JP7484648B2 - 異常診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に適用される異常診断装置に関する。
特許文献1には、フューエルカットの実行中にEGRバルブを開弁させた場合のEGR流量の変化量を検出して、EGR流量の変化量が小さい場合にはEGR装置に異常が発生していると診断する異常診断装置が開示されている。EGR流量の変化量は、吸気圧センサの検出値に応じて推定されている。
特開2010-236516号公報
内燃機関の制御装置では、排気を浄化するPMフィルタを再生するために、フューエルカットの実行中にスロットルバルブの開度を大きくしてPMフィルタに空気を送り込むことがある。すなわち、フューエルカットの実行中に吸気量を増加させる場合がある。このようにフューエルカットの実行中にスロットルバルブの開度の変更によって吸気量が増加されているときには、EGRバルブを開弁させるとしても、EGRバルブを開弁させることによる吸気圧の変動が小さくなることがある。吸気圧の変動が小さく当該変動を検出しにくくなると、EGR装置に異常が発生しているか否かを診断する精度が低下するという問題がある。
上記課題を解決するための異常診断装置は、内燃機関の運転中に燃料噴射弁からの燃料の噴射を停止させるフューエルカット制御を実行する機能を有する機関制御装置と、EGRバルブが制御されることによって排気通路を流れる排気を吸気通路に還流させるEGR装置と、前記吸気通路に配置されているスロットルバルブと、を備える内燃機関に適用される異常診断装置であって、前記吸気通路における前記スロットルバルブと燃焼室との間の圧力である吸気圧を検出する検出部と、前記フューエルカット制御の実行中に前記EGRバルブを開弁させて、前記吸気圧が前記EGRバルブを開弁させる前後において変化する変化量が判定値よりも小さい場合には前記EGR装置に異常が発生していると診断する診断部と、前記スロットルバルブの開度に応じた値として前記判定値を設定する設定部と、を備え、前記設定部は、前記スロットルバルブの開度が大きいほど前記判定値を小さく設定し、前記スロットルバルブの開度が小さいほど前記判定値を大きく設定することをその要旨とする。
上記構成では、スロットルバルブの開度に応じた値として設定される判定値を用いてEGR装置の診断が行われる。これによって、スロットルバルブの開度が大きいためにEGRバルブを開弁するよりも前の時点で吸気圧が大きくなっているような場合でも、EGRバルブを開弁することによる吸気圧の変動分の大小を判別しやすくなる。このため、EGR装置に異常が発生しているか否かを診断する際に、診断の精度がスロットルバルブの開度の影響を受けにくくなる。すなわち、診断の精度が低下することを抑制できる。
上記異常診断装置の一例では、前記設定部は、機関回転数が大きいほど前記判定値を小さく設定し、前記機関回転数が小さいほど前記判定値を大きく設定する
スロットルバルブの開度は、一回の吸気行程において吸入される空気の量に関係している。このため、スロットルバルブの開度と吸気圧との間には相関がある。他方、機関回転数が変動すると、単位時間当たりの吸気行程の回数が変わる。すなわち、機関回転数と吸気圧との間にも相関がある。機関回転数とスロットルバルブの開度との両者を考慮して判定値を設定する上記構成によれば、診断の精度を向上させることができる。
上記異常診断装置の一例では、前記機関制御装置は、前記フューエルカット制御の実行中に、前記スロットルバルブの開度を大きくする吸気増大処理を実行するものである。
上記構成によれば、スロットルバルブの開度が大きくされたとしても、スロットルバルブの開度を考慮した値として設定される判定値を用いて診断が行われる。このため、フューエルカット制御の実行中に吸気増大処理が実行されてスロットルバルブの開度が大きくされたとしても、診断の精度が低下することを抑制できる。
異常診断装置の一実施形態と、同異常診断装置の診断対象である内燃機関を搭載した車両と、を示す模式図。 同実施形態にかかる異常診断装置が実行する処理の流れを示すフローチャート。 同実施形態にかかる異常診断装置が設定する判定値について、機関回転数とスロットル開度との関係を示す図。 同実施形態にかかる異常診断装置が診断処理を実行する際の吸気圧の変動を示すタイミングチャート。
以下、異常診断装置の一実施形態について、図1~図4を参照して説明する。
図1は、内燃機関10を動力源として搭載している車両を示す。車両は、第1モータジェネレータ52および第2モータジェネレータ54を備えていてもよい。すなわち、車両は、ハイブリッド車両でもよい。
内燃機関10は、吸気通路12を備えている。吸気通路12には、スロットルバルブ14が配置されている。吸気通路12におけるスロットルバルブ14よりも下流の部分には、燃料噴射弁であるポート噴射弁16が配置されている。内燃機関10は、吸気通路12を通過する空気およびポート噴射弁16から噴射される燃料が流入する燃焼室20を備えている。内燃機関10は、吸気バルブ18を備えている。吸気バルブ18が開弁することによって空気および燃料が燃焼室20に流入する。
内燃機関10は、燃焼室20に燃料を直接噴射する燃料噴射弁として筒内噴射弁22を備えている。内燃機関10は、燃焼室20に火花放電を生じさせる点火装置24を備えている。燃焼室20に流入した空気と燃料との混合気が燃焼されることによってエネルギが発生する。内燃機関10は、燃焼によって生じたエネルギを回転エネルギとして取り出すクランク軸26を備えている。
内燃機関10は、燃焼された混合気を排気として排出する排気通路30を備えている。内燃機関10は、排気バルブ28を備えている。排気バルブ28が開弁することによって排気が燃焼室20から排気通路30に排出される。
内燃機関10は、排気を浄化する第1浄化装置32を備えている。内燃機関10は、排気を浄化する第2浄化装置34を備えている。第1浄化装置32および第2浄化装置34は、排気通路30に配置されている。第2浄化装置34は、排気通路30における第1浄化装置32よりも下流の部分に配置されている。第1浄化装置32の一例は、酸素吸蔵能力を有する三元触媒である。第2浄化装置34の一例は、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタである。フィルタとしては、三元触媒が担持されたものを採用することができる。
内燃機関10は、排気通路30と吸気通路12とを接続するEGR通路36を備えている。EGR通路36の一端は、排気通路30における第1浄化装置32よりも上流の部分に接続されている。EGR通路36の他端は、吸気通路12におけるスロットルバルブ14よりも下流の部分に接続されている。内燃機関10は、EGR通路36の流路断面積を調整するEGRバルブ38を備えている。EGR通路36およびEGRバルブ38によって、排気通路30の排気を吸気通路12に還流させるEGR装置35が構成されている。以下では、EGR通路36を介して排気通路30から吸気通路12に導入される排気の量をEGR量という。
内燃機関10は、吸気バルブ18を開閉させる吸気側カム軸42を備えている。内燃機関10は、クランク軸26の回転動力を吸気側カム軸42に伝達する吸気側バルブタイミング可変装置40を備えていてもよい。吸気側バルブタイミング可変装置40は、吸気側カム軸42とクランク軸26との相対的な回転位相差を変更することができる。
内燃機関10は、排気バルブ28を開閉させる排気側カム軸46を備えている。内燃機関10は、クランク軸26の回転動力を排気側カム軸46に伝達する排気側バルブタイミング可変装置44を備えていてもよい。排気側バルブタイミング可変装置44は、排気側カム軸46とクランク軸26との相対的な回転位相差を変更することができる。
車両は、内燃機関10のクランク軸26と機械的に連結されている動力分割装置50を備えていてもよい。動力分割装置50は、内燃機関10、第1モータジェネレータ52、および第2モータジェネレータ54の動力を分割する。動力分割装置50は、遊星歯車機構を備えている。遊星歯車機構のキャリアCは、クランク軸26と機械的に連結されている。遊星歯車機構のサンギアSは、第1モータジェネレータ52の回転軸と機械的に連結されている。遊星歯車機構のリングギアRは、第2モータジェネレータ54の回転軸、および車両の駆動輪56と機械的に連結されている。
車両は、バッテリ62、第1インバータ58および第2インバータ60を備えていてもよい。第1モータジェネレータ52の端子には、第1インバータ58を介してバッテリ62の出力電圧が印加される。また、第2モータジェネレータ54の端子には、第2インバータ60を介してバッテリ62の出力電圧が印加される。
車両は、各種センサを備えている。図1には、各種センサの一例として、スロットル開度センサ81、エアフロメータ82、吸気圧センサ83およびクランク角センサ86を示している。各種センサからの検出信号は、車両が備える制御装置100に入力される。
車両は、制御装置100を備えている。制御装置100は、以下(a)~(c)のいずれかの構成であればよい。(a)コンピュータプログラムに従って各種処理を実行する一つ以上のプロセッサを備える。プロセッサは、CPU並びに、RAMおよびROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。(b)各種処理を実行する一つ以上の専用のハードウェア回路を備える。専用のハードウェア回路は、たとえば、特定用途向け集積回路すなわちASIC(Application Specific Integrated Circuit)、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等である。(c)各種処理の一部をコンピュータプログラムに従って実行するプロセッサと、各種処理のうち残りの処理を実行する専用のハードウェア回路と、を備える。
制御装置100は、内燃機関10を制御対象とする。制御装置100は、内燃機関10を制御するための機能部として機関制御部101を備えている。機関制御部101を備える制御装置100は、機関制御装置に対応している。
機関制御部101は、内燃機関10の制御量であるトルクおよび排気成分比率等を制御するために、スロットルバルブ14、ポート噴射弁16、筒内噴射弁22、点火装置24、EGRバルブ38、吸気側バルブタイミング可変装置40、および排気側バルブタイミング可変装置44等の操作部を操作する。図1には、スロットルバルブ14、ポート噴射弁16、筒内噴射弁22、点火装置24、EGRバルブ38、吸気側バルブタイミング可変装置40および排気側バルブタイミング可変装置44の各操作信号として、操作信号MS1~MS7を表示している。
機関制御部101は、内燃機関10の運転中にポート噴射弁16および筒内噴射弁22からの燃料の噴射を停止させるフューエルカット制御を実行する。たとえば、機関制御部101は、車両のアクセルペダルが解放されている状態且つ、内燃機関10の機関回転数NEが規定の回転数以上である場合にフューエルカット制御を実行する。以下では、フューエルカット制御のことをF/C制御と記載することもある。
制御装置100は、第1モータジェネレータ52および第2モータジェネレータ54を制御対象とすることもできる。制御装置100は、第1モータジェネレータ52および第2モータジェネレータ54を制御するための機能部としてモータ制御部102を備えていてもよい。
モータ制御部102は、第1モータジェネレータ52の制御量であるトルクおよび回転速度を制御するために、第1インバータ58を操作する。モータ制御部102は、第2モータジェネレータ54の制御量であるトルクおよび回転速度を制御するために、第2インバータ60を操作する。図1には、第1インバータ58および第2インバータ60の各操作信号として、操作信号MS8,MS9を表示している。
モータ制御部102は、第1モータジェネレータ52を電動機として機能させて内燃機関10のクランク軸26を回転させることができる。第1モータジェネレータ52の駆動によってクランク軸26を回転させる制御のことを、モータリング制御という。モータリング制御は、たとえば、点火装置24による火花放電と、ポート噴射弁16および筒内噴射弁22からの燃料噴射と、を停止させた状態で実行することができる。すなわち、制御装置100は、機関制御部101およびモータ制御部102を制御して、F/C制御の実行中にモータリング制御を実行させることができる。
制御装置100は、機関制御部101を制御して、F/C制御の実行中に吸気増大処理を実行することができる。機関制御部101は、吸気増大処理を実行すると、スロットルバルブ14の開度を大きくする。吸気増大処理を実行する際には、モータリング制御を実行してもよい。
吸気増大処理は、たとえば、第2浄化装置34が備えるフィルタへの粒子状物質の堆積量が多くなった場合に実行することができる。吸気増大処理が実行されると、第1浄化装置32および第2浄化装置34に送り込まれる空気が増大され、フィルタに供給される酸素が増大される。この結果として、フィルタに堆積した粒子状物質を燃焼によって除去することができ、フィルタを再生することができる。
吸気増大処理は、たとえば、未燃燃料が内燃機関10のエンジンオイルに混入してエンジンオイルの希釈が進行した場合に実行することができる。未燃燃料によって希釈されているエンジンオイルからは燃料が蒸発することがある。エンジンオイルから蒸発した燃料がF/C制御の実行中に第1浄化装置32または第2浄化装置34が有する触媒に到達すると、触媒の温度が過度に上昇する要因になり得る。吸気増大処理が実行されると、第1浄化装置32および第2浄化装置34に送り込まれる空気が増大されるため、蒸発した燃料の濃度を薄くすることができる。これによって、エンジンオイルから燃料が蒸発しても、触媒温度の上昇を抑制することができる。また、吸気増大処理によって新たに送り込まれる空気は、温度が比較的低い。このため、空気を導入することによって内燃機関10の温度を低下させるという効果も得られる。これによって、触媒温度の上昇を抑制することができる。また、エンジンオイルからの燃料の蒸発も抑制される。
制御装置100は、機能部として、さらに検出部111、診断部112および設定部113を備えている。
検出部111は、スロットル開度センサ81から入力される信号に基づいて、スロットルバルブ14の開度を検出する。検出部111は、スロットルバルブ14の開度としてスロットル開度TAを算出する。検出部111は、エアフロメータ82から入力される信号に基づいて、吸気通路12を通過する空気の量を検出する。検出部111は、吸気通路12を通過する空気の量として吸入空気量Gaを算出する。検出部111は、クランク角センサ86によって得られる出力信号Scrに基づいて、内燃機関10の機関回転数NEを算出する。
検出部111は、吸気圧センサ83から入力される信号に基づいて、スロットルバルブ14と燃焼室20との間の吸気通路12における圧力を検出する。検出部111は、吸気通路12における圧力として吸気圧Pinを算出する。吸気圧Pinは、たとえばインテークマニホールド内の圧力を検出した値である。検出部111は、吸気圧Pinの変化量を変化量ΔPとして算出することができる。ここで、EGR装置35によって排気を還流させているときのEGR量の変化量は、変化量ΔPから推定することができる。具体的には、EGR量が多いほど、吸気圧Pinが大きくなるという関係が成り立つ。検出部111は、こうした変化量ΔPとEGR量との関係に基づいてEGR量を推定することもできる。
診断部112は、EGR装置35に異常が発生しているか否かを診断する。EGR装置35に異常が発生している状態とは、EGRバルブ38を操作した際に、EGRバルブ38を制御するための操作信号MS5に対応する所望のEGR量を得ることができない状態である。異常がある状態の一例は、EGRバルブ38が固着しているためにEGRバルブ38を駆動できない状態である。EGR装置35を診断する処理では、EGRバルブ38を開弁する操作に従ってEGRバルブ38が実際に開弁しているか否かが判定される。EGR装置35を診断する処理の詳細については後述する。
設定部113は、EGR装置35を診断する際に用いる判定値ΔPthを設定する。詳細は後述するが、設定部113は、機関回転数NEとスロットル開度TAとの関係から定まる値を判定値ΔPthとして設定する。
制御装置100は、EGR装置35を診断する異常診断装置として機能する。以下、制御装置100が異常診断装置として実行する処理について説明する。
図3は、制御装置100が実行する処理の流れを示す。本処理ルーチンは、内燃機関10の運転中に所定の周期毎に繰り返し実行される。
本処理ルーチンが開始されると、まずステップS101では、制御装置100は、診断処理の実行条件が成立しているか否かを判定する。実行条件の一例について説明する。ここでは、制御装置100は、車両が減速中であり、且つF/C制御を実行中である場合に診断処理の実行条件が成立していると判定する。制御装置100は、車両が減速中ではない場合には、実行条件が成立していないと判定する。制御装置100は、F/C制御を実行中ではない場合には、実行条件が成立していないと判定する。制御装置100は、燃料噴射が再開されてF/C制御が終了されると、実行条件が成立していないと判定する。診断処理の実行条件が成立していない場合には(S101:NO)、制御装置100は、本処理ルーチンを終了する。
一方、診断処理の実行条件が成立している場合には(S101:YES)、制御装置100は、処理をステップS102に移行する。ステップS102では、制御装置100は、EGRバルブ38の閉弁処理を機関制御部101に実行させる。閉弁処理が実行されることによって、EGRバルブ38が閉弁される。制御装置100は、閉弁処理を実行させると、処理をステップS103に移行する。閉弁処理は、EGRバルブ38を閉弁させる操作を開始してから規定の待機時間が経過するまで待機する処理を含んでいてもよい。すなわち、制御装置100は、EGRバルブ38を閉弁させる操作を開始させてから待機時間が経過した後に、処理をステップS103に移行することもできる。待機時間は、EGRバルブ38を閉弁させる操作を開始してからEGRバルブ38が駆動することによってEGR通路36が閉じられて、EGR量が減少するまでの応答遅れを考慮して設定するとよい。すなわち、待機時間は、応答遅れが解消するまでに要する時間である。待機時間には、実験等によって予め導出された値を設定することができる。
ステップS103では、制御装置100は、設定部113に判定値ΔPthを設定させる。設定部113は、機関回転数NEおよびスロットル開度TAに基づいて判定値ΔPthを設定する。ここで、図3を用いて、判定値ΔPthについて説明する。
図3は、判定値ΔPthに関して、機関回転数NEおよびスロットル開度TAとの関係を示している。設定部113は、図3に示す関係に基づいて判定値ΔPthを設定する。たとえば、設定部113には、機関回転数NEおよびスロットル開度TAを入力として、図3に示す関係に基づいて入力の組み合わせに対応した判定値ΔPthを出力する演算マップが記憶されている。この演算マップでは、入力される機関回転数NEが大きいほど、判定値ΔPthとして小さな値が出力される。入力されるスロットル開度TAが大きいほど、判定値ΔPthとして小さな値が出力される。図3には、機関回転数NEの大小に対応する添え字xとスロットル開度TAの大小に対応する添え字yとを付して、出力値である判定値ΔPthの各値を、axyの形で表記している。演算マップには、判定値ΔPthの各値が格納されている。具体的には、最も小さいスロットル開度TAに対応する判定値ΔPthとして、機関回転数NEが小さいときに出力される値から順にそれぞれa11,a21,…,ax1が演算マップに格納されている。さらに、最も小さい機関回転数NEに対応する判定値ΔPthとして、スロットル開度TAが小さいときに出力される値から順にそれぞれa11,a12,…,a1yが演算マップに格納されている。設定部113によって演算マップを用いて算出される判定値ΔPthは、スロットル開度TAが大きく且つ機関回転数NEが大きいときほど小さくなる。判定値ΔPthは、スロットル開度TAが小さく且つ機関回転数NEが小さいときほど大きくなる。
図2に戻り、ステップS103の処理において判定値ΔPthが設定されると、制御装置100は、処理をステップS104に移行する。ステップS104では、制御装置100は、EGRバルブ38の開弁を機関制御部101に開始させる。その後、制御装置100は、処理をステップS105に移行する。
ステップS105では、制御装置100は、吸気圧Pinの変化量である変化量ΔPを取得する。制御装置100は、検出部111が算出する変化量ΔPを取得する。検出部111は、ステップS104の処理によってEGRバルブ38を開弁させる前後において変化する吸気圧Pinの変化量ΔPを算出する。変化量ΔPは、現時点の吸気圧Pinと、EGRバルブ38の開弁を開始させた時点の吸気圧Pinとの差として算出される。制御装置100は、変化量ΔPを取得すると、処理をステップS106に移行する。
ステップS106では、制御装置100は、変化量ΔPが判定値ΔPthよりも大きいか否かを診断部112に判定させる。変化量ΔPが判定値ΔPthよりも大きい場合には(S106:YES)、制御装置100は、処理をステップS107に移行する。ステップS107では、診断部112によって、EGR装置35を診断した結果が異常なしとされる。診断部112は、診断の結果を記憶する。その後、制御装置100は、機関制御部101にEGRバルブ38を閉弁させて、本処理ルーチンを終了する。
一方、変化量ΔPが判定値ΔPth以下である場合には(S106:NO)、制御装置100は、処理をステップS108に移行する。ステップS108では、制御装置100は、ステップS104の処理によってEGRバルブ38の開弁を開始させてから規定時間が経過したか否かを判定する。規定時間は、EGRバルブ38を開弁させる操作を開始してからEGR量が増大して、吸気圧Pinが大きくなるまでの応答遅れを考慮して設定されている。規定時間は、応答遅れが解消するまでに要する時間である。規定時間には、実験等によって予め導出された値を設定することができる。
規定時間が経過している場合には(S108:YES)、制御装置100は、処理をステップS109に移行する。一方、規定時間が経過していない場合には(S108:NO)、制御装置100は、処理をステップS105に移行する。ステップS108からステップS105に処理を移行した場合には、制御装置100は、新たに取得した値によって変化量ΔPを更新する。すなわち、制御装置100は、変化量ΔPが判定値ΔPth以下である場合に、規定時間が経過するまでは、ステップS105、S106、S108の処理を繰り返し実行する。
ステップS109では、診断部112によって、EGR装置35を診断した結果が異常ありとされる。診断部112は、診断の結果を記憶する。その後、制御装置100は、機関制御部101にEGRバルブ38を閉弁させて、本処理ルーチンを終了する。
図2に示したように、診断部112は、フューエルカット制御の実行中にEGRバルブ38を開弁させて、EGRバルブ38を開弁させる前後において吸気圧Pinが変化する変化量が判定値ΔPthよりも小さい場合にはEGR装置35に異常が発生していると診断する。図2に示す処理の流れにおいて、ステップS103~S109の処理の内容が、EGR装置35を診断する診断処理に相当する。
本実施形態の作用について説明する。
図4は、制御装置100によってEGR装置35の診断が行われる際に変動する吸気圧Pinの推移を示す。図4には、EGR装置35に異常が発生していない状態での例を示している。図4に示す例では、図4の(a)に示すように、タイミングt11においてF/C制御の実行が開始されている。図4の(a)では、F/C制御を実行している状態のことを「ON」と表記して、F/C制御を実行していない状態のことを「OFF」と表記している。タイミングt11以降ではF/C制御が継続されている。図4の(e)には、EGRバルブ38の開度をEGR開度として示している。EGRバルブ38が閉弁されているときのEGR開度を「0」としている。EGRバルブ38は、タイミングt13よりも前の期間では閉弁されている。
図4の例では、図4の(b)に示すように、タイミングt12において、吸気増大処理の実行が開始されている。図4の(b)では、吸気増大処理を実行している状態のことを「ON」と表記して、吸気増大処理を実行していない状態のことを「OFF」と表記している。タイミングt12以降において吸気増大処理が継続されている。
図4の(c)に示すように、スロットル開度TAは、タイミングt12よりも前の期間では、徐々に小さくされている。タイミングt12において吸気増大処理が開始されることで、スロットルバルブ14の開度が大きくされる。このため、スロットル開度TAは、タイミングt12以降において大きくされている。
タイミングt12において吸気増大処理が開始されてスロットル開度TAが大きくされることで、吸気圧Pinは、図4の(f)に実線で示すようにタイミングt12以降において増大している。
図4の(d)に示すように、タイミングt13よりも前の期間では、診断処理の実行条件が成立していない。タイミングt13において診断処理の実行条件が成立したと判定されている。タイミングt15以降では、診断処理の実行条件が成立していないと判定されている。
タイミングt13において診断処理の実行条件が成立したと判定されると(S101:YES)、EGRバルブ38の閉弁処理が実行されて(S102)、判定値ΔPthが設定される(S103)。このとき、吸気増大処理が実行中であることで、判定値ΔPthは、吸気増大処理によって大きくされたスロットル開度TAを参照して設定される。さらに、EGRバルブ38の開弁が開始されることで(S104)、図4の(e)に示すように、タイミングt13以降ではEGR開度が大きくされている。
図4の(f)に実線で示すように、吸気圧Pinは、診断処理によってEGR開度が大きくされるタイミングt13以降において、さらに増大している。すなわち、F/C制御の実行中にEGRバルブ38が開弁されて、吸気圧Pinが大きくなっている。この吸気圧Pinの変動は、EGRバルブ38が開弁されてEGR量が増大することに伴って吸気圧Pinが大きくなったことによる。
タイミングt13以降においてEGR開度が大きくされた後では、変化量ΔPが取得される(S105)。図4の(f)に示す実線において、タイミングt13時点での吸気圧Pinから増加した分が変化量ΔPに相当している。図4の(f)には、タイミングt14における変化量ΔPの値を「ΔPA」と表示している。「ΔPA」は、タイミングt13においてステップS103の処理によって設定された判定値ΔPthよりも大きい値である。すなわち、タイミングt14では、変化量ΔPが判定値ΔPthよりも大きいと判定され(S106:YES)、EGR装置35を診断した結果が異常なしとされる(S107)。タイミングt14以降では、図4の(e)に示すようにEGRバルブ38が閉弁されて、図4の(f)に示すように吸気圧Pinが低下を開始している。
なお、タイミングt13からタイミングt14までの期間の長さは、規定時間よりも短い。仮に、タイミングt13から規定時間が経過しても変化量ΔPが判定値ΔPth以下である場合には(S106:NO、S108:YES)、EGR装置35を診断した結果が異常ありとされる(S109)。
図4の(f)には、吸気圧Pinの推移を示す比較例を二点鎖線で表示している。この比較例は、実線で示した例とは異なり、F/C制御の実行中に吸気増大処理が開始されない場合の吸気圧Pinを示す。二点鎖線で示す比較例では、吸気増大処理によってスロットル開度TAが大きくされないことで、タイミングt12を過ぎても吸気圧Pinが増大していない。また、比較例においてもEGR装置35には異常が発生していない。実線で示す例と同様にタイミングt13からタイミングt14までの期間にEGRバルブ38が開弁されており、タイミングt13から吸気圧Pinが大きくなっている。図4の(f)には、比較例の場合のタイミングt14における変化量ΔPの値を「ΔPB」と表示している。
図4の(f)に示すように、比較例の方では、スロットルバルブ14が開かれることがなくEGRバルブ38が開弁される時点で吸気圧Pinが増大していない。このため、吸気圧Pinが増大できる余裕が残っており、「ΔPB」として示すように変化量ΔPが大きくなっている。言い換えれば、実線で示す例では吸気増大処理が実行されてスロットル開度TAが大きくされていることによって吸気圧Pinが増大している分、「ΔPB」と「ΔPA」との差だけ変化量ΔPが小さい。
図3に示したようなスロットル開度TAと機関回転数NEとの関係に基づいて判定値ΔPthを設定する制御装置100によれば、比較例のようにスロットル開度TAが小さい場合には、判定値ΔPthは、スロットル開度TAが大きい場合と比較して大きな値として設定される。対して、実線で示す例のようにスロットル開度TAが大きい場合には、判定値ΔPthは、スロットル開度TAが小さい場合と比較して小さな値として設定される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)制御装置100では、スロットル開度TAに応じた値として設定される判定値ΔPthを用いてEGR装置35の診断が行われる。これによって、スロットルバルブ14の開度が大きいためにEGRバルブ38を開弁するよりも前の時点で吸気圧Pinが大きくなっているような場合、すなわちEGRバルブ38の開弁前後での変化量ΔPが小さくなる場合でも、EGRバルブ38を開弁することによる吸気圧Pinの変動分の大小を判別しやすくなる。このため、EGR装置35に異常が発生しているか否かを診断する際に、診断の精度がスロットルバルブ14の開度の影響を受けにくくなる。すなわち、診断の精度が低下することを抑制できる。
(2)スロットルバルブ14の開度は、一回の吸気行程において吸入される空気の量に関係している。このため、スロットルバルブ14の開度と吸気圧Pinとの間には相関がある。他方、機関回転数NEが変動すると、単位時間当たりの吸気行程の回数が変わる。すなわち、機関回転数NEと吸気圧Pinとの間にも相関がある。機関回転数NEとスロットルバルブ14の開度との両者を考慮して判定値ΔPthを設定する制御装置100では、診断の精度を向上させることができる。
(3)制御装置100によれば、F/C制御の実行中に吸気増大処理が実行されてスロットルバルブ14の開度が大きくされたとしても、診断の精度が低下することを抑制できる。すなわち、F/C制御の実行中に吸気増大処理が実行される内燃機関に適用した場合でも、精度を低下させることなくEGR装置35の診断を行うことができる。
(4)車両の一例として動力源が内燃機関のみである車両では、機関回転数とスロットルバルブの開度との間に正の相関がある。ところが、上記実施形態における車両のように内燃機関のクランク軸を回転させることのできるモータジェネレータを備えている車両では、モータリング制御の実行によっても機関回転数が制御される。こうしたモータリング制御を実行できるハイブリッド車両では、機関回転数が変動した場合に、スロットルバルブの開度が変更されたことに起因した変動であるのか、モータリング制御が行われたことに起因した変動であるのか、を切り分けることが難しいことがある。このため、仮に、吸気圧Pinの変化量ΔPについての判定値を機関回転数のみに関係した演算マップに基づいて設定して、診断処理を行うように構成したとすると、モータリング制御を実行できるハイブリッド車両では、EGR装置35を診断する精度が低下するおそれがある。
これに対して、制御装置100では、スロットル開度TAを判定値ΔPthの設定に使用している。すなわち、内燃機関10側で制御されるパラメータであるスロットル開度TAを判定値ΔPthの設定に用いることになる。このため、モータリング制御を実行できるハイブリッド車両に搭載された内燃機関を対象とした場合でも、診断の精度が低下することを抑制できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、機関回転数NEとスロットル開度TAとの関係から定まる値を判定値ΔPthとして設定した。判定値ΔPthは、スロットル開度TAと判定値ΔPthとの関係に基づいて設定してもよい。
・上記実施形態では、F/C制御および吸気増大処理を実行中に診断処理を行う例を示したが、診断処理を実行する際に吸気増大処理が実行中であることは必須の要件ではない。EGR装置35を診断する診断処理は、F/C制御の実行中にスロットルバルブ14を開く制御が行われていない場合であっても実行することができる。
・上記実施形態に示した内燃機関10の構成は一例である。燃焼室20の数、および、燃料噴射弁を取り付ける位置等は、図1に例示したものに限らない。
・上記実施形態に示した車両の構成は一例である。車両が備えるハイブリッドシステムの構成は、図1に例示したものに限らない。また、車両は、外部からバッテリを充電できるプラグインハイブリッド車両でもよい。制御装置100によって構成する異常診断装置は、内燃機関のクランク軸へトルクを入力することができるモータジェネレータを備えるハイブリッド車両に搭載された内燃機関に適用することによって、上記実施形態における(4)に記載した効果と同様の効果を奏することができる。
・上記実施形態では、機関制御部101を備える制御装置100が、EGR装置35を診断する異常診断装置として機能する例を示した。これに限らず、機関制御部101を備える制御装置100とは別の制御装置が異常診断装置として機能するように構成してもよい。たとえば、制御装置100とは別の制御装置に、検出部111、診断部112および設定部113のうち一つ以上の機能部に相当する機能が備わっていてもよい。
10…内燃機関
12…吸気通路
14…スロットルバルブ
16…ポート噴射弁
20…燃焼室
22…筒内噴射弁
26…クランク軸
30…排気通路
32…第1浄化装置
34…第2浄化装置
35…EGR装置
36…EGR通路
38…EGRバルブ
52…第1モータジェネレータ
54…第2モータジェネレータ
81…スロットル開度センサ
82…エアフロメータ
83…吸気圧センサ
86…クランク角センサ
100…制御装置
101…機関制御部
102…モータ制御部
111…検出部
112…診断部
113…設定部

Claims (3)

  1. 内燃機関の運転中に燃料噴射弁からの燃料の噴射を停止させるフューエルカット制御を実行する機能を有する機関制御装置と、
    EGRバルブが制御されることによって排気通路を流れる排気を吸気通路に還流させるEGR装置と、
    前記吸気通路に配置されているスロットルバルブと、を備える内燃機関に適用される異常診断装置であって、
    前記吸気通路における前記スロットルバルブと燃焼室との間の圧力である吸気圧を検出する検出部と、
    前記フューエルカット制御の実行中に前記EGRバルブを開弁させて、前記吸気圧が前記EGRバルブを開弁させる前後において変化する変化量が判定値よりも小さい場合には前記EGR装置に異常が発生していると診断する診断部と、
    前記スロットルバルブの開度に応じた値として前記判定値を設定する設定部と、を備え
    前記設定部は、前記スロットルバルブの開度が大きいほど前記判定値を小さく設定し、前記スロットルバルブの開度が小さいほど前記判定値を大きく設定する
    異常診断装置。
  2. 前記設定部は、機関回転数が大きいほど前記判定値を小さく設定し、前記機関回転数が小さいほど前記判定値を大きく設定する
    請求項1に記載の異常診断装置。
  3. 前記機関制御装置は、前記フューエルカット制御の実行中に、前記スロットルバルブの開度を大きくする吸気増大処理を実行するものである
    請求項1または2に記載の異常診断装置。
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