JP7484767B2 - ダイレクトドライブモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ダイレクトドライブモータに関する。
ダイレクトドライブモータは、減速機構を介さずに、発生した動力を対象物にダイレクトに伝達する。ダイレクトドライブモータは、動力を発生するモータ部と、モータ部の回転を検出する回転検出器(レゾルバ)と、を備えている。レゾルバステータとレゾルバロータとを有する回転検出器(レゾルバ)が設けられたダイレクトドライブモータの一例が特許文献1に開示されている。
特開2015-133821号公報
特許文献1では、レゾルバロータの重心とレゾルバロータの回転軸とが離隔して配置されているため、レゾルバロータが回転する際に振動や異音などが生じる可能性がある。
本発明の態様は、レゾルバロータが回転する際に生じる振動や異音等を抑制することができるダイレクトドライブモータを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るダイレクトドライブモータは、固定子と該固定子に対して回転可能な回転子とを有するモータ部と、前記固定子が固定される第1部材と、前記回転子が固定される第2部材と、前記第1部材に対して前記第2部材を回転自在に支持する軸受と、回転軸を中心として回転可能であって前記回転軸から第1方向に向けて離隔して配置される第1重心を有するレゾルバロータと、レゾルバステータと、前記レゾルバロータの前記第1重心を前記回転軸に近づける重心位置調整部材と、を含み、前記モータ部の回転状態を検出する回転検出器と、を備え、前記重心位置調整部材は、前記第1方向と反対方向の第2方向に向けて前記回転軸から離隔して配置される第2重心を有すると共に前記回転検出器と重なって配置される。
本発明の第1の態様によれば、レゾルバロータが偏心している場合は、回転する際にレゾルバロータの偏心に起因する振動や異音が発生したりする可能性がある。しかし、本発明では、重心位置調整部材を設けているため、レゾルバロータの第1重心が回転軸(中心軸)に近づく。よって、レゾルバロータが回転する際に生じる振動や異音等が低減される。また、軸受に対して過大なラジアル荷重が印加されにくいため、軸受の高寿命化を図ることができる。
本発明の第2の態様では、前記重心位置調整部材は非磁性体としてもよい。
本発明の第2の態様によれば、磁石やステータから回転検出器に回り込む磁束量が抑制され、ロータの回転速度、回転方向、及び回転角度などの検出精度が向上する。
本発明の第3の態様では、前記レゾルバロータは、円形の第1外周縁と円形の第1内周縁とを有すると共に、前記第1内周縁の第1中心が前記第1外周縁の中心となる前記回転軸に対して前記第2方向に離隔して配置された円環状部材としてもよい。前記重心位置調整部材は、前記第1外周縁に沿った第2外周縁と前記第1内周縁に沿った第2内周縁とを有すると共に、前記第2内周縁の第2中心が前記第2外周縁の中心となる前記回転軸に対して前記第1方向に離隔して配置された円環状部材としてもよい。
本発明の第3の態様によれば、レゾルバロータ及び重心位置調整部材が比較的に簡単な構造となるため、レゾルバロータの第1重心及び重心位置調整部材の第2重心の位置決めが容易になる。
本発明の態様によれば、レゾルバロータが回転する際に生じる振動や異音等を抑制することができるダイレクトドライブモータが提供される。
図1は、実施形態に係るダイレクトドライブモータの全体構成の一例を概略的に示す断面図である。 図2は、図1のダイレクトドライブモータの一部を拡大した断面図である。 図3は、図1に示すレゾルバロータの平面図である。 図4は、図1に示す重心位置調整部材の平面図である。 図5は、図3のレゾルバロータと図4の重心位置調整部材とを重ねた状態を示す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。なお、以下において、回転軸AXに沿った方向を「軸方向」または「上下方向」と称し、回転軸AXに直交する方向を「径方向」と称する。
図1は、実施形態に係るダイレクトドライブモータ1の全体構成の一例を概略的に示す断面図である。図2は、図1のダイレクトドライブモータ1の一部を拡大した断面図である。
図1に示すダイレクトドライブモータ1は、減速機構を介さずに、発生した動力を対象物にダイレクトに伝達する。ダイレクトドライブモータ1は、例えば、搬送装置のアームを駆動する駆動源として使用されるサーボモータを含む。また、その他にも、ダイレクトドライブモータ1は、例えば、検査装置、工作機械、及び半導体製造装置等にも用いられる。
図1に示すように、ダイレクトドライブモータ1は、モータ部2と、第1部材3と、第2部材4と、軸受5と、回転検出器6と、を有する。第1部材3には、モータ部2のステータ21(固定子)が固定される。第2部材4には、モータ部2のロータ22(回転子)が固定される。軸受5は、第1部材3に対して第2部材4を回転自在に支持する。回転検出器6は、モータ部2の回転状態を検出する。なお、図示はしていないが、モータ部2と接続されるリード線は、ダイレクトドライブモータ1を制御する制御装置に接続される。以下、詳細に説明する。
モータ部2は、ステータ21(固定子)と、ステータ21に対して回転可能なロータ22(回転子)とを有する。ステータ21とロータ22とは、径方向に対向して配置される。
ステータ21は、ステータコア211と、ステータコイル212と、を有する。ステータコア211は、電磁鋼板の打抜片を上下方向(軸方向)に積層した積層鋼板である。巻線がステータコア211の外周に集中巻されてステータコイル212となる。なお、1つのステータコア211に1つのステータコイル212が設けられる。ここで、集中巻とは、1つのステータコア211に巻線を多回数巻いたもの、すなわち、1つのステータコア211に1相分の巻線を巻き付けるものをいう。
ロータ22は、磁石25を有する。磁石25は、後述する出力軸41に固定されている。ロータ22は、回転軸AXを中心に回転する。
ステータ21と回転軸AXとの径方向に沿った距離は、ロータ22と回転軸AXとの径方向に沿った距離よりも大きく設定されている。このように、本実施形態によるダイレクトドライブモータ1は、ステータ21がロータ22の径方向の外側(外周側)に配置されるインナーロータ型である。
第1部材3は、ベース31と、内輪押さえ部材32と、を有する。
ベース31は、径方向に広がる底壁部311と、外周壁部312と、底壁部311における径方向内側端部に設けられた内周壁部313と、を有する。外周壁部312は、底壁部311における径方向外側端部から上方に向けて突出する。内周壁部313は、底壁部311における径方向内側端部から上方に向けて突出する。
底壁部311には、ダイレクトドライブモータ1を固定する止まり穴311aが設けられている。止まり穴311aの内周面には、雌ねじが設けられている。止まり穴311aを用いて、ダイレクトドライブモータ1を床面等に固定することができる。
ステータ21の上部には、第1カバー12が配置されている。第1カバー12によって、ステータ21の上部が覆われる。ステータコア211における径方向外側端部には、上下方向に貫通する貫通孔が設けられている。ステータコア211の上側には、上下方向に延びる円筒状のカラー11が配置されている。
カラー11には、上下方向に沿って貫通孔が設けられている。そして、第1カバー12にも貫通孔が設けられている。外周壁部312の上にステータ21を載置し、ステータ21の上にカラー11を載置し、カラー11の上から第1カバー12を載置する。それぞれの貫通孔同士を同軸になるように配置したのち、ボルトBLを貫通孔に挿通して締結することにより、第1カバー12を取り付けることができる。
底壁部311には、底面314に溝部315が設けられている。溝部315には、第2カバー13が挿入され、第2カバー13が底壁部311にボルトBLを介して締結されている。
内周壁部313の上には、内輪押さえ部材32が固定されている。内輪押さえ部材32は、内周壁部321と、外側突出部322と、上側突出部323と、を有する。
内輪押さえ部材32の内周壁部321には、雌ねじ孔が設けられている。内周壁部313には上下方向に貫通する貫通孔が設けられている。従って、内周壁部313の貫通孔からボルトBLを挿入して内輪押さえ部材32の雌ねじ孔にボルトBLを締結することにより、内周壁部313の上に内輪押さえ部材32が固定される。
外側突出部322は、内周壁部321の上端部から径方向外側に向けて突出している。上側突出部323は、内周壁部321の上端部から上方に向けて突出している。上側突出部323には、第3カバー14がボルトBLで締結されている。第3カバー14には、径方向中央部に貫通孔14aが設けられている。
第2部材4は、出力軸41と、外輪押さえ部材42と、を有する。なお、第2部材4とロータ22とを併せて中空回転部材とも称する。中空回転部材の回転中心の中心軸は、回転軸AXと一致する。
出力軸41は、下側壁部411と、上側壁部412と、中間壁部413と、を有する。出力軸41は、磁性体である。下側壁部411は、上下方向に延びている。上側壁部412は、下側壁部411の上端から上方に延びている。中間壁部413は、下側壁部411の上端から径方向内側に向けて突出している。
下側壁部411の下端部及び上端部には、上下方向に沿った止まり穴が設けられている。止まり穴の内周面には、雌ねじが設けられている。上側壁部412には、止まり穴412aが設けられている。止まり穴412aの内周面には、雌ねじが設けられている。検査等の対象となる対象物を上側壁部412に載置して、ボルトBLによって止まり穴412aに締結することにより、対象物を出力軸41に固定することができる。
外輪押さえ部材42は、内周側突出部421を有する。内周側突出部421は、径方向内側に向けて突出する。外輪押さえ部材42には、貫通孔が設けられている。ボルトBLを貫通孔に通して下側壁部411の下端部の止まり穴に締結することにより、外輪押さえ部材42が出力軸41に固定される。
図1,2に示すように、軸受5は、内輪51(静止輪)と、外輪52(回転輪)と、転動体53と、を有する。軸受5は、上下に2つ重なって配置されている。
内輪51は、外側突出部322と底壁部311とで上下に挟まれて保持されている。外輪52は、中間壁部413と内周側突出部421とで上下に挟まれて保持されている。軸受5は、第1部材3に対して第2部材4を回転自在に支持する。本実施形態では、軸受5として、定位置予圧が付与されたアンギュラ軸受を適用しているが、アンギュラ軸受以外の軸受でもよい。
回転検出器6は、レゾルバステータ61と、レゾルバロータ62と、重心位置調整部材63と、を有する。回転検出器6は、モータ部2の回転状態を検出する。本実施形態において、回転検出器6は、アブソリュート方式のレゾルバを含み、モータ部2のロータ22の回転状態を検出する。回転検出器6は、ロータ22の回転速度、回転方向、及び回転角度の少なくとも1つを検出する。レゾルバステータ61は、内輪押さえ部材32に固定される。レゾルバロータ62と重心位置調整部材63とは、出力軸41に固定される。重心位置調整部材63は、例えばステンレスなどの非磁性体である。なお、回転検出器6については、詳細に後述する。
以上説明したダイレクトドライブモータ1には、径方向中央部に中央孔1aが設けられている。中央孔1aは、回転軸AXを中心軸として上下方向に沿ってダイレクトドライブモータ1を貫通している。中央孔1aの内径HDは、内周壁部321の内径と同一である。また、ダイレクトドライブモータ1の外周の直径MDは、ベース31の外周の直径と同一である。なお、ダイレクトドライブモータ1の上下方向の高さMHは、ベース31の底面314から上側壁部412の上端412bまでの上下方向に沿った距離である。直径MDに対する内径HDの比率は15%以上が好ましい。これにより、内径は中空穴として利用することができるため,配管や配線などを通すスペースが確保でき、このダイレクトドライブモータ1を使用する装置の小型化が可能となる。また、直径MDに対する高さMHの比率は30%以下が好ましい。これにより、直径MDに対しての高さMHの比率を30%以下とすることで薄型のダイレクトドライブモータとなり、このダイレクトドライブモータ1を使用する装置の小型化が可能となる。
また、実施形態に係るダイレクトドライブモータ1は、前述したように、搬送装置、検査装置、工作機械、及び半導体製造装置等にも用いられることを想定したものであり、高い外部荷重を受けることが考えられる。このため、第1部材3、第2部材4、第1カバー12、第2カバー13、及び第3カバー14を金属製の構造部材としている。
図3は、図1に示すレゾルバロータ62の平面図である。図4は、図1に示す重心位置調整部材63の平面図である。図5は、図3のレゾルバロータ62と図4の重心位置調整部材63とを重ねた状態を示す平面図である。
図2に示すように、レゾルバステータ61及びレゾルバロータ62は、それぞれ、同一形状の薄い金属板を上下方向に積層させた積層体である。レゾルバステータ61とレゾルバロータ62とは,径方向に対向して配置されている。出力軸41の下側壁部411の上に重心位置調整部材63が配置され、重心位置調整部材63の上にレゾルバロータ62が配置されている。レゾルバロータ62と重心位置調整部材63とは、全体として同一の重量に設定されている。レゾルバロータ62を構成する金属板は、磁性体であり、例えば電磁鋼板などが適用可能である。重心位置調整部材63は、非磁性体であり、例えばステンレスやアルミニウムなどが適用可能である。従って、重心位置調整部材63の比重がレゾルバロータ62を構成する金属板の比重よりも小さい場合は、重心位置調整部材63の厚さをレゾルバロータ62の厚さよりも厚くすることにより、レゾルバロータ62と重心位置調整部材63とを、全体として同一の重量に設定する。以下、レゾルバロータ62及び重心位置調整部材63について、具体的に説明する。
下側壁部411の上端部には、止まり穴411aが設けられている。重心位置調整部材63には貫通孔633が設けられ、レゾルバロータ62には貫通孔623が設けられている。これらの止まり穴411a、貫通孔633及び貫通孔623を同軸に配置した状態で、貫通孔633及び貫通孔623にボルトBLを挿入し止まり穴411aに締結する。
これにより、レゾルバロータ62及び重心位置調整部材63を出力軸41に固定することができる。なお、重心位置調整部材63と上側壁部412の内周面との間には、径方向に間隙がほとんどないが、レゾルバロータ62の外周面と上側壁部412の内周面との間には、径方向に間隙が設けられている。
図3に示すように、レゾルバロータ62は、円形の第1外周縁621と円形の第1内周縁622とを有する円環状部材である。レゾルバロータ62は、回転軸AXを中心として回転可能である。レゾルバロータ62は、回転軸AXから第1方向D1(図3に示す下方向)に向けて離隔する第1重心AX1を有する。なお、第2方向D2(図3に示す上方向)は、第1方向D1と反対方向である。
また、第1外周縁621の直径は、第1内周縁622の直径よりも大きく設定されている。第1外周縁621の内周側に、第1内周縁622が配置される。第1外周縁621の中心は、回転軸AXと一致する。第1内周縁622の第1中心C1は、第1外周縁621の中心(回転軸)に対して第2方向D2に離隔している。レゾルバロータ62には、周方向に沿って複数の貫通孔623が設けられている。
図4に示すように、重心位置調整部材63は、円形の第2外周縁631と円形の第2内周縁632とを有する円環状部材である。重心位置調整部材63は、回転軸AXを中心として回転可能である。重心位置調整部材63は、回転軸AXから第2方向D2(図4に示す上方向)に向けて離隔する第2重心AX2を有する。第2外周縁631は第1外周縁621と同一形状であって同一径を有する。第2内周縁632は、第1内周縁622と同一形状であって同一径を有する。
また、第2外周縁631の直径は、第2内周縁632の直径よりも大きく設定されている。第2外周縁631の内周側に、第2内周縁632が配置される。第2外周縁631の中心は、回転軸AXと一致する。第2内周縁632の第2中心C2は、第2外周縁の中心(回転軸)に対して第1方向D1に離隔している。重心位置調整部材63には、周方向に沿って複数の貫通孔633が設けられている。
図5に示すように、重心位置調整部材63の上にレゾルバロータ62を重ねた状態では、第1外周縁621と第2外周縁631とが一致している。第2内周縁632と第1内周縁622とは、回転軸AX(中心軸)を挟んで互いに反対方向に同一距離だけ離隔している。
また、レゾルバロータ62と重心位置調整部材63とは、全体として同一の重量に設定されている。第1重心AX1と第2重心AX2とは、回転軸AX(中心軸)を挟んで互いに反対方向に同一距離だけ離隔している。従って、レゾルバロータ62及び重心位置調整部材63を併せた全体では、重心の位置は、回転軸AX(中心軸)となる。即ち、重心位置調整部材63によって、レゾルバロータ62の第1重心AX1が中心軸に近づく。
以上説明したように、本実施形態に係る回転検出器6は、レゾルバロータ62と重心位置調整部材63とを備える。レゾルバロータ62は、回転軸AXから第1方向D1に向けて離隔して配置される第1重心AX1を有する。重心位置調整部材63は、第1方向D1と反対方向の第2方向D2に向けて回転軸AXから離隔して配置される第2重心AX2を有する。
このようにレゾルバロータ62が偏心している場合は、回転する際にレゾルバロータ62が振動したり異音が発生したりする可能性がある。しかし、本実施形態では、重心位置調整部材63を設けているため、レゾルバロータ62の第1重心AX1が回転軸AX(中心軸)に近づく。よって、レゾルバロータ62が回転する際の振動や異音等が低減される。また、軸受5に対して過大なラジアル荷重が印加されにくいため、軸受5の高寿命化を図ることができる。
また、重心位置調整部材63は、非磁性体である。また、重心位置調整部材63は、磁石25及びステータ21と、レゾルバロータ62と、の間に配置されている。換言すると、重心位置調整部材63と、磁石25及びステータ21との間には、出力軸41が介在している。従って、磁石25やステータ21から回転検出器6に回り込む磁束量が抑制され、ロータ22の回転速度、回転方向、及び回転角度などの検出精度が向上する。
そして、レゾルバロータ62は、第1内周縁622の第1中心C1が回転軸AXに対して第2方向D2に離隔して配置されている。重心位置調整部材63は、第2内周縁632の第2中心C2が回転軸AXに対して第1方向D1に離隔して配置されている。
このように、レゾルバロータ62及び重心位置調整部材63が比較的に簡単な構造となるため、レゾルバロータ62の第1重心AX1及び重心位置調整部材63の第2重心AX2の位置決めが容易になる。
また、径方向外側からステータ21、磁石25及び軸受5を径方向に並べて配置されるため、ダイレクトドライブモータ1の軸方向の寸法、つまり、軸方向の高さMHの増大が抑制され、また、中央孔1aの径を大きく設定することができる。さらに、軸受5は、間座がなく予圧が印加されるアンギュラ軸受を適用することにより、ダイレクトドライブモータ1の高さMHの増大が抑制される。
以上、実施形態を説明したが、前述した内容により実施形態が限定されるものではない。例えば、実施形態では、第2外周縁631は、第1外周縁621と同一としたが、第2外周縁631は、第1外周縁621に沿っていればよく、同一でなくてもよい。また、第2内周縁632は、第1内周縁622と同一としたが、第2内周縁632は、第1内周縁622に沿っていればよく、同一でなくてもよい。
1 ダイレクトドライブモータ
2 モータ部
3 第1部材
4 第2部材
5 軸受
6 回転検出器
21 ステータ(固定子)
22 ロータ(回転子)
61 レゾルバステータ
62 レゾルバロータ
63 重心位置調整部材
621 第1外周縁
622 第1内周縁
631 第2外周縁
632 第2内周縁
AX1 第1重心
AX2 第2重心
D1 第1方向
D2 第2方向
C1 第1中心
C2 第2中心
AX 回転軸

Claims (3)

  1. 固定子と該固定子に対して回転可能な回転子とを有するモータ部と、
    前記固定子が固定される第1部材と、
    前記回転子が固定される第2部材と、
    前記第1部材に対して前記第2部材を回転自在に支持する軸受と、
    回転軸を中心として回転可能であって前記回転軸から第1方向に向けて離隔して配置される第1重心を有するレゾルバロータと、レゾルバステータと、前記レゾルバロータの前記第1重心を前記回転軸に近づける重心位置調整部材と、を含み、前記モータ部の回転状態を検出する回転検出器と、
    を備え、
    前記重心位置調整部材は、前記第1方向と反対方向の第2方向に向けて前記回転軸から離隔して配置される第2重心を有すると共に前記回転検出器と重なって配置された
    ダイレクトドライブモータ。
  2. 前記重心位置調整部材は、非磁性体である
    請求項1に記載のダイレクトドライブモータ。
  3. 前記レゾルバロータは、円形の第1外周縁と円形の第1内周縁とを有すると共に、前記第1内周縁の第1中心が前記第1外周縁の中心となる前記回転軸に対して前記第2方向に離隔して配置された円環状部材であり、
    前記重心位置調整部材は、前記第1外周縁に沿った第2外周縁と前記第1内周縁に沿った第2内周縁とを有すると共に、前記第2内周縁の第2中心が前記第2外周縁の中心となる前記回転軸に対して前記第1方向に離隔して配置された円環状部材である
    請求項1または2に記載のダイレクトドライブモータ。
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JP2015133821A (ja) 2014-01-13 2015-07-23 日本精工株式会社 ダイレクトドライブモータ
WO2015163377A1 (ja) 2014-04-23 2015-10-29 日本精工株式会社 軸受装置、搬送装置、検査装置、及び、工作機械
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