JP7484587B2 - 交通監視装置、交通監視システム、交通監視方法、および交通監視プログラム - Google Patents

交通監視装置、交通監視システム、交通監視方法、および交通監視プログラム Download PDF

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本発明は、交通状況を監視する交通監視装置、交通監視システム、交通監視方法、および交通監視プログラムに関するものである。
従来、交差点の周辺に設けられた複数のカメラによって撮影された複数の画像を合成し、当該交差点、または、当該交差点に進入した車両を真上から見下ろした交差点画像を生成して表示する交通監視装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。当該交通監視装置によって生成された画像により、利用者は交通状況を容易に把握することができる。
特開2001―118183号公報
上記交通監視装置によって生成された画像は、利用者に交通状況の把握を促すが、利用者に安全な移動を促すことができるとは限らない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、適切なタイミングで道路上に存在する人に対して注意喚起を行い、安全な移動を支援する交通監視装置、交通監視システム、交通監視方法、および交通監視プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る交通監視装置は、道路上における車両である移動体を検出する人工知能が搭載されたカメラと、前記移動体が検出された画像データであって前記車両を示す監視用情報を前記カメラから取得する入力部と、を有する取得部と、前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析部と、前記解析部が特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記取得部が前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている、前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定部と、前記推定部が推定した、2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定部と、前記判定部が、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへ、前記注意喚起を行う通知部と、を備え、前記通知部は、前記移動体が有する端末と無線通信を行い、前記判定部は、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末に、生成した前記注意喚起情報を送信するよう前記通知部を制御するものであって、前記取得部は、前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、前記解析部は、前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を前記取得部が取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、前記判定部は、互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する。
本発明に係る交通監視システムは、道路上に位置する端末と、前記道路上における交通状況を監視する交通監視装置と、人工知能が搭載されたカメラと、を有する交通監視システムであって、前記カメラは、前記人工知能で車両である移動体を検出し、前記交通監視装置は、前記カメラから、前記道路上における前記移動体が検出された画像データである監視用情報を取得し、前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定し、特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶し、記憶した前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定し、推定した2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記端末に注意喚起を行わせるための注意喚起情報を、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ無線通信により送信し、前記端末は、前記注意喚起情報を受信した場合にはアラームを出力するものであって、前記交通監視装置は、前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する。
本発明に係る交通監視方法は、道路上における交通状況を監視する交通監視装置が実行する交通監視方法であって、道路上における移動体を撮影して画像データを生成する画像データ生成ステップと、前記画像データから車両である前記移動体を人工知能により検出して前記車両である移動体が検出された画像データである前記車両を示す監視用情報を取得する取得ステップと、前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得する第2取得ステップと、前記移動体が有する端末から該端末を識別するための移動体識別情報を取得する第3取得ステップと、前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析ステップと、前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記解析ステップにおいて特定した前記車両の位置を示す移動体位置情報、前記取得ステップにおいて前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報関連付けて記憶する記憶ステップと、前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定する端末位置特定ステップと、前記端末を識別するための移動体識別情報と、前記端末の位置を示す移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶する第2記憶ステップと、前記第2記憶ステップにおいて記憶した、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記記憶ステップにおいて記憶した、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定する車両端末対応付けステップと、前記車両端末対応付けステップにおいて、前記車両が前記端末を有すると判定された場合に、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換える置換ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶した、または前記置換ステップにおいて置き換えた、前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定ステップと、前記推定ステップにおいて推定した、互いに異なる前記移動体識別情報を有する2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離を演算し、該距離が閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記移動体が有する前記端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ、生成した前記注意喚起情報を送信する通知ステップと、を含む。
本発明に係る交通監視プログラムは、道路上における交通状況を監視するコンピュータが実行する交通監視プログラムであって、該コンピュータに、道路上における移動体を撮影した画像データを取得し、取得した画像データから車両である前記移動体を人工知能により検出することで前記車両を示す監視用情報を取得する取得機能と、前記車両を示す監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得する第2取得機能と、前記移動体が有する端末から該端末を識別するための移動体識別情報を取得する第3取得機能と、前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析機能と、前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記解析機能によって特定した前記車両の位置を示す移動体位置情報、前記取得機能によって前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報関連付けて記憶する記憶機能と、前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定する端末位置特定機能と、前記端末を識別するための移動体識別情報と、前記端末の位置を示す移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶する第2記憶機能と、前記第2記憶機能によって記憶した、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記記憶機能によって記憶した、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定する車両端末対応付け機能と、前記車両端末対応付け機能によって、前記車両が前記端末を有すると判定された場合に、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換える置換機能と、前記記憶機能によって記憶した、または前記置換機能によって置き換えた前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定機能と、前記推定機能によって推定した、互いに異なる前記移動体識別情報を有する2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離を演算し、該距離が閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定機能と、前記判定機能によって、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記移動体が有する端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ、生成した前記注意喚起情報を送信する通知機能と、を実現させる。
本発明に係る交通監視装置、交通監視システム、交通監視方法、および交通監視プログラムによれば、交通監視装置は、移動体を示す監視用情報を取得し、当該監視用情報を用いて移動体の位置を特定し、記憶した移動体位置情報および移動体時刻情報に基づいて、予測用時間の経過時点における移動体の位置を推定する。そして、交通監視装置は、推定した2以上の移動体の各々の位置の間の距離が閾値以下である場合には、当該2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起を行う。交通監視装置が、移動体の位置を示す移動体位置情報と、移動体時刻情報とに基づいて、予測用時間の経過時点での当該移動体の位置を推定するため、移動体の位置の推定精度が向上する。そして、交通監視装置が、推定した、2以上の移動体の各々の位置の間の距離に基づいて、注意喚起の必要性の有無を判定し、注意喚起が必要である場合において、当該2以上の移動体の少なくともいずれかへ注意喚起を行うため、道路上における人に対し、適切なタイミングでの注意喚起が可能となる。よって、交通監視装置、交通監視システム、交通監視方法、および交通監視プログラムは、道路上における人の安全な移動を支援できる。
実施の形態に係る交通監視システムの構成例を示す図である。 実施の形態に係る交通監視装置の機能ブロックを例示する図である。 実施の形態に係る交通監視処理を例示するフローチャートである。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る交通監視システムの構成例を示す図である。交通監視システム1は、交通監視装置2と、1以上の端末3とを有する。交通監視装置2と端末3は、それぞれ無線通信機能を有し、互いに無線通信を行う。具体的には、交通監視装置2と端末3は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Zigbee(登録商標)、LPWA(Low Power Wide Area)等の通信プロトコルに基づいて、通信可能範囲において無線通信を行う。
交通監視装置2は、道路上における交通状況を監視する。交通監視装置2は、交通状況に応じて、道路上の歩行者が所持する端末3、または、当該道路上の車両に搭載された端末3に注意喚起情報を送信する。実施の形態における注意喚起情報は、端末3の利用者に交通状況についての注意を促すよう、当該端末3に指示する情報である。
端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット、またはウェアラブルコンピュータ等の、携帯用または車載用の端末である。端末3は、交通監視装置2から注意喚起情報を受信した場合には、当該注意喚起情報に基づき、当該端末3の利用者に対して注意喚起を行う。端末3は、注意喚起情報に基づいて、アラームを出力する。端末3は、例えば、アラーム音を発してもよいし、アラームメッセージを表示してもよい。
図2は、実施の形態に係る交通監視装置の機能ブロックを例示する図である。交通監視装置2は、入力部20、解析部21、記憶部22、通信部23、推定部24、および判定部25を備える。なお、これらの各部の接続関係は、図2に示すものに限定されない。交通監視装置2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリ等と、入力インターフェース回路と、通信インターフェース回路とを用いて構成可能である。入力部20の機能は、入力インターフェース回路により実現可能である。解析部21、推定部24、および判定部25の各機能は、プロセッサが、メモリに記憶されている交通監視プログラム等の各種プログラムを読み出して実行することにより、実現可能である。記憶部22の機能は、メモリにより実現可能である。ただし、記憶部22の機能は、メモリに代えて、あるいは、メモリと共に、例えばHDD(Hard Disk Drive)などのストレージ装置によっても実現できる。通信部23の機能は、通信インターフェース回路により実現可能である。交通監視装置2は、その全部または一部を専用のハードウェアとしてもよい。
交通監視装置2は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク4を介して、1以上のカメラ5と接続されている。交通監視装置2は、図2においては1以上のカメラ5と別個に示されているが、当該1以上のカメラ5を含むものでもよい。
カメラ5は、例えば、交差点における路傍、または、交差点に至る道路の脇等に設置され、道路上における例えば車両などの物体を撮影する。カメラ5は、常時動作するものでもよいが、交通量が多い時間帯など予め定められた時間帯において動作するものでもよい。実施の形態におけるカメラ5は、人工知能、すなわちAI(Artificial Intelligence)が搭載されたAIカメラであるが、これに限定されない。
カメラ5は、レンズ50、撮像部51、変換部52、検出部53、および出力部54を備える。カメラ5の被写体における反射光は、レンズ50に入射し、レンズ50によって撮像部51に集光される。撮像部51は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を含み、例えばマトリクス状に配置された複数の受光素子を有する。撮像部51は、複数の受光素子により、光を電気信号へ変換する。
変換部52は、A/D(Analog-to-Digital Converter)変換回路を含み、撮像部51から取得した電気信号を、アナログ形式からデジタル形式に変換する。以下では、デジタル形式への変換後の当該電気信号、デジタル形式の当該電気信号に対応するデータ、および、当該データによって示される画像を、画像データとも記載する。
検出部53は、例えば、CPUまたはMPU等のプロセッサと、ROMまたはRAM等のメモリ等とを用いて構成されている。検出部53は、画像データに車両が含まれる場合には、当該車両を検出する。なお、画像データが含む車両とは、当該車両の画像など、当該車両を示す情報を指す。同様に、画像データが含む物体とは、当該物体の画像など、当該物体を示す情報を指す。検出部53は、例えば、種々の車両の形状および色彩等を示す学習モデルを記憶し、当該学習モデルに基づいて、画像データにおける車両を検出する。なお、車両は、四輪車に限らず、例えば、二輪車なども含む。
検出部53は、画像データにおいて、車両以外の、例えば歩行者などの人を検出するものでもよい。この場合には、検出部53は、例えば、人の形状および色彩等を示す学習モデルを記憶する。車両、および、歩行者などの人は、それぞれ移動体の例である。検出部53は、カメラ5に代えて、交通監視装置2における、例えば解析部21に含まれてもよい。
出力部54は、出力インターフェース回路を含み、検出部53によって車両が検出された画像データを、交通監視装置2へ出力する。なお、実施の形態における出力部54は、車両が検出されなかった画像データを、交通監視装置2に出力しないものとする。ただし、出力部54は、検出部53が交通監視装置2に含まれる場合には、車両が含まれない画像データも交通監視装置2に出力する。カメラ5は、上述の処理を繰り返し実行する。
交通監視装置2における入力部20は、カメラ5から画像データを取得する。入力部20と、入力部20およびカメラ5の組み合わせとは、それぞれ取得部の例である。画像データは、監視用情報の例である。
解析部21は、画像データを解析し、車両の位置を特定する。解析部21は、検出部53、または、検出部53とは別個のAIの機能を有してもよく、AI機能によって車両の位置を特定してもよい。あるいは、解析部21は、例えば、画像データに対してエッジ検出処理を行って車両の位置を特定してもよいし、色空間の、例えば、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の各値などに基づいて車両の位置を特定してもよい。これら以外にも、解析部21は、カメラ5から車両の位置を示す情報を取得することによって、当該車両の位置を特定してもよい。この場合には、検出部53は、画像データにおいて検出した車両の位置を示す情報を生成し、出力部54を介して交通監視装置2に出力する。なお、この場合における、検出部53が生成した、車両の位置を示す情報と画像データとの組み合わせは、監視用情報の例である。
解析部21は、車両の位置が、予め定められた範囲内に含まれる場合において、当該画像データ、または、当該車両の位置を示す位置情報を記憶部22に記憶する。当該予め定められた範囲は、交差点を含む範囲であって、交差点の入口または出口から、例えば0[m]から10[m]までのいずれかの長さだけ延びている道路を含む範囲とする。当該予め定められた範囲は、交差点の状況、または、カメラ5の設置状況等に応じて定められている。以下では、当該予め定められた範囲を処理対象範囲と記載する場合もある。また、車両の位置を示す位置情報を車両位置情報と記載する場合もある。車両位置情報は、移動体位置情報の例である。
解析部21は、記憶部22に記憶した車両位置情報を用いて、車両の速度を演算する。この場合において解析部21は、入力部20もしくは解析部21が画像データを取得した時刻、カメラ5が車両を撮影した時刻、または、出力部54が画像データを交通監視装置2に出力した時刻等を示す時刻情報を用いて、車両の速度を演算する。なお、カメラ5が車両を撮影した時刻は、例えば、撮像部51が上記電気信号を生成した時刻、または、変換部52が当該電気信号の形式を変換した時刻等である。以下では、当該時刻情報を、車両時刻情報と記載する場合もある。車両時刻情報は、移動体時刻情報の例である。車両時刻情報は、カメラ5が車両を撮影した時刻、または、出力部54が画像データを交通監視装置2に出力した時刻等を示すものである場合には、カメラ5から交通監視装置2へ出力される。
ここで、処理対象範囲には、複数の車両が存在する場合がある。このような場合において解析部21は、以下のようにして各車両の速度を演算する。
解析部21は、複数の車両の各々の、ナンバープレートにおける数字、車種、色彩、および形状等のうちの少なくとも1つによって、当該複数の車両の各々を識別する。このような、各車両の識別処理は、解析部21に代えて、カメラ5における検出部53によって行われてもよい。そして、解析部21は、入力部20を介してカメラ5から、各車両を識別した結果を示す情報を取得してもよい。
解析部21は、車両を識別するための車両識別情報と、当該車両が処理対象範囲において撮影されるなどした時刻を示す車両時刻情報と、当該時刻における当該車両の位置を示す車両位置情報とを関連付けて記憶部22に記憶する。なお、車両識別情報は、解析部21または検出部53によって、各車両に一意的に割り当てられた情報である。車両識別情報は、移動体識別情報の例である。
ここで、1以上のカメラ5によって、処理対象範囲における1つの車両は、1回以上撮影され得る。そのため、解析部21は、1つの車両識別情報に対して、1以上の車両時刻情報と、当該1以上の車両時刻情報の各々が示す時刻における車両の位置を示す車両位置情報とを関連付けられて、記憶部22に記憶する。
解析部21は、記憶部22に記憶された車両識別情報が示す車両の速度を、当該車両識別情報に関連付けられた1以上の車両時刻情報、および1以上の車両位置情報を用いて演算する。そして、解析部21は、当該1以上の車両時刻情報の各々が示す時刻における当該車両の速度を示す車両速度情報を、当該1以上の車両時刻情報の各々と関連付けて記憶する。解析部21は、1以上の車両時刻情報の各々が示す時刻における、当該車両の加速度を演算し、記憶部22に記憶してもよい。
通信部23は、処理対象範囲を含む通信可能範囲における端末3から、当該端末3を識別するための端末識別情報を示す電波を、定期的に受信する。なお、当該電波は、端末識別情報のみを示すものでもよいし、端末識別情報を含む情報を示すものでもよい。端末識別情報は、例えば、端末3のIPアドレス(Internet Protocol address)、MACアドレス(Media Access Control address)、または、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)等である。端末識別情報は、移動体識別情報の例である。端末識別情報は、車両識別情報とは、データ形式が異なるなど、車両と端末3とを区別する情報でもある。交通監視装置2は、端末識別情報を用いることによって、注意喚起情報の送信対象の端末3に当該注意喚起情報を送信することができる。通信部23は、取得部の例である。
解析部21は、当該電波によって、端末3の位置を特定する。解析部21による端末3の位置の特定方法としては、様々な方法があるが、例えば、以下の方法が挙げられる。
解析部21は、通信部23が複数のアンテナを有する場合には、各アンテナが受信した、端末3からの電波の強度などに基づいて、AoA(Angle of Arrival)方式またはAoD(Angle of Departure)方式等によって、端末3の位置を特定する。あるいは、解析部21は、端末3がGPS(Global Positioning System)などのアプリケーションによって取得した、端末3の位置情報を示す当該電波を、当該端末3から通信部23を介して取得することによって、端末3の位置を特定する。解析部21は、通信部23が定期的に受信する電波によって、端末3の位置を定期的に把握することができる。当該電波の強度、および、当該電波が示す端末3の位置情報は、監視用情報の例である。
解析部21は、通信部23が端末3から電波を受信した時刻、または、端末3が電波を送信した時刻を示す端末時刻情報と、当該端末3の端末識別情報と、当該端末時刻情報が示す時刻における当該端末3の位置を示す端末位置情報とを、関連付けて記憶部22に記憶する。端末時刻情報は、移動体時刻情報の例である。また、端末位置情報は、移動体位置情報の例である。なお、解析部21は、特定した車両の位置が処理対象範囲内にない場合には、端末時刻情報と端末識別情報と端末位置情報とを記憶部22に記憶する処理を省いてもよい。
推定部24は、現時点から予め定められた時間が経過した時点における車両および端末3の位置を推定する。以下では、当該予め定められた時間を予測用時間と記載する場合もある。また、推定部24が推定した位置を推定位置と記載する場合もある。推定部24は、各車両を識別する車両識別情報に関連付けられた、車両時刻情報と、車両位置情報と、車両速度情報とを用いて、予測用時間の経過時点における各車両の位置を推定する。また、推定部24は、各端末3を識別する端末識別情報に関連付けられた、端末時刻情報と端末位置情報とを用いて、予測用時間の経過時点における各端末3の位置を推定する。
判定部25は、推定部24が推定した、車両の位置と端末3の位置とに基づき、当該端末3の所持者、および、他の端末3が搭載された当該車両の操縦者のうちの少なくとも一方への注意喚起の必要性の有無を判定する。具体的には、判定部25は、車両および端末3の各々の推定位置の間の距離が、閾値以下か否かを判定する。そして、判定部25は、当該距離が閾値以下であれば、当該端末3の所持者、および、当該車両の操縦者の少なくとも一方への注意喚起が必要であると判定する。
上記閾値は、車両と端末3の所持者とのの衝突を抑制するため、予め定められている。ただし、判定部25は、車両などの速度に応じて閾値を定めてもよい。この場合には、判定部25は、車両が高速であるほど、閾値を大きくする。この他、判定部25は、車両と端末3の間の相対速度に応じて閾値を定めてもよい。この場合には、判定部25は、当該相対速度が大きいほど、閾値を大きくする。
判定部25は、車両と端末3の各々の推定位置の間の距離が閾値以下であって、注意喚起が必要であると判定した場合には、注意喚起情報を生成する。そして、判定部25は、当該端末3、および、当該車両における他の端末3のうちの少なくとも一方に、生成した注意喚起情報を送信するよう通信部23を制御する。この際に、判定部25は、記憶部22に記憶されている、当該端末3および当該他の端末3の各々の端末識別情報のうちの少なくとも一方を用いて、注意喚起情報を送信するよう通信部23を制御する。
通信部23は、判定部25からの指示に従って当該端末3および当該他の端末3の少なくとも一方に、当該注意喚起情報を送信する。注意喚起情報を受信した端末3は、当該注意喚起情報に基づいて、当該端末3の利用者に注意喚起を行う。通信部23、および、通信部23と端末3との組み合わせは、それぞれ通知部の例である。
ここで、車両に端末3が搭載されている場合において交通監視装置2は、当該車両と当該端末3とを、それぞれ別の移動体が有するものと混同する虞がある。この場合において判定部25は、当該端末3と当該車両との間の距離が閾値以下であると判定し、注意喚起情報を当該端末3に送信するよう通信部23を制御してしまう。結果として、無駄な通信処理が実行されると共に、注意喚起の必要性がない利用者に対してまで注意喚起が行われることにより、当該利用者の快適性を損ねてしまう可能性がある。このようなことを防止するため、実施の形態に係る交通監視装置2は、車両に搭載されている端末3を、当該車両に対応付ける。以下、具体的に説明する。
解析部21は、記憶部22に記憶されている、車両位置情報および車両時刻情報の組み合わせと、端末位置情報および端末時刻情報の組み合わせとを照合する。以下、1つの車両識別情報に関連付けられた車両位置情報および車両時刻情報の組み合わせと、1つの端末識別情報に関連付けられた端末位置情報および端末時刻情報の組み合わせとの、解析部21による照合処理の一例について説明する。解析部21は、車両時刻情報が示す時刻と、端末時刻情報が示す時刻とが同一である場合には、当該時刻における、車両位置情報が示す位置と、端末位置情報が示す位置とが一致するか否かを判定する。解析部21は、記憶部22において、互いに一致する時刻を示す、車両時刻情報と端末時刻情報とが記憶されていない場合には、車両時刻情報が示す時刻に最も近い時刻を示す端末時刻情報に関連付けられた端末位置情報が示す位置と、当該車両時刻情報に関連付けられた車両位置情報が示す位置との間の距離が、予め定められた誤差の範囲内にあるか否かを判定する。当該距離が誤差の範囲内にある場合には、解析部21は、車両の位置と、端末3の位置とが一致すると判定する。解析部21は、上述のように、1以上の車両時刻情報の各々が示す時刻における車両の位置と、1以上の端末時刻情報の各々が示す時刻における端末3の位置とが一致するか否かを判定し、一致する場合には、当該車両が当該端末3を有すると判定する。実施の形態における解析部21は、車両が端末3を有すると判定した場合には、記憶部22における当該車両の車両識別情報を、当該端末3の端末識別情報に置換する。なお、解析部21は、車両識別情報の端末識別情報への置換に代えて、車両識別情報と端末識別情報とを関連付けて、記憶部22に記憶してもよい。
以上のようにして、解析部21は、移動体と端末3とを対応付ける。判定部25は、端末3または車両などの移動体を識別するための、端末識別情報または車両識別情報である移動体識別情報が互いに異なる、2以上の移動体の間の距離を演算し、当該距離が閾値以下か否かを判定する。これにより、判定部25は、無駄な、演算処理、判定処理、および注意喚起情報の生成処理を省くことができる。また、通信部23は、無駄な注意喚起情報の送信処理を省くことができる。従って、交通監視装置2は、無駄な注意喚起を抑制することができる。なお、解析部21が、端末3を識別する端末識別情報と、当該端末3を搭載する車両の車両識別情報とを、関連付けて記憶部22に記憶する場合には、判定部25は、車両識別情報と端末識別情報とが関連付けられた車両と端末3の間の距離を演算しないものでもよい。
以下、図3を参照して、実施の形態に係る交通監視処理について説明する。図3は、実施の形態に係る交通監視処理を例示するフローチャートである。ステップS1においてカメラ5の撮像部51は、レンズ50に入射した光を電気信号に変換し、変換部52は、当該電気信号をデジタル信号に変換する。ステップS2において検出部53は、当該デジタル信号である画像データにおける車両の検出処理を実行する。検出部53が車両を検出しなかった場合には(ステップS3:NO)、カメラ5は、処理をステップS1に戻す。検出部53が車両を検出した場合には(ステップS3:YES)、ステップS4において出力部54は、検出部53が車両を検出した画像データを、交通監視装置2に出力する。これにより、入力部20は、当該画像データを取得する。
ステップS1~S4の処理は、以下のステップS5以降の処理が実行されている間も、当該カメラ5によって繰り返される。また、交通監視装置2が複数のカメラ5と接続されている場合には、ステップS1~S4の処理は、当該複数のカメラ5の各々によって並行して実行される。
なお、検出部53が交通監視装置2の解析部21に含まれる場合には、ステップS1に続き、ステップS4における処理が実行される。この場合には、出力部54は、変換部52によってデジタル形式に変換された電気信号を交通監視装置2に出力する。
ステップS5において解析部21は、画像データにおける車両の位置を特定する。解析部21は、画像データに対してエッジ検出処理を行って車両の位置を特定してもよいし、RGBの各値などによって車両の位置を特定してもよい。あるいは、解析部21は、AI機能によって車両の位置を特定してもよいし、カメラ5から取得した車両の位置を示す情報を用いて車両の位置を特定してもよい。
ステップS6において、解析部21は、ステップS5で特定した当該車両の位置が、処理対象範囲内にあるか否かを判定する。車両の位置が処理対象範囲内にない場合には(ステップS6:NO)、交通監視装置2は、交通監視処理を終了する。なお、交通監視装置2による交通監視処理が終了した場合には、再度、ステップS1以降の処理が繰り返される。車両の位置が処理対象範囲内にある場合には(ステップS6:YES)、交通監視装置2は、ステップS7における処理を実行する。
ステップS7において解析部21は、次の3つの条件のうちの少なくとも1つが満たされるか否かを判定する。第1の条件は、当該画像データに他の車両が含まれ、当該他の車両の位置が処理対象範囲にあることである。第2の条件は、上記ステップS4において当該画像データを出力したカメラ5から、再び取得した画像データ、または、以前に取得した画像データに、他の車両が含まれ、当該他の車両の位置が処理対象範囲内にあることである。第3の条件は、当該カメラ5以外のカメラ5からステップS4において取得した画像データに他の車両が含まれ、当該他の車両の位置が処理対象範囲内にあることである。
なお、第2の条件における、当該カメラ5から、再び取得した画像データとは、当該車両が含まれる画像データを交通監視装置2が取得してから、例えば数秒または数分等の予め定められた時間内において交通監視装置2が取得したものを指す。そして、第2の条件における、当該カメラ5から、以前に取得した画像データとは、当該車両が含まれる画像データを交通監視装置2が取得する時点から、例えば数秒または数分等の予め定まられた時間内において遡った時点において、交通監視装置2が取得したものを指す。また、第3の条件における画像データは、当該車両が含まれる画像データを交通監視装置2が取得した時点の前後の数秒または数分等に亘る時間内において、交通監視装置2が取得したものを指す。
上記3つの条件の全てが満たされない場合には(ステップS7:NO)、交通監視装置2は、処理をステップS10に移す。上記3つの条件の少なくとも1つが満たされる場合には(ステップS7:YES)、ステップS8において解析部21は、複数の車両の各々の、車両識別情報と車両位置情報と車両時刻情報とを関連付けて記憶部22に記憶する。
ステップS9において解析部21は、記憶部22に記憶された複数の車両の各々の、車両時刻情報と車両時刻情報とを用いて、各車両の速度を演算する。なお、ステップS9に先立ち、記憶部22には、各車両の、車両位置情報と車両時刻情報との組み合わせが、2つ以上記憶されているものとする。2つ以上の、車両位置情報と車両時刻情報の組み合わせは、1つのカメラ5からの画像データによって得られたものでもよいし、複数のカメラ5の各々からの画像データによって得られたものでもよい。解析部21は、各車両の速度を示す車両速度情報を、各車両の車両位置情報および車両時刻情報に関連付けて記憶する。
ステップS10において解析部21は、通信部23が、少なくとも1つの端末3から電波を受信しているか否かを判定する。通信部23が受信する、端末3からの電波がない場合には(ステップS10:NO)、交通監視装置2は、交通監視処理を終了する。通信部23が少なくとも1つの端末3から電波を受信している場合には(ステップS10:YES)、ステップS11において解析部21は、当該端末3の端末識別情報を取得する。また、解析部21は、電波の送信元である端末3の位置を特定する。
ステップS12において解析部21は、当該端末3の、端末識別情報と端末位置情報と端末時刻情報とを関連付けて記憶部22に記憶する。ステップS13において解析部21は、車両と、車両に搭載されている端末3との対応付け処理を行う。なお、通信部23が1つの端末3のみから電波を受信し、且つ、処理対象範囲に位置する車両が一台のみの場合であって、解析部21による当該対応付け処理の結果、当該一台の車両に当該1つの端末3が対応付けられる場合には、交通監視装置2は、交通監視処理を終了する。
ステップS14において推定部24は、現時点から予測用時間が経過した時点での移動体の位置を推定する。ここで、移動体の位置とは、車両の位置と、端末3の所持者と、端末3を有する車両の位置のいずれかを指す。なお、端末3の所持者の位置は、当該端末3の位置と一致する。そして、端末3を有する車両の位置は、当該端末3の位置と一致する。
ステップS15において判定部25は、2以上の移動体の各々の推定位置の間の距離が閾値以下か否かを判定する。当該距離が閾値より大きければ(ステップS15:NO)、交通監視装置2は、交通監視処理を終了する。当該距離が閾値以下であれば(ステップS15:YES)、ステップS16において判定部25は、注意喚起情報を生成する。ステップS17において判定部25は、予測時間経過後に互いの距離が閾値以下となる2以上の移動体の少なくともいずれかが有する端末3に、ステップS16において生成した注意喚起情報を送信するよう通信部23を制御する。通信部23は、判定部25の指示に従い、端末識別情報に基づいて、当該注意喚起情報を当該端末3に送信する。
ステップS17における処理によって、注意喚起情報を受信した端末3は、アラーム音を発したり、アラームメッセージを画面上に表示したりするなどして、当該端末3の利用者に注意を促す。ステップS17の処理後、交通監視装置2は、交通監視処理を終了する。
上記実施の形態に係る交通監視装置2は、画像データにおいて、処理対象範囲内に車両が検出された場合において、予測用時間経過後の車両の位置を特定し、当該位置に基づいて注意喚起のための処理を行うものであった。しかし、交通監視装置2は、画像データに、歩行者などの人が検出された場合においても、予測用時間経過後の当該人の位置を特定し、当該位置に基づいて注意喚起のための処理を行うものでもよい。
上記実施の形態に係る交通監視システム1は、通信部23が端末3に注意喚起情報を送信し、当該端末3が当該注意喚起情報に基づいて注意喚起を行うものであったが、通信部23および端末3に代えて、交通監視装置2に報知部を備えるものであってもよい。当該報知部は、例えば、画像を表示する画面を有し、交差点の路傍などの目立つ箇所に設置され、注意喚起情報に基づいて、アラームメッセージなどを含むアラーム画像を画面上に表示するなどして、交差点を往来する人に報知を行う。あるいは、報知部は、スピーカーなどを有し、注意喚起情報に基づいてアラーム音を出力して、交差点を往来する人に報知を行ってもよい。なお、当該報知部は、通知部の例である。
上記実施の形態に係る交通監視装置2は、予測用時間経過後に互いの距離が閾値以下となる2以上の移動体の少なくともいずれかが有する端末3に、注意喚起情報を送信するものであった。しかし、交通監視装置2は、通信可能範囲における端末3に、ブロードキャストで注意喚起情報を送信するものであってもよい。
以下、実施の形態に係る交通監視装置2による効果について述べる。実施の形態に係る交通監視装置2は、取得部、解析部21、記憶部22、推定部24、判定部25、および通知部を備える。取得部は、道路上における移動体を示す監視用情報を取得する。解析部21は、監視用情報を用いて移動体の位置を特定する。記憶部22は、解析部21が特定した位置を示す移動体位置情報、および、取得部が監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶する。推定部24は、記憶部22に記憶されている、移動体位置情報および移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における移動体の位置を推定する。判定部25は、推定部24が推定した、2以上の移動体の各々の位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定する。判定部25は、当該距離が閾値以下である場合には、当該2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する。通知部は、判定部25が、注意喚起が必要であると判定した場合には、当該2以上の移動体の少なくともいずれかへ、注意喚起を行う。判定部25が、予測用時間の経過後における、2以上の移動体の各々の位置の間の距離に基づいて、注意喚起の必要性を判定し、注意喚起が必要である場合において通知部が、歩行者、または、車両における人等に注意喚起を行うため、道路上に存在する人に対し、適切なタイミングでの注意喚起の実行が可能になる。従って、交通監視装置2は、道路上における人の安全な移動を支援することができる。
実施の形態における解析部21は、記憶部22に記憶されている移動体位置情報と移動体時刻情報とを用いて移動体の速度を演算する。推定部24は、移動体位置情報、移動体時刻情報、および、当該速度を示す移動体速度情報を用いて、現時点から予測用時間の経過時点の、移動体の位置を推定する。これにより、推定部24による、移動体の位置の推定精度が向上する。従って、判定部25は、より正確に注意喚起の必要性の有無を判定できるようになる。よって、通知部は、より適切なタイミングにおいて、道路上の人へ注意喚起を行うことができる。結果として、交通監視装置2は、道路上における更なる安全性を確保できる。
実施の形態における解析部21は、予め定められた処理対象範囲に2以上の移動体が位置する場合であって、当該処理対象範囲に車両である移動体が位置する場合において、移動体位置情報と移動体時刻情報とを、記憶部22に記憶する。これにより、移動体同士が衝突する可能性がある場合であって、当該衝突による影響が大きい場合において、交通監視装置2は、移動体に注意喚起を行えるようになる。従って、交通監視装置2は、無駄な処理の削減を図ることができる。
実施の形態における取得部は、カメラ5および入力部20を有する。カメラ5は、移動体を検出する人工知能を搭載する。入力部20は、移動体が検出された画像データである監視用情報を、カメラ5から取得する。カメラ5が、人工知能によって移動体を検出するため、移動体の検出精度が向上する。これにより、交通監視装置2は、移動体の安全性の更なる向上を図ることができる。また、カメラ5が、移動体を検出した画像データを入力部20に出力するため、交通監視装置2は、無駄な通信を抑制することができる。
実施の形態における取得部は、移動体を検出する人工知能が搭載されたカメラ5と接続されている。取得部は、当該カメラ5によって移動体が検出された画像データである監視用情報を、当該カメラ5から取得する。カメラ5が、人工知能によって移動体を検出するため、移動体の検出精度が向上する。これにより、交通監視装置2は、移動体の安全性の更なる向上を図ることができる。また、カメラ5が、移動体を検出した画像データを入力部20に出力するため、交通監視装置2は、無駄な通信を抑制することができる。
実施の形態における取得部は、移動体を撮影するカメラ5と接続されている。取得部は、当該カメラ5が撮影して生成した画像データである監視用情報を、当該カメラ5から取得する。解析部21は、画像データから移動体を検出する人工知能を搭載する。解析部21が、カメラ5から取得した画像データから、人工知能によって移動体を検出するため、移動体の検出精度が向上する。これにより、交通監視装置2は、移動体の安全性の更なる向上を図ることができる。
実施の形態における人工知能は、車両である移動体を検出する。これにより、交通監視装置2は、衝突による影響が大きい移動体である車両における人に対して、注意喚起を行うことができ、道路上の安全な移動を支援できる。
実施の形態における通知部は、移動体が有する端末3と無線通信を行う。判定部25は、注意喚起が必要であると判定した場合には、当該端末3に注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成する。そして、判定部25は、上記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する端末3に、生成した注意喚起情報を送信するよう通知部を制御する。通知部が、注意が必要な移動体が有する端末3に、注意喚起情報を送信し、当該端末3が、注意喚起を行うことにより、交通監視装置2は、注意が必要な人に対して適切に注意喚起を行うことができる。従って、交通監視装置2は、移動時における人の安全性の更なる向上を可能にする。
実施の形態における解析部21は、通知部が端末3から受信した電波から、当該端末3を識別する端末識別情報を取得する。判定部25は、注意喚起が必要であると判定した場合には、上記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する端末3に、端末識別情報を用いて、注意喚起情報を送信するよう通知部を制御する。解析部21が、端末3からの電波から端末識別情報を取得し、判定部25が、注意が必要な移動体が有する端末3に、当該端末3の端末識別情報を用いて、注意喚起情報を送信するよう通知部を制御するため、交通監視装置2は、当該移動体に向けて正確に注意を促すことが可能になる。また、交通監視装置2は、注意が不要な移動体が有する端末3への、無駄な注意喚起情報の送信を抑制することができる。
実施の形態における取得部は、端末3と無線通信を行い、端末3を識別するための移動体識別情報を、端末3から取得する。解析部21は、車両を示す監視用情報に基づく、当該車両を識別するため移動体識別情報を取得する。そして、解析部21は、車両を識別するため移動体識別情報と、当該車両の位置を示す移動体位置情報と、当該車両を示す監視用情報を取得部が取得した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶部22に記憶する。また、解析部21は、端末3からの電波が示す情報、または、当該電波の強度である監視用情報に基づいて、端末3の位置を特定する。そして、解析部21は、端末3を識別するための移動体識別情報と、端末3の位置を示す移動体位置情報と、取得部が端末3から電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶部22に記憶する。解析部21は、端末3の位置を示す移動体位置情報、および、取得部が当該端末3からの電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報の組み合わせと、車両の位置を示す移動体位置情報、および、取得部が当該車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、当該車両が当該端末3を有するか否かを判定する解析部21は、車両が端末3を有する場合には、車両を識別するための移動体識別情報を、端末3を識別するための移動体識別情報に置き換える。判定部25は、互いに異なる移動体識別情報を有する2以上の移動体の間の距離を演算する。これにより、判定部25は、無駄な、演算処理、判定処理、および注意喚起情報の生成処理を省くことができる。また、通信部23は、無駄な注意喚起情報の送信処理を省くことができる。従って、交通監視装置2は、注意喚起が不要な場合における無駄な処理を抑制し、注意喚起が必要な場合において適切に注意喚起を実行できる。
1 交通監視システム、2 交通監視装置、3 端末、4 ネットワーク、5 カメラ、20 入力部、21 解析部、22 記憶部、23 通信部、24 推定部、25 判定部、50 レンズ、51 撮像部、52 変換部、53 検出部、54 出力部。

Claims (12)

  1. 道路上における車両である移動体を検出する人工知能が搭載されたカメラと、前記移動体が検出された画像データであって前記車両を示す監視用情報を前記カメラから取得する入力部と、を有する取得部と、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析部と、
    前記解析部が特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記取得部が前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている、前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した、2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定部と、
    前記判定部が、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへ、前記注意喚起を行う通知部と、
    を備え、
    前記通知部は、
    前記移動体が有する端末と無線通信を行い、
    前記判定部は、
    前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末に、生成した前記注意喚起情報を送信するよう前記通知部を制御するものであって、
    前記取得部は、
    前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、
    前記解析部は、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を前記取得部が取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、
    前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、
    前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、
    前記判定部は、
    互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する、
    交通監視装置。
  2. 道路上における車両である移動体を検出する人工知能が搭載されたカメラと接続され、該カメラによって前記移動体が検出された画像データである監視用情報を、前記カメラから取得する取得部と、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析部と、
    前記解析部が特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記取得部が前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている、前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した、2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定部と、
    前記判定部が、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへ、前記注意喚起を行う通知部と、
    を備え、
    前記通知部は、
    前記移動体が有する端末と無線通信を行い、
    前記判定部は、
    前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末に、生成した前記注意喚起情報を送信するよう前記通知部を制御するものであって、
    前記取得部は、
    前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、
    前記解析部は、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を前記取得部が取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、
    前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、
    前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、
    前記判定部は、
    互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する、
    交通監視装置。
  3. 道路上における移動体を撮影するカメラと接続され、該カメラが撮影して生成した画像データである監視用情報を取得する取得部と、
    前記画像データから車両である前記移動体を検出する人工知能を搭載し、前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析部と、
    前記解析部が特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記取得部が前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている、前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した、2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定部と、
    前記判定部が、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへ、前記注意喚起を行う通知部と、
    を備え、
    前記通知部は、
    前記移動体が有する端末と無線通信を行い、
    前記判定部は、
    前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末に、生成した前記注意喚起情報を送信するよう前記通知部を制御するものであって、
    前記取得部は、
    前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、
    前記解析部は、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を前記取得部が取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、
    前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記取得部が前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、
    前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、
    前記判定部は、
    互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する、
    交通監視装置。
  4. 前記解析部は、
    前記記憶部に記憶されている前記移動体位置情報と前記移動体時刻情報とを用いて前記移動体の速度を演算し、
    前記推定部は、
    前記移動体位置情報、前記移動体時刻情報、および、前記速度を示す移動体速度情報を用いて、現時点から前記予測用時間の経過時点の、前記移動体の位置を推定する、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の交通監視装置。
  5. 前記解析部は、
    予め定められた処理対象範囲に2以上の前記移動体が位置する場合であって、前記処理対象範囲に車両である前記移動体が位置する場合において、前記移動体位置情報と前記移動体時刻情報とを、前記記憶部に記憶する、請求項1請求項4のいずれか一項に記載の交通監視装置。
  6. 道路上に位置する端末と、前記道路上における交通状況を監視する交通監視装置と、人工知能が搭載されたカメラと、を有する交通監視システムであって、
    前記カメラは、
    前記人工知能で車両である移動体を検出し、
    前記交通監視装置は、
    前記カメラから、前記道路上における前記移動体が検出された画像データである監視用情報を取得し、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定し、
    特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶し、
    記憶した前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定し、
    推定した2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記端末に注意喚起を行わせるための注意喚起情報を、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ無線通信により送信し、
    前記端末は、
    前記注意喚起情報を受信した場合にはアラームを出力するものであって
    前記交通監視装置は、
    前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、
    前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、
    前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、
    前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、
    互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する、
    交通監視システム。
  7. 道路上に位置する端末と、前記道路上における交通状況を監視する交通監視装置と、を有する交通監視システムであって、
    前記交通監視装置は、
    車両である移動体を検出する人工知能が搭載されたカメラから、前記道路上における前記移動体が検出された画像データである監視用情報を取得し、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定し、
    特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶し、
    記憶した前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定し、
    推定した2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記端末に注意喚起を行わせるための注意喚起情報を、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ無線通信により送信し、
    前記端末は、
    前記注意喚起情報を受信した場合にはアラームを出力するものであって
    前記交通監視装置は、
    前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、
    前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、
    前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、
    前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、
    互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する、
    交通監視システム。
  8. 道路上に位置する端末と、前記道路上における交通状況を監視する交通監視装置と、を有する交通監視システムであって、
    前記交通監視装置は、
    移動体を撮影するカメラから、該カメラが撮影した前記道路上における移動体を示す画像データである監視用情報を取得し、
    前記画像データである前記監視用情報から人工知能を用いて車両である前記移動体の位置を特定し、
    特定した前記位置を示す移動体位置情報、および、前記監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報を記憶し、
    記憶した前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定し、
    推定した2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離が、閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記端末に注意喚起を行わせるための注意喚起情報を、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ無線通信により送信し、
    前記端末は、
    前記注意喚起情報を受信した場合にはアラームを出力するものであって
    前記交通監視装置は、
    前記端末と無線通信を行い、該端末を識別するための移動体識別情報を、前記端末から取得し、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得し、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報と、前記車両を示す前記監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定し、
    前記端末を識別するための前記移動体識別情報と、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報とを、関連付けて記憶し、
    前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定し、
    前記車両が前記端末を有する場合には、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換え、
    互いに異なる前記移動体識別情報を有する前記2以上の移動体の間の前記距離を演算する、
    交通監視システム。
  9. 道路上における交通状況を監視する交通監視装置が実行する交通監視方法であって、
    道路上における移動体を撮影して画像データを生成する画像データ生成ステップと、
    前記画像データから車両である前記移動体を人工知能により検出して前記車両である移動体が検出された画像データである前記車両を示す監視用情報を取得する取得ステップと、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得する第2取得ステップと、
    前記移動体が有する端末から該端末を識別するための移動体識別情報を取得する第3取得ステップと、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析ステップと、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記解析ステップにおいて特定した前記車両の位置を示す移動体位置情報、前記取得ステップにおいて前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報関連付けて記憶する記憶ステップと、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定する端末位置特定ステップと、
    前記端末を識別するための移動体識別情報と、前記端末の位置を示す移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶する第2記憶ステップと、
    前記第2記憶ステップにおいて記憶した、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記記憶ステップにおいて記憶した、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定する車両端末対応付けステップと、
    前記車両端末対応付けステップにおいて、前記車両が前記端末を有すると判定された場合に、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換える置換ステップと、
    前記記憶ステップにおいて記憶した、または前記置換ステップにおいて置き換えた、前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにおいて推定した、互いに異なる前記移動体識別情報を有する2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離を演算し、該距離が閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記移動体が有する前記端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ、生成した前記注意喚起情報を送信する通知ステップと、
    を含む、交通監視方法。
  10. 道路上における交通状況を監視する交通監視装置が実行する交通監視方法であって、
    道路上における車両である移動体が検出された画像データである前記車両を示す監視用情報を取得する取得ステップと、
    前記車両を示す前記監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得する第2取得ステップと、
    前記移動体が有する端末から該端末を識別するための移動体識別情報を取得する第3取得ステップと、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析ステップと、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記解析ステップにおいて特定した前記車両の位置を示す移動体位置情報、前記取得ステップにおいて前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報関連付けて記憶する記憶ステップと、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定する端末位置特定ステップと、
    前記端末を識別するための移動体識別情報と、前記端末の位置を示す移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶する第2記憶ステップと、
    前記第2記憶ステップにおいて記憶した、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記記憶ステップにおいて記憶した、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定する車両端末対応付けステップと、
    前記車両端末対応付けステップにおいて、前記車両が前記端末を有すると判定された場合に、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換える置換ステップと、
    前記記憶ステップにおいて記憶した、または前記置換ステップにおいて置き換えた、前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにおいて推定した、互いに異なる前記移動体識別情報を有する2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離を演算し、該距離が閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記移動体が有する前記端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ、生成した前記注意喚起情報を送信する通知ステップと、
    を含む、交通監視方法。
  11. 道路上における交通状況を監視するコンピュータが実行する交通監視プログラムであって、該コンピュータに、
    道路上における移動体を撮影した画像データを取得し、取得した画像データから車両である前記移動体を人工知能により検出することで前記車両を示す監視用情報を取得する取得機能と、
    前記車両を示す監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得する第2取得機能と、
    前記移動体が有する端末から該端末を識別するための移動体識別情報を取得する第3取得機能と、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析機能と、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記解析機能によって特定した前記車両の位置を示す移動体位置情報、前記取得機能によって前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報関連付けて記憶する記憶機能と、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定する端末位置特定機能と、
    前記端末を識別するための移動体識別情報と、前記端末の位置を示す移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶する第2記憶機能と、
    前記第2記憶機能によって記憶した、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記記憶機能によって記憶した、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定する車両端末対応付け機能と、
    前記車両端末対応付け機能によって、前記車両が前記端末を有すると判定された場合に、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換える置換機能と、
    前記記憶機能によって記憶した、または前記置換機能によって置き換えた前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定機能と、
    前記推定機能によって推定した、互いに異なる前記移動体識別情報を有する2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離を演算し、該距離が閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定機能と、
    前記判定機能によって、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記移動体が有する端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ、生成した前記注意喚起情報を送信する通知機能と、
    を実現させる、交通監視プログラム。
  12. 道路上における交通状況を監視するコンピュータが実行する交通監視プログラムであって、該コンピュータに、
    道路上における車両である移動体が検出された画像データであって前記車両を示す監視用情報を取得する取得機能と、
    前記車両を示す監視用情報に基づく、該車両を識別するための移動体識別情報を取得する第2取得機能と、
    前記移動体が有する端末から該端末を識別するための移動体識別情報を取得する第3取得機能と、
    前記監視用情報を用いて前記移動体の位置を特定する解析機能と、
    前記車両を識別するための前記移動体識別情報と、前記解析機能によって特定した前記車両の位置を示す移動体位置情報、前記取得機能によって前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す移動体時刻情報関連付けて記憶する記憶機能と、
    前記端末からの電波が示す情報、または、該電波の強度である前記監視用情報に基づいて、前記端末の位置を特定する端末位置特定機能と、
    前記端末を識別するための移動体識別情報と、前記端末の位置を示す移動体位置情報と、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す移動体時刻情報とを、関連付けて記憶する第2記憶機能と、
    前記第2記憶機能によって記憶した、前記端末の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記端末から前記電波を受信した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせと、前記記憶機能によって記憶した、前記車両の位置を示す前記移動体位置情報、および、前記車両を示す監視用情報を取得した時刻を示す前記移動体時刻情報の組み合わせとを照合することによって、前記車両が前記端末を有するか否かを判定する車両端末対応付け機能と、
    前記車両端末対応付け機能によって、前記車両が前記端末を有すると判定された場合に、前記車両を識別するための前記移動体識別情報を、前記端末を識別するための前記移動体識別情報に置き換える置換機能と、
    前記記憶機能によって記憶した、または前記置換機能によって置き換えた前記移動体位置情報および前記移動体時刻情報に基づいて、現時点から、予め定められた予測用時間の経過時点における前記移動体の位置を推定する推定機能と、
    前記推定機能によって推定した、互いに異なる前記移動体識別情報を有する2以上の前記移動体の各々の前記位置の間の距離を演算し、該距離が閾値以下であるか否かを判定し、前記距離が前記閾値以下である場合には、前記2以上の移動体の少なくともいずれかへの注意喚起が必要であると判定する判定機能と、
    前記判定機能によって、前記注意喚起が必要であると判定した場合には、前記移動体が有する端末に前記注意喚起を行わせるための注意喚起情報を生成し、前記2以上の移動体の少なくともいずれかが有する前記端末へ、生成した前記注意喚起情報を送信する通知機能と、
    を実現させる、交通監視プログラム。
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