JP7473479B2 - 新無線(nr)における直流(dc)トーンロケーションのアップリンクシグナリング - Google Patents

新無線(nr)における直流(dc)トーンロケーションのアップリンクシグナリング Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
[0001] 本願は、2019年4月8日に出願された米国非仮特許出願第16/378,401号、2018年6月4日に出願された米国仮特許出願第62/680,225号、2018年4月19日に出願された米国仮特許出願第62/660,164号、および2018年4月10日に出願された米国仮特許出願第62/655,797号の優先権および利益を主張し、それらの各々は、以下に十分に明記するかのようにおよび全ての適用可能な目的のためにその全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
[0002] 本願は、ワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、新無線(NR:new radio)ネットワーク中のユーザ機器デバイス(UE)の直流(DC)ロケーションのシグナリングに関する。ある特定の実施形態は、UEがDCロケーションを効率的に報告するための解決策および技法を可能にして提供し、基準信号(例えば、位相追跡基準信号(PTRS:phase tracking reference signals))通信を改善するようにできる。
[0003] ワイヤレス通信システムが、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト、等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために幅広く展開されている。これらシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局(BS)を含み得、各々が、別名ユーザ機器(UE)として知られ得る複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする。
[0004] 拡張モバイルブロードバンド接続性に対する高まる需要を満たすために、ワイヤレス通信技術は、LTE(登録商標)技術から次世代新無線(NR)技術に進歩している。例えば、NRは、LTEよりも低いレイテンシ、より高い帯域幅またはスループット、およびより高い信頼性を提供するように設計される。NRは、例えば、約1ギガヘルツ(GHz)未満の低周波数帯域および約1GHzから約6GHzまでの中間周波数帯域から、ミリメートル波(mmWave)帯域などの高周波数帯域までのスペクトル帯域の広いアレイにわたって動作するように設計される。加えて、NRは、ライセンススペクトルからアンライセンスおよび共有スペクトルまで、異なるスペクトルタイプにわたって動作するように設計される。
[0005] より高い周波数(例えば、6GHzを上回る)の使用は、より大きい送信容量を提供できるが、位相雑音レベルは、より高い周波数と共に増大し得る。位相雑音は、ある特定のワイヤレス通信システムの性能に影響を与える可能性がある。それ故に、送信機は、受信機における位相雑音推定および補正を容易にするために、位相追跡基準信号(PTRS)などの基準信号を送信し得る。
[0006] しかしながら、無線周波数(RF)リソース内の基準信号のロケーションに応じて、受信機は、リソース内のトーンとの干渉に起因して、基準信号を効率的に受信できないことがある。例えば、直流(DC)周波数トーンは、ベースバンド受信機の性能に大きな悪影響を及ぼす可能性がある。DC周波数トーンは、信号処理のための高い干渉および/または高い雑音、および/または受信機におけるより悪いエラーベクトル振幅(EVM:error vector magnitude)を引き起こす可能性がある。いくつかの受信機は、DCによって影響されるトーンを無視するために、DC拒否フィルタリングまたはパンクチャリングを適用し得る。そのため、受信機が基準信号を効率的に受信することを可能にするために、送信機は、受信機のDCトーンロケーションと重複する周波数リソースを使用して基準信号を送信することを回避し得る。
[0007] ある特定のワイヤレス通信デバイスまたはユーザ機器デバイス(UE)において、DC周波数ロケーションは、受信機の実現形態に依存し得る。例えば、NRネットワークでは、BSが、様々なコンポーネントキャリア(CC)内の様々な帯域幅部分(BWP:bandwidth parts)における通信のためにUEを構成し得る。異なるUEは、異なる無線周波数(RF)受信機実現形態を有し得る。例えば、いくつかのUEは、全てのCCおよび/または全てのBWPのために単一のRFおよび/またはベースバンドチェーンを使用し得るが、他のUEは、異なるCCおよび/または異なるBWPのために異なるRFおよび/またはベースバンドチェーンを使用し得る。このことから、DCトーンロケーションは、使用中のRFフロントエンド構成に応じて、異なるUE間で、並びに同じUE内で変化し得る。それ故に、ネットワークは、UEのDCトーンロケーションに従って基準信号構成を決定し得る。
[0008] 以下は、論じられる技術の基本的な理解を提供するために、本開示のいくつかの態様を要約するものである。本概要は、本開示の全ての企図される特徴の広範な概観でなく、本開示の全ての態様の主要なまたは重要な要素を識別することも、本開示の任意または全ての態様の範囲を線引きすることも意図しない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、本開示の1つ以上の態様のいくつかの概念を要約形式で提示することである。
[0009] 本開示の実施形態は、直流(DC)ロケーションの効率的な報告のためのメカニズムを提供する。例えば、ユーザ機器(UE:user equipment)は、基地局(BS:base station)から受信されたキャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)再構成コマンド、帯域幅部分(BWP:bandwidth part)切り替えコマンド、および/またはBWP再構成コマンドのような、ある特定のイベントに基づいて、UEの受信機および/またはUEの送信機に関連するDCロケーション情報を報告し得る。UEは、BWP毎およびコンポーネントキャリア(CC:component carrier)毎にDCロケーションを報告し得る。BSは、DCロケーション情報の量を低減するために、DCロケーション報告のための基準BWPのセットを用いるUEを構成し得る。BSは、DCロケーション報告に基づいた、ULおよび/またはDL基準信号(例えば、PTRS)通信のためのリソースマッピングを用いるUEを構成し得る。代替として、UEは、UEの送信機および/または受信機DCロケーションに基づいた、基準信号(例えば、PTRS)通信のためのある特定のリソースマッピングを使用するようにBSに要求し得る。
[0010] 例えば、本開示のある態様では、ワイヤレス通信デバイスがキャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局から受信することを含む、ワイヤレス通信の方法が提供される。方法はまた、ワイヤレス通信デバイスが、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定することを含む。方法はまた、決定されたDCロケーションに基づく報告をワイヤレス通信デバイスによって基地局に送信することを含む。
[0011] 本開示の追加の態様では、基地局がキャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つをワイヤレス通信デバイスに送信することを含む、ワイヤレス通信の方法が提供される。方法はまた、基地局が、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告をワイヤレス通信デバイスから受信することを含む。
[0012] 本開示の追加の態様では、キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定するように構成されたプロセッサを含む装置が提供される。装置はまた、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つを基地局から受信するように構成されたトランシーバを含む。トランシーバはまた、決定されたDCロケーションに基づく報告を基地局に送信するように構成される。
[0013] 本開示の追加の態様では、キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つをワイヤレス通信デバイスに送信するように構成されたトランシーバを含む装置が提供される。トランシーバはまた、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告をワイヤレス通信デバイスから受信するように構成される。
[0014] 本開示の追加の態様では、プログラムコードが記録されたコンピュータ可読媒体が提供される。プログラムコードは、キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局から受信することをワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードを含む。プログラムコードはまた、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定することをワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードを含む。プログラムコードはまた、決定されたDCロケーションに基づく報告を基地局に送信することをワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードを含む。
[0015] 本開示の追加の態様では、プログラムコードが記録されたコンピュータ可読媒体が提供される。プログラムコードは、キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局に送信することをワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードを含む。プログラムコードはまた、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告をワイヤレス通信デバイスから受信することを基地局にさせるためのコードを含む。
[0016] 本開示の追加の態様では、キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局から受信するための手段を含む装置が提供される。装置はまた、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定するための手段を含む。装置はまた、決定されたDCロケーションに基づく報告を基地局に送信するための手段を含む。
[0017] 本開示の追加の態様では、キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つをワイヤレス通信デバイスに送信するための手段を含む装置が提供される。装置はまた、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告をワイヤレス通信デバイスから受信するための手段を含む。
[0018] 本発明の他の態様、特徴、および実施形態は、添付の図面と併せて本発明の特定の例証的な実施形態の以下の説明を検討することで、当業者に明らかになるであろう。本発明の特徴は、以下のある特定の実施形態および図面に関連して論じられ得るが、本発明の全ての実施形態は、本明細書で論じられる有利な特徴のうちの1つ以上を含むことができる。言い換えれば、1つ以上の実施形態は、ある特定の有利な特徴を有するものとして論じられ得るが、そのような特徴のうちの1つ以上はまた、本明細書で論じられる本発明の様々な実施形態に従って使用され得る。同様に、例証的な実施形態は、デバイス、システム、または方法の実施形態として以下に論じられ得るが、そのような例証的な実施形態は、様々なデバイス、システム、および方法で実現され得ることが理解されるべきである。
本開示のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信ネットワークを例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、異なる直流(DC)ロケーションを有するユーザ機器デバイス(UE)を伴う実例的なシナリオを例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、実例的な帯域幅部分(BWP)構成を例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、実例的なBWP構成を例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、例証的なユーザ機器(UE)のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による、例証的な基地局(BS)のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法を例示するシグナリング図である。 本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法を例示するシグナリング図である。 本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法を例示するシグナリング図である。 本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法を例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告メッセージ要素を例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、位相追跡基準信号(PTRS)リソース要素レベル(REレベル:resource element-level)オフセット構成を例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告メッセージ要素を例示する。 本開示の実施形態による、DCロケーション報告およびPTRS通信方法のフロー図である。 本開示のいくつかの実施形態による、PTRS通信方法のフロー図である。
詳細な説明
[0034] 添付された図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明であることを意図し、本明細書で説明される概念が実践され得る唯一の構成を表すことを意図しない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供することを目的として特定の詳細を含む。しかしながら、これら概念がこれら特定の詳細なしに実践され得ることが当業者にとって明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られた構造およびコンポーネントが、そのような概念を曖昧にすることを避けるためにブロック図形式で示される。
[0035] 本開示は一般に、ワイヤレス通信ネットワークとも呼ばれるワイヤレス通信システムに関する。様々な実施形態において、技法および装置は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、LTEネットワーク、GSM(登録商標)ネットワーク、第5世代(5G)または新無線(NR)ネットワーク、並びに他の通信ネットワークなどのワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。本明細書で説明される場合、「ネットワーク」および「システム」という用語は、同義で使用され得る。
[0036] OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子学会(IEEE)802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、直交周波数分割多重化(OFDM)、および同様のものなどの無線技術を実現し得る。UTRA、E-UTRA、およびモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)は、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。特に、ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織から提供される文書中に説明されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書中に説明されている。これら様々な無線技術および規格は、既知であり、開発されている。例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、グローバルに適用可能な第3世代(3G)モバイル電話仕様を定義することを目的とする電気通信協会のグループ間のコラボレーションである。3GPPロングタームエボリューションLTEは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)モバイル電話規格を改善することを目的とした3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義し得る。本開示は、新しい異なる無線アクセス技術または無線エアインターフェースの集合を使用するネットワーク間のワイヤレススペクトルへの共有アクセスを伴う、LTE、4G、5G、NR、およびそれ以降からのワイヤレス技術の発展に関する。
[0037] 特に、5Gネットワークは、OFDMベースの統合されたエアインターフェースを使用して実現され得る、多様な展開、多様なスペクトル、並びに多様なサービスおよびデバイスを企図する。これら目標を達成するために、5G NRネットワークのための新無線技術の開発に加えて、LTEおよびLTE-Aに対する更なる拡張が考慮される。5G NRは、(1)超高密度(例えば、約1Mノード/km2)と、超低複雑性(例えば、約10ビット/秒)と、超低エネルギー(例えば、約10+年のバッテリ寿命)と、困難なロケーションに到達する能力を有する深いカバレッジとを伴う大規模モノのインターネット(IoT)にカバレッジ提供するようにスケーリングすることが可能となり、(2)機微な個人、金融、または機密情報、超高信頼性(例えば、約99.9999%の信頼性)、超低レイテンシ(例えば、約1ms)、および広範囲の移動性またはその欠如を伴うユーザを保護するための強力なセキュリティを伴うミッションクリティカル制御を含み、(3)極端な大容量(例えば、約10Tbps/km2)、極端なデータレート(例えば、マルチGbpsレート、100+Mbpsユーザ経験レート)、並びに高度な発見および最適化を伴う深い認識を含む拡張モバイルブロードバンドを伴う。
[0038] 5G NRは、スケーラブルなヌメロロジ(numerology)および送信時間期間(TTI:transmission time period)を有する最適化されたOFDMベースの波形を使用するように実現され得、動的な低レイテンシ時分割複信(TDD)/周波数分割複信(FDD)設計を用いてサービスおよび特徴を効率的に多重化するための共通の柔軟なフレームワークを有し、大規模多入力多出力(MIMO)、ロバストなミリメートル波(mmWave)送信、高度なチャネルコーディング、およびデバイス中心モビリティなどの高度なワイヤレス技術を伴う。サブキャリア間隔のスケーリングを伴う5G NRにおけるヌメロロジのスケーラビリティは、多様なスペクトルおよび多様な展開にわたって多様なサービスを稼働させることに効率的に対処し得る。例えば、3GHz未満のFDD/TDD実現形態の様々な屋外およびマクロカバレッジ展開では、サブキャリア間隔が、例えば、1、5、10、20MHz、および同様のBWにわたって15kHzで生じ得る。3GHzよりも大きいTDDの他の様々な屋外およびスモールセルカバレッジ展開では、サブキャリア間隔が、80/100MHz BWにわたって30kHzで生じ得る。5GHz帯域のアンライセンス部分にわたってTDDを使用する他の様々な屋内ワイドバンド実現形態の場合、サブキャリア間隔は、160MHz BWにわたって60kHzで生じ得る。最後に、28GHzのTDDにおいてmmWaveコンポーネントを用いて送信する様々な展開では、サブキャリア間隔が、500MHz BWにわたって120kHzで生じ得る。
[0039] 5G NRのスケーラブルヌメロロジは、多様なレイテンシおよびサービス品質(QoS)要件のためのスケーラブルTTIを容易にする。例えば、より短いTTIは、低レイテンシおよび高信頼性のために使用され得、より長いTTIは、より高いスペクトル効率のために使用され得る。送信がシンボル境界上で開始することを可能にするための、長いTTIと短いTTIとの効率的な多重化。5G NRはまた、同じサブフレーム中にアップリンク/ダウンリンクスケジューリング情報、データ、および確認応答を有する自己完結型統合サブフレーム設計(self-contained integrated subframe design)を企図する。自己完結型統合サブフレームは、現在のトラフィックニーズを満たすためにアップリンクとダウンリンクとの間で動的に切り替わるようにセル毎に柔軟に構成され得る、アンライセンスまたは競合ベースの共有スペクトル、適応アップリンク/ダウンリンクにおける通信をサポートする。
[0040] 本開示の様々な他の態様および特徴がさらに、以下に説明される。本明細書での教示が、多種多様な形態で具現化され得ること、および本明細書で開示される任意の特定の構造、機能、またはその両方が、単に代表的なものに過ぎず、限定的なものでないことは明らかであるべきである。本明細書での教示に基づいて、当業者は、本明細書で開示される態様が任意の他の態様から独立して実現され得ること、およびこれら態様のうちの2つ以上が様々な方法で組み合わされ得ることを認識するべきである。例えば、本明細書で記載される任意の数の態様を使用して、装置が実現され得るか、または方法が実践され得る。加えて、本明細書で記載される態様のうちの1つ以上に加えて、またはそれ以外の、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実現され得るか、またはそのような方法が実践され得る。例えば、方法は、システム、デバイス、装置の一部として、および/またはプロセッサ若しくはコンピュータ上で実行するためのコンピュータ可読媒体上に記憶された命令として実現され得る。さらに、一態様は、請求項の少なくとも1つの要素を備え得る。
[0041] NRは、UEおよびBSにおける位相追跡を容易にするために、位相追跡基準信号(PTRS:phase tracking reference signal)を提供し得る。例えば、BSがDL信号中にPTRSを含め、UEが受信されたDL信号中の位相誤差を追跡および補正することを可能にし得る。同様に、UEがUL信号中にPTRSを含め、BSが受信されたUL信号中の位相誤差を追跡および補正することを可能にし得る。いくつかの事例では、PTRSが、DL信号および/またはUL信号中に頻繁に存在し得る。例えば、ネットワークが、1つのサブキャリアを使用してシンボル毎にDL信号またはUL信号中でPTRS送信を構成し得る。
[0042] 上述されたように、DC周波数トーンが、DCロケーションにおいて高雑音を引き起こす可能性がある。DC拒否フィルタリングに起因してPTRSがフィルタ除去されること、またはDCトーンによって干渉されることを回避するために、ネットワークが、UEのDCトーンに対応する1つ以上の周波数とは異なる周波数上でPTRS送信をスケジューリングし得る。言い換えれば、ネットワークは、UEの送信機および受信機のDCトーンロケーションに基づいてPTRS送信のためのリソースを構成し得る。しかしながら、上述されたように、異なるUEが、UEのCC構成および/またはBWP構成に基づき得るRF構成に応じて、異なるDCトーンロケーションを有し得る。UEが、UEの送信機および受信機の使用されるDCロケーションをBSに報告できるが、シグナリングは複雑であり得る。例えば、潜在的なDCロケーションの数は、BWPおよびCCを考慮すると大きい可能性があり、ここで、無線アクセスネットワーク(RAN)が、特定の周波数帯域中で最大約8つのCCを構成し、各CC中で最大約4つの構成されたBWPを構成し得る。このことから、UEが、DCロケーションの最大約48個の組み合わせをネットワークにシグナリングすることを必要とされ得る。各DCロケーションが12ビットの情報要素フィールドを必要とすると仮定すると(値の範囲は0~3299であるので)、48個のDCロケーション報告は、少なくとも約800キロビットのULシグナリング空間を必要とし得る。さらに、UEが、(例えば、CA/CC/BWP構成コマンドを含む)受信された無線リソース制御(RRC)メッセージを処理し、最悪のケースで、約15ミリ秒(ms)以内に応答メッセージを送り返すことを必要とされ得る。全ての可能な組み合わせのためのDCロケーションの識別のために必要とされる計算能力は大きくあり得、このことから、RRC処理時間要件を満たすことが困難であり得る。
[0043] 本願は、UEがBSにDCロケーション情報を効率的にシグナリングするためのメカニズムについて説明する。DCロケーション情報の報告は、BSから受信されたキャリアアグリゲーション(CA)再構成コマンド、帯域幅部分(BWP)切り替えコマンド、および/またはBWP再構成コマンドなどのイベントによってトリガリングされ得る。UEは、CA構成および/またはBWP構成を考慮することによって、DCロケーションを決定し得る。シグナリングのために必要とされる情報ビットの量を低減するために、BSは、DCロケーション報告のための基準BWPのセットをUEに提供し得る。UEは、基準BWPのセットのためのDCロケーションを決定し、基準BWPのための対応するDCロケーションを報告し得る。DCロケーションは、(例えば、UL送信のための)UEの送信機の1つ以上のDCロケーションと、(例えば、ダウンリンク受信のための)UEの受信機の1つ以上のDCロケーションとを含み得る。
[0044] ある実施形態において、UEは、構成された帯域またはBWPに応じた(as a function of )DCロケーションを含む帯域報告を含み得る。ある実施形態において、UEは、リソースブロック(RB:resource block)のロケーションおよび/またはDCロケーションと重複するRB内のサブキャリアのサブキャリアオフセットを報告し得る。ある実施形態において、UEは、決定されたDCロケーションについてのPTRS-リソース要素(RE:resource element)-offsetパラメータを選択し、BSにPTRS-RE-offsetパラメータを報告し得る。BSは、報告されたサブキャリアオフセット、報告されたRB、および/または報告されたPTRS-RE-offsetパラメータに従ってPTRSを構成し得る。
[0045] 図1は、本開示のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信ネットワーク100を例示する。ネットワーク100は、5Gネットワークであり得る。ネットワーク100は、いくつかの基地局(BS)105および他のネットワークエンティティを含む。BS105が、UE115と通信する局であり得、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(gNB)、アクセスポイント、および同様の名称でも呼ばれ得る。各BS105は、特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供し得る。3GPPにおいて、「セル」という用語は、その用語が使用されるコンテキストに応じて、BS105のこの特定の地理的カバレッジエリアおよび/またはそのカバレッジエリアにサービングするBSサブシステムを指すことができる。
[0046] BS105が、マクロセル、またはピコセル若しくはフェムトセルなどのスモールセル、および/または他のタイプのセルに対して通信カバレッジを提供し得る。マクロセルが一般に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。ピコセルなどのスモールセルが一般に、比較的より小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルなどのスモールセルもまた一般に、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし、無制限のアクセスに加えて、フェムトセルとのアソシエーションを有するUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザ用のUE、および同様のもの)による制限されたアクセスも提供し得る。マクロセルのためのBSが、マクロBSと呼ばれ得る。スモールセルのためのBSが、スモールセルBS、ピコBS、フェムトBS、またはホームBSと呼ばれ得る。図1に示される例において、BS105dおよび105eは、通常のマクロBSであり得、BS105a~105cは、3次元(3D)、全次元(FD)、または大規模MIMOのうちの1つを用いて有効化されたマクロBSであり得る。BS105a~105cは、カバレッジおよび容量を増大させるために仰角ビームフォーミングと方位角ビームフォーミングとの両方において3Dビームフォーミングを活用するために、それら高次元MIMO能力を利用し得る。BS105fは、ホームノードまたはポータブルアクセスポイントであり得るスモールセルBSであり得る。BS105が、1つ以上(例えば、2つ、3つ、4つ、および同様の数)のセルをサポートし得る。
[0047] ネットワーク100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、BSは、同様のフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は、ほぼ時間的に揃えられ得る(approximately aligned in time)。非同期動作の場合、BSは、異なるフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は、時間的に揃えられないことがある。
[0048] UE115は、ワイヤレスネットワーク100全体を通じて分散され、各UE115は、固定式または移動式であり得る。UE115がまた、端末、移動局、加入者ユニット、局、または同様の名称で呼ばれ得る。UE115が、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、または同様のものであり得る。一態様では、UE115が、ユニバーサル集積回路カード(UICC:Universal Integrated Circuit Card)を含むデバイスであり得る。別の態様では、UEが、UICCを含まないデバイスであり得る。いくつかの態様において、UICCを含まないUE115はまた、IoTデバイスまたはあらゆるモノのインターネット(IoE:internet of everything)デバイスと呼ばれ得る。UE115a~115dは、ネットワーク100にアクセスするモバイルスマートフォンタイプデバイスの例である。UE115がまた、マシンタイプ通信(MTC)、拡張MTC(eMTC)、ナローバンドIoT(NB-IoT)、および同様のものを含む、接続された通信のために特に構成されたマシンであり得る。UE115e~115kは、ネットワーク100にアクセスする通信のために構成された様々なマシンの例である。UE115が、マクロBS、スモールセル、または同様のものにかかわらず、任意のタイプのBSと通信することが可能であり得る。図1では、稲妻(例えば、通信リンク)が、UE115と、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でUE115にサービングするように指定されたBSであるサービングBS105との間のワイヤレス送信、またはBS間の所望される送信、およびBS間のバックホール送信を示す。
[0049] 動作中、BS105a~105cは、3Dビームフォーミングと、協調マルチポイント(CoMP:coordinated multipoint)またはマルチ接続性などの協調空間技法とを使用してUE115aおよび115bにサービングし得る。マクロBS105dは、BS105a~105c、並びにスモールセル、BS105fとのバックホール通信を行い得る。マクロBS105dはまた、UE115cおよび115dに加入され、それらによって受信されるマルチキャストサービスを送信し得る。そのようなマルチキャストサービスは、モバイルテレビまたはストリームビデオを含み得るか、または天気の緊急事態、またはアンバーアラート若しくはグレーアラートなどのアラートなどのコミュニティ情報を提供するための他のサービスを含み得る。
[0050] ネットワーク100はまた、ドローンであり得るUE115eなどのミッションクリティカルデバイスのための超高信頼および冗長リンクとのミッションクリティカル通信をサポートし得る。UE115eとの冗長通信リンクが、マクロBS105dおよび105eからのリンク、並びにスモールセルBS105fからのリンクを含み得る。UE115f(例えば、温度計)、UE115g(例えば、スマートメータ)、およびUE115h(例えば、ウェアラブルデバイス)などの他のマシンタイプデバイスは、ネットワーク100を通じて、スモールセルBS105fおよびマクロBS105eなどのBSと直接、またはUE115fがUE115gであるスマートメータに温度測定情報を通信し、それが次いでスモールセルBS105fを通じてネットワークに報告されるなど、ネットワークにその情報を中継する別のユーザデバイスと通信することによってマルチホップ構成においてのいずれかで、通信し得る。ネットワーク100はまた、ビークルツービークル(V2V)などにおいて、動的な低レイテンシTDD/FDD通信を通じて追加のネットワーク効率を提供し得る。
[0051] いくつかの実現形態において、ネットワーク100は、通信のためにOFDMベースの波形を利用する。OFDMAベースのシステムが、システムBWを複数(K個)の直交サブキャリアに区分化し得、それらはまた一般に、サブキャリア、トーン、ビン、または同様の名称で呼ばれる。各サブキャリアは、データで変調され得る。いくつかの事例において、隣接サブキャリア間のサブキャリア間隔は、固定され得、サブキャリアの総数(K個)は、システムBWに依存し得る。システムBWはまた、サブバンドに区分化され得る。他の事例において、サブキャリア間隔および/またはTTIの持続時間は、スケーラブルであり得る。
[0052] ある実施形態において、BS105は、ネットワーク100中のダウンリンク(DL)送信およびアップリンク(UL)送信のための送信リソースを(例えば、時間-周波数リソースブロック(RB)の形態で)割り当てるかまたはスケジューリングできる。DLが、BS105からUE115への送信方向を指すのに対して、ULが、UE115からBS105への送信方向を指す。通信は、無線フレームの形態であることができる。無線フレームが、複数のサブフレーム、例えば、約10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、スロット、例えば、約2つのスロットに分割され得る。各スロットはさらに、ミニスロットに分割され得る。FDDモードでは、同時ULおよびDL送信が、異なる周波数帯域中で生じ得る。例えば、各サブフレームは、UL周波数帯域中のULサブフレームと、DL周波数帯域中のDLサブフレームとを含む。時分割複信(TDD)モードでは、ULおよびDL送信が、同じ周波数帯域を使用して異なる時間期間に生じる。例えば、無線フレーム中のサブフレームのサブセット(例えば、DLサブフレーム)がDL送信のために使用され得、無線フレーム中のサブフレームの別のサブセット(例えば、ULサブフレーム)がUL送信のために使用され得る。
[0053] DLサブフレームおよびULサブフレームはさらに、いくつかの領域に分割され得る。例えば、各DLまたはULサブフレームは、基準信号、制御情報、およびデータの送信のための事前定義された領域を有し得る。基準信号は、BS105とUE115との間の通信を容易にする所定の信号である。例えば、基準信号は、特定のパイロットパターンまたは構造を有することができ、ここで、パイロットトーンが、動作BWまたは周波数帯域にわたって広がり得、各々は、事前定義された時間および事前定義された周波数に位置付けられる。例えば、BS105は、UE115がDLチャネルを推定することを可能にするために、セル固有基準信号(CRS:cell specific reference signal)および/またはチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS:channel state information-reference signal)を送信し得る。同様に、UE115は、BS105がULチャネルを推定することを可能にするために、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。制御情報は、リソース割り当ておよびプロトコル制御を含み得る。データは、プロトコルデータおよび/または動作データを含み得る。いくつかの実施形態において、BS105およびUE115は、自己完結型サブフレームを使用して通信し得る。自己完結型サブフレームは、DL通信のための部分とUL通信のための部分とを含み得る。自己完結型サブフレームは、DL中心またはUL中心であることができる。DL中心サブフレームは、UL通信のための持続時間よりも長いDL通信のための持続時間を含み得る。UL中心サブフレームは、UL通信のための持続時間よりも長いUL通信のための持続時間を含み得る。
[0054] ある実施形態において、ネットワーク100は、ライセンススペクトルにわたって展開されるNRネットワークであり得る。BS105は、同期を容易にするために、ネットワーク100中で(例えば、プライマリ同期信号(PSS:primary synchronization signal)とセカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを含む)同期信号を送信できる。BS105は、ネットワーク100に関連付けられたシステム情報(例えば、マスタ情報ブロック(MIB:master information block)、残りの最小システム情報(RMSI:remaining minimum system information)、および他のシステム情報(OSI:other system information)を含む)をブロードキャストして、初期ネットワークアクセスを容易にできる。いくつかの事例において、BS105は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)を通して同期信号ブロック(SSB:synchronization signal block)の形態でPSS、SSS、および/またはMIBをブロードキャストし得、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)を通してRMSIおよび/またはOSIをブロードキャストし得る。
[0055] ある実施形態では、ネットワーク100にアクセスしようと試みるUE115が、BS105からのPSSを検出することによって初期セル探索を行い得る。PSSは、周期タイミングの同期を可能にし得、物理レイヤアイデンティティ値を示し得る。UE115は次いで、SSSを受信し得る。SSSは、無線フレーム同期を可能にし得、セルアイデンティティ値を提供し得、それは、セルを識別するために物理レイヤアイデンティティ値と組み合わされ得る。SSSはまた、複信モードおよびサイクリックプレフィックス長の検出を可能にし得る。TDDシステムなどのいくつかのシステムは、PSSでなくSSSを送信し得る。PSSおよびSSSの両方は、それぞれ、キャリアの中央部分にロケートされ得る。
[0056] PSSおよびSSSを受信した後、UE115は、MIBを受信し得る。MIBは、初期ネットワークアクセスのためのシステム情報と、RMSIおよび/またはOSIのためのスケジューリング情報とを含み得る。MIBを復号した後、UE115は、RMSIおよび/またはOSIを受信し得る。RMSIおよび/またはOSIは、ランダムアクセスチャネル(RACH:random access channel)プロシージャ、ページング、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)監視のための制御リソースセット(CORESET:control resource set)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)、電力制御、SRS、およびセル禁止(cell barring)に関連する無線リソース構成(RRC:radio resource configuration)情報を含み得る。MIB、RMSI、および/またはOSIを取得した後、UE115は、ランダムアクセスプロシージャを行い、BS105との接続を確立できる。接続を確立した後、UE115およびBS105は、動作データが交換され得る通常動作段階に入ることができる。
[0057] いくつかの実施形態において、ネットワーク100は、NRネットワークであり得る。異なるUE115におけるDCトーンロケーションは異なり得る。いくつかの実施形態において、UE115は、異なるコンポーネントキャリア(CC)構成のための異なるDCトーンを構成し得る。いくつかの実施形態において、UE115は、異なる帯域幅部分(BWP)構成のための異なるDCトーンを構成し得る。UE115の無線フロントエンド(RF)受信機において、DCロケーションにピーク信号があり得る。ピーク信号は、受信機における信号処理のための雑音のソースである。このことから、UEのベースバンド処理は、DCトーンの近くのいくつかの周波数をフィルタ除去し得る。ある実施形態において、BS105は、UE115における位相追跡を容易にするために、位相追跡基準信号(PTRS)を送信し得る。PTRSとUE115のDCトーンロケーションとの間の衝突を回避するために、UE115は、対応するDCトーンロケーションをBS105に報告し得、BSは、DCトーンロケーション報告に基づいてPTRSを構成し得る。米国特許出願第15/707,821号および米国特許出願公開2018/0091350は、PTRS設計およびスクランブリングに対する拡張を説明しており、それらの各々は、全ての適用可能な目的のためにその全体が参照によって本明細書に組み込まれる。DCトーンロケーション報告およびPTRS構成のためのメカニズムが、本明細書でより詳細に説明される。
[0058] 図2は、本開示のいくつかの実施形態による、異なるDCロケーションを有するUEを伴う実例的なシナリオ200を例示する。UEは、ネットワーク100のUE115に対応し得る。図2において、y軸は、いくつかの一定単位の周波数を表す。例えば、ネットワークは、2つのCC210および220を用いて構成され得る。ネットワークのUE AおよびUE Bは、異なるDCロケーションを有し得る。例えば、UE Aは、CC210を通して通信するために1つのRFおよび/またはベースバンドチェーンを、CC220を通して通信するために別のRFおよび/またはベースバンドチェーンを使用し得る。逆に、UE Bは、CC210およびCC220を通して通信するために同じRFおよび/またはベースバンドチェーンを使用し得る。示されるように、UE Aは、CC210のためのDCロケーション202と、CC220のための異なるDCロケーション206とを用いて構成され、UE Bは、CC210とCC220との両方のためのDCロケーション204を用いて構成される。DCロケーション202および206は、UE Aの送信機および/またはUE Aの受信機のDCロケーションであり得る。同様に、DCロケーション204は、UE Bの送信機および/またはUE Bの受信機のDCロケーションであり得る。
[0059] ある実施形態では、UEが、現在のRF構成に基づいてDCロケーションを決定し得る。現在のRF構成は、搬送アグリゲーション(CA:carried aggregation)構成および/またはアクティブBWP構成に依存し得る。いくつかの実施形態において、UEの送信機および受信機は、異なるDCロケーションを有し得る。いくつかの他の実施形態において、UEの送信機および受信機は、同じDCロケーションを有し得る。
[0060] ある実施形態において、UEのDCロケーションは、UEの実現形態に依存する。そのため、ネットワーク中の各UEは、異なるDCロケーションを有することができる。例えば、あるUE(チップセット)は、CCの中心周波数をDCロケーションとして選び得、別のUE(チップセット)は、連続するCCの中心周波数を選び得るか、またはさらに別のUE(チップセット)は、CCが連続的であるか非連続的であるかにかかわらず、全ての構成されたCCの中心周波数を選び得る。
[0061] ある実施形態では、UEが、構成されたBWPにさらに基づいてDCロケーションを決定し得る。各BWPは、異なる中心周波数を有し得、UEは、別の構成されたBWPへのBWP切り替えコマンドに応じて、DCロケーションを変更し得る。このことから、UEは、異なるBWPについて異なるDCロケーションを有し得る。
[0062] 図3は、本開示のいくつかの実施形態による、実例的なBWP構成300を例示する。構成300は、BWP構成のためにネットワーク100によって用いられ得る。例えば、BS105などのBSは、各CC(例えば、CC210および220)に対して最大約4つのBWPを構成し得、データ通信のためのアクティブBWPとしてBWPのうちの1つを用いてUE115などのUEを構成し得る。図3において、y軸は、いくつかの一定単位の周波数を表す。構成300は、BWP310およびBWP320を含む。BWP310および320は、同じ中心周波数302を有する。ある実施形態では、UEがBWP310および320を用いて構成されるとき、UEは、BWP310と320との両方に対して同じDCロケーションを構成し得る。言い換えれば、UEは、BWP310とBWP320との間で切り替えるときにDCロケーションを変更しないことがある。
[0063] 図4は、プロシージャのいくつかの実施形態による、実例的なBWP構成400を例示する。構成400は、ネットワーク100によって用いられ得る。図4において、y軸は、いくつかの一定単位の周波数を表す。構成300と同様に、BS105などのBSは、各CC(例えば、CC210および220)に対して最大約4つのBWPを構成し得、データ通信のためのアクティブBWPとしてBWPのうちの1つを用いてUE115などのUEを構成し得る。しかしながら、BSは、異なる中心周波数を用いてBWPを構成し得る。示されるように、構成400は、BWP410およびBWP420を含む。BWP410は、中心周波数402を含む。BWP420は、中心周波数402とは異なる中心周波数404を含む。ある実施形態では、UEが、BWP410および420について異なるDCロケーションを適用し得る。言い換えれば、UEは、BWP410とBWP420との間で切り替えるときにDCロケーションを変更し得る。
[0064] 図5は、本開示の実施形態による、例証的なUE500のブロック図である。UE500は、上述されたようなUE115またはUE215であり得る。示されるように、UE500は、プロセッサ502と、メモリ504と、DCロケーション報告モジュール508と、モデムサブシステム512および無線周波数(RF)ユニット514を含むトランシーバ510と、1つ以上のアンテナ516とを含み得る。これら要素は、例えば、1つ以上のバスを介して、互いに直接的または間接的な通信状態にあり得る。
[0065] プロセッサ502は、中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を行うように構成されたそれらの任意の組み合わせを含み得る。プロセッサ502はまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実現され得る。
[0066] メモリ504は、キャッシュメモリ(例えば、プロセッサ502のキャッシュメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気抵抗RAM(MRAM)、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリデバイス、ハードディスクドライブ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組み合わせを含み得る。ある実施形態において、メモリ504は、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。メモリ504は、命令506を記憶し得る。命令506は、プロセッサ502によって実行されたとき、プロセッサ502に、本開示の実施形態、例えば、図7~14の態様に関連してUE115を参照して本明細書で説明される動作を行わせる命令を含み得る。命令506はまた、コードと呼ばれ得る。「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメント(1つ以上)を含むように広く解釈されるべきである。例えば、「命令」および「コード」という用語は、1つ以上のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャ、等を指し得る。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。
[0067] DCロケーション報告モジュール508は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを介して実現され得る。例えば、DCロケーション報告モジュール508は、プロセッサ、回路、および/またはメモリ504中に記憶され、プロセッサ502によって実行される命令506として実現され得る。いくつかの例において、DCロケーション報告モジュール508は、モデムサブシステム512内に統合され得る。例えば、DCロケーション報告モジュール508は、モデムサブシステム512内の(例えば、DSPまたは汎用プロセッサによって実行される)ソフトウェアコンポーネントとハードウェアコンポーネント(例えば、ロジックゲートおよび回路)との組み合わせによって実現され得る。
[0068] DCロケーション報告モジュール508は、本開示の様々な態様、例えば、図7~14の態様のために使用され得る。例えば、DCロケーション報告モジュール508は、本明細書でより詳細に説明されるように、BS105などのBSからCA構成/再構成コマンド、CC構成/再構成コマンド、および/またはBWP構成/切り替えコマンドを受信し、受信されたコマンドおよび/またはUE500のRF実現形態に基づいてDCロケーションを決定し、決定されたDCロケーションに基づいてUL PTRS構成および/またはDL PTRS構成を選択し、BSにDCロケーション情報および/またはPTRS構成選択を報告し、BSからULおよび/またはDL PTRS構成を受信し、および/または受信されたULおよび/またはDL PTRS構成に基づいてUL送信中にPTRSを含めるように構成される。
[0069] 示されるように、トランシーバ510は、モデムサブシステム512とRFユニット514とを含み得る。トランシーバ510は、BS105などの他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム512は、変調およびコーディングスキーム(MCS)、例えば、低密度パリティチェック(LDPC)コーディングスキーム、ターボコーディングスキーム、畳み込みコーディングスキーム、デジタルビームフォーミングスキーム、等に従って、メモリ504および/またはDCロケーション報告モジュール508からのデータを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット514は、(アウトバウンド送信上の)モデムサブシステム512からの変調/符号化されたデータ、またはUE115若しくはBS105などの別のソースから発信された送信の変調/符号化されたデータを処理する(例えば、アナログ対デジタル変換またはデジタル対アナログ変換、等を行う)ように構成され得る。RFユニット514はさらに、デジタルビームフォーミングと併せてアナログビームフォーミングを行うように構成され得る。トランシーバ510中に共に統合されるものとして示されるが、モデムサブシステム512およびRFユニット514は、UE115が他のデバイスと通信することを可能にするためにUE115において共に結合される別個のデバイスであり得る。
[0070] RFユニット514は、1つ以上の他のデバイスへの送信のために、変調および/または処理されたデータ、例えば、データパケット(または、より一般的には、1つ以上のデータパケットと他の情報とを包含し得るデータメッセージ)をアンテナ516に提供し得る。アンテナ516はさらに、他のデバイスから送信されたデータメッセージを受信し得る。アンテナ516は、トランシーバ510における処理および/または復調のために、受信されたデータメッセージを提供し得る。アンテナ516は、複数の送信リンクを維持するために、同様のまたは異なる設計の複数のアンテナを含み得る。RFユニット514は、アンテナ516を構成し得る。
[0071] いくつかの実施形態において、UE500は、複数のモデムサブシステム512および/または複数のRFユニット514を含み得る。モデムサブシステム512は、ベースバンドにおいて処理を行い得る。このことから、モデムサブシステム512は、ベースバンド送信機および/またはベースバンド受信機と呼ばれ得る。送信経路において、RFユニット514は、アンテナ516を通した送信のために、モデムサブシステム512によって生成されたULベースバンド信号を対応するRFキャリア周波数にアップコンバートするRFアップコンバータを含み得る。受信経路において、RFユニット514は、モデムサブシステム512による処理のために、アンテナ516から受信されたDL RF信号をベースバンドにダウンコンバートするRFダウンコンバータを含み得る。いくつかの実施形態において、モデムサブシステム512および/またはRFユニット514は、BSから受信されたBWP構成および/またはCA構成に基づいて構成され得る。いくつかの実施形態において、同じモデムサブシステム512および同じRFユニット514が、全てのBWP構成および全てのCA構成のために使用され得る。
[0072] 図6は、本開示の実施形態による、例証的なBS600のブロック図である。BS600は、上述されたようなBS105であり得る。示されるように、BS600は、プロセッサ602と、メモリ604と、PTRS構成モジュール608と、モデムサブシステム612およびRFユニット614を含むトランシーバ610と、1つ以上のアンテナ616とを含み得る。これら要素は、例えば、1つ以上のバスを介して、互いに直接的または間接的な通信状態にあり得る。
[0073] プロセッサ602は、特定タイプのプロセッサとして様々な特徴を有し得る。例えば、これらは、CPU、DSP、ASIC、コントローラ、FPGAデバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を行うように構成されたそれらの任意の組み合わせを含み得る。プロセッサ602はまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実現され得る。
[0074] メモリ604は、キャッシュメモリ(例えば、プロセッサ602のキャッシュメモリ)、RAM、MRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリデバイス、1つ以上のハードディスクドライブ、メモリスタベースのアレイ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態において、メモリ604は、非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ604は、命令606を記憶し得る。命令606は、プロセッサ602によって実行されると、プロセッサ602に、本明細書で説明される動作、例えば、図7~13および15の態様を行わせる命令を含み得る。命令606はまた、コードと呼ばれ得、それは、図5に関して上述されたような任意のタイプのコンピュータ可読ステートメント(1つ以上)を含むように広く解釈され得る。
[0075] PTRS構成モジュール608は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを介して実現され得る。例えば、PTRS構成モジュール608は、プロセッサ、回路、および/またはメモリ604に記憶され、プロセッサ602によって実行される命令606として実現され得る。いくつかの例において、PTRS構成モジュール608は、モデムサブシステム612内に統合され得る。例えば、PTRS構成モジュール608は、モデムサブシステム612内の(例えば、DSPまたは汎用プロセッサによって実行される)ソフトウェアコンポーネントとハードウェアコンポーネント(例えば、ロジックゲートおよび回路)との組み合わせによって実現され得る。
[0076] PTRS構成モジュール608は、本開示の様々な態様、例えば、図7~13および15の態様のために使用され得る。例えば、PTRS構成モジュール608は、本明細書でより詳細に説明されるように、UE115および500などのUEのためのCA構成/再構成、CC構成/再構成、および/またはBWP構成/切り替えを決定し、UEからDCロケーション報告および/またはPTRS構成選択を受信し、UEにおける位相追跡を容易にするために、報告中に示されるDCロケーションを回避して、若しくはPTRS構成選択に基づいて、UEのためのPTRSを構成し、および/またはDL信号送信中にPTRSを含めるように構成される。
[0077] 示されるように、トランシーバ610は、モデムサブシステム612とRFユニット614とを含み得る。トランシーバ610は、UE115および/または別のコアネットワーク要素などの他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム612は、MCS、例えば、LDPCコーディングスキーム、ターボコーディングスキーム、畳み込みコーディングスキーム、デジタルビームフォーミングスキーム、等に従ってデータを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット614は、(アウトバウンド送信上の)モデムサブシステム612からの変調/符号化されたデータ、またはUE115若しくは500などの別のソースから発信された送信の変調/符号化されたデータを処理する(例えば、アナログ対デジタル変換またはデジタル対アナログ変換、等を行う)ように構成され得る。RFユニット614はさらに、デジタルビームフォーミングと併せてアナログビームフォーミングを行うように構成され得る。トランシーバ610中に共に統合されるものとして示されるが、モデムサブシステム612およびRFユニット614は、BS105が他のデバイスと通信することを可能にするためにBS105において共に結合される別個のデバイスであり得る。
[0078] RFユニット614は、1つ以上の他のデバイスへの送信のために、変調および/または処理されたデータ、例えば、データパケット(または、より一般的には、1つ以上のデータパケットと他の情報とを包含し得るデータメッセージ)をアンテナ616に提供し得る。これは、例えば、本開示の実施形態による、ネットワークへの接続およびキャンプされたUE115または500との通信を完了するための情報の送信を含み得る。アンテナ616はさらに、他のデバイスから送信されたデータメッセージを受信し、トランシーバ610における処理および/または復調のために、受信されたデータメッセージを提供し得る。アンテナ616は、複数の送信リンクを維持するために、同様のまたは異なる設計の複数のアンテナを含み得る。
[0079] 図7~9は、CA再構成、BWP切り替え、および/またはBWP再構成によってトリガされたイベントに基づいてDCロケーションを報告するための様々なメカニズムを例示する。
[0080] 図7は、プロシージャのいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法700を例示するシグナリング図である。方法700は、ネットワーク100によって用いられる。方法700のステップは、BS105および600並びにUE115および500などのワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(例えば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適したコンポーネント)によって実行され得る。例示されるように、方法700は、いくつかの列挙されたステップを含むが、方法700の実施形態は、列挙されたステップの前、後、および間に追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つ以上が、省略され得るか、または異なる順序で行われ得る。方法700は、議論の簡略化を目的として1つのBSおよび1つのUEを例示するが、本開示の実施形態は、より多くのUEおよび/またはBSにスケーリングし得ることが認識されるであろう。方法700は、CA再構成に基づくDC報告を例示する。
[0081] ステップ710において、BSは、UEにCA再構成コマンドを送信する。CA再構成は、CC(例えば、CC210および210)の除去および/または以前のCA構成へのCCの追加を含み得る。
[0082] ステップ720において、CA再構成コマンドを受信すると、UEは、再構成されたCA構成に基づいてDCロケーションを決定し得る。いくつかの実施形態において、UEは、UEの送信機のDCロケーションおよびUEの受信機のDCロケーションを決定し得る。
[0083] ステップ730において、UEは、BSにDCロケーション報告を送信し得る。DCロケーション報告は、再構成されたCA構成のために決定されたDCロケーションを示し得る。
[0084] ステップ740において、BSは、DCロケーション報告に基づいてPTRS構成を決定する。例えば、BSは、受信されたDCロケーション報告中に示されるDCトーンを回避して、PTRS送信のためのULおよび/またはDLリソースを構成し得る。
[0085] ステップ750において、BSは、UEにPTRS構成を送信する。
[0086] ステップ760において、BSは、UEにおける位相追跡を容易にするために、構成されたDLリソースを使用してPTRSを送信する。例えば、PTRSは、DLデータを搬送するDL信号中に含まれる。
[0087] ステップ770において、UEは、BSにおける位相追跡を容易にするために、構成されたULリソースを使用してPTRSを送信する。例えば、PTRSは、ULデータを搬送するUL信号中に含まれる。
[0088] CA再構成に基づくDCロケーション報告のトリガリングは、(例えば、構成300に示されるように)全ての構成されたBWPが同じ中心周波数を有するとき、またはキャリア内に1つのBWPのみがあるとき、適し得る。
[0089] 図8は、プロシージャのいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法800を例示するシグナリング図である。方法800は、ネットワーク100によって用いられる。方法800のステップは、BS105および600並びにUE115および500などのワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(例えば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適したコンポーネント)によって実行され得る。例示されるように、方法800は、いくつかの列挙されたステップを含むが、方法800の実施形態は、列挙されたステップの前、後、および間に追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つ以上が、省略され得るか、または異なる順序で行われ得る。方法800は、議論の簡略化を目的として1つのBSおよび1つのUEを例示するが、本開示の実施形態は、より多くのUEおよび/またはBSにスケーリングし得ることが認識されるであろう。方法800は、BWP切り替えに基づくDC報告を例示する。
[0090] ステップ810において、BSは、UEにBWP切り替えコマンドを送信する。例えば、BWP切り替えコマンドは、UEの1つ以上のアクティブBWP(例えば、BWP310、320、410、および420)を他のBWPに切り替え得る。ある実施形態において、BSは、RRC再構成プロシージャを使用してUEのアクティブBWPを切り替え得る。
[0091] ステップ820において、BWP切り替えコマンドを受信すると、UEは、BWP切り替えコマンドによって示されるアクティブBWPに基づいてDCロケーションを決定し得る。いくつかの実施形態において、UEは、UEの送信器のDCロケーションおよびUEの受信器のDCロケーションを決定し得る。
[0092] ステップ830において、UEは、BSにDCロケーション報告を送信し得る。DCロケーション報告は、切り替えられたBWPのために決定されたDCロケーションを示し得る。
[0093] ステップ840において、BSは、DCロケーション報告に基づいてPTRS構成を決定する。例えば、BSは、受信されたDCロケーション報告中に示されるDCトーンを回避して、PTRS送信のためのULおよび/またはDLリソースを構成し得る。
[0094] ステップ850において、BSは、UEにPTRS構成を送信する。
[0095] ステップ860において、BSは、UEにおける位相追跡を容易にするために、構成されたDLリソースを使用してPTRSを送信する。例えば、PTRSは、DLデータを搬送するDL信号中に含まれる。
[0096] ステップ870において、UEは、BSにおける位相追跡を容易にするために、構成されたULリソースを使用してPTRSを送信する。例えば、PTRSは、ULデータを搬送するUL信号中に含まれる。
[0097] 図9は、本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法900を例示するシグナリング図である。方法900は、ネットワーク100によって用いられる。方法900のステップは、BS105および600並びにUE115および500などのワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(例えば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適したコンポーネント)によって実行され得る。例示されるように、方法900は、いくつかの列挙されたステップを含むが、方法900の実施形態は、列挙されたステップの前、後、および間に追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つ以上が、省略され得るか、または異なる順序で行われ得る。方法900は、議論の簡略化を目的として1つのBSおよび1つのUEを例示するが、本開示の実施形態は、より多くのUEおよび/またはBSにスケーリングし得ることが認識されるであろう。方法900は、CA構成の考慮を伴うBWP再構成に基づくDC報告を例示する。
[0098] ステップ910において、BSは、UEにBWP再構成コマンドを送信する。BWP再構成は、BWP(例えば、BWP310、320、410、および420)の除去および/または以前のBWP構成へのBWPの追加を含み得る。
[0099] ステップ920において、BWP再構成コマンドを受信すると、UEは、再構成された1つ以上のBWPと、UEによって使用されているCA構成とに基づいて、DCロケーションを決定し得る。いくつかの実施形態において、UEは、UEの送信機のDCロケーションおよびUEの受信機のDCロケーションを決定し得る。
[0100] ステップ930において、UEは、BSにDCロケーション報告を送信し得る。DCロケーション報告は、再構成された1つ以上のBWPのために決定されたDCロケーションを示し得る。
[0101] ステップ940において、BSは、DCロケーション報告に基づいてPTRS構成を決定する。例えば、BSは、受信されたDCロケーション報告中に示されるDCトーンを回避して、PTRS送信のためのULおよび/またはDLリソースを構成し得る。
[0102] ステップ950において、BSは、UEにPTRS構成を送信する。
[0103] ステップ960において、BSは、UEにおける位相追跡を容易にするために、構成されたDLリソースを使用してPTRSを送信する。例えば、PTRSは、DLデータを搬送するDL信号中に含まれる。
[0104] ステップ970において、UEは、BSにおける位相追跡を容易にするために、構成されたULリソースを使用してPTRSを送信する。例えば、PTRSは、ULデータを搬送するUL信号中に含まれる。
[0105] ある実施形態では、大量のUL DCロケーション報告シグナリングを回避するために、ネットワークが、全ての構成されたCCにわたるアクティブBWPの限られた潜在的な組み合わせをシグナリングし得る。そのため、UEは、潜在的なアクティブなBWP組み合わせのためのDCロケーションをシグナリングできる。
[0106] ある実施形態では、BS(例えば、BS105および600)が、基準BWPのセットを構成し得る。基準BWPのセットのための構成は、特定のUEのためのRRCレイヤにおいて行われ得る。基準BWPのセットは、単一のCC内にあるかまたは複数のCCにわたることができる。いくつかの実施形態において、基準BWPのセットは、UEの構成されたBWPのサブセットであることができる。UEは、基準BWPのセットのためのDCロケーションを決定し得る。いくつかの実施形態において、UEは、帯域組み合わせに応じた(as a function of )DCロケーションのセットを示す帯域報告を含むDCロケーション報告を送信し得る。
[0107] 図10は、本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告方法1000を例示する。方法は、ネットワーク100によって用いられることができる。特に、方法1000は、DCロケーション報告のためのUE115および500などのUEによって実現され得る。図10において、y軸は、いくつかの一定単位の周波数を表す。方法1000は、それぞれ、図7、8、および9に関して上述された方法700、800、および900と併せて使用され得る。一例として、UEのRFチェーンは、3つの帯域内CC1010、1020、および1030(例えば、CC210および220)を受信し得る。UEは、単一の局部発振器を使用して、受信されたRF信号をDC周波数1002を有するベースバンド信号にダウンコンバートし得る。示されるように、DC周波数1002は、DC周波数1002が存在するリソースブロック(RB)1040内の6とインデックス付けされたサブキャリア1042にマッピングされる。UEは、RB1040内のサブキャリアインデックス6をBS(例えば、BS105および600)に報告し得る。例えば、UEは、サブキャリアインデックスオフセット値をBSに報告し得る。DCロケーション報告メッセージは、図11に関して以下に本明細書でより詳細に説明される。報告を受信すると、BSは、PTRSとDCトーンとの間の衝突を回避するために、6とインデックス付けされたサブキャリアと重複しないPTRSを用いてUEを構成し得る。
[0108] 方法1000は、UEの受信機のDCロケーションを報告するコンテキストにおいて説明されるが、方法1000は、UEの送信機のDCロケーションを報告するために適用され得る。例えば、UEの送信器のDCロケーションは、UEのベースバンドおよびアップコンバートハードウェア実現形態に基づき得る。
[0109] 図11は、本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告メッセージ要素1100を例示する。メッセージ要素1100は、DCロケーション情報を報告するためにUE115および500などのUEによって使用され得る。方法1000において上述されたように、UEは、DCロケーション(例えば、DC周波数1002)を示すために、RB内のサブキャリアオフセットを報告し得る。ある実施形態において、メッセージ要素1100は、4ビットの長さ(例えば、b0、b1、b2、およびb3として示される)を有し得る。メッセージ要素1100は、0と15との間で変動する値を有することができる。
[0110] 例えば、メッセージ要素1100が0と11との間の値を含むとき、値は、DC周波数が存在するRB(例えば、RB1040)内のDCサブキャリアインデックスを示す。メッセージ要素1100中の12の値は、DCトーンが関心のある帯域の外側にあり得るか、またはUEが強いDC拒否を有するアルゴリズムを適用し得る、ドントケア条件(don’t care condition)を示し得る。メッセージ要素1100中の13の値は、DCトーンがRB(例えば、RB1040)内に存在し得るが、サブキャリアインデックスへのDCトーンのマッピングが指定されないことがある、非決定論的条件(nondeterministic condition)を示し得る。これは、UEが高速周波数ホッピングを使用し、このことから、DCロケーションが急速に変化するシナリオに対応し得る。14および15の残りの値は、将来の使用のためにリザーブされ得る。
[0111] UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)シグナリングまたはRRCシグナリングを介してメッセージ要素1100を送信し得る。UEは、UEの実現形態および/またはアプリケーションに依存し得る任意の適したシグナリング構成を使用して、BSにDCロケーション情報を提供し得る。例えば、UEは、各CCおよび/または各BWPのためのメッセージ要素1100を送信し得る。代替として、UEは、CAシナリオにおいて帯域内CC(例えば、CC1010、1020、および1030)のセットのためのメッセージ要素1100を送信し得る。さらに代替として、UEは、帯域全体のためのメッセージ要素1100を送信し得る。方法1000において説明されるシナリオの場合、UEは、DCロケーション報告のための6のサブキャリアインデックスを報告し得る。
[0112] いくつかの実施形態において、UEは、2つのメッセージ要素1100(例えば、合計8ビット)を送信し得、1つはUEの送信機のDCロケーションを示し、もう1つはUEの受信機のDCロケーションを示す。メッセージ要素1100は、4のビット長で例示されているが、メッセージ要素1100は、同様の機能を達成するために異なるビット長(例えば、5、8、またはそれ以上)を含むように代替的に構成され得る。4のビット長は、約12個のサブキャリア(例えば、図10において0~11とインデックス付けされたサブキャリア)を有するRB(例えば、RB1040)中のサブキャリアオフセットの報告をサポートし、追加のドントケア条件を提供するように構成され得る。
[0113] いくつかの実施形態において、UEは、各メッセージ要素1100と共にBWPインデックスまたはCCインデックスを含み得る。例えば、UEは、報告中に各BWPのためのBWPインデックスおよびメッセージ要素1100を含めることによって、4つのBWPのための4つのDCロケーションを報告し得る。代替として、UEは、報告中に各CCのためのCCインデックスおよびメッセージ要素1100を含めることによって、8つのCCのための8つのDCロケーションを報告し得る。
[0114] いくつかの他の実施形態では、UEが、メッセージ要素1100を使用する代わりに絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN:absolute radio frequency channel number)を使用してUEのDCロケーションを報告し得る。例えば、UEは、報告中に各対応するBWPまたは各CCのためのARFCNを含め得る。
[0115] いくつかの他の実施形態では、UEが、2つの隣接するサブキャリアの間にロケートされたDC周波数トーンを有し得、ここで、DCトーンは、両方のサブキャリアに等しくまたは同等に影響または干渉し得る。そのような実施形態において、メッセージ要素1100は、0と31との間で変動する値を有する約5ビットの長さを含むように拡張され得る。例えば、0と13との間の値は、上述されたのと同じDC情報を表し得る。例えば、14と25との間の他の値は、DCロケーションが2つの隣接するサブキャリアの間にあることを示し得る。例えば、14の値は、DCロケーションがインデックス0および1のサブキャリアの間にあることを示し得る。同様に、15の値は、DCロケーションがインデックス1のサブキャリアとインデックス2のサブキャリアとの間にあることを示し得、以下同様である。同様にまたは代替として、25の値は、DCロケーションがRB中のインデックス11のサブキャリアと次のRB中のインデックス0のサブキャリアとの間にある(例えば、DCトーンが2つの隣接するRBの境界上に存在する)ことを示し得る。26~31の残りの値は、将来の使用のためにリザーブされ得る。いくつかの他の実施形態において、メッセージ要素1100中の値は、同様の機能を達成するように代替的に構成され得る。
[0116] 図12は、本開示のいくつかの実施形態による、PTRS REレベルオフセット構成1200を例示する。構成1200は、ネットワーク100などのネットワークによって用いられ得る。特に、BS105および600などのBSは、UE115および500などのUEから受信されたDCロケーション報告に基づいてPTRSを構成するために、構成1200を使用し得る。示されるように、PTRS構成は、復調基準信号(DMRS)ポート構成に関連付けられ得る。各DMRSポート構成は、特定のアンテナポートのための物理REまたはサブキャリアへのDMRSのマッピングを指す。加えて、異なるタイプのDMRSは、異なるDMRSポート構成を有し得る。
[0117] 図12において、列1210は、バイナリ値00、01、10、および11によって表されるPTRS-RE-offset構成を示す。列1220、1230、1240、および1250は、最大4つのDMRSポートが構成されるとき、それぞれ、1000、1001、1002、および1003によって表されるDMRSポート番号に関連付けられたPTRS送信のために構成またはマッピングされたサブキャリアまたはREのサブキャリアインデックスまたはオフセットを(例えば、10進フォーマットで)示す。一例として、PTRS-RE-offset構成が01であり、関連するDMRSポート番号が1001であるとき、PTRSは、破線の円1202によって示されるように、リソース要素(RE)または4のサブキャリアオフセットにおける(例えば、データ信号のシンボル毎の)サブキャリアを使用して送信され得る。PTRS-RE-offset構成1200は、2018年4月3日付けの3GPP文書TS38.211バージョン15.1.0において定義されたPTRS-RE-offset構成と同様であり得る。
[0118] いくつかの実施形態では、BSが、UL PTRSのためのPTRS-RE-offset構成と、DL PTRSのためのPTRS-RE-offset構成とを決定し得る。加えて、BSは、DMRS構成タイプに基づいてPTRS-RE-offset構成を決定し得る。例えば、NRは、DMRS構成タイプ1およびDMRS構成タイプ2をサポートし得る。このことから、BSは、DMRS構成タイプ1のためのDL PTRSのためのUL PTRS-RE-offset構成およびDL PTRS-RE-offset構成と、DMRS構成タイプ2のためのDL PTRSのためのUL PTRS-RE-offset構成およびDL PTRS-RE-offset構成とを決定し得る。
[0119] いくつかの実施形態において、DMRS構成タイプ1またはDMRS構成タイプ2の使用は、UE固有構成に依存し得る。例えば、DMRS構成タイプ1は、最大約4つのポートをサポートし得、DMRS構成タイプ2は、最大約6つのポートをサポートし得る(1つのDMRSシンボル構成のケースにおいて)。加えて、DMRS構成タイプ1は、DMRS構成タイプ2よりも高いDMRSトーン密度を有し得る。このことから、DMRS構成タイプ1は、改善されたチャネル推定性能を可能にし得る。そのため、DMRS構成タイプ1は、低ランク、高信頼性が重要である送信、例えば、ブロードキャスト情報のために使用され得る。逆に、DMRS構成タイプ2は、高ランク、高データレートが重要である送信のために使用され得る。
[0120] UEの受信機DCトーンが6とインデックス付けされたサブキャリアと重複する、方法1000において説明されるシナリオの場合、BSは、DL PTRSとUEの受信機のDCトーンとの間の衝突を回避するために、10のDL-PTRS-RE-offsetを用いて(例えば、破線の円1204によって示されるように6とインデックス付けされたサブキャリアを用いて)UEを構成しないことがある。同様に、方法1000におけるDCロケーション報告がUEの送信器のDCトーンを含むとき、BSは、UL PTRSとUEの送信器のDCトーンとの間の衝突を回避するために、10のUL-PTRS-RE-offsetを用いてUEを構成しないことがある。ある実施形態では、BSが、DL-PTRS-RE-offsetおよび/またはUL-PTRS-RE-offsetの決定のために、DCロケーションの絶対周波数を必要としないことがある。
[0121] 別の例では、UEの受信機が、5および6とインデックス付けされたサブキャリアの間にDC周波数を含み得る。例えば、DC周波数は、UEの受信機においてピーク信号を生成し、5および6とインデックス付けされたサブキャリアに干渉を引き起こし得る。このことから、BSは、DL PTRSと5および6とインデックス付けされたサブキャリアにおけるDCピーク信号との間の衝突を回避するために、01または10のDL-PTRS-RE-offsetを用いてUEを構成しないことがある。
[0122] 図13は、本開示のいくつかの実施形態による、DCロケーション報告メッセージ要素1300を例示する。メッセージ要素1300は、DCロケーション情報を報告するために、UE115および500などのUEによって使用され得る。方法1000において上述されたように、UEは、DCロケーション(例えば、DC周波数1002)を示すために、RB内のサブキャリアオフセットを報告し得る。ある実施形態において、メッセージ要素1300は、4ビットの長さ(例えば、b0、b1、b2、およびb3として示される)を有し得る。メッセージ要素1300は、フィールド1310およびフィールド1320を含み得る。フィールド1310は、長さが約2ビットであり得、DMRS構成タイプ1のためのPTRS-RE-offset構成を示し得る。フィールド1320は、長さが約2ビットであり得、DMRS構成タイプ2のためのPTRS-RE-offset構成を示し得る。フィールド1310またはフィールド1320中のPTRS-RE-offset構成は、構成1200の列1210中の値に対応し得る。言い換えれば、UEにUEの送信器またはUEの受信器のDC周波数のサブキャリアロケーションを報告させる代わりに、UEは、BSが使用し得るPTRS-RE-offset構成を選択し、PTRS-RE-offset構成をBSに直接報告し得る。その後、BSは、UEによって選択されたPTRS-RE-offset構成に基づいてPTRSを構成し得る。
[0123] いくつかの実施形態において、UEは、2つのメッセージ要素1300を送信し得、1つはULのためのPTRS-RE-offset構成を示し、もう1つはDLのためのPTRS-RE-offset構成を示す。メッセージ要素1300は、4のビット長で例示されているが、メッセージ要素1300は、DMRSポート構成の数が増大するか、またはDMRSタイプの数が増大するとき、同様の機能を達成するために、異なるビット長(例えば、6、8、またはそれ以上)を含むように代替的に構成され得る。
[0124] 図14は、本開示の実施形態による、DCロケーション報告およびPTRS通信方法1400のフロー図である。方法1400のステップは、ステップを行うためのワイヤレス通信デバイスまたは他の適した手段のコンピューティングデバイス(例えば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適したコンポーネント)によって実行され得る。例えば、UE115またはUE500などのワイヤレス通信デバイスは、プロセッサ502、メモリ504、DCロケーション報告モジュール508、トランシーバ510、モデム512、および1つ以上のアンテナ516などの1つ以上のコンポーネントを利用して、方法1400のステップを実行し得る。加えてまたは代替として、特に、プロセッサ502は、ステップ1420を行うように構成され得、トランシーバ510は、ステップ1410、1430、および/またはオプションのステップ1440を行うように構成され得る。方法1400は、それぞれ、図7、8、9、および10に関して上述された方法700、800、900、および1000と同様のメカニズムを用い得る。例示されるように、方法1400は、いくつかの列挙されたステップを含むが、方法1400の実施形態は、列挙されたステップの前、後、および間に追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つ以上が、省略され得るか、または異なる順序で行われ得る。
[0125] ステップ1410において、方法1400は、ワイヤレス通信デバイスが基地局(例えば、BS105および600)から、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つを受信することを含む。いくつかの事例において、CA構成は、CA再構成であり得、BWP構成は、BWP再構成またはアクティブBWP切り替えに関連付けられ得る。
[0126] ステップ1420において、方法1400は、ワイヤレス通信デバイスが、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに基づいて、DCロケーション(例えば、DCロケーション202、204、206、および1002)を決定することを含む。
[0127] ステップ1430において、方法1400は、決定されたDCロケーションに基づく報告をワイヤレス通信デバイスによって基地局に送信することを含む。
[0128] ステップ1440において、方法1400はオプションとして、ワイヤレス通信デバイスが基地局と、報告に基づいて構成された位相追跡基準信号(PTRS)を通信することを含む。
[0129] ある実施形態において、報告は、ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含み得る。例えば、サブキャリアオフセット情報は、上述された方法1000のためのサブキャリアインデックス6を示し得る。代替として、サブキャリアオフセット情報は、DCロケーションが2つの隣接するサブキャリアの間にあることを示し得る。報告は、メッセージ要素1100と同様のメッセージ要素を含み得る。代替として、報告は、DCロケーションを含むRBのロケーションを示し得る。そのような実施形態において、ワイヤレス通信デバイスは、PTRSを通信するためにBSからREマッピング(例えば、図12の列1210中のPTRS-RE-offset構成)を受信し得る。
[0130] ある実施形態において、ワイヤレス通信デバイスは、決定されたDCロケーションに基づいてPTRSを通信するためのREマッピングを決定し得、報告中にREマッピングを含め得る。例えば、報告は、メッセージ要素1300と同様のメッセージ要素を含み得る。
[0131] ある実施形態において、DCロケーションは、ワイヤレス通信デバイスの送信機のDCロケーションに対応し得る。そのような実施形態では、ワイヤレス通信デバイスが基地局とPTRSを通信することが、基地局にPTRSを送信することを含むことができる。
[0132] ある実施形態において、DCロケーションは、ワイヤレス通信デバイスの受信機のDCロケーションに対応し得る。そのような実施形態では、ワイヤレス通信デバイスが基地局とPTRSを通信することが、基地局からPTRSを受信することを含むことができる。
[0133] 図15は、本開示の実施形態による、PTRS通信方法1500のフロー図である。方法1500のステップは、ステップを行うためのワイヤレス通信デバイスまたは他の適した手段のコンピューティングデバイス(例えば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適したコンポーネント)によって実行され得る。例えば、BS105またはBS600などのワイヤレス通信デバイスは、プロセッサ602、メモリ604、PTRS構成モジュール608、トランシーバ610、および1つ以上のアンテナ616などの1つ以上のコンポーネントを利用して、方法1500のステップを実行し得る。加えてまたは代替として、特に、プロセッサ602は、ステップ1530を行うように構成され得、トランシーバ610は、ステップ1510、1520、および/またはオプションのステップ1540を行うように構成され得る。方法1500は、それぞれ、図7、8、9、10、および12に関して上述された方法700、800、900、および1000並びに構成1200におけるものと同様のメカニズムを用い得る。例示されるように、方法1500は、いくつかの列挙されたステップを含むが、方法1500の実施形態は、列挙されたステップの前、後、および間に追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つ以上が、省略され得るか、または異なる順序で行われ得る。
[0134] ステップ1510において、方法1500は、BSがワイヤレス通信デバイス(例えば、UE115および500)に、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つを送信することを含む。いくつかの事例において、CA構成は、CA再構成であり得、BWP構成は、BWP再構成またはアクティブBWP切り替えに関連付けられ得る。
[0135] ステップ1520において、方法1500は、BSがワイヤレス通信デバイスから、CA構成またはBWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、ワイヤレス通信デバイスに関連付けられたDCロケーション情報を示す報告を受信することを含む。
[0136] ステップ1530において、方法1500は、BSが、報告中のDCロケーション情報に基づいてPTRS構成(例えば、図12の列1210中のPTRS-RE-offset構成と同様のREマッピング)を決定することを含む。
[0137] ステップ1540において、方法1500はオプションとして、BSがワイヤレス通信デバイスと、決定されたPTRS構成に基づいて、PTRSを通信することを含む。
[0138] ある実施形態において、報告は、ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含み得る。例えば、サブキャリアオフセット情報は、上述された方法1000のためのサブキャリアインデックス6を示し得る。代替として、サブキャリアオフセット情報は、DCロケーションが2つの隣接するサブキャリアの間にあることを示し得る。報告は、メッセージ要素1100と同様のメッセージ要素を含み得る。代替として、報告は、ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションを含むRBを含み得る。ある実施形態において、報告は、PTRSを通信するためのREマッピングを含み得る。例えば、報告は、メッセージ要素1300と同様のメッセージ要素を含み得る。ある実施形態において、BSは、ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションと重複するサブキャリアを使用することを回避するために、ULおよび/またはPTRS送信のためのULおよび/またはDLリソースを構成することによって、PTRS構成を決定し得る。
[0139] ある実施形態において、DCロケーションは、ワイヤレス通信デバイスの送信機のDCロケーションに対応し得る。そのような実施形態では、BSがワイヤレス通信デバイスとPTRSを通信することが、報告中のDCロケーション情報に基づいてBSからPTRSを受信することを含むことができる。
[0140] ある実施形態において、DCロケーションは、ワイヤレス通信デバイスの受信機のDCロケーションに対応し得る。そのような実施形態では、BSがワイヤレス通信デバイスとPTRSを通信することが、報告中のDCロケーション情報に基づいてBSにPTRSを送信することを含むことができる。
[0141] ある実施形態では、ULの場合、DCロケーションシグナリングが、RRCReconfigurationCompleteメッセージ中に含まれる。UEは、BWP構成およびサービングセル構成時に、構成されたBWP毎およびサービングセル毎にDCロケーションを報告する。UEは、RRC接続再構成の成功裏の完了を確認するために、BSにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送り得る。RRCReconfigurationCompleteメッセージは、uplinkTxDirectCurrentList情報要素(IE)を含む。uplinkTxDirectCurrentList IEは、BWPヌメロロジおよび関連するキャリア帯域幅に基づいて、サービングセル中の各構成されたUL BWPのためのサービングセル毎のTx直流ロケーションを示す。UplinkTxDirectCurrentList IEは、以下に示されるようなUplinkTxDirectCurrentCellフィールドのシーケンスを含む:
UplinkTxDirectCurrentList::=SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofServingCells))OF UplinkTxDirectCurrentCell
[0142] 各UplinkTxDirectCurrentCellフィールドは、以下に示されるようなservCellIndexフィールドおよびuplinkDirectCurrentBWPフィールドを各々が含むタプルのシーケンスを含む:
UplinkTxDirectCurrentCell::=SEQUENCE{
servCellIndex ServCellIndex,(config serving cell,0=pcell,1=scell
uplinkDirectCurrentBWP SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofBWPs))OF UplinkTxDirectCurrentBWP,
...
}.
servCellIndexフィールドは、uplinkDCLocationsPerBWPに対応するサービングセルのサービングセルIDを示す。例えば、servCellIndexフィールドは、プライマリセル(PCell)を示すために0の値に、第1のセカンダリセル(SCell)を示すために1の値に、または第2のSCellを示すために2の値に設定され得る。uplinkDirectCurrentBWPフィールドは、対応するサービングセルにおいて構成された全てのアップリンクBWPのためのTx直流ロケーションを示す。
[0143] uplinkDirectCurrentBWPフィールドは、以下に示されるように、bwp-Idフィールド、shift7dot5kHzフィールド、およびtxDirectCurrentLocationフィールドを各々が含むタプルのシーケンスを含む:
UplinkTxDirectCurrentBWP::= SEQUENCE{
bwp-Id BWP-Id,(4 BWPs)
shift7dot5kHz BOOLEAN,
txDirectCurrentLocation INTEGER(0..3301)
}.
bwp-Idフィールドは、対応するアップリンクBWPのBWP-Idを示す。shift7dot5kHzフィールドは、7.5kHzのシフトがあるか否かを示す。フィールドがTRUEに設定されている場合、7.5kHzのシフトが適用される。7.5kHzシフトは、例えば、基準点からのサブキャリア距離を表すtxDirectCurrentLocationに適用され得る。故に、txDirectCurrentLocationによって示されるサブキャリアインデックスによって示されるサブキャリアの周波数値に、7.5kHzシフトが適用され得る、例えば、7.5kHzが追加され得る。新しいDCロケーションは、シフトが適用された後に結果として生じる値によって示され得る(shift7dot5kHzによって示される場合)。そうでない場合、7.5kHzシフトは、適用されない。txDirectCurrentLocationフィールドは、キャリアのためのアップリンクTx直流ロケーションを示す。txDirectCurrentLocationフィールドは、対応するアップリンクBWPのヌメロロジに対応するキャリア内のサブキャリアインデックスを示すために0と3299との間の値範囲中の値に、「キャリアの外側」を示すために3300の値に、「キャリア内の未決定の位置」を示すために3301の値に設定される。例えば、各UEは、各CCに対して最大約4つのBWPを用いて構成され得る。そのため、UEは、各CCに対して最大約4つのUplinkTxDirectCurrentBWPフィールドを報告し得、ここで、各UplinkTxDirectCurrentBWPフィールドは、所与のCCに対する1つのBWPに対応し得る。
[0144] それ故に、いくつかの事例では、UEが、UplinkTxDirectCurrentList IEを使用して、構成された帯域またはBWP(例えば、4つのBWP)に応じた(as a function of )DCロケーションを含む帯域報告を含み得る。例えば、図7、8、9、14、および/または15に関して上述された方法700、800、900、1400、および/または1500におけるDCロケーション報告は、それぞれ、UplinkTxDirectCurrentList IEを使用してDCロケーションを示し得る。さらに、いくつかの事例において、UEは、BWP構成、BWP切り替え、BWP再構成、および/またはサービングセル構成に基づいて、RRCReconfigurationCompleteメッセージ報告を送信することによって、DCロケーション報告を送信し得る。
[0145] 情報および信号は、多様な異なる技術および技法のうちの任意のものを使用して表わされ得る。例えば、上記の説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁性粒子、光場若しくは光粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表され得る。
[0146] 本明細書での開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明された機能を行うように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実現または行われ得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替で、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実現され得る。
[0147] 本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実現され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実現される場合、それら機能は、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を通して送信され得る。他の例および実現形態は、本開示および添付された特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、上述された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハード配線、またはこれらのうちの任意のものの組み合わせを使用して実現され得る。機能を実現する特徴はまた、機能の一部分が異なる物理的ロケーションにおいて実現されるように分散されることを含め、様々な位置において物理的にロケートされ得る。また、特許請求の範囲を含め、本明細書で使用される場合、項目のリスト(例えば、「~のうちの少なくとも1つ(at least one of)」または「~のうちの1つ以上(one or more of)」などのフレーズで始まる項目のリスト)中で使用される「または/若しくは(or)」は、例えば、[A、B、またはCのうちの少なくとも1つ] のリストが、A、B、C、AとB、AとC、BとC、またはAとBとC(即ち、A、B、およびC)を意味するような、包含的なリストを示す。
[0148] 当業者がこれまでに認識することになるように、および当面の特定の用途に応じて、本開示のデバイスの材料、装置、構成、および使用方法に対して、その趣旨および範囲から逸脱することなく、多くの修正、置換、および変形が行われことができる。これを踏まえると、本開示の範囲は、本明細書で例示および説明された特定の実施形態が単にそのいくつかの例に過ぎないため、それら範囲に制限されるべきでなく、むしろ、以下に添付された特許請求の範囲およびそれらの機能的均等物の範囲に完全に一致するべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信の方法であって、
ワイヤレス通信デバイスがキャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局から受信することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記CA構成または前記BWP構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記決定されたDCロケーションに基づく報告を前記基地局に送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記決定することは、前記DCロケーションを含むリソースブロック(RB)を決定することを含み、前記送信することは、前記決定されたRBに関連付けられた情報を含む前記報告を送信することを含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記決定することは、前記DCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアを決定することを含み、前記送信することは、前記決定された1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む前記報告を送信することを含む、C1に記載の方法。
[C4]
前記ワイヤレス通信デバイスが、基準BWPのセットを含む構成を前記基地局から受信することをさらに備え、
前記決定することは、前記基準BWPのセットに基づく、C1に記載の方法。
[C5]
前記ワイヤレス通信デバイスが前記基地局と、前記報告に基づいて構成された位相追跡基準信号(PTRS)を通信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記ワイヤレス通信デバイスが前記報告に応答して、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記基地局から受信することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記決定されたDCロケーションに基づいて決定することをさらに備え、 前記送信することは、前記決定されたREマッピングを含む前記報告を送信することを含む、C5に記載の方法。
[C8]
前記DCロケーションは前記ワイヤレス通信デバイスの送信機に関連付けられ、前記通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記PTRSを前記基地局に送信することを含む、C5に記載の方法。
[C9]
前記DCロケーションは前記ワイヤレス通信デバイスの受信機に関連付けられ、前記通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記PTRSを前記基地局から受信することを含む、C5に記載の方法。
[C10]
ワイヤレス通信の方法であって、
基地局がキャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つをワイヤレス通信デバイスに送信することと、
前記基地局が、前記CA構成または前記BWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告を前記ワイヤレス通信デバイスから受信することと
を備える、方法。
[C11]
前記受信することは、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションを含むリソースブロック(RB)のロケーションを含む前記報告を受信することを含む、C10に記載の方法。
[C12]
前記受信することは、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む前記報告を受信することを含む、C10に記載の方法。
[C13]
前記基地局が、基準BWPのセットを含む構成を前記ワイヤレス通信デバイスに送信することをさらに備え、
前記受信することは、前記基準BWPのセットに関連付けられた前記DCロケーション情報を含む前記報告を受信することを含む、C10に記載の方法。
[C14]
前記基地局が、前記報告中の前記DCロケーション情報に基づく位相追跡基準信号(PTRS)を前記ワイヤレス通信デバイスと通信することをさらに備える、C10に記載の方法。
[C15]
前記基地局が、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記報告に基づいて決定することと、
前記基地局が、前記PTRSを通信するための前記決定されたREマッピングを前記ワイヤレス通信デバイスに送信することと
をさらに備える、C14に記載の方法。
[C16]
前記受信することは、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを含む前記報告を受信することを含む、C14に記載の方法。
[C17]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの送信機に関連付けられ、前記通信することは、
前記基地局が前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスから受信することを含む、C14に記載の方法。
[C18]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの受信機に関連付けられ、前記通信することは、
前記基地局が前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスに送信することを含む、C14に記載の方法。
[C19]
装置であって、
キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定するように構成されたプロセッサと、
前記CA構成または前記BWP構成のうちの前記少なくとも1つを基地局から受信することと、
前記決定されたDCロケーションに基づく報告を前記基地局に送信することと
をするように構成されたトランシーバと
を備える、装置。
[C20]
前記プロセッサは、前記DCロケーションを含むリソースブロック(RB)を決定することによって、前記DCロケーションを決定するようにさらに構成され、前記報告は前記決定されたRBに関連付けられた情報を含む、C19に記載の装置。
[C21]
前記プロセッサは、前記DCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアを決定することによって、前記DCロケーションを決定するようにさらに構成され、前記報告は前記決定された1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む、C19に記載の装置。
[C22]
前記トランシーバは、
基準BWPのセットを含む構成を前記基地局から受信するようにさらに構成され、
前記DCロケーションは前記基準BWPのセットに基づいて決定される、C19に記載の装置。
[C23]
前記トランシーバは、
前記報告に基づいて構成された位相追跡基準信号(PTRS)を前記基地局と通信するようにさらに構成される、C19に記載の装置。
[C24]
前記トランシーバは、
前記報告に応答して、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記基地局から受信するようにさらに構成される、C23に記載の装置。
[C25]
前記プロセッサは、
前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記決定されたDCロケーションに基づいて決定するようにさらに構成され、
前記報告は前記決定されたREマッピングを含む、 C23に記載の装置。
[C26]
前記DCロケーションは前記トランシーバの送信機部分に関連付けられ、前記トランシーバは、
前記PTRSを前記基地局に送信することによって前記PTRSを通信するようにさらに構成される、C23に記載の装置。
[C27]
前記DCロケーションは前記トランシーバの受信機部分に関連付けられ、前記トランシーバは、
前記PTRSを前記基地局から受信することによって前記PTRSを通信するようにさらに構成される、C23に記載の装置。
[C28]
装置であって、
キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つをワイヤレス通信デバイスに送信することと、
前記CA構成または前記BWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告を前記ワイヤレス通信デバイスから受信することと
をするように構成されたトランシーバ
を備える、装置。
[C29]
前記受信された報告は、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションを含むリソースブロック(RB)のロケーションを含む、C28に記載の装置。
[C30]
前記受信された報告は、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む、C28に記載の装置。
[C31]
前記トランシーバは、
基準BWPのセットを含む構成を前記ワイヤレス通信デバイスに送信するようにさらに構成され、前記DCロケーション情報は前記基準BWPのセットに関連付けられる、C28に記載の装置。
[C32]
前記トランシーバは、
前記報告中の前記DCロケーション情報に基づく位相追跡基準信号(PTRS)を前記ワイヤレス通信デバイスと通信するようにさらに構成される、C28に記載の装置。
[C33]
前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記報告に基づいて決定するように構成されたプロセッサをさらに備え、
前記トランシーバは、前記PTRSを通信するための前記決定されたREマッピングを前記ワイヤレス通信デバイスに送信するようにさらに構成される、C32に記載の装置。
[C34]
前記受信された報告は、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを含む、C32に記載の装置。
[C35]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの送信機に関連付けられ、前記トランシーバは、
前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスから受信することによって、前記PTRSを通信するようにさらに構成される、C32に記載の装置。
[C36]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの受信機に関連付けられ、前記トランシーバは、
前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスに送信することによって、前記PTRSを通信するようにさらに構成される、C32に記載の装置。
[C37]
プログラムコードが記録されたコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、
キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局から受信することをワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードと、
前記CA構成または前記BWP構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードと、
前記決定されたDCロケーションに基づく報告を前記基地局に送信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体。
[C38]
前記DCロケーションを決定することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるための前記コードは、前記DCロケーションを含むリソースブロック(RB)を決定するようにさらに構成され、前記報告を送信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるための前記コードは、前記決定されたRBに関連付けられた情報を含む前記報告を送信するようにさらに構成される、C37に記載のコンピュータ可読媒体。
[C39]
前記DCロケーションを決定することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるための前記コードは、前記DCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアを決定するようにさらに構成され、前記報告を送信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるための前記コードは、前記決定された1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む前記報告を送信するようにさらに構成される、C37に記載のコンピュータ可読媒体。
[C40]
前記報告に基づいて構成された位相追跡基準信号(PTRS)を前記基地局と通信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードをさらに備える、C37に記載のコンピュータ可読媒体。
[C41]
前記報告に応答して、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記基地局から受信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードをさらに備える、C40に記載のコンピュータ可読媒体。
[C42]
前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記決定されたDCロケーションに基づいて決定することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードをさらに備え、
前記報告を送信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるための前記コードは、前記決定されたREマッピングを含む前記報告を送信するようにさらに構成される、C40に記載のコンピュータ可読媒体。
[C43]
基準BWPのセットを含む構成を前記基地局から受信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードをさらに備え、
前記DCロケーションは前記基準BWPのセットに基づいて決定される、C40に記載のコンピュータ可読媒体。
[C44]
前記DCロケーションは前記ワイヤレス通信デバイスの送信機に関連付けられ、前記PTRSを通信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるための前記コードは、
前記PTRSを前記基地局に送信するようにさらに構成される、C40に記載のコンピュータ可読媒体。
[C45]
前記DCロケーションは前記ワイヤレス通信デバイスの受信機に関連付けられ、前記PTRSを通信することを前記ワイヤレス通信デバイスにさせるための前記コードは、
前記PTRSを前記基地局から受信するようにさらに構成される、C40に記載のコンピュータ可読媒体。
[C46]
プログラムコードが記録されたコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、
キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局に送信することをワイヤレス通信デバイスにさせるためのコードと、 前記CA構成または前記BWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告を前記ワイヤレス通信デバイスから受信することを前記基地局にさせるためのコードと
を備える、コンピュータ可読媒体。
[C47]
前記受信された報告は、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションを含むリソースブロック(RB)のロケーションを含む、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C48]
前記受信された報告は、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C49]
基準BWPのセットを含む構成を前記ワイヤレス通信デバイスに送信することを前記基地局にさせるためのコードをさらに備え、
前記DCロケーション情報は前記基準BWPのセットに関連付けられる、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C50]
前記報告中の前記DCロケーション情報に基づく位相追跡基準信号(PTRS)を前記ワイヤレス通信デバイスと通信することを前記基地局にさせるためのコードをさらに備える、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C51]
前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記報告に基づいて決定することを前記基地局にさせるためのコードと、
前記PTRSを通信するための前記決定されたREマッピングを前記ワイヤレス通信デバイスに送信することを前記基地局にさせるためのコードと
をさらに備える、C50に記載のコンピュータ可読媒体。
[C52]
前記受信された報告は、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを含む、C50に記載のコンピュータ可読媒体。
[C53]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの送信機に関連付けられ、前記PTRSを通信することを前記基地局にさせるための前記コードは、
前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスから受信するようにさらに構成される、C50に記載のコンピュータ可読媒体。
[C54]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの受信機に関連付けられ、前記PTRSを通信することを前記基地局にさせるための前記コードは、
前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスに送信するようにさらに構成される、C50に記載のコンピュータ可読媒体。
[C55]
装置であって、
キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つを基地局から受信するための手段と、
前記CA構成または前記BWP構成のうちの少なくとも1つに基づく直流(DC)ロケーションを決定するための手段と、
前記決定されたDCロケーションに基づく報告を前記基地局に送信するための手段と を備える、装置。
[C56]
前記DCロケーションを前記決定するための手段は、前記DCロケーションを含むリソースブロック(RB)を決定するようにさらに構成され、前記報告を前記送信するための手段は、前記決定されたRBに関連付けられた情報を含む前記報告を送信するようにさらに構成される、C55に記載の装置。
[C57]
前記DCロケーションを前記決定するための手段は、前記DCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアを決定するようにさらに構成され、前記報告を前記送信するための手段は、前記決定された1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む前記報告を送信するようにさらに構成される、C55に記載の装置。
[C58]
基準BWPのセットを含む構成を前記基地局から受信するための手段をさらに備え、 前記DCロケーションは前記基準BWPのセットに基づいて決定される、C55に記載の装置。
[C59]
前記報告に基づいて構成された位相追跡基準信号(PTRS)を前記基地局と通信するための手段をさらに備える、C55に記載の装置。
[C60]
前記報告に応答して、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記基地局から受信するための手段をさらに備える、C59に記載の装置。
[C61]
前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記決定されたDCロケーションに基づいて決定するための手段をさらに備え、
前記報告を前記送信するための手段は、前記決定されたREマッピングを含む前記報告を送信するようにさらに構成される、C59に記載の装置。
[C62]
前記DCロケーションは前記装置の送信機に関連付けられ、前記PTRSを前記通信するための手段は、
前記PTRSを前記基地局に送信するようにさらに構成される、C59に記載の装置。
[C63]
前記DCロケーションは前記装置の受信機に関連付けられ、前記PTRSを前記通信するための手段は、
前記PTRSを前記基地局から受信するようにさらに構成される、C59に記載の装置。
[C64]
装置であって、
キャリアアグリゲーション(CA)構成または帯域幅部分(BWP)構成のうちの少なくとも1つをワイヤレス通信デバイスに送信するための手段と、
前記CA構成または前記BWP構成のうちの少なくとも1つに応答して、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられた直流(DC)ロケーション情報を示す報告を前記ワイヤレス通信デバイスから受信するための手段と
を備える、装置。
[C65]
前記受信された報告は、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションを含むリソースブロック(RB)のロケーションを含む、C64に記載の装置。
[C66]
前記受信された報告は、前記ワイヤレス通信デバイスのDCロケーションと重複する1つ以上のサブキャリアのサブキャリアオフセット情報を含む、C64に記載の装置。
[C67]
基準BWPのセットを含む構成を前記ワイヤレス通信デバイスに送信するための手段をさらに備え、
前記DCロケーション情報は前記基準BWPのセットに関連付けられる、C64に記載の装置。
[C68]
前記報告中の前記DCロケーション情報に基づく位相追跡基準信号(PTRS)を前記ワイヤレス通信デバイスと通信するための手段をさらに備える、C64に記載の装置。
[C69]
前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記報告に基づいて決定するための手段と、
前記PTRSを通信するための前記決定されたREマッピングを前記ワイヤレス通信デバイスに送信するための手段と
をさらに備える、C68に記載の装置。
[C70]
前記受信された報告は、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを含む、C68に記載の装置。
[C71]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの送信機に関連付けられ、前記PTRSを通信するための前記手段は、
前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスから受信するようにさらに構成される、C68に記載の装置。
[C72]
前記DCロケーション情報は前記ワイヤレス通信デバイスの受信機に関連付けられ、前記PTRSを通信するための前記手段は、
前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスに送信するようにさらに構成される、C68に記載の装置。

Claims (13)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    ワイヤレス通信デバイスがキャリアアグリゲーション(CA)構成およびコンポーネントキャリアの帯域幅部分(BWP)構成を基地局から受信することと、
    前記ワイヤレス通信デバイスが前記CA構成および前記BWP構成に基づく直流(DC)トーンロケーションを決定することと、
    前記ワイヤレス通信デバイスが前記CA構成および前記BWP構成のために決定された前記DCトーンロケーションを示す報告を前記基地局に送信することと
    を備え、前記コンポーネントキャリア内のサブキャリアインデックスは、RF信号へアップコンバートする前の前記ワイヤレス通信デバイスの送信機のベースバンド信号のDCトーンロケーションに対応する前記DCトーンロケーションを示す、方法。
  2. 前記決定することは、前記DCトーンロケーションを含むリソースブロック(RB)を決定することを含み、前記送信することは、前記決定されたRBに関連付けられた情報を含む前記報告を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記決定することは、前記DCトーンロケーションのための前記サブキャリアインデックスを決定することを含み、前記送信することは、前記決定されたサブキャリアインデックスを示す情報を含む前記報告を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ワイヤレス通信デバイスが前記基地局と、前記報告中のDCトーンロケーション情報に基づいて構成された位相追跡基準信号(PTRS)を通信することをさらに備え、前記通信することは、前記ワイヤレス通信デバイスが前記PTRSを前記基地局に送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ワイヤレス通信デバイスが前記報告に応答して、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記基地局から受信すること、または、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、前記PTRSを通信するためのリソース要素(RE)マッピングを前記決定されたDCトーンロケーションに基づいて決定することをさらに備え、
    前記送信することは、前記決定されたREマッピングを含む前記報告を送信することを含む、請求項4に記載の方法。
  6. ワイヤレス通信の方法であって、
    基地局がキャリアアグリゲーション(CA)構成およびコンポーネントキャリアの帯域幅部分(BWP)構成をワイヤレス通信デバイスに送信することと、
    前記基地局が、RF信号へアップコンバートする前の前記ワイヤレス通信デバイスの送信機のベースバンド信号の直流(DC)トーンロケーションに対応する前記CA構成および前記BWP構成のDCトーンロケーションを示す前記コンポーネントキャリア内のサブキャリアインデックスに関する情報を含む報告を前記ワイヤレス通信デバイスから受信することと
    を備える、方法。
  7. 前記受信することは、前記ワイヤレス通信デバイスのDCトーンロケーションを含むリソースブロック(RB)のロケーションを含む前記報告を受信することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記受信することは、前記DCトーンロケーションのための前記サブキャリアインデックスを示す情報を含む前記報告を受信することを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記基地局が、前記報告中の前記DCトーンロケーションに関する情報に基づく位相追跡基準信号(PTRS)を前記ワイヤレス通信デバイスと通信することをさらに備え、
    前記通信することは、前記基地局が前記PTRSを前記ワイヤレス通信デバイスから受信することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  10. ワイヤレス通信デバイスであって、
    キャリアアグリゲーション(CA)構成およびコンポーネントキャリアの帯域幅部分(BWP)構成に基づく直流(DC)トーンロケーションを決定するように構成されたプロセッサと、
    前記CA構成および前記BWP構成を基地局から受信することと、
    前記CA構成および前記BWP構成のために決定された前記DCトーンロケーションを示す報告を前記基地局に送信することと
    をするように構成されたトランシーバと
    を備え、
    前記コンポーネントキャリア内のサブキャリアインデックスは、RF信号へアップコンバートする前の前記ワイヤレス通信デバイスの送信機のベースバンド信号のDCトーンロケーションに対応する前記DCトーンロケーションを示す、ワイヤレス通信デバイス。
  11. 前記プロセッサおよび前記トランシーバは、請求項2~5のいずれか一項の方法を行うようにさらに構成される、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  12. 基地局であって、
    キャリアアグリゲーション(CA)構成およびコンポーネントキャリアの帯域幅部分(BWP)構成をワイヤレス通信デバイスに送信することと、
    RF信号へアップコンバートする前の前記ワイヤレス通信デバイスの送信機のベースバンド信号の直流(DC)トーンロケーションに対応する前記CA構成および前記BWP構成のDCトーンロケーションを示す前記コンポーネントキャリア内のサブキャリアインデックスに関する情報を含む報告を前記ワイヤレス通信デバイスから受信することと、
    をするように構成されたトランシーバ
    を備える、基地局。
  13. 前記トランシーバは、請求項7~9のいずれか一項の方法を行うようにさらに構成される、請求項12に記載の基地局。
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