さらに一層好ましくは56%~76%であり、最も好ましくは60%~75%である。
Alは、ガラスを形成する主成分であり、ガラスの強度を高めるなどのための成分である。Alの含有量が5%以上であれば、その効果が十分得られ、20%以下であれば、ガラスが不安定になる、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくい。そのため、好ましくは5%~20%であり、より好ましくは6%~18%であり、さらに好ましくは7%~17%であり、さらに一層好ましくは8%~17%であり、最も好ましくは9%~16.5%である。
O(ただし、ROは、LiO、NaO、KO、RbO、及びCsOから選ばれる1つ以上の成分)は、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させるなどのための成分である。ROの合計量(ΣRO)が0.5%以上であれば、その効果が十分得られ、20%以下であれば、ガラスが不安定になりにくいため好ましい。そのため、好ましくは0.5%~20%であり、より好ましくは1%~20%であり、さらに好ましくは2%~20%であり、さらに一層好ましくは3%~20%であり、最も好ましくは4%~20%である。
LiOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させるなどのための成分である。LiOの含有量は0%~15%が好ましい。LiOの含有量が15%以下であれば、ガラスが不安定になる、近赤外性カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0%~8%であり、さらに好ましくは0%~7%であり、さらに一層好ましくは0%~6%であり、最も好ましくは0%~5%である。
NaOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させるなどのための成分である。NaOの含有量は0%~15%が好ましい。NaOの含有量が15%以下であれば、ガラスが不安定になりにくいため好ましい。より好ましくは0.5%~14%であり、さらに好ましくは1%~13%であり、さらに一層好ましくは2%~13%である。
Oは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、などの効果がある成分である。KOの含有量としては、0%~15%が好ましい。KOの含有量が15%以下であれば、ガラスが不安定になりにくいため好ましい。より好ましくは0.5%~14%であり、さらに好ましくは1%~13%であり、さらに一層好ましくは2%~13%である。
RbOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、などの効果がある成分である。RbOの含有量としては、0%~15%が好ましい。RbOの含有量が15%以下であれば、ガラスが不安定になりにくいため好ましい。より好ましくは0.5%~14%であり、さらに好ましくは1%~13%であり、さらに一層好ましくは2%~13%である。
CsOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、などの効果がある成分である。CsOの含有量としては、0%~15%が好ましい。CsOの含有量が15%以下であれば、ガラスが不安定になりにくいため好ましい。より好ましくは0.5%~14%であり、さらに好ましくは1%~13%であり、さらに一層好ましくは2%~13%である。
また、上記ROで示すアルカリ金属成分は、各成分を二種類以上同時に添加することでガラス中において混合アルカリ効果が生じ、Rイオンの移動度が減少する。それによりガラスが水と接触した際に、水分子中のHイオンとガラス中のRイオンのイオン交換によって生じる水和反応を阻害し、ガラスの耐候性が向上する。そのため、本実施形態のガラスは、LiO、NaO、KO、RbO、及びCsOから選ばれる2つ以上の成分を含むのが好ましい。この場合、RO(ただし、ROは、LiO、NaO、KO、RbO、及びCsO)の合計量(ΣRO)としては、7%~18%(ただし7%を含まない)が好ましい。ROの合計量が7%超であれば、その効果が十分得られ、18%以下であればガラスが不安定になる、近赤外線カット性が低下する、ガラスの強度が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。そのため、ΣROは好ましくは7%を超え18%以下であり、より好ましくは7.5%~17%であり、さらに好ましくは8%~16%であり、さらに一層好ましくは8.5%~15%であり、最も好ましくは9%~14%である。
R’O(ただし、R’OはCaO、MgO、BaO、SrO、及びZnOから選ばれる1つ以上の成分)は、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させる、ガラスの強度を高めるなどのための成分である。R’Oの合計量(ΣR’O)は0%~15%が好ましい。R’Oの合計量が15%以下であれば、ガラスが不安定になる、近赤外線カット性が低下する、ガラスの強度が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0%~13%であり、さらに好ましくは0%~11%である。さらに一層好ましくは0%~9%であり、さらに一層好ましくは0%~8%である。
CaOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させる、ガラスの強度を高めるなどのための成分である。CaOの含有量としては0%~10%が好ましい。CaOの含有量が10%以下であれば、ガラスが不安定となる、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0%~8%であり、さらに好ましくは0%~6%であり、さらに一層好ましくは0%~5%であり、最も好ましくは0%~4%である。
MgOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させる、ガラスの強度を高めるなどのための成分である。MgOの含有量としては0%~15%が好ましい。MgOの含有量が15%以下であれば、ガラスが不安定になる、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0%~13%であり、さらに好ましくは0%~10%であり、さらに一層好ましくは0%~9%であり、最も好ましくは0%~8%である。
BaOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させるなどのための成分である。BaOの含有量としては0.1%~10%が好ましい。BaOの含有量が10%以下であれば、ガラスが不安定となる、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0%~8%であり、さらに好ましくは0%~6%であり、さらに一層好ましくは0%~5%であり、最も好ましくは0%~4%である。
SrOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、ガラスを安定化させるなどのための成分である。SrOの含有量としては0%~10%が好ましい。SrOの含有量が10%以下であれば、ガラスが不安定となる、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0%~8%であり、さらに好ましくは0%~7%であり、最も好ましくは0%~6%である。
ZnOは、ガラスの溶融温度を低くする、ガラスの液相温度を低くする、などの効果がある。ZnOの含有量は0%~15%が好ましい。ZnOの含有量が15%以下であれば、ガラスの溶解性が悪化する、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0%~13%であり、さらに好ましくは0%~10%であり、さらに一層好ましくは0%~9%であり、最も好ましくは0%~8%である。
本実施形態のガラスにおいては、Cu以外の元素の2価の陽イオンを実質的に含有しないことが好ましい。その理由を以下に述べる。なお、Cu以外の元素としては、上記のR’、が挙げられる。従って、ΣR’Oは0%であることが好ましい。
本実施形態のガラスがCuOを含む場合、Cu2+イオンの光吸収によって近赤外線領域の光がカットされる。その光吸収はO2-イオンの電場によって分裂したCu2+イオンのd軌道間の電子遷移によって生じる。d軌道の分裂はCu2+イオン回りに存在するO2-イオンの対称性が低下すると促進する。例えばO2-イオンの回りに陽イオンが存在すると、陽イオンの電場によってO2-イオンが引き寄せられ、O2-イオンの対称性が低下する。その結果、d軌道の分裂が促進され、それぞれ分裂したd軌道間の電子遷移による光吸収が生じるため、近赤外域(波長:750nm以上、1000nm未満)の光吸収能が弱まり、短波長赤外域(波長:1000nm以上、2500nm未満)の光吸収能が強まる。陽イオンの電場の強さはイオンの価数が大きいと強くなるため、特にCu以外の元素の2価の陽イオンを含む酸化物をガラス中に添加すると、近赤外線カット性が低下する、短波長赤外線の透過性が低下する恐れがある。
MoOは、ガラスの可視領域の光の透過率を高めるための必須成分である。発明者は、Cuを含有するリン酸ガラス(但し、フッ素成分を含有しない)とこのガラスに対してMoのみを追加で含有するリン酸ガラスとを作成し、その光学特性を確認した。その結果、後者は前者のガラスと比較し、波長400nm~540nmの光の透過率が大幅に増加する現象を確認した。この現象は、仮説ではあるものの、以下によるものと考えられる。
Moは、ガラス中でMo6+で存在することが知られている。しかしながら、リン酸ガラスにおいてMoとCuとを共添加すると、ガラス中のCuが電子を放出しCu2+となり(Cu → Cu2+ +e)、Cuが放出した電子をMo6+が受け取りMo5+となる(Mo6+ +e → Mo5+)。これにより、波長300nm~600nm付近に吸収特性を有するCu(1価)の存在割合が減少し、波長400nm~540nmの光の透過率が増加した。Moイオンは、波長400nm前後の光を吸収する特性があるため、波長400nm前後の光の透過率は増加しなかったものと考えられる。従来、Cu及びMoを含有するリン酸ガラスは知られておらず、上記は本願発明者が見出した新たな知見であると考えている。
MoOは、その含有量が0.01%以上であれば前記ガラスの可視領域の光の透過率を高める効果が十分に得られ、また10%以下であれば、近赤外線カット性が低下する、ガラスに失透異物が発生するなどの問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは0.02%~9%であり、さらに好ましくは0.03%~8%であり、さらに一層好ましくは0.04%~7%であり、最も好ましくは0.05%~6%である。
CuOは、近赤外線カットのための必須成分である。CuOの含有量が2.0%超であれば、その効果およびMoOと共添加した際に得られるガラスの可視領域の光の透過率を高める効果が十分に得られ、また20%以下であれば、ガラスに失透異物が発生する、可視領域の光の透過率が低下するなどの問題が生じにくいため好ましい。より好ましくは4%~19.5%であり、さらに好ましくは5%~19%であり、さらに一層好ましくは6%~18.5%であり、最も好ましくは7%~18%(ただし、7%は含まない)である。
本実施形態のガラスにおいて、Fは耐候性を上げるために有効な成分ではあるが、環境負荷物質であることや近赤外線カット性が低下するおそれがあるため、Fを実質的に含有しない。
なお、本発明において、特定の成分を実質的に含有しないとは、意図して添加しないという意味であり、原料等から不可避的に混入し、所期の特性に影響を与えない程度の含有を排除するものではない。
は、ガラスを安定化させるために10%以下の範囲で含有してもよい。Bの含有量が10%以下であれば、ガラスの耐候性が悪化する、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。好ましくは9%以下であり、より好ましくは8%以下であり、さらに好ましくは7%以下であり、さらに一層好ましくは6%以下であり、最も好ましくは5%以下である。
本実施形態のガラスにおいて、SiO、GeO、ZrO、SnO、TiO、CeO、WO、Y、La、Gd、Yb、Nbは、ガラスの耐候性を上げるために5%以下の範囲で含有してもよい。これら成分の含有量が5%以下であれば、ガラスに失透異物が発生する、近赤外線カット性が低下する等の問題が生じにくいため好ましい。好ましくは4%以下であり、より好ましくは3%以下であり、さらに好ましくは2%以下であり、さらに一層好ましくは1%以下である。
Fe、Cr、Bi、NiO、V、MnOおよびCoOは、いずれもガラス中に存在することで、可視領域の光の透過率を低下させる成分である。よって、これらの成分は、実質的にガラス中に含有しないことが好ましい。
本実施形態のガラスは30℃~300℃の範囲における熱膨張係数が60×10-7/℃~180×10-7/℃であることが好ましい。
本実施形態のガラスは、固体撮像素子の色補正フィルタ(近赤外線カットフィルタガラス)として用いる場合、固体撮像素子を気密封止するためのカバーガラスとしての機能を兼ねるため、パッケージ材に直接接合されることがある。その際、近赤外線カットフィルタガラスとパッケージ材との熱膨張係数の差が大きいと、接合部分に剥離や破損が生じ、気密状態を維持できないおそれがある。
一般に、パッケージ材としては、耐熱性を考慮して、ガラス、結晶化ガラス、セラミックス、アルミナ等の材質が用いられており、これらのパッケージ材と近赤外線カットフィルタガラスとの熱膨張係数の差を小さくすることが好ましい。したがって、本実施形態のガラスは、30℃~300℃の温度範囲の熱膨張係数を上記範囲とすることが好ましい。本実施形態のガラスの熱膨張係数が上記の範囲外である場合、パッケージ材との熱膨張係数の差が大きく、剥離や破損により気密状態を保持できなくなるおそれがある。熱膨張係数のより好ましい範囲としては65×10-7/℃~175×10-7/℃であり、さらに好ましい範囲としては70×10-7/℃~170×10-7/℃である。
本実施形態のガラスは、主面に向けて法線方向から光を入射した際に測定される、厚さ0.3mm換算での波長450nm~500nmの平均透過率が88.5%以上であり、波長850nm~900nmの平均透過率が1.5%以下である。本実施形態のガラスがこのような光学特性を備えることで、可視領域の光の透過率を高く維持しつつ、近赤外域の光の透過率を低く抑えることができる光学フィルタとして好適なガラスを得ることができる。
本実施形態のガラスは、厚さ0.3mm換算での波長450nm~500nmの光の平均透過率は、88.6%以上が好ましく、88.7%以上がより好ましく、88.8%以上がさらに好ましく、88.9%以上がさらに一層好ましく、最も好ましくは89%以上である。
また、本実施形態のガラスは、厚さ0.3mm換算での波長850nm~900nmの光の平均透過率は、1.4%以下が好ましく、1.3%以下がより好ましく、1.1%以下がさらに好ましく、0.9%以下がさらに一層好ましく0.7%以下が最も好ましい。
本実施形態のガラスは、厚さ0.3mm換算での波長450nm~500nmの光の平均透過率をA、波長350nm~400nmの光の平均透過率をBとした場合、平均透過率比A/Bが1.140~2.000である。本実施形態のガラスがこのような光学特性を備えることで、可視領域、特に青色光の透過率を高く維持した状態で、紫外線をカットすることが可能である。平均透過率比A/Bが1.140未満であると前記の効果が十分に得られないおそれがあり好ましくない。平均透過率比A/Bが2.000超であると紫外域の光の吸収が可視領域まで広がり、可視領域の光の透過率が低下するおそれがあるため好ましくない。本実施形態のガラスは、平均透過率比A/Bが1.145~2.000であることが好ましく、1.150~1.900であることがより好ましく、1.160~1.800がさらに好ましく、1.170~1.700がさらに一層好ましく、最も好ましくは1.180~1.600である。
本実施形態のガラスは、例えば固体撮像素子の色補正フィルタとして用いる場合、厚さは通常2mm以下で使用されることが多い。部品軽量化の観点から好ましくは1mm以下、より好ましくは0.5mm以下、さらに好ましくは0.3mm以下、さらに一層好ましくは0.2mm以下で使用される。また、ガラスの強度を確保する観点から、0.05mm以上が好ましい。
本実施形態のガラスは、例えば次のようにして作製できる。
まず、上記組成範囲になるように原料を秤量、混合する(混合工程)。この原料混合物を白金ルツボに収容し、電気炉内において950℃~1300℃の温度で加熱溶解する(溶解工程)。十分に撹拌・清澄した後、金型内に鋳込み、切断・研磨して所定の肉厚の平板状に成形する(成形工程)。
上記製造方法の溶解工程において、ガラス溶解中のガラスの最も高い温度を1300℃以下にすることが好ましい。ガラス溶解中のガラスの最も高い温度が1300℃を超える場合、透過率特性が悪化する。上記温度は、より好ましくは1250℃以下、さらに好ましくは1200℃以下、より一層好ましくは1150℃以下である。
また、上記溶解工程における温度は低くなりすぎると、溶解中に失透が発生する、溶け落ちに時間がかかるなどの問題が生じるおそれがあるため、好ましくは1000℃以上、より好ましくは1025℃以上である。
本実施形態のガラスは、所定の形状に成形された後、ガラスの少なくとも一面に光学多層膜を設けることで、上述した光学フィルタ用ガラスを備える光学フィルタを得てもよい。光学多層膜としては、IRカット膜(近赤外線を反射する膜)、UV/IRカット膜(紫外線及び近赤外線を反射する膜)、UVカット膜(紫外線を反射する膜)、反射防止膜などがあげられる。これらの光学薄膜は、蒸着法やスパッタリング法などの公知の方法により形成できる。
本実施形態のガラスと光学多層膜の間に密着強化膜を設けてもよい。密着強化膜を設けることで、ガラスと光学多層膜の密着性が向上し、膜剥がれを抑制できる。密着強化膜としては、例えば、酸化ケイ素(SiO)、酸化チタン(TiO)、ランタンチタン酸塩(LaTi)、酸化アルミニウム(Al)、酸化アルミニウムと酸化ジルコニウム(ZrO)との混合物、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化ストロンチウム(SrF)、フッ素シリコーン等があげられる。フッ素又は酸素を含む物質であればより密着性が高く、特にフッ化マグネシウム及び酸化チタンはガラスや膜との密着性が高くなるため、密着強化膜として好ましい。密着強化膜は、単層でもよく、2層以上でもよい。2層以上の場合、複数の物質を組み合わせてもよい。
本実施形態の光学フィルタは、上述した本実施形態のガラスを備える。本実施形態の光学フィルタは、本実施形態のガラスに加え、下記の構成を備えてもよい。
本実施形態の光学フィルタは、本実施形態のガラスの少なくとも一方の主面に、近赤外域に最大吸収波長を有する近赤外線吸収材を含む吸収層を備えてもよい。このような構成とすることで、近赤外域の光の透過率をより低く抑えた光学フィルタを得ることができる。
本実施形態の光学フィルタは、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、エン・チオール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリパラフェニレン樹脂、ポリアリーレンエーテルフォスフィンオキシド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、環状オレフィン樹脂、およびポリエステル樹脂から選択され、これらを1種で単独、もしくは2種以上を混合してなる透明性樹脂中に近赤外線吸収色素を添加して吸収層に含むことが好ましい。
また、近赤外線吸収色素としては、スクアリリウム色素、フタロシアニン色素、シアニン色素およびジインモニウム色素からなる群より選択される少なくとも1種からなる近赤外線吸収材を用いることが好ましい。
以下、実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
本発明の光学フィルタ用ガラスの実施例と比較例とを表1~表2及び表5に示す。例1、例13、例16は比較例、例2~例12、例14、例15、例17は実施例である。
[ガラスの作製]
これらガラスは、表1~表2及び表5に示す組成(酸化物質量%、いずれのガラスも実質的にフッ素を含有しない)となるよう原料を秤量・混合し、内容積約400ccのルツボ内に入れて、大気雰囲気下で2時間溶融した。なお、ガラス原料の溶解温度は、例3、例6及び例16は1100℃、例1、例2、例4、例5及び例7~例12は1050℃、例13~例15は1150℃、例17は1125℃であった。その後、清澄、撹拌し、およそ300℃~500℃に予熱した縦100mm×横80mm×高さ20mmの長方形のモールドに鋳込み後、約1℃/分で徐冷して、縦40mm×横30mm×厚さ約0.3mmの両面を光学研磨した板状体のサンプルのガラスを得た。
なお、各ガラスの原料は、Pの場合は、HPO、Al(PO、NaPO、及びKPOのいずれか1種以上を使用した。
Alの場合は、Al(POを使用した。
LiOの場合は、LiPO、LiNO、及びLiCOのいずれか1種以上を使用した。
NaOの場合は、NaPO、NaNO、及びNaCOのいずれか1種以上を使用した。
Oの場合は、KPO、KNO、及びKCOのいずれか1種以上を使用した。
CuOの場合は、CuO、Cu(POのいずれか1種以上を使用した。
MoOの場合は、MoO、NaMoOのいずれか1種以上を使用した。
なお、ガラスの原料は、上記に限らず、公知のものを用いることができる。
[評価]
以上のようにして作製したサンプルのガラスについて、透過率は、分光光度計(日本分光社製、V-570)を用いて波長350nm~1200nmの光の透過率を測定し、肉厚0.3mmの値となるように換算を行った。換算された透過率から、波長350nm~400nmの光の平均透過率B、波長450nm~500nmの光の平均透過率A、波長850nm~波長900nmの光の平均透過率を得た。また、上記平均透過率A、平均透過率Bから、平均透過率比A/Bを算出した。
結果を表3~表4及び表6に示す。また、例1(比較例)及び例7(実施例)における波長300nm~1200nmの光の透過率を図1、波長350nm~600nmの光の透過率を図2に示す。
Figure 0007485252000001
Figure 0007485252000002
Figure 0007485252000003
Figure 0007485252000004
Figure 0007485252000005
Figure 0007485252000006
本発明の実施例(例2~例12)は、ガラスにMoを含有することで、いずれも波長450nm~500nmの平均透過率が88.5%以上であり、かつ波長850nm~900nmの平均透過率が1.5%以下であり、可視領域の光の透過率を高く維持しつつ、近赤外域の光の透過率を低く抑えることができた。特にMoを含有しない比較例(例1)のガラスと比較し、Moを含有する実施例(例2~例12)のガラスは、いずれも可視領域の光(特に、青色光)の平均透過率が向上している。これらは、Mo含有によりガラス中のCu成分の存在割合が減少したことによる効果と推察している。
また、本発明の実施例(例14、15)のガラスは、Moを含有しない比較例(例13)のガラスにMoのみを追加で含有したものである。本発明の実施例(例17)のガラスは、Moを含有しない比較例(例16)のガラスにMoのみを追加で含有したものである。これらのガラスの光学特性をみると、Moを含有しない比較例のガラスに比べ、Moを含有する実施例のガラスは、可視領域の光(特に、青色光)の平均透過率が向上している。これは、Mo含有によりガラス中のCu成分の存在割合が減少したことによる効果と推察している。
また、例3と例6は、それぞれ例2と例5と同一のガラス組成であり、ガラス原料を溶融する際の温度のみを変更(50℃高くした)実施例である。表3の光学特性の結果から、例3及び例6のガラスは、ガラス原料の溶解温度を高くしても、Moを含有しない比較例(例1)と比較し、いずれも可視領域の光(特に、青色光)の平均透過率を高く維持できている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組み合わせが可能である。それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。
本出願は、2022年4月28日に日本国特許庁に出願した特願2022-074100号に基づく優先権を主張するものであり、特願2022-074100号の全内容を本出願に援用する。

Claims (7)

  1. P、Cu及びMoの各成分を含有し、実質的にFを含有しない光学フィルタ用ガラスであって、
    酸化物基準の質量%表示で、
    60%~75%
    Al9%~16.5%
    ΣRO:4%~20%(ROは、LiO、NaO、KO、RbO、及びCsOから選ばれる1つ以上の成分、ΣROは、ROの合計量)、
    ΣR'O:0%~8%(R'Oは、CaO、MgO、BaO、SrO、及びZnOから選ばれる1つ以上の成分、ΣR'Oは、R'Oの合計量)、
    CuO:7%~20%(ただし、%を含まない)、
    MoO:0.01%~1.18%、
    を含む、光学フィルタ用ガラス。
  2. SiO 、GeO 、ZrO 、SnO 、TiO 、CeO 、WO 、Y 、La 、Gd 、Yb 及びNb の合計含有量が、酸化物基準の質量%表示で5%以下である、請求項1に記載の光学フィルタ用ガラス。
  3. Fe 、Cr 、Bi 、NiO、V 、MnO 及びCoOを実質的に含有しない、請求項1に記載の光学フィルタ用ガラス。
  4. 厚さ0.3mm換算で、
    波長450nm~500nmの光の平均透過率が88.5%以上、
    波長850nm~900nmの光の平均透過率が1.5%以下、
    である請求項1に記載の光学フィルタ用ガラス。
  5. 厚さ0.3mm換算で、波長450nm~500nmの光の平均透過率をA、波長350nm~400nmの光の平均透過率をBとした場合、平均透過率比A/Bが1.140~2.000である請求項1に記載の光学フィルタ用ガラス。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の光学フィルタ用ガラスを備える光学フィルタ。
  7. 請求項に記載の光学フィルタを備える固体撮像素子。
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