JP7470574B2 - 電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Description

本発明は、電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機に関する。
特許文献1に記載されているように、従来のスティック型の電気掃除機としては、室内の収納場所に設置されたスタンド台(保持台)にて起立状に支持されることにより収納されるタイプのものがあった。これにより、電気掃除機の収納スペースを削減するようにしている。
特開2019-181157号公報
従来ではスタンド台を用いてスティック型の電気掃除機を起立させることにより、電気掃除機を寝かせる場合に比べ収納スペースを削減できるが、スタンド台の設置面積は、電気掃除機を起立させたときの吸込口体の設置面積よりも大幅に広くなってしまう。例えば特許文献1の場合、複数の吸込具をスタンド台に収納できるようにしているため、スタンド台が大型化している。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされた電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、被清掃面上を走行可能な吸込口本体と、前記吸込口本体に着脱可能に装着されて前記吸込口本体と共に被清掃面上を走行可能な支持枠体とを備え、
前記吸込口本体は、左右方向に延びる吸込口を底部に有する吸引部と、前記吸引部に左右方向の軸心を中心として回動可能に結合した接続管部とを有し、
前記支持枠体は、前記吸込口本体との装着状態において、前記吸込口を被清掃面側へ露出させる開口部を有すると共に、前記接続管部に直接または延長管を介して接続された掃除機本体の被清掃面上での起立状態を維持可能に構成された電気掃除機の吸込口体が提供される。
また、本発明によれば、ダストを吸引する吸引装置および吸引したダストを捕捉する集塵装置を有する掃除機本体と、前記掃除機本体に直接または延長管を介して接続される前記吸込口体とを備えた電気掃除機が提供される。
本発明によれば、電気掃除機の収納スペースおよびスタンド台の購入コストを削減することができる。
本発明の吸込口体を備えた電気掃除機(第1実施形態)の自立状態を示す左側面図である。 第1実施形態の吸込口体における吸込口本体から支持枠体を取り外したときの電気掃除機を示す斜視図である。 第1実施形態の吸込口体における吸込口本体の左側部分断面図である。 第1実施形態の吸込口体における吸込口本体から支持枠体を取り外した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の吸込口体における支持枠体の底面側から視た斜視図である。 第1実施形態の吸込口体における吸込口本体に支持枠体を装着した状態を示す斜視図である。 図6の吸込口体の左側部分断面図である。 第2実施形態の吸込口体における吸込口本体に支持枠体を装着した状態を示す斜視図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(第1実施形態)
図1は本発明の吸込口体を備えた電気掃除機(第1実施形態)の自立状態を示す左側面図であり、図2は第1実施形態の吸込口体における吸込口本体から支持枠体を取り外したときの電気掃除機を示す斜視図である。また、図3は第1実施形態の吸込口体における吸込口本体の左側部分断面図であり、図4は第1実施形態の吸込口体における吸込口本体から支持枠体を取り外した状態を示す斜視図である。なお、図1~図4中に電気掃除機を使用する使用者から視た前後左右上下方向を矢印にて示しており、電気掃除機に備えられた吸込口体の構成はこれらの方向に基づいて説明される。
図1~図4に示すように、この電気掃除機1は、吸引装置20および集塵装置30を有する掃除機本体10と、掃除機本体10に着脱可能に装着されるバッテリ40と、吸込口体70と、掃除機本体10と吸込口体70とを着脱可能に接続する延長管60とを備えたスティック型のコードレス電気掃除機である。なお、掃除機本体10の吸込口体70を直接接続してハンディ型のコードレス電気掃除機としても使用することもできる。
掃除機本体10の吸引装置20は、電動送風機26および制御基板等を収容する電機部品収容部21と、バッテリ40を着脱可能に保持するバッテリ保持部22と、ハンドル部23と、ハンドル部23に設けられた操作スイッチ部24と、延長管60と着脱可能に接続される接続パイプ部25とを有する。また、吸引装置20において、電機部品収容部21と接続パイプ部25との間のスペースが集塵装置装着部となっている。
電機部品収容部21は、集塵装置30を通過した空気を導入する空気導入口21aを集塵装置装着部側に有すると共に、右側面に設けられた排気口(不図示)を有する。
接続パイプ部25は、延長管60の一端60aが差し込まれる接続口25aを先端に有すると共に、接続パイプ部25内に流入した延長管60からのダストを含む空気を集塵装置30の後述する集塵容器31内へ送る流出口25bを集塵装置装着部側に有する。
集塵装置30は、カップ形の集塵容器31と、集塵容器31のカップ開口部に着脱可能に装着されるフィルタ部32とを有する。
集塵容器31は、集塵装置30が吸引装置20の集塵装置装着部に装着されたときに吸引装置20の流出口25bと接続する流入口31gを、集塵容器31の外周部に有している(図1参照)。
フィルタ部32は、集塵容器31のカップ開口部に着脱可能に装着されるカップ部32aと、集塵容器31内に配置されるようにカップ部32aと連通連結するメッシュ状の内筒部32bと、カップ部32aを覆うカバー部32cと、カバー部32cとカップ部32aとの間に設けられたフィルタ本体32dとを有する。なお、カップ部32aには吸引装置20の空気導入口21aと連通可能な開口部が設けられている。
図1~図3に示すように、吸込口体70は、底部に吸込口72aを有し被清掃面F上を前後方向に走行可能な吸込口本体71と、吸込口本体71に着脱可能に装着されて吸込口本体71と共に被清掃面F上を前後方向に走行可能な支持枠体79とを備える。なお、吸込口体70について詳しくは後述する。
図1に示すように、このように構成された掃除機本体10の電動送風機26を駆動することにより、被清掃面F上のダストを含む空気が吸込口体70および延長管60を介して吸引装置20の接続パイプ部25内に流入する。なお、図1において、点線矢印は空気の流れを表している。
その後、ダストを含む空気は、流出口25bおよび流入口31gを介して集塵容器31内に流入し、比較的大きな第1のダストの一部は集塵容器31内を旋回し、他の第1のダストはメッシュ状の内筒部32bにて捕捉される。第1のダストよりも小さな第2のダストは空気と共に内筒部32bを通過し、第2のダストはフィルタ本体32dにて捕捉される。フィルタ本体32dを通過してダストが除去された空気は、吸引装置20内の電動送風機26を通過して排気口(不図示)から外部に排出される。
〈吸込口体について〉
図1~図4に示すように、吸込口体70の吸込口本体71は、左右方向に延びる吸込口72aを有する吸引部72と、吸引部72に前後方向の第1軸心P1を中心として回動可能に結合した関節部77と、関節部77に左右方向の第2軸心P2を中心として回動可能に結合した接続管部78とを有する。なお、吸引部72と関節部77と接続管部78とはそれらの内部に設けられた通風路にて連通しており、吸込口72aから吸い込まれたダストは通風路を通って接続管部78における延長管60との接続口から延長管60へ移送される。
吸引部72は、底部72bと、周囲部72cと、上部72dとを有する筐体72xを備えると共に、筐体72xの周囲部72cの前端に設けられたバンパー72yを備える。
筐体72xは、平面的に視て略T字形に形成されており、左右方向に延びる前部72xaの底部72b側に吸込口72aが設けられ、前部72xaの左右方向の中間部から後方に突出した後方突出部72xbに後部ローラ73が設けられている。後部ローラ73は左右方向の第3軸心P3を中心として回動可能となっている。
底部72bの左右の前端側には左右一対の起毛布72j(図3参照)が設けられており、吸込口本体71が前後方向に移動する際に一対の起毛布72jが被清掃面F上を摺接しながら吸込口本体71の前端側を支持し、後部ローラ73が被清掃面F上を回動しながら吸込口本体71の後端側を支持する。
周囲部72cは、底部72bの吸込口72aを含む前部72xaを前後左右から包囲する部分である。
上部72dは、周囲部72cと連設されて底部72bを覆う部分であり、後端側の左右方向の中間部に関節部77との結合部を有している。
筐体72xの前部72xaの内部には、吸込口72aの近傍に左右方向の第4軸心P4を中心として回転可能に設けられた回転清掃体74と、回転清掃体74の後方左側に設けられた駆動モータ75と、駆動モータ75の回転力を回転清掃体74に伝達する動力伝達機構76とを備える。本実施形態では、回転清掃体74が軸部74aの周囲部に複数のブラシ74bが螺旋状に設けられてなる回転ブラシであり、回転ブラシの一端および駆動モータ75の出力軸75aにそれぞれプーリ76aが設けられ、それらのプーリ76aをタイミングベルト76bにて繋ぐことにより動力伝達機構76を構成した場合を例示している。なお、動力伝達機構76は複数のギアにて構成されてもよい。
このように構成された吸込口本体71によれば、図1~図3に示すように、掃除機本体10の操作スイッチ部24をONすることにより、吸込口本体71内に被清掃面F上の塵埃を含む空気が吸引されると共に、吸込口本体71内の駆動モータ75が駆動して回転清掃体74が回転して被清掃面F上が清掃される。
図5は第1実施形態の吸込口体における支持枠体の底面側から視た斜視図であり、図6は第1実施形態の吸込口体における吸込口本体に支持枠体を装着した状態を示す斜視図であり、図7は図6の吸込口体の左側部分断面図である。
図1~図7に示すように、吸込口体70において、支持枠体79は、吸込口本体71との装着状態において、吸込口本体71の吸込口72aを被清掃面F側へ露出させる開口部79qを有すると共に、吸込口本体71の接続管部78に直接または延長管60を介して接続された掃除機本体10を被清掃面F上で起立させた状態において、吸込口体本体71を支持する。すなわち、支持枠体79は、掃除機本体10の被清掃面F上での起立状態を維持可能に構成されている。
詳しく説明すると、支持枠体79は、吸込口本体71の吸引部72(筐体72x)の前部72xaを支持する前支持部79aと、吸込口本体71の吸引部72の後方突出部72xbを支持するように前支持部79aの左右方向の中間位置から後方へ突出する後方突出支持部79bとを有する。
支持枠体79において、前支持部79aは、前記開口部79qを有する底部79aaと、周壁部79abと、前端上部79acとを有する。
前支持部79aにおいて、底部79aaは、吸込口本体71の吸引部72の前部72xaの左右方向寸法と概ね同じ左右方向寸法を有すると共に、前部72xaの前後方向寸法よりも長い前後方向寸法を有している。
開口部79qは、底部79aaにおける前後方向の略中間位置において左右方向に延びている。
前支持部79aの周壁部79abは、底部79aaの前後左右から包囲する部分であり、後端側の左右方向の中間位置には吸込口本体71の後方突出部72xbを通す切欠き部79adが設けられている。
前支持部79aの前端上部79acは、周壁部79abの前端側に設けられた横倒J字形の板状部分であり、これによって底部79aaの前端側を覆うと共に、バンパーとしても機能する。なお、底部79aaの開口部79qは、前端上部79acよりも後方位置に配置されている。
底部79aaと周壁部79abとの境界部分における前端側および後端側は滑らかに湾曲している。
底部79aaと周壁部79abとの前端側境界部分の近傍であって左右の外面(凸曲面部)には、左右一対の起毛布79jが設けられている。吸込口体70を前後方向に移動させる際、これらの起毛布79jは被清掃面F上で摺接しながら支持枠体79の前端側を支持する(図7参照)。なお、左右一対の起毛布79jの替わりに、回転自在な左右一対の前輪を用いてもよい。
支持枠体79において、後方突出支持部79bは、前支持部79aの底部79aaにおける切欠き部79adの位置から後方へ延びた支持板部79baと、支持板部79baの左右に設けられた左右一対の車輪保持部79bbと、左右一対の車輪保持部79bbに左右方向の同一軸心を中心として回転自在に取り付けられた支持回転体としての左右一対の後輪79bcとを有する。吸込口体70を前後方向に移動させる際、これらの後輪79bcは被清掃面F上で回動しながら支持枠体79の後端側を支持する(図7参照)。なお、支持回転体としては、左右一対の後輪79bcの替わりに、支持板部79baに回転自在に設けたローラを用いてもよい。
支持板部79baは、左右の後輪79bcよりも後方へ突出しており、この後輪79bcよりも後方へ突出した部分は踏み板部79baaとなっている。
この踏み板部79baaは、前記支持枠体の前記吸込口本体への着脱時に踏んで支持枠体79を被清掃面F上に押さえつけるためのものである。これにより、支持枠体79の吸込口本体71への着脱時に踏み板部79baaを足で踏んで支持枠体79を固定することができるため、着脱を迅速かつ容易に行うことができる。この際、使用者は掃除機本体10のハンドル部23(図2参照)を持って清掃するときの姿勢のままで踏み板部79baaを容易に踏むことができる。
なお、踏み板部79baaは、後方突出支持部79bの支持板部79baの後端に設ける替わりに、前支持部79aの底部79aaの左側後端に設けて左側の後輪79bcよりも左側に突出させてもよく、あるいは底部79aaの右側後端に設けて右側の後輪79bcよりも右側に突出させてもよい。
このように構成された支持枠体79において、前支持部79aは、底部79aa、周壁部79abおよび前端上部79acによって略上方開口容器形に形成されている(図4参照)。
この略上方開口容器形の前支持部79aに上方から吸込口本体71の吸引部72の前部72xaを嵌め込んで装着すると、図6と図7に示すように、吸込口本体71の前端側の左右の起毛布72jが支持枠体79の底部79aa上に載り、かつ、吸込口本体71の後部ローラ73が支持枠体79の後端側の支持板部79ba上に載る。なお、この装着は、支持枠体79が動かないよう踏み板部79baaを踏みながら行ってもよい。
装着状態においては、吸込口本体71の吸引部72の前部72xaにおける周囲部72cの左右側面および後端面が、支持枠体79の前支持部79aの周壁部79abにおける左右内側面および後端内面に適度に圧接する。これにより、踏み板部79baaを踏まずに吸込口本体71を持ち上げると、支持枠体79が吸込口本体71から不意に脱落することがない。なお、踏み板部79baaを踏みながら吸込口本体71を持ち上げれば、吸込口本体71が支持枠体79から簡単に離脱する。
支持枠体79が吸込口本体71に装着された状態において、吸込口本体71の吸込口72aと支持枠体79の開口部79qとは互いに重なっており(図7参照)、吸込口本体71の回転清掃体74が被清掃面F側に露出する。すなわち、回転清掃体74のブラシ74bは、支持枠体79が吸込口本体71に装着された状態において、被清掃面Fに達する突出寸法を有している。したがって、支持枠体79が吸込口本体71に装着された吸込口体70によっても被清掃面F上のダストを回転する回転清掃体74にて掻き込みながら吸引除去することができ、特に、毛足の長い絨毯(ラグ)上を清掃する場合に適している。
図7では、支持枠体79が吸込口本体71に装着された吸込口体70をフラットな被清掃面F上に載置した場合を図示しており、被清掃面Fがラグであれば毛先が回転清掃体74に適度に接触する。つまり、吸込口本体71をラグ上に載置すると、回転清掃体74とラグとの摩擦抵抗が大きくなり、かつ、ラグの毛先が吸込口72a内に吸い込まれて吸込口本体71を前後移動させにくくなる。これに対して、ラグと吸込口本体71との間に支持枠体79を介在させることにより、回転清掃体74とラグとの摩擦抵抗が適度に低減し、かつ、ラグの毛先が吸込口72a内に吸い込まれにくくなるため、吸込口本体71の前後移動がスムーズとなる。さらに、吸込口本体71の後部ローラ73よりも直径が大きい支持枠体79の左右一対の後輪79bcはラグの長い毛に埋まりにくいため、ラグ上でスムーズに支持枠体79を前後移動させることができる。このようなことから、ラグ上の清掃には、吸込口本体71単体よりも支持枠体79を介在させた方が適している。
また、支持枠体79を吸込口本体71に装着したことにより、図1に示すように、吸込口本体71に接続されている延長管60および掃除機本体10を起立状態に安定的に維持することが可能となる。例えば、本実施形態では、延長管60を被清掃面Fに対して90°を超える角度で起立させ、このときの掃除機本体10全体の重心が、支持枠体79の平面的な中央位置(支持枠体79の前後方向の中間位置かつ左右方向の中間位置)の概ね直上に位置することで、延長管60および掃除機本体10を起立状態に安定的に維持することが可能となっている。このような安定的な起立状態の維持は、吸込口本体71の前端よりも支持枠体79の前端を前方へ突出させることにより可能となっている。
そのため、例えば、ラグ上の清掃を一旦中断するときに、電気掃除機1をラグ上に寝かせることなく起立状態(自立状態)で放置しておくことができ、清掃を再開する際には使用者は屈むことなく(腰に負担をかけずに)立ったままの楽な姿勢で掃除機本体10のハンドル部23を掴むことができる。さらに、電気掃除機1を起立状態で収納する際、専用の大きなスタンド台が不要となるため、収納場所に占める設置面積(収納スペース)を削減することができる。さらに、スタンド台は掃除に直接関わるものではないため、ユーザーによっては電気掃除機を収納するためだけにスタンド台を購入するにはコスト負担が大きいが、この電気掃除機1によれば使用者がスタンド台を購入するときのコスト負担がなくなる。
一方、フローリングや畳や毛足の短い絨毯等の被清掃面F上を清掃する際は、吸込口本体71から支持枠体79を取り外し、支持枠体79よりも小型で小回りがきく吸込口本体71(図2参照)を単独で用いて被清掃面F上を清掃すればよく、狭い隙間の清掃に適している。また、支持枠体79を装着していると、吸込口本体71の前端よりも支持枠体79の前端が前方に突出して壁際を清掃しにくいため、吸込口本体71単独の方が壁際の清掃にも適している。
(第2実施形態)
図8は第2実施形態の吸込口体における吸込口本体に支持枠体を装着した状態を示す斜視図である。なお、図8において、図6中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態の吸込口体170は、支持枠体179の構成が第1実施形態の吸込口体70における支持枠体79とは異なること以外は、第1実施形態と概ね同様に構成されている。つまり、第2実施形態の吸込口体170は、支持枠体179と、第1実施形態で説明した吸込口本体71とを備える。
以下、第2実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図8に示すように、第2実施形態の場合、支持枠体179は、第1実施形態の支持枠体79(図4~図7参照)における開口部79qよりも前端側対応部分が省略された形状を有している。つまり、支持枠体179の前支持部179aは平面的に視てU字形をしており、U字形の内側領域に前方へ解放した(切り欠かれた)形状の開口部が設けられている。
したがって、吸込口本体71を支持枠体179に装着した状態では、吸込口本体71のバンパー72yが前方へ露出している。
このように構成された吸込口体170によれば、第1実施形態の吸込口体70と同様に、支持枠体179の吸込口本体71に対する着脱と、延長管60および掃除機本体10(図1参照)の起立状態の維持とを行うことができる。
また、支持枠体179を装着した吸込口本体71によるラグ上の清掃にも適している。また、支持枠体179は前端側が解放した形状であるため、例えば、壁際にある被清掃面付近まで垂れたロングカーテンの裾に吸込口本体71の前端を近づけて、裾に付着したダストを吸引することも可能である。
さらに、支持枠体179は前端側が解放した形状であることから、支持枠体179の収納場所に占める設置面積(収納スペース)をより削減することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態の吸込口体70において、吸込口本体71に支持枠体79を装着したときに装着状態をロックするロック機構を設けてもよい。例えば、支持枠体79の後端側の支持板部79baに爪部を設け、かつ、吸込口本体71の後端側の後方突出部72xbに凸形または凹形の係止部を設けてロック機構を構成してもよい。この場合、装着時に爪部が係止部に係止してロックし、踏み板部79baaを踏みながら吸込口本体71を持ち上げると爪部から係止部が外れてロックが解除され、支持枠体79から吸込口本体71を分離させることができる。
あるいは、吸込口本体71を掴む回動可能なフックを支持枠体79に設け、このフックが、装着時に吸込口本体71を掴むことで、吸込口本体71と支持枠体79とを一体化させるようにしてもよい。このフックは、踏板を踏むことで吸込口本体71を離すように回動する構成となっている。よって、支持枠体79からの吸込口本体71の取り外しが容易になる。
(他の実施形態)
・第1~第3実施形態では吸込口本体71における回転清掃体74は駆動モータ75にて回転する場合を例示したが、タービン駆動によって回転清掃体74を回転させるようにしてもよい。また、回転清掃体74は、ブラシ74bとブレードとが混在する回転ブラシであってもよく、あるいは全てのブラシ74bをブレードに置き換えた回転ブレードであってもよい。また、吸込口本体71は、回転清掃体74およびその駆動部を省略したものであってもよい。
・第1~第3実施形態ではスティック型のコードレス電気掃除機を例示したが、本発明の吸込口体はキャニスター型の電気掃除機に用いられてもよい。この場合、例えば、吸込口本体に支持枠体を装着した吸込口体を用いてキャニスター型電気掃除機にて毛足の長い絨毯(ラグ)を清掃しているときに、延長管を起立させた状態で清掃を中断することができる。つまり、清掃を中断する際に延長管を床面に寝かせずに起立させておくことができるため、清掃を再開するときに使用者が屈まずに(腰に負担をかけずに)延長管の上方のハンドルを掴むことができる。また、収納場所においても、壁に立てかけることなく延長管を起立させておくことができる。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の吸込口体は、被清掃面上を走行可能な吸込口本体と、前記吸込口本体に着脱可能に装着されて前記吸込口本体と共に被清掃面上を走行可能な支持枠体とを備え、
前記吸込口本体は、左右方向に延びる吸込口を底部に有する吸引部と、前記吸引部に左右方向の軸心を中心として回動可能に結合した接続管部とを有し、
前記支持枠体は、前記吸込口本体との装着状態において、前記吸込口を被清掃面側へ露出させる開口部を有すると共に、前記接続管部に直接または延長管を介して接続された掃除機本体の被清掃面上での起立状態を維持可能に構成されたものである。
電気掃除機の吸込口体として、本発明の吸込口体を用いることにより、電気掃除機の収納スペース(収納場所の面積)およびスタンド台の購入コストを削減することができる。
つまり、この吸込口体は、スティック型またはハンディ型の電気掃除機の自立を可能とする(起立状態の維持を可能とする)ものであるため、電気掃除機を起立状態で収納するためのスタンド台が不要となり、スタンド台の購入コストを削減することができる。それに加え、吸込口本体に支持枠体を装着した吸込口体は、毛足の長い絨毯(ラグ)上を清掃するのに適している。このように本発明の吸込口体は、床面清掃時の吸込具であり、スタンド台を兼ねるものでもある。
また、この吸込口体の支持枠体は、スティック型またはハンディ型の電気掃除機の自立(起立)を少なくとも維持できるサイズであればよいため、従来のスタンド台の設置スペースよりも支持枠体を小型化してスティック型またはハンディ型の電気掃除機の収納スペースを削減することができる。
本発明の電気掃除機の吸込口体は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
・前記吸引部は、前記吸込口を有する前部と、前記前部の左右方向の中間位置から前記接続管部の下を通って後方へ突出する後方突出部とを有し、
前記支持枠体は、前記前部を支持する前支持部と、前記後方突出部を支持するように前記前支持部の左右方向の中間位置から後方へ突出する後方突出支持部とを有するものであってもよい。
この構成によれば、支持枠体の前支持部と後方突出支持部に吸引部の前部と後方突出部を嵌め込んで支持することができる。
・前記支持枠体の底部において、前記前支持部の左右の前端に起毛布または前輪がそれぞれ設けられると共に、前記後方突出支持部に左右方向の軸心を中心として回転自在な支持回転体が設けられてもよい。
この構成によれば、吸込口本体は底部における左右の起毛布または前輪と支持回転体とが主に床面に接触するため、吸込口本体の床面上での走行がスムーズとなる。
・前記支持回転体が、前記後方突出支持部の左右側に設けられた一対の後輪であってもよい。
この構成によれば、吸込口本体と直接または延長管を介して接続された起立状態の掃除機本体を支持枠体によって安定的に支持することができる。
・前記支持枠体の前記吸込口本体への着脱時に踏んで前記支持枠体を被清掃面上に押さえつけるための踏み板部が、前記支持枠体の前記前支持部の後端または前記後方突出支持部の後端に設けられてもよい。
この構成によれば、支持枠体の吸込口本体への着脱時に踏み板部を踏んで支持枠体を固定することができるため、着脱を迅速かつ容易に行うことができる。この際、使用者は掃除機本体を持って清掃するときの姿勢のままで踏み板部を容易に踏むことができる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:電気掃除機、 10:掃除機本体、 20:吸引装置、 21:電機部品収容部、 21a:空気導入口、 22:バッテリ保持部、 23:ハンドル部、 24:操作スイッチ部、 25:接続パイプ部、 25a:接続口、 25b:流出口、 26:電動送風機、 30:集塵装置、 31:集塵容器、 31g:流入口、 32:フィルタ部、 32a:カップ部、 32b:内筒部、 32c:カバー部、 32d:フィルタ本体、 40:バッテリ、 60:延長管、 60a:一端、 70:吸込口体、 71:吸込口本体、 72:吸引部、 72a:吸込口、 72b:底部、 72c:周囲部、 72d:上部、 72j:起毛布、 72x:筐体、 72xa:前部、 72xb:後方突出部、 72y:バンパー、 73:後部ローラ、 74:回転清掃体、 74a:軸部、 74b:ブラシ、 75:駆動モータ、 75a:出力軸、 76:動力伝達機構、 76a:プーリ、 76b:タイミングベルト、 77:関節部、 78:接続管部、 79:支持枠体、 79a:前支持部、 79aa:底部、 79ab:周壁部、 79ac:前端上部、 79ad:切欠き部、 79b:後方突出支持部、 79ba:支持板部、 79baa:踏み板部、 79bb:車輪保持部、 79bc:後輪、 79j:起毛布、 79q:開口部、 170:吸込口体、 179:支持枠体、 F:被清掃面、 P1:第1軸心、 P2:第2軸心、 P3:第3軸心、 P4:第4軸心

Claims (6)

  1. 被清掃面上を走行可能な吸込口本体と、前記吸込口本体に着脱可能に装着されて前記吸込口本体と共に被清掃面上を走行可能な支持枠体とを備え、
    前記吸込口本体は、左右方向に延びる吸込口を底部に有する吸引部と、前記吸引部に左右方向の軸心を中心として回動可能に結合した接続管部と、前記吸込口から外部へ露出するように前記吸引部に設けられた回転清掃体とを有し、
    前記接続管部は、前記吸込口本体に装着された前記支持枠体を被清掃面に載置した状態において、被清掃面に対して90°を超える角度で前記軸心を中心として回動可能であり、
    前記支持枠体は、前記吸込口本体との装着状態において、前記吸込口と前記回転清掃体とを被清掃面側へ露出させる開口部および吸込口本体の前端よりも前方へ突出する前端を有しており、
    前記回転清掃体は、前記支持枠体を装着していない前記吸込口本体を被清掃面に載置した状態および前記吸込口本体に装着された前記支持枠体を被清掃面に載置した状態において被清掃面と接触可能であり、
    前記吸込口本体に装着された前記支持枠体を被清掃面に載置したときに、前記接続管部に直接接続されたハンディ型の掃除機本体または延長管を介して接続されたスティック型の掃除機本体の被清掃面上での起立状態を維持可能に構成されたことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 前記吸引部は、前記吸込口を有する前部と、前記前部の左右方向の中間位置から前記接続管部の下を通って後方へ突出する後方突出部とを有し、
    前記支持枠体は、前記前部を支持する前支持部と、前記後方突出部を支持するように前記前支持部の左右方向の中間位置から後方へ突出する後方突出支持部とを有する請求項1に記載の吸込口体。
  3. 前記支持枠体の底部において、前記前支持部の左右の前端に起毛布または前輪がそれぞれ設けられると共に、前記後方突出支持部に左右方向の軸心を中心として回転自在な支持回転体が設けられている請求項2に記載の吸込口体。
  4. 前記支持回転体が、前記後方突出支持部の左右側に設けられた一対の後輪である請求項3に記載の吸込口体。
  5. 前記支持枠体の前記吸込口本体への着脱時に踏んで前記支持枠体を被清掃面上に押さえつけるための踏み板部が、前記支持枠体の前記前支持部の後端または前記後方突出支持部の後端に設けられている請求項2~4のいずれか1つに記載の吸込口体。
  6. ダストを吸引する吸引装置および吸引したダストを捕捉する集塵装置を有する掃除機本体と、前記掃除機本体に直接または延長管を介して接続される請求項1~5のいずれか1つに記載の吸込口体とを備えた電気掃除機。
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