JP7484810B2 - 物流システム及び物流ロボット制御方法 - Google Patents

物流システム及び物流ロボット制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7484810B2
JP7484810B2 JP2021082693A JP2021082693A JP7484810B2 JP 7484810 B2 JP7484810 B2 JP 7484810B2 JP 2021082693 A JP2021082693 A JP 2021082693A JP 2021082693 A JP2021082693 A JP 2021082693A JP 7484810 B2 JP7484810 B2 JP 7484810B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delivery route
delivery
route
logistics
logistics robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021082693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022175915A (ja
Inventor
将久 大槻
海妍 李
国大 岩本
耕太 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2021082693A priority Critical patent/JP7484810B2/ja
Priority to US17/742,471 priority patent/US11966874B2/en
Priority to CN202210533308.7A priority patent/CN115421477A/zh
Publication of JP2022175915A publication Critical patent/JP2022175915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7484810B2 publication Critical patent/JP7484810B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/083Shipping
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0212Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory
    • G05D1/0219Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory ensuring the processing of the whole working surface
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/083Shipping
    • G06Q10/0835Relationships between shipper or supplier and carriers
    • G06Q10/08355Routing methods

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本開示は、自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスに関する。
特許文献1は、自動運転を行う移動体を利用した宅配システムを開示している。宅配システムは、複数の宅配ボックスの中から配送先に対応する宅配ボックスを特定する。移動体は、自動運転を行い、特定された宅配ボックスに荷物を配送する。
特許第6164599号公報
自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスについて考える。物流ロボットの位置から荷物の配送先への配送ルートとして複数の候補が存在する場合が有り得る。特許文献1は、そのような場合における適切な配送ルートの決定方法については考慮していない。配送ルートの決定については改善の余地がある。
本開示の1つの目的は、自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスにおいて適切な配送ルートを決定することができる技術を提供することにある。
第1の観点は、自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスを提供する物流システムに関連する。
物流システムは、物流ロボットが荷物を配送する配送ルートを決定する配送ルート決定処理を実行する1又は複数のプロセッサを備える。
物流ロボットの位置から荷物の配送先へ複数の配送ルート候補がある場合、1又は複数のプロセッサは、複数の配送ルート候補の各々の混雑度、時間帯、気象条件、及び複数の配送ルート候補の各々における物流ロボットのエネルギー消費量のうち少なくとも一つに基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。
第2の観点は、自律走行により荷物を配送する物流ロボットを制御する物流ロボット制御方法に関連する。
物流ロボット制御方法は、
物流ロボットが荷物を配送する配送ルートを決定する配送ルート決定処理と、
配送ルートに従って荷物を配送するよう物流ロボットを制御する物流ロボット制御処理と
を含む。
物流ロボットの位置から荷物の配送先へ複数の配送ルート候補がある場合、配送ルート決定処理は、複数の配送ルート候補の各々の混雑度、時間帯、気象条件、及び複数の配送ルート候補の各々における物流ロボットのエネルギー消費量のうち少なくとも一つに基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する処理を含む。
本開示によれば、複数の配送ルート候補がある場合、各配送ルート候補の混雑度、時間帯、気象条件、各配送ルート候補における物流ロボットのエネルギー消費量、及び配送ルート履歴のうち少なくとも一つに基づいて、配送ルートが選択される。これにより、状況に応じた適切な配送ルートを決定することが可能となる。
本開示の実施の形態に係る物流システムを説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る物流システムを説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の概要を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る物流システムによる処理を要約的に示すフローチャートである。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の第1の例を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の第2の例を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の第3の例を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の第4の例を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の第5の例を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の第6の例を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る配送ルート決定処理の第7の例を説明するための概念図である。 本開示の実施の形態に係る物流ロボットの構成例を示すブロック図である。 本開示の実施の形態に係る物流ロボットにおける各種情報の例を示すブロック図である。 本開示の実施の形態に係る管理システムの構成例を示すブロック図である。 本開示の実施の形態に係る管理システムにおける各種情報の例を示すブロック図である。
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
1.物流システム
図1及び図2は、本実施の形態に係る物流システム1を説明するための概念図である。物流システム1は、物流サービスを提供する。サービスエリア2は、物流サービスが提供される所定のエリアである。例えば、サービスエリア2は、スマートシティ等の1つの街である。物流システム1は、複数の物流ロボット10と管理システム100を含んでいる。
物流ロボット10は、主に荷物を配送するために利用されるロボットである。この物流ロボット10は、自律走行可能に構成され、出発地から目的地へ自律的に走行する。例えば、出発地は、荷物の集積所(例:物流センター)であり、目的地は、荷物の配送先(例:ユーザの居住場所)である。他の例として、出発地は、ある荷物の配送先であり、目的地は、別の荷物の配送先である。更に他の例として、出発地は、最後の荷物の配送先であり、目的地は、荷物の集積所である。
物流ロボット10の種類は一つに限られない。複数種類の物流ロボット10が用いられてもよい。例えば、図2に示されるように、小型の物流ロボット10-1、中型の物流ロボット10-2、大型の物流ロボット10-3、等が用いられてもよい。
管理システム100は、物流サービスの管理、物流ロボット10の管理及び制御を行う。管理システム100は、例えば、管理サーバである。管理システム100は、分散処理システムであってもよい。
管理システム100は、各物流ロボット10と通信可能であり、各物流ロボット10から位置や状態に関する情報を収集する。また、管理システム100は、物流サービスのユーザから配送リクエストを受け取る。管理システム100は、配送リクエストに応答して、配送を行う物流ロボット10を割り当て、その物流ロボット10が荷物を配送する配送ルートを決定する。そして、管理システム100は、決定した配送ルートを物流ロボット10に通知し、配送ルートに従って荷物の配送を行うよう物流ロボット10に指示する。物流ロボット10は、通知された配送ルートに従って自律的に走行し、荷物の配送を行う。
2.配送ルート決定処理
図3は、物流ロボット10の位置から荷物の配送先への配送ルートとして複数の候補が存在する場合を示している。配送ルートの候補を、以下、「配送ルート候補」と呼ぶ。図3に示される例では、3種類の配送ルート候補R1~R3が存在する。
本実施の形態によれば、複数の配送ルート候補の中から状況に応じて適切な配送ルートが選択される。適切な配送ルートを選択するために、「参照情報REF」が用いられる。例えば、参照情報REFは、各配送ルート候補の混雑度、時間帯、気象条件、各配送ルート候補における物流ロボット10のエネルギー消費量、及び物流ロボット10の配送ルート履歴のうち少なくとも一つに関する情報を含む。参照情報REFの詳細は後述される。そのような参照情報REFに基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートが選択される。これにより、状況に応じた適切な配送ルートを決定することが可能となる。
例えば、管理システム100が配送ルートを決定する。具体的には、管理システム100は、複数の配送ルート候補を抽出する。ルート候補情報CANは、複数の配送ルート候補を示す。また、管理システム100は、後述される参照情報REFを取得する。そして、管理システム100は、参照情報REFに基づいて、ルート候補情報CANで示される複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。ルート情報RTEは、選択された配送ルートを示す。管理システム100は、ルート情報RTEを物流ロボット10に提供し、ルート情報RTEに従って荷物を配送するよう物流ロボット10に指示する。物流ロボット10に指示を出すことは、物流ロボット10を制御することに含まれる。物流ロボット10は、ルート情報RTEで示される配送ルートに従って自律的に走行し、荷物を配送する。
他の例として、物流ロボット10が配送ルートを決定してもよい。その場合、管理システム100は、ルート候補情報CANと参照情報REFを物流ロボット10に提供する。あるいは、物流ロボット10は、ルート候補情報CANと参照情報REFの少なくとも一方を自ら取得してもよい。物流ロボット10は、参照情報REFに基づいて、ルート候補情報CANで示される複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。つまり、物流ロボット10は、自身でルート情報RTEを生成する。そして、物流ロボット10は、ルート情報RTEで示される配送ルートに従って自律的に走行し、荷物を配送する。
図4は、本実施の形態に係る物流システム1による処理を要約的に示すフローチャートである。
ステップS100において、物流システム1(管理システム100あるいは物流ロボット10)は、物流ロボット10が荷物を配送する配送ルートを決定する「配送ルート決定処理」を実行する。特に、複数の配送ルート候補がある場合、物流システム1は、参照情報REFに基づいて複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する(ステップS150)。
ステップS200において、物流システム1は、「物流ロボット制御処理」を実行する。具体的には、物流システム1(管理システム100あるいは物流ロボット10)は、ステップS100で決定した配送ルートに従って荷物を配送するよう、物流ロボット10を制御する。尚、管理システム100が物流ロボット10に指示を出すことも、物流ロボット10を制御することに含まれる。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、複数の配送ルート候補がある場合、状況に応じた適切な配送ルートを決定することが可能となる。
以下、本実施の形態に係る「配送ルート決定処理」の様々な例について説明する。
2-1.第1の例
図5は、配送ルート決定処理の第1の例を説明するための概念図である。サービスエリア2内には、周囲の状況を認識するセンサ5が多数設置されている。例えば、センサ5はカメラであり、周囲の状況を示す画像情報を取得する。センサ5は、管理システム100と通信可能であり、認識した情報(例:画像情報)を管理システム100に送信する。
管理システム100は、センサ5から受け取る認識情報に基づいて、複数の配送ルート候補の各々の状況を認識する。ルート状況情報RSTは、各配送ルート候補の状況を示す情報である。例えば、ルート状況情報RSTは、各配送ルート候補に沿った画像情報を含む。
管理システム100は、ルート状況情報RSTに基づいて、各配送ルート候補の「混雑度」を算出する。ここでの、混雑度とは、配送ルート候補において移動体がどれぐらい混雑しているかを表す。移動体としては、人、車両、ロボット(他の物流ロボット10を含む)、動物、等が例示される。例えば、混雑度は、配送ルート候補に沿った移動体密度の平均値である。移動体の種類毎に異なる重み付けが行われてもよい。他の例として、混雑度は、配送ルート候補に沿った移動体密度のピーク値であってもよい。例えば、ルート状況情報RSTが画像情報を含む場合、その画像情報を解析し、移動体を特定することによって、混雑度を算出することができる。ルート状況情報RSTは、配送ルート候補毎に算出された混雑度を含んでいてもよい。
第1の例では、参照情報REFは、上記のルート状況情報RSTを含む。すなわち、管理システム100は、ルート状況情報RSTに基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。特に、管理システム100は、各配送ルート候補の混雑度に基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。
より詳細には、管理システム100は、複数の配送ルート候補のうち混雑度が最も低いものを配送ルートとして選択する。図5に示される例では、2つの配送ルート候補RA、RCが存在する。配送ルート候補RCの混雑度は高く、配送ルート候補RAの混雑度は低い。この場合、管理システム100は、配送ルート候補RAの方を配送ルートとして選択する。
以上に説明されたように、第1の例によれば、複数の配送ルート候補のうち混雑度が最も低いものが配送ルートとして選択される。物流ロボット10は、混雑していない配送ルートをスムーズに移動することができる。また、混雑していない配送ルートでは、物流ロボット10と他の移動体とが接触するリスクも大幅に低下する。このように、配送効率が向上し、また、安全性も向上する。
2-2.第2の例
図6は、配送ルート決定処理の第2の例を説明するための概念図である。第1の例と重複する説明は適宜省略する。
第2の例では、参照情報REFは、上述のルート状況情報RSTに加えて時間帯情報HRSを含む。時間帯情報HRSは、現在時刻が第1時間帯か第2時間帯かを示す。例えば、第1時間帯は昼間であり、第2時間帯は夜間である。時間帯情報HRSは、システム時計から得られる。管理システム100は、各配送ルート候補の混雑度と時間帯に基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。
より詳細には、昼間、管理システム100は、複数の配送ルート候補のうち混雑度が最も低いものを配送ルートとして選択する。一方、夜間、管理システム100は、複数の配送ルート候補のうち混雑度が最も高いものを配送ルートとして選択する。すなわち、管理システム100は、昼間と夜間とで配送ルートの選択ポリシーを切り替える。
昼間、複数の配送ルート候補のうち混雑度が最も低いものが配送ルートとして選択される。物流ロボット10は、混雑していない配送ルートをスムーズに移動することができる。また、混雑していない配送ルートでは、物流ロボット10と他の移動体とが接触するリスクも大幅に低下する。従って、昼間の荷物配送では、配送効率が向上し、また、安全性も向上する。
一方、夜間、複数の配送ルート候補のうち混雑度が最も高いものが配送ルートとして選択される。この場合、物流ロボット10は、荷物配送と同時に、夜間の街を監視する役割を担うことができる。また、夜間、物流ロボット10が近くにいるだけで人は安心感を覚える。
2-3.第3の例
図7は、配送ルート決定処理の第3の例を説明するための概念図である。第3の例では、複数の配送ルート候補は、地上ルートRGと地下ルートRUを含んでいる。地下ルートRUでは、地上ルートRGと比較して人との干渉が少ない。地下ルートRUは、物流ロボット10専用の配送ルートであってもよい。典型的には、地下に潜る必要がある分、地下ルートRUに沿った配送先までの距離は、地上ルートRGに沿った配送先までの距離よりも長くなる。
第3の例では、参照情報REFは、時間帯情報HRSを含む。時間帯情報HRSは、現在時刻が第1時間帯か第2時間帯かを示す。例えば、第1時間帯は昼間であり、第2時間帯は夜間である。時間帯情報HRSは、システム時計から得られる。管理システム100は、時間帯情報HRSに基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。
より詳細には、昼間、管理システム100は、地上ルートRGを配送ルートとして選択する。一方、夜間、管理システム100は、地下ルートRUを配送ルートとして選択する。すなわち、管理システム100は、昼間と夜間とで配送ルートの選択ポリシーを切り替える。
夜間、地下ルートRUが配送ルートとして選択される。夜間は、地上ルートRGにおける視認性が悪くなり、物流ロボット10と人が接触する確率が高くなる。人との干渉が少ない地下ルートRUを選択することによって、物流ロボット10と人とが接触するリスクを低下させることができる。また、物流ロボット10がトラブルに巻き込まれる可能性も減る。
一方、昼間、地上ルートRGが配送ルートとして選択される。典型的には、地上ルートRGに沿った配送先までの距離は、地下ルートRUに沿った配送先までの距離よりも短い。短い地上ルートRGを選択することによって、配送に要する時間を短縮することが可能となる。
2-4.第4の例
図8は、配送ルート決定処理の第4の例を説明するための概念図である。上述の第3の例と重複する説明は適宜省略する。
第4の例では、昼間、管理システム100は、地下ルートRUを配送ルートとして選択する。一方、夜間、管理システム100は、地上ルートRGを配送ルートとして選択する。すなわち、管理システム100は、昼間と夜間とで配送ルートの選択ポリシーを切り替える。
昼間、地下ルートRUが配送ルートとして選択される。地下ルートRUでは、地上ルートRGと比較して人との干渉が少ない。よって、物流ロボット10は、地下ルートRUをスムーズに移動することができる。また、物流ロボット10と人が接触するリスクも大幅に低下する。従って、昼間の荷物配送では、配送効率が向上し、また、安全性も向上する。
一方、夜間、地上ルートRGが配送ルートとして選択される。この場合、物流ロボット10は、荷物配送と同時に、夜間の街を監視する役割を担うことができる。また、夜間、物流ロボット10が近くにいるだけで人は安心感を覚える。
2-5.第5の例
図9は、配送ルート決定処理の第5の例を説明するための概念図である。上述の第3の例の場合と同様に、複数の配送ルート候補は、地上ルートRGと地下ルートRUを含んでいる。
第5の例では、参照情報REFは、気象条件情報CONを含む。気象条件情報CONは、気象条件に関連するパラメータを示す。気象条件に関連するパラメータは、降雨量、降雪量、降塵量、風速、霧濃度、及び気温のうち少なくとも一つを含む。このような気象条件情報CONは、例えば、気象情報サービスシステムによって提供される。管理システム100は、気象情報サービスシステムから気象条件情報CONを取得する。
管理システム100は、気象条件情報CONに基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。より詳細には、管理システム100は、気象条件情報CONに基づいて、地上ルートRGが過酷環境にあるか否かを判定する。例えば、気象条件情報CONで示されるパラメータが閾値以上である場合、管理システム100は、地上ルートRGが過酷環境にあると判定する。過酷環境では、物流ロボット10の認識精度が低下する。また、大量の雨や雪は物流ロボット10の走行に支障をきたす。
そこで、気象条件情報CONで示されるパラメータが閾値以上である場合、管理システム100は、地上ルートRGではなく地下ルートRUを配送ルートとして選択する。これにより、過酷環境の影響を受けることなく、荷物配送を安全に行うことが可能となる。
一方、気象条件情報CONで示されるパラメータが閾値未満である場合、地上ルートRGは過酷環境にはない。よって、管理システム100は、地上ルートRGを配送ルートとして選択してもよい。例えば、地上ルートRGに沿った配送先までの距離は、地下ルートRUに沿った配送先までの距離よりも短い。短い地上ルートRGを選択することによって、配送に要する時間を短縮することが可能となる。
2-6.第6の例
図10は、配送ルート決定処理の第6の例を説明するための概念図である。第6の例では、参照情報REFは、サービスエリア情報MAPを含んでいる。サービスエリア情報MAPは、物流サービスが提供されるサービスエリア2(図1参照)の構成を示す。例えば、サービスエリア情報MAPは、3次元道路地図、建物配置、建物内のフロア構成、各フロアの部屋配置、建物のエレベータ配置、等を含む。
管理システム100は、サービスエリア情報MAPに基づいて、各配送ルート候補における物流ロボット10のエネルギー消費量を推定する。エネルギー消費量は、各配送ルート候補の距離や高低差に基づいて算出可能である。そして、管理システム100は、物流ロボット10のエネルギー消費量に基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。
より詳細には、管理システム100は、複数の配送ルート候補のうちエネルギー消費量が最も少ないものを配送ルートとして選択する。図10に示される例では、2つの配送ルート候補RE、RFが存在する。配送ルート候補REにおけるエネルギー消費量は少なく、配送ルート候補RFにおけるエネルギー消費量は多い。よって、管理システム100は、配送ルート候補REを配送ルートとして選択する。
以上に説明されたように、第6の例によれば、複数の配送ルート候補のうちエネルギー消費量が最も少ないものが配送ルートとして選択される。これにより、荷物配送に要するエネルギーを削減することが可能となる。特に、サービスエリア2全体としてのエネルギーが逼迫している状況においては、省エネルギーな配送ルートを選択することは好適である。
2-7.第7の例
図11は、配送ルート決定処理の第7の例を説明するための概念図である。第7の例では、参照情報REFは、配送履歴情報HSTを含んでいる。配送履歴情報HSTは、物流ロボット10の配送履歴を示す。特に、配送履歴情報HSTは、物流ロボット10が過去に走行した過去配送ルートRPを示す。
管理システム100は、配送履歴情報HSTに基づいて、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。より詳細には、複数の配送ルート候補が過去配送ルートRPを含んでいる場合、管理システム100は、その過去配送ルートRPを配送ルートとして選択する。過去配送ルートRPは過去に荷物配送に成功した配送ルートであるため、荷物配送が滞りなく行われる可能性が高い。
2-8.第8の例
上述の例のうち2以上の組み合わせも可能である。つまり、配送ルート候補の混雑度、時間帯、気象条件、エネルギー消費量、配送ルート履歴といった複数のパラメータのうち2以上を考慮して配送ルート決定処理を行うことも可能である。例えば、各パラメータを組み合わせることによりスコアが算出される。そして、スコアが高いほど優先順位が高く設定される。
2-9.第9の例
第9の例では、物流ロボット10が配送ルート決定処理を行う。管理システム100は、ルート候補情報CANと参照情報REFを物流ロボット10に提供する。あるいは、物流ロボット10は、ルート候補情報CANと参照情報REFの少なくとも一方を自ら取得してもよい。物流ロボット10は、参照情報REFに基づいて、ルート候補情報CANで示される複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する。
3.物流ロボット
3-1.構成例
図12は、本実施の形態に係る物流ロボット10の構成例を示すブロック図である。物流ロボット10は、センサ群20、通信装置30、走行ユニット40、格納ユニット50、及び制御装置60を備えている。
センサ群20は、位置センサ、状態センサ、認識センサ、等を含んでいる。位置センサは、物流ロボット10の位置及び方位を取得する。位置センサとしては、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機が例示される。状態センサは、物流ロボット10の状態を検出する。物流ロボット10の状態としては、車輪速、速度、加速度(前後加速度、横加速度、等)、角速度(ヨーレート、等)、積載重量、バッテリ残量、故障状態、等が例示される。認識センサは、物流ロボット10の周囲の状況を認識する。認識センサとしては、カメラ、LIDAR(LIght Detection And Ranging)、レーダー、ソナー、等が例示される。
通信装置30は、物流ロボット10の外部と通信を行う。例えば、通信装置30は、4G、5G等の無線通信ネットワークを通して、管理システム100と通信を行う。通信装置30は、無線LANに接続してもよい。通信装置30は、近くの他の物流ロボット10と近距離通信を行ってもよい。近距離通信の方式としては、赤外線通信やBluetooth(登録商標)が例示される。
走行ユニット40は、物流ロボット10の加速、減速、及び旋回を行う。例えば、走行ユニット40は、車輪、車輪を駆動する電動モータ、電動モータを駆動する駆動回路、電力を供給するバッテリ等を含んでいる。物流ロボット10の加速及び減速は、電動モータの制御によって行われる。電動モータの制御による回生ブレーキを利用して、制動が行われてもよい。また、任意の車輪に機械式ブレーキが設けられていてもよい。物流ロボット10の旋回は、左右の車輪(モータ)の回転速度の差を制御することによって実現可能である。車輪を操舵する操舵機構が設けられてもよい。特定の車輪は、オムニホイールであってもよい。
格納ユニット50は、荷物を格納する。例えば、格納ユニット50は、格納箱、格納箱の蓋を自動的に開閉するアクチュエータ、格納箱の位置や向きを変化させるアクチュエータ、格納箱から荷物を取り出すアーム、等を含んでいる。
制御装置60は、物流ロボット10を制御する。例えば、制御装置60は、走行ユニット40を制御する走行ユニット制御装置70と、格納ユニット50を制御する格納ユニット制御装置80を含んでいる。走行ユニット制御装置70と格納ユニット制御装置80は、通信可能に接続されており、互いに連携して処理を行う。
走行ユニット制御装置70は、各種処理を行う1又は複数のプロセッサ71(以下、単に「プロセッサ71」と呼ぶ)と、各種情報を格納する1又は複数の記憶装置72(以下、単に「記憶装置72」と呼ぶ)を含んでいる。例えば、プロセッサ71は、CPU(Central Processing Unit)を含んでいる。記憶装置72は、例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。プロセッサ71がコンピュータプログラムを実行することにより、走行ユニット制御装置70の機能が実現される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。
格納ユニット制御装置80は、各種処理を行う1又は複数のプロセッサ81(以下、単に「プロセッサ81」と呼ぶ)と、各種情報を格納する1又は複数の記憶装置82(以下、単に「記憶装置82」と呼ぶ)を含んでいる。例えば、プロセッサ81は、CPUを含んでいる。記憶装置82は、例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、HDD、SSD等である。プロセッサ81がコンピュータプログラムを実行することにより、格納ユニット制御装置80の機能が実現される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。
3-2.各種情報の例
図13は、物流ロボット10における各種情報の例を示すブロック図である。各種情報は、記憶装置72や記憶装置82に格納される。
サービスエリア情報MAPは、物流サービスが提供されるサービスエリア2(図1参照)の構成を示す。例えば、サービスエリア情報MAPは、3次元道路地図、建物配置、建物内のフロア構成、各フロアの部屋配置、建物のエレベータ配置、等を含む。サービスエリア情報MAPは、例えば、管理システム100から提供される。制御装置60は、通信装置30を介して、管理システム100からサービスエリア情報MAPを取得する。
オペレーション情報OPEは、物流ロボット10の位置及び状態を示す。物流ロボット10の位置は、センサ群20の位置センサにより得られる。制御装置60は、周知の自己位置推定処理(Localization)により、高精度な位置情報を取得してもよい。物流ロボット10の状態は、センサ群20の状態センサにより検出される。物流ロボット10の状態としては、車輪速、速度、加速度(前後加速度、横加速度、等)、角速度(ヨーレート、等)、積載重量、バッテリ残量、故障状態、等が例示される。制御装置60は、センサ群20からオペレーション情報OPEを取得する。
周辺状況情報SURは、物流ロボット10の周囲の状況を示す。周辺状況情報SURは、センサ群20の認識センサによる認識結果から得られる。例えば、周辺状況情報SURは、カメラによって撮像される画像(映像)を含む。周辺状況情報SURは、物流ロボット10の周辺の物体に関する物体情報を含んでいてもよい。物流ロボット10の周辺の物体としては、歩行者、モビリティ(車両やロボット)、標識、白線、路側構造物、建物、等が例示される。物体情報は、物流ロボット10に対する物体の相対位置及び相対速度を示す。
配送情報DLVは、荷物配送に関する情報である。例えば、配送情報DLVは、各荷物の配送先を示す荷物情報を含んでいる。更に、配送情報DLVは、物流ロボット10が走行する配送ルートを示すルート情報RTEを含んでいる。例えば、配送情報DLVは、管理システム100から提供される。制御装置60は、通信装置30を介して、管理システム100から配送情報DLVを取得する。他の例として、制御装置60が、荷物の配送先とサービスエリア情報MAPに基づいて、ルート情報RTEを生成してもよい。
ルート候補情報CANは、物流ロボット10の位置から荷物の配送先への複数の配送ルート候補を示す。例えば、ルート候補情報CANは、管理システム100から提供される。制御装置60は、通信装置30を介して、管理システム100からルート候補情報CANを取得する。他の例として、制御装置60が、荷物の配送先とサービスエリア情報MAPに基づいて、ルート候補情報CANを生成してもよい。
参照情報REFは、複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択するために用いられる情報である。参照情報REFとしては、上述のセクション2で説明されたものが挙げられる。例えば、参照情報REFは、管理システム100から提供される。制御装置60は、通信装置30を介して、管理システム100から参照情報REFを取得する。他の例として、制御装置60は、時間帯情報HRSや気象条件情報CON等の参照情報REFを自ら取得することもできる。
3-3.配送処理
走行ユニット制御装置70(プロセッサ71)は、走行ユニット40を制御することによって、走行制御(加速制御、減速制御、旋回制御)を行う。物流ロボット10の速度、加速度、及び角速度は、オペレーション情報OPEから得られる。走行ユニット制御装置70は、周辺状況情報SURに基づいて、物流ロボット10の周囲の物体との衝突を避けるように走行制御を行ってもよい。
特に、走行ユニット制御装置70(プロセッサ71)は、物流ロボット10が目的地に向かって走行するように自律走行制御を行う。より詳細は、走行ユニット制御装置70は、サービスエリア情報MAP、オペレーション情報OPE(位置情報)、及び配送情報DLV(ルート情報RTE)に基づいて、物流ロボット10が配送ルートに従って走行するように自律走行制御を行う。
走行ユニット制御装置70(プロセッサ71)が配送ルート決定処理(図4、ステップS100)を行ってもよい。例えば、ルート候補情報CANと参照情報REFが管理システム100から提供される。走行ユニット制御装置70は、通信装置30を介して、管理システム100からルート候補情報CANと参照情報REFを取得する。他の例として、走行ユニット制御装置70が、荷物の配送先とサービスエリア情報MAPに基づいて、ルート候補情報CANを自ら生成してもよい。更に他の例として、走行ユニット制御装置70は、時間帯情報HRSや気象条件情報CONといった参照情報REFを自ら取得してもよい。走行ユニット制御装置70(プロセッサ71)は、参照情報REFに基づいて、ルート候補情報CANで示される複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する(上述のセクション2参照)。
物流ロボット10が荷物の配送先に到着すると、格納ユニット制御装置80(プロセッサ81)は、荷物を降ろすために格納ユニット50を制御する。例えば、格納ユニット制御装置80は、格納箱の蓋を自動的に開閉したり、格納箱の位置や向きを変化させたり、格納箱から荷物を取り出したりする。同様に、格納ユニット制御装置80は、格納ユニット50を制御して荷物を集荷してもよい。
3-4.監視機能
制御装置60は、通信装置30を介して、周辺状況情報SURを管理システム100に送信してもよい。管理システム100のオペレータは、周辺状況情報SURに基づいてサービスエリア2の状況を監視することができる。
また、制御装置60は、周辺状況情報SURに基づいて、異常事象を検知してもよい。異常事象としては、病人、犯罪、等が挙げられる。異常事象を検知した場合、制御装置60は、通信装置30を介して、アラートを管理システム100に送信する。管理システム100のオペレータは、異常事象を認識し、対処を行う。
4.管理システム
4-1.構成例
図14は、本実施の形態に係る管理システム100の構成例を示すブロック図である。管理システム100は、例えば、管理サーバである。管理システム100は、分散処理システムであってもよい。管理システム100は、入出力装置110、通信装置120、情報処理装置130、及びデータベース160を備えている。
入出力装置110は、管理システム100のオペレータから情報を受け付け、また、オペレータに情報を提供するためのインタフェースである。入力装置としては、キーボード、マウス、タッチパネル、スイッチ、等が例示される。出力装置としては、表示装置、スピーカ、等が例示される。オペレータは、入出力装置110を利用して、物流サービスの状態を監視することができる。
通信装置120は、外部との通信を行う。例えば、通信装置120は、4G、5G等の無線通信ネットワークを通して、各物流ロボット10と通信を行う。通信装置120は、無線LANに接続してもよい。また、通信装置120は、建物3のフロアの状況を認識するセンサ5と通信を行う。また、通信装置120は、ユーザ端末(例:PC、タブレット、スマートホン)と通信を行ってもよい。
情報処理装置130は、1又は複数のプロセッサ140(以下、単に「プロセッサ140」と呼ぶ)と、1又は複数の記憶装置150(以下、単に「記憶装置150」と呼ぶ)を含んでいる。プロセッサ140は、各種情報処理を行う。例えば、プロセッサ140は、CPUを含んでいる。記憶装置150には、プロセッサ140による処理に必要な各種情報が格納される。記憶装置150としては、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、HDD、SSD、等が例示される。プロセッサ140がコンピュータプログラムを実行することによって、情報処理装置130の機能が実現される。コンピュータプログラムは、記憶装置150に格納される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータプログラムは、ネットワーク経由で提供されてもよい。
また、情報処理装置130は、データベース160にアクセス可能である。データベース160は、所定の記憶装置によって実現される。データベース160は、記憶装置150に含まれていてもよい。データベース160は、物流サービスの提供に必要な各種情報を保持する。情報処理装置130は、データベース160から必要な情報を読み出し、記憶装置150に格納する。
4-2.各種情報の例
図15は、管理システム100における各種情報の例を示すブロック図である。各種情報は、記憶装置150やデータベース160に格納される。
サービスエリア情報MAPは、物流サービスが提供されるサービスエリア2(図1参照)の構成を示す。例えば、サービスエリア情報MAPは、3次元道路地図、建物配置、建物内のフロア構成、各フロアの部屋配置、建物のエレベータ配置、等を含む。サービスエリア情報MAPは、予め作成される。サービスエリア情報MAPは、一定期間毎にアップデートされてもよい。
物流ロボット情報RBTは、物流ロボット10に関する情報であり、物流ロボット10毎に生成される。例えば、物流ロボット情報RBTは、オペレーション情報OPEと配送情報DLVを含んでいる。
オペレーション情報OPEは、物流ロボット10の位置及び状態を示す。プロセッサ140は、通信装置120を介して各物流ロボット10と通信を行い、各物流ロボット10からオペレーション情報OPEを定期的に取得する。
配送情報DLVは、荷物配送に関する情報である。例えば、配送情報DLVは、各荷物の配送先を示す荷物情報を含んでいる。更に、配送情報DLVは、物流ロボット10が走行する配送ルートを示すルート情報RTEを含んでいる。
物流ロボット情報RBTは、更に、物流ロボット10の性能を示す性能情報を含んでいてもよい。例えば、性能情報は、物流ロボット10のサイズ、荷物格納容量、最大積載量、バッテリ容量、最大走行可能距離、最高移動速度、等を含む。性能情報は、予め作成される。
ルート候補情報CANは、物流ロボット10の位置から荷物の配送先への複数の配送ルート候補を示す。
参照情報REFは、ルート候補情報CANで示される複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択するために用いられる情報である。参照情報REFとしては、上述のセクション2で説明されたものが挙げられる。ルート状況情報RSTは、サービスエリア2に設置されたセンサ5から送られる情報に基づいて取得される。時間帯情報HRSは、システム時計から得られる。気象条件情報CONは、気象情報サービスシステムから得られる。配送履歴情報HSTは、データベース160から得られる。
4-3.配送処理
プロセッサ140は、物流サービスのユーザから配送リクエストを受け取る。より詳細には、プロセッサ140は、通信装置120を介して、ユーザ端末から配送リクエストを受け取る。配送リクエストは、配送希望場所、配送希望日、配送希望時間、等を含む。
配送リクエストに応答して、プロセッサ140は、配送を行う物流ロボット10を割り当てる。より詳細には、プロセッサ140は、サービスエリア情報MAP、オペレーション情報OPE、及び性能情報に基づいて、配送希望日の配送希望時間に配送希望場所に到達することができる物流ロボット10を選択する。更に、プロセッサ140は、サービスエリア情報MAPと配送希望場所(配送先)に基づいて、適切な配送ルートを決定し、ルート情報RTEを生成する(配送ルート決定処理)。
より詳細には、プロセッサ140は、荷物の配送先とサービスエリア情報MAPに基づいて、複数の配送ルート候補を抽出し、ルート候補情報CANを生成する。更に、プロセッサ140は、参照情報REFに基づいて、ルート候補情報CANで示される複数の配送ルート候補の中から配送ルートを選択する(上述のセクション2参照)。ルート情報RTEは、選択した配送ルートを示す。配送情報DLVは、そのルート情報RTEを含む。
このように、プロセッサ140は、ユーザからの配送リクエストに応答して、配送を行う物流ロボット10を割り当て、その物流ロボット10に関する配送情報DLVを生成する。プロセッサ140は、通信装置120を介して物流ロボット10と通信を行い、物流ロボット10に配送情報DLVを提供し、配送情報DLVに従って配送処理を行うよう物流ロボット10に指示する。つまり、プロセッサ140は、物流ロボット10に配送情報DLVを提供することによって物流ロボット10を制御する。物流ロボット10は、配送情報DLVに基づいて自律走行制御を行い、荷物を配送する。
他の例として、プロセッサ140は、通信装置120を介して物流ロボット10と通信を行い、物流ロボット10にルート候補情報CANと参照情報REFを提供してもよい。その場合、物流ロボット10が、ルート候補情報CANと参照情報REFに基づいて配送ルート決定処理を行う。
1 物流システム
2 サービスエリア
5 センサ
10 物流ロボット
20 センサ群
30 通信装置
40 走行ユニット
50 格納ユニット
60 制御装置
70 走行ユニット制御装置
80 格納ユニット制御装置
100 管理システム
110 入出力装置
120 通信装置
130 情報処理装置
140 プロセッサ
150 記憶装置
160 データベース
CAN ルート候補情報
CON 気象条件情報
DLV 配送情報
HRS 時間帯情報
HST 配送履歴情報
MAP サービスエリア情報
OPE オペレーション情報
RBT 物流ロボット情報
REF 参照情報
RST ルート状況情報
RTE ルート情報
SUR 周辺状況情報

Claims (7)

  1. 自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスを提供する物流システムであって、
    前記物流ロボットが前記荷物を配送する配送ルートを決定する配送ルート決定処理を実行する1又は複数のプロセッサを備え、
    前記物流ロボットの位置から前記荷物の配送先へ複数の配送ルート候補がある場合、前記1又は複数のプロセッサは、前記複数の配送ルート候補の各々の混雑度、時間帯、気象条件、及び前記複数の配送ルート候補の各々における前記物流ロボットのエネルギー消費量のうち少なくとも一つに基づいて、前記複数の配送ルート候補の中から前記配送ルートを選択し、
    前記複数の配送ルート候補が前記物流ロボットが過去に走行した過去配送ルートを含む場合、前記1又は複数のプロセッサは、前記過去配送ルートを前記配送ルートとして選択する
    物流システム。
  2. 自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスを提供する物流システムであって、
    前記物流ロボットが前記荷物を配送する配送ルートを決定する配送ルート決定処理を実行する1又は複数のプロセッサを備え、
    前記物流ロボットの位置から前記荷物の配送先へ複数の配送ルート候補がある場合、前記1又は複数のプロセッサは、前記複数の配送ルート候補の各々の混雑度と時間帯に基づいて、前記複数の配送ルート候補の中から前記配送ルートを選択し、
    前記1又は複数のプロセッサは、
    昼間において、前記複数の配送ルート候補のうち前記混雑度が最も低いものを前記配送ルートとして決定し、
    前記昼間と異なる夜間において、前記複数の配送ルート候補のうち前記混雑度が最も高いものを前記配送ルートとして決定する
    物流システム。
  3. 自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスを提供する物流システムであって、
    前記物流ロボットが前記荷物を配送する配送ルートを決定する配送ルート決定処理を実行する1又は複数のプロセッサを備え、
    前記物流ロボットの位置から前記荷物の配送先へ複数の配送ルート候補がある場合、前記1又は複数のプロセッサは、時間帯に基づいて、前記複数の配送ルート候補の中から前記配送ルートを選択し、
    前記複数の配送ルート候補は、地上ルートと地下ルートとを含み、
    前記1又は複数のプロセッサは、
    第1時間帯において、前記地上ルートを前記配送ルートとして選択し、
    前記第1時間帯と異なる第2時間帯において、前記地下ルートを前記配送ルートとして選択し、
    前記第1時間帯が昼間である場合、前記第2時間帯は夜間であり、
    前記第1時間帯が夜間である場合、前記第2時間帯は昼間である
    物流システム。
  4. 自律走行により荷物を配送する物流ロボットを利用した物流サービスを提供する物流システムであって、
    前記物流ロボットが前記荷物を配送する配送ルートを決定する配送ルート決定処理を実行する1又は複数のプロセッサを備え、
    前記物流ロボットの位置から前記荷物の配送先へ複数の配送ルート候補がある場合、前記1又は複数のプロセッサは、気象条件に基づいて、前記複数の配送ルート候補の中から前記配送ルートを選択し、
    前記複数の配送ルート候補は、地上ルートと地下ルートを含み、
    前記気象条件に関連するパラメータは、降雨量、降雪量、降塵量、風速、霧濃度、及び気温のうち少なくとも一つを含み、
    前記パラメータが閾値以上である場合、前記1又は複数のプロセッサは、前記地下ルートを前記配送ルートとして選択する
    物流システム。
  5. 請求項3又は4に記載の物流システムであって、
    前記地下ルートに沿った前記配送先までの距離は、前記地上ルートに沿った前記配送先までの距離よりも長い
    物流システム。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の物流システムであって、
    前記1又は複数のプロセッサは、更に、前記配送ルートに従って前記荷物を配送するよう前記物流ロボットを制御する物流ロボット制御処理を実行する
    物流システム。
  7. 自律走行により荷物を配送する物流ロボットを制御する物流ロボット制御方法であって、
    前記物流ロボットが前記荷物を配送する配送ルートを決定する配送ルート決定処理と、
    前記配送ルートに従って前記荷物を配送するよう前記物流ロボットを制御する物流ロボット制御処理と
    を含み、
    前記物流ロボットの位置から前記荷物の配送先へ複数の配送ルート候補がある場合、前記配送ルート決定処理は、前記複数の配送ルート候補の各々の混雑度、時間帯、気象条件、及び前記複数の配送ルート候補の各々における前記物流ロボットのエネルギー消費量のうち少なくとも一つに基づいて、前記複数の配送ルート候補の中から前記配送ルートを選択する処理を含み、
    前記複数の配送ルート候補が前記物流ロボットが過去に走行した過去配送ルートを含む場合、前記配送ルート決定処理は、前記過去配送ルートを前記配送ルートとして選択することを含む
    物流ロボット制御方法。
JP2021082693A 2021-05-14 2021-05-14 物流システム及び物流ロボット制御方法 Active JP7484810B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021082693A JP7484810B2 (ja) 2021-05-14 2021-05-14 物流システム及び物流ロボット制御方法
US17/742,471 US11966874B2 (en) 2021-05-14 2022-05-12 Logistics system and logistics robot control method
CN202210533308.7A CN115421477A (zh) 2021-05-14 2022-05-13 物流系统以及物流机器人控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021082693A JP7484810B2 (ja) 2021-05-14 2021-05-14 物流システム及び物流ロボット制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022175915A JP2022175915A (ja) 2022-11-25
JP7484810B2 true JP7484810B2 (ja) 2024-05-16

Family

ID=83997861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021082693A Active JP7484810B2 (ja) 2021-05-14 2021-05-14 物流システム及び物流ロボット制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11966874B2 (ja)
JP (1) JP7484810B2 (ja)
CN (1) CN115421477A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018101287A (ja) 2016-12-20 2018-06-28 ヤフー株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム
JP2019175477A (ja) 2019-05-16 2019-10-10 株式会社かもめや 運行管理装置、運行管理システム、及び運行管理方法
WO2020241002A1 (ja) 2019-05-30 2020-12-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 運行支援方法、運行支援システム及び電動車両
JP2021116170A (ja) 2020-01-28 2021-08-10 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 物流制御装置、方法およびプログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2659229B1 (en) * 2010-12-31 2015-02-18 TomTom International B.V. Non-uniform weighting factor as route algorithm input
WO2014152554A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-25 Caliper Corporation Lane-level vehicle navigation for vehicle routing and traffic management
US9841757B2 (en) * 2015-12-03 2017-12-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Drone piggybacking on vehicles
US10190882B2 (en) * 2015-12-17 2019-01-29 Jaguar Land Rover Limited System and method to facilitate having adequate vehicle power
US10859398B2 (en) * 2016-11-04 2020-12-08 Architecture Technology Corporation Integrated multi-mode automation for air traffic control
US10699305B2 (en) * 2016-11-21 2020-06-30 Nio Usa, Inc. Smart refill assistant for electric vehicles
JP6164599B1 (ja) 2017-04-11 2017-07-19 Legare株式会社 宅配システム
US10921128B2 (en) * 2018-08-30 2021-02-16 Here Global B.V. Method and apparatus for mapping underground or interior drone routes
US11370435B2 (en) * 2019-09-04 2022-06-28 GM Global Technology Operations LLC Connected and automated vehicles, driving systems, and control logic for info-rich eco-autonomous driving
US11537767B2 (en) * 2019-11-29 2022-12-27 Nec Corporation Automated control through a traffic model

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018101287A (ja) 2016-12-20 2018-06-28 ヤフー株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム
JP2019175477A (ja) 2019-05-16 2019-10-10 株式会社かもめや 運行管理装置、運行管理システム、及び運行管理方法
WO2020241002A1 (ja) 2019-05-30 2020-12-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 運行支援方法、運行支援システム及び電動車両
JP2021116170A (ja) 2020-01-28 2021-08-10 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 物流制御装置、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20220366356A1 (en) 2022-11-17
JP2022175915A (ja) 2022-11-25
CN115421477A (zh) 2022-12-02
US11966874B2 (en) 2024-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220105959A1 (en) Methods and systems for predicting actions of an object by an autonomous vehicle to determine feasible paths through a conflicted area
US11648965B2 (en) Method and system for using a reaction of other road users to ego-vehicle actions in autonomous driving
US11804136B1 (en) Managing and tracking scouting tasks using autonomous vehicles
US11618444B2 (en) Methods and systems for autonomous vehicle inference of routes for actors exhibiting unrecognized behavior
US11816992B2 (en) Real time fleet management for autonomous vehicles using puddle mapping
US20220222597A1 (en) Timing of pickups for autonomous vehicles
JP7057874B2 (ja) 貨物を輸送するための自律走行車の盗難防止技術
CN114792149A (zh) 一种轨迹预测方法、装置及地图
US20220371618A1 (en) Arranging trips for autonomous vehicles based on weather conditions
US20220349721A1 (en) Determination of path to vehicle stop location in a cluttered environment
JP7484810B2 (ja) 物流システム及び物流ロボット制御方法
US20230368673A1 (en) Autonomous fleet recovery scenario severity determination and methodology for determining prioritization
KR102648530B1 (ko) 차량 센서 관리를 위한 시스템 및 방법
US20220366369A1 (en) Delivery fleet management
JP2022185266A (ja) 自動駐車システム及び自動駐車システムの制御方法
JP7480746B2 (ja) 物流システム、物流ロボット、及び物流ロボット制御方法
US20230419271A1 (en) Routing field support to vehicles for maintenance
US20240166221A1 (en) Mobile offloading for disconnected terminal operation
JP7243669B2 (ja) 自動運転システム
US20240171633A1 (en) Mobile Offloading for Disconnected Terminal Operation
US20230303117A1 (en) Method and system for assessing whether a vehicle is likely to leave an off-road parking area
US20230386326A1 (en) Systems and methods for detecting pedestrians with crosswalking or jaywalking intent
US20230015880A1 (en) Using distributions for characteristics of hypothetical occluded objects for autonomous vehicles
US20240017744A1 (en) Operational weather management
US20240054822A1 (en) Methods and systems for managing data storage in vehicle operations

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7484810

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150