JP7466626B2 - 飲料調合器 - Google Patents

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Description

本発明は、家電製品の技術分野に関するものであり、特に飲料調合器に関する。
社会の進歩と科学と技術との発展に伴い、家庭用電気製品は生活に欠かせないツールになっている。特に、電気ケトルと健康ケトルのような飲料調合器は、人々の生活の中で広く使用されており、人々の生活の質を向上させ人々の生活を容易にすることができる。健康ケトルの使用を例にとると、人々がお茶を楽しんで飲むことを可能にするためにお茶を調理または抽出する際に、お茶から茶葉を分離することを容易にするための装置としての、ろ過カップは、健康ケトルの重要な構成要素である。
既存の健康ケトルのろ過カップは、お茶から茶葉を便利に分離することができる一方で、既存の健康ケトルは、個人の味覚の好みに応じて、抽出されたお茶の濃さを調整することができない。抽出されたお茶の濃さを制御するために予め設定した時間にろ過カップが取り出されることができるとしても、ろ過カップのカップ本体の温度が比較的高いため、手で扱うには不便である。同時に、取り出されたろ過カップの上の水滴は、カウンタートップのような支持台を簡単に汚すことがある。デザインの不適切さと、実用性の低さと、の問題が存在する。
本発明の目的は、従来技術の飲料調合器は、飲料を調理または抽出する際に、便利かつ衛生的に飲料の濃さを調整することができないという技術的課題を解決するための飲料調合器を提供することである。
本発明の実施形態は飲料調合器を提供し、飲料調合器は、容器本体と、容器本体の開口を覆う容器カバーとを備え、
ろ過カップと、
ろ過カップに設けられた浮力発生手段と、
ろ過カップに連結され、容器カバーに摺動可能に接続された接続部材とをさらに備え、
浮力発生手段は、ろ過カップが容器本体内に収容された液体中に浸漬される第1の位置と、ろ過カップが液体の表面上に配置された第2の位置との間で移動できるように構成されることを特徴とする。
上述の飲料調合器では、ろ過カップが第1の位置と第2の位置との間を移動できるような浮力発生手段を備えるため、飲料調製物質(茶葉のような、茯苓、枸杞子、桔梗、など)を収容するろ過カップを、ろ過カップが入っている容器の中の液体に浸漬したり、液体の表面に浮かべたりするような、制御をすることが、必要に応じてでき、飲料調製物質を液体に浸漬する時間を調整することで、飲料の濃さを便利に調整するという目的を達成できる。加えて、ろ過カップによって運ばれた液体は容器本体の中に後退することにより、ろ過カップの上の液体が、取り出されたとしても、カウンタートップを汚すことと、清潔さに影響を与えることと、を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態によれば、浮力発生手段は、剛体構造の浮遊部材である。本願において、「剛体構造の浮遊部材」とは、液体(一般的には水)の表面に自ら浮遊することが可能な、一定の体積を有する物体を意味し、例えば、立方体、立方体、半球体、球体などの形状を有する中実または中空のプラスチック部材または発泡部材などが挙げられる。
浮力発生手段が剛体構造の浮遊部材である場合には、飲料調合器は有利にはさらに、接続部材に対応する態様で設けられ、容器カバーに移動可能に接続されたロックアセンブリを備える。ロックアセンブリは、第1の状態では、ろ過カップが浮遊部材の浮力に打ち勝って第1の位置に維持されるように、位置を制限する態様で接続部材と協働し、第2の状態では、ろ過カップが浮遊部材の浮力の影響を受けて第2の位置にあるように位置を制限する接続部材との協働から外れるように構成される。
いくつかの実施形態によると、ロックアセンブリは、容器カバーの内側に摺動可能に接続されたロック部材から構成される。
第1の状態では、ロック部材は位置を制限する態様で接続部材と協働する、および
第2の状態では、ロック部材は位置を制限する接続部材との協働から外れる。
有利には、ロック部材は中空スロットを設けられ、接続部材は中空スロットを通過して容器カバーと摺動可能に連結され、接続部を設けられる。
第1の状態では、中空スロットのスロット壁は位置を制限する態様で接続部と協働する、および
第2の状態では、接続部が対応する協働しているスロット壁から外れることで、位置を制限する協働から免れ、接続部材は中空スロットに対して相対的に移動することが可能になる。
有利には、ロックアセンブリは、さらに、
第1の弾性復帰部材と
ロック部材に連結された第1の固定アーム、および、
容器カバーの内側に設けられた第2の固定アーム、を備える。
第1弾性復帰部材は第1固定アームと第2固定アームとの間に設けられる。
いくつかの実施形態によれば、飲料調合器は、さらに以下を備える。
飲料調合器の容器カバーに設けられ、ロックアセンブリを駆動して第1の状態から第2の状態に切り替えるように構成された駆動部材を備える。
いくつかの実施形態によれば、駆動部材は、以下のように構成される。
容器カバーの外側に露出する押圧部と、
容器カバーに摺動可能に接続され、押圧部に連結された駆動部と、を備え、
ロック部材は、接続部材から離れる方向を向くように設けられた斜面を有し、駆動部が斜面当たって接する位置に移動する際、駆動部はロック部材を駆動して第1の状態から第2の状態に切り替える。
いくつかの実施形態によれば、飲料調合器は、飲料調合器の保持ハンドルの内側に設けられたロックアセンブリを駆動して第1の状態から第2の状態に切り替えるように構成された駆動部材をさらに備える。
有利には、浮遊部材は、ろ過カップの底部に設けられ、円弧状の構造である。
いくつかの実施形態によれば、浮力発生手段は、膨張式エアバッグである。本願において、「膨張式エアバッグ」とは、空気を充填することができ、充填された空気の量に応じて体積が変化する柔軟な物体を意味する。
浮力発生手段が膨張可能なエアバッグである場合、本発明の実施形態によって提供される飲料調合器は、有利にはさらに
エアバッグに連結され、エアバッグに空気を充填することが可能な空気充填アセンブリを備え、
エアバッグは、第1の状態ではエアバッグの浮力によりろ過カップが第2の位置に位置するように空気が充填され、第2の状態ではろ過カップが自身の重力の影響を受けて第1の位置に位置するように空気の少なくとも一部を排出するように構成されている。
いくつかの実施形態によると、空気充填アセンブリは、
容器カバーに設けられた空気充填部材を備える。
空気供給管を通して空気充填部材はエアバッグに連結される、
いくつかの実施形態によれば、空気充填部材は、容器カバーの内側に設けられた空気充填ポンプである。
いくつかの実施形態によれば、空気充填部材は、空気供給管を介してエアバッグと連通している空気充填バルーンである。
有利には、エアバッグは、ろ過カップの底部に設けられており、エアバッグは、空気が充填された後、円弧状の構造となる。
有利には、飲料調合器は、容器カバーに設けられ、接続部材と容器カバーとの間の隙間を封止する封止部材をさらに備える。
有利には、ろ過カップは、以下を備える。
カップ本体;および
カップ本体を覆い、接続部材に連結された上蓋と、を備える。
本発明または先行技術の特定の実現態様における技術的解決策をより明確に説明するために、特定の実現態様または先行技術を説明する際に使用する必要のある添付図面を以下に簡単に説明する。明らかに、以下で説明する添付図面は、本発明の実現のいくつかの態様に過ぎない。当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの添付図面に基づいて他の図面を得ることができる。
本発明の一実施形態によって提供されるお茶抽出容器の、そのろ過カップが水に浸漬している際の概略構造図である。 図1のろ過カップが水の表面に浮かんでいる際の概略構造図である。 図1における詳細Iの拡大図である。 本発明の一実施形態によって提供されるロック部材が接続部材をロックする際の概略構造図である。 本発明の一実施形態によって提供されるロック部材がロック解除された際の概略構造図である。 本発明の他の実施形態によって提供される他のお茶抽出容器の概略構造図である。 本発明の他の実施形態によって提供されるお茶抽出容器の、そのろ過カップが水に浸漬されている際の概略構造図である。 図7のろ過カップが水の表面に浮かんでいる際の概略構造図である。 本発明の一実施形態によって提供される、空気供給管が接続部材の外側に配置された際の概略構造図である。 本発明の他の実施形態によって提供される他のお茶抽出容器の概略構造図である。 図10における詳細Iの拡大図である。
発明の詳細な説明
本発明の技術的解決策は、添付の図面を参照して以下に明確かつ完全に説明される。もちろん、説明した実施形態は、本発明の実施形態の一部であって、すべてではない。本発明の実施形態に基づいて、当業者が創造的な労力をかけずに得た他のすべての実施形態は、本発明の保護の範囲に入る。
本発明の説明において、「内」や「外」などの位置関係や方向関係を示す用語は、添付の図面に示されている内容に基づく位置関係や方向関係を意味することを理解すべきである。これらの用語は、単に本発明を説明するために使用されており、説明を簡単にするために使用されており、関係する装置や要素が特定の位置/方向を持たなければならないことや、特定の位置/方向に従って構成され、動作しなければならないことを示したり、示唆したりするものではない。したがって、これらは本発明を限定するものとして理解すべきではない。
本発明の説明では、特に明示的に定義・提供されていない限り、「取り付けられた」、「連結された」、「接続された」などの用語は、一般的に理解されるべきであることに留意すべきである。例えば、固定された接続であっても、着脱可能な接続であっても、一体的な接続であっても、機械的な接続であっても、電気的な接続であっても、直接的な接続であっても、中間媒体を介した接続であっても、2つの要素の間の内部通信であってもよい。当業者にとって、本発明における上述の用語の具体的な意味は、文脈に基づいて理解することができる。
図1から図11は、本発明のいくつかの実施形態による飲料調合器を示す。それらの実施形態では、飲料調合器は、お茶抽出容器である。お茶抽出容器は、液体の加熱、および、お茶の抽出または調理を実現することができる、健康ケトル、電気ケトル、または通常のお茶抽出用ケトルなどの物品であり得る。本明細書では、お茶の抽出又は調理を実現できるものであれば、お茶抽出容器を特に限定しない。加えて、ここで理解すべきは、お茶抽出容器は、茯苓、枸杞子、桔梗などの浸漬によって調製された飲料のような、他の飲料を調製するために使用することができることである。
図1から図11に示された実施形態では、お茶抽出容器は、容器本体1と容器本体1の開口を覆う容器カバー2とを備える。さらに、お茶抽出容器は、ろ過カップ3と、ろ過カップ3に設けられた浮力発生手段と、ろ過カップ3に連結され、容器カバー2に摺動可能に連結された接続部材4とを備える。浮力発生手段は、ろ過カップ3を、ろ過カップ3が容器本体1に収容された液体に浸漬される第1の位置と、ろ過カップ3が液体の表面よりも上に配置される第2の位置との間で移動できるように構成される。
図1から図6に示された実施形態では、浮力発生手段は、剛性構造の浮遊部材6であり、お茶抽出容器は、接続部材4に対応する態様で設けられ、容器カバー2に移動可能に接続されたロックアセンブリ5をさらに備える。具体的には、ロックアセンブリ5は、第1の状態では、ろ過カップ3が浮遊部材6の浮力に打ち勝って液体中に浸漬されるように位置を制限する態様で接続部材4と協働し、第2の状態では、ろ過カップ3が浮遊部材6の浮力の影響を受けて液体の表面よりも上に配置されるように、位置を制限する、接続部材4との協働から外れるように設けられる。お茶の抽出または調理の際には、茶葉を収容するろ過カップ3を容器本体1の内側に配置し、ロックアセンブリ5を第1の状態に調整して、ロックアセンブリ5と接続部材4とが互いに位置を制限する態様で協働するようにする。換言すると、接続部材4は、ロックアセンブリ5の制約の下、容器カバー2に対して相対的に移動することができない。このとき、ろ過カップ3は、浮遊部材6の浮力に打ち勝ち、液体に浸漬される。お茶の抽出または調理の予め設定された時間に達すると、ロックアセンブリ5は第2の状態に調整される。ロックアセンブリ5は、第2の状態の際、位置を制限する協働から免れるように、接続部材4から外れる。換言すると、接続部材4は、ロックアセンブリ5の制約から外れ、容器カバー2に対して相対的に動くことができる。このとき、ろ過カップ3は、浮遊部材6によって生み出された浮力の影響を受けて容器カバー2に向かって移動し、最終的には液体の表面よりも上にあるため、ろ過カップ3内の茶葉が容器本体1の内側の液体に接触することを抑制し、その結果、抽出または調理したお茶の濃さを調整するという目的を達成することができる。本実施形態では、容器本体1内の水温がお茶の抽出または調理の予め設定した温度に達していない際、ロックアセンブリ5は、浮遊部材6によって生み出された浮力の下でろ過カップ3が液体の表面に浮かんでいる第2の状態に最初に設定することもできる。容器本体1内の水温がお茶の抽出または調理の予め設定した温度に達すると、ろ過カップ3が液体に浸漬される。そのとき、ロックアセンブリ5は第1の状態に調整される。接続部材4は、ロックアセンブリ5の制約の下、容器カバー2に対して相対的に移動することができないので、ろ過カップ3は、浮遊部材6の浮力に打ち勝って、液体の中に浸漬されたままとなり、お茶の抽出または調理の最良のタイミングを確保し、お茶の抽出または調理の質を向上させることができる。加えて、浮上したろ過カップ3は、まだ容器本体1の内側にあり、取り出す必要がないため、ろ過カップ3によって運ばれた液体は、容器本体1の中に後退することになるので、ろ過カップ3の上の液体がカウンタートップを汚し、清潔さに影響を与えることを抑制することができる。
ここで注意すべきは、「第1の状態」とは、ロックアセンブリ5が接続部材4をロックしている状態を指すということである。この状態では、接続部材4は、容器カバー2に対して相対的に移動することができない。「第2の状態」とは、ロックアセンブリ5が接続部材4をロック解除している状態を指す。この状態では、接続部材4は、容器カバー2に対して相対的に移動できる。
本実施形態では、浮遊部材6は、一定の体積を有し、中実または中空のプラスチック部材または泡の部材のような、自らによって液体(一般的には水)の表面に浮遊することが可能な物体であり、直方体、立方体、半球体、球体など形状を有し、接着、溶接、またはボルトを介した固定のような様々な手段によってろ過カップ3に接続されることができる。本明細書では、浮遊部材6をろ過カップ3に固定することが達成される限り、浮遊部材6とろ過カップ3との間の接続手段を特に限定しない。
浮遊部材6が、茶葉を収容するろ過カップ3が液体の表面に浮かび上がるのに十分な浮力を発生させることを可能にするために、図1から図6に示された実施形態では、浮遊部材6は、最大の変位を達成することができる円弧状の構造になっている。同時に、お茶のろ過とろ過カップ3の変位効果とに影響を与えないように、浮遊部材6はろ過カップ3の底部に設けられる。理解すべきことは、浮遊部材6は他の形態と構成とを持つこともでき、ろ過カップ3の任意の位置に設けることができるということである。例えば、長方形の空洞を有し、ろ過カップ3の側壁に設けられる構造にすることができる。
容器カバー2を開口して容器本体1の中に水を加えることを容易にするために、図1から図6に示されたような実施形態では、お茶抽出容器は、容器カバー2の外側端面を覆い、接続部材4に連結された持ち上げハンドル9をさらに備え、ロックアセンブリ5が接続部材4をロックする第1の状態である際、持ち上げハンドル9が接続部材4に接続され、接続部材4が容器カバー2に対して相対的に移動できないため、ユーザは持ち上げハンドル9の部材によって容器カバー2を便利に開くことができる。加えて、持ち上げハンドル9が容器カバー2の外側端面を直接覆っているため、すなわち、持ち上げハンドル9と容器カバー2との間に固定部材または連結媒体(固定用接着剤など)が設けられていないので、ロックアセンブリ5が接続部材4に対する制約を解除した第2の状態にあるとき、接続部材4は容器カバー2に対して滑らかに移動することができる。
ロックアセンブリ5は、容器カバー2に回転可能またはヒンジ接続可能なロック部材51を備える。図1から図6に示された実施形態では、ロック部材51は、容器カバー2の内側に摺動可能に接続されている。さらに、第1の状態では、ロック部材51は位置を制限する態様で接続部材4と協働して、ろ過カップ3が浮遊部材6の浮力に打ち勝って液面の表面より低く配置されるようになっている。第2の状態では、ロック部材51は位置を制限する接続部材4との協働から外れ、ろ過カップ3は、浮遊部材6の浮力の影響を受けて、液体の表面よりも上に配置されるようになっている。
図6に示されたように、ロック部材51は、容器カバー2の外部に露出する部分を設けられることができ、ロック解除動作を行うために使用されることができる。この部分は、摺動可能に容器カバー2と協働する。ユーザは、その部分を押すことによって、ロック部材51を第1の状態から第2の状態に切り替える。設計手順を簡素化するため、容器カバー2にスライドトラックを設計することを避けるため、および、生産および製造を容易にするために、お茶抽出容器は、さらに駆動部材7を備える。図6に示された実施形態では、駆動部材7は、お茶抽出容器の保持ハンドル11の内側に設けられ、ロックアセンブリ5を駆動して第1の状態から第2の状態に切り替えるように構成されている。別々に設計された駆動部材7とロックアセンブリ51とは、製造が簡易であり、スライドトラックの設計を考慮する必要はない。
図1から図3に示された実施形態では、駆動部材7は、容器カバー2に設けられる。このような設計は、駆動部材7が保持ハンドル11に設けられる設計によるものと同じ利点を有しており、その利点はここでは繰り返さない。
図3に示されたように、駆動部材7は、ユーザによって手動で動作されることができる。具体的には、駆動部材7は、容器カバー2の外側に露出した押圧部71と、容器カバー2に摺動可能に接続され、押圧部71に連結された駆動部72と、を備える。ロック部材51は、接続部材4から離れる方向を向くように設けられた斜面512を有し、駆動部72が斜面512に当たって接する位置に移動する際、ロック部材51は第1の状態から第2の状態に切り替えるように駆動されることができる。ロック部材51のロック解除動作が行われている際、ユーザは、押圧部71の部材によって駆動部72をロック部材51に向けて移動させることができる。駆動部72がロック部材51の斜面512に当たって接する位置に移動する際、駆動部72は、接続部材4の制約を外すように、第1の状態から第2の状態に切り替えるようにロック部材51を駆動することができる。
さらに、手動で駆動部材7を押すことによって、ロック部材51のロック解除を達成した後、その後の動作をさらに容易にし、駆動部材7の位置復元を容易にするために、容器カバー2の外側端面と押圧部71との間に第2の弾性復帰部材を設けることができ、この第2の弾性復帰部材は、任意に円筒状のバネとすることができる。
図6に示されたように、本実施形態では、駆動部材7の他の設計構造も設けられる。具体的には、駆動部材7はマイクロシリンダであり、その出力端はロック部材51に対応する態様で設けられており、ロック部材51に接触して、第1の状態から第2の状態に切り替えるようにロック部材51を駆動することができる。マイクロシリンダの使用によって、ロック部材51の移動が達成され、接続部材4のそのような制約が解除されることで、より便利になり、省力化になる。
図1から図6に示されたように、ロック部材51は、次の動作を容易にするために、手動で初期位置に戻すことができる。このために、ロックアセンブリ5はさらに、第1の弾性復帰部材52と、ロック部材51に連結された第1の固定アーム53と、を備え、ここで、第2の固定アーム21は容器カバー2の内側に設けられており、第1の弾性復帰部材52は第1の固定アーム53と第2の固定アーム21との間に設けられる。ロック部材51が第1のロック状態から第2のロック解除状態に切り替わる際、第1の弾性復帰部材52は形を崩され、弾性力を発生する。浮遊部材6の浮力の影響を受けてろ過カップ3が液体の表面よりも上に配置される際、駆動部材7が解放され、ロック部材51は、第1の弾性復帰部材52によって発生された弾性力の影響を受けて初期位置に戻る。
第1の固定アーム53は、接着、スナップフィット、ねじのような様々な手段でロック部材51に連結されることができる。生産と製造とを容易にし、組立手順を簡素化するために、図4および図5に示されたように、第1の固定アーム53はロック部材51と一体的に形成されることができる。
第1の弾性復帰部材52は、任意にトーションバネまたは牛革の弾性バンドのような、良い弾性性能を有する部品とすることができる。第1の弾性復帰部材52が弾性を有することを確認しながら取り付けることを容易にするために、好ましくは、第1の弾性復帰部材52は、円筒形のバネである。
ロック部材51は、突出した構造とすることができる。接続部材4は、突出構造と位置を制限する態様で協働する固定スロットを設けられる。あるいは、ロック部材51が磁性部材であり、接続部材4が鉄製の部品である。本実施形態では、図4および図5に示されたように、ロック部材51の他の設計構造が設けられる。具体的には、ロック部材51は、接続部材4が通過して容器カバー2と摺動可能に連結される中空スロット511が設けられ、接続部材4には接続部41が設けられる。第1の状態では、中空スロット511の壁は、接続部41と位置を制限する態様で協働する。第2の状態では、接続部41は、位置を制限する協働から免れるようにその壁から外れて、接続部材4は、中空スロット511に対して相対的に移動する。この設計構造では、中空スロット511の壁と接続部41との間の位置を制限する協働を使用することによって、磁性部材が高温状況下で磁気を失いやすいという欠点を回避しつつ、接続部41との協働の領域を増やし、ロック後の接続部材4の安定性を向上させることができる。
図4および図5に示されたように、中空スロット511は、位置制限領域5111と、移動領域5112と、を備える。ろ過カップ3の移動方向に投影した際、接続部材4と位置制限領域5111の投影面積は、いずれも移動領域5112の投影面積よりも小さい。第1の状態では、位置制限領域5111の壁は接続部41にスナップフィットする。第2の状態では、位置制限領域5111の壁は位置を制限する協働から免れるように接続部41から外れて、接続部材4は移動領域5112の内側に配置される。本実施形態では、接続部41との位置を制限する協働を達成するために、領域の投影面積が徐々に減少することによる設計が使用され、そのような構造設計は適切であり、洗練されている。
位置制限領域5111は突出構造とすることができ、接続部41は突出構造と位置を制限する態様で協働する貫通溝構造とすることもできる。位置制限領域5111と接続部41との接触面積を増やして、ロック部材51が接続部材4をロックする際の安定性を確保するために、図4および図5に示されたような実施形態では、接続部41は、接続部材4の表面の周方向の凹部によって形成された環状のスロット構造であり、位置制限領域5111のスロット壁は円弧状の構造である。
さらに、位置制限領域5111のスロット壁の円弧長は、接続部41の外周の1/2から3/4である。任意に、位置制限領域5111のスロット壁の円弧長は、接続部41の外周の1/2とすることができる。位置制限領域5111のスロット壁の円弧長は、接続部41の外周の3/5とすることもできる。好ましくは、ロック部材51が接続部材4をロックする際の安定性を確保するために、位置制限領域5111のスロット壁の円弧長さは、接続部41の外周の3/4である。
図7から図11に示された実施形態では、浮力発生手段は膨張式のエアバッグ6Aであり、お茶抽出容器は、エアバッグ6Aに空気を充填可能な空気充填アセンブリ5Aをさらに備える。空気充填アセンブリ5Aは、空気充填部材51Aと、空気供給管52Aと、を備える。空気充填部材51Aは、空気供給管52Aを通してエアバッグ6Aに連結される。空気供給管52の手段によって、空気充填部材51は、エアバッグ6に空気をより便利に充填することができる。空気充填部材51Aの組み立てを容易にするために、好ましくは、空気充填部材51Aは、容器カバー2に設けられる。しかし、理解すべきは、空気充填部材51Aは、保持ハンドルに設けられるような、どこか別の適切な位置に設けられることもできることである。
上述のお茶抽出容器を使用してお茶を調理または抽出する際には、茶葉を収容するろ過カップ3が容器本体1の内側に位置され、エアバッグ6Aが第2の状態、すなわち、エアバッグ6A内の空気が完全に排出された状態であることが確認される。このとき、ろ過カップ3は、自身の重力下で液体の中に浸漬される。予め設定されたお茶の調理時間または抽出時間に達した際、空気充填部材51Aを通してエアバッグ6Aに空気が充填され、これによりエアバッグ6Aは第1の状態になる。このとき、ろ過カップ3は、エアバッグ6Aによって生み出された浮力の影響を受けて容器カバー2に向かって移動し、最終的には液体の表面よりも上に配置されるため、ろ過カップ3の内側の茶葉が容器本体1の内側の液体と接触したままになることを抑制し、調理または抽出されたお茶の濃さを調整するという目的を達成することができる。容器本体1の内側の水温が予め設定されたお茶の抽出温度または調理温度に達していない際、エアバッグ6Aは、予め空気充填アセンブリ5の手段によって空気を充填されることができ、これによりエアバッグ6Aは、ろ過カップ3がエアバッグ6Aによって生み出された浮力の影響を受けて液面の表面よりも上に浮かぶようにし、第1の状態になることもできる。容器本体1内の水温が予め設定されたお茶の調理温度または抽出温度に達した際、エアバッグ6Aが第2の状態に調整され、ろ過カップ3が自身の重力の下、液体の表面よりも下に浸漬されるので、お茶の調理又は抽出の最良のタイミングと、お茶の調理又は抽出の質の向上と、が確保される。加えて、浮上した後のろ過カップ3は、まだ容器本体1の内側に配置されており、取り出される必要がないため、ろ過カップ3によって運ばれた液体は、容器本体1の中に後退することになり、これにより、仮に取り出されたとしても、ろ過カップ3の上の液体がカウンタートップを汚し、清潔さに影響を与えることを抑制することができる。
ここで、注意すべきは、「第1の状態」とは、エアバッグ6Aに空気が充填された状態を意味することである。すなわち、エアバッグ6Aは、空気充填部材51Aの手段によって空気が充填され、これによりエアバッグ6Aによって生み出された浮力は、ろ過カップ3を液体の表面よりも上に浮かばせるのに十分である。そして、「第2の状態」とは、エアバッグ6Aが空気の少なくとも一部を排出して浮力を減少または排除するような状態を意味するので、ろ過カップ3は自身の重力の下、液体の中に浸漬されることができる。ろ過カップ3が速やかに液面よりも上に浮上または液体の中に浸漬されることができることを確保するために、好ましくは、第1の状態では、エアバッグ6Aに空気が完全に充填され、第2の状態では、エアバッグ6Aの内側から空気が完全に排出される。
ここでエアバッグ6Aは、空気を充填されることができ、充填された空気の量に応じて体積が変化する柔軟な物体である。それは接着またはファスナーとともに締めることのような手段でろ過カップ3に接続することができる。本明細書では、両者間の固定された接続が実現できる限り、エアバッグ6Aがカップ本体31に接続される手段を特に限定しない。
エアバッグ6Aが、茶殻を運ぶろ過カップ3が液体の表面よりも上に浮かぶための浮力を十分に生み出すことを確保するために、図7から図11に示されたような実施形態では、エアバッグ6Aは、空気を充填された後、エアバッグ6Aは、空気を充填した後、最大の変位を達成することが可能な円弧状の構造になっている。同時に、ろ過カップ3における、お茶のろ過と、変位効果と、に影響を与えないようにするため、エアバッグ6Aは、ろ過カップ3の底部に設けられる。理解すべきは、エアバッグ6Aは、空気が充填された後、他の形状および構成とすることができ、ろ過カップ3のどこかの位置に設けられることができることである。例えば、長方形の空洞を持つ構造で、ろ過カップ3の側壁に設けられることができる。
図7から図10に示されたように、容器カバー2は、容器本体1の開口を覆う。本実施形態では、持ち上げハンドル9は、容器本体1の外側端面を直接覆って接続部材4に連結されており、すなわち、持ち上げハンドル9と容器カバー2との間には、固定接続またはスナップフィット接続などの固定関係は存在しない。換言すると、持ち上げハンドル9は、容器カバー2の外側端面に直接位置する。お茶を調理する際、容器本体1の内側のお茶が沸騰してこぼれるような場合に、ユーザは、持ち上げハンドル9の手段によってろ過カップ3を持ち上げて、ろ過カップ3を液面よりも上に配置させることができるため、沸騰したお茶が腐敗し、カウンタートップを汚すことを抑制することができ、深刻な際、ユーザを火傷させうることを抑制することができる。
持ち上げハンドル9は、容器本体1の外側端面を直接覆うことができる。図11に示されたように、容器カバー2の外側端面は、環状突起部21Aが設けられ、持ち上げハンドル9は、環状スロット91が設けられる。接続部材4の移動方向に投影した際、環状突起部21Aの突起は、環状スロット91の突起内に配置される。互いに協働する環状突起部21Aと環状スロット91との使用によって、持ち上げハンドル9の揺れが抑制され、組み立て後の持ち上げハンドル9の安定性を確保することができる。同時に、このアプローチの下、持ち上げハンドル9と容器カバー2とは互いに一体構造のように見えるため、液体加熱容器の美観を向上させることができる。
ここで、注意すべきは、環状スロット91の内周面が、持ち上げハンドル9の上方への移動を制限する制限力を形成する環状突起部21Aの外周面と協働するように、持ち上げハンドル9が環状突起部21Aで容器カバー2を直接覆う場合であっても、制限力は、ろ過カップ3の正常な浮遊を確保するために、エアバッグ6Aの浮力よりも小さくてはならないということである。
図7から図9に示されたように、空気充填部材51Aは、空気充填を自動的に行うことができる。例えば、空気充填部材51Aは、空気充填ポンプとすることができる。本実施形態では、空気充填ポンプは、容器カバー2の内側に設けられる。空気供給管52Aの配備を容易にするために空気供給管52Aの外壁に含浸させることにより、お茶が美観に影響を与えることを抑制しながらも、空気供給管52Aは、接続部材4を接続部材4の移動方向に貫通し、空気充填ポンプは、空気供給管52Aを通してエアバッグ6Aに連結される。空気供給管52Aが接続部材4の内側を通してエアバッグ6Aに連結されることで、空気供給管52Aがお茶と接触することを抑制することができると同時に、お茶の清潔さも確保することができる。
本実施形態では、空気充填ポンプの正常な機能を確保するため、空気充填ポンプは、電力貯蔵手段によって電力供給されるか、または電源ソケットによって直接電力供給されることができる。空気充填ポンプが電力貯蔵手段によって電力供給される場合、電力貯蔵手段は、容器カバー2または保持ハンドルの内側に設けられることができる。空気充填ポンプによって電源ソケットから直接電力供給される場合、結合は、容器カバー2または保持ハンドルによって達成されることができる。
また、図10に示されたように、空気充填部材51Aは、手動で空気充填を行うこともできる。例えば、空気充填部材51Aは、容器カバー2に設けられた空気充填バルーンである。空気充填バルーンの固定を容易にしつつ、お茶抽出容器全体の美観を確保するために、空気充填用バルーンは持ち上げハンドル9に設けられる。同様に、空気供給管52Aの配備を容易にし、空気供給管52Aの外壁に茶葉が含浸して美観に影響を与えることを防止するために、空気供給管52Aは、接続部材4の移動方向に接続部材4と持ち上げハンドル9とを貫通し、空気充填バルーンは、空気供給管52Aを通してエアバッグ6Aと連通する。これは、空気供給管52Aがお茶と接触することを抑制すると同時に、お茶の清潔さを確保することもできる。
外装の埃や粒子のような異物が容器本体1に侵入することを抑制するために、図1から図11に示されたような実施形態では、お茶抽出容器は、容器カバー2に設けられ、接続部材4と容器カバー2との間の隙間を塞ぐ封止部材8をさらに備える。封止部材8は、シリコン、ゴム、ポリウレタンのような素材で作られることができる。封止部材8が良好な塑性変形特性と密封能力とを有することを確保するために、好ましくは、封止部材8はゴム素材で作られる。
お茶の抽出または調理の結果を確保するために、図1から図11に示されたような実施形態では、ろ過カップ3は、カップ本体31と、カップ本体31を覆い接続部材4に連結された上蓋32と、を備える。この設計構造により、ろ過カップ3は液体の中に完全に浸漬されることができ、液体の中に浸漬される際、ろ過カップ3の内側の茶葉がカップ本体31の外に浮遊してお茶のろ過結果に影響を与えることを抑制することができる。
ここで理解すべきは、上述の実施形態では、茶葉以外に、茯苓、枸杞子、および、桔梗のようなハーブ及び食品素材をろ過カップ3に収容することもできるが、ここでは網羅的に記載されていないことである。
最後に、以下のことに注意すべきである。上述の様々な実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するために使用されているだけであり、本発明を限定しない。本発明が上記の様々な実施形態を参照して詳細に説明されているにもかかわらず、当業者は以下のことを理解すべきである。上述の様々な実施形態に記載されている技術的解決策を依然として変更することができ、あるいはそれらの技術的特徴の一部または全部を等価的に置換することができる。しかし、それらの修正または同等の置き換えは、対応する技術的解決策の本質を、本発明の様々な実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱させない。
1 容器本体
2 容器カバー
3 ろ過カップ
4 接続部材
5 ロックアセンブリ
5A 空気充填アセンブリ
6 浮遊部材
6A エアバック
7 駆動部材
8 封止部材
9 持ち上げハンドル
11 保持ハンドル
21 第2の固定アーム
21A 環状突起部
31 カップ本体
32 上蓋
41 接続部
51 ロック部材
51A 空気充填部材
52 第1の弾性復帰部材
52A 空気供給管
53 第1の固定アーム
71 押圧部
72 駆動部
91 環状スロット
511 中空スロット
512 斜面
5111 位置制限領域
5112 移動領域

Claims (14)

  1. 容器本体(1)と、前記容器本体(1)の開口を覆う容器カバー(2)と、を備える飲料調製器であって、
    ろ過カップ(3)と、
    前記ろ過カップ(3)に設けられた浮力発生手段と、
    前記ろ過カップ(3)に連結され、前記容器カバー(2)と摺動可能に接続された接続部材(4)と、をさらに備え、
    前記浮力発生手段は、前記ろ過カップ(3)が前記容器本体(1)の内部に収容された液体中に浸漬される第1の位置と前記ろ過カップ(3)が液体の表面よりも上に配置される第2の位置との間を移動可能に構成され
    前記浮力発生手段は、剛体構造の浮遊部材(6)であり、
    前記接続部材(4)に対応する態様で設けられ、前記容器カバー(2)に移動可能に接続されたロックアセンブリ(5)をさらに備え、前記ロックアセンブリ(5)は、第1の状態にある際、前記ろ過カップ(3)が浮遊部材(6)の浮力に打ち勝って第1の位置に維持されるように位置を制限する態様で前記接続部材(4)と協働し、第2の状態にある際、前記ろ過カップ(3)が浮遊部材(6)の浮力の影響を受けて第2の位置にあるように位置を制限する前記接続部材(4)との協働から外れるように構成され、
    前記ロックアセンブリ(5)は、前記容器カバー(2)の内部に摺動可能に連結されたロック部材(51)を備え、
    前記第1の状態では、前記ロック部材(51)は、位置を制限する態様で前記接続部材(4)と協働し、そして、
    前記第2の状態では、前記ロック部材(51)は、位置を制限する前記接続部材(4)との協働から外れ、
    前記ロック部材(51)には、中空スロット(511)が設けられ、
    前記接続部材(4)は、前記中空スロット(511)を通過して摺動可能に前記容器カバー(2)に連結され、接続部(41)が設けられ、
    前記第1の状態では、前記中空スロット(511)のスロット壁は、位置を制限する態様で前記接続部(41)と協働し、そして、
    前記第2の状態では、前記接続部(41)は、位置を制限する協働から免れるように対応する協働しているスロット壁から外れ、
    前記接続部材(4)は、前記中空スロット(511)に対して相対的に移動することが可能である、ことを特徴とする飲料調製器。
  2. 前記ロックアセンブリ(5)は、さらに、
    第1の弾性復帰部材(52)と、
    前記ロック部材(51)に連結された第1の固定アーム(53)、および、
    前記容器カバー(2)の内側に設けられた第2の固定アーム(21)、を備え、
    前記第1の弾性復帰部材(52)は、前記第1の固定アーム(53)と前記第2の固定アーム(21)との間に設けられる、
    請求項に記載の飲料調製器。
  3. 前記容器カバー(2)に設けられ、前記ロックアセンブリ(5)を駆動して前記第1の状態から前記第2の状態に切り替えるように構成された駆動部材(7)、をさらに備える、請求項1または2に記載の飲料調製器。
  4. 前記駆動部材(7)は、
    前記容器カバー(2)の外側に露出する押圧部(71)、および、
    前記容器カバー(2)に摺動可能に接続され、前記押圧部(71)に連結される駆動部(72)、を備え、
    前記ロック部材(51)は、前記接続部材(4)から離れる方向に向くように設けられた斜面(512)を有し、前記駆動部(72)が前記斜面(512)に当たって接する位置に移動する際、前記駆動部(72)は、前記ロック部材(51)を駆動して前記第1の状態から前記第2の状態に切り替える、請求項に記載の飲料調製器。
  5. 飲料調製器の保持ハンドル(11)の内部に設けられ、飲料調製器の保持ハンドル(11)の内部に設けられ、前記ロックアセンブリ(5)を駆動して前記第1の状態から前記第2の状態に切り替えるように構成された駆動部材(7)、をさらに備える、請求項1または2に記載の飲料調製器。
  6. 前記浮遊部材(6)は、前記ろ過カップ(3)の底部に設けられ、円弧状の構造である、請求項1または2に記載の飲料調製器。
  7. 容器本体(1)と、前記容器本体(1)の開口を覆う容器カバー(2)と、を備える飲料調製器であって、
    ろ過カップ(3)と、
    前記ろ過カップ(3)に設けられた浮力発生手段と、
    前記ろ過カップ(3)に連結され、前記容器カバー(2)と摺動可能に接続された接続部材(4)と、をさらに備え、
    前記浮力発生手段は、前記ろ過カップ(3)が前記容器本体(1)の内部に収容された液体中に浸漬される第1の位置と前記ろ過カップ(3)が液体の表面よりも上に配置される第2の位置との間を移動可能に構成され、
    前記浮力発生手段は、膨張式のエアバッグ(6A)である飲料調製器。
  8. 前記エアバッグ(6A)に連結され、前記エアバッグに空気を充填することが可能な空気充填アセンブリ(5A)を、さらに備え、
    前記エアバッグ(6A)は、第1の状態では、前記ろ過カップ(3)が前記エアバッグ(6A)の浮力の影響を受けて前記第2の位置にあるように空気を充填されるように構成され、第2の状態では、前記ろ過カップ(3)が自身の重力の影響を受けて第1の位置にあるように、空気の少なくとも一部を排出するように構成されている、
    請求項に記載の飲料調製器。
  9. 空気充填アセンブリ(5A)は、
    前記容器カバー(2)に設けられた空気充填部材(51A)を、さらに備え、
    空気供給管(52A)を通して前記空気充填部材(51A)が前記エアバッグ(6A)に連結される、
    請求項に記載の飲料調製器。
  10. 前記空気充填部材(51A)は、前記容器カバー(2)の内部に設けられた空気充填ポンプである、請求項に記載の飲料調製器。
  11. 前記空気充填部材(51A)は、空気供給管(52)を通して前記エアバッグ(6A)と連通する空気充填バルーンである請求項に記載の飲料調製器。
  12. 前記エアバッグ(6A)は、前記ろ過カップ(3)の底部に設けられ、前記エアバッグ(6A)は、空気を充填された後、円弧状の構造である、請求項から11のいずれか1項に記載の飲料調製器。
  13. 前記容器カバー(2)に設けられ、前記接続部材(4)と前記容器カバー(2)との間の隙間を封止する封止部材(8)、をさらに備える、
    請求項1、2、および7から11のいずれか1項に記載の飲料調製器。
  14. 前記ろ過カップ(3)は、
    カップ本体(31)、および、
    前記カップ本体(31)を覆い、前記接続部材(4)に連結される上蓋(32)、を備える、請求項1、2、および7から11のいずれか1項に記載の飲料調製器。
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