JP7481247B2 - ロボット教示システム - Google Patents

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Description

本発明は、ロボット教示システムに関する。
従来、複数かつ同一形状を有する被嵌合部を備える保持装置に対して、ワークを嵌合することをロボットに教示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような被嵌合部に対して、ワークを嵌合することをロボットに教示する場合、ロボットの教示は、人の目視によって行われることが多い。特に、公差が厳しい嵌合では、アプローチ点のみを目視によって教示し、ロボットによる嵌合動作は、力センサ等を用いた力制御によって行われる。
国際公開第98/17444号
しかし、上述したようなロボットの教示は、全ての嵌合位置にロボットを動かし、人の目視によって行う必要がある。また、公差が厳しい嵌合では、アプローチ点の教示精度により嵌合の成否が左右される。このような理由により、多数の被嵌合部へのロボットの教示は、多大な労力及び時間が掛かっていた。よって、教示工数を削減することができるロボット教示システムが求められている。
本開示の一態様に係るロボット教示システムは、複数かつ同一形状を有する被嵌合部を備える保持装置にワークの嵌合を教示するためのロボット教示システムであって、前記被嵌合部を撮像し、前記被嵌合部の三次元位置の情報を含む撮像画像を生成する撮像部と、前記ワークを保持し、保持した前記ワークを移動する機構部と、少なくとも前記撮像部及び前記機構部を制御するロボット制御装置と、を備え、前記ロボット制御装置は、予め教示された撮像位置において、前記撮像部によって前記被嵌合部のうちの1つの第1被嵌合部を撮像する撮像制御部と、前記撮像部によって撮像された前記第1被嵌合部の第1撮像画像に基づいて、前記第1被嵌合部のマスタ検出位置を検出し、検出した前記マスタ検出位置を教示記憶部に記憶するマスタ被嵌合部検出部と、前記ワークを保持した状態で、前記機構部によって前記ワークを予め教示されたアプローチ位置に移動し、前記ワークを前記アプローチ位置から前記第1被嵌合部へ嵌合し、前記第1被嵌合部への嵌合が成功したマスタ嵌合位置を前記教示記憶部に記憶する第1嵌合制御部と、前記撮像部を用いて前記被嵌合部のうちの他の被嵌合部を探索し、前記撮像部によって前記他の被嵌合部を撮像する探索部と、前記撮像部によって撮像された前記他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて、前記他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した前記検出位置を前記教示記憶部に記憶する被嵌合部検出部と、前記他の被嵌合部の前記検出位置、前記マスタ検出位置及び前記マスタ嵌合位置に基づいて、前記他の被嵌合部の嵌合位置を算出し、前記嵌合位置を前記教示記憶部に記憶する嵌合位置算出部と、を備える。
本開示の一態様に係るロボット教示システムは、複数かつ同一形状を有する被嵌合部を備える保持装置にワークの嵌合を教示するためのロボット教示システムであって、前記被嵌合部を撮像し、前記被嵌合部の三次元位置の情報を含む撮像画像を生成する撮像部と、前記ワークを保持し、保持した前記ワークを移動する機構部と、少なくとも前記撮像部及び前記機構部を制御するロボット制御装置と、を備え、前記ロボット制御装置は、予め教示された撮像位置において、前記撮像部によって前記被嵌合部のうちの1つの被嵌合部を撮像する撮像制御部と、前記撮像部によって撮像された前記被嵌合部の第1撮像画像に基づいて前記被嵌合部の検出位置を検出し、検出した前記検出位置を教示記憶部に記憶する位置検出部と、前記ワークを保持した状態で、前記機構部によって前記ワークを予め教示されたアプローチ位置に移動し、前記ワークを前記アプローチ位置から前記被嵌合部へ嵌合する第1嵌合制御部と、前記被嵌合部への嵌合が成功した場合、前記機構部が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ点として前記教示記憶部に記憶し、前記被嵌合部への嵌合が失敗した場合、前記機構部によって前記ワークを前記被嵌合部から引き抜き、前記ワークを前記被嵌合部へ再度嵌合する第2嵌合制御部と、を備える。
本発明によれば、教示工数を削減することができる。
第1実施形態に係るロボット教示システムの概要を示すブロック図である。 第1実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第1実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第1実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第1実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第1実施形態に係る探索部による被嵌合部の探索の例を示す図である。 第1実施形態に係る探索部による被嵌合部の探索の例を示す図である。 第1実施形態に係るロボット教示システムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るロボット教示システムの概要を示すブロック図である。 第2実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第2実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第2実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第2実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第2実施形態に係るロボット教示システムによる教示動作の例を示す図である。 第2実施形態に係るロボット教示システムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るロボット教示システム1の概要を示すブロック図である。ロボット教示システム1は、複数かつ同一形状を有する被嵌合部を備える保持装置にワークの嵌合を教示することを目的とする。
図1に示すように、ロボット教示システム1は、ロボット2と、ロボット制御装置3と、を備える。ロボット2は、ワークを保持し、保持したワークを被嵌合部に嵌合するための機構を有する。また、ロボット2は、撮像部21と、機構部22と、力検出部23と、を備える。
撮像部21は、例えば、2つのイメージセンサを有する3Dカメラである。3Dカメラは、例えば、ステレオカメラ又は深度カメラ等である。撮像部21は、嵌合対象となる被嵌合部を撮像し、被嵌合部の三次元位置の情報を含む撮像画像を生成し、撮像画像をロボット制御装置3へ出力する。また、撮像部21は、ロボット2の機構部22上に配置され、機構部22と共に移動可能である。
機構部22は、例えば、ロボットアーム及びロボットハンド等で構成される。機構部22は、ロボット制御装置3の制御に従い、ワークを保持し、保持したワークを移動可能である。また、機構部22には、ワークを保持する部位(例えば、ロボットハンド)の近傍に撮像部21及び力検出部23が設けられる。
力検出部23は、例えば、圧電式又は歪みゲージ式の力センサで構成される。力検出部23は、機構部22のワークを保持する部位(例えば、ロボットハンド)の近傍に設けられ、ロボットハンドに加えられる力を検出し、検出した力をロボット制御装置3へ出力する。
ロボット制御装置3は、撮像制御部31と、マスタ位置検出部32と、第1嵌合制御部33と、探索部34と、被嵌合部検出部35と、嵌合位置算出部36と、第2嵌合制御部37と、教示記憶部38と、を備える。
撮像制御部31は、機構部22によって撮像部21を予め教示された撮像位置へ移動し、予め教示された撮像位置において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの第1被嵌合部を撮像する。
ここで、予め教示される撮像位置及びアプローチ位置は、ユーザによって入力及び設定され、教示記憶部38に記憶される。また、予め教示される撮像位置及びアプローチ位置は、CADデータや、ユーザの目視によって、粗く教示されている。
マスタ位置検出部32は、撮像部21によって撮像された第1嵌合部の第1撮像画像に基づいて、第1被嵌合部のマスタ検出位置を検出し、検出したマスタ検出位置を教示記憶部38に記憶する。
具体的には、マスタ位置検出部32は、第1撮像画像の三次元位置の情報から第1被嵌合部のマスタ検出位置を検出する。そして、マスタ位置検出部32は、検出したマスタ検出位置を教示記憶部38に記憶する。
第1嵌合制御部33は、ワークを保持した状態で、機構部22によってワークを予め教示されたアプローチ位置に移動する。第1嵌合制御部33は、ワークをアプローチ位置に移動すると、ワークをアプローチ位置から第1被嵌合部へ嵌合する。そして、第1嵌合制御部33は、第1被嵌合部への嵌合が成功すると、第1被嵌合部への嵌合が成功したマスタ嵌合位置を教示記憶部38に記憶する。
ここで、第1嵌合制御部33は、力検出部23によって検出される力が、一定の閾値未満である場合、第1被嵌合部への嵌合が成功したと判断する。また、第1嵌合制御部33は、力検出部23によって検出される力が、一定の閾値以上である場合、第1嵌合部にワークが詰まり、第1被嵌合部への嵌合が失敗したと判断する。
探索部34は、撮像部21を用いて他の被嵌合部を探索し、撮像部21によって被嵌合部のうちの他の被嵌合部を撮像する。
被嵌合部検出部35は、撮像部21によって撮像された他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部38に記憶する。
嵌合位置算出部36は、教示記憶部38に記憶された他の被嵌合部の検出位置、マスタ検出位置及びマスタ嵌合位置に基づいて、他の被嵌合部の嵌合位置を算出し、算出した嵌合位置を教示位置として教示記憶部38に記憶する。
第2嵌合制御部37は、嵌合位置算出部36により算出された嵌合位置に基づいて、ワークを被嵌合部へ嵌合する。
教示記憶部38は、予め教示されるアプローチ位置及び撮像位置、マスタ検出位置、マスタ嵌合位置、嵌合位置等の情報を記憶する。
図2A~図2Dは、第1実施形態に係るロボット教示システム1による教示動作の例を示す図である。図2Aに示すように、ロボット教示システム1は、ロボット2によって保持装置4の被嵌合部41にワーク5の嵌合を教示する。
保持装置4は、複数かつ同一形状を有する被嵌合部41a~41dを備える。なお、図2A~図2Dでは、説明の便宜上、4つの被嵌合部41a~41dについて説明するが、被嵌合部の数は、これに限定されず、被嵌合部は、2、3又は4以上であってもよい。
そして、図2Aに示すように、撮像制御部31は、予め教示された撮像位置(図示せず)において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの第1被嵌合部を撮像する。
マスタ位置検出部32は、撮像部21によって撮像された第1撮像画像に基づいて、第1被嵌合部のマスタ検出位置P1を検出し、検出したマスタ検出位置P1を教示記憶部38に記憶する。
次に、図2Bに示すように、第1嵌合制御部33は、ワーク5を保持した状態で、機構部22によってワーク5を予め教示されたアプローチ位置P2に移動する。第1嵌合制御部33は、ワーク5をアプローチ位置P2に移動すると、ワーク5をアプローチ位置P2から第1被嵌合部41aへ嵌合する。
ここで、第1嵌合制御部33は、力検出部23によって検出される力に基づいて、機構部22を力制御することによって、ワーク5を第1被嵌合部41aへ嵌合する。
次に、図2Cに示すように、第1嵌合制御部33は、第1被嵌合部41aへの嵌合が成功した場合、第1被嵌合部41aへの嵌合が成功したマスタ嵌合位置P3を教示記憶部38に記憶する。
次に、探索部34は、撮像部21を用いて他の被嵌合部41bを探索し、撮像部21によって被嵌合部41a~41dのうちの他の被嵌合部41bを撮像し、他の被嵌合部41bの第2撮像画像を生成する。
そして、図2Dに示すように、被嵌合部検出部35は、撮像部21によって撮像された第2撮像画像に基づいて他の被嵌合部41bの検出位置P4を検出し、検出した検出位置P4を教示記憶部38に記憶する。
また、嵌合位置算出部36は、他の被嵌合部41bの検出位置P4、マスタ検出位置P1及びマスタ嵌合位置P3に基づいて、他の被嵌合部41bの嵌合位置P5を算出し、算出した嵌合位置P5を教示位置として教示記憶部38に記憶する。
そして、ロボット制御装置3は、全ての被嵌合部41a~41dの嵌合位置を教示記憶部38に記憶するまで、探索部34、被嵌合部検出部35及び嵌合位置算出部36による処理を繰り返す。これにより、ロボット教示システム1は、全ての被嵌合部41a~41dの嵌合位置を教示することができる。
その後、第2嵌合制御部37は、嵌合位置算出部36により算出され、教示記憶部38に記憶された嵌合位置に基づいて、ワーク5を他の被嵌合部41b~41dへ嵌合する。これにより、ロボット教示システム1は、嵌合位置を教示した被嵌合部41a~41dへワーク5を嵌合させることができる。
図3A及び図3Bは、第1実施形態に係る探索部34による被嵌合部の探索の例を示す図である。図3Aに示すように、保持装置4の被嵌合部の位置関係に幾何学的法則性が存在する場合、探索部34は、被嵌合部の幾何学的法則性に基づいて、探索のための探索パラメータを予め設定する。具体的には、探索部34は、被嵌合部の穴のピッチX及びYを予め設定する。
そして、探索部34は、設定された探索パラメータに基づいて、機構部22によって撮像部21を移動しながら、撮像部21によって被嵌合部の穴を撮像することによって、被嵌合部の穴を探索する。
また、図3Bに示すように、保持装置4の被嵌合部の位置関係に幾何学的法則性が存在しない場合、探索部34は、機構部22によって撮像部21を無作為に平行移動しながら、撮像部21によって被嵌合部の穴を撮像することによって、被嵌合部の穴を探索する。そして、探索部34は、予め設定された保持装置4上の一定の平面領域内を撮像部21によって全て撮像し終えると、探索を完了する。
図4は、第1実施形態に係るロボット教示システム1の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1において、教示記憶部38は、ユーザからの入力及び設定によって、被嵌合部のうちの第1被嵌合部の撮像位置及びアプローチ位置を記憶する。
ステップS2において、撮像制御部31は、機構部22によって撮像部21を予め教示された撮像位置へ移動し、予め教示された撮像位置において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの第1被嵌合部を撮像する。
ステップS3において、マスタ位置検出部32は、撮像部21によって撮像された第1被嵌合部の第1撮像画像に基づいて、第1被嵌合部のマスタ検出位置を検出し、検出したマスタ検出位置を教示記憶部38に記憶する。
ステップS4において、第1嵌合制御部33は、ワークを保持した状態で、機構部22によってワークを予め教示されたアプローチ位置に移動する。第1嵌合制御部33は、ワークをアプローチ位置に移動すると、ワークをアプローチ位置から第1被嵌合部へ嵌合する。
ステップS5において、第1嵌合制御部33は、第1被嵌合部への嵌合が成功すると、第1被嵌合部への嵌合が成功したマスタ嵌合位置を教示記憶部38に記憶する。
ステップS6において、探索部34は、撮像部21を用いて他の被嵌合部を探索し、撮像部21によって被嵌合部のうちの他の被嵌合部を撮像する。
ステップS7において、探索部34は、被嵌合部検出部35が、他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて他の被嵌合部の検出位置を検出したか否かを判定する。被嵌合部の検出位置を検出した場合(YES)、処理は、ステップS9へ移る。一方、被嵌合部の検出位置を検出しない場合(NO)、処理は、ステップS8へ移る。
ステップS8において、探索部34は、撮像部21を用いて他の被嵌合部を探索することを継続する。
ステップS9において、被嵌合部検出部35は、撮像部21によって撮像された第2撮像画像に基づいて他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部38に記憶する。
ステップS10において、嵌合位置算出部36は、他の被嵌合部の検出位置、マスタ検出位置及びマスタ嵌合位置に基づいて、他の被嵌合部の嵌合位置を算出する。
ステップS11において、嵌合位置算出部36は、ステップ10において算出した嵌合位置を教示位置として教示記憶部38に記憶する。
ステップS12において、嵌合位置算出部36は、全ての箇所の被嵌合部の嵌合位置を教示位置として教示記憶部38に記憶したか否かを判定する。すなわち、嵌合位置算出部36は、全ての箇所の被嵌合部の嵌合位置の教示が完了したか否かを判定する。全ての箇所の被嵌合部の嵌合位置の教示が完了した場合(YES)、処理はその後終了する。全ての箇所の被嵌合部の嵌合位置の教示が完了していない場合(NO)、処理は、ステップS6へ戻り、再度被嵌合部の探索を実行する。
このように第1実施形態に係るロボット教示システム1は、被嵌合部を撮像し、被嵌合部の三次元位置の情報を含む撮像画像を生成する撮像部21と、ワークを保持し、保持したワークを移動する機構部22と、少なくとも撮像部21及び機構部22を制御するロボット制御装置3と、を備える。ロボット制御装置3は、予め教示された撮像位置において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの第1被嵌合部を撮像する撮像制御部31と、撮像部によって撮像された第1被嵌合部の第1撮像画像に基づいて、第1被嵌合部のマスタ検出位置を検出し、検出したマスタ検出位置を教示記憶部38に記憶するマスタ位置検出部32と、ワークを保持した状態で、機構部22によってワークを予め教示されたアプローチ位置に移動し、ワークをアプローチ位置から第1被嵌合部へ嵌合し、第1被嵌合部への嵌合が成功したマスタ嵌合位置を教示記憶部38に記憶する第1嵌合制御部33と、撮像部21を用いて被嵌合部のうちの他の被嵌合部を探索し、撮像部21によって他の被嵌合部を撮像する探索部34と、撮像部21によって撮像された他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて、他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部38に記憶する被嵌合部検出部35と、他の被嵌合部の検出位置、マスタ検出位置及びマスタ嵌合位置に基づいて、他の被嵌合部の嵌合位置を算出し、嵌合位置を教示記憶部38に記憶する嵌合位置算出部36と、を備える。
これにより、ロボット教示システム1は、ワークを被嵌合部へ嵌合するための嵌合位置の教示を自動化することができるため、教示工数を削減することができる。また、ロボット教示システム1は、被嵌合部のうちの初めの1つの被嵌合部以外の被嵌合部に対して、ワークを実際に嵌合せずに、嵌合位置を教示することができるため、教示時間を短縮することができる。また、ロボット教示システム1は、教示者の熟練度によらず、均一な教示品質を得ることができる。
また、ロボット制御装置3は、全ての被嵌合部の嵌合位置を教示記憶部38に記憶するまで、探索部34、被嵌合部検出部35及び嵌合位置算出部36による処理を繰り返す。これにより、ロボット教示システム1は、全ての被嵌合部の嵌合位置の教示を自動化することができる。
また、ロボット教示システム1は、教示記憶部38に記憶された嵌合位置に基づいてワークを被嵌合部へ嵌合する第2嵌合制御部37を更に備える。これにより、ロボット教示システム1は、教示された被嵌合部の嵌合位置にワークを嵌合することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係るロボット教示システム100について説明する。図5は、第2実施形態に係るロボット教示システム100の概要を示すブロック図である。第2実施形態に係るロボット教示システム100は、第1実施形態に係るロボット教示システム1と同様に、複数かつ同一形状を有する被嵌合部を備える保持装置にワークの嵌合を教示することを目的とする。
なお、第2実施形態の説明にあたっては、第1実施形態と同一の構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。第2実施形態に係るロボット教示システム100は、第1実施形態よりも公差が厳しい嵌合である点、及び全ての被嵌合部に嵌合を行う点が第1実施形態とは主として異なり、他の構成は、第1実施形態と同様の構成を備える。
図5に示すように、ロボット教示システム100は、ロボット2と、ロボット制御装置30と、を備える。ロボット2は、第1実施形態と同様に、撮像部21と、機構部22と、力検出部23と、を備える。
ロボット制御装置30は、撮像制御部301と、位置検出部302と、第1嵌合制御部303と、第2嵌合制御部304と、探索部305と、被嵌合部検出部306と、アプローチ位置算出部307と、教示記憶部308と、を備える。
撮像制御部301は、予め教示された撮像位置において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの被嵌合部を撮像する。
位置検出部302は、撮像画像に基づいて被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部308に記憶する。
第1嵌合制御部303は、ワークを保持した状態で、機構部22によってワークを予め教示されたアプローチ位置に移動する。そして、第1嵌合制御部303は、ワークをアプローチ位置から被嵌合部へ嵌合する。
また、第1嵌合制御部303は、アプローチ位置算出部307によって他の被嵌合部のアプローチ位置が算出された場合、ワークを保持した状態で、機構部22によって他の被嵌合部のアプローチ位置に移動する。そして、第1嵌合制御部303は、ワークを他の被嵌合部のアプローチ位置から他の被嵌合部へ嵌合する。
第2嵌合制御部304は、被嵌合部への嵌合が成功した場合、機構部22が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ位置として教示記憶部308に記憶する。また、第2嵌合制御部304は、被嵌合部への嵌合が失敗した場合、機構部22によってワークを被嵌合部から引き抜き、ワークを被嵌合部へ再度嵌合する。
また、アプローチ位置算出部307によって他の被嵌合部のアプローチ位置が算出された後、第2嵌合制御部304は、他の被嵌合部への嵌合が成功した場合、機構部22が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ位置として教示記憶部308に記憶する。
また、第2嵌合制御部304は、他の被嵌合部への嵌合が失敗した場合、機構部22によってワークを他の被嵌合部から引き抜き、ワークを他の被嵌合部へ再度嵌合する。
探索部305は、撮像部21を用いて、被嵌合部のうちの他の被嵌合部を探索し、撮像部21によって他の被嵌合部を撮像する。なお、探索部305による被嵌合部の探索は、第1実施形態の図3A及び図3Bと同様の手法によって行われる。
被嵌合部検出部306は、撮像部21によって撮像された他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて、他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部308に記憶する。
アプローチ位置算出部307は、予め教示された撮像位置において検出した被嵌合部の検出位置及び予め教示された被嵌合部のアプローチ位置に基づいて、他の被嵌合部の検出位置から他の被嵌合部のアプローチ位置を算出する。
教示記憶部308は、予め教示されるアプローチ位置及び撮像位置、新たなアプローチ位置、他の被嵌合部のアプローチ位置等の情報を記憶する。
図6A~図6Eは、第2実施形態に係るロボット教示システム100による教示動作の例を示す図である。図6Aに示すように、ロボット教示システム100は、ロボット2によって保持装置4の被嵌合部41にワーク5の嵌合を教示する。
保持装置4は、複数かつ同一形状を有する被嵌合部41a~41dを備える。なお、図6A~図6Dでは、説明の便宜上、4つの被嵌合部41a~41dについて説明するが、被嵌合部の数は、これに限定されず、被嵌合部は、2、3又は4以上であってもよい。
まず、撮像制御部301は、予め教示された撮像位置において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの被嵌合部41aを撮像する。位置検出部302は、撮像画像に基づいて被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部308に記憶する。図6Aに示すように、第1嵌合制御部303は、ワーク5を保持した状態で、機構部22によってワーク5を予め教示されたアプローチ位置P11に移動する。
そして、図6Bに示すように、第1嵌合制御部303は、ワーク5を、予め教示されたアプローチ位置P11から被嵌合部41aへ嵌合する。ここで、予め教示されたアプローチ位置P11は、CADデータや、目視によって教示されているため、ワーク5は、被嵌合部41aへ適切に嵌合されず、詰まりが発生する場合がある。
第2嵌合制御部304は、力検出部23によってワーク5が被嵌合部41aへの詰まりを検出した場合、すなわち、被嵌合部41aへの嵌合が失敗した場合、図6Cに示すように、機構部22によってワーク5を被嵌合部41aから引き抜く。そして、第2嵌合制御部304は、嵌合方向の座標が予め教示されたアプローチ位置P11と同一となるアプローチ位置12で停止する。なお、アプローチ位置12は、嵌合方向の座標がアプローチ位置P11と同一であるが、アプローチ位置P11とは異なる位置である。
そして、図6Cに示すように、第2嵌合制御部304は、ワーク5をアプローチ位置P12から被嵌合部41aへ嵌合する。第2嵌合制御部304は、図6B及び図6Cに示すように、被嵌合部41aへの嵌合が成功するまで繰り返す。
その後、図6Dに示すように、第2嵌合制御部304は、被嵌合部への嵌合が成功した場合、機構部22が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ位置P13として教示記憶部308に記憶する。
被嵌合部41aへの嵌合が成功した後、探索部305は、撮像部21を用いて、被嵌合部41のうちの他の被嵌合部41bを探索し、撮像部21によって他の被嵌合部41bを撮像する。被嵌合部検出部306は、撮像部21によって撮像された他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて、他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部308に記憶する。
アプローチ位置算出部307は、予め教示された撮像位置において検出した被嵌合部の検出位置及び予め教示された被嵌合部のアプローチ位置P11に基づいて、他の被嵌合部の検出位置から他の被嵌合部のアプローチ位置P14を算出する。
そして、図6Eに示すように、第1嵌合制御部303は、アプローチ位置算出部307によって他の被嵌合部41bのアプローチ位置P14が算出された場合、ワーク5を保持した状態で、機構部22によってアプローチ位置P14に移動する。そして、第1嵌合制御部303は、ワーク5をアプローチ位置P14から他の被嵌合部41bへ嵌合する。
更に、第2嵌合制御部304は、他の被嵌合部41bへの嵌合が成功した場合、機構部22が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ位置として教示記憶部308に記憶する。また、第2嵌合制御部304は、他の被嵌合部41bへの嵌合が失敗した場合、機構部22によってワーク5を他の被嵌合部41bから引き抜き、ワーク5を他の被嵌合部41bへ再度嵌合する。
このようにロボット制御装置30は、全ての被嵌合部41a~41dへの新たなアプローチ位置を教示記憶部308に記憶するまで、探索部305、被嵌合部検出部306、アプローチ位置算出部307、第1嵌合制御部303及び第2嵌合制御部304による処理を繰り返す。
図7は、第2実施形態に係るロボット教示システム100の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11において、教示記憶部38は、ユーザからの入力及び設定によって、被嵌合部のうちの1つの被嵌合部の撮像位置及びアプローチ位置を記憶する。
ステップS12において、撮像制御部301は、予め教示された撮像位置において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの被嵌合部を撮像する。また、位置検出部302は、撮像画像に基づいて被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部308に記憶する。
ステップS13において、第1嵌合制御部303は、ワークを保持した状態で、機構部22によってワークを予め教示されたアプローチ位置に移動する。また、第1嵌合制御部303は、後述するステップS23においてアプローチ位置算出部307によって他の被嵌合部のアプローチ位置が算出された場合、ワークを保持した状態で、機構部22によって他の被嵌合部のアプローチ位置に移動する。
ステップS14において、第1嵌合制御部303は、ワークをアプローチ位置から被嵌合部(被嵌合部のうちの1つの嵌合部又は他の嵌合部)へ嵌合する。
ステップS15において、第2嵌合制御部304は、被嵌合部への嵌合が成功したか否かを判定する。被嵌合部への嵌合が成功した場合(YES)、処理は、ステップS18へ移る。一方、被嵌合部への嵌合が失敗した場合(NO)、処理は、ステップS16へ移る。
ステップS16において、第2嵌合制御部304は、被嵌合部への嵌合が失敗した場合、機構部22によってワークを被嵌合部からの引き抜きを開始する。
ステップS17において、第2嵌合制御部304は、嵌合方向の座標が、ステップS13におけるアプローチ位置と同一となるアプローチ位置で停止する。
ステップS18において、第2嵌合制御部304は、機構部22が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ位置として教示記憶部308に記憶する。
ステップS19において、第2嵌合制御部304は、全ての箇所の被嵌合部へのワークの嵌合が成功したか否かを判定する。すなわち、第2嵌合制御部304は、全ての箇所の被嵌合部へのアプローチ位置の教示が完了したか否かを判定する。全ての箇所の被嵌合部への教示が完了した場合(YES)、処理はその後終了する。全ての箇所の被嵌合部への教示が完了していない場合(NO)、処理は、ステップS20へ移る。
ステップS20において、探索部305は、撮像部21を用いて、被嵌合部のうちの他の被嵌合部を探索し、撮像部21によって他の被嵌合部を撮像する。
ステップS21において、探索部305は、被嵌合部検出部306が、他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて他の被嵌合部の検出位置を検出したか否かを判定する。被嵌合部の検出位置を検出した場合(YES)、処理は、ステップS23へ移る。一方、被嵌合部の検出位置を検出しない場合(NO)、処理は、ステップS22へ移る。
ステップS22において、探索部305は、撮像部21を用いて他の被嵌合部を探索することを継続する。
ステップS23において、アプローチ位置算出部307は、予め教示された撮像位置において検出した被嵌合部の検出位置及び予め教示された被嵌合部のアプローチ位置に基づいて、他の被嵌合部の検出位置から他の被嵌合部のアプローチ位置を算出する。その後、処理は、ステップS13へ移り、第1嵌合制御部303は、ワークを保持した状態で、機構部22によって他の被嵌合部のアプローチ位置に移動する。
このように第2実施形態に係るロボット教示システム100は、被嵌合部を撮像し、被嵌合部の三次元位置の情報を含む撮像画像を生成する撮像部21と、ワークを保持し、保持したワークを移動する機構部22と、少なくとも撮像部21及び機構部22を制御するロボット制御装置30と、を備える。ロボット制御装置30は、予め教示された撮像位置において、撮像部21によって被嵌合部のうちの1つの被嵌合部を撮像する撮像制御部301と、撮像部21によって撮像された被嵌合部の第1撮像画像に基づいて被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を教示記憶部308に記憶する位置検出部302と、ワークを保持した状態で、機構部22によってワークを予め教示されたアプローチ位置に移動し、ワークをアプローチ位置から被嵌合部へ嵌合する第1嵌合制御部303と、被嵌合部への嵌合が成功した場合、機構部22が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ点として教示記憶部308に記憶し、被嵌合部への嵌合が失敗した場合、機構部22によってワークを被嵌合部から引き抜き、ワークを被嵌合部へ再度嵌合する第2嵌合制御部304と、を備える。
これにより、ロボット教示システム100は、ワークを被嵌合部へ嵌合するためのアプローチ位置の教示を自動化することができるため、教示工数を削減することができる。また、ロボット教示システム100は、教示者の熟練度によらず、均一な教示品質を得ることができる。
また、ロボット教示システム100は、撮像部21を用いて被嵌合部のうちの他の被嵌合部を探索し、撮像部21によって他の被嵌合部を撮像する探索部305と、撮像部によって撮像された他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて、他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した検出位置を前記教示記憶部に記憶する被嵌合部検出部306と、予め教示されたアプローチ位置及び検出位置に基づいて、他の被嵌合部のアプローチ位置を算出するアプローチ位置算出部307と、を更に備える。第1嵌合制御部303は、ワークを保持した状態で、機構部22によって他の被嵌合部のアプローチ位置に移動し、ワークを他の被嵌合部のアプローチ位置から他の被嵌合部へ嵌合し、第2嵌合制御部304は、他の被嵌合部への嵌合が成功した場合、機構部22が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ位置として教示記憶部308に記憶し、他の被嵌合部への嵌合が失敗した場合、機構部22によってワークを他の被嵌合部から引き抜き、ワークを他の被嵌合部へ再度嵌合する。
これにより、ロボット教示システム100は、他の被嵌合部を探索し、探索した被嵌合部へワークを嵌合するためのアプローチ位置の教示を自動化することができる。
また、ロボット制御装置3は、全ての被嵌合部への新たなアプローチ位置を教示記憶部308に記憶するまで、探索部、被嵌合部検出部306、アプローチ位置算出部307、第1嵌合制御部303及び第2嵌合制御部304による処理を繰り返す。これにより、ロボット教示システム100は、全ての被嵌合部のアプローチ位置の教示を自動化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記のロボット教示システム1及び100は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のロボット教示システム1及び100により行なわれる制御方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
また、上述した各実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記各実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
1 ロボット教示システム
2 ロボット
3 ロボット制御装置
31 撮像制御部
32 マスタ被嵌合部検出部
33 第1嵌合制御部
34 探索部
35 被嵌合部検出部
36 嵌合位置算出部
37 第2嵌合制御部
38 教示記憶部
100 ロボット教示システム
301 撮像制御部
302 被嵌合部検出部
303 第1嵌合制御部
304 第2嵌合制御部
305 探索部
306 被嵌合部検出部
307 アプローチ位置算出部
308 教示記憶部

Claims (6)

  1. 複数かつ同一形状を有する被嵌合部を備える保持装置にワークの嵌合を教示するためのロボット教示システムであって、
    前記被嵌合部を撮像し、前記被嵌合部の三次元位置の情報を含む撮像画像を生成する撮像部と、
    前記ワークを保持し、保持した前記ワークを移動する機構部と、
    少なくとも前記撮像部及び前記機構部を制御するロボット制御装置と、を備え、
    前記ロボット制御装置は、
    予め教示された撮像位置において、前記撮像部によって前記被嵌合部のうちの1つの第1被嵌合部を撮像する撮像制御部と、
    前記撮像部によって撮像された前記第1被嵌合部の第1撮像画像に基づいて、前記第1被嵌合部のマスタ検出位置を検出し、検出した前記マスタ検出位置を教示記憶部に記憶するマスタ被嵌合部検出部と、
    前記ワークを保持した状態で、前記機構部によって前記ワークを予め教示されたアプローチ位置に移動し、前記ワークを前記アプローチ位置から前記第1被嵌合部へ嵌合し、前記第1被嵌合部への嵌合が成功したマスタ嵌合位置を前記教示記憶部に記憶する第1嵌合制御部と、
    前記撮像部を用いて前記被嵌合部のうちの他の被嵌合部を探索し、前記撮像部によって前記他の被嵌合部を撮像する探索部と、
    前記撮像部によって撮像された前記他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて、前記他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した前記検出位置を前記教示記憶部に記憶する被嵌合部検出部と、
    前記他の被嵌合部の前記検出位置、前記マスタ検出位置及び前記マスタ嵌合位置に基づいて、前記他の被嵌合部の嵌合位置を算出し、前記嵌合位置を前記教示記憶部に記憶する嵌合位置算出部と、
    を備えるロボット教示システム。
  2. 前記ロボット制御装置は、全ての前記被嵌合部の前記嵌合位置を前記教示記憶部に記憶するまで、前記探索部、前記被嵌合部検出部及び前記嵌合位置算出部による処理を繰り返す、請求項1に記載の教示システム。
  3. 前記教示記憶部に記憶された前記嵌合位置に基づいて前記ワークを前記被嵌合部へ嵌合する第2嵌合制御部を更に備える請求項2に記載のロボット教示システム。
  4. 複数かつ同一形状を有する被嵌合部を備える保持装置にワークの嵌合を教示するためのロボット教示システムであって、
    前記被嵌合部を撮像し、前記被嵌合部の三次元位置の情報を含む撮像画像を生成する撮像部と、
    前記ワークを保持し、保持した前記ワークを移動する機構部と、
    少なくとも前記撮像部及び前記機構部を制御するロボット制御装置と、を備え、
    前記ロボット制御装置は、
    予め教示された撮像位置において、前記撮像部によって前記被嵌合部のうちの1つの被嵌合部を撮像する撮像制御部と、
    前記撮像部によって撮像された前記被嵌合部の第1撮像画像に基づいて前記被嵌合部の検出位置を検出し、検出した前記検出位置を教示記憶部に記憶する位置検出部と、
    前記ワークを保持した状態で、前記機構部によって前記ワークを予め教示されたアプローチ位置に移動し、前記ワークを前記アプローチ位置から前記被嵌合部へ嵌合する第1嵌合制御部と、
    前記被嵌合部への嵌合が成功した場合、前記機構部が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ点として前記教示記憶部に記憶し、前記被嵌合部への嵌合が失敗した場合、前記機構部によって前記ワークを前記被嵌合部から引き抜き、前記ワークを前記被嵌合部へ再度嵌合する第2嵌合制御部と、
    を備えるロボット教示システム。
  5. 前記撮像部を用いて前記被嵌合部のうちの他の被嵌合部を探索し、前記撮像部によって前記他の被嵌合部を撮像する探索部と、
    前記撮像部によって撮像された前記他の被嵌合部の第2撮像画像に基づいて、前記他の被嵌合部の検出位置を検出し、検出した前記検出位置を前記教示記憶部に記憶する被嵌合部検出部と、
    前記予め教示されたアプローチ位置及び前記検出位置に基づいて、前記他の被嵌合部のアプローチ位置を算出するアプローチ位置算出部と、を更に備え、
    前記第1嵌合制御部は、前記ワークを保持した状態で、前記機構部によって前記他の被嵌合部のアプローチ位置に移動し、前記ワークを前記他の被嵌合部のアプローチ位置から前記他の被嵌合部へ嵌合し、
    前記第2嵌合制御部は、前記他の被嵌合部への嵌合が成功した場合、前記機構部が嵌合を開始した位置を新たなアプローチ位置として前記教示記憶部に記憶し、前記他の被嵌合部への嵌合が失敗した場合、前記機構部によって前記ワークを前記他の被嵌合部から引き抜き、前記ワークを前記他の被嵌合部へ再度嵌合する、
    請求項4に記載のロボット教示システム。
  6. 前記ロボット制御装置は、全ての前記被嵌合部への前記新たなアプローチ位置を前記教示記憶部に記憶するまで、前記探索部、前記被嵌合部検出部、前記アプローチ位置算出部、前記第1嵌合制御部及び前記第2嵌合制御部による処理を繰り返す、請求項5に記載のロボット教示システム。
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