JP7483951B2 - 加熱装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、加熱装置に関する。
特許文献1は、金型の側面に形成された孔にヒータを挿入して固定した加熱装置を開示する。
特開2017-154409号公報
実施形態の一態様による加熱装置は、加熱プレートと、固定プレートと、ヒータとを有する。加熱プレートは、加熱面を有し、加熱面とは反対側の裏面に凹部が形成される。固定プレートは、加熱プレートから離隔して配置され、凹部に対応する位置に固定孔を有する。ヒータは、柱状のヒータ本体と、固定部材とを有する。ヒータ本体は、固定孔を貫通し、先端が凹部に挿入され、基端に給電用の端子が設けられる。固定部材は、ヒータ本体の外周面を囲む筒状に形成され、固定孔の内壁との間に隙間を空けてヒータ本体を固定孔に固定する。
図1は、実施形態に係る加熱装置の側面図である。 図2は、実施形態に係る加熱装置の上面図である。 図3は、図2のIII-III線における断面図である。 図4は、図2のIV-IV線における断面図である。 図5は、実施形態の変形例1に係る加熱装置の断面図である。 図6は、実施形態の変形例2に係る加熱装置の断面図である。 図7は、実施形態の変形例3に係る加熱装置の断面図である。 図8は、実施形態の変形例4に係る加熱装置の断面図である。 図9は、実施形態の変形例5に係る加熱装置の側面図である。 図10は、実施形態の変形例5に係る加熱装置の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する加熱装置の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態により本開示が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、たとえば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
<実施形態>
図1は、実施形態に係る加熱装置100の側面図である。図2は、実施形態に係る加熱装置100の上面図である。以下の説明において、加熱装置100を加熱対象物に接触させる際に加熱対象物側に位置する面が「上面」であり、加熱対象物とは反対側に位置する面が「下面」であるものとする。しかしながら、加熱装置100は、例えば上下反転して使用されてもよく、任意の姿勢で使用されてよい。
図1に示す加熱装置100は、加熱プレート110、固定プレート120、複数のヒータ130、及び支持プレート150を有する。
加熱プレート110は、例えば金属製の板状部材であり、加熱対象物と接触可能な上面110aを有する。すなわち、加熱プレート110の上面110aが加熱対象物を加熱する加熱面となる。上面110aは、例えば、加熱対象物の一例としての金型の加熱に用いられる。加熱プレート110の加熱面とは反対側の下面110bには、複数のヒータ130がそれぞれ挿入される複数の凹部113(図3参照)が形成されている。
複数のヒータ130は、複数の凹部113にそれぞれ挿入されることで、加熱面である加熱プレート110の上面110aに対して垂直となるように配置される。複数のヒータ130を加熱プレート110の加熱面に対して垂直に配置することにより、複数のヒータ130と加熱面との間の距離のばらつきが抑制されることから、加熱面の面内での均熱性を向上させることができる。
複数のヒータ130がそれぞれ挿入される複数の凹部113は、加熱プレート110の加熱面とは反対側の下面110bに、一様ではない密度で形成される。図2には、加熱面である加熱プレート110の上面110aが矩形板状に示されるとともに、複数の凹部113の形成位置が示されている。すなわち、下面110bの中央部に凹部113が疎に形成され、下面110bの周縁部に凹部113が密に形成されている。換言すれば、下面110bの中央に近いほど凹部113の密度が低く、周縁に近いほど凹部113の密度が高くなるように、複数の凹部113が形成されている。このように、加熱プレート110の加熱面とは反対側の下面110bにおいて複数の凹部113の粗密を調節することにより、複数の凹部113にそれぞれ挿入される複数のヒータ130の粗密を調整することができる。その結果、加熱面である加熱プレート110の上面110aの面内での均熱性をより向上させることができる。すなわち、加熱プレート110の上面110a及び下面110bの周縁部は、中央部と比べて加熱プレート110の周囲の雰囲気に熱が奪われ易い。このため、加熱プレート110の上面110a及び下面110bの周縁部は、中央部と比べて温度が低くなる可能性がある。この場合、下面110bの周縁部において凹部113の密度を高くすることにより、ヒータ130の密度も高くすることができることから、上面110aの周縁部における発熱量を相対的に増やすことができる。これにより、周囲の雰囲気に奪われる分の発熱量が補われるため、均熱性をより向上させることができる。
なお、凹部113の配置は、図2に示すものに限定されない。例えば、加熱面である加熱プレート110の上面110aにおいて他の領域よりも温度が高いヒートスポットが発生する場合、下面110bのヒートスポットに対応する領域において凹部113の密度が低くなるように、複数の凹部113を形成してもよい。
固定プレート120は、例えば金属製の板状部材であり、加熱プレート110から離隔して配置されている。固定プレート120には、複数の凹部113にそれぞれ挿入される複数のヒータ130が固定されている。固定プレート120に対するヒータ130の固定態様については、後述する。
支持プレート150は、固定プレート120から離れた状態で、複数の柱状部材151によって固定プレート120に固定されている。支持プレート150が固定プレート120から離れて位置することにより、各ヒータ130における後述の端子133、134を配置するための空間を支持プレート150と固定プレート120との間に確保することが可能となる。なお、支持プレート150及び複数の柱状部材151は、必要に応じて省略されてもよい。
図3は、図2のIII-III線における断面図である。図4は、図2のIV-IV線における断面図である。なお、図3及び図4では、支持プレート150及び複数の柱状部材151の図示が省略されている。
図3及び図4に示すように、加熱装置100は、複数のヒータ130が固定プレート120に固定されるとともに加熱プレート110の複数の凹部113にそれぞれ挿入されて構成される。
加熱プレート110は、第1のプレート部材111及び第2のプレート部材112を有する。
第1のプレート部材111は、加熱面である加熱プレート110の上面110aを有する板状部材である。第1のプレート部材111は、例えばボルト等の接合部材114によって第2のプレート部材112に接合されている。すなわち、第1のプレート部材111の上面110aとは反対側の下面111aは、第2のプレート部材112に接合される接合面である。
第2のプレート部材112は、第1のプレート部材111の接合面に接合される被接合面となる上面112aと、上面112aの反対側に位置する下面110bとを有する板状部材である。下面110bには、複数の貫通孔112bが形成されており、複数の貫通孔112bの各々から第1のプレート部材111の下面111aが露出する。
複数の凹部113の各々は、複数の貫通孔112bの各々と複数の貫通孔112bの各々から露出する第1のプレート部材111の下面111aとによって形成されている。すなわち、各貫通孔112bの内壁面が各凹部113の内側面を形成し、第1のプレート部材111の下面111aが各凹部113の底面を形成している。
固定プレート120は、固定プレート120と加熱プレート110との間に隙間が形成された状態で、例えばボルト等の連結部材121によって加熱プレート110に連結されることにより、加熱プレート110から離隔して配置されている。固定プレート120を加熱プレート110から離隔して配置させることにより、固定プレート120に対する複数のヒータ130の固定部分(例えば、後述の固定孔120a)の昇温を抑制することができる。一方で、固定プレート120によって加熱プレート110から奪われる熱が低減するため、加熱プレート110の昇温を促進することができる。
固定プレート120は、複数の凹部113に対応する位置に複数の固定孔120aを有する。複数の固定孔120aには、複数のヒータ130がそれぞれ挿通されて固定されている。以下では、説明の便宜上、特に区別する必要がない場合には、複数の凹部113、複数の固定孔120a及び複数のヒータ130をそれぞれ単に「凹部113」、「固定孔120a」及び「ヒータ130」と呼ぶ。
ヒータ130は、ヒータ本体131及び固定部材132を有する。
ヒータ本体131は、例えば、円柱状の部材である。ヒータ本体131は、固定孔120aを貫通しており、その先端131aが凹部113に挿入されている。ヒータ本体131の基端131bは、固定プレート120の下面よりも加熱面である加熱プレート110の上面110aから離れる方向に突出している。基端131bには、ヒータ本体131に電力を供給する給電用の端子133、134が設けられている。加熱面である加熱プレート110の上面110aから離れる方向に突出する基端131bに端子133、134を設けることにより、加熱面から端子133、134を遠ざけることができることから、端子133、134への熱伝達を抑制することができる。
ヒータ本体131は、セラミック体及びセラミック体の内部に位置する発熱抵抗体を有するセラミックヒータである。ヒータ本体131をセラミックヒータとすることにより、金属製である加熱プレート110とヒータ本体131との間の焼き付きを抑制することができる。ヒータ本体131の長さ、すなわちセラミック体の長さは、例えば、1mm~200mm程度とすることができる。また、セラミック体の外寸は、例えば、0.5mm~100mm程度とすることができる。ヒータ本体131の形状、すなわちセラミック体の形状は、円柱状に限らず、例えば楕円柱状または角柱状であってもよい。セラミック体の材料は、例えば、絶縁性を有するセラミックである。セラミック体の材料としては、例えば、酸化物セラミックス、窒化物セラミックスまたは炭化物セラミックス等を使用することができる。発熱抵抗体は、電流が流れることによって発熱する部材である。発熱抵抗体は、例えば、タングステン、モリブデンなどを含む高抵抗の導体を含んでよい。発熱抵抗体の寸法は、例えば幅を0.1mm~5mmに、厚みを0.05mm~0.3mmに、全長を1mm~500mmにすることができる。また、発熱抵抗体は、例えばタングステンカーバイドを含む導電性セラミックスであってもよい。この場合は、セラミック体と発熱抵抗体との熱膨張差を低減できる。これにより、セラミック体と発熱抵抗体との間の熱応力を低減できる。その結果、ヒータ本体131の耐久性を高めることができる。
固定部材132は、ヒータ本体131の外周面を囲む筒状に形成されている。固定部材132は、固定孔120aの内壁との間に隙間を空けてヒータ本体131を固定孔120aに固定する。具体的には、固定孔120aの内壁の加熱プレート110とは反対側に位置する一部には、めねじが形成されている。一方で、固定部材132は、その外周面の一部におねじ132aを有する。固定部材132は、ヒータ本体131が固定孔120aに挿通される際に、おねじ132aを固定孔120aのめねじに嵌合させることで、ヒータ本体131と固定孔120aの内壁との間に隙間が形成された状態で、ヒータ本体131を固定孔120aに固定する。
このように、ヒータ本体131が固定孔120aの内壁との間に隙間を空けて固定孔120aに固定されることにより、固定プレート120はヒータ本体131からの熱を受け難い。これにより、固定プレート120の温度上昇が抑制されることから、固定プレート120から、給電用の端子133、134が設けられるヒータ本体131の基端131bへ向けて放射される熱が抑制される。このため、実施形態に係る加熱装置100によれば、ヒータ130における給電用の端子133、134の劣化を低減することができる。
ヒータ本体131が隙間を空けて固定孔120aに固定される場合、固定孔120aの内壁とヒータ本体131の固定孔120aの内壁と対向する部分との間隔は、凹部113の内側壁とヒータ本体131の凹部113の内側壁と対向する部分との間隔よりも大きい。このようにヒータ本体131を凹部113の内側壁に近付けて位置させるとともに固定孔120aの内壁から離して位置させることにより、加熱プレート110に対する熱伝達を促進させつつ、固定プレート120に対する熱伝達を抑えることができる。このため、実施形態に係る加熱装置100によれば、加熱プレート110の加熱性能を維持しつつ、ヒータ130における給電用の端子133、134の劣化を低減することができる。
固定孔120aの径は、凹部113の径よりも大きい。凹部113は、ヒータ本体131の加熱により温度が上昇し易いため、かかる凹部113に対応する位置に位置する固定孔120aの径を大きくすると、凹部113の温度上昇に伴う固定プレート120の受熱を抑えることができる。
また、加熱プレート110と固定プレート120との間には、スペーサ部材140が配置されている。スペーサ部材140は、筒状をなし、連結部材121を挿通させている。加熱プレート110と固定プレート120との間にスペーサ部材140を設けることにより、加熱プレート110と固定プレート120との離隔を保つことができ、加熱プレート110からの伝熱に伴う固定プレート120の温度上昇を継続的に抑えることができる。
スペーサ部材140の材料は、例えば、耐熱性を有するセラミックであることが好ましい。スペーサ部材140の材料としては、例えば、酸化物セラミックス、窒化物セラミックスまたは炭化物セラミックス等を使用することができる。これにより、スペーサ部材140の熱膨張及び熱収縮を低減することができることから、スペーサ部材140の消耗を低減することができる。
<変形例1>
次に、実施形態の種々の変形例について、図5~図10を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、上述の実施形態と共通の構成については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
図5は、実施形態の変形例1に係る加熱装置100の断面図である。図5に示す加熱装置100は、主として、固定プレートの内部に冷却媒体を通過させる冷却通路を設けた点が、図1~図4に示す加熱装置100とは相違する。具体的には、図5に示すように、固定プレート120は、冷却媒体が流れる流路160を冷却通路として内部に有する。固定プレート120の内部に冷却媒体が流れる流路160を設けて固定プレート120を冷却することにより、固定プレート120から、給電用の端子133、134が設けられるヒータ本体131の基端131bへ向けて放射される熱がさらに抑制される。このため、本変形例に係る加熱装置100によれば、ヒータ130における給電用の端子133、134の劣化をさらに低減することができる。
流路160は、固定プレート120の加熱プレート110と対向する上面120bに沿う方向(例えば、図5の奥側に向かう方向)に延びている。上面120bは、他の部位よりも加熱プレート110から放射される熱を受け易いため、かかる上面120bに沿う方向に流路160が延びていることにより、固定プレート120の冷却効率を向上させることができる。
流路160は、複数の固定孔120aのうち、隣り合う固定孔120aの間に位置している。固定孔120aは、他の部位よりもヒータ本体131から放射される熱を受け易いため、隣り合う固定孔120aの間に流路160が位置していることにより、固定プレート120の冷却効率を向上させることができる。
流路160に流す冷却媒体としては、例えば、冷却水を用いることができる。また、冷却水に代えて、例えば、空気等の冷却ガスを用いてもよい。
<変形例2>
図6は、実施形態の変形例2に係る加熱装置100の断面図である。図6に示す加熱装置100は、固定プレートの内部に設けられる冷却通路の構造が、図5に示す加熱装置100とは相違する。具体的には、図6に示すように、固定プレート120は、冷却媒体が流れる配管170を冷却通路として内部に有する。固定プレート120の内部に冷却媒体が流れる配管170を設けて固定プレート120を冷却することにより、固定プレート120から、給電用の端子133、134が設けられるヒータ本体131の基端131bへ向けて放射される熱がさらに抑制される。このため、本変形例に係る加熱装置100によれば、ヒータ130における給電用の端子133、134の劣化をさらに低減することができる。
配管170は、固定プレート120の加熱プレート110と対向する上面120bに沿う方向(例えば、図6の奥側に向かう方向)に延びている。上面120bは、他の部位よりも加熱プレート110から放射される熱を受け易いため、かかる上面120bに沿う方向に配管170が延びていることにより、固定プレート120の冷却効率を向上させることができる。
配管170は、複数の固定孔120aのうち、隣り合う固定孔120aの間に位置している。固定孔120aは、他の部位よりもヒータ本体131から放射される熱を受け易いため、隣り合う固定孔120aの間に配管170が位置していることにより、固定プレート120の冷却効率を向上させることができる。
配管170に流す冷却媒体としては、例えば、冷却水を用いることができる。また、冷却水に代えて、例えば、空気等の冷却ガスを用いてもよい。
<変形例3>
図7は、実施形態の変形例3に係る加熱装置100の断面図である。図7に示す加熱装置100は、固定プレートの構造、及び配管の設置態様が、図6に示す加熱装置100とは相違する。具体的には、図7に示すように、固定プレート120は、加熱プレート110側に位置する蓋部材121と、加熱プレート110とは反対側に位置するベース部材122との2つの部材に分割されており、ベース部材122に蓋部材121を接合して構成されている。ベース部材122の蓋部材121との接合面には、上面120bに沿う方向(例えば、図7の奥側に向かう方向)に延びる溝部122aが形成されている。配管170は、上面120bに沿う方向に延びる溝部122bに配置されている。上面120bは、他の部位よりも加熱プレート110から放射される熱を受け易いため、かかる上面120bに沿う方向に延びる溝部122bに配管170を設置することにより、固定プレート120の冷却効率を向上させることができる。また、ベース部材122から蓋部材121を脱離して溝部122bを上方に開放させることにより、配管170を溝部122bから容易に取り出すことができることから、加熱装置100のメンテナンス性が向上する。
<変形例4>
図8は、実施形態の変形例4に係る加熱装置100の断面図である。図8に示す加熱装置100は、固定孔の形状が、図1~図4に示す加熱装置100とは相違する。具体的には、図8に示すように、固定孔120aは、凹部113と対向する位置に位置する第1の孔部120a-1と、第1の孔部120a-1に連続し、第1の孔部120a-1よりも径が小さい第2の孔部120a-2とにより形成されている。第1の孔部120a-1の内壁とヒータ本体131の第1の孔部120a-1の内壁と対向する部分との間隔は、第2の孔部120a-2の内壁とヒータ本体131の第2の孔部120a-2の内壁と対向する部分との間隔よりも大きい。凹部113は、ヒータ本体131の加熱により温度が上昇し易いため、かかる凹部113と対向する位置に位置する第1の孔部120a-1の径を大きくすると、凹部113の温度上昇に伴う固定プレート120の受熱を抑えることができる。また、第2の孔部120a-2の内壁にヒータ本体131を近付けて位置させることにより、ヒータ本体131を固定孔120aに固定するための領域(例えば、固定部材132のおねじ132aに対応するめねじの形成領域)を確保することができる。
<変形例5>
図9は、実施形態の変形例5に係る加熱装置100の側面図である。図10は、実施形態の変形例5に係る加熱装置100の断面図である。図9及び図10に示す加熱装置100は、基本的には図1~図4に示す加熱装置100と同様の構造を有する。しかし、図9及び図10に示す加熱装置100は、加熱プレート110が第1のプレート部材111及び第2のプレート部材112の2つの部材に分かれていない点で、図1~図4に示す加熱装置100と相違する。具体的には、図9及び図10に示すように、加熱プレート110は、第1のプレート部材111及び第2のプレート部材112に相当する部分が、金属製の板状部材で一体的に形成されている。その結果、変形例5に係る加熱装置100によれば、加熱装置100の製造工程を簡素化することができる。
以上のように、実施形態に係る加熱装置(例えば、加熱装置100)は、加熱プレート(例えば、加熱プレート110)と、固定プレート(例えば、固定プレート120)と、ヒータ(例えば、ヒータ130)とを有する。加熱プレートは、加熱面(例えば、上面110a)を有し、加熱面とは反対側の裏面(例えば、下面110b)に凹部(例えば、凹部113)が形成される。固定プレートは、加熱プレートから離隔して配置され、凹部に対応する位置に固定孔(例えば、固定孔120a)を有する。ヒータは、柱状のヒータ本体(例えば、ヒータ本体131)と、固定部材(例えば、固定部材132)とを有する。ヒータ本体は、固定孔を貫通し、先端(例えば、先端131a)が凹部に挿入され、基端(例えば、基端131b)に給電用の端子(例えば、端子133、134)が設けられる。固定部材は、ヒータ本体の外周面を囲む筒状に形成され、固定孔の内壁との間に隙間を空けてヒータ本体を固定孔に固定する。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、ヒータにおける給電用の端子の劣化を低減することができる。
また、実施形態に係る加熱装置において、固定孔の内壁とヒータ本体の固定孔の内壁と対向する部分との間隔は、凹部の内側壁とヒータ本体の凹部の内側壁と対向する部分との間隔よりも大きくてもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、加熱プレートの加熱性能を維持しつつ、ヒータにおける給電用の端子の劣化を低減することができる。
また、実施形態に係る加熱装置において、固定孔の径は、凹部の径よりも大きくてもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、凹部の温度上昇に伴う固定プレートの受熱を抑えることができる。
また、実施形態に係る加熱装置において、固定孔は、凹部と対向する位置に位置する第1の孔部(例えば、第1の孔部120a-1)と、第1の孔部に連続し、第1の孔部よりも径が小さい第2の孔部(例えば、第2の孔部120a-2)とにより形成されてもよい。第1の孔部の内壁とヒータ本体の第1の孔部の内壁と対向する部分との間隔は、第2の孔部の内壁とヒータ本体の第2の孔部の内壁と対向する部分との間隔よりも大きくてもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、凹部の温度上昇に伴う固定プレートの受熱を抑えるとともに、ヒータ本体を固定孔に固定するための領域を確保することができる。
また、実施形態に係る加熱装置は、加熱プレートと固定プレートとの間に設けられたスペーサ部材(例えば、スペーサ部材140)をさらに有してもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、加熱プレートからの伝熱に伴う固定プレートの温度上昇を継続的に抑えることができる。
また、実施形態に係る加熱装置において、スペーサ部材は、セラミックにより形成されてもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、スペーサ部材の消耗を低減することができる。
また、実施形態に係る加熱装置において、固定プレートは、冷却媒体を通過させる冷却通路(例えば、流路160又は配管170)を内部に有してもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、ヒータにおける給電用の端子の劣化をさらに低減することができる。
また、実施形態に係る加熱装置において、冷却通路は、固定プレートの加熱プレートと対向する面(例えば、上面120b)に沿う方向に延びていてもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、固定プレートの冷却効率を向上させることができる。
また、実施形態に係る加熱装置において、加熱プレートは、複数の凹部を有してもよい。固定プレートは、複数の凹部に対応する位置に複数の固定孔を有してもよい。冷却通路は、隣り合う固定孔の間に位置してもよい。これにより、実施形態に係る加熱装置によれば、固定プレートの冷却効率を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
100 加熱装置
110 加熱プレート
110a 上面
110b 下面
111 第1のプレート部材
111a 下面
112 第2のプレート部材
112a 上面
112b 貫通孔
113 凹部
120 固定プレート
120a 固定孔
120a-1 第1の孔部
120a-2 第2の孔部
120b 上面
130 ヒータ
131 ヒータ本体
131a 先端
131b 基端
132 固定部材
132a おねじ
133、134 端子
140 スペーサ部材

Claims (9)

  1. 加熱面を有し、前記加熱面とは反対側の裏面に凹部が形成された加熱プレートと、
    前記加熱プレートから離隔して配置され、前記凹部に対応する位置に固定孔を有する固定プレートと、
    前記固定孔を貫通し、先端が前記凹部に挿入され、基端に給電用の端子が設けられた柱状のヒータ本体と、前記ヒータ本体の外周面を囲む筒状に形成され、前記固定孔の内壁との間に隙間を空けて前記ヒータ本体を前記固定孔に固定する固定部材とを有するヒータと
    を有する、加熱装置。
  2. 前記固定孔の内壁と前記ヒータ本体の前記固定孔の内壁と対向する部分との間隔は、前記凹部の内側壁と前記ヒータ本体の前記凹部の内側壁と対向する部分との間隔よりも大きい、請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記固定孔の径は、前記凹部の径よりも大きい、請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 前記固定孔は、前記凹部と対向する位置に位置する第1の孔部と、前記第1の孔部に連続し、前記第1の孔部よりも径が小さい第2の孔部とにより形成され、
    前記第1の孔部の内壁と前記ヒータ本体の前記第1の孔部の内壁と対向する部分との間隔は、前記第2の孔部の内壁と前記ヒータ本体の前記第2の孔部の内壁と対向する部分との間隔よりも大きい、請求項1~3のいずれか一つに記載の加熱装置。
  5. 前記加熱プレートと前記固定プレートとの間に設けられたスペーサ部材をさらに有する、請求項1~4のいずれか一つに記載の加熱装置。
  6. 前記スペーサ部材は、セラミックにより形成される、請求項5に記載の加熱装置。
  7. 前記固定プレートは、冷却媒体を通過させる冷却通路を内部に有する、請求項1~4のいずれか一つに記載の加熱装置。
  8. 前記冷却通路は、前記固定プレートの前記加熱プレートと対向する面に沿う方向に延びている、請求項7に記載の加熱装置。
  9. 前記加熱プレートは、複数の前記凹部を有し、
    前記固定プレートは、複数の前記凹部に対応する位置に複数の前記固定孔を有し、
    前記冷却通路は、隣り合う前記固定孔の間に位置する、請求項7又は8に記載の加熱装置。
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