JP7476866B2 - ウェアラブル端末の画像表示制御装置及び画像表示制御方法及び画像表示システム - Google Patents

ウェアラブル端末の画像表示制御装置及び画像表示制御方法及び画像表示システム Download PDF

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Description

本発明は、装着者の視野内に配置されたディスプレイを備えるウェアラブル端末に拡張現実技術(以下、AR技術という)を用いて画像を表示させる画像表示制御装置の構成、及び画像表示制御方法、及びウェアラブル端末と画像表示制御装置とで構成される画像表示システムの構成に関する。
AR技術を用いて車両が目的地に到着するために必要な運転操作を示す運転操作情報をスマートグラスのディスプレイに表示する装置が提案されている。このような装置では、カメラで得られた画像から予め定めた表示位置のマーカーとなるものを検出し、その表示位置に画像を表示する方法が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
また、AR技術を用いて装着者に車両の内装部品の外観が変化したように感じさせる画像表示システム(例えば、特許文献2)が提案されている。
特開2017-129406号公報 特開2021-64906号公報
ところで、このような装置では、車室内でAR技術を用いた画像表示を行う場合に、車室内の内装品等の色や形状からマーカーを検出して画像の表示位置を決定する方法が用いられる。しかし、逆光や夜間等のように画像の明度が不足する場合には、装置がマーカーを誤認識して使用者が意図しない位置に画像を表示してしまう場合がある。
そこで、本開示は、車室内でAR技術を用いた画像表示を行う場合に画像の位置ずれの発生を抑制することを目的とする。
本開示の画像表示制御装置は、ウェアラブル端末のディスプレイに画像を表示させる画像表示制御装置であって、前記ウェアラブル端末の自己位置を推定し、推定した前記自己位置に基づいて前記ディスプレイの中の画像の表示位置を決定し、決定した前記表示位置に画像を表示し、前記ウェアラブル端末の実位置が車室内かどうかを検出し、前記実位置が車室内である場合には、前記実位置が車室外である場合に比べて前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、を特徴とする。
これにより、ウェアラブル端末を車室内で使用する場合に、ディスプレイの中の画像の位置ずれの発生を抑制できる。
本開示の画像表示制御装置において、前記実位置が車室内である場合には、前記自己位置の推定を行った後の所定時間内は次の前記自己位置の推定を行わず、前記表示位置を変更しなくてもよい。
これにより、ウェアラブル端末を車室内で使用する場合に、ディスプレイの中の画像の位置ずれが頻繁にずれることを抑制できる。
本開示の画像表示制御装置において、前記実位置が車室内である場合で前記自己位置の推定を行うまでの間、または、前記実位置が車室内である場合で前記自己位置が推定できなかった場合に次の前記自己位置の推定を行うまでの間は、前記ディスプレイの予め設定した所定の位置に画像を表示してもよい。
このように、ウェアラブル端末を車室内で使用する場合に、自己位置の推定を行うまでの間或いは自己位置の推定が出来なかった場合に、画像の表示位置を所定の位置に固定するので、ウェアラブル端末の装着者の混乱を防ぐことができる。
本開示の画像表示制御装置において、前記ウェアラブル端末に備えられた撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ウェアラブル端末の前記自己位置の推定を行い、車両と通信して前記ウェアラブル端末の前記実位置が車室内かどうかを検出してもよい。
これにより、簡便にウェアラブル端末の自己位置の推定と実位置の検出を行うことができる。
本開示の画像表示制御装置において、前記車両と通信して前記車両が走行中又は前記ウェアラブル端末の装着者が運転中であるかどうかを検出し、前記実位置が車室内で、前記車両が走行中又は前記装着者が運転中である場合には、前記実位置が車室内であることのみを検出した場合よりも前記自己位置の推定を行う頻度を低くしてもよい。
これにより、ウェアラブル端末を車室内で使用する場合に、車両が走行中又は装着者が運転中にディスプレイの画像の位置ずれを更に抑制できる。
本開示の画像表示制御装置において、夜間又は前記撮像装置が逆光で画像の取得を行う場合にのみ、前記自己位置の推定を行う頻度を低くしてもよい。
これにより、自己位置の推定の精度が低い場合にディスプレイの中の画像の位置がずれることを抑制できる。
本開示の画像表示制御方法は、ウェアラブル端末のディスプレイに画像を表示させる画像表示制御方法であって、前記ウェアラブル端末の自己位置を推定し、推定した前記自己位置に基づいて前記ディスプレイの中の画像の表示位置を決定し、決定した前記画示位置に画像を表示し、前記ウェアラブル端末の実位置が車室内かどうかを検出し、前記実位置が車室内である場合には、前記実位置が車室外である場合に比べて前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、を特徴とする。
本開示の画像表示制御方法において、前記実位置が車室内である場合には、前記自己位置の推定を行った後の所定時間内は次の前記自己位置の推定を行わず、前記表示位置を変更しなくてもよい。
本開示の画像表示制御方法において、前記実位置が車室内である場合で前記自己位置の推定を行うまでの間、または、前記実位置が車室内である場合で前記自己位置が推定できなかった場合に次の前記自己位置の推定を行うまでの間は、前記ディスプレイの予め設定した所定の位置に画像を表示してもよい。
本開示の画像表示制御方法において、前記ウェアラブル端末に備えられた撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ウェアラブル端末の前記自己位置の推定を行い、車両と通信して前記ウェアラブル端末の前記実位置が車室内かどうかを検出してもよい。
本開示の画像表示制御方法おいて、前記車両と通信して前記車両が走行中又は前記ウェアラブル端末の装着者が運転中であるかどうかを検出し、前記実位置が車室内で、前記車両が走行中又は前記装着者が運転中である場合には、前記実位置が車室内であることのみを検出した場合よりも前記自己位置の推定を行う頻度を低くしてもよい。
本開示の画像表示制御方法において、夜間又は前記撮像装置が逆光で画像の取得を行う場合にのみ、前記自己位置の推定を行う頻度を低くしてもよい。
本開示の画像表示システムは、撮像装置とディスプレイとを備えるウェアラブル端末と、前記ウェアラブル端末の前記撮像装置で取得した画像に基づいて前記ウェアラブル端末の自己位置を推定し、推定した前記自己位置に基づいて前記ディスプレイの中の画像の表示位置を決定し、決定した前記表示位置に画像を表示する制御装置と、を備える画像表示システムであって、前記制御装置は、車両と通信して前記ウェアラブル端末の実位置が車室内かどうかを検出し、前記実位置が車室内である場合には、前記実位置が車室外である場合に比べて前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、を特徴とする。
本開示の画像表示システムにおいて、前記制御装置は、前記実位置が車室内である場合には、前記自己位置の推定を行った後の所定時間内は次の前記自己位置の推定を行わず、前記表示位置を変更しなくてもよい。
本開示は、車室内でAR技術を用いた画像表示を行う場合に画像の位置ずれの発生を抑制できる。
実施形態の画像表示制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 運転者がウェアラブル端末を装着した状態を示す斜視図である。 図1に示す画像制御表示装置のハードウェア構成を示す図である。 図1に示す画像表示制御装置の基本動作を示すフローチャートである。 図1に示す画像表示制御装置によって画像表示が行われたウェアラブル端末を装着した運転者の視界を示す図である。 図1に示す画像表示制御装置がウェアラブル端末の自己位置の推定を行っている状態で、ウェアラブル端末を装着した運転者が顔を左に動かした際の運転者の視界を示す図である。 図1に示す画像表示装置の動作を示すフローチャートである。 図7に示すフローチャートの続きのフローチャートである。 図1に示す画像表示制御装置がウェアラブル端末の自己位置の推定を行っていない状態で、ウェアラブル端末を装着した運転者が顔を左に動かした際の運転者の視界を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態の画像表示制御装置10について説明する。図1に示すように、画像表示制御装置10は、ウェアラブル端末20に備えられた撮像装置であるカメラ28で撮像した撮像画像に基づいてウェアラブル端末20の自己位置を推定し、ウェアラブル端末20のディスプレイ26に画像を表示する。画像表示制御装置10と、ウェアラブル端末20とは画像表示システム100を構成する。
ウェアラブル端末20は、眼鏡あるいはゴーグルのように運転者200或いは乗員が装着するデバイスである。ウェアラブル端末20には、撮像装置であるカメラ28と、ディスプレイ26と、通信装置27とが備えられている。
ここで、図2を参照して、ウェアラブル端末20について説明する。図2は、運転者200がウェアラブル端末20を装着した状態を示す図である。ウェアラブル端末20は、メガネの形状に形成されたデバイスであり、スマートグラスなどと呼ばれることもある。ウェアラブル端末20は、耳に掛けるための直線状のフレームであるテンプル22と、テンプル22に接続され、目の周囲を囲むとともに鼻に掛けられる形状に形成されたフレームであるリム24を備える。
リム24の内側には、表示装置であるディスプレイ26が設けられている。ディスプレイ26は、運転者200の目の前方を覆うように運転者200の視野内に配置されるが、画像を形成しない場合には、高い透明性(高い光透過性)を有しているため、運転者200が前方を目視することができる。ディスプレイ26は、画像表示制御装置10の制御に基づいて、一部または全部の領域に画像を形成することができる。
運転者200の左目側には、リム24とテンプル22の接続部付近に、カメラ28が設けられている。カメラ28は、運転者200がウェアラブル端末20を装着して車室内に入った際に車室内の画像を撮像して出力する。また、右側のテンプル22の中には車両30と通信を行う通信装置27が取り付けられている。通信装置27は車両30に取り付けられた通信装置36との通信が成立した場合に、ウェアラブル端末20の実際の位置(以下、実位置という)が車両30の車室内にあることを示す実位置情報を出力する。また、左側のテンプル22の中には後で説明する画像表示制御装置10が取り付けられている。
図1に戻って、画像表示制御装置10について説明する。図1に示すように、画像表示制御装置10は、特徴点抽出部11と、自己位置推定部12と、表示位置決定部13と、画像表示部14と、画像データ格納部15と、操作入力部16と、自己位置推定頻度調整部17と、位置格納部18の各機能ブロックで構成される。画像表示制御装置10は、ウェアラブル端末20と有線又は無線回線で接続されている。又、画像表示制御装置10は、車両30と無線回線により接続されて、車両30のECU32、ナビゲーション装置34からそれぞれ車両情報、進路情報を受信する。
特徴点抽出部11は、ウェアラブル端末20のカメラ28からカメラ28が撮像した画像が入力される。特徴点抽出部11は、入力された画像を処理して車室内の特徴点を抽出する。特徴点は、マーカーとも呼ばれ、車室内における特定の位置を示す指標となる部分である。
自己位置推定部12は、カメラ28の撮像した画像と、特徴点抽出部11が抽出した車室内の特徴点に基づいて、ウェアラブル端末20の特徴点に対する相対位置をウェアラブル端末20の自己位置として推定して出力する。
表示位置決定部13は、自己位置推定部12が推定した自己位置と特徴点抽出部11が抽出した特徴点に基づいて、運転者200の瞳孔と特徴点とを結ぶ直線がディスプレイ26のどの位置を通るかを算出する。そして、ディスプレイ26のどの位置に画像を重ねて表示するかを算出し、算出した位置を表示位置として出力する。また、表示位置決定部13は、表示位置を位置格納部18に格納する。
操作入力部16は、運転者200が画像表示制御装置10を操作するための操作部である。運転者200は操作入力部16を操作することで、ウェアラブル端末20に画像を表示するか否か、また、表示する場合にどのような位置にどのような画像を表示するかを入力することができる。
画像データ格納部15は、画像表示制御装置10がウェアラブル端末20のディスプレイ26に表示する進行方向を示す左右の矢印記号などの画像のデータを格納している。
画像表示部14は、操作入力部16から入力された運転者200の操作入力に基づいて、車両30と通信し、車両30のECU32、或いは、ナビゲーション装置34から速度等の車両情報と、右折、左折等の進路変更情報を含む進路情報とを受信し、受信した車両情報、進路情報に基づいてウェアラブル端末20のディスプレイ26に表示する画像であるコンテンツ70を生成する。そして、表示位置決定部13から入力されたディスプレイ26の表示位置に生成したコンテンツ70を表示させる。
位置格納部18には表示位置決定部13が出力した表示位置が格納される。また、位置格納部18には、ディスプレイ26の予め定めた所定の位置が格納される。
自己位置推定頻度調整部17は、カメラ28から入力された画像と、ウェアラブル端末20の通信装置27から入力されたウェアラブル端末20の実位置情報と、車両30から受信した車両情報とに基づいて、自己位置推定指令を出力する頻度を調整する。また、自己位置推定頻度調整部17は、位置格納部18から前回決定した表示位置又はディスプレイ26の予め定めた所定の位置を読み出して表示位置として画像表示部14に出力する。また、自己位置推定頻度調整部17には、自己位置推定部12が推定した自己位置が入力される。自己位置推定頻度調整部17は、自己位置推定部12が自己位置の推定ができたかどうかを判断し、自己位置の推定ができかったと判断した場合には、位置格納部18からディスプレイ26の予め定めた所定の位置を読み出して表示位置として画像表示部14に出力する。
以上説明した画像表示制御装置10はコンピュータであり、各機能ブロックは、図3に示すようなハードウェアで構成される。図3に示すように、画像表示制御装置10は、情報処理を行うプロセッサであるCPU151と、情報処理の際にデータを一時的に記憶するROM152、RAM153と、プログラムやユーザのデータ等を格納するSDD154と、入力および表示手段として設けられたタッチパネル157とデータの入出力を行うデータポート158とを含んでいる。CPU151とROM152とRAM153とSDD154とはデータバス159によって接続されている。また、タッチパネル157とデータポート158とは入出力コントローラ156を介してデータバス159に接続されている。また、データバス159には通信手段として設けられた通信インターフェース155が接続されている。
図1に示す特徴点抽出部11、自己位置推定部12、表示位置決定部13、画像表示部14、自己位置推定頻度調整部17は、図3に示すSDD154に格納されたプログラムをCPU151がROM152、RAM153と協調動作して実行することにより実現される。画像データ格納部15、位置格納部18は、図3に示すSDD154に所定の画像データ、表示位置情報を格納することにより実現できる。また無、操作入力部16は、タッチパネル157により実現される。更に、車両30との通信は、通信インターフェース155により実現される。
次に、図4、5を参照しながら実施形態の画像表示制御装置10の基本動作について説明する。この基本動作はAR技術を用いてウェアラブル端末20のディスプレイ26に画像を表示する動作である。尚、以下の説明では、運転者200が操作入力部16から目標表示位置として図5に示すようにフロントガラス40の右下に進路変更表示71とバッテリ残量表示72と車速表示73を含むコンテンツ70を表示するように入力しているとして説明する。
ここで、図5は、画像表示制御装置10によって画像表示が行われたウェアラブル端末20を装着した運転者200の視界を示す図である。図5に示すように、運転者200の視界には、車室前方のダッシュボード41、右フロントピラー42、左フロントピラー43、天井パネル44、空気吹出し口49、ハンドル50、バックミラー51等が見えている。尚、図5において、矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両30の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。図6、図9においても同様である。
画像表示制御装置10の特徴点抽出部11は、図4のステップS101で入力された目標表示位置を読み出して、図4のステップS102において、ウェアラブル端末20のカメラ28で撮像した画像取得して画像認識を行い、図4のステップS103で特徴点を抽出する。一例として、図5に示すように、フロントガラス40右下がコンテンツ70の目標表示位置である場合、特徴点抽出部11は、フロントガラス40とダッシュボード41との境界線45と、フロントガラス40と右フロントピラー42との境界線46とを特徴点として抽出する。
自己位置推定部12は、図4のステップS104においてカメラ28で撮像した車室内の画像に基づいて、特徴点抽出部11が抽出した特徴点である境界線45、46に対するウェアラブル端末20の相対位置を推定して自己位置として出力する。
表示位置決定部13は、図4のステップS105において、運転者200の瞳孔と車室内の特徴点である境界線45、46とを結ぶ直線がウェアラブル端末20のディスプレイ26のどの位置にあたるかを演算し、演算したディスプレイ26の位置を表示位置して決定して出力する。
画像表示部14は、図4のステップS106で、車両30と通信してECU32から車両情報である車速とバッテリ残量とを受信し、ナビゲーション装置34から進路情報を受信する。そして、画像データ格納部15に格納した画像データを参照して図5に示す進路変更表示71とバッテリ残量表示72と車速表示73を含むコンテンツ70を生成する。そして、画像表示部14は、生成したコンテンツ70を表示位置決定部13から入力されたディスプレイ26の表示位置に表示する。
画像がウェアラブル端末20のディスプレイ26に表示されると、図5に示すように、運転者200には、進路変更表示71とバッテリ残量表示72と車速表示73を含むコンテンツ70が車両30のフロントガラス40の右下に表示されているように見える。
画像表示制御装置10は、図4のステップS101~S106を高速で繰り返して実行し、リアルタイムでコンテンツ70の表示位置を車室内の特徴点である境界線45、46に対して固定した位置に調整する。このため、運転者200の顔が移動して車室内の特徴点である境界線45、46とウェアラブル端末20との相対位置が変化した場合でも、運転者200には、コンテンツ70は常に特徴点である境界線45、46に対して固定して表示されているように見える。
例えば、図6中の矢印91に示すように、運転者200が顔を左に向けてウェアラブル端末20が左に移動した場合でも、運転者200には、コンテンツ70は常にフロントガラス40の右下に固定して表示されているように見える。尚、図6に示すように、ウェアラブル端末20のリム24の右外側にはディスプレイ26が配置されていないので、運転者200にはコンテンツ70の右側の部分は見えず、リム24の右外側には車両30のフロントガラス40とダッシュボード41と右フロントピラー42のみが見える。
ところで、夜間やカメラ28が逆光で画像を撮像した場合、明度不足により先に説明したフロントガラス40とダッシュボード41との境界線45、フロントガラス40と右フロントピラー42との境界線46との代わりに、例えば、フロントガラス40と天井パネル44との境界線48と、フロントガラス40と左フロントピラー43との境界線47を特徴点として誤検出してしまうような場合がある。このような場合には、コンテンツ70の位置がフロントガラス40の右下からフロントガラス40の左上に急に移動してしまい、場合によってはウェアラブル端末20のディスプレイ26に表示できない位置になってしまう場合がある。また、特徴点の抽出ができない場合には、コンテンツ70の表示位置を決定できず、コンテンツ70をディスプレイ26に表示できない場合がある。
そこで、実施形態の画像表示制御装置10は、このような運転者200の予期しないコンテンツ70の位置ずれやコンテンツ70の非表示が発生しないように自己位置推定頻度調整部17を設けて自己位置の推定頻度を調整している。以下、図7から図9を参照しながら実施形態の画像表示制御装置10の動作について説明する。尚、先に図4を参照した基本動作と同一のステップには同一のステップ符号を付して簡単に説明する。
自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS201でウェアラブル端末20の実位置が車室内かどうか判断する。
ウェアラブル端末20の通信装置27は、車両30の通信装置36との間の通信が成立している場合には、ウェアラブル端末20の実位置が車室内であることを示す実位置情報を出力する。自己位置推定頻度調整部17は、ウェアラブル端末20から実位置情報が入力されている場合には、図7のステップS201でYESと判断して図7のステップS202に進む。
自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS202に進んで車両30が走行中であるか又は、ウェアラブル端末20の装着者が運転中であるかどうか判断する。
この判断は、色々なパラメータを用いて行うことができるが、例えば、自己位置推定頻度調整部17は、車両30のECU32から車両情報として車両30の始動スイッチのON/OFFの情報を受信し、始動スイッチがONの場合に車両30が走行中と判断してもよい。或いは、自己位置推定頻度調整部17は、車両30のECU32から車両情報として車速情報を受信し、車速が所定の閾値以上、例えば、数km/h以上の場合に車両30が走行中と判断してもよい。また、自己位置推定頻度調整部17は、ウェアラブル端末20から入力された画像の画像分析を行い、画像が図5に示すように、運転席の前方の画像である場合には、ウェアラブル端末20の装着者が運転者200であり、ウェアラブル端末20の装着者が運転中であると判断してもよい。
自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS202でNOと判断した場合には、図7のステップS203に進み、所定時間を第1所定時間に設定する。また、図7のステップS202でYESと判断した場合には、図7のステップS204に進んで所定時間を第1所定時間よりも長い第2所定時間に設定する。ここで、図7のステップS202でNOと判断した場合は、例えば、運転者200がウェアラブル端末20を装着して車両30に乗り込んだ状態で、車両30を始動する前の状態に対応する。
先に説明したように、画像表示制御装置10は、基本動作では図4のステップS101~S106を高速で繰り返して実行し、リアルタイムでコンテンツ70の表示位置を車室内の特徴点に対して固定した位置に調整する。上記の第1所定時間、第2所定時間は、図4のステップS101~S106を繰り返して実行する時間間隔よりも長い時間であり、例えば、0.5秒から1秒、或いは、1~3秒、或いは数秒程度としてもよい。
自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS203またはステップS204で所定時間を設定したら図7のステップS205に進んで、所定時間が経過するまで自己位置の推定を行わずに図7のステップS206~S209を繰り返して実行する。
自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS206で前回決定した表示位置が位置格納部18に格納されているかどうかを判断する。運転者200がウェアラブル端末20を装着して車両30に乗り込み、ウェアラブル端末20の使用を開始した直後は、図8のステップS101~S106が実行されておらず、自己位置の推定、表示位置の決定がされていない。このため、位置格納部18には前回決定した表示位置が格納されていないので、自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS206でNOと判断して図7のステップS209に進む。そして、ステップS209で位置格納部18に格納しているディスプレイ26の予め定めた所定の位置を読み出して表示位置として設定して画像表示部14に出力する。画像表示部14は、図7のステップS208で、自己位置推定頻度調整部17から入力された表示位置にコンテンツ70を表示する。
そして、自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS208でディスプレイ26の予め定めた位置にコンテンツ70を表示させたら図7のステップS205に戻り、所定時間が経過するまで、ディスプレイ26の予め定めた位置にコンテンツ70を表示させ続ける。
ここで、予め定めた所定の位置は自由に設定できるが、例えば、図9に示すようにディスプレイ26の中央の少し右側としてもよい。この場合、運転者200には、リム24の中央の少し右側に画像が見えるようになる。この位置は、ウェアラブル端末20の車室内の特徴点に対する相対位置である自己位置とは関係なくディスプレイ26に固定された位置であるから、コンテンツ70はウェアラブル端末20に対して固定された位置に表示される。従って、自己位置の推定、表示位置の決定を行わない所定時間の間は、図9中の矢印92に示すように運転者200が左方向に顔を向けると、コンテンツ70はウェアラブル端末20と共に車室内の特徴点である境界線45、46に対して左方向に移動する。
そして、所定時間が経過すると自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS205でYESと判断して自己位置推定指令を特徴点抽出部11に出力する。これにより、特徴点抽出部11と、自己位置推定部12と、表示位置決定部13と、画像表示部14は、先に図4を参照して説明した基本動作と同様、図8のステップS101~S106に示すように、特徴点の抽出と、自己位置の推定を行い、ディスプレイ26の表示位置を決定、決定したディスプレイ26の表示位置にコンテンツ70を表示する。図8のステップS101~S106は、リアルタイムでコンテンツ70の表示位置を車室内の特徴点に対して固定した位置に調整できるように高速で実行される。
この際、自己位置推定部12が推定した自己位置は自己位置推定頻度調整部17に入力される。また、表示位置決定部13が決定した表示位置は位置格納部18に格納される。
自己位置推定頻度調整部17は、図8のステップS210で、自己位置推定部12が自己位置の推定を行えたかとどうか判断する。自己位置推定頻度調整部17は、自己位置推定部12が自己位置の推定を行うことができず、自己位置が自己位置推定部12から入力されなかった場合、或いは、推定した自己位置が、例えば、車室外となっているような場合には、図8のステップS210でNOと判断し、図8のステップS105の表示位置の決定をスキップして図8のステップS211に進み、位置格納部18からディスプレイ26の予め定めた所定の位置を読み出し、読みだした予め定めた所定の位置を表示位置として画像表示部14に出力する。これにより、自己位置の推定が行えなかった場合に、コンテンツ70の位置がウェアラブル端末20を装着している運転者200の意図と異なる位置にずれてしまうことを抑制することができる。
自己位置推定頻度調整部17は、図8のステップS106でコンテンツ70を表示させたら、図7のステップS201に戻って図7のステップS201~S205を実行する。そして、先に図8のステップS101~S106を実行して表示位置の決定を行い、前回決定した表示位置が位置格納部18に格納されている場合には、図7のステップS206でYESと判断して図7のステップS207に進み、位置格納部18に格納されている前回決定した表示位置を読み出し、前回決定した表示位置を表示位置として画像表示部14に出力する。
画像表示部14は、自己位置推定頻度調整部17から入力された前回決定した表示位置にコンテンツ70を表示する。この前回決定した表示位置は、ウェアラブル端末20の車室内での現在の相対位置である現在の自己位置とは関係なくディスプレイ26に設定された位置であるから、先に説明した表示位置をディスプレイ26の予め定めた所定の位置とした場合と同様、コンテンツ70はウェアラブル端末20に対して固定された位置となる。従って、運転者200が顔を移動させると、コンテンツ70はウェアラブル端末20と共に車室内の特徴点である境界線45、46に対して移動する。
そして、所定時間が経過すると自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS205でYESと判断して自己位置推定指令を特徴点抽出部11に出力する。これにより、特徴点抽出部11と、自己位置推定部12と、表示位置決定部13と、画像表示部14は、図8のステップS101~S106に示すように、特徴点の抽出と、自己位置の推定を行い、ディスプレイ26の表示位置を決定、決定したディスプレイ26の表示位置にコンテンツ70を表示する。
この際、表示位置は推定した自己位置に基づいて調整されるので、運転者200には、図5に示すようにコンテンツ70がフロントガラス40の右下に固定されているように見える。
以上説明したように、画像表示制御装置10は、ウェアラブル端末20が車室内にある場合には、所定時間の間、自己位置の推定と表示位置の決定を行わず、コンテンツ70の表示位置を前回の表示位置に固定し、所定時間が経過するごとに自己位置の推定と表示位置の決定とを行い、コンテンツ70の表示位置を車室内の特徴点である境界線45、46に対して固定した位置に調整する。
このため、ウェアラブル端末20を車室内で使用する場合に、ディスプレイ26の中のコンテンツ70の位置ずれが頻繁発生することを抑制できる。
また、運転者200が車室内であまり顔の位置を動かさない場合には、自己位置の推定と表示位置の更新を行わない所定時間の間は、コンテンツ70がフロントガラス40の右下から少しだけずれた位置に見え、所定時間ごとにコンテンツ70の表示位置がフロントガラス40の右下に調整される様に見える。このため、運転者200にはコンテンツ70がフロントガラス40の右下に略とどまっているように見える。
一方、自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS201でNOと判断した場合、つまり、ウェアラブル端末20の実位置が車室内ではなく車室外にある場合には、図7のステップS202からS209をスキップして自己位置推定指令を特徴点抽出部11に出力する。これにより、特徴点抽出部11と、自己位置推定部12と、表示位置決定部13と、画像表示部14は、図8のステップS101~S106に示すように、特徴点の抽出と、自己位置の推定と、ディスプレイ26の表示位置の決定と、決定したディスプレイ26の表示位置へのコンテンツ70の表示とを高速で繰り返して実行する。このため、コンテンツ70の表示位置は車室外の特徴点に対して固定した位置にリアルタイムで調整される。
ウェアラブル端末20の実位置が車室外の場合には、画像表示制御装置10は、例えば、携帯電話と通信して位置情報と歩行による進路情報とを取得し、進行方向を示す矢印が歩道の上に見えるようにウェアラブル端末20のディスプレイ26に画像を表示させてもよい。
このように、自己位置推定頻度調整部17は、ウェアラブル端末20の実位置が車室外にある場合には、自己位置の推定と表示位置の決定を行う頻度を低下させる図7のステップS202~S209に示す処理を実行しない。つまり、自己位置推定頻度調整部17は、ウェアラブル端末20の実位置が車室内である場合には、ウェアラブル端末20の実位置が車室外である場合よりも自己位置の推定を行う頻度を低くする。
以上説明したように、自己位置推定頻度調整部17は、ウェアラブル端末20の実位置が車室内である場合には、所定時間ごとに自己位置の推定と表示位置の決定を行い、自己位置の推定と表示位置の決定を行う頻度をウェアラブル端末20の実位置が車室外にある場合よりも低下させることにより、車室内の環境変化により特徴点を誤検出してコンテンツ70の表示位置が運転者200の予期しない位置に移動してしまうことを抑制することができる。
また、運転者200が車両30を走行させている間は、運転者200は、常に前方を注視しているので、顔を移動させる機会が少ない。このため、コンテンツ70の表示位置の決定を行う時間間隔を長くしても、運転者200にはコンテンツ70がフロントガラス40の右下に略とどまっているように見える。このため、ウェアラブル端末20を装着した運転者200が運転中、或いは、車両30が走行中の場合には、図7のステップS202でYESと判断して図7のステップS204で所定時間を第1所定時間よりも長い第2所定時間に設定し、ウェアラブル端末20の実位置が車室内にあるとのみ判断した場合よりも自己位置の推定と表示位置の決定を行う頻度を低くする。これにより、車室内の環境変化により特徴点を誤検出してコンテンツ70の表示位置が運転者200の予期しない位置に移動してしまうことを更に抑制することができる。
また、自己位置推定頻度調整部17は、図7のステップS205の所定時間の経過を判断する前に、ウェアラブル端末20のカメラ28から入力された撮像画像の分析を行い、夜間、或いは、カメラ28が逆光状態で画像の撮像を行っているかを判断し、夜間、或いは、カメラ28が逆光で画像を取得していない通常の場合には、図7のステップS205~S209をスキップして特徴点抽出部11と、自己位置推定部12と、表示位置決定部13と、画像表示部14に図8のステップS101~S106を高速で繰り返して実行させ、特徴点の抽出と、自己位置の推定と、を行い、ディスプレイ26の表示位置を決定し、決定したディスプレイ26の表示位置にコンテンツ70を表示してもよい。
これにより、夜間、或いは、カメラ28が逆光状態で画像の撮像を行っておらず、特徴点の誤検出の可能性が低い場合には、リアルタイムでコンテンツ70の表示位置を車室内の特徴点に対して固定した位置に調整する。そして、夜間、或いは、カメラ28が逆光状態で画像の撮像を行っており、特徴点の誤検出の可能性が高い場合にのみ、自己位置の推定と表示位置の決定を行う頻度を低下させるようにしてもよい。これにより、夜間、或いは、カメラ28が逆光状態で画像の撮像を行っている際に特徴点を誤検出してコンテンツ70の表示位置が運転者200の予期しない位置に移動してしまうことを更に抑制することができる。
以上の説明では画像表示制御装置10は、ウェアラブル端末20に取り付けられているとして説明したが、これに限らず、車両30に搭載されていてもよい。
また、図4、図7~8を参照して説明した画像表示制御装置10の動作は、ウェアラブル端末20のディスプレイ26に画像を表示させる画像表示制御方法でもある。
10 画像表示制御装置、11 特徴点抽出部、12 自己位置推定部、13 表示位置決定部、14 画像表示部、15 画像データ格納部、16 操作入力部、17 自己位置推定頻度調整部、18 位置格納部、20 ウェアラブル端末、22 テンプル、24 リム、26 ディスプレイ、27 通信装置、28 カメラ、30 車両、32 ECU、34 ナビゲーション装置、36 通信装置、40 フロントガラス、41 ダッシュボード、42 右フロントピラー、43 左フロントピラー、44 天井パネル、45~48 境界線、49 空気吹出し口、50 ハンドル、51 バックミラー、70 コンテンツ、71 進路変更表示、72 バッテリ残量表示、73 車速表示、100 画像表示システム、151 CPU、152 ROM、153 RAM、154 SDD、155 通信インターフェース、156 入出力コントローラ、157 タッチパネル、158 データポート、159 データバス、200 運転者。

Claims (14)

  1. ウェアラブル端末のディスプレイに画像を表示させる画像表示制御装置であって、
    前記ウェアラブル端末の自己位置を推定し、推定した前記自己位置に基づいて前記ディスプレイの中の画像の表示位置を決定し、決定した前記表示位置に画像を表示し、
    前記ウェアラブル端末の実位置が車室内かどうかを検出し、前記実位置が車室内である場合には、前記実位置が車室外である場合に比べて前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、
    を特徴とする画像表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示制御装置であって、
    前記実位置が車室内である場合には、前記自己位置の推定を行った後の所定時間内は次の前記自己位置の推定を行わず、前記表示位置を変更しないこと、
    を特徴とする画像表示制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像表示制御装置であって、
    前記実位置が車室内である場合で前記自己位置の推定を行うまでの間、または、前記実位置が車室内である場合で前記自己位置が推定できなかった場合に次の前記自己位置の推定を行うまでの間は、前記ディスプレイの予め設定した所定の位置に画像を表示すること、
    を特徴とする画像表示制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示制御装置であって、
    前記ウェアラブル端末に備えられた撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ウェアラブル端末の前記自己位置の推定を行い、
    車両と通信して前記ウェアラブル端末の前記実位置が車室内かどうかを検出すること、
    を特徴とする画像表示制御装置。
  5. 請求項4に記載の画像表示制御装置であって、
    前記車両と通信して前記車両が走行中又は前記ウェアラブル端末の装着者が運転中であるかどうかを検出し、
    前記実位置が車室内で、前記車両が走行中又は前記装着者が運転中である場合には、前記実位置が車室内であることのみを検出した場合よりも前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、
    を特徴とする画像表示制御装置。
  6. 請求項4または5に記載の画像表示制御装置であって、
    夜間又は前記撮像装置が逆光で画像の取得を行う場合にのみ、前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、
    を特徴とする画像表示制御装置。
  7. ウェアラブル端末のディスプレイに画像を表示させる画像表示制御方法であって、
    前記ウェアラブル端末の自己位置を推定し、推定した前記自己位置に基づいて前記ディスプレイの中の画像の表示位置を決定し、決定した前記表示位置に画像を表示し、
    前記ウェアラブル端末の実位置が車室内かどうかを検出し、前記実位置が車室内である場合には、前記実位置が車室外である場合に比べて前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、
    を特徴とする画像表示制御方法。
  8. 請求項7に記載の画像表示制御方法であって、
    前記実位置が車室内である場合には、前記自己位置の推定を行った後の所定時間内は次の前記自己位置の推定を行わず、前記表示位置を変更しないこと、
    を特徴とする画像表示制御方法。
  9. 請求項7または8に記載の画像表示制御方法であって、
    前記実位置が車室内である場合で前記自己位置の推定を行うまでの間、または、前記実位置が車室内である場合で前記自己位置が推定できなかった場合に次の前記自己位置の推定を行うまでの間は、前記ディスプレイの予め設定した所定の位置に画像を表示すること、
    を特徴とする画像表示制御方法。
  10. 請求項7から9のいずれか1項に記載の画像表示制御方法であって、
    前記ウェアラブル端末に備えられた撮像装置で撮像した画像に基づいて前記ウェアラブル端末の前記自己位置の推定を行い、
    車両と通信して前記ウェアラブル端末の前記実位置が車室内かどうかを検出すること、
    を特徴とする画像表示制御方法。
  11. 請求項10に記載の画像表示制御方法であって、
    前記車両と通信して前記車両が走行中又は前記ウェアラブル端末の装着者が運転中であるかどうかを検出し、
    前記実位置が車室内で、前記車両が走行中又は前記装着者が運転中である場合には、前記実位置が車室内であることのみを検出した場合よりも前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、
    を特徴とする画像表示制御方法。
  12. 請求項10または11に記載の画像表示制御方法であって、
    夜間又は前記撮像装置が逆光で画像の取得を行う場合にのみ、前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、
    を特徴とする画像表示制御方法。
  13. 撮像装置とディスプレイとを備えるウェアラブル端末と、
    前記ウェアラブル端末の前記撮像装置で取得した画像に基づいて前記ウェアラブル端末の自己位置を推定し、推定した前記自己位置に基づいて前記ディスプレイの中の画像の表示位置を決定し、決定した前記表示位置に画像を表示する制御装置と、を備える画像表示システムであって、
    前記制御装置は、車両と通信して前記ウェアラブル端末の実位置が車室内かどうかを検出し、前記実位置が車室内である場合には、前記実位置が車室外である場合に比べて前記自己位置の推定を行う頻度を低くすること、
    を特徴とする画像表示システム。
  14. 請求項13に記載の画像表示システムであって、
    前記制御装置は、
    前記実位置が車室内である場合には、前記自己位置の推定を行った後の所定時間内は次の前記自己位置の推定を行わず、前記表示位置を変更しないこと、
    を特徴とする画像表示システム。
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