JP7483173B2 - 位置標定装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係る位置標定装置の機能構成を示すブロック図である。図1の上部には、位置標定装置が受信する信号の受信経路の概略図が示されている。図1上部の概略図に示されるとおり、位置標定装置は、「衛星通信波源(標定対象)」及び「リファレンス波源(位置が既知)」からの信号を、2つ以上の衛星を介して受信する。衛星通信波源(標定対象)は、明細書においては「ターゲット」と称する。DG法を用いる位置標定装置において、複数のアンテナで受信した信号は、周波数変換及び利得調整が行われる。
図1に示されるとおり位置標定装置は、信号受信部120(信号受信部120-1、信号受信部120-2)、AD変換部130(AD変換部130-1、AD変換部130-2)、信号抽出部140、リファレンス標定処理部150、衛星起因誤差算出部160、及び目標標定処理部170を含む。
信号受信部120は、地上局のアンテナ(アンテナ#1、アンテナ#2、…)で受信した信号を受け取り、周波数変換及び利得調整の信号処理を施す機能ブロックである。図1に示されるとおり、アンテナ#1で受信した信号は信号受信部120-1により、アンテナ#2で受信した信号は信号受信部120-2により、それぞれ受け取るように構成されてよい。
信号受信部120-1、信号受信部120-2、…で信号処理された信号は、それぞれAD変換部130-1、AD変換部130-2、…へ送られる。
AD変換部130は、信号受信部120から送られたアナログ信号をデジタル信号に変換するための機能ブロックである。
AD変換部130により変換されたデジタル信号は、具体的には、複素数のベースバンド信号(以降、「複素ベースバンド信号」と称する)であり、本明細書ではrnと表すものとする。右上添え字のn(n=1,2,…,N)は、衛星を区別するための通し番号である。
複素ベースバンド信号は、それぞれ信号抽出部140へ送られる。
信号抽出部140は、AD変換部130から送られた複素ベースバンド信号(rn)から、ターゲットからの信号成分(rn tar)とリファレンス波源からの信号成分(rn ref)とを、それぞれ個別に抽出するための機能ブロックである。ターゲットからの信号成分を表すrn tarの右下添え字のtarは、ターゲットの英語表記targetの最初の3文字を由来とする。また、リファレンス波源から信号成分を表すrn refの右下添え字のrefは、リファレンスの英語表記referenceの最初の3文字を由来とする。
信号抽出部140は、具体的には、周波数フィルタを用いて信号の抽出を行う。
信号抽出部140で抽出されたリファレンス波源からの信号成分(rn ref)は、リファレンス標定処理部150へ、信号抽出部140で抽出されたターゲットからの信号成分(rn tar)は目標標定処理部170へ、それぞれ送られる。
リファレンス標定処理部150は、リファレンス波源からの信号成分(rn ref)に対して位置標定を実施するための機能ブロックである。
リファレンス標定処理部150の詳細な処理内容は、後述の説明により明らかとなる。
リファレンス標定処理部150により推定されたリファレンス波源の位置情報は、衛星起因誤差算出部160へ送られる。
衛星起因誤差算出部160は、リファレンス標定処理部150から送られたリファレンス波源の推定位置情報と、リファレンス波源の真の位置と、に基づいて、衛星に起因する誤差成分を算出するための機能ブロックである。本開示技術に係る位置標定装置は、衛星起因誤差算出部160があることにより、衛星起因誤差が低減されるという効果が発揮される。
衛星起因誤差算出部160で算出された衛星に起因する誤差成分は、目標標定処理部170へ送られる。
目標標定処理部170は、衛星起因誤差算出部160で算出された衛星に起因する誤差成分と、ターゲットからの信号成分(rn tar)と、に基づいて、ターゲットの位置標定を実施するための機能ブロックである。
目標標定処理部170の詳細な処理内容は、後述の説明により明らかとなる。
リファレンス標定処理部150を構成する探索範囲設定部151は、評価関数の値を最大にする解を探索する際の探索幅(dwide)を決定するための機能ブロックである。探索幅(dwide)は、具体的には、評価関数の値を最大にする解、すなわちもっともらしいターゲットの位置、を探索する際の、緯度θ[deg]及び経度φ[deg]のそれぞれを変化させる間隔である。探索幅(dwide)は、一般に、狭くすれば精度が向上するが演算時間が増大し、広くすれば演算時間が短くなるが粗くなる。そこで、一般に知られているニュートン法等の数値的解法では、探索幅は一定ではなく、評価関数を評価関数の引数であるパラメータで偏微分して得られる傾きに応じて変化させる。また、一般に、収束の速さを改善する多くのアルゴリズムが提案されている。さらに、より原始的な探索方法として、解を、解よりも小さい側と解よりも大きい側とから探索する二分探索法(バイナリサーチ)を応用することも考えられる。本開示技術に係る位置標定装置において、探索幅(dwide)の初期値は、例えば、数度[deg]から10度[deg]まで程度に設定されるとよい。
評価関数の値を最大にする解を算出する処理ステップの詳細は、後述の最適化処理部155の説明により明らかとなる。
探索範囲設定部151で設定された探索幅(dwide)は、評価関数算出部152へと送られる。
リファレンス標定処理部150を構成する評価関数算出部152は、探索範囲設定部151から送られた探索幅(dwide)の間隔で、評価関数の値を算出するための機能ブロックである。評価関数(Q(p))は、以下の数式(1)により表される。
ここで、p(θ,φ)は、緯度θ[deg]及び経度φ[deg]の地表面上の地点についての3次元位置ベクトルである。数式(1)の右辺にあるλmax{}は、引数である行列の最大固有値を返す関数である。また、数式(1)の右辺にある上添え字のHは、エルミート転置を表す。エルミート転置した行列は、随伴行列とも称される。
ただし、数式(4)の右辺の引数であるfn p及びτn pは、電波源の位置がpであるときに、n番目の衛星を介して信号を受信した際に生じるドップラ周波数及び遅延時間である。遅延時間は、TOF(Time of Flight)と同義である。また、数式(4)の右辺に示されるDτ及びDfは、以下の数式(5)及び数式(6)により与えられる。
数式(7)に示されるWは、サイズがL×Lの行列であり、L個の点のDFT(Discrete Fourier Transform)の行列表現であるから、「L点DFT行列」(例えばL=8であれば、「8点DFT行列」)と称されることもある。
評価関数算出部152で算出された評価関数の値は、ピーク位置算出部153へ送られる。
リファレンス標定処理部150を構成するピーク位置算出部153は、評価関数の値が極値となる、すなわち評価関数の値がピークとなる、位置ベクトルpを算出するための機能ブロックである。ピーク位置算出部153が算出する位置ベクトルpは、以下の数式(8)で表現されるものである。
ピーク位置算出部153で算出された位置ベクトルp(θM、φM)は、初期値設定部154へ送られる。
リファレンス標定処理部150を構成する初期値設定部154は、後述の最適化処理部155が実施する最適化処理についての初期値を設定するための機能ブロックである。最適化処理部155が実施する最適化処理の詳細は、後述の説明により明らかとなる。
初期値設定部154が設定する初期値は、例えば、ピーク位置算出部153で算出された位置ベクトルp(θM、φM)と、その周辺4点の位置ベクトルと、からなる5つの位置ベクトルが用いられる。5つの位置ベクトルは、具体的には、以下の数式(9)で与えられるものである。
ここで、Δθ及びΔφは、探索範囲設定部151において用いられた探索幅(dwide)と比較して、絶対値の大きさを小さくする。
初期値設定部154で設定された5つの初期値は、最適化処理部155へ送られる。
リファレンス標定処理部150を構成する最適化処理部155は、評価関数(Q(p))を最大にする解の算出、すなわち最適化処理を、初期値設定部154から送られた初期値からスタートして実施する。
本開示技術に係る位置標定装置は、最適化処理部155及び後述の最適化処理部175を備えることにより、従来のDG法と比較して、演算量が抑えられている、という効果が発揮される。
最適化処理部155で実施される最適化処理において、解候補の更新は、以下の数式(10)により与えられる。
式(10)において、pにハットが付されたものは、pの推定値を表す。また式(10)において、下添え字のk、k+1は、それぞれ推定値の算出の試行回数を示したものである。言い換えれば式(10)は、試行がk番目のpの推定値と試行がk+1番目のpの推定値との関係を示したものだ、と言える。
式(10)の右辺に示されるΔpの項は、式(10)を最急降下法の更新則として見た場合の勾配ベクトルの項と同義である。
ここで、式(11)右辺における右上添え字のTは、転置を表す。すなわち、位置ベクトルpは、縦ベクトルで表されるものとする。また式(11)の左辺に示すようにΔpについて用いられる右下添え字のmは、4つの向きに付された識別番号であり、pについて用いられる右下添え字のkとは意味が異なる。
ここで、式(12)の2行目(s.t.以降)の条件が満たされなくなると、最適化処理が、すなわち反復演算が終了する。言い換えれば式(12)は、反復演算の継続条件式であると言える。
ΔθとΔφとを同じ値(dnarrow)にした場合、式(12)の右辺は、以下の式(13)に示す差分近似式で計算できる。
リファレンス標定処理部150を構成する大域解判定部156は、最適化処理部155で求められたもっともらしい位置ベクトルpの推定値が、局所的な解ではなく、きちんと大域的な解となっていることを判定するための機能ブロックである。
非線形問題の大域解を求めることは、一般に、容易ではない。しかし本技術分野においては、経験的に、大域解である位置ベクトルpのときの評価関数のおおよその値を知ることができる。そこで大域解判定部156は、大域解における評価関数がなるべきおおよその値と、最適化処理部155から送られたもっともらしい位置ベクトルpの推定値に対応する評価関数(Q(pの推定値))の値と比較し、推定した結果が大域解であるかを判断することができる。
前述のとおり衛星起因誤差算出部160は、リファレンス標定処理部150から送られるリファレンス波源の推定位置情報と、リファレンス波源が在る位置の真値と、に基づいて、衛星に起因する誤差成分を算出する。
リファレンス波源が在る位置の真値は、以下の数式記号により表されるものとする。
ここで、式(14)に登場する右下添え字のrefは、リファレンスの英語表記referenceの最初の3文字を由来とする。
また、リファレンス標定処理部150の大域解判定部156から送られるリファレンス波源の推定位置情報、すなわちリファレンス波源が在る位置の推定値は、以下の数式記号により表されるものとする。
ここで、式(15)に登場するハットのアクセント記号は、推定値であることを表す。
ここで、式(16)左辺に示されるΔετ nは、n番目の衛星で生じる遅延時間である。また式(17)左辺に示されるΔεf nは、n番目の衛星で生じる周波数変位である。式(16)及び式(17)に登場するps n及びvs nは、それぞれn番目の衛星の位置ベクトル及び速度ベクトルである。式(16)及び式(17)に登場するprは、受信局(Receiver)の位置ベクトルである。式(17)に登場するfuは、リファレンス波源のアップリンク周波数である。式(17)に登場するfdは、リファレンス波源のダウンリンク周波数である。
なお、式(18)及び式(19)に示されるBτ及びBfの構造は、式(5)及び式(6)に示されるDτ及びDfの構造と、それぞれ同じである。本明細書においては、Bτ及びBfを指す場合に、二つの誤差行列、という表現が用いられる。
衛星起因誤差算出部160において算出された二つの誤差行列(Bτ及びBf)は、目標標定処理部170へ送られる。
目標標定処理部170を構成する探索範囲設定部171は、リファレンス標定処理部150を構成する探索範囲設定部151と処理内容が同じである。
誤差補正付き評価関数算出部172において行われる処理では、探索範囲設定部151で決定された探索幅(dwide)と、衛星起因誤差算出部160において算出された二つの誤差行列(Bτ及びBf)と、が用いられる。
誤差補正付き評価関数算出部172において行われる処理では、以下に示される評価関数が用いられる。
ここで、式(20)の右辺に登場するφBは、以下の式で与えられるものである。
ただし、数式(21)右辺に示された行列を構成する縦ベクトルのそれぞれは、以下の数式(22)により与えられる。
以上のように定義された評価関数(QB)が用いられることにより、衛星に起因した遅延時間及び周波数変位に関する誤差成分の影響を排除することが可能となる。
目標標定処理部170を構成するピーク位置算出部173は、リファレンス標定処理部150を構成するピーク位置算出部153と処理内容が同じである。
目標標定処理部170を構成する初期値設定部174は、リファレンス標定処理部150を構成する初期値設定部154と処理内容が同じである。
目標標定処理部170を構成する最適化処理部175は、リファレンス標定処理部150を構成する最適化処理部155と処理内容が同じである。
目標標定処理部170を構成する大域解判定部176は、リファレンス標定処理部150を構成する大域解判定部156と処理内容が同じである。
位置標定装置を構成する構成要素のうち、信号抽出部140、リファレンス標定処理部150、衛星起因誤差算出部160、及び目標標定処理部170は、処理回路により実現される。処理回路は、専用のハードウエアであっても、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)であってよい。
信号路185は、プロセッサ181、メモリ182、入力インターフェース183、及び出力インターフェース184を相互に接続するためのバスである。
入力インターフェース183は、AD変換部130から送られた複素ベースバンド信号(図5においては「RS」と記載)を、信号路185を介して、プロセッサ181へ転送する。
プロセッサ181は、標定結果等の情報を、出力インターフェース184を介して、外部の表示装置へ出力する。
リファレンス標定処理部150及び目標標定処理部170の機能が、ソフトウエア、ファームウエア、又はソフトウエアとファームウエアとの組合せにより実現される場合、実質的に同じ機能を有する機能ブロック、例えば、ピーク位置算出部153とピーク位置算出部173との機能ブロックは、1つの関数として作成し、呼び出されるように実現されてもよい。
図5は、単一のプロセッサ181を用いたハードウエア構成を例示しているが、本開示技術はこれに限定されない。本開示技術に係る処理回路は、相互に連携して動作する複数のプロセッサを用いたハードウエア構成であってもよい。
このように処理回路は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、又はこれらの組合せによって、信号抽出部140、リファレンス標定処理部150、衛星起因誤差算出部160、及び目標標定処理部170の各機能を実現することができる。
実施の形態2に係る位置標定装置は、本開示技術に係る位置標定装置の変形例である。特に明記する場合を除き、実施の形態2では、実施の形態1で用いられた符号と同じものが使用される。また実施の形態2では、実施の形態1と重複する説明が、適宜、省略される。
実施の形態2に係る位置標定装置は、従来のTSG法に基づくプログラム等資源を有効活用したい場合を想定したものである。
相関処理部190は、信号抽出部140から送られる、ターゲットからの信号成分(rn tar)とリファレンス波源からの信号成分(rn ref)とのそれぞれに対して、相関処理を実施する構成要素である。相関処理部190が行う相関処理は、具体的には、以下の数式で与えられる演算である。
ここで、式(24)及び式(25)それぞれの左辺におけるCFは、相関関数の英語名Correlation Functionの頭文字に由来する。式(24)及び式(25)それぞれの右辺における右上添え字のn及びmは、それぞれ衛星の番号を表し、n≠mである。また式(24)及び式(25)それぞれの右辺における積分区間に登場するTは、観測時間を表す。
相関処理部190は、CFtarを最大にするτ及びvの組と、CFrefを最大にするτ及びvの組と、をそれぞれ計算する。
CFtarの最大値(CFtar_max)とそのときのτ及びvの組(τtar、vtar)は、アルゴリズム選択部200へ送られる。またCFrefの最大値(CFref_max)とそのときのτ及びvの組(τref、vref)も、アルゴリズム選択部200へ送られる。
アルゴリズム選択部200は、相関処理部190から送られた情報に基づいて、位置標定装置のアルゴリズムを、従来技術に係るTSG法とするか、本開示技術に係るHDG法とするか、を選択する構成要素である。アルゴリズム選択部200は、例えば、以下に示す条件を元にアルゴリズムを選択する。
ここで、条件式(28)右辺に登場するεnoizeは、予め設定された閾値である。
式(28)の条件が成立するときに、アルゴリズム選択部200は、ターゲット位置を標定するアルゴリズムとして、TSG法を採用する。この場合、CFtarの最大値(CFtar_max)とそのときのτ及びvの組(τtar、vtar)がTSG法処理部210へ送られる。同様に、CFrefの最大値(CFref_max)とそのときのτ及びvの組(τref、vref)がTSG法処理部210へ送られる。
式(28)の条件が成立しないときに、アルゴリズム選択部200は、ターゲット位置を標定するアルゴリズムとして、HDG法を採用する。この場合、実施の形態1と同様に、リファレンス波源からの信号成分(rn ref)はリファレンス標定処理部150へ、ターゲットからの信号成分(rn tar)は目標標定処理部170へ、それぞれ送られる。
TSG法処理部210は、アルゴリズム選択部200を経由して送られた情報に基づいて、TSG法のアルゴリズムに基づいて、ターゲット位置を標定する構成要素である。TSG法処理部210が用いるTSG法のアルゴリズムは、従来技術に係るものでよい。
Claims (6)
- 複素ベースバンド信号から、ターゲットからの信号成分とリファレンス波源からの信号成分とを、それぞれ個別に抽出する信号抽出部と、
前記リファレンス波源からの信号成分に対して位置を標定するリファレンス標定処理部と、
前記リファレンス波源の推定位置情報と、前記リファレンス波源が在る位置の真値と、に基づいて、衛星に起因する誤差成分を算出する衛星起因誤差算出部と、
前記衛星起因誤差算出部で算出された前記誤差成分と、前記ターゲットからの信号成分と、に基づいて、前記ターゲットの位置を標定する目標標定処理部と、を備える、
位置標定装置。 - 前記リファレンス標定処理部は、
評価関数の値を最大にする解を探索する際の探索幅を決定する探索範囲設定部と、
前記探索幅の間隔で、前記評価関数の値を算出する評価関数算出部と、
前記評価関数の値が極値となる位置ベクトルを算出するピーク位置算出部と、
前記位置ベクトルに基づいて、最適化処理についての初期値を設定する初期値設定部と、
前記最適化処理を、前記初期値からスタートして実施する最適化処理部と、を含む、
請求項1に記載の位置標定装置。 - 前記目標標定処理部は、
評価関数の値を最大にする解を探索する際の探索幅を決定する探索範囲設定部と、
前記衛星起因誤差算出部で算出された前記誤差成分を参照し、前記探索幅の間隔で、前記評価関数の値を算出する誤差補正付き評価関数算出部と、
前記評価関数の値が極値となる位置ベクトルを算出するピーク位置算出部と、
前記位置ベクトルに基づいて、最適化処理についての初期値を設定する初期値設定部と、
前記最適化処理を、前記初期値からスタートして実施する最適化処理部と、を含む、
請求項1に記載の位置標定装置。 - 前記リファレンス標定処理部は、
前記位置ベクトルが、大域的な解となっていることを判定する大域解判定部をさらに備える、
請求項2に記載の位置標定装置。 - 前記目標標定処理部は、
前記位置ベクトルが、大域的な解となっていることを判定する大域解判定部をさらに備える、
請求項3に記載の位置標定装置。 - 前記ターゲットからの信号成分と前記リファレンス波源からの信号成分とのそれぞれに対して、相関処理を実施する相関処理部と、
前記相関処理部から送られた情報に基づいて、TSG法又はHDG法のいずれかのアルゴリズムを選択するアルゴリズム選択部と、
前記アルゴリズムが前記TSG法と選択された場合に、前記TSG法によりターゲット位置を標定するTSG法処理部と、をさらに備える、
請求項1に記載の位置標定装置。
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JP2000501504A (ja) | 1995-12-04 | 2000-02-08 | シンメトリコム・インコーポレーテッド | 移動体の位置決定 |
JP2000512380A (ja) | 1995-09-20 | 2000-09-19 | イギリス国 | 未知の信号源の位置確定 |
JP2009198435A (ja) | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Mitsubishi Electric Corp | 未知送信局の測位装置及び測位方法 |
-
2022
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JP2000501504A (ja) | 1995-12-04 | 2000-02-08 | シンメトリコム・インコーポレーテッド | 移動体の位置決定 |
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