JP7477826B2 - 管理装置、遠隔支援システム、管理方法及び管理プログラム - Google Patents

管理装置、遠隔支援システム、管理方法及び管理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、管理装置、遠隔支援システム、管理方法及び管理プログラムに関する。
現場作業者が装着するヘッドマウントディスプレイ等の作業者端末について、バッテリの状態を監視し、必要に応じて電力使用量の削減や、充電または電池交換等を、現場作業者に指示する管理技術が知られている。
当該管理技術によれば、例えば、現場作業中に、作業者端末を介して遠隔から現場作業者を支援する際、バッテリの電源容量が不足して、現場作業が中断するといった事態を未然に防ぐことができる。
特開2020-096285号公報
ここで、上記管理技術の場合、現場作業者に対する支援のしかたが一定であること(つまり、支援時に動作する作業者端末の機能が一定であり、支援中の単位時間あたりの電力使用量も一定であること)を前提としている。
一方で、現場作業の場合、作業シーンによっては、現場作業者に対する支援のしかたを変えて、それぞれの支援に必要な機能のみを動作させるよう制御することも可能である。このような制御により、支援中の単位時間あたりの電力使用量を削減し、充電または電池交換等の頻度を減らすことが可能となるため、現場作業者は、現場作業を効率的に進めることができる。
本開示は、現場作業者が作業者端末を携帯して現場作業を行う際に、効率的に現場作業を進めることができるようにする。
本開示の第1の態様は、
現場作業者により携帯される作業者端末と通信する管理装置であって、
前記管理装置が有する制御部は、
前記現場作業者による現場作業の作業内容を管理し、
前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容に基づいて決定し、
決定したモードにより前記作業者端末が動作するよう制御する。
本開示の第1の態様によれば、現場作業者が作業者端末を携帯して現場作業を行う際に、効率的に現場作業を進めることができる。
本開示の第2の態様は、第1の態様に記載の管理装置であって、
前記制御部は、
現場作業の作業内容ごとに、難易度を示す情報が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報に基づいてモードを決定する。
本開示の第3の態様は、第2の態様に記載の管理装置であって、
前記制御部は、
現場作業の作業内容ごと及び前記難易度を示す情報ごとに、現場作業者の属性が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報及び前記現場作業者の属性に基づいてモードを決定する。
本開示の第4の態様は、第1の態様に記載の管理装置であって、
前記制御部は、
前記作業内容を含む工程情報を管理し、
前記工程情報に前記モードを関連付けて記憶する。
本開示の第5の態様は、第4の態様に記載の管理装置であって、
前記制御部は、
決定したモードに基づいて算出される前記作業者端末の電力使用量が、所定の閾値以上の場合、前記工程情報を変更する。
本開示の第6の態様は、第5の態様に記載の管理装置であって、
前記制御部は、
前記作業者端末のバッテリの残量が、前記工程情報に含まれる作業内容を完了させるのに必要な電力使用量を下回る場合、バッテリの充電区間を含む工程情報に変更する。
本開示の第7の態様は、第5の態様に記載の管理装置であって、
前記制御部は、
複数の現場作業者のうちのいずれかの現場作業者の前記工程情報を変更する際、他の現場作業者の工程情報に基づいて変更する。
本開示の第8の態様は、第6の態様に記載の管理装置であって、
前記制御部は、
複数の現場作業者のうちのいずれかの現場作業者の前記工程情報を変更する際、他の現場作業者の工程情報に基づいて変更する。
本開示の第9の態様は、現場作業者に携帯される作業者端末と、前記作業者端末と通信を行う管理装置とを有する遠隔支援システムであって、
前記遠隔支援システムが有するいずれかの制御部は、
前記現場作業者による現場作業の作業内容を取得し、
前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容に基づいて切り替え、
切り替えたモードにより動作する。
本開示の第10の態様は、第9の態様に記載の遠隔支援システムであって、
前記制御部は、
現場作業の作業内容ごとに、難易度を示す情報が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報に基づいてモードを切り替える。
本開示の第11の態様は、第10の態様に記載の遠隔支援システムであって、
前記制御部は、
現場作業の作業内容ごと及び前記難易度を示す情報ごとに、現場作業者の属性が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報及び前記現場作業者の属性に基づいてモードを切り替える。
本開示の第12の態様は、第9の態様に記載の遠隔支援システムであって、
前記制御部は、
前記作業内容を含む工程情報を取得し、
前記工程情報に前記モードを関連付けて記憶する。
本開示の第13の態様は、第9乃至第12のいずれかの態様に記載の遠隔支援システムであって、
前記制御部は、
前記作業者端末のバッテリの残量を算出し、
算出した残量が、作業中の作業内容を完了させるのに必要な電力使用量を下回る場合、算出した残量に応じたデータ容量またはデータ品質で通信する。
本開示の第14の態様は、
現場作業者により携帯される作業者端末と通信する管理装置による管理方法であって、
前記管理装置が有する制御部が、
前記現場作業者による現場作業の作業内容を管理し、
前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容に基づいて決定し、
決定したモードにより前記作業者端末が動作するよう制御する、
処理を実行する。
本開示の第15の態様は、管理プログラムであって、
現場作業者により携帯される作業者端末と通信する管理装置の制御部に、
前記現場作業者による現場作業の作業内容を管理し、
前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容に基づいて決定し、
決定したモードにより前記作業者端末が動作するよう制御する、
処理を実行させる。
遠隔支援システムのシステム構成の一例を示す第1の図である。 管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 作業者端末及び遠隔支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 管理装置の工程管理部の機能構成の詳細を示す図である。 管理情報格納部に格納されるモード情報の一例を示す図である。 管理情報格納部に格納されるモード割り当て情報の一例を示す図である。 工程管理部により生成される工程情報の一例を示す図である。 工程管理部により変更される工程情報の一例を示す図である。 工程情報生成部による工程情報生成処理の流れを示す第1のフローチャートである。 作業者端末の機能構成の一例を示す図である。 作業者端末による運転モード切り替え処理の流れを示すフローチャートである。 遠隔支援装置の機能構成の一例を示す図である。 遠隔支援システムのシステム構成の一例を示す第2の図である。 工程情報生成部による工程情報生成処理の流れを示す第2のフローチャートである。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<遠隔支援システムのシステム構成>
はじめに、第1の実施形態に係る遠隔支援システムのシステム構成について説明する。図1は、遠隔支援システムのシステム構成の一例を示す第1の図である。図1に示すように、遠隔支援システム100は、管理装置110と、作業者端末120と、遠隔支援装置130とを有する。
なお、本実施形態では、
・作業現場で作業する現場作業者150と、
・現場作業者150に対して遠隔から各種作業指示を行うことで、現場作業者150を遠隔支援する支援者160と、
が、遠隔支援システム100を介してコミュニケーションを行うケースについて説明する。このため、上述したように、本実施形態において遠隔支援システム100には、現場作業者150が携帯する作業者端末120と、支援者160が用いる遠隔支援装置130とが含まれる。
管理装置110は、ネットワーク140を介してクラウドサービス(双方向通信サービス)を提供するとともに、作業者端末120の動作内容(運転モード)を制御する。ただし、以下では、管理装置110が双方向通信サービスを提供するための機能については説明を省略し、管理装置110が、作業者端末120の動作内容を制御するための機能について説明を行う。
作業者端末120の動作内容を制御するための機能を実現するにあたり、管理装置110には、管理プログラムがインストールされており、当該プログラムが実行されることで、管理装置110は、工程管理部111を実現する。これにより、管理装置110は、作業者端末120の動作内容を制御することができる。
具体的には、管理装置110の工程管理部111は、
・管理情報格納部112に格納された管理情報に基づいて、
現場作業者150の作業内容ごとに、
各作業内容を現場作業者150が実行する際の現場作業者150に対する支援のしかたに応じた運転モードであって、作業者端末120の電力使用量に関わる運転モードを決定して割り当てる、
ことで、現場作業者150に対する支援のしかたに応じた工程情報(運転モードが関連付けられた工程情報)を生成する。また、生成した工程情報を、作業者端末120及び遠隔支援装置130に送信するとともに、工程情報格納部113に格納する。
・工程情報に含まれる各作業内容を現場作業者150が実行する際に、現場作業者150に対して音声または画像による作業案内を行うための音声データまたは画像データを、作業者端末120に送信する。
・工程情報に含まれる各作業内容を現場作業者150が実行したことを示す作業進捗情報を、作業者端末120または遠隔支援装置130から取得し、現場作業者150による現場作業の進捗を管理する。
・作業者端末120のバッテリ装置の状態(残量)を示すバッテリ状態情報を取得し、取得したバッテリ状態情報に応じて工程情報を変更し、変更後の工程情報を、作業者端末120及び遠隔支援装置130に送信するとともに、工程情報格納部113に格納する。
作業者端末120は、現場作業者150が作業内容を実行する際に、管理装置110から工程情報を取得し、取得した工程情報に含まれる作業内容ごとに割り当てられた(決定された)運転モードに従って動作する。作業者端末120の動作内容には、
・各作業内容を現場作業者150が実行する際に、管理装置110より音声データまたは画像データを受信し、現場作業者150に対して、音声または画像による作業案内を行うこと、
・現場作業者150による現場作業中に、現場作業者150が発話した音声データを、管理装置110を介して遠隔支援装置130に送信すること、
・現場作業者150による現場作業中に、現場作業者150が撮影した画像データ(静止画像データまたは動画像データ)を、現場作業者150に表示出力すること、または、管理装置110を介して遠隔支援装置130に送信すること、
・現場作業者150による現場作業中に、支援者160が発話した音声データを、管理装置110を介して遠隔支援装置130より受信し、現場作業者150に音声出力すること、
・バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を、管理装置110に送信すること、
・現場作業者150が工程情報に含まれる各作業内容を実行したことを示す作業進捗情報を、管理装置110に送信すること、
等が含まれる。
遠隔支援装置130は、支援者160が現場作業者150に対して、遠隔から支援を行う際に動作する。具体的には、遠隔支援装置130は、
・現場作業者150による現場作業中に、現場作業者150が発話した音声データを、管理装置110を介して受信し、支援者160に音声出力する。
・現場作業者150による現場作業中に現場作業者150により撮影された画像データ(静止画像データまたは動画像データ)を、管理装置110を介して受信し、支援者160に表示出力する。
・現場作業者150による現場作業中に、支援者160が発話した音声データを、管理装置110を介して作業者端末120に送信する。
・現場作業者150による現場作業中に、現場作業者150の支援に必要な画像データを、管理装置110を介して作業者端末120に送信する。
・管理装置110より工程情報を受信しておき、支援者160による支援により、現場作業者150が工程情報に含まれるいずれかの作業内容を完了させた場合に、作業進捗情報を管理装置110に送信する。
このように、第1の実施形態に係る遠隔支援システム100は、管理装置110が管理情報に基づいて作業内容ごとに運転モードを決定して割り当てることで、現場作業者に対する支援のしかたに応じた工程情報を生成する。また、第1の実施形態に係る遠隔支援システム100は、作業者端末120が工程情報を取得し、作業内容ごとに運転モードを切り替える。これにより、第1の実施形態によれば、現場作業者に対する支援時に、それぞれの支援に必要な機能のみを動作させることが可能となり、作業者端末120の電力使用量を削減することができる。
この結果、第1の実施形態によれば、充電または電池交換等の頻度を減らすことが可能となり、現場作業者は、作業者端末を携帯して現場作業を行う際に、効率的に現場作業を進めることができる。
<管理装置のハードウェア構成>
次に、遠隔支援システム100を構成する管理装置110のハードウェア構成について説明する。図2は、管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、管理装置110は、プロセッサ201、メモリ202、補助記憶装置203、操作装置204、表示装置205、通信装置206、ドライブ装置207を有する。なお、管理装置110の各ハードウェアは、バス208を介して相互に接続されている。
プロセッサ201は、CPU(Central Processing Unit)等の各種演算デバイスを有する。プロセッサ201は、各種プログラム(例えば、管理プログラム等)をメモリ202上に読み出して実行する。
メモリ202は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の主記憶デバイスを有する。プロセッサ201とメモリ202とは、いわゆるコンピュータ(「制御部」ともいう)を形成し、プロセッサ201が、メモリ202上に読み出した各種プログラムを実行することで、当該コンピュータは各種機能を実現する。
補助記憶装置203は、各種プログラムや、各種プログラムがプロセッサ201によって実行される際に用いられる各種データを格納する。なお、管理情報格納部112及び工程情報格納部113は、補助記憶装置203により実現される。
操作装置204は、管理装置110の管理者(不図示)が各種操作を行うための操作デバイスである。表示装置205は、管理装置110によりそれぞれ実行される各種処理の処理結果を表示する表示デバイスである。
通信装置206は、ネットワーク140を介して外部装置(例えば、作業者端末120、遠隔支援装置130)と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置207は、記憶媒体210をセットするためのデバイスである。ここでいう記憶媒体210には、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記憶する媒体が含まれる。また、記憶媒体210には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記憶する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置203にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記憶媒体210がドライブ装置207にセットされ、該記憶媒体210に記憶された各種プログラムがドライブ装置207により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置203にインストールされる各種プログラムは、通信装置206を介してネットワーク140からダウンロードされることで、インストールされてもよい。
<作業者端末及び遠隔支援装置のハードウェア構成>
次に、作業者端末120及び遠隔支援装置130のハードウェア構成の一例について説明する。図3は、作業者端末及び遠隔支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
このうち、図3(a)は、作業者端末120のハードウェア構成の一例を示している。図3(a)に示すように、作業者端末120は、プロセッサ301、メモリ302、補助記憶装置303、通信装置304を有する。また、作業者端末120は、バッテリ装置305、音声取得装置306、音声出力装置307、撮像装置308、画像出力装置309、操作装置310を有する。なお、作業者端末120を構成する各ハードウェアは、バス311を介して相互に接続される。
プロセッサ301は、CPU(Central Processing Unit)等の各種演算デバイスを有する。プロセッサ301は、各種プログラム(例えば、後述する作業者端末用プログラム等)をメモリ302上に読み出して実行する。
メモリ302は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の主記憶デバイスを有する。プロセッサ301とメモリ302とは、いわゆるコンピュータ(「制御部」ともいう)を形成し、プロセッサ301が、メモリ302上に読み出した各種プログラムを実行することで、当該コンピュータは各種機能を実現する。
補助記憶装置303は、各種プログラムや、各種プログラムがプロセッサ301によって実行される際に用いられる各種情報を格納する。
通信装置304は、管理装置110との間で各種データ(例えば、画像データ、音声データ、工程情報、バッテリ状態情報、作業進捗情報等)を送受信するための通信デバイスである。
バッテリ装置305は、作業者端末120の各ハードウェアに電力を供給するとともに、バッテリ装置305の状態(残量)を示すバッテリ状態情報を出力する。
音声取得装置306は、現場作業者150の発話に基づく音声を検出し、音声データを生成する。音声出力装置307は、例えば、管理装置110から受信した音声データを、作業者端末120を携帯する現場作業者150に音声出力する。
撮像装置308は、作業者端末120を装着した現場作業者150の周囲(作業現場)の様子を撮影し、静止画像データまたは動画像データを生成する。画像出力装置309は、例えば、管理装置110から受信した画像データを、作業者端末120を携帯する現場作業者150に表示出力する。
操作装置310は、作業者端末120の電源ON/OFFスイッチ等、現場作業者150の作業者端末120に対する簡易操作を受け付ける。
また、図3(b)は、遠隔支援装置130のハードウェア構成を示している。なお、遠隔支援装置130のハードウェア構成は、図3(a)に示す作業者端末120のハードウェア構成と概ね同じであるため、ここでは、作業者端末120との相違点を中心に説明する。
遠隔支援装置130と作業者端末120との相違点は、遠隔支援装置130の場合、バッテリ装置305を有していない点、撮像装置308を有していない点である。また、遠隔支援装置130の場合、ドライブ装置329を有している点である。なお、ドライブ装置329は、図2において説明した、管理装置110のドライブ装置207と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<管理装置の工程管理部の機能構成の詳細>
次に、管理装置110の工程管理部111の機能構成の詳細について説明する。図4は、管理装置の工程管理部の機能構成の詳細を示す図である。図4に示すように、工程管理部111は、更に、工程情報生成部410と、進捗管理部420とを有する。
工程情報生成部410は、管理装置110の管理者(不図示)より、工程情報に含まれるべき各作業内容、及び、各作業内容を実行する現場作業者の属性について、入力を受け付ける。また、工程情報生成部410は、作業内容及び現場作業者の属性について、入力を受け付けると、管理情報格納部112に格納された管理情報を参照する。
なお、管理情報格納部112に格納された管理情報には、
・運転モードごとに、作業者端末120の動作内容と、それぞれの動作内容における作業者端末120の電力使用量とが対応付けられた「モード情報」と、
・作業内容ごとに、作業の難易度、現場作業者の属性が対応付けられた「モード割り当て情報」(制御情報の一例)と、
が含まれる。工程情報生成部410は、入力を受け付けた各作業内容について、「モード割り当て情報」を参照することで、入力を受け付けた現場作業者の属性に応じた、運転モードを決定して割り当てる。これにより、工程情報生成部410では、作業内容ごとに運転モードが割り当てられた(決定された)工程情報を生成する。
また、工程情報生成部410は、各作業内容に割り当てた運転モードで作業者端末120を動作させた場合の電力使用量を、「モード情報」を参照することにより算出する。これにより、工程情報生成部410では、作業者端末120のバッテリ装置305の充電の要否を判定し、充電が必要と判定した場合には、いずれかの作業内容の間に充電区間を設けた工程情報に変更する。
また、工程情報生成部410は、生成した工程情報(または変更した工程情報)を、作業者端末120に送信するとともに、工程情報格納部113に格納する。
また、工程情報生成部410は、現場作業者150による現場作業中に、作業者端末120より、バッテリ状態情報(バッテリ装置305の残量)を受信する。そして、工程情報生成部410は、受信したバッテリ状態情報と、残りの作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量とを対比する。更に、対比の結果、作業者端末120のバッテリ装置305の残量が、予定電力使用量を下回っていた場合、工程情報生成部410は、残りの作業内容の間に充電区間を設けた工程情報に変更する。また、工程情報生成部410は、変更した工程情報を作業者端末120に送信するとともに、工程情報格納部113に格納する。
これにより、第1の実施形態によれば、バッテリ装置305の電源容量が不足して、工程情報に含まれるいずれかの作業内容が中断するといった事態を未然に防ぐことができる。
また、進捗管理部420は、工程情報格納部113に格納された工程情報と、作業者端末120または遠隔支援装置130より送信された作業進捗情報とを対比することで、現場作業者150による作業の進捗を管理する。
また、進捗管理部420は、現場作業者150が工程情報に含まれる各作業内容を実行する際に、現場作業者150に対して、音声または画像による作業案内を行うための音声データまたは画像データを、作業者端末120に送信する。なお、進捗管理部420による作業案内は、作業者端末120からの次回の作業内容に関する音声による問い合わせに応じて実行してもよい。
<管理情報の詳細>
次に、管理情報格納部112に格納される管理情報に含まれる、「モード情報」及び「モード割り当て情報」の詳細について説明する。
(1)モード情報の説明
はじめに、「モード情報」の詳細について説明する。図5は、管理情報格納部に格納されるモード情報の一例を示す図である。図5に示すように、モード情報500には、情報の項目として、「レベル」、「運転モード」、「作業者端末(入力)」、「作業者端末(出力)」、「電力使用量」が含まれる。
「レベル」には、現場作業者150に対する支援の方法が格納される。図5に示すように、本実施形態における現場作業者150に対する支援の方法には、"支援なし"、"簡易支援"、"詳細支援(支援者による遠隔支援)"が含まれる。なお、"支援なし"とは、現場作業者150に対する支援が行われない場合を指し、"簡易支援"とは、管理装置110が、工程情報に基づいて、現場作業者150に対して次の作業内容を案内する程度の簡易な支援方法を指す。一方、"詳細支援(支援者による遠隔支援)"とは、双方向通信サービスを利用することで、現場作業者150が行う現場作業を支援者160が遠隔から支援する方法を指す。
「運転モード」には、「レベル」ごとに、電力使用量の異なる動作内容を示すモード名が格納される。図5の例は、「レベル」ごとに2種類の動作内容が格納されており、それぞれ、モード名として、"1-1"~"3-2"が格納されている。
「作業者端末(入力)」は、更に、情報の項目として、「音声データ」、「静止画像データ」、「動画像データ」、「進捗情報」が含まれる。
「音声データ」には、対応する運転モードを実行する際、作業者端末120が、音声データを取得する動作を行うか否かを示す情報が格納される。
「静止画像データ」には、対応する運転モードを実行する際、作業者端末120が、静止画像データを取得する動作を行うか否かを示す情報が格納される。
「動画像データ」には、対応する運転モードを実行する際、作業者端末120が、動画像データを取得する動作を行うか否かを示す情報が格納される。
「進捗情報」には、対応する運転モードを実行する際、作業者端末120が、作業進捗情報を取得する動作を行うか否かを示す情報が格納される。
また、「作業者端末(出力)」は、更に、情報の項目として、「音声データ」、「静止画像データ」が含まれる。
「音声データ」には、対応する運転モードを実行する際、作業者端末120が、音声データを出力する動作を行うか否かを示す情報が格納される。
「静止画像データ」には、対応する運転モードを実行する際、作業者端末120が、静止画像データを出力する動作を行うか否かを示す情報が格納される。
「電力使用量」には、対応する運転モードを実行した際の、作業者端末120の単位時間あたりの電力使用量が格納される。
なお、図5の例によれば、運転モード="1-1"の場合、作業者端末120は、作業進捗情報の入力を受け付け、管理装置110に送信する動作を行い、その他のデータを入力する動作、データを出力する動作については行わない。
運転モード="1-2"の場合、作業者端末120は、現場作業者150が静止画像の撮影を指示した場合に、静止画像データを生成し、管理装置110に送信するとともに、作業者端末120に表示する動作を行う。また、作業者端末120は、作業進捗情報の入力を受け付け、管理装置110に送信する動作を行う。
運転モード="2-1"の場合、作業者端末120は、現場作業者150による次の作業内容の問い合わせを受け付け、管理装置110に送信するとともに、管理装置110から音声データを受信し、次の作業内容について音声案内する動作を行う。また、作業者端末120は、作業進捗情報の入力を受け付け、管理装置110に送信する動作を行う。
運転モード="2-2"の場合、作業者端末120は、現場作業者150による次の作業内容の問い合わせを受け付け、管理装置110に送信するとともに、管理装置110から音声データを受信し、次の作業内容について音声案内する動作を行う。また、作業者端末120は、現場作業者150が静止画像の撮影を指示した場合に、静止画像データを生成し、管理装置110に送信するとともに、作業者端末120に表示出力する動作を行う。更に、作業者端末120は、進捗情報の入力を受け付け、管理装置110に送信する動作を行う。
運転モード="3-1"の場合、作業者端末120は、現場作業者150の発話による音声データを、管理装置110を介して遠隔支援装置130に送信する動作を行う。また、作業者端末120は、支援者160の発話による音声データを、管理装置110を介して遠隔支援装置130から受信し、現場作業者150に音声出力する動作を行う。
運転モード="3-2"の場合、作業者端末120は、現場作業者150の発話による音声データと、撮影した動画像データとを、管理装置110を介して遠隔支援装置130に送信する動作を行う。また、作業者端末120は、支援者160の発話による音声データを、管理装置110を介して遠隔支援装置130から受信し、現場作業者150に音声出力する動作を行う。更に、作業者端末120は、現場作業者150が静止画像の撮影を指示した場合に、静止画像データを生成し、管理装置110に送信するとともに、作業者端末120に表示出力する動作を行う。
なお、図5に示すように、運転モードごとの単位時間あたりの電力使用量は、運転モード="1-1"に近いほど小さく、運転モード="3-2"に近いほど大きい(E1<E2<E3<E4<E5<E6)。
(2)モード割り当て情報
次に、「モード割り当て情報」について説明する。図6は、管理情報格納部に格納されるモード割り当て情報の一例を示す図である。図6に示すように、モード割り当て情報600には、情報の項目として、「作業内容」、「難易度」、「運転モード」、「作業者属性」が含まれる。
「作業内容」には、現場作業者150が実行する作業内容が格納される。図6の例は、「作業内容」として、"作業内容A"~"作業内容C"が格納された様子を示している。工程情報が、空調機器のメンテナンスに関するものであった場合、"作業内容A"とは、例えば、確認作業を、"作業内容B"とは、例えば、養生作業を、"作業内容C"とは、例えば、分解作業及び交換作業等をそれぞれ指すものとする。
「難易度」には、対応付けられた「作業内容」についての難易度が格納される。図6の例は、「難易度」として、"作業内容A"には、"難易度a"が、"作業内容B"には、"難易度b"が、"作業内容C"には、"難易度c"がそれぞれ対応付けられた様子を示している。
「運転モード」には、対応付けられた「難易度」において実行可能な運転モードが格納される。図6の例は、"難易度a"の場合、運転モード="2-2"~"3-2"が実行可能であり、"難易度b"の場合、運転モード="1-2"~"3-1"が実行可能であることを示している。また、"難易度c"の場合、運転モード="1-1"~"2-1"が実行可能であることを示している。
「作業者属性」には、更に、情報の項目として、「高スキル」及び「低スキル」が含まれる。「高スキル」には、作業者属性として、作業スキルが高い現場作業者が、対応付けられた難易度の作業内容を実行する場合に、作業者端末120が動作する運転モードを示す情報が格納される。また、「低スキル」には、作業者属性として、作業スキルが低い現場作業者が、対応付けられた難易度の作業内容を実行する場合に、作業者端末120が動作する運転モードを示す情報が格納される。
図6の例によれば、"作業内容A"を、「高スキル」の作業者属性を有する現場作業者が実行する場合、作業者端末120は、運転モード="2-2"で動作する。また、図6の例によれば、"作業内容A"を、「低スキル」の作業者属性を有する現場作業者が実行する場合、作業者端末120は、運転モード="3-2"で動作する。
同様に、図6の例によれば、"作業内容B"を、「高スキル」の作業者属性を有する現場作業者が実行する場合、作業者端末120は、運転モード="1-2"で動作する。また、図6の例によれば、"作業内容B"を、「低スキル」の作業者属性を有する現場作業者が実行する場合、作業者端末120は、運転モード="3-2"で動作する。
同様に、図6の例によれば、"作業内容C"を、「高スキル」の作業者属性を有する現場作業者が実行する場合、作業者端末120は、運転モード="1-1"で動作する。また、図6の例によれば、"作業内容C"を、「低スキル」の作業者属性を有する現場作業者が実行する場合、作業者端末120は、運転モード="2-1"で動作する。
<工程情報の説明>
次に、工程管理部111の工程情報生成部410により生成される工程情報について説明する。図7は、工程管理部により生成される工程情報の一例を示す図である。図7の例は、工程管理部111の工程情報生成部410が、
・作業内容として、"作業内容A"、"作業内容B"、"作業内容C"の入力を受け付け、
・各作業内容を実行する現場作業者の作業者属性として、「低スキル」の入力と、「高スキル」の入力とを受け付けた、
様子を示している(符号710参照)。なお、符号710において"作業内容A"~"作業内容C"の各矩形枠の長さは、各作業内容を実行するのに要する時間長さを表している。
図7の例の場合、工程情報生成部410は、管理情報格納部112に格納された管理情報のうち、モード割り当て情報600を参照することで、各作業内容に割り当てる作業者端末120の運転モードを決定して割り当てる。図7において、グラフ720は、割り当てた(決定した)運転モードを表しており、このうち、符号721は、作業者属性=「低スキル」の現場作業者が各作業内容を実行する際の作業者端末120の運転モードを表している。また、符号722は、作業者属性=「高スキル」の現場作業者が各作業内容を実行する際の作業者端末120の運転モードを表している。
また、工程情報生成部410では、モード情報500を参照し、割り当てた(決定した)運転モードにおける電力使用量を算出する。図7において、グラフ730は、各運転モードにおける単位時間あたりの電力使用量を表しており、このうち、符号731は、作業者属性=「低スキル」の現場作業者が各作業内容を実行する際の単位時間あたりの電力使用量を表している。また、符号732は、作業者属性=「高スキル」の現場作業者が各作業内容を実行する際の単位時間あたりの電力使用量を表している。
また、工程情報生成部410では、時間経過に伴う電力使用量を算出し、算出した電力使用量に基づいて、各作業内容が実行された際の各時間におけるバッテリ装置305の残量を算出する。図7において、グラフ740は、各時間におけるバッテリ装置305の残量を表しており、このうち、符号741は、作業者属性=「高スキル」の現場作業者が各作業内容を実行する場合の、各時間におけるバッテリ装置305の残量を表している。また、符号742は、作業者属性=「低スキル」の現場作業者が各作業内容を実行する場合の、各時間におけるバッテリ装置305の残量を表している。
グラフ740によれば、作業者属性=「高スキル」の場合、"作業内容C"の作業が完了した時点でも、バッテリ装置305の残量はゼロにならない(所定の閾値以上である)。したがって、工程情報生成部410では、符号750に示す工程情報を生成し、作業者属性=「高スキル」の現場作業者の作業者端末120に、符号750に示す工程情報を送信する。
一方、グラフ740によれば、作業者属性=「低スキル」の場合、"作業内容B"の作業が完了した時点で、バッテリ装置305の残量はゼロになる(所定の閾値未満である)。したがって、工程情報生成部410では、作業者属性=「低スキル」の現場作業者の工程情報については、変更が必要であると判定する。
図8は、工程管理部により変更される工程情報の一例を示す図である。図8において、符号810は、工程情報生成部410により変更された工程情報の一例である。工程情報生成部410では、モード割り当て情報600を参照することで、変更後の工程情報(符号810)に含まれる各作業内容に割り当てる作業者端末120の運転モードを決定して割り当てる。なお、本実施形態において、工程情報生成部410は工程情報を変更するにあたり、運転モードの割り当てについては変更しない。運転モードの割り当てを変更すると、現場作業者150の作業品質の低下につながることになるからである。したがって、図8のグラフ840において符号821は、図7のグラフ720の符号721と同じになる(ただし、休憩時間は除く)。
また、工程情報生成部410では、モード情報500を参照し、割り当てた運転モードにおける電力使用量を算出する。図8において、グラフ830は、各運転モードにおける単位時間あたりの電力使用量を表しており、このうち、符号831は、作業者属性=「低スキル」の現場作業者が各作業内容の現場作業を実行する際の単位時間あたりの電力使用量を表している。
上述したように、運転モードの割り当ては変更されないため、グラフ830における符号831は、図7のグラフ730の符号731と同じになる(ただし、休憩時間は除く)。
また、工程情報生成部410では、時間経過に伴う電力使用量を算出し、算出した電力使用量に基づいて、バッテリ装置305の残量を算出する。図8において、グラフ840は、各時間におけるバッテリ装置305の残量を表しており、このうち、符号841は、作業者属性=「低スキル」の現場作業者が各作業内容を実行する場合の、各時間におけるバッテリ装置305の残量を表している。
符号841によれば、"作業内容B"が完了した時点で、バッテリ装置305の残量がゼロになるが、その後の休憩時間(=充電区間)を利用して、バッテリ装置305の充電が行われる。これにより、"作業内容C"が完了した時点で、バッテリ装置305の残量がゼロにならない(所定の閾値以上である)。
したがって、工程情報生成部410では、符号810に示す工程情報を、作業者属性=「低スキル」の現場作業者の作業者端末120に送信する。
このように、第1の実施形態に係る管理装置110では、現場作業者の作業者属性に応じて、異なる運転モードで作業者端末120が動作するよう制御することに起因して、作業者端末の電力使用量も異なってくることに鑑みて、工程情報を適切に変更する。
これにより、第1の実施形態によれば、バッテリ装置305の電源容量が不足して、工程情報に含まれるいずれかの作業内容が中断するといった事態を未然に防ぐことができる。
<工程情報生成処理の流れ>
次に、工程情報生成部410による工程情報生成処理の流れについて説明する。図9は、工程情報生成部による工程情報生成処理の流れを示す第1のフローチャートである。
ステップS901において、工程情報生成部410は、工程情報に含めるべき各作業内容を取得する。
ステップS902において、工程情報生成部410は、各作業内容を実行する現場作業者の属性について入力を受け付ける。
ステップS903において、工程情報生成部410は、入力を受け付けた各作業内容に割り当てる運転モードを決定して割り当てる。
ステップS904において、工程情報生成部410は、各作業内容を完了させるのに必要な電力使用量を算出する。
ステップS905において、工程情報生成部410は、算出した電力使用量が所定の閾値以上であるか否かを判定する。ステップS905において、算出した電力使用量が所定の閾値以上になると判定した場合には(ステップS905においてYESの場合には)、ステップS906に進む。
ステップS906において、工程情報生成部410は、工程情報を変更し、ステップS903に戻る。
一方、ステップS905において、算出した電力使用量が所定の閾値未満になると判定した場合には(ステップS905においてNOの場合には)、ステップS907に進む。
ステップS907において、工程情報生成部410は、工程情報(作業内容、運転モード)を、作業者端末120及び遠隔支援装置130に送信する。
ステップS908において、工程情報生成部410は、作業者端末120よりバッテリ状態情報として、バッテリ装置305の残量を取得する。
ステップS909において、工程情報生成部410は、バッテリ装置305の残量を取得した時点より後に実行される作業内容に割り当てられた運転モードから、残りの作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量を算出する。また、工程情報生成部410は、算出した予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量を上回るか否かを判定する。
ステップS909において、算出した予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量を上回る(バッテリ装置305の残量が算出した予定電力使用量を下回る)と判定した場合には(ステップS909においてYESの場合には)、ステップS910に進む。
ステップS910において、工程情報生成部410は、バッテリ装置305の残量を取得した時点より後に実行される作業内容について工程情報を変更する。
ステップS911において、工程情報生成部410は、変更後の工程情報(作業内容、運転モード)を、作業者端末120及び遠隔支援装置130に送信する。
一方、ステップS909において、算出した予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量以下であると判定した場合には(ステップS909においてNOの場合には)、直接、ステップS912に進む。
ステップS912において、工程情報生成部410は、工程情報に含まれる全ての作業内容が完了したか否かを判定する。ステップS912において、完了していない作業内容があると判定した場合には(ステップS912においてNOの場合には)、ステップS908に戻る。
一方、ステップS912において、全ての作業内容が完了したと判定した場合には(ステップS912においてYESの場合には)、工程情報生成処理を終了する。
<作業者端末の機能構成>
次に、作業者端末120の機能構成について説明する。図10は、作業者端末の機能構成の一例を示す図である。作業者端末120には作業者端末用プログラムがインストールされており、当該プログラムが実行されることで、作業者端末120は、工程情報取得部1101、運転モード設定部1102として機能する。また、作業者端末120は、音声入力部1103、画像入力部1104、送信部1105、画像出力部1106、音声出力部1107、受信部1108、バッテリ状態判定部1109、情報送信部1110、進捗情報入力部1112として機能する。
工程情報取得部1101は、管理装置110より工程情報を取得する。また、工程情報取得部1101は、進捗情報入力部1112より進捗情報が通知されることで、現在実行中の作業内容を管理する。更に、工程情報取得部1101は、現在の作業内容に割り当てられた運転モードを、運転モード設定部1102に通知する。
運転モード設定部1102は、工程情報取得部1101より通知された運転モードに応じた動作を実現するために、音声入力部1103、画像入力部1104に対して、運転モードに応じた動作内容を設定する。
また、運転モード設定部1102は、現在の作業内容に割り当てられた運転モードについて、削減部1111に通知する。
音声入力部1103は、音声取得装置306により検出された音声データを取得し、運転モード設定部1102により設定された動作内容に応じた動作を行う。例えば、運転モード="1-1"、"1-2"の場合、音声入力部1103は、取得した音声データを、送信部1105に通知しない。一方、運転モード="2-1"、"2-2"、"3-1"、"3-2"の場合、音声入力部1103は、取得した音声データを、送信部1105に通知する。
また、音声入力部1103は、削減部1111より、データ容量の削減指示(データ品質の低減指示)を受けた場合には、取得した音声データのデータ容量を削減する処理(データ品質を低減させる処理)を実行したうえで、送信部1105に通知する。
画像入力部1104は、撮像装置308により撮影された画像データ(静止画像データまたは動画像データ)を取得し、運転モード設定部1102により設定された動作内容に応じた動作を行う。
例えば、運転モード="1-1"、"2-1"、"3-1"の場合、画像入力部1104は、取得した静止画像データを、画像出力部1106及び送信部1105に通知しない。一方、運転モード="1-2"、"2-2"、"3-2"の場合、画像入力部1104は、取得した静止画像データを、画像出力部1106及び送信部1105に通知する。
また、運転モード="1-1"~"3-1"の場合、画像入力部1104は、取得した動画像データを、送信部1105に通知しない。一方、運転モード="3-2"の場合、画像入力部1104は、取得した動画像データを、送信部1105に通知する。
また、画像入力部1104は、削減部1111より、データ容量の削減指示(データ品質の低減指示)を受けた場合には、取得した静止画像データ(または動画像データ)のデータ容量を削減する処理(データ品質を低減させる処理)を実行する。また、画像入力部1104は、実行後の静止画像データ(または動画像データ)を、送信部1105に通知する。
送信部1105は、音声入力部1103から音声データが通知された場合、通知された音声データを、管理装置110または遠隔支援装置130に送信する。また、送信部1105は、画像入力部1104から静止画像データまたは動画像データが通知された場合、通知された静止画像データまたは動画像データを、遠隔支援装置130に送信する。
画像出力部1106は、受信部1108が受信した静止画像データを取得し、画像出力装置309に表示出力する。
また、画像出力部1106は、画像入力部1104より静止画像データが通知された場合、通知された静止画像データを画像出力装置309に表示出力する。
音声出力部1107は、受信部1108が受信した音声データを取得し、音声出力装置307に音声出力する。
バッテリ状態判定部1109は、バッテリ装置305により検出されたバッテリ装置305の残量を取得し、情報送信部1110及び削減部1111に通知する。
削減部1111は、バッテリ状態判定部1109より通知されたバッテリ装置305の残量を監視する。また、削減部1111は、バッテリ装置305の残量と、運転モード設定部1102より通知された、現在の運転モードにおける予定電力使用量(現場作業中の作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量)とを比較する。更に、削減部1111は、現場作業中の作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量を上回っていると判定した場合、データ容量の削減指示(データ品質の低減指示)を音声入力部1103及び画像入力部1104に通知する。
進捗情報入力部1112は、現場作業者150が、工程情報に含まれる作業内容を完了するごとに入力される作業進捗情報を受け付け、工程情報取得部1101及び情報送信部1110に通知する。
情報送信部1110は、バッテリ状態判定部1109より通知されるバッテリ装置305の残量を、バッテリ状態情報として、管理装置110に送信する。また、情報送信部1110は、進捗情報入力部1112より通知される作業進捗情報を、管理装置110に送信する。
<運転モード切り替え処理の流れ>
次に、作業者端末120により実行される処理のうち、運転モードを切り替える運転モード切り替え処理の流れについて説明する。図11は、作業者端末による運転モード切り替え処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1201において、工程情報取得部1101は、管理装置110より工程情報を取得し、現在実行中の作業内容に割り当てられた運転モードを特定する。
ステップS1202において、運転モード設定部1102は、特定された運転モードに応じた動作を音声入力部1103及び画像入力部1104が実現するよう、運転モードに応じた動作内容を設定する。
ステップS1203において、バッテリ状態判定部1109は、バッテリ装置305の残量を算出し、管理装置110に送信する。
ステップS1204において、工程情報取得部1101は、バッテリ装置305の残量を送信したことに応じて、管理装置110から変更後の工程情報を受信したか否かを判定する。ステップS1204において、変更後の工程情報を受信したと判定した場合には(ステップS1204においてYESの場合には)、ステップS1202に戻る。この場合、変更後の工程情報のもとで、ステップS1202及びステップS1203を実行する。
一方、ステップS1204において、変更後の工程情報を受信していないと判定した場合には(ステップS1204においてNOの場合には)、ステップS1205に進む。
ステップS1205において、削減部1111は、現場作業中の作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量を上回っているか否かを判定する。
ステップS1205において、現場作業中の作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量を上回っていると判定した場合には(ステップS1205においてYESの場合には)、ステップS1206に進む。
ステップS1206において、削減部1111は、音声入力部1103及び画像入力部1104に対して、データ容量の削減指示(データ品質低減指示)を通知する。
一方、ステップS1205において、現場作業中の作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量以下であると判定した場合には(ステップS1205においてNOの場合には)、直接、ステップS1207に進む。
ステップS1207において、工程情報取得部1101は、工程情報に含まれる全ての作業内容が完了したか否かを判定する。ステップS1207において、完了していない作業内容があると判定した場合には(ステップS1207においてNOの場合には)、ステップS1203に戻る。
一方、ステップS1207において、工程情報に含まれる全ての作業内容が完了したと判定した場合には(ステップS1207においてYESの場合には)、運転モードの切り替え処理を終了する。
このように、作業者端末120は、管理装置110より受信した工程情報または変更後の工程情報に基づく運転モードにより動作する。また、作業者端末120は、現場作業中の作業内容について、バッテリ装置305の残量が足りない場合には、データ容量の削減(またはデータ品質の低減)により対処する。
つまり、第1の実施形態に係る遠隔支援システム100では、
・工程情報の変更により対処可能である場合には、工程情報の変更により対処し、
・工程情報の変更では対処できない場合には、データ容量の削減(またはデータ品質の低減)により対処する、
構成とする。これにより、第1の実施形態によれば、バッテリ装置305の電源容量が不足して、工程情報に含まれるいずれかの作業内容が中断するといった事態を回避することができる。
<遠隔支援装置の機能構成>
次に、遠隔支援装置130の機能構成について説明する。図12は、遠隔支援装置の機能構成の一例を示す図である。遠隔支援装置130には遠隔支援プログラムがインストールされており、当該プログラムが実行されることで、遠隔支援装置130は、工程情報取得部1301、受信部1302、音声出力部1303、画像出力部1304として機能する。また、遠隔支援装置130は、送信部1305、音声入力部1306、情報送信部1307、進捗情報入力部1308として機能する。
工程情報取得部1301は、管理装置110より工程情報を取得し、例えば、表示装置205に表示出力する。また、工程情報取得部1301は、取得した工程情報を、進捗情報入力部1308に通知する。
受信部1302は、管理装置110より音声データを受信し、音声出力部1303に通知する。また、受信部1302は、管理装置110より動画像データを受信し、画像出力部1304に通知する。
音声出力部1303は、受信部1302より通知された音声データを、音声出力装置326に音声出力する。
画像出力部1304は、受信部1302より通知された動画像データを、画像出力装置328に表示出力する。
音声入力部1306は、音声取得装置325により検出された音声データを取得し、送信部1305に通知する。
送信部1305は、音声入力部1306により通知された音声データを、管理装置110を介して作業者端末120に送信する。
進捗情報入力部1308は、支援者160が、現場作業者150との間で双方向通信を行うことで、現場作業者150による現場作業が完了したことを把握すると、作業進捗情報を入力する。進捗情報入力部1308は、入力された作業進捗情報を、情報送信部1307に通知する。
情報送信部1307は、通知された作業進捗情報を、管理装置110に送信する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態に係る管理装置110は、現場作業者により携帯される作業者端末120と通信し、
・現場作業者による現場作業の作業内容を含む工程情報を管理する。
・作業者端末120の運転モードを工程情報に含まれる各作業内容に基づいて決定し、決定した運転モードにより、作業者端末120が動作するよう制御する。
これにより、第1の実施形態に係る管理装置110によれば、現場作業者が作業者端末を携帯して現場作業を行う際に、効率的に現場作業を進めることができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態において、遠隔支援システム100には、作業者端末120が1台含まれるものとして説明した。しかしながら、作業者端末120は、1台に限定されず、複数台の作業者端末が含まれていてもよい。以下、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
<遠隔支援システムのシステム構成>
はじめに、第2の実施形態に係る遠隔支援システムのシステム構成について説明する。図13は、遠隔支援システムのシステム構成の一例を示す第2の図である。図1に示した第1の実施形態に係る遠隔支援システム100との相違点は、第2の実施形態に係る遠隔支援システム1400の場合、作業者端末120_1~作業者端末120_NのN個の作業者端末が含まれる点である。
なお、遠隔支援システム1400に含まれるN個の作業者端末120_1~120_Nそれぞれの機能は、図1の遠隔支援システム100に含まれる作業者端末120の機能と同じである。
また、遠隔支援システム1400に含まれる遠隔支援装置130の機能も、図1の遠隔支援システム100に含まれる遠隔支援装置130の機能と同じである。
一方、遠隔支援システム1400に含まれる管理装置110の工程管理部1401の機能は、図1の遠隔支援システム100に含まれる管理装置110の工程管理部111の機能とは異なっている。
具体的には、工程管理部1401の場合、例えば、支援者160が支援を行うタイミングが、現場作業者150_1~150_Nの間で、重複しないように工程情報を変更する。
あるいは、工程管理部1401の場合、例えば、支援者160から支援を受けるための現場作業者150_1~150_Nの待ち時間が最小化するように、工程情報を変更する。
<工程情報生成処理の流れ>
次に、第2の実施形態における工程管理部1401の工程情報生成部410(図13において不図示)による工程情報生成処理の流れについて説明する。図14は、工程情報生成部による工程情報生成処理の流れを示す第2のフローチャートである。
ステップS1501において、工程情報生成部410は、N個の工程情報それぞれに含めるべき各作業内容を取得する。
ステップS1502において、工程情報生成部410は、各作業内容を実行する現場作業者の属性について入力を受け付ける。
ステップS1503において、工程情報生成部410は、入力を受け付けた各作業内容割り当てる運転モードを決定して割り当てる。
ステップS1504において、工程情報生成部410は、各作業内容を完了させるのに必要な電力使用量を算出する。
ステップS1505において、工程情報生成部410は、特定の作業者端末について、算出した電力使用量が所定の閾値以上になるか否かを判定する。ステップS1505において、特定の作業者端末について、算出した電力使用量が所定の閾値以上になると判定した場合には(ステップS1505においてYESの場合には)、ステップS1506に進む。
ステップS1506において、工程情報生成部410は、他の現場作業者の工程情報に基づいて、特定の現場作業者の工程情報を変更し、ステップS1503に戻る。具体的には、工程情報生成部410は、支援者160が支援を行うタイミングが、現場作業者150_1~150_Nの間で、重複しないように特定の現場作業者の工程情報を変更する。あるいは、工程情報生成部410は、支援者160から支援を受けるための現場作業者150_1~150_Nの待ち時間が最小化するように、特定の現場作業者の工程情報を変更する。
一方、ステップS1505において、全ての作業者端末について、算出した電力使用量が所定の閾値未満になると判定した場合には(ステップS1505においてNOの場合には)、ステップS1507に進む。
ステップS1507において、工程情報生成部410は、N個の工程情報(作業内容、運転モード)を、作業者端末120_1~120_N及び遠隔支援装置130にそれぞれ送信する。
ステップS1508において、工程情報生成部410は、各作業者端末よりバッテリ状態情報として、バッテリ装置305の残量を取得する。
ステップS1509において、工程情報生成部410は、バッテリ装置の残量を取得した時点より後に実行される作業内容に割り当てられた運転モードから、残りの作業内容を完了させるのに必要な予定電力使用量を算出する。また、工程情報生成部410は、特定の作業者端末について、算出した予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量を上回るか否かを判定する。
ステップS1509において、特定の作業者端末について、算出した予定電力使用量が、当該作業者端末のバッテリ装置305の残量を上回る(当該作業者端末のバッテリ装置305の残量が、算出した予定電力使用量を下回る)と判定したとする。この場合には(ステップS1509においてYESの場合には)、ステップS1510に進む。
ステップS1510において、工程情報生成部410は、他の現場作業者の工程情報に基づいて、特定の現場作業者について、バッテリ装置の残量を取得した時点より後に実行される作業内容について工程情報を変更する。なお、このときも、工程情報生成部410は、支援者160が支援を行うタイミングが、現場作業者150_1~150_Nの間で、重複しないように特定の現場作業者の工程情報を変更する。あるいは、工程情報生成部410は、支援者160から支援を受けるための現場作業者150_1~150_Nの待ち時間が最小化するように、特定の現場作業者の工程情報を変更する。
ステップS1511において、工程情報生成部410は、変更後の工程情報(作業内容、運転モード)を、特定の作業者端末及び遠隔支援装置130に送信する。
一方、ステップS1509において、いずれの作業者端末120_1~120_Nも、算出した予定電力使用量が、バッテリ装置305の残量以下であると判定した場合には(ステップS1509においてNOの場合には)、直接、ステップS1512に進む。
ステップS1512において、工程情報生成部410は、各現場作業者の工程情報に含まれる全ての作業内容が完了したか否かを判定する。ステップS1512において、完了していない作業内容があると判定した場合には(ステップS1512においてNOの場合には)、ステップS1508に戻る。
一方、ステップS1512において、全ての作業内容が完了したと判定した場合には(ステップS1512においてYESの場合には)、工程情報生成処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、第2の実施形態に係る管理装置110は、現場作業者による現場作業の作業内容を含む工程情報について、変更する必要が生じた場合に、
・支援者が支援を行うタイミングが、複数の現場作業者間で、重複しないように変更する、または、
・支援者から支援を受けるための現場作業者の待ち時間が最小化するように、変更する。
これにより、第2の実施形態に係る管理装置によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、複数の現場作業者が現場作業を実行する場合であっても、効率的に現場作業を進めることができる。
[その他の実施形態]
上記各実施形態では、データ容量の削減指示(データ品質の低減指示)を通知した場合の、音声入力部1103及び画像入力部1104のデータ容量を削減する処理(データ品質を低減させる処理)の詳細について言及しなかった。
しかしながら、例えば、画像入力部1104のデータ容量を削減する処理(データ品質を低減させる処理)には、静止画像データについては、解像度を下げる処理、必要な領域を切り出す処理等が含まれる。また、画像入力部1104のデータ容量を削減する処理には、動画像データについては、解像度を下げる処理、必要な領域を切り出す処理、フレームレートを削減する処理等が含まれる。
また、上記各実施形態では、作業者端末120が画像出力装置309を有するものとして説明したが、作業者端末120は、画像出力装置309を有していなくてもよい。
また、上記各実施形態では、作業進捗情報の入力方法の詳細について言及しなかったが、作業進捗情報は、例えば、操作装置310を介して入力してもよいし、音声取得装置306を介して、音声入力してもよい。音声入力する場合にあっては、音声データをテキスト化した情報を、作業進捗情報として送信してもよいし、音声データを、作業進捗情報として送信してもよい。
また、上記各実施形態では、作業案内を行うための音声データまたは画像データを、現場作業者が、対応する作業内容を実行するタイミングで送信するものとして説明した。しかしながら、作業案内を行うための音声データまたは画像データは、予め作業者端末120にダウンロードしておいてもよい。
また、上記各実施形態では、支援者160が人間であるとして説明したが、支援者160は、AI(Artificial Intelligence)を用いた音声認識装置であってもよい。
また、上記各実施形態では、管理装置110が、単体で管理プログラムを実行するものとして説明した。しかしながら、管理装置110が、例えば、1または複数台のコンピュータにより構成されている場合にあっては、1または複数台のコンピュータそれぞれに管理プログラムをインストールし、分散コンピューティングの形態で実行されてもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
100 :遠隔支援システム
110 :管理装置
111 :工程管理部
120 :作業者端末
130 :遠隔支援装置
410 :工程情報生成部
420 :進捗管理部
500 :モード情報
600 :モード割り当て情報
1101 :工程情報取得部
1102 :運転モード設定部
1103 :音声入力部
1104 :画像入力部
1105 :送信部
1106 :画像出力部
1107 :音声出力部
1108 :受信部
1109 :バッテリ状態判定部
1110 :情報送信部
1111 :削減部
1112 :進捗情報入力部
1301 :工程情報取得部
1302 :受信部
1303 :音声出力部
1304 :画像出力部
1305 :送信部
1306 :音声入力部
1307 :情報送信部
1308 :進捗情報入力部
1401 :工程管理部

Claims (13)

  1. 現場作業者により携帯される作業者端末と通信する管理装置であって、
    前記管理装置が有する制御部は、
    前記現場作業者による現場作業の作業内容を管理し、
    現場作業の作業内容ごとに、難易度を示す情報が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
    前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報に基づいて決定し、
    決定したモードにより前記作業者端末が動作するよう制御する、
    管理装置。
  2. 前記制御部は、
    現場作業の作業内容ごと及び前記難易度を示す情報ごとに、現場作業者の属性が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
    前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報及び前記現場作業者の属性に基づいてモードを決定する、
    請求項に記載の管理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記作業内容を含む工程情報を管理し、
    前記工程情報に前記モードを関連付けて記憶する、
    請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記制御部は、
    決定したモードに基づいて算出される前記作業者端末の電力使用量が、所定の閾値以上の場合、前記工程情報を変更する、
    請求項に記載の管理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記作業者端末のバッテリの残量が、前記工程情報に含まれる作業内容を完了させるのに必要な電力使用量を下回る場合、バッテリの充電区間を含む工程情報に変更する、
    請求項に記載の管理装置。
  6. 前記制御部は、
    複数の現場作業者のうちのいずれかの現場作業者の前記工程情報を変更する際、他の現場作業者の工程情報に基づいて変更する、請求項に記載の管理装置。
  7. 前記制御部は、
    複数の現場作業者のうちのいずれかの現場作業者の前記工程情報を変更する際、他の現場作業者の工程情報に基づいて変更する、請求項に記載の管理装置。
  8. 現場作業者に携帯される作業者端末と、前記作業者端末と通信を行う管理装置とを有する遠隔支援システムであって、
    前記遠隔支援システムが有するいずれかの制御部は、
    前記現場作業者による現場作業の作業内容を取得し、
    現場作業の作業内容ごとに、難易度を示す情報が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
    前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報に基づいて切り替え、
    切り替えたモードにより動作する、
    遠隔支援システム。
  9. 前記制御部は、
    現場作業の作業内容ごと及び前記難易度を示す情報ごとに、現場作業者の属性が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
    前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報及び前記現場作業者の属性に基づいてモードを切り替える、
    請求項に記載の遠隔支援システム。
  10. 前記制御部は、
    前記作業内容を含む工程情報を取得し、
    前記工程情報に前記モードを関連付けて記憶する、
    請求項に記載の遠隔支援システム。
  11. 前記制御部は、
    前記作業者端末のバッテリの残量を算出し、
    算出した残量が、作業中の作業内容を完了させるのに必要な電力使用量を下回る場合、算出した残量に応じたデータ容量またはデータ品質で通信する、請求項に記載の遠隔支援システム。
  12. 現場作業者により携帯される作業者端末と通信する管理装置による管理方法であって、
    前記管理装置が有する制御部が、
    前記現場作業者による現場作業の作業内容を管理し、
    現場作業の作業内容ごとに、難易度を示す情報が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
    前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報に基づいて決定し、
    決定したモードにより前記作業者端末が動作するよう制御する、
    処理を実行する管理方法。
  13. 現場作業者により携帯される作業者端末と通信する管理装置の制御部に、
    前記現場作業者による現場作業の作業内容を管理し、
    現場作業の作業内容ごとに、難易度を示す情報が対応付けられた制御情報を格納部に格納し、
    前記作業者端末の電力使用量に関わるモードを、前記作業内容ごとに、前記難易度を示す情報に基づいて決定し、
    決定したモードにより前記作業者端末が動作するよう制御する、
    処理を実行させるための管理プログラム。
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